(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記自動削除された少なくとも1つのウィジェットに関する情報は、インデックス情報を含み、前記予約スタックは、前記インデックス情報を後入れ先出し(LIFO:Last In First Out)方式で保存することを特徴とする請求項10に記載の携帯端末機のウィジェット管理装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明に係る携帯端末機のウィジェット管理方法及び装置を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。この際、添付の図面において同一の構成要素は、できるだけ同一の符号で示している。また、本発明の要旨を不明にするような公知の機能及び構成について、詳細な説明は省略する。
【0012】
一方、本明細書及び図面に開示された本発明の実施例は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を助けるために特定の例を提示したものに過ぎず、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施例以外にも、本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であることは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に自明である。
【0013】
以下では、「ウィジェット」は、携帯端末機の特定機能を待機画面で容易に実行するためのアプリケーションであるか、またはインターネット網と連結されたサーバーを介して受信した多様な情報を携帯端末機の待機画面に表示するイメージまたはアイコンを意味する。例えば、前記ウィジェットは、天気を表示する天気ウィジェット、ニュースを表示するニュースウィジェット、時間を表示する時間ウィジェット及び地下鉄路線を表示する地下鉄路線ウィジェットなどである。前記ウィジェットは、ウィジェットレイに登録されるか、または携帯端末機の待機画面で常時的に動作するように設定される。
【0014】
以下では、「ウィジェットレイ」は、前記ウィジェットが登録されている領域である。この際、前記ウィジェットレイは、ユーザの選択によって携帯端末機の表示部の一側に表示されるか、または除去されてもよい。また、前記ウィジェットレイに登録できるウィジェットの最大個数は、携帯端末機の性能またはユーザの選択によって制限できる。また、前記ウィジェットレイは、優先順位、例えば、最近登録されたウィジェット、最近使用されたウィジェット、利用頻度によってウィジェット情報を整列して表示する。
【0015】
以下では、「予約スタック」は、前記ウィジェットレイの登録可能な最大ウィジェット数の制限によってウィジェットレイから自動削除されるウィジェットに関する情報が保存されるスタックである。前記予約スタックは、自動削除されるウィジェット情報を後入れ先出し方式(Last In First Out:LIFO)で保存する。しかし、本発明が前記LIFO方式に限定されるものではない。また、前記予約スタックは、削除されるウィジェットに関するインデックス情報のみを保存する。
【0016】
以下では、「ウィジェット管理イベント」は、新しいウィジェットをウィジェットレイに登録するための登録イベント、ウィジェットレイに登録されているウィジェットを削除するための削除イベントを含む。前記登録イベントは、特定のサーバーからダウンロードされる新しいウィジェットを携帯端末機に設置(Install)し、前記ウィジェットレイに登録するイベント及び待機画面に表示されたウィジェットのうちいずれか1つを前記ウィジェットレイに移動するイベントである。また、前記削除イベントは、特定のウィジェットを携帯端末機から除去(Uninstall)するイベント、特定のウィジェットを前記ウィジェットレイから削除するイベントまたは前記ウィジェットレイに含まれた特定のウィジェットを待機画面に移動するイベントである。
【0017】
図1は、本発明の実施例による携帯端末機のウィジェット管理方法を説明するためのフローチャートである。
【0018】
詳細な説明に先立って、以下では、ユーザの選択またはウィジェットの設置手順によって前記ウィジェットレイに登録可能な最大個数であるウィジェット登録制限個数だけのウィジェットが前記ウィジェットレイに既登録のものと仮定して説明する。
【0019】
図1を参照すれば、ブーティング手続完了後に、携帯端末機は、段階101で待機状態である。その後、前記携帯端末機は、段階103でウィジェット管理イベントが発生するか否かを確認する。前記ウィジェット管理イベントは、ウィジェットレイに少なくとも1つの特定のウィジェットが登録される登録イベント及び前記ウィジェットレイから少なくとも1つのウィジェットが削除される削除イベントを含む。前記登録イベントは、特定のサーバーからダウンロードされる新しいウィジェットを携帯端末機に設置し、前記ウィジェットレイに登録するイベント及び待機画面に表示されたウィジェットのうちいずれか1つを前記ウィジェットレイに移動するイベントを含む。また、前記削除イベントは、特定のウィジェットを携帯端末機から除去するイベント、特定のウィジェットを前記ウィジェットレイから削除するイベントまたは前記ウィジェットレイに含まれた特定のウィジェットを待機画面に移動するイベントを含む。
【0020】
前記段階103で、ウィジェット管理イベントが発生しない場合、前記携帯端末機は、段階109に進行し、当該機能を行う。例えば、前記携帯端末機は、ユーザの選択によって音楽再生機能、写真撮影機能などを行うか、または待機状態を維持する。一方、前記段階103で、ウィジェット管理イベントが発生する場合、前記携帯端末機は、段階105に進行し、前記ウィジェット管理イベント発生に対応して前記ウィジェットレイに含まれたウィジェットの数を既設定のウィジェット登録制限個数に一定に維持する。例えば、携帯端末機は、前記登録イベントの発生時に、前記ウィジェットレイに登録されたウィジェット個数を確認し、既設定のウィジェット登録制限個数を超過する場合、登録要請されたウィジェット数に対応して前記ウィジェットレイに既登録のウィジェットを自動削除する。または前記削除イベントの発生によって前記ウィジェットレイが前記ウィジェット登録制限個数未満のウィジェットを含む場合、前記携帯端末機は、後述する予約スタックに保存されたウィジェットを前記ウィジェットレイに自動に登録する。これにより、本発明は、前記ウィジェットレイが前記ウィジェット登録制限個数を維持するように制御する。
【0021】
次に、前記携帯端末機は、段階107で終了命令が入力されるか否かを確認し、前記終了命令が入力されれば、本発明によるウィジェット管理過程を終了する。一方、前記段階107で終了命令が入力されなければ、前記携帯端末機は、前記段階103に戻り、前述したような処理を繰り返す。
【0022】
以上では、本発明の実施例によるウィジェット管理方法を概略的に説明した。以下では、前記登録イベント及び削除イベントによる携帯端末機のウィジェット管理方法についてさらに詳しく説明する。
【0023】
図2は、本発明の登録イベントによる携帯端末機のウィジェット管理方法をさらに詳しく示すフローチャートである。
【0024】
図2を参照すれば、携帯端末機は、段階201で待機状態である。その後、前記携帯端末機は、段階203で、少なくとも1つの特定のウィジェットを前記ウィジェットレイに登録する登録イベントが発生するか否かを確認する。前記登録イベントは、特定のサーバーからダウンロードされる新しいウィジェットを携帯端末機に設置し、前記ウィジェットレイに登録するイベント及び待機画面に表示されたウィジェットのうちいずれか1つを前記ウィジェットレイに移動するイベントである。
【0025】
前記段階203で、登録イベントが感知されなければ、携帯端末機は、段階205に進行し、当該機能を行う。例えば、前記携帯端末機は、後述する削除イベントによるウィジェット管理手続を行うか、またはユーザの選択によって音楽再生機能、写真撮影機能などを行う。一方、前記段階203で、登録イベントが感知されれば、携帯端末機は、段階207に進行し、既設定のウィジェットレイのウィジェット登録制限個数を超過するか否かを確認する。この際、前記携帯端末機は、現在ウィジェットレイに登録されているウィジェット個数がウィジェットレイに最大で登録可能なウィジェット個数、すなわち既設定のウィジェット登録制限個数を超過しなければ、段階221に進行し、前記登録要請された少なくとも1つの特定のウィジェットを前記ウィジェットレイに登録する。
【0026】
一方、前記段階207で、前記ウィジェット登録制限個数を超過すれば、携帯端末機は、段階209に進行し、前記ウィジェットレイに登録されたウィジェットの優先順位を確認し、段階211で優先順位が最も低いウィジェットを前記登録要請されたウィジェット数だけ選択する。前記優先順位は、ウィジェットの登録手順、最近利用手順、利用頻度などである。この際、図示してはいないが、前記携帯端末機は、前記段階207から前記段階209に進行する前に、前記ウィジェットレイに登録可能なウィジェット登録制限個数を超過することを通知し、前記ウィジェットレイに含まれたウィジェットの削除可否を確認する過程をさらに含む。ここで、前記携帯端末機は、削除するように選択する場合、段階209に進行し、削除しないように選択する場合、前記登録イベントが新しいウィジェットを設置するイベントなら、ウィジェットレイにウィジェットを登録する過程を省略し、ウィジェットを設置し、待機画面に登録されたウィジェットをウィジェットレイに移動するイベントなら、前記ウィジェットをウィジェットレイに移動することができないことを通知するメッセージを出力する。
【0027】
次に、前記携帯端末機は、段階213で、前記選択されたウィジェットが保護設定されたか否かを確認する。この際、前記選択されたウィジェットが保護設定された場合、前記携帯端末機は、段階215に進行し、次に優先順位が低いウィジェットを選択した後、前記段階213に戻る。前記段階213で、選択されたウィジェットが保護設定されていない場合、前記携帯端末機は、段階217に進行し、前記選択されたウィジェットを前記ウィジェットレイから削除する。
【0028】
次に、前記携帯端末機は、段階219で、前記削除されたウィジェットを予約スタックに保存し、段階221で、登録要請された前記特定のウィジェットをウィジェットレイに登録する。この際、前記携帯端末機は、前記特定のウィジェットをウィジェットレイの最上位に位置するように登録する。一方、図示してはいないが、携帯端末機は、前記削除されたウィジェットの保存可否を確認する過程をさらに含む。すなわち前記携帯端末機は、前記段階217で優先順位が低いウィジェットをウィジェットレイから削除した後、予約スタックに保存するか否かを問うポップアップ窓を表示し、ユーザが保存するように選択すれば、前記段階219を行う。この際、ユーザは、前記削除されたウィジェット全体を予約スタックに保存するか、または一部のみを選択して予約スタックに保存する。
【0029】
次に、前記携帯端末機は、段階223で、終了命令が入力されるか否かを確認し、前記終了命令が入力されれば、本発明によるウィジェット管理過程を終了する。一方、前記段階223で、終了命令が入力されなければ、前記携帯端末機は前記段階203に戻り、前述した過程を繰り返す。
【0030】
図3乃至
図5は、本発明の実施例によるウィジェット登録イベントによる携帯端末機のウィジェット管理方法を説明するための例示図である。
【0031】
詳細な説明に先立って、以下では、前記ウィジェット登録制限個数が10個に設定されたものと仮定して説明する。また、前記ウィジェットレイ20には、第1ウィジェットW1乃至第10ウィジェットW10が登録され、待機画面領域30には、第11ウィジェットW11及び第12ウィジェットW12が登録され、予約スタック40には、第13ウィジェットW13乃至第15ウィジェットW15が保存された場合を例にとって説明する。
【0032】
図3乃至
図5を参照すれば、携帯端末機の表示部120は、携帯端末機の受信電界状態情報、バッテリー残量情報、時間情報及び携帯端末機の機能実行状態情報などが表示されるインジケーター領域(Indicator)10、既設定の背景画面及びユーザが既登録のウィジェットが表示される待機画面領域30及び前記携帯端末機に設置されたウィジェットが登録されてリスト形態で表示されるウィジェットレイ20を含む。ここで、ユーザは、表示部120の一側に表示された表示子21を用いて前記ウィジェットレイ20が表示部120の一側にオーバーラップされて表示されるか、除去されるようにする。また、前記ウィジェットレイ20は、ウィジェットが登録される順に下位から位置するように整列する。例えば、
図3の参照符号410で示したように、ウィジェットレイ20に10個のウィジェット、例えば、第1ウィジェットW1乃至第10ウィジェットW10が既登録の場合、前記ウィジェットレイ20の最上位に整列されている第1ウィジェットW1は、最も最近登録されたウィジェットであり、ウィジェットレイ20の最下位に整列されている第10ウィジェットW10は、最も以前にウィジェットレイ20に登録されたウィジェットである。一方、本発明がウィジェットの登録順にウィジェットレイ20に登録されたウィジェットを整列することに限定されるものではない。すなわち、前記ウィジェットレイ20に登録されるウィジェットは、ユーザの選択によって分類されて整列できる。例えば、前記ウィジェットレイ20に登録されたウィジェットは、利用頻度順、最近利用順などにできる。また、前記表示部120に出力されないが、
図4に示したように、前記携帯端末機は、予約スタック40を含む。前記予約スタック40は、前記ウィジェットレイ20に前記ウィジェット登録制限個数だけウィジェットが登録された状態で新しいウィジェットの登録要請によって前記ウィジェットレイ20から自動削除されたウィジェット情報を保存する。この際、前記予約スタック40は、後入れ先出し(LIFO)方式で前記自動削除されたウィジェット情報を保存することができる。前記予約スタック40に保存されたウィジェットの情報は、イメージまたはアイコン形態で表示部に表示される。
【0033】
図3の参照符号410で示したように、ユーザが待機画面領域30に既登録の第11ウィジェットW11をウィジェットレイ20に移動すれば、すなわち前記登録イベントが発生すれば、携帯端末機は、ウィジェットレイ20に登録されているウィジェット個数を確認し、既設定のウィジェット登録制限個数を超過するか否かを判断する。この際、携帯端末機は、ウィジェットレイ20に前記ウィジェット登録制限個数である10個のウィジェットが登録されているので、優先順位が低い、例えば、ウィジェットレイ20の最下位に登録されている第10ウィジェットW10を削除する。その後、参照符号420で示したように、携帯端末機は、前記登録要請された第11ウィジェットW11をウィジェットレイ20に登録する。この際、前記携帯端末機は、前記登録要請された第11ウィジェットW11をウィジェットレイ20の最上位に登録する。言い換えれば、前記携帯端末機は、ウィジェットレイ20から優先順位が最も低い第10ウィジェットW10を自動削除し、登録要請された第11ウィジェットW11をウィジェットレイ20に登録することによって、前記ウィジェットレイ20が一定のウィジェット数を維持するようにする。この際、前記優先順位が最も低い第10ウィジェットW10は、
図4に示したように、予約スタック40に保存される。前記予約スタック40は、前記ウィジェットレイ20から自動削除されたウィジェットの情報を保存する領域であって、保存の効率性のために前記自動削除されたウィジェットのインデックス情報のみを保存する。
【0034】
一方、本発明の実施例による携帯端末機は、前記ウィジェットレイ20に既設定のウィジェット登録制限個数を超過してウィジェットの登録が要請される場合、ユーザにポップアップメッセージを通じてウィジェットレイ20に保存する空間がないことを通知する過程をさらに含む。例えば、
図5に示したように、携帯端末機は、ウィジェットレイに新しいウィジェットの登録が要請される場合、“ウィジェットレイ20に登録可能な個数を超過しました。優先順位が低いウィジェットを削除した後に登録しますか?”のような文具を含むポップアップ窓409を表示する。
【0035】
また、以上では、待機画面領域30に位置する特定のウィジェットを前記ウィジェットレイ20に移動する場合を例にとって説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。すなわち携帯端末機は、特定のサーバーからダウンロードしたウィジェットを設置し、ウィジェットレイ20に登録する場合も、前述したように、ウィジェットレイ20に登録されているウィジェットのうち優先順位が低いウィジェットを自動削除し、前記自動削除されたウィジェットを予約スタック40に保存し、ウィジェットレイ20に前記設置されたウィジェットを登録する。
【0036】
以上では、登録イベント発生によるウィジェット管理方法を説明した。以下では、削除イベント発生によるウィジェット管理方法を説明する。
【0037】
図6は、本発明の削除イベントによるウィジェット管理方法を説明するためのフローチャートであり、
図7乃至
図10は、本発明の削除イベントによるウィジェット管理方法を説明するための例示図である。
【0038】
図6乃至
図10を参照すれば、携帯端末機は、段階501で待機状態である。その後、前記携帯端末機は、段階503でウィジェットレイ20に登録されている少なくとも1つの特定のウィジェットを削除する削除イベントが発生するか否かを確認する。前記削除イベントは、特定のウィジェットを携帯端末機から除去し、前記ウィジェットレイ20から削除するイベント、前記ウィジェットレイ20に登録されたウィジェットをウィジェットレイ20から削除するイベントまたは前記ウィジェットレイ20に含まれた特定のウィジェットを待機画面領域30に移動するイベントを含む。以下では、前記ウィジェットレイ20に含まれた特定のウィジェットを待機画面領域30に移動する削除イベントを例にとって説明する。
【0039】
前記段階503で、削除イベントが感知されなければ、前記携帯端末機は、段階505に進行し、該当機能を行う。例えば、前記携帯端末機は、ユーザの要請によって音楽再生機能、写真撮影機能、文字メッセージ作成機能などを行う。一方、前記段階503で、削除イベントが感知されれば、すなわちユーザが参照符号610で示したように、ウィジェットレイ20に登録された第3ウィジェットW3を待機画面領域30に移動すれば、携帯端末機は、段階507に進行し、ウィジェットレイ20から前記第3ウィジェットW3を削除する。この際、携帯端末機は、前記ウィジェットレイ20に他のウィジェットの登録要請による自動削除ではないので、削除される特定のウィジェットに関する情報を前記予約スタック40に保存しない。ここで、前記予約スタック40についての説明は、前述したので省略する。
【0040】
次に、前記携帯端末機は、段階509で、予約スタック40に少なくとも1つのウィジェット情報が存在するか否かを判断する。前記予約スタック40にウィジェット情報が存在すれば、携帯端末機は、段階511に進行し、前記予約スタック40に保存されたウィジェットの情報を抽出する。この際、前記携帯端末機は、予約スタック40に保存されたウィジェットのうち最後に保存されるウィジェット情報を抽出する。例えば、
図8に示したように、前記予約スタック40に第10ウィジェットW10、第13ウィジェットW13、第14ウィジェットW14及び第15ウィジェットW15が順次に保存された場合、最上位に保存された第10ウィジェットW10を抽出する。
【0041】
次に、前記予約スタック40からウィジェット情報が抽出されれば、携帯端末機は、段階513で、前記抽出されたウィジェット情報に対応するウィジェット、すなわち第10ウィジェットW10を前記ウィジェットレイ20に登録する。この際、前記第10ウィジェットW10は、参照符号620で示したように、前記ウィジェットレイ20の最下位に位置するように登録される。一方、前記段階509で、予約スタック40にウィジェット情報が存在しなければ、前記携帯端末機は前記削除イベントによるウィジェット管理過程を終了する。一方、図示してはいないが、前記段階509で、前記予約スタック40にウィジェット情報が存在しない場合、携帯端末機は、これをユーザに通知し、ユーザが他のウィジェット情報を前記ウィジェットレイ20に登録するようにすることもできる。例えば、携帯端末機は、前記ウィジェットレイ20に登録されていないウィジェットリストを出力し、ユーザが前記出力されたウィジェットリストから特定のウィジェットを選択すれば、前記選択された特定のウィジェットをウィジェットレイ20に登録する。これにより、本発明は、前記予約スタック40にウィジェット情報が存在しなくても、前記ウィジェットレイ20が前記ウィジェット登録制限個数だけのウィジェット数を維持するようにする。
【0042】
次に、前記携帯端末機は、段階515で、終了命令が入力されるか否かを確認し、前記終了命令が入力されれば、本発明によるウィジェット管理過程を終了する。一方、前記段階515で、終了命令が入力されなければ、前記携帯端末機は、前記段階503に戻り、前述したような過程を繰り返す。
【0043】
一方、以上では、ウィジェットレイ20から1つのウィジェットを削除する場合を例にとって説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。例えば、参照符号630で示したように、ユーザがウィジェットレイ20から2つのウィジェット、例えば、第6ウィジェットW6及び第7ウィジェットW7を同時に削除する場合、前記携帯端末機は、
図10に示したように、予約スタック40から2つのウィジェット情報、例えば、第10ウィジェットW10及び第13ウィジェットW13を抽出する。その後、前記携帯端末機は、参照符号640で示したように、削除要請された第6ウィジェットW6及び第7ウィジェットW7を前記ウィジェットレイ20から削除し、前記抽出された第10ウィジェットW10及び第13ウィジェットW13を前記ウィジェットレイ20に登録する。この際、前記参照符号640で示したように、前記削除イベントがウィジェットレイ20に登録されたウィジェットを待機画面領域30に移動するイベントではない場合、前記待機画面領域30に前記削除されたウィジェットW6、W7が表示されない。
【0044】
以上では、削除イベント発生によるウィジェット管理方法について説明した。以下では、前記ウィジェットレイ20に登録された特定のウィジェットの保護設定方法について説明する。
【0045】
図11は、本発明の実施例によるウィジェット保護設定方法を示すフローチャートであり、
図12は、本発明の実施例によるウィジェット保護設定方法を説明するための例示図である。
【0046】
図11乃至
図12を参照すれば、携帯端末機は、段階601で待機状態である。その後、前記携帯端末機は、段階603で、ウィジェット保護設定が活性化されるか否かを確認する。この際、前記ウィジェット保護設定は、ウィジェットレイ20に既登録のウィジェットが新しいウィジェットの登録要請によってウィジェットレイ20から自動に削除され、前述したような予約スタック40に保存されることを防止するために設定される。
【0047】
前記段階603で、ウィジェット保護設定が活性化されなければ、前記携帯端末機は、段階605に進行し、当該機能を行う。例えば、前記携帯端末機は、ユーザの要請によって音楽再生機能、文字メッセージ作成機能などを行う。一方、前記段階603で、ウィジェット保護設定が活性化されれば、携帯端末機は、段階607に進行し、前記ウィジェットレイ20に含まれたウィジェットリストを出力する。例えば、参照符号710で示したように、携帯端末機は、前記ウィジェット保護設定メニューが活性化されれば、前記ウィジェットレイ20に登録されているウィジェットリストを出力する。
【0048】
次に、段階609で、ユーザは、入力部、例えば、方向キー(図示せず)及び確認キー(図示せず)などを利用して保護設定しようとするウィジェットを選択する。または、前記携帯端末機の表示部120がタッチスクリーンの場合、指またはスタイラスペンなどを利用して保護設定しようとするウィジェットを選択する。前記保護設定しようとするウィジェット選択が完了すれば、携帯端末機は、段階611で、保護設定信号が入力されるか否かを確認する。前記保護設定信号は、確認キー(図示せず)の入力または前記表示部120がタッチスクリーン方式で形成された場合、確認キー領域740のタッチなどにより入力される。前記保護設定信号が入力されれば、前記携帯端末機は、段階613に進行し、前記段階609で選択されたウィジェットを保護設定する。例えば、前記携帯端末機は、前記保護設定信号が入力されれば、参照符号720で示したように、保護機能設定可否を問うポップアップ窓を表示する。前記ポップアップ窓で、“YES”を選択すれば、前記携帯端末機は、参照符号730で示したように、前記段階609で選択されたウィジェットの保護機能が設定されたことを通知するメッセージを既設定の時間の間に出力する。
【0049】
次に、前記段階613で保護設定が完了するか、または前記段階611で保護設定信号が入力されなければ、前記携帯端末機は、段階615で、終了命令が入力されるか否かを確認し、前記終了命令が入力されれば、本発明によるウィジェット管理過程を終了する。一方、前記段階615で、終了命令が入力されなければ、前記携帯端末機は、前記段階603に戻り、前述したような過程を繰り返す。このようにユーザは、保護設定によりウィジェットが自動削除されることを防止することによって、自分が希望するウィジェットが前記ウィジェットレイ20に常に登録された状態を維持するようにする。
【0050】
以上では、本発明の実施例による携帯端末機のウィジェット管理方法について説明した。以下では、本発明の実施例による携帯端末機について説明する。
【0051】
詳細な説明に先立って、本発明の実施例による携帯端末機は、ウィジェットサービスを実行する端末機であって、好ましくは、移動電話機、個人情報端末機(PDA;Personal Digital Assistants)、スマートフォン(Smart Phone)、IMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)端末機、CDMA(Code Division Multiple Access)端末機、GSM(Global Standard for Mobile Communication)端末機、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)端末機、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)端末機、Wimax(World Interoperability for Microwave Access)端末機及びUMTS(Universal Mobile Telecommunication Service)端末機、パソコン(Personal Computer)、ノートパソコン(Notebook Computer)などのようなすべての情報通信機器及びマルチメディア機器とそれに対する応用機器を含む。
【0052】
図13は、本発明の実施例による携帯端末機の概略的な構成を示すブロック図である。
図13を参照すれば、本発明の実施例による携帯端末機は、入力部110、表示部120、保存部130、無線通信部140及び制御部100を含む。前記保存部130は、予約スタック40を含む。
【0053】
前記入力部110は、多様な文字情報が入力され、各種機能の設定及び前記携帯端末機の機能制御と関連して入力される信号を前記制御部100に伝達する。この際、入力部110は、前記携帯端末機の提供形態によってタッチパッド(Touch pad)を別に含む。また、前記入力部110は、前記携帯端末機の提供形態によってタッチパッド、タッチスクリーン、一般的なキー配列のキーパッド、クワーティ方式のキーパッド及び特定の機能を行うように設定された機能キーなどのような入力手段のうちいずれか1つまたはこれらの組み合わせで形成される。特に、本発明の実施例による入力部110は、ウィジェットレイ20にウィジェットを登録する登録イベントまたはウィジェットレイ20に登録されているウィジェットを削除する削除イベントによって該当する入力信号を制御部100に伝達する。また、入力部110は、ウィジェット保護設定と関連した一連の動作を行うための入力信号を制御部100に伝達する。
【0054】
前記表示部120は、前記携帯端末機の機能実行中に発生する画面データを表示し、ユーザの入力イベント及びキー操作などの状態情報を表示し、前記携帯端末機の機能設定情報などを表示する。このような表示部120は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)などで形成される。仮に、前記表示部120がタッチスクリーン方式で具現される場合、表示部120は、入力部110として動作することもできる。前記表示部120は、待機画面にユーザが登録したウィジェットを表示する。また、ユーザによって登録されるウィジェットを含むウィジェットレイ20を一側に表示する。前記表示部120は、前記ウィジェットレイ20を出力するか、または除去する表示子21を一側に出力する。すなわち前記表示部120がタッチスクリーン方式で形成された場合、ユーザは、前記表示子21をタッチし、前記ウィジェットレイ20が表示部120の一側にオーバーレイされて出力されるようにするか、または前記ウィジェットレイ20が出力された状態で前記表示子21をタッチし、前記ウィジェットレイ20を表示部120から除去する。
【0055】
前記保存部130は、携帯端末機のブーティングのための運営体制(Operating System:OS)、携帯端末機の各アプリケーションプログラム、例えば、ウィジェットサービスを行うためのアプリケーションプログラムなどを保存する。また、保存部130は、携帯端末機の使用によって発生するユーザデータなどが保存される。このために、保存部130は、プログラム領域及びデータ領域に区分される。特に、本発明の実施例によるプログラム領域は、ウィジェットレイ20に特定のウィジェットを登録するためのプログラム、ウィジェットレイ20に登録されている特定のウィジェットを削除する場合、前記特定のウィジェットに関する情報(例えば、インデックス情報)を獲得するプログラム及び特定のウィジェットに保護設定を行うプログラムなどが保存される。また、前記データ領域は、前記アプリケーションプログラムの実行中に発生するデータ、ユーザが入力したデータなどの多様なデータなどが保存される。特に、本発明の実施例によるデータ領域は、ウィジェットレイ20に登録されるウィジェットに対応する情報が保存される。また、前記データ領域は、ウィジェットレイ20に登録されたウィジェットの優先順位情報を保存する。前記優先順位は、最近利用順、登録順、利用頻度順などによって設定される。このために、前記データ領域は、各ウィジェットの登録日付及び時間、各ウィジェットの最後の利用日付及び時間、既設定の一定期間(例えば、一週間、一ヶ月など)または設置後から現在まで各ウィジェットの利用頻度を保存する。
【0056】
保存部130は、予約スタック40を含む。前記予約スタック40は、前記登録イベントの発生によってウィジェットレイ20に登録されたウィジェット数が既設定のウィジェット登録制限個数を超過しないように、優先順位が低いウィジェットを削除する場合、前記削除されたウィジェットの情報が保存される領域である。この際、前記予約スタック40は、前記ウィジェットレイ20から削除されたウィジェットに関するインデックス情報のみを保存するので、多くの保存空間を必要としない。前記予約スタック40は、前記インデックス情報を後入れ先出し(LIFO)方式で保存する。これは、削除イベントの発生によって前記予約スタック40に保存されたウィジェットをウィジェットレイ20に登録するとき、最近利用されたウィジェットが登録されるようにするためである。
【0057】
前記無線通信部140は、短文メッセージサービス(SMS;Short Message Service)またはマルチメディアメッセージサービス(MMS;Multimedia Message Service)、音声通話サービス及びデータ通信サービスなどと関連した信号の送受信を担当する。また、無線通信部140は、音声/音響データ及び制御データなどを無線信号に変換して送信し、無線信号を受信して音声/音響データ及び制御データなどに変換して出力する。このために、無線通信部140は、送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅する無線周波数送信部と、受信される信号を低雑音増幅し、周波数を下降変換する無線周波数受信部などを含む。特に、本発明の実施例による無線通信部140は、ユーザの要請によって特定のサーバーからウィジェットをダウンロードする機能を行う。また、無線通信部140は、ウィジェットサービスが実行される間に、当該サーバーと通信を実行し、データをリアルタイムに受信する。例えば、天気ウィジェットが実行される場合、前記無線通信部140は、天気情報提供サーバーから天気情報を持続的に受信し、前記制御部100に伝送する。
【0058】
前記制御部100は、携帯端末機を構成する各構成の全般的な動作を制御する機能を行う。特に、本発明の実施例による制御部100は、ウィジェットレイ20に少なくとも1つのウィジェットを登録するか、または前記ウィジェットレイ20から少なくとも1つのウィジェットが削除される場合、前記ウィジェットレイ20に含まれたウィジェットの数を一定に維持するように制御する。これについてさらに詳しく説明すれば、前記制御部100は、最大で登録可能なウィジェット登録制限個数(例えば、10個)が設定されたウィジェットレイ20をユーザの選択によって表示部120の一側に表示するように制御する。その後、前記ウィジェットレイ20に10個のウィジェットが登録された状態で、特定のサーバーからダウンロードしたウィジェットを設置するか、または待機画面に登録されたウィジェットをウィジェットレイ20に移動する登録イベントが発生すれば、制御部100は、前記ウィジェットレイ20が前記ウィジェット登録制限個数を超過するので、前記ウィジェットレイ20に含まれたウィジェットのうち優先順位が最も低いウィジェットを自動削除する。この際、前記制御部100は、自動削除されたウィジェットに関する情報を前記予約スタック40に保存するように制御する。その後、制御部100は、登録要請されたウィジェットをウィジェットレイ20に登録する。この際、制御部100は、前記登録要請されたウィジェットをウィジェットレイ20の最上位に登録する。このような過程により、前記制御部100は、前記ウィジェットレイ20が前記登録ウィジェット制限個数だけのウィジェットを含むように制御する。
【0059】
一方、前記制御部100は、前記自動削除以前にウィジェットレイ20から優先順位が最も低いウィジェットの削除可否を確認するポップアップ窓を出力するように制御し、ユーザが削除するように選択する場合、優先順位が最も低いウィジェットを自動削除し、登録要請されたウィジェットをウィジェットレイ20に登録する。一方、前記制御部100は、削除しないように選択する場合、前記登録イベントが新しいウィジェットを設置するイベントなら、ウィジェットレイ20にウィジェットを登録する過程を省略してウィジェットを設置し、待機画面に登録されたウィジェットをウィジェットレイ20に移動するイベントなら、前記ウィジェットをウィジェットレイ20に移動することができないことを通知するメッセージを出力する。また、前記制御部100は、優先順位が低いウィジェットを選択し、自動削除時にウィジェットの保護設定可否を確認し、保護設定されないウィジェットを削除するように制御する。
【0060】
前記制御部100は、特定のウィジェットを削除し、ウィジェットレイ20から削除されるようにするか、または特定のウィジェットを前記ウィジェットレイ20から削除するか、または前記ウィジェットレイ20に登録されたウィジェットを前記待機画面領域30に移動する削除イベントが感知されれば、ウィジェットレイ20から削除イベントに対応する少なくとも1つの特定のウィジェットを削除する。ここで、制御部100は、ウィジェットレイ20から削除される特定のウィジェットに関する情報を予約スタック40に保存しない。その後、前記制御部100は、前記予約スタック40にウィジェット情報が存在するか否かを判断する。ここで、ウィジェット情報が存在すれば、制御部100は、予約スタック40からウィジェット情報を抽出する。この際、前記制御部100は、予約スタック40に最後に保存されるウィジェット情報を抽出する。前記予約スタック40からウィジェット情報が抽出されれば、制御部100は、抽出されたウィジェット情報に対応するウィジェットをウィジェットレイ20に登録する。この際、前記制御部100は、前記抽出されたウィジェットをウィジェットレイ20の最下位に位置するように登録する。
【0061】
前述したような本発明の実施例による方法は、多様なコンピュータ手段により実行することができるプログラム命令形態に具現され、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録できる。この際、前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。一方、記録媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計され、構成されたものであるか、またはコンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体(Magnetic Media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(Optical Media)、フロプティカルディスク(Floptical Disk)のような磁気−光媒体(Magneto−Optical Media)、及びROM(Read Only Memory)、RAM、フラッシュメモリーなどのようなプログラム命令を保存し実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、プログラム命令には、コンパイラーによって製作されるような機械語コードだけでなく、インタプリターなどを使用してコンピュータによって実行できる高級言語コードを含む。前述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成できる。
【0062】
一方、本明細書と図面により本発明の好ましい実施例について説明した。たとえ特定の用語が使用されたとしても、これは、ただ本発明の技術内容を容易に説明し、発明の理解を助けるための一般的な意味として使用されたものに過ぎず、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施例以外にも、本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であることは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に自明である。