(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記広告生成手段は、前記広告にアイコンボタンを配置し、該アイコンボタンに対し該アイコンボタンが操作されたときに接続される前記音声応答モデルDBの識別子を埋め込むこと、
を特徴とする請求項1記載の広告配信装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
【0012】
<構成>
(ネットワーク構成)
図1は、本発明の一実施形態にかかる広告配信システムのネットワーク構成図である。広告配信システムは、広告配信サーバ1、音声応答サーバ2、携帯端末3が、ネットワーク4を介して接続される。
【0013】
広告配信サーバ1は、携帯端末3に対し広告の配信を行なう広告配信装置である。広告配信サーバ1の行う広告配信方法は、例えば以下のような配信形態がある。但し、以下の配信形態にのみ限定されるものではない。
(1)待ち受け画面やアプリケーション上の広告スペースに広告を配信
(2)Webページ上の広告スペースに広告を配信
(3)メールやメッセージ上の広告スペースに広告を配信
音声応答サーバ2は、ユーザから携帯端末3を介して音声による質問を受けると、その質問に対し音声により応答するサーバである。音声応答サーバ2は、音声応答モデルとして、想定問答されうる入力ワードと出力ワードとを、音声応答モデルDBに対応付けて予め登録しておく。音声応答サーバ2は、携帯端末3から音声による質問を受けると、その質問音声を形態素解析等により解析し、入力ワードを特定する。そして、音声応答モデルDBに基づいて、入力ワードと対応付けられている出力ワードを音声により出力することで、ユーザ質問に対する応答音声を応答する。なお、本実施形態において、広告配信サーバ1と音声応答サーバ2との関係については、後述にて詳しくする。
【0014】
携帯端末3は、スマートフォン、携帯電話、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)等の情報処理機器から構成され、広告配信サーバ1からの広告配信先端末であると共に、音声応答サーバ2を利用する利用端末である。このため、携帯端末3は、例えばスピーカやマイクなどを備え、音声応答サーバ2との音声通話を行うことが可能な端末となっている。また、携帯端末3は、情報処理機器のため、例えばウェブブラウザ、メールソフトを含む各種アプリケーションを備える。
【0015】
ネットワーク4は、有線、無線を含むネットワークで、例えば、インターネット網である。
【0016】
なお、
図1は本発明の一実施形態を説明するにあたっての一構成例を示したものであり、広告配信サーバ1は、音声応答サーバ2と共通のサーバ上に構築してもよいし、さらに後述する内部の機能部やDB(Data Base)を異なるサーバ上に構築してネットワーク4上に配置(接続)してもよい。
【0017】
(ハードウェア構成)
図2は、本発明の一実施形態にかかる広告配信サーバ1及び音声応答サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。具体的に、これらハードウェア構成は、一般的なパソコンやワークステーションなどと同様の構成であり、図に示されるように、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、入力装置14と、出力装置15と、通信装置16と、HDD(Hard Disk Drive)17とを有する。
【0018】
CPU11は、各種プログラムの実行や演算処理を行う。ROM12は、起動時に必要なプログラムなどが記憶されている。RAM13は、CPU11での処理を一時的に記憶したり、データを記憶したりする。入力装置14は、キーボードやマウスである。出力装置15は、ディスプレイである。通信装置16は、ネットワーク4を介し他装置との通信を行う。HDD16は、各種データ及びプログラムを格納する。
【0019】
(ソフトウェア構成)
図3は、本発明の一実施形態にかかる広告配信システムのソフトウェア構成例を示す図である。
【0020】
まず、広告配信サーバ1は、機能部として、記憶部110、広告生成部120、広告配信部130を有する。
【0021】
記憶部110は、広告DB111などを記憶する機能を有している。
【0022】
広告生成部120は、携帯端末3に対し配信すべき広告を生成する機能を有している。本実施形態にかかる広告生成部120は、例えば、広告のタイトル、画像、広告先のURLリンク情報、及び音声応答サーバ2(音声応答モデルDB211)へのリンク情報など含む広告を生成するが、この点については、具体例を挙げて後述する。
【0023】
広告配信部130は、携帯端末3に対し、広告生成部120により生成された広告を配信する。なお、広告配信方法は、上述したように、例えば、待ち受け画面やアプリケーション上の広告スペースに広告を配信、Webページ上の広告スペースに広告を配信、メールやメッセージ上の広告スペースに広告を配信する方法等がある。
【0024】
次に、音声応答サーバ2は、機能部として、記憶部210、音声応答部220を有する。
【0025】
記憶部110は、音声応答モデルDB211などを記憶する機能を有している。音声応答モデルDB211については、具体例を挙げて後述する。
【0026】
音声応答部220は、携帯端末3から質問音声が入力されると、音声応答モデルDB211に基づいて、質問音声に対応する応答音声を応答する。
【0027】
次に、携帯端末3は、機能部として、広告受信部310、広告表示部320、広告操作部330、リンク接続部340、音声入出力部350を有する。
【0028】
広告受信部310は、広告配信サーバ1から広告を受信する機能を有している。
【0029】
広告表示部320は、広告受信部310により受信された広告を、広告配信方法に応じて表示する機能を有している。具体的に例えば、待ち受け画面やアプリケーション上の広告スペースに配信広告を表示したり、Webページ上の広告スペースに配信広告を表示したり、又はメールやメッセージ上の広告スペースに配信広告を表示する等がある。
【0030】
広告操作部330は、ユーザからの操作指示を受け、広告表示部320により表示された広告を操作(例えば、タップやクリック操作)する機能を有している。本実施形態にかかる広告には、例えば、広告のタイトル、画像、広告先のURLリンク情報、及び音声応答サーバ2(音声応答モデルDB211)へのリンク情報などが含まれている。このため、例えば、ユーザにより広告上の特定領域箇所が操作された場合、特定領域に埋め込まれているリンク情報が操作されたことを検知する。
【0031】
リンク接続部340は、広告操作部330によりリンク情報に対する操作が検知されたとき、リンク情報に基づいて、リンク先への接続を実行する。例えば、リンク情報が広告先のURLリンク情報である場合、当該URLへの接続を行う。また例えば、リンク情報が音声応答サーバ2(音声応答モデルDB211)へのリンク情報である場合、当該音声応答サーバ2(音声応答モデルDB211)への接続を行う。
【0032】
音声入出力部350は、ユーザからの音声入出力指示を受け、音声を入出力する機能を有している。具体的に例えば、本実施形態において、入力される音声は、ユーザの発声による質問音声であり、出力される音声は、音声応答モデルDB211からの応答による応答音声である。
【0033】
なお、これらの機能部は、各装置を構成するコンピュータのCPU、ROM、RAM等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。但し、これらの機能部は、「手段」、「モジュール」、「ユニット」、又は「回路」に読替えてもよい。
【0034】
広告配信サーバ1及び音声応答サーバ2は、一のサーバ筐体により実現され、単一のコンピュータ上に配置される形態であってもよい。この場合、広告配信サーバ1は、広告配信サーバ1の機能のみならず、音声応答サーバ2の機能を含む。又は、これらの機能部は、単一のコンピュータ上に配置される必要はなく、必要に応じて分散される形態であってもよい。
【0035】
また、記憶部110及び210は、サーバ・コンピュータ内のHDD等の記憶媒体上に所定のデータを体系的に保持するものである。勿論、サーバ内に配置される必要はなく、他の装置上に配置してもよい。
【0036】
(広告DB)
図4は、本発明の一実施形態にかかる広告DB111のデータ構成例を示す図である。広告DB111は、図に示されるように、「広告ID」、「T/D(Title/Description)」、「画像」、「URL」、「トークID」を含む。
【0037】
「広告ID」は、管理上、広告毎に付番された固有の識別子を示す。例えば、広告DB111に広告が登録されるたびに、「広告ID」が順次自動発番される。
【0038】
「T/D」は、広告のTitle及びDescriptionである。例えば、広告が「AAA水族館」の場合、「AAA水族館/10月10日リニューアルオープン!」といった情報が登録される。
【0039】
「画像」は、広告画像を特定するための情報を示す。具体的には、画像ファイルが登録される。例えば、広告がバナー広告の場合、バナー広告として表示される画像ファイルがここに登録される。
【0040】
「URL」は、広告の特定領域箇所に対し操作(例えば、タップやクリック操作等)がなされたときに遷移する、遷移先のURLリンク情報を示す。具体的には、広告主の広告サイトなど、広告主が指定するURL(Uniform Resource Locator)が登録される。
【0041】
「トークID」は、音声応答サーバ2の音声応答モデルDB211に対応する固有の識別子を示す。広告の特定領域箇所に対し操作(例えば、タップやクリック操作等)がなされたときに音声応答サーバ2と接続されるところ、「トークID」は、音声応答サーバ2において使用される音声応答モデルDB211を特定するために用いられる情報である。
【0042】
(音声応答モデルDB)
図5は、本発明の一実施形態にかかる音声応答モデルDB211のデータ構成例を示す図である。なお、
図5では、「トークID」:T001の音声応答モデルDB211aを示す。
【0043】
音声応答モデルDB211は、図に示されるように、「入力ワード」、「出力ワード」を含む。上述したように、音声応答サーバ2は、ユーザから携帯端末3を介して音声による質問を受けると、その質問に対し音声により応答するサーバである。このため、音声応答サーバ2は、音声応答モデルDB211を有し、各々の音声応答モデルDB211には、各々の広告内容に関し、想定問答されうる入力ワード(音声)と出力ワード(音声)とを対応付けて予め登録しておく。
【0044】
音声応答サーバ2は、携帯端末3から音声による質問を受けると、その質問音声を形態素解析等により解析し、入力ワードを特定する。そして、音声応答モデルDBに基づいて、入力ワードと対応付けられている出力ワードを音声により出力することで、ユーザ質問に対する応答音声を応答する。
【0045】
例えば、ユーザが「入場料はいくらですか?」との音声質問を入力すると、音声応答サーバ2は、その質問音声を形態素解析等により解析し、入力ワード(例えば、「入場料」、「いくら」)を特定する。そして、音声応答モデルDB211aに基づいて、入力ワードと対応付けられている出力ワードを特定し、音声により出力する。具体的に、「大人1000円、子供500円です。」との応答がなされる。
【0046】
なお、音声応答モデルDB211は、広告DB111の広告毎(広告ID毎)に作成されており、それぞれ固有の「トークID」を有する。このため、広告DB111において、新しい広告が登録(入稿)される毎に、新しい音声応答モデルDB211が作成される。またこのとき、広告DB111の「トークID」には、新しく作成された音声応答モデルDB211を特定するためのトークIDが登録される。勿論、音声応答モデルDB211は、その広告の広告内容に応じた想定問答されうる入力ワード及び出力ワードが登録されることになる。
【0047】
なお、
図5の音声応答モデルDB211のデータ構成例はあくまで一例である。ユーザとの音声応答が実現されればよく、他にも例えば、過去発言等の文脈を認識したスクリプト形式のデータなどであってもよい。
【0048】
また、本実施形態においては、音声応答サーバ2で、広告毎や広告主毎の音声応答モデルDBを一元管理することで、広告主にサーバのメンテナンスなどの負担をさせることなく、音声応答にかかるサービスを提供できるようになっている。
【0049】
<生成される広告例>
図6は、本発明の一実施形態にかかる広告例を示す図である。
図6の広告600は、広告配信サーバ1により、「広告ID」:AD10001(
図4参照)に基づいて生成された広告例を示す。
【0050】
まず、広告600がバナー広告であるものとすると、広告600全体画像は、「画像」:1001.gifの画像ファイルにより作成されているものである。また、広告600は、音声応答サーバ2へ接続するためのアイコンボタンとして、リンク用画像601を有する。
【0051】
図7は、本発明の一実施形態にかかる広告のリンク情報を説明する図である。広告600において、リンク用画像601を除く領域(斜線箇所)には、広告DB111の「URL」に登録されているURLリンク情報が埋め込まれている。従って、ユーザがこの領域上を操作(例えば、タップやクリック操作)した場合、当該URLへ接続される。
【0052】
一方、アイコンボタンとしてのリンク用画像601上の領域には、広告DB111の「トークID」に登録されている音声応答サーバ2の音声応答モデルDB211へのリンク情報(例えば、「音声応答サーバ2のアドレス+トークID」)が埋め込まれている。従って、ユーザがこの領域上を操作(例えば、タップやクリック操作)した場合、音声応答サーバ2の、当該「トークID」に対応する音声応答モデルDB211に接続される。
【0053】
<広告表示例>
図8は、本発明の一実施形態にかかる広告表示例を示す図である。
図8(a)〜(c)の広告600は、いずれも広告配信サーバ1により生成・配信され、携帯端末3上で表示された広告例を示す。
【0054】
(a)は、携帯端末3の待ち受け画面の広告スペースに広告が配信・表示された例を示す。(b)は、Webページ上の広告スペースに広告が配信・表示された例を示す。(c)は、メールやメッセージ上の広告スペースに広告が配信・表示された例を示す。
【0055】
いずれの場合にも、広告600は、音声応答サーバ2へ接続するための、音声応答サーバ2の音声応答モデルDB211に対するリンク情報が埋め込まれたリンク用画像601を有している。
【0056】
<音声応答の利用例>
図9は、本発明の一実施形態にかかる音声応答の利用例(その1)を示す図である。
図9(a)では、携帯端末3の待ち受け画面の広告スペースにおいて、広告600が表示されている。
【0057】
本実施形態にかかる広告600は、ユーザからの質問音声を受けこれに応答する仕組みを付加したものである。このため、ここで表示されている広告600の広告内容に関する質問を行いたいユーザは、リンク用画像601に対し、例えばタップ操作を行う。これにより、携帯端末3の待ち受け画面は、
図9(b)に遷移する。
【0058】
図9(b)は、音声応答サーバ2(音声応答モデルDB211)に接続されたときの画面である。上述したように、リンク用画像601には、音声応答サーバ2の音声応答モデルDB211に対するリンク情報が埋め込まれている。このため、携帯端末3は、ユーザによりリンク用画像601が操作されると、当該リンク情報に基づいて、音声応答サーバ2(音声応答モデルDB211)に接続するようになっている。
【0059】
図10は、本発明の一実施形態にかかる音声応答の利用例(その2)を示す図である。
図10(a)においてユーザは、広告600の広告内容(例えば、水族館)に関する任意の質問を音声により入力する。ここでは、例えば、水族館の入場料について質問するものとし、ユーザは、「入場料はいくら?」との質問音声を発声する。
【0060】
携帯端末3は、ユーザより質問音声が入力されると、当該質問音声を音声応答サーバ2に送信する。音声応答サーバ2は、質問音声が入力されると、入力された質問音声を形態素解析等により解析し、入力ワードを特定する。そして、音声応答モデルDB211に基づいて、入力ワードと対応付けられている出力ワードを音声により出力することで、ユーザ質問に対する応答音声を携帯端末3に応答(送信)する。
【0061】
携帯端末3は、音声応答サーバ2から応答音声を受信すると、スピーカ等から当該応答音声を出力する。具体的に、携帯端末3より、「大人1000円、子供500円です。」との応答音声が出力される。
【0062】
なお、質問音声及び応答音声は、
図10(b)に示されるように、携帯端末3の画面に併せて表示されてもよい。
【0063】
また、
図9(a)において、ユーザが広告600のリンク用画像601に対し例えばタップ操作を行った場合、音声応答サーバ2(音声応答モデルDB211)に接続されるものの、
図9(b)へは遷移せず、
図9(a)のの待ち受け画面状態のままで、
図10に示される音声応答をできるようにしてもよい。この場合、ユーザは質問音声を発声すれば、応答音声が応答される。
【0064】
<動作>
次に、本実施形態にかかる広告配信システムの処理動作について説明する。
図11は、本実施形態にかかる広告配信システムの処理例を示すシーケンス図である。以下、図面を参照しながら、詳しく説明する。
【0065】
なお、当シーケンスは、携帯端末3に対する広告を配信するタイミングで開始される。上述したように、広告の具体的配信方法は、待ち受け画面やアプリケーション上の広告スペースに広告を配信、Webページ上の広告スペースに広告を配信、メールやメッセージ上の広告スペースに広告を配信などがある。このため、広告配信サーバ1が広告配信処理を実行開始するトリガーとしては、例えば、携帯端末3の待ち受け画面や携帯用アプリ上の広告表示要求が発生したタイミング、携帯端末3からWebサイトの表示要求が発生したタイミング、携帯端末300への携帯メールが配信されるタイミングなどとなる。
【0066】
S1:広告配信サーバ1は、まず携帯端末3に対し配信すべき広告(広告ID)を決定する。広告決定方法は、様々であるが、例えば、ユーザ嗜好等に基づくターゲッティング広告、携帯用アプリやWebサイト又はメール内容に基づくコンテンツマッチ広告、もしくは画一的な通常広告など、いずれの広告決定方法を適用し、携帯端末3に対し配信すべき広告(広告ID)が決定されればよい。
【0067】
S2:広告配信サーバ1(広告生成部120)は、配信すべき広告(広告ID)が決定されると、広告DB111に基づいて、広告データを生成する。
【0068】
例えば、「広告ID」:AD10001の広告を配信する場合、広告DB111の「画像」:10001.gif、「URL」:http://www.aaa-aquarium.co.jp、「トークID」:T001などの情報を用いることにより、広告を生成する。なお、生成された広告例は例えば
図6、7に示される。
【0069】
S3:広告配信サーバ1(広告生成部120)は、携帯端末3に対し、S2で生成された広告を配信(送信)する。
【0070】
S4:携帯端末3は、広告配信サーバ1から広告を受信し(広告受信部310)、受信された広告を、広告配信方法に応じて表示する(広告表示部320)。なお、表示された広告例は例えば
図8に示される。
【0071】
S5:携帯端末3(広告操作部330)は、ユーザからの広告操作指示を受けると、これを検知する。ここでは広告600上において、リンク用画像601に対し、例えばタップ操作がなされたものとする。なお、具体的な操作例は例えば
図9(a)に示される。
【0072】
S6:携帯端末3(リンク接続部340)は、リンク情報に対する操作が検知されたとき、リンク情報に基づいて、リンク先への接続要求を送信する。ここでは、リンク情報が音声応答サーバ2(音声応答モデルDB211)へのリンク情報であるため、当該音声応答サーバ2(音声応答モデルDB211)への接続を行う。なお、接続要求はトークIDの情報を含む。音声応答モデルDB211は、トークID毎に設けられており、音声応答サーバ2は、いずれの音声応答モデルDB211を用いるかの識別子としてトークIDを用いる。
【0073】
S7:音声応答サーバ2は、接続要求に対する応答として、音声応答画面を送信する。なお、具体的な音声応答画面例は例えば
図9(b)に示される。
【0074】
S8:携帯端末3(音声入出力部350)は、ユーザからの音声入出力指示を受け、音声を入力する。具体的には、ユーザが広告600の広告内容(例えば、水族館)に関する任意の質問音声を入力すると、携帯端末3は、当該質問音声を音声応答サーバ2に送信する。なお、具体的な質問音声の入力例は例えば
図10(a)に示される。
【0075】
S9:音声応答サーバ2(音声応答部220)は、携帯端末3からの質問音声を受信すると、入力された質問音声を音声認識のうえ形態素解析等により解析し、接続要求に含まれていたトークIDに対応する音声応答モデルDB211に基づいて、質問音声に対応する応答音声を検索する。
【0076】
S10:音声応答サーバ2(音声応答部220)は、応答音声検索の結果に基づいて、応答音声を携帯端末3に応答する。
【0077】
S11:携帯端末3(音声入出力部350)は、音声応答サーバ2から応答音声を受信すると、当該応答音声を出力する。なお、具体的な応答音声の出力例は例えば
図10(b)に示される。
【0078】
<変形例>
上述の実施形態において、S9にて、音声応答サーバ2(音声応答部220)は、携帯端末3からの質問音声を受信し、質問音声に対応する応答音声を検索した。また、S10にて、応答音声検索の結果に基づいて、応答音声を携帯端末3に応答した。
【0079】
ここで、音声応答サーバ2(音声応答部220)は、質問音声に対応する応答音声を検索する処理と平行して、広告配信サーバ1より、別途の広告を取得するようにしてもよい。
【0080】
図12は、本実施形態にかかる広告配信システムの処理例(変形例)を示すシーケンス図である。なお、
図12は、
図11と比べ、S9とS10の間に、変形例にかかるステップが追加されている。また、それ以外のステップは省略している。
【0081】
S9−2:音声応答サーバ2は、S9の後、広告配信サーバ1に対し、広告取得要求を送信する。なお、広告取得要求は、少なくとも、入力ワード(例えば、「入場料、いくら」)や、出力ワード(大人1000円、子供500円)、広告内容に関する情報(例えば、「水族館、10月10日リニューアルオープン!」などの何れかを含む。
【0082】
S9−3:広告配信サーバ1は、広告取得要求を受信すると、広告取得要求に含まれる入力ワードや広告内容に関する情報に基づいて、入力ワード、出力ワード及び広告内容に関する情報に関連する広告(いわゆるコンテンツマッチ広告)を検索する。なお、ここで検索される広告は、再度広告DB111の広告の中から検索されてもよいし、別の広告DB(非図示)の中から検索されてもよい。また、ここで検索される広告の広告主は、例えば水族館の広告主とは、異なる別の広告主の広告が検索されてもよい。
【0083】
S9−4:広告配信サーバ1は、広告を検索すると、音声応答サーバ2に対し検索された広告を送信する。
【0084】
S10−2:音声応答サーバ2(音声応答部220)は、応答音声検索の結果に基づいて、応答音声を携帯端末3に応答する。また併せて、広告配信サーバ1から受信した広告を携帯端末3に送信する。
【0085】
S11−2:携帯端末3(音声入出力部350)は、音声応答サーバ2から応答音声を受信すると、当該応答音声を出力する。また併せて、広告表示部320は、音声応答サーバ2から受信した広告を表示する。
【0086】
図13は、本発明の一実施形態にかかる音声応答の利用例(変形例)を示す図である。
図10と比べ、携帯端末3には広告1300が表示されている。音声応答画面に表示される広告1300は、入力ワード、出力ワード及び広告内容に関する情報に関連する広告であるので、ユーザ嗜好に適う広告となっている。このため、広告1300に対しても、別途の広告効果を期待することが可能である。
【0087】
なお、
図13に示される広告1300はあくまで一例である。
図13のように音声応答サーバ2(音声応答モデルDB211)へのリンク情報を再び含むものであってもよいし、含まないものであってもよい。また、広告の種類は、バナー広告であってもよいし、テキスト形式の広告であってもよい。
【0088】
<補足>
上述したように、本実施形態にかかる広告600のリンク用画像601上を操作(例えば、タップやクリック操作)した場合、音声応答サーバ2の、当該「トークID」に対応する音声応答モデルDB211に接続される。このため、音声応答サーバ2において、音声応答モデルDB211は、広告600毎(広告ID毎)に、その広告に対し提供される音声応答が登録されて作成される。
【0089】
しかしながら、音声応答モデルDB211は、必ずしも広告毎でなくとも、ほかに例えば、広告主毎(企業毎)単位や、ブランド単位で作成されてもよい。この場合、音声応答モデルDB211は、個別の広告毎に対し提供される音声応答が登録されるものではなく、複数の広告に渡って、同一の音声応答モデルDB211が使用される(広告には同一「トークID」が埋め込まれる)。
【0090】
このような場合、音声応答モデルDB211には、広告主の企業活動に関し多岐に渡る様々音声応答が登録され、例えば、広告主企業のブランドイメージを高めるために、企業案内に関する音声応答や、ブランドに関する音声応答が登録されうる。また、ユーザに会話を楽しんでもらうべく、広告主企業のマスコット・キャラクターやCMタレントとの会話を実現させる音声応答などが登録されてもよい。
【0091】
<総括>
以上、本実施形態にかかる広告配信システムにおいて、特徴的な広告600がユーザの携帯端末3に対し配信される。具体的に広告600は、ユーザからの質問音声を受けこれに応答する仕組みを付加したものである。このため、ユーザは、広告600上のリンク用画像601をタップ操作することにより、音声応答サーバ2(音声応答モデルDB211)を利用し、当該広告内容に関する質問を音声により行うことが可能である。これにより、例えば、以下の効果を奏することができる。
・広告600は、新しく目新しさがある。このため、ユーザ興味を増加させ、広告効果を増加させる。
・ユーザは、音声により電話通話感覚で、広告内容毎に広告内容に即した質問を行うことができる。
・音声応答サーバ2はコンピュータのため、24時間365日利用可能。また、人的なオペレータは不要である。
・パケット通信により実現可能なため、ユーザにとって電話通話料等の負担は不要である。
【0092】
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。