(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記箱の搬送方向における前記第1軸線と前記第2軸線とのピッチが前記箱の上面又は底面の1つの辺の長さの1以上の整数倍に応じた長さであり、前記1以上の箱は、前記箱搬送路の路面に垂直な方向から見て、前記1つの辺及びこれに対向する辺が他の2辺より小さい角度で前記箱の搬送方向と交差するように該箱搬送路上に載置される、請求項1に記載の箱詰装置の箱整形装置。
一対の規制部材が、前記箱の搬送方向における前記第1押圧部材と前記第2押圧部材との間の前記箱搬送路の両側に該箱搬送路に沿って互いに対向して延在するように設けられた、請求項1に記載の箱詰装置の箱整形装置。
前記一対の規制部材は、少なくとも一方が他方に向かって移動し、前記第1押圧部材と前記第2押圧部材とで押圧された前記1以上の箱を挟むよう構成されている、請求項3に記載の箱詰装置の箱整形装置。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同じ参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
[全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る箱詰め装置100の構成例を示す斜視図である。箱詰め装置100は、例えば、ピロー袋等の包装材で包装された複数の物品Wを整列させた状態で箱詰めする装置である。本実施の形態に係る箱詰め装置100は、例えば、外装箱110に平面視矩形状に整列された状態の4個の物品Wを詰める。
【0020】
図1に示すように、本実施の形態の箱詰め装置100は、物品Wを整列させて搬送する物品搬送装置6と、物品搬送装置6から複数の物品Wを整列状態で押し出す押出装置7と、押し出された物品Wと当接して物品Wを停止させる止め部材17と、押し出された複数の物品Wからなる一群の物品を整列させる押さえ装置18と、この一群の物品を挟持する挟持装置8と、挟持された一群の物品が載置されている面を開閉する床開閉装置13と、挟持された一群の物品を外装箱110に押し込む押込装置14と、外装箱110を床開閉装置13の下方に配置する箱整形配置装置(箱整形装置)20と、箱詰め装置100の動作を制御する制御装置30と、箱詰め装置100の各構成要素を所定の位置関係に配置する枠体1と、を有している。ここで、所定の位置とは、本発明の箱詰め装置100の箱詰め動作の実施に要する位置をいう。
【0021】
図2は、外装箱110の構成例を示す図であり、(a)は底側フラップを互いに係合させる前の状態の外装箱110を示す図、(b)は底側フラップを互いに係合させた状態の外装箱110を示す図である。本実施の形態において、外装箱110は、いわゆるアメリカンロック式のダンボール箱であり、四角柱状に形成されている。そして、外装箱110は、
図2(a)に示すように、第1乃至第4の側壁部111a、111b、111c、111dからなる周壁部111と、第1乃至第4の側壁部の下縁から延びて設けられた第1乃至第4の底側フラップ113a、113b、113c、113dと、各側壁部の上縁から上方に延びる4つの蓋側フラップ114とを有している。第1側壁部111aと第2側壁部111bとは互いに平行に構成されている。また、第3側壁部111cと第4側壁部111dとは互いに平行に構成され、その幅が、第1側壁部111a及び第2側壁部111bの幅よりも狭くなるよう形成されている。
【0022】
第1底側フラップ113aは、矩形状に形成され、自由端である先端部の中央部に切り欠き113aaが形成されている。第2底側フラップ113bは、自由端である先端部に向かうにしたがって幅が狭くなる台形状に形成され、その先端部に突出部113baが形成されている。これら、第1及び第2の底側フラップ113a、113bは、外装箱110の内側に折り込まれた上で、切り欠き113aaに突出部113baを嵌め込まれている。これによって、第1及び第2の底側フラップ113a、113bは、それぞれ外側に開かないよう互いに係止(係合)している。なお、突出部113baを切り欠き113aaに容易に嵌め込めるように、突出部113baの幅は、切り欠き113aaの幅よりも若干狭く形成されている。
【0023】
第3及び第4の底側フラップ113c、113dは、内側に折り込まれると共に、それらの先部はそれぞれ第1及び第2の底側フラップ113a、113bの間に挟み込まれている。これによって、外装箱110の底面は、閉鎖されている。このように、外装箱搬送コンベア22によって搬送される外装箱110は4つの底側フラップ113が内方に折られて互いに係合することにより閉鎖された底壁が形成され、4つの蓋側フラップの上縁が外装箱110の開口部を形成している。このように、外装箱110は、テープを用いることなく、箱を組立てることができる。
【0024】
ところで、上記外装箱110は、物品が詰められていない状態においては、上述の通り、突出部113baの幅が切り欠き113aaの幅よりも若干狭く形成されているため、第1底側フラップ113a(第1側壁部111a)及び第2底側フラップ113b(第2側壁部111b)は、その幅方向に動くようになっている。このため、外装箱110は、その上面及び底面が平行四辺形の四角柱状に容易に(可逆的に)変形するようになっているので、例えば、製函機によって組立てられて間もない状態においては、折り畳まれた状態にくせ付けられ、外装箱110の上面及び底面が平行四辺形の四角柱状に変形している。
【0025】
[整列コンベアの構成]
物品搬送装置6は、整列コンベア60と、整列コンベア60の搬送路を横切るようにして整列コンベア60の搬送面上に直立している一群の整列板61とを有している。一群の整列板61間には、整列コンベア60上に物品Wを収容できる収容部62が複数連なって一群の収容部を形成している。本実施の形態では、整列板61は5枚が一群となっている。したがって、4個の収容部62が一群となって形成されている。
【0026】
整列コンベア60は、4本の環状ベルトが一対のスプロケット(sprocket)63に巻き掛けられ、それらによって支持されている。したがって、整列コンベア60は、往路部60aと、往路部60aの下方に対向して位置する復路部60bと、往路部60a及び復路部60bのそれぞれの両端部の間、即ち、整列コンベア60の両端部に形成された円弧状の反転部60cとを備えている。整列板61は、整列コンベア60の搬送面上に直立しているので、反転部60cにおいては、スプロケット63から放射状に延びた形態を呈する。そして、4本の環状ベルトは2本ずつに分かれて第1ベルト群64及び第2ベルト群65を構成している。
【0027】
第1ベルト群64及び第2ベルト群65にはそれぞれ、整列板61が1連又は2連以上装着されている。本実施の形態では第1ベルト群64及び第2ベルト群65にはそれぞれ1連の整列板61が装着されている。各整列板61は、結合具66によって第1ベルト群64及び第2ベルト群65の何れか一方に装着されている。そして、第1ベルト群64は、駆動装置(図示せず)の駆動力により一方のスプロケット63が回転駆動されることによって回転駆動されるように構成されている。また、第2ベルト群65は、駆動装置(図示せず)の駆動力により他方のスプロケット63が回転駆動されることによって回転駆動されるように構成されている。第1及び第2のベルト群64,65の駆動装置には公知のアクチュエータ(actuator)を用いることができ、本実施の形態ではサーボモータである。このように、第1及び第2のベルト群64,65の各収容部62は、それぞれ第1及び第2のベルト群64,65の駆動装置の駆動力により、整列板61が復路部60bから搬送方向上流側の反転部60cを通って往路部60aに向かい、その後、搬送方向下流側の反転部60cを通って復路部60bに再び向かうよう循環駆動される。また、第1及び第2のベルト群64,65の駆動装置は異なるので、第1ベルト群64及び第2ベルト群65を互いに独立して循環駆動することができる。
【0028】
整列コンベア60の側方には、物品取込検出装置69が設けられている。物品取込検出装置69は、遮光型検出装置であり、一対の投光器及び受光器を備えている。一対の投光器及び受光器間の光路が遮られることによって、物品Wの存在の有無を検出することができる。そして、物品取込検出装置69の光路は、整列コンベア60の上流側の反転部60cに設定されている物品取込待機位置Sを横切るようにして配設されている。この物品取込待機位置Sは、収容部62を待機させる位置であり、この収容部62の下方に隣接する整列板61が斜め上方を向く位置、即ち、整列板61の先端部が基端部よりも高く位置する位置に設定されている。
【0029】
なお、物品搬送装置6の上流側に移送コンベア150が配設されている。この移送コンベア150は、その下流側端部が整列コンベア60の上流側の反転部60cと近接するように、また、その上面が整列コンベア60の往路部60aよりも上方に位置するように配設される。これによって、移送コンベア150によって搬送される物品Wを反転部60cの物品取込待機位置Sに対して移送することができる。そして、移送コンベア150によって搬送される物品Wは、安定して搬送することができるように、寝た姿勢、即ち、搬送方向における水平方向の寸法が鉛直方向の寸法よりも長い姿勢で搬送される。そして、寝た姿勢の物品Wが物品取込待機位置Sに移送されると、物品取込待機位置Sの下方に隣接する整列板61上に寝た姿勢のまま載置される。この整列板61が反転部60cから往路部60aに移動すると、整列板61の姿勢が寝た姿勢から往路部60a上に直立した姿勢、即ち、鉛直方向の寸法が搬送方向における水平方向の寸法よりも長い姿勢となり、これに伴って移送された物品Wの姿勢も寝た姿勢から直立した姿勢に転換される。
【0030】
そして、往路部60aの中間部には、後述する押出装置7による物品Wの床開閉装置13への押し出しが行われる停止位置Tが設定されている。
【0031】
このように、物品搬送装置6は、物品取込待機位置Sにおいて移送コンベア150から移送された複数の物品Wを受け取り、これら物品Wの姿勢を寝た姿勢から直立した姿勢に転換すると共に一列に整列し、停止位置Tに対して搬送する。したがって、物品搬送装置6は整列された状態の複数の物品を停止位置Tに停止させることができるように構成されている。
【0032】
[床開閉装置の構成]
床開閉装置13は、物品搬送装置6の側方に配設され、水平方向に延びる一対の床板50を備えている。床板50は、その縁部が枠体1に配設された複数のローラに支持され、互いに対向する端面同士が接触及び離間するようにして進退自在に構成されている。そして、停止位置Tの側方の閉じた一対の床板50上に物品載置位置A(詳細は後述する。)が設定されている。そして、床板50は、駆動装置(図示せず)の駆動力により開閉駆動するように構成されている。また、床板50が後退駆動されると、開口部が形成される。この駆動装置には公知のアクチュエータを用いることができ、本実施の形態ではサーボモータである。
【0033】
そして、通路部73が物品搬送装置6の上面と床開閉装置13の上面との間に設けられている。通路部73上には、停止位置Tの一群の整列板61のうち両端の整列板61を延長するように配設されている案内部74が設けられている。この案内部74は、枠体1に固定され、後述する物品載置位置Aの側まで延びている。
【0034】
このように床開閉装置13は、床板50を後退駆動することによって物品載置部Aの直下に開口部を形成することができる。
【0035】
[押出装置の構成]
押出装置7は、平板状の押出部材70を備えている。そして、押出部材70は、駆動装置(図示せず)の駆動力によって平板状の押出部材70が枠体1に支持されて配設されているレール部材(図示せず)に案内されて、物品搬送装置6の一方の側に沿って位置する退避位置と、物品搬送装置6の他方の側及び通路部73を通り後述する物品載置位置Aの側に位置した進出位置との間で直線方向に進出及び退避動作するように構成されている。この押出部材70は、退避位置と進出位置との間を進出及び退避動作する際に停止位置Tに位置する一連の整列板61に接触しないよう、下端から中間部にかけて鉛直方向に延びる複数のスリット71が形成されている。本実施の形態においては、停止位置Tに位置する各整列板61の位置に対応して5つのスリット71が形成されている。押出装置7の駆動装置には公知のアクチュエータを用いることができ、本実施の形態ではサーボモータである。したがって、停止位置Tに位置する一連の収容部62に収容された複数の物品Wは、押出部材70によって押し出され、物品搬送装置6の搬送方向に整列した一群の物品となり、閉じた床板50上に設定された後述する物品載置位置Aに位置する。
【0036】
そして、通路部73に案内部74が設けられているので、押出部材70によって押し出された一群の物品が整列方向に散乱することを防止することができる。
【0037】
[止め部材の構成]
止め部材17は、整列コンベア60の延伸方向と同方向に延びる板状体であり、床板50の上方に進出位置に位置する押出部材70の物品載置位置A(押出部材70によって押し出された一群の物品)を介した反対側に枠体1に固定されて配設されている。したがって、押出部材70によって押し出された物品Wは、止め部材17と当接し、閉じた床板50上で停止するよう構成されている。
【0038】
これによって、物品載置位置Aに位置する物品Wの止め部材17方向の位置を位置決めすることができる。
【0039】
[押さえ装置の構成]
押さえ装置18は、押さえ部材55を備えている。押さえ部材55は、駆動装置(図示せず)の駆動力によって物品載置位置Aの押出部材70側に位置させた押さえ位置と押さえ位置から押さえ部材55を物品搬送装置6側に回動させた退避位置との間を揺動するよう構成されている。押さえ部材55を退避位置に位置させることにより、押出部材70の進退動作時における押出部材70との抵触を回避することができる。
【0040】
一方、押出部材70後退後において、押さえ部材55を押さえ位置に位置させることにより、押出部材70により押し出された一群の物品の上部側面を押さえ、止め部材17と共に挟持し、物品載置位置Aに位置する一群の物品の幅方向の位置決めを行うことができる。押さえ装置18の駆動装置には公知のアクチュエータを用いることができ、本実施の形態ではサーボモータである。この駆動装置は枠体1に設けられている。
【0041】
なお、押さえ装置18は、駆動装置の駆動力によって押さえ部材55を上下方向に進退駆動するように構成されていてもよい。
【0042】
[挟持装置の構成]
挟持装置8は、一対の平板状の挟持部材80を備えている。一対の挟持部材80は、床板50の上方に一対の案内部74を延長するように配設される。そして、この一対の挟持部材80は、止め部材17の近傍にまで延伸している。即ち、床板50の上には、止め部材17、押さえ位置に位置する押さえ部材55及び一対の挟持部材80によって区画された領域が形成される。この領域が物品載置位置Aを構成する。そして、一群の物品は、押出装置7によって、物品載置位置A上に一対の挟持部材80が対向する方向、即ち、物品搬送装置6の整列コンベア60の延伸方向と同方向に整列状態で載置される。
【0043】
そして、軸体81が挟持部材80の背面から延びて設けられている。軸体81は挟持部材80と共に駆動装置(図示せず)の駆動力により、挟持部材80が互いに近づく方向及び互いに遠ざかる方向に進退動するように構成されている。挟持部材80が互いに近づく方向に進出することによって、物品載置位置Aに位置する一群の物品が一対の挟持部材80の間に挟持されるので、物品載置位置Aに位置する物品W同士を密着させることができる。この状態において、4個の物品Wは、平面視矩形状に整列された状態となっている。なお、挟持部材80の駆動装置には公知のアクチュエータを用いることができ、本実施の形態においては、サーボモータを用いている。この駆動装置は枠体1に設けられている。
【0044】
[押込装置の構成]
押込装置14は、鉛直方向に延びる軸体90と、軸体90の下端がその上面に接合された平板状の押込部材91とを有している。軸体90は、枠体1に昇降自在に支持されている。そして、軸体90は、押込部材91と共に駆動装置(図示せず)の駆動力により物品載置位置Aの鉛直方向に昇降するように構成されている。この駆動装置には公知のアクチュエータを用いることができ、本実施の形態ではサーボモータである。このように、押込装置14は、押込部材91を下降させて、押込部材91が挟圧された状態の一群の物品の上面を下方に押して一群の物品を開放した一対の挟持部材80の間の開口部に押し込むことができるように構成されている。
【0045】
[箱整形配置装置の構成]
図3は、箱整形配置装置20の構成例を示す平面図である。
図4は、箱整形配置装置20の構成例を示す側面図である。
【0046】
図3及び
図4に示すように、箱整形配置装置20は、外装箱110を搬送する外装箱搬送コンベア22と、外装箱搬送コンベア22により搬送される外装箱110を停止させる箱停止装置23と、外装箱搬送コンベア22上に停止している外装箱110を持ち上げる外装箱昇降装置21と、外装箱110を押圧して整形する第1押圧装置24及び第2押圧装置25とを有している。
【0047】
図3に示すように、本実施の形態において、外装箱搬送コンベア22は、いわゆるローラ式コンベアであり、互いに平行に離間して配設された多数の駆動ローラを備えている。各駆動ローラは、駆動装置(図示せず)の駆動力によって駆動される。この外装箱搬送コンベア22が外装箱110の搬送路(箱搬送路)を構成する。そして、外装箱搬送コンベア22は、物品搬送装置6と平行に延びて設けられている(
図1参照)。これによって、箱詰め装置100をコンパクトに構成することができる。外装箱搬送コンベア22は、周知のローラコンベアで構成することができるので、これ以上の詳しい説明を省略する。
【0048】
なお、外装箱搬送コンベア22の上流側に製函機(図示せず)が配設されている。この製函機は、畳まれた状態の外装箱110を組立て、一対の鋭角の角部の一方が外装箱110の搬送方向における前側で且つ箱搬送路の一方の側(後述する第1押圧装置24が設けられている側)に位置するように正立して外装箱搬送コンベア22の上流側の端部に載置する。本実施の形態において製函機は、
図7Aに示すように、外装箱110の第3側壁部111cが第1側壁部111a、第2側壁部111b及び第4側壁部111dよりも下流側に位置するように外装箱搬送コンベア22に移送する。上述した通り、外装箱110は、その上面及び底面が平行四辺形の四角柱状に容易に変形するようになっているので、このように製函機によって組立てられて間もない状態においては、折り畳まれた状態へくせ付けられ、外装箱110の上面及び底面が平行四辺形の四角柱状に変形している。
【0049】
第1押圧装置24は、
図7Aに示すように、搬送路の一方の側方に設けられている。なお、外装箱110は、製函機によって、鋭角に形成された外装箱110の下流側の角部C1が第1押圧装置24が設けられている側に位置するように箱搬送路に載置される。また、第1側壁部111a及び第2側壁部111bは、第3側壁部111c及び第4側壁部111dよりも小さい角度で外装箱110の搬送方向と交差するように箱搬送路上に載置される。そして、
図3に示すように、第1押圧装置24は、回動軸47と板状体の第1押圧部材46とを有している。回動軸47の中心軸(第1軸線)は、箱搬送路の路面に実質的に垂直である。ここで、「箱搬送路の路面に実質的に垂直」とは、第1軸線が箱搬送路の路面と90度±許容角度で交差することを意味する。この許容角度は、本発明の作用効果を奏する範囲の角度であり、例えば、±9度である。そして、第1押圧部材46は、その基端部が回動軸47に固着され、回動軸47と共に回動する。そして、第1押圧部材46は、駆動装置(図示せず)の駆動力によって回動軸47か回動されることによって、その先端部が基端部よりも下流側に位置するように外装箱搬送コンベア22の側に沿って位置する退避位置と、退避位置から第1軸線を中心に回動し、その先端部が搬送路上に進出した進出位置との間を回動するように構成されている。この駆動装置には公知のアクチュエータを用いることができ、本実施の形態ではサーボモータである。また、本実施の形態において、第1押圧部材46は、進出位置において、平面視において搬送方向と直交する方向に延びて位置するように構成されている。なお、進出位置を搬送方向と直交する位置を越えて回動した位置としてもよい。
【0050】
第2押圧装置25は、
図7Aに示すように、第1押圧装置24が設けられていない、搬送路の他方の側方に設けられている。即ち、第2押圧装置25は、整形されていない外装箱110の鋭角に形成された角部のうち、上流側の角部C2(C1の対角位置に位置する角部)が位置する側の側方に設けられている。また、第2押圧装置25は、搬送路の側方のうち、詳細は後述する箱停止装置23と同じ側の側方に設けられ、箱停止装置23よりも上流側に位置している。そして、
図3に示すように、第2押圧装置25は、回動軸49と板状体の第2押圧部材48とを有している。回動軸49の中心軸(第2軸線)は、箱搬送路の路面に実質的に垂直である。そして、第2押圧部材48は、その基端部が回動軸49に固着され、回動軸49と共に回動する。そして、第2押圧部材48は、駆動装置(図示せず)の駆動力によって回動軸49が回動されることによって、その先端部が基端部よりも上流側に位置するように外装箱搬送コンベア22の側に沿って位置する退避位置と、退避位置から第2軸線を中心に回動し、その先端部が搬送路上に進出した進出位置との間を回動するように構成されている。この駆動装置には公知のアクチュエータを用いることができ、本実施の形態ではサーボモータである。また、本実施の形態において、第2押圧部材48は、進出位置において、平面視において搬送方向と直交する方向に延びて位置するように構成されている。なお、進出位置を搬送方向と直交する位置を越えて回動した位置としてもよい。
【0051】
そして、回動軸47の第1軸線と回動軸49の第2軸線とのピッチが外装箱110の1つの辺の長さの1以上の整数倍に応じた長さになるよう、第1押圧装置24及び第2押圧装置25はそれぞれ配設されている。ここで、「整数倍に応じた長さ」とは、倍数に応じた個数の整形された箱を隙間無く一列に並べたときの全体の長さを意味する。これによって、倍数に応じた個数の整形した外装箱110を、後述するように整形した状態で、他の2辺より小さい角度で外装箱110の搬送方向と交差する1つの辺及びこれに対向する辺が搬送方向に延びるように、第1軸線と第2軸線との間に一列に並べて位置させることができる。本実施の形態においては、第1軸線と第2軸線との間に1つの外装箱110を、整形した状態で、第1側壁部111a及び第2側壁部111bが搬送方向に延びるように位置させることができる。
【0052】
箱停止装置23は、外装箱搬送コンベア22の側方、且つ、外装箱搬送コンベア22を挟んで第1押圧装置24に対向する位置に設けられている。箱停止装置23は、円筒体に形成されたストッパ45を備え、本実施の形態においてストッパ45は、平面視において外装箱搬送コンベア22の搬送方向と直交するようにして水平方向に延びている。そして、ストッパ45は、その先端部を外装箱搬送コンベア22の搬送路の外に位置させた退避位置と、退避位置からストッパ45が延びる方向に動いて、その先端部を外装箱搬送コンベア22の搬送路上に進出させた進出位置との間を進退動するように構成されている。そして、ストッパ45は、これを進出位置に位置させることによって、外装箱搬送コンベア22によって搬送される外装箱110の第4側壁部111dと当接し、外装箱110の下流方向への移動を規制し、外装箱110を停止させることができる。これによって、箱停止装置23は、外装箱110が物品載置位置Aの下方の待機位置Uに位置するよう保持する。また、ストッパ45は、これを退避位置に位置させることによって、外装箱搬送コンベア22による外装箱110の搬送を許容する。なお、ストッパ45の形態は、搬送路に対して進出及び退避して箱を停止及び阻止する形態であればよく、上記形態には限定されない。
【0053】
そして、箱停止装置23は、ストッパ45が搬送路の幅方向から見て実質的に第1押圧部材46の軸線上に位置するように構成されている。ここで、「実質的に第1押圧部材46の軸線上に位置」とは、平面視において、進出位置に位置するストッパ45の延長線上又は当該延長線から許容距離離れた位置に、進出位置に位置する第1押圧部材46が位置することをいう。この許容距離は、本発明の作用効果を奏する範囲の距離であり、例えば、第1軸線とストッパ45との距離の10パーセントである。また、箱停止装置23は、進出位置に位置するストッパ45が第1押圧部材46と干渉しないよう動作するように構成されている。
【0054】
なお、外装箱110がその鋭角に形成された角部が箱搬送路に対して本実施の形態とは対称に位置するように箱搬送路上に載置されるときは、第1押圧装置24、第2押圧装置25及び箱停止装置23を、箱搬送路に対して、本実施の形態とは対称に配置しても良い。
【0055】
外装箱昇降装置21は、
図1に示すように、外装箱110が載置される台座40を備えている。台座40は、互いに平行に離間するように同一水平面上において延びる棒材と、各棒材の一方又は両方の端部を連結する連結材とを備えている。この棒材は、待機位置Uの駆動ローラ間に形成されている隙間に埋没可能に構成されている。台座40は、枠体1に昇降自在に支持されている。そして、台座40は、駆動装置(図示せず)の駆動力により昇降するように構成されている。この駆動装置には公知のアクチュエータを用いることができ、本実施の形態ではサーボモータである。
【0056】
このように外装箱昇降装置21は、製函機によって組立てられ箱詰め装置100に移送された外装箱110を外装箱搬送コンベア22によって待機位置Uに向けて搬送することができる。そして、箱停止装置23は、ストッパ45を進出位置に位置させ待機位置Uに位置した外装箱110を停止させることができる。そして、箱整形配置装置20は、駆動ローラ間に形成されている隙間に埋没させた台座40を上昇させることによって外装箱110を持ち上げて物品載置位置Aの下方近傍に位置させることができる。即ち、箱整形配置装置20は、外装箱110の開口部を床板50が後退駆動されることによって物品載置部Aの直下に形成される開口部の下方に位置させることができる。そして、第1押圧部材46及び第2押圧部材48を同時に退避位置から進出位置に回動させることによって、回動軸47と回動軸49との間に位置させた外装箱110の角部C1及びC2をこれらが互いに近づく方向に押圧し、外装箱110を直角柱状に整形することができる。
【0057】
[制御系統の構成]
図5は、箱詰め装置100の制御系統の構成例を概略的に示すブロック図である。以下、
図5を参照しながら、箱詰め装置100の制御系統について説明する。
【0058】
箱詰め装置100が備える制御装置30は、例えば、CPU等の演算器を有する制御部31と、ROM及びRAM等のメモリを有する記憶部32とを備えている。制御部31は、集中制御する単独の制御器で構成されていてもよく、互いに協働して分散制御する複数の制御器で構成されていてもよい。制御部31は、物品搬送装置6、押出装置7、床開閉装置13、挟持装置8、押込装置14及び箱整形配置装置20の各駆動装置の動作を制御し、それによって各装置の動作を制御する。記憶部32には所定の制御プログラムが記憶されていて、制御部31がこれらの制御プログラムを読み出して実行することにより、箱詰め装置100の動作が制御される。物品取込検出装置69より出力された物品検出信号は、制御部31に入力される。記憶部32は、所定の制御プログラムを記憶している。なお、図中の矢印は信号の伝達方向を示す。
【0059】
[動作例]
次に、箱詰め装置100の動作例を説明する。これらの動作は、制御装置30が物品搬送装置6、押出装置7、床開閉装置13、押さえ装置18、挟持装置8、押込装置14及び箱整形配置装置20の各駆動装置を制御することによって行う。
【0060】
図6は、箱詰め装置100の箱詰め動作例を示すフロー図である。
図7A、
図7B及び
図7Cは、箱整形配置装置20の動作例を示す模式図である。
【0061】
制御部31は、初期状態において、箱停止装置23、第1押圧装置24、及び第2押圧装置25をそれぞれ退避位置に位置させている。
【0062】
まず、制御部31は、物品搬送装置6により複数の物品Wを停止位置Tに整列状態で直立した姿勢となるよう搬送する(ステップS1)。
【0063】
次に、制御部31は、押出装置7の押出部材70を退避位置から進出位置に移動させる。これによって、停止位置Tに整列状態で位置する一群の物品は、床板50の上の物品載置位置Aに整列状態で位置させられる。そして、制御部31は、押出部材70を進出位置から退避位置に戻す(ステップS2)。
【0064】
次に、制御部31は、押さえ部材55を下方に揺動させ、押し出された一群の物品の上部側面を押さえる。
【0065】
次に、制御部31は、一対の挟持部材80によって、一群の物品を挟持する(ステップS3)。この状態において、4個の物品Wは平面視矩形状に整列された状態となっている。
【0066】
次に、制御部31は、床板50を後退駆動させる(ステップS4)。これによって、床板が開放され、物品載置位置Aに位置する一群の物品の直下に開口部が形成される。
【0067】
一方、制御部31は、ステップS1〜S4の処理と並行して、外装箱110を整形して物品載置位置Aの下方近傍に位置させる(ステップS5)。
【0068】
即ち、
図7Aに示すように、まず、制御部31は、ストッパ45を進出位置に位置させる。これによって、外装箱搬送コンベア22によってその上流側から下流側に向かって搬送される外装箱110の第4側壁部111dは、ストッパ45と当接し、外装箱110を停止させ、回動軸47と回動軸49との間に位置させる。これによって、外装箱110は、待機位置Uに位置する。
【0069】
次に、
図7Bに示すように、制御部31は、台座40を上昇させ、待機位置Uに位置する外装箱110を物品載置位置Aの下方近傍に位置させる。したがって、ステップS4において床が開放されると、一群の物品の下方に外装箱110が上方に開口した状態で出現することになる。
【0070】
次に、
図7Cに示すように、制御部31は、第1押圧部材46及び第2押圧部材48を回動させ進出位置に位置させる。これによって、第1押圧部材46は、角部C1を押圧すると共に、第2押圧部材48は、角部C2を押圧する。これによって、角部C1、C2は、互いに近づく方向に押圧されて、外装箱110は、隣り合う側壁間の挟角の角度が変わることにより直角柱状に変形し、外装箱110の上面の開口は、平面視、略長方形に整形される。なお、このとき外装箱110は、第1押圧部材46及び第2押圧部材48による押圧力により回転する。そして、ストッパ45の外装箱110の当たり位置は、外装箱110が回転しながら平面視平行四辺形状から直角柱状に変形して行くに従って、箱搬送路の幅方向の外側に移動する。従って、ストッパ45は、平面視に置いて搬送方向と直交する方向に延在するように構成することが望ましいがこれに限られるものではない。
【0071】
次に、制御部31は、押込部材91を下降させる(ステップS6)。これによって、押込部材91は、挟圧され、平面視矩形状に整列された状態の一群の物品の上面を下方に押し、一群の物品を床板50の間に形成された開口部に押し込む。この際、各物品Wの両端部は押出部材70及び止め部材17の表面を滑り抜ける。また、一群の物品の両端の物品Wは挟持部材80表面を滑り抜ける。
【0072】
床板50の間に形成された開口部に押し込まれた物品は、更に第1押圧部材46及び第2押圧部材48によって矩形状になるよう保持されている外装箱110の開口部を通って外装箱110の中に押し込まれる。
【0073】
このようにして、一群の物品を外装箱110に箱詰めすることができる。
【0074】
次に、制御部31は、押さえ部材55、挟持部材80、押込部材91、及び床板50を元の状態に復帰させる(ステップS7)。
【0075】
そして、制御部31は、ステップS7と並行して、台座40を下降させて箱詰めされた外装箱110を待機位置Uに位置させた後、ストッパ45、第1押圧部材46及び第2押圧部材48を退避位置に位置させ、外装箱搬送コンベア22の下流側端部からこの外装箱110を箱詰め装置100から搬出する(ステップS8)。
【0076】
そして、箱詰め動作が新たに繰り返される。
【0077】
以上のように、制御部31は、箱停止装置23のストッパ45により外装箱110を停止させることができる。そして、制御部31は、第1押圧部材46及び第2押圧部材48を回動させ進出位置に位置させ、これによって、第1押圧部材46は、外装箱110の下流側の鋭角に形成されている角部を押圧すると共に、第2押圧部材48は、外装箱110の上流側の鋭角に形成されている角部を第1押圧部材46とは反対方向に押圧するので、外装箱110を直角柱状に整形することができる。これによって、外装箱110の上面の開口が平面視、略矩形状に整形され、押込部材91によって押し込まれた平面視矩形状に整列された物品が外装箱110の上縁に当たることを防止することができる。このようにして、物品が損壊したり、箱の外に出てしまったりすることを防止することができる。
(実施の形態2)
[構成]
図8は、本発明の実施の形態2に係る箱整形配置装置220の構成例を示す平面図である。
図9は、本発明の実施の形態2に係る箱整形配置装置220の構成例を示す側面図である。
【0078】
上述の実施の形態1では、回動軸47の第1軸線と回動軸49の第2軸線とのピッチが第1側壁部111a及び第2側壁部111bの長さと等しくなるように構成されている。しかし、本実施の形態では、
図8に示すように、回動軸47の第1軸線と回動軸49の第2軸線とのピッチが外装箱110の1つの辺の長さの2倍の長さになるよう、第1押圧装置24及び第2押圧装置25はそれぞれ配設されている。したがって、待機位置Uに外装箱110を2つ配置し、物品載置位置Aに位置する複数の物品を2つの外装箱110に分けて詰めることができる。なお、この2つの外装箱110は、製函機によって、互いに近接して、且つ、それぞれの外装箱110の鋭角に形成された下流側の角部C10が第1押圧装置24が位置する側に位置するように箱搬送路上に載置される。
【0079】
また、箱整形配置装置20は、箱搬送路の両側において、箱搬送路に沿って互いに対向して延在する一対の平板状の規制部材235を備えている。この一対の規制部材235の間隙の寸法は、第3側壁部111c及び第4側壁部111dの寸法よりも大きく形成されている。そして、この一対の規制部材235は、枠体1に固定されている。これ以外は、実施の形態1の構成と同じである。
【0080】
[動作例]
上述の実施の形態1では、ステップS5において、制御部31は、第1押圧部材46及び第2押圧部材48を回動させ進出位置に位置させることによって、第1押圧部材46は、角部C1を押圧すると共に、第2押圧部材48は、角部C2を押圧する。しかし、本実施の形態では、
図10に示すように、第1押圧部材46は、下流側の外装箱110の鋭角に形成された下流側の角部C10を押圧すると共に、第2押圧部材48は、上流側の外装箱110の鋭角に形成された上流側の角部C20(C10の対角位置に位置する角部)を押圧する。これによって、角部C10、C20は、互いに近づく方向に押圧される。そして、第1押圧部材46及び第2押圧部材48が箱搬送路の幅方向に延在する位置まで回動したとき、2つの外装箱110は、隣り合う側壁間の挟角の角度が変わることにより直角柱状に変形し、2つの外装箱110の上面の開口は、それぞれ平面視において略長方形に整形される。なお、このとき、2つの外装箱110は、第1押圧部材46及び第2押圧部材48によって挟圧され、搬送路の外側へ逃げようとする。しかし、規制部材235は、この2つの外装箱110と当接する。これによって、第1押圧部材46及び第2押圧部材48によって挟圧された外装箱110が、搬送路の外に逃げようとするのを規制することができる。これ以外は、実施の形態1の動作例と同じである。
(実施の形態3)
[構成]
図11は、本発明の実施の形態3に係る箱整形配置装置320の構成例を示す平面図である。
【0081】
上述の実施の形態2では、一対の規制部材235の間隙の寸法は、第3側壁部111c及び第4側壁部111dの寸法よりも大きい寸法に形成されていた。しかし、本実施の形態では、
図11に示すように、一方の規制部材335aは、駆動装置(図示せず)の駆動力により、他方の規制部材335bに近づく方向及び遠ざかる方向に進退動するように構成されている。本実施の形態においては、進退動する規制部材335aは、第1押圧装置24が設けられている側に配設されている。そして、規制部材235aが規制部材235bに近づいた状態における両者の間隙の寸法は、第3側壁部111c及び第4側壁部111dの幅寸法と略同一の寸法に構成され、一対の規制部材235によって2つの外装箱110を挟むよう構成されている。これによって、搬送路の幅方向の外装箱110の位置決めを行うことができる。
【0082】
[動作例]
上記実施の形態2では、ステップS5において、制御部31は、第1押圧部材46及び第2押圧部材48を回動させ進出位置に位置させる。しかし、本実施の形態では、ステップS5において、制御部31は、第1押圧部材46及び第2押圧部材48を回動させ進出位置に位置させると同時に、一方の規制部材335aを他方の規制部材335bに近づく方向に動かす。これによって、2つの外装箱110は、第1押圧部材46、第2押圧部材48、及び一対の規制部材235bによって区画された領域に位置決めされる。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態においては、箱整形配置装置20が外装箱110を物品載置部Aの下方近傍に位置させたがこれに限られるものではなく、例えば、作業員が外装箱110を物品載置部Aの下方近傍に位置させてもよい。
【0083】
また、コンベア60をローラコンベア等の他の搬送装置で構成してもよい。
【0084】
また、外装箱搬送コンベア22をベルトコンベア等の他の搬送装置で構成してもよい。
【0085】
また、床開閉装置13は、上述の構成例に限定されず、床を開閉できればよい。例えば、床開閉装置13を1枚の床板を一方向に進退させて床を開閉するよう構成してもよく、床板を下方及び上方に正逆回動させて床を開閉するよう構成してもよい。
【0086】
また、コンベア60は、必ずしも一時停止するよう間欠的に循環動作させる必要はなく、例えば、押出部材70を進退動作させている間、ゆっくりコンベア60を循環動作させてもよい。この場合、次の整列された複数の物品Wが所定位置Tに到来する前に押出部材70を退避位置に戻せばよい。
【0087】
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。