(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明の一の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0014】
図1乃至
図17は、この発明の実施の形態を示す。
【0015】
図1に示す、この実施の形態のヘルメット1Aは、工事用ヘルメットや各種作業用ヘルメット、あるいは防災用ヘルメットであり、落下物等の衝撃から装着者の頭部を保護するために用いられるものである。このヘルメット1Aは、
図1に示す通り、ヘルメット帽体1と、このヘルメット帽体1の内部に配設されたヘルメット装着具2とから成る。
【0016】
ヘルメット帽体1は、ABS等、剛性が高い樹脂により一体成形されている。ヘルメット帽体1は、有色不透明、有色透明、無色透明にすることができる。
【0017】
図4乃至
図8に示す通り、ヘルメット帽体1は、多角形の形状に形成された複数の平板状の部分の組み合わせによって頭部を覆う形状に形成されている。この実施の形態においては、それぞれの平板状の部分は、三角形乃至六角形に形成され、形状や面積がそれぞれ異なっている。例えば、装着者の額の部分を被う前頭部保護部材3や前端部の庇部4は略六角形又は略四角形で比較的大きな面積に形成され、前側頭部保護部材5,6,7,8は略三角形で比較的大きな面積に形成され、頭頂部付近を保護する頭頂部保護部材9,10,11,12,13は略三角形で比較的小さな形状に形成されている。一方、保護を強化したい箇所、例えば頭頂部保護部材9,10,11,12,13で囲まれた頭頂部に配設される部分には、頂点14が形成されている。なお、
図4及び
図5に示す通り、ヘルメット帽体1は左右対称に形成されている。
【0018】
ヘルメット帽体1の前側頭部保護部材6,8と、その直下に位置する側頭部保護部材15,16とに跨った部分には、「載置用突起部」としての前側載置用突起部17,18が突設されている。また、
図4,
図5に示す通り、後側頭側保護部材19,20には、「載置用突起部」としての後側載置用突起部21,22が突設されている。
図8に示す通り、前側載置用突起部17,18は正面視略矩形であり、
図4に示す通り、上面が前方に向けて下降方向に傾斜がつけられた平面形状に形成されている。一方、
図4及び
図8に示す通り、後側載置用突起部21,22は正面視略三角形の三角錐形状に形成されており、
図4に示す通り上面が略水平面の平面形状に形成されている。後述する通り、前側載置用突起部17,18、及び後側頭側保護部材19,20には、同一のヘルメット1Aを複数積み重ねた際に、上に積み重ねられた他のヘルメット1Aのヘルメット装着具2を形成するヘッドバンド本体部(後述)の下部が載置されることになる。
【0019】
また、
図5に示す通り、ヘルメット帽体1の内部には、4箇所に、被嵌合部23,24,25,26が設けられている。この被嵌合部23,24,25,26には、ヘルメット装着具2に設けられた4つの嵌合片部35,35,35,35(
図2参照、後述)がそれぞれ嵌合される。
【0020】
一方、
図2、及び
図9乃至
図11に示す通り、ヘルメット装着具2は、ハンモック30とヘッドバンド31から成る。
【0021】
ハンモック30は、柔軟性と剛性とを有し、繰り返しの使用や長期間の使用によっても伸びや剛性の低下が生じにくい合成樹脂、例えばポリエチレンによって形成されている。但し同様の性質を有するものであればどのような材質で形成されていてもよい。そして、ハンモック30は、装着者の頭頂部を抑える頭頂抑え部33と、この頭頂抑え部33から複数延長された計4本の略帯状の延長片部34とを有し、これら各延長片部34の先端部には、延長片部34の幅方向に張り出した嵌合片部35が設けられている。これら4つの嵌合片部35,35,35,35は、
図5に示すヘルメット帽体1の内部の被嵌合部23,24,25,26にそれぞれ嵌合されて、これにより
図2に示すようにヘルメット装着具2がヘルメット帽体1の内部に配設された状態が形成されることになる。
【0022】
一方、ヘッドバンド31は、頭部の周囲方向に連続する帯状のヘッドバンド本体部32とヘッドバンド本体部32の間の二箇所に形成された間隙部(後述)とから成る。
【0023】
ヘッドバンド本体部32は、ハンモック30と同じ素材によって形成されている。そして、ヘッドバンド本体部32は、前頭部側に配設される前頭部側部材36と、後頭部側に配設される後頭部側部材37とから成る。
【0024】
また、ヘッドバンド本体部32は、頭部に装着された際に装着者の頭部の周囲を囲繞するように配設されている。具体的には、
図2に示す通り、前頭部側部材36と、後頭部側部材37とは、ヘルメット1Aが装着者の頭部に装着された際における頭部の周囲方向、即ち装着者の額部から両側頭部にかけて、並びに装着者の後頭部から両側頭部にかけてそれぞれ当接されるように帯状に連続している。
【0025】
なお、前頭部側部材36の両端部側の下部は下方に向けて凸となる略円弧状を形成しており(
図11、
図15参照)、後頭部側部材37の両端部側の下部は略直線状となっている(
図11、
図15参照)。
【0026】
そして、前頭部側部材36と後頭部側部材37との間の2箇所には間隙部が形成されている。即ち、
図2に示すように前頭部側部材36の一端部と後頭部側部材37の他端部との間には、装着者の左側頭部の位置に左側頭部側間隙部38が形成されている。また、前頭部側部材36の他端部と後頭部側部材37の一端部との間には、装着者の右側頭部の位置に右側頭部側間隙部39が形成されている。
【0027】
前頭部側部材36の一端部側と他端部側とから、及び、後頭部側部材37の一端部側と他端部側とからは、上方に向けて前側接合片部40,40、後側接合片部41,41がそれぞれ設けられている。これら接合片部40,40,41,41とそれぞれの延長片部34,34,34,34とはビス(図示せず)によって回動自在に連結されている。これによってヘッドバンド31がハンモック30の一部に連続した状態が形成されている。なお、この実施の形態の態様に代えて、ヘッドバンド31とハンモック30とを一体形成することでヘッドバンド31がハンモック30の一部に連続した状態を形成してもよい。
【0028】
前頭部側部材36の両端部側、及び後頭部側部材37の両端部側には、それぞれ顎紐(後述)が挿通される縦長の挿通穴42,42、挿通穴43,43が貫通形成されている。
【0029】
図9乃至
図11に示す通り、顎紐45は、上側紐部46と下側紐部47とを備え、それらが連結部材48によって連結されている。上側紐部46と下側紐部47とは、ポリプロピレン等剛性の高い繊維で帯状に形成されている。連結部材48は剛性の高い樹脂や金属等によって形成されており、3箇所の細長い挿通穴49,50,51が貫通形成されている。
【0030】
上側紐部46は、一端部が第一のリベット52によって後頭部側部材37に固着され(
図15参照)、連結部材48の挿通穴50,51,49に挿通され、前頭部側部材36の挿通穴42に挿通され、更に後頭部側部材37の挿通穴43に挿通されて他端部が第二のリベット53によって後頭部側部材37に固着されている。これにより、
図11に示す通り、上側紐部46は連結部材48がヘルメット装着具2の下方に位置した状態で略三角形を呈する状態となり、また、この上側紐部46によって前頭部側部材36と後頭部側部材37の端部同士(前頭部側部材36の一端部と後頭部側部材37の他端部と、及び、前頭部側部材36の他端部と後頭部側部材37の一端部と)が連結された状態となっている。
【0031】
下側紐部47は、一端部側が連結部材48の一番下の挿通穴51に挿通されて折り返された状態で下側紐部47の一部に第三のリベット54で固着されている。また、一対の下側紐部47,47はそれぞれベルトアジャスタ55に挿通されており(
図1参照)、更にこの実施の形態ではそれぞれの下側紐部47,47の他端部がリング部材56に結びつけられている。このリング部材56はそれぞれの下側紐部47,47を連結させる機能に加え、ベルトアジャスタ55の抜け止め用の機能も果たす。
【0032】
次に、この実施の形態のヘルメット1Aの使用方法について説明する。
【0033】
このヘルメット1Aを使用する装着者は、ヘルメット帽体1の前頭部保護部材3及び庇部4を前にして頭部にヘルメット1Aを被る。そして、頭頂部がハンモック30に当接した状態で、装着者は両方の上側紐部46,46がそれぞれ形成する略三角形の空間(
図11参照)の中に耳を挿通させ、下側紐部47,47を顎の下方に垂らした状態とする。
【0034】
この状態で、装着者が下側紐部47,47を下方(
図12、
図13の矢印P方向)に引き下ろすと、連結部材48を介してそれぞれの上側紐部46,46にも下方に引き下ろす力が働き、前頭部側部材36と後頭部側部材37の端部同士(前頭部側部材36の一端部と後頭部側部材37の他端部と、及び、前頭部側部材36の他端部と後頭部側部材37の一端部と)には、
図13の矢印Q1及び矢印Q2に示す方向の力が働き、これら端部同士がそれぞれ近接方向に引き寄せられることになる。その結果、
図12及び
図13に示す、右側頭部側間隙部39(及び左側頭部側間隙部38)の幅が広い状態から、
図14及び
図15に示す、右側頭部側間隙部39(及び左側頭部側間隙部38)の幅が狭められた状態となる。
【0035】
これにより、装着者はヘッドバンド本体部32の前頭部側部材36と後頭部側部材37とを頭部に密着させて装着させることができる。そして、この状態で、装着者がベルトアジャスタ55を上方に移動させて顎に当接させれば、ヘッドバンド本体部32が頭部に密着した状態を維持し、ヘルメット1Aを頭部に固定させすることができる。更に、装着者はヘルメット1Aを被った状態のままでベルトアジャスタ55の位置を調節すれば、それに伴って右側頭部側間隙部39及び左側頭部側間隙部38の幅を調節できて、ヘルメット1Aの固定状態を容易に調節することができる。
【0036】
一方、ヘルメット1Aを頭部から離脱させる際は、装着者はベルトアジャスタ55を下方に引き下ろす。これにより、前頭部側部材36と後頭部側部材37とはそれぞれの弾性によって前頭部側部材36と後頭部側部材37の端部同士を離間させる方向(即ち、
図15の矢印Q3及び矢印Q4に示す方向)に移動し、これによって前頭部側部材36と後頭部側部材37との頭部への密着状態を緩め、ヘルメット1Aを頭部から離脱させることができる。
【0037】
そして、ヘッドバンド本体部32は繰り返しの使用や長期間の使用によっても伸びや剛性の低下が生じにくい材質で形成されているため、繰り返し使用したり、長期間にわたって使用を続けてもヘルメット1Aを頭部にしっかり固定させることができる。
【0038】
次に、ヘルメット1Aを複数積み重ねて保管したり流通させる場合、
図16に示すように、下側のヘルメット1Aのヘルメット帽体1の前側載置用突起部18、及び後側載置用突起部22の上面にそれぞれ形成された平面形状の部分の上に、前頭部側部材36、後頭部側部材37の端部の下部をそれぞれ載置させる。
図16には図示しないが、同様に、前側載置用突起部17、及び後側載置用突起部21の上面にも前頭部側部材36、後頭部側部材37の端部の下部をそれぞれ載置させる。
【0039】
下側のヘルメット1Aの前側載置用突起部17,18及び後側載置用突起部21,22の上面に設けられた平面形状の上に上側のヘルメット1Aの前頭部側部材36、後頭部側部材37の端部の下部を載置させることにより、ヘルメット1Aを複数積み重ねたときの個々のヘルメット1Aの載置位置が固定され、積み重ねられたヘルメット1Aの位置ずれを防止できる。即ち、
図17に示す通り、前方に向けて下降方向に傾斜がつけられた前側載置用突起部18(及び
図17に図示せぬ前側載置用突起部17)の上面に、下方に向けて凸となった前頭部側部材36の両端部が載置され、更に、略水平面に形成された後側載置用突起部22(及び
図17に図示せぬ後側載置用突起部21)の上面に略直線状の後頭部側部材37の端部の下部が接触した状態で載置されることにより、前側載置用突起部17,18と前頭部側部材36との当接位置、及び後側載置用突起部21,22と後頭部側部材37との当接位置には強い摩擦力が働き、他のヘルメット1Aの上に積み重ねられたヘルメット1Aがの積載位置が前後方向(
図16、
図17の左右方向)にずれてしまう事態を防止できる。これにより、ヘルメット1Aを多数積み重ねても、他のヘルメット1Aの上に積み重ねられたヘルメット1Aがぐらついたり、荷崩れを起こす事態が生じにくくなる。
【0040】
更に、ヘルメット1Aを積み重ねる際には、右側頭部側間隙部39及び左側頭部側間隙部38の幅が広がった状態となっているので(
図17参照)、
図16の矢印Tに示す、積み重ねた際の積層方向の大きさを抑え、かさばりを抑えることができる。
【0041】
以上、この実施の形態においては、頭部の周囲を囲繞するように配設されるヘッドバンド31は、頭部の周囲方向に連続する帯状のヘッドバンド本体部32とヘッドバンド本体部32の間の少なくとも一箇所に形成された間隙部とを有し、ヘッドバンド本体部32の端部同士が間隙部において顎紐45によって連結され、顎紐45を引くことで端部同士が近接方向に引き寄せられてヘッドバンド本体部32を頭部に密着させて装着させるように形成されたことにより、ヘルメット1Aを頭部に固定するための特別な構成を付加することなく、ヘッドバンド31と顎紐45とのみによってヘルメット1Aを頭部に固定できる。また、ヘルメット1Aを頭部に被った使用者が顎紐45を引く操作によりヘルメット1Aを頭部に固定させて装着することができる。これにより、簡単な構成によりヘルメット1Aを頭部に固定でき、長期間繰り返して使用しても良好な固定状態が得られ、ヘルメット1Aを頭部に被った状態で固定状態を調節して良好なフィット感を得ることができる。
【0042】
この実施の形態においては、間隙部は頭部に装着された際に側頭部の位置に形成されたことにより、通常顎紐45とヘッドバンド31とが連結される側頭部の位置付近に間隙部及びヘッドバンド本体部32の端部が配設されることになる。従って、通常の顎紐45の端部とヘッドバンド31との連結位置をほぼ変えることなく、ヘッドバンド31と顎紐45のみによってヘルメット1Aを頭部に固定できる。
【0043】
この実施の形態においては、ヘッドバンド本体部32は頭部に装着された際に前頭部側に配設される前頭部側部材36と頭部に装着された際に後頭部側に配設される後頭部側部材37とを備え、間隙部は右側頭部側間隙部39と左側頭部側間隙部38とから成ることにより、両側頭部の位置付近に間隙部及びヘッドバンド本体部32の端部が配設されることになる。従って、通常の顎紐45の両端部とヘッドバンド31との連結位置をほぼ変えることなく、ヘッドバンド31と顎紐45とのみによってヘルメット1Aを頭部に固定できる。
【0044】
この実施の形態においては、ヘルメット帽体1の外部の少なくとも一部に、同一のヘルメット1Aを積み重ねた際にヘルメット1Aのヘッドバンド本体部32が当接される前側載置用突起部17,18及び後側載置用突起部21,22が突設されたことにより、同一のヘルメット1Aを複数積み重ねた際に一のヘルメット1Aを他のヘルメット1Aの各載置用突起部17,18,21,22上で固定し、同一のヘルメット1Aを複数積み重ねた際に積層状態を安定させて荷崩れを防止できる。しかも、一のヘルメット1Aのヘッドバンド本体部32の端部同士を離間させた状態で、このヘッドバンド本体部32を他のヘルメット帽体1の各載置用突起部17,18,21,22上に載置させることで、積層方向のかさばりを抑えることができる。これにより、多数のヘルメット1Aを一度に物流させる際や陳列する際の利便性を向上させることができる。
【0045】
この実施の形態においては、ヘルメット帽体1は複数の多角形の組み合わせによって頭部を覆う形状に形成されたことにより、多角形の組み合わせを変化させることで多様な形状を容易に形成することが可能になる。また、ヘルメット帽体1の特定箇所に多角形の角を配置することで当該特定箇所の強度を高めることができる。これにより、ヘルメット帽体1の形状のバリエーションを容易に増やすとともにデザイン性を高め、かつヘルメット帽体1中の特定箇所の強度を容易に高めることができる。
【0046】
この実施の形態においては、ヘルメット帽体1は樹脂により一体成形されたことにより、ラインによる大量生産に適したヘルメット帽体1を提供し、歩留まりの向上とコストダウンを図ることができる。
【0047】
なお、この実施の形態においては、ヘッドバンド本体部32が前頭部側部材36と後頭部側部材37という二つの部材を備えた構成としたが、これに代えて、前頭部側部材36と後頭部側部材37とを連続する一本の部材で形成し、間隙部が一つだけ形成された構成としてもよい。また、この実施の形態においては、両間隙部38,39は頭部に装着された際に両側頭部の位置に形成されているが、これに限定されず、頭部に装着された際に前頭部の位置や後頭部の位置に間隙部が形成されるものとしてもよい。
【0048】
また、この実施の形態においては、複数の多角形の組み合わせによって頭部を覆う形状に形成されたヘルメット帽体1を備えた構成としたが、これに限定されず、他の構成のヘルメット帽体を備えたヘルメットにおいてこの実施の形態と同様の効果を得ることもできる。具体的には、例えば、平板状態で形状が安定する部材で成形された複数枚の板材を備え、折畳んだ状態でこれらの板材が扁平状態となり、展開した状態で頭部に被れる形状となる折畳み式のヘルメット帽体や、略半球型及びそれに類する外形を有する、防災用、工事用、スポーツ用、乗車用、警察用、消防用等各種用途用のヘルメット帽体の外部にこの実施の形態と同様の各載置用突起部17,18,21,22を設け、この実施の形態と同様に多数のヘルメットを物流、陳列する際の利便性を向上させることもできる。
【0049】
また、この実施の形態においては、ヘルメット帽体1に計4つの載置用突起部17,18,21,22が突設されるものとしたが、これに限定されず、多数のヘルメット1Aを一度に物流させる際や陳列する際の利便性を向上させる機能を奏すれば、載置用突起部の数は4つより多くても少なくてもよい。また、この実施の形態においては、前側載置用突起部17,18の上面は傾斜がつけられた平面形状で、後側載置用突起部21,22は上面が略水平面の平面形状に形成されているが、これに限定されず、ヘルメット1Aを複数積み重ねたときの個々のヘルメット1Aの位置ずれを防止する機能を奏するものならば、後側載置用突起部21,22の上面にも傾斜がつけられていてもよいし、全ての載置用突起部17,18,21,22の上面が略水平面に形成されていてもよい。
【0050】
上記実施の形態は本発明の例示であり、本発明が上記実施の形態に限定されることを意味するものではないことは、いうまでもない。