(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数の個別アプリケーションは、ウェブブラウザ、気象情報配信アプリケーション、地理情報配信アプリケーション、飲食店情報配信アプリケーション及び道案内アプリケーションのいずれか1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の検索支援装置。
前記制御部は、前記ワードグループを他の前記検索支援装置から受信したとき、前記ワードグループに含まれる前記検索キーワードが対応付けられている前記個別アプリケーションを自己の前記検索支援装置が有していない場合、当該個別アプリケーションのダウンロードに係る情報を他の前記検索支援装置から取得する、
ことを特徴とする請求項4に記載の検索支援装置。
前記制御部は、前記ワードグループを他の前記検索支援装置から受信したとき、前記ワードグループに含まれる前記検索キーワードが対応付けられている前記個別アプリケーションを自己の前記検索支援装置が有していない場合、当該個別アプリケーションのダウンロードに係る情報を個別アプリケーション配信サーバから取得する、
ことを特徴とする請求項4に記載の検索支援装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
通信端末のユーザは、通信端末にインストールした多くの種類のアプリケーションを同時又は連続して使用する場合がある。例えばユーザが旅行中である場合には、ウェブブラウザで旅行先の名所を調べ、気象情報配信アプリケーションで旅行先の天気を調べ、地理情報配信アプリケーションで名所の位置関係を調べ、道案内アプリケーションで名所までのルートを調べる場合がある。
【0008】
また、ビジネスシーンにおいて、例えば、ウェブブラウザで取引先企業の製品情報を調査し、気象情報配信アプリケーションで打ち合わせ時の取引先企業の所在地での天気予報を確認し、道案内アプリケーションで取引先企業へのルートを調べ、飲食店情報配信アプリケーションで取引先企業周辺の飲食店情報を調べる場合がある。
【0009】
このような場合において、特許文献1に記載の検索システムは、同種類のアプリケーションの検索キーワード入力ボックスには、最初のアプリケーションで検索を実行した文字列を自動入力する。しかし、異種類のアプリケーションの検索キーワード入力ボックスには、アプリケーション実行の度に入力する必要があり、操作が煩雑で入力時間が長くなっていた。
【0010】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、種類の異なる複数の個別アプリケーションのうちの任意の個別アプリケーションにおいて検索キーワードの入力を簡易化することのできる検索支援装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る検索支援装置は、
検索機能を有する複数の個別アプリケーションの検索実行時に、検索キーワードの入力を支援する検索支援装置であって、
各々の前記個別アプリケーションに対応付けた検索キーワードをグループ化し識別情報を付したワードグループと、前記ワードグループを選択中であるか否かを示すフラグ情報と、を記憶する記憶部と、
複数の前記個別アプリケーションのうち任意の前記個別アプリケーションの検索キーワード入力時に、前記フラグ情報を参照し、前記フラグ情報が選択中であることを示している前記ワードグループから当該個別アプリケーションに対応付けられた検索キーワードを取得し表示する制御を行う制御部と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
前記複数の個別アプリケーションは、ウェブブラウザ、気象情報配信アプリケーション、地理情報配信アプリケーション、飲食店情報配信アプリケーション及び道案内アプリケーションのいずれか1つを含んでもよい。
【0013】
前記記憶部は、前記個別アプリケーションの検索を実行した検索キーワードの履歴を格納する格納領域を有し、
前記制御部は、前記フラグ情報が選択中であることを示している前記ワードグループのうち実行中の前記個別アプリケーションに対応付けられた検索キーワードを前記格納領域に格納し、前記個別アプリケーションの検索の実行時に前記格納領域に格納された検索キーワードを表示させるようにしてもよい。
【0014】
前記ワードグループを、他の前記検索支援装置に送信し、又は、他の前記検索支援装置から受信する通信部をさらに有してもよい。
【0015】
前記制御部は、前記ワードグループを他の前記検索支援装置から受信したとき、前記ワードグループに含まれる前記検索キーワードが対応付けられている前記個別アプリケーションを自己の前記検索支援装置が有していない場合、当該個別アプリケーションのダウンロードに係る情報を他の前記検索支援装置から取得してもよい。
【0016】
前記制御部は、前記ワードグループを他の前記検索支援装置から受信したとき、前記ワードグループに含まれる前記検索キーワードが対応付けられている前記個別アプリケーションを自己の前記検索支援装置が有していない場合、当該個別アプリケーションのダウンロードに係る情報を個別アプリケーション配信サーバから取得してもよい。
【0017】
前記個別アプリケーションのダウンロードに係る情報は、前記個別アプリケーションのアイコン画像を含み、
前記制御部は、前記個別アプリケーションのアイコン画像を、インストール前であることを示す態様で表示し、ユーザが前記アイコン画像を選択し実行した時に前記個別アプリケーションのダウンロードを実行するようにしてもよい。
【0018】
また、本発明の第2の観点に係る検索支援システムは、第1の観点に係る検索支援装置を複数備え、
前記検索支援装置間で前記ワードグループの送受信を行う、
ことを特徴とする。
【0019】
また、本発明の第3の観点に係る検索支援方法は、
コンピューターが、検索機能を有する複数の個別アプリケーションの検索実行時に、検索キーワードの入力を支援する検索支援方法であって、
各々の前記個別アプリケーションに対応付けた検索キーワードをグループ化し識別情報を付したワードグループと、前記ワードグループを選択中であるか否かを示すフラグ情報と、を記憶する記憶ステップと、
複数の前記個別アプリケーションのうち任意の前記個別アプリケーションの検索キーワード入力時に、前記フラグ情報を参照し、前記フラグ情報が選択中であることを示している前記ワードグループから当該個別アプリケーションに対応付けられた検索キーワードを取得し表示する表示ステップと、
を有することを特徴とする。
【0020】
また、本発明の第4の観点に係るプログラムは、
検索機能を有する複数の個別アプリケーションを実行するコンピュータを、
各々の前記個別アプリケーションに対応付けた検索キーワードをグループ化し識別情報を付したワードグループと、前記ワードグループを選択中であるか否かを示すフラグ情報と、を記憶する記憶部、及び、
複数の前記個別アプリケーションのうち任意の前記個別アプリケーションの検索キーワード入力時に、前記フラグ情報を参照し、前記フラグ情報が選択中であることを示している前記ワードグループから当該個別アプリケーションに対応付けられた検索キーワードを取得し表示する制御を行う制御部、
として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、種類の異なる複数の個別アプリケーションのうちの任意の個別アプリケーションにおいて検索キーワードの入力を簡易化することができる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について図面を参照して説明する。
【0024】
本実施形態に係る検索支援装置10は、複数の検索機能付きのアプリケーション(以下、個別アプリケーションと呼ぶ)と、個別アプリケーションの検索キーワードの入力を支援するアプリケーション(以下、検索支援アプリケーションと呼ぶ)をインストールした通信端末である。
【0025】
検索支援装置10は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末等の通信端末から構成される。これらの通信端末に、アプリケーション配信サーバから各種通信ネットワークを介して複数の個別アプリケーションと、検索支援アプリケーションをダウンロードしてインストールすることにより、検索支援装置10が構成される。検索支援装置10は、
図1に示すように制御部110、記憶部120、表示部130、操作部140を備える。
【0026】
制御部110は、演算処理装置、内部メモリ等から構成され、記憶部120に記憶されている個別アプリケーションや検索支援アプリケーションのプログラムを実行することにより、個別アプリケーション実行部111、検索キーワード書換部112、フラグ情報変更部113として機能する。
【0027】
記憶部120は、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ等から構成される。記憶部120には個別アプリケーションや検索支援アプリケーションのプログラムや、各アプリケーションで使用するデータが記憶される。
【0028】
表示部130は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスから構成され、図形、文字、記号などの情報表示出力を行う。操作部140は、表示部130の表示面上に構成されたタッチパッドやキーボード等から構成され、操作者による操作入力を検出し、検出した操作入力に係る信号を制御部110に出力する。ここでは、操作部140が表示部13の表示面上に構成されたタッチパッドである場合について説明する。
【0029】
検索支援装置10にインストールされている個別アプリケーションは、例えば、ウェブブラウザ、気象情報配信アプリケーション、地理情報配信アプリケーション、道案内アプリケーション、飲食店情報配信アプリケーションである。通信端末にこれらの個別アプリケーションをインストールすることにより、記憶部120には、個別アプリケーションプログラム121が記憶されるとともに、個別アプリケーションの検索を実行した検索キーワードの履歴を格納する格納領域が確保される。また、個別アプリケーションプログラム121を実行することにより、制御部110は個別アプリケーション実行部111として機能する。
【0030】
各個別アプリケーションの検索を実行することにより、記憶部120に確保された格納領域に検索キーワード履歴122が記憶される。検索キーワード履歴122は、各個別アプリケーションで実行された検索処理の検索キーワードの履歴であり、個別アプリケーション毎の格納領域に検索キーワードのデータが記憶されている。検索キーワード履歴122は、検索が実行されるたびに更新される。各個別アプリケーションによって記憶するワード数を決めて、古い履歴から消去するようにしてもよい。ここで、
図1には個別アプリケーションプログラム121、検索キーワード履歴122、個別アプリケーション実行部111を1つのみ示しているが、実際はインストールした個別アプリケーションの数と同じ数の各要素が備えられている。
【0031】
検索支援装置10にインストールされている検索支援アプリケーションは、個別アプリケーションの検索キーワードの入力を支援するためのアプリケーションである。通信端末に検索支援アプリケーションをインストールし、実行することにより、記憶部120には検索支援アプリケーションで使用する検索キーワードを含む複数のワードグループ123と、複数のワードグループ123のうちどのワードグループ123が選択されているかを示すフラグ情報124が記憶される。また、検索支援アプリケーションのプログラムを実行することにより、制御部110は、検索キーワード書換部112、フラグ情報変更部113として機能する。ここで、
図1にはワードグループ123を1つのみ示しているが、実際はユーザが作成した数のワードグループ123が記憶されている。
【0032】
ワードグループ123は、各個別アプリケーションの検索キーワードを各個別アプリケーションに対応付けたものをグループ化し、グループ名や番号等の識別情報を付したワードデータである。ワードグループ123は、ユーザが操作部140に対して文字入力して生成したデータである。フラグ情報124は、各ワードグループ123が選択中であるか否かを示す情報であり、例えば、選択中のワードグループ123のフラグがONであり、未選択のワードグループ123のフラグがOFFである。
【0033】
ワードグループ123とフラグ情報124の例を
図2に示す。ワードグループ123はワードグループ名と各個別アプリケーションに対応した検索キーワードから構成される。
【0034】
例えば、ユーザが所属する「株式会社ABC」というワードグループ名のワードグループ123は、ウェブブラウザで使用する検索キーワードとして株式会社ABCの業務と関連する「特許庁」「東京都中央区」「宅配便」「東京国税局」を含む。また、「株式会社ABC」のワードグループ123は、気象情報配信アプリケーションで使用する検索キーワードとして、株式会社ABCの所在地や業務上関連のある地名である「東京都千代田区」「東京都中央区」「つくば市」「大阪市」を含む。また、「株式会社ABC」のワードグループ123は、道案内アプリケーションで使用する検索キーワードとして業務で訪問する場所の名称「特許庁」「東京駅」「日本橋税務署」を含む。
【0035】
また、ユーザが予定する「信州旅行」というワードグループ名のワードグループ123は、ウェブブラウザで使用する検索キーワードとして旅行先の情報として「白馬村」「白馬 ホテル」「信州 美術館」「白馬 レストラン」を含む。また、「信州旅行」のワードグループ123は、気象情報配信アプリケーションで使用する検索キーワードとして、旅行の行き先の地名「白馬村」「長野県」「白馬 スキー場」「白馬岳」を含む。また、「信州旅行」のワードグループ123は、道案内アプリケーションで使用する検索キーワードとして旅行の行き先の名称「白馬駅」「白馬 美術館」「白馬 スキー場」を含む。
【0036】
このようにワードグループ123はユーザが個別アプリケーションの検索時に頻繁に入力する検索キーワードをグループに分けて記憶部120に記憶したものである。また、
図2の表の一番右の列にフラグ情報124を示している。この例において、「信州旅行」のグループのフラグのみがONとなっており、「信州旅行」のワードグループ123が選択中(アクティブ)であることを示している。
【0037】
以上のように構成された検索支援装置10の動作について詳細に説明する。
【0038】
検索支援装置10がスマートフォンの場合、
図3(a)に示すような画面になる。画面上方には、個別アプリケーションのアイコンが示されている。
図3(a)の例では、左からウェブブラウザのアイコン301、気象情報配信プリケーションのアイコン302、道案内アプリケーションのアイコン303が配列している。画面の下方には、検索支援アプリケーション(SS:Search Support)のアイコン311が示されている。
【0039】
検索支援アプリケーションのアイコン311をタッチして選択すると、
図3(b)に示すような検索支援アプリケーションの設定画面が表示される。この画面の上方には、既に作成されたワードグループ123のアイコン321〜323が表示されている。画面の下方には、新規作成用(「作成」)のボタン331、既に作成済みのワードグループ123のデータ編集用(「編集」)のボタン332、ワードグループ123の選択切替用(「A/N」:Active / Non-active)のボタン333が表示されている。これらのボタンをタッチすることにより、ワードグループ123を新規作成、編集、選択切替を行う。
【0040】
「信州旅行」のアイコン322を選択して「編集」のボタン332をタッチすると
図3(c)に示すような編集画面が表示される。この画面において、各個別アプリケーションで使用する検索キーワードを入力、修正、削除することができる。この時、制御部110の検索キーワード書換部112が記憶部120に記憶されているワードグループ123を編集することになる。
【0041】
また、
図3(b)の画面において「信州旅行」のアイコン322を選択して「A/N」のボタン333をタッチすると
図3(d)に示すような「信州旅行」のワードグループ123を選択する(アクティブにする)ことを確認する画面を表示する。この画面において、各ワードグループ123の選択を切り替えることができる。「信州旅行」をアクティブにする操作をすると(
図3(d)の画面で「Yes」をタッチする)、
図2の「信州旅行」のフラグがONになる。この時、制御部110のフラグ情報変更部113が記憶部120に記憶されているフラグ情報124を編集することになる。
【0042】
ワードグループ123の少なくとも1つが選択されているとき(アクティブになっているとき)、
図4(a)に示すように検索支援アプリケーションのアイコン311を強調させる等して、選択中のワードグループ123があることがわかる態様で表示する。ワードグループ123の少なくとも1つが選択されているときに個別アプリケーションが実行されると
図4(b)に示すような検索キーワード入力ボックス401が表示される。
【0043】
ワードグループ123の少なくとも1つが選択されている状態において、個別アプリケーションが実行されたときの処理を
図5、6のフローチャートに沿って説明する。
【0044】
個別アプリケーションの1つが実行されたとき、制御部110の検索キーワード書換部112が、
図5に示す検索履歴書換処理を実行する。まず、検索キーワード書換部112は、実行された個別アプリケーションが検索支援機能の対象のアプリケーションか否かを判定する(ステップS101)。検索支援機能の対象のアプリケーションか否かの判断は、
図2のワードグループ123及びフラグ情報124のリストに当該アプリケーションが含まれているか否かで判定する。実行された個別アプリケーションが検索支援機能の対象のアプリケーションでない場合(ステップS101:No)、処理を終了する。
【0045】
実行された個別アプリケーションがウェブブラウザ等の検索支援機能の対象のアプリケーションである場合には(ステップS101:Yes)、フラグ情報124を参照し、フラグがONになっているワードグループがあるか否かを判定する(ステップS102)。フラグがONになっているワードグループがない場合は(ステップS102:No)、処理を終了する。
【0046】
フラグがONになっているワードグループがある場合には(ステップS102:Yes)、検索キーワード履歴122の情報を一時保存する(ステップS103)。その後、ワードグループ123から、実行中の個別アプリケーションに対応付けられた検索キーワードを取得する(ステップS104)。
【0047】
そして、検索キーワード書換部112は、実行中の個別アプリケーションの検索キーワード履歴122のデータを、ステップS104で取得した検索キーワードに書き換える(ステップS105)。
【0048】
その後、実行中の個別アプリケーションを終了する操作が入力されるまで待機する(ステップS106:No)。個別アプリケーションの終了指示があった場合には(ステップS106:Yes)、ステップS103で一時保存した履歴情報と、個別アプリケーションにおいて検索を実行した検索キーワードの履歴情報と、を検索キーワード履歴122として記憶部120に記憶して(ステップS107)、処理を終了する。
【0049】
以上説明した検索履歴書換処理と平行して実行される個別アプリケーション検索処理を、
図6のフローチャートに沿って説明する。この検索処理は、個別アプリケーションの検索以外の処理とも平行して実行される。
【0050】
個別アプリケーションの実行中に
図4(b)の検索キーワード入力ボックス401が選択された場合には(ステップS201:Yes)、個別アプリケーション実行部111は、検索キーワード履歴122から、当該個別アプリケーションの検索キーワードを取得して検索キーワード入力ボックス401内、又は、検索キーワード入力ボックス401に近接した位置に表示する。(ステップS202)。
【0051】
ユーザが表示された検索キーワードのいずれかを選択して検索実行、又は、ユーザが文字入力して検索実行をした場合には(ステップS203:Yes)、アプリケーションサーバに検索要求を送信する(ステップS204)。ステップS201で検索ボックスが選択されず(ステップS201:No)、又はステップS203で検索が実行されなかった場合には(ステップS203:No)、ステップS207に進む。
【0052】
アプリケーションサーバから検索結果が送信されると、個別アプリケーション実行部111は検索結果を受信し、表示部130に表示する(ステップS205)。そして、個別アプリケーション実行部111は、検索した検索キーワードを検索キーワード履歴122に追加して、検索キーワード履歴122を更新する(ステップS206)。
【0053】
その後、アプリケーションの終了指示があるか否かを判別し(ステップS207)、アプリケーションの終了指示がない間は(ステップS207:No)、ステップS201〜S207の処理を継続する。アプリケーションの終了指示があると(ステップS207:Yes)、処理を終了する。
【0054】
図5の検索履歴書換処理及び
図6の個別アプリケーション検索処理によれば、選択中のワードグループ123がある場合には、ワードグループ123の検索キーワードを、検索キーワード入力ボックス401内、又は、検索キーワード入力ボックス401に近接して表示させることができる。一方、選択中のワードグループ123がない場合には、最近検索を実行した検索キーワードを、検索キーワード入力ボックス401内、又は、検索キーワード入力ボックス401に近接して表示させることができる。
【0055】
以上説明したように、本実施形態において、個別アプリケーションの検索を実行する際に、フラグ情報124がONとなっているワードグループ123があるときは、実行中の個別アプリケーションに対応する検索キーワードを当該ワードグループ123から取得し、表示させることとした。これにより、種類の異なる複数の個別アプリケーションのうちの任意の個別アプリケーションの検索時に、ユーザの必要とする検索キーワードを表示させて、検索キーワードの入力を簡易化させることができる。
【0056】
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2について
図7、8を参照して詳細に説明する。
【0057】
本実施形態2に係る検索支援システム2は、実施形態1に係る検索支援装置10を複数備え、各検索支援装置10と、アプリケージョン配信サーバ20と、個別アプリケーションサーバ30と、が任意のネットワークを介して互いに接続されている。検索支援システム2は、例えば、
図7に示すように、検索支援装置A11、検索支援装置B12が基地局40を介してインターネット50に接続されており、アプリケーション配信サーバ20、個別アプリケーションサーバ30がインターネット50に接続されている。
【0058】
検索支援装置A11、検索支援装置B12は、実施形態1で説明したように、フラグ情報124に基づいて、ワードグループ123から各個別アプリケーションに対応する検索キーワードを取得して表示する検索支援機能を有する。検索支援装置A11、検索支援装置B12は、データ入力して生成したワードグループ123を互いに送受信する機能を更に有する。
【0059】
検索支援装置A11が記憶するワードグループ123を検索支援装置B12に送信する場合について、
図8のデータフロー図に沿って説明する。
【0060】
検索支援装置A11が記憶部120に記憶しているワードグループ123の一部又は全部を検索支援装置B12に送信する(ステップS1)。検索支援装置B12は、受け取ったワードグループ123に含まれる検索キーワードに対応する個別アプリケーションのうち、自装置がインストールしていない個別アプリケーションがあった場合、検索支援装置B12は検索支援装置A11に当該個別アプリケーションの情報を要求する(ステップS2)。
【0061】
ステップS2での要求を受けて、検索支援装置A11は、個別アプリケーションの情報を検索支援装置B12へ送信する(ステップS3)。ステップS3で送信する個別アプリケーションの情報は、当該個別アプリケーションのアイコン画像のデータ及びアプリケーション配信サーバ20のURL等のダウンロードに係る情報である。検索支援装置B12は、ステップS3で個別アプリケーションの情報を受信すると、アイコンの画像を表示部130に表示させる(ステップS4)。このアイコンは、個別アプリケーションのプログラムをアプリケーション配信サーバ20からダウンロードする処理の命令とリンクしており、当該個別アプリケーションがインストール前であることが分かる態様で表示される。
【0062】
検索支援装置B12のユーザは、ステップS4で表示されたアイコンの個別アプリケーションをインストールしたい場合は、このアイコンをタッチする。これにより検索支援装置B12は、アプリケーション配信サーバ20にこの個別アプリケーションのプログラムのダウンロード要求を送信する(ステップS5)。
【0063】
これを受けて、アプリケーション配信サーバ20は要求されている個別アプリケーションのプログラムを検索支援装置B12に送信する(ステップS6)。検索支援装置B12は、この個別アプリケーションのプログラムをダウンロードし、インストールする。
【0064】
検索支援装置B12は、インストール後、この個別アプリケーションの検索機能を利用する際には、実施形態1と同様の処理を行う。つまり、ワードグループ123からこの個別アプリケーションに対応する検索キーワードを取得し、検索キーワード入力ボックス401内、又は、検索キーワード入力ボックス401に近接して表示させる。
【0065】
検索支援装置B12のユーザは、表示された検索キーワードの中から選択し、又は、文字入力した検索キーワードを決定し検索実行する操作を行う。検索支援装置B12は、その検索キーワードで個別アプリケーションサーバ30に対して検索要求をする(ステップS7)。個別アプリケーションサーバ30は、要求された検索キーワードについて検索を行った結果を検索支援装置B12に対して送信する(ステップS8)。検索支援装置B12は、受信した検索結果を表示部130に表示させる。
【0066】
同様に、検索支援装置A11も個別アプリケーションの検索を実行する際には、ワードグループ123からこの個別アプリケーションに対応する検索キーワードを取得し、検索キーワード入力ボックス401内、又は、検索キーワード入力ボックス401に近接して表示させる。
【0067】
検索支援装置A11のユーザは、表示された検索キーワードの中から選択し、又は、文字入力した検索キーワードを決定し検索実行する操作を行う。検索支援装置A11は、その検索キーワードで個別アプリケーションサーバ30に対して検索要求をする(ステップS9)。個別アプリケーションサーバ30は、要求された検索キーワードについて検索を行った結果を検索支援装置A11に対して送信する(ステップS10)。検索支援装置A11は、受信した検索結果を表示部130に表示させる。
【0068】
以上説明したように、本実施形態において、ワードグループ123を他の検索支援装置10に送信し、他の検索支援装置10が、受信したワードグループ123の中に自装置にインストールされていない個別アプリケーションの検索キーワードがあるときは、当該個別アプリケーションのダウンロードに係る情報を、送信元の検索支援装置10から取得して、アプリケーション配信サーバ20から個別アプリケーションプログラムをダウンロードすることとした。これにより、種類の異なる複数の個別アプリケーションで使用可能な検索キーワードの情報を他の検索支援装置10と共有することができ、検索キーワードの入力を簡易化させることができる。
【0069】
このように本発明は、各々の個別アプリケーションに対応付けた検索キーワードをグループ化し、識別情報を付したワードグループと、ワードグループのいずれかを選択中であるか否かを示すフラグ情報と、を記憶部に記憶しておき、任意の個別アプリケーションの検索キーワード入力時に、フラグ情報を参照し、フラグ情報が選択中であることを示しているワードグループから当該個別アプリケーションに対応付けられた検索キーワードを取得し表示することとした。これにより、種類の異なる複数の個別アプリケーションのうちの任意の個別アプリケーションにおいて検索キーワードの入力を簡易化することができる。
【0070】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
【0071】
例えば、記憶部120に検索キーワード履歴122を記憶しておき、検索キーワード書換部112が、検索キーワード履歴122をワードグループ123に含まれる検索キーワードに書き換えるとしたが、検索キーワード履歴122を書き換えることなく、個別アプリケーションが、フラグ情報124を参照して直接ワードグループ123から検索キーワードを取得する機能を備えてもよい。
【0072】
また、ワードグループ123はユーザが文字入力することによりデータ生成するとしたが、任意のワードグループ123を選択中に検索が実行された検索キーワードを、自動でワードグループ123に追加して更新するようにしてもよい。あるいは、ワードグループ123の全部又は一部をアプリケーション配信サーバ20又は個別アプリケーションサーバ30から取得するようにしてもよい
【0073】
また、実施形態2において、ワードグループ123を受信した他の検索支援装置B11が、ワードグループ123に含まれる検索キーワードに対応付けられた個別アプリケーションをインストールしていないとき、送信元の検索支援装置A12に要求し、当該個別アプリケーションに係るアイコン画像やダウンロード情報等を取得するとしたが、アプリケーション配信サーバ20に要求して、当該個別アプリケーションに係る情報をアプリケーション配信サーバ20から取得するようにしてもよい。
【0074】
また、制御部110が実行するプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、携帯電話網やインターネット等の通信ネットワークを介して配布してもよい。
【解決手段】個別アプリケーションを実行する際、フラグ情報124を参照し、フラグ情報124がONとなっているワードグループ123があるときは、実行中の個別アプリケーションに対応する検索キーワードを当該ワードグループ123から取得する。検索キーワード書換部112は、検索キーワード履歴122に格納されている検索キーワードを、ワードグループ123から取得した検索キーワードに置き換える。個別アプリケーション実行部111は、検索キーワード入力ボックスに検索キーワード履歴122に含まれる検索キーワードを表示させる。