特許第5693739号(P5693739)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5693739ハイブリッド交差軸ボールジョイントブッシュ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5693739
(24)【登録日】2015年2月13日
(45)【発行日】2015年4月1日
(54)【発明の名称】ハイブリッド交差軸ボールジョイントブッシュ
(51)【国際特許分類】
   B60G 7/02 20060101AFI20150312BHJP
   F16F 1/38 20060101ALI20150312BHJP
   F16C 33/04 20060101ALN20150312BHJP
【FI】
   B60G7/02
   F16F1/38 H
   !F16C33/04
【請求項の数】20
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-534905(P2013-534905)
(86)(22)【出願日】2011年8月22日
(65)【公表番号】特表2014-501650(P2014-501650A)
(43)【公表日】2014年1月23日
(86)【国際出願番号】US2011048580
(87)【国際公開番号】WO2012054133
(87)【国際公開日】20120426
【審査請求日】2013年9月3日
(31)【優先権主張番号】13/114,149
(32)【優先日】2011年5月24日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/405,250
(32)【優先日】2010年10月21日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】599107371
【氏名又は名称】ザ・プルマン・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】ソーンヒル,ジェイ ダブリュー
【審査官】 倉田 和博
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭60−256617(JP,A)
【文献】 特開2007−331496(JP,A)
【文献】 特開平10−153237(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60G 1/00 − 99/00
F16C 11/00 − 11/12
F16F 1/00 − 6/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部部品と、
上記内部部品の周囲に配置された第1の部材と、
上記内部部品の周囲に配置された第2の部材と、
上記内部部品の周囲に配置された第3の部材と、
上記内部部品の周囲と、上記第1の部材の周囲と、上記第2の部材の周囲と、上記第3の部材の周囲とに配置された外部部品とを備え、
上記第2の部材は、上記外部部品と直接に接するように、上記第3の部材に形成された長さ方向のスロットを通って伸びることを特徴とするエラストマーブッシュ。
【請求項2】
上記第1の部材が、上記内部部品に直接接している内側表面と、外側表面とを含む請求項1に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項3】
上記第1の部材の上記外側表面が球形の表面を含む請求項2に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項4】
上記第2の部材が、上記第1の部材の上記外側表面に直接連結している内側表面と、外側表面とを含む請求項2に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項5】
上記第2の部材の上記内側表面が、上記内部部品に直接連結する請求項4に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項6】
上記第の部材の内側表面が球形の表面を含む請求項4に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項7】
上記第の部材の内側表面が楕円の表面を含む請求項4に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項8】
上記第3の部材が、上記第2の部材の上記外側表面に直接連結している上記第3の部材の内側表面と、外側表面とを含む請求項4に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項9】
上記第3の部材の上記外側表面が、上記外部部品に直接連結する請求項8に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項10】
上記第3の部材が、一対のシェルを備えている請求項8に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項11】
上記第2の部材の上記内側表面が、上記内部部品に直接連結する請求項10に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項12】
上記第2の部材が、上記第1の部材の外側表面に直接連結している内側表面と、外側表面とを含む請求項1に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項13】
上記第2の部材の上記内側表面が球形の表面を含む請求項12に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項14】
上記第3の部材が、上記第2の部材の上記外側表面に直接連結している上記第3の部材の内側表面と、外側表面とを含む請求項12に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項15】
上記第3の部材の上記外側表面が、上記外部部品に直接連結する請求項14に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項16】
上記第3の部材が一対のシェルを備えている請求項15に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項17】
上記第3の部材が、上記第2の部材の外側表面に直接連結している上記第3の部材の内側表面と、外側表面とを含む請求項1に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項18】
上記第3の部材の上記外側表面が、上記外部部品に直接連結する請求項17に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項19】
上記第3の部材が一対のシェルを備えている請求項18に記載のエラストマーブッシュ。
【請求項20】
上記内部部品と上記第1の部材とが、1つの部品によって画定される請求項1に記載のエラストマーブッシュ。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
〔関連出願に対するクロスリファレンス〕
本出願は、2011年5月24日にファイルされた米国実用特許出願第13/114,149号の優先権と、2010年10月21日にファイルされた米国仮出願番号61/405,250号の利益とを主張する。参照により、上記出願の全体を本明細書に組み込む。
【0002】
〔分野〕
本開示は、乗物に部品を固定するエラストマーブッシュに関する。より詳細には、本開示は、乗物に部品を取り付けるためのエラストマーブッシュであって、当該乗物において、与えられた梱包スペースに対して、放射上および軸にかかる力の負担能力を増大するエラストマーブッシュに関する。
【0003】
〔背景〕
本欄の記述は、単に本開示に関する背景技術情報を提供するだけであり、先行技術を構成しない。
【0004】
自動車、トラック、バスおよびその他のものは、乗物のシャシー(ばね無し部分)と乗物の車体(ばね付部分)とを接続するために、独立したフロントおよび/または独立したリアサスペンションシステムを使用して通例設計される。独立したサスペンションシステムは、上部コントロールアームと、下部コントロールアームと、乗物のタイヤを支持するハブまたはナックルとを通常含む。それぞれのコントロールアームは、1つ以上のエラストマーブッシュを使用して、フレームまたは乗物のその他の構造部品に取付けられる。それぞれのエラストマーブッシュは、通常、コントロールアームの中に押し込まれる外部金属チューブと、外部金属ハウジング内に位置するエラストマーの層と、エラストマーの層の中心を通って伸びる内部金属ハウジングとから成っている。内部金属ハウジングは、フレーム、支持構造、または乗物のばね付部分におけるブラケットか、あるいは、内部金属を通して伸びるボルトに取付けられており、かつ、適当なブラケットを噛み合わせることによって、フレーム、支持構造、または乗物のばね付部分にコントロールアームの端を固定する。乗物が移動するにつれて、ばね付部分とばね無し部分との間の相対運動は、コイルばね、ねじり棒、空気ばね、またはその他の弾力デバイスの屈曲によって適応させられる。弾力デバイスの屈曲は、乗物のばね付部分にコントロールアームを固定する両方の旋回軸ブッシュ上において、コントロールアームの端を旋回させる。
【0005】
エラストマーブッシュは、この旋回動作を容易にし、かつ、乗物への衝撃を防ぐために、使用される。内部金属ハウジングと外部金属ハウジングとの間に位置するエラストマーの層は、乗物のばね無し部分から乗物のばね付部分を効率的に分離する。一定の高荷重がかかる場合において、外部金属の端は、エラストマー材料の層をさらに封じ込めるため、内部金属の方に向けて湾曲させられているか、または覆うように形成されている。当該端の湾曲または形成、そして、それに伴うエラストマー材料の層のさらなる封止は、放射方向のばね定数、軸方向のばね定数、軸方向の保持力、およびブッシュの耐久性を改善する。
【0006】
これらのエラストマー分離旋回軸ブッシュは、当該分野において満足に機能しているが、問題がないということではない。これらの先行技術の旋回軸ブッシュに関連する様々な問題は、コントロールアームの直径の変化と、旋回軸ブッシュがコントロールアームの中に押し込まれる領域の断面のゆがみとを含んでいる。コントロールアームの構成に関するこれらの製造における変動は、しばしば、コントロールアームが軸方向の荷重を受けたときに、ブッシュをコントロールアームから滑り落とさせる。
【0007】
また、より大きな荷重がかかり、より多く運動する場合において、旋回軸ブッシュが運動しなければならない回転角は、旋回軸ブッシュのエラストマー部品の寿命に有害な効果をもたらす。
【0008】
したがって、旋回軸ブッシュの継続した開発は、旋回軸ブッシュに関連する製造コストを最小化しながら、回転能力の改善、動作の改善、強度の改善、および耐久性の改善をすることに向けられている。
【0009】
〔まとめ〕
本欄は、本開示の一般的な要約を提供し、その全部の範囲またはそのすべての特徴の包括的な開示ではない。
【0010】
本開示は、ハイブリッド交差軸ブッシュに関する技術を提供する。当該ブッシュは、内部金属と、内部金属上に配置されている第1のエラストマーまたは可塑性部材と、第1のエラストマーまたは可塑性部材および内部金属上に配置されている第2のエラストマーまたは可塑性部材と、第2のエラストマーまたは可塑性部材上に配置されている第3のエラストマーまたは可塑性部材と、第3のエラストマーまたは可塑性部材上に配置されている外部金属とを含んでいる。第1、第2および第3のエラストマーまたは可塑性部材は、ブッシュを組み立てる間、外部金属に組み込まれるときに圧縮される。
【0011】
本明細書に提供された記述によって、適用可能なさらなる領域が明らかになる。本まとめにおける記述および具体例は、実例のみを目的とし、本開示の範囲を制限することを意図していない。
【0012】
〔図面〕
本明細書に記述された図は、選択された実施形態の説明目的のみであり、可能なすべての具体化ではなく、本開示の範囲を制限することを意図していない。
【0013】
図1は、本開示によるエラストマーブッシュの斜視図である。
【0014】
図2は、図1に図示されたエラストマーブッシュの断面の斜視図である。
【0015】
図3は、図1および図2に図示された内部シェルのうちの1つの側面図である。
【0016】
図4は、図1および図2に図示されたシェルのうちの1つの斜視図である。
【0017】
図5は、図1および図2に図示されたシェルのうちの1つの端面図である。
【0018】
図6は、内部部品、そして本開示のその他の実施形態における第1部材の斜視図である。
【0019】
図7は、本開示による、エラストマーブッシュを組み込む乗物のための典型的なサスペンションである。
【0020】
対応する参照番号は、図面の中のいくつかの視点を通して、対応する部品を指している。
【0021】
〔詳細な説明〕
そこで、添付の図面を参照して、実施形態の実例をより完全に記述する。
【0022】
いくつかの視点の中で、同一の参照番号が、同一のまたは対応する部品を示す図面を参照すると、本開示に従ってエラストマーブッシュが組み込まれており、参照番号10で一般的に示される乗物、トラック、バスまたはその他のサスペンションシステムが図6に図示してある。サスペンションシステム10は、乗物のフレームまたは支持構造12、上部コントロールアーム14、下部コントロールアーム16、ハブまたはナックル18、コイルばね20、衝撃吸収装置22、および、駆動軸組立品24から成り立つ。フレームまたは支持構造12は、本体(図示されていない)、および、「ばね上質量」として一般的に認識される、乗物のその他の部品を支持する。駆動軸組立品24は、エンジン(図示されていない)からトルクを受ける差動装置またはトランスアクスル(図示されていない)に取付けられる。駆動軸組立品24は、一対の恒常または変動速度ジョイント(図示されていない)を含む。1つのジョイントは差動装置に取付けられ、1つのジョイントはハブまたはナックル18に取付けられる。駆動シャフト26は、2つのジョイントの間に伸びる。エンジンは、駆動軸組立品24を通してエンジンからハブまたはナックル18に回転およびトルクを伝達する差動装置またはトランスアクスルに、当該回転およびトルクを伝達する。ハブまたはナックル18に取付けられた車輪(図示されていない)は、ハブまたはナックル18を通して、駆動軸組立品34により駆動される。恒常または変動速度ジョイントは、様々な角度によるトルクの伝達を可能にし、当該トルクの伝達により、サスペンションシステム10が、差動装置またはトランスアクスルから乗物の車輪にトルクを伝達しながらも、上下動およびはね返り運動を受けることを可能とする。
【0023】
コイルばね20は、乗物のばね付部分に対する荷重を支持し、かつ、衝撃吸収装置22は、当業界において周知のフレームまたは支持構造12に関して、車輪の運動の勢いをそぐ。トルク棒またはアンチロールバー28は、当業界において周知のフレームまたは支持構造12に関して、フレームまたは支持構造12と、ハブまたはナックル18との間に、車輪の制御を補助するために配置され得る。
【0024】
そこで、図1、2および6を参照すると、上部コントロールアーム14および下部コントロールアーム16のそれぞれは、1つ以上のエラストマーブッシュ組立品46を使用して、フレームまたは支持構造12に取付けられる。それぞれのエラストマーブッシュ組立品46は、コントロールアーム14および16と、フレームまたは支持構造12との間での運動を適応させ、かつ、乗物のばね付部分への衝撃を防ぐために、これらの間に配置される。
【0025】
本開示は、上部コントロールアーム14および16と、フレームまたは支持構造12との間に配置される2つのエラストマーブッシュ組立品46と、下部コントロールアーム16と、フレームまたは支持構造12との間に配置される1つのエラストマーブッシュ組立品46とを有するものとして図示されているが、1つの部品が他の部品に対して旋回するために必要な任意の2つの部品の間において、エラストマーブッシュ組立品46を利用することは、本開示の範囲内である。それに加え、本開示は、コントロールアーム14および16と、フレームまたは支持構造12との間に配置されている、同一の3つのエラストマーブッシュ組立品46を有しているものとして図示されているが、エラストマーブッシュ組立品46のそれぞれについて異なる設計を利用することは、本開示の範囲内である。また、本開示は、独立したサスペンションシステムと共に図示されてもいるが、板バネサスペンションシステムを含むがそれに限られないその他のサスペンション設計においてエラストマーブッシュ構造46を利用することは、本開示の範囲内である。
【0026】
そこで、図1〜5を参照すると、エラストマーブッシュ構造46は、内部部品60と、第1の部材62と、第2のエラストマーまたは可塑性部材64と、第3のエラストマーまたは可塑性部材66と、外部部品68とから成り立つ。内部部品60は、金属チューブとして図示される。内部部品60は、一般的に円筒形状を有している金属チューブとして図示されるが、固い管状部品または当業界において既知のその他のタイプの内部部品を含むがそれに限られない異なる内部部品を持つことは、本開示の範囲内である。典型的な場合において、固い管状部品が使用されると、固い管状部品の長方形の端を通って伸びている一対の開口部が、乗物にブッシュ組立品を固定するために使用される。
【0027】
第1の部材62は、一般的に球形の外部表面76と、円筒の内側表面78とを含む、金属、エラストマー、または可塑性部材である。第1の部材62は、内部部品60の中心の位置において、内部部品60を覆うように組み立てられる。第1の部材62は、内部部品60に滑らせて噛み合わせられ、圧入され、または結合されることができる。第1の部材62は、通常球形の外部表面76を有するように図示されているが、第1の部材62が円筒かまたは当業界において既知の他の形状を含むがそれに限られない異なる外部表面形状を有するものであることは、本開示の範囲内である。また、第1の部材62は、内部部品60から分離した部品であるとしても図示されるが、図6に図示される冷間圧造された金属の部品のように、内部部品60および第1の部材62を1つの部品とすることは、本開示の範囲内である。
【0028】
第2のエラストマーまたは可塑性部材64は、図1および図2に図示されるように、第1の部材62と、内部部品60とを覆うように配置される。図1および図2に図示されるように、第2のエラストマーまたは可塑性部材64は、第1の部材62の両側において、内部部品60の外部表面全体を覆うように設計され得る。
【0029】
第3のエラストマーまたは可塑性部材66は、一対のシェル80を備えている。図示されるように、それぞれのシェル80は、一対の空間82がシェル80それぞれの反対の周辺端に配置されるように、円の半分よりも小さい。空間82によって、外部部材68内へのこれらの部材の組立の間に、第2のエラストマーまたは可塑性部材64の圧縮が可能になる。また、各シェル80は、複数のスロット84も含み、シェル80の第1の端から内側に向かって伸びている1つのスロットと、シェル80の反対の第2の端から内側に向かって伸びている1つのスロットとの、2つのスロットが図示される。2つのスロット84が図示されるが、任意の数のスロット84を有しても本開示の範囲内である。図示されるように、第2のエラストマーまたは可塑性部材64は、それぞれのスロット84内に配置される。また、それぞれのシェル80は、一般的に楕円形または球形の内部表面86も含む。図2に図示されるように、それぞれのシェル80が、第1の部材62を覆うように組み立てられるとき、外部表面76および球形内部表面86は、内部表面86が球形表面76および86の長さに対して球形でありかつ第2のエラストマーまたは可塑性部材64で満たされているときに一定の厚みを持つギャップ88を画定する。内部表面86が楕円であるとき、ギャップ88は、内部表面86の中心においてより大きくなり、かつ、内部部品60に隣接する内部表面86の端においてより小さくなるように、設計される。この設計によって、ねじり応力のより一様な分布が可能になる。
【0030】
外部部品68は、内部部品60と、第1部材62と、第2のエラストマーまたは可塑性部材64と、第3のエラストマーまたは可塑性部材66とを覆うように組立てられる、金属の円筒形チューブである。いったん外部部品68が、その他の部品を覆うように組立てられると、図1および図2に図示されるように、外部部品68の端が、他の部品を封止するために、形成されるかまたはねじ曲げられる。外部部品68の組立は、エラストマーブッシュ組立品46にとって必要な予荷重を提供するために、第2のエラストマーまたは可塑性部材64を圧縮する。図示されるように、外部部品68は、第3のエラストマーまたは可塑性部材66と直接に接し、かつ、空間82およびスロット84において、第2のエラストマーまたは可塑性部材64と直接に接する。
【0031】
エラストマーブッシュ組立品46は、所定の梱包サイズにおける、放射上および軸上にかかる力両方の荷重容量を増大させる。この設計の利点は、第2のエラストマーまたは可塑性部材64の軸上および放射上の先行圧縮と、より良くねじり応力の平衡を保たせることとが可能なことにある。第1の部材62における、一般的に球形の外部表面76の球形形状は、典型的にまっすぐな壁またはこぶのある設計よりも大きな領域を有しており、これによってさらなる応力分布を可能にする。第2のエラストマーまたは可塑性部材64は、第3のエラストマーまたは可塑性部材66におけるシェル80によって、放射上および軸上の両方向に制限される。このことは、放射上および軸上の両方向への運動を制限し、これによって、摩擦による発熱が減少する。第2のエラストマーまたは可塑性部材64は、外部部品68に組み立てられる時、本質的に「加圧変形」される。この組立操作によって、第2のエラストマーまたは可塑性部材64を、伸張された状態から圧縮された状態に移行させる。圧縮量は、第3のエラストマーまたは可塑性部材66の外部直径、および、外部部品68の内部直径などの、様々な部品の設計によって決定される。圧縮量は、耐久性に直接関係する。
【0032】
経験則として、さらに多くのブッシュが「加圧変形」されると、耐久性がより高くなる。先行技術のブッシュに関して、加圧変形のしすぎは外部部品のリン酸塩破砕を引き起こすので、加圧変形は外部部品によって制限される。エラストマーブッシュ組立品46は加圧変形されていない外部部品68を含むので、設計がこれによって制限されない。外部部品68への組立中にシェル80が共に到達しなければならない距離によって、圧縮が決まる。この距離は、速度および耐久目標に達するように、簡単に適合または調整され得る。
【0033】
上述した実施形態の記述は、例証および記述目的のために提供されている。網羅的であること、または、開示を制限することは意図されていない。特定の実施形態の個々の要素または特徴は、当該特定の実施形態に一般的に制限されず、特に示されたり記述されたりしていなくても、適用可能であれば、交換可能でありかつ選択された実施形態において使用され得る。同じことが、多くの方法によって変更され得る。そのような変更は当該開示からの逸脱としてはみなされず、かつ、そのようなすべての修正は本開示の範囲内に含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】本開示によるエラストマーブッシュの斜視図である。
図2図1に図示されたエラストマーブッシュの断面の斜視図である。
図3図1および図2に図示された内部シェルのうちの1つの側面図である。
図4図1および図2に図示されたシェルのうちの1つの斜視図である。
図5図1および図2に図示されたシェルのうちの1つの端面図である。
図6】内部部品、そして本開示のその他の実施形態における第1部材の斜視図である。
図7】本開示による、エラストマーブッシュを組み込む乗物のための典型的なサスペンションである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7