特許第5693847号(P5693847)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5693847高強度を示す成形された軽量化プラスチックの蓋
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5693847
(24)【登録日】2015年2月13日
(45)【発行日】2015年4月1日
(54)【発明の名称】高強度を示す成形された軽量化プラスチックの蓋
(51)【国際特許分類】
   B65D 41/04 20060101AFI20150312BHJP
【FI】
   B65D41/04 Z
【請求項の数】6
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2009-525643(P2009-525643)
(86)(22)【出願日】2007年8月24日
(65)【公表番号】特表2010-501426(P2010-501426A)
(43)【公表日】2010年1月21日
(86)【国際出願番号】US2007018743
(87)【国際公開番号】WO2008024472
(87)【国際公開日】20080228
【審査請求日】2010年8月23日
(31)【優先権主張番号】11/509,523
(32)【優先日】2006年8月24日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】505279259
【氏名又は名称】クロージヤー・システムズ・インターナシヨナル・インコーポレーテツド
【氏名又は名称原語表記】Closure Systems International, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110000741
【氏名又は名称】特許業務法人小田島特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ブラント,ジエフ
【審査官】 八木 誠
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭60−084546(JP,U)
【文献】 米国特許第04497765(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D35/44−35/54、39/00−55/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
頂部壁部分と、該頂部壁部分から垂れ下がり且つ雌ねじ成形部を有する環状スカート部分とを具備しており、
前記環状スカート部分は、円周方向に隔てられ交番する溝及びランドの列を規定していて、該溝及びランドは一緒に、前記スカート部分の内側面の円周方向に隔てられた複数の強化用リブを規定していて、これによって蓋のコラム強度を高め、前記円周方向に隔てられた溝は前記雌ねじ成形部の下に延び且つ雌ねじ成形部から隔てられ、前記溝の各々は前記ランドの各々の円周方向の寸法より大きな円周方向の寸法を有し、
前記スカート部分は、スカート部分の外面上に円周方向に隔てられた複数の把持用刻み付き部を規定しており、前記把持用刻み付き部は、前記スカート部分の該内面により規定される前記円周方向に隔てられた溝と夫々互いに相対するように整列され、前記溝の各々が前記スカート部分の自由縁部で開いていることを特徴とする高コラム強度を示す成形されたプラスチックの蓋。
【請求項2】
前記強化リブは垂直に配向されて蓋の垂直方向軸線に略平行であることを特徴とする請求項1記載の成形されたプラスチックの蓋。
【請求項3】
前記溝の各々が略半円柱状の形状を有することを特徴とする請求項1記載の成形されたプラスチックの蓋。
【請求項4】
前記スカート部分が、スカート部分の自由縁部に環状ビード部分を有し、前記把持用刻み付き部が前記環状ビード部分から上方へ延びることを特徴とする請求項1記載の成形されたプラスチックの蓋。
【請求項5】
頂部壁部分と、該頂部壁部分から垂れ下がり且つ雌ねじ成形部を有する環状スカート部分とを具備しており、
前記スカート部分は、円周方向に隔てられ交番する溝及びランドの列を規定しており、該溝及びランドは一緒に、前記雌ねじ成形部の下で前記スカート部分の内側面の円周方向に隔てられて垂直に延びる複数の強化用リブを規定しており、前記溝の各々は前記スカート部分の自由縁部で開いており、
前記スカート部分は、スカート部分の外面上に円周方向に隔てられた複数の把持用刻み付き部を規定しており、前記把持用刻み付き部は、前記スカート部分の該内面により規定される前記円周方向に隔てられた溝と夫々互いに相対するように整列され、
前記溝の各々は前記ランドの各々の円周方向の寸法より大きな円周方向の寸法を有することを特徴とする成形されたプラスチックの蓋。
【請求項6】
前記スカート部分が、スカート部分の自由縁部に環状ビード部分を有し、前記把持用刻み付き部が前記環状ビード部分から上方へ延びることを特徴とする請求項5記載の成形されたプラスチックの蓋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的に、ポリマー材料で成形されたプラスチックの蓋に関し、特に必要な蓋の強度を示しながら、比較的広い直径でサイズ取り出来て、プラスチック材料の使用を浪費しないように構成される成形されたプラスチックの蓋に関する。
【背景技術】
【0002】
ポリプロピレン及びポリエチレンのようなポリマー材料で成形されたプラスチックの蓋は、飲料及び食料製品を有する容器との組み合わされた使用に広く行き渡った応用を見出している。即座にアクセス出来るのが望ましい食料製品用の容器のような或る適用には、63〜110mmの値の直径を有する比較的大径の蓋が好適に使われる。
【0003】
一般的に、この種の蓋は、一体型のいじくり発覚型くすね防止バンド等を有しておらず、代わりに、自由縁部で終わる雌ねじ付の環状スカート部分を有するのが普通である。従来、蓋の視覚的アッピールを高めて消費者による把持を容易にするねじ成形部の下のスカート部分は、蓋が所要されるように機能するために一般的に必要であるよりも重く作られ、従って、割高であった。しかしながら、この下部スカート部分は、組み合わせられる内部コアピンからの蓋の“抜き取り”を可能にし、すなわち、折り畳み式コア、又は蓋の相対的なねじ弛め動作に頼ることなしに、コアピンからの蓋の取外しを行うのに充分な強度を示すように構成されるのが好適である。
【0004】
本発明は、比較的複雑な折り畳み式コアに頼ることなく、成形時に、関連するコアピンからの抜き取りを可能にすることにより効率的な成形を実現する、高カラム強度を示す成形されたプラスチックの蓋を提供する。同時に、蓋は、なお所要される強度を示しながら、より少ないプラスチック材料の使用しか好適に必要とせず、かくして更に、費用効率性の高い成形と使用を実現する。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、高カラム強度を示す成形されたプラスチックの蓋に向けられており、そこでは蓋の下部スカート部分の内側面に垂直方向には配向された複数の強化リブが設けられている。好ましい形式では、該強化用のリブの形状は、スカート部分上に外部把持用刻み付き部を規定する外部溝とそれぞれ整合して設けられるように形成されている。この構成により、蓋は組み合わせられるコアピンからの”抜き取り”による効率的な成形を可能にするのに充分な強度を好適に示し、かくして効率的で費用効率性の高い成形と使用を実現する。
【0006】
図示される実施例に依れば、本発明のプラスチックの蓋は、円形頂部壁部分と、スカート壁部分から垂れ下がる環状スカート部分とを具備し、スカート部分が雌ねじ成形部を備えている。雌ねじ成形部は、組み合わされる容器の同様な雄ねじ成形部と協同して係合するために構成されている。
【0007】
本発明に依れば、該スカート部分は、円周方向に隔てられた交番する溝とランドとの列を規定しており、該溝とランドは、該スカート部分の内側面上に円周方向に隔てられた垂直方向に延びる複数の強化用リブを一緒に規定している。該強化用リブは、雌ねじ成形部の下のスカート部分の内側面上に配置されており、該内側面の該溝が該スカート部分の自由縁部で好適に開いている。
【0008】
好ましい形式では、蓋のスカート部分は、スカート部分の外面上に円周方向に隔てられた複数の把持用刻み付き部を規定している。気付かれるように、該把持用刻み付き部は、該スカート部分の内面により規定される該円周方向に隔てられた溝と夫々整合している。該外部把持用刻み付き部と、内部溝により規定される強化用リブとのこのようは配置により、蓋のスカート部分のカラム強度は好適に高められ、組み合わせられるコアピンからの蓋の”抜き取り”を可能にすることにより効率的な成形を実現する。
【0009】
図示された実施例に依れば、該内部溝は、形状が略半円柱状で、組み合わせられるランドの各々の円周方向の寸法より大きい円周方向の寸法を有している。
【0010】
図示される実施例では、蓋のスカート部分は、スカート部分の自由縁部に環状のビード部分を有している。該環状ビード部は該スカート部分の該自由縁部に環状の突き出し面を規定し、該スカート部分の外部、面上の把持用刻み付き部が該環状ビード部から上方に好適に延びている。
【0011】
本発明の他の特徴と利点は、下記の詳細な説明、付随する図面、そして附属する請求項から容易に明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の原理を具体化し、蓋の内部を図示する成形されたプラスチックの蓋の斜視図である。
図2図1で図示される蓋のスカート部分の部分断面図である。
図3図1の蓋のスカート部分の円周部分を示す更に進んだ部分断面図である。
【実施例1】
【0013】
本発明は種々の形式の実施例を可能とするが、現在の好適な実施例が図面に示され、以下に説明され、そこでは本開示が本発明の一例として考えられるべきであり、本発明が図示の特定の実施例に限定されるように意図されていないと云う理解に基づいている。
【0014】
図面を参照すると、本発明の原理を具体化する成形されたプラスチックの蓋10が図示されている。当業者により知られているように、プラスチックの蓋10は、ポリプロピレン又はポリエチレンのようなポリマー材料で効率的に形成され、インジェクションモールディング又はコンプレッションモールディングにより形成できる。気付かれるように、蓋10は63mm〜110mmの値の、比較的大きい直径を示すよう構成できる。しかしながら、ここに開示される原理と両立する蓋は他の寸法にもできる。
【0015】
組み合わせられる容器の好ましい閉じ方を実現するために、蓋10は円形の頂部壁部分12と、該頂部壁部分から垂れ下がる環状のスカート部分14とを具備する。或る応用では、蓋10は適当な、別のシール用ライナー要素(図示されない)を備えてもよい。
【0016】
スカート部分14は螺旋状の雌ねじ成形部16を有し、該雌ねじ成形部は組み合わせられる容器の同様の雄ねじ成形部と係合するために構成される。この構成により、容器に対する蓋の相対的な回転動作が適用される。
【0017】
本発明に依れば、スカート部分14は好適に軽量化され、プラスチック材料を浪費しない形状である一方、効率的な蓋の成形を実現するに必要な強度を示している。このために、スカート部分14の内面には、円周方向に隔てられた溝18と、関連したランドとの列が形成されており、これら溝18とランドが一緒になって該スカート部分14の内側面に円周方向に隔てられた複数の強化リブ20を形成している。好適な形式に依れば、強化リブ20は垂直に配向され、蓋10の垂直軸線に対して略平行である。
【0018】
現在の好適な形式に依れば、各溝18は、溝18の隣接する一つずつを分離する関連す
る各ランドの円周方向の寸法より大きい円周方向の寸法を有する。各溝18は略半円柱状の形状を有するのが好ましく、各溝がスカート部分14の下部の自由縁部で開いているのが好ましい。
【0019】
蓋10の所要されるコラム強度は、該スカート部分14の外面に設けられた円周方向に隔てられた複数の把持用の刻み付き部22の提供により更に高められる。図3に図示されるように、把持用の刻み付き部22は、スカート部分14の内面により規定される円周方向に隔てられた溝18とそれぞれ整合されるのが好適である。この内部の溝18と、強化リブ20、そして外側の刻み付き部22のこの特定の機械は、蓋10のスカート部分14の所要される強度特性を提供する一方、消費者による蓋の取外し及び適用を容易にするように所要される外側把持面を設けている。
【0020】
推奨される形式では、蓋10のスカート部14は、スカート部14の自由縁部に環状ビード部分24を有する。ビード部分24は、成形時に、関連するコアピンからの成形された蓋10の”抜き取り”をもたらすために力が印加される下部突き出し面を形成する。図示されるように、外側の把持用刻み付き部22は、環状ビード部分24から上方に好適に延びている。
【0021】
前記説明から、本発明の新規な概念の真の精神と範囲を逸脱することなく多くの変形と変更ができることが明らかであろう。ここに図示された特定の実施例に関する何等かの限定は意図されておらず、或いはそのように推定されるべきでないことが理解されるべきである。この開示は、請求項の範囲内に入る全てのこのような変形を、附属する請求項により、カバーするように意図されている。
図1
図2
図3