(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
上側の開口部を規定する上側フランジ部分が化学反応管の上に載り、下側の出口が底縁により規定された下側スリーブ部分が上側フランジ部分から化学反応管中へと下向きに延在し、上側の開口部から下側の出口へと下方に延びる通路を規定し、前記出口は、この出口を通ってペレットが落下するのを可能にする大きさで、出口近くの前記通路の部分の水平断面積よりも小さい水平断面積を有するローディングユニットを、化学反応管中に挿入する工程と、
前記化学反応管内のペレットのレベルが化学反応管の内側の底面から前記下側の出口に達するまで、ペレットが前記通路を通って前記下側の出口から前記化学反応管内に落下するように、前記上側の開口部からペレットを下側スリーブ部分中に順次加える工程と、
前記通路内のペレットが自身の重力とペレット間並びにペレットと下側スリーブ部分の出口近くの内周面との間の摩擦とにより生じたペレットのブリッジにより通路内にペレットが保持された状態で、ペレットが前記下側スリーブ部分内に部分的に留まっているように、さらなるペレットを下側スリーブ部分中に加える工程と、
前記ペレットが前記下側スリーブ部分内に留まっているローディングユニットを前記化学反応管から取り出す工程とを具備し、ローディングユニットが前記化学反応管から取り出された結果、化学反応管内のペレットのレベルが前記所望の高さになっていることを特徴とする化学反応管内にペレットを所望の高さにロードする方法。
【技術分野】
【0001】
本願は、2005年10月3日出願の米国仮特許出願第S/N60/723,028号の優先権を主張し、これは参照することにより本書に援用される。
【0002】
本発明は、触媒ペレットなどのペレットを化学反応管にロードするスリーブに関する。一般的に、化学反応管は、1以上の管板によって共に保持され、いくつかの化学反応器の基本構造を形成する、垂直方向に配置された管である。1つの管板は、通常、反応器の最上部の近くに配置され、反応管がこれから下向きに延在する。さらなる管板は管の底部の近くまたは中央に配置され得る。管板への言及は、通常ここでは、上側管板に関する。反応管はしばしば、化学反応を支援する触媒ペレットをロードされる。反応器が最適に機能するためには、触媒ペレットを管内に均一に分配することが、通常望まれる。
【0003】
反応容器の管をロードする時、触媒ペレットは大変粗く、管を横切ってブリッジし、管を通じてのペレットのさらなる流れを止める大変強い傾向を有することが可能である。反応容器の管内に触媒ペレットを制御された速度でロードし、ブリッジングを除去して、反応容器の管内へのペレットの均一な充填を確実にすることが望ましい。理想的には、この制御された速度は、任意のポイントを同時に通過するペレットの数がブリッジを形成するのに必要とされるペレットの数よりも少ないようなものである。速度は通常、それを通ってペレットが反応管に入る開口部のサイズを制御することで制御される。
【0004】
一般的なローディング手順において、反応管は最上部まで触媒で満たされ、次いで触媒が所望の「目減り」レベルまで吸引され、「目減り」は反応管内の触媒の上の空きスペースである。このプロセスは大きな労働力を有し、触媒を悪化させる傾向があるので、所望の目減りレベルに達するためにペレットがローディングの後で吸引され、また加えられる必要がないように、要求される「目減り」レベルに触媒ペレットを直接ロードすることができることが望ましい。
【0005】
時として、スリーブが満たされ次いで取り外される時に、触媒ペレットが所望の高さまたは目減りに落下するように、長いローディングスリーブが用いられる。しかし、しばしば、スリーブが取り外される時にスリーブ内でブリッジする触媒の問題があり、反応器内に長いローディングスリーブを用いることを阻止する高さ制限が可能である。
【発明の開示】
【発明の概要】
【0006】
本発明は、上述の問題の多くを解決するローディン
グ方法を提供する。
【詳細な説明】
【0007】
図1は、管板12から下向きに延在する化学反応管10の部分を示す。ペレットをロードするローディング装置14が、この管10に挿入されている。このローディング装置14は、管板12の上に載り直径が管10の内径よりもわずかに大きな上側フランジ部分16を有している。この結果、ローディング装置14は、管板12の上に載るフランジ16からぶら下げられている。このフランジ16は、第1の高さに中心開口部24を規定し、また、これの中心開口部24から、第2の低い高さにあるこれの外縁17まで下向きにテーパ付けされている。
図2、3によりよく見られるように、フランジ16は円形である。この特定のフランジ16は、中心開口部24に近い所で管板12上に2mmの最大高さを有し、薄い外縁17へとテーパ付けされている。この特定の中心開口部24は、23.8mmの直径を有する。また、この中心開口部24は、管10にロードされるペレット25(
図3Aを参照のこと)の最小寸法よりも大きい。中心開口部24はまた、これの下の残りの通路よりも小さいので、中心開口部24を通じて入るペレットは、ペレットのレベルがローディング装置14の底に到達するまでローディング装置を通じて自由に流れる。
【0008】
フランジ16の高さは、状況に応じて変化可能である。薄縁17および丸い、薄縁17から中心開口部24までのテーパ付けられた表面は、管板12からペレットをフランジ16の上へおよび開口部24の中へ掃き集めることを大変容易にする。
【0009】
管板12からフランジ16の上へのペレットの動きを容易にするべく、フランジ16が薄くされる場合、管板12の上のフランジ16の最大高さが25%未満であることが好ましく、化学反応管10にロードされるペレット25の最小寸法の10%未満であることがより好ましく、ペレット25を管板12からフランジ16の上に掃き集めることを容易にする。
【0010】
ローディング装置14はまた、フランジ16から下向きに延在する外側管状スリーブ部分18を有する。外側管状スリーブ部分18は、反応管10の直径よりもわずかに小さな外径を有するので、フランジ16がローディング装置14を管板12からぶら下げる間、反応管10内に適合する。外側スリーブ部分18から内側に間隔を取った内側管状スリーブ部分20もある。本
参考例において、内側スリーブ部分20は、内側スリーブ部分20の底部が外側スリーブ部分18の底部の下にあるように、下向きに延在する。本
参考例において、外側および内側スリーブ部分18、20の底縁19、21の外表面はそれぞれ、内側に向かってテーパ付けされて、ローディング装置14を管10に挿入することを容易にしている。
【0011】
管状スリーブ延長部分22が内側スリーブ部分20に挿入される。本
参考例において、スリーブ延長部分22は、フランジ16に接するまで内側スリーブ部分20に挿入された、ポリ塩化ビニル(PVC)管の標準の市販の部品である。スリーブ延長部分22は、内側スリーブ部分20またはフランジ16に、任意の数の異なる手段で装着されることが可能である。たとえば、スリーブ延長部分22は化学結合、摩擦、糊、接着剤、またはその他の公知の手段で適所に保持されることが可能である。本
参考例において、延長部分22は、内側スリーブ部分20の内表面に接着されている。この延長部分22の設置を容易にするため、内側スリーブ20の内表面は、最上部よりも底部においてより大きな直径を有するように、テーパ付けられることが可能である。延長部分22が装着されると、これは内側スリーブ部分20の一部分となり、内側スリーブ部分20を効果的に長くし、これの内径を縮小させる。
【0012】
スリーブ延長部分22の内表面は、入口開口部24と連通する通路を規定し、これの底縁は、出口開口部を規定するので、ペレットは入口開口部24を通じて、スリーブ22によって規定された通路を通じて流れ、スリーブ22の底部から出る。
【0013】
本
参考例は延長部分22を用いるが、延長部分のないローディング装置14を用いて、内側スリーブ部分20を必要に応じて任意の所望の長さにすることもまた可能である。また、内側および外側スリーブ部分の両方を有する必要はない。特に、反応管10が小さな内径を有する場合、外側スリーブ部分18を除去することが望ましい。本
参考例のフランジ16は内側スリーブ部分20の内径を超え、延長部分22の内径を超えて内向きに延在するので、中心開口部24の内径は内側スリーブ部分20とこれの延長部分22の内径よりも小さいことに留意するべきである。このことは、少なくとも反応管内のペレットのレベルがローディング装置14の底部に達するまで、ローディング装置14内でブリッジする可能性を小さくする。
【0014】
ローディング装置14が反応管10に挿入されると、内側および外側スリーブ部分20、18および管状スリーブ延長部分22は、管10内に下向きに延在する。管状スリーブ延長部分22は円筒状であるので、これの内側の断面積はどの高さにおいても同じである。管状のスリーブ延長部分22は、反応管10よりも小さな内径を有するため、ローディング装置14が触媒またはその他のペレットで満たされ、次いで反応器から取り外されると、ローディング装置14内のペレットはより大きな直径の反応管10内に落下し、反応管10の最上部に隙間または目減り(空きスペース)を残す。目減りは、反応管10にロードされた最上部のペレットと管板12の上面との間の距離である。スリーブ延長部分22(または延長部分が用いられない場合、内側スリーブ部分20)の長さは調整されることができ、または、スリーブ延長部分22または内側スリーブ部分20の内径は特定の用途についての目減り要件に応じて調整されることができるので、ローディング装置14が取り外され、ローディング装置14の内部のペレットが反応管10内に落下すると、所望の目減りに達する。また、開口部24の直径を管状スリーブ延長部分22の内径よりも小さくすることで、この設計は、任意の所望の目減りを作成するために、スリーブ延長部分22(または延長部分が用いられない場合スリーブ20)の内径を選択するにあたって設計者に柔軟性を与える。
【0015】
触媒などのペレット25を反応管10にロードするために、ローディング装置14がロードされる管10に挿入された後に、ペレット25は管板12上に注がれる。ペレット25はそこで手によって掃かれまたは落とされ、ブラッシングされ、またはその他の手段によって、ローディング装置14のフランジ16内の開口部24に向かって動かされる。開口部24のサイズは、ペレット25がブリッジすることなく、規則正しく管10内に落下して管10を均一に満たすことを確実にすることを支援するため、同時に開口部24を通り抜けることができるペレット25の数を限定するよう設計される。本
参考例において、フランジ16の外縁17は、ほぼ四半円形状を有する。丸くされ、テーパ付けされた縁部17は、管板12から開口部24への滑らかな移行を提供し、ペレット25をフランジの上へおよび開口部24の中へ掃き集めることを容易にする。(直線のテーパなどの他の下向きのテーパが代わりに用いられ得る)ペレット25全体がフランジ16間を管板12上に落下するのに十分なだけ大きな実質的な距離がフランジ16間にあることが
図3Aに見られる。このことは、ちりおよび破砕したペレットが、これらが集められるところの管板12上に堆積する実質的なスペースを提供し、ちりおよび粉砕したペレットが反応管10に入ることを防ぐことを支援する。フランジ16の上面は、平坦にか、上向か下向きにテーパ付けされ得る。フランジ16の上面の下向きのテーパはまた、ちりおよび粉砕したペレットが開口部24に達し、反応管に入る可能性を減少させる。
【0016】
図4〜6は、
図1〜3のローディング装置14に大変似ている他のローディング装置14Aを示す。唯一の差異は、このローディング装置が内側および外側スリーブ部分20、18に窓26を有することである。窓26は、スリーブ部分18、20の最上部の近くのフランジ16のすぐ下に配置される穴または透明領域である。この場合、外側スリーブ部分18に4つの等間隔の窓26があり、内側スリーブ部分20に4つの等間隔の窓26がある。外側スリーブ部分18の窓26は、内側スリーブ部分20の窓と揃えられ、観察者がローディング装置14Aの内部を見て管状延長部分22がフランジ16までずっと挿入されたことを確認することを可能にする。窓26はまた、それを通じて延長部分22を取着する接着剤を内側スリーブ20に加える開口部として機能することもできる。所望により、より多いまたは少ない窓26が可能である。そうでない場合、このローディング装置14Aは第1のローディング装置14と同じように機能する。
【0017】
図7〜9は、ローディング装置14Bの他の
参考例を示す。ここで、フランジ16Bは、ちりを受ける多様な形状のちり受け凹所32、34A、34Bを規定する。ちり受け凹所32、34A、34Bは、フランジ16Aの上面から下向きに延在するが、フランジ16を完全に通じては延在しない。これらは、ペレット25全体が掃き集められ、落とされ、またはその他の方法で、開口部24に向かって動かされると、ちりおよび微細な粒子を集める。凹所の寸法は、ペレット25全体がこれの中に落下することを防ぐのに十分なだけ小さい。
図9に最も良く示されるように、このローディング装置14Bは、小径の円筒状またはピット型の凹所32と、ほぼ放射状に延びた細長い凹所34Aと、通常フランジ16Bの半径に対して垂直に延びた細長い凹所34Bとの組み合わせを用いる。もちろん、他のフランジは、ピット型の凹所32のみ、放射状の細長い凹所34Aのみ、垂直な細長い凹所34Bのみ、これらの任意の組み合わせまたは多様な他の形状を有するかもしれない。また、
図9に示されるように、凹所はフランジ全体にわたって延在するかもしれず、または凹所のない領域があるかもしれない。これらのローディング装置14Bは、ペレット25が管10内にロードされた後、ローディング装置14Bを反応管10から取り外す前に、ちりが凹所32、34A、32Bから吸引されること、またはローディング装置14Bが取り外されて、収容し、ちりを取り除くためにバッグの中に注意深く配置されることとを除けば、上述されたのと同じ方法で用いられる。
【0018】
図9A〜9Eは、ちりを受けるべき最上部フランジに多様な形状の凹所を有する異なる
参考例を示す。
図9Aは、開口部を囲む2つの同心円状の凹所を示す。
図9Bは、一方が他方の中にあり開口部を囲む2つの連続する凹所を示す。
図9Cは、フランジの周囲に等間隔を取るいくつかの楕円の凹所を示す。
図9Dは、楕円の凹所と開口部を囲む1つの連続する凹所との組み合わせを示す。
図9Eは、
図9Bの凹所の深さを示す断面図である。深さは通常、
図9A〜9Dの全ての凹所について同じである。
【0019】
図10〜12は、ペレットをロードするローディング装置214の他の
参考例を示す。このローディング装置214は、通常円形状を有し2つの対向する外向きに突出したタブ216Aを有する大変狭いフランジ216を有する。また、これは、前の
参考例の円形断面のスリーブ部分の代わりに、下向きに突出する弓状断面のスリーブ部分228を有する。
図12に最も良く示されるように、管状延長部分222はスリーブ部分228内に挿入され、化学結合、接着剤などによってこれらに装着される。スリーブ部分228は、反応管10と管状延長部分222の間のスペーサとして機能し、反応管10内で管状延長部分222を中心寄せすることを支援する。本
参考例において、フランジ216の上面の中心部分は凸面であるので、フランジ216上に落下する粒子は開口部224から落下する傾向がある。このことは、ちりが中心開口部224内に落下することを防ぐことを支援する。フランジ216のタブ部分216Aおよび外縁217は、第1の
参考例のフランジのように大変薄く、したがって触媒ペレット25がフランジ216上を中心開口部224の方に掃き集められる時に、これに対して何ら障壁とならない。
【0020】
図13および14に示されるローディング装置214Aの他の
参考例は、
図10のローディング装置214と同じ底面図を有するが、これは、ペレット25が中心開口部224内に掃き入れられることを容易にするわずかに凹んだ上面300を有する。前の
参考例におけるように、タブ部分216Aおよびフランジ216Bの縁は、ペレットがフランジ216B上を中心開口部224の方に掃き集められることを容易にするために薄い。
【0021】
図12Aは、ローディング装置214がそれぞれの反応管10に挿入された時の、これらの間の間隔を示す上面図である。ここでも、フランジ216間のスペースは、ペレット25全体がフランジ216間に、そして管板12上に落下することを可能にし、ちりおよび粉砕したペレットを集める実質的な表面積を提供するのに十分なだけ大きい。本
参考例において、フランジ216の円形部分の直径が反応管10の内径よりもわずかに大きく、フランジ216のタブ部分216Aがさらに、ローディング装置214が反応管10内に落下する代わりに管板12からぶら下げられ続けることを確実にすることがわかる。
【0022】
図15〜17は、
図10のフランジ216と同様のフランジ416を有するが、フランジ416の平坦な底面部分を管板12の上に浮かせる下向きに突出する隆起または突起440を有する3つのタブ416Aを有する、他のローディング装置414を示す。この配置は、反応管10の最上部の周囲に粗い部分がある場合に有用で有り得る。
図16と17は、弓形スリーブ部分428に貼付けられた管状延長部分422を示す。
【0023】
図18〜20は、
図7〜9のローディング装置14Bと同様のローディング装置14Cを示す。しかし、フランジを完全に通じて延在しない凹所があるローディング装置14Bと異なり、このローディング装置14Cは、フランジ16Cを完全に通じて延在するちり穴32Cおよびちりスリット34Cを規定する。この場合、穴32Cとスリット34Cは、フランジ16Cの外側管状スリーブ部分18と外縁17Cとの間のフランジ16Cの領域に限定されるので、穴32Cおよびスリット34Cを通じて落下するちりは、管板12上に着地し、反応管10内に落下しないであろう。ここでも、穴およびスリット32C、34Cの寸法は、ペレット25全体が穴32Cおよびスリット34Cを通じて落下することを防ぐのに十分なだけ小さい。
図19および20におけるように、穴および/またはスリットは、フランジ16Cの全周の周囲に延在するかもしれず、または穴またはスリットのない領域があるかもしれない。
【0024】
図21〜23Aは、ローディング装置514に閉じ込められた任意のブリッジされたペレットをアンロードするのに用いられるスライドまたは拡張機構515を収容できるスリット517を有するローディング装置514を示す。スリット517は、スリーブ522の底縁から上向きにローディング装置514の最上部まで延在し、ロードされるペレットの最も小さな寸法よりも小さな幅を有する。拡張器515は、調整ネジ515Bを有するバネ515Aを有する上部と、ハンドル519、スプレッダ519A、スプレッダ519A上の拡大端519Bを備えた下部とを有する。上部は、管状延長部分522を軸方向に圧迫してスリット517の幅を縮小することを目的とし、下部は、スリット517を開くことを目的とし、スプレッダ519Aは、
図23Aに示されるように、スリットを裂いて開くためにスリット517のわずかな幅よりも広い幅を有する。
【0025】
ローディング装置514は、既に説明された装置と同じ方法で用いられる。これは化学反応管10に挿入され、これのフランジ516は管板上に載っている。ペレットはローディング装置514の最上部開口部を通り、スリーブ522を通り、反応管10に入る。最終的には、ペレットはローディング装置514を満たす。次いで、ローディング装置514は反応管から取り外される。ペレットがローディング装置514に残る場合、拡張器515が用いられてこれらのペレットをアンロードする。拡張器515は、スリーブ522の底部の上に置かれ、スプレッダ519Aはスリット517の底に入る。拡張器515が管状延長部分522に沿って上向きにスライドされると、これはスプレッダ519Aの高さにおいてスリーブ522の内径を増大させ、この高さにおけるブリッジングを軽減させ、スリーブ522をこのレベルの上で圧迫する間に、このレベルのペレットがローディング装置514から落下することを可能にし、それによってこのレベルより上のペレットが落下して新しいブリッジを作成することを防ぐ。したがって、拡張器515が上向きにスライドされると、これはローディング装置514内の任意のブリッジされたペレットを次第に解放し、さらなるブリッジングの可能性を提供しない。
【0026】
拡張器515を用いるには、(ペレット25が管10にロードされた後)作業者はまずローディング装置514を反応管10から取り外すであろう。そして、作業者は、ローディング装置514を視覚的に点検して中に残っているペレット25があるかどうかを見るであろう。ローディング装置514が空である(すなわちブリッジングがない)場合、拡張器515を用いる必要はない。しかし、ローディング装置514にブリッジングがある場合、作業者は拡張器515をローディング装置514の底端上にスライドさせ、スプレッダ519Aはスリット517の内部にあり、拡大端519Bは管状延長部分522の内部にあり、拡張器515を底位置からゆっくりと上向きにスライドさせるであろう。(
図23Aに示されるように)拡張器515が上向きに進むにつれ、これは一時的に管状部分522の直径をこれの特定の高さにおいて大きくし、この高さより上の管状延長部分522を共に挟む間に、この高さにおけるブリッジされた触媒がローディング装置514から落下することを可能とし、ペレット25の塊が落下してローディング装置514または反応管10において再びブリッジングすることを防ぐ。状況に応じて、反応管10または貯蔵容器にブリッジされたペレット25を空にすることが望ましい。
【0027】
ロードされるペレットの寸法およびその他の特性が、スリーブ522内で通常ブリッジするペレットのものである場合、ペレットでいっぱいのローディング装置514を反応管の中から取り除き、管内のペレットの所望のレベルをそのままにし、次いで拡張器515を用いて他所で再度用いるためにペレットを容器に空けることが望ましい。代わって、この拡張器515は、ペレットをローディング装置514から、ロードしていた反応管10へ出すのに用いられ、ペレットのローディング装置514へのフル装填が管10内にロードされることを確実にするであろう。
【0028】
図24は、フランジ616の中心開口部624に挿入されてこれの内縁と接するテーパ付けされた突起615Aを有する機械的振動装置615を有するローディング装置614を示す。前の
参考例の拡張器515と同じく、振動装置615の目的は、ローディング装置614内のブリッジングまたは閉塞を軽減し、ペレット25をローディング装置614の外へ振って出すことである。振動装置615は、装置615を振動させるモータ駆動の偏心重錘または電磁シェーカーまたは線形アクチュエータを有する。突起615Aがフランジ616に挿入され接触すると、これはローディング装置614に閉じ込められる任意のブリッジされたペレットを自由に振動させる。突起615Aの先細形状は、これが多様なサイズの開口部を有するローディング装置内で用いられることを可能にする。
【0029】
振動装置615を用いるには、(触媒が管10にロードされた後)作業者はまず、ローディング装置614を反応管10から取り外す。作業者は次いで、ローディング装置614を視覚的に点検してブリッジされた触媒が中にあるかどうかを見る。ローディング装置が空である(つまりブリッジングがない)場合、振動装置を用いる必要はない。しかし、ブリッジングがありいくらかのペレット25がローディング装置614に残る場合、作業者はローディング装置614の底端を反応管10の上に(または何らかのタイプの収集容器の上に)配置し、振動装置の突起615Aをローディング装置614の最上部開口部624内またはローディング装置614に沿った任意の場所に挿入することができる。通常、作業者はローディング装置614を一方の手に保持し、振動装置615のハンドルを他方の手に保持することができる。作業者は次いで、振動装置615を起動させてこれを振動させる。振動装置615はローディング装置614に接しているため、これはまたローディング装置614を振動させる。ローディング装置614の振動は、ペレットがローディング装置614から反応管10または容器(図示されない)内に落下するように、ペレット25相互を緩める。
【0030】
この特定のローディング装置614はまた、目減り測定マーク617をこれの外表面に有する。マーク617は、満たされた反応管10のペレットの上の目減りまたは空きスペースの高さをチェックするのに作業者によって用いられることができる。目減りマークを用いるには、作業者は、ローディング装置614を、ローディング装置614の底部630が反応管10のペレット25の最上部に置かれるまで、ペレット25と共にロードされた反応管10に挿入するだけである。作業者は次いでマーク617を見て、全ての管10がほぼ同じ高さまで満たされたことを確実にするために、ペレット25の上の目減りまたは空きスペースの高さを測定する。このようなマーク617は他の任意の
参考例においてもまた存在するであろう。
【0031】
図25は、(化学反応管10に挿入された)ローディング装置714を示し、ちり捕集部分715は管型スリーブ部分722の底部にある。ちり捕集部分715は、ちりを捕集することに加え、ガスがロードされる間、これの管10内での上向きの対流を最小化する。ちり捕集部分715は、内壁715Aおよび外壁715Bを有する。内壁715Aは管状部分722をしっかりと囲みこれに張り付けられ、外壁715Bは最上部から底部へ内壁および外壁715A、715Bがアタッチメント715の底部で融合して底部を閉じるまで内向きに先細になるので、これはちりを保持しまたはガス蒸気の上向きの対流をブロックするであろう。外壁715Bの最も広い部分は、反応管10の内径よりもわずかに小さいので、ちり捕集部分715は原則的に管状部分722と反応管10との間のスペースを満たす。この構成は、ローディング装置714と管板12との間に落下する可能性のあるちり粒子727を捕集し、格納し、ガス流の上向きの対流をブロックするために、ちり捕集部分715の最上部において広い口を、内壁715A、外壁715Bの間にスペース717を作成する。外壁715Bは、底部における小径から最上部における大径まで先細にされ、ローディング装置714を反応管10に挿入することを容易にする。
【0032】
図26は、ちり捕集部分710の上面図であり、ちり粒子727は空きスペース717にある。ちり捕集部分715は、浮遊するちり粒子を捕集するのに用いられ、またはアタッチメントに向かって意図的に送られるちり粒子を捕集するのに用いられ得る。たとえば、これは、
図15〜17に示されるローディング装置414と共に用いられるかもしれない。このローディング装置は、フランジ416を管板から浮かせる隆起440を有する。ちり捕集部分715は、フランジ416と管板12の間のスペースを通じて反応管10に掃き入れられるちりを捕集するのに用いられるかもしれない。
【0033】
図27は、垂直からわずかに角度をなして位置するスリット状の窓815A、815B、815Cを有するローディング装置814を示し、上側窓815Aの底は隣接する窓815Bの最上部よりも低い高さに延在する(つまり、したがって、窓は相互に垂直に重なる)。窓815A、815B、815Cは、管状挿入部分822を通じて延在するスリットであり、人が容易にローディング装置814の中を見て中にブリッジされたペレット25があるかどうかを見ることができるのに十分なだけ広いが、触媒ペレット25が窓815に入ったり詰まったりすることを防ぐのに十分なだけ狭い。窓815は集合的に、管状挿入部分822の高さのほぼ全体にわたって沿って延在するが、管状挿入部分822を弱めないように円周方向に間隔を取る。この場合、スリットはわずかに傾けられるが、あるいはこれらは垂直であるかもしれず、または垂直と傾けられた窓との組み合わせでありさえするかもしれない。ブリッジングが観察された場合、ネジドライバーなどの細い道具が窓815内に入れられてブリッジされた触媒を取り除くことができ、あるいは前述のような振動装置または何らかの他の機構が用いられて装置からペレットを取り除くことが可能である。
【0034】
図28〜29は、ペレット25を反応管10内にロードする他のローディング装置914を示す。本
参考例において、フランジ916の高さは、ロードされるペレット25の高さとほぼ同じである。結果的に、ペレット25が管板12上に堆積され、フランジ916の間から落下すると、ちり粒子27と共にフランジ916の間のスペースをほぼ満たすペレット25の底層が形成される。この底層の上に位置するさらなるペレット25の全体はそこで、掃かれ、注がれ、またはその他の方法で、容易にフランジ916の上および開口部924の中に動かされ、反応管10とフランジ916間のスペースに落下するちり粒子27で満たされる。反応管10がロードされた後、ペレットの底層は管板12上にある全てのちりと共に吸引される。ペレット25の全体はそこで選別して除かれ、再度利用される。
図29に示されるように、この場合フランジ916は原則として円形であり、単一の突出するタブ916Aを有する。もちろんこれは、ペレット25の高さとほぼ同じ高さを有するであろう、用いられるかもしれない多くの可能なフランジ形状の1つの単なる例である。管板12からフランジ上へのペレットの動きを容易にするためにほぼペレット25の高さにされたフランジのこれらのタイプにおいて、これの外縁におけるフランジの高さが、ロードされるペレットの最小寸法の75%〜125%であることが好ましく、90%〜100%であることが最も好ましい。
【0035】
図30〜34は、ペレット25のローディングプロセスに用いられている他のローディング装置1014を示す。
図30は、化学反応管10内に搭載され、ローディング段階を待つローディング装置1014を示す(これはまた、
図32の段階1にも概略的に表される)。前の
参考例のように、ローディング装置1014は、管板反応器12上に置かれるフランジ部分1016を有する。フランジ1016は、それを通じて触媒などのペレット25がロードされる中心開口部1024を規定する。しかし、前の
参考例と異なり、このローディング装置1014は、硬い延長部分の代わりに可撓性の管状延長部分1022を有する。より具体的には、本
参考例の可撓性の管状延長部分1022は、共に編み上げられてネット状の構造を形成する個々の繊維要素1022Aから作られる。編み上げられた要素1022Aは、指が編み上げられた管の両端から挿入され、指が対向する方向に引かれると管を緊張状態にし、編み上げられた管は指の周囲を締め付ける珍しいおもちゃである「チャイニーズフィンガートラップ」と同様の引き締め特性を、挿入部分1022に与える。同様に、本
参考例における編み上げ管1022の下部は下向きに引かれ、上部は装着され、編み上げ管1022を緊張状態にする時、編み上げ管1022の内径はペレットの周囲で収縮し、底部が上向きに押され、編み上げ管1022の上部が装着され、これを圧縮状態とする時、内径は拡大しペレットを解放する。編み上げ管延長部分1022のこの特性は
図31〜34を参照してより詳細に説明される。(この装置はまた、血管形成術において用いられるステントと同様である。)編み上げ繊維1022A間のスペースは、ペレット25の最も小さな寸法よりも小さいので、ペレット25は繊維1022A間を落下しない。
【0036】
図31は、ペレット1025(この場合、ペレットは球状であるが、容易に円筒状あるいは他の形状を有するかもしれない)が反応管10およびローディング装置1014を満たした後のローディング装置1014を示す(これはまた
図32の段階4で概略的に表される)。
【0037】
図32の段階2に示されるようにペレット25がロードされると、編み上げスリーブ延長部分1022には著しい力(たとえば張力または圧縮)はかからない。ペレット1025は単に、フランジ1016の開口部1024を通じて入り、スリーブ1022を通じて落下し、反応管10内に蓄積する。最終的には、反応管10内のペレット1025のレベルは、
図32の段階3に示されるようにローディング装置1014の底部に達し、そこでペレット1025は
図32の段階4に示されるようにローディング装置1014を満たし始める。ペレット1025がローディング装置1014の硬い部分を超えて延在する編み上げ延長部分1022の底部を満たすにつれ、編み上げ延長部分1022の底部は外向きに、反応管10の内壁に向かって隆起する。このことは
図32の段階4に概略的に表される。ひとたび満たされると、ローディング装置1014は取り上げられて反応管10から取り外される(このことは
図32の段階5に概略的に表される)。
【0038】
本
参考例1014は、ローディング装置1014内のペレット1025が、ローディング装置1014が取り外される時にこの中に残ることを確実にする機構を提供する点で、前の
参考例と異なる。ローディング装置1014内のペレット1025の重量が、管状挿入部分1022の下部を下向きに引くにつれ、編み上げスリーブ1022はペレット1025の周囲で拘縮し、ペレット1025をローディング装置1014内でロックするので、これらはローディング装置1014と共に反応管10から取り外される。結果として、反応管10の最上部に、反応管10内に突出するローディング装置1014の距離に等しい空隙または目減りがある。捕集されたペレット1025はそこで(
図33および34に概略的に示されるように)、編み上げスリーブ1022の底部を、
図34の矢印1023の方向に上向きに押すことで、ローディング装置1014から解放されることができ、捕集されたペレット1025が後に用いられるために格納容器1031内に解放されることを可能にする。これは、ローディング装置が用いられるにつれて装置の直径が変化するローディング装置の例であり、直径はペレットを保持するために縮小し、次いでペレットを解放するために増大する。
【0039】
本
参考例は、金属またはプラスチックなどの任意の適切な材料から作られた編み上げ繊維スリーブ1022を示すが、この所望される機能を行うためにスリーブ1022は編み上げられる必要がないということが理解される。たとえば、らせんバ
ネ、またはその他の同様の装置が、ペレット1025が落下し、次いでそれが取り上げられる時にローディング装置内に残る任意のペレットをつかむことを可能にするために用いられるかもしれない。ローディングプロセスの間にペレット1025が落下し、次いでローディング装置が取り上げられる時にこれの内に残るペレットを保持することを可能するローディング装置は、より一般的に「グリップスリーブ」と称され得る。
【0040】
ローディング装置が反応管から取り外される時に、これの内部のペレットを保持する、上述されるグリップスリーブ1014などの「グリップスリーブ」および以下に説明されるその他のものの使用は、ひとたびローディング装置が取り外されると、目減りレベルに到達するのに触媒を加え余分な触媒を吸引することを必要とせず、正確で一貫性のある管の反応容器における目減りレベルへの直接のローディングを可能とする。
【0041】
図32に示すように、グリップスリーブ1014は管10内に設置されている。この状態では、フランジ1016は、管板12上に置かれ、かつ、ローディング装置1014の底縁1019は、所望の目減りレベルにおいて管10内に懸架されている。触媒ペレット1025は、
図32の段階2に示されるように、ローディング装置1014内に、注がれ、ブラッシングされ、またはその他の方法で、入れられる。これら触媒1025が、ローディング装置1014の底縁1019に達すると、触媒1025は、ローディング装置1014のみを満たし(ローディング装置1014を囲む管10の部分は満たさない)、ローディング装置1014の底縁1019の開口部を通過する触媒ペレット1025の相対速度は0である。
【0042】
ローディング装置1014内の触媒1025が動かず、また複数の触媒ペレット1025が同じ高さにあると、これら触媒1025は、ローディング装置1014内においてつながり(ブリッジし)、スリーブ1022を半径方向外方へと押す。このグリップスリーブ1014と従来技術のローディング装置との間の重要な差異は、これが、以下により詳細に説明されるように、より安定し信頼性のあるブリッジを形成するために、スリーブ内でブリッジする触媒1025の本来の傾向を強化するメカニズムを有することである。結果として、ローディング装置1014は、管10から取り外されることができ、これと共に、ローディング装置1014内の全ての触媒ペレット1025が、不適当な時のローディング装置1014の意図しない押し合いまたは扱いが排出されるローディング装置1014内のペレット1025の部分的または全体的な排出をもたらすリスクもほぼなく、取り外されることができる。したがって、ローディング装置1014が取り外されると、管10における触媒ペレット1025のレベルは所望の目減りレベルに留まる。
【0043】
このグリップスリーブローディング装置1014について、ブリッジのメカニズムは、先に説明された「チャイニーズフィンガートラップ」原理に基づく。触媒1025がローディング装置1014を満たすと、編み上げ繊維スリーブ1022は
図32の段階4に示されるように半径方向に拡張する。(
図32の段階5に示されるように)ローディング装置1014が持ち上げられるとすぐに、ペレット1025とスリーブ1022との間に十分な摩擦があるので、触媒1025の重量により、編まれた繊維スリーブ1022を下向きに引かれ、これを伸長状態にする。このことは、スリーブ1022の直径を縮小させ、ペレット1025の周囲を拘束し、ペレット1025をローディング装置1014内でロックする。この結果、これらペレットは、ローディング装置1014と共に反応管10から取り外されることが可能である。直径のこの縮小は、ペレットをローディング装置1014内に保持することを支援する一種の障害物である。
【0044】
このローディング装置1014の「チャイニーズフィンガートラップ」原理の代わりに(あるいはこれに加えて)用いられることのできる他のペレット保持メカニズムがある。
図35〜52は、以下に説明されるように、これらのメカニズムのいくつかを示している。
【0045】
図35は、本発明の
実施形態で使用されるローディング装置111
4を示す。このローディング装置1114は、これのペレット保持機構が、出口開口部に隣接するスリーブ1122の内側の断面積を効果的に縮小するスリーブ1122の底縁1119に隣接する障害物1130を有することを除いては、
図4のローディング装置14Aと同様である。この場合、障害物1130は装着されているので、これの寸法はローディング装置が用いられる間、変化しない。
【0046】
図36は、
図35のクリップ障害物1130をより詳細に示している。このクリップ障害物は、ローディング装置1114の管状スリーブ1122の外周面にスナップ留めされた「C」クリップ1132である。このクリップ1130は、
図37に示されるように、スリーブ1122の壁を通り、スリーブを2分するように延びたピン1134を有する。もちろん、このピン1134は、管状スリーブ1122を2分する必要はない。また、このピンは、所望であれば、一方の側にオフセットされことができる(図示されない)。また、管状スリーブ1122の内部の空きスペースに突出する1または複数のピンがあっても良い。そして、前記ピン1134は、管状スリーブ1122を完全に横切って延びる必要はなく、部分的にのみ延びて、管状スリーブ1122の反対側の壁の手前で終端しても良い(図示されない)。
【0047】
前記クリップ障害物1130は、触媒ペレットのブリッジング傾向を強化するように機能する。ペレットがクリップ障害物1130のピン1134を過ぎるように動くならば、ペレットはクリップ障害物1130によって実質的に妨げられない。しかし、ピン1134を通るペレットの速度がひとたびゼロに近づくと(
図32の段階4と同様に、反応管10がピンのレベルまで満たし、ペレットがローディング装置1114に蓄積し始める時など)、クリップ障害物1130は、ピン1134におけるペレットのブリッジング傾向を強化するのみならず、もたらされるブリッジを、ローディング装置1114を取り扱う時の不測の押し合いの場合においても取り除くことがより困難で壊れにくい、より安定したブリッジにするよう作用し始める。
【0048】
図38は、本発明
の実施形態で使用されるローディング装置1214の他の
例を示す。このローディング装置1214は、このローディング装置1214の底縁に隣接する障害物1230が、前の実施形態1114の「C」クリップ1130の代わりにプラスチックのタイラップ1230であることを除いては、
図37のローディング装置1114と同様である。
図38Aに示されるように、これらのプラスチックのタイラップ1230は、一方の端部にスリットを有し、他方の端部にくさび形状の歯を有する。この歯付の端部は、他方の端部のスリットを通ってスライドし、容易に締め付けられ、緩まないようにロックするラチェット機構として機能する。このようなタイプのタイラップは、周知であり、ワイヤを共に保持するのに、およびその他の同様の利用に、しばしば用いられる。
本装置1214は、前の
装置1114よりも製造コストが低いが、同様に働き、ローディング装置1214内の触媒ペレットのブリッジング傾向を強化してペレットがローディング装置内に確実に保持されるようにするのに同様に効果的であるので、これらはローディング装置と共に反応管から取り除かれることができる。
【0049】
図39と40とは、本発明
の実施形態で使用されるローディング装置1314の他の
例を示す。このローディング装置1314は、ローディング装置1314の底縁1319に隣接する障害物1330が、前の実施形態1114の「C」クリップ1130の代わりに、部分的に円形の段部障害物1330であることを除いては、
図37のローディング装置1114と同様である。ローディング装置1114の場合と同じく、部分的に円形の段部障害物1330は、ローディング装置1314内の触媒ペレットのブリッジング傾向を強化するのに効果的であり、障害物1330を横切るペレットの相対速度がひとたびゼロに近づくと、ペレットは確実にローディング装置内に保持され、これと共に取り除かれることができる。この場合、段部障害物1330は単に、C形状に切断されスリーブ1322の内表面に接着された管の短い部分である。
【0050】
図41は、ローディング装置1414の底縁に隣接する障害物1330Aが、前の
装置1314の部分的に円形の段部障害物1330である代わりに、完全な円形の段部障害物1330Aであることを除いては、
図39および40のローディング装置1314と同様のローディング装置1314Aの他の
例を示す。ここでも、この円形段部障害物1330Aは、ローディング装置1314A内での触媒ペレットのブリッジング傾向を強化するのに効果的であり、ペレットがローディング装置内に保持されてローディング装置と共に取り除かれることができることを確実にすることを支援する。
【0051】
段部障害物1330Aを用いながらも、底部開口部の領域は依然として入口のサイズよりも大きいので、ペレットは、反応管10内におけるこれらのレベルがスリーブの底部開口部のレベルに達するまで、ローディング装置を通じて自由に流れることができることに留意すべきである。
【0052】
他の
例において、
図41Aに示されるように、ローディング装置1414の下端において形成される障害物1430が、側壁の下端を先細にすることにより作成される、底部が小径である円錐台形形状を有するように縮小された領域である。これは、前の実施形態と同様に機能し、ペレットをローディング装置内に保持することを支援する機構として機能する。ペレットがローディング装置と共に取り除かれようとする場合、通常は、ローディング装置を最上部までペレットで満たす必要がなく、ひとたびペレットがスリーブを満たし始めたらローディング装置にペレットを入れることを停止することが望ましいことに留意すべきである。
【0053】
図42および42Aは、本発明
の実施形態で使用されるローディング装置1514の他の
例を示す。このローディング装置1514は、Cクリップ、タイ、段部障害物、減少された内径などを有し得る、ローディング装置1514の底縁1519に隣接する障害物1530を含めて、
図35のローディング装置1114と同様である。しかし、本実施形態1514において、管状スリーブ1522は、この場合ネジクランプ1536を介してローディング装置1514のフランジ部分1516に取り付けられた可撓性の管である。もちろん、接着、リベット打ち、ネジ止め、圧入、またはローディング装置1514全体の一体構造などを有する可撓性のスリーブ1522をフランジ部分1516に装着する他の手段が用いられることができる。
【0054】
可撓性の管状スリーブ1522は、限られた垂直方向の間隔の領域においても、大きな目減りを有して管内に設置されるように曲げられることができる。ひとたびローディング装置1514が管10に設置されると、これは、
図42に示されるように、任意の従来のローディング装置のように垂直にぶら下がる。ひとたび管10が触媒と共にロードされ、ペレットが(少なくとも部分的に)ローディング装置1514を満たすと、ブリッジ強化障害物1530がスリーブ1522内のペレットを保持することを支援し、ローディング装置1514からのペレットの不測の排出を防ぐにつれ、これは引き出されるであろう。可撓性の管状スリーブ1522は、ペレットがローディング装置1514に残る間に、再度曲げられて、ローディング装置1514を管10から取り外すように再度曲げられることができる。ブリッジ強化障害物1530は、
図30の「チャイニーズフィンガートラップ」の実施形態1014などを有する、本明細書に開示される任意の機構で良い。
【0055】
図43〜45は、ローディング装置1614の他の
例を示す。このローディング装置1614は、ローディング装置1614の底縁1619に隣接した障害物1630を含めて、
図35のローディング装置1114と同様である。しかし、本
装置1614において、障害物は、(通常圧縮空気によって)膨張され得る気胞1630である。この気胞は、底部開口部1638が、気胞が(
図44に示されるように)スリーブ1622の内壁1617を超えて内向きに延在しない、第1の閉塞していない状態から、(
図45に示されるように)気胞1630が膨張されるのに従って第2の狭窄した状態になるように、膨張され得る。
【0056】
気胞1630は、ガス導管1640を介してローディング装置1614のフランジ部分1616と流体連通する。このガス導管1640は、一方の端は気胞1630で、またローディング装置1614のフランジ部分端の凹所1642で、終わる。凹所1642は、カバー1644を被せられ、ガス導管1640からの触媒ペレットをローディング処理の間保持する。カバー1644はストラップ1646を介してローディング装置1614に装着され、カバー1644の不測の置き違えを防ぐ。
【0057】
図43および44のように、気胞1630が収縮する時、下側開口部1638の内径は、ローディング装置1614のフランジ部分1616における入口開口部1624の直径を超え、触媒ペレットは比較的スムーズに流れる。
図45のように、気胞1630が膨張する時、下側開口部1638の内径は実質的に縮小され、触媒ペレットが落下することを防ぐ。気胞1630が膨張されたままであると、ペレットは、ローディング装置1614に閉じ込められ続ける。ローディング装置1614が管10から取り外されると、気胞1630は、ローディング装置1614内のペレットを解放するように、縮小され得る。
【0058】
触媒ローディングプロセスの間、ローディング装置1614は、
図32の段階1に示されるのと同じ方法で反応管10内に設置される。所望の目減りレベルに達するまで触媒が加えられる。ペレットのさらなるローディングは、ローディング装置1614の管状スリーブ1622を満たし始める。ひとたびペレットが気胞1630の上のレベルに達すると、気胞1630は、導管1640を通じて空気またはその他の流体を注入することによって膨張し、ローディング装置1614内のペレットを捕集する。逆止め弁(図示されない)が、ガス導管1640の最上部に設置され、流体を注入する流体入口を提供し、ローディング装置1614が反応管10から取り外される間の気胞1630の縮小を防ぐ。ひとたびローディング装置1614が取り外されると、逆止め弁が開いて気胞1630が縮小し、ペレットをローディング装置1614から取り除く。
【0059】
図46〜51は、本発明
の実施形態で使用されるローディング装置1714の他の
例を示す。このローディング装置1714は、ローディング装置1714の底縁1719に隣接する障害物1730を含めて、
図35のローディング装置1114と同様である。本実施形態1714において、障害物は、(通常は、ローディング装置1714のフランジ部分1716内に埋め込まれた結び目1750を引くことで)締め付けられることのできる引き結びのある締め縄1730(
図47をまた参照のこと)であるので、締め縄1730が引き締められると、底部開口部1738は、(
図46に示される)第1の閉塞されない状態から、(
図48に示される)第2の狭窄した状態になる。
【0060】
ローディング装置1714の管状スリーブ部分1722は、ひとたび締め縄1730が引かれると、閉鎖しまたは狭窄する、可撓性のステントまたはソック材料から作られることが好ましい。締め縄1730そのものは、ワイヤなどの材料から作られることが好ましく、結び目1750が解放されると締め縄が第1の閉塞されない状態に戻り、結び目1750が引かれると第2の狭窄した状態のみを閉鎖するような記憶を有するワイヤが好ましい。
【0061】
図49は、結び目1750が引かれず、引き結びを有する締め縄1730が第1の閉塞されない状態(
図46を参照のこと)にある時の、ローディング装置1714のフランジ部分1716の空洞1752に埋め込まれた結び目1750を示すローディング装置1714の平面図である。この位置で結び目1750は隠れているので、これは触媒ローディングプロセス中のローディング装置1714のフランジ部分1716を横切る触媒ペレットのブラッシングに干渉しない。
図50と51は、締め縄1730を第2の狭窄した位置に引くために、結び目1750をアクセス可能にするため結び目1750を空洞1752から取り出すのに用いられ得るフォークツール1754を示す。ローディング装置1714のフランジ部分1716は、ローディング装置1714が取り扱われる時にペレットの不測の解放を防ぐために、ローディング装置1714が管10から取り外される間に、これの上に結び目1750がかけられて締め縄1730を第2の狭窄した状態に保持することができる、小さなフック突起(図示されない)を有することが可能である。
【0062】
図52は、本発明
の実施形態で使用されるローディング装置1814の他の
例を示す。このローディング装置1814は、ローディング装置1814の底縁1819に隣接する障害物1130を含めて、
図35のローディング装置1114と同様である。しかし、本実施形態1814はまた、ローディング装置1814の上側開口部1848よりわずかに下の可撓性のアームまたはウィスカー1856を有する。
【0063】
好適な実施形態において、前記ウィスカー1856は、ステンレススチールのピアノワイヤなどの可撓性のワイヤである。触媒ペレットが、ローディング装置1814中に上側開口部1848を通って入ると、これらは(管板を横切ってフランジ部分1816上および開口部1848内にブラッシングされたこれらの触媒ペレットの場合のように)事実上、初期の垂直方向速度成分を持たず、あるいはこれらは(ホースまたは容器から開口部1848にまっすぐ注がれるこれらの触媒ペレットの場合のように)事実上、初期の垂直方向速度成分を有するであろう。ウィスカー1856が存在しなかった場合、実質的な垂直方向速度成分を有するこれらのペレットは、ローディング装置1822内で、事実上、初期の垂直方向速度成分を持たないこれらのペレットに追いつき、これは反応管10が所望の目減りレベルまで満たされる以前にローディング装置内の望まないブリッジングをもたらされ得る。さらに、全てのペレットが同じ方法で、全ての反応管に反応管の全長に沿ってロードすることが望ましいため、ペレットが異なる速度で管に落下し始めることは望ましくない。初期の垂直方向速度成分が、管状スリーブ1822内の同じポイントにおける全てのペレットについてほぼ同じであることが好ましい。
【0064】
可撓性のアーム、即ちウィスカー1856は、ペレットがローディング装置1814に入ると減速されることを確実にすることで、この状態を達成する。事実上、初期の垂直方向速度成分を持たないこれらのペレットは、ペレットの重量により曲がり、ペレットがローディング装置1814から反応管10内に落下し続けることを可能にする可撓性のアーム、即ちウィスカー1856の上に落下する。実質的な初期の垂直方向速度成分を有するこれらのペレットもまた、曲がってペレットがローディング装置1814から反応管10内に落下し続けることを可能にするにつれ、ペレットの運動エネルギーを実質的に吸収する可撓性のアーム、即ちウィスカー1856の上に落下する。どちらの場合においても、可撓性のアーム、即ちウィスカー1856は曲がってペレットが通過することを可能にするが、第2の場合において、初期の垂直方向速度成分によるペレットの運動エネルギーを実質的に吸収するため、曲がりはより目立つ。
【0065】
垂直速度がゼロに近い状態をペレットに与えるために、ペレットの速度を抑制する他の機構が用いられることができる。たとえば、ペレットの初期の垂直方向速度をゼロにするか実質的に減じるために、複数の可撓性のアーム、即ちウィスカーか水平方向のエアカーテン(図示されない)が用いられることができる。
【0066】
上述されたグリップスリーブの多くは、これらが部分的または完全に触媒をロードされるため、これらが管から取り外されると、実質的な重量を有することができる。したがって、ローディング装置の抜き取りを支援する除去装置を用いることは有利でる。
図53〜55は、このような除去装置1950のうちの1つを示す。この装置は、連続的な上部1952と複数の指1954を有する下部とを有するコレットであり、ハウジングを形成する。下端において、指1954は、上側段部1956と、下側段部1958と、上側段部と下側段部との間の凹所1960とを規定する。指1954の内表面は、最上部の小径から底部の大径まで先細にされる。指1954の内部には同様に先細にされた外表面を有する挿入部分1962がある。
図55に示されるように、アクチュエータ1964が挿入部分1962に装着され、振動器1966がコレットの最上部に装着される。
【0067】
アクチュエータ1964は、手動レバーのように手動で操作され、あるいは空気圧で操作される線形アクチュエータのように自動で操作され得る。他の多くの公知のアクチュエータ装置がまた用いられるかもしれない。アクチュエータ1964が作動されると、これは挿入部分1962を上向きに引く。
【0068】
図55を見ると、コレットの底部は、下側段部948がフランジ15の下に、上側段部1956がフランジ16の上にあり、フランジ16がコレットの凹所1960に揃うまで、ローディング装置のフランジ16の開口部に挿入される。そこで、アクチュエータ1964は作動され、挿入部分1962を指1954に対して上向きに動かす。挿入部分1962は指1954を外向きに押し、これらが
図54〜55に示される位置に離れるようにし、それによって除去装置1950がローディング装置を最上部開口部でグリップするようにする。
【0069】
操作者は、そして、除去装置1950の上で持ち上げローディング装置を反応管から取り除く。一実施形態において、除去装置1950の上に分離したハンドルがあるだろう。他の実施形態において、振動器1966およびアクチュエータ1964のハウジングは、ハンドルとして機能するよう形成される。振動装置1966は、偏心重錘、線形空気圧装置、線形モータ、または、主として垂直方向に振動を与え、作業者が装置の中のペレットを反応管10または容器などの他の場所に堆積しようと望むか否かにより、ローディング装置が反応管10から取り外されようとする時か、これが反応管10から取り外された後かに、ローディング装置の排出を容易にするその他の装置であり得る。
【0070】
図57〜59は、(
図56に示されるように)スリット1917を有するローディング装置1914をアンロードする他のタイプのアンローディング装置2000を示す。ローディング装置1914は、これが管状スリーブ延長部分1922と、フランジ1916と、ちりを保持する凹所1932と、入口開口部1924とを有する点で、前に説明されたいくつかの他のものと同様である。アンローディング装置2000は、小径の最上部2010と大径の底部2012を有する円錐台形のハウジング2002である。ハウジング2002の内壁に沿って、くさび2014がある。底部2012は、これが反応管内に配置されることを可能にする段部を含み、所望であれば段部は管板上に置かれる。あるいは、アンローディング装置2000の底部は、ペレットを捕集する容器の上に配置され得る。
【0071】
ローディング装置1914からペレットをアンロードするために、ローディング装置1914はアンローディング装置2000の最上部に配置され、スリット1917はくさび204に揃えられる。ローディング装置はそこで、ハウジング2002内に下向きに押され、くさび2014はスリット1917を無理に開け、それによってローディング装置1914のスリーブ1922の直径を底部から最上部まで次第に増大させる。このことは、ペレットがローディング装置1914から規則的に落下することを可能にする。
図59は、押し下げられてペレットが解放された後のローディング装置1914を示す。
【0072】
アンローディング装置が、
図57〜59のくさび2014の代わりにくさび形状のナイフを有することもまた可能でる。この場合、これは、ローディング装置からペレットを解放するために、スリットを持たない任意のローディング装置を切り開くために用いられ得る。
【0073】
図60と61は、それぞれくさび2014を有する複数のアンローディング装置2000を有するアンローディングステーション2050を示す。この場合、ブリッジングしたペレットを取り除くことをさらに支援する垂直方向の振動をローディング装置に与えるために、軸方向振動器2052がステーション上に設置されている。アンローディングステーション2050の底部には、ペレットを集める容器またはホッパー2054がある。
【0074】
図62は、他のローディング装置のスリーブ2122の底部分を示す。この場合、スリーブ2122の底部に挿入部分2130があり、縮小された内径2132を提供する。挿入部分2130は単独で
図62Aに示される。この挿入部分2130はスリーブ2122の内表面に貼付けられる。
【0075】
図63は、他のローディング装置のスリーブ2222の底部分を示す。この場合、キャップ2230がスリーブ2222の底部にあり、縮小された内径2232を提供する。この場合、キャップ2230はスリーブ2222の外表面に貼付けられる。
【0076】
図64は、スリーブ2322がフランジ2316の内表面に直接貼付けられる他のローディング装置2314の展開斜視図である。この設計は、スリーブ2322の他に管10内に延在するフランジ2316から突起がないために、反応管10が小径を有する時にとりわけ望ましい。したがって、スリーブ2322の外径は反応管の内側にしっかりとはまり、フランジ2316は管板12の最上部に置かれる。
図64Aは、組み立てられた後のこのローディング装置2314の上面図であり、最上部開口部2324と、フランジ2316と、スリーブ2322を示す。
【0077】
図65〜68は、接着などで共に取着された入口開口部2424およびスリーブ2422を有するフランジ2416に加え、スリーブ2422の底部からフランジ2416にスライドされ、管板12上にフランジ2416を浮かせるよう機能する、分離したスペーサ2418があるという点を除いては、
図64および64Aのものと同様のローディング装置2414のある実施形態を示す。これは、フランジ2416が所望の高さにあり、ペレットをフランジ上および開口部2424内にブラッシングすることを容易にすることを確実にするのに有用であり得る。これは、管板の上面が粗い状況および多様な他の状況において有用で有り得る。
【0078】
当業者にとって、本発明の範囲から逸脱することなく、上述された実施形態に修正がなされることが明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【
図1】本発明
の参考例として作成された、化学反応管にペレットをロードするローディング装置の概略側面図であり、反応管は断面で示される。
【
図2】
図1のローディング装置の底面図である。
【
図3】
図1のローディング装置の上面図である。
【
図3A】それぞれの反応管に挿入され、いくらかの触媒ペレットを示す、
図1〜3の複数のローディング装置の上面図である。
【
図4】
図1と同様の、管にペレットをロードするローディング装置の他の実施形態の部分的に断面である側面図である。
【
図5】
図4のローディング装置の底面図である。
【
図6】
図4のローディング装置の上面図である。
【
図7】
図1と同様の、管にペレットをロードするローディング装置の他の
参考例の部分的に断面である側面図である。
【
図8】
図7のローディング装置の底面図である。
【
図9】
図7のローディング装置の上面図である。
【
図9A】フランジの上面における凹所の多様な構成を有する異なる
参考例を示す。
【
図9B】フランジの上面における凹所の多様な構成を有する異なる
参考例を示す。
【
図9C】フランジの上面における凹所の多様な構成を有する異なる
参考例を示す。
【
図9D】フランジの上面における凹所の多様な構成を有する異なる
参考例を示す。
【
図9E】フランジの上面における凹所の多様な構成を有する異なる
参考例を示す。
【
図10】本発明にしたがって作成されたローディング装置の他の
参考例の底面斜視図である。
【
図11】管状延長部分が加えられた、
図10のローディング装置の上面図である。
【
図12】反応管を通じた側面断面図であり、反応管に搭載された
図11のローディング装置を示す。
【
図12A】それぞれの反応管に挿入された
図12の複数のローディング装置の上面図である。
【
図13】
図11のものと同様であるが、上面は異なるテーパを有する、代替的なローディング装置の上面図である。
【
図14】反応管を通じた側面断面図であり、反応管に搭載された
図13のローディング装置を示す。
【
図15】
図10のローディング装置と同様であるが、タブの底表面に突起がある、他のローディング装置の底面斜視図である。
【
図16】管状延長部分が取り付けられた、
図15のローディング装置の上面図である。
【
図17】化学反応管に搭載されて示される、
図16のローディング装置の側面図である。
【
図18】
図7と同様であるが、開口部はちりを捕集するフランジを完全に通じて延在する、他のローディング装置の部分的に断面である側面図である。
【
図19】
図18の線19−19における図である。
【
図20】
図18のローディング装置の上面図である。
【
図21】スリットを有する、本発明にしたがって作成された、化学反応管にペレットをロードするローディング装置の他の
参考例の側面図である。
【
図22】
図21のローディング装置の上面図である。
【
図23】
図21のローディング装置からペレットをアンロードするのに用いられるスライド装置の側面図である。
【
図23A】
図21のローディング装置の側面図であり、
図23のスライド装置が用いられている。
【
図24】本発明にしたがって作成された、ローディング装置に挿入された振動装置を示す側面図である。
【
図25】ちり捕集アタッチメントを有する、化学反応管にペレットをロードするローディング装置の他の
参考例の側面図である。
【
図26】
図25のちり捕集アタッチメントの上面図である。
【
図27】複数のスリットを有する、本発明にしたがって作成されたローディング装置のさらに他の
参考例の側面図である。
【
図28】本発明にしたがって作成されたローディング装置のさらに他の
参考例の側面図であり、化学反応管に搭載されたローディング装置を示す。
【
図29】
図28のローディング装置の上面図である。
【
図30】本発明にしたがって作成された、ローディング装置のさらに他の
参考例の概略側面図であり、触媒がロードされる前に化学反応管に搭載されたローディング装置を示す。
【
図31】
図30と同じ図であるが、触媒ペレットが反応管およびローディング装置を満たしている。
【
図32】
図30の反応管における触媒のローディングにおける一連の5段階の概略図であり、段階1および4は
図30および31にそれぞれ対応する。
【
図33】ペレットが取り除かれる前の、
図32の段階5に対応するロードされたローディング装置の概略側面図である。
【
図34】ひとたびペレットが取り除かれた、
図33のローディング装置の概略側面図である。
【
図35】本発明
の実施形態で使用されるローディング装置
の例の側面図であり、ローディング装置の底部におけるクリップ障害物を示す。
【
図36】
図35のクリップの平面図である。
【
図37】
図35の線37−37における図である。
【
図38】
図37のものと同様であるが、クリップ障害物がプラスチックタイラップ障害物に取り替えられた、代替的な
例の図である。
【
図38A】ローディング装置に挿入される前の
図38のタイラップの図である。
【
図39】本発明
の実施形態で使用されるローディング装置の他の
例の側面図であり、ローディング装置の底部における異なるタイプの障害物を示す。
【
図40】
図39の線40−40における図である。
【
図41】
図40のものと同様であるが、部分的なリング障害物が完全なリング障害物に取り替えられたローディング装置の
例の図である。
【
図41A】本発明
の実施形態で使用されるローディング装置の他の
例の図である。
【
図42】妨げる物のない可撓性のホース延長部分および延長部分の底部における障害物を示す、ローディング装置の他の
例の概略側面図である。
【
図42A】
図42のものと同じ図であるが、可撓性のホースが屈曲された位置で示される。
【
図43】ローディング装置の底部における膨張可能な気胞障害物を示す、ローディング装置の他の
例の側面図である。
【
図44】気胞障害物が収縮する時の
図43の線44−44に沿った図である。
【
図45】
図44と同じ図であるが、気胞障害物は膨張している。
【
図46】可撓性の延長部分および延長部分の底部において締め縄障害物を有する、ローディング装置の他の
例の概略側面図である。
【
図47】
図46の締め縄機構の概略図である。
【
図48】
図46のものと同様の図であるが、締め縄が締め付けられてローディング装置の底部において開口部を制限する時である。
【
図49】
図46のローディング装置の平面図である。
【
図50】結び目を引いて
図46〜48の締め縄を締め付けるのに用いられるフォークツールの側面図である。
【
図51】
図50のフォークツールの上面図である。
【
図52】
図35のものと同様のローディング装置の他の
例の概略側断面図であるが、ローディング装置の最上部に隣接する可撓性のアームがある。
【
図53】弛緩した位置で示される、ローディング装置を反応管から取り外す除去装置の概略側面図である。
【
図53A】
図53の除去装置の底面図である。
【
図54】作動された位置で示される
図53の除去装置の概略側面図である。
【
図54A】
図54の除去装置の底面図である。
【
図55】ローディング装置に設置された
図53の除去装置の概略側面図であり、ローディング装置は断面で示される。
【
図56】本発明
の実施形態で使用される他のローディング装置の概略側面図である。
【
図57】
図56のローディング装置を開くアンローディング装置の概略側面図である。
【
図58】
図57のアンローディング装置の上面図である。
【
図59】
図56のローディング装置をアンロードする時の
図57のアンローディング装置の概略側面図である。
【
図60】
図57の複数のアンローディング装置を有するアンローディングステーションの概略図である。
【
図61】
図60のアンローディングステーションの上面図である。
【
図62】本発明
の実施形態で使用される、障害物を有するローディング装置の底端の側面図である。
【
図62A】
図62の挿入部分の側面図である。
【
図63】
図62のものと同様の側面図であるが、障害物が管状延長部分の底部の上にはまるキャップによって形成される
例のものである。
【
図63A】
図63のキャップの側面図である。
【
図64】本発明
の実施形態で使用されるローディング装置の分解断面図である。
【
図64A】
図64のローディング装置の上面図である。
【
図65】本発明
の実施形態で使用される他のローディング装置の概略側面図である。
【
図66】
図65のローディング装置の上面図である。
【
図67】
図65のローディング装置のフランジ部分の概略側面図である。
【
図68】
図65のローディング装置のスペーサ部分の概略側面図である。