特許第5695904号(P5695904)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エナジーソリューションズ エルエルシーの特許一覧

<>
  • 特許5695904-自動ドリップトレイ付き遠隔充填ヘッド 図000002
  • 特許5695904-自動ドリップトレイ付き遠隔充填ヘッド 図000003
  • 特許5695904-自動ドリップトレイ付き遠隔充填ヘッド 図000004
  • 特許5695904-自動ドリップトレイ付き遠隔充填ヘッド 図000005
  • 特許5695904-自動ドリップトレイ付き遠隔充填ヘッド 図000006
  • 特許5695904-自動ドリップトレイ付き遠隔充填ヘッド 図000007
  • 特許5695904-自動ドリップトレイ付き遠隔充填ヘッド 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5695904
(24)【登録日】2015年2月13日
(45)【発行日】2015年4月8日
(54)【発明の名称】自動ドリップトレイ付き遠隔充填ヘッド
(51)【国際特許分類】
   B65B 39/00 20060101AFI20150319BHJP
   B65B 3/04 20060101ALI20150319BHJP
【FI】
   B65B39/00 B
   B65B3/04
【請求項の数】13
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2010-517070(P2010-517070)
(86)(22)【出願日】2008年7月8日
(65)【公表番号】特表2010-533631(P2010-533631A)
(43)【公表日】2010年10月28日
(86)【国際出願番号】US2008069406
(87)【国際公開番号】WO2009045594
(87)【国際公開日】20090409
【審査請求日】2011年6月14日
【審判番号】不服2013-25694(P2013-25694/J1)
【審判請求日】2013年12月26日
(31)【優先権主張番号】11/879,178
(32)【優先日】2007年7月16日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】310001034
【氏名又は名称】エナジーソリューションズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】100156867
【弁理士】
【氏名又は名称】上村 欣浩
(72)【発明者】
【氏名】リチャード ダブリュー マーチン
【合議体】
【審判長】 千葉 成就
【審判官】 渡邊 真
【審判官】 熊倉 強
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第4967812(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B39/00
B65B 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
危険廃棄物を容器に詰めるための自動充填ヘッドアセンブリであって、
該充填ヘッドアセンブリは、
容器上に着座させた充填位置と、前記容器から引っ込めた容器交換位置との間を移動可能で、危険廃棄物を前記容器内に入れるための充填ヘッドと、
該充填ヘッドにより担持され、前記充填位置と前記容器交換位置との間における前記充填ヘッドの移動を方向付ける制御アームと、
前記充填ヘッドに隣接して、支持プラットフォーム上に可動自在に担持され、前記充填ヘッドが前記容器交換位置にある際に、前記充填ヘッドの下に延在して、前記充填ヘッドからの前記危険廃棄物のしたたりを捕らえるドリップトレイと、
前記ドリップトレイによって担持され、前記制御アームに係合する持ち上げアームと、を備え、
前記持ち上げアームは、前記ドリップトレイを前記充填ヘッドの下に直線状に移動させることで、前記制御アームに係合して、前記充填ヘッドを前記充填位置から前記容器交換位置に持ち上げて、前記充填ヘッドを前記容器から引っ込める時に、したたり落ちる危険廃棄物が前記ドリップトレイにより捕らえられるようにした、自動充填ヘッドアセンブリ。
【請求項2】
前記持ち上げアームは、前記ドリップトレイを前記充填ヘッドの下に延在させる時に、前記制御アームに摺動係合で係合して、前記制御アームを上方に向ける傾斜支持面を含む、請求項1に記載の充填ヘッドアセンブリ。
【請求項3】
前記制御アームは、前記持ち上げアームと前記制御アームとの間の摺動係合を促進させるために、前記傾斜支持面に係合するローラーを含む、請求項2に記載の充填ヘッドアセンブリ。
【請求項4】
前記ドリップトレイは、したたりを捕らえるために前記充填ヘッドの下に延在した、前記ドリップトレイの少なくとも一部にわたって配置された、吸収パッドを含む、請求項1に記載の充填ヘッドアセンブリ。
【請求項5】
前記ドリップトレイに動作的に連結され、前記支持プラットフォーム上に担持され、前記充填ヘッドを前記容器交換位置に動かす時に前記ドリップトレイを前記充填ヘッドの下に延在させた延在位置と、前記充填ヘッドが前記充填位置にある時に前記ドリップトレイを前記充填ヘッドから引っ込めた後退位置との間で、前記支持プラットフォームに沿って前記ドリップトレイを動かすための、駆動機構を含む、請求項1に記載の充填ヘッドアセンブリ。
【請求項6】
前記駆動機構は、駆動軸に回転自在に連結された第1の駆動ホイールと、支持プラットフォーム上にて第1の駆動ホイールから相隔てた第1の案内ホイールと一緒に回転するように駆動軸に連結された駆動モータを含み、前記第1の案内ホイールは、前記第1の駆動ホイールと前記第1の案内ホイールとによって回転自在に担持される第1の駆動チェーンによって前記第1の駆動ホイールから離間される、請求項5に記載の充填ヘッドアセンブリ。
【請求項7】
前記ドリップトレイは、前記第1の駆動チェーンの回転により、前記ドリップトレイを、前記延在位置と前記後退位置との間を前記支持プラットフォームに沿って動かすように、固定位置にて前記第1の駆動チェーンに連結された第1の駆動アームを含む、請求項6に記載の充填ヘッドアセンブリ。
【請求項8】
前記駆動軸は、第2の駆動ホイールから相隔てた第2の案内ホイールを有する、前記第2の駆動ホイールを含み、第2の駆動チェーンは、前記第2の駆動ホイールと前記第2の案内ホイールとによって回転自在に担持され、
前記ドリップトレイは、前記第1の駆動チェーンと協働して、前記ドリップトレイを前記支持プラットフォームに沿って動かすように、前記ドリップトレイの前記第1の駆動アームから反対端に配置され前記第2の駆動チェーンに連結された第2の駆動アームを含む、請求項7に記載の充填ヘッドアセンブリ。
【請求項9】
前記支持プラットフォームは、前記支持プラットフォームに沿う前記ドリップトレイの動きを方向付けるために、互いにほぼ平行で相隔たる一対の案内レールを含む、請求項8に記載の充填ヘッドアセンブリ。
【請求項10】
前記ドリップトレイは、前記案内レールに沿う前記ドリップトレイの摺動を促進するために、前記持ち上げアームに担持され、前記案内レールに沿って走行する案内ローラーを含む、請求項9に記載の充填ヘッドアセンブリ。
【請求項11】
前記駆動機構に連結され、前記ドリップトレイとは前記支持プラットフォームの反対端に配置される第2のキャッチトレイを含み、該第2のキャッチトレイは、
前記充填ヘッドを前記容器交換位置に動かす時に、前記ドリップトレイの方へ引き出されて、前記ドリップトレイが前記第2のキャッチトレイと少なくとも部分的に重なって、前記充填ヘッドからのしたたりを捕らえる、請求項10に記載の充填ヘッドアセンブリ。
【請求項12】
前記案内レールは上部トラックと下部トラックとを含み、
前記持ち上げアームに担持された前記案内ローラーは前記上部トラックに沿って走行し、且つ、前記第2のキャッチトレイは、前記案内レールに沿う前記ドリップトレイ及び前記第2のキャッチトレイの摺動を促進するために、前記下部トラックに沿って走行する案内ローラーを含む、請求項11に記載の充填ヘッドアセンブリ。
【請求項13】
危険廃棄物用の充填ヘッドからのしたたりを制御する方法であって、
危険廃棄物を容器に入れるために、前記充填ヘッドを前記容器上に着座させた充填位置に下げるステップと、
危険廃棄物を容器に詰めるステップと、
前記充填ヘッドからの危険廃棄物のしたたりを捕らえるために、ドリップトレイを前記充填ヘッドの下に移動させるステップであって、該ドリップトレイは、該充填ヘッド上に担持された制御アームに係合する持ち上げアームを有し、該ドリップトレイを該充填ヘッドの下に直線状に移動させて、該持ち上げアームが前記制御アームを上向きに動かして、これにより該充填ヘッドを、前記容器上に着座する前記充填位置から該容器から引っ込めた容器交換位置へ持ち上げるステップと、
を有する、危険廃棄物用の充填ヘッドからのしたたりを制御する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は放射性廃棄物や他の廃棄物などの危険物を容器に封入するためのシステムに関し、特に、充填ヘッドを容器に対し上げて引き離し、充填ヘッドからの危険廃棄物のしたたりを捕らえるドリップ制御ユニットを有する自動充填ヘッドに関する。
【背景技術】
【0002】
原子力産業を含むいくつかの産業では、そのような施設の通常の稼働により廃棄物が生成される。例えば、原子力発電所及び病院は放射性廃棄物のような生物学的に危険な廃棄物を生成する。これらの廃棄物は、安全な処分容器に入れる必要のある低レベル放射性廃棄物を含み得る。その処分の前に、生物学的に危険な廃棄物は、個人を放射線のような危険な悪影響から保護できる適切な容器に適正に保管しなければならない。
【0003】
これらの廃棄物を保管する1つの方法は、放射性廃棄物を安全な容器内で固体マトリクスの中に封入する方法である。この封入プロセスは、危険物の長期間の保管と処分にとって安定している固体モノリスを形成するために、廃棄物を湿った又は乾いたセメントタイプの混合物と容器内で混合することを伴う。
【0004】
これらの廃棄物にさらされることは、個人に有害なため、直接、個人的に触れることなく、廃棄物を保管容器に満たし、容器内で固体モノリスを形成するように遮蔽される自動システムが用いられている。そのプロセスの間には、以下のステップ、すなわち、廃棄物を容器に入れるステップ、必要ならば廃棄物を脱水するステップ、必要ならば前調整の化学物質を与えるステップ、乾燥セメント、湿潤グラウトなどの結合剤を加えるステップ、及び容器内の全部の内容物を混合するステップを実施することを助けるために、自動係合固形化充填ヘッド(automatic engagement solidification fill head)が用いられる。それから内容物は固体モノリスに硬化し、それにより、廃棄物を輸送及び保管用に安定なマトリクス内に閉じ込める。
【0005】
廃棄物及び結合剤を容器に入れるプロセスは、廃棄物、結合剤及び他の物質を容器に送るためのノズルを有する「充填ヘッド」と称されるものにより、達成できる。充填ヘッドを動作させるには、廃棄物が容器からはねないように、充填ヘッドを容器の上に着座させ、ホースを充填ヘッドに連結し、攪拌機駆動部を充填ヘッドに連結させる必要がある。一旦、封入プロセスが完了したら、これらのステップを逆転させて、充填ヘッドを取り除く。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
廃棄物によっては、特に、放射性廃棄物は、上記のステップを実施するために、人間が充填ヘッドを直接手で触れての操作のために直接さらすことは、あまりにも危険である。高レベル廃棄物は、装置を手で操作する個人に対して、あまりにも大きなリスクをたやすく与えることになる。これは特に、一旦、充填ヘッドを容器から取り外すと、充填ヘッドが廃棄物をしたたり落とすから云えることである。これらのしたたりは、容器充填領域に危険物を蓄積することになり、充填ヘッドを操作する個人に有害な放射性被爆をもたらすことになり得る。
【0007】
従って、廃棄物の封じ込め業においては、人間が手で直接触れて操作することなく有害な廃棄物を封入でき、保管容器に充填する間に充填ヘッドからしたたり落ちるかもしれない危険物の危険な蓄積を減らす、自動固形化充填ヘッドが必要とされている。
【0008】
従って、本発明の目的は、充填ヘッドからのしたたりを捕らえるドリップ制御ユニットを含む、危険廃棄物を容器に入れる自動充填ヘッドアセンブリを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は、本発明により、危険廃棄物を容器に詰めるための自動充填ヘッドアセンブリを提供することにより達成され、該充填ヘッドアセンブリは、容器上に着座させた充填位置と、前記容器から引っ込めた容器交換位置との間を移動可能で、危険廃棄物を前記容器内に入れるための充填ヘッドと、該充填ヘッドにより担持され、前記充填位置と前記容器交換位置との間における前記充填ヘッドの移動を方向付ける制御アームと、前記充填ヘッドに隣接して、支持プラットフォーム上に可動自在に担持され、前記充填ヘッドが前記容器交換位置にある際に、前記充填ヘッドの下に延在して、前記充填ヘッドからの前記危険廃棄物のしたたりを捕らえるドリップトレイと、前記ドリップトレイによって担持され、前記制御アームに係合する持ち上げアームと、を備え、前記持ち上げアームは、前記ドリップトレイを前記充填ヘッドの下に延在させる際に、前記制御アームにバイアスをかけて、前記充填ヘッドを前記充填位置から前記容器交換位置に持ち上げて、前記充填ヘッドを前記容器から引っ込める時に、したたり落ちる危険廃棄物が前記ドリップトレイにより捕らえられるようにした。
【0010】
更に有利な実施態様では、前記持ち上げアームは、前記ドリップトレイを前記充填ヘッドの下に延在させる時に、前記制御アームに摺動係合で係合して、前記制御アームを上方に向ける傾斜支持面を含む。
【0011】
更に有利な実施態様では、前記制御アームは、前記持ち上げアームと前記制御アームとの間の摺動係合を促進させるために、前記傾斜支持面に係合するローラーを含む。
【0012】
更に有利な実施態様では、前記ドリップトレイは、したたりを捕らえるために前記充填ヘッドの下に延在した、前記ドリップトレイの少なくとも一部にわたって配置された、吸収パッドを含む。
【0013】
更に有利な実施態様では、前記ドリップトレイに動作的に連結され、前記支持プラットフォーム上に担持され、前記充填ヘッドを前記容器交換位置に動かす時に前記ドリップトレイを前記充填ヘッドの下に延在させた延在位置と、前記充填ヘッドが前記充填位置にある時に前記ドリップトレイを前記充填ヘッドから引き離された引っ込めた後退位置との間で、前記支持プラットフォームに沿って前記ドリップトレイを動かすための、駆動機構を含む。
【0014】
更に有利な実施態様では、前記駆動機構は、駆動軸に回転自在に連結された第1の駆動ホイールと、支持プラットフォーム上にて第1の駆動ホイールから相隔てた第1の案内ホイールと一緒に回転するように駆動軸に連結された駆動モータを含み、前記第1の案内ホイールは、前記第1の駆動ホイールと前記第1の案内ホイールとによって回転自在に担持される第1の駆動チェーンによって前記第1の駆動ホイールから離間される。
【0015】
更に有利な実施態様では、前記ドリップトレイは、前記第1の駆動チェーンの回転により、前記ドリップトレイを、前記延在位置と前記後退位置との間を前記支持プラットフォームに沿って動かすように、固定位置にて前記第1の駆動チェーンに連結された第1の駆動アームを含む。
【0016】
更に有利な実施態様では、前記駆動軸は、第2の駆動ホイールから相隔てた第2の案内ホイールを有する、前記第2の駆動ホイールを含み、第2の駆動チェーンは、前記第2の駆動ホイールと前記第2の案内ホイールとによって回転自在に担持され、前記ドリップトレイは、前記第1の駆動チェーンと協働して、前記ドリップトレイを前記支持プラットフォームに沿って動かすように、前記ドリップトレイの前記第1の駆動アームから反対端に配置され前記第2の駆動チェーンに連結された第2の駆動アームを含む。
【0017】
更に有利な実施態様では、前記支持プラットフォームは、前記支持プラットフォームに沿う前記ドリップトレイの動きを方向付けるために、互いにほぼ平行で相隔たる一対の案内レールを含む。
【0018】
更に有利な実施態様では、前記ドリップトレイは、前記案内レールに沿う前記ドリップトレイの摺動を促進するために、前記持ち上げアームに担持され、前記案内レールに沿って走行する案内ローラーを含む。
【0019】
更に有利な実施態様では、前記駆動機構に連結され、前記ドリップトレイとは前記支持プラットフォームの反対端に配置される第2のキャッチトレイを含み、該第2のキャッチトレイは、前記充填ヘッドを前記容器交換位置に動かす時に、前記ドリップトレイの方へ引き出されて、前記ドリップトレイが前記第2のキャッチトレイと少なくとも部分的に重なって、前記充填ヘッドからのしたたりを捕らえる。
【0020】
更に有利な実施態様では、前記案内レールは上部トラックと下部トラックとを含み、
前記持ち上げアームに担持された前記案内ローラーは前記上部トラックに沿って走行し、且つ、前記第2のキャッチトレイは、前記案内レールに沿う前記ドリップトレイ及び前記第2のキャッチトレイの摺動を促進するために、前記下部トラックに沿って走行する案内ローラーを含む。
【0021】
上記目的は、本発明により、危険廃棄物用の充填ヘッドからのしたたりを制御する方法を提供することにより更に達成され、該制御する方法は、危険廃棄物を容器に入れるために、前記充填ヘッドを前記容器上に着座させた充填位置に下げるステップと、危険廃棄物を容器に詰めるステップと、前記充填ヘッドに係合させる持ち上げアームを担持しているドリップトレイを前記充填ヘッドに隣接して設けるステップと、前記持ち上げアームを前記充填ヘッド上に担持された制御アームに係合させるために、前記ドリップトレイを前記充填ヘッドの方へ動かして、前記持ち上げアームが前記制御アームに上向きにバイアスをかけて、前記容器上の前記充填位置から、前記容器から引っ込めた容器交換位置へ前記充填ヘッドを、上げるようにするステップと、前記持ち上げアームが前記容器交換位置に前記充填ヘッドを上げる時に、前記充填ヘッドからの危険廃棄物のしたたりを捕らえるために、前記ドリップトレイを前記充填ヘッドの下に延在させるステップと、を有する。
【0022】
本発明を実施するために設計される構成を、以下に、その他の特徴と共に説明される。本発明は、以下の明細書を読み及びその一部を成す添付図面を参照して、もっと容易に理解されるであろう。以下に、本発明の実施例が示される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1は、本発明による、遮蔽保管容器の充填ヘッドアセンブリを示す斜視図である。
図2図2は、本発明による、遮蔽保管容器の充填ヘッドアセンブリを示す斜視図である。
図3図3は、本発明による、支持プラットフォームと保管容器を運ぶ充填ヘッドアセンブリ受け入れパレットとを示す斜視図である。
図4図4は、本発明による、充填ヘッドが保管容器上に着座した充填位置にあり、支持プラットフォーム上で引っ込んだ位置にあるドリップ制御ユニットを示す斜視図である。
図5図5は、本発明による、充填ヘッドを保管容器から引き離すように充填ヘッドに係合しているドリップ制御ユニットを示す図である。
図6図6は、本発明による、充填ヘッドが容器交換位置にあり、引き出された位置にあるドリップ制御ユニットを示す斜視図である。
図7図7は、本発明による、支持プラットフォームと保管容器を運ぶ充填ヘッドアセンブリ受け入れパレットとを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図面を参照して、本発明を詳細に説明する。図1を参照するに、容器の充填領域を10にて総称している。容器12a〜12d遮蔽壁16a〜16dで画成された遮蔽領域14内に位置する容器12a〜12dを示してある。遮蔽壁は、遮蔽領域14からの放射線照射路を遮るのに役立つ。
【0025】
容器は、一連のローラーを有するコンベアシステムの上に載せて、通常、充填用の遮蔽領域に入れることのできる20で示す方向に、容器が移動できるように、軌道18により案内することができる。コンピュータ端末22a、22bは遮蔽領域の外側に設置して、容器充填プロセスを監視し操作するための個人個人が危険廃棄物から安全な距離の所で、操作できるようにする。図2に示すように、容器は一旦充填されると、危険廃棄物は今や容器内に確保されているので、遮蔽領域から移動させ、輸送又は保管することができる。
【0026】
図3を参照するに、容器12a〜12cは、パレット24の上に載せることができ、パレット24は容器12a〜12cをそれぞれのパレット上の容器受け面25の上に置くのに役立つ案内プレート26a〜26dを持つことができる。案内プレート26a〜26dは、容器を容器受け面25に適切にはめ込むのに役立つ傾斜接触面27を有し、充填プロセスの間、充填ヘッド28を容器の頂部に適切に係合させるのに役立つ。パレット24とその上の容器を20で示す方向に移送して、充填ヘッドアセンブリ28下の下に整列させるのに、ローラーセット30a、30bを役立てることができる。
【0027】
動作時に、容器12aはパレット24a上にてコンベアに沿って移動し、充填ヘッド28の下に位置づけられる。充填ヘッド28は、制御アーム58を介して支持プラットフォーム32により支持される。支持プラットフォーム32は、33にて総称するドリップ制御ユニットも支持し、これに隣接する充填ヘッド28を、制御アーム58に動作的に関連付けて、充填ヘッド28を保管容器の上に着座させた充填位置と、容器から引っ込めた図6に示す容器交換位置との間にて、動かすように制御アーム58の動きを作動させて、充填ヘッド28を容器から引き離し、容器を容器交換位置に移す時に危険廃棄物のしたたりを捕らえるようにする。
【0028】
廃棄物ノズル38は、充填ヘッド28により担持され、廃棄物を容器に入れるのに用いることができる。結合剤ノズル40は充填ヘッド28により担持され、結合剤を容器に入れるのに用いることができる。前処理ノズル42は充填ヘッド28により担持され、前処理物質を容器に入れるのに用いることができる。攪拌装置44は充填ヘッド28により担持され、容器内に入れた物質を混ぜ合わせるために、容器の内部の攪拌機(図示せず)を作動させるのに用いることができる。追加のノズル46a、46bは、他の目的のために他の物質を容器に入れるために、充填ヘッド28により担持することができる。
【0029】
図4を参照するに、ここでは廃棄物及び他の物質を容器に入れることができるように、保管容器の上に着座させた充填位置における充填ヘッド28を示している。ドリップ制御ユニット33は、したたりを捕らえるために、充填ヘッド28と協働するドリップトレイ34及び第2のキャッチトレイ36を有する。ドリップトレイ34及び第2のキャッチトレイ36は、廃棄物を入れるために充填ヘッド28が容器と接触できるように、引っ込んだ位置にある。この位置では、充填ヘッドからのしたたりは容器により受け取られ、容器以外の充填領域に留まることはない。
【0030】
ドリップトレイ34の両側には、制御アーム58に係合させるための、一対の持ち上げアーム56が担持されている。持ち上げアームは制御アーム58にバイアスをかけて、ドリップ制御ユニット33がドリップトレイ34を52の方向で充填ヘッド28の下に延在させる際に、充填ヘッド28を充填位置から容器交換位置に持ち上げさせて、充填ヘッドが容器から引き離される時にドリップトレイ34により危険廃棄物のしたたりを捕らえるようにする。持ち上げアーム56は、ドリップトレイ34を充填ヘッド28の下に延在させる時に、制御アーム58を上へ向けるように制御アーム58に摺動係合で係合させるための、傾斜支持面56aを有している。持ち上げアーム56と制御アーム58との間の摺動係合を促進させるために、制御アーム58には、各々傾斜支持面56aに係合させるローラー71を設けるのが好適である。
【0031】
前記支持プラットフォーム上には、ドリップトレイ34に動作的に連結される駆動機構50が担持されており、この駆動機構50は、充填ヘッドを容器交換位置へ移動させる際に充填ヘッドの下にドリップトレイを延在させる延在位置と、充填ヘッドが充填位置にある際にドリップトレイを充填ヘッドから引っ込めた後退位置との間で、支持プラットフォームに沿ってドリップトレイを動かす。駆動機構50は駆動軸62に連結されたモータ及びギアボックスとすることができる。駆動モータは、駆動軸62に回転自在に連結された第1の駆動ホイール51aと、支持プラットフォーム32上にて第1の駆動ホイール51aから相隔てた第1の案内ホイール53aと一緒に回転するように駆動軸62に連結され、第1の案内ホイール53aは、第1の駆動ホイール51aと第1の案内ホイール53aとによって回転自在に担持される第1の駆動チェーン64aによって第1の駆動ホイール51aから離間される。
【0032】
ドリップトレイ34は、第1の駆動チェーン64aの回転によりドリップトレイ34を、図6に示した延在位置と図4に示した後退位置との間にて支持プラットフォーム32に沿って動かすように、固定位置にて第1の駆動チェーン64aに連結した第1の駆動アーム57aを有している。
【0033】
好ましい実施形態では、駆動軸62が、第2の駆動ホイール51bも有し、この第2の駆動ホイールと、これから離間した第2の案内ホイール53bとで、第2の駆動チェーン64bを回転自在に担持する。ドリップトレイ34は、第1の駆動チェーン64aと協働して、ドリップトレイ34を支持プラットフォーム32に沿って動かすために、ドリップトレイ34の第1の駆動アーム57aとは反対端に配置される第2の駆動チェーン64bに連結される第2の駆動アーム57bも有する。
【0034】
トレイ34、36は案内レールに沿って小さいローラー59上を進むことができる。駆動軸62が一方向に回転するにつれて、ドリップトレイは互いに向かい合って進む。駆動軸62が反対方向に回転すると、ドリップトレイは互いから離れて進む。支持プラットフォーム32は、ドリップトレイの動きを支持プラットフォームに沿う方向に向けるために、ほぼ平行で互いに離間させた一対の案内レール61a、61bを有している。ドリップトレイ34は、案内レール61a、61bに沿って走行させるために、持ち上げアーム56に担持させた案内ローラー59を備えて、ドリップトレイ34の案内レールに沿う摺動を促す。
【0035】
好ましい実施形態では、第2のキャッチトレイ36を、駆動アーム81a、81bにより駆動チェーン64a、64bに連結し、支持プラットフォーム32のドリップトレイ34とは反対端に配置する。第2のキャッチトレイ36は、充填ヘッド28を容器交換位置に動かす際に、ドリップトレイ34の方へ引き寄せられるため、ドリップトレイ34は第2のキャッチトレイ36と少なくとも部分的に重なって、図6に示すように、前記充填ヘッドからのしたたりを捕らえる。
【0036】
案内レール61a、61bは上部トラック63と下部トラック65とを有し、持ち上げアーム56に担持された案内ローラー59は上部トラック63に沿って走行し、第2のキャッチトレイ36に担持された案内ローラー59は前記下部トラック65に沿って走行し、案内レール61a、61bに沿うドリップトレイ34及びキャッチトレイ36の摺動を促す。
【0037】
図5を参照するに、容器12aへの充填プロセスが完了したら、充填ヘッド28を容器12aから離すように上方に動かして、次の容器12bを充填ヘッドの下に位置づけることができる。直接手で触れる操作をなくし、個人を危険物にさらすことを減らすために、駆動機構50は、ドリップトレイ34を52で示す方向に及び第2のキャッチトレイ36を54で示す方向に、同時に動かし始める。ドリップトレイ34が52の方向に動いて、持ち上げアーム56が制御アーム58を上方へバイアスをかけるように、一旦、ドリップトレイ34が十分な距離を進むと、持ち上げアーム56の傾斜支持面56aが制御アーム58の所で充填ヘッド28に係合する。傾斜支持面56aが制御アーム58に係合すると、傾斜支持面による持ち上げ箇所での上向きの力が充填ヘッドを押し上げるので、充填ヘッドは60で示す方向に動かされる。従って、充填ヘッドは、個人のオペレータによる直接手で触れる動作なしで、容器から持ち上げ、離すことができる。
【0038】
図6は、容器交換位置における本発明を示している。この位置では、充填ヘッドからのしたたりが、重なり合う充填トレイにより捕らえられるように、ドリップトレイ34は第2のキャッチトレイ36と重なる。充填ヘッド28は、制御アーム58が、傾斜支持面56a上で上方へバイアスをかけられ、充填ヘッドを容器交換位置に保持しているので、持ち上げられた位置にある。これらのトレイは、一旦、充填ヘッドが容器から離れると、廃棄物が充填領域にしたたり落ちて容器を汚染する可能性を最小にする。
【0039】
充填ヘッド28が容器交換位置にある際には、容器12aを充填ヘッド28から離して動かすことができ、容器12bを充填ヘッド28の下に置くことができる。
【0040】
したたりを捕らえて、トレイに留め、その後したたりの除去をより容易にできるように、充填ヘッド28の下に延在させ、前記ドリップトレイの少なくとも一部にまたがる吸収パッド材料でトレイ34、36を覆うことができることに留意すべきである。
【0041】
脱水ランス(dewatering lance)と攪拌シャフトのような「容器内」の構成部品間の連結は、充填ヘッドをこれらの容器内の構成部品に係合させたり離脱したりできる、単純な滑り嵌め連結とする。充填ヘッドの外側のホースは柔軟性にして、充填位置と容器交換位置との間で充填ヘッドを垂直に動かせるようにする。乾燥セメントを供給するのに必要とされるような、充填ヘッドへの堅牢な連結には、格納用のベローズ内に封入される滑り嵌め連結を使用できる。
【0042】
一実施形態において、支持プラットフォーム32は、容器が充填位置と容器交換位置との間を動く時に、正しく整列させるために、充填ヘッド案内部を備えることもできる。充填ヘッドはこれらの充填ヘッド案内部の中を移動して、充填ヘッドを現容器の上の位置に維持するのを助けることができる。
【0043】
一実施形態において、充填ヘッドは、封入プロセスの間、廃棄物及び供給物を確実に閉じ込めるために、面取りしたリングにより容器をしっかり密閉するように設計する。また、容器には内部跳ねよけを装備させることができる。
【0044】
駆動機構50は、電気的接続が利用できない場合に、ドリップトレイを作動させる空気動力も含むことができる。
【0045】
図7を参照するに、容器12aは、廃棄物及び他の材料を容器に入れた後には、容器に固着させることができる蓋48で封をする。例示の実施例では、容器12aは20の方向に移動し、容器12bは充填のために充填ヘッド28の下に移動する。
【0046】
従って、本発明は、個人が直接手で触れる操作なしで、充填ヘッドを容器に自動的に係合したり、離脱したりするドリップトレイを有する特有の設計を提供する。容器への充填ヘッドの連結は自動的に行われ、充填ヘッドを容器から離した後のしたたりはドリップトレイに捕らえられるため、充填ヘッドの下側は保護され、したたりによる容器の汚染は最小となる。
【0047】
本発明の好適な実施形態を特定の用語を用いて説明したが、このような説明は例示目的に過ぎず、以下の特許請求の範囲の精神又はスコープから逸脱することなく、変更できることを理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7