【実施例】
【0105】
次に本発明の実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが本発明はこれらによって限定されるものではない。
以下に示す方法により、測定および評価を行った。
【0106】
〔測定方法〕
<重量平均分子量>
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)を用いて、標準ポリスチレン換算による重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)を求めた。
測定条件
装置:HLC-8120(東ソー(株)製)
カラム:G7000HXL(東ソー(株)製)
GMHXL(東ソー(株)製)
G2500HXL(東ソー(株)製)
サンプル濃度:1.5mg/ml(テトラヒドロフランで希釈)
移動相溶媒:テトラヒドロフラン
流速:1.0ml/min
カラム温度:40℃
【0107】
<湿熱白化性>
イソプロピルアルコールで拭いたポリカーボネート板に50mm×60mmにカットした粘着シートを貼り付け、50℃×5atmで20分間オートクレーブ処理を行った。次いで、1時間室温で静置した後、85℃、85%RH環境下に500時間置き、23℃、65%RHで1時間静置下後、ヘイズメーターHM-150(村上色彩研究所(株)製)を用いてJIS K 7361に準拠してヘイズを測定し、粘着剤層の白化を評価した。
【0108】
<発泡性>
イソプロピルアルコールで拭いたポリカーボネート板に、50mm×60mmにカットした粘着シートを貼り付け、50℃×5atmで20分間オートクレーブ処理を行った。次いで、1時間室温で静置した後、85℃、85%RH環境下に500時間置き、23℃、65%RHで1時間静置した後、粘着剤層の発泡の有無を目視で確認した。評価の基準は以下の通りである
(評価) (内容)
○ :目視では粘着剤層に気泡は確認できない。
【0109】
△ :目視で僅かに気泡が確認できる。
× :大きな気泡が確認できる。また、粘着剤層が基材または被着体から浮いている。
【0110】
<ITO腐食性>
10mm×100mmにカットしたITO蒸着PETフィルムに、粘着シートを10mm×60mmにカットして貼り付け、50℃×5atmで20分間オートクレーブ処理を行った。次いで、1時間室温で静置した後、60℃、90%RH環境下に500時間置き、23℃、65%RHで1時間静置した後、ITO蒸着フィルムの抵抗値を測定し、あらかじめ測定しておいた試験前の抵抗値と比較し、抵抗値の変化率を求めた。なお、抵抗値の測定には、テスター(三和電気計器(株)製、;デジタルマルチメーター PC510)を用いた。
【0111】
<段差追随性>
粘着シートの片面の剥離処理されたPETフィルムを剥がし、25μmPETフィルムを貼り合わせ、50mm×50mmに裁断して試験片を作成した。
【0112】
次いで、25mm×25mmに裁断した25μmPETフィルムをガラス板上に置き、作成した試験片のもう一方の面の剥離処理されたPETフィルムを剥がし、ガラス板上のPETフィルムを、全面を覆うように貼り付け、80℃環境下に500時間静置した後、常温下に1時間静置し、ガラス板と、ガラス上に置かれ、試験片で覆われたPETフィルムとの段差部分の外観を目視によって観察した。
【0113】
(評価) (内容)
◎ :目視では貼りつけ段差部分に気泡は確認できない。
○ :目視で貼りつけ段差部分に僅かに気泡が確認できる。
△ :目視で貼り付け段差部分に気泡が確認できる。さらに、24時間放置後には、気泡がはっきりと確認できる。
× :貼りつけ段差部分に大きな気泡が確認できる。また、粘着剤層が基材または被着体から浮いている。
【0114】
<塗工性>
厚み38μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに、乾燥後の厚みが200μmになるように塗工し、80℃で2分間乾燥した後、塗膜表面を目視で確認した。
○:塗膜表面が滑らかで気泡や荒れがない
×:塗膜表面に気泡や荒れが見られる
〔製造例1〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、2−エチルヘキシルアクリレート(2-EHA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)11重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0115】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー1を得た。
〔製造例2〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)10重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)21重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0116】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー2を得た。
〔製造例3〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)11重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0117】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー3を得た。
〔製造例4〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)55重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)36重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0118】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー4を得た。
〔製造例5〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルメタアクリレート(LMA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)11重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0119】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー5を得た。
〔製造例6〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ステアリルアクリレート(SA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)11重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0120】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー6を得た。
〔製造例7〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)12.9重量部、アクリルアミド(AM)0.1重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0121】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー7を得た。
〔製造例8〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)8重量部、アクリルアミド(AM)4.5重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0122】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー8を得た。
〔製造例9〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)11重量部、ジメチルアミノエチルアクリレート(DMAEA)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0123】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー9を得た。
〔製造例10〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)11重量部、n−ビニルピロリドン(n-VP)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0124】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー10を得た。
〔製造例11〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)11重量部、アクロイルモルホリン(ACMO)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0125】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー11を得た。
〔製造例12〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)17.5重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)0.5重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0126】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー12を得た。
〔製造例13〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)8重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)10重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0127】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー13を得た。
〔製造例14〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)11重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)110重量部およびメチルエチルケトン(MEK)10重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0128】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量40万のアクリル系ポリマー14を得た。
〔製造例15〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)11重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)120重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0129】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量10万のアクリル系ポリマー15を得た。
〔製造例16〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)16重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)2重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0130】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー16を得た。
〔製造例17〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)13重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)5重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0131】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー17を得た。
〔製造例18〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)31重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0132】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー18を得た。
〔製造例19〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)2重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)29重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0133】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー19を得た。
〔製造例20〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)70重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)21重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0134】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー20を得た。
〔製造例21〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)10重量部、n−ブチルアクリレート(BA)61重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0135】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー21を得た。
〔製造例22〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)10重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、アクリル酸(AA)1重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0136】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー22を得た。
〔製造例23〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)11重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部および酢酸エチル(EtAc)120重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0137】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量50万のアクリル系ポリマー23を得た。
〔製造例24〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)11重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部およびメチルエチルケトン(MEK)180重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0138】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量3万のアクリル系ポリマー24を得た。
〔製造例25〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)13重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0139】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー25を得た。
〔製造例26〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)6重量部、アクリルアミド(AM)7重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)7重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0140】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー26を得た。
〔製造例27〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)18重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0141】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー27を得た。
〔製造例28〕
攪拌機、環流冷却器、温度計および窒素導入管を備えた反応装置に、ラウリルアクリレート(LA)20重量部、メトキシエチルアクリレート(MEA)60重量部、n−ブチルアクリレート(BA)7重量部、アクリルアミド(AM)2重量部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-HEA)11重量部、酢酸エチル(EtAc)100重量部およびメチルエチルケトン(MEK)20重量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。
【0142】
次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で5時間重合反応を行なった。
反応終了後、酢酸エチル(EtAc)にて反応液を希釈し、固形分濃度30%に調整し、重量平均分子量30万のアクリル系ポリマー28を得た。
[実施例1]
製造例1で得たアクリル系ポリマー1 100重量部に対して、架橋剤としてトリメチロールプロパンアダクト型のキシリレンジイソシアネートであるタケネートD−110N(三井化学社製)0.4重量部を混合し、粘着剤組成物を得た。
【0143】
得られた粘着剤組成物を、剥離処理されたポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、乾燥後の厚みが50μmになるように塗工し、80℃で2分間乾燥させ溶剤を除去して粘着剤層を形成した。粘着剤層のPETフィルムと接している面に対する表面に、剥離処理されたPETフィルムを貼り合わせ、23℃、65%環境下で7日間エージングを行い、粘着シート(粘着剤層厚さ50μm)を得た。
[実施例2]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例2で得たアクリル系ポリマー2 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例3]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例3で得たアクリル系ポリマー3 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例4]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例4で得たアクリル系ポリマー4 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例5]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例5で得たアクリル系ポリマー5 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例6]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例6で得たアクリル系ポリマー6 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例7]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例7で得たアクリル系ポリマー7 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例8]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例8で得たアクリル系ポリマー8 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例9]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例9で得たアクリル系ポリマー9 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例10]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例10で得たアクリル系ポリマー10 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例11]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例11で得たアクリル系ポリマー11 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例12]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例12で得たアクリル系ポリマー12 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例13]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例13で得たアクリル系ポリマー13 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例14]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例14で得たアクリル系ポリマー14 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例15]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例15で得たアクリル系ポリマー15 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例16]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例16で得たアクリル系ポリマー16 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[実施例17]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例17で得たアクリル系ポリマー17 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[比較例1]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例18で得たアクリル系ポリマー18 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[比較例2]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例19で得たアクリル系ポリマー19 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[比較例3]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例20で得たアクリル系ポリマー20 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[比較例4]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例21で得たアクリル系ポリマー21 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[比較例5]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例22で得たアクリル系ポリマー22 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[比較例6]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例23で得たアクリル系ポリマー23 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[比較例7]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例24で得たアクリル系ポリマー24 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[比較例8]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例25で得たアクリル系ポリマー25 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[比較例9]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例26で得たアクリル系ポリマー26 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[比較例10]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例27で得たアクリル系ポリマー27 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
[比較例11]
アクリル系ポリマー1 100重量部の代わりに製造例28で得たアクリル系ポリマー28 100重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0144】
【表1】
表1中の略号は以下の通りである。
2EHA・・・2−エチルヘキシルアクリレート
LA・・・ラウリルアクリレート
LMA・・・ラウリルメタアクリレート
SA・・・ステアリルアクリレート
BA・・・ブチルアクリレート
MEA・・・メトキシエチルアクリレート
2−HEA・・・2−ヒドロキシエチルアクリレート
AA・・・アクリル酸
DMAEA・・・ジメチルアミノエチルメタクリレート
AM・・・アクリルアミド
n−VP・・・n−ビニルピロリドン
ACMO・・・アクロイルモルホリン
D−110N・・・キシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加体(三井化学社製)
表中、Mwの単位は万である。重合に用いられる全モノマーを100重量部とする。