【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、第1の態様の視聴覚端末は、例えば
図1に示す視聴覚番組の視聴者が操作する視聴覚端末20であって;該視聴覚番組を再生する再生手段21と;該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する該視聴覚番組に固有の「動作指示情報101」(
図3参照)に基づき、該視聴者に該動作を指示する動作指示手段22と;該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために動作指示手段22により該動作が指示されるたびに該視聴者がおこなう該視聴者の応答動作を検出するモーションセンサ23と;視聴覚端末20が出力する情報を該視聴の認証を得るために該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム40(
図8参照)に送信する送信手段29と;モーションセンサ23により検出した検出結果から得られる「該視聴者の応答動作に関する情報」を送信手段29で送信可能な信号に信号化する信号化手段24とを備える。
【0013】
例えば
図1に示す再生手段21は、視聴者が操作する視聴覚端末20に番組提供主体が提供する視聴覚番組を映像と音声とにより提示する。再生手段21は、液晶表示画面(
図6参照)と空気伝導スピーカー(不図示)とを有し、視聴者に映像と音声とにより視聴覚番組を提示する。
【0014】
例えば
図1に示す動作指示手段22は、視聴覚番組を提供する番組提供主体が視聴覚番組に固有のタイミングにおいて視聴者に所定の動作を要求する視聴覚番組に固有の「動作指示情報101」(
図3参照)に基づき、視聴者に動作を指示する。動作指示手段22は再生手段21が有する液晶表示画面(
図6参照)の一部に視聴者がおこなうべき所定の動作の見本をアニメーションや文字(
図6参照)により指示する。また、視聴者の注意を喚起するために再生手段21が有する空気伝導スピーカー(不図示)により通知音を発生する。
【0015】
例えば
図1に示すモーションセンサ23は、視聴者が視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために、動作指示手段22により動作が指示されるたびに視聴者がおこなう視聴者の応答動作を検出する検出装置である。ここで、動作とは、視聴者の身体又はその一部、特に手の動きそのものをいう。この動きは、一次元、二次元又は三次元的なものである。言い換えれば、モーションセンサ23で検出できるものをいう。モーションセンサ23は、例えば、3軸6自由度加速度センサ(不図示)を有するとともに、視聴者を撮影することで視聴者の応答動作を検出するカメラ(不図示)を補助的に有する。
【0016】
例えば
図1に示す送信手段29は、視聴覚端末20が出力する情報を視聴の認証を得るために視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム40(
図8参照)に送信する。具体的には、送信手段29は公衆無線LAN(Local‐Area‐Network)(不図示)に無線により接続して情報通信をおこなう情報通信機(無線LAN通信機(ルーター))(不図示)である。
【0017】
例えば
図1に示す信号化手段24は、モーションセンサ23により検出した検出結果から得られる「視聴者の応答動作に関する情報」を送信手段29で送信可能な信号に信号化する。信号化手段24は、モーションセンサ23により検出した視聴者の応答動作の検出を、視聴覚の認証主体が定める「認証基準」に基づき、まず、検出結果(1次情報)として取得する。また、信号化手段24は、「認証基準」に基づき、検出結果(1次情報)から視聴者による応答動作を指標化した情報である2次情報(派生情報)を作成する。また、信号化手段24は、「認証基準」に基づき、視聴者による応答動作を指標化した2次情報から認証結果である3次情報(派生情報)を作成する。このように、信号化手段24は、視聴覚の認証主体が定める「認証基準」に基づいて、モーションセンサ23により検出した検出結果から得られる「視聴者の応答動作に関する情報」を送信手段29により送信可能な信号として信号化する。
【0018】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が備える該視聴覚番組を再生する再生手段により、該視聴覚番組を再生して視聴することができる。また、該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する該視聴覚番組に固有の動作指示情報に基づき、該視聴者に該動作を指示する動作指示手段により、該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴者に要求する該動作を、該動作指示手段により指示される該動作の指示として把握することができる。また、該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために該動作指示手段により該動作が指示されるたびに該視聴者がおこなう該視聴者の応答動作を検出するモーションセンサにより、該視聴者がおこなう応答動作を該モーションセンサによる検出として検出させることができる。また、該視聴覚端末が出力する情報を該視聴の認証を得るために該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信する送信手段により、該視聴覚端末が出力する情報を該視聴覚の認証主体に送信することができる。また、該モーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報を該送信手段で送信可能な信号に信号化する信号化手段により、該モーションセンサにより検出した該視聴者の応答動作の検出を、該モーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報として該送信手段で送信可能な信号に信号化することができる。このため、該送信手段により送信された該モーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報に基づき、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。
【0019】
また、第2の態様の視聴覚端末は、第1の態様の視聴覚端末において、例えば
図1に示す視聴覚端末20が備える信号化手段24は、モーションセンサ23により検出した該視聴者の応答動作と動作指示手段22により該視聴者に指示した該動作とが所定の基準に照らして一致するものと認める場合に、該視聴者の応答動作が有効な応答動作であることを認める「動作認証」を出力する動作の認証部24a(
図2参照)を有する。
【0020】
例えば
図1及び
図2に示す信号化手段24は、モーションセンサ23が検出した視聴者の応答動作と動作指示手段22により視聴者に指示した動作とが視聴覚の認証主体が定める所定の基準(例えば、「加速度の差異が最大で所定の値(指標値)(例えば、1.2G(地球上における重力加速度の1.2倍))以下の場合に動作が一致すると認める」と定める「認証基準」)に照らして一致することを認証する動作の認証部24a(
図2参照)を有する。また、信号化手段24が有する動作の認証部24aは、モーションセンサ23が検出した視聴者の応答動作と動作指示手段22が視聴者に指示した動作とが視聴覚の認証主体が定める所定の基準に照らして一致するものと認証する場合に、「動作認証(視聴覚端末)103a」(
図5参照)(3次情報)を出力する。
【0021】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が備える該信号化手段が、該モーションセンサにより検出した該視聴者の応答動作と該動作指示手段により該視聴者に指示した該動作とが所定の基準に照らして一致するものと認める場合に、該視聴者の応答動作が有効な応答動作であることを認める動作認証を出力する動作の認証部を有することにより、該視聴者の応答動作が有効な応答動作であることを認める動作認証を得ることができる。また、該動作認証は、該視聴覚端末が備える送信手段により該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信することができる。このため、該動作認証に基づき、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。
【0022】
また、第3の態様の視聴覚端末は、第1の態様の視聴覚端末において、例えば
図1に示す視聴覚端末20が備える信号化手段24は、モーションセンサ23により検出した該視聴者の応答動作と動作指示手段22により該視聴者に指示した該動作とが所定の基準に照らして一致するものと認める場合に、該視聴者の応答動作が有効な応答動作であることを認める「動作認証(視聴覚端末)103a」(
図5参照)を出力する動作の認証部24a(
図2参照)と;動作指示情報101(
図3参照)の総数とモーションセンサ23により検出した該視聴者の応答動作の検出の総数とを比較する「動作応答率」が所定の基準を満たす場合に、「動作応答率」に基づく「視聴認証(視聴覚端末)105a」(
図5参照)を出力する応答の認証部24b(
図2参照)と;視聴覚端末20が制御処理をおこなう時刻を出力するクロック28を備え、クロック28が出力する動作指示手段22により該視聴者に該動作を指示した時刻からクロック28が出力するモーションセンサ23により該視聴者の応答動作を検出した時刻までの「該視聴者が応答に要した時間」が所定の基準を満たす場合に、「該視聴者が応答に要した時間」に基づく「時間認証(視聴覚端末)104a」(
図5参照)を出力する時間の認証部24c(
図2参照)との;3つの該認証部からなる群から選ばれたいずれか1以上の認証部を有し;該認証部により出力される認証結果に基づき、「該視聴者の応答動作に関する情報」を出力し、「該視聴者の応答動作に関する情報」を信号化するように構成されている。
【0023】
例えば
図1に示す視聴覚端末20は、視聴覚端末20が制御処理をおこなう時刻を出力するクロック28を備える。
【0024】
また、
図1(及び
図2)に示す信号化手段24は、前述の動作の認証部24a(
図2参照)の他に、応答の認証部24b(
図2参照)と時間の認証部24c(
図2参照)とを有する。
【0025】
例えば
図1(及び
図2)に示す信号化手段24が有する応答の認証部24b(
図2参照)は、「動作指示情報101」(
図3参照)の総数とモーションセンサ23により検出した視聴者の応答動作の検出の総数とを比較する「動作応答率」(2次情報)が視聴覚の認証主体が定める所定の基準(例えば、「動作応答率」に基づく視聴の認証は、「動作応答率」が所定の値(例えば、「80%」)以上の場合に認証する」と定める「認証基準」)を満たす場合に、「動作応答率」に基づく「視聴認証(視聴覚端末)105a」(
図5参照)(3次情報)を出力する。
【0026】
例えば
図1(及び
図2)に示す信号化手段24が有する時間の認証部24c(
図2参照)は、クロック28が出力するモーションセンサ23により視聴者の応答動作を検出した時刻が、クロック28が出力する動作指示手段22により視聴者に動作を指示した時刻から視聴覚の認証主体が定める所定の時間の範囲内(例えば、「認証基準」に基づき、「視聴者が応答に要した時間」が所定の値(例えば3分間)以内の時間の範囲内)である場合に、「視聴者が応答に要した時間」(2次情報)が適正であるものと認める「視聴者が応答に要した時間」に基づく「時間認証(視聴覚端末)104a」(
図5参照)(3次情報)を出力する。
【0027】
例えば
図1(及び
図2)に示す信号化手段24は、動作の認証部24a(
図2参照)と応答の認証部24b(
図2参照)と時間の認証部24c(
図2参照)との、3つの認証部からなる群から選ばれたいずれか1以上の認証部を有し、認証部により出力される認証結果に基づき、「視聴者の応答動作に関する情報」(例えば、「動作の認証、応答の認証、時間の認証の全ての認証基準を満たす」ものとする肯定的な情報、あるいは、例えば、「動作の認証基準を満たさない」とする否定的な情報等)(3次情報)を作成して信号化する。
【0028】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する該視聴覚端末が制御処理をおこなう時刻を出力するクロックを備えることにより、該クロックが出力する該視聴覚端末が制御処理をおこなう時刻に基づき、視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。また、該視聴覚端末が備える該信号化手段は、該モーションセンサにより検出した該視聴者の応答動作と該動作指示手段により該視聴者に指示した該動作とが所定の基準に照らして一致するものと認める場合に、該視聴者の応答動作が有効な応答動作であることを認める動作認証を出力する動作の認証部を有することにより、該視聴者の応答動作が有効な応答動作であることを認める動作認証を得ることができる。また、該動作認証を該視聴覚端末が備える送信手段により視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信することができる。このため、該動作認証に基づき、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。また、該視聴覚端末が備える該信号化手段は、該動作指示情報の総数と該モーションセンサにより検出した該視聴者の応答動作の検出の総数とを比較する動作応答率が所定の基準を満たす場合に、動作応答率に基づく視聴認証を出力する応答の認証部を有することにより、該動作応答率に基づく視聴認証を得ることができる。また、該動作認証率に基づく視聴認証を該視聴覚端末が備える送信手段により該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信することができる。このため、該動作応答率に基づく視聴認証に基づき、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。また、該視聴覚端末が備える該信号化手段は、該クロックが出力する該モーションセンサにより該視聴者の応答動作を検出した時刻が、該クロックが出力する該動作指示手段により該視聴者に該動作を指示した時刻から所定の時間の範囲内である場合に、該視聴者が応答に要した時間が適正であるものと認める該視聴者が応答に要した時間に基づく時間認証を出力する時間の認証部を有することにより、該視聴者が応答に要した時間に基づく時間認証を得ることができる。また、該視聴者が応答に要した時間に基づく時間認証を該視聴覚端末が備える該送信手段により該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信することができる。このため、該視聴者が応答に要した時間に基づく時間認証に基づき、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。また、該視聴覚端末が備える該信号化手段が、該動作の認証部、該応答の認証部、該時間の認証部との3つの該認証部からなる群から選ばれたいずれか1以上の認証部を有し、該認証部により出力される認証結果に基づき、該視聴者の応答動作に関する情報を出力し、該視聴者の応答動作に関する情報を信号化するように構成されたことにより、該動作認証、該視聴認証、該時間認証の情報に基づく派生複合的な該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。
【0029】
また、第4の態様の視聴覚端末は、第1乃至第3の態様のいずれか1の態様の視聴覚端末において、例えば
図1に示す視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23により検出した検出結果を「応答動作履歴」として記録する応答動作記録手段25と;モーションセンサ23が最後に検出した検出結果と応答動作記録手段25が記録する「応答動作履歴」の中のモーションセンサ23が最後に検出した検出結果を除く他の検出結果とを比較する応答動作比較手段26と;応答動作比較手段26による比較の結果に基づき、モーションセンサ23が最後に検出した検出結果が「応答動作履歴」に含まれる他の検出結果と所定の基準に照らして一致するものと認める場合に、該視聴者を該視聴覚番組の番組提供主体が該視聴覚番組の提供の対象とする視聴者本人として認証する「視聴者認証」を出力する視聴者認証手段27とを備える。
【0030】
例えば
図1に示す応答動作記録手段25は、モーションセンサ23により検出した検出結果をその構成情報(「応答動作」)として記録する「動作応答情報102」(
図4参照)を応答動作記録手段25に接続された大容量記憶装置(ハードディスク/メモリ)である応答動作履歴データベース31に記録するデータベース管理システムである。応答動作履歴データベース31は、モーションセンサ23により検出した検出結果をその構成情報(「応答動作」)として含む「動作応答情報102」の情報を「応答動作履歴」として記録しておくことができる。「動作応答情報102」は、「動作応答情報102」を構成する「応答動作」の情報としてモーションセンサ23により視聴者の応答動作を検出した検出結果(1次情報)を記録している。
【0031】
例えば
図1に示す応答動作記録手段25は、応答動作履歴データベース31が記録する「応答動作履歴」(すなわち、モーションセンサ23により視聴者の応答動作を検出した検出結果(1次情報)をその構成情報として含む「動作応答情報102」(
図4参照))の情報を任意の検索条件により検索して抽出することができる。具体的に例えば、応答動作記録手段25は、同一の視聴者がおこなった同一の動作の指示に基づく他の検出結果(「動作応答情報102」)を「応答動作履歴」から検索して抽出する。
【0032】
さらに具体的には、
図1に示すモーションセンサ23により検出した検出結果(「動作応答情報102」(
図4参照)を構成する「応答動作」の情報)は、信号化手段24により関連情報が付加されることにより、「動作応答情報102」として応答動作履歴データベース31に記録されている。「動作応答情報102」を構成する情報としては、「動作応答情報102」に対応する情報である「動作指示情報101」(
図3参照)が記録されている。また、「動作指示情報101」を構成する情報としては、「視聴者ID」、「指示動作」、「指示ID」の情報が記録されている。このため、応答動作記録手段25は、「動作応答情報102」を構成する「視聴者ID」及び「指示動作」の個別の情報が同一で、かつ、「指示ID」の情報が異なることを検索条件として「応答動作履歴」を検索することで、同一の視聴者がおこなった同一の動作の指示に基づくモーションセンサ23により検出した他の検出結果を検索して抽出する。
【0033】
例えば
図1に示す応答動作比較手段26は、モーションセンサ23が最後に検出した検出結果(「動作応答情報102」(
図4参照)を構成する「応答動作」の情報)と応答動作記録手段25により検索されて抽出された他の検出結果(「動作応答情報102」を構成する「応答動作」の情報)とを比較する。応答動作比較手段26は、複数の「動作応答情報102」を相互に比較することによりモーションセンサ23により検出した検出結果の差異(2次情報)を定量的に把握する。
【0034】
例えば
図1に示す視聴者認証手段27は、応答動作比較手段26により定量的に把握された応答動作の差異(2次情報)を視聴覚の認証主体が定める所定の基準(「認証基準」(
図3参照))に照らして評価する認証装置である。視聴者認証手段27は、モーションセンサ23が最後に検出した検出結果(「動作応答情報102」(
図4参照)を構成する「応答動作」の情報)(1次情報)と応答動作記録手段25により検索されて抽出された他の検出結果(「動作応答情報102」を構成する「応答動作」の情報)(1次情報)の平均値との差異(2次情報)が視聴覚の認証主体が定める基準の範囲内(例えば、「認証基準」に基づき、「加速度の差異が最大で1.2G(地球上における重力加速度の1.2倍)以下」の範囲内)であると認める場合に、最後にモーションセンサ23により検出した検出結果に係る応答動作をおこなった視聴者を、視聴覚番組の番組提供主体が視聴覚番組を提供する視聴者本人であるものと認証する。視聴者認証手段27は、最後に応答動作をおこなった視聴者が視聴者本人であるものと認証する場合に、「視聴者認証(視聴覚端末)106a」(
図5参照)(3次情報)を出力する。出力された「視聴者認証(視聴覚端末)106a」(3次情報)は送信手段29により視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム40(
図8参照)に送信される。
【0035】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が備える該モーションセンサにより検出した検出結果を応答動作履歴として記録する応答動作記録手段により、該モーションセンサにより検出した検出結果を応答動作履歴として記録するとともに、該モーションセンサにより検出した検出結果を任意の条件により検索して抽出することができる。また、該モーションセンサが最後に検出した検出結果と該応答動作記録手段が記録する該応答動作履歴の中の該モーションセンサが最後に検出した検出結果を除く他の検出結果とを比較する応答動作比較手段により、該視聴者が最後におこなった応答動作と該視聴者が以前におこなった応答動作との差異を定量的に把握することができる。また、該応答動作比較手段による比較の結果に基づき、該モーションセンサが最後に検出した検出結果が該応答動作履歴に含まれる他の検出結果と所定の基準に照らして一致するものと認める場合に、該視聴者を該視聴覚番組の番組提供主体が該視聴覚番組の提供の対象とする視聴者本人として認証する視聴者認証を出力する視聴者認証手段により、該視聴者が該視聴覚の認証主体が定める認証基準により該視聴覚番組の番組提供主体が該視聴覚番組の提供の対象とする視聴者本人であることを認証する該視聴者認証を得ることができる。また、該視聴者認証を該視聴覚端末が備える送信手段により該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信することができる。このため、該視聴者認証に基づき、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。
【0036】
また、第5の態様の視聴覚端末は、第1乃至第4の態様のいずれか1の態様の視聴覚端末において、例えば
図20に示す視聴覚端末20aが備える動作指示手段22は該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定のタッチを要求する該視聴覚番組に固有の「タッチ指示情報」(不図示)に基づき、該視聴者に該タッチを指示するように構成され;該認証主体に伝達するために動作指示手段22により該タッチが指示されるたびに該視聴者がおこなう視聴覚端末20aへのタッチを検出するタッチスクリーン検出手段35を備え;信号化手段24はタッチスクリーン検出手段35により検出した検出結果から得られる「該視聴者のタッチに関する情報」を送信手段29で送信可能な信号に信号化するように構成される。
【0037】
例えば
図20に示す視聴覚端末20aが備える動作指示手段22は、前述の「動作指示情報101」(
図3参照)による動作の指示と同様に、視聴覚番組を提供する番組提供主体が視聴覚番組に固有のタイミングで視聴者に所定のタッチを要求する、視聴覚番組に固有の「タッチ指示情報」(不図示)に基づき、視聴者にタッチをおこなうように指示する。また、視聴覚端末20aが備えるタッチスクリーン検出手段35は、動作指示手段22により所定のタッチが指示されるたびに視聴者が視聴覚の認証主体に伝達するためにおこなう視聴覚端末20aへの所定のタッチを検出する。また、視聴覚端末20aが備える信号化手段24は、前述の「視聴者の応答動作に関する情報」と同様に、タッチスクリーン検出手段35により検出した検出結果から得られる「視聴者のタッチに関する情報」を送信手段29で送信可能な信号に信号化する。
【0038】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定のタッチを要求する該視聴覚番組に固有のタッチ指示情報に基づき、該視聴者に該タッチを指示する該動作指示手段により、該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴者に要求する該タッチを、該動作指示手段により指示される該タッチの指示として把握することができる。また、該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために該動作指示手段により該タッチが指示されるたびに該視聴者がおこなう該視聴者のタッチを検出するタッチスクリーン検出手段により、該視聴者がおこなう該視聴者のタッチを該タッチスクリーン検出手段による検出として検出させることができる。また、該タッチスクリーン検出手段により検出した検出結果から得られる該視聴者のタッチに関する情報を該送信手段で送信可能な信号に信号化する信号化手段により、該タッチスクリーン検出手段により検出した該視聴者のタッチの検出を、該タッチスクリーン検出手段により検出した検出結果から得られる該視聴者のタッチに関する情報として該送信手段で送信可能な信号に信号化することができる。また、該視聴覚端末が出力する情報を該視聴の認証を得るために該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信する送信手段により、該視聴覚端末が出力する情報を該視聴覚の認証主体に送信することができる。
【0039】
このため、例えば、該視聴者は該動作指示手段による動作の指示に対応して該指示された動作をおこなって応答するよりも、該動作指示手段による該タッチの指示に対応して該タッチスクリーン検出手段に該指示されたタッチをおこなって応答する方が該視聴者の状況に照らして容易又は適切である場合に、該視聴覚端末が備える該タッチスクリーン検出手段に該タッチをおこなうことを選択して応答することができる。例えば、一時的に該視聴者が人込みで混雑した場所等に居る場合や該視聴者が図書館内等に居るために、該応答のための動作をおこなうことによって他者の注意を集めたくないような場合等に選択的に該タッチの指示に対応して該タッチスクリーン検出手段に該タッチをおこなうことで静寂に応答することができる。このため、該送信手段により送信された該タッチスクリーン検出手段により検出した検出結果から得られる該視聴者のタッチに関する情報に基づき、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。
【0040】
また、第1乃至第5の態様のいずれか1の態様の視聴覚端末において、例えば
図1に示す視聴覚端末20は、該視聴者が所持する携帯端末として設けることができる。
【0041】
例えば
図1に示す視聴覚端末20は、特に、電子回路集積技術を用いることにより、小型化、軽量化が実現されている。このため、視聴覚端末20を操作する視聴者が片手で手軽に視聴覚端末20を把持又は所持をして操作をおこなうことができる。
【0042】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が、該視聴者が所持する携帯端末として設けられることにより、該視聴覚端末を使用する時間や場所等の条件について大きく制限を受けることがなく、該視聴者が有するより多くの機会を利用して、該視聴覚番組を視聴することができる。特に、該視聴者が該視聴覚端末を使用して遠隔教育番組を視聴することで、該遠隔教育番組を提供する番組提供主体による遠隔教育がおこなわれる場合には、該視聴者が有するより多くの機会を利用して該遠隔教育をおこなうことができる。また、該遠隔教育番組の受講者である該視聴者による該遠隔教育番組の該視聴は視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムを用いて客観的に認証することができるから、該視聴者並びに該遠隔教育番組を提供する番組提供主体は好適に通信教育、自習型教育等の該遠隔教育を実現することができる。
【0043】
また、第1乃至第5の態様のいずれか1の態様の視聴覚端末において、例えば
図1に示す視聴覚端末20が備える再生手段21は、放送された該視聴覚番組を受信して再生するように構成することができる。
【0044】
例えば
図1に示す再生手段21は、放送通信衛星又は地上に設けられた電波発信塔又は有線通信ケーブルのいずれかを介して視聴覚番組の番組提供主体がおこなう無線放送又は有線放送により伝達される視聴覚番組並びに「動作指示情報101」(
図3参照)の情報の放送を受信することができるチューナ(不図示)を有する。このため、受信した視聴覚番組を再生手段21が有するチューナにより再生して視聴者に提示することができる。また、再生手段21が有するチューナが受信した「動作指示情報101」を再生手段21が動作指示手段22に伝達することにより、動作指示手段22は視聴者に動作の指示をおこなうことができる。
【0045】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が備える再生手段が、放送された該視聴覚番組を受信して再生するように構成されたことにより、該視聴者が有するより多くの機会を利用して、該放送された該視聴覚番組並びに動作指示情報を受信して該視聴覚番組を視聴することができる。
【0046】
また、第1乃至第5の態様のいずれか1の態様の視聴覚端末において、例えば
図1に示す視聴覚端末20が備える再生手段21は、再生可能な記録媒体に記録された視聴覚番組を再生するように構成することができる。
【0047】
例えば
図1に示す再生手段21は、また、CD‐R(Compact‐Disc‐Recordable)、DVD(Digital‐Versatile‐Disc)、光磁気ディスク(Magneto‐Optical‐disc)、ROM(Read‐Only‐Memory)の電磁気学的又は光学的に再生可能な記録媒体に記録された、視聴覚番組の番組提供主体により提供される視聴覚番組を再生することができるマルチメディア・プレイヤ(不図示)を有する。また、再生可能な記録媒体には、「動作指示情報101」(
図3参照)の情報も視聴覚の認証主体によりあらかじめ記録されて提供されている。このため、再生手段21は、再生手段21が有するマルチメディア・プレイヤにより再生可能な記録媒体から「動作指示情報101」を読み取って、「動作指示情報101」を再生手段21から動作指示手段22に受け渡すことができる。これにより、動作指示手段22は視聴者への動作の指示をおこなうことができる。
【0048】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が備える再生手段が、再生可能な記録媒体に記録された視聴覚番組を再生するように構成されたことにより、再生可能な記録媒体に記録された該視聴覚番組並びに「動作指示情報」の情報を再生して利用することができる。このため、該視聴者が有するより多くの機会を利用して、該視聴覚番組を再生して視聴することができる。
【0049】
また、第1乃至第5の態様のいずれか1の態様の視聴覚端末において、例えば
図1に示す視聴覚端末20が備える再生手段21は、電気通信回線を通じて送信可能化された視聴覚番組を再生するように構成することができる。
【0050】
例えば
図1に示す再生手段21は、また、無線通信又は有線通信によりワイド・エリア・ネットワーク(WAN)(Wide‐Area‐Network)に接続可能な情報通信機(無線LAN通信機(ルーター))(不図示)を有する。このため、再生手段21は、電気通信回線を通じて視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム40(
図8参照)により送信可能化された視聴覚番組についても、情報通信機(無線LAN通信機(ルーター))を用いて視聴覚番組を再生して視聴者に視聴覚番組を提示することができる。また、電気通信回線を通じて「動作指示情報101」(
図3参照)を得ることができる。特に、再生手段21が有する情報通信機(無線LAN通信機(ルーター))は、視聴者が視聴覚端末20を高速電気通信回線網に接続して用いることができる場合には、ストリーミング(ストリーム配信)及びプログレッシブ・ダウンロード他の情報通信技術を用いることで、電気通信回線を通じて送信可能化された視聴覚番組を再生して視聴者に提示することができる。
【0051】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が備える再生手段が、電気通信回線を通じて送信可能化された該視聴覚番組を再生するように構成されたことにより、電気通信回線を通じて送信可能化された該視聴覚番組の情報並びに動作指示情報を得ることができる。このため、該視聴者が有するより多くの機会を利用して、該視聴覚番組を再生して視聴することができる。
【0052】
また、第6の態様の視聴覚端末は、第1乃至第5の態様のいずれか1の態様の視聴覚端末において、例えば
図1に示す視聴覚端末20が備える送信手段29は、該視聴者による該視聴覚番組の視聴中に該送信をおこなうように構成されている。
【0053】
例えば
図1に示す送信手段29は、視聴者による視聴覚番組の視聴中においても、随時、視聴覚端末20が出力する情報(1次情報、2次情報、3次情報)を視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム40(
図8参照)に送信することができる。このため、視聴覚端末20が高速電気通信回線網を用いた双方向の高速情報通信をおこなうことができる場合には、特に好適に、送信手段29は、随時、視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム40(
図8参照)に、視聴覚端末20が出力する情報(1次情報、2次情報、3次情報)を送信することができる。
【0054】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が備える送信手段が、該視聴者による該視聴覚番組の視聴中に該送信をおこなうように構成されたことにより、該視聴覚端末が出力する情報を、随時、視聴覚の認証主体に送信することができる。このため、該視聴覚番組の視聴と略同時に、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。
【0055】
また、第7の態様の視聴覚端末は、第1乃至第5の態様のいずれか1の態様の視聴覚端末において、例えば
図1に示す視聴覚端末20が備える送信手段29は、該視聴者による該視聴覚番組の再生終了後に該送信をおこなうように構成されている。
【0056】
例えば
図1に示す視聴覚端末20を高速電気通信回線網に接続できない場合も存在する。具体的には、視聴覚端末20がナロー・バンドに接続されているために、視聴覚の認証主体がWANにおいておこなうストリーミング(ストリーム配信)を利用して視聴覚番組を視聴することができない場合等である。このような場合においても、視聴者は前述の放送又は再生可能な記録媒体を介して伝達される視聴覚番組を視聴覚端末20により視聴することができる。
【0057】
例えば
図1に示す視聴覚端末20が備える記録手段32は、視聴者が視聴覚番組を視聴している間においては、視聴覚端末20が出力する情報(1次情報、2次情報、3次情報)を、視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム40(
図8参照)に送信することなく、随時、記録しておく。
【0058】
また、視聴者は視聴覚番組の再生終了後に、
図1に示す視聴覚端末20が十分な通信能力を有する高速電気通信回線網に接続した状態において、送信手段29により、視聴者による手動操作に従って、記録手段32に記録された視聴覚端末20が出力する情報(1次情報、2次情報、3次情報)を、視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム40(
図8参照)に、一括して、一時に送信する。
【0059】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が備える該送信手段が、該視聴者による該視聴覚番組の再生終了後に該送信をおこなうように構成されたことにより、該視聴覚端末が高速電気通信回線網に接続できない場合においても、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴覚端末により再生して視聴した後に、該送信手段により該視聴覚端末が出力する情報を、一括して、一時に視聴覚の認証主体に送信することができる。
【0060】
また、第8の態様のプログラムは、例えば
図7に示すように、視聴覚番組の視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)を制御するためのプログラムであって;該視聴覚番組を再生する処理と;該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する該視聴覚番組に固有の「動作指示情報101」(
図3参照)に基づき、該視聴者に該動作を指示する処理と;該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために該動作が指示されるたびに該視聴者がおこなう該視聴者の応答動作をモーションセンサ23により検出する処理と;該モーションセンサにより検出した検出結果から得られる「該視聴者の応答動作に関する情報」を送信可能な信号に信号化する処理と;該視聴覚端末が出力する情報を該視聴の認証を得るために該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信する処理とをおこなうように構成されている。
【0061】
例えば、
図7に示す制御プログラムが視聴覚端末20(
図1参照)を制御する主要な処理を挙げれば、制御プログラムは、再生手段21(
図1参照)を用いて視聴覚番組を再生する(ステップM01)。また、「動作指示情報101」(
図3参照)に基づき、動作指示手段22(
図1参照)を用いて視聴者に動作を指示する(ステップM02)。また、モーションセンサ23(
図1参照)を用いて視聴者の応答動作を検出する(ステップM03)。また、信号化手段24(
図1参照)を用いてモーションセンサ23による検出を信号化して検出結果(1次情報)として取得する。(ステップM04)。また、信号化手段24を用いて取得した検出結果(1次情報)に基づき、「動作応答情報102」(
図4参照)を作成するとともに、送信手段29により送信可能な信号に信号化する(ステップM05)。また、送信手段29(
図1参照)を用いて「動作応答情報102」を視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム40(
図8参照)に送信する(ステップM06)。
【0062】
このように構成することにより、プログラムは、視聴者が操作する視聴覚端末を適切に制御して、該視聴覚番組を再生する処理により、該視聴者に該視聴覚番組を再生して提示することができる。また、該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する該視聴覚番組に固有の動作指示情報に基づき、該視聴者に該動作を指示する処理により、該視聴者に該番組提供主体が要求する所定の動作を指示することができる。また、該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために該動作が指示されるたびに該視聴者がおこなう該視聴者の応答動作をモーションセンサにより検出する処理により、該モーションセンサを用いて該視聴者がおこなう応答動作を検出することができる。また、該モーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報を送信可能な信号に信号化する処理により、該モーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の動作応答に関する情報を視聴覚の認証主体に送信可能な信号として取得あるいは作成することができる。また、該視聴覚端末が出力する情報を該視聴の認証を得るために該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信する処理により、該視聴覚端末が出力する情報を該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信することができる。このため、該モーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報に基づき、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。
【0063】
また、第9の態様の視聴覚認証システムは、例えば
図8に示す視聴覚番組の視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚認証システム40であって;該視聴覚番組を該視聴者の要求に応じて該視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)に送信する番組送信手段41と;該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する情報によりなる該視聴覚番組に固有の「動作指示情報101」(
図3参照)を作成する動作指示情報作成手段42と;該視聴者が操作する視聴覚端末20に「動作指示情報101」を送信する動作指示情報送信手段43と;該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために返信する、該視聴者が操作する視聴覚端末20が出力する視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果から得られる「該視聴者の応答動作に関する情報」を受信する受信手段44と;受信した「該視聴者の応答動作に関する情報」を「該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報」に加工する受信情報加工手段45と;該視聴を認証するために、視聴覚認証システム40が出力する「該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報」を記録する認証記録手段53とを備え;受信情報加工手段45は、受信した「該視聴者の応答動作に関する情報」を解析し、該視聴者の応答動作を特定する動作解析特定部45aを有する。
【0064】
例えば
図8に示す視聴覚認証システム40は、WAN(Wide‐Area‐Network)に接続された視聴覚の認証主体が有する専用サーバーである。視聴覚認証システム40は視聴者に対して視聴覚番組の情報を提供することができるHTML言語(HyperText‐Markup‐Language)で作成された専用の「情報提供ホームページ」(不図示)を有する。視聴覚認証システム40は専用の「情報提供ホームページ」を通じて視聴者からの「番組送信要求100」(
図10参照)を受信する。視聴覚認証システム40は、また、「番組送信要求100」を送信した視聴者が、視聴覚番組を提供する番組提供主体が視聴覚番組の提供の対象とする視聴者本人であるかどうかを専用の「情報提供ホームページ(視聴者簡易認証ページ)」を提示して確認する。視聴者本人は、あらかじめ視聴覚の認証主体が発行した「視聴者ID」(
図3参照)並びに「視聴者ID」に固有の「パスワード」(視聴者簡易認証情報)(不図示)の双方の情報を通知されている。視聴者は、視聴覚認証システム40が公開する専用の「情報提供ホームページ」の適切な入力欄に「視聴者ID」並びに「パスワード」の双方の情報を入力する。
【0065】
例えば
図8に示す番組送信手段41は、「視聴者ID」(
図3参照)並びに「パスワード」(不図示)を用いて簡易的に視聴覚認証システム40(
図8参照)により視聴者本人であるものと認証された視聴者からの「番組送信要求100」(
図10参照)に基づき視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)に視聴覚番組を送信する、WANに接続されたストリーミング・サーバーである。なお、視聴覚番組の情報は、番組送信手段41に接続される番組データベース51に記録されている。
【0066】
例えば
図8に示す動作指示情報作成手段42は、視聴覚番組を提供する番組提供主体が視聴覚番組に固有のタイミングで視聴者に所定の動作を要求する情報によりなる視聴覚番組に固有の「動作指示情報101」(
図3参照)を作成する。動作指示情報作成手段42は、動作指示情報作成手段42に接続された番組データベース51に記録されている視聴覚番組の番組提供主体により決定された視聴覚番組に固有のタイミングを示す情報を参照することにより、視聴覚番組に固有のタイミングにおいて、「動作指示情報101」を作成する。
【0067】
例えば
図8に示す動作指示情報送信手段43は、視聴覚番組に固有のタイミングで、「動作指示情報101」(
図3参照)を視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)に送信する情報通信装置である。具体的には、動作指示情報送信手段43はWANに接続された情報通信機(高速有線情報通信機(ルーター))である。動作指示情報送信手段43は、視聴覚番組に固有のタイミングにおいて動作指示情報作成手段42により作成された「動作指示情報101」を視聴者が操作する視聴覚端末20に送信する。
【0068】
例えば
図8に示す受信手段44は、視聴者が視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)が備える送信手段29(
図1参照)を用いて視聴者が返信する、視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果から得られる「視聴者の応答動作に関する情報」(1次情報、2次情報、3次情報)を受信する情報通信装置である。具体的には、受信手段44は、動作指示情報送信手段43と同様に、WANに接続された情報通信機(高速有線情報通信機(ルーター))である。
【0069】
また、例えば
図8(及び
図9)に示す受信情報加工手段45は、受信手段44により受信した視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)が備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果(1次情報)から得られる「視聴者の応答動作に関する情報」(2次情報、3次情報)を作成する情報処理装置である。
【0070】
例えば
図8(及び
図9)に示す受信情報加工手段45は、まず、「認証基準」に基づいて1次情報(モーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果)を加工することにより、例えば1次情報を数値解析して作成した定量的な視聴者又は視聴覚端末の運動の情報などの2次情報未満の1次情報の派生情報を作成する。また、受信情報加工手段45は、1次情報(又は派生情報)から「認証基準」に基づいて視聴者の応答動作を指標化した指標値である2次情報を作成する。また、受信情報加工手段45は、2次情報(視聴者の応答動作を指標化した情報)から、「認証基準」に基づいて視聴者による視聴覚番組の視聴を認証する情報(3次情報)を作成する。
【0071】
また、例えば
図8(及び
図9)に示す受信情報加工手段45は、受信手段44により受信した視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)が出力するモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果(1次情報)を解析し、視聴覚端末20の3次元空間における運動(該視聴者の応答動作)を特定する動作解析特定部45a(
図9参照)を有する。受信情報加工手段45が有する動作解析特定部45aは、検出結果(1次情報)から視聴覚端末20の3次元空間における運動(該視聴者の応答動作)を数値解析をおこなうことにより加速度、角加速度、速度、角速度、変位(直交座標3軸上)、変位(直交座標3軸周り)の各次元において特定する。
【0072】
例えば
図8に示す認証記録手段53は、視聴覚の認証主体が視聴者による視聴覚番組の視聴を認証する根拠となる情報を「認証記録107」(
図5参照)として集積して記録するデータベース装置である。認証記録手段53は、視聴者による視聴覚番組の視聴を認証するために、視聴覚認証システム40及び視聴覚端末20(
図1参照)が出力する「視聴者が視聴覚番組を視聴したことを認証する情報」(1次情報、2次情報、3次情報)を、「認証記録107」を構成する情報として集積して記録する。
【0073】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムが記録して保有する該視聴覚番組を該視聴者の要求に応じて該視聴者が操作する視聴覚端末に送信する番組送信手段により、該視聴者が操作する視聴覚端末に該視聴覚番組を送信することができる。また、該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する情報によりなる該視聴覚番組に固有の動作指示情報を作成する動作指示情報作成手段により、該視聴者に該動作を要求する該動作指示情報を作成することができる。また、該動作指示情報を該視聴者が操作する視聴覚端末に送信する動作指示情報送信手段により、該視聴者が操作する視聴覚端末に該動作指示情報を送信することができる。また、該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために返信する、該視聴者が操作する視聴覚端末が出力する該視聴覚端末が備えるモーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報を受信する受信手段により、該視聴者が操作する視聴覚端末が備えるモーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報を受信することができる。また、受信した該視聴者の応答動作に関する情報を該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報に加工する受信情報加工手段により、受信した該視聴覚端末が備えるモーションセンサにより検出した該視聴者の応答動作に関する情報を加工して、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報を得ることができる。また、該視聴を認証するために、該視聴覚認証システムが出力する該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報を記録する認証記録手段を備えることにより、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する根拠となる情報を集積して認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該認証記録に基づき、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証をおこなうことができる。
【0074】
また、第10の態様の視聴覚認証システムは、第9の態様の視聴覚認証システムにおいて、例えば
図8に示す視聴覚認証システム40が備える受信情報加工手段45は、視聴覚端末20(
図1参照)が備えるモーションセンサ23により検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作と動作指示情報送信手段42により送信した「動作指示情報101」(
図3参照)が指示する該動作とが所定の基準に照らして一致するものと認める場合に、該視聴者の応答動作が有効な応答動作であることを認める「動作認証」を出力する動作の認証部45b(
図9参照)を有する。
【0075】
例えば
図8に示す受信情報加工手段45が有する動作の認証部45b(
図9参照)は、モーションセンサ23(
図1参照)が検出した検出結果から得られる視聴者の応答動作(1次情報)と「動作指示情報101」(
図3参照)が視聴者に指示する動作とが視聴覚の認証主体が定める所定の基準(例えば、「加速度の差異が最大で1.2G以下である場合に動作が一致するものと認める」と定める「認証基準」)に照らして一致することを認証する場合に、「動作認証(視聴覚認証システム)103b」(
図5参照)(3次情報)を出力する。
【0076】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムが備える該受信情報加工手段が、該視聴覚端末が備えるモーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作と該動作指示情報送信手段により送信した動作指示情報が指示する該動作とが所定の基準に照らして一致するものと認める場合に、該視聴者の該応答動作が有効な応答動作であることを認める動作認証を出力する動作の認証部を有することにより、該視聴者の応答動作が有効な応答動作であることを認める動作認証を得ることができる。また、該動作認証は、該視聴覚認証システムが備える認証記録手段により認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該動作認証に基づき、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証をおこなうことができる。
【0077】
また、第11の態様の視聴覚認証システムは、第9又は第10の態様の視聴覚認証システムにおいて、例えば
図8に示す視聴覚認証システム40が制御処理をおこなう時刻を出力するクロック49を備え;受信情報加工手段45は、クロック49が出力する動作指示情報送信手段43により「動作指示情報101」(
図3参照)を送信した時刻からクロック49が出力する受信手段44により該視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)が送信する視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果から得られる「該視聴者の応答動作に関する情報」を受信した時刻までの「該視聴者との通信に要した時間」が所定の時間の範囲内である場合に、「該視聴者との通信に要した時間」が適正であるものと認める「該視聴者との通信に要した時間」に基づく「時間認証(視聴覚認証システム)104b」(
図5参照)を出力する第1の時間の認証部45c(
図9参照)を有する。
【0078】
例えば
図8に示す視聴覚認証システム40は、視聴覚認証システム40が制御処理をおこなう時刻を出力するクロック49を備える。
【0079】
また、
図8に示す受信情報加工手段45が有する第1の時間の認証部45c(
図9参照)は、クロック49が出力する動作指示情報送信手段43により「動作指示情報101」(
図3参照)を送信した時刻(送信時刻)から受信手段44により視聴覚端末20(
図1参照)が送信する視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果から得られる「視聴者の応答動作に関する情報」を受信した時刻(受信時刻)までの「視聴者との通信に要した時間」(2次情報)が所定の時間の範囲内(例えば、「認証基準」に基づき、「視聴者との通信に要した時間」が「5分間以内」の時間の範囲内)である場合に、「視聴者との通信に要した時間」が適正であるものと認める「視聴者との通信に要した時間」に基づく「時間認証(視聴覚認証システム)104b」(
図5参照)(3次情報)を出力する。
【0080】
また、
図8に示す視聴覚認証システム40が備える認証記録手段53は、受信情報加工手段45が有する第1の時間の認証部45c(
図9参照)が出力する「視聴者との通信に要した時間」に基づく「時間認証(視聴覚認証システム)104b」(
図5参照)(3次情報)を「認証記録107」(
図5参照)を構成する情報として記録する。
【0081】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、視聴覚の認証主体が有する該視聴覚認証システムが制御処理をおこなう時刻を出力するクロックを備えることにより、該クロックが出力する該視聴覚認証システムが制御処理をおこなった時刻の情報を視聴者による視聴覚番組の視聴の認証をおこなうために用いることができる。また、該視聴覚認証システムが備える該受信情報加工手段が、該クロックが出力する該動作指示情報送信手段により動作指示情報を送信した時刻から該クロックが出力する該受信手段により該視聴者が操作する該視聴覚端末が送信する該視聴覚端末が備える該モーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報を受信した時刻までの該視聴者との通信に要した時間が所定の時間の範囲内である場合に、該視聴者との通信に要した時間が適正であるものと認める該視聴者との通信に要した時間に基づく時間認証を出力する第1の時間の認証部を有することにより、該視聴者との通信に要した時間に基づく時間認証を、該視聴覚認証システムが備える認証記録手段が記録する認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該視聴者との通信に要した時間に基づく時間認証に基づき、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証をおこなうことができる。
【0082】
また、第12の態様の視聴覚認証システムは、第9乃至第11の態様のいずれか1の態様の視聴覚認証システムにおいて、例えば
図8に示す視聴覚認証システム40が備える受信情報加工手段45は、受信手段44により受信した該視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)が備えるクロック28(
図1参照)が出力する視聴覚端末20が該視聴者に該動作を指示した時刻から受信手段44により受信した該視聴者が操作する視聴覚端末20が備えるクロック28が出力する該視聴者の応答動作を視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した時刻までの「該視聴者が応答に要した時間」が所定の時間の範囲内である場合に、「該視聴者が応答に要した時間」が適正であるものと認める「該視聴者が応答に要した時間」に基づく「時間認証(視聴覚認証システム)104b」(
図5参照)(3次情報)を出力する第2の時間の認証部45d(
図9参照)を有する。
【0083】
例えば
図8に示す受信情報加工手段45が備える第2の時間の認証部45d(
図9参照)は、受信手段44により受信した視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)が備えるクロック28(
図1参照)が出力する動作指示手段22(
図1参照)により視聴者に動作を指示した時刻から受信手段44により受信した視聴者が操作する視聴覚端末20が備えるクロック28が出力する視聴者の応答動作を視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した時刻までの「視聴者が応答に要した時間」(2次情報)が所定の時間の範囲内(例えば、「認証基準」に基づき、「視聴者が応答に要した時間」が「3分間以内」の時間の範囲内)である場合に、「視聴者が応答に要した時間」(2次情報)が適正であるものと認める「視聴者が応答に要した時間」に基づく「時間認証(視聴覚認証システム)104b」(
図5参照)(3次情報)を出力する。
【0084】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、該視聴覚の認証主体が有する該視聴覚認証システムが備える該受信情報加工手段が、該受信手段により受信した該視聴者が操作する該視聴覚端末が備えるクロックが出力する該視聴覚端末が該視聴者に該動作を指示した時刻から該受信手段により受信した該視聴者が操作する視聴覚端末が備えるクロックが出力する該視聴者の応答動作を該視聴覚端末が備えるモーションセンサにより検出した時刻までの該視聴者が応答に要した時間が所定の時間の範囲内である場合に、該視聴者が応答に要した時間が適正であるものと認める該視聴者が応答に要した時間に基づく時間認証を出力する第2の時間の認証部を有することにより、該視聴者が応答に要した時間に基づく時間認証を得ることができる。また、該視聴者が応答に要した時間に基づく時間認証を、該視聴覚端末が備える認証記録手段により認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該視聴者が応答に要した時間に基づく時間認証に基づき、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証をおこなうことができる。
【0085】
また、第13の態様の視聴覚認証システムは、第9乃至第12の態様のいずれか1の態様の視聴覚認証システムにおいて、
図8に示す視聴覚認証システム40は、受信手段44により受信した視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)が備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果を「応答動作履歴」として記録する応答動作記録手段46と;モーションセンサ23が最後に検出した検出結果と応答動作記録手段46が記録する「応答動作履歴」の中のモーションセンサ23が最後に検出した検出結果を除く他の検出結果とを比較する応答動作比較手段47と;応答動作比較手段47による比較の結果に基づき、モーションセンサ23が最後に検出した検出結果が該「応答動作履歴」に含まれる他の検出結果と所定の基準に照らして一致するものと認める場合に、該視聴者を該視聴覚番組の番組提供主体が該視聴覚番組の提供の対象とする視聴者本人として認証する「視聴者認証(視聴覚認証システム)106b」(
図5参照)を出力する視聴者認証手段48とを備える。
【0086】
例えば
図8に示す応答動作記録手段46は、前述の視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)が備える応答動作記録手段25(
図1参照)と同様に、受信手段44が受信した視聴者が操作する視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23(
図1参照)が最後に検出した検出結果(1次情報)を応答動作記録手段46に接続された大容量記憶装置(ハードディスク)である応答動作履歴データベース52に記録するデータベース管理システムである。このため、応答動作履歴データベース52は、受信手段44が受信した全ての視聴者が操作する視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23が検出した検出結果(1次情報)を「応答動作履歴」として記録しておくことができる。
【0087】
例えば
図8に示す応答動作記録手段46は、前述の視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)が備える応答動作記録手段25(
図1参照)と同様に、応答動作履歴データベース52が記録する「応答動作履歴」(視聴者が操作する視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23(
図1参照)が検出した検出結果(1次情報))の情報を任意の検索条件により検索して抽出することができる。具体的に例えば、応答動作記録手段46は、同一の視聴者がおこなった同一の動作の指示に基づく他の検出結果(1次情報)を「応答動作履歴」から検索して抽出する。
【0088】
さらに具体的に例えば、モーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果(1次情報)は、
図8に示す受信手段44により受信されて受信情報加工手段45により情報が加工されることにより、「動作応答情報102」(
図4参照)を構成する「応答動作」の情報として応答動作履歴データベース52に記録されている。また、「動作応答情報102」を構成する情報としては、「動作応答情報102」に対応する情報である「動作指示情報101」(
図3参照)が記録されているとともに、「動作指示情報101」を構成する情報としては、「視聴者ID」、「指示動作」、「指示ID」の情報が記録されている。このため、応答動作記録手段25は、「視聴者ID」及び「指示動作」が同一で、かつ、「指示ID」が異なることを検索条件として「応答動作履歴」を検索することで、同一の視聴者がおこなった同一の動作の指示に基づく他の検出結果(「動作応答情報102」を構成する「応答動作」の情報)(1次情報)を検索して抽出することができる。
【0089】
例えば
図8に示す応答動作比較手段47は、前述の視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)が備える応答動作比較手段26(
図1参照)と同様に、モーションセンサ23(
図1参照)が最後に検出した検出結果(「動作応答情報102」(
図4参照)を構成する「応答動作」の情報)(1次情報)と応答動作記録手段46により検索されて抽出された他の検出結果(「動作応答情報102」を構成する「応答動作」の情報)(1次情報)とを比較する。応答動作比較手段47は、複数の「動作応答情報102」を相互に比較することによりモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果(1次情報)の差異(2次情報)を定量的に把握することができる。
【0090】
例えば
図8に示す視聴者認証手段48は、前述の視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)が備える視聴者認証手段27(
図1参照)と同様に、応答動作比較手段47により定量的に把握された「応答動作」(1次情報)の差異(2次情報)を視聴覚の認証主体が定める所定の基準に照らして評価する認証装置である。視聴者認証手段48は、モーションセンサ23(
図1参照)が最後に検出した検出結果(「動作応答情報102」(
図4参照)を構成する「応答動作」の情報)(1次情報)と応答動作記録手段46により検索されて抽出された他の検出結果(「動作応答情報102」を構成する「応答動作」の情報)(1次情報)との「応答動作」(1次情報)の差異(2次情報)が視聴覚の認証主体が定める基準の範囲内(例えば、「認証基準」に基づき、「加速度の差異が最大で1.2G以下」の範囲内)であると認める場合に、最後に応答動作をおこなった視聴者を、番組提供主体が視聴覚番組を提供する視聴者本人であるものと認証する。視聴者認証手段48は、最後に応答動作をおこなった視聴者が視聴者本人であるものと認証する場合に、「視聴者認証(視聴覚認証システム)106b」(
図5参照)(3次情報)を出力する。また、出力された「視聴者認証(視聴覚認証システム)106b」を、認証記録手段53により「認証記録107」(
図5参照)を構成する情報として記録する。
【0091】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムが備える該受信手段により受信した該視聴者が操作する該視聴覚端末が備える該モーションセンサにより検出した検出結果を応答動作履歴として記録する応答動作記録手段により、該モーションセンサにより検出した検出結果を応答動作履歴として記録するとともに、任意の条件により該モーションセンサにより検出した検出結果を検索して抽出することができる。また、該モーションセンサが最後に検出した検出結果と該応答動作記録手段が記録する応答動作履歴の中の該モーションセンサが最後に検出した検出結果を除く他の検出結果とを比較する応答動作比較手段により、該視聴者が最後におこなった応答動作と該視聴者が以前におこなった応答動作との差異を定量的に把握することができる。また、該応答動作比較手段による比較の結果に基づき、該モーションセンサが最後に検出した検出結果が該応答動作履歴に含まれる他の検出結果と所定の基準に照らして一致するものと認める場合に、該視聴者を該視聴覚番組の番組提供主体が該視聴覚番組の提供の対象とする視聴者本人として認証する視聴者認証を出力する視聴者認証手段により、該視聴者が該視聴覚の認証主体が定める認証基準に基づき該視聴覚番組の番組提供主体が該視聴覚番組の提供の対象とする視聴者本人であることを認証する視聴者認証を得ることができる。また、該視聴者認証を該視聴覚認証システムが備える認証記録手段により認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該視聴者認証に基づき、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証をおこなうことができる。
【0092】
また、第14の態様の視聴覚認証システムは、第9乃至第13の態様のいずれか1の態様の視聴覚認証システムにおいて、例えば
図8に示す視聴覚認証システム40が備える動作指示情報作成手段42は該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定のタッチを要求する情報によりなる該視聴覚番組に固有の「タッチ指示情報」(不図示)を作成するように構成され;動作指示情報送信手段43は該視聴者が操作する視聴覚端末20a(
図20参照)に該「タッチ指示情報」を送信するように構成され;受信手段44は該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために返信する、該視聴者が操作する視聴覚端末20aが出力する視聴覚端末20aが備えるタッチスクリーン検出手段35により検出した検出結果から得られる「該視聴者のタッチに関する情報」を受信するように構成され;受信情報加工手段45は該受信した「該視聴者のタッチに関する情報」を「該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報」に加工するように構成される。
【0093】
例えば
図8に示す視聴覚認証システム40が備える動作指示情報作成手段42は、前述の「動作指示情報101」(
図3参照)と同様に、視聴覚番組を提供する番組提供主体が視聴覚番組に固有のタイミングで視聴者に所定のタッチを要求する情報によりなる、視聴覚番組に固有の「タッチ指示情報」(不図示)を作成する。また、視聴覚認証システム40が備える動作指示情報送信手段43は、前述の「動作指示情報101」と同様に、視聴者が操作する視聴覚端末20a(
図20参照)に「タッチ指示情報」を送信する。また、視聴覚認証システム40が備える受信手段44は、前述の「視聴者の応答動作に関する情報」と同様に、視聴者が視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために返信する、視聴者が操作する視聴覚端末20aが備えるタッチスクリーン検出手段35により検出した検出結果から得られる「視聴者のタッチに関する情報」を受信する。また、視聴覚認証システム40が備える受信情報加工手段45は、前述の「視聴者の応答動作に関する情報」と同様に、受信した「視聴者のタッチに関する情報」を「視聴者が視聴覚番組を視聴したことを認証する情報」に加工する。
【0094】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定のタッチを要求する情報によりなる該視聴覚番組に固有のタッチ指示情報を作成する動作指示情報作成手段により、該視聴者に該タッチを要求する該タッチ指示情報を作成することができる。また、該タッチ指示情報を該視聴者が操作する視聴覚端末に送信する動作指示情報送信手段により、該視聴者が操作する視聴覚端末に該タッチ指示情報を送信することができる。また、該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために返信する、該視聴者が操作する視聴覚端末が出力する該視聴覚端末が備えるタッチスクリーン検出手段により検出した検出結果から得られる該視聴者のタッチに関する情報を受信する受信手段により、該視聴者が操作する視聴覚端末が備えるタッチスクリーン検出手段により検出した検出結果から得られる該視聴者のタッチに関する情報を受信することができる。また、受信した該視聴者のタッチに関する情報を該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報に加工する受信情報加工手段により、受信した該視聴覚端末が備えるタッチスクリーン検出手段により検出した該視聴者のタッチに関する情報を加工して、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報を得ることができる。このため、該視聴覚認証システムにより、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証をおこなうことができる。
【0095】
また、第15の態様のプログラムは、例えば
図10に示すように、視聴覚認証システム40(
図8参照)を制御するために用いる視聴覚番組の視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚認証システムを制御するためのプログラムであって;該視聴者の要求に応じて該視聴覚番組を該視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)に送信する処理と;該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する情報によりなる該視聴覚番組に固有の「動作指示情報101」(
図3参照)を作成する処理と;「動作指示情報101」を該視聴者が操作する視聴覚端末20に送信する処理と;該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために返信する、該視聴者が操作する視聴覚端末20が出力する視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果から得られる「該視聴者の応答動作に関する情報」を受信する処理と;受信した「該視聴者の応答動作に関する情報」を「該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報」に加工する処理と;受信した「該視聴者の応答動作に関する情報」を解析し、該視聴者の応答動作を特定する処理と;該視聴を認証するために、該視聴覚認証システムが出力する「該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報」を記録する処理とをおこなうように構成されている。
【0096】
例えば、
図10に示す制御プログラムが視聴覚認証システム40(
図8参照)を制御する主要な処理を挙げれば、制御プログラムは、視聴者からの「番組送信要求100」に応じて番組送信手段41(
図8参照)を用いて番組データベース51(
図8参照)に記録される視聴覚番組を視聴者が操作する視聴覚端末20(
図1参照)に送信する(ステップS01)。また、視聴覚番組を提供する番組提供主体が視聴覚番組に固有のタイミングで視聴者に所定の動作を要求する情報によりなる視聴覚番組に固有の「動作指示情報101」(
図3参照)を動作指示情報作成手段42(
図8参照)を用いて作成する(ステップS02)。また、「動作指示情報101」を動作指示情報送信手段43(
図8参照)を用いて視聴者に送信する(ステップS03)。また、視聴者が返信する視聴者が操作する視聴覚端末20が出力する視聴覚端末20が備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果から得られる「視聴者の応答動作に関する情報」を受信手段44(
図8参照)を用いて受信する(ステップS04)。また、受信したモーションセンサ23により検出した検出結果(1次情報)から得られる「視聴者の応答動作に関する情報」(1次情報、2次情報、3次情報)を受信情報加工手段45(
図8参照)を用いて視聴覚の認証主体が定める「認証基準」に照らして「視聴者が視聴覚番組を視聴したことを認証する情報」(1次情報、2次情報、3次情報)に加工して出力する。なお、この際には、受信情報加工手段45が有する動作解析特定部45a(
図9参照)を用いて受信した「視聴者の応答動作に関する情報」を解析して視聴者の応答動作を特定する(ステップS05)。また、視聴覚認証システムが出力する「視聴者が視聴覚番組を視聴したことを認証する情報」を認証記録手段53(
図8参照)を用いて記録する(ステップS11)。
【0097】
このように構成することにより、プログラムは、視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムを適切に制御して、視聴者の要求に応じて視聴覚番組を該視聴者が操作する視聴覚端末に送信する処理により、該視聴者が操作する該視聴覚端末に該視聴覚番組を送信することができる。また、該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する情報によりなる該視聴覚番組に固有の動作指示情報を作成する処理により、該視聴者に該動作を要求する該動作指示情報を作成することができる。また、該動作指示情報を該視聴者が操作する該視聴覚端末に送信する処理により、該視聴者が操作する該視聴覚端末に該動作指示情報を送信することができる。また、該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために返信する、該視聴者が操作する視聴覚端末が出力する該視聴覚端末が備えるモーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報を受信する処理により、該視聴者が操作する該視聴覚端末が備えるモーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報を受信することができる。また、受信した該視聴者の応答動作に関する情報を該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報に加工する処理により、視聴覚の認証主体が定める認証基準に照らして該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する認証結果を得ることができる。また、受信した該視聴者の応答動作に関する情報を解析し、該視聴者の応答動作を特定する処理により、受信したモーションセンサ−により検出した検出結果に基づき、該視聴覚端末の運動あるいは該視聴者の応答動作を特定することにより、該視聴覚端末を操作する該視聴者の応答動作を特定して該受信情報加工手段による情報処理を実現することができる。また、該視聴を認証するために、該視聴覚認証システムが出力する該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報を記録する処理により、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報を該視聴覚認証システムが備える認証記録手段が記録する認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該認証記録に基づき、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証をおこなうことができる。
【0098】
また、第16の態様の視聴覚端末は、例えば
図11に示す視聴覚番組の視聴者が操作する視聴覚端末60であって;視聴覚番組を再生する再生手段61と;該視聴者による再生操作により再生された該視聴覚番組の中から該視聴覚番組を提供する番組提供主体により該視聴覚番組内に所定の時間の間隔で設けられた信号である「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)を検出する再生検出手段62と;再生検出手段62により「再生認証ポイント110が検出された時刻」を出力するクロック63と;該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために、該検出された「再生認証ポイント110」並びに「再生認証ポイント110が検出された時刻」を該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム80(
図16参照)に送信する送信手段65とを備える。
【0099】
例えば
図11に示す再生手段61は、視聴覚番組を視聴する視聴者に番組提供主体が提供する視聴覚番組を映像と音声とにより提示する。また、再生手段61は、前述の視聴覚端末20(
図1参照)が備える再生手段21(
図1参照)と同様に、放送又は再生可能な記録媒体又は電気通信回線のいずれかの情報伝達媒体を介して伝達される視聴覚番組についても視聴者に提供することができる。また、番組提供主体が提供する視聴覚番組の情報の中には、視聴者による視聴覚番組の視聴を確認する目的で、番組提供主体によって所定の時間の間隔で設けられる視聴覚番組の番組進行時間を画定する信号である「再生認証ポイント110」(
図12参照)が視聴覚番組内の時間軸上の各位置(
図13参照)に設けられて視聴者への視聴覚番組の提供がなされている。また、「再生認証ポイント110」が設けられた周期の情報については「再生認証ポイント110」を構成する情報である「周期情報」として視聴覚の認証主体により暗号化されて「再生認証ポイント110」の情報に記録されている。
【0100】
例えば
図11に示す再生検出手段62は、再生手段61により再生された視聴覚番組の情報の中から視聴覚番組を提供する番組提供主体により視聴覚番組内に所定の時間の間隔で設けられた視聴覚番組の番組進行時間を画定する信号である「再生認証ポイント110」(
図12参照)を検出する。
【0101】
例えば
図11に示すクロック63は、再生検出手段62により「再生認証ポイント110(
図12、
図13参照)が検出された時刻」を出力する。クロック63が出力する時刻は、「再生認証ポイント110」を構成する情報である「検出時刻」(
図12参照)の情報として「再生認証ポイント110」の情報に記録される。
【0102】
例えば
図11に示す送信手段65は、「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)並びに「再生認証ポイント110を検出した時刻」を視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム80(
図16参照)に送信する。このため、「再生認証ポイント110」並びに「再生認証ポイント110を検出した時刻」を受信した視聴覚の認証主体は、視聴者が操作する視聴覚端末60によって視聴覚番組が再生された時刻並びに視聴覚番組が再生された時刻に基づく番組再生時間を把握することができる。
【0103】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が備える該視聴覚番組を再生する再生手段により、該視聴覚番組を再生して視聴することができる。また、該視聴者による再生操作により再生された該視聴覚番組の中から該視聴覚番組を提供する番組提供主体により該視聴覚番組内に所定の時間の間隔で設けられた信号である再生認証ポイントを検出する再生検出手段により、該視聴覚番組の情報の中から該再生認証ポイントを検出することができる。また、該再生検出手段により該再生認証ポイントが検出された時刻を出力するクロックにより、該再生認証ポイントが検出された時刻の情報を出力して該再生認証ポイントが検出された時刻の情報を視聴の認証を得るために用いることができる。また、該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために、検出された該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントが検出された時刻を該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信する送信手段により、検出された該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントが検出された時刻を該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信することができる。このため、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。
【0104】
また、第17の態様の視聴覚端末は、第16の態様の視聴覚端末において、例えば
図11に示す2以上の「再生認証ポイント110(
図12、
図13参照)が検出された時刻」から該視聴者による「再生操作履歴」を解析して出力する視聴解析手段66を備え;送信手段65は、視聴解析手段66により出力された「再生操作履歴(視聴覚端末)111a」(
図14参照)を、該視聴を認証するために、さらに該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム80(
図16参照)に送信するように構成されている。
【0105】
例えば
図11に示す視聴解析手段66は、2以上の「再生認証ポイント110(
図12、
図13参照)が検出された時刻」から視聴者による視聴覚番組の再生操作の履歴である「再生操作履歴」を解析して出力する。「再生認証ポイント110」は番組提供主体の決定に基づき、視聴覚の認証主体により番組進行時間に対して(
図13に示す各点110a上に)一定の周期で設けられているとともに、「再生認証ポイント110」には視聴者による視聴覚番組の視聴の結果、クロック63により出力される番組再生時刻(「検出時刻」)(
図12参照)が記録されている。
【0106】
このため、視聴解析手段66は、「再生認証ポイント110」(
図12参照)を構成する個別の情報である「周期情報」並びに「検出時刻」を参照することにより番組進行時間と番組再生時間とを比較することができる。また、視聴解析手段66は、番組進行時間と番組再生時間とを比較することにより、視聴者による視聴覚番組の再生速度を把握することができる。このように、視聴解析手段66は、「再生認証ポイント110」が設けられた視聴覚番組の具体的な再生部分が視聴者による再生操作により再生された時刻を番組進行時間とともに把握することができるから、番組進行時間と番組再生時間とを比較することにより、視聴者が視聴覚番組を再生した再生速度を「再生操作履歴」として算出することができる。
【0107】
また、例えば
図11に示す視聴解析手段66により解析された視聴者による再生操作の履歴は、「再生操作履歴(視聴覚端末)111a」(
図14参照)として出力される。また、送信手段65は、「再生操作履歴(視聴覚端末)111a」を視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム80(
図16参照)に送信する。
【0108】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が備える2以上の該再生認証ポイントが検出された時刻から該視聴者による再生操作の履歴を解析して出力する視聴解析手段により、該視聴者による該再生操作履歴を出力して得ることができる。また、該視聴覚端末が備える送信手段は、該視聴解析手段により出力された再生操作履歴を、該視聴を認証するために、さらに該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信するように構成されたことにより、該再生操作履歴を該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信することができる。このため、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。
【0109】
また、第18の態様の視聴覚端末は、第17の態様の視聴覚端末において、例えば
図11に示す視聴覚端末60は、「再生操作履歴(視聴覚端末)111a」(
図14参照)に基づき、該視聴者が所定の範囲内の再生速度により所定の時間だけ該視聴覚番組の該視聴をおこなったことを認証する該「再生操作履歴(視聴覚端末)111a」に基づく「視聴認証(視聴覚端末)114a」(
図14参照)を出力する視聴認証手段67を備え;送信手段65は、視聴認証手段67により出力される「再生操作履歴(視聴覚端末)111a」に基づく「視聴認証(視聴覚端末)114a」を、さらに該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム80(
図16参照)に送信するように構成されている。
【0110】
例えば
図11に示す視聴認証手段67は、視聴解析手段66により出力された「再生操作履歴(視聴覚端末)111a」(
図14参照)に基づき、視聴者が視聴覚の認証主体が定める所定の範囲内の再生速度(例えば、「2倍速以下の再生速度」)により所定の時間(例えば、「60分間以上」)だけ視聴覚番組の視聴をおこなったことを認証する「再生操作履歴(視聴覚端末)111a」に基づく「視聴認証(視聴覚端末)114a」(
図14参照)を出力する。また、送信手段65は、視聴認証手段67により出力される「再生操作履歴(視聴覚端末)111a」に基づく「視聴認証(視聴覚端末)114a」を視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム80(
図16参照)に送信する。
【0111】
このように構成することで、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する視聴覚端末が備える、該再生操作履歴に基づき、該視聴者が所定の範囲内の再生速度により所定の時間だけ該視聴覚番組の視聴をおこなったことを認証する該再生操作履歴に基づく視聴認証を出力する視聴認証手段により、該再生操作履歴に基づく視聴認証を出力して得ることができる。また、該送信手段は、該視聴認証手段により出力される該再生操作履歴に基づく視聴認証を、さらに該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信するように構成されたことにより、該再生操作履歴に基づく視聴認証を該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信することができる。このため、該再生操作履歴に基づく視聴認証に基づき、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。
【0112】
また、第16乃至第18の態様のいずれか1の態様の視聴覚端末において、例えば
図11に示す視聴覚端末60は、該視聴者が所持する携帯端末として設けることができる。
【0113】
例えば
図11に示す視聴覚端末60は、再生手段61、再生検出手段62、クロック63、記録手段64、送信手段65、視聴解析手段66、視聴認証手段67、並びにこれらの装置を制御するマイクロ・プロセッサ(MPU)70を備える高機能な視聴覚端末でありながら、特に、電子回路集積技術を用いることにより、小型化、軽量化が実現されている。このため、視聴覚端末60を操作する視聴者が片手で手軽に視聴覚端末60を把持又は所持をして操作をおこなうことができる。
【0114】
このように構成することにより、視聴覚番組の視聴者は、該視聴者が操作する該視聴覚端末が、該視聴者が所持する携帯端末として設けられることにより、該視聴覚端末を使用する時間や場所等の条件について大きく制限を受けることがなく、該視聴者が有するより多くの機会を利用して、該視聴覚番組を視聴することができる。特に、該視聴者が該視聴覚端末を使用して遠隔教育番組を視聴することで、該遠隔教育番組を提供する番組提供主体による遠隔教育がおこなわれる場合には、該視聴者が有するより多くの機会を利用して該遠隔教育をおこなうことができる。また、該遠隔教育番組の受講者である該視聴者による該遠隔教育番組の視聴は視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムを用いて客観的に認証することができるから、該視聴者並びに該遠隔教育番組を提供する該番組提供主体は好適に通信教育、自習型教育等の該遠隔教育を実現することができる。
【0115】
また、第19の態様の視聴覚端末は、第16乃至第18の態様のいずれか1の態様の視聴覚端末において、例えば視聴覚端末60(
図11参照)に視聴覚端末20(
図1参照)の機能を組み込んだ視聴覚番組の視聴者が操作する
図18に示す視聴覚端末60aであって;該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する該視聴覚番組に固有の「動作指示情報101」(
図3参照)に基づき、該視聴者に該動作を指示する動作指示手段22(
図1参照)と;該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために動作指示手段22(
図1参照)により該動作が指示されるたびに該視聴者がおこなう該視聴者の応答動作を検出するモーションセンサ23(
図1参照)と;モーションセンサ23により検出した検出結果から得られる「該視聴者の応答動作に関する情報」を送信手段65(
図11参照)で送信可能な信号に信号化する信号化手段24(
図1参照)とを備え;送信手段65は、視聴覚端末60aが出力する情報を該視聴の認証を得るために該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム80a(
図19参照)に送信するように構成されている。
【0116】
例えば視聴覚端末60(
図11参照)に視聴覚端末20(
図1参照)の機能を組み込んだ
図18に示す視聴覚端末60aを構成することができる。この場合には、視聴覚の認証主体は、視聴覚番組の視聴者が、視聴覚端末60に視聴覚端末20の機能を組み込んだ視聴覚端末60aを用いて視聴覚番組を再生して視聴することにより、視聴者に所定の動作を頻繁に要求することなく、視聴覚の認証主体による厳密な視聴の認証をおこなうことができる。
【0117】
具体的には、視聴者が
図18に示す視聴覚端末60aを用いる場合には、視聴覚の認証主体は、視聴者に頻繁に所定の動作を要求しなくても、「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)を用いて、視聴者が視聴覚番組を再生していることを認証することができる。このため、視聴覚の認証主体は、頻繁に視聴者に応答動作を要求して視聴の認証をおこなう必要がない。例えば、視聴覚の認証主体は、視聴者が視聴覚端末60aにより視聴覚番組を視聴する場合には、視聴者に所定の動作を要求しておこなう視聴の認証の回数を、視聴覚番組の冒頭部、視聴覚番組の番組進行時間の中央部、視聴覚番組の終了部の3回程度の回数として少なく抑えることができる。
【0118】
一方で、視聴覚の認証主体は、視聴者が
図18に示す視聴覚端末60aを用いる場合には、「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)を用いた視聴の認証をおこなうのみならず、視聴者に所定の動作を要求して視聴の認証をおこなうことができるから、「再生認証ポイント110」を用いた視聴の認証のみをおこなう視聴の認証の場合と比較して、さらに厳密に視聴の認証をおこなうことができる。言い換えれば、視聴者が視聴覚端末を作動させたまま放置してしまったような場合を検知することができる。以上、第1の態様の部品又は機能を組み込む場合について説明したが、第2から第7までの態様の部品又は機能をそれぞれ組み込むものとしてもよい。
【0119】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、該視聴者に所定の動作を頻繁に要求することなく、該視聴覚の認証主体による厳密な該視聴の認証をおこなうことができる。すなわち、
図18に示す視聴覚端末60aには、視聴覚端末60(
図11参照)の機能があるので、動作指示の頻度が低くても、「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)を用いて視聴を時々刻々認証できる。したがって、視聴者は、番組視聴中に視聴をある程度妨げ得る応答動作を頻繁に行う必要がない。また、視聴覚端末20(
図1参照)の機能があるので、視聴覚端末を作動させたまま放置するような行為がなかったことを認証できる。このような相乗効果を享受できる。
【0120】
また、第20の態様のプログラムは、例えば
図15に示すように、視聴覚番組の視聴者が操作する視聴覚端末60(
図11参照)を制御するためのプログラムであって;該視聴覚番組を該視聴者による視聴覚端末60の操作に従って再生して提示する処理と;該視聴者による再生操作により再生された該視聴覚番組の中から該視聴覚番組を提供する該番組提供主体により該視聴覚番組内に所定の時間の間隔で設けられた信号である「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)を検出する処理と;「再生認証ポイント110が検出された時刻」を出力する処理と;該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために、検出された「再生認証ポイント110」並びに「再生認証ポイント110が検出された時刻」を該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム80(
図16参照)に送信する処理とをおこなうように構成されている。
【0121】
例えば
図15に示す制御プログラムが視聴覚端末60(
図11参照)を制御する主要な処理を挙げれば、制御プログラムは、視聴者の視聴覚端末60の操作に従って再生手段61(
図11参照)を用いて視聴覚番組を再生して視聴者に提示する(ステップN01)。また、視聴者による再生操作により再生された視聴覚番組の中から視聴覚番組を提供する番組提供主体により視聴覚番組内に所定の時間の間隔で設けられた信号である「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)を再生検出手段62(
図11参照)を用いて検出する(ステップN02)。また、クロック63(
図11参照)を用いて再生検出手段62により「再生認証ポイント110が検出された時刻」を出力する(ステップN03)。また、視聴者が視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために、再生検出手段62により検出された「再生認証ポイント110」並びにクロック63により出力された再生検出手段62が「再生認証ポイント110を検出した時刻」を送信手段65(
図11参照)を用いて視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム80(
図16参照)に送信する(ステップN04)。
【0122】
このように構成することにより、プログラムは、視聴覚番組の視聴者が操作する視聴覚端末を適切に制御して、該視聴覚番組を該視聴者による該視聴覚端末の操作に従って再生して提示する処理により、該視聴者による操作に従って、該視聴者に該視聴覚番組を再生して提示することができる。また、該視聴者による再生操作により再生された該視聴覚番組の中から該視聴覚番組を提供する番組提供主体により該視聴覚番組内に所定の時間の間隔で設けられた信号である再生認証ポイントを検出する処理により、該視聴覚番組の情報の中から該再生認証ポイントを検出することができる。また、該再生認証ポイントが検出された時刻を出力する処理により、該再生認証ポイントが検出された時刻の情報を出力して利用することができる。また、該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために、該検出された該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントが検出された時刻を該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信する処理により、検出された該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントが検出された時刻を該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信することができる。このため、該再生認証ポイントの情報並びに該再生認証ポイントが検出された時刻の情報に基づき、該視聴覚の認証主体による該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証を得ることができる。
【0123】
また、第21の態様の視聴覚端末を制御するためのプログラムは、第20の態様の視聴覚端末を制御するためのプログラムにおいて、例えば視聴覚端末60(
図11参照)に視聴覚端末20(
図1参照)の機能を組み込んだ視聴覚番組の視聴者が操作する
図18に示す視聴覚端末60aを制御するための制御プログラム(不図示)であって;該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する該視聴覚番組に固有の「動作指示情報101」(
図3参照)に基づき、該視聴者に該動作を指示する処理と;該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために該動作が指示されるたびに該視聴者がおこなう該視聴者の応答動作をモーションセンサ23(
図1参照)により検出する処理と;モーションセンサ23により検出した検出結果から得られる「該視聴者の応答動作に関する情報」を送信可能な信号に信号化する処理と;視聴覚端末60aが出力する情報を該視聴の認証を得るために該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システム80a(
図19参照)に送信する処理とをおこなうように構成されている。
【0124】
例えば視聴覚端末60(
図11参照)を制御する
図15に示す制御プログラムに視聴覚端末20(
図1参照)を制御する制御プログラム(
図7参照)がおこなう制御処理を組み込んだ制御プログラム(不図示)を用いて制御をおこなうことにより、視聴覚端末60に視聴覚端末20の機能を組み込んだ
図18に示す視聴覚端末60aを制御することができる。この場合には、視聴覚の認証主体は、視聴者が、視聴覚番組を本制御プログラムにより制御される視聴覚端末60aにより再生して視聴することにより、前述の通り、視聴者に所定の動作を頻繁に要求することなく、視聴覚の認証主体による厳密な視聴の認証をおこなうことができる。
【0125】
このように構成することにより、本制御プログラムは、視聴覚端末を制御するための第18の態様のプログラムであって;該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する該視聴覚番組に固有の動作指示情報に基づき、該視聴者に該動作を指示する処理と;該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚の認証主体に伝達するために該動作が指示されるたびに該視聴者がおこなう該視聴者の応答動作をモーションセンサにより検出する処理と;該モーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報を送信可能な信号に信号化する処理と;該視聴覚端末が出力する情報を該視聴の認証を得るために該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムに送信する処理とをおこなうように構成されたことにより、該視聴者に所定の動作を頻繁に要求することなく、該視聴覚の認証主体による厳密な視聴の認証をおこなうことができる。
【0126】
また、第22の態様の視聴覚認証システムは、例えば
図16に示す視聴覚番組の視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚認証システム80であって;該視聴覚番組に所定の時間の間隔で該視聴覚番組の番組進行時間を画定する信号である「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)を設ける再生認証ポイント設置手段81と;該視聴覚番組を該視聴者の要求に応じて該視聴者が操作する視聴覚端末60(
図11参照)に送信する番組送信手段82と;該視聴者が視聴覚端末60を用いて該視聴覚番組を再生することにより検出される該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組内に所定の時間の間隔で設けた信号である「再生認証ポイント110」を受信する受信手段83と;受信手段83により「再生認証ポイント110を受信した時刻112」(
図14参照)を出力するクロック84と;該視聴を認証するために、「再生認証ポイント110」並びに「再生認証ポイント110を受信した時刻112」を記録する認証記録手段92とを備える。
【0127】
例えば
図16に示す視聴覚認証システム80は、前述の視聴覚認証システム40(
図8参照)と同様に、視聴覚の認証主体が有するWANに接続された専用サーバーである。また、前述の視聴覚認証システム40と同様に、視聴覚番組の視聴者に視聴覚番組の概要等を伝達することができる専用の「情報提供ホームページ」(不図示)を提示するとともに、視聴者が送信した「番組送信要求100」(
図17参照)に応じて、視聴者を「視聴者ID」(
図12参照)並びに「視聴者ID」に固有の「パスワード」(視聴者簡易認証情報)(不図示)の双方の情報を用いて確認する。
【0128】
例えば
図16に示す再生認証ポイント設置手段81は、視聴覚番組の番組提供主体により提供された番組データベース91に記録される視聴覚番組に視聴覚番組の番組進行時間を画定する「再生認証ポイント110」(
図12参照)を所定の間隔(
図13参照)で設置する情報処理装置である。再生認証ポイント設置手段81は、視聴覚番組の所定の番組進行時間において「再生認証ポイント110」の情報を視聴覚番組を構成する情報の中に挿入するとともに、「再生認証ポイント110」を構成する「周期情報」の情報に設置する「再生認証ポイント110」により画定する番組進行時間の情報を暗号化して記録する。再生認証ポイント設置手段81により「再生認証ポイント110」が設置された視聴覚番組は、再び番組データベース91に記録される。
【0129】
例えば
図16に示す番組送信手段82は、前述の視聴覚認証システム40(
図8参照)が有する番組送信手段41(
図8参照)と同様に、「視聴者ID」(
図12参照)並びに「視聴者ID」に固有の「パスワード」(視聴者簡易認証情報)(不図示)により確認された視聴者本人から送信された「番組送信要求100」(
図17参照)に応じて、番組データベース91に記録される番組提供主体により提供された視聴覚番組を視聴者が操作する視聴覚端末60(
図11参照)に送信する、WANに接続されたストリーミング・サーバーである。
【0130】
例えば
図16に示す受信手段83は、視聴者が視聴覚端末60(
図11参照)を用いて視聴覚番組を再生することにより視聴覚端末60が備える再生検出手段62により検出されるとともに、視聴覚端末60が備える送信手段65(
図11参照)により視聴覚認証システム80に返信される「再生認証ポイント110」(
図12参照、
図13参照)の情報を受信する。受信手段83は、WANに接続された、情報通信機(高速有線情報通信機(ルーター))である。
【0131】
例えば
図16に示すクロック84は、受信手段83により「再生認証ポイント110(
図12、
図13参照)を受信した時刻112」(
図14参照)を出力する。「再生認証ポイント110を受信した時刻112」は、概ね視聴者が操作する視聴覚端末60(
図11参照)により視聴覚番組が再生された時刻であるものということができるから、視聴覚の認証主体は、クロック84が出力する「再生認証ポイント110を受信した時刻112」により、視聴者が操作する視聴覚端末60により視聴覚番組が再生された時刻並びに視聴覚番組の再生時刻に基づく視聴覚番組の再生時間を把握することができる。
【0132】
例えば
図16に示す認証記録手段92は、「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)の情報並びにクロック84が出力する受信手段83が「再生認証ポイント110を受信した時刻112」(
図14参照)の情報を「認証記録115」(
図14参照)を構成する情報として記録する。
【0133】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、該視聴覚の認証主体が有する視聴覚番組の視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚認証システムであって、該視聴覚認証システムが備える、該視聴覚番組に所定の時間の間隔で該視聴覚番組の番組進行時間を画定する信号である再生認証ポイントを設ける再生認証ポイント設置手段により、該視聴覚番組の番組進行時間を画定する所定の時間の間隔において、該視聴覚番組に該再生認証ポイントを設置することができる。また、該視聴覚番組を該視聴者の要求に応じて該視聴者が操作する視聴覚端末に送信する番組送信手段により、該視聴者が操作する該視聴覚端末に該視聴覚番組を送信して該視聴者に該視聴覚番組を提示することができる。また、該視聴者が該視聴覚端末を用いて該視聴覚番組を再生することにより検出される該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組内に所定の時間の間隔で設けた信号である再生認証ポイントを受信する受信手段により、該視聴者が操作する視聴覚端末により返信される該再生認証ポイントを受信することができる。また、該受信手段により該再生認証ポイントを受信した時刻を出力するクロックにより、該再生認証ポイントを受信した時刻の情報を出力して認証をおこなうことができる。また、該視聴を認証するために、該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントを受信した時刻を記録する認証記録手段により、該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントを受信した時刻を認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該認証記録に基づき、該視聴者による該視聴覚番組の該視聴を認証することができる。
【0134】
また、第23の態様の視聴覚認証システムは、第20の態様の視聴覚認証システムにおいて、例えば
図16に示す視聴覚認証システム80が備える受信手段83は、さらに該視聴者が操作する視聴覚端末60(
図11参照)により記録された「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)並びに「再生認証ポイント110を検出した時刻」(「検出時刻」)(
図12参照)を受信するように構成され;認証記録手段92は、さらに視聴覚端末60により記録された「再生認証ポイント110」並びに「再生認証ポイント110を検出した時刻」(「検出時刻」)を記録するように構成されている。
【0135】
例えば
図16に示す受信手段83は、さらに視聴者が操作する視聴覚端末60(
図11参照)が記録する「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)並びに視聴覚端末60が備えるクロック63(
図11参照)により出力される「再生認証ポイント110を検出した時刻」(「検出時刻」)(
図12参照)を受信する。また、認証記録手段92は、さらに視聴覚端末60が備える記録手段64(
図11参照)により記録された「再生認証ポイント110」並びに「再生認証ポイント110を検出した時刻」(「検出時刻」)を「認証記録115」(
図14参照)を構成する情報として記録する。
【0136】
例えば
図11に示す視聴覚端末60は、高速で情報通信をおこなうことができない通信環境においても使用される。高速で情報通信をおこなうことができない通信環境にある視聴者が操作する視聴覚端末60は、放送又は再生可能な記録媒体を介して視聴覚番組を再生する。視聴覚端末60は、「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)並びに視聴覚端末60が備えるクロック63が出力する「再生認証ポイント110を検出した時刻」(「検出時刻」)(
図12参照)を視聴覚端末60が備える記録手段64に記録する。視聴覚端末60は、視聴覚番組の再生終了後に高速電気通信回線網に接続した状態において、記録手段64に記録した「再生認証ポイント110」並びに「再生認証ポイント110を検出した時刻」(「検出時刻」)を視聴覚認証システム80(
図16参照)に送信することにより視聴覚の認証主体による視聴の認証を得ることができる。
【0137】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムが備える該受信手段が、さらに該視聴者が操作する視聴覚端末により記録された該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントを検出した時刻を受信するように構成されたことにより、該視聴者が該視聴覚端末を高速電気通信回線網に接続して該視聴覚番組を視聴することができない場合にも、該視聴覚端末が備える記録手段に記録された該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントを検出した時刻を受信することにより該視聴者が該視聴覚端末により該視聴覚番組を再生した時刻並びに該視聴覚番組の再生時間を把握することができる。また、認証記録手段は、さらに該視聴覚端末により記録された該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントを検出した時刻を記録するように構成されたことにより、該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントを検出した時刻を認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該認証記録に基づき、該視聴者による該視聴覚番組の該視聴を認証することができる。
【0138】
また、第24の態様の視聴覚認証システムは、第22の態様の視聴覚認証システムにおいて、例えば
図16に示す視聴覚認証システム80は、2以上の「再生認証ポイント110(
図12、
図13参照)を受信した時刻112」(
図14参照)から該視聴者による再生操作の履歴を解析して出力する視聴解析手段85を備え;認証記録手段92は、視聴解析手段85により出力された「受信時刻112」に基づく「再生操作履歴(視聴覚認証システム)111b」(
図14参照)をさらに記録するように構成されている。
【0139】
例えば
図16に示す視聴解析手段85は、クロック84が出力する受信手段83が2以上の「再生認証ポイント110(
図12、
図13参照)を受信した時刻112」(
図14参照)から「受信時刻112」に基づく「再生操作履歴(視聴覚認証システム)111b」(
図14参照)を解析して出力する。また、認証記録手段92は視聴解析手段85により出力された「受信時刻112」に基づく「再生操作履歴(視聴覚認証システム)111b」を、「認証記録115」(
図14参照)を構成する情報として記録する。
【0140】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムが備える2以上の該再生認証ポイントを受信した時刻から該視聴者による再生操作の履歴を解析して出力する視聴解析手段により、受信時刻に基づく再生操作履歴を得ることができる。また、認証記録手段が、該視聴解析手段により出力された受信時刻に基づく再生操作履歴をさらに記録することにより、該受信時刻に基づく再生操作履歴を認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該認証記録に基づき、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証をおこなうことができる。
【0141】
また、第25の態様の視聴覚認証システムは、第23の態様の視聴覚認証システムにおいて、例えば
図16に示す視聴覚認証システム80が備える、2以上の該視聴者が操作する視聴覚端末60(
図11参照)により記録された「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)並びに「再生認証ポイント110を視聴覚端末60が検出した時刻」(「記録時刻113」)(
図14参照)から該視聴者による再生操作の履歴を解析して出力する視聴解析手段85を備え;認証記録手段92は、視聴解析手段85により出力された「記録時刻113」に基づく「再生操作履歴(視聴覚認証システム)111c」(
図14参照)をさらに記録するように構成されている。
【0142】
例えば
図16に示す視聴解析手段85は、2以上の視聴者が操作する視聴覚端末60(
図11参照)が備えるクロック63(
図11参照)により出力された「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)並びに「再生認証ポイント110を視聴覚端末60が検出した時刻」(「記録時刻113」)(
図14参照)から視聴者による再生操作の履歴(「再生操作履歴(視聴覚認証システム)111c」(
図14参照))を解析して出力する。このため、前述の通り、高速で情報通信をおこなうことができない通信環境で視聴覚番組を視聴した視聴者が、後に視聴覚端末60が備える記録手段64に記録された「再生認証ポイント110」並びに「再生認証ポイント110を検出した時刻」(「記録時刻113」)を送信した場合にも、視聴解析手段85により「再生操作履歴(視聴覚認証システム)111c」を解析して出力することができる。
【0143】
例えば
図16に示す視聴解析手段85は、視聴覚端末60(
図11参照)が備える記録手段64(
図11参照)に記録されたクロック63(
図11参照)が出力した時刻(「記録時刻113」)(
図14参照)に基づいて視聴解析手段85により解析をおこない「記録時刻113」に基づく「再生操作履歴(視聴覚認証システム)111c」(
図14参照)を出力する。また、認証記録手段92は、「再生操作履歴(視聴覚認証システム)111c」を「認証記録115」(
図14参照)を構成する情報として記録する。
【0144】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムが備える、2以上の該視聴者が操作する視聴覚端末により記録された該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントを検出した時刻から該視聴者による再生操作の履歴を解析して出力する視聴解析手段により、記録時刻に基づく再生操作履歴を得ることができる。また、認証記録手段は、該視聴解析手段により出力された記録時刻に基づく再生操作履歴をさらに記録することにより、該記録時刻に基づく再生操作履歴を認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該認証記録に基づき、該視聴者が該視聴覚番組を視聴したことについての認証をおこなうことができる。
【0145】
また、第26の態様の視聴覚認証システムは、第24又は第25の態様の視聴覚認証システムにおいて、例えば
図16に示す「再生操作履歴111」(
図14参照)に基づき、該視聴者が所定の範囲内の再生速度により所定の時間だけ該視聴覚番組の該視聴をおこなったことを認証する「再生操作履歴111」に基づく「視聴認証(視聴覚認証システム)114b」(
図14参照)を出力する視聴認証手段86を備え;認証記録手段92は、視聴認証手段86により出力された「再生操作履歴111」に基づく「視聴認証(視聴覚認証システム)114b」を、さらに記録するように構成されている。
【0146】
例えば
図16に示す視聴認証手段86は、視聴解析手段85により出力された「再生操作履歴111」(
図14参照)に基づき、視聴者が視聴覚の認証主体が定める所定の範囲内の再生速度(例えば、「2倍速以下の再生速度」)により所定の時間(例えば、「60分間以上」)だけ視聴覚番組の視聴をおこなったことを認証する。また、認証記録手段92は、視聴認証手段86により出力された「再生操作履歴111」に基づく「視聴認証(視聴覚認証システム)114b」(
図14参照)を、「認証記録115」(
図14参照)を構成する情報として記録する。
【0147】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、該視聴覚の認証主体が有する視聴覚認証システムが備える、該再生操作履歴に基づき、該視聴者が所定の範囲内の再生速度により所定の時間だけ該視聴覚番組の視聴をおこなったことを認証する再生操作履歴に基づく視聴認証を出力する視聴認証手段により、該再生操作履歴に基づく視聴認証を得ることができる。また、認証記録手段は、該視聴認証手段により出力された該再生操作履歴に基づく視聴認証を、さらに記録するように構成されたことにより、該再生操作履歴に基づく視聴認証を認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該認証記録に基づき、該視聴覚の認証主体は、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証をおこなうことができる。
【0148】
また、第27の態様の視聴覚認証システムは、第22乃至第26の態様のいずれか1の態様の視聴覚認証システムにおいて、例えば視聴覚認証システム80(
図16参照)に視聴覚認証システム40(
図8参照)の機能を組み込んだ視聴覚番組の視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する
図19に示す視聴覚認証システム80aであって;該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する情報によりなる該視聴覚番組に固有の「動作指示情報101」(
図3参照)を作成する動作指示情報作成手段42(
図8参照)と;該視聴者が操作する視聴覚端末60a(
図18参照)に「動作指示情報101」を送信する動作指示情報送信手段43(
図8参照)と;受信した「該視聴者の応答動作に関する情報」を「該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報」に加工する受信情報加工手段45(
図8参照)とを備え;受信情報加工手段45は、受信した「該視聴者の応答動作に関する情報」を解析し、該視聴者の応答動作を特定する動作解析特定部45a(
図9参照)を有し;受信手段44(
図8参照)は、該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために返信する、該視聴者が操作する視聴覚端末60aが出力する視聴覚端末60aが備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果から得られる「該視聴者の応答動作に関する情報」を受信するように構成され;認証記録手段92(
図16参照)は、該視聴を認証するために、視聴覚認証システム80aが出力する「該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報」を記録するように構成されている。
【0149】
例えば、視聴覚認証システム80(
図16参照)に視聴覚認証システム40(
図8参照)の機能を組み込んだ
図19に示す視聴覚認証システム80aを構成することができる。この場合には、視聴覚の認証主体は、視聴覚認証システム80aにより、前述の通り、視聴者による視聴覚番組の視聴を認証することにより、該視聴者に所定の動作を頻繁に要求することなく、該視聴覚の認証主体による厳密な該視聴の認証をおこなうことができる。なお、以上では、第9の態様の機能又は部品を組み込む場合について説明したが、第10から第13の態様の機能又は部品をそれぞれ組み込むものとしてもよい。
【0150】
このように構成することにより、視聴覚の認証主体は、第22乃至第26の態様のいずれか1の態様の視聴覚認証システムであって;該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する情報によりなる該視聴覚番組に固有の動作指示情報を作成する動作指示情報作成手段と;該視聴者が操作する視聴覚端末に該動作指示情報を送信する動作指示情報送信手段と;受信した該視聴者の応答動作に関する情報を該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報に加工する受信情報加工手段とを備え;該受信情報加工手段は、受信した該視聴者の応答動作に関する情報を解析し、該視聴者の応答動作を特定する動作解析特定部を有し;該受信手段は、該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために返信する、該視聴者が操作する視聴覚端末が出力する該視聴覚端末が備えるモーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報を受信するように構成され;該認証記録手段は、該視聴を認証するために、該視聴覚認証システムが出力する該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報を記録するように構成されたことにより、該視聴者に所定の動作を頻繁に要求することなく、該視聴覚の認証主体による厳密な該視聴の認証をおこなうことができる。
【0151】
また、第28の態様のプログラムは、例えば
図17に示すように、視聴覚番組の視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚認証システム80(
図16参照)を制御するためのプログラムであって;該視聴覚番組に所定の時間の間隔で該視聴覚番組の番組進行時間を画定する信号である「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)を設ける処理と;該視聴者が操作する視聴覚端末60(
図11参照)の要求に応じて該視聴覚番組を視聴覚端末60に送信する処理と;該視聴者が視聴覚端末60を用いて該視聴覚番組を再生することにより検出される該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組内に所定の時間の間隔で設けた信号である「再生認証ポイント110」を該視聴者が操作する視聴覚端末60から受信する処理と;「再生認証ポイント110を受信した時刻112」(
図14参照)を出力する処理と;該視聴を認証するために、「再生認証ポイント110」並びに「再生認証ポイント110を受信した時刻112」を記録する処理とをおこなうように構成されている。
【0152】
例えば
図17に示す制御プログラムが視聴覚認証システム80(
図16参照)を制御する主要な処理を挙れば、制御プログラムは、視聴覚の認証主体が定める「再生認証ポイント設置情報116」に基づき、再生認証ポイント設置手段81(
図16参照)を用いて、視聴覚番組に所定の時間の間隔で視聴覚番組の番組進行時間を画定する信号である「再生認証ポイント110」(
図12、
図13参照)を設ける(ステップT01)。また、番組送信手段82(
図16参照)を用いて、視聴覚番組を視聴者が操作する視聴覚端末60(
図11参照)に送信する(ステップT02)。また、受信手段83(
図16参照)を用いて、視聴者が視聴覚端末60を用いて視聴覚番組を再生することにより検出される視聴覚番組を提供する番組提供主体が視聴覚番組内に所定の時間の間隔で設けた番組進行時間を画定する信号である「再生認証ポイント110」を視聴者が操作する視聴覚端末60から受信する(ステップT03)。また、クロック84(
図16参照)を用いて、受信手段83が「再生認証ポイント110を受信した時刻112」(
図14参照)を出力する(ステップT04)。また、視聴覚認証システム80が備える認証記録手段92(
図16参照)を用いて、「再生認証ポイント110」並びに受信手段83が「再生認証ポイント110を受信した時刻112」を記録する(ステップT07)。
【0153】
このように構成することにより、プログラムは、視聴覚認証システムを制御することにより、該視聴覚番組に所定の時間の間隔で該視聴覚番組の番組進行時間を画定する信号である再生認証ポイントを設ける処理により、該視聴覚番組の情報に該視聴覚番組の番組提供主体が定める所定の時間の間隔で該再生認証ポイントの情報を加えて設けることができる。また、該視聴者が操作する視聴覚端末の要求に応じて該視聴覚番組を該視聴覚端末に送信する処理により、該視聴覚端末に該視聴覚番組を送信することができる。また、該視聴者が該視聴覚端末を用いて該視聴覚番組を再生することにより検出される該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組内に所定の時間の間隔で設けた信号である再生認証ポイントを該視聴者が操作する視聴覚端末から受信する処理により、該視聴覚端末から該再生認証ポイントを受信することができる。また、該再生認証ポイントを受信した時刻を出力する処理により、該再生認証ポイントを受信した時刻を出力することができる。また、該視聴を認証するために、該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントを受信した時刻を記録する処理により、該再生認証ポイント並びに該再生認証ポイントを受信した時刻を認証記録を構成する情報として記録することができる。このため、該認証記録に基づき、該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことについての認証をおこなうことができる。
【0154】
また、第29の態様の視聴覚認証システムを制御するためのプログラムは、第28の態様の視聴覚認証システムを制御するためのプログラムにおいて、例えば視聴覚認証システム80(
図16参照)を制御するための
図17に示す制御プログラムに視聴覚認証システム40(
図8参照)を制御するための制御プログラム(
図10参照)がおこなう制御処理を組み込んだ、視聴覚認証システム80に視聴覚認証システム40の機能を組み込んだ視聴覚番組の視聴者が前記視聴覚番組を正常に視聴していることを認証する視聴覚認証システム80a(
図19参照)を制御するためのプログラム(不図示)であって;該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する情報によりなる該視聴覚番組に固有の「動作指示情報101」(
図3参照)を作成する処理と;「動作指示情報101」を該視聴者が操作する視聴覚端末60a(
図18参照)に送信する処理と;該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために返信する、該視聴者が操作する視聴覚端末60aが出力する視聴覚端末60aが備えるモーションセンサ23(
図1参照)により検出した検出結果から得られる「該視聴者の応答動作に関する情報」を受信する処理と;受信した「該視聴者の応答動作に関する情報」を「該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報」に加工する処理と;受信した「該視聴者の応答動作に関する情報」を解析し、該視聴者の応答動作を特定する処理と;該視聴を認証するために、視聴覚認証システム80aが出力する「該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報」を記録する処理とをおこなうように構成されている。
【0155】
例えば視聴覚認証システム80(
図16参照)を制御するための
図17に示す制御プログラムに視聴覚認証システム40(
図8参照)を制御するための制御プログラム(
図10参照)がおこなう制御処理を組み込んだ制御プログラム(不図示)により、視聴覚認証システム80に視聴覚認証システム40の機能を組み込んだ視聴覚認証システム80a(
図19参照)を制御することができる。この場合には、視聴覚の認証主体は、本制御プログラムにより制御される視聴覚認証システム80aにより、前述の通り、視聴者に所定の動作を頻繁に要求することなく、視聴覚の認証主体による厳密な視聴の認証をおこなうことができる。
【0156】
このように構成することにより、本制御プログラムは、視聴覚認証システムを制御するための第26の態様のプログラムであって;該視聴覚番組を提供する番組提供主体が該視聴覚番組に固有のタイミングで該視聴者に所定の動作を要求する情報によりなる該視聴覚番組に固有の動作指示情報を作成する処理と;該動作指示情報を該視聴者が操作する視聴覚端末に送信する処理と;該視聴者が該視聴覚番組を正常に視聴していることを伝達するために返信する、該視聴者が操作する視聴覚端末が出力する該視聴覚端末が備えるモーションセンサにより検出した検出結果から得られる該視聴者の応答動作に関する情報を受信する処理と;受信した該視聴者の応答動作に関する情報を該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報に加工する処理と;受信した該視聴者の応答動作に関する情報を解析し、該視聴者の応答動作を特定する処理と;該視聴を認証するために、該視聴覚認証システムが出力する該視聴者が該視聴覚番組を該視聴したことを認証する情報を記録する処理とをおこなうように構成されたことにより、該視聴者に所定の動作を頻繁に要求することなく、該視聴覚の認証主体による厳密な該視聴の認証をおこなうことができる。