(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5693838
(24)【登録日】2015年2月13日
(45)【発行日】2015年4月1日
(54)【発明の名称】計量装置
(51)【国際特許分類】
G01G 11/00 20060101AFI20150312BHJP
【FI】
G01G11/00 G
G01G11/00 F
【請求項の数】3
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2009-249965(P2009-249965)
(22)【出願日】2009年10月30日
(65)【公開番号】特開2011-95127(P2011-95127A)
(43)【公開日】2011年5月12日
【審査請求日】2012年10月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000208444
【氏名又は名称】大和製衡株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086737
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 和秀
(72)【発明者】
【氏名】三宅 健文
【審査官】
三笠 雄司
(56)【参考文献】
【文献】
特開2007−57264(JP,A)
【文献】
特開昭64−75166(JP,A)
【文献】
実開昭62−194475(JP,U)
【文献】
実開昭59−71133(JP,U)
【文献】
実開昭53−103764(JP,U)
【文献】
特開2002−131117(JP,A)
【文献】
実公平6−19061(JP,Y2)
【文献】
実開昭59−54150(JP,U)
【文献】
実開平6−72043(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01G 1/00−23/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被計量物を載置する載置台と、前記載置台を吊り下げ支持する吊下げ支持部と、前記吊下げ支持部に作用する荷重を検知する荷重センサと、を具備し、
前記荷重センサは、前記載置台よりも上方に配置され、
前記吊下げ支持部は、伸縮駆動されて前記載置台を昇降させる昇降部材を備え、
当該計量装置が、ピットを形成することなく設置され、
前記被計量物が搬入されるローラコンベアの下方に前記載置台を配備するとともに、前記ローラコンベアにおけるローラ間に位置する複数の載置部材を前記載置台上に備え、載置台の昇降に伴って前記載置部材がローラコンベアの搬送面上に出没するものであり、前記荷重センサは、その下端が、前記ローラコンベアの前記搬送面上に進出する前記載置台上の前記複数の載置部材の上端よりも上方に位置するように、配置されることを特徴とする計量装置。
【請求項2】
前記載置台の前後左右方向への移動を当接阻止して昇降のみを許容する案内手段を具備する請求項1記載の計量装置。
【請求項3】
前記吊下げ支持部の下端部に前記載置台を連結する一方、前記吊下げ支持部の上端部を、床面に立設固定した支柱の上端部に前記荷重センサを介して連結支持する請求項1または2記載の計量装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被計量物の重量を計測する計量装置に関し、更に詳しくは、ローラコンベアによって搬送される被計量物の計量や低床式の台秤などに好適な計量装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ローラコンベアによって搬送される被計量物を計量する装置として、例えば、
図10および
図11に示すように、被計量物Wが搬送されるローラコンベア31のローラ32間に一対の載置部材33を配備し、これらの載置部材33を支持部材34に装備した油圧シリンダ35によって昇降可能に構成し、
図10(a)に示すようにローラコンベア31上の計量位置に被計量物Wを搬入した後、
図10(b)に示すように油圧シリンダ35を伸長駆動して載置部材33を上昇させてローラコンベア31上に突出させることによって、被計量物Wを押し上げ支持し、載置部材33を装備した支持部材34に作用する荷重を、ロードセルなどの荷重センサ36で検出して被計量物Wの重量を計測するよう構成したものが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−75424号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構成の計量装置では、荷重測定がローラコンベア31の下方で行われるために、ローラコンベア31から落下した塵埃や異物が荷重センサ36に降りかかって付着しやすく、誤作動や故障の原因になりやすいものになる。また、荷重センサ36の点検整備や交換をコンベア下方の狭い空間で行う必要があって、メンテナンス作業に手数を要するものであった。
【0005】
また、上記のようにローラ32間で昇降する載置部材33毎に荷重を計測する構造では、被計量物が長尺である場合には、被計量物Wを不当に撓ませることがないように長手方向に数多くの載置部材33を設置する必要があって、各載置部材33に作用する荷重を計測するために多くの荷重センサ36が必要となって装置コストが高いものになることが予想される。
【0006】
更に、被計量物Wを押し上げて計量するものであるために、ローラコンベア31の下方に、被計量物Wを押し上げるための載置部材33、支持部材34および油圧シリンダ35等の押し上げ機構、並びに、押し上げ荷重を検出するための荷重センサ36等を設置しなければならず、コンベアラインが低く、床面からローラコンベア31までの高さ寸法に余裕がないような場合には、床面にピットを形成して計量装置の一部を埋め込み設置する必要があり、ピットを形成できないときには、計量装置を設置することができないといった課題もある。
【0007】
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、荷重センサに塵埃や異物が付着することを抑制できるとともに、荷重センサのメンテナンス作業、等を容易に行うことができ、かつ、被計量物の大きさや長さに拘わらず数少ない荷重センサで的確な計量を行うことができる計量装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明では、次のように構成している。
【0009】
(1)すなわち、本発明の計量装置は、被計量物を載置する載置台と、前記載置台を吊り下げ支持する吊下げ支持部と、前記吊下げ支持部に作用する荷重を検知する荷重センサと、を具備し、前記荷重センサは、前記載置台よりも上方に配置され、前記吊下げ支持部は、伸縮駆動されて前記載置台を昇降させる昇降部材を備え、当該計量装置が、ピットを形成することなく設置され
、前記被計量物が搬入されるローラコンベアの下方に前記載置台を配備するとともに、前記ローラコンベアにおけるローラ間に位置する複数の載置部材を前記載置台上に備え、載置台の昇降に伴って前記載置部材がローラコンベアの搬送面上に出没するものであり、前記荷重センサは、その下端が、前記ローラコンベアの前記搬送面上に進出する前記載置台上の前記複数の載置部材の上端よりも上方に位置するように、配置される。
【0010】
被計量物は、載置台まで搬送されてもよいし、自ら移動して載置台に載ることができる車両などであってもよい。
【0011】
載置台の形状や大きさなどに特に限定はなく、被計量物に応じたものとすることができ、また、吊り下げ支持する載置台の高さも任意であり、例えば、床面より高くてもよいし、床面と略同一としても
よい。
【0012】
吊下げ支持部は、載置台を吊り下げ支持するものであり、当該吊下げ支持部は、床面に立設した支柱などに支持してもよいし、天井に支持してもよく、あるいは、壁面や支柱に備えた片持ち梁などに支持してもよい。
【0013】
荷重センサは、載置台を吊り下げ支持する吊下げ支持部に作用する荷重を、圧縮荷重、引っ張り荷重、あるいは、曲げ荷重などとして検知するのが好ましい。
載置部材の数は、被計量物の長さや重量などに応じた数とすればよい。
【0014】
本発明の計量装置によると、被計量物を載置する載置台を吊り下げ支持して荷重を検知するので、被計量物を押し上げ支持して下方で荷重を検知する従来例に比べて、荷重センサを高い位置に配置することが可能となり、被計量物の搬入搬出時などに発生した塵埃や異物が荷重センサに降りかかることが少なく、塵埃や異物などに起因する荷重センサの誤作動や故障を防止することができる。また、荷重センサの点検整備や取替えなどのメンテナンス作業が容易となる。
【0016】
本発明によると、昇降部材を伸長駆動させて載置台を降下させた状態で、吊下げ支持部に被計量物の荷重を作用させることなく被計量物を載置位置に搬入し、その後、昇降部材を収縮駆動させて載置台を上昇させることで、吊下げ支持部に被計量物の荷重を作用させて計量することができる。従って、搬入時の振動や衝撃などの負荷を荷重センサに作用させることなく、静的に重量を荷重センサに作用させて的確な計量を行うことができる。
【0017】
また、荷重センサは、載置台よりも上方に配置されるので、高位置に在る荷重センサの点検整備や取替えなどのメンテナンス作業を、装置内に潜り込んだり、屈みこんだりすることなく、広い作業空間で容易に行うことができる。
【0020】
本発明によると、例えば、長尺の被計量物を計量する場合には、載置台を降下させて載置部材をローラコンベアの搬送面の下方に没入させて、被計量物をローラコンベアで載置位置に搬入した後、載置台を上昇させて複数の載置部材をローラコンベアの搬送面上に進出させることによって、被計量物をその長手方向の複数個所で、載置部材で持ち上げ支持することができ、長尺の被計量物を撓み変形させることなく安定よく載置台に支持させることができる。従って、例えば、長い載置台をその前後左右において吊下げ支持部を介して4点吊り状態で支持することで、4点で分担した荷重をそれぞれ荷重センサで的確に計測することができ、長尺の被計量物でも、その重量を数少ない荷重センサを用いて容易かつ高精度に計量することができる。
【0021】
また、従来の押し上げ式の計量装置では、ローラコンベアの下方に、載置台のみならず、それらを押し上げる機構および荷重を検出する荷重センサ等を設置するスペースが必要となり、床面からローラコンベアまでの高さ寸法に余裕がない場合には、計量装置を設置するのが困難であるが、
本発明によれば、ローラコンベアの下方には、載置台を設置するスペースがあればよく、コンベアラインが低い場合であっても、容易に据え付けることが可能である。
【0022】
(
2)本発明の計量装置の更に別の実施態様では、前記載置台の水平方向への移動を当接阻止して昇降のみを許容する案内手段を具備している。
【0023】
この実施態様によると、吊り下げ支持された不安定な載置台をこじるようなことなく円滑かつ平行に昇降させて、安定良く被計量物を持ち上げ支持することができる。
【0024】
(
3)本発明の計量装置の別の実施態様では、前記吊下げ支持部の下端部に前記載置台を連結する一方、前記吊下げ支持部の上端部を、床面に立設固定した支柱の上端部に前記荷重センサを介して連結支持している。
【0025】
この実施態様によると、載置台上の被計量物の重量を、載置台を吊り下げ支持する吊下げ支持部の上端部と床面に立設固定した支柱の上端部との間に介在させた荷重センサに対して、的確に圧縮荷重として作用させることができ、精度の高い計量が可能となる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によると、被計量物を載置する載置台を吊り下げ支持して荷重を検知するので、被計量物を押し上げ支持して下方で荷重を検知する従来例に比べて、荷重センサを高い位置に配置することが可能となり、これによって、荷重センサに塵埃や異物が付着することを抑制できるとともに、荷重センサのメンテナンス作業、等を容易に行うことができ、かつ、被計量物の大きさや長さに拘わらず数少ない荷重センサで的確な計量を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図9】
図9は載置台の昇降案内構造を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面によって本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0029】
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態に係る計量装置の全体側面図であり、
図2はその平面図であり、
図3は計量前の状態を示す正面図であり、
図4は計量時の状態を示す正面図である。
【0030】
この実施形態の計量装置は、例えば、帯状鉄板等の長尺の被計量物Wの重量を計量するものであって、被計量物Wをその長手方向に沿って搬送するローラコンベア1、ローラコンベア1の下部に前後に長く配備された計量用の載置台2、ローラコンベア1の外側における前後左右の4箇所に配備された計量ユニット3、等で構成されている。なお、説明の便宜上、コンベア搬送方向を前後方向、コンベア幅方向を左右方向と呼称する。
【0031】
前記ローラコンベア1は、床面上に所定の左右間隔をもって平行に設置された前後に長い左右一対のコンベアフレーム4の上面に、多数のローラ5が所定の前後間隔をもって遊転自在に横架支承されている。
【0032】
図5に示すように、載置台2は、左右のコンベアフレーム4の間において所定の左右間隔をもって対向配置された前後に長い左右一対の縦枠6を前後2箇所において横枠7で連結するとともに、前後中間において縦枠6同士をステー8で連結し、かつ、左右の縦枠6の上面に亘って、複数の載置部材9を梯子状に架橋連結して構成されており、各載置部材9がローラコンベア1におけるローラ5間に臨むように設置されている。
【0033】
図6,
図7に示すように、計量ユニット3は、床面上に立設された前後一対の支柱10と、支柱10の上端に亘って連結された上端枠11とによって、門型のフレームを構成し、上端枠11の上面における前後中間位置に連結される荷重センサとしてのロードセル12と、ロードセル12の上端に連結されて下方に延出された吊下げ支持部13等を備えている。
【0034】
図8に示すように、吊下げ支持部13は、下面中心にロードセル12の上端を連結する十字形の上部部材14、上部部材14の左右下面に連結される左右一対の吊り部材15、支柱10おける上端枠11の下を潜って左右の吊り部材15の下端に亘って連結される下部部材16、下部部材16の下面に横軸心式のジョイント17を介して連結される油圧シリンダ18とで構成され、かつ、油圧シリンダ18の下端が前記載置台2における横枠7の左右端近くの上面に前後軸心式のジョイント19を介して連結されている。
【0035】
対をなす左右の計量ユニット3は、
図6,
図7に示すように、上端枠11における前後端の上面に連結された前後一対のステー20で連結されて、計量部全体の強度が確保されている。
【0036】
各計量ユニット3における油圧シリンダ18は、制御弁によって駆動制御されるようになっており、各油圧シリンダ18の駆動によって各吊下げ支持部13が同期して伸縮することで、4本の、吊下げ支持部13で支持された載置台2が平行に昇降するようになっている。
【0037】
なお、
図9に示すように、載置台2における横枠7の左右には、支柱10の中心壁に付設した案内板21に前後方向から当接するガイドローラ22と、支柱10の外面に付設した案内板23に左右方向から当接するガイドローラ24とが前後一対ずつ備えられており、ガイドローラ22,24をそれぞれ案内板21,23に当接転動させることで載置台2が前後および左右に揺れ動くことなく昇降されるようになっている。すなわち、支柱10の案内板21,23と、横枠7のガイドローラ22,24とによって、載置台2の水平方向への移動を当接阻止して昇降のみを許容するように案内する案内手段が構成される。
【0038】
この実施形態に係る計量装置は以上のように構成されており、この計量装置では、先ず、各計量ユニット3における吊下げ支持部13の油圧シリンダ18は、伸長駆動されて載置台2が降下しており、この状態では、
図3に示すように、載置台2の載置部材9はローラコンベア1の搬送面よりも下方に没入している。
【0039】
この状態で、被計量物Wがローラコンベア1の計量位置に搬入されると、各計量ユニット3における吊下げ支持部13の油圧シリンダ18が収縮駆動されて載置台2が上昇し、これによって載置台2の載置部材9が、
図4に示すように、ローラコンベア1の搬送面の上方にまで進出して、被計量物Wを持ち上げる。
【0040】
持ち上げられた被計量物Wの重量は4本の吊下げ支持部
13で分担支持されることになり、各吊下げ支持部13に作用する荷重が、各吊下げ支持部13の上部部材14と支柱10の上端を連結する上端枠11との間のロードセル12に圧縮荷重として作用し、各ロードセル12からの出力変動量に基づいて被計量物Wの重量が算出され、これが図示しない質量表示部に表示される。
【0041】
計量が終了すると、油圧シリンダ18が伸長駆動され、載置台2が降下して載置部材9がローラコンベア1の搬送面の下方に没入することで被計量物Wは再びローラコンベア1上に移載され、その後、搬出されてゆく。
【0042】
このように、載置部材9を備える載置台2を吊り上げることによって、被計量物Wを計量するので、ロードセル12をローラコンベア1より高い位置に設置することができ、塵埃や異物がロードセル12に降りかかることが少なく、塵埃や異物などに起因する誤作動や故障を防止することができる。また、ロードセル12の点検整備や取替えなどのメンテナンス作業を、ローラコンベア1内に潜り込んだり、屈みこんだりすることなく、広い作業空間で容易に行うことができる。
【0043】
更に、ローラコンベア1の下方には、載置部材9を備える載置台2を配備すればよく、被計量物Wを押し上げて計量する上述の
図10および
図11の従来例のように、ローラコンベア31の下方に、被計量物Wを押し上げるための載置部材33、支持部材34および油圧シリンダ35等の押し上げ機構、並びに、押し上げ荷重を検出するための荷重センサ36等を設置する必要がなく、コンベアラインが低く、床面からローラコンベア1までの高さ寸法に余裕がないような場合にも、この実施形態の計量装置は、容易に据え付けることが可能である。
【0044】
(その他の実施形態)
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
【0045】
(1)上述の実施形態では荷重センサとしてのロードセル12は、圧縮荷重を検知する圧縮型であったけれども、引張型や曲げ型のロードセルを用いて、引張り荷重や曲げ荷重を作用させるようにしてもよい。
【0046】
(2)上述の実施形態では、被計量物Wが前後に長尺のものであるために、載置台2を被計量物Wに対応して前後に長く構成し、この載置台2を前後左右の計量ユニット3に4点吊り状態で支持して、4点で荷重検出を行っているが、被計量物Wが前後に短いものである場合には、載置台2を左右一対の計量ユニット3に2点吊り状態で支持して、2点で荷重検出を行うこともできる。
【0047】
(3)載置台2の上面を平板状に構成して床面と面一の高さに吊り下げ配置し、載置台2に転動搬入された車両や台車、あるいは、これらに積載された荷物の重量を計測する低床式の台秤に適用することもできる
。なお、載置台2が円形に構成されている場合には、3本の吊下げ支持部13で3点吊り状態で支持して実施することもできる。
【0048】
(4)上述の実施形態では、載置台2を支持する吊下げ支持部13を、床面に立設した支柱10の上部に荷重センサ(ロードセル)12を介して支持させる構造としているが、天井梁、構造体の壁面や支柱に備えた片持ち梁、などの固定部材に載置台2を吊下げ支持部13を介して吊り下げ支持させて実施することもできる。
【0049】
(5)上述の実施形態では、吊下げ支持部13を伸縮駆動して載置台2を昇降しているが、支柱10を油圧シリンダなどで伸縮駆動して載置台2を昇降することも可能である。
【0050】
(6)被計測物Wの重量によっては、荷重センサとして、荷重を弾性部材の機械的変位に変換して、この変位をポテンショメータなどで電気的に計測する構造のものを採用することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明は、ローラコンベアによって搬送される被計量物の計量、あるいは、低床の台秤などとして有用である。
【符号の説明】
【0052】
1 ローラコンベア
2 載置台
3 計量ユニット
5 ローラ
9 載置部材
10 支柱
12 荷重センサ(ロードセル)
13 吊下げ支持部
18 油圧シリンダ
W 被計量物