特許第5697838号(P5697838)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5697838半結晶性ポリマーおよび中空ラテックス粒子を組み合わせる日光からの防護組成物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5697838
(24)【登録日】2015年2月20日
(45)【発行日】2015年4月8日
(54)【発明の名称】半結晶性ポリマーおよび中空ラテックス粒子を組み合わせる日光からの防護組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/81 20060101AFI20150319BHJP
   A61Q 17/04 20060101ALI20150319BHJP
【FI】
   A61K8/81
   A61Q17/04
【請求項の数】12
【外国語出願】
【全頁数】54
(21)【出願番号】特願2008-176166(P2008-176166)
(22)【出願日】2008年7月4日
(65)【公開番号】特開2009-24005(P2009-24005A)
(43)【公開日】2009年2月5日
【審査請求日】2011年1月12日
(31)【優先権主張番号】0756322
(32)【優先日】2007年7月6日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】391023932
【氏名又は名称】ロレアル
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】ディディエ・カンド
(72)【発明者】
【氏名】カール・ブーテル
【審査官】 大島 彰公
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2006/048159(WO,A1)
【文献】 特開2001−172463(JP,A)
【文献】 特表2002−506435(JP,A)
【文献】 特開2003−212744(JP,A)
【文献】 特表2002−513450(JP,A)
【文献】 特表2001−522790(JP,A)
【文献】 特開平09−104822(JP,A)
【文献】 SUNSPHERES(TM) SPF Boosters,The Dow Chemical Company,2007年 8月,URL,http://www.dow.com/assets/attachments/business/pcare/sunspheres/sunspheres_pgl/tds/sunspheres_pgl.pdf
【文献】 Carbopol(R) Ultrez 21 Polymer,The Lubrizol Corporation,2003年 9月16日,URL,https://www.lubrizol.com/Personal-Care/Documents/Specifications/Carbopol%C2%AE-Ultrez-21-Polymer.pdf
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8
A61Q 17
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1種の有機UV遮蔽剤および/または少なくとも1種の無機遮蔽剤を含み、生理学的に許容される媒体中に、少なくとも次の組合せ(A)および(B):
A)室温で固体であり、30℃以上の融点を有し、a)ポリマー骨格と、b)少なくとも1つの結晶性有機側鎖、および/または、前記ポリマー骨格の一部を成す1つの結晶性有機ブロックとを含み、1000以上の数平均分子量Mnを有し、飽和C14からC22アルキル(メタ)アクリレートを含むモノマーから調製される無架橋半結晶性ポリマー、および
B)150nmから380nmの範囲の粒径を有し、スチレンと、(メタ)アクリル酸またはそのC1〜C20アルキルエステルの1種とのコポリマーから構成される中空ラテックス粒子
を含むことを特徴とする化粧品組成物または皮膚科学組成物。
【請求項2】
無架橋半結晶性ポリマーが、30℃から80℃の範囲の融点を有することを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
無架橋半結晶性ポリマーが、2000から800 000の範囲の数平均分子量Mnを有する、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
結晶性鎖を有するモノマーから、前記無架橋半結晶性ポリマーが得られることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
無架橋半結晶性ポリマーが、ポリ(ステアリルアクリレート)およびポリ(ベヘニルアクリレート)から選択されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
無架橋半結晶性ポリマーが、組成物の全重量に対して、0.1重量%から50重量%の範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
中空ラテックス粒子が、150nmから375nmの範囲の粒径を有することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
ラテックス粒子が、コアのための少なくとも1種のポリマーおよびシェルのための少なくとも1種のポリマーを含む粒子から得られる、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
中空ラテックス粒子が、組成物の全重量に対して、0.1重量%から20重量%の範囲の量で存在する、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
1種または複数の有機UV遮蔽剤が、ケイ皮誘導体;アントラニレート;サリチル酸誘導体;ジベンゾイルメタン誘導体;カンファー誘導体;ベンゾフェノン誘導体;β,β-ジフェニルアクリレート誘導体;トリアジン誘導体;ベンゾトリアゾール誘導体;ベンザルマロネート誘導体;ベンゾイミダゾール誘導体;イミダゾリン類;ビス-ベンゾアゾリル誘導体;p-アミノ安息香酸(PABA)誘導体;メチレンビス(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)誘導体;ベンゾオキサゾール誘導体;遮蔽ポリマーおよび遮蔽シリコーン;α-アルキルスチレンから誘導されるダイマー;4,4-ジアリールブタジエン;メロシアニン誘導体;ならびにこれらの混合物から選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項11】
1種または複数の無機遮蔽剤が、チタン、亜鉛、鉄、ジルコニウム、セリウム、またはこれらの混合物の、500nm以下の平均基本粒子径を有する、被覆または非被覆酸化物顔料である、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項12】
皮膚、唇、爪、毛髪、頭皮、睫毛または眉毛を、UV放射に対して保護しようとするものであり、紫外線防護指数(SPF)を増大させる作用剤として少なくとも1種の有機UV遮蔽剤および/または少なくとも1種の無機UV遮蔽剤を含む、局所適用のための組成物における、請求項1から11のいずれか一項で定義される、(A)無架橋半結晶性ポリマーおよび(B)中空ラテックス粒子を組合せた化粧上の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、少なくとも1種の有機UV遮蔽剤および/または少なくとも1種の無機遮蔽剤を含む化粧品組成物または皮膚科学組成物に関し、この組成物は、生理学的に許容される媒体に、少なくとも次の組合せ(A)および(B)を含むことを特徴とする:
A) 室温で固体であり、30℃以上の融点を有し、a)ポリマー骨格と、b)少なくとも1つの結晶性有機側鎖、および/または、前記ポリマー骨格の一部を成す少なくとも1つの結晶性有機ブロックとを含む半結晶性ポリマー(前記ポリマーは1000以上の数平均分子量Mnを有する)、および
B)150nmから380nmの範囲の粒径を有する中空ラテックス粒子。
【0002】
本発明は、局所適用のための組成物における前記組合せの化粧上の使用にも関し、この組成物は、皮膚、唇、爪、毛髪、頭皮、睫毛または眉毛を、UV放射、より特定すると太陽放射に対して保護しようとするものであり、紫外線防護指数(sun protection factor、SPF)を増大させる作用剤として、少なくとも1種の有機UV遮蔽剤および/または少なくとも1種の無機UV遮蔽剤を含む。
【背景技術】
【0003】
280nmと400nmとの間の波長を有する光線は、ヒトの表皮に日焼けを起こし得ること、さらに、280nmと320nmとの間の波長を有する光線(UV-Bの名称で知られている)は、自然な日焼けの進展を害し得る紅斑および皮膚火傷(skin burn)を生じさせることが知られている。したがって、このUV-B放射は遮断されなければならない。
【0004】
320nmと400nmとの間の波長を有するUV-A光線は、皮膚に日焼けを生じさせ、皮膚に、特に、敏感な皮膚、または太陽放射に連続的に曝される皮膚の場合に、損傷を惹起できることも知られている。より詳細には、UV-A光線は、皮膚の弾性を喪失させ、皺を出現させ、早すぎる老化を招く。UV-A光線は、紅斑反応の開始を促進する、または、特定の個人におけるこの反応を増幅し、光毒性反応または光アレルギー反応の原因でさえあり得る。したがって、UV-A放射も遮断することが望ましい。
【0005】
皮膚の光防護(UV-Aおよび/またはUV-B)を意図する多数の化粧品組成物が今日までに提案されている。
【0006】
これらのアンチ-サン(anti-sun)組成物は、水中油または油中水エマルジョン、ゲルあるいは非水性製品の形態を取ることが多く、これらは、有害なUV放射を選択的に吸収できる、不溶性および/または脂溶性および/または水溶性の有機および/または無機の遮蔽剤の1種または複数を様々な濃度で含む。これらの遮蔽剤およびそれらの量は所望の防護指数の関数として選択される。それらの親油性、または代わりに、親水性の特性に応じて、これらの遮蔽剤は、それぞれ、最終組成物の脂肪相または水性相のいずれかに分布し得る。
【0007】
これらの組成物の安定性、および/または、皮膚、毛髪もしくは粘膜への忍容性の理由で、サンタン組成物の防護指数を増大させるために、化学遮蔽剤および/または無機遮蔽剤を大量に用いることは時に困難である。それゆえに、出願人は、これらの組成物の防護指数を増大させる別の方法を探してきた。
【0008】
化学的または物理的遮蔽剤の有効性は、しばしば、化粧品組成物へのこれらの遮蔽剤の分散の問題によって制限される。このことの結果として、皮膚の表面に形成されるフィルムに不均質性が生じ、これはサンタン製品の品質、安定性および効能に有害である。
【0009】
これまでに、サンタン配合物に、それらの防護指数を向上させる目的で、中空ラテックス粒子を使用する提案が、米国特許第5663213号、ならびに特許出願EP1092421、特許出願EP1281388、特許出願EP1281389、特許出願EP1291390および特許出願DE10138499になされている。
【0010】
特許出願EP1331000において、サンタン配合物に、それらの防護指数を向上させる目的で、半結晶性ポリマーが用いられることも提案されている。
【特許文献1】米国特許第5663213号
【特許文献2】特許出願EP1092421
【特許文献3】特許出願EP1281388
【特許文献4】特許出願EP1281389
【特許文献5】特許出願EP1291390
【特許文献6】特許出願DE10138499
【特許文献7】特許出願EP1331000
【特許文献8】EP-A-0 951 897
【特許文献9】米国特許第5156911号
【特許文献10】WO-A-01/19333
【特許文献11】米国特許第5736125号
【特許文献12】米国特許第5519063号
【特許文献13】EP-A-550745
【特許文献14】米国特許第4427836号
【特許文献15】米国特許第4469825号
【特許文献16】米国特許第4594363号
【特許文献17】米国特許第4677003号
【特許文献18】米国特許第4920160号
【特許文献19】米国特許第4970241号
【特許文献20】特許出願EP267726
【特許文献21】特許出願EP331421
【特許文献22】米国特許第490229号
【特許文献23】米国特許第5157084号
【特許文献24】米国特許第5624663号
【特許文献25】特許EP669323
【特許文献26】米国特許第2463264号
【特許文献27】特許出願US 5,237,071
【特許文献28】特許出願US 5,166,355
【特許文献29】特許出願GB2303549
【特許文献30】特許出願DE 197 26 184
【特許文献31】特許出願EP893119
【特許文献32】特許出願EP0832642
【特許文献33】特許出願EP1027883
【特許文献34】特許出願EP1300137
【特許文献35】特許出願DE10162844
【特許文献36】特許出願WO 93/04665
【特許文献37】特許出願DE19855649
【特許文献38】特許出願EP0967200
【特許文献39】特許出願DE19746654
【特許文献40】特許出願DE19755649
【特許文献41】特許出願EP-A-1008586
【特許文献42】特許出願EP1133980
【特許文献43】特許出願EP133981
【特許文献44】特許出願WO 04/006878
【特許文献45】特許出願WO 05/058269
【特許文献46】特許出願WO 06/032741
【特許文献47】米国特許第6225467号
【特許文献48】特許出願WO 2004/085412
【特許文献49】特許出願WO 06/035000
【特許文献50】特許出願WO 06/034982
【特許文献51】特許出願WO 06/034991
【特許文献52】特許出願WO 06/035007
【特許文献53】特許出願WO 2006/034992
【特許文献54】特許出願WO 2006/034985
【特許文献55】特許出願EP-A-0 518 773
【特許文献56】WO-A-92/06778
【特許文献57】FR 2 315 991
【特許文献58】FR 2 416 008
【特許文献59】米国特許第4077441号
【特許文献60】米国特許第4850517号
【特許文献61】特許出願WO 02/051 828
【特許文献62】特許EP 0 796 861
【特許文献63】特許EP 0 218 200
【特許文献64】特許EP 0 899 330
【特許文献65】特許出願EP 1 484 052
【特許文献66】特許出願WO 02/47650
【特許文献67】特許出願FR 2 802 425
【特許文献68】特許出願FR 2 810 548
【特許文献69】特許出願FR 2 796 278
【特許文献70】特許出願FR 2 802 420
【特許文献71】特許出願FR-A-2 812 544
【特許文献72】特許出願FR-A-2 814 950
【特許文献73】特許出願WO 01/94381
【特許文献74】特許出願FR 2 877 220(未公開)
【特許文献75】特許出願WO 03/030 937
【特許文献76】特許出願WO 03/068 753
【特許文献77】WO 00/44384
【特許文献78】特許出願EP-1 038 519
【特許文献79】特許EP 761 204
【特許文献80】特許出願DE 103 24 567
【特許文献81】特許出願WO 93/18743
【特許文献82】特許FR 0 108 283
【特許文献83】特許出願EP 1 529 523
【特許文献84】特許EP 1 133 979
【特許文献85】特許EP 1 129 694
【特許文献86】特許出願EP 1 562 562
【特許文献87】特許出願EP 1 151 742
【特許文献88】特許出願FR 2 869 796
【特許文献89】米国特許第5538793号
【特許文献90】EP-A-l 579 849
【特許文献91】特許出願FR 2 466 492
【特許文献92】特許出願WO 97/35842
【特許文献93】特許出願EP 903 324
【特許文献94】特許出願WO 97/25970
【特許文献95】特許出願FR 2 840 806
【特許文献96】特許FR 2 651 126
【特許文献97】特許EP-B-0 425 324
【非特許文献1】S. Nojima、「Melting behavior of poly(ε-caprolactone)-block-polybutadiene copolymers」、Macromolecules、32、3727-34(1999)
【非特許文献2】B. Boutevin et al.、「Study of morphological and mechanical properties of PP/PBT」、Polymer Bulletin、34、117-23(1995)
【非特許文献3】P. Rangarajan et al.、「Morphology of semi-crystalline block copolymers of ethylene-(ethylene-alt-propylene)」、Macromolecules、26、4640-45(1993)
【非特許文献4】P. Richter et al.、「Polymer aggregates with crystalline cores: the system poly(ethylene)-poly(ethylene-propylene)」、Macromolecules、30、1053-68(1997)
【非特許文献5】I.W. Hamley、「Crystallization in block copolymers」、 Advances in Polymer Science、vol. 148、113-37(1999)
【非特許文献6】パンフレット「Intelimer(登録商標)ポリマー」、Landec IP22(4-97版)
【非特許文献7】「Symmetrical Triazine Derivatives」、IP.COM Journal、IP.COM Inc.、West Henrietta、ニューヨーク州、米国(2004年9月20日)
【非特許文献8】Bangham, Standish and Watkins, J. Mol. Biol. 13, 238 (1965)
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0011】
驚くべきことに、出願人は、UV遮蔽剤と、少なくとも1種の半結晶性ポリマーおよび少なくとも1種の中空ラテックス粒子から構成される組合せとを一緒にすることによって、遮蔽剤の遮蔽力に相乗作用が得られ、結果として、1種または複数の同じ遮蔽剤と半結晶性ポリマーだけを含む組成物に対して、また同じ遮蔽剤と中空ラテックス粒子だけの組成物に対して、それらを含む組成物の防護指数(SPFまたはPI)が顕著に向上することを見出した。本発明による組成物は、化粧品としての良好な性質と、さらに良好な耐水性も示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
それゆえに、本出願は、少なくとも1種の有機UV遮蔽剤および/または少なくとも1種の無機遮蔽剤を含む化粧品組成物または皮膚科学組成物に関し、この組成物は、生理学的に許容される媒体に、少なくとも次の組合せ(A)および(B)を含むことを特徴とする:
A)室温で固体であり、30℃以上の融解温度を有し、a)ポリマー骨格と、b)少なくとも1つの結晶性有機側鎖、および/または、前記ポリマーの骨格の一部を成す少なくとも1つの結晶性有機ブロックとを含む半結晶性ポリマー(前記ポリマーは1000以上の数平均分子量を有する)、およびB)150nmから375nmの範囲の粒径を有する中空ラテックス粒子。
【0013】
本発明は、局所適用のための組成物における前記組合せの化粧上の使用にも関し、この組成物は、皮膚および/または毛髪を、UV放射、より特定すると太陽放射に対して保護しようとするものであり、生理学的に許容される媒体に、紫外線防護指数(SPF)を増大させる作用剤として、少なくとも1種の有機UV遮蔽剤および/または少なくとも1種の無機UV遮蔽剤を含む。
【0014】
本出願において、「室温」という用語は、25℃の温度を意味する。
【0015】
「生理学的に許容される媒体」は、毒性がなく、皮膚、唇、毛髪、頭皮、睫毛、眉毛、爪、または身体の他の任意の皮膚部分に付けることができる媒体を意味する。本発明の組成物は、特に、化粧品組成物または皮膚科学組成物を構成し得る。
【0016】
「ラテックス」は、少なくとも1種の乳化剤と通常安定化された、水性分散体の形態としてのポリマー粒子を意味する。
【0017】
組成物は特に化粧品組成物を構成し得る。一般的に言えば、化粧品組成物はヒトの身体の表面部分と接触するように意図されている。サンタン化粧品組成物は、皮膚表面層へのUV光線の作用、特に皮膚の老化(皺および小皺)への作用に抗することを可能にする。
【0018】
本発明の組成物において用いられる半結晶性ポリマーにより、化学的遮蔽剤のレベルを増すことなく、より高い防護指数を得ることができ、このため所定の量の遮蔽剤での防護指数を向上させることが可能になる。前記ポリマーは通常、液体脂肪相(下で、オイル相とも呼ばれる)に導入される。
【0019】
本発明の目的にとって「ポリマー」は、少なくとも2個の繰返し単位、好ましくは少なくとも3個の繰返し単位、より特徴的には少なくとも10個の繰返し単位を含む化合物である。
【0020】
本発明の目的にとって「半結晶性ポリマー」は、結晶性部分(結晶性ペンダント鎖、または、骨格の結晶性ブロック)、および、骨格にアモルファス部分を含み、1次可逆相変化温度、より特定すると融解温度(固体-液体の転移)を示すポリマーを意味する。結晶性部分がポリマー骨格の結晶性ブロックの形態である場合、ポリマーのアモルファス部分はアモルファスブロックの形態である;この場合、半結晶性ポリマーは、ジブロック、トリブロックまたはマルチブロックタイプのブロックコポリマーであり、例えば、少なくとも1つの結晶性ブロックおよび少なくとも1つのアモルファスブロックを含む。
【0021】
「ブロック」により、通常、少なくとも5つの同一の繰返し単位を意味する。この場合、1つまたは複数の結晶性ブロックは、1つまたは複数のアモルファスブロックと化学的特質が異なる。
【0022】
本発明の目的では「結晶性の鎖またはブロック」は、それが融解温度の上にあるか下にあるかに応じて、それ自身で、可逆的にアモルファス状態から結晶状態に移行し得る鎖またはブロックである。本発明の目的では、鎖は、ポリマーの骨格に対して、ペンダントであるか、または同じ方向にある原子群である。ブロックは、骨格に属する、複数原子(1つのポリマーの複数の繰返し単位の1つを成す群)の群である。有利には、「結晶性ペンダント鎖」は、少なくとも6個の炭素原子を含む鎖であり得る。
【0023】
半結晶性ポリマー
本発明での半結晶性ポリマーは、30℃以上、好ましくは30℃から80℃の範囲、より好ましくは30℃から70℃の範囲の融解温度を有する。この融解温度は、1次の状態変化温度である。この融解温度は、知られている任意の方法により、より特定すると、示差走査熱量計(DSC)を用いることにより測定され得る。
【0024】
有利には、本発明が適用する1種または複数の半結晶性ポリマーは、1000以上の数平均分子量を示す。
【0025】
有利には、本発明の組成物の1種または複数の半結晶性ポリマーは、2000から800 000、好ましくは3000から500 000、一層良好には4000から150 000、特に100 000未満で、一層良好には4000から99 000の範囲の数平均分子量
【0026】
【数1】
【0027】
を有する。好ましくは、それらは、5600を超え、例えば5700から99 000の範囲の数平均分子量を示す。
【0028】
好ましくは、半結晶性ポリマーの結晶性の1つまたは複数のブロックまたは1つまたは複数の鎖は、各ポリマーの全重量の少なくとも30%、一層良好には少なくとも40%を占める。結晶性ブロックを有する本発明の半結晶性ポリマーは、ブロックポリマーまたはマルチブロックポリマーである。それらは、反応性(またはエチレン性)2重結合を有するモノマーの重合によって、または重縮合によって得ることができる。本発明でのポリマーが結晶性側鎖を有するポリマーである場合、これらのポリマーは有利には、ランダムまたは統計的な状態にある。
【0029】
本発明での半結晶性ポリマーは、好ましくは、合成に由来する。さらに、それらは多糖骨格を含まない。一般的に言えば、本発明での半結晶性ポリマーの結晶性の単位(鎖またはブロック)は、結晶性のブロックまたは鎖を有する1種または複数のモノマーに由来し、これらのモノマーは半結晶性ポリマーの調製に使用される。
【0030】
本発明によれば、半結晶性ポリマーは、少なくとも1つの結晶性ブロックおよび少なくとも1つのアモルファスブロックを含むブロックコポリマー、繰返し単位当たり少なくとも1つの結晶性側鎖を有するホモポリマーおよびコポリマー、ならびにこれらの混合物から選択される。
【0031】
本発明において使用できる半結晶性ポリマーは、より特定すると、以下である:
- 結晶化を制御されたポリオレフィンブロックコポリマー、特に、そのモノマーがEP-A-0 951 897に記載のもの;
- 重縮合物、特に、脂肪族または芳香族ポリエステル、あるいは、脂肪族/芳香族のコポリエステルタイプのもの;
- 少なくとも1つの結晶性側鎖を有するホモポリマーまたはコポリマー、および、骨格に少なくとも1つの結晶性ブロックを有するホモポリマーまたはコポリマー、例えば、文献米国特許第5156911号に記載のもの;
- 少なくとも1つの結晶性側鎖を有し、より特定すると、1つまたは複数のフッ素化された基を有するホモポリマーまたはコポリマー、例えば、文献WO-A-01/19333に記載のもの、およびこれらの混合物。これらの最後の2つの場合には、1つまたは複数の結晶性ブロックあるいは1つまたは複数の側鎖は疎水性である。
【0032】
A)結晶性側鎖を有する半結晶性ポリマー
より詳細には、文献米国特許第5156911号およびWO-A-01/19333に定義されるものを挙げることができる。これらは、疎水性の結晶性側鎖を有する1種または複数のモノマーの重合により生じる単位を50重量%から100重量%含むホモポリマーまたはコポリマーである。
【0033】
これらのホモポリマーまたはコポリマーは、それらが前記の条件に合致すれば、任意の種類のものである。それらは、
- 重合に関して反応性である、またはエチレン性である2重結合(すなわち、ビニル、(メタ)アクリルまたはアリル基)の1つまたは複数を有する1種または複数のモノマーの重合、特にフリーラジカル重合により;
- 共反応基(カルボン酸またはスルホン酸、アルコール、アミンまたはイソシアネート)を有する1種または複数のモノマーの重縮合により(例えば、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリウレアおよびポリアミドのように);
得ることができる。
【0034】
一般的に言えば、これらのポリマーは、1つまたは複数の結晶性鎖を有し、式Xにより表すことができる少なくとも1種のモノマーの重合により得られるホモポリマーおよびコポリマーから特に選択される。
【0035】
【化1】
【0036】
Mは、ポリマー骨格の原子を表し、Sは、スペーサーを表し、Cは結晶性の基を表す。
【0037】
結晶性の鎖「S-C」は、脂肪族または芳香族であってよく、任意選択でフッ素化またはペルフルオロ化されていてもよい。「S」は、特に、直鎖状または分岐状または環状の(CH2)nまたは(CH2CH2O)nまたは(CH2O)n基を表し、nは0から22の範囲の整数である。好ましくは、「S」は、直鎖状の基である。好ましくは、「S」および「C」は異なる。
【0038】
結晶性の鎖「S-C」が脂肪族炭化水素鎖である場合、それらは、少なくとも11個の炭素原子で、40個以下の炭素原子、一層良好には24個以下の炭素原子を有する炭化水素アルキル鎖を含む。それらは、特に、少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪族鎖またはアルキル鎖であり、好ましくは、それらはC14〜C24アルキル鎖である。それらが、フッ素化またはペルフルオロ化アルキル鎖である場合、それらは、少なくとも6個のフッ素化炭素原子、特に、その中の少なくとも6個の炭素原子がフッ素化された少なくとも11個の炭素原子を含む。
【0039】
1つまたは複数の結晶性鎖を有する半結晶性ポリマーまたはコポリマーの例には、次のモノマーの1種または複数の重合により得られるものが含まれる:C14〜C24アルキル基を有する飽和アルキル(メタ)アクリレート、C11〜C15パーフルオロアルキル基を有するパーフルオロアルキル(メタ)アクリレート、フッ素原子を有するかもしくは有さないC14からC24アルキル基を有するN-アルキル(メタ)アクリルアミド、C14からC24アルキル基を有する、アルキルもしくはパーフルオロ(アルキル)鎖(1つのパーフルオロアルキル鎖に少なくとも6個のフッ素原子を有する)を有するビニルエステル、C14からC24アルキル基を有し1つのパーフルオロアルキル鎖に少なくとも6個のフッ素原子を有する、アルキルもしくはパーフルオロ(アルキル)鎖を有するビニルエーテル、C14からC24アルファオレフィン(例えば、オクタデセン、12から24個の炭素原子を含むアルキル基を有するパラ-アルキルスチレンのような)、およびこれらの混合物。
【0040】
ポリマーが重縮合により得られる場合、上で定義された結晶性炭化水素および/またはフッ素化鎖は、二酸、ジオール、ジアミンまたはジイソシアネートであり得るモノマーが有する。
【0041】
本発明の主題であるポリマーがコポリマーである場合、それらは、さらに、次のモノマーY、Zの共重合により生ずる基YまたはZを0%から50%含む。
【0042】
α)Y、これは、極性または非極性モノマーあるいはこれら2つの混合物である。
Yが極性モノマーである場合、それは、ポリアルコキシ化された基(特に、エトキシ化および/またはプロポキシ化された基)を有するモノマー、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(例えば、ヒドロキシエチルアクリレート)、(メタ)アクリルアミド、N-アルキル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジアルキル(メタ)アクリルアミド(例えば、N,N-ジイソプロピルアクリルアミド)、またはN-ビニルピロリドン(NVP)、N-ビニルカプロラクタム、少なくとも1つのカルボン酸基を有するモノマー(例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸もしくはフマル酸)、または、カルボン酸無水物基(例えば、無水マレイン酸)を有するモノマー、ならびにこれらの混合物から選び得る。
【0043】
Yが非極性モノマーである場合、それは、直鎖状、分岐状または環状アルキル(メタ)アクリレートタイプのエステル、ビニルエステル、アルキルビニルエーテル、アルファ-オレフィン、スチレンもしくはC1からC10アルキル基により置換されたスチレン(例えば、α-メチルスチレン)、またはビニル不飽和を有するポリオルガノシロキサンタイプのマクロモノマーであり得る。
【0044】
本発明の目的では「アルキル」は、特に断らなければ、特にC8からC24の基、一層良好にはC14からC24の基である飽和基を意味する。
【0045】
β)Z、これは、極性モノマーまたは極性モノマーの混合物である。
この場合、Zは上で定義された「極性のY」と同じ定義を有する。
【0046】
好ましくは、結晶性側鎖を有する半結晶性ポリマーは、上で定義されたアルキル基、より特定するとC14〜C24の基を有する、アルキル(メタ)アクリレートまたはアルキル(メタ)アクリルアミドのホモポリマー、ならびに、これらのモノマーと、(メタ)アクリル酸とは特質が好ましくは異なる親水性モノマー(例えば、N-ビニル-ピロリドンもしくはヒドロキシエチル(メタ)アクリレートおよびこれらの混合物)とのコポリマーである。
【0047】
B)少なくとも1つの結晶性ブロックを骨格に有するポリマー
これらのポリマーは、特に、1つは結晶性である少なくとも2つの化学的に異なるブロックから構成されるブロックコポリマーである。
【0048】
米国特許第5156911号に定義されるブロックポリマーを使用できる;
結晶性の鎖を有するオレフィンまたはシクロオレフィンのブロックコポリマー、例えば、
シクロブテン、シクロヘキセン、シクロオクテン、ノルボルネン、(すなわち、ビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン)、5-メチルノルボルネン、5-エチルノルボルネン、5,6-ジメチルノルボルネン、5,5,6-トリメチルノルボルネン、5-エチリデンノルボルネン、5-フェニルノルボルネン、5-ベンジルノルボルネン、5-ビニルノルボルネン、1,4,5,8-ジメタノ-1,2,3,4,4a,5,8,8a-オクタヒドロナフタレン、ジシクロペンタジエンまたはこれらの混合物と、
エチレン、プロピレン、1-ブテン、3-メチル-1-ブテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン、1-オクテン、1-デセン、1-エイコセンまたはこれらの混合物、
とのブロック重合により得られるもの、より特定すると、ブロックコポリ(エチレン/ノルボルネン)およびブロック(エチレン/プロピレン/エチリデン-ノルボルネン)ターポリマー。少なくとも2種のC2〜C16、一層良好にはC2〜C12、尚一層良好にはC4〜C12のα-オレフィン(例えば、上で参照されたもの)のブロック共重合により得られるもの、より特定すると、エチレンと1-オクテンとのジブロックポリマーも使用され得る。
【0049】
コポリマーは、少なくとも1つの結晶性ブロックを示すコポリマーであり得るが、コポリマーの残りはアモルファスである(室温で)。さらに、これらのコポリマーは、化学的特質の異なる2つの結晶性ブロックを示し得る。好ましいコポリマーは、室温で結晶性のブロックおよびアモルファスのブロックの両方(どちらも疎水性で親油性)を有し、これらのブロックが順次、分布しているものであり;例えば、次の結晶性ブロックの1つおよび次のアモルファスブロックの1つを有するポリマーを挙げることができる。
【0050】
本来結晶性のブロック: a)ポリエステル、例えばポリ(アルキレンテレフタレート)、b)ポリオレフィン、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン。
【0051】
アモルファスで親油性のブロック、例えば、アモルファスポリオレフィンまたはコポリ(オレフィン)、例えば、ポリ(イソブチレン)、水素化ポリブタジエンおよび水素化ポリ(イソプレン)。
【0052】
別個の結晶性ブロックおよびアモルファスブロックを有するこのようなコポリマーの例には、次のものが含まれる。
【0053】
α)ブロックポリ(ε-カプロラクトン)-b-ポリ(ブタジエン)コポリマー、好ましくは水素化された形で用いられる、例えば、論文、S. Nojima、「Melting behavior of poly(ε-caprolactone)-block-polybutadiene copolymers」、Macromolecules、32、3727-34(1999)に記載のもの。
【0054】
β)ブロックまたはマルチブロック水素化ポリ(ブチレンテレフタレート)-b-ポリ(イソプレン)ブロックコポリマー、論文、B. Boutevin et al.、「Study of morphological and mechanical properties of PP/PBT」、Polymer Bulletin、34、117-23(1995)に挙げられている。
【0055】
γ)論文、P. Rangarajan et al.、「Morphology of semi-crystalline block copolymers of ethylene-(ethylene-alt-propylene)」、Macromolecules、26、4640-45(1993)、および、P. Richter et al.、「Polymer aggregates with crystalline cores: the system poly(ethylene)-poly(ethylene-propylene)」、Macromolecules、30、1053-68(1997)に挙げられているポリ(エチレン)-b-コポリ(エチレン/プロピレン)ブロックコポリマー。
【0056】
δ)I.W. Hamley、「Crystallization in block copolymers」、 Advances in Polymer Science、vol. 148、113-37(1999)に挙げられているポリ(エチレン)-b-ポリ(エチルエチレン)ブロックコポリマー。
【0057】
本発明の組成物の半結晶性ポリマーは、無架橋であるか、または部分架橋されていてもよいが、架橋度は、それらの融解温度を超えて加熱することによる、液体脂肪相へのそれらの溶解または分散を妨げないことを条件とする。その場合に、問題になっている架橋は、重合の間の多官能性モノマーとの反応による化学的架橋であり得る。それは、物理的架橋でもあり得るが、その場合に、物理的架橋は、ポリマーが有する基の間の水素結合または双極子結合の確立、例えば、カルボキシレートイオノマー間の双極子相互作用(これらの相互作用は大きさが小さく、ポリマーの骨格により担われる)によるか、あるいは、ポリマーが有する結晶性ブロックとアモルファスブロックとの間の相分離のいずれかにより得る。
【0058】
好ましくは、本発明による組成物の半結晶性ポリマーは無架橋である。
【0059】
本発明の特定の一実施形態によれば、C14からC24飽和アルキル(メタ)アクリレート、C11からC15パーフルオロアルキル(メタ)アクリレート、フッ素原子を有するかまたは有さないN-C14からC24アルキル(メタ)アクリルアミド、C14からC24アルキルまたはパーフルオロアルキル鎖を有するビニルエステル、C14からC24アルキルまたはパーフルオロアルキル鎖を有するビニルエーテル、C14からC24アルファ-オレフィン、12から24個の炭素原子を含むアルキル基を有するパラ-アルキルスチレンから選択される、結晶性の鎖を有する少なくとも1種のモノマーと、C1からC10モノカルボン酸のエステルまたはアミド(任意選択でフッ素化されている)で、下の式により表すことができるエステルまたはアミドの少なくとも1種との重合により得られるコポリマーから、ポリマーは選択される。
【0060】
【化2】
【0061】
式中、R1はHまたはCH3であり、Rは任意選択でフッ素化されたC1〜C10アルキル基であり、XはO、NHまたはNR2を表し、R2は任意選択でフッ素化されたC1〜C10アルキル基である。
【0062】
有利には、本発明による組成物中に存在する半結晶性ポリマーはポリカプロラクトンではない。
【0063】
本発明による組成物に使用できる、構造のある半結晶性ポリマーの特定の例として、Landec社による製品Intelimer(登録商標)を挙げることができ、これらの製品は、パンフレット「Intelimer(登録商標)ポリマー」、Landec IP22(4-97版)に記載されている。これらのポリマーは、室温(25℃)で固体状である。それらは、結晶性側鎖を有し、上の式Xを有する。
【0064】
半結晶性ポリマーは、特に、
- 米国特許第5156911号の実施例3、4、5、7、9および13に記載のもの、
であり得るが、これらは、アクリル酸と、C5からC16アルキル(メタ)アクリレートとの共重合から、より特定すると、
アクリル酸、ヘキサデシルアクリレートおよびイソデシルアクリレート(1/16/3の重量比で);
アクリル酸およびペンタデシルアクリレート(1/19の重量比で);
アクリル酸、ヘキサデシルアクリレートおよびエチルアクリレート(2.5/76.5/20の重量比で);
アクリル酸、ヘキサデシルアクリレートおよびメチルアクリレート(5/85/10の重量比で);
アクリル酸およびオクタデシルメタクリレート(2.5/97.5の重量比で);
ヘキサデシルアクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレートモノメチルエーテル(8つのエチレングリコール単位を含む)、およびアクリル酸(8.5/1/0.5の重量比で);
の共重合から結果的に得られる-COOH基を有する。
【0065】
National Starchによる「Structure O」、例えば、米国特許第5736125号に記載のもの(44℃の融点を有する)、さらに、フッ素化された基を含む結晶性ペンダント鎖を有する半結晶性ポリマー、例えば、文献WO-A-01/19333の実施例1、4、6、7および8に記載のものを用いることも可能である。
【0066】
さらに、文献米国特許第5519063号またはEP-A-550745に記載の、ステアリルアクリレートとアクリル酸またはNVPとの共重合により得られる低融点の半結晶性ポリマー、より特定すると、以下のEP-A-550745の実施例1および2(これらはポリマー調製の実施例である)に記載のもの(それぞれ、40℃と38℃の融解温度を有する)を用いることも可能である。
【0067】
ベヘニルアクリレートとアクリル酸またはVVPとの共重合により得られる半結晶性ポリマー、例えば、文献米国特許第5519063号およびEP-A-550745に記載のものを用いることも可能である。
【0068】
好ましくは、低融点および/または高融点の半結晶性ポリマーはカルボキシル基を含まない。
【0069】
本発明のもう一つの特定の実施形態によれば、ポリマーは、C14からC22飽和アルキル(メタ)アクリレートから選択される、結晶性の鎖を有するモノマー、より一層特定すると、ポリ(ステアリルアクリレート)またはポリ(ベヘニルアクリレート)の生成物である。より特定すると、Landec社による製品Intelimer(登録商標)IPA 13-1(これは、分子量が約145 000であり、融解温度が49℃であるポリステアリルアクリレートである)が選択されるであろう。
【0070】
本発明の組成物中の半結晶性ポリマーの量は、所望の目的に応じて広く変わり得る。半結晶性ポリマーの量は、組成物の全重量に対して、例えば、0.1重量%から50重量%の活性成分、好ましくは0.5重量%から20重量%の活性成分、一層良好には、1重量%から10重量%の活性成分の範囲であり得る。
【0071】
中空ラテックス粒子
本発明での中空ラテックス粒子は、通常、100nmから380nm、好ましくは150nmから375nm、より好ましくは190nmから350nm、より特定すると251nmから325nmの範囲の粒径を有し、この粒径はBrookhaven BI-90光子相関分光計により測定される。
【0072】
所定の粒径で、本発明でのラテックス粒子は、通常、最大の中空率(hollow fraction)を有していなければならない。ラテックス粒子は、好ましくは0.1%から50%、より好ましくは5%から50%のボイド部分を含む。ボイド率は、同じ組成の無ボイド粒子の容積に対して、希薄分散体から遠心機で密に詰めた後のラテックス粒子により占められる容積を比較することにより求められる。
【0073】
本発明での中空ラテックス粒子は、コアのための少なくとも1種のポリマーおよびシェルのための少なくとも1種のポリマーを含む粒子から得ることができる。コアポリマーおよびシェルポリマーは、1つの重合工程により、または複数の逐次重合工程により得ることができる。
【0074】
本発明での中空ラッテクス粒子は、通常の乳化重合の技術によって調製され得る。このような方法は、特に、米国特許第4427836号、米国特許第4469825号、米国特許第4594363号、米国特許第4677003号、米国特許第4920160号、および米国特許第4970241号に記載されており、または、次の特許および特許出願に記載の通常の重合技術によって調製され得る:特許出願EP267726、特許出願EP331421、米国特許第490229号および米国特許第5157084号。
【0075】
ラテックス粒子のシェルに用いられるモノマーは、好ましくは、1種または複数の非イオン性不飽和エチレン性単位から構成される。少なくとも1つのカルボン酸基を含む1種または複数のモノエチレン性不飽和モノマーがシェルに、任意選択で、重合されてもよい。
【0076】
シェルを構成するモノマーは、中空ラテックス粒子のボイドを保つのに十分高いガラス転移温度(Tg)を、それらが示すように選択される。ガラス転移温度は、好ましくは50℃を超え、より好ましくは60℃を超え、より一層好ましくは70℃を超える。この温度Tgは、DSC(示差走査熱量計)により求めることができる。
【0077】
本発明のラテックス粒子のコアポリマーの乳化重合において用いられるモノマーは、少なくとも1つのカルボン酸基を含む1種または複数のモノエチレン性不飽和モノマーから好ましくは構成される。好ましくは、コアは、少なくとも1つのカルボン酸基を含むモノエチレン性不飽和モノマーを、コアモノマーの全重量に対して、少なくとも5重量%含む。
【0078】
例えば、コアポリマーは、少なくとも1つの酸基を含むモノエチレン性不飽和モノマーの乳化単独重合によって、または、少なくとも1つの酸基を含むモノエチレン性不飽和モノマーの2または3種の共重合によって、得ることができる。少なくとも1つの酸基を含むモノエチレン性不飽和モノマーは、1種または複数の非イオン性エチレン性不飽和モノマーと好ましくは共重合される。
【0079】
コアポリマーまたはシェルポリマーは、コアモノマーの全重量に対して、0.1重量%から20重量%、好ましくは0.1重量%から3重量%の多エチレン性不飽和モノマー、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、1,3-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートまたはジビニルベンゼンを含み得る。代わりに、コアポリマーまたはシェルポリマーは、コアモノマーの全重量に対して、0.1重量%から60重量%のブタジエンを任意選択で含み得る。
【0080】
少なくとも1つのカルボン酸基を含むモノエチレン性不飽和モノマーには、例えば、以下が含まれる:
アクリル酸、メタクリル酸、アクリロイルオキシプロピオン酸、(メタ)アクリロイルオキシプロピオン酸、イタコン酸、アコニット酸、マレイン酸または無水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、マレイン酸モノメチル、フマル酸モノメチルおよびイタコン酸モノメチル。
【0081】
より特定すると、アクリル酸およびメタクリル酸から選択されるモノマーが用いられるであろう。
【0082】
非イオン性モノエチレン性不飽和モノマーには、例えば、以下が含まれる:
スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸のC1〜C20アルキルエステルおよび(メタ)アクリル酸の(C3〜C20)アルケニルエステル、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、オレイル(メタ)アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレートおよびステアリル(メタ)アクリレート。本発明では、(メタ)アクリルという用語は、メタクリルまたはアクリルの両方を包含する一般的表現を示す。(メタ)アクリレートという用語は、メタクリレートまたはアクリレートの両方を包含する一般的表現を示す。
【0083】
ラテックス粒子のコアのボイド部分は、好ましくは、1種または複数の揮発性化合物を含む膨張剤によりコアを膨張させることにより生成される。膨張剤は、コアを膨張させるためにシェルに浸透する。次いで、膨張剤の揮発性成分は、ラテックス粒子を乾燥させることにより除去され、こうして前記粒子内にボイドを作り出す。膨張剤は、好ましくは、水系である。例えば、アンモニア、水酸化アンモニウム、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム)および揮発性アミン(例えば、トリメチルアミンまたはトリエチルアミン)を挙げることができる。
【0084】
中空ラテックス粒子は、膨張剤と共に本発明の組成物に導入されてもよい。その場合、揮発性化合物は、組成物が乾燥される時に除去される。中空ラテックス粒子は、膨張剤の揮発性化合物が除去された後で組成物に添加されてもよい。
【0085】
本発明により使用され得る中空ラテックス粒子は、米国特許第5663213号および特許出願EP1092421に記載のものである。
【0086】
本発明の特定の一実施形態によれば、使用される中空ラテックス粒子は、スチレンと(メタ)アクリル酸またはそのC1〜C20アルキルエステルとのコポリマーから構成されるもの(INCI名では、(スチレン/アクリレーツ)コポリマー)、例えば、Rohm & Haas社によりSunspheres Powderの商用名で販売されている製品(これは、11%のラウリン酸PEG-8、2.5%の水および0.5%のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの混合物中、86%の(スチレン/アクリレーツ)コポリマーを含む水性分散体である)であろう。
【0087】
本発明に適する中空ラテックス粒子は、本発明の組成物中に、組成物の全重量に対して、好ましくは0.1重量%から20重量%、より好ましくは0.5重量%から10重量%の範囲の量で存在する。
【0088】
有機UV遮蔽剤(または、サンスクリーン剤)
本発明の組成物は、少なくとも1種の無機UV遮蔽剤および/または少なくとも1種の有機UV遮蔽剤を含む。
【0089】
有機UV遮蔽剤は、水溶性有機遮蔽剤、脂溶性有機遮蔽剤、またはサンタン生成物に現に用いられている溶媒に不溶である遮蔽剤、およびこれらの混合物から選択される。
【0090】
有機UV遮蔽剤は、特に、ケイ皮誘導体;アントラニレート;サリチル酸誘導体;ジベンゾイルメタン誘導体;カンファー誘導体;ベンゾフェノン誘導体;β,β-ジフェニルアクリレート誘導体;トリアジン誘導体;ベンゾトリアゾール誘導体;ベンザルマロネート誘導体、特に、米国特許第5624663号に挙げられているもの;ベンゾイミダゾール誘導体;イミダゾリン類;ビス-ベンゾアゾリル(benzazolyl)誘導体、例えば、特許EP669323および米国特許第2463264号に記載のもの;p-アミノ安息香酸(PABA)誘導体;メチレンビス(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)誘導体、例えば、特許出願US 5,237,071、特許出願US 5,166,355、特許出願GB2303549、特許出願DE 197 26 184および特許出願EP893119に記載のもの; ベンゾオキサゾール誘導体、例えば、特許出願EP0832642、特許出願EP1027883、特許出願EP1300137および特許出願DE10162844に記載のもの;遮蔽ポリマーおよび遮蔽シリコーン、例えば、特に、特許出願WO 93/04665に記載のもの;α-アルキルスチレンから誘導されるダイマー、例えば、特許出願DE19855649に記載のもの;4,4-ジアリールブタジエン、例えば、特許出願EP0967200、特許出願DE19746654、特許出願DE19755649、特許出願EP-A-1008586、特許出願EP1133980および特許出願EP133981に記載のもの;メロシアニン誘導体、例えば特許出願WO 04/006878、特許出願WO 05/058269および特許出願WO 06/032741に記載のもの;ならびにこれらの混合物から選択される。
【0091】
補足する有機光防護剤の例には、それらのINCI名で本明細書に下に示されるものが含まれる:
【0092】
ケイ皮誘導体
メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、特に、Hoffmann LaRocheにより「Parsol MCX」の商用名で販売されている、
メトキシケイ皮酸イソプロピル、
メトキシケイ皮酸イソアミル、Haarmann and Reimerにより「Neo Heliopan E 1000」の商用名で販売されている、
メトキシケイ皮酸DEA
メチルケイ皮酸ジイソプロピル、
エチルヘキサン酸ジメトキシケイ皮酸グリセリル、
【0093】
ジベンゾイルメタン誘導体
ブチルメトキシジベンゾイルメタン、特にHoffmann LaRocheにより「Parsol 1789」の商用名で販売されている、
イソプロピルジベンゾイルメタン、
【0094】
パラ-アミノ安息香酸誘導体
PABA、
エチルPABA、
エチルジヒドロキシプロピルPABA、
エチルヘキシルジメチルPABA、特にISPにより「Escalol 507」の名称で販売されている、
グリセリルPABA、
PEG-25 PABA、BASFにより「Uvinul P25」の名称で販売されている、
【0095】
サリチル酸誘導体
ホモサレート、Rona/EM Industriesにより「Eusolex HMS」の名称で販売されている、
サリチル酸エチルヘキシル、Haarmann and Reimerにより「Neo Heliopan OS」の名称で販売されている、
サリチル酸ジプロピレングリコール、Scherにより「Dipsal」の名称で販売されている、
サリチル酸TEA、Haarmann and Reimerにより「Neo Heliopan TS」の名称で販売されている、
【0096】
β,β-ジフェニルアクリレート誘導体
オクトクリレン、特にBASFにより「Uvinul N539」の商用名で販売されている、
エトクリレン、特にBASFにより「Uvinul N35」の商用名で販売されている、
【0097】
ベンゾフェノン誘導体
ベンゾフェノン-1、BASFにより「Uvinul 400」の商用名で販売されている、
ベンゾフェノン-2、BASFにより「Uvinul D50」の商用名で販売されている、
ベンゾフェノン-3またはオキシベンゾン、BASFにより「Uvinul M40」の商用名で販売されている、
ベンゾフェノン-4、BASFにより「Uvinul MS40」の商用名で販売されている、
ベンゾフェノン-5、
ベンゾフェノン-6、Norquayにより「Helisorb 11」の商用名で販売されている、
ベンゾフェノン-8、American Cyanamidにより「Spectra-Sorb UV-24」の商用名で販売されている、
ベンゾフェノン-9、BASFにより「Uvinul DS-49」の商用名で販売されている、
ベンゾフェノン-12、
2-(4-ジエチルアミノ-2-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸n-ヘキシル、BASFにより「Uvinul A+」の商用名で販売されている、
【0098】
ベンジリデンカンファー誘導体
3-ベンジリデンカンファー、Chimexにより「Mexoryl SD」の名称で製造されている、
4-メチルベンジリデンカンファー、Merckにより「Eusolex 6300」の名称で販売されている、
ベンジリデンカンファースルホン酸、Chimexにより「Mexoryl SL」の名称で製造されている、
メト硫酸カンファーベンザルコニウム、Chimexにより「Mexoryl SO」の名称で製造されている、
テレフタリリデンジカンファースルホン酸、Chimexにより「Mexoryl SX」の名称で製造されている、
ポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー、Chimexにより「Mexoryl SW」の名称で製造されている、
【0099】
フェニルベンゾイミダゾール誘導体
フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、特にMerckにより「Eusolex 232」の商用名により販売されている、
フェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム、Haarmann and Reimerにより「Neo Heliopan AP」の商用名により販売されている、
【0100】
フェニルベンゾトリアゾール誘導体
ドロメトリゾールトリシロキサン、Rhodia Chimieにより「Silatrizole」の名称で販売されている、
メチレンビス(ベンゾトリアゾリル)テトラメチルブチルフェノール、Fairmount Chemicalにより「MIXXIM BB/100」の商用名で、固体状で、または、Ciba Specialty Chemicalsにより「Tinosorb M」の商用名で、水性分散体として微粒子状で販売されている、
【0101】
トリアジン誘導体
- ビス-エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、Ciba Geigyにより「Tinosorb S」の商用名で販売されている、
- エチルヘキシルトリアゾン、特にBASFにより「Uvinul T150」の商用名で販売されている、
- ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、Sigma 3Vにより「Uvasorb HEB」の商用名で販売されている、
- 2,4,6-トリス(4'-アミノベンザルマロン酸ジネオペンチル)-s-トリアジン、
- 2,4,6-トリス(4'-アミノベンザルマロン酸ジイソブチル)-s-トリアジン、
- 2,4-ビス(4'-アミノ安息香酸n-ブチル)-6-(アミノプロピルトリシロキサン)-s-トリアジン、
- 2, 4-ビス(4'-アミノベンザルマロン酸ジネオペンチル)-6-(4'-アミノ安息香酸n-ブチル)-s-トリアジン、
- 米国特許第6225467号、特許出願WO 2004/085412(化合物6および9を参照)、または文献「Symmetrical Triazine Derivatives」、IP.COM Journal、IP.COM Inc.、West Henrietta、ニューヨーク州、米国(2004年9月20日)に記載の対称なトリアジン遮蔽剤、特に、2,4,6-トリス(ビフェニル-1,3,5-トリアジン類(特に、2,4,6-トリス(ビフェニル-4-イル)-1,3,5-トリアジン)、および2,4,6-トリス(ターフェニル)-1,3,5-トリアジン(これは、特許出願WO 06/035000、特許出願WO 06/034982、特許出願WO 06/034991、特許出願WO 06/035007、特許出願WO 2006/034992および特許出願WO 2006/034985に見出される)、
【0102】
アントラニル酸誘導体
アントラニル酸メンチル、Haarmann and Reimerにより「Neo Heliopan MA」の商用名で販売されている、
【0103】
イミダゾリン誘導体
ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオン酸エチルヘキシル、
【0104】
ベンザルマロネート誘導体
ベンザルマロネート官能基を含むポリオルガノシロキサン、例えば、Hoffmann LaRocheにより「Parsol SLX」の商用名で販売されているポリシリコーン-15、
【0105】
4,4-ジアリールブタジエン誘導体
1,1-ジカルボキシ(2,2'-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエン、
【0106】
ベンゾオキサゾール誘導体
2,4-ビス[5-(1-ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)イミノ-1,3,5-トリアジン、Sigma 3VによりUvasorb K2Aの名称で販売されている、
ならびにこれらの混合物。
【0107】
優先される有機遮蔽剤は以下から選択される:
メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、
サリチル酸エチルヘキシル、
ホモサレート、
ブチルメトキシジベンゾイルメタン、
オクトクリレン、
フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、
ベンゾフェノン-3、
ベンゾフェノン-4、
ベンゾフェノン-5、
2-(4-ジエチルアミノ-2-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸n-ヘキシル、
4-メチルベンジリデンカンファー、
テレフタリリデンジカンファースルホン酸、
フェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム、
メチレンビス-ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、
ビス-エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、
エチルヘキシルトリアジン、
ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、
2,4,6-トリス(4'-アミノベンザルマロン酸ジネオペンチル)-s-トリアジン、
2,4,6-トリス(4'-アミノベンザルマロン酸ジイソブチル)-s-トリアジン、
2,4-ビス(4'-アミノ安息香酸n-ブチル)-6-(アミノプロピルトリシロキサン)-s-トリアジン、
2, 4-ビス(4'-アミノベンザルマロン酸ジネオペンチル)-6-(4'-アミノ安息香酸n-ブチル)-s-トリアジン、
2,4,6-トリス(ビフェニル-4-イル)-1,3,5-トリアジン、
2,4,6-トリス(ターフェニル)-1,3,5-トリアジン、
ドロメトリゾールトリシロキサン、
ポリシリコーン-15、
1,1-ジカルボキシ(2,2'-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエン、
2,4-ビス[5-(1-ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)-イミノ-1,3,5-トリアジン、
およびこれらの混合物。
【0108】
本発明に適合する有機遮蔽剤は、通常、組成物の全重量の0.1%から30%、好ましくは1%から25%を占める。
【0109】
本発明に従って使用される無機UV遮蔽剤は金属酸化物顔料である。より優先的には、本発明での無機遮蔽剤は、500nm以下で、より好ましくは5nmと500nmとの間、尚一層好ましくは10nmと100nmとの間、優先的には15nmと50nmとの間の平均基本粒子径を有する金属酸化物粒子である。
【0110】
それらは、特に、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化セリウムまたはこれらの混合物から選択され得る。
【0111】
この種の被覆または非被覆金属酸化物顔料は、より詳細に、特許出願EP-A-0 518 773に記載されている。挙げることができる市販の顔料には、Kemira社、Tayca社、Merck社およびDegussa社により販売されている製品が含まれる。
【0112】
金属酸化物顔料はコーティングされている(被覆)ことも、またはコーティングされていない(非被覆)こともある。
【0113】
コーティングされた顔料は、アミノ酸、蜜蝋、脂肪酸、脂肪アルコール、陰イオン界面活性剤、レシチン、脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、亜鉛塩、鉄塩またはアルミニウム塩、金属アルコキシド(チタンまたはアルミニウムの)、ポリエチレン、シリコーン、タンパク質(コラーゲン、エラスチン)、アルカノールアミン、酸化ケイ素、金属酸化物あるいはヘキサメタリン酸ナトリウムのような化合物により、化学的、電子工学的、メカノケミストリー的および/または機械的な特質の1つまたは複数の表面処理を受けた顔料である。
【0114】
コーティング顔料は、より特定すると、以下によりコーティングされた酸化チタンである:
- シリカにより、例えば、Ikeda社による製品「Sunveil」、
- シリカおよび酸化鉄により、例えば、Ikeda社による製品「Sunveil F」、
- シリカおよびアルミナにより、例えば、Tayca社による製品「Microtitanium Dioxide MT 500 SA」および「Microtitanium Dioxide MT 100 SA」、ならびに、Tioxide社による「Tioveil」、
- アルミナにより、例えば、Ishihara社による製品「Tipaque TTO-55(B)」および「Tipaque TTO-55(A)」、ならびにKemira社による「UVT 14/4」、
- アルミナおよびステアリン酸アルミニウムにより、例えば、Tayca社による製品「Microtitanium Dioxide MT 100 T、MT 100 TX、MT 100 ZおよびMT-01」、Uniqema社による製品「Solaveil CT-10 W」および「Solaveil CT 100」、ならびに、Merck社による製品「Eusolex T-AVO」、
- シリカ、アルミナおよびアルギン酸により、例えば、Tayca社による製品「MT-100AQ」、
- アルミナおよびラウリン酸アルミニウムにより、例えば、Tayca社による製品「Microtitanium Dioxide MT 100 S」、
- 酸化鉄およびステアリン酸鉄により、例えば、Tayca社による製品「Microtitanium Dioxide MT 100 F」、
- 酸化亜鉛およびステアリン酸亜鉛により、例えば、Tayca社による製品「BR 351」、
- シリカおよびアルミナにより、そしてシリコーンにより処理、例えば、Tayca社による製品「Microtitanium Dioxide MT 600 SAS」、「Microtitanium Dioxide MT 500 SAS」、または、「Microtitanium Dioxide MT 100 SAS」、
- シリカ、アルミナおよびステアリン酸アルミニウムにより、そして、シリコーンにより処理、例えば、Titan Kogyo社による製品「STT-30-DS」、
- シリカにより、そしてシリコーンにより処理、例えば、Kemira社による製品「UV-Titan X 195」、
- アルミナにより、そしてシリコーンにより処理、例えば、Ishihara社による製品「Tipaque TTO-55(S)」、またはKemira社による「UV Titan M 262」、
- トリエタノールアミンにより、例えば、Titan Kogyo社による製品「STT-65-S」、
- ステアリン酸により、例えば、Ishihara社による製品「Tipaque TTO 55(C)」、
- ヘキサメタリン酸ナトリウムにより、例えば、Tayca社による製品「Microtitanium Dioxide MT 150 W」、
- オクチルトリメチルシランにより処理されたTiO2、Degussa Silices社により商用名「T 805」で販売されている、
- ポリジメチルシロキサンにより処理されたTiO2、Cardre社により商用名「70250 Cardre UF TiO2SI3」で販売されている、
- ポリジメチルハイドロジェンシロキサンにより処理されたアナターゼ/ルチルTiO2、Color Techniques社により商用名「Microtitanium Dioxide USP Grade Hydrophobic」で販売されている。
【0115】
コーティングされていない酸化チタン顔料は、例えば、Tayca社により「Microtitanium Dioxide MT 500 B」または「Microtitanium Dioxide MT 600 B」の商用名で、Degussa社により「P 25」の名称で、Wackher社により「Transparent titanium oxide PW」の名称で、Miyoshi Kasei社により「UFTR」の名称で、Tomen社により「ITS」の名称で、Tioxide社により「Tioveil AQ」の名称で販売されている。
【0116】
無コーティング酸化亜鉛顔料は、例えば以下である:
- Sunsmart社により「Z-Cote」の名称で販売されているもの;
- Elementis社により「Nanox」の名称で販売されているもの;
- Nanophase Technologies社により、「Nanogard WCD 2025」の名称で販売されているもの。
【0117】
コーティングされた酸化亜鉛顔料は、例えば、以下である:
- Toshibi社により「Zinc Oxide CS-5」の名称で販売されているもの(ポリメチルハイドロジェンシロキサンによりコーティングされたZnO);
- Nanophase Technologies社により「Nanogard Zinc Oxide FN」の名称で販売されているもの(Finsolv TN(安息香酸C12〜C15アルキル)中、40%分散体);
- Daito社により「Daitopersion Zn-30」および「Daitopersion Zn-50」の名称で販売されているもの(シクロポリメチルシロキサン/オキシエチレン化ポリジメチルシロキサン中の分散体、シリカおよびポリメチルハイドロジェンシロキサンでコーティングされたナノ酸化亜鉛を30%または50%含む);
- Daikin社により「NFD Ultrafine Zn0」の名称で販売されているもの(パーフルオロアルキルホスフェートおよびパーフルオロアルキルエチル系のコポリマーによりコーティングされたZnO、シクロペンタシロキサン中の分散体);
- Shin-Etsu社により「SPD-Z1」の名称で販売されているもの(シリコーンがグラフトされたアクリルポリマーによりコーティングされたZnO、シクロジメチルシロキサンに分散されている);
- ISP社により「Escalol Z100」の名称で販売されているもの(アルミナで処理されたZnO、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル/PVP-ヘキサデセン/メチコンのコポリマー混合物中に分散されている);
- Fuji Pigment社により「Fuji ZnO-SMS-10」の名称で販売されているもの(シリカおよびポリメチルシルセスキオキサンによりコーティングされたZnO);
- Elementis社により「Nanox Gel TN」の名称で販売されているもの(ヒドロキシステアリン酸重縮合物を含む安息香酸C12〜C15アルキル中、55%の濃度で分散されたZnO)。
【0118】
無コーティング酸化セリウム顔料は、例えば、Rhone-Poulenc社により「Colloidal Cerium Oxide」の名称で販売されているものであり得る。無コーティング酸化鉄顔料は、例えば、Arnaud社により「Nanogard WCD 2002(FE 45B)」、「Nanogard Iron FE 45 BL AQ」「Nanogard FE 45R AQ」および「Nanogard WCD 2006 (FE 45R)」の名称で、あるいは、Mitsubishi社により「TY-220」の名称で販売されている。
【0119】
コーティングされた酸化鉄顔料は、例えば、Arnaud社により「Nanogard WCD 2008(FE 45B FN)」、「Nanogard WCD 2009(FE 45B 556)」、「Nanogard FE 45 BL 345」および「Nanogard FE 45 BL」の名称で、BASF社により「Transparent Iron Oxide」の名称で販売されている。
【0120】
金属酸化物の混合物、特に、二酸化チタンと酸化セリウムの混合物(Ikeda社により「Sunveil A」の名称で販売されている、シリカでコーティングされた二酸化チタンと酸化セリウムの等重量混合物が含まれる)、アルミナ-、シリカ-およびシリコーン-コーティング二酸化チタンと酸化亜鉛の混合物(例えば、Kemira社により販売されている製品「M 261」)、またはアルミナ-、シリカ-およびグリセロール-コーティング二酸化チタンと酸化亜鉛の混合物(例えば、Kemira社により販売されている製品「M 211」)も挙げることができる。
【0121】
本発明によれば、特に優先されるのは、コーティングされたかまたはコーティングされていない酸化チタン顔料である。
【0122】
本発明での無機遮蔽剤は、通常、組成物の全重量の0.5%から40%、好ましくは1%から30%を占める。
【0123】
本発明の水性組成物は、局所適用に通常用いられる任意の形態、特に、水中油エマルジョン(直接エマルジョン)、油中水エマルジョン(逆相エマルジョン)、または他に水性ゲルの形態を取り得る。
【0124】
本発明の組成物は、化粧品に広く用いられる添加剤の全てを含むことができ、ケア、メイクアップおよびサンタン製品分野に用途を見出すであろう。
【0125】
・ 本発明による水性組成物は、通常の化粧品のアジュバント、特に、脂肪物質、有機溶媒、イオン性または非イオン性で親水性または親油性の増粘剤、粘滑薬、保湿剤(humectant)、不透明化剤、安定剤、エモリエント、シリコーン、消泡剤、芳香剤、保存剤、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、双性または両性の界面活性剤、活性剤、フィラー、ポリマー、プロペラントおよびアルカリ化または酸性化剤から選択され、あるいは、化粧品および/または皮膚科学において広く用いられる任意の他の成分を、さらに含み得る。
【0126】
・ 脂肪物質は、オイルまたはワックスあるいはこれらの混合物から構成され得る。オイルは、室温で液体の化合物である、ワックスは室温で固体であるか実質的に固体である化合物であり、その融点は通常、35℃を超える。
【0127】
・ 挙げることができるオイルには、ミネラルオイル(パラフィン);植物オイル(スイートアーモンドオイル、マカダミアオイル、ブドウ種子オイルまたはホホバ油);合成オイル、例えば、ペルヒドロスクワレン(perhydrosqualene)、脂肪アルコールまたは脂肪アミド(例えば、Ajinomoto社により「Eldew SL-205」の名称で販売されているラウロイルサルコシンイソプロピル)、脂肪酸または脂肪エステル(例えば、Witco社により「Finsolv TN」または「Witconol TN」の商用名で販売されている安息香酸C12〜C15アルキル、ISP社によりXTEND 226、CP Hall社によりSpectrasol PEBの名称で販売されている安息香酸フェニルエチル、パルミチン酸オクチル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、トリグリセリド(カプリン酸/カプリル酸トリグルセリドが含まれる)、および、Cognis社により「Cetiol CC」の名称で販売されている炭酸ジカプリリル)、オキシエチレン化またはオキシプロピレン化脂肪エステルおよびエーテル;シリコーンオイル(シクロメチコンおよびポリジメチルシロキサン、すなわちPDMS)、あるいはフルオロオイル、ならびにポリアルキレンが含まれる。
【0128】
・ 挙げることができるワックス状化合物には、パラフィン、カルナバワックス、蜜蝋および水素化ヒマシ油が含まれる。
【0129】
・ 挙げることができる有機溶媒の中には、低級アルコールおよびポリオールがある。これらのポリオールは、グリコールおよびグリコールエーテル、例えば、エチレングルコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコールまたはジエチレングリコールから選択され得る。
【0130】
・ 挙げることができる親水性増粘剤には、カルボキシビニルポリマー、例えば、Carbopol製品(カルボマー)およびPemulen製品(アクリレート/C10-C30-アルキルアクリレートのコポリマー);ポリアクリルアミド、例えば、SEPPIC社により、Sepigel 305の名称(CTFA名:ポリアクリルアミド/C13-14イソパラフィン/ラウレス7)で、またはSimulgel 600の名称(CTFA名:アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム/イソヘキサデカン/ポリソルベート80)で販売されている架橋コポリマー;2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ポリマーおよびコポリマー、これらは、任意選択で、架橋されている、および/または、中和されている、例えば、Hoechst社により「Hostacerin AMPS」の商用名(CTFA名:ポリアクリルジメチルタウラミドアンモニウム)で販売されているポリ(2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸);セルロース誘導体、例えば、ヒドロキシエチルセルロース;多糖、特に、キサンタンゴムのようなゴム;ならびにこれらの混合物が含まれる。
【0131】
・ 挙げることができる親油性増粘剤には、合成ポリマー、例えば、Landec社により「Doresco IPA 13-1」の名称で販売されているポリC10〜C30アルキルアクリレート、または他に、ヘクトライトおよびその誘導体のような変性クレー、例えば、Bentoneの名称で販売されている製品が含まれる。
【0132】
・ 理解されるように、当業者は、前記の任意選択のさらなる(複数の)化合物および/またはそれらの量を選択するのに、本発明による組成物に本来付随する利点のある性質が、想定される(複数の)添加により悪影響を受けないか、または実質的に悪影響を受けないように、注意を払うであろう。
【0133】
・ 本発明による組成物は、当業者によく知られた技術に従って調製され得る。それらは、特に、クリームまたはミルクまたはクリーム-ゲルのような単純または複合エマルジョン(O/W、W/O、O/W/OまたはW/O/W)の形態;水性ゲルの形態;ローション、またはスティックの形態であり得る。それらは、任意選択で、エアロゾルとしてパッケージ化されてもよく、ムースまたはスプレーの形態であってもよい。
【0134】
・ 本発明による組成物は、好ましくは、水中油または油中水エマルジョンの形態になっている。
【0135】
・ エマルジョンは通常、両性、陰イオン性、陽イオン性および非イオン性の乳化剤(これらは、単独でまたは混合物として用いられる)から選択される少なくとも1種の乳化剤を含む。乳化剤は得られるエマルジョン(W/OまたはO/W)に合わせて適切に選択される。
【0136】
・ W/Oエマルジョンの調製に使用され得る乳化性界面活性剤として、挙げることができる例には、ソルビタン、グリセロールまたは糖のアルキルエステルまたはエーテル;シリコーン界面活性剤、例えば、ジメチコンコポリオール、例えば、Dow Corning社により「DC 5225 C」の名称で販売されている、シクロメチコンとジメチコンコポリオールの混合物、および、アルキルジメチコンコポリオール、例えば、Dow Corning社により「Dow Corning 5200 Formulation Aid」の名称で販売されているラウリルメチコンコポリオール;セチルジメチコンコポリオール、例えば、Goldschmidt社によりAbil EM 90Rの名称で販売されている製品、および、Goldschmidt社によりAbil WE 09の名称で販売されている、セチルジメチコンポリオールとイソステアリン酸ポリグリセリル(4モル)とラウリン酸ヘキシルの混合物が含まれる。ポリオールアルキルエステルを含む群から有利には選択され得る1種または複数の共乳化剤も、それに添加され得る。
【0137】
・ 特に挙げることができるポリオールアルキルエステルには、ポリエチレングリコールエステル、例えば、ジポリヒドロキシステアリン酸PEG-30、例えば、ICI社によりArlacel P135の名称で販売されている製品が含まれる。
【0138】
・ 特に挙げることができるグリセロールおよび/またはソルビタンのエステルには、例えば、イソステアリン酸ポリグリセリル、例えば、Goldschmidt社によりIsolan GI 34の名称で販売されている製品、イソステアリン酸ソルビタン、例えば、ICI社によりArlacel 987の名称で販売されている製品、イソステアリン酸ソルビタングリセリル、例えば、ICI社によりArlacel 986の名称で販売されている製品、ならびにこれらの混合物が含まれる。
【0139】
・ O/Wエマルジョンでは、挙げることができる乳化剤の例には、非イオン性乳化剤、例えば、オキシアルキレン化(より特定すると、ポリオキシエチレン化)されたグリセロール脂肪酸エステル;オキシアルキレン化されたソルビタン脂肪酸エステル;オキシアルキレン化(オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化)された脂肪酸エステル、例えば、ステアリン酸PEG-100/ステアリン酸グルセリルの混合物(例えば、ICI社によりArlacel 165の名称で販売されている);オキシアルキレン化(オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化)された脂肪アルキルエーテル;糖エステル、例えば、ステアリン酸スクロース;糖の脂肪アルキルエーテル、特に、アルキルポリグルコシド(APG)、例えば、デシルグルコシドおよびラウリルグルコシド(それぞれ、例えば、Henkel社によりPlantaren 2000およびPlantaren 1200の名称で販売されている)、セトステアリルグルコシド(任意選択で、セトステアリルアルコールとの混合物として)(例えば、SEPPIC社によりMontanov 68の名称で、Goldschmidt社によりTegocare CG90の名称で、またHenkel社によりEmulgade KE3302の名称で販売されている)、さらに、アラキジルグルコシド(例えば、アラキジルアルコールとベへニルアルコールとアラキジルグルコシドの混合物の形で、SEPPIC社によりMontanov 202の名称で販売されている)が含まれる。本発明の特定の一実施形態によれば、前記アルキルポリグルコシドと対応する脂肪アルコールとの混合物は、例えば文献WO-A-92/06778に記載されているように自己乳化組成物の状態にあり得る。
【0140】
・ それがエマルジョンである場合、このエマルジョンの水性相は、知られている方法に従って調製された非イオン性ベシクル分散体を含み得る(Bangham, Standish and Watkins, J. Mol. Biol. 13, 238 (1965)、FR 2 315 991およびFR 2 416 008)
【0141】
・ 本発明による組成物は、数多くのトリートメントに、特に、皮膚、唇および/または毛髪の保護および/またはケアのための、ならびに/あるいは、皮膚および/または唇のメイクアップのための、特に、皮膚、唇、および頭皮を含めて毛髪の化粧トリートメントに、それらの用途を見出す。
【0142】
本発明の別の主題は、皮膚、唇、爪、毛髪、睫毛、眉毛および/または頭皮の化粧トリートメントのための製品、特に、ケア製品、アンチサン製品およびメイクアップ製品の製造のための、上で定義された本発明による組成物の使用からなる。
【0143】
本発明による化粧品組成物は、例えば、ローション、ミルク、どろどろしたまたはさらさらしたコンシステンシーのクリーム、ゲルおよびクリーム-ゲルのような、液体から半液体のコンシステンシーの、顔および/または身体のためのケア製品および/または日光防護製品として使用され得る。それらは、任意選択で、エアロゾルとしてパッケージ化されてもよく、フォームまたはスプレーの形態であってもよい。
【0144】
本発明による化粧品組成物は、例えば、メイクアップ製品として使用され得る。
【0145】
本発明による揮発性流体ローションの形態の本発明による組成物は、加圧デバイスにより微粒子状で、皮膚または毛髪に付けられる。本発明に適合するデバイスは、当業者によく知られており、それらには、非エアロゾルポンプまたは噴霧器(atomizer)、プロペラントを含むエアロゾル容器、さらに、プロペラントとして圧縮空気を用いるエアロゾルポンプが含まれる。これらのポンプは、米国特許第4077441号および米国特許第4850517号(これらは、説明内容の構成部分を成す)に記載されている。
【0146】
本発明に従ってエアロゾルの形態にパッケージ化された組成物は、一般的に、通常のプロペラント、例えば、ヒドロフルオロ化合物、ジクロロジフルオロメタン、ジフルオロエタン、ジメチルエーテル、イソブタン、n-ブタン、プロパンまたはトリクロロフルオロメタンを含む。これらは、好ましくは、組成物の全重量に対して15重量%から50重量%の範囲の量で存在する。
【0147】
本発明による組成物は、さらなる化粧活性剤および皮膚科学活性剤もさらに含み得る。
【0148】
さらなる活性剤は、特に、モイスチャライザー、剥離剤(desquamating agent)、バリア機能を向上させる作用剤、脱色素剤(depigmenting agent)、酸化防止剤、皮膚の脱収縮剤(dermo-decontracting agent)、抗糖化剤、真皮および/または表皮の高分子の合成を刺激し、また/またはそれらの分解を防ぐ作用剤、繊維芽細胞もしくは角質細胞の増殖および/または角質細胞の分化を刺激する作用剤、角質エンベロープ(horny envelope)の成熟を促進する作用剤、NOシンターゼ阻害剤、末梢型ベンゾジアゼピン受容体(PBR)アンタゴニスト、皮脂腺の活性を増大させる作用剤、細胞のエネルギー代謝を刺激する作用剤、張り付与剤(tensioning agent)、脂肪リストラクチャリング剤、痩身化剤(slimming agent)、皮膚微小循環を促進する作用剤、鎮静剤および/または抗刺激剤、皮脂調節(sebo-regulating)または抗脂漏症剤、アストリンゼント、瘢痕形成剤(cicatrizing agent)、抗炎症剤および抗アクネ剤から選択され得る。
【0149】
当業者は、皮膚、毛髪、睫毛、眉毛または爪に望まれる効果の機能があるして、1種または複数の前記活性剤を選択するであろう。
【0150】
老化した皮膚のケアおよび/またはメイクアップでは、彼または彼女は、モイスチャライザー、剥離剤、バリア機能を向上させる作用剤、脱色素剤、酸化防止剤、皮膚の脱収縮剤、抗糖化剤、真皮および/または表皮の高分子の合成を刺激し、また/またはそれらの分解を防ぐ作用剤、繊維芽細胞もしくは角質細胞の増殖および/または角質細胞の分化を刺激する作用剤、角質エンベロープの成熟を促進する作用剤、NOシンターゼ阻害剤、末梢型ベンゾジアゼピン受容体(PBR)アンタゴニスト、皮脂腺の活性を増大させる作用剤、細胞のエネルギー代謝を刺激する作用剤、脂肪リストラクチャリング剤、および目の回りの部分の皮膚微小循環を促進する作用剤から選択される少なくとも1種の活性剤を好ましくは選択するであろう。
【0151】
本発明の組成物は、これらの活性剤の生体作用を完全にすること、または当面の目に見えるアンチ-エージ効果をもたせることを意図する、ソフト-フォーカス効果フィラー、または皮膚の自然な着色を促進する作用剤のような少なくとも1種の成分をさらに含み得る。
【0152】
脂っこい皮膚のケアおよび/またはメイクアップでは、当業者は、剥離剤、皮脂調節または抗脂漏症剤およびアストリンゼントから選択される少なくとも1種の活性剤を好ましくは選択するであろう。
【0153】
本発明の組成物は、これらの活性剤の生体作用を完全にすること、または当面の目に見える効果をもたせることを意図する少なくとも1種のさらなる成分を、さらに含み得る;特に、艶消し剤、ソフト-フォーカス効果フィラー、蛍光発光物質、皮膚の自然なピンク色の着色を促進する作用剤、および研磨(abrasive)フィラーまたは剥脱剤(exfoliant)を挙げることができる。
【0154】
1. モイスチャライザーまたは保湿剤
特に挙げることができるモイスチャライザーまたは保湿剤には、グリセロールおよびその誘導体、尿素およびその誘導体、特にNational Starchにより販売されているHydrovance(登録商標)、乳酸、ヒアルロン酸、AHA、BHA、ピドル酸ナトリウム、キシリトール、セリン、乳酸ナトリウム、エクトインおよびその誘導体、キトサンおよびその誘導体、コラーゲン、プランクトン、Sederma社によりMoist 24(登録商標)の名称で販売されているインペラタシリンドラ(Imperata cylindra)エキス、アクリル酸ホモポリマー、例えば、NOF CorporationによるLipidure-HM(登録商標)、β-グルカン、特に、Mibelle-AG-Biochemistryによるカルボキシメチルβ-グルカンナトリウム;NestleによりNutraLipids(登録商標)の名称で販売されている、パッションフラワーオイルとアプリコットオイルとトウモロコシ油とコメヌカ油の混合物;C-グリコシド誘導体、例えば、特許出願WO 02/051 828に記載のもの、特に、水/プロピレングリコール(60/40%、重量で)混合物中、30重量%の活性物質を含む溶液の形態のC-β-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシプロパン、例えば、ChimexによりMexoryl SBB(登録商標)の名称で販売されている製品;Nestleにより販売されているジャコウバラのオイル;亜鉛を強化した微細藻類(microalgae)プロフィリジウムクルエンタム(Prophyridium cruentum)エキス、VincienceによりAlgualane Zinc(登録商標)の名称で販売されている;海産物(アテロコラーゲン(Atelocollagen))由来のコラーゲンとコンドロイチン硫酸のスフィア、Engelhard Lyon社によりMarine Filling Spheresの名称で販売されている;ヒアルロン酸スフィア、例えば、Engelhard Lyon社により販売されているもの;ならびに、アルギニンが含まれる。
【0155】
好ましく使用されるモイスチャライザーは、尿素およびその誘導体、特に、National Starchにより販売されているHydrovance(登録商標)、ヒアルロン酸、AHA、BHA、アクリル酸ホモポリマー、例えば、NOF CorporationによるLipidure-HM(登録商標)、β-グルカン、特にMibelle-AG-Biochemistryによるカルボキシメチルβ-グルカン;NestleによりNutraLipids(登録商標)の名称で販売されている、パッションフラワーオイルとアプリコットオイルとトウモロコシ油とコメヌカ油の混合物;C-グリコシド誘導体、例えば、特許出願WO 02/051 828に記載のもの、特に、水/プロピレングリコール(60/40%、重量で)混合物中、30重量%の活性物質を含む溶液の形態のC-β-D-キシロピラノシド-2-ヒドロキシプロパン、例えば、ChimexによりMexoryl SBB(登録商標)の商用名で販売されている製品;Nestleにより販売されているジャコウバラのオイル;亜鉛を強化した微細藻類プロフィリジウムクルエンタム(Prophyridium cruentum)エキス、VincienceによりAlgualane Zinc(登録商標)の名称で販売されている;海産物(アテロコラーゲン)由来のコラーゲンとコンドロイチン硫酸のスフィア、Engelhard Lyon社によりMarine Filling Spheresの名称で販売されている;ヒアルロン酸スフィア、例えば、Engelhard Lyon社により販売されているもの;ならびに、アルギニンから選択される。
【0156】
2. 剥離剤
「剥離剤」という用語は、
- 剥脱を促進することによって剥離に直接作用できる任意の化合物、例えば、β-ヒドロキシ酸(BHA)、特に、サリチル酸およびその誘導体(5-n-オクタノイルサリチル酸が含まれる、INCI名としてカプリロイルサリチル酸としても知られている);α-ヒドロキシ酸(AHA)、例えば、グリコール酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸またはマンデル酸;8-ヘキサデセン-1,16-ジカルボン酸または9-オクタデセン二酸;尿素およびその誘導体;ゲンチシン酸およびその誘導体;オリゴフコース;ケイ皮酸;エンジュ(Sophora japonica)エキス;レスベラトロール、および特定のジャスモン酸誘導体;
- あるいは、角質デスモソーム(corneodesmosome)の剥離または分解に関与する酵素、グリコシダーゼ、角質層キモトリプシン様酵素(stratum corneum chymotryptic enzyme、SCCE)または他のプロテアーゼ(トリプシン、キモトリプシン様)に作用できる任意の化合物[アミノスルホン化合物、特に、4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-プロパンスルホン酸(HEPES);2-オキソチアゾリジン-4-カルボン酸(プロシステイン)およびこの誘導体;グリシンタイプのα-アミノ酸の誘導体(EP-0 852 949に記載されている、また、BASFによりTrilon Mの商用名で販売されているメチルグリシン二酢酸ナトリウム);蜂蜜;糖誘導体、例えば、O-オクタノイル-6-D-マルトースおよびN-アセチルグルコサミンを挙げることができる];
のいずれかを意味する。
【0157】
本発明による組成物に使用され得る他の剥離剤として、以下を挙げることができる:
- オリゴフルクトース、EDTAおよびその誘導体、ラミナリア(laminaria)エキス、o-リノレイル-6D-グルコース、(3-ヒドロキシ-2-ペンチルシクロペンチル)酢酸、グリセロールトリラクテート、O-オクタニル-6'-D-マルトース、S-カルボキシメチルシステイン、サリシレートのケイ素含有誘導体、例えば、特許EP 0 796 861に記載のもの、オリゴフコース、例えば、特許EP 0 218 200に記載のもの、5-アシルサリチル酸塩、トランスグルタミナーゼに作用を及ぼす活性剤(特許EP 0 899 330)、
- フィクスオプンチアインジカ(ficus Opuntia indica)の花のエキス、例えば、SilabによるExfolactive(登録商標)、
- 8-ヘキサデセン-1,16-ジカルボン酸、
- グルコースとビタミンFのエステル、および
- これらの混合物。
【0158】
挙げることができる好ましい剥離剤には、β-ヒドロキシ酸、例えば、5-n-オクタノイルサリチル酸;尿素;グリコール酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸またはマンデル酸;4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-プロパンスルホン酸(HEPES);エンジュエキス;蜂蜜;N-アセチルグルコサミン;メチルグリシン二酢酸ナトリウム、ならびにこれらの混合物が含まれる。
【0159】
より一層好ましくは、本発明の組成物には、5-n-オクタノイルサリチル酸;尿素;4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-プロパンスルホン酸(HEPES);エンジュエキス;蜂蜜;N-アセチルグルコサミン;メチルグリシン二酢酸ナトリウム、ならびにこれらの混合物から選択される剥離剤が用いられるであろう。
【0160】
3. バリア機能を向上させる作用剤
バリア機能を向上させる作用剤として、特に、アルギニン、セリン、サーマスサーモフィルス(Thermus thermophilus)エキス、例えば、SedermaによるVenuceane(登録商標)、野性ヤム(ディオスコレアビロサ(Dioscorea villosa))の根茎のエキス、例えば、Active OrganicsによるActigen Y(登録商標)、プランクトンエキス、例えば、SecmaによるOmega Plankton(登録商標)、酵母菌エキス、例えば、ColeticaによるRelipidium(登録商標)、チェストナッツエキス、例えば、SilabによるRecoverine(登録商標)、シーダー(cedar)の花芽(bud)のエキス、例えば、GattefosseによるGatuline Zen(登録商標)、スフィンゴシン類、例えば、Degussa社によりPhytosphingosine(登録商標)SLCの名称で販売されているサリシロイルスフィンゴシン、キシリトールとポリキシリチルグリコシドとキシリタンの混合物、例えば、SEPPICによるAquaxyl(登録商標)、ナス科植物(Solanacea plants)エキス、例えば、ColeticaによるLipidessence(登録商標)、オメガ3不飽和オイル、例えば、ジャコウバラのオイル;およびこれらの混合物を挙げることができる。
【0161】
セラミドまたはそれらの誘導体、特に、2型(例えば、N-オレオイルジヒドロスフィンゴシン)、3型(例えば、ステアロイル-4-ヒドロキシスフィンゴシン、INCI名として)および5型(例えば、N-2-ヒドロキシパルミトイルジヒドロスフィンゴシン、INCI名:ヒドロキシパルミトイルスフィンガニンを有する)のセラミド、スフィンゴイド系化合物、グリコスフィンゴ脂質、リン脂質、コレステロールおよびその誘導体、フィトステロール、必須脂肪酸、ジアシルグリセロール、4-クロマノンおよびクロモン誘導体、石油ゼリー、ラノリン、シアバター、ココアバター、およびPCA塩も、特に挙げることができる。
【0162】
皮膚バリアへのリストラクチャリング効果を有する好ましい作用剤として、サーマスサーモフィルス(Thermus thermophilus)エキス、野生ヤム(ディオスコレアビロサ(Dioscorea villosa))根茎エキス、酵母菌エキス、チェストナッツエキス、シーダーの花芽のエキス、アルギニン、セリン、特に3および5型のセラミド;ならびにこれらの混合物を挙げることができるであろう。
【0163】
セリン、アルギニンまたはこれらの混合物が好ましくは使用されるであろう。
【0164】
4. 脱色素剤
特に挙げることができる脱色素剤には、ビタミンCおよびその誘導体、特にビタミンCG、CPおよび3-O-エチルビタミンC、αおよびβアルブチン、フェルラ酸、ルシノールおよびその誘導体、コウジ酸、レソルシノールおよびその誘導体、トラネキサム酸およびその誘導体、ゲンチシン酸、ホモゲンチサート、ゲンチシン酸メチルまたはホモゲンチシン酸メチル、二酸、D-パンテテインスルホン酸カルシウム、リポ酸、エラグ酸、ビタミンB3、リノール酸およびその誘導体、セラミドおよびその同族体、植物エキス、例えば、カモミール、クマコケモモ(bearberry)、アロエ科(vera、ferox、bardensis)、クワの実またはタツナミソウ(skullcap);Gattefosseにより販売されているキウイ(Actinidia chinensis)果汁、ボタン(Paeonia suffruticosa)の根のエキス、例えば、Ichimaru Pharcos社によりBotanpi Liquid B(登録商標)の名称で販売されている製品、ブラウンシュガー(Saccharum officinarum)エキス、例えば、Taiyo Kagaku社によりMolasses Liquidの名称で販売されている糖蜜エキスが含まれるが、このリストに全てが網羅されているわけではない。
【0165】
好ましい脱色素剤として、ビタミンCおよびその誘導体、特に、ビタミンCG、ビタミンCPおよび3-O-エチル-ビタミンC、α-およびβ-アルブチン、フェルラ酸、コウジ酸、レソルシノールおよびその誘導体、D-パンテテインスルホン酸カルシウム、リポ酸、エラグ酸、ビタミンB3、Gattefosseにより販売されているキウイ(Actinidia chinensis)果汁、ボタン(Paeonia suffruticosa)の根のエキス、例えば、Ichimaru PharcosによりBOTANPI LIQUID B(登録商標)の名称で販売されているものが用いられるであろう。
【0166】
5. 酸化防止剤
トコフェロールおよびそのエステル、特に、酢酸トコフェロール;アスコルビン酸およびその誘導体、特に、リン酸アスコルビルマグネシウムおよびアスコルビルグルコシド;フェルラ酸;セリン;エラグ酸、フロレチン、ポリフェノール、タンニン、タンニン酸、エピガロカテキン類およびそれらを含む天然エキス、アントシアン、ローズマリーエキス、オリーブの葉のエキス、例えばSilab社によるもの、緑茶エキス、レスベラトロールおよびその誘導体、エルゴチオネイン、N-アセチルシステイン、褐藻ペルベチアカナリクラタ(Pelvetia canaliculata)のエキス、例えば、SecmaによるPelvetiane(登録商標)、クロロゲン酸、ビオチン、キレート剤、例えば、BHTおよびBHA、N,N'-ビス(3,4,5-トリメトキシベンジル)エチレンジアミンおよびこれらの塩;イデベノン、植物エキス、例えば、Provital社によるPronalen Bioprotect(商標);コエンザイムQ10、バイオフラボノイド、SOD、フィタントリオール、リグナン、メラトニン、ピドラート(pidolate)、グルタチオン、カプリリルグリコール、フロレチン、Totarol(商標)またはTotarol(トタラ-8,11,13-トリエノール、もしくは、4b,5,6,7,8,8a,9,10-オクタヒドロ-4b,8,8-トリメチル-1-(1-メチルエチル)-2-フェナントレノール)を含むポドカルパストタラ(Podocarpus totara)のエキス;ジャスミンエキス、例えば、SilabによりHelisun(登録商標)の名称で販売されている製品;ラウリル酸ヘスペリチン、例えば、Engelhard Lyon社によるFlavagrum PEG(登録商標);ボタン(Paeonia suffruticosa)の根のエキス、例えば、Ichimaru Pharcos社によりBotanpi Liquid B(登録商標)の名称で販売されている製品;ライチエキス、例えば、Cognis社によりLitchiderm LS 9704(登録商標)の名称で販売されているライチ果皮エキス、ザクロ (Punica granatum)エキス、例えば、Draco Natural Products 社により販売されている製品を、特に挙げることができる。
【0167】
挙げることができる他の抗老化剤には、DHEAおよびその誘導体、ボスウェリン酸(boswellic acid)、ローズマリーエキス、カロテノイド(β-カロテン、ゼアキサンチンおよびルテイン)、システイン酸、銅誘導体ならびにジャスモン酸が含まれる。
【0168】
特に使用される好ましい酸化防止剤には、フェルラ酸;セリン;フロレチン、ザクロエキス、ビオチン、キレート剤、例えば、BHT、BHA、N,N'-ビス(3,4,5-トリメトキシベンジル)エチレンジアミンおよびこれらの塩;カプリリルグリコール、Totarol(商標)、ジャスミンエキス、例えば、SilabによりHelisun(登録商標)の名称で販売されている製品; ラウリル酸ヘスペリチン、例えば、Engelhard Lyon社によるFlavagrum PEG(登録商標);ボタン(Paeonia suffruticosa)の根のエキス、例えば、Ichimaru Pharcos社によりBotanpi Liquid B(登録商標)の名称で販売されている製品;が含まれる。
【0169】
6. 皮膚の緊張緩和剤または脱収縮剤
挙げることができる例には、グルコン酸マンガンおよび他の塩、アデノシン、クエン酸アルベリンおよびその塩、グリシン、イリスパリダ(Iris pallida)エキス、ヘキサペプチド(LipotecによるArgeriline R)またはサポゲニン、例えば、特許出願EP 1 484 052に記載の野性ヤムおよびカルボニルアミンが含まれる。挙げることができるサポゲニンの例には、特許出願WO 02/47650に記載のもの、特に、野性ヤム、殊に、ナガイモ(Dioscorea opposita)から抽出されたジオスゲニン、または、1種または複数のサポゲニンを自然のままで含むか、もしくは処理後に含む何らかのエキス(野性ヤム根茎、アガーベ(agave)の葉(これは、ヘコゲニンおよびチゴゲニンを含む)、ユリ科(Liliacea)植物のエキス、より特定すると、スミラゲニンおよびサルサポゲニンを含むユッカ(yucca)もしくはスミラックス(smilax)、または、サルサパリラの根)、あるいは、Actives Organics社によるActigen Y;あるいはショウガが含まれる。
【0170】
DMAE(ジメチルMEA)、シーフェンネル(sea fennel)エキス、ロックローズ(rockrose)エキス、ヘリクリスム(helichrysum)エキス、アニスエキス、パラクレス(paracress)エキス、およびキバナオランダセンニチ(Acmella oleracea)エキス、例えば、GattefosseによるGatuline(登録商標)も挙げることができる。
【0171】
挙げられる好ましい皮膚の緊張緩和剤には、アデノシン、グルコン酸マンガン、野性ヤム、シーフェンネル、グリシンおよびアルベリンが含まれる。
【0172】
7. 抗糖化剤
「抗糖化剤」という用語は、皮膚タンパク質、特に、コラーゲンのような皮膚タンパク質の糖化を防ぐ、および/または、少なくする化合物を意味する。
【0173】
特に挙げることができる抗糖化剤には、ツツジ科(Ericaceae)植物のエキス、例えば、ブルーベリー(ローブッシュブルーベリー(Vaccinium angustifolium)またはビルベリー(Vaccinium myrtillus))エキス、例えば、Cosmetochem社によりBlueberry Herbasol Extract PGの名称で販売されている製品、エルゴチオネインおよびその誘導体、ヒドロキシスチルベン類およびそれらの誘導体、例えば、レスベラトロールおよび3,3',5,5'-テトラヒドロキシスチルベン(これらの抗糖化剤は、特許出願FR 2 802 425, 特許出願FR 2 810 548, 特許出願FR 2 796 278および特許出願FR 2 802 420に、それぞれ記載されている)、ジヒドロキシスチルベン類およびそれらの誘導体、アルギニンとリシンのポリペプチド、例えば、Solabia社によりAmadorine(登録商標)の名称で販売されている製品、カルシニン塩酸塩(ExsymolによりAlistin(登録商標)の名称で販売されている)、ヒマワリ(Helianthus annuus)エキス、例えば、SilabによるAntiglyskin(登録商標)、ワインエキス、例えば、Givaudan社により Vin blanc deshydrate 2Fの名称で販売されている、マルトデキストリン担体上の粉末白ワインのエキス、チオクト酸(または、α-リポ酸)、クマコケモモおよび海産グリコーゲン(marine glycogen)エキスの混合物、例えば、Laboratoires SerobiologiquesによるAglycal LS 8777(登録商標)、および、紅茶エキス、例えば、SedermaによるKombuchka(登録商標)、ならびにこれらの混合物が含まれる。
【0174】
挙げられる好ましい抗糖化剤には、ブルーベリー(Vaccinium myrtillus)エキスおよび紅茶エキスが含まれる。
【0175】
8. 真皮および/または表皮の高分子の合成を刺激し、ならびに/あるいはそれらの分解を防ぐ作用剤
真皮の高分子を刺激する、またはそれらの分解を防ぐ活性剤の中で、以下のものを挙げることができる:
- コラーゲン合成に作用するもの、例えば、ツボクサ(Centella asiatica)エキス、アジアチコシド類およびそれらの誘導体;アスコルビン酸またはビタミンCおよびその誘導体;合成ペプチド、例えば、イアミン、Sederma社により販売されているバイオペプチドCLまたはパルミトイルオリゴペプチド;植物から抽出されたペプチド、例えば、Coletica社によりPhytokine(登録商標)の商用名で販売されているダイズ加水分解物;米ペプチド、例えば、SilabによるNutripeptide(登録商標);マンヌロン酸メチルシラノール、例えば、Exsymolにより販売されているAlgisium C(登録商標);植物ホルモン、例えば、オーキシンおよびリグナン;葉酸;ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativa、アルファルファ)エキス、例えば、SilabによりVitanol(登録商標)の名称で販売されている製品;ヘーゼルナッツのペプチドエキス、例えば、Solabia社によりNuteline C(登録商標)の名称で販売されている製品;およびアルギニン;
- あるいは、コラーゲン分解の抑制に作用するもの、特に、メタロプロテアーゼ(MMP)を、より特定すると、例えば、MMP 1、2、3および9を抑制する作用剤。次のものを挙げることができる:レチノイドおよび誘導体、ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativa)エキス、例えば、SilabによるVitanol(登録商標)、Atrium BiotechnologiesによりLanablue(登録商標)の名称で販売されているアファニゾメノンフロスアクア(Aphanizomenon flosaquae)(藍藻綱(Cyanophyceae))のエキス、オリゴペプチドおよびリポペプチド、リポアミノ酸、Coletica社によりCollalift(登録商標)の商用名で販売されているモルトエキス;ブルーベリーまたはローズマリーのエキス;リコピン;イソフラボン類、それらの誘導体、または、それらを含む植物エキス、特に、ダイズエキス(例えば、Ichimaru Pharcos社によりFlavosterone SB(登録商標)の商用名で販売されている)、レッドクローバーエキス、亜麻エキスまたは葛根エキス;ライチエキス、例えば、Cognis社によりLitchiderm LS 9704(登録商標)の名称で販売されているライチ果皮エキス;SEPPICによりSepilift DPHP(登録商標)の名称で販売されているジパルミトイルヒドロキシプロリン:Silabにより販売されているバッカリスゲニステロイド(Baccharis genistelloide)またはバッカリン(Baccharine)、モリンガエキス、例えば、CognisによるArganyl LS 9781(登録商標);特許出願FR-A-2 812 544に記載のシソ科(Flacksmann社によるセージ(Salvia officinalis))からのセージエキス、ロドデンドロン(rhododendron)エキス、ブルーベリーエキス、および、ビルベリー(Vaccinium myrtillus)エキス、例えば特許出願FR-A-2 814 950に記載のもの;
- あるいは、エラスチン類(エラスチンおよびフィブリリン)に属する分子の合成に作用するもの、例えば:レチノールおよび誘導体、特に、パルミチン酸レチノール;LSN社によりCytovitin(登録商標)の商用名で販売されているサッカロミセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エキス;および、Secma社によりKelpadelie(登録商標)の商用名で販売されている藻類オオウキモ(Macrocystis pyrifera)エキス;ヘーゼルナッツのペプチドエキス、例えば、Solabia社によりNuteline C(登録商標)の商用名で販売されている製品;
- あるいは、エラスチンの分解の抑制に作用するもの、例えば、LSN社によりParelastyl(登録商標)の商用名で販売されているエンドウ(Pisum sativum)マメの種子のペプチドエキス;ヘパリン類似物質;特許出願WO 01/94381に記載のN-アシルアミノアミド化合物、例えば、{2-[アセチル(3-トリフルオロメチルフェニル)アミノ]-3-メチル-ブチリルアミノ}酢酸、N-[N-アセチル,N'-(3-トリフルオロメチル)フェニルバリル]グリシンまたはN-アセチル-N-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]バリルグリシンもしくはアセチルトリフルオロメチルフェニルバリルグリシンとしても知られている、または、C1〜C6アルコールとこれのエステル;米ペプチドエキス、例えば、PentapharmによるColhibin(登録商標)、または、アンマロク(Phyllanthus emblica)エキス、例えば、RonaによるEmblica(登録商標);
- あるいは、グリコサミノグリカンの合成に作用するもの、例えば、乳酸菌(Lactobacillus vulgaris)によるミルクの発酵製品、Brooks社によりBiomin Yoghurt(登録商標)の商用名で販売されている;Alban Muller社によりHSP3(登録商標)の商用名で販売されている褐藻パディナパボニカ(Padina pavonica)エキス;特に、Silab社からFirmalift(登録商標)の商用名で、またはLSN社からCytovitin(登録商標)の商用名で入手可能なサッカロミセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エキス;ラミナリアオクロロイカ(Laminaria ochroleuca)エキス、例えば、Secma によるLaminaine(登録商標); Lucas Meyerによるママク(Mamaku)エッセンス、およびカラシナ(cress)エキス(SilabによるOdraline(登録商標));
- あるいは、フィブロネクチンの合成に作用するもの、例えば、Seporga社によりGP4G(登録商標)の商用名で販売されている動物プランクトンサリナ(zooplankton Salina)エキス;特に、Alban Muller社からDrieline(登録商標)の商用名で入手可能な酵母菌エキス;および、Sederma社からMatrixil(登録商標)の商用名で販売されているパルミトイルペンタペプチド。
【0176】
表皮高分子、例えば、フィラグリンおよびケラチンを刺激するための活性剤の中で、特に、Silab社によりStructurine(登録商標)の商用名で販売されているルーピン(lupine)エキス;Gattefosse社によりGatuline(登録商標)RCの商用名で販売されているヨーロッパブナ(Fagus sylvatica beech)の花芽のエキス;Seporga社によりGP4G(登録商標)の商用名で販売されている動物プランクトンサリナ(zooplankton Salina)エキス;Procyteによる銅トリペプチド;バンバラマメ(Voandzeia subterranea)のペプチドエキス、例えば、Laboratoires Serobiologiques社によりFilladyn LS 9397(登録商標)の商用名で販売されている製品を挙げることができる。
【0177】
好ましくは、グリコサミノグリカンの合成を刺激する作用剤、エラスチンの分解を抑制する作用剤、フィブロネクチンの合成を刺激する作用剤、表皮高分子の合成を刺激する作用剤、およびこれらの混合物から選択される、真皮および/または表皮高分子の合成を刺激する、および/または、それらの分解を防ぐ活性剤が用いられるであろう。
【0178】
より一層良好には、褐藻パディナパボニカ(Padina pavonica)エキス、サッカロミセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エキス、ラミナリアオクロロイカ(Laminaria ochroleuca)エキス、ママクエッセンス、およびカラシナエキス、ならびにこれらの混合物から選択される、グリコサミノグリカンの合成を刺激する活性剤が一層優先的に使用されるであろう。
【0179】
真皮および/または表皮高分子の合成を刺激する、ならびに/あるいは、それらの分解を防ぐ好ましい作用剤として、次のものを挙げることができる:
合成ペプチド、例えばイアミン、Sederma社により販売されているバイオプチドCLまたはパルミトイルオリゴペプチド;植物から抽出されたペプチド、例えば、Coletica社によりPhytokine(登録商標)の商用名で販売されているダイズ加水分解物;米ペプチド、例えば、SilabによるNutripeptide(登録商標)、マンヌロン酸メチルシラノール、例えば、Exsymolにより販売されているAlgisium C(登録商標);葉酸;ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativa、アルファルファ)エキス、例えば、SilabによりVitanol(登録商標)の名称で販売されている製品;ヘーゼルナッツのペプチドエキス、例えば、Solabia社によりNuteline C(登録商標)の名称で販売されている製品;アルギニン;Atrium BiotechnologiesによりLanablue(登録商標)の名称で販売されているアファニゾメノンフロス-アクア(Aphanizomenon flos-aquae)(藍藻綱)エキス、Coletica社によりCollalift(登録商標)の商用名で販売されているモルトエキス、リコペン;ライチエキス;モリンガエキス、例えば、CognisによるArganyl LS 9781(登録商標);ビルベリー(Vaccinium myrtillus)エキス、例えば、特許出願FR-A-2 814 950に記載のもの;レチノールおよびその誘導体、特に、パルミチン酸レチニル;LSN社によりCytovitin(登録商標)の商用名で販売されているサッカロミセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エキス;ヘーゼルナットのペプチドエキス、例えば、Solabia社によりNuteline C(登録商標)の名称で販売されている製品;{2-[アセチル(3-トリフルオロメチルフェニル)アミノ]-3-メチルブチリルアミノ}-酢酸、N-[N-アセチル,N'-(3-トリフルオロメチル)フェニルバリル]グリシンまたはN-アセチル-N-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]バリルグリシンもしくはアセチルトリフルオロメチルフェニルバリルグリシンとしても知られている、または、C1〜C6アルコールとこれのエステル;米ペプチドエキス、例えば、PentapharmによるColhibin(登録商標)、または、アンマロク(Phyllanthus emblica)エキス、例えば、RonaによるEmblica(登録商標);Alban Muller社によりHSP3(登録商標)の商用名で販売されている褐藻パディナパボニカ(Padina pavonica)エキス;特にSilab社からFirmalift(登録商標)の商用名で、または、LSN社からCytovitin(登録商標)の商用名で入手可能なサッカロミセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エキス;ラミナリアオクロロイカ(Laminaria ochroleuca)エキス、例えば、SecmaによるLaminaine(登録商標);Lucas Meyerによるママクのエッセンス、Silab社によりStructurine(登録商標)の商用名で販売されているルーピンエキス;Gattefosse社によりGatuline(登録商標)RCの商用名で販売されているヨーロッパブナ(Fagus sylvatica beech)の花芽のエキス。
【0180】
9. 繊維芽細胞もしくは角質細胞の増殖および/または角質細胞の分化を刺激する作用剤
本発明のよる組成物に使用され得る繊維芽細胞の増殖を刺激する作用剤は、例えば、植物タンパク質またはポリペプチド、特にダイズから抽出されたもの(例えば、LSN社によりEleseryl SH-VEG 8(登録商標)の名称で販売されている、またはSilab社によりRaffermine(登録商標)の商用名で販売されているダイズエキス);加水分解されたダイズタンパク質のエキス、例えば、SilabによるRidulisse(登録商標);植物ホルモン、例えば、ジベレリンおよびサイトカイニン;ヘーゼルナッツのペプチドエキス、例えば、Solabia社からNuteline C(登録商標)の名称で販売されている製品から選択され得る。
【0181】
好ましくは、角質細胞の増殖および/または分化を促進させる作用剤が用いられるであろう。
【0182】
本発明による組成物において使用され得る、角質細胞の増殖を刺激する作用剤には、特に、アデノシン;フロログルシノール、アジサイ(Hydrangea macrophylla)の葉のエキス、例えば、Ichimaru PharcosによるAmacha Liquid E(登録商標)、酵母菌エキス、例えば、CLRによるStimoderm(登録商標);ラレアディバリカタ(Larrea divaricata)エキス、例えば、SedermaによるCapislow(登録商標)、パパイアとオリーブの葉とレモンのエキスの混合物、例えば、VincienceによるXyleine(登録商標)、レチノールおよびそのエステル(パルミチン酸レチニルが含まれる)、Gattefosseにより販売されているナッツ固形残渣(cake)エキス、および、ジャガイモ(Solanum tuberosum)エキス、例えば、Sedermaにより販売されているDermolectine(登録商標)が含まれる。
【0183】
角質細胞の分化を刺激する作用剤の中には、例えば、カルシウムのようなミネラル;シーフェンネル、ルーピンのペプチドエキス、例えば、Silab社によりStructurine(登録商標)の商用名で販売されている製品;β-シトステロール硫酸ナトリウム、例えば、Seporga社によりPhytocohesine(登録商標)の商用名で販売されている製品;トウモロコシ水溶性エキス、例えば、Solabia社によりPhytovityl(登録商標)の商用名で販売されている製品;バンバラマメ(Voandzeia substerranea)のペプチドエキス、例えば、Laboratoires Serobiologiques社によりFilladyn LS 9397(登録商標)の商用名で販売されている製品;リグナン、例えば、セコイソラリシレシノール(secoisolariciresinol)、ならびに、レチノールおよびそのエステル(パルミチン酸レチニルが含まれる)がある。
【0184】
角質細胞の増殖および/または分化を刺激する作用剤として、エストラジオールおよび同族体のようなエストロゲン;サイトカインも挙げることができる。
【0185】
繊維芽細胞もしくは角質細胞の増殖、および/または、角質細胞の分化を刺激する好ましい活性剤として、植物タンパク質またはポリペプチド、特にダイズから抽出されたもの(例えば、LSN社によりEleseryl SH-VEG 8(登録商標)の名称で販売されている、またはSilab社によりRaffermine(登録商標)の商用名で販売されているダイズエキス);加水分解されたダイズタンパク質のエキス、例えば、SilabによるRidulisse(登録商標);ヘーゼルナッツのペプチドエキス、例えば、Solabia社によりNuteline C(登録商標)の名称で販売されている製品;アデノシン;フロログルシノール、酵母菌エキス、例えば、CLRによるStimoderm(登録商標);ルーピンのペプチドエキス、例えば、Silab社によりStructurine(登録商標)の商用名で販売されている製品;トウモロコシ水溶性エキス、例えば、Solabia社によりPhytovityl(登録商標)の商用名で販売されている製品;バンバラマメ(Voandzeia subterranea)のペプチドエキス、例えば、Laboratoires Serobiologiques社によりFilladyn LS 9397(登録商標)の商用名で販売されている製品;レチノールおよびそのエステル(パルミチン酸レチニルが含まれる)を挙げられるであろう。
【0186】
10. 角質エンベロープの成熟を促進する作用剤
角質エンベロープ(これは、年齢と共に損なわれ、トランスグルタミナーゼ活性の低下を招く)の成熟に関与する作用剤が、本発明の組成物に使用され得る。挙げることができる例には、尿素およびその誘導体、特に、National StarchによるHydrovance(登録商標)、およびロレアル(L'Oreal)の特許出願FR 2 877 220(未公開)に挙げられている他の活性剤が含まれる。
【0187】
11. NO-シンターゼ阻害剤
NOシンターゼに抑制的な作用を有する作用剤は、OPC(プロシアニドールオリゴマー);特に、Euromed社により「Leucocyanidines de raisins extra」の名称で、またはIndena社によりLeucoselect(登録商標)の名称で、または最後に、Hansen社により「Extrait de marc de raisin」の名称で販売されているブドウ(Vitis vinifera種)の植物エキス;好ましくはオリーブの木の葉から得られ、特に、Vinyals社からドライエキス状で、または、Biologia & Technologia社によりEuro1(登録商標)BTの商用名で販売されているオリーブ(Olea europaea種)の植物エキス;および、イチョウ(Gingko biloba種)の植物エキス、好ましくは、Beaufour社により「Ginkgo biloba extrait standard」の商用名で販売されているこの植物の水性ドライエキス、ならびにこれらの混合物から選択され得る。
【0188】
12. 末梢型ベンゾジアゼピン受容体(PBR)アンタゴニスト
例えば、1-(2-クロロフェニル)-N-(1-メチルプロピル)-3-イソキノリンカルボキサミド;特許出願WO 03/030 937および特許出願WO 03/068 753に記載の化合物、文献WO 00/44384に記載の一般式(VII)のピリダジノ[4,5-b]インドール-1-アセトアミド誘導体を挙げることができる。
【0189】
13. 皮脂腺の活性を増大させる作用剤
例えば、デヒドロジャスモン酸メチル、ヘコゲニン、ヘディオン(hedione)およびo-リノレイル-6D-グルコース、ならびにこれらの混合物を挙げることができる。
【0190】
14. 細胞のエネルギー代謝を刺激する作用剤
細胞のエネルギー代謝を刺激する活性剤は、例えば、ビオチン、サッカロミセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エキス、例えば、SedermaによるPhosphovital(登録商標)、ピロリドンカルボン酸のナトリウム塩とマンガン塩と亜鉛塩とマグネシウム塩の混合物、例えば、SolabiaによるPhysiogenyl(登録商標)、グルコン酸の亜鉛塩と銅塩とマグネシウム塩の混合物、例えば、SEPPICによるSepitonic M3(登録商標)、およびこれらの混合物;サッカロミセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)に由来するβ-グルカン、例えば、Mibelle AG Biochemistry社により販売されている製品から選択され得る。
【0191】
15. 張り付与剤
本発明に従って使用され得る「張り付与剤」という用語は、張り付与効果を有する傾向がある、すなわち、皮膚に張りを与えることができる化合物を意味する。
【0192】
本発明では、「張り付与剤」という用語は、通常、25℃から50℃の範囲の温度で、水に7重量%の濃度で、もしくは、均一な外観の媒体が生成する最大濃度で、水に可溶または分散可能であり、水に7%のこの濃度で、もしくはこの最大濃度で、下に記載の試験において15%を超える収縮を生じる任意の化合物を意味する。
【0193】
均一な外観の媒体が生成する最大濃度は、±10%内、好ましくは±5%内で求められる。
【0194】
「均一な外観の媒体」という用語は、肉眼で見ることができる如何なる集合体も含まない媒体を意味する。
【0195】
前記最大濃度の決定では、張り付与剤は、凝集しないように撹拌しながら、25℃から50℃の範囲の温度で徐々に水に添加され、次いで、混合物は1時間撹拌される。次に、こうして調製された混合物は、24時間後に、それが均一な外観のものである(肉眼で見ることができる集合体が無い)かどうか知るために調べられる。
【0196】
張り付与効果は、in vitroの収縮試験によって評価できる。
【0197】
張り付与剤と水の均質な混合物は、7重量%の濃度で、または上で定義された最大濃度で、すでに記載されたようにして前もって調製される。
【0198】
30μlの均質な混合物が、20MPaの弾性率および100μmの厚さを有するエラストマーの矩形試料(10×40mm、したがって、10mmの初期幅L0を有する)上に置かれる。
【0199】
22±3℃、40±10%の相対湿度RHで3時間乾燥した後、エラストマー試料は、付けられた張り付与剤により及ぼされる張力のために、収縮した幅(L3hと表される)を有する。
【0200】
次いで、該ポリマーの張り付与効果(TE)が、次のように定量化される。
「TE」 = (L0 - L3h/L0) × 100 (%として)
L0 = 初期幅10mm
L3h = 3時間の乾燥後の幅
【0201】
張り付与剤は、
植物または動物のタンパク質およびそれらの加水分解物;
天然由来の多糖;
混合シリケート;
無機フィラーのコロイド粒子;
合成ポリマー;
ならびに、これらの混合物;
から選択され得る。
【0202】
当業者は、上に列挙された化学的分類から、前記の張り付与試験に相応する物質を選択する仕方を知っているであろう。
【0203】
特に以下を挙げることができる:
(a)植物タンパク質およびタンパク質の加水分解物、特に、トウモロコシ、ライムギ、コムギ、ソバ、ゴマ、スペルトコムギ(spelt)、エンドウマメ(pea)、インゲンマメ(bean)、ヒラマメ(lentil)、ダイズ(soybean)およびルーピンのもの、
【0204】
(b)天然由来の多糖、特に、(a)ポリホロシド(polyholoside)、有利には、ゲルミクロ粒子の水性分散体としての、例えば、(i)特に、コメ、トウモロコシ、ジャガイモ、キャッサバ、エンドウマメ、コムギ、オートムギなどに由来するデンプンの形のもの、または(ii)カラギーナン、アルギン酸塩、寒天、ジェラン(gellan)、セルロースポリマーおよびペクチンの形のもの、ならびに(b)セラック樹脂、サンダラックゴム、ダマー樹脂、エレミゴム、コーパル樹脂、セルロース誘導体からなるラテックス、ならびにこれらの混合物、
(c)混合シリケート、特にフィロシリケート(phyllosilicate)、殊にラポナイト、
(d)0.1nmと100nmとの間、好ましくは3nmと30nmとの間の数平均直径を有し、例えば、シリカ、シリカ-アルミナ複合体、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、アルミナ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛および二酸化チタンから選択される無機フィラーのコロイド粒子。本発明による組成物において使用され得るシリカ-アルミナ複合体コロイド粒子として、挙げることができる例には、Grace社によりLudox AM、Ludox AM-X 6021、Ludox HSAおよびLudox TMAの名称で販売されているものが含まれる、
(e)合成ポリマー、例えば、ポリウレタンラテックス、またはアクリル-シリコーンラテックス、特に、特許出願EP-1 038 519に記載のもの、例えば、プロピルチオ(ポリメチルアクリレート)とプロピルチオ(ポリメチルメタクリレート)とプロピルチオ(ポリメタクリル酸)がグラフトされたポリジメチルシロキサン、あるいは代わりに、プロピルチオ(ポリイソブチルメタクリレート)とプロピルチオ(ポリメタクリル酸)がグラフトされたポリジメチルシロキサン。このようなグラフトシリコーンポリマーは、特に、3M社によりVS 80、VS 70およびLO21の商用名で販売されている。
【0205】
張り付与剤は、本発明による所望の生体作用を得るのに有効な量で、本発明の組成物中に存在するであろう。
【0206】
例として、張り付与剤は、本発明の組成物の全重量に対して、0.01重量%から30重量%の範囲の活性物質、より好ましくは1重量%から30重量%の活性物質の含量で本発明の組成物中に含められ得る。
【0207】
「活性物質」という用語は、張り付与剤が、その商品形態において、溶かされているか、または分散されている(例えば、コロイド粒子の分散体の場合)ことがある媒体を除外することを意図している。
【0208】
特に張り付与剤の効果を完全にする、および/または可能にするために、機械的受容体(mechanoreceptor)の発現を高める作用剤(例えば、インテグリンの発現を高める作用剤)を用いることも可能である。例として、ライムギの種子エキス、例えば、SilabによりCoheliss(登録商標)の名称で販売されているものを挙げることができる。
【0209】
16. 脂肪リストラクチャリング剤
本発明では、「脂肪リストラクチャリング剤」は、脂質生成を刺激すること、および脂肪細胞の分化を促すことができ、こうして、皮膚の支持組織に含まれる脂肪の消耗(「皮膚の脂肪構造の消耗」とも呼ばれる)を防ぐ、または遅くすることを可能にする作用剤である。「皮膚の脂肪構造」は、あるボリュームを占め、その上に顔の皮膚があり、それに合わせて顔の皮膚が形作られる、脂肪細胞のネットワークを意味する。
【0210】
これらの作用剤は、皮膚密度の低下、および/または、皮膚脂肪構造の消耗を、より特定すると頬および目の回りの部分で、少なくすること、ならびに/あるいは、顔のボリュームの急激な衰えおよび/または窪むこと、皮膚のコンシステンシーおよび/またはその維持の喪失を、より特定すると頬および目の回りの部分で、防止すること、ならびに/あるいは、顔および/または首の皮膚、より特定すると、頬、顔の卵形および目の回りの部分の皮膚の下にあるボリュームを増すこと、ならびに/あるいは、皮膚、より特定すると、頬、顔の卵形および目の回りの部分の皮膚の密度、弾力性および維持を、および/または、顔立ち、より特定すると、顔の卵形の作り直しを増進させること、を意図するものである。
【0211】
脂肪リストラクチャリング剤の例には、特に、紅茶エキス、例えば、SedermaによりKombuchka(登録商標)の名称で販売されている発酵紅茶エキス、および、セイヨウカワラニンジン(Artemisia abrotanum)エキス、例えば、SilabによりPulpactyl(登録商標)の名称で販売されているものが含まれる。
【0212】
17. 痩身化剤
特に挙げることができる痩身化(脂肪分解)剤には、カフェイン、テオフィリンおよびその誘導体、テオブロミン、セリコシン(sericosine)、アジア酸、アセフィリン、アミノフィリン、クロロエチルテオフィリン、ジプロフィリン、ジニプロフィリン、エタミフィリンおよびその誘導体、エトフィリンおよびプロキシフィリン;茶、コーヒー、ガラナ、マテ、コラ(コラノキ(Cola nitida))のエキス、特に、8%から10%のカフェインを含むガラナ果実(Paulina sorbilis)のドライエキス;セイヨウキズタ(Hedera helix)、アルニカ(Arnica montana L)、ローズマリー(Rosmarinus officinalis N)、マリーゴールド(Calendula officinalis)、セージ(Salvia officinalis L)、ヤクヨウニンジン(Panax ginseng)、セイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum)、ナギイカダ(Ruscus aculeatus L)、セイヨウナツユキソウ(Filipendula ulmaria L)、オルトシホン(Orthosiphon stamincus Benth)、カバノキ(Betula alba)、セクロビア(pumpwood)およびアルガン(argan)の木のエキス、イチョウ(ginkgo biloba)エキス、トクサ(horsetail)エキス、エスシン(escin)エキス、カンズー(cangzhu)エキス、クリサンテルムインジクム(Chrysanthellum indicum)エキス、ジオスゲニン-リッチなディオスコレア(Dioscorea)植物のエキス、もしくは純粋なジオスゲニンまたはヘコゲニンおよびこれらの誘導体、バロータ(Ballota)エキス、グイオア(Guioa)、ダバリア(Davallia)、テルミナリア(Terminalia)、バリントニア(Barringtonia)、トレマ(Trema)またはアンチロビア(Antirobia)のエキス、ダイダイ(bitter orange)種子のエキス;ココアマメ(Theobroma cacao)の殻のエキス、例えば、SolabiaによりCaobromine(登録商標)の名称で販売されている製品が含まれる。
【0213】
18. 皮膚微小循環を促進する作用剤
皮膚微小循環に作用する活性剤は、肌の色艶(complexion)の衰えを防ぐために、および/または、目の回りの部分の様子を改善し、特に、黒味を減らすために使用され得る。それは、例えば、フランス海岸松(maritime pine bark)エキス、例えば、BiolandesによるPycnogenol(登録商標)、グルコン酸マンガン(SEPPICによるGivobio GMn(登録商標))、クエラ(Ammi visnaga)エキス、例えば、IndenaによるVisnadine、ルーピンエキス(SilabによるEclaline(登録商標))、加水分解コムギ/パルミチン酸のパルミチン酸によるタンパク質カップリング、例えば、Laboratoires CarileneによるEpaline 100、ダイダイの花のエキス(SilabによるRemoduline(登録商標))、ビタミンPおよびその誘導体、例えば、Sephytal社によりPermethol(登録商標)の名称で販売されている、4-メチルエスクレトール(esculetol)モノエタン酸ナトリウム塩、ルスカス(Ruscus)、セイヨウトチノキ(common horse chestnut)、ツタ、ヤクヨウニンジン、およびシナガワハギ(melilot)のエキス、カフェイン、ニコチナートおよびその誘導体、リシンおよびその誘導体、例えば、SolabiaによるAsparlyne(登録商標)、紅茶エキス、例えば、SedermaによるKombuchka;ルチン塩;藻サンゴモ(Corallina officinalis)のエキス、例えば、Codifによる製品;ならびにこれらの混合物から選択され得る。
【0214】
皮膚微小循環を促進する好ましい作用剤として、カフェイン、ダイダイの花のエキス、紅茶エキス、ルチン塩および藻サンゴモ(Corallina officinalis)エキスを挙げられるであろう。
【0215】
19. 鎮静剤および/または抗刺激剤
「鎮静剤」という用語は、皮膚の刺すような、痒いまたは張り詰めた感覚を弱めることができる化合物を意味する。
【0216】
本発明による組成物に使用され得る鎮静剤として、以下を挙げることができる:プロシアニドールオリゴマー、ビタミンE、C、B5およびB3、カフェインおよびその誘導体、5環式トリテルペンおよびそれらを含む植物エキス、β-グリチルレチン酸およびその塩または誘導体(グリチルレチン酸ステアリル、3-ステアロイルオキシグリチルレチン酸、またはグリチルレチン酸モノグルクロニド)、さらに、これらを含む植物(例えば、ウラルカンゾウ(Glycyrrhiza glabra))、オレアノール酸およびその塩、ウルソール酸およびその塩、ボスウェリア酸およびその塩、ベツリン酸およびその塩、ボタン(Paeonia suffruticosa)および/またはシャクヤク(lactiflora)のエキス、カラフトコンブ(Laminaria saccharina)エキス、ツボクサ(Centella asiatica)エキス、ナタネ油、ビサボロール、ビタミンEおよびCのリン酸ジエステル、例えば、SEPPICによるSepivital EPC(登録商標)、カモミールエキス、アラントイン、オメガ-3不飽和オイル、例えば、ジャコウバラオイル、クロフサスグリ(blackcurrant)オイル、エキウム(Ecchium)オイル、魚油またはテリハボク(beauty-leaf)オイル、プランクトンエキス、カプリロイルグリシン、スイレンの花エキスとパルミトイルプロリンの混合物、例えば、SEPPIC社によりSeppicalm VG(登録商標)の名称で販売されている製品、ボスウェリアセラタ(Boswellia serrata)エキス、センチペダカニンガミ(Centipeda cunninghami)エキス、例えば、TRI-K Industries社によりCehami PF(登録商標)の名称で販売されている製品、ヒマワリの種子のエキス、特に、SilabによるHelioxine(登録商標)、アマ(Linum usitatissimum)種子エキス、例えば、SilabによるSensiline(登録商標)、トコトリエノール類、ピペロナール、エピロビウムアングスチホリウム(Epilobium angustifolium)エキス、例えば、Fytokem Products社によりCanadian Willowherb Extractの名称で販売されている製品、アロエベラ(Aloe vera)、フィトステロール、ヤグルマギク(cornflower)ウォーター、ローズウォーター、ミントエキス、特に、ミントの葉のエキス、例えば、SilabによるCalmiskin(登録商標)、アニス誘導体、糸状細菌、例えば、特許EP 761 204に記載され、ChimexによりMexoryl SBG(登録商標)の名称で販売されているビトレオシラフィリフォルミス(Vitreoscilla filiformis)、バラの花びらエキス、例えば、Cosmetochem社によるRose Flower Herbasol(登録商標)エキス、シアバター、超臨界C02により得られるオオムギ種子のワックス状画分とシアバターとアルガンオイルの混合物、例えば、PentapharmによるStimu-tex AS(登録商標)、アルカリ土類金属塩、特に、ストロンチウムの塩、Atrium Biotechnologies社によりAbyssine(登録商標)の名称で販売されているアルテロモナス(Alteromonas)の発酵エキス;ビシー(Vichy)低地からの湧水、例えば、Celestins、Chomel、Grande-Grille、Hopital、LucasおよびParcの湧水源に由来する水、好ましくは、Lucas湧水源からの水;ワラバ(Eperua falcata)樹皮エキス、例えば、Cognis社によりEperuline(登録商標)の名称で販売されている製品;ボタン(Paeonia suffruticosa)の根のエキス、例えば、Ichimaru Pharcos社によりBotanpi Liquid B(登録商標)の名称で販売されている製品;ならびにこれらの混合物。
【0217】
本発明での好ましい鎮静剤として、次のものが使用されるであろう:
β-グリチルレチン酸およびその塩または誘導体(グリチルレチン酸ステアリル、3-ステアロイルオキシグリチルレチン酸、またはグリチルレチン酸モノグルクロニド)、さらに、これらを含む植物(例えば、ウラルカンゾウ(Glycyrrhiza glabra));ウルソール酸およびその塩;ツボクサ(Centella asiatica)エキス、ナタネ油、ビサボロール;カモミールエキス、アラントイン;スイレンの花エキスとパルミトイルプロリンの混合物、例えば、SEPPIC社によりSeppicalm VG(登録商標)の名称で販売されている製品;アロエベラ(Aloe vera)、ローズウォーター、ミントエキス、特に、ミントの葉のエキス、例えば、SilabによるCalmiskin(登録商標)、糸状細菌、例えば、特許EP 761 204に記載され、ChimexによりMexoryl SBG(登録商標)の名称で販売されているビトレオシラフィリフォルミス(Vitreoscilla filiformis)、バラの花びらエキス、例えば、Cosmetochem社によるRose Flower Herbasol(登録商標)エキス、シアバター、Atrium Biotechnologies社によりAbyssine(登録商標)の名称で販売されているアルテロモナス(Alteromonas)の発酵エキス;ビシー低地からの湧水、例えば、Celestins、Chomel、Grande-Grille、Hopital、LucasおよびParcの湧水源に由来する水、好ましくは、Lucas湧水源からの水;ワラバ(Eperua falcata)樹皮エキス、例えば、Cognis社によりEperuline(登録商標)の名称で販売されている製品;ボタン(Paeonia suffruticosa)の根のエキス、例えば、Ichimaru Pharcos社によりBotanpi Liquid B(登録商標)の名称で販売されている製品;ならびにこれらの混合物。
【0218】
20. 皮脂調節または抗脂漏症剤
「皮脂調節または抗脂漏症剤」という用語は、特に、皮脂腺の活性を調節できる作用剤を意味する。
【0219】
特に以下を挙げることができる:
- レチノイン酸、過酸化ベンゾイル、硫黄、ビタミンB6(または、ピリドキシン)、塩化セレンおよびシーフェンネル;
- シナモンおよび茶のエキスとオクタノイルグリシンの混合物、例えば、SEPPICによるSepicontrol A5 TEA(登録商標);
- シナモンとサルコシンとオクタノイルグリシンの混合物、特に、SEPPIC社からSepicontrol A5(登録商標)の商用名で販売されている;
- 亜鉛塩、例えば、グルコン酸亜鉛、ピロリドンカルボン酸亜鉛(または、亜鉛ピドラート)、乳酸亜鉛、アスパラギン酸亜鉛、カルボン酸亜鉛塩、サリチル酸亜鉛およびシステイン酸亜鉛;
- 銅誘導体、特に、銅ピドラート、例えば、SolabiaによるCuivridone(登録商標);
- アルニカ(Arnica montana)、キナノキ(Cinchona succirubra)、クローブ(Eugenia caryophyllata)、ホップ(Humulus lupulus)、セイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum)、ペパーミント(Mentha piperita)、ローズマリー(Rosmarinus officinalis)、セージ(Salvia officinalis)およびタチジャコウソウ(Thymus vulgaris)の種類の植物エキス、全て、例えば、Maruzen社により販売されている;
- セイヨウナツユキソウ(Spiraea ulmaria)エキス、例えば、Silab社によりSebonormine(登録商標)の名称で販売されている製品;
- 藻カラフトコンブ(Laminaria saccharina)エキス、例えば、Biotechmarine社によりPhlorogine(登録商標)の名称で販売されている製品;
- ワレモコウ(Sanguisorba officinalis/Poterium officinale)の根とショウガ(Zingiber officinalis)の根茎とシナモン(Cinnamomum cassia)の樹皮のエキス混合物、例えば、Solabia社によりSebustop(登録商標)の名称で販売されている製品;
- アマ種子エキス、例えば、Lucas Meyer社によりLinumine(登録商標)の名称で販売されている製品;
- キハダ(Phellodendron)エキス、例えば、Maruzen社によりPhellodendron extract BG、またはIchimaru Pharcos社によりOubaku liquid Bの名称で販売されているもの;
- アルガンオイルとソウパルメット(Serenoa serrulata)エキスとゴマ種子エキスの混合物、例えば、Pentapharm社によりRegu SEB(登録商標)の名称で販売されている製品;
- アカバナ(willowherb)とミロバラン(Terminalia chebula)とオランダガラシ(nasturtium)と生体で利用できる亜鉛(微細藻類)とのエキス混合物、例えば、Green Tech社によりSeborilys(登録商標)の名称で販売されている製品;
- ピジウム(Pygeum afrianum)エキス、例えば、Euromed社によりPygeum afrianum sterolic lipid extractの名称で販売されている製品;
- ソウパルメット(Serenoa serrulata)エキス、例えば、Actives International社によりViapure Sabalの名称で販売されている製品、またはEuromed社により販売されているもの;
- プランテーン(plantain)およびベルベリスアクイホリウム(Berberis aquifolium)のエキスとサリチル酸ナトリウムの混合物、例えば、Rahn社によりSeboclear(登録商標)の名称で販売されている製品;
- クローバエキス、例えば、Maruzen社によりClove extract powderの名称で販売されている製品;
- アルガンオイル、例えば、Laboratoires Serobiologiques社によりLipofructyl(登録商標)の名称で販売されている製品;
- 乳タンパク質濾過物、例えば、Sederma社によりNormaseb(登録商標)の名称で販売されている製品;
- 藻ラミナリア(Laminaria)のエキス、例えば、Biotechmarine社によりLaminarghane(登録商標)の名称で販売されている製品;
- 藻ラミナリアディギタータ(Laminaria digitata)のオリゴ糖、例えば、Codif社によりPhycosaccharide ACの名称で販売されている製品;
- サトウキビ(sugar cane)エキス、例えば、Sabinsa社によりPolicosanol(登録商標)の名称で販売されている製品;
- スルホン化した頁岩油、例えば、Ichthyol社によりIchthyol Pale(登録商標)の名称で販売されている製品;
- セイヨウナツユキソウ(Spiraea ulmaria)エキス、例えば、Libiol社によりCytobiol(登録商標)Ulmaireの名称で販売されている製品;
- セバシン酸、特に、Sederma社によりSebosoft(登録商標)の名称で、ポリアクリル酸ナトリウムゲルの状態で販売されているもの;
- コンニャク塊茎から抽出され、アルキルスルホネート鎖により変性されたグルコマンナン、例えば、Arch Chemical社によりBiopol Betaの名称で販売されている製品;
- クララ(Sophora angustifolia)エキス、例えば、Bioland社によりSophora powder またはSophora extractの名称で販売されているもの;
- キナノキ(Cinchona succirubra)の樹皮のエキス、例えば、Alban Muller社によりRed Bark HSの名称で販売されている製品;
- キラヤ(Quillaja saponaria)エキス、例えば、Alban Muller社によりPanama wood HSの名称で販売されている製品;
- ウンデシレン鎖にグラフトされたグリシン、例えば、SEPPIC社によりLipacide UG ORの名称で販売されている製品;
- オレアノール酸とノルジヒドログアヤレチック酸の混合物、例えば、Sederma社によりAC.Netの名称で、ゲルの形態で販売されている製品;
- フタルイミドペルオキシヘキサン酸;
- クエン酸トリ(C12〜C13)アルキル、Sasol社によりCosmacol(登録商標)ECIの名称で販売されている;クエン酸トリ(C14〜C15)アルキル、Sasol社によりCosmacol(登録商標)ECLの名称で販売されている;
- 10-ヒドロキシデカン酸、特に、10-ヒドロキシデカン酸とセバシン酸と1,10-デカンジオールの混合物、例えば、Vincience社によりAcnacidol(登録商標)BGの名称で販売されている製品;ならびに
- これらの混合物。
【0220】
挙げることができる好ましい抗脂漏症活性剤には、以下が含まれる:
- 過酸化ベンゾイルおよびビタミンB6(または、ピリドキシン);
- 亜鉛塩、例えば、グルコン酸亜鉛、ピロリドンカルボン酸亜鉛(または、亜鉛ピドラート)、乳酸亜鉛、アスパラギン酸亜鉛、カルボン酸亜鉛塩、サリチル酸亜鉛およびシステイン酸亜鉛;
- セイヨウナツユキソウ(Spiraea ulmaria)エキス、例えば、Silab社によりSebonormine(登録商標)の名称で販売されている製品;
- 藻カラフトコンブ(Laminaria saccharina)エキス、例えば、Biotechmarine社によりPhlorogine(登録商標)の名称で販売されている製品;
- ワレモコウ(Sanguisorba officinalis/Poterium officinale)の根とショウガ(Zingiber officinalis)の根茎とシナモン(Cinnamomum cassia)の樹皮のエキス混合物、例えば、Solabia社によりSebustop(登録商標)の名称で販売されている製品;
- クローバエキス、例えば、Maruzen社によりClove extract powderの名称で販売されている製品;
- 乳タンパク質濾過物、例えば、Sederma社によりNormaseb(登録商標)の名称で販売されている製品;
- セイヨウナツユキソウ(Spiraea ulmaria)エキス、例えば、Libiol社によりCytobiol(登録商標) Ulmaireの名称で販売されている製品;
- セバシン酸、特に、Sederma社によりSebosoft(登録商標)の名称で、ポリアクリル酸ナトリウムゲルの状態で販売されているもの;
- ウンデシレン鎖にグラフトされたグリシン、例えば、SEPPIC社によりLipacide UG ORの名称で販売されている製品;
- クエン酸トリ(C12〜C13)アルキル、Sasol社によりCosmacol(登録商標)ECIの名称で販売されている;クエン酸トリ(C14〜C15)アルキル、Sasol社によりCosmacol(登録商標)ECLの名称で販売されている;
- 10-ヒドロキシデカン酸、特に、10-ヒドロキシデカン酸とセバシン酸と1,10-デカンジオールの混合物、例えば、Vincience社によりAcnacidol(登録商標)BGの名称で販売されている製品;ならびに
- これらの混合物。
【0221】
優先的に、抗脂漏症活性剤は以下から選択される:
- 亜鉛塩、例えば、グルコン酸亜鉛、ピロリドンカルボン酸亜鉛(または、亜鉛ピドラート)、乳酸亜鉛、アスパラギン酸亜鉛、カルボン酸亜鉛塩、サリチル酸亜鉛およびシステイン酸亜鉛;好ましくは、ピロリドンカルボン酸亜鉛(または、亜鉛ピドラート)またはサリチル酸亜鉛;
- クローバエキス、例えば、Maruzen社によりClove extract powderの名称で販売されている製品;
- ウンデシレン鎖にグラフトされたグリシン、例えば、SEPPIC社によりLipacide UG ORの名称で販売されている製品;
- クエン酸トリ(C12〜C13)アルキル、Sasol社によりCosmacol(登録商標)ECIの名称で販売されている;クエン酸トリ(C14〜C15)アルキル、Sasol社によりCosmacol(登録商標)ECLの名称で販売されている;
- および、これらの混合物。
【0222】
抗脂漏症活性剤は、本発明の組成物の全重量に対して、例えば、0.1重量%から10重量%、好ましくは、0.1重量%から5重量%、優先的には、0.5重量%から3重量%の範囲の含量で存在する。
【0223】
21. アストリンゼント
本発明によれば、「アストリンゼント」という用語は、皮脂腺の拡張に抗するための作用剤を意味する。
【0224】
本発明による組成物において使用され得るアストリンゼントとして、以下を挙げることができる:マッシュルームパルプ(エブリコ(Polyporus officinalis))エキス、例えば、CognisによるLaricyl LS8865(登録商標)、モモタマナ(Terminalia catappa)およびセイヨウニワトコ(Sambucus nigra)のエキス、例えば、CognisによるPhytofirm LS9120(登録商標)、没食子(gall nut)エキス、例えば、Ichimaru PharcosによるTanlex VE(登録商標)、クロルヒドロキシアルミニウム、センテラ(centella)エキス(例えば、CognisによるPlantactiv centella)、ジセチルジメルアンモニウムクロリド、例えば、DegussaによるVarisoft 432 CG(登録商標)、セイヨウトチノキエキス、アオイ(mallow)エキス、ハマメリス(witch-hazel)エキス、スイートアーモンドエキス、ウスベニタチアオイ(marsh mallow)の根のエキスおよび亜麻種子エキス、例えば、CognisによるAlmondermin LS 3380(登録商標)、ゴボウ(burdock)エキス、セイヨウイラクサ(nettle)エキス、カバノキ(birch)エキス、トクサエキス、カモミールエキス、例えば、Symrise社によりExtrapone 9 special(登録商標)の名称で販売されているもの、タツナミソウエキス、セイヨウナツユキソウエキス(例えば、LibiolによるCytobiol Ulmaire)、ハナシュクシャ(white ginger)とトクサとセイヨウイラクサとローズマリーとユッカのエキス混合物、例えば、Bell Flavors & FragrancesによるHerb extract B1348(登録商標)、アカシアエキス、ニレエキス、シロヤナギエキス、シナモンエキス、カバノキエキス、およびセイヨウナツユキソウエキス、パナマサポゲニン(Panama sapogenin)、Interchemicalによるフェノールスルホン酸亜鉛、ゲンチアン(gentian)エキス、キュウリエキス、およびクルミエキス、ラタニア(Ratanhia)とグレープフルーツとグリンデリア(gumweed)とオーク虫こぶ(oak gall)のエキス混合物、例えば、Alban MullerによるEpilami(登録商標)。
【0225】
本発明での好ましいアストリンゼントとして、タツナミソウエキス、セイヨウナツユキソウエキス、ナツユキソウエキス、ゲンチアンエキスおよびゴボウエキス、ならびにこれらの混合物が用いられるであろう。
【0226】
22. 瘢痕形成剤(cicatrizing agent)
特に挙げることができる瘢痕形成剤の例には、次のものが含まれる:
アラントイン、尿素、特定のアミノ酸、例えば、ヒドロキシプロリン、アルギニン、およびセリン、またシロユリエキス(例えば、IndenaによるPhytelene Lys 37EG 16295)、酵母菌エキス(例えば、Laboratoires Serobiologiquesによる瘢痕形成剤LS L0/7225B)、タマヌオイル(tamanu oil)、サッカロミセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エキス、例えば、Arch ChemicalによるBiodynes(登録商標)TRF(登録商標)、オートムギエキス、キトサンおよび誘導体、例えば、キトサングルタメート、ニンジンエキス、アルテミア(artemia)エキス、例えば、VincienceによるGP4G(登録商標)、アセキサム酸ナトリウム、ラバンディン(lavandin)エキス、プロポリスエキス、キシメニン酸およびその塩、ローズヒップオイル、マリーゴールドエキス、例えば、Alban MullerによるSouci Ami(登録商標)Liposolible、トクサエキス、レモンの皮のエキス、例えば、CosmetochemによるHerbasol(登録商標)citron、ヘリクリスムエキス、セイヨウノコギリソウ(common yarrow)エキス、および葉酸。
【0227】
本発明での好ましい瘢痕形成剤として、アルギニン、セリン、葉酸、タマヌオイル、アセキサム酸ナトリウム、トクサエキスおよびヘリクリスムエキス、ならびにこれらの混合物が用いられるであろう。
【0228】
23. 抗炎症剤
本発明により使用され得る特定の抗炎症剤として、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、インドメタシン、ベタメタゾン、アゼライン酸、アセトアミノフェン、ジクロフェナク、プロピオン酸クロベタゾール、葉酸;ワラバ(Eperua falcata)の樹皮のエキス、例えば、Cognis社によりEperuline(登録商標)の名称で販売されている製品;ボタン(Paeonia suffruticosa)の根のエキス、例えば、Ichimaru Pharcos社によりBotanpi Liquid B(登録商標)の名称で販売されている製品;ならびにこれらの混合物を挙げることができる。
【0229】
挙げられる好ましい抗炎症剤は、アゼライン酸、葉酸、ワラバ(Eperua falcata)の樹皮のエキス、例えば、Cognis社によりEperuline(登録商標)の名称で販売されている製品;ボタン(Paeonia suffruticosa)の根のエキス、例えば、Ichimaru Pharcos社によりBotanpi Liquid B(登録商標)の名称で販売されている製品;ならびにこれらの混合物である。
【0230】
24. 抗アクネ剤
本発明の利点のある一実施形態において、本発明の組成物は少なくとも1種の抗アクネ剤も含み得る。
【0231】
「抗アクネ剤」という用語は、特に、脂っこい皮膚の特定のフロラ、例えば、アクネ菌(Propionibacterium acnes(P. acnes))に作用を有する任意の活性剤を意味する。
【0232】
これらの作用は殺菌剤のものであり得る。
【0233】
特に挙げることができる抗菌活性剤には、以下が含まれる:
- 特許出願DE 103 24 567(参照を通じて本発明に組み込まれる)に挙げられている殺菌活性を有する活性剤および保存剤、
- アジア酸、
- 1-ヒドロキシ-4-メチル-6-トリメチルペンチル-2-ピロリドンのモノエタノールアミン塩(INCI名:ピロクトンオラミン)、特に、Clariant社によりOctopirox(登録商標)の名称で販売されている、
- シトロネル酸、ペリラ酸(perillic acid)(または、4-イソプロペニルシクロヘキサ-1-エンカルボン酸)、
- グリセリル2-エチルヘキシルエーテル(INCI名:エチルヘキシルグリセリン)、例えば、Schulke & Mayr社によりSensiva SC 50(登録商標)の名称で販売されている、
- カプリル酸/カプリン酸グリセリル、例えば、Abitec社によりCapmul MCM(登録商標)の名称で販売されている、
- ホスホケイ酸カルシウムナトリウム、特に、Schott Glass社によりBioactive Glasspowder(登録商標)およびActysse Premier BG(登録商標)の名称で販売されている、
- 銀系粒子、例えば、Nippon Sheet Glass社によりMetashine ME 2025 PS(登録商標)の名称で販売されているもの、
- 超臨界CO2抽出により得られるホップ(Humulus lupulus)球果エキス、例えば、Flavex Naturextrakte社によりHOP CO2-TO extract(登録商標)の名称で販売されている製品、
- 超臨界CO2抽出により得られるセイヨウオトギリソウエキス、例えば、Flavex Naturextrakte社によりSt. John's Wort CO2-TO extract(登録商標)の名称で販売されている製品、
- オウゴン(Scutellaria baicalensis)とボタン(Paeonia suffruticosa)とウラルカンゾウ(Glycyrrhiza glabra)の根のエキス混合物、例えば、Naturogin社によりBMB-CF(登録商標)の名称で販売されている製品、
- アルガンの木のエキス、例えば、CognisによるArgapure LS9710(登録商標)、
- クマコケモモの葉のエキス、例えば、Pentapharm社によりMelfade-Jの名称で販売されている製品、
- 10-ヒドロキシ-2-デカン酸、例えば、VincienceによるAcnacidol P(登録商標)、ウルソン酸ナトリウム、アゼライン酸、ジヨードメチルp-トリルスルホン、例えば、AngusによるAmical Flowable(登録商標)、マラカイト粉末、酸化亜鉛、例えば、Elementis GMBHによるZincare(登録商標)、オクタデセン二酸、例えば、UniqemaによるArlatone dioic DCA(登録商標);エラグ酸;2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル(または、トリクロサン)、1-(3',4'-ジクロロフェニル)-3-(4'-クロロフェニル)尿素(または、or トリクロカルバン)、3,4,4'-トリクロロ-カルバニリド、3',4',5'-トリクロロサリシルアニリド、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、イセチオン酸ヘキサミジン、メトロニダゾールおよびその塩、ミコナゾールおよびその塩、イトラコナゾール、テルコナゾール、エコナゾール、ケトコナゾール、サペルコナゾール、フルコナゾール、クロトリマゾール、ブトコナゾール、オキシコナゾール、スルファコナゾール、スルコナゾール、テルビナフィン、シクロピロックス、シクロピロクスオラミン、ウンデシレン酸およびその塩、過酸化ベンゾイル、3-ヒドロキシ安息香酸、4-ヒドロキシ安息香酸、フィチン酸、N-アセチル-L-システイン、リポ酸、アゼライン酸およびその塩、アラキドン酸、レソルシノール、3,4,4'-トリクロロ-カルバニリド、オクトキシグリセリンまたはオクトグリセリン、オクタノイルグリセリン、例えば、SEPPICによるLipacid C8G(登録商標)、カプリリルグリコール、10-ヒドロキシ-2-デカン酸、特許出願WO 93/18743に記載のジクロロフェニルイミダゾールジオキソランおよびその誘導体、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、3,7,11-トリメチルドデカ-2,5,10-トリエノールまたはファルネソール、フィトスフィンゴシン類;第4級アンモニウム塩、例えば、セチルトリメチルアンモニウム塩およびセチルピリジニウム塩、ならびに
- これらの混合物。
【0234】
殺菌作用を有する特定の界面活性剤、例えば、ココアンホ酢酸ナトリウムまたはココアンホ二酢酸二ナトリウム、例えば、Miranol C2M Conc. NP、ベタイン、例えば、ClariantによるココイルベタインGenagen KB、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、例えば、KaoによるEmal 270 D、デシルグルコシド、例えば、Plantacare 2000 UP、分岐状C12〜13ジアルキルマレイン酸エステル、例えば、Cosmacol EMI、プロピレングリコールモノエステル、例えば、モノラウリン酸プロピレングリコール、モノカプリラートまたはモノカプラート、ラウリルジメチルアミンベタイン、例えば、Empigen BB/LS、ポリ第4級アンモニウム、例えば、LonzaによるQuaternium-24またはBardac 2050、および特許FR 0 108 283に記載のもの、ならびにこれらの混合物も挙げることができる。
【0235】
好ましい殺菌剤として、オクトグリセリンまたはオクトキシグリセリン、および10-ヒドロキシ-2-デカン酸、ならびにこれらの混合物から選択される殺菌剤が本発明の組成物に用いられるであろう。
【0236】
さらなる他の抗アクネ活性剤が、前記の抗アクネ活性剤に加えられてもよい。
【0237】
特に、細菌抗付着作用を有する活性剤、または細菌の増殖を防ぐために細菌のバイオフィルムに作用する作用剤を挙げることができる。
【0238】
微生物の付着を防止および/または低減するための作用剤として、特に、次のものを挙げることができる:特許出願EP 1 529 523に記載のフィタントリオールおよびその誘導体、植物オイル、例えば、小麦胚芽油、キンセンカ(calendula)オイル、ヒマシ油、オリーブオイル、アボカドオイル、スイートアーモンドオイル、ピーナッツ(groundnut)オイル、ホホバ油、ゴマ種子油、アプリコット核油、ヒマワリオイルおよびマカダミアオイル、特許EP 1 133 979に記載されている、または、特定の界面活性剤、例えば、ココアンホ二酢酸二ナトリウム、オキシエチレン化(7 EO)グリセリルココエート、18-ヘキサデセニルサクシネート、パルミチン酸オクトキシグルセリル、ベヘン酸オクトキシグルセリル、アジピン酸ジオクチル、PPG-15ステアリルエーテル、および特許EP 1 129 694に記載の分岐状C12〜C13ジアルキル酒石酸エステル、ならびにこれらの混合物。
【0239】
特に、P. acnesの繁殖に関して、または細菌の増殖を防ぐために細菌のバイオフィルムに作用する活性剤として、ペンチレングリコール、ナイロン-66(ポリアミド66繊維)、コメヌカ油、ポリビニルアルコール、例えば、Celanese ChemicalによるCelvol 540 PV alcohol(登録商標)、ナタネ油、例えば、KarlshamnsによるAkorex L、およびフルクトース誘導体、ならびにこれらの混合物を挙げることができる。
【0240】
抗アクネ活性剤は、組成物の全重量に対して、0.01重量%から10重量%、好ましくは0.05重量%から5重量%の範囲の含量で存在し得る。
【0241】
前記活性剤の特質および/または溶解性の機能があるして、当業者は、本発明による最も適切な実施形態の選択の仕方を知っているであろう。
【0242】
本発明のキットまたは少なくとも1つの組成物において使用され得る親油性活性剤として、特に、次のものを挙げることができる:D-α-トコフェロール、DL-α-トコフェロール、酢酸D-α-トコフェリル、酢酸DL-α-トコフェリル、パルミチン酸アスコルビル、ビタミンFグリセリド、ビタミンD、ビタミンD2、ビタミンD3、レチノール、レチノールエステル、パルミチン酸レチニル、プロピオン酸レチニル、β-カロテンを含めてのカロテン、D-パンテノール、ファルネソール、酢酸ファルネシル、サリチル酸およびその誘導体、例えば、5-n-オクタノイルサリチル酸、α-ヒドロキシ酸(例えば、クエン酸、乳酸、グリコール酸)のアルキルエステル、アジア酸、マデカシン酸(madecassic acid)、アジアチコシド(asiaticoside)、ツボクサ(Centella asiatica)の全エキス、β-グリチルレチン酸、α-ビサボロール、セラミド、例えば、2-オレオイルアミノ-1,3-オクタデカン、フィタントリオール、ポリ不飽和必須脂肪酸に富んだ海産起源のリン脂質、エトキシキン、ローズマリーエキス、コウスイハッカ(balm)エキス、ケルセチン、乾燥した微細藻類のエキス、ベルガモットの精油、メトキシケイ皮酸オクチル、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクチルトリアゾン、3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシ-3-ベンジリデンカンファー、抗生物質、抗真菌剤、麻酔剤、鎮痛剤、消毒剤、抗ウイルス剤、殺虫剤、および除草剤、ならびにこれらの混合物。
【0243】
化粧品および/または皮膚科学の活性剤は、本発明によるキットまたは組成物の1つに、組成物の全重量に対して、0.001重量%から20重量%、好ましくは0.01重量%から10重量%、より一層優先的には0.5重量%から5重量%、より好ましくは、組成物の全重量に対して、0.1重量%から1重量%の範囲の含量で存在するであろう。
【0244】
ピーリング(peeling)の用途では、化粧品および/または皮膚科学の活性剤の含量は、組成物の全重量に対して、1重量%から50重量%、好ましくは、組成物の全重量に対して、1重量%から30重量%の範囲にあるであろう。
【0245】
ピーリングは、皮膚および/または頭皮の、外観および/またはテクスチャの改善のための、特に、肌の色艶の輝きと均質性の向上、および/または、皮膚の目に見え、および/もしくは触わってわかる凹凸の減少のための、殊に、皮膚の表面外観を改善するための、化学線による黒子(actinic lentigo)、アクネまたは水疱瘡痕を目立たなくするための、また皮膚の老化の徴候を予防し、目立たなくし、またはそれに抗するための、特に、皮膚のテクスチャの凹凸、例えば、皺および小皺を平らにするためのよく知られた方法である。
【0246】
それらは、化学的方法により、処置される皮膚の表面部分(表皮、および、可能性として真皮の上側の層)を除去する作用を有する。
【0247】
他のさらなる成分
ケラチン質への前記化粧品および/または皮膚科学の活性剤により付与される効果を完全にし、および/または最適化するために、本発明の組成物に他のさらなる成分を組み入れると利点があり得る。
【0248】
特に、これらのさらなる成分は、前記活性剤の生体への作用によって示される効果を直ちに目に見えるようにし得る。それらは、機械的作用(例えば、研磨フィラー)によって、前記生体活性剤の作用を増強し得る。
【0249】
このように、本発明による組成物は、艶消し剤、ソフト-フォーカス効果フィラー、蛍光発光物質、皮膚の自然なピンク色の着色を促進する作用剤、研磨フィラーまたは剥脱剤、およびこれらの混合物から選択される少なくとも1種の作用剤をさらに含み得る。
【0250】
艶消し剤
「艶消し剤」という用語は、皮膚を、見た目に、より光沢がなく、てからないようにすることを意図する作用剤を意味する。
【0251】
この作用剤および/またはそれを含む組成物の艶消し効果は、特に、ゴニオリフラクトメータ(gonioreflectometer)を用いて、鏡面反射と散乱反射との間の比Rを測定することによって評価できる。2以下のRの値が、一般に、艶消し効果を表す。
【0252】
艶消し剤は、特に、コメデンプンまたはトウモロコシデンプン、カオリナイト、タルク、カボチャ種子エキス、セルロースマイクロビーズ、食物繊維、合成繊維、特にポリアミド繊維、膨張アクリルコポリマーマイクロスフィア、ポリアミド粉末、シリカ粉末、ポリテトラフルオロエチレン粉末、シリコーン樹脂粉末、アクリルポリマー粉末、ワックス粉末、ポリエチレン粉末、シリコーン樹脂でコーティングされた架橋オルガノポリシロキサンエラストマー粉末、タルク/二酸化チタン/アルミナ/シリカの複合体粉末、アモルファス混合シリケート粉末、シリケート粒子、特に混合シリケート粒子、ならびにこれらの混合物から選択され得る。
【0253】
特に挙げることができる艶消し剤には、次のものが含まれる:
- コメまたはトウモロコシのデンプン、特に、National Starch社によりDry Flo(登録商標)の名称で販売されているオクテニルコハク酸デンプンアルミニウム;
- カオリナイト;
- シルカ類;
- タルク;
- カボチャ種子エキス、Indena社によりCurbilene(登録商標)の名称で販売されている;
- セルロースマイクロビーズ、特許出願EP 1 562 562に記載されている;
- 繊維、例えば、絹繊維、綿繊維、羊毛繊維、亜麻繊維、特に木材から、野菜からまたは藻類から抽出されたセルロース繊維、ポリアミド繊維(Nylon(登録商標))、変性セルロース繊維、ポリ-p-フェニレンテレフタルアミド繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ガラス繊維、シリカ繊維、アラミド繊維、炭素繊維、Teflon(登録商標)繊維、不溶性コラーゲン繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニルまたはポリ塩化ビニレデン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル繊維、キトサン繊維、ポリウレタン繊維、ポリエチレンフタレート繊維、ポリマー混合物から形成された繊維、再吸収性合成繊維、およびこれらの混合物、特許出願EP 1 151 742に記載されている;
- 膨張アクリルコポリマーマイクロスフィア、例えば、EXPANCEL社によりExpancel 551(登録商標)の名称で販売されているもの;
- -特に特許出願FR 2 869 796に記載の光学的効果を有するフィラー;
- ポリアミド粉末(Nylon(登録商標))、例えば、ArkemaによるOrgasolタイプのNylon 12粒子、10ミクロンの平均の大きさおよび1.54の屈折率を有する;
- シリカ粉末、例えば、MiyoshiによるSilica beads SB150、5ミクロンの平均の大きさおよび1.45の屈折率を有する;
- ポリテトラフルオロエチレン粉末、例えば、ClariantによるPTFE Ceridust 9205F、8ミクロンの平均の大きさおよび1.36の屈折率を有する;
- シリコーン樹脂粉末、例えば、GE Siliconeによるシリコーン樹脂Tospearl 145A、4.5ミクロンおよび平均の大きさおよび1.41の屈折率を有する;
- アクリルコポリマー粉末、特に、ポリメチル(メタ)アクリレートのもの、例えば、Nihon JunyokiによるPMMA粒子Jurymer MBI、8ミクロンの平均の大きさおよび1.49の屈折率を有する、または、Matsumoto Yushi-Seiyaku社によるMicropearl M100(登録商標)およびF 80 ED(登録商標)粒子;
- ワックス粉末、例えば、Micropowdersによるパラフィンワックス粒子Microease 114S、7ミクロンの平均の大きさおよび1.54の屈折率を有する;
- ポリエチレン粉末、特に、少なくとも1種のエチレン/アクリル酸のコポリマーを含むもの、特に、エチレン/アクリル酸のコポリマーからなるもの、例えば、Sumitomoによる粒子Flobeads EA 209(10ミクロンの平均の大きさおよび1.48の屈折率を有する);
- シリコーン樹脂により(特に、シルセスキオキサン樹脂により)コーティングされた架橋オルガノポリシロキサンエラストマー粉末、例えば、米国特許第5538793号に記載されている。このような、エラストマー粉末は、Shin-Etsu社によりKSP-100、 KSP-101、KSP-102、KSP-103、KSP-104およびKSP-105の名称で販売されている;
- タルク/二酸化チタン/アルミナ/シリカの複合体粉末、例えば、Catalyst & Chemicals社によりCoverleaf(登録商標)AR-80の名称で販売されているもの;
- これらの混合物;
- 皮脂を吸収および/または吸着する化合物、特許出願FR 2 869 796に記載されている、特に以下を挙げることができる:
- シリカ粉末、例えば、Miyoshi社によりSilica Beads SB-700の名称で販売されている多孔質シリカマイクロスフィア、Asahi Glass社により販売されている製品Sunsphere(登録商標)H51、Sunsphere(登録商標)H33およびSunsphere(登録商標)H53;ポリジメチルシロキサンによりコーティングされたアモルファスシリカマイクロスフィア、Asahi Glass社によりSA Sunsphere(登録商標)H-33およびSA Sunsphere(登録商標)H-53の名称で販売されている;
- アモルファス混合シリケート粉末、特に、アルミニウムおよびマグネシウム混合シリケート粉末、例えば、Sumitomo社によりNeusilin UFL2の名称で販売されている製品;
- ポリアミド(Nylon(登録商標))粉末、例えば、Arkema社により販売されているOrgasol(登録商標)4000;および
- アクリルポリマー粉末、特に、ポリメチルメタクリレートのもの、例えば、Wackherr社により販売されているCovabead(登録商標)LH85;ポリメチルメタクリレート/エチレングリコールジメタクリレートのもの、例えば、Dow Corning社により販売されているDow Corning 5640 Microsponge(登録商標)Skin Oil Adsorber、または、Ganz Chemical社により販売されているGanzpearl(登録商標)GMP-0820;ポリアリルメタクリレート/エチレングリコールジメタクリレートのもの、例えば、Amcol社により販売されているPoly-Pore(登録商標)L200もしくはPoly-Pore(登録商標)E200;エチレングリコールジメタクリレート/ラウリルメタクリレートのコポリマーのもの、例えば、Dow Corning社により販売されているPolytrap(登録商標)6603;
- シリケート粒子、例えば、アルミナシリケート;
- 混合シリケート粒子、例えば:
- マグネシウムアルミニウムシリケート粒子、例えば、Kunimine社によりSumecton(登録商標)の商用名で販売されている、サポナイトまたは水和マグネシウムアルミニウムシリケート;
- マグネシウムシリケート、ヒドロキシエチルセルロース、ブラッククミンオイル、マロー(marrow)オイルおよびリン脂質複合体またはLucas MeyerによるMatipure(登録商標)、ならびに
- これらの混合物。
【0254】
本発明により使用され得る好ましい艶消し剤には、カボチャ種子エキス、コメまたはトウモトコシのデンプン、カオリナイト、シリカ、タルク、ポリアミド粉末、ポリエチレン粉末、アクリルコポリマー粉末、膨張アクリルコポリマーマイクロスフィア、シリコーン樹脂マイクロビーズおよび混合シリケート粒子、ならびにこれらの混合物が含まれる。
【0255】
ソフト-フォーカス効果を有するフィラー
これらのフィラーは、それらの固有の物理的性質によって皺を目立たなくし、隠すことができる任意の物質であり得る。これらのフィラーは、特に、張り付与効果、覆う効果またはソフト-フォーカス効果により皺を目立たなくすることができる。
【0256】
挙げることができるフィラーの例には、次の化合物が含まれる:
- 多孔質シリカ微粒子、例えば、MiyoshiによるSilica Beads(登録商標)SB150および SB700、5μmの平均の大きさを有する;Asahi Glassによるシリーズ-H Sunspheres(登録商標)、例えば、Sunspheres H33、H51、それぞれ、3.5および5μmの大きさを有する;
- 中空半球状シリコーン樹脂粒子、例えば、Takemoto Oil and FatによるNLK 500(登録商標)、NLK 506(登録商標)およびNLK 510(登録商標)、特に、EP-A-l 579 849に記載されている;
- シリコーン樹脂粉末、例えば、GE Siliconeによるシリコーン樹脂Tospearl(登録商標)145A、4.5μmの平均の大きさを有する;
- アクリルコポリマー粉末、特に、ポリメチル(メタ)アクリレートのもの、例えば、Nihon JunyokiによるPMMA粒子Jurimer MBI、8ミクロンの平均の大きさ、Wackherr社によりCovabead(登録商標)LH85の名称で販売されている中空PMMAスフィア、および、Expancel(登録商標)の名称で販売されているビニリデン/アクリロニトリル/メチルメタクリレート膨張マイクロスフィア;
- ワックス粉末、例えば、MicroPowdersによるパラフィンワックス粒子MicroEase(登録商標)114S、7μmの平均の大きさを有する;
- ポリエチレン粉末、特に、少なくとも1種のエチレン/アクリル酸コポリマーを含むもの、例えば、SumitomoによるFlobeads(r) EA 209、10μmの平均の大きさを有する;
- シリコーン樹脂により(特に、シルセスキオキサン樹脂により)コーティングされた架橋オルガノポリシロキサンエラストマー粉末、Shin-Etsu社によりKSP-100(登録商標)、KSP-101(登録商標)、KSP-102(登録商標)、KSP-103(登録商標)、KSP-104(登録商標)およびKSP-105(登録商標)の名称で販売されている;
- タルク/二酸化チタン/アルミナ/シリカの複合体粉末、例えば、Catalyst & Chemicals社によるCoverleaf AR 80(登録商標);
- タルク、マイカ、カオリン、ラウシルグリシン、コハク酸オクテニル無水物により架橋されたデンプン粉末、窒化ホウ素、ポリテトラフルオロエチレン粉末、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム、硫酸バリウム、ヒドロキシアパタイト、カルシウムシリケート、二酸化セリウム、およびガラスまたはセラミックのマイクロカプセル;
- 親水性または疎水性で、合成または天然で、無機または有機の繊維、例えば、絹繊維、綿繊維、羊毛繊維、亜麻繊維、特に木材から、野菜からまたは藻類から抽出されたセルロース繊維、ポリアミド(Nylon(登録商標))繊維、変性セルロース繊維、ポリ-p-フェニレンテレフタルアミド繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ガラス繊維、シリカ繊維、アラミド繊維、炭素繊維、ポリテトラフルオロエチレン(Teflon(登録商標))繊維、不溶性コラーゲン繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル繊維、キトサン繊維、ポリウレタン繊維、ポリエチレンフタレート繊維、ポリマー混合物から形成された繊維、再吸収性合成繊維、およびこれらの混合物、特許出願EP 1 151 742に記載されている;
- 球状架橋シリコーンエラストマー、例えば、Dow CorningによるTrefil E-505C(登録商標)またはE-506C(登録商標);
- 研磨フィラー、これは、機械的作用により、皮膚の微小な起伏を平らにする、例えば、研磨性シリカ、例えば、SemanezによるAbrasif SP(登録商標)または堅果の殻の粉末(例えば、Cosmetochemによるアプリコットまたはクルミのもの)。
【0257】
老化の徴候に効果を有するフィラーは、特に、多孔質シリカ微粒子、中空半球状シリコーン粒子、シリコーン樹脂粉末、アクリルコポリマー粉末、ポリエチレン粉末、シリコーン樹脂でコーティングされた架橋オルガノポリシロキサンエラストマー粉末、タルク/二酸化チタン/アルミナ/シリカの複合体粒子、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム、硫酸バリウム、ヒドロキシアパタイト、カルシウムシリケート、二酸化セリウム、ガラスもしくはセラミックのマイクロカプセル、および絹繊維もしくは綿繊維、ならびにこれらの混合物から選択される。
【0258】
フィラーはソフト-フォーカスフィラーであり得る。
【0259】
「ソフト-フォーカス」フィラーという用語は、顔の色艶に透明性およびヘーズの効果をさらに与えるフィラーを意味する。好ましくは、ソフト-フォーカスフィラーは、15ミクロン以下の平均粒径を有する。これらの粒子は任意の形であってよく、特に、球状であっても球状でなくてもよい。これらのフィラーは、より好ましくは球状でない。
【0260】
ソフト-フォーカスフィラーは、シリカおよびシリケートの粉末、特に、アルミナ粉末、ポリメチルメタクリレート(PMMA)タイプの粉末、タルク、シリカ/TiO2、またはシリカ/酸化亜鉛の複合体、ポリエチレン粉末、デンプン粉末、ポリアミド粉末、スチレン/アクリルのコポリマー粉末、およびシリコーンエラストマー、ならびにこれらの混合物から選択され得る。
【0261】
特に、3ミクロン以下の数平均径を有するタルク、例えば、1.8ミクロンの数平均径を有するタルク、特に、Nippon Talc社によりTalc P3(登録商標)の商用名で販売されている製品、Nylon(登録商標)12粉末、特に、Atochem社によりOrgasol 2002 Extra D Nat Cos(登録商標)の名称で販売されている製品、鉱物ワックスにより1%から2%表面処理されたシリカ粒子(INCT名:水和シリカ(および)パラフィン)、例えば、Degussa社により販売されている製品、アモルファスシリカマイクロスフィア、例えば、Asahi Glass社により(例えば、H-53(登録商標)の参照名の)Sunsphereの名称で販売されている製品、および、シリカマイクロビーズ、例えば、Miyoshi社によりSB-700(登録商標)またはSB-150(登録商標)の名称で販売されているものを挙げることができるが、このリストは限定ではない。
【0262】
本発明による組成物における、老化の徴候に効果を有するこれらのフィラーの濃度は、組成物の全重量に対して、0.1重量%と40重量%との間、あるいはさらに0.1重量と20重量%との間であり得る。
【0263】
蛍光発光物質
「蛍光発光物質」という用語は、紫外線および/または可視光の作用の下で、可視領域に、それが吸収した光の一部を、それが自然に反射する色と同じ色として再発光する物質を意味する。こうして、この自然に反射される光は、再発光される光により強められ、極めて明るく見える。
【0264】
挙げることができる例には、着色したポリアミド、および/または、ホルムアルデヒド/ベンゾグアナミン、および/または、メラミン/ホルムアルデヒド/スルホンアミド樹脂、着色したアミノトリアジン/ホルムアルデヒド/スルホンアンドの共縮合物、および/または、金属被覆ポリエステルフレーク、および/または、これらの混合物が含まれる。これらの蛍光発光顔料は、蛍光顔料の水性分散体の形態でも存在し得る。
【0265】
Swada社により、「Fiesta Astral Pink FEX-1」の商用名で販売されている、ピンク色の蛍光性アミノトリアジン/ホルムアルデヒド/スルホンアミド共縮合物(3〜4ミクロンの平均粒径を有する)、および、Fiesta Comet Blue FTX-60」の商用名で販売されている、青色の蛍光性アミノトリアジン/ホルムアルデヒド/スルホンアミド共縮合物(3〜4.5ミクロンの平均粒径を有する)、または代わりに、UK Seung Chemical社により、「FB-205 Yellow」の商用名で販売されている、ホルムアルデヒド/尿素樹脂により被覆された、黄色のベンゾグアナミン/ホルムアルデヒド樹脂、および、「FB-400 Orange Red」の商用名で販売されている、ホルムアルデヒド/尿素樹脂により被覆された、赤色のベンゾグアナミン/ホルムアルデヒド樹脂、ならびに、Sterling Industrial Colors社により「Flare 911 Orange 4」の商用名で販売されている、オレンジ色のポリアミド樹脂も挙げることができる。
【0266】
蛍光物質は、組成物中に、組成物の全重量に対して、0.1重量%から20重量%、好ましくは0.1重量%から15重量%、より好ましくは0.5重量%から3重量%の範囲の含量で好ましくは存在する。
【0267】
有機蛍光物質が白色である場合、それらはまた蛍光増白剤(optical brightener)としても知られている。
【0268】
蛍光増白剤は、明るさを強め、皮膚に付けられた時に、それらを含む化粧品組成物の色調を蘇らせる効果を有する。
【0269】
挙げることができる蛍光増白剤の中には、より詳細には、スチルベン誘導体、特に、ポリスチリルスチルベン類およびトリアジンスチルベン類、クマリン誘導体、特に、ヒドロキシクマリン類およびアミノクマリン類、オキサゾール、ベンゾオキサゾール、イミダゾール、トリアゾールおよびピラゾリンの誘導体、ピレン誘導体およびポルフィリン誘導体、ならびに/あるいはこれらの混合物がある。
【0270】
このような化合物は、例えば、Ciba Geigy社からTinopal SOP(登録商標)およびUvitex OB(登録商標)の商用名で入手可能である。
【0271】
優先的に使用される蛍光増白剤は、4,4'-ビス[(4,6-ジアニリノ-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]-スチルベン-2,2'-ジスルホン酸ナトリウム、2,5-チオフェンジイルビス(5-tert-ブチル-1,3-ベンゾオキサゾール)、および、4,4'-ジスチリルビフェニルスルホン酸二ナトリウム、ならびに/あるいはこれらの混合物である。
【0272】
皮膚の自然なピンク色の着色を促進する作用剤
特に、以下を挙げることができる:
- セルフ-タンニング剤、すなわち、皮膚、特に顔に付けられた時に、外観において、長期の日光への暴露(自然な日焼け)により、またはUVランプの下で、生じ得る外観に多かれ少なかれ似ている日焼け効果を生じることができる作用剤;
- さらなる着色剤、すなわち、皮膚に特別なアフィニティ(これは、その化合物が、皮膚に、長続きし、覆い隠さない(すなわち、皮膚を不透明化する傾向をもたない)着色を与えられるようにする)を有し、水によっても溶媒を用いることによっても除去されず、また擦ることにも界面活性剤を含む溶液により洗うことにも耐える任意の化合物。したがって、このような長続きする着色は、例えばメイクアップ顔料によってもたらされる表面的で一時的な着色とは区別される;
およびこれらの混合物。
【0273】
特に挙げることができるセルフ-タンニング剤の例には、
- ジヒドロキシアセトン(DHA)、
- エリトルロース、ならびに
- 以下からなる触媒系の組合せ:
- マンガンおよび/または亜鉛の酸化物塩、および
- アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の炭酸水素塩
が含まれる。
【0274】
セルフ-タンニング剤は、一般的に、モノカルボニルまたはポリカルボニル化合物、例えば、イサチン、アロキサン、ニンヒドリン、グリセルアルデヒド、メソ酒石酸アルデヒド、グルタルアルデヒド、エリトリロース、ピラゾリン-4,5-ジオン誘導体(特許出願FR 2 466 492および特許出願WO 97/35842に記載されている)、ジヒドロキシアセトン(DHA)、および、4,4-ジヒドロキシピラゾリン-5-オン誘導体(特許出願EP 903 324に記載されている)から選択される。DHAが好ましく用いられるであろう。
【0275】
DHAは、遊離した、および/またはカプセル化された形で、例えば、リポソームのような脂質ベシクルとして使用され得る(特に、特許出願WO 97/25970に記載されている)。
【0276】
一般的に、セルフ-タンニング剤は、組成物の全重量の、0.01重量%から20重量%の範囲の量で、好ましくは0.1重量%と10重量%との間の量で存在する。
【0277】
セルフ-タンニング剤により生ずる色を変更できる他の染料も使用され得る。
【0278】
これらの染料は、合成または天然の直接染料から選択され得る。
【0279】
これらの染料は、例えば、特許出願FR 2 840 806に記載のもののようなフルオランタイプの赤色またはオレンジ色の染料から選択され得る。例えば、次の染料を挙げることができる:
- テトラブロモフルオレセインまたはエオシン(CTFA名:CI 45380またはRed 21で知られている);
- フロクシン(phloxin)B(CTFA名:CI 45410またはRed 27で知られている);
- ジヨードフルオレセイン(CTFA名:CI 45425またはOrange 10で知られている);
- ジブロモフルオレセイン(CTFA名:CI 45370またはOrange 5で知られている);
- テトラブロモフルオレセインのナトリウム塩(CTFA名:CI 45380 (Na塩)またはRed 22で知られている);
- フロクシンBのナトリウム塩(CTFA名:CI 45410(Na塩)またはRed 28で知られている);
- ジヨードフルオレセインのナトリウム塩(CTFA名:CI 45425(Na塩)またはOrange 11で知られている);
- エリスロシン(CTFA名:CI 45430またはAcid Red 51で知られている);
- フロクシン(CTFA名:CI 45405またはAcid Red 98で知られている)。
【0280】
これらの染料は、アントラキノン類、カラメル、カルミン、カーボンブラック、アズレンブルー、メトキサレン(methoxalene)、トリオキサレン(trioxalene)、グアジャズレン(guajazulene)、チャムズレン(chamuzulene)、ベンガルローズ、コシン(cosin)10B、シアノシン(cyanosin)およびダフィニン(daphinin)からも選択され得る。
【0281】
これらの染料は、インドール誘導体、例えば、特許FR 2 651 126に記載のモノヒドロキシインドール類(すなわち、4-、5-、6-もしくは7-ヒドロキシインドール)、または、特許EP-B-0 425 324に記載のジヒドロキシインドール類(すなわち、5,6-ジヒドロキシインドール、2-メチル-5,6-ジヒドロキシインドール、3-メチル-5,6-ジヒドロキシインドール、または2,3-ジメチル-5,6-ジヒドロキシインドール)からも選択され得る。
【0282】
研磨フィラーまたは剥脱剤
本発明によるリンス-アウト組成物において使用され得る剥脱剤として、挙げることができる例には、無機、植物または有機由来の剥落剤または擦徐性粒子が含まれる。このように、例えば、ポリエチレンのビーズまたは粉末、ナイロン粉末、ポリ塩化ビニル粉末、軽石粉末、グラウンドアプリコット核またはクルミの殻、おがくず、ガラスビーズおよびアルミナ、ならびにこれらの混合物が使用され得る。
【0283】
また、SolabiaによるExfogreen(登録商標)(タケエキス)、イチゴの痩果エキス(GreentechによるStrawberry Akenes)、モモ核粉末、アプリコット核粉末も挙げることができ、最後に、研磨効果を有する植物粉末の分野において、クランベリー核粉末を挙げることができる。
【0284】
本発明での好ましい研磨フィラーまたは剥脱剤として、モモ核粉末、アプリコット核粉末、クランベリー核粉末、イチゴの痩果エキスおよびタケエキスを挙げられるであろう。
【0285】
以下の実施例は、本発明を例示するために記載されるが、限定的な性質のものでは全くない。これらの実施例において、組成物の成分の量は、組成物の全重量に対する重量%で記載されている。
【0286】
(実施例)
I)半結晶性ポリマーの調製例
(実施例1)
40℃の融点を有する酸性ポリマー
アンカー付きの中央の撹拌機、冷却器および温度計を装備した1Lの反応器に、120gのParleam(登録商標)オイル(ミネラルオイル)を入れ、これを室温から80℃まで45分間で加熱する。80℃で、2時間かけて、次の混合物C1を導入する:
40gのシクロヘキサン + 4gのTriganox 141[2,5-ビス(2-エチルヘキサノイルペルオキシ)-2,5-ジメチルへキサン]。
混合物C1の投入開始から30分後に、混合物C2を、1時間30分かけて導入する。この混合物は、
190gのステアリルアクリレート + 10gのアクリル酸 + 400gのシクロヘキサン、
からなる。
2つの導入が終わると、全体を80℃でさらに3時間反応させ、次いで、反応混合物中に存在する全てのシクロヘキサンを大気圧下に留去する。
これにより、Parleam(登録商標)オイル中、60重量%の活性成分でポリマーが得られる。
ポリマーの重量平均分子量Mwはポリスチレン換算で35 000であり、その融点(m.p.)は、DSCで測定して40℃±1℃である。
【0287】
(実施例2)
38℃の融点を有する塩基性ポリマー
アクリル酸の代わりにN-ビニルピロリドンを用いる以外は、実施例1と同じ手順を用いる。
【0288】
得られるポリマーは、Parleam(登録商標)オイル中、60重量%の活性成分としてであり、ポリマーの重量平均分子量Mwは、38 000であり、そのm.p.は38℃である。
【0289】
(実施例3)
60℃の融点を有する酸性ポリマー
ステアリルアクリレートの代わりにベヘニルアクリレートを用いる以外は、実施例1と同じ手順を用いる。得られるポリマーは、Parleam(登録商標)オイル中、60重量%の活性成分としてである。ポリマーの重量平均分子量Mwは、42 000であり、そのm.p.は60℃である。
【0290】
(実施例4)
58℃の融点を有する塩基性ポリマー
ステアリルアクリレートの代わりにベヘニルアクリレートを用いる以外は、実施例2と同じ手順を用いる。得られるポリマーは、Parleam(登録商標)オイル中、60重量%の活性成分としてである。ポリマーの重量平均分子量Mwは、45 000であり、そのm.p.は58℃である。
【0291】
【表1】
【0292】
組成物1から4の各々に対して、国際COLIPA 2003の方法に従って、in vivo SPFを、5人の被験者で測定する。
【0293】
得られた結果を次の表に示す。
【0294】
【表2】
【0295】
本発明による組成物1では、半結晶性ポリマー/中空ラテックス粒子の組合せにより、組成物2および3としてそれぞれ単独で用いられたこれらの成分の各々に対して、SPFの点で、相乗作用が得られる。
【0296】
組成物1の平均SPF(29.5)は、組成物2と3の平均SPFの合計(21.6)より35%だけ大きい。
【0297】
組成物1の平均SPF(29.5)は、組成物4(組合せのどの成分も含まない)のSPF(4.8)より6倍大きい。