特許第5695761号(P5695761)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5695761
(24)【登録日】2015年2月13日
(45)【発行日】2015年4月8日
(54)【発明の名称】化粧用パウダー容器
(51)【国際特許分類】
   A45D 33/00 20060101AFI20150319BHJP
【FI】
   A45D33/00 610E
【請求項の数】13
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2013-544372(P2013-544372)
(86)(22)【出願日】2011年6月7日
(65)【公表番号】特表2013-545578(P2013-545578A)
(43)【公表日】2013年12月26日
(86)【国際出願番号】KR2011004157
(87)【国際公開番号】WO2012015162
(87)【国際公開日】20120202
【審査請求日】2013年6月14日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0017262
(32)【優先日】2011年2月25日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513150638
【氏名又は名称】キム ジンウ
(73)【特許権者】
【識別番号】513151439
【氏名又は名称】ジョン ギュソン
(74)【代理人】
【識別番号】110000981
【氏名又は名称】アイ・ピー・ディー国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】キム ジンウ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ギュソン
【審査官】 柿崎 拓
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−291521(JP,A)
【文献】 特開平09−037841(JP,A)
【文献】 実開平02−102108(JP,U)
【文献】 実開平03−034412(JP,U)
【文献】 実開昭63−111810(JP,U)
【文献】 実開昭53−061300(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
化粧材料であるパウダーを収容する収容空間が一側に開放するように形成された容器本体と、
前記容器本体の上端に装着支持され、化粧道具を用いてパウダーを付けるためのパウダー塗布空間が設けられ、底には容器本体の収容空間に保存されたパウダーを排出させるための伸縮性網紗タイプまたは多数の孔タイプのパウダー排出手段が備えられ、前記パウダー排出手段が密封段差部によって底上面から一定の深さだけ離隔して形成された中間キャップと、
前記中間キャップを密閉させるために容器本体の上部に開閉可能に結合され、内周面に前記中間キャップの上面に密着して支持される環状密閉突起が突設された蓋と、
前記蓋の内部に形成された結合リブに一体的に組み立てられ、底下面には、前記蓋の閉鎖操作の際、中間キャップに形成されたパウダー排出手段の外側上面に密着して支持される環状密閉突起が形成され、この環状密閉突起の内側下部には密封段差部に結合されて前記パウダー排出手段を遮断するための密封端部が一体的に備えられた密封キャップと、
を含んでなることを特徴とする、化粧用パウダー容器。
【請求項2】
前記蓋の結合リブに結合される密封キャップは、密封端部の上端に結合リブが延設され、これが前記蓋の結合リブの内側または外側にアンダーカット方式で結合支持されるように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の化粧用パウダー容器。
【請求項3】
前記密封キャップの密封端部の側壁は、中間キャップに形成される密封段差部の垂直側壁と互いに垂直に密着支持される垂直側壁の形態に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の化粧用パウダー容器。
【請求項4】
前記密封キャップの密封端部側壁は、中間キャップに形成される密封段差部の垂直側壁の上端角部と互いに傾斜状態で密着支持される傾斜側壁の形態に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の化粧用パウダー容器。
【請求項5】
前記蓋に備えられる密封キャップの密封端部の底下面には、化粧道具に付いたパウダーを均一に分布させるためのパウダー分布凹部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の化粧用パウダー容器。
【請求項6】
化粧材料であるパウダーを収容する収容空間が一側に開放するように形成された容器本体と、
前記容器本体の上端に装着支持され、化粧道具を用いてパウダーを付けるためのパウダー塗布空間が設けられ、底には容器本体の収容空間に保存されたパウダーを排出させるための伸縮性網紗タイプまたは多数の孔タイプのパウダー排出手段が備えられ、前記パウダー排出手段が密封段差部によって底上面から一定の深さだけ離隔して形成された中間キャップと、
前記中間キャップを密閉させるために容器本体の上部に開閉可能に結合され、内周面で前記中間キャップの上面に密着して支持される環状密閉突起が突設された蓋と、
前記蓋の内部に形成された結合リブに一体的に組み立てられ、底下面には、前記蓋の閉鎖操作の際、中間キャップに形成されたパウダー排出手段の外側上面に密着して支持される環状密閉突起が形成され、この環状密閉突起の内側下部には密封段差部に結合されて前記パウダー排出手段を遮断するための密封端部が一体的に備えられた密封キャップと、
前記容器本体の底に形成され、パウダー充填の後、充填キャップによって密封結合されるようにする充填孔と、
を含むことを特徴とする、化粧用パウダー容器。
【請求項7】
前記蓋の結合リブに結合される密封キャップは、密封端部の上端に結合リブが延設され、これが前記蓋の結合リブの内側または外側にアンダーカット方式で結合支持されるように構成されることを特徴とする、請求項6に記載の化粧用パウダー容器。
【請求項8】
前記密封キャップの密封端部の側壁は、中間キャップに形成される密封段差部の垂直側壁と互いに垂直に密着支持される垂直側壁の形態に形成されることを特徴とする、請求項6に記載の化粧用パウダー容器。
【請求項9】
前記密封キャップの密封端部の側壁は、中間キャップに形成される密封段差部の垂直側壁の上端角部と互いに傾斜状態で密着支持される傾斜側壁の形態に形成されることを特徴とする、請求項6に記載の化粧用パウダー容器。
【請求項10】
前記蓋に備えられる密封キャップの密封端部の底下面には、化粧道具に付いたパウダーを均一に分布させるためのパウダー分布凹部をさらに備えることを特徴とする、請求項6に記載の化粧用パウダー容器。
【請求項11】
内部収容空間に化粧材料であるパウダーを収納する容器本体と、
前記容器本体の上部に内側に挿入される形態に装着結合され、中央の密封段差部に離隔して備えられる伸縮性網紗タイプのパウダー排出手段が結合され、ブラッシュのような化粧道具で伸縮性網紗を押して収容空間のパウダーを付けて使うようにする中間キャップと、
前記容器本体の上部に開閉可能に結合される蓋と、
を含み、
前記蓋の下部中央に結合リブが形成され、これに密封端部を持つ密封キャップが備えられ、前記蓋の開閉操作の際、密封キャップによって前記中間キャップのパウダー排出手段が遮断または開放するように構成され
前記密封キャップの底面中央には、ブラッシュのような化粧道具に付いた化粧用パウダーを均一に分布させるように化粧道具を当てて回すためのパウダー分布凹部がさらに形成されることを特徴とする、化粧用パウダー容器。
【請求項12】
前記蓋の結合リブに結合される密封キャップは、密封端部の上端に形成される環状凹溝によって前記結合リブに結合され、前記密封段差部の外側円周上には中間キャップの上端に密着してパウダー排出手段を密閉する環状密閉突起が突設されることを特徴とする、請求項11に記載の化粧用パウダー容器。
【請求項13】
前記容器本体の収容空間の底は中央に向かって凹んでいる湾曲面の形態に形成されることを特徴とする、請求項11に記載の化粧用パウダー容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は化粧材料であるパウダー(Powder)を付けて化粧するのに使われるパフ(Puff)や化粧用ブラシ(以下、‘化粧道具’とする)を別に保管する構造を採択しながらも、パウダー容器の携帯保管の際、パウダーを排出させるために、中間キャップに備えられる伸縮性網紗や多数の孔が形成されたタイプのパウダー排出手段を通じてパウダーがパウダー容器の外部に漏出することを防止することで、パウダー容器の堅固な密閉性を確保するとともにパウダーの漏出による損失を防止し、さらにパウダーの漏出によるパウダー容器の外周面やかばんの内部が汚くなることを防止するようにした化粧用パウダー容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、化粧用パウダー(Powder)は顔などの皮膚化粧や湿気除去のために使われる化粧品の一種である。このようなパウダーは、通常、パフ(Puff)や化粧用ブラシという化粧道具を用いて化粧するようになる。そして、前記パウダーは、別途の化粧品容器、より具体的には化粧用パウダー容器内に保存され、携帯して使われる。そして、これまで提案されている化粧用パウダー容器によれば、その内部に化粧道具が一体的に収納されて使われる構造が一般的である。
【0003】
従来に提案されている化粧用パウダー容器の構造例が図1及び図2に例示されている。同図を参照すれば、化粧用パウダー容器1は、パウダーを収納するように一側が開放した形態の容器本体2と、前記容器本体の開放端に螺合される蓋3と、前記容器本体と蓋との間に介装され、化粧のための化粧道具6(図1及び図2には、便宜上パフだけを示す)を収納する中間キャップ4と、前記中間キャップの略中央底にパウダー排出のために形成された網紗5または孔5a(以下、‘パウダー排出手段’という)とが形成された構成である。
【0004】
このように構成された従来の化粧用パウダー容器1は、蓋3を閉めた状態で、パウダー容器そのものを振ることで、容器本体2に収納されたパウダーを中間キャップ4に備えられたパウダー排出手段5、5aを通じて排出させて化粧道具6に付くようにした後、蓋を開放して化粧道具6に付いたパウダーを用いて化粧をするか、あるいは蓋3を最初から開放した状態で前記方法でパウダーを化粧道具6に付けて化粧する構造である。
【0005】
そして、化粧が完了すると、中間キャップ4の内部に化粧道具6を収納した後、蓋3を容器本体2に螺合して携帯するようになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来の化粧用パウダー容器1の構造によれば、容器本体2に収納されたパウダーを中間キャップ4に直接収納された化粧道具6に付けて使用する構造を採択しており、また中間キャップ4にはパウダーを化粧道具6に付けるためのパウダー排出手段5、5aとして網紗や排出孔の構造を採択しているため、化粧用パウダー容器1の携帯使用の際、例えば化粧をしないときにも容器本体2の振動や衝撃などの要因によってパウダーが中間キャップ4に形成されたパウダー排出手段5、5aを通じて化粧道具6の部分に排出されるしかない構造である。
【0007】
しかし、前記従来の化粧用パウダー容器1の構造によれば、化粧をしない場合、容器本体2からパウダーが中間キャップ4に備えられたパウダー排出手段5、5aを通じて漏出することを防止するための手段が別に採用されていなく、単に中間キャップ4に収納される化粧道具6や蓋3の結合によってなされているだけなので、パウダー容器の携帯の際、中間キャップ4に形成された網紗または孔の形態のパウダー排出手段5、5aを遮断するのにはその構造に限界があるしかない。
【0008】
したがって、従来の化粧用パウダー容器1の構造によれば、化粧用パウダー容器の携帯使用の際、振動などによって容器本体2からパウダー中間キャップ4に形成されたパウダー排出手段5、5aを通じて自然に排出される現象が酷くなるしかない構造的な限界があり、また中間キャップ4の内部に1次排出されたパウダーが容器本体2の開放端部の外周面に結合された蓋3の螺合部との間に形成される微細な隙間を通じてパウダー容器1の外部に漏出分散される現象が自然に発生するしかなく、前記パウダーの外部漏出は結局パウダーの損失をもたらすのはもちろんのこと、パウダー容器の使用寿命を縮め、またパウダー容器だけでなくその周辺、例えばパウダー容器が収納されるかばんの内部や、かばんに一緒に収納された他の物品に付いて汚染させる結果をもたらすことによって消費者が製品の使用信頼性を大きく喪失することになり、また製品の購買力にも相当な悪影響を及ぼすなどのさまざまな問題を引き起こすようになるものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は前記のような従来技術が持つ諸般問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、化粧道具を別に保管する化粧用パウダー容器構造を採択するとともに、蓋を開閉する動作によって、中間キャップに形成されたパウダー排出手段が前記蓋に備えられた密封キャップによって堅固に密閉または開放するようにすることにより、パウダー容器の携帯使用の際、蓋が開放操作されない限り、パウダー容器の揺れによっても前記中間キャップのパウダー排出手段は密封キャップによっていつも堅固に遮断されているので、パウダーの外部漏出損失をはっきりと防止することができるのはもちろんのこと、パウダー容器そのものまたはパウダー容器が収容されるかばんの内部とその周辺の物品に付いて汚染させることを防止するようにした化粧用パウダー容器を提供することにある。
【発明の効果】
【0010】
本発明の第1実施例による化粧用パウダー容器によれば、蓋に備えられた密封キャップによって中間キャップに形成されたパウダー排出手段が堅固に遮断されるので、パウダー容器の携帯使用の際、前記パウダー排出手段を通じてのパウダーの外部漏出が防止され、よってパウダーの外部漏出によるパウダーの無駄使いを防止し、また周辺が汚くなることを防止するとともに衛生的で安全に使うことができる著しい利点を提供する。
【0011】
また、本発明の第1実施例によれば、密封キャップの密封端部側壁が垂直または傾斜状態に備えられることにより、蓋の結合の際、これに形成された環状密閉突起または密封キャップに形成される環状密閉突起が、諸般の作業条件や材料の特性によって多少の密閉偏差が発生しても中間キャップの密封段差部に対する堅固な密閉性を提供するようになる効果がある。
【0012】
また、本発明の第2実施例による化粧用パウダー容器によれば、容器本体の底に形成された充填孔に対して、パウダー充填が完了した後に充填キャップを自動で密封結合する構造を採択することにより、第1実施例の効果をそのまま有しながらも容器本体に対するパウダー充填作業の自動化が可能となるので、パウダー充填による作業工程の著しい節減、及び人件費などの付帯費用の最小化が可能となる著しい効果を提供するようになる。
【0013】
また、第3実施例の化粧用パウダー容器においても、蓋の開閉操作と同時に中間キャップに備えられたパウダー排出手段の遮断及び開放がなされることにより、パウダーの漏出を防止するとともに密封キャップの結合構造を簡単にしながらも容器本体の底構造を改善してパウダーの全量使用が可能となるなどの効果を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】従来の化粧用パウダー容器の構造例を示す組立側断面図である。
図2】従来の化粧用パウダー容器の構造例を示す組立側断面図である。
図3】本発明の第1実施例による化粧用パウダー容器の組立構造を示す一部切断斜視図である。
図4】本発明の第1実施例による化粧用パウダー容器の組立構造を示す側断面図である。
図5】本発明に用いられるパフ及び化粧用ブラシのような化粧道具の例を示す正面図である。
図6】本発明の第1実施例による伸縮性網紗形態のパウダー排出手段を備えた中間キャップの平面図及び側断面図である。
図7】本発明の第1実施例による孔形態のパウダー排出手段を備えた中間キャップの平面図及び側断面図である。
図8】本発明の第1実施例において、密封キャップの密封端部が垂直側壁の形態となった構成を示す蓋の分解断面図である。
図9】本発明の第1実施例において、密封キャップの密封端部が傾斜側壁の形態となった構成を示す蓋分解断面図である。
図10a】本発明の第1実施例による中間キャップの密封段差部に対する密封キャップの垂直結合状態を示す部分拡大断面図である。
図10b】本発明の第1実施例による中間キャップの密封段差部に対する密封キャップの傾斜結合状態を示す部分拡大断面図である。
図11】本発明の第1実施例による化粧用パウダー容器において、蓋が除去された状態で中間キャップのパウダー排出手段を通じてパウダーを排出させて化粧する状態を示す側断面図である。
図12】本発明の第1実施例による化粧用パウダー容器において、蓋が除去された状態で、中間キャップのパウダー排出手段が伸縮性網紗タイプの場合、化粧道具を押してパウダーを付けて化粧する状態を示す側断面図である。
図13】本発明の第1実施例による密封キャップの他の実施構造を示す組立断面図である。
図14図13において、密封キャップの使用状態を示す断面図である。
図15】本発明の第2実施例による化粧用パウダー容器の組立構造を示す一部切断斜視図である。
図16】本発明の第2実施例による化粧用パウダー容器の組立構造を示す側断面図である。
図17】本発明の第3実施例による化粧用パウダー容器の組立構造を示す側断面図である。
図18図17において“A”部の拡大断面図である。
図19】本発明の第3実施例による化粧用パウダー容器の分解断面図である。
図20】本発明の第3実施例による中間キャップの底面図である。
図21】本発明の第3実施例によるパウダー容器の使用状態を示す断面図である。
図22】本発明の第3実施例によるパウダー容器による密封キャップの他の実施構造を示す組立断面図である。
図23図22による密封キャップの使用状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
前記課題を解決するための本発明の各実施例による化粧用パウダー容器は次のような技術的特徴を提供する。
【0016】
本発明の第1実施例による化粧用パウダー容器は、化粧材料であるパウダーPを収容する収容空間が一側に開放するように形成された容器本体と、前記容器本体の上端に装着支持され、化粧道具を用いてパウダーを付けるためのパウダー塗布空間が設けられ、底には容器本体の収容空間に保存されたパウダーを排出させるための伸縮性網紗タイプまたは多数の孔タイプのパウダー排出手段が備えられ、前記パウダー排出手段が密封段差部によって底上面から一定の深さだけ離隔して形成された中間キャップと、前記中間キャップを密閉させるために容器本体の上部に開閉可能に結合され、内周面に前記中間キャップの上面に密着して支持される環状密閉突起が突設された蓋と、前記蓋の内部に形成された結合リブに一体的に組み立てられ、底下面には、前記蓋の閉鎖操作の際、中間キャップに形成されたパウダー排出手段の外側上面に密着して支持される環状密閉突起が形成され、この環状密閉突起の内側下部には密封段差部に結合されて前記パウダー排出手段を遮断するための密封端部が一体的に備えられた密封キャップと、を含んでなることを特徴とする。
【0017】
本発明の第1実施例によれば、前記密封キャップの密封端部の側壁は、中間キャップに形成される密封段差部の垂直側壁と互いに垂直に密着支持される垂直側壁の形態に形成されることを特徴とする。
【0018】
本発明の第1実施例によれば、前記密封キャップの密封端部の側壁は、中間キャップに形成される密封段差部の垂直側壁の上端角部と互いに傾斜状態で密着支持される傾斜側壁の形態に形成されることを特徴とする。
【0019】
本発明の第1実施例によれば、前記蓋に一体的に備えられる密封キャップの密封端部の底下面には、化粧道具に付いたパウダーを均一に分布させるためのパウダー分布凹部をさらに備えることを特徴とする。
【0020】
本発明の第2実施例による化粧用パウダー容器は、第1実施例の化粧用パウダー容器構造において、容器本体の底に形成され、パウダー充填の後、充填キャップによって密封結合されるようにする充填孔をさらに含むことを特徴とする。
【0021】
本発明の第2実施例によれば、前記密封キャップの密封端部の側壁は、中間キャップに形成される密封段差部の垂直側壁と互いに垂直に密着支持される垂直側壁の形態に形成されることを特徴とする。
【0022】
本発明の第2実施例によれば、前記密封キャップの密封端部の側壁は、中間キャップに形成される密封段差部の垂直側壁の上端角部と互いに傾斜状態で密着支持される傾斜側壁の形態に形成されることを特徴とする。
【0023】
本発明の第2実施例によれば、前記蓋に一体的に備えられる密封キャップの密封端部の底下面には、化粧道具に付いたパウダーを均一に分布させるためのパウダー分布凹部をさらに備えることを特徴とする。
【0024】
本発明の第3実施例の化粧用パウダー容器によれば、内部収容空間に化粧材料であるパウダーを収納する容器本体と、前記容器本体の上部に内側に挿入される形態に装着結合され、中央の密封段差部に離隔して備えられる伸縮性網紗タイプのパウダー排出手段が結合され、ブラッシュのような化粧道具で前記伸縮性網紗を押して収容空間のパウダーを付けて使うようにする中間キャップと、前記容器本体の上部に開閉可能に結合される蓋と、を含んでなり、前記蓋140の下部中央に結合リブが形成され、これに密封端部を持つ密封キャップが備えられ、前記蓋の開閉操作の際、密封キャップによって前記中間キャップのパウダー排出手段が遮断または開放するように構成されることを特徴とする。
【0025】
本発明の第3実施例によれば、前記蓋の結合リブに結合される密封キャップは、密封端部の上端に形成される環状凹溝によって前記結合リブに結合され、前記密封段差部の外側円周上には中間キャップの上端に密着してパウダー排出手段を密閉する環状密閉突起が突設されることを特徴とする。
【0026】
本発明の第3実施例によれば、前記密封キャップの底面中央には、ブラッシュのような化粧道具に付いた化粧用パウダーを均一に分布させるように化粧道具を当てて回すためのパウダー分布凹部がさらに形成されることを特徴とする。
【0027】
本発明の第3実施例によれば、前記容器本体の収容空間の底は中央に向かって凹んでいる湾曲面の形態に形成されることを特徴とする。
【0028】
本発明を実施するための具体的な化粧用パウダー容器100、200、300は、第1〜第3実施例を具体的に例示した添付図面によって充分に理解可能である。そして、本発明に使われる用語は本発明の技術的範囲を解釈するのに差し支えをもたらさない範囲内で多様に使われることができるであろう。
【0029】
まず、図3図12を参照して、本発明の第1実施例による化粧用パウダー容器100について具体的に説明する。
【0030】
図3図12に示すように、第1実施例による化粧用パウダー容器100は、化粧材料の一つであるパウダーPを収容する収容空間112が一側に開放するように形成された容器本体110と、前記容器本体の開放上端に装着支持され、化粧道具120を用いてパウダーを付けるためのパウダー塗布空間131が設けられ、底には、容器本体の収容空間に保存されたパウダーを排出させるための伸縮性網紗132aタイプまたは多数の孔132bタイプのパウダー排出手段132が備えられ、前記パウダー排出手段132は密封段差部133によって前記中間キャップ130の上部底から一定深さだけ下側に形成された中間キャップ130と、前記中間キャップ130を密閉させるために容器本体110の上部に開閉可能に結合されるとともに内周面に前記中間キャップの上面に密着して支持される環状密閉突起141が突設された蓋140と、前記蓋の内部に形成された結合リブ142に一体的に組み立てられて構成され、また底の下面には、前記蓋の閉鎖操作の際、中間キャップ130に形成されたパウダー排出手段132の外側上面に密着して支持される環状密閉突起151が形成され、この環状密閉突起の内側下部には、密封段差部133に結合されて前記パウダー排出手段132を遮断するための密封端部152が一体的に備えられた密封キャップ150と、を含んでなる。
【0031】
本発明によれば、容器本体110に結合される蓋140は図面に示すような螺合方式で結合されるように構成されることが好ましいが、その他の結合構造に取り替えられることもできるのはいうまでもない。
【0032】
そして、本発明によれば、蓋140の結合リブ142に結合される密封キャップ150には多様な結合方式が採用できる。その例として、密封端部152の上端にさらに他の結合リブ153を延設し、これを前記蓋140の結合リブ142の内側または外側にアンダーカット方式で結合支持されるように構成することが最も好ましい。
【0033】
また、前記密封キャップ150は蓋140に一体的に形成されることもできる。
【0034】
前記のように構成される第1実施例による化粧用パウダー容器100を携帯する場合、容器本体110の収容空間112に収容されたパウダーPが密封される状態を説明する。
【0035】
図4のように化粧用パウダー容器100を組み立てた状態で携帯する場合には、通常容器本体110に蓋140が一体的に密閉して結合された状態を維持するようになる。そして、前記のように蓋140の結合によって、中間キャップ130に段差状に備えられたパウダー排出手段132は密封キャップ150の密封端部152によって遮断されて密封される。また、蓋140の結合の際、中間キャップ130とパウダー排出手段132は蓋及び密封キャップ150に形成された環状密閉突起141、151によってその対応面がそれぞれ密着して支持される。
【0036】
したがって、前記第1実施例の化粧用パウダー容器100によれば、パウダー容器の携帯の際、容器本体110の収容空間112に収容されたパウダーPは、蓋140に結合された密封キャップ150の密封端部152によって中間キャップ130に備えられたパウダー排出手段132が密封されて遮断され、また蓋140及び密封キャップ150に形成された環状密閉突起141、151によって中間キャップ130及びパウダー排出手段132の外側上面が再び密閉されるので、蓋140が人為的に開放されない限り、容器本体110の収容空間112からのパウダーPの漏出が防止できるものであり、このような理由で化粧用パウダー容器の衛生的な携帯使用が可能となるものである。
【0037】
一方、本発明の第1実施例による化粧用パウダー容器によれば、中間キャップ130のパウダー排出手段132は一層堅固な密閉力を維持することができる。このような点は図10a及び図10bにさらに詳細に示されている。
【0038】
図10aに示すように、中間キャップ130のパウダー排出手段132を密封する具体的な手段として、密封キャップ150の密封端部152の側壁を、中間キャップに形成される密封段差部133の垂直側壁134と互いに垂直に密着して支持される垂直側壁152aの形態に構成することによって達成できる。この場合、密封段差部133の垂直側壁134の内径と密封キャップ150の密封端部152に形成された垂直側壁152aの外径が同一であるように構成されることが好ましい。このように構成することにより、蓋140の結合の際、パウダー排出手段132を密閉する密封キャップ150の密封端部152はその垂直側壁152aが前記密封段差部133の垂直側壁134と互いに垂直に密着して支持されるので、これらの間に隙間を発生させなくてパウダーPの漏出を一層確かに防止することができるものである。
【0039】
また、図10bに示すように、中間キャップ130のパウダー排出手段132を密封する具体的な手段として、密封キャップ150の密封端部152の側壁を、中間キャップ130に形成される密封段差部133の垂直側壁134の上端角部134aに対して互いに斜めに密着して支持される傾斜側壁152bの形態に構成することによっても充分に達成されることができる。このように構成することにより、蓋140の結合の際、パウダー排出手段132を密閉する密封キャップ150の密封端部152はその傾斜側壁152bが前記密封段差部133の垂直側壁134の上端角部134aに斜めに密着して支持されるので、蓋140及び密封キャップ150に形成される環状密閉突起141、151の密閉偏差が生じても、密封段差部133の上端角部134aとの間に隙間を発生させなくてパウダーPの漏出を一層確かに防止することができるようになるものである。
【0040】
一方、前記のようにパウダー容器が組み立てられた状態で、容器本体110から蓋140を開放した後、容器本体110の収容空間112に収容されたパウダーPを排出させて化粧する場合について説明する。このような点は図11及び図12から充分に理解可能である。
【0041】
まず、図11を参照すれば、容器本体110から蓋140を開放する。すると、中間キャップ130のパウダー排出手段132も開放する。すなわち、蓋140の分離開放により、これに結合された密封キャップ150も分離されるからである。よって、前記密封キャップ150が遮断していたパウダー排出手段132が開放するようになるものである。この状態で、容器本体110を片手で握って緩やかに振ることにより、容器本体110の収容空間112に収容されたパウダーPは伸縮性網紗132aタイプまたは孔132bタイプのパウダー排出手段132を通じて中間キャップ130の底上に排出される。前記中間キャップの上部に排出されたパウダーをパフや化粧用ブラシのような化粧道具120で化粧用パウダーを付けた後に化粧すれば良いものである。前記のように、容器本体を振ってパウダーを排出させて化粧する場合には、パウダー排出手段132が孔132bであることがより好適であろう。
【0042】
そして、パウダーを排出させる方法には、前述した場合の外に、パフ形態の化粧道具120を用いる場合には、中間キャップ130のパウダー塗布空間131を用い、パウダー排出手段132の上部にパフを位置させた後、容器本体110を振ってパウダーを排出させる方法もある。
【0043】
次に、図12に示すように、パウダー排出手段132が伸縮性網紗132aタイプで構成された場合、化粧道具120で前記伸縮性網紗132aを押して、容器本体110の収容空間112に収容されたパウダーPを付けて化粧する方法もある。特に、伸縮性網紗131aタイプのパウダー排出手段132を化粧道具120で押圧してパウダーPを付ける場合には、粉末状のパウダーが良いが、半固体状に圧縮された状態のパウダーの場合にも非常に効果的に用いられることができる。
【0044】
一方、第1実施例の化粧用パウダー容器100によれば、図13に示すように、蓋140に結合される密封キャップ150の密封端部152の底面に、化粧用ブラシ型の化粧道具120でパウダーPを付けて化粧する場合、化粧用ブラシに付いた化粧用パウダーを均一に分布させるためのパウダー分布凹部154が窪んでいることもできる。
【0045】
このように構成することにより、化粧用ブラシ型の化粧道具120で化粧する場合、化粧用ブラシに1次に付いたパウダーPが均一に分布しなかった場合、蓋140を図14のように覆した状態で、片手で握り、他手で握った化粧用ブラシをパウダー分布凹部154に当てて回すことにより、化粧用ブラシに不均一に付いたパウダーが再び均一に分布されることにより、化粧を一層迅速で容易に行える利点がある。
【0046】
次に、図15及び図16を参照して、本発明の第2実施例による化粧用パウダー容器200について説明する。
【0047】
第2実施例の化粧用パウダー容器を説明するにあたり、第1実施例の化粧用パウダー容器100と同一の構成は同一符号を付与して説明し、具体的な構成についての説明も重複しなくて便宜上省略する。
【0048】
第2実施例の化粧用パウダー容器200は、第1実施例の化粧用パウダー容器100に比べると、容器本体110の底111に充填孔111aが形成され、この充填孔を通じて化粧用パウダーPを充填した後、これを密閉するための充填キャップ160が結合された構成を除き同様である。
【0049】
したがって、第2実施例の化粧用パウダー容器200においても、パウダー容器の携帯の際、中間キャップ130に形成されたパウダー排出手段132の密閉、または蓋140の開放による諸般作用は第1実施例の化粧用パウダー容器100と同様である。
【0050】
そして、第2実施例の化粧用パウダー容器200によれば、容器本体110の底111に充填孔111aを形成し、これをパウダー充填後に充填キャップ160で塞ぐように構成することで、充填器を用いたパウダー充填作業が自動で行うことができるようになる。よって、パウダー充填による作業工数の節減とともに、最小の作業人員にすることが可能であって人件費の節減効果を提供するようになる。
【0051】
次に、第3実施例の化粧用パウダー容器300について図17図23を参照して説明する。
【0052】
図17図23に示すような第3実施例の化粧用パウダー容器300を説明するにあたり、第1及び第2実施例の化粧用パウダー容器100、200と同一ないし類似の構成に対しては同一または類似の符号を付与して説明し、同一の構成に対しては重複説明を避けるために省略することもできる。
【0053】
第3実施例の化粧用パウダー容器300を第1及び第2実施例の化粧用パウダー容器100、200に比べると、蓋140に備えられた密封キャップ150を用いた中間キャップ130のパウダー排出手段132を密閉遮断するか開放する構造が類似しており、蓋140に対する密封キャップ150の結合構造及び容器本体110の底面構造が異なる程度の違いがある。
【0054】
したがって、第3実施例の化粧用パウダー容器300を説明するにあたり、第1及び第2実施例の化粧用パウダー容器100、200と同一類似の構成に対しては同一図面符号を付与して説明する。
【0055】
第3実施例による化粧用パウダー容器300は、内部収容空間112に化粧材料であるパウダーPを収納する容器本体110と、前記容器本体の上部内に挿入されるように装着され、中央の密封段差部133に形成される伸縮性網紗132aタイプのパウダー排出手段132が備えられ、ブラッシュのような化粧道具120で前記伸縮性網紗を押すことにより、収容空間112に収容されたパウダーPを付けて使うようにする中間キャップ130と、前記容器本体の上部に開閉方式で結合される蓋140とから構成され、前記蓋140の下部中央には結合リブ142を形成し、前記結合リブには、蓋の開閉操作の際、中間キャップ130の密封段差部133を遮断または開放するための密封キャップ150が結合されてなる。
【0056】
この際、前記蓋の結合リブ142に結合される密封キャップ150は、前記結合リブ142に対応して形成された環状凹溝155に挿合され、前記密封キャップ150の下部中央には、中間キャップ130の密封段差部133に結合されて遮断する密封端部152と、前記密封端部の外側円周上に突出し、中間キャップの上端に密着してパウダー排出手段132を密閉する環状密閉突起151とが突設されている。
【0057】
また、前記密封キャップ150の底面中央には、ブラッシュのような化粧道具120に一次に付いた内容物を均一にさらに分布させるために、化粧道具を当てて回すためのパウダー分布凹部154が形成されている。
【0058】
そして、前記容器本体110の収容空間112の底111は中央に向かって窪んでいる湾曲面111bを形成して、内容物が内部中央に集まるように構成し、前記中間キャップ130の内部角部も、内容物の滞積現象を防止するために、ラウンド形状に構成されることが好ましい。
【0059】
前記のように構成される第3実施例の化粧用パウダー容器300の作動及び作用について説明する。
【0060】
まず、容器本体110の収容空間112にパウダーPを収納し、前記容器本体の上部中央に形成された密封段差部133に形成された伸縮性網紗132aタイプのパウダー排出手段132が結合された中間キャップ130を容器本体の内部に挿入して装着する。そして、前記容器本体110の上部に蓋140を螺合するようになるものである。前記蓋140の結合により、これに備えられた密封キャップ150は、密封端部152が中間キャップ130の密封段差部133に挿入されて、これに備えられたパウダー排出手段132を遮断するとともに前記密封段差部133の外側に備えられた環状密閉突起151が中間キャップ130の上端に密着する構造によって、容器本体の内部に収容されたパウダーPの漏出を防止するように密閉されるものである。
【0061】
したがって、前記のように第3実施例の化粧用パウダー容器300は、中間キャップ130の密封段差部133に形成されたパウダー排出手段132が蓋140に備えられた密封キャップ150によって堅固に密閉されて遮断されることにより、パウダー容器の携帯の際、パウダーPの外部漏出が遮断されて、パウダーの損失を防止するとともにパウダーの漏出による汚染を防止することができるものである。
【0062】
一方、化粧用パウダー容器300の蓋140を容器本体110から開放して化粧しようとする場合には、前記蓋140の開放操作の際、中間キャップ130の密封段差部133に形成されたパウダー排出手段132も開放する。よって、化粧用ブラシ型の化粧道具120を中間キャップ130に形成された伸縮性網紗132aタイプのパウダー排出手段132に対して弾力的に押して、容器本体110の内部収容空間112に収納されたパウダーPを付けて使うようになるものである。この際、パウダーは粉末または粉末が圧縮された形態のものであっても良い。
【0063】
この際、前記ブラッシュのような化粧道具120に化粧用パウダーが均一に付いていない場合、前記化粧道具を蓋の密封キャップ150に形成されたパウダー分布凹部154に当てて回すことで、化粧道具の内容物を再び均一に付けることができるので、化粧をより迅速で均一に行うことができる。
【0064】
また、前記容器本体110は、収容空間112の底111が中央に向かって凹んでいる湾曲面111bが形成されることで、化粧用パウダーが底の内部中央に自然に集まるので、化粧用パウダーを残物なしに全量使うことができるものである。
【0065】
上記のように構成される本発明による第1、第2及び第3実施例の化粧用パウダー容器100、200、300の構造によれば、パウダー容器の携帯の際には、蓋140に備えられた密封キャップ150によって、化粧用パウダーが排出される伸縮性網紗タイプまたは孔タイプのパウダー排出手段132が堅固に密閉されることで、パウダーの外部漏出が防止され、パウダーの損失を防止することができ、また衛生的に携帯することが可能となり、また化粧の際には蓋140を容器本体110から開放することで、密閉状態のパウダー排出手段132が開放されることにより、パウダー化粧をより迅速で便利に行うことができるものである。
【0066】
以上、本発明を添付図面に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、下記の特許請求範囲を逸脱しない範囲内で多くの修正及び変更が可能であり、このような変更は本発明の技術範囲内にあることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0067】
100、200、300 化粧用パウダー容器
110 容器本体
111 容器本体の底
111a 充填孔
111b 湾曲面
112 収容空間
120 化粧道具
130 中間キャップ
131 パウダー塗布空間
132 パウダー排出手段
132a 伸縮性網紗タイプのパウダー排出手段
132b 孔タイプのパウダー排出手段
133 密封段差部
134、152a 垂直側壁
140 蓋
141、151 環状密閉突起
142、153 結合リブ
150 密封キャップ
152 密封端部
152b 傾斜側壁
154 パウダー分布凹部
155 環状凹溝
160 充填キャップ

図1
図2
図3
図4
図5(a)】
図5(b)】
図6(a)】
図6(b)】
図7(a)】
図7(b)】
図8
図9
図10a
図10b
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23