特許第5696870号(P5696870)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5696870
(24)【登録日】2015年2月20日
(45)【発行日】2015年4月8日
(54)【発明の名称】管の固定装置
(51)【国際特許分類】
   F16L 3/00 20060101AFI20150319BHJP
   E03C 1/00 20060101ALI20150319BHJP
【FI】
   F16L3/00 H
   E03C1/00
【請求項の数】6
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2009-233867(P2009-233867)
(22)【出願日】2009年9月11日
(65)【公開番号】特開2011-58619(P2011-58619A)
(43)【公開日】2011年3月24日
【審査請求日】2012年9月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】509279295
【氏名又は名称】須山 久義
(74)【代理人】
【識別番号】100070057
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 眞治
(74)【代理人】
【識別番号】100158713
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 眞紀子
(72)【発明者】
【氏名】須山 久義
【審査官】 木村 麻乃
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−019885(JP,A)
【文献】 特開2007−100356(JP,A)
【文献】 特開2009−121178(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L 3/00
E03C 1/00
F16L 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鍔付き中空ボルトの上の着脱自在の中空固定部材を設け、該中空固定部材の上に中空袋ナットを設けた1本の管の固定装置において、該鍔付き中空ボルトの上端部に上端部から大きな穴の中空ボルトの内側下に直線の傾斜した固定側壁を設けるとともに鍔付き中空ボルトの下端部の鍔に複数の固定穴を所定の間隔をおいて設け、前記中空固定部材がゴム製又は合成樹脂製であるとともに中空ボルトの大きい穴より小さい穴の中空固定部材の下端部に上から下方向で内側下方向で直線の傾斜した固定側壁を設けて、更に、前記中空袋ナットの上端部に、中空ボルトの大きい穴より小さくて中空固定部材の小さい穴より大きい中位の穴を、設けるとともに、中空袋ナットの上端部に、中空袋ナットの下側水平の横幅を中空固定部材の上側横幅より小さい横幅にした水平壁を、設けたことを特徴とする管の固定装置。
【請求項2】
鍔付き中空ボルトが、金属製の鍔付き中空ボルトであることを特徴とする請求項1記載の管の固定装置。
【請求項3】
鍔付き中空ボルトが、合成樹脂製の鍔付き中空ボルトであることを特徴とする請求項1記載の管の固定装置。
【請求項4】
中空袋ナットが、金属製の中空袋ナットであることを特徴とする請求項1記載の管の固定装置。
【請求項5】
中空袋ナットが、合成樹脂製の中空袋ナットであることを特徴とする請求項1記載の管の固定装置。
【請求項6】
中空袋ナットが、多角形の外形であることを特徴とする請求項1記載の管の固定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、給水管や排水管などの管を固定する装置に係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、洗面所の洗面台の中に設けた給水管などとして縦方向の管が設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
従来の給水管などの縦方向の管は、固定されいてなかったり、縦方向の管に横方向の支持固定装置で固定されたりしたものがあり、その1例として特開2003−20162号公報(「0002」から「0004」欄、図7)に従来の排水管の固定装置として横方向の管に縦方向の支持固定装置で固定されたものが記載されている特許文献があり、この排水管の固定装置を90度回転させた形状にして縦方向の管に横方向の支持固定装置で固定されたものがある.
【特許文献】 特開2003−20162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この従来の給水管などの縦方向の管は、縦方向から固定されていないために不安定であるので、重い水を縦方向の管に通水した時に横揺れなどが繰り返し行われるために長期間使用しているうちに縦方向の管が損傷する恐れがあるという問題点などがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
鍔付き中空ボルトの上の着脱自在の中空固定部材を設け、この中空固定部材の上に中空袋ナットを設けた1本の管の固定装置において、この鍔付き中空ボルトの上端部に上端部から大きな穴の中空ボルトの内側下に直線の傾斜した固定側壁を設けるとともに鍔付き中空ボルトの下端部の鍔に複数の固定穴を所定の間隔をおいて設け、前記中空固定部材がゴム製又は合成樹脂製であるとともに中空ボルトの大きい穴より小さい穴の中空固定部材の下端部に上から下方向で内側下方向で直線の傾斜した固定側壁を設けて、更に、前記中空袋ナットの上端部に、中空ボルトの大きい穴より小さくて中空固定部材の小さい穴より大きい中位の穴を、設けるとともに、中空袋ナットの上端部に、中空袋ナットの下側水平壁の横幅を中空固定部材の上側横幅より小さい横幅にした水平壁を、設けたものである。
【発明の効果】
【0006】
この発明の管の固定装置は、鍔付き中空ボルトの上の着脱自在の中空固定部材を設け、この中空固定部材の上に中空袋ナットを設けた1本の管の固定装置において、この鍔付き中空ボルトの上端部に上端部から大きな穴の中空ボルトの内側下に直線の傾斜した固定側壁を設けるとともに鍔付き中空ボルトの下端部の鍔に複数の固定穴を所定の間隔をおいて設け、前記中空固定部材がゴム製又は合成樹脂製であるとともに中空ボルトの大きい穴より小さい穴の中空固定部材の下端部に上から下方向で内側下方向で直線の傾斜した固定側壁を設けて、更に、前記中空袋ナットの上端部に、中空ボルトの大きい穴より小さくて中空固定部材の小さい穴より大きい中位の穴を、設けるとともに、中空袋ナットの上端部に、中空袋ナットの下側水平壁の横幅を中空固定部材の上側横幅より小さい横幅にした水平壁を、設けたものであるから、洗面台の内側床に開けたやや大きい穴に入れた縦方向の管に、上から鍔付き中空ボルトと中空固定部材と中空袋ナットを順次差込んだ後に、先ず中空ボルトの鍔に設けた固定穴から洗面台の内側床板にネジ止めして管の下部を固定し、次に中空袋ナットの雌ネジを中空ボルトの雄ネジに回転して中空固定部材を押下げることにより中空固定部材の傾斜した固定側壁が、中空ボルトの傾斜した固定側壁に沿って下降するためにこの中空固定部材が内側に押付けられて管の上部を安定した状態で固定することができるし、管の上下2か所で安定した状態で固定することができるとともに床板に管の外径より大きくした4角形などの穴を設けて、この穴に管を入れると、その隙間に小物が落下するのを中空ボルトの鍔で防止することができ、この穴の醜い縁部と隙間を中空ボルトの鍔で被覆するためにこの部分の外観を綺麗に良くすることができるし、この隙間からの空気などの流入と流出とを中空ボルトの鍔と上部の中空固定部材とで防止することができる。
したがって、管に水などの液体や気体などを通した時などに横揺れを防止することができるとともに長期間した安定して状態で管を使用することができるし、長期間使用しても縦方向の管が損傷する恐れが少ないという効果がある。
そして、固定した管や固定部品が長期間使用して老朽化した中空固定部材などを交換する際は、管を切断して中空袋ナットを逆回転して取外すとともに中空ボルトのネジを取外すことにより新しい管や新しい1部の部品を比較的簡単に交換することができる。
【0007】
請求項2の管の固定装置は、鍔付き中空ボルトが、金属製の鍔付き中空ボルトであるから、鍔付き中空ボルトで管を長期間安定した状態で固定することができる。
特に、管が金属製である時は、両者が金属製であるために良好な状態で長期間安定した状態で固定することができる。
特に、管が金属製である時は、両者が金属製であるために良好な状態で長期間安定した状態で固定することができる。
【0008】
請求項3の管の固定装置は、鍔付き中空ボルトが、合成樹脂製の鍔付き中空ボルトであるから、鍔付き中空ボルトで管を長期間安定した状態で固定することができる。
特に、管が合成樹脂製である時は、両者が合成樹脂製であるために良好な状態で長期間安定した状態で固定することができる。
【0009】
請求項4の管の固定装置は、中空袋ナットが、金属製の中空袋ナットであるから、中空袋ナットで管を長期間安定した状態で固定することができる。
特に、管が金属製である時は、両者が金属製であるために良好な状態で長期間安定した状態で固定することができる。
【0010】
請求項5の管の固定装置は、中空袋ナットが、合成樹脂製の中空袋ナットであるから、鍔付き中空袋ナットで管を長期間安定した状態で固定することができる。
特に、管が合成樹脂製である時は、両者が合成樹脂製であるために良好な状態で長期間安定した状態で固定することができる。
【0011】
請求項6の管の固定装置は、中空袋ナットが、多角形の外形であるから、この多角形中空袋ナットで管を長期間安定した状態で固定することができる。
特に、この多角形中空袋ナットを工具で鍔付き中空ボルトに締め付け、取り外しの際に、比較的簡単に締め付けたり、取り外したりすることができる。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】 本発明品の固定時の正面図である。
図2】 同じく平面図である。
図3】 同じく要部の拡大縦断面図である。
図4】 本発明品の固定前の拡大縦断面図である。
図5】 中空固定部材の拡大平面図である。
図6】 中空固定部材の拡大底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
鍔付き中空ボルトの上端部に上端部から大きな穴の中空ボルトの内側下に直線の傾斜した固定側壁を設けるとともに鍔付き中空ボルトの下端部の鍔に複数の固定穴を所定の間隔をおいて設け、前記中空固定部材がゴム製又は合成樹脂製であるとともに中空ボルトの大きい穴より小さい穴の中空固定部材の下端部に上から下方向で内側下方向で直線の傾斜した固定側壁を設けて、更に、前記中空袋ナットの上端部に、中空ボルトの大きい穴より小さくて中空固定部材の小さい穴より大きい中位の穴を、設けるとともに中空袋ナットの上端部に中空袋ナットの下側水平壁の横幅を中空固定部材の上側横幅より小さい横幅にした水平壁を設けたものである。
【実施例1】
【0015】
管の固定装置は、図4に図示のように、ステンレス製の鍔付き中空ボルト1の上にゴム製の中空固定部材6を着脱自在に設け、この中空固定部材6の上にステンレス製の中空袋ナット9を設けたものである。
中空ボルト1は、大きな穴を有し、上端部から大きい穴の中空ボルトの内側下方向に次第に小さくように傾斜した固定側壁2を設けるとともに外側に雄ネジを設け、鍔付き中空ボルトの下端部の鍔4に複数個の固定穴5を所定の間隔おいて4個設ける。
中空固定部材(ゴムパッキン)6は、中空ボルトの大きな穴より小さい穴8を中央部に有し、図5図6に図示のように、下端部に上から下方向で中空固定部材の内側方向に次第に小さくなる傾斜した固定側壁7を全周に設ける。
中空袋ナット9は、図4に図示のように、中空ボルトの大きい穴より小さくて中空固定部材の小さい穴より大きい中位(ちゅうくらい)の穴(中空部)11を有し、水平壁壁10を上端全周縁に設けるとともに内側に雌ネジ12を設ける。
更に、中空袋ナットの上端部に、中空袋ナットの下側水平壁の横幅を中空固定部材の上側横幅より小さい横幅にした水平壁10を設ける。
【0016】
この実施例1の管の固定装置は、図1図2に図示のように、洗面台の内側床板13に縦管14の外径より大きい穴15を設け、この穴に縦管を設けて、縦管に鍔付き中空ボルト1を挿入して中空ボルトの固定穴5にビス16で中空ボルトを床板に固定する。
次に、中空固定部材6の下端部内側方向に傾斜した固定側壁7を、中空ボルト1の下方向に傾斜した固定側壁2の1に載せた後に、この中空固定部材の上に中空袋ナット9を設ける。
この中空袋ナットの雌ネジ12を中空ボルトの雄ネジ3に回転して降下することにより中空固定部材の固定側壁7などは中空袋ナットの降下にともなって中空袋ナットの水平壁10により強く固定される。この固定の際に、中空固定部材6の傾斜した固定側壁7が中空ボルト1の傾斜した固定側壁2に良く案内されて円滑に固定される。
【0017】
この実施例1の管の固定装置は、縦管に鍔付き中空ボルトと中空袋ナットとしてステンレス製金属のものについて説明したが、他の金属のものでも良いし、合成樹脂のものも良く、中空袋ナットの外形は多角形が良い。
中空固定部材としてゴム製のものについて説明したが、中空固定部材として合成樹脂のものも良い。なお,この管の固定装置で管を洗面台などの内側側板に同様にして横方向に固定しても良い。
【符号の説明】
【0018】
1 鍔付き中空ボルト
2 固定側壁
3 雄ネジ
4 鍔
5 固定穴
6 中空固定部材
7 固定側壁
8 小さい穴
9 中空袋ナット
10 水平壁
11 中位の穴
12 雌ネジ
図1
図2
図3
図4
図5
図6