特許第5690612号(P5690612)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5690612
(24)【登録日】2015年2月6日
(45)【発行日】2015年3月25日
(54)【発明の名称】吊り下げ式たばこ什器
(51)【国際特許分類】
   A47F 1/08 20060101AFI20150305BHJP
   A47F 1/14 20060101ALI20150305BHJP
   A47F 3/00 20060101ALI20150305BHJP
   A47F 7/00 20060101ALI20150305BHJP
【FI】
   A47F1/08
   A47F1/14
   A47F3/00 E
   A47F7/00 M
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-40127(P2011-40127)
(22)【出願日】2011年2月25日
(65)【公開番号】特開2012-176089(P2012-176089A)
(43)【公開日】2012年9月13日
【審査請求日】2014年1月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004569
【氏名又は名称】日本たばこ産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090022
【弁理士】
【氏名又は名称】長門 侃二
(74)【復代理人】
【識別番号】100098914
【弁理士】
【氏名又は名称】岡島 伸行
(72)【発明者】
【氏名】清水 幸夫
【審査官】 高島 壮基
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−261691(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47F 1/08
7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数本のたばこを包装したたばこパッケージを複数個収容可能なマガジンと、
該マガジンを複数個収容可能なラックと、
該ラック内にて、前記マガジンの上下方向に互いに離間してそれぞれ横方向に延び、前記マガジンを複数並べて取り付けるための一対の上及び下パイプと、
前記マガジンの上部及び下部に設けられ、前記一対の上及び下パイプに嵌合させるための上部及び下部取付ユニットとを備え
前記上部取付ユニットは、前記マガジンの上面から突出し、前記上パイプの上側表面を露出させつつ前記上パイプを前後両側から挟持して互いに内側方向に付勢する一対の前側及び後側挟持片からなり、
該一対の前側及び後側挟持片は、前記上パイプの外周面に沿った湾曲部を有することを特徴とする吊り下げ式たばこ什器。
【請求項2】
前記一対の前側及び後側挟持片を前記上パイプに取り付けた際に前記後側挟持片と当該後側挟持片の後側に位置する前記ラックの内面との間に隙間が形成され、前記マガジンの上部であって前記後側挟持片のさらに後側に前記隙間と略同一長さを有するガイド板が突出して形成されていることを特徴とする請求項に記載の吊り下げ式たばこ什器。
【請求項3】
記上及び下パイプは二対備えられ、該二対の上及び下パイプは前記ラック内の前後方向に離間してそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項に記載の吊り下げ式たばこ什器。
【請求項4】
前記マガジンは箱体形状であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の吊り下げ式たばこ什器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吊り下げ式たばこ什器に関する。より詳しくは、複数のたばこパッケージを重ねて収容するマガジンが吊り下げられた吊り下げ式たばこ什器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
小物商品販売陳列台が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の陳列台は、単函体1を有し、この単函体1はその背面の掛止部14を枠部材のロッドに上方から引っかけて、吊り下げ式の陳列台に取り付けられる構成である。このため、ここでの取付けには陳列台のロッドよりも掛止部14を上方に位置させるべく単函体1を持ち上げた後、単函体1を降下させてロッドに掛止部14を掛止させている。なお、特許文献1とは別に、単函体の上部に上記掛止部を設け、下部はマグネットにて固定する方法も考えられている。
【0003】
しかしながら、特許文献1の陳列台では、上述したように、単函体1をその掛止部14が陳列台のロッドよりも高くなるように持ち上げる必要があることから、ロッドが単函体1自体によって隠されてしまうことで、ロッドに対する掛止部14の位置の把握が容易ではなく、その掛止操作を速やかに行うことができない。特に、吊り下げ式たばこ什器は、場所の有効活用のため、手前と奥にマガジンを配置することが多い。そのため、奥側にマガジンを取り付ける際のような目視できない状況では、特許文献1のような構造ではその取付けはますます困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−261691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来技術を考慮したものであって、簡単な構造で、目視できない状況であっても容易且つ迅速にたばこパッケージが収容されたマガジンの着脱操作を行うことができる吊り下げ式たばこ什器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明では、複数本のたばこを包装したたばこパッケージを複数個収容可能なマガジンと、該マガジンを複数個収容可能なラックと、該ラック内にて、前記マガジンの上下に沿ってそれぞれ横方向に延び、前記マガジンを複数並べて取り付けるための一対の上及び下パイプと、前記マガジンの上部及び下部に設けられ、前記一対の上及び下パイプに嵌合させるための上部及び下部取付ユニットとを備えた吊り下げ式たばこ什器(請求項1)を提供する。
【0007】
そして、請求項1の前記上部取付ユニットは、前記マガジンの上面から突出し、前記上パイプの上側表面を露出させつつ前記パイプを前後両側から挟持し互いに内側方向に付勢する一対の前側及び後側挟持片からなり、該一対の前側及び後側挟持片は、前記上パイプの外周面に沿った湾曲部を有することを特徴としている。
【0008】
好ましくは、前記一対の前側及び後側挟持片を前記上パイプに取り付けた際に前記後側挟持片と当該後側挟持片の後側に位置する前記ラックの内面との間に隙間が形成され、前記マガジンの上部であって前記後側挟持片のさらに後側に前記隙間と略同一長さを有するガイド板が突出して形成されていることを特徴としている(請求項2)
【0009】
好ましくは、前記上及び下パイプは二対備えられ、これら二対の上及び下パイプは前記ラック内の前後方向に離間してそれぞれ設けられていることを特徴としている(請求項3)
好ましくは、前記マガジンは箱体形状であることを特徴としている(請求項4)
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、ラック内にマガジンを取り付けるための取付部として上下のパイプが採用され、マガジンはその上下のパイプに上部及び下部で取付ユニットを介して嵌合するため、嵌合させるだけの簡単な操作でマガジンを上下のパイプに取り付けることができる。
【0011】
更に、請求項1の発明によれば、上部取付ユニットは、マガジンの上面から突出し、上パイプを前後両側から挟持し互いに内側方向に付勢する一対の前側及び後側挟持片からなっているため、マガジンは上パイプに対して下側から一対の挟持片に差し込むような形で嵌合されて固定される。したがって、従来のように一旦マガジンを引っかけるために上方に持ち上げる作業が不要となるので、取付けの際の作業性が向上する。また、上パイプの上側表面は露出して挟持片により挟持されているので、取り外すときはマガジンを下方に引き抜くだけでよい。したがって、上記マガジンの取付性の向上と相俟って、マガジンの着脱操作を容易且つ迅速に行うことができる。また、このように上パイプの上側表面を露出させて着脱容易とする構造は、マガジン内に収容されるものがたばこパッケージのような軽量物であるからこそ成立するものであり、したがって本発明は、たばこパッケージを複数個収容するためのマガジンを収容するラックを備えた什器に特化したものである。また、一対の前側及び後側挟持片は、上パイプの外周面に沿った湾曲部を有するので、上パイプを挟持したときにその嵌合による固定をより確実なものとすることができる。また、パイプに沿って一対の前側及び後側挟持片を摺動させることができ、したがってマガジンは左右方向に移動でき、特に湾曲部を設けたことによりこの摺動性がさらに高まり、マガジンのラック内での配置が容易となる。
【0012】
請求項の発明によれば、一対の前側及び後側挟持片を上パイプに取り付けた際に後側挟持片と後側挟持片の後側に位置するラックの内面との間に隙間が形成され、マガジンの上部であって後側挟持片のさらに後側に隙間と略同一長さを有するガイド板が突出して形成されているため、ガイド板をラック内面に当接させることにより、一対の前側及び後側挟持片は上パイプの略真下に配置することになる。したがって、そのままマガジンを上昇させることで容易に一対の前側及び後側挟持片を上パイプに嵌合することができ、作業性が向上する。特に上パイプが見えない状況においては、ガイド板を利用して嵌合させることができ、好適である。
【0013】
請求項の発明によれば、上及び下パイプは二対備えられ、二対の上及び下パイプがラック内の前後方向に離間してそれぞれ設けられているため、ラック内のスペースを有効に活用することができる。特に、上記ガイド板が備わることで、奥側に取り付けるためのマガジンを簡単且つ迅速に取り付けることができ、好適である。
【0014】
請求項の発明によれば、マガジンが箱体形状であるため、持ちやすく、嵌合操作もやりやすい形状である。したがって、作業性が向上する。また、たばこパッケージを重ねて収容するのに適した形状である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明に係る吊り下げ式たばこ什器に収容するマガジンを右側面前方側から見た斜視図である。
図2】本発明に係る吊り下げ式たばこ什器に収容するマガジンを右側面後方側から見た斜視図である。
図3】本発明に係る吊り下げ式たばこ什器に収容するマガジンを開いたときの概略斜視図である。
図4】本発明に係る吊り下げ式たばこ什器に収容するマガジンにたばこパッケージが収容された状態を示す概略図である。
図5】本発明に係る吊り下げ式たばこ什器の一部概略斜視図である。
図6】マガジンをラックに取付ける動作を説明するための概略図である。
図7】マガジンをラックに取付ける動作を説明するための概略図である。
図8】いわゆる2段ラックの概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1図4を参照すれば明らかなように、マガジン1は、左ケース2と右ケース3とを有している。この左ケース2と右ケース3の背面(後面)には、複数(図では3つ)のヒンジ4が形成されている。このヒンジ4を軸として両ケース2、3はラッチ21を開いて開閉可能である。最大開き角度はおよそ180°である。マガジン1には、複数(図では13個)のたばこパッケージ5が収容されている。たばこパッケージ5は、上下方向に重ねて収容されている。たばこパッケージ5は、複数本のたばこ(不図示)を包装したものである。たばこパッケージ5は、図3に示すように左ケース2と右ケース3とが開いた状態において充填される。このとき、複数のたばこパッケージ5をまとめて重ねて充填できるので、収容効率がよい。
【0017】
ここで、図5を参照すると、マガジン1は本発明に係る吊り下げ式たばこ什器6のラック7に備わる上パイプ8及び下パイプ9に取り付けられている。具体的には、パイプ8、9は、ラック内にて、マガジン1の上下方向に互いに離間し、それぞれ横方向に延びている。なお、図示はしないが、ラック7はマガジン1を複数個収容可能である。この場合、パイプ8、9に複数個のマガジン1を取り付ける。ラック7内でのマガジン1の取付けは、マガジン1の上部及び下部に設けられ、パイプ8、9に嵌合させるための上部及び下部取付ユニット10、11を用いて行われる。このように、ラック7内にマガジン1を取り付けるための取付部としてパイプ8、9が採用され、マガジン1はこのパイプ8、9に上部及び下部で取付ユニット10、11を介して嵌合するため、嵌合させるだけの簡単な操作でマガジン1をパイプ8、9に取り付けることができる。
【0018】
特に、上部取付ユニット10は一対の挟持片、詳しくは一対の前側挟持片12及び後側挟持片13からなる。これら挟持片12、13は、マガジン1の上面から突出している。挟持片12、13は、互いに協働して上パイプ8を前後両側から挟み込む。このとき、挟持片12、13は互いに内側方向に付勢するので、上パイプ8が挟持されるときは一旦その弾性に抗して挟持片12、13が開き、ここに上パイプ8が入り込む。挟持片12、13が上パイプ8に取付けられた際、上パイプ8の上側表面は露出している。すなわち、露出領域14が形成されている。
【0019】
このように、上部取付ユニット10は、マガジン1の上面から突出し、上パイプ8を前後両側から挟持し互いに内側方向に付勢された一対の前側及び後側挟持片12、13からなっているため、マガジン1は上パイプ8に対して下側から一対の挟持片12、13に差し込むような形で嵌合されて固定される。したがって、従来のように一旦マガジン1を引っかけるために上方に持ち上げる作業が不要となるので、取付けの際の作業性が向上する。また、上パイプ8の上側表面は露出して露出領域14を形成した状態で挟持片12、13により挟持されているので、取り外すときはマガジン1を下方に引き抜くだけでよい。したがって、上記マガジン1の取付性の向上と相俟って、マガジン1の着脱操作を容易且つ迅速に行うことができる。また、このように上パイプ8の上側表面を露出させて露出領域14を形成し、着脱容易とする構造は、マガジン1内に収容されるものがたばこパッケージ5のような軽量物であるからこそ成立するものであり、したがって本発明は、たばこパッケージ5を複数個収容するためのマガジン1を収容するラック7を備えた什器6に特化したものである。なお、マガジン1の落下を防止するため、露出領域14を上側から覆うカバー材を上部取付けユニット10に設けてもよい。
【0020】
一方で、一対の前側及び後側挟持片12、13は、上パイプ8の外周面に沿った湾曲部15を有する(図4参照)。これにより、上パイプ8を挟持したときにその嵌合による固定をより確実なものとすることができる。また、上パイプ8に沿って一対の挟持片12、13を摺動させることができ、したがってマガジン1はラック7に対して左右方向に移動でき、特に湾曲部15を設けたことによりこの摺動性がさらに高まり、マガジン1のラック7内での配置が容易となる。この左右移動は、例えば銘柄の並べ替え等に用いられたり、マガジン1を見やすい位置に移動させたいときなどに用いられる。
【0021】
図6及び図7を用いてマガジン1をラック7に取付ける動作を説明する。
まず、図6に示すように、マガジン1の上部後側を上パイプ8と下パイプ9との間に入れ込む。このとき、マガジン1の上部に備わるガイド板16をラック7の内面に当接させる。これにより、挟持片12、13の前後方向の位置が規定される。そして、そのままマガジン1を上方に移動させれば、図7に示すように、挟持片12、13に上パイプ8が入り込み、嵌合される。そして、図7の状態でマガジン1を上パイプ8を支点として奥側(後側)に回転させれば下側取付ユニット11が下パイプ9に嵌合し、マガジン1は上下のパイプ8、9に固定される。このように、簡単な操作でラック7内にマガジン1を収容することができる。下側取付ユニット11は後方に向けて開口し、下パイプ9の外周面に沿って湾曲した弾性部材からなっている。下側取付ユニット11の開口部分を若干開くことにより下パイプ9が入れ込まれ、固定される。上部及び下部取付ユニット10、11は、例えば弾性を有する樹脂材料で形成される。
【0022】
上記動作を実現するために、ガイド板16が用いられたことは上述したとおりである。このガイド板16について詳述する。挟持片12、13を上パイプ8に取り付けた際に、後側挟持片13と後側挟持片13の後側に位置するラック7の内面との間に隙間Dが形成されている。ガイド板16は、この隙間Dと略同一長さEを有し、マガジン1の上部であって後側挟持片13のさらに後側に突出して形成されている。これにより、ガイド板16をラック7の内面に当接させることにより、一対の挟持片12、13は上パイプ8の略真下に配置することになる(図6の状態)。したがって、そのままマガジン1を上昇させることで容易に一対の挟持片12、13を上パイプ8に嵌合することができ(図7の状態)、作業性が向上する。特に上パイプ8が見えない状況においては、ガイド板16を利用して嵌合させることができ、好適である。なお、マガジン1を取り外す際は、上記と逆の操作をすればよい。すなわち、まず下側取付ユニット11を前方に回転させ、下パイプ9から外し、マガジン1を下方に引き、上部取付ユニット10を上パイプ8から外す。このように、着脱操作は非常に簡単である。
【0023】
図8に示すように、一般に、ラック7はそのスペースを有効に活用するため、マガジン1を前後方向に離間して取付けられるように形成されている。本発明では、一対の上及び下パイプ8、9をラック7内の前後方向に離間してそれぞれ設けている(図では一対のパイプ8、9が2つ設けられている)。いわゆる2段ラックである。このように、一対の上及び下パイプ8、9ラック7内の前後方向に離間してそれぞれ設けられている場合、特に、上述したガイド板16が備わることで、奥側に取り付けるためのマガジンを簡単且つ迅速に取り付けることができ、好適である。すなわち、2段ラックでは奥側の上パイプ8を目視できない状況が多いが、このような場合でもガイド板16を用いることで確実にマガジン1を取付けることができる。
【0024】
また、マガジン1は箱体形状である。このため、持ちやすく、嵌合操作もやりやすい形状である。特に図8のような2段ラックの奥側にマガジン1を取付けるときに大変有効である。したがって、作業性が向上する。また、たばこパッケージ5を重ねて収容するのに適した形状である。
【0025】
なお、マガジン1に収容されたたばこパッケージ5の取り出しは、図4を参照すれば明らかなように、最下部に位置したものから1個ずつ取り出すことができる。すなわち、マガジン1の下部前方には、たばこパッケージ5を取り出すための開口部17が形成されている。このとき、誤ってたばこパッケージ5が落下しないように、開口部17の一部を塞ぐように押さえ部材18がマガジン1に形成されている。この押さえ部材18は、例えば図に示すような棒形状であり、回転軸19を中心に回転可能である。押さえ部材18は、コイルスプリング等(不図示)で開口部17を塞ぐ方向に付勢されている。したがって、たばこパッケージ5をマガジン1から取り出す際は、たばこパッケージ5の開口部17側をつまんで押さえ部材18に抗して引き出せばよい。最下部のたばこパッケージ5は、マガジン1の内面に前方に向けて傾斜して形成された押し出し壁20により開口部17にてつまみやすいように若干前方(手前)側に押し出される。
【0026】
マガジン1を透明材料で形成してもよい。このように透明材料で形成すれば、マガジン1の中に収容されたたばこパッケージ5の銘柄や残個数を容易に把握できる。
【符号の説明】
【0027】
1 マガジン
2 左ケース
3 右ケース
4 ヒンジ
5 たばこパッケージ
6 什器
7 ラック
8 上パイプ
9 下パイプ
10 上部取付ユニット
11 下部取付ユニット
12 前側挟持片
13 後側挟持片
14 露出領域
15 湾曲部
16 ガイド板
17 開口部
18 押さえ部材
19 回転軸
20 押し出し壁
21 ラッチ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8