(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5697767
(24)【登録日】2015年2月20日
(45)【発行日】2015年4月8日
(54)【発明の名称】貴重品保管装置
(51)【国際特許分類】
E05B 49/00 20060101AFI20150319BHJP
E05B 65/02 20060101ALI20150319BHJP
【FI】
E05B49/00 R
E05B65/02 B
【請求項の数】1
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2014-4286(P2014-4286)
(22)【出願日】2014年1月14日
【審査請求日】2014年2月3日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】312015026
【氏名又は名称】小野田 基
(74)【代理人】
【識別番号】100080838
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 光康
(72)【発明者】
【氏名】小野田 基
【審査官】
家田 政明
(56)【参考文献】
【文献】
特開2013−189821(JP,A)
【文献】
特許第4184589(JP,B2)
【文献】
特開2001−323696(JP,A)
【文献】
特許第5244493(JP,B2)
【文献】
特許第4681140(JP,B2)
【文献】
特開2006−219921(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 1/00−85/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
扉の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう、少なくとも1個以上の収納ボックスを備えた貴重品保管装置において、前記収納ボックスあるいは複数個の収納ボックスを備えた筐体に設置され、あるいは該収納ボックスとは異なる場所に設置された、利用者を施設側で特定することができる施設側のフロントにおいてチエックインする時に登録された利用者の生体認証を用いた施設側承認データを読み取る施設側承認データ読み取り手段と、前記収納ボックスあるいは複数個の収納ボックスを備えた筐体に設置された生体認証読み取り手段と、前記収納ボックスあるいは複数個の収納ボックスを備えた筐体に設置された前記生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データおよび前記施設側承認データ読み取り手段で読み取った施設側承認データを処理記憶するとともに、前記生体認証データおよび施設側承認データに基づいて、前記電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス内に貴重品を収納して施錠し、施錠された収納ボックスより収納した貴重品を取り出す場合に前記生体認証読み取り手段で生体認証データを再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致し場合にだけ解錠できる信号を前記電気錠に出すコンピュータとからなることを特徴とする貴重品保管装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は利用者を特定することができ、第三者が爆発物を収納したり、仕掛けたりする不正使用を防止して、利用者が安全に貴重品等を保管でき、かつ解錠時には暗証番号の記憶やICカードやキーが不要で、これらの管理が不要な、ゴルフ場や銭湯、水泳プール、
ホテル等で使用される貴重品保管装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフ場やスポーツジムのように不特定多数の利用者が来場し、利用者が施設滞在中に貴重品を身体から離さざるを得ない状況が生じる場合では、暗証番号を入力して施錠・解錠を行なう集合型の貴重品保管装置が設置されている。
【0003】
特にゴルフ場においては、プレーフィーが高額であり、利用者が多額の現金やクレジットカード類を持参するために、利用者の貴重品の取り扱いは重要である。
【0004】
利用者も多額の現金やクレジットカードを入れた財布を持参する必要があるにもかかわらず、プレーする際には財布を持ち歩くとじゃまで、紛失の恐れがあるのでゴルフ場が貴重品袋を用意して利用者の貴重品を預かるか、暗証番号をキーとした集合型の貴重品保管装置をフロント近くに設置して、利用者に利用させている。
【0005】
貴重品保管装置の鍵としては、利用者に現物の鍵を渡すと紛失に伴う盗難の危険や、鍵管理の煩雑さから、利用者に暗証番号を入力させる方法や、指紋認識センサーなどの生体認証センサーで収集した人体認証データを利用して収納ボックスの施錠・解錠を行なう装置が、下記特許文献1に開示されているように、貴重品保管装置などに応用されている。
【0006】
しかし、従来の貴重品保管装置においては、利用者が暗証番号を入力しなければならないので、操作手順が多く、また、暗証番号を失念しないように生年月日や電話番号を設定している利用者が後を絶たないため、第三者に暗証番号を把握されている場合があり、盗難の一因となっている。
【0007】
また、最初に暗証番号を入力する時に、キー操作を誤って、利用者が思い込んでいる暗証番号とは異なる暗証番号を入力してしまうと、貴重品を取り出す 時に利用者が思い込んでいる暗証番号を入力しても解錠できなくなる。このような状態の時、施設側で解錠することになるが、施設側が利用者が使用している収納ボックスを特定することができず、解錠した収納ボックス内の貴重品が利用者本人のものかを判断するのが非常に難しいという問題があった。
【0008】
このように、利用者の貴重品保管装置の誤操作に基づくトラブルや、第三者が巧妙な手段により貴重品保管装置の暗証番号を把握して、貴重品を盗み取る例が後を絶たず、場合によっては、ゴルフ場の従業員が盗みに加わるような悪質な事例もあり、貴重品の管理に関する安全性や管理責任の所在について社会問題化しているのが現状である。
【0009】
そこで、暗証番号を使用しないでRFIDタグを内蔵するICカードをスコアカードホルダーなどに組み込み、このRFIDタグに格納されているIDデータと、生体確認センサーで収集した生体認証データとに基づいて、収納ボックスの扉の電磁錠を、施錠・解錠を行なう装置が下記特許文献2に開示されている。
【0010】
しかしながら、この方法で収納ボックスの扉の電磁錠の解錠は、IDデータおよび生体認証データと対照して行なうため、ICカードを組み込んだスコアカードホルダーを、気を付けながら持ち歩かなければならないという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2005−185628号公報
【特許文献2】特許第4393438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、使用開始前の収納ボックスの扉は施錠されていて、第三者が不審物や爆発物を収納したり、仕掛けたりする不正使用を確実に防止することができるとともに、利用者は施設
フロントにおいてチエックインする時に登録された施設側の承認データとして、承認された利用者の生体認証データと、
フロントにおいてチエックインする時に登録された利用者の生体認証で収納ボックスの使用を開始し扉を解錠できるようにし、貴重品が収納されて施錠された収納ボックスの扉を生体認証だけで解錠できるようにした、利用者を特定でき、安全に貴重品の保管ができ、かつ収納ボックスの扉を解錠するためのキーやICカードを持ち歩くことなく、持ち歩いても解錠するために使用することができず、確実、簡単で安全に解錠することができる貴重品保管装置を提供することを目的としている。
【0013】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
【0014】
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するために、本発明は扉の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう、少なくとも1個以上の収納ボックスを備えた貴重品保管装置において、前記収納ボックスあるいは複数個の収納ボックスを備えた筐体に設置され、あるいは該収納ボックスとは異なる場所に設置された、利用者を施設側で特定することができる施設側
のフロントにおいてチエックインする時に登録された利用者の生体認証を用いた施設側承認データを読み取る施設側承認データ読み取り手段と、前記収納ボックスあるいは複数個の収納ボックスを備えた筐体に設置された生体認証読み取り手段と、前記収納ボックスあるいは複数個の収納ボックスを備えた筐体に設置された前記生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データおよび前記施設側承認データ読み取り手段で読み取った施設側承認データを処理記憶するとともに、前記生体認証データおよび施設側承認データに基づいて、前記電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス内に貴重品を収納して施錠し、施錠された収納ボックスより収納した貴重品を取り出す場合に前記生体認証読み取り手段で生体認証データを再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致し場合にだけ解錠できる信号を前記電気錠に出すコンピュータとで貴重品保管装置を構成している。
【発明の効果】
【0016】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1により、収納ボックスの扉の施錠・解錠を電気錠で行ない、利用者を施設側で特定することができる施設側
のフロントにおいてチエックインする時に登録された利用者の生体認証を用いた施設側承認データと利用者の生体認証データとで
使用前の収納ボックスの扉を解錠するので、第三者が不審物や爆発物を収納ボックス内へ収納したり、仕掛けたりする不正使用を確実に防止することができる。
(2)前記(1)により、貴重品を収納する収納ボックスの扉を施錠・解錠する電気錠を、利用者を施設側で特定することができる施設側
のフロントにおいてチエックインする時に登録された利用者の生体認証を用いた施設側承認データを施設側承認データ読み取り手段で読み取った施設側承認データと利用者の生体認証データで特定、解錠することができる。
したがって、安心して使用できるとともに、施設側は施設側承認データで利用者がどの収納ボックスを使用しているかを知ることができ、利用者が急病等で解錠ができなかっても、施設側が解錠して利用者に利用者が収納した貴重品を間違いなく返却することができる。
(3)前記(1)により、貴重品を収納した収納ボックスを解錠して、収納した貴重品を取り出す場合、生体認証読み取り手段で、利用者の生体認証を読み取らせた生体認証データと貴重品預け入れ時の生体認証データとが一致すると、預け入れした収納ボックスから貴重品を取り出すことができる。
【0017】
すなわち、収納ボックスの扉を電気錠で施錠後は、利用者の生体認証データだけで解錠できるので、従来のようにICカードやキーの所持が不要で、安全で楽に使用することができる。
【0018】
また、貴重品を保管した時の施設側の承認データを持ち歩いても、収納ボックスの解錠には使用することができないので、盗難や紛失に気を付けた持ち歩きをしなくても、安全で、気楽に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明を実施するための第1の形態の斜視図。
【
図2】本発明を実施するための第1の形態の施設側の承認データの読み取り状態の説明図。
【
図3】本発明を実施するための第1の形態の生体認証データの読み取り状態の説明図。
【
図4】本発明を実施するための第1の形態のブロック図。
【
図5】本発明を実施するための第1の形態の貴重品を収納する時の説明図。
【
図6】本発明を実施するための第1の形態の貴重品を取り出す時の説明図。
【
図7】本発明を実施するための第1の形態の貴重品を収納する時の動作手順を示すフローチャートである。
【
図8】本発明を実施するための第1の形態の貴重品を取り出す時の動作手順を示すフローチャートである。
【
図9】本発明を実施するための第2の形態の斜視図。
【
図10】本発明を実施するための第2の形態の施設側の承認データの読み取り状態の説明図。
【
図11】本発明を実施するための第2の形態の生体認証データの読み取り状態の説明図。
【
図12】本発明を実施するための第2の形態のブロック図。
【
図13】本発明を実施するための第3の形態の斜視図。
【
図14】本発明を実施するための第3の形態の使用開始態の説明図。
【
図15】本発明を実施するための第3の形態のブロック図。
【
図16】本発明を実施するための第4の形態の説明図。
【
図17】本発明を実施するための第4の形態の使用開始態の説明図。
【
図18】本発明を実施するための第4の形態のブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
【0021】
図1ないし
図8に示す本発明を実施するための第1の形態において、1はゴルフ場、銭湯、
水泳プール、ホテル等の貴重品を身体より離れたところで保管したり、貴重品を保管、収納する場合に使用される本発明の貴重品保管装置で、この貴重品保管装置1は収納ボックス4の扉2の施錠・解錠を電気錠で行なう、複数個の収納ボックス4を備えた筐体5と、この筐体5に設置された、利用者を施設側で特定することができる施設側で承認を得た施設側承認データ6を読み取る施設側承認データ読み取り手段7と、前記筐体5に設置された生体認証読み取り手段8と、前記筐体5の下部位置に設けられた前記生体認証読み取り手段で読み取った生体承認データおよび前記施設側承認データ読み取り手段7で読み取った施設側承認データ6を処理記憶するとともに、前記生体認証データおよび施設側承認データに基づいて、前記電気錠3で施錠されている収納ボックス4の扉2の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス4内に貴重品を収納して施錠し、あるいは一定時間後に自動的に施錠し、施錠した収納ボックス4より収納した貴重品を取り出す場合に 、前記生体認証読み取り手段8で生体認証を再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、前記電気錠3に出すコンピュータ9とで構成されている。
【0022】
なお、前記施設側承認データ読み取り手段7や生体認証読み取り手段8は、利用者が操作しやすい筐体5の中央上部寄りの部位に配置するとよい。
【0023】
また、前記電気錠3は前記コンピュータ9からの電気信号で解錠・施錠できるものであれば、どんな構造のものであってもよく、当然に電磁錠も含まれるものであり、信号を受けて機械的に動作をするものでもよい。
【0024】
前記施設側で承認を得た施設側承認データ6は前記施設側承認データ読み取り手段7で読み取ることができる生体認証が使用されている。
なお、施設側承認データ6として生体認証を用いる場合には、施設側のフロント等で事前登録しておくことにより可能となる。この場合、生体認証読み取り手段8またはフロント等、筐体5とは異なる場所に設置された生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データが施設側承認データにもなる。
また、施設側の承認は、その施設の都合により一度や一日の使用に限られるものと、複数回使用できるものとにすることができる。
前記施設側承認データ読み取り手段7は、前記施設側承認データ6を読み取れる生体認証リーダが使用される。
前記生体認証読み取り手段8は指紋リーダ、掌紋リーダ、光彩模様リーダ、顔の輪郭リーダ、声紋リーダ、静脈リーダ等のいずれか、あるいはこれらを2個以上任意に組み合わせたものが使用されている。
なお、生体認証読み取り手段8で使用される指紋リーダ、掌紋リーダ、光彩模様リーダ、顔の輪郭リーダ、声紋リーダ、静脈リーダはいずれも既存のものが使用される。
【0025】
上記構成の貴重品保管装置
1を使用する場合にはフロントにおいてチエックインする時、
利用者の生体認証を施設側承認データ6として
登録して、貴重品保管装置1の設置場所へ行く。
【0026】
この時、フロントであらかじめ使用する収納ボックス4の番号を自動的に設定したり、あるいは空いている収納ボックス4を利用者に選択させて設定し、該施設側承認データ6または筐体5のコンピュータ9の記憶媒体に記入あるいは入力保存しておく。なお、入力方法は手動、オンライン、無線等による。
【0027】
貴重品を預け入れる場合、施設側承認データ6を筐体5の施設側承認データ読み取り手段7で読み取り、コンピュータ9で処理記憶させるとともに、生体認証読み取り手段8に生体認証部分を位置させて生体認証データを読み取らせ、コンピュータ9で処理させることにより、あらかじめ設定された、もしくはコンピュータにより任意に選択された収納ボックス4の扉2を施錠している電気錠3に解錠信号を出して解錠する。
【0028】
この解錠状態の収納ボックス4内へ貴重品を収納し、扉2を閉じることにより電気錠3が施錠状態となる。
【0029】
また、収納ボックス4内に貴重品を収納した状態でも、利用者が該収納ボックス4の近傍にいる間の時間を一定時間に設定されていると、自動的に収納ボックス4の扉2を閉じて、電気錠3が施錠状態とすることもできる。
【0030】
次に、収納ボックス4内に収納した貴重品を取り出す場合、筐体5より生体認証読み取り手段8に生体認証部分を位置させることにより、読み取った生体認証データがコンピュータ9の貴重品預け入れ時の生体認証データと一致すると、その利用者の収納ボックス4の扉2を施錠している電気錠3を解錠する信号を出して解錠し、該収納ボックス4より貴重品を取り出すことができる。
【0031】
なお、収納ボックス4の扉2を解錠した後、一定時間が経つと扉2が自動的に閉じられ、電気錠3が施錠状態にすることもできる。
【0032】
よりセキュリティを高めるため、扉2が解錠されて比較的短い一定時間が経つと、自動的に扉2を自動開閉する扉の自動開閉機構(図示せず)で自動的に閉じて電気錠3で施錠できるものを使用することにより、第三者によって収納ボックス4内に不審物や爆発物を収納されたり、仕掛けたりするのを効率よく防止することができるが、あまり短いと収納ボックス4内からの貴重品の取り出しのための時間が短くなるので、使用に不都合が生じない一定時間を設定しなければならない。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、
図9ないし
図18に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0033】
図9ないし
図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、複数個の収納ボックス4に使用中か空であるかを表示する表示装置としてのオン・オフランプ10をそれぞれ設けるとともに、収納ボックス番号を入力することができる操作手段11を筐体5に設け、この操作手段11からのデータと施設側承認データ6、生体認証データをコンピュータ9Aで処理記憶できるようにした点で、このような貴重品保管装置1Aにすることにより、利用者が利用する収納ボックス4Aを現場で選択して利用することができる。
この場合、前記施設側で承認を得た施設側承認データ6としては前記施設側承認データ読み取り手段7で読み取ることができる、利用者を施設側で特定することができる生体認証が使用される。
【0034】
なお、表示装置としてオン・オフランプ10を使用するものについて説明したが、ボックス番号を表示するものであってもよい。
【0035】
また、操作手段11からのデータを施設側承認データ6に入力したり、施設側または筐体内コンピュータ記憶媒体にそのデータを記憶できるようにしておくと、利用者が急病等になっても、施設側で急病等になった利用者の収納ボックスを解錠して、貴重品を間違いなくスムーズに返却することができる。
【0036】
図13ないし
図15に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、ホテルの客室に設置されている扉2の施錠・解錠をそれぞれ設定された電気錠3で行なう収納ボックス4Bに施設側承認データ読み取り手段7、生体認証読み取り手段8、コンピュータ9Bを設置した設置した点で、このように構成した貴重品保管装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0037】
なお、施設側承認データ読み取り手段7、生体認証読み取り手段8は収納ボックス4Bのボックス側に設置してもよい。
【0038】
図16ないし
図18に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、施設側承認データ6として生体認証を用いた点で、このように生体認証を施設側承認データ6とした貴重品保管装置1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0039】
なお、生体認証を施設側承認データ6とするためには、フロント等に生体認証読み取り手段12を備えた端末13を設置し、該端末13の生体認証読み取り手段12に利用者の生体認証部分を位置させ、生体認証を読み取り、有線あるいは無線で筐体5のコンピュータ9に入力できるようにしている。
【0040】
このため、利用者はフロント等での生体認証を行なった後、筐体5に設けられた生体認証読み取り手段8に生体認証部分を位置させて、生体認証データを読み取らせ、前記施設側承認データ6と一致すると収納ボックス4の扉2を電気錠3で解錠できる。
【0041】
なお、この実施の形態で使用する収納ボックス4の番号は、端末13で施設側承認データ6と一緒にコンピュータ9に入力させたり、操作手段11を用いて利用者に選択させたり、あるいはコンピュータ9が自動的に割り当てるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明はゴルフ場、銭湯、水泳プール、
ホテル等で使用される貴重品等を収納保管する貴重品保管装置を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0043】
1、1A、1B、1C:貴重品保管装置、
2:扉 3:電気錠、
4、4A、4B:収納ボックス、 5:筐体、
6:施設側承認データ、
7:施設側承認データ読み取り手段、
8:生体認証読み取り手段、 9、9A、9B:コンピュータ、
10:オン・オフランプ、 11:操作手段、
12:生体認証読み取り手段、 13:端末。
【要約】 (修正有)
【課題】使用開始前の収納ボックスに、第三者が不審物や爆発物を収納したり、仕掛けたりする不正使用を確実に防止することができる貴重品保管装置を提供する。
【解決手段】扉2の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう、少なくとも1個以上の収納ボックス4を備えた貴重品保管装置において、利用者を施設側で特定することができる施設側で承認を得た施設側承認データを読み取る施設側承認データ読み取り手段7及び生体認証読み取り手段8と、生体認証読み取り手段8で読み取った生体認証データおよび施設側承認データ読み取り手段7で読み取った施設側承認データに基づいて、電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、収納ボックス内に貴重品を収納して施錠し、生体認証読み取り手段7で生体認証データを再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を電気錠に出力する。
【選択図】
図1