(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下の図面を参照して非制限的な一部の実施形態を説明するが、同類の図面符号は、別に特定しない限り、種々の図面にわたって同類部分を示す。
本明細書全般にわたって、「1つの実施形態」又は「一実施形態」とは、その実施形態と関連して説明される特別な特性、構造又は特徴が、請求の対象の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味する。したがって、この明細書全般にわたって、複数の箇所に「1つの実施形態」又は「一実施形態」という表現があるとしても、必ずしも同じ実施形態を示すものではない。また、特別な特性、構造又は特徴が、1つ以上の実施形態と組み合わされることもできる。
【0006】
本明細書で言及する「メディアコンテンツ」は、音及び/又は視覚的イメージのような環境刺激を示す情報を含む信号及び/又はデータに関するものである。ここで、「メディアコンテンツ」、「メディアコンテンツ信号」及び「メディアコンテンツデータ」は、全般にわたって、相互交替可能に使われる。1つの特定の実施形態において、例えば、メディアコンテンツ信号は、所定の形式によってエンコードされた信号を含むことができる。例えば、メディアコンテンツ信号は、オーディオ、ビデオ、テキスト、停止画像及び/又は他のデータを表すエンコードされた信号を含むことができる。しかし、これらは、メディアコンテンツ信号の単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0007】
一実施形態によれば、メディアコンテンツは、1つ以上の装置に、前記メディアコンテンツでエンコードされた情報に少なくとも部分的に基づいて「プレゼンテーション」を「レンダリング」させる、特定の形式にエンコードされることができる。前記プレゼンテーションは、例えば、前記メディアコンテンツ信号でエンコードされた情報に少なくとも部分的に基づいて生成されたイメージ、音、他の知覚可能な環境動き及び/又はそれらの組み合わせを含むことができる。一部の実施形態において、メディアコンテンツは、視聴者又は聴取者により受動的に受け入れられるプレゼンテーションをレンダリングするのに使用できる情報を含むこともできる。しかし、メディアコンテンツは、プレゼンテーションのレンダリングがユーザ及び/又は参加者からの入力に依存したり、影響され得る「インタラクティブメディアコンテンツ」を含むことができる。前記インタラクティブメディアコンテンツは、例えば、インタラクティブゲームを含むことができる。しかし、これらは、メディアコンテンツ信号に少なくとも部分的に基づいてレンダリングできるプレゼンテーションの単なる実施例であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0008】
一実施形態によれば、メディアコンテンツセグメントは、「連続的」であり得、そのような連続メディアコンテンツセグメントに基づくプレゼンテーションのレンダリングは、単一の連続プレゼンテーションを提供する。前記単一の連続プレゼンテーションは、ある期間にわたるプレゼンテーションを含むことができ、このとき、その期間にわたって与えられる情報は相互関連する。ここで、ある期間にわたって与えられた単一の連続プレゼンテーション内の前記情報は、例えば、主題、共通製作源(例えば、ニュースプログラム情報の抽象的な集団)、楽譜、プロットライン、イベント、競争的試合又はゲームに基づいて相互関連し得る。しかし、これらは、単一の連続プレゼンテーションで期間にわたって与えられた情報が、どのように相互関連するかに関する単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0009】
連続メディアコンテンツセグメントからレンダリングされた単一の連続プレゼンテーションは、例えば、テレビ放送セグメントとしての30分放送量の1つのシットコムエピソード、ラジオ放送で再生される1曲の歌、又は1本の全編映画を含むことができる。しかし、これらは、連続メディアコンテンツセグメントからレンダリングできる単一の連続プレゼンテーションの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。単一の連続プレゼンテーションに関するこれらの特定の実施例において、期間にわたって与えられた情報は、上記のように相互関連する。一方、バスケットボール試合のような第1スポーツ競技、及び野球試合のような後続の第2スポーツ競技のプレゼンテーションをレンダリングするためのメディアコンテンツセグメントは、関連情報の前記単一の連続プレゼンテーションを提供しない。ここで、第1セグメントのバスケットボール試合の前記プレゼンテーションは、第2セグメントの野球試合のプレゼンテーションと相互関連しない。
【0010】
また、全体のメディアコンテンツセグメントよりも少ないメディアコンテンツの一部に少なくとも部分的に基づくプレゼンテーションのレンダリングは、完全なプレゼンテーションを提供し得ないという点で、メディアコンテンツセグメントは、「アトミック」であり得る。特定の実施例において、大学フットボール試合の4つのクォーターを予め記録することは、アトミックなメディアコンテンツセグメントを含むことができる。4番目のクォーターではなく、その前の3つのクォーターのみに基づくプレゼンテーションのレンダリングは、完全なプレゼンテーションを提供しない。他の実施例として、90分放映量の全編映画を記録することは、最初の60分放映量のみに対するプレゼンテーションのレンダリングが完全なプレゼンテーションを提供しないという点で、アトミックなメディアコンテンツセグメントを構成する。しかし、これらは、アトミックなメディアコンテンツセグメントの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0011】
他の実施例として、60分放送量のテレビ放送メディアコンテンツセグメントは、30分放送量のシットコムエピソードと、その後に続く30分放送量のニュースプログラムを含むことができる。ここで、60分放送量のテレビ放送セグメントが連続的及びアトミックではない可能性があるが、60分放送量内の30分放送量のプログラムは、それぞれ個別に連続的及びアトミックのメディアコンテンツセグメントを構成する可能性がある。しかし、これらは、アトミックの及び連続的なメディアコンテンツセグメントの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0012】
本明細書で言及する「ユーザ」は、識別子を含む個人及び/又は団体であって、リソースを受信及び/又は採用することができる。請求の対象はこれに限定されないが、特定の一実施形態において、ユーザは、コンピューティングプラットフォームにホスティングされるアプリケーションと相互作用できる個人であり得る。他の実施形態として、ユーザは、メディアコンテンツからレンダリングされるプレゼンテーションを経験することができる個人でもあり得る。しかし、これらは、ユーザの単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0013】
一実施形態によれば、ユーザは、メディアコンテンツの一部への「アクセス」を有したり取得たりして、メディアコンテンツと関連する任意の特定機能を行うことができる。特別な実施形態として、前記アクセスは、メディアコンテンツを検索、操作、編集、記憶、受信及び/又は伝送し、及び/又は、例えば、コンピューティングプラットフォームを使用するメディアコンテンツに少なくとも部分的に基づいて、プレゼンテーションをレンダリングするなどの特定機能を行うユーザの能力を含むことができる。しかし、これらは、ユーザが取得したアクセスと関連し得るメディアコンテンツに関する特定機能の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。文脈によっては、前記アクセスは、これらの機能のうち、他のものへのアクセスとは関係なく、特定の1つ以上のこれらの機能と関連して定義できる。したがって、ユーザは、メディアコンテンツを検索及び/又は編集する機能を必ずしも持たなくても、メディアコンテンツに少なくとも部分的に基づいてプレゼンテーションをレンダリングする機能を取得することで、メディアコンテンツへの「アクセス」を取得することができる。他の文脈において、メディアコンテンツへの「アクセス」は、上記特定機能のうち1つを行う行動を意味することがある。しかし、これらは、ユーザがメディアコンテンツにアクセスし得る方法の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0014】
放送局は、米国内の視聴者に数十年間、地域ラジオ周波数リンクを介して、そして、近来には、ケーブル、無線リンク及び衛星リンクを介して、視聴覚コンテンツを配信してきた。そのような伝統的な配信方法を用いて、伝統的に、放送局は、プログラム途中の予定されている間に、スポンサーのための広告を提供することで、スポンサーから収益を得てきた。伝統的なテレビ放送において、例えば、商業的スポットは、30分放送量のプログラムセグメントの間中に組み入れることができる。商業的スポットは、ラジオ放送の間中にも同様に予定される。
【0015】
インターネット技術の進歩は、商業テレビ又はラジオのような伝統的な放送チャネルを介して配信するように留保されてきたデジタルメディアコンテンツの配信を可能にした。アイチューンズのような一部のオンラインコンテンツ配信者は、広告収益の代わりに、例えば、メディアコンテンツを記憶装置にダウンロードしたり記憶したりすることで、ユーザが、メディアコンテンツにアクセスする機能に対して料金を支払うメカニズムを確立した。以後に、ユーザは、記憶したメディアコンテンツに基づいてプレゼンテーションを再生及び/又はレンダリングすることができる。例えば、ユーザは、ダウンロードしたメディアコンテンツを再生するために、ユーザがアクセス可能な大容量の記憶装置に記憶するデジタルメディアコンテンツを配信者のウェブサイトからダウンロードするための支払いに用いられるクレジットカード情報を提供することで、オンライン配信者と契約することができる。しかし、前記方法は、煩わしくて扱いにくく、ユーザが個人のクレジットカード情報をオンラインコンテンツ配信者に提供することに依存する。
【0016】
ユーザが、メディアコンテンツのダウンロードのために支払う他の方法は、ダウンロードしたメディアコンテンツの選択されたセグメントに、スポンサーからの聴覚的及び/又は視覚的広告を挿入することを含むことができる。したがって、オンライン配信者は、ダウンロードされたコンテンツ上の広告スポットに対して、スポンサーから広告収益を得ることができる。ダウンロードされたコンテンツが通常デジタル形式で扱いやすい(例えば、デジタルメディアプレーヤー又はデジタル編集の早送り特性を用いること)と仮定すれば、オンライン配信者は、ユーザが実際に広告スポットを見たり聞いたりすることを確信できないので、スポンサーは、前記広告スポットが魅力的あるいは価値のあるものと認めることができない。
【0017】
請求の対象はこれに限定されないが、一実施形態によれば、インターネットからダウンロードしたメディアコンテンツは、ユーザの所望するプレゼンテーションの一部セグメントと、メディアコンテンツ配信者及び/又はスポンサーによって要求されるユーザへのプレゼンテーションの他のセグメントとを含むことができる。ここで、特定の実施形態として、ユーザが所望する一部メディアコンテンツのプレゼンテーション及び/又はそこへのアクセスは、配信者及び/又はスポンサーが要求する通り、ユーザへの他のメディアコンテンツセグメントのプレゼンテーションで調整できる。したがって、メディアコンテンツ配信者は、特定のメディアコンテンツにアクセスする個人が特定のコンテンツ(例えば、広告)に晒される可能性があるという点を、広告スポンサーに確信させることができる。
【0018】
ここで言及する「命令」は、1つ以上の論理演算を示す表現に関する。例えば、命令は、1つ以上のデータオブジェクトに対して1つ以上の演算を行う機械によって解析可能なため、「機械可読」なものであり得る。しかし、これは、命令の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。他の実施例において、ここで言及する命令は、エンコードされたコマンドからなるコマンドセットを有するプロセス回路によって行われ得るエンコードされたコマンドに関するものであり得る。前記命令は、プロセス回路によって理解できる機械語の形態にエンコードできる。しかし、これらは、命令の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0019】
ここで言及する「記憶媒体」は、1つ以上の機械によって認識可能な表現を管理できる媒体に関する。例えば、記憶媒体は、機械可読命令及び/又は情報を記憶する1つ以上の記憶装置を含むことができる。前記記憶装置は、例えば、磁気、光学又は半導体の記憶媒体を含む多様な媒体のいずれか1つを含むことができる。しかし、これらは、記憶媒体の単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0020】
別に特定しない限り、後記することから明らかになるように、この明細書全般にわたって、「プロセス」、「コンピューティング」、「計算」、「選択」、「形成」、「イネーブル」、「禁止」、「レンダリング」、「ダウンロード」、「識別」、「初期化」、「クエリー」、「取得」、「ホスティング」、「管理」、「表現」、「修正」、「受信」、「伝送」、「決定」などのような用語を用いる掲示は、コンピュータ又は類似の電子計算装置のようなコンピューティングプラットフォームによって行うことができ、コンピューティングプラットフォームのプロセッサ、メモリ、レジスタ、及び/又は他の情報記憶、伝送、受信及び/又は表示装置内で、物理電子及び/又は磁気量、及び/又は他の物理量として表されるデータを調整及び/又は変形する動作及び/又はプロセスを示す。前記動作及び/又はプロセスは、記憶媒体に記憶されている機械可読命令の制御下でコンピューティングプラットフォームによって行うことができる。また、別に特定しない限り、フローチャートなどを参照してここで説明するプロセスも、前記コンピューティングプラットフォームによって全体的に又は部分的に実行及び/又は制御できる。
【0021】
ここで言及する「コンピュータプログラム」は、実行時、コンピューティングプラットフォーム及び/又は機械を所定の方式で動作させる命令の組織化されたリストに関する。ここで、例えば、コンピュータプログラムは、コンピューティングプラットフォームによって実行可能で、1つ以上の所望する作業を行う機械可読命令を含むことができる。請求の対象はこれらに限定されないが、特定の一実施形態において、コンピュータプログラムは、そのプログラムの実行が、入力に少なくとも部分的に基づく出力を提供し得るように、入力及び出力を定義することができる。しかし、これらは、コンピュータプログラムの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0022】
一実施形態によれば、コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムの統合された部分として実行可能な命令を含む1つ以上の「ソフトウェア構成要素」を含むことができる。ここで、例えば、コンピュータプログラムは、そのコンピュータプログラムの関連機能を行うために、個々に作られた多重のソフトウェア構成要素を含むことができる。また、機能するコンピュータプログラムを提供するために、異なる構成要素を統合することができる。しかし、これらは、コンピュータプログラムの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0023】
ここで言及する「アプリケーション」は、所望する結果及び/又は動作を提供することができるコンピュータプログラム又はコンピュータプログラムのグループに関する。例えば、特定の実施形態において、前記アプリケーションは、ユーザにサービス及び/又はリソースを提供することに関連して作業を行う1つ以上のコンピュータプログラムを含むことができる。請求の対象はこれらに限定されないが、例えば、アプリケーションは、データベースプログラム、スプレッドシート、ワードプロセッサ、そしてネットワークブラウザ、電子メール、インタラクティブゲーム、ビデオ及び/又は画像プロセスプログラム、メディアプレゼンテーションプログラム、カレンダ、財務アプリケーションソフトウェア、在庫管理システムなどを介してアクセス可能なコンピュータプログラムなどのような、1つ以上のエンドユーザコンピュータプログラムを含むことができる。しかし、これらは、アプリケーションの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0024】
特定の一実施形態として、アプリケーションは、プレゼンテーションをレンダリングするために、メディアコンテンツを処理できる「レンダリング・アプリケーション」を含むことができる。例えば、前記レンダリング・アプリケーションは、エンコード及び/又は圧縮されたメディアコンテンツデータのようなメディアデータから抽出された情報に少なくとも部分的に基づいて、1つ以上の出力装置上に、前記プレゼンテーションをレンダリングすることができる。他の実施例として、レンダリング・アプリケーションは、1つ以上の条件及び/又はイベントに少なくとも部分的に基づいて、メディアコンテンツへのアクセスを制御するように構成できる。しかし、これらは、レンダリング・アプリケーションの単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0025】
ここで言及する「ウェブアプリケーション」は、インターネットプロトコル(IP)基盤を介して互いに通信する多重のソフトウェア構成要素を含むアプリケーションに関する。請求の対象はこれらに限定されないが、特定の一実施形態として、ウェブアプリケーションのソフトウェア構成要素は、例えば、様々なマークアップ言語のうち1つを含む様々な標準形式のうちの1つを用いて、IP基盤に文書を伝送することができる。しかし、これは、ウェブアプリケーションの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0026】
一実施形態において、コンピューティングプラットフォームは、そのコンピューティングプラットフォーム及びネットワーク上で行われるプロセス間の通信を活性化させるために、1つ以上の「通信アダプタ」を含むことができる。前記通信アダプタは、通信チャネル及び/又はデータリンクに情報を伝送し及び/又はそこから情報を受信できる装置を含むことができる。特定の一実施形態として、例えば、通信アダプタは、所定の通信プロトコルに従って、データ伝送メディアに情報を伝送し及び/又はそこから情報を受信することができる。しかし、これは、通信アダプタの単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0027】
一実施形態によれば、メディアコンテンツ信号は、ユーザ又は視聴者へのプレゼンテーションと関連して、時間的に定義される情報を含むことができる。特定の実施形態として、例えば、ビデオ構成要素を含むメディアコンテンツ信号は、時変視覚的プレゼンテーションの一部に時間的に参照される連続フレームを含むことができる。他の特定の実施形態として、オーディオ構成要素を含むメディアコンテンツ信号は、聴覚的プレゼンテーションの一部に時間的に参照される連続セグメントを含むことができる。しかし、これらは、メディアコンテンツ信号がプレゼンテーションの一部に時間的に参照されるセグメントをどのように含み得るかに関する単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0028】
一実施形態によれば、コンテンツ信号は、そのコンテンツ信号を「ストリーミング」することで、発信元からあて先まで伝送でき、このとき、そのプレゼンテーションの後続部分をレンダリングするために、後続の時間的参照部分がメディアデバイスに完全に伝送及び/又は伝達される前に、そのコンテンツ信号の第1時間的参照部分がメディアデバイスに使われてプレゼンテーションの第1部分をレンダリングする。特定の実施形態として、例えば、メディアデバイスは、そのメディアデバイスで、ビデオ信号の完全な後部分の受信及び/又は伝達の前に、ストリーミングされたビデオ信号の前部分のイメージを表示することができる。同様に、メディアデバイスは、そのメディアデバイスに伝送及び/又は伝達されるオーディオ信号の後部分の受信及び/又は伝達の前に、ストリーミングされたオーディオ信号の前部分に少なくとも部分的に基づいて音を発生させることができる。しかし、これらは、コンテンツ信号がメディアデバイスにストリーミングされる方法の単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0029】
一実施形態によれば、メディアコンテンツは、ユーザによるアクセスが制御できる、1つ以上の「保護されているメディアコンテンツセグメント」を含むことができる。ここで、例えば、保護されているメディアコンテンツセグメントへのユーザのアクセス(例えば、上記特定機能を提供するために)は、所定の条件下で及び/又は特定のイベントに応じて提供できる。他の方法では、保護されているメディアコンテンツセグメントへの前記ユーザのアクセスは、前記所定の条件及び/又はイベントがなければ、禁止され得る。しかし、これらは、保護されているメディアコンテンツセグメントの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。以下、「保護セグメント」は、「保護されているメディアコンテンツセグメント」と同義的に使われる。
【0030】
本明細書で言及する「ゲートメディアコンテンツセグメント」は、保護されているメディアコンテンツセグメントへのアクセスを取得するために、ユーザがアクセスできるメディアコンテンツに関する。特定の一実施例として、ユーザは、例えば、ゲートメディアコンテンツセグメントに少なくとも部分的に基づいてプレゼンテーションをレンダリングすることで、ゲートメディアコンテンツ信号にアクセスすることができる。前記ゲートメディアコンテンツセグメントに少なくとも部分的に基づいて前記プレゼンテーションをレンダリングすることで、ユーザは、関連する保護セグメントへのアクセスを取得することができる。ここで、前記ゲートメディアコンテンツセグメントに少なくとも部分的に基づいてレンダリングされる前記プレゼンテーションは、ユーザに対する広告を含むことができる。特定の実施形態として、メディアコンテンツ配信者は、ゲートメディアコンテンツセグメントから広告プレゼンテーションをレンダリングすることを、関連する保護セグメントへのアクセスを取得するための先行条件として設定することができる。しかし、これは、ゲートメディアコンテンツセグメントの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。以下、「ゲートセグメント」は、「ゲートメディアコンテンツセグメント」と交替して使用可能である。
【0031】
ここで言及する「エージェント」は、第1装置上で行われ、ネットワークを介して、又はネットワークとは無関係に第2装置と通信できるプロセスに関する。特定の一実施形態として、例えば、エージェントプロセスは、第1装置、該装置のユーザ及び/又はプログラムと関連する情報を収集し、その収集した情報を第2装置に伝送することを可能にし得る。他の実施形態として、エージェントは、第2装置から情報及び/又は制御信号を受信し、第1装置と関連する任意の動作を取ることができる。しかし、これらは、エージェントが装置間の通信を活性化させる方法の単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0032】
つまり、メディアコンテンツの一部は、1つ以上の保護セグメントを含むセグメントに分割できる。ユーザには、関連するゲートセグメントへのアクセスに応答して、保護されているコンテンツメディアセグメントのうち少なくとも1つへのアクセスが選択的に与えられる。他の方法では、前記ユーザには、関連するゲートメディアセグメントにアクセスするまで、保護セグメントへのアクセスを取得することが禁止される。しかし、これらは、単に例示的な実施形態であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0033】
図1は、ネットワーク12を介してメディアデバイス18にメディアコンテンツを配信するシステム10の概略図である。ネットワーク12は、例えば、ケーブル配線(例えば、光ファイバ、撚線、同軸ケーブル)、衛星伝送リンク又は地上無線伝送リンクのような1つ以上のデータ伝送メディアを採用することができる。しかし、これらは、ネットワークで情報を伝送するのに使用できる伝送メディアの単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。また、ネットワーク12は、例えば、インターネットプロトコル(IP)、非同期伝送モード(ATM)及び/又は無線伝送リンクに使用できるように構成された通信プロトコルのように、発信元とあて先とに情報を伝送する1つ以上の通信プロトコルを採用することができる。しかし、これらは、ネットワークにおいて発信元とあて先との間で情報を伝送するのに使用できる通信プロトコルの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。また、これは、メディアコンテンツをメディアデバイスに配信するのに使用できるネットワークの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0034】
サーバ14は、ユーザ(図示せず)へのプレゼンテーションをレンダリングするために、メディアデバイス18によって使用できるメモリ(図示せず)にメディアコンテンツデータを記憶することができる。前記メディアコンテンツは、例えば、エンコードされたバージョン(デジタル方式又はその他の方式)の音楽作品、写真、映画、電子ゲーム、ライブビデオ及び/又は録画ビデオ(例えば、テレビ生放送及び/又はテレビ録画放送)、ライブオーディオ及び/又は録音オーディオ(例えば、ライブラジオ及び/又は録音ラジオ)、オンラインコンテンツ(例えば、オンラインラジオ放送及び/又はオンラインテレビ放送)などを含むことができる。しかし、これらは、メディアコンテンツの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0035】
図1に示す特定の実施形態において、メディアデバイス18は、通信アダプタ(図示せず)、セットトップボックス(図示せず)、モデム(図示せず)及び/又は、データ伝送ネットワークの1つ以上の発信元からメディアコンテンツデータを受信(例えば、上記インターネットプロトコルに従って)する他の通信装置を含むことができる。他の実施形態として、メディアデバイス18は、例えば、CD−ROM、磁気テープ、磁気ディスク、USBフラッシュ装置などのように、物理的に挿入可能な記憶媒体のような他の発信元からコンテンツデータを受信することができる。しかし、これらは、メディアデバイスが、ユーザへのプレゼンテーションをレンダリングするのに使用できるメディアコンテンツデータを取得する方法の単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0036】
メディアデバイス18は、例えば、エンコードされた情報に応じて、音及び/又はイメージのような環境刺激を発生させることができる。例えば、メディアデバイス18は、所定のエンコード形式によってエンコードされるデータに少なくとも部分的に基づいて、ビデオイメージ、音楽及び/又は他のオーディオ信号を再生することができる。一実施形態として、メディアデバイス18は、例えば、視聴者及び/又はユーザへのプレゼンテーションの一部として環境刺激を発生させるディスプレイ(図示せず)及び/又はスピーカ(図示せず)のような1つ以上の出力装置を含むことができる。他の方法では、メディアデバイス18は、必ずしも前記出力装置を含む必要はなく、その代わりに、前記出力装置と接続できて、そのような環境刺激を発生させる1つ以上の信号を提供することができる。しかし、これらは、メディアデバイスの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0037】
一実施形態によれば、メディアデバイス18は、特に、中央演算処理装置、システムメモリ、及び上記インターネットプロトコルのような通信プロトコルに従って、情報を伝送及び/又は受信できる通信アダプタを含む、コンピューティングプラットフォームを含むことができる。このように、メディアデバイス18は、システムメモリのような記憶媒体に記憶されている機械可読命令を行うことで、1つ以上のプロセスをホスティングすることができる。また、メディアデバイス18は、例えば、マイクロソフト社販売のWindows(登録商標)のバージョン、アップルコンピュータ社販売のマッキントッシュOS(オペレーティングシステム)のバージョン、リナックスOSのバージョン(例えば、任意の埋め込みプラットフォーム)、携帯端末用OS及び/又はゲームプラットフォーム(例えば、ソニー社のプレイステーションなど)、又は通信アダプタ(例えば、IPプロトコルに従って)又は取り外し可能な記憶媒体を介して情報を受信できるプラットフォームにホスティングされる他のOSをホスティングすることができる。しかし、これらは、メディアデバイスにホスティングできるOSの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0038】
一実施形態によれば、サーバ14は、同様に、例えば、上記インターネットプロトコルのような通信プロトコルに従って、データ伝送ネットワークを介してメディアデバイス18に情報を伝送し及び/又はそこから情報を受信する1つ以上の通信アダプタ(図示せず)を含むコンピューティングプラットフォームを有することができる。また、サーバ14は、例えば、1つ以上のハードディスクメモリ装置、光学記憶媒体、フラッシュメモリなどを含むメディアコンテンツデータを記憶する1つ以上のメモリ装置(図示せず)を含むことができる。しかし、これらは、配信用メディアコンテンツを記憶するために、メモリとして使用できる装置の単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。他の実施形態として、サーバ14は、ネットワークに接続されている装置にメディアコンテンツデータをストリーミングできる専用のネットワーク記憶サーバ(図示せず)を含むことができる。しかし、これは、ネットワークに接続されている他の装置にメディアコンテンツデータを提供することができるサーバの他の単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0039】
一実施形態によれば、サーバ14は、例えば、GIF、TIFF、JPEG、JPEG2000、BMP、PNG、MPEG1/2/4、WMV、H.263、H.264、VC−1、DivX、Xvid、Real Video、Nero Digital、On2、VP6、VP7及びQuickTimeなどのバージョンのような様々なデジタルエンコード形式のうち1つからなるメディアコンテンツを記憶することができる。サーバ14は、まだ開発されていないエンコード形式からなる前記メディアコンテンツを記憶することもできることを理解されたい。しかし、これらは、コンテンツデータの特定の実施形態による記憶及び/又はフォーマット方法の単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0040】
メディアデバイス18は、例えば、MP3プレーヤーのような携帯型音楽プレーヤー、ゲームプラットフォーム、テレビ、セットトップボックス、ディスプレイ、個人用コンピュータ、携帯型メディアプレーヤー、携帯端末のような様々なメディアデバイスのうち1つ、及び/又は少なくとも部分的にメディアコンテンツに基づいて、ユーザへのプレゼンテーションをレンダリングできる他のタイプの装置を含むことができる。他の方法では、上記のように、メディアデバイス18は、メディアデバイス18に接続されている1つ以上の出力装置(ディスプレイ及び/又はスピーカなど)を介して、少なくとも部分的にメディアコンテンツに基づいて前記プレゼンテーションをレンダリングすることができる。したがって、メディアデバイス18は、1つ以上の上記デジタルエンコード形式からなるメディアコンテンツからプレゼンテーションをレンダリングすることができる。しかし、これらは、メディアデバイスの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0041】
一実施形態によれば、メディアデバイス18は、レンダリング・アプリケーションを含む1つ以上のアプリケーションをホスティングするコンピューティングプラットフォームを含むことができる。前記コンピューティングプラットフォームは、例えば、ポインティング装置(例えば、マウス、トラックボール又はジョイスティック)、サムホイール、遠隔制御及び/又はコンソール入力からのユーザ入力に応答するグラフィックユーザインタフェースのような様々なユーザインタフェースのいずれか1つを含むことができる。また、メディアデバイス18は、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)に従って、サーバ14と通信できるウェブブラウザをホスティングすることができる。しかし、これらは、特定の実施形態によってコンピューティングプラットフォームがメディアデバイスを提供する方法の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0042】
請求の対象はこれに限定されないが、一実施形態によれば、メディアデバイス18は、サーバ14から取得したメディアコンテンツから、ユーザへのプレゼンテーションのレンダリングを制御し及び/又は影響を与えるために、特に、サーバ14と通信できるエージェントをホスティングすることができる。特定の実施形態において、前記エージェントは、メディアデバイス18によってホスティングされるウェブブラウザによって支援され、及び/又はそれを介してアクセス可能なレンダリング・アプリケーションを含むことができる。ここで、例えば、前記エージェントは、ユニバーサルリソースロケータ(URL)の選択によってウェブブラウザで受信したユーザ選択に応答して、サーバ14から受信した機械可読命令からメディアデバイス18に立ち上げることができる。しかし、他の実施形態として、メディアデバイス18は、ウェブブラウザとは無関係にユーザへのプレゼンテーションのレンダリングを制御し及び/又は影響を与えるレンダリング・アプリケーションをホスティングすることができる。ここで、例えば、前記レンダリング・アプリケーションは、メディアデバイス18上のウェブブラウザがサーバ14と通信するか否かとは無関係に、ユーザが(例えば、サーバ14からストリーミングされ、ダウンロード及び記憶されている)メディアコンテンツに基づくプレゼンテーションをレンダリングすることができるようにする。請求の対象はこれに限定されないが、特定の一実施形態によって後述するように、レンダリング・アプリケーションは、保護セグメントを含むメディアコンテンツの特定の部分に、ユーザが条件に従ってアクセスできるようにする。
【0043】
一実施形態によれば、メディアデバイス18は、複数の保護セグメントに分割されるメディアコンテンツを受信することができる。請求の対象はこれに限定されないが、特定の一実施形態において、メディアデバイス18は、上記のように、ネットワーク12を介してサーバ14から前記メディアコンテンツを受信することができる。他の方法では、上記のように、メディアデバイス18は、メディアデバイス18に接続及び/又はそれに挿入されている記憶装置から前記メディアコンテンツを受信することができる。しかし、これらは、メディアデバイスがユーザへのプレゼンテーションをレンダリングするために、メディアコンテンツを受信する方法の単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0044】
一実施形態として、メディアデバイス18にホスティングされるレンダリング・アプリケーションは、
図2Aに示すように、ディスプレイ110を提供することができる。請求の対象はこれに限定されないが、特定の実施形態において、前記レンダリング・アプリケーションは、コンピューティングプラットフォームによって支援されるグラフィックユーザインタフェース(GUI)からユーザ入力を受信することができる。ここで、例えば、ユーザは、ポインティング装置(例えば、マウス、トラックボール、ジョイスティック、サムホイール、遠隔制御、ゲーム周辺機器)を動作させて、ディスプレイ110に現れた項目上にカーソルを移動させて「クリック」し選択することで、入力を行うことができる。また、前記GUIは、ポインティング装置を介して提供される入力とは無関係に又はそれと組み合わせて、キーボード(図示せず)からのテキスト入力及び/又はマイク(図示せず)からの音声作動コマンドを受信することができる。しかし、これらは、レンダリング・アプリケーションがユーザ入力を受信する方法の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0045】
ここで、ディスプレイ110には、再生ボタン114、一時停止ボタン116、停止ボタン132、早送りボタン120及び巻戻しボタン122が表示される。例えば、ポインティング装置を使って、ディスプレイ110においてこれらの項目のうち1つを選択すると、ホスティングされたレンダリング・アプリケーションで上記動作を始めることができる。タイトル124は、再生されているか又は再生する準備ができているコンテンツの選択を表すことができる。イメージ部分134は、静止画又は動画をレンダリングするために使用できる。特定の実施形態において、タイムライン112は、始まり128から終わり130までのメディアコンテンツに対するレンダリング・アプリケーションの時間状態を表すことができる。
【0046】
例えば、再生ボタン114の選択に応答して、関連するレンダリング・アプリケーションが「再生」状態の間に、タイムライン112は、メディアコンテンツからのプレゼンテーションのレンダリングの時間的進行を表すために、線状目盛を提供し、このとき、インジケータ126は、レンダリング・アプリケーションが現在再生している時間的進行(又は例えば、一時停止状態では再生する位置)を表示することができる。レンダリング・アプリケーションが再生状態の間に、インジケータ126が終わり130に至るかあるいはユーザが一時停止ボタン116又は停止ボタン132を選択するまでは、プレゼンテーションがレンダリングされている間、インジケータ126はタイムライン112に沿って終わり130へ移動することができる。メディアコンテンツを再生するか又は再生していないとき、ユーザは、早送りボタンを選択して、インジケータ126を始まり128から終わり130に向って移動させることができ、また、巻戻しボタン122を選択して、インジケータ126を終わり130から始まり128に向って移動させることができる。他の方法では、ユーザは、タイムライン112に沿ってインジケータ126をクリック・アンド・ドラッグすることで、インジケータ126を移動させることができる。タイムライン112に沿ったインジケータ126のそのような移動に応じて、レンダリング・アプリケーションは、タイムライン112に沿って移動したインジケータ126の位置によって示される時間的位置地点におけるメディアコンテンツを再生し始めることができる。
【0047】
一実施形態によれば、タイムライン112によって表示されるメディアコンテンツは、複数の保護セグメントに分割できる。特定の実施形態によれば、保護セグメントへのアクセスを取得するために、ユーザは、保護セグメントと関連するゲートセグメントに先にアクセスすることがある。ここで、例えば、ゲートセグメントへの前記アクセスは、保護セグメントへアクセスするための先行条件として設定できる。例えば、ゲートセグメントへの前記アクセスは、ゲートセグメントに少なくとも部分的に基づいてユーザへのプレゼンテーション(例えば、有料の広告)をレンダリングすることを含むことができる。
図2Aに示すように、タイムライン112によって表示されたメディアコンテンツは、関連するゲートセグメント104が前に位置する、複数の連続的な保護セグメント102に分割される。ここで、前記保護セグメント102は、ゲートセグメント104によって順次にインタリーブされる。前記メディアコンテンツは、例えば、上記エンコード形式のいずれか1つに従ってエンコードされたオーディオプレゼンテーション、ビデオプレゼンテーション、又はオーディオ及びビデオプレゼンテーションの組み合わせのように、連続的でかつ時変のプレゼンテーションとしてレンダリング・アプリケーションをレンダリングするために使用できるコンテンツデータを含むことができる。例えば、保護セグメント102aは、保護セグメント102bのプレゼンテーションに先行するプレゼンテーションの部分を表すことができる。同様に、保護セグメント102bは、保護セグメント102cのプレゼンテーションに先行するプレゼンテーションの部分を表すことができる。したがって、タイムライン112によって表示されるメディアコンテンツと関連する時間的進行において、左側から右側へ、保護セグメント102aは保護セグメント102bに先行し、保護セグメント102bは保護セグメント102cに先行する。
【0048】
請求の対象はこれに限定されないが、特定の実施形態によれば、保護セグメント102は、連続的及び/又はアトミックなメディアセグメントから選択できる。このように、保護セグメント102は、例えば、テレビシットコムの完全なエピソード、完全なニュースプログラム、完全なスポーツ競技などのような、同じプレゼンテーションの異なる部分を含むことができる。保護セグメント102は、同じ連続メディアセグメントから選択できるが、前記連続メディアセグメントの全ての部分が保護セグメント102に必ずしも含まれる必要はないことを理解されたい。このとき、例えば、前記連続メディアセグメントの一部は、保護されないまま残っており、ゲートセグメントに先にアクセスしなくても、ユーザがアクセス可能である可能性がある。
【0049】
図2Aに示す特定の実施形態において、関連するゲートセグメント104は、保護セグメント102に先行する。ここで、ユーザは、例えば、関連するゲートメディアセグメント104に少なくとも部分的に基づくプレゼンテーションをレンダリングすることで、その関連するゲートセグメント104に先にアクセスした後に、保護されているメディアセグメント102にアクセスすることができる。請求の対象はこれに限定されないが、特定の実施例として、保護セグメント102は、予め録画されているテレビ番組のエピソード部分を含むことができ、ゲートセグメント104は、支払いをしたスポンサーによって提供される広告を含むことができる。この特定の実施例において、関連するゲートセグメント104の前記レンダリングは、商業広告のプレゼンテーションを含むことができる。この関連するゲートセグメント104にユーザが先にアクセスしないと、レンダリング・アプリケーションは、エピソードの関連する部分のプレゼンテーションに対する関連する保護メディアセグメント102にユーザがアクセスできないようにする可能性がある。プレゼンテーションのレンダリングにおいて、保護セグメント102を調査、検索、操作、使用及び/又は別にアクセスするために、例えば、ユーザは、関連するゲートセグメント104に少なくとも部分的に基づくプレゼンテーションを先にレンダリングすることができる。
【0050】
一実施形態によれば、レンダリング・アプリケーションは、ユーザが、ゲートセグメント104に再度アクセスしなくても、関連するゲートセグメント104への初期のアクセス後に、保護セグメント102にまたアクセスできるようにする。例えば、保護セグメント104のプレゼンテーション後に、ユーザは、関連するゲートセグメント102からのプレゼンテーションを再度レンダリングしなくても、保護セグメント104の始まり又は途中にインジケータ126を再配置して(例えば、上記のように、巻戻しボタン122を選択したり、インジケータ126をクリック・アンド・ドラッグしたりすることで)、再生を始めることができる。
【0051】
他の実施形態として、関連する保護セグメント104への無制限アクセスをユーザが取得する前に、ゲートセグメント102から2回以上レンダリングされたメディアコンテンツをユーザが取得することが要求される。ここで、例えば、ユーザは、関連するゲートセグメント102に少なくとも部分的に基づくプレゼンテーションをレンダリングした後に、保護セグメント104に1回アクセスすることができる。しかし、保護セグメント104に2回目アクセスするために、ユーザには、ゲートセグメント102に少なくとも部分的に基づくプレゼンテーションを再びレンダリングすることが要求される可能性がある。このような要求は、関連するゲートセグメント102に少なくとも部分的に基づくプレゼンテーションを、設定されている回数だけユーザがレンダリングするまで、保護セグメント104への後続のアクセスに対して継続適用できる。設定されている回数だけ関連するゲートセグメント102をレンダリングした後に、ユーザは、保護セグメント104への無制限アクセスを取得することができる。しかし、これは、単なる他の実施形態であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0052】
請求の対象はこれに限定されないが、特定の実施形態によれば、ディスプレイ110におけるタイムライン112のセグメントは、タイムライン112のセグメントと時間的に関連するメディアコンテンツの特徴を視覚的に表すことができる。例えば、
図2B、
図2C及び
図2Dを参照して後記するように、例えば、レンダリング・アプリケーションがタイムラインにおけるセグメントを互いに視覚的に区分し得るように、例えば、色、網掛けや他のパターン、陰影、点滅、マーカー、テキスト、アイコン又はイメージなどを提供することで、レンダリング・アプリケーションがタイムライン112の保護セグメント102とゲートセグメント104とを視覚的に区分することができる。
【0053】
上記実施形態では、ゲートセグメントと保護セグメントとを視覚的に区分するが、他の実施形態において、レンダリング・アプリケーションは、ゲートセグメントと保護セグメントとをタイムライン上で特に視覚的に表したり区分したりしないこともある。ここで、例えば、ユーザは、必要に応じてゲートセグメントにアクセスし、関連する保護セグメントへのアクセスを取得することができる。
【0054】
特定の一実施形態において、タイムライン112内のゲートセグメント102及び/又は関連する保護セグメント104の視覚的外観は、例えば、ユーザへのプレゼンテーションをレンダリングするゲートセグメント102の使用によって変形できる。
図2Bに示す特定の実施形態において、保護セグメント102は白く、ゲートセグメント104は黒く表示されている。ここで、ゲートセグメント104が黒く表示されるのは、ユーザへのプレゼンテーションをレンダリングするのにゲートセグメント104を使っていないことを示し、保護セグメント104が白く表示されるのは、「ロック」されていたり、ユーザがアクセスできないことを示す。例えば、始まり128部分で再生し始めて、インジケータ126が終わり130に向って移動するとき、ゲートセグメント104aに少なくとも部分的に基づいて、レンダリング・アプリケーションがプレゼンテーションをレンダリングすることができる。その後、レンダリング・アプリケーションは、ロック解除された保護セグメント102aに少なくとも部分的に基づいてプレゼンテーションのレンダリングを始めることができる。
【0055】
図2Cに示すように、保護セグメント102aの外観を網掛けに変形でき、これは、保護セグメント102aがロック解除されて、ユーザがアクセス可能であることを示す。請求の対象はこれに限定されないが、このような特定の実施形態において、ゲートセグメント104aは、消えたり又はロック解除された保護セグメント102a内に取り込まれる。しかし、これは、ゲートセグメントが、プレゼンテーションをレンダリングするのに使われたか又はアクセスしたかを、レンダリング・アプリケーションが視覚的に示す方法の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。他の実施形態として、例えば、レンダリング・アプリケーションは、タイムラインで、アクセスされた前記ゲートセグメントを示し続けているが(例えば、関連する保護セグメントと区別されるように)、アクセスされていないゲートセグメントの視覚的外観と区分される視覚的外観を示すことができる。
図2Bに示すゲートセグメント104a及び/又は保護セグメント102aから
図2Cに示す外観への変形は、例えば、上記のように、2回目に関しては、ゲートセグメント102aからのプレゼンテーションをレンダリングしなくても、保護セグメント102aがまたアクセスできる(例えば、リプレイされる)ことをユーザに知らせることができる。他の実施形態によって前記したように、保護セグメントへの後続の無制限アクセスは、関連するゲートセグメントに対して設定されている2回以上のアクセスを要求することができる。ここで、前記保護セグメント及び/又はゲートセグメントの視覚的外観は、ゲートセグメントへのアクセスの設定されている回数によって変形できる。
【0056】
図2Dに示すように、ゲートセグメント104aに少なくとも部分的に基づくプレゼンテーションのレンダリング後に、ユーザは、ゲートセグメント104bに先にアクセスすることで、保護セグメント102bをロック解除しなくても、例えば、インジケータ126をクリック・アンド・ドラッグし及び/又は早送りすることで、ゲートセグメント104b及び関連する保護セグメント102bをスキップして、ゲートセグメント104cにアクセスすることができる。ここで、保護セグメント102cは、ロック解除されたもの(網掛け)として表示され、保護セグメント102bは、依然としてロックされているもの(白く)として表示される。ロックされている保護セグメント102bへの後続のアクセスのために、ユーザは、ゲートセグメント104bに少なくとも部分的に基づいてプレゼンテーションをレンダリングするために、インジケータ126を再位置させ、保護セグメント102bをロック解除することができる。
【0057】
図2B、
図2C及び
図2Dにおいて、保護セグメント102の視覚的外観が白色から網掛けに変形し、ゲートセグメント104の視覚的外観が黒色から関連する保護セグメント102に結合されたものに変形したが、他の実施形態では、タイムラインにおけるセグメントの視覚的外観において異なるタイプの変形が行われることを理解されたい。例えば、ゲートセグメント104及び/又は保護セグメント102の視覚的外観における前記変形は、例えば、色の変化、影、点滅、明暗、網掛けや他のパターンなどを含むことができ、これは、単にロックされている保護セグメントとロック解除された保護セグメントとを区分し、又はアクセスされたゲートセグメントとアクセスされていないゲートセグメントとを区分するために変形可能な、いくつかの視覚的な特徴を与えるためである。
【0058】
また、
図2Aに示すように、特定の実施形態において、レンダリング・アプリケーションは、特定のセグメントのコンテンツを説明する、タイムライン112における特定のセグメントに関する追加情報をユーザに提供することができる。例えば、レンダリング・アプリケーションは、ディスプレイ110上のカーソルをセグメントの上に又はその付近に配置することに応答して、タイムライン112におけるセグメントのコンテンツを説明する、オーディオメッセージ又はディスプレイ110上にオーバーレイするテキストメッセージを提供することができる。タイムライン112における保護セグメント102が予め録画されているテレビエピソードと関連する特定の実施例において、前記メッセージは、特定の保護セグメント104のコンテンツを説明することができる(例えば、「ここは、ジャックとロックがハッチを開けるところである」)。同様に、タイムライン112におけるゲートセグメント102が広告と関連する場合、前記メッセージは、特定のゲートセグメント102で広告されている製品及び/又はサービスを説明することができる。しかし、これらは、タイムラインにおけるセグメントのコンテンツに関連してレンダリング・アプリケーションが提供し得るメッセージの単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0059】
上記実施例におけるメディアコンテンツは、予め録画されているテレビ番組を含むが、これは、複数の保護セグメントに分割できるメディアコンテンツの単なる一実施例であることを理解されたい。例えば、他の実施例は、予め録画されているイベント、ラジオ放送、オーディオ又はビデオコンテンツ(用途変更されたテレビ及び/又はラジオコンテンツ、及びシステム10を介して専用に配信されるように開発されたオリジナルコンテンツを含む)、歌又は他の音楽作品を含むことができる。これらは、メディアコンテンツの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。また、ゲートセグメント104の特定の実施例は、商業広告である。しかし、ゲートセグメントは、例えば、ゲーム、パズル、調査、アンケート、投票、なぞなぞ、雑学クイズ、認証及び/又は確認クエリー、支払要請のような他のタイプのコンテンツを含むことができ、これは、ゲートセグメントとして使用できるいくつかのコンテンツタイプであることを理解されたい。これらは、保護セグメントへのアクセスを取得するために、プレゼンテーションをレンダリングするのに使用できるゲートセグメントの単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0060】
請求の対象はこれに限定されないが、一実施形態によれば、ユーザは、
図3に示すプロセス200によって保護セグメントへのアクセスを取得することができる。ここで、例えば、上記のように、プロセス200は、メディアデバイスにホスティングされたレンダリング・アプリケーション及び/又はエージェントによって少なくとも部分的に行われ、ユーザへのプレゼンテーションのレンダリングを制御し及び/又は影響を与えることができる。特に、上記実施形態において、例えば、タイムライン112で上記に示したように、メディアコンテンツのセグメントは、ユーザへのプレゼンテーション(例えば、上記のようにメディアデバイスにおいて)のために、順次にアクセス及び/又はレンダリングできる。
【0061】
タイムライン112の保護セグメント102及びゲートセグメント104で示すセグメントのようなメディアコンテンツのセグメントは、メモリアドレス、一意識別子及び/又はURLと関連し得る。他の実施形態として、前記セグメントは、例えば、メディアデバイスにホスティングされるレンダリング・アプリケーションによって維持されるセッションメモリ、及び/又はメディアコンテンツをメディアデバイスに伝送するサーバによって維持されるセッションメモリのようなセッションメモリに、維持又は記憶されるメタデータと関連し得る。しかし、これらは、レンダリング・アプリケーションがメディアコンテンツのセグメントを識別する方法の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。プロセス200は、例えば、GUIでスタートボタン122を選択するユーザに応答して、202で始まることができる。ブロック204では、タイムライン112におけるインジケータ126の位置と線形に関連し得る時変メディアコンテンツにおける現在位置又は場所(例えば、タイムライン112の始まり、タイムライン112の終わり、又はその途中のいずれ)を識別することができる。したがって、前記現在位置又は場所は、タイムラインによって参照される特定のセグメント(例えば、保護セグメント又はゲートセグメント)内に位置できる。現在のメディアコンテンツセグメントと関連する識別子に基づいて、例えば、ダイヤモンドブロック206では、現在のメディアコンテンツセグメントが保護セグメントであるか否かを判定することができる。
【0062】
特定の実施形態によって前記したように、保護セグメントは、連続的及び/又はアトミックなメディアコンテンツセグメントから選択できる。そのように、ダイヤモンドブロック206で検出された保護セグメントは、同じプレゼンテーションの異なる部分を含むことができる。更に、前記保護セグメントは、同じ連続メディアセグメントから選択できるが、前記連続メディアセグメントの全ての部分が必ずしも保護セグメントに含まれてユーザによるアクセスを制御する必要はないことを理解されたい。したがって、連続メディアコンテンツセグメントの一部のような、任意のメディアコンテンツセグメントは、ゲートセグメントでもなく、保護セグメントでもないことがある。
【0063】
現在のメディアコンテンツが保護セグメントでなければ、ユーザは、特に条件なしに自由にセグメントにアクセスすることができる。また、現在のメディアコンテンツセグメントが保護されていれば、ダイヤモンドブロック208では、保護セグメントにアクセスする要件が満たされたと判定することができる。上記のように、前記アクセスの要求条件は、レンダリング・アプリケーションが関連するゲートセグメントに1回又は所定の回数だけ既にアクセスしたり、又は関連するゲートセグメントが関連する保護セグメントのアクセスに先行してアクセスされたりしていれば、満たされる。前記アクセスの要求条件が満たされると、ブロック212では、例えば、保護セグメントに少なくとも部分的に基づくプレゼンテーションをレンダリングすることで、ユーザに現在の保護セグメントへのアクセスを提供することができる。そうでなければ、ブロック210では他の動作を行う。
【0064】
また、
図2Aから
図2Dの特定の実施例に示すように、現在のメディアコンテンツが保護セグメント102であれば、例えば、ダイヤモンドブロック208では、例えば、関連するゲートセグメント104が、広告のようなプレゼンテーションをユーザに対してレンダリングするのに使われたか否かを判定することができる。ゲートセグメント104がレンダリングされた場合、ブロック212では、ユーザに現在の保護セグメント102へのアクセスを提供することができる。しかし、これは、プロセスが、関連ゲートセグメントがアクセスされたか否かに少なくとも部分的に基づいて、保護セグメントへのアクセスをユーザに提供する方法に関する単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0065】
ダイヤモンドブロック214で判定するように、現在のメディアコンテンツセグメントのプレゼンテーションをレンダリングし終え、任意の残っているメディアコンテンツセグメントがあれば、ブロック220では、次のメディアコンテンツセグメント(例えば、タイムライン110のようなタイムラインで)を識別することができる。そうでなければ、プロセス200は、218で終了する。
【0066】
請求の対象はこれに限定されないが、一実施形態によれば、ブロック210における他の動作は、例えば、異なるメディアコンテンツのプレゼンテーションをレンダリングすること、保護セグメントからの不完全なプレゼンテーションをレンダリングすることなどのように、ユーザが保護セグメントにアクセスできるようにするいくつかの他の動作のうちの1つを含むことができる。
図2Aの実施例に示すように、保護セグメントが、予め録画されているテレビ放送のようなビデオ及びオーディオ構成要素を含む特定の実施形態において、前記他の動作は、現在の保護セグメントにアクセスするか、又は保護セグメントの文章による要約説明(例えば、「ここは、ジャックとロックがハッチを開けるところを見る部分である」)を与える前に、先行のゲートセグメントを見ることが要求されるということを示すメッセージを、イメージ部分134で停止バナーで表示することを含むことができる。前記文章によるメッセージは、例えば、オーディオナレーションを伴うことができる。他の実施形態として、ブロック210における他の動作は、前記停止バナーを保護セグメントのオーディオ部分と共に(すなわち、ビデオ部分なしに)表示することを含むことができる。他の実施形態として、ブロック210における他の動作は、保護セグメントに関する紹介又はティーザ(teaser)セグメントを提供することを含むことができる。しかし、これらは、関連するゲートセグメントに対する先行条件であるアクセスがない場合、保護セグメントへのアクセスを可能にすることの代案である動作の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されないことを理解されたい。
【0067】
一実施形態において、保護セグメントは、暗号化キーによって暗号化できる。ここで、例えば、レンダリング・アプリケーションは、関連するゲートセグメントに少なくとも部分的に基づいてユーザへのプレゼンテーションをレンダリングするとき、保護セグメントを暗号解除するキーを取得することで、ブロック212で前記保護セグメントへのアクセスを取得することができる。例えば、前記暗号化キーは、ゲートセグメントに埋め込まれ、ゲートセグメントに少なくとも部分的に基づいてプレゼンテーションをレンダリングするときに、アプリケーションによって抽出できる。他の方法では、レンダリング・アプリケーションは、前記暗号化キーを受信するために、ゲートメディアコンテンツ信号に少なくとも部分的に基づくプレゼンテーションのレンダリングが終了したことを示すメッセージを(例えば、ネットワーク上のサーバに)伝送することができる。しかし、これらは、アプリケーションが暗号化キーを得、保護セグメントへのアクセスを取得する方法の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0068】
他の実施形態として、保護セグメントは(例えば、ネットワークを介して遠隔サーバから)、レンダリング・アプリケーションにストリーミングできる。ここで、例えば、レンダリング・アプリケーション(例えば、
図3に示すもの)は、ユーザへのプレゼンテーションをレンダリングするのに使われたゲートセグメントの記録を維持することができる。従って、例えば、
図4を参照して後述するように、データ通信ネットワークを介して遠隔サーバにメッセージを伝送することで、アプリケーションが、ユーザが関連するゲートセグメントのプレゼンテーションをレンダリングしたと判定すれば、ブロック212では、遠隔サーバからアプリケーションに保護セグメントのストリーミングを開始することができる。
【0069】
システム300において、例えば、関連するゲートセグメントがユーザへのプレゼンテーションをレンダリングするのに使われたことを示すことに応答して、メディアデバイス318は、ストリームコンテンツサーバ320からストリーミングされたメディアコンテンツとして保護セグメントを受信するようになる。このような特定の実施形態において、メディアデバイス318は、例えば、ネットワーク312のようなデータ伝送ネットワークを介して、アプリケーションサーバ314、広告サーバ316及びストリームコンテンツサーバ320と相互作用することができる。一実施形態において、
図5のプロセス400で示すように、ブロック402で、メディアデバイス318は、コンピューティングプラットフォームを含み、ウェブブラウザを立ち上げることができる。しかし、これは、特定の実施形態によるメディアデバイスの単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0070】
一実施形態において、アプリケーションサーバ314、広告サーバ316及びストリームコンテンツサーバ320は、ネットワーク312と通信する別途のコンピューティングプラットフォームに存在することができる。アプリケーションサーバ314、広告サーバ316及びストリームコンテンツサーバ320を別途のユニットとして図示したが、前記サーバは、同一又は共同場所に位置したコンピューティングプラットフォームに存在することができることを理解されたい。また、特定の実施形態によれば、アプリケーションサーバ314、広告サーバ316及びストリームコンテンツサーバ320は、個別的に又は集合的に、メディアデバイス318又は他のところに情報を提供する「サービス」を含むことができる。また、メディアデバイス318、アプリケーションサーバ314、広告サーバ316及びストリームコンテンツサーバ320にホスティングされるアプリケーションは、インターネットプロトコル(IP)基盤を用いる1つ以上の「ウェブサービス」によって統合できる。請求の対象はこれらに限定されないが、ウェブサービスの特定の実施例として、標準プロトコルが採用され、例えば、HTTP、HTTPS、XML、SOAP、WSDL及び/又はUDDI標準のようなインターネットプロトコルを介して、構成要素のうちデータオブジェクトを伝送することができる。ここで、XMLは、データオブジェクトのタグ付けに使用し、SOAPは、データオブジェクトの伝達に使用し、WSDLは、利用可能なサービスの説明に使用し、UDDIは、利用可能なサービスの列挙に使用することができる。しかし、これらは、ウェブサービスを可能にし得るプロトコルの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。請求の対象はこれらに限定されないが、特定の一実施形態として、前記ウェブサービスは、互いに通信するために、異なるネットワークソースから、独立に生成され実現されたアプリケーションを採用することができる。
【0071】
ブロック404で、URLのように、アプリケーションサーバ314と関連するアドレスを決めることで、ユーザは、アプリケーションサーバ314に接続することができる。ユーザからの前記接続に応答して、例えば、アプリケーションサーバ314は、機械可読命令をメディアデバイス318に提供して、メディアデバイス318がレンダリング・アプリケーションをホスティングするようにする。前記レンダリング・アプリケーションは、ストリームコンテンツサーバ320から取得できる保護セグメントからのユーザへのプレゼンテーションのレンダリングを制御し及び/又は影響を与えることができる。上記のように、前記レンダリング・アプリケーションは、立ち上げられたウェブブラウザによって支援され及び/又はそれを介してアクセスできる。しかし、これは、ネットワーク上の他のプロセスと通信するために、メディアデバイスがアプリケーションをホスティングする方法の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0072】
アプリケーションサーバ314からレンダリング・アプリケーションを提供することで、アプリケーションサーバ314を所有及び/又は運営する主体は、例えば、いつ、どのように、ユーザがメディアコンテンツにアクセスすることができるか、いずれのメディアコンテンツにユーザがアクセスすることができるかを規定する規則及び方針を実現することで、レンダリング・アプリケーションを介してメディアコンテンツへのアクセスを制御することができる。また、特定の実施形態によって後述するように、レンダリング・アプリケーションを提供することで、アプリケーションサーバ314を所有及び/又は運営する主体は、広告サーバ316を所有及び/又は運営する別の主体から収益を得るシステムを実現することができる。
【0073】
また、アプリケーションサーバ314を所有及び/又は運営する主体は、メディアデバイス318にホスティングされるレンダリング・アプリケーションにメディアコンテンツを伝達する代わりに、ストリームコンテンツサーバ320を所有及び/又は運営する別の主体に料金を支払うことができる。他の方法としては、アプリケーションサーバを所有及び/又は運営する主体は、メディアデバイス318にホスティングされる前記レンダリング・アプリケーションに伝達されるメディアコンテンツの著作権者に前記料金を支払うことができる。
【0074】
アプリケーションサーバ314から受信されたアプリケーションを立ち上げる以外にも、メディアデバイス318は、メディアデバイス318にホスティングされたレンダリング・アプリケーションを介してアクセスできる選択可能なメディアコンテンツ項目の目録を受信することもできる。前記目録は、例えば、列挙された項目と関連するメディアコンテンツへのアクセスのために選択可能なリンクと関連するウェブブラウザ上に表示される項目のリストを提供することができる。また、メディアデバイス318は、特定の目録項目から選択される保護セグメント及び前記保護セグメントに関連するゲートセグメントに関するメタデータを含む、アプリケーションサーバ314からの「タイムラインプロファイル」を受信することができる。ここで、例えば、前記メタデータは、関連するタイムラインにおける前記セグメント(例えば、表示通り)の時間的順序及びいずれのセグメントが保護セグメントのように、目録項目における特定のセグメントを識別することができる。しかし、これらは、メディアデバイスに提供できる目録項目と関連するメタデータの単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0075】
一実施形態において、アプリケーションサーバ314は、特定のメディアコンテンツ選択と関連するメディアデバイス318でリンクの選択に応答して、特定の項目に関するタイムラインプロファイルを提供することができる。他の方法としては、目録項目に関する前記タイムラインプロファイルは、メディアデバイス318で受信した目録にバンドルできる。しかし、これらは、目録項目と関連するメタデータをメディアデバイスが受信する方法の単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0076】
また、タイムラインプロファイルにおける前記メタデータは、保護セグメントと関連するゲートセグメントを特徴づけることができ、アプリケーション中心メタデータ及び/又はコンテンツ中心メタデータを含むことができる。前記アプリケーション中心メタデータは、例えば、タイムラインのメディアコンテンツセグメントの時間的手順でゲートセグメントがどこに位置するかを示す情報、特定の広告メディアコンテンツを識別する情報、タイムラインで特定のゲートセグメントの継続期間を含むことができる。コンテンツ中心メタデータは、例えば、選択されたメディアコンテンツ(例えば、連続ドラマ、予め録画されているスポーツ放送、音楽選択のタイプ、全編映画、MPAA等級)の長さ、構成要約、及び/又はタイプ、特徴及び/又はジャンルを知らせる情報を含み、選択されたメディアコンテンツと関連し及び/又はそれを説明する情報を含むことができる。しかし、これらは、アプリケーション中心メタデータ及びコンテンツ中心メタデータの単なる例示であって、請求の対象はこれらに限定されない。
【0077】
タイムラインの保護セグメントにアクセスするためのゲートセグメントを取得するために、ブロック408で、メディアデバイス318にホスティングされたレンダリング・アプリケーションは、タイムラインプロファイルで受信したゲートセグメントを特徴づける前記メタデータに少なくとも部分的に基づく情報のブロックにおいて、広告サーバ316を呼び出すことができる。該呼び出しにおける情報に基づいて、広告サーバ316は、タイムラインで保護セグメントと関連するゲートセグメントを返すことができる。上記のように、前記返されたゲートセグメントにアクセスすることで(例えば、返されたゲートセグメントに少なくとも部分的に基づくプレゼンテーションをレンダリングする)、レンダリング・アプリケーションは、関連する保護セグメントへのアクセスをユーザに提供することができる。
【0078】
特定の実施形態によれば、広告サーバ316は、ゲートセグメントに対するメディアコンテンツを提供することができるが、ゲートセグメントに対する前記メディアコンテンツは、例えば、アプリケーションサーバ314のような他のソースから由来し得ることを理解されたい。
【0079】
特定の実施形態において、例えば、タイムラインプロファイルは、ストリームコンテンツサーバ320へのリンクのためのアドレス及び/又はURLを含むことができる。装置318で前記リンクを選択することは、リンクと関連する保護セグメントを含むストリームコンテンツサーバからデータストリームを受信する結果をもたらす。タイムラインプロファイルにおける特定のゲートセグメントを使って、ユーザへのプレゼンテーションをレンダリングした場合、例えば、ブロック410で、レンダリング・アプリケーションは、ユーザに、ストリームコンテンツサーバ320に対して関連するアドレス及び/又はURLを用いて、関連する保護セグメントへのアクセスを提供することができる(例えば、プレゼンテーションをレンダリングする)。従って、ブロック212で
図3の特定の実施形態によって前述したように、レンダリング・アプリケーションは、保護セグメントと関連するストリームコンテンツサーバ320上に利用可能なアドレス及び/又はURLを生成することで、ユーザが保護セグメントにアクセスできる。
【0080】
特定の実施形態において、保護セグメントがストリームコンテンツサーバ320からメディアデバイス318にストリーミングできるため、アプリケーションは、いかなる時点でも途切れないプレゼンテーションをレンダリングするために、保護されているメディアセグメントの十分な量をバッファリングすることができる。しかし、アプリケーションは、メディアデバイス318上に全ての保護セグメントを記憶する必要はなく、関連する部分のレンダリング後に、保護セグメントの記憶されている部分をメモリにおいて削除するか及び/又は上書きすることができる。従って、ストリーミングされた保護セグメントに対する、意図的でないコピー及び/又は侵害を防止することができる。
【0081】
メディアコンテンツの保護セグメントは、ストリームコンテンツサーバ320からストリーミングされたファイルとは異なる形態でメディアデバイス318に提供できることを理解されたい。例えば、1つ以上の保護セグメントは、上記のように、暗号化された形態で提供できる。また、特定の実施形態において、アトミックの及び/又は連続的メディアコンテンツのように「分割」するメディアコンテンツは、例えば、セグメントされたメディア又はメモリアドレスなどにある特定のセグメントと関連する情報の物理的区分を含むことができる。しかし、前記メディアコンテンツの分割は、プレゼンテーションのために、ユーザによって伝達されてレンダリングされ及び/又は経験される分割を含むことができる。ここで、例えば、ストリームコンテンツサーバ320は、記憶媒体内にストリームファイルのように連続的にメディアコンテンツを記憶することができるが、前記メディアコンテンツをメディアデバイス18にストリーミングして伝達することは、時間的に分割され、それによって、連続的に記憶されたメディアコンテンツを分割することもできる。ストリームコンテンツサーバがメディアコンテンツを連続的に記憶するが、メディアデバイス318でユーザは、記憶されているコンテンツをセグメントに分割したものとして経験することができる。
【0082】
特定の実施形態によってブロック408を参照して前記したように、広告サーバ316は、メディアデバイス318からの呼び出しに応答して、タイムラインプロファイルにおける保護セグメントと関連するゲートセグメントを、メディアデバイス318に提供することができる。上記のように、前記呼び出しは、タイムラインプロファイルにおけるゲートセグメントと関連するメタデータを含むことができる。しかし、広告サーバ316は、このメタデータ及び/又は他の情報を用いて、例えば、ユーザと関連するユーザプロファイル、時刻、曜日、日付、ユーザの地理的位置などのようなタイムラインプロファイルにおける保護セグメントと関連するゲートメディアを選択することができることを理解されたい。
【0083】
時刻、曜日及び/又は日付に関する情報に対して、広告サーバ316は、その時間に大きな効果を発揮すると認められる広告を目標とすることができる。一実施例として、夕方時間におけるゲートセグメントは、ピザの出前を広告するのに用いることができ、一方、朝時間におけるゲートセグメントは、朝食用シリアルを広告するのに用いることができる。他の実施例として、12月第2週のゲートセグメントは、休日ショッピングに関するものであり、一方、1月第1週のゲートセグメントは、健康と運動に関する製品及びサービスを目標とすることができる。もう1つの実施例として、金曜日の夕方のゲートセグメントは、ワイン、ビール及び蒸留酒に関するものであり、日曜日の朝のゲートセグメントは、二日酔いの解消法に関するものであってよい。しかし、これらは、ゲートセグメントが時間に少なくとも部分的に基づいて選択できる方法の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。
【0084】
一実施形態によれば、ブロック408で、広告サーバに対する呼び出しは、例えば、ソースIPアドレス及び/又はメディアデバイス318の地理的位置を示す他の情報のような情報を提供することができる。例えば、広告サーバ316は、ソースIPアドレスを用いて、メディアデバイス318の地理的位置を決めることができる。しかし、これは、サーバがメディアデバイスの地理的位置を決め得る方法の単なる例示であって、請求の対象はこれに限定されない。従って、特定の実施形態において、広告サーバ316は、メディアデバイス318の地域における事業に関する広告を含むゲートセグメントを提供することができる。
【0085】
一実施形態によれば、ブロック408で、広告サーバ316に対する呼び出しは、ユーザを識別する情報を提供することができる。例えば、前記情報は、広告サーバ316によって維持及び/又はアクセス可能なデータベース内のユーザのユーザプロファイルと関連するユーザ識別子を含むことができる。その後、広告サーバ316は、前記ユーザプロファイルに少なくとも部分的に基づいて、特定のタイムラインプロファイルで保護セグメントと関連するゲートセグメントを選択することができる。ここで、前記データベースは、例えば、ユーザに合わせたゲートセグメントを決めるのに使用できる年齢、性別、収入、ユーザ嗜好度、好み、過去の購買行動、過去のコンテンツ視聴行動のような情報を含むユーザプロファイルに、ユーザ識別子を関連づけることができる。前記データベースで、過去のコンテンツ視聴行動のような一部情報は、例えば、目録選択に応答して、データベースを更新するウェブサービスを用いて、アプリケーションサーバ314から収集できる。他の前記情報は、他のソースから取得できる。
【0086】
請求の対象はこれらに限定されないが、一実施形態によれば、広告サーバ316は、特定のユーザと相互作用するゲートセグメントを提供することができる。例えば、ゲートセグメントに少なくとも部分的に基づいて、単にプレゼンテーションをレンダリングする以外に、ユーザには、関連する保護セグメントへのアクセスを取得するために、文書(例えば、HTML文書)を「クリックスルー」することが要求される(例えば、
図3のダイヤモンドブロック208において)。前記相互作用のゲートセグメントは、追加情報を提供するか及び/又はユーザがスポンサーの物品又はサービスを購入することを可能にするスポンサーのウェブサイトへのリンクを含むことができる。他の実施形態として、広告サーバ316は、選択の回数、「クリック」回数、ウェブサイトの訪問者数などに少なくとも部分的に基づいて、スポンサーから料金及び/又は収益を集めることができる。
【0087】
特定の実施形態によれば、アプリケーションサーバ314及び広告サーバ316は、同一主体によって所有及び運営できる。他の実施形態として、広告サーバ316は、アプリケーションサーバ314を所有及び運営する主体とは異なる主体によって所有及び運営できる。この特定の実施形態において、広告サーバ316を所有及び運営する主体は、加入ユーザによってアクセスされるコンテンツ内にゲートセグメントを配置することに対して、アプリケーションサーバ314を所有及び運営する主体に料金を支払うことができる。その後、広告サーバ316を所有及び運営する主体は、スポンサーから料金を受け取り、このとき、スポンサーの物品及び/又はサービスは、広告サーバ316によって提供されるゲートセグメントで広告できる。
【0088】
請求の対象はこれに限定されないが、他の実施形態において、アプリケーションサーバ314及びストリームコンテンツサーバ320は、異なる主体によって所有及び運営できる。また、ストリームコンテンツサーバ320によって記憶及び配信されるコンテンツは、もう1つの主体によって所有される著作権に属することができる。従って、アプリケーションサーバ314を所有及び運営するメディアコンテンツ配信者は、ストリームコンテンツサーバ320を所有及び運営する主体と契約し、料金を受けてユーザにストリームコンテンツを提供することができる。また、他の方法として、もし、ストリームコンテンツサーバ320を所有及び運営する主体と異なる主体である場合、前記料金は、ストリームコンテンツサーバ320を介して配信されるメディアコンテンツの著作権者に支払われる。ここで、ストリームコンテンツサーバ320の所有者及び運営者に対して支払われる前記料金は、同一の料金(例えば、日単位、週単位、月単位で)、又はメディアデバイス318又は他の前記メディアデバイス(図示せず)を介してアクセスされて選択される各々の目録項目の料金を含むことができる。次に、上記のように、アプリケーションサーバ316を所有及び/又は運営する主体は、ゲートセグメントにおける広告の配置に対して、広告サーバ316から料金を集めることができる。
【0089】
上記特定の実施形態において、レンダリング・アプリケーションは、関連する保護セグメントへのユーザのアクセスを許可する前に、ユーザに、プレゼンテーションの受信を要求したり又はゲートセグメントへのアクセスを要求したりすることができる。
図1及び
図3に示すシステムの特定の実施形態によれば、ユーザは、加入サービスの一部として、レンダリング・アプリケーションを介してメディアコンテンツへのアクセスを取得することができる。また、前記システムは、プレミアム加入者と非プレミアム加入者とを区分することができる。料金を支払うことによって、例えばプレミアム加入者は、関連するゲートセグメントに先にアクセスしなくても、メディアコンテンツの保護セグメントにアクセスすることができる。システム300の特定の実施形態において、例えば、前記プレミアム加入者は、ゲートセグメントからレンダリングされるプレゼンテーション(例えば、広告サーバ316によって提供される)を見る必要なく、ストリームコンテンツサーバ320からメディアコンテンツを受信することができる。ここで、ブロック404において、ユーザがアプリケーションサーバ314に接続してレンダリング・アプリケーションを立ち上げるとき、例えば、認証プロセス(図示せず)で提供されるユーザに関するユーザ識別子又は他の情報によって、アプリケーションサーバ314は、ユーザをプレミアムユーザとして認識することができる。その後、立ち上げられたレンダリング・アプリケーションは、例えば、関連するゲートセグメントに先にアクセスしなくても、ストリームコンテンツサーバ320を介してプレミアム加入者が保護セグメントにアクセスできるように構成できる。
【0090】
上記特定の実施形態は、例えば、コンピューティングプラットフォームを含むメディアデバイスが、上記インターネットプロトコルに従ってメディアコンテンツを受信するように、1つ以上のサーバに接続されるシステムに適用できる。ここで、例えば、前記メディアデバイスは、上記HTTPプロトコルに従う通信を支援する広帯域接続及び/又はインターネットサービス提供者(ISP)を介して、例えば、メディアコンテンツを含む情報を、1つ以上のサーバに伝送し及び/又はそこから受信することができる。
【0091】
しかし、他の実施形態では、例えば、広帯域ケーブル、広帯域衛星及び/又は無線リンク用に適合された通信プロトコルのような通信プロトコル及び異なる接続を介して、メディアコンテンツをメディアデバイスに配信することを理解されたい。ここで、例えば、セットトップボックスを含むメディアデバイスが1つ以上の出力装置(例えば、テレビ、ホームシアター/オーディオシステムなど)に接続され、放送通信から受信されたメディアコンテンツに少なくとも部分的に基づいて、プレゼンテーションをレンダリングすることができる。レンダリング・アプリケーションは、セットトップボックスにホスティングされ、上記のように、関連するゲートセグメントへの以前のアクセスに少なくとも部分的に基づいて、メディアコンテンツの保護セグメントへのアクセスを制御することができる。請求の対象はこれに限定されないが、特定の実施形態において、前記レンダリング・アプリケーションは、例えば、セットトップボックス遠隔制御からの制御に応答するGUIの部分として、出力装置(例えば、テレビ)に表示できる。
【0092】
以上、例示的な実施形態であると考えられるものを図示及び説明したが、当業者には、請求の対象から逸脱することなく、多様な変形を行うことができ、等価物に取り替えられることが理解されよう。また、本明細書で説明する中心概念から逸脱することなく、請求の対象が示すことに対して、特定の状況に合わせて適合するために、多様な変形が行われ得る。従って、請求の対象は、開示された特定の実施形態に限定されず、また、前記請求の対象は、添付する請求の範囲及びその等価物の範囲に属する全ての実施形態を含むことができることを意図している。