(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
1つの電子文書データに複数の部品がレイアウトされており、その中の電子文書データ内で使用している文字の表示サイズを確認する場合、表示サイズを配置後の画面を黙視するだけでは判別しがたいケースが多く、文字の属性情報に含まれる表示サイズの数値を確認・比較することが望ましい。
【0007】
しかし、部品データを電子文書データに拡大縮小して配置した場合、部品内の文字の属性情報に記載された表示サイズと実際にレイアウトされる文字の表示サイズが同一であるとは限らず、電子文書データの作成者が作成した電子文書データに含まれる部品内の文字の表示サイズを確認するためには、部品データの文字の属性情報に記録された表示サイズと、電子文書データに配置した部品のサイズを考慮しなければならない。
【0008】
電子文書データの作成者にとっては、電子文書データ内の全ての文字情報についてその表示サイズを把握することは難しく、自身が作成していない部品データで使用されている文字を含む全ての、電子文書データ中の文字の表示サイズを確認することは困難であった。これにより、文字の表示サイズについて変更しなければならない電子文書データに更新が行われないまま使用され続けてしまうという問題が発生していた。
【0009】
本発明は、部品データをレイアウトすること
により作成された文書データを
出力する際に、
出力サイズが
所定
の出力サイズ
より小さい文字を含む文書データの
出力を好適に防止することが可能な仕組みを提供することを目的とする。
【0010】
本発明は、
部品データをレイアウトすることにより作成される文書データを管理する情報処理装置であって、
文書データの承認者に対して承認依頼を行う承認依頼手段と、前記文書データにレイアウトさ
れる部品データに含まれる文字
データの
文字サイズと、当該
部品データを当該文書データ
にレイアウト時の
当該部品データの縮尺とを用いて、前記文
字データの当該文書データ
上の出力サイズを特定する特定手段と、前記特定手段
で特定された前記文
字デー
タの出力サイズが、
予め設定
された出力サイズよりも小さい場合に、その旨を通知する通知手段と
、を備え
、前記承認依頼手段は、前記特定手段で特定された前記文字データの出力サイズが、予め設定された出力サイズよりも小さい場合には、承認依頼を行わないことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、
部品データをレイアウトすることにより作成される文書データを管理する情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置の承認依頼手段が、文書データの承認者に対して承認依頼を行う承認依頼工程と、前記情報処理装置の特定手段が、前記文書データにレイアウトさ
れる部品データに含まれる文字
データの
文字サイズと、当該
部品データを当該文書データ
にレイアウト時の
当該部品データの縮尺とを用いて、前記文
字データの当該文書データ
上の出力サイズを特定する特定工程と、前記情報処理装置の通知手段が、前記特定工程
で特定された前記文
字デー
タの出力サイズが、
予め設定
された出力サイズよりも小さい場合に、その旨を通知する通知工程と
、を備え
、前記承認依頼手段は、前記特定手段で特定された前記文字データの出力サイズが、予め設定された出力サイズよりも小さい場合には、承認依頼を行わないことを特徴とする。また、本発明は、
部品データをレイアウトすることにより作成される文書データを管理する情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムであって、前記情報処理装置を、
文書データの承認者に対して承認依頼を行う承認依頼手段と、前記文書データにレイアウトさ
れる部品データに含まれる文字
データの
文字サイズと、当該
部品データを当該文書データ
にレイアウト時の
当該部品データの縮尺とを用いて、前記文
字データの当該文書データ
上の出力サイズを特定する特定手段と、前記特定手段
で特定された前記文
字デー
タの出力サイズが、
予め設定
された出力サイズよりも小さい場合に、その旨を通知する通知手段と
、として機能させ
、前記承認依頼手段は、前記特定手段で特定された前記文字データの出力サイズが、予め設定された出力サイズよりも小さい場合には、承認依頼を行わないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、
部品データをレイアウトすること
により作成された文書データを
出力する際に、
出力サイズが
所定
の出力サイズ
より小さい文字を含む文書データの
出力を好適に防止することが可能な仕組みを提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本願発明の実施の形態について説明する。
【0015】
図1は、本願発明の実施の形態における文書管理システムの構成の一例を示すシステム構成図である。図中、101は文書管理サーバであって、本願発明における情報処理装置として機能する。102はクライアント装置であって、文書管理システムにおいて電子文書データ等の作成や、承認を行うユーザにより使用される端末である。103は、文書管理サーバ101とクライアント装置102とを相互にデータ通信可能に接続するためのLAN(Local Area Network)等のネットワークである。
【0016】
図2は、
図1の文書管理サーバ101として適用可能な情報処理装置のハードウェアの構成の一例を示す模式図である。
【0017】
CPU201は、システムバス204に接続される後述の各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0018】
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM202にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。ビデオコントローラ(VC)206は、ディスプレイ装置210等の表示装置への表示を制御する。ディスプレイ装置は、例えばCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等である。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。
【0019】
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピーディスク(登録商標 FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュメモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0020】
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
【0021】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0022】
本発明の文書管理サーバの各種処理を実行するために用いられるプログラムは外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されている。
【0023】
次に、
図3を参照して、本願の文書作成支援システムで作成される電子文書データの構造について説明する。
図3は本願の文書作成支援システムで作成される電子文書データの構造を示す模式図である。
【0024】
本願の文書作成支援システムでは、ユーザが選択したテンプレートに、素材データや複数の素材データ等の部品データにより構成されるパーツデータを、電子文書データを構成する部品データとして所望の位置に配置することにより電子文書データを作成することになる。
【0025】
図中、300はテンプレートデータであり、ユーザによる入力部操作に従い、CPU201が指定することになる。このテンプレートデータ300には素材データ301やパーツデータ302を配置することが可能である。
【0026】
301は、素材データであり、例えば画像データ等である。この素材データをテンプレートデータ300に配置することや、素材データ301を用いてパーツデータを作成することも可能である。302はパーツデータあり、素材データ301や文字列データ等を複数組み合わせて作成される。これらテンプレートデータ、素材データ、及びパーツデータは、文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶管理されている。
【0027】
図4を参照して、文書管理サーバ101で外部メモリ211に記憶管理されている、電子文書データ作成に用いられる各種データの構成について説明する。文書管理サーバ101の外部メモリ211には、電子文書情報テーブル401、電子文書ページ内部品情報テーブル402、パーツ情報テーブル403が記憶管理されている。
【0028】
電子文書情報テーブル401は、ユーザの操作に従って文書管理サーバ101が作成し、外部メモリ211で管理している電子文書データを管理するためのデータテーブルであり、文書番号401−1、ステータス401−2、文書内最小文字サイズ401−3等で構成されている。
【0029】
文書番号401−1は、電子文書データを一意に識別するための識別情報である。テンプレート番号401−2には、当該電子文書データのステータス(作成中・申請依頼中・承認済み等、ワークフローの状態)が記憶される。テンプレート更新番号401−3には、電子文書データ内で使用している全ての部品の中で、印字されている最小の文字のサイズが記憶される。
【0030】
電子文書ページ内部品情報テーブル402は、電子文書データで使用されている素材データやパーツデータ等の部品データを管理するためのデータテーブルであり、文書番号402−1、文書ページ番号402−2、更新番号402−3、部品連番402−4、部品区分402−5、部品番号402−6、貼付縮尺402−7、貼付位置402−8等で構成されている。
【0031】
文書番号402−1には、文書を特定するための文書番号が記憶されており、前述の電子文書情報テーブル401中の文書番号401−1に対応する。文書ページ番号402−2は当該電子文書データのページ番号を示す情報が記憶される。更新番号402−3には、文書番号402−1および文書ページ番号402−2で一意に示される電子文書データ中の特定のページデータの更新回数を示す情報が記憶される。何れかの電子文書データ中の何れかページデータが更新されると、新たにこの電子文書ページ内部品テーブル402に、ページ内で使用している部品の数だけレコードが追加されることになる。
【0032】
部品連番402−4には、ページ内で使用されている部品の連番が記憶される。部品区分402−5には、当該レコードで管理されるページ内部品の区分、すなわち素材データであるかそれともパーツデータであるかを示す情報が記憶される。部品番号402−6には、当該レコードで管理されている部品が素材データである場合には素材番号(後述の素材情報テーブル406中の素材番号406−1に対応)が、パーツデータである場合には、パーツ番号(後述のパーツ情報テーブル404中のパーツ番号404−1に対応)が記憶される。貼付縮尺402−7には、部品を貼り付けた際の縮尺が記憶される。貼付位置402−8には、部品を貼り付けた位置が記憶される。
【0033】
パーツデータ情報テーブル403は、文書管理システムでの電子文書作成に使用可能なパーツデータの情報を管理するためのデータテーブルであり、パーツ番号403−1、更新番号403−2、部品内最小文字サイズ403−3等で構成されている。
【0034】
パーツ番号403−1には、パーツデータを一意に識別するため識別情報が記憶される。更新番号403−2には、パーツデータのバージョンを特定するための更新番号が記憶される。部品内最小文字サイズ403−3にはパーツデータ内に印字されている最小の文字のサイズが記憶される。
【0035】
以上が、文書管理サーバ101の外部メモリ211で管理されている電子文書データ作成に用いられる各種データの構成の説明である。
【0036】
図5を参照して、文書管理サーバ101によって行われる文書管理処理の一例について説明する。この処理を実行するために使用されるプログラムは文書管理サーバ101の外部メモリ211に記憶されており、本処理を行う際には当該プログラムをRAM202にロードし、プログラムの制御に従って本処理を行うことになる。
【0037】
まず、CPU201は、クライアント装置102から部品データをレイアウトすることで電子文書データの作成処理を行う(ステップS501)。この処理の詳細については、
図6を参照して説明することにする。
【0038】
図6は、
図5のステップS501の電子文書データの作成処理の詳細を示すフローチャートである。
【0039】
まず、CPU201は、電子文書データに使用する部品データの選択を受け付け(ステップS601)、その部品データの貼付位置、貼付縮尺の指定を受け付ける(ステップS602、ステップS603)。
【0040】
そして、ステップS602で指定された位置にステップS601で指定された部品データをステップS603で指定された縮尺で表示する(ステップS604)。そして上記の処理を電子文書データの作成終了指示を受け付けるまで(ステップS605でYESと判定するまで)行うことになる。尚、フローチャートには特に示していないが、既にレイアウトされた部品データの削除、貼付位置の変更、貼付縮尺の変更も行うことが可能である。以上が
図5のステップS501の電子文書データ作成処理の詳細な説明である。
【0041】
図5の説明に戻る。ステップS501での電子文書データの文書申請処理が行われると、その後、申請を行った電子文書データの最小文字サイズ401−3を取得する文字サイズ特定処理を行う(ステップS502)。この処理の詳細については、
図7を参照して説明する。
【0042】
図7は、
図5のステップS502の文字サイズ特定処理の詳細を示すフローチャートである。この処理では、CPU201は、データ電子文書データで使用されている部品データ中の文字のフォントサイズのうち、最小のフォントサイズを特定する。
【0043】
まず、CPU201は、電子文書データ中の最小のフォントサイズを保持する変数Xを
、あらかじめ設定された最小文字サイズ条件以上のフォントサイズに初期化する(ステップS701)。そして、電子文書データで使用されている全ての部品データのフォントサイズを算出し、その中で最小のフォントサイズを電子文書データの最小フォントサイズとして特定する処理を行う。
【0044】
ステップS703において、部品データ中の最小フォントサイズと、当該部品データの貼付縮尺を取得し、それぞれ、変数A、変数Bに設定する。そして、変数A×変数Bを行うことでフォントサイズを算出し、変数Yに設定する(ステップS704)。
【0045】
その後、変数Yの値が変数Xの値よりも小さいかを判定し(ステップS705)、小さいと判定した場合には(ステップS705でYES)、変数Yの値を変数Xに代入する(ステップS706)。そして、ステップS703からS706の処理を電子文書データに使用されている全ての部品データに対して行い、その結果変数Xに設定されている値を当該電子文書データの最小フォントサイズとして登録する(ステップS707)。以上が
図5のステップS502の文字サイズ特定処理の詳細な説明である。
【0046】
図5の説明に戻る。ステップS502の文字サイズ特定処理が終了後、この処理で特定された電子文書データの文字サイズがあらかじめ設定された最小文字サイズ条件以上のフォントサイズであるかを判定する(文字サイズは妥当?:ステップS503)。そして、この判定処理で、文字サイズが妥当ではない(NO)と判定した場合には、処理をステップS504に移行させ、文字サイズ警告処理を行う。
【0047】
一方、ステップS503の判定処理でYESと判定した場合には、処理をステップS505に進め、電子文書データの承認処理を行う。この処理では、クライアント装置102からステータスや承認希望日等の電子文書データへの入力情報の書式の整合性やデータの妥当性を照合する処理を行う。この処理の際には、電子文書データの承認担当者に対して、新規に承認が必要となる電子文書データが発生したことを通知し、当該承認担当者からの承認/否認の入力を受け付けることになる。
【0048】
ステップS505の承認処理で、電子文書データに対する承認が行われたと判定した場合には(ステップS506でYES)、処理をステップS507に進め、電子文書データを利用可能にするために公開する。
【0049】
一方、電子文書データに対する否認が行われた場合には(ステップS506でNO)、処理をステップS508に進め、電子文書データの作成担当者に対して、否認通知処理を行う。以上が、文書管理サーバ101のCPU201によって行われる文書データ申請処理の詳細な説明である。このような処理を行うことで、最小文字サイズの設定を適切に行うことが可能となる。
【0050】
次に、
図8を参照して、
図5の文書データ申請処理の結果公開された電子文書データの印刷処理について説明する。
【0051】
まず、文書管理サーバ101のCPU201は、クライアント装置102から印刷処理を行う電子文書データの指定を受け付け(ステップS801)、印刷縮尺を取得する(ステップS802)。
【0052】
そして、そして、ステップS801で指定を受け付けた電子文書データの最小文字サイズと印刷縮尺から、印刷時の最小フォントサイズを特定する(ステップS803)。
【0053】
そして、印刷時の最小フォントサイズと予め設定された最小文字サイズ条件とを比較することで、印刷時の最小フォントサイズが最小文字サイズ条件を満たす妥当なものであるかを判定する(ステップS804)。
【0054】
ステップS804の判定処理でYESと判定した場合には、印刷処理を実行する(ステップS805)。一方、NOと判定した場合には、印刷不可警告を行うことになる(ステップS806)。
【0055】
本発明では、印刷実行時にもその縮尺設定により電子文書データの最小文字サイズ条件を満たした印刷文書データの作成を行えるかどうかにより、印刷の可否を判定することで、印刷文書データについても文字フォント条件を満たした形で作成することが可能となる。
【0056】
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0057】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
【0058】
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0059】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
【0060】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
【0061】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
【0062】
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0063】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0064】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0065】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0066】
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。