(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5694729
(24)【登録日】2015年2月13日
(45)【発行日】2015年4月1日
(54)【発明の名称】コネクタハウジングおよびそれを用いたモータアクチュエータ
(51)【国際特許分類】
H02K 11/00 20060101AFI20150312BHJP
H02K 5/22 20060101ALI20150312BHJP
H02K 7/116 20060101ALI20150312BHJP
【FI】
H02K11/00 X
H02K5/22
H02K7/116
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2010-228273(P2010-228273)
(22)【出願日】2010年10月8日
(65)【公開番号】特開2012-85410(P2012-85410A)
(43)【公開日】2012年4月26日
【審査請求日】2013年10月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000114215
【氏名又は名称】ミネベア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100077827
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 弘男
(72)【発明者】
【氏名】宮路 永
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 智之
(72)【発明者】
【氏名】松井 隆之
(72)【発明者】
【氏名】坂本 良樹
(72)【発明者】
【氏名】加川 正樹
【審査官】
安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−290615(JP,A)
【文献】
特開2008−160907(JP,A)
【文献】
特開2007−097338(JP,A)
【文献】
特開2004−328942(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 11/00
H02K 5/22
H02K 7/116
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インサートモールドによる樹脂成形にて形成された外部コネクタを接続するためのコネクタハウジングに、複数のコネクタピンを植設し、
前記コネクタハウジングの側面にそれぞれフランジが一体成形にて形成され、
前記複数のコネクタピンの一方側を制御回路基板のスルーホールに挿通させて半田にて接合し、
前記制御回路基板をモータアクチュエータのケーシングに収納配置し、
前記コネクタハウジングの側面に形成した前記フランジを前記モータアクチュエータの前記ケーシングに形成した溝と嵌合させてなることを特徴とするモータアクチュエータ。
【請求項2】
前記フランジは前記コネクタピンの配列方向と直交する方向に延伸してなる形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のモータアクチュエータ。
【請求項3】
前記コネクタピンが植設された面に前記制御回路基板に固定するための固定手段を備え、該固定手段が前記コネクタハウジングと一体成形にて形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のモータアクチュエータ。
【請求項4】
前記固定手段は前記コネクタピンが植設された面に形成された突起部であって、該突起部を前記制御回路基板に形成した挿通孔に挿通し、前記突起部の先端を熱により可塑化し押しつぶして膨大頭部を形成して前記コネクタハウジングを前記制御回路基板に固定したことを特徴とする請求項3に記載のモータアクチュエータ。
【請求項5】
前記固定手段は前記コネクタピンが植設された面に形成された複数の係止爪であって、該係止爪にて前記コネクタハウジングを前記制御回路基板に固定したことを特徴とする請求項3に記載のモータアクチュエータ。
【請求項6】
前記係止爪は前記コネクタピンが植設された面の端部に形成され、前記制御回路基板に形成された切欠に前記係止爪を位置決めし、該係止爪にて前記コネクタハウジングを前記制御回路基板に固定したことを特徴とする請求項5に記載のモータアクチュエータ。
【請求項7】
前記係止爪は前記コネクタピンが植設された面の略中央に形成され、前記制御回路基板に形成された挿通孔に前記係止爪を挿通し、該係止爪にて前記コネクタハウジングを前記制御回路基板に固定したことを特徴とする請求項5に記載のモータアクチュエータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はモータ装置を備えたモータアクチュエータにおけるコネクタハウジングおよびそれを用いたモータアクチュエータに関し、特に車両用空調装置における送風経路切り換えドアを作動させるためのモータアクチュエータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のモータアクチュエータとして、例えば特許文献1の構成が知られている。
【0003】
図5は、特許文献1に記載のモータアクチュエータを示す平面図である。
【0004】
図5に示すように、モータアクチュエータのケースは、底部10aと該底部10aの外周端部から直交して延びる側壁10bとからカップ状をなす第1ケース部材10と、その第1ケース部材10に対しその開口を覆うように組み付けられる第2ケース部材(図示略)とから扁平箱状をなすように構成されている。そして、その内部にはモータアクチュエータの駆動源としてのモータ装置11と、該モータ装置11の回転を減速して出力軸8aに伝達する減速機構12とが駆動連結された状態で収容されている。
【0005】
モータ装置11は、ブラシレスモータ13と、そのモータ13の基端部側(反出力側)に設けられ、該モータ13の駆動を制御する制御回路部材14とから構成されている。
【0006】
図6は、
図5に示すモータ13の駆動を制御する制御回路部材14の構成図であって、(a)は制御回路部材を基板62側から見た正面図であり、(b)は制御回路部材の側面図であり、(c)は制御回路部材を給電プレート側から見た背面図である。
【0007】
制御回路部材14において、コネクタ部63には5つのコネクタ側ターミナル65がインサート成形により設けられている。各コネクタ側ターミナル65の先端部は、基部63aから基板62とは反対側に突出しており、先端部は嵌合部10d(
図5参照)からケース外側に突出する開口凸部10e(
図5参照)内に配置されている。そして、各コネクタ側ターミナル65には、開口凸部10eを介して前記外部コネクタが接続されるようになっている。
【0008】
また、各コネクタ側ターミナル65は、給電プレート61の内部でクランク状に屈曲されるとともに、その基端部はプレート部64から基板62側に突出している。そして、各コネクタ側ターミナル65の基端部は基板62を貫通するとともに、基板62の表面(給電プレート61とは反対側の面)に形成された複数のターミナル接続部62aにそれぞれ半田付け等により接続されている。
また、給電プレート61は、外部コネクタと接続される給電用コネクタ63と該コネクタ部63の基板62側に設けられた扁平形状をなすプレート部64とを一体に有している構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2009−261130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところが、特許文献1に記載のモータアクチュエータについては、下記(1)および(2)の問題があった。
【0011】
(1)コネクタターミナル65がコネクタ部63aから給電プレート61の内部でクランク状に屈曲されて基板62側へ突出して半田付け等により接続した構造であるため、部品数が多い複雑な構成となっている。
【0012】
(2)コネクタ側ターミナル65の先端部は嵌合部10dからケース10外側に突出する開口凸部10eを介して外部コネクタが接続される構造となっており、ターミナル65と凸部10eは一体ではないので、ターミナル65に外部コネクタを組み付けたときの応力及び動作中の振動を直接受けることになる。
【0013】
従って、特許文献1に記載のモータアクチュエータでは、上記(1)および(2)の問題点があり、外部コネクタの接合時の応力、動作中の振動などにより半田付け部の剥離、さらに圧入による接合部分での接点不良などで電気的不具合が生じることがある。
【0014】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で外部コネクタとの接合時の応力、動作中の振動などにより半田付け部の剥離、更に圧入による接合での接点不良などで電気的不具合が生じることを防止したコネクタハウジング及びそれを用いたモータアクチュエータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するために、本発明は、
インサートモールドによる樹脂成形にて形成された外部コネクタを接続するためのコネクタハウジングに、複数のコネクタピンを植設し、前記コネクタハウジングの側面にそれぞれフランジが一体成形にて形成され、前記複数のコネクタピンの一方側を制御回路基板のスルーホールに挿通させて半田にて接合し、前記制御回路基板をモータアクチュエータのケーシングに収納配置し、前記コネクタハウジングの側面に形成した前記フランジを前記モータアクチュエータの前記ケーシングに形成した溝と嵌合させてなることを特徴とする。
【0016】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記フランジは前記コネクタピンの配列方向と直交する方向に延伸してなる形状を有していることを特徴とする。
【0017】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記コネクタピンが植設された面に前記制御回路基板に固定するための固定手段を備え、該固定手段が前記コネクタハウジングと一体成形にて形成されてなることを特徴とする。
【0018】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記固定手段は前記コネクタピンが植設された面に形成された突起部であって、該突起部を前記制御回路基板に形成した挿通孔に挿通し、前記突起部の先端を熱により可塑化し押しつぶして膨大頭部を形成して前記コネクタハウジングを前記制御回路基板に固定したことを特徴とする。
【0019】
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記固定手段は前記コネクタピンが植設された面に形成された複数の係止爪であって、該係止爪にて前記コネクタハウジングを前記制御回路基板に固定したことを特徴とする。
【0020】
また、請求項6に記載の発明は、
請求項5に記載の発明において、
前記係止爪は前記コネクタピンが植設された面の端部に形成され、前記制御回路基板に形成された切欠に前記係止爪を位置決めし、該係止爪にて前記コネクタハウジングを前記制御回路基板に固定したことを特徴とする。
【0021】
また、請求項2に記載の発明は、
請求項5に記載の発明において、
前記係止爪は前記コネクタピンが植設された面の略中央に形成され、前記制御回路基板に形成された挿通孔に前記係止爪を挿通し、該係止爪にて前記コネクタハウジングを前記制御回路基板に固定したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、以下(1)〜(7)の効果を奏する。
【0023】
(1)コネクタピンをインサートモールド成形で、コネクタピン付きで箱形のコネクタハウジングを形成することにより、コネクタピンの位置精度が向上する。さらにコネクタハウジングの底面に突起を設けて制御回路基板と強固に固定できる。
【0024】
(2)コネクタハウジングのコネクタピンを制御回路基板に半田付け接合し、さらに固定用突起部を複数個設けて圧入あるいは先端を熱可塑変形させ膨大頭部を形成し固定することにより強固に固定できる。
【0025】
(3)コネクタハウジングの底面に固定用の爪を設けて制御回路基板と強固に固定できる構造とした。この構造だと(2)に記載した先端の熱可塑変形させるための工程がないため、組み付け作業が容易である。
【0026】
(4)コネクタハウジングのコネクタピンを基板に半田付け接合し、さらにコネクタハウジングの底面外周部に設けた複数個の固定用の爪で制御回路基板を引っ掛け挟み込んで組み付けることにより強固に固定できる。
【0027】
(5)コネクタハウジングのコネクタピンを基板に半田付け接合し、さらにコネクタハウジングの底面中央部に設けた複数本の爪で制御回路基板に設けた挿通孔に挿入して引っ掛けて引っ張る方法で組み付けることにより強固に固定できる。
【0028】
(6)コネクタハウジングに固定用の突起部、爪部を設けた部品をアクチュエータに組み込むことにより以下の効果を有するモータアクチュエータを提供することができる。
【0029】
(7)コネクタハウジングの側面にフランジを設けて、モータアクチュエータケーシングに形成された溝に嵌め込むことにより位置決めされて強固に固定できる。
【0030】
以上(1)〜(7)により、本発明によれば、
・少ない部品点数で、アクチュエータの配線作業が容易で確実に接続することができ、組みつけ時に過剰な応力がコネクタピンの半田付け接合部に加わらなくなる。
・実際の動作上の過酷な条件でも、半田付け接合部に直接振動や外部コネクタの応力がかかることがないので電気的な信頼性が向上する。
【0031】
すなわち、本願発明によれば、簡易な構成で外部コネクタとの接合時の応力、動作中の振動などにより半田付け部の剥離、更に圧入による接合での接点不良などで電気的不具合が生じることを防止したコネクタハウジング及びそれを用いたモータアクチュエータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】本発明のコネクタハウジングを組み込んだモータアクチュエータの内部構造を示す図であって、ほぼ垂直に設けた制御回路基板3の手前の面が見えるように傾けて見た平面図である。
【
図2】(a)は、本発明の実施例1のコネクタハウジングの斜視図であり、(b)は、コネクタハウジングによる制御回路基板との固定状態を説明した図であり、(c)は、(b)を制御回路基板側から見た背面図であり、(d)は、(c)のA−A断面図である。
【
図3】(a)は、本発明の実施例2のコネクタハウジングによる制御回路基板との固定状態を説明した図であり、(b)は、(a)の制御回路基板側から見た背面図であり、(c)は、(b)のB−B断面図であり、(d)は(a)に示した固定状態を説明した拡大図である。
【
図4】(a)は、本発明の実施例3のコネクタハウジングによる制御回路基板との固定状態を説明した図であり、(b)は、(a)の制御回路基板側から見た背面図であり、(c)は、(b)のC−C断面図であり、(d)は、(a)に示した固定状態を説明した拡大図である。
【
図5】従来のコネクタハウジングを組み込んだモータアクチュエータを示す構造図である。
【
図6】(a)は
図5に示すモータの駆動を制御する制御回路部材の構成図であって、制御回路部材を基板側から見た正面図であり、(b)は、(a)に示す制御回路部材の側面図であり、(c)は、(b)に示す制御回路部材を給電プレート側から見た背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0034】
図1は、本発明のコネクタハウジングを組み込んだモータアクチュエータの内部構造を示す図であって、ほぼ垂直に設けた制御回路基板3の手前の面が見えるように傾けて見た平面図である。
【0035】
<実施例1>
図2(a)は、本発明の実施例1のコネクタハウジングの斜視図であり、
図2(b)は、コネクタハウジングによる制御回路基板との固定状態を説明した図であり、
図2(c)は、
図2(b)の制御回路基板側から見た背面図であり、
図2(d)は、
図2(c)のA−A断面図である。
【0036】
本実施例では、複数本のコネクタピン2をインサートモールドにてコネクタハウジング1に植設させると共にコネクタハウジング1を樹脂成形する。このため、コネクタピン2を位置精度良く固定させることができる。そして、コネクタハウジング1の成形時に同時に、複数本のコネクタピン2が植設された面1aに複数の突起部4が一体成形にて形成され(本実施例では2箇所)、両側面1bにはそれぞれフランジ5も一体成形にて形成される。コネクタピン2が植設された面1aに形成された2つの突起部4はコネクタハウジング1を制御回路基板3に固定するためのものであり、フランジ5はモータアクチュエータケーシング6に形成された溝と嵌合することによってコネクタハウジング1が位置決めされる。
【0037】
そして、コネクタピン2を制御回路基板3のスルーホールに挿通させると共に、突起部4を制御回路基板3の挿通孔へ挿通させる。そして、突起部4の先端を熱により可塑化し押しつぶして膨大頭部4aを形成して、半田にてコネクタピン2を接合しコネクタハウジング1を制御回路基板3に固定する。
【0038】
コネクタハウジング1を制御回路基板3に固定後、コネクタハウジング1をモータアクチュエータケーシング6に装着する際、フランジ5をモータアクチュエータケーシング6に形成された溝と嵌合することによってコネクタハウジング1が位置決めされると共に、強固に固定される。
【0039】
<実施例2>
図3(a)は、本発明の実施例2のコネクタハウジングによる制御回路基板との固定状態を説明した図であり、
図3(b)は、
図3(a)の制御回路基板側から見た背面図であり、
図3(c)は、
図3(b)のB−B断面図であり、
図3(d)は、
図3(a)に示した固定状態を説明した拡大図である。
【0040】
本実施例では、複数本のコネクタピン2をインサートモールドにてコネクタハウジング100に植設させると共にコネクタハウジング100を樹脂成形する。このため、コネクタピン2を位置精度良く固定させることができる。そして、コネクタハウジング100の成形時に同時に、複数本のコネクタピン2が植設された面100aに複数の係止爪7が一体成形にて形成され(本実施例では2箇所)、両側面100bにはそれぞれフランジ5も一体成形にて形成される。コネクタピン2が植設された面100aの端部に形成された2つの係止爪7はコネクタハウジング100を制御回路基板3に固定するためのものであり、フランジ5はモータアクチュエータケーシング6に形成された溝と嵌合することによってコネクタハウジング100が位置決めされる。
【0041】
そして、コネクタピン2を制御回路基板3のスルーホールに挿通させると共に、制御回路基板3に形成された切欠に係止爪7を位置決めし、係止爪7にて制御回路基板3にコネクタハウジング100を固定し、半田にてコネクタピン2を接合する。
【0042】
コネクタハウジング100を制御回路基板3に固定後、コネクタハウジング100をモータアクチュエータケーシング6に装着する際、フランジ5をモータアクチュエータケーシング6に形成された溝と嵌合することによってコネクタハウジング100が位置決めされると共に、強固に固定される。
【0043】
<実施例3>
図4(a)は、本発明の実施例3のコネクタハウジングによる制御回路基板との固定状態を説明した図、
図4(b)は、
図4(a)の制御回路基板側から見た背面図、
図4(c)は、
図4(b)のC−C断面図、
図4(d)は、
図4(a)に示した固定状態を説明した拡大図である。
【0044】
本実施例では、複数本のコネクタピン2をインサートモールドにてコネクタハウジング110に植設させると共にコネクタハウジング110を樹脂成形する。このため、コネクタピン2を位置精度良く固定させることができる。そして、コネクタハウジング110の成形時に同時に、複数本のコネクタピン2が植設された面110aに複数の係止爪8が一体成形にて形成され(図面では4箇所)、両側面110bにはそれぞれフランジ5も一体成形にて形成される。コネクタピン2が植設された面110aの略中央に形成された4つの係止爪8はコネクタハウジング110を制御回路基板3に固定するためのものであり、フランジ5はモータアクチュエータケーシング6に形成された溝と嵌合することによってコネクタハウジング110が位置決めされる。
【0045】
そして、コネクタピン2を制御回路基板3のスルーホールに挿通させると共に、制御回路基板3に形成された挿通孔に係止爪8を挿通させ、係止爪8にて制御回路基板3にコネクタハウジング110を固定し、半田にてコネクタピン2を接合する。
【0046】
コネクタハウジング110を制御回路基板3に固定後、コネクタハウジング110をモータアクチュエータケーシング6に装着する際、フランジ5をモータアクチュエータケーシング6に形成された溝と嵌合することによってコネクタハウジング110が位置決めされると共に、強固に固定される。
【0047】
以上、本発明によるコネクタハウジングを説明したが、本発明は、この説明に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で数々の変形および組み合わせが出来ることは勿論である。
【符号の説明】
【0048】
1 コネクタハウジング
2 コネクタピン
3 制御回路基板
4 突起部
5 フランジ
6 モータアクチュエータケーシング