(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係る携帯端末の実施形態を、図面を参照して説明する。
ここで、本発明に係る携帯端末として、充電式電池を有する電子機器、例えば携帯電話機、携帯情報端末、スマートフォン、通信機などが該当するが、以下では携帯電話機に適用した例を説明する。また、以下では携帯端末が行うアプリケーションとして、イルミネーションの動作を例に説明する。
【0014】
図1は、本発明に係る携帯端末の回路構成の一例を示すブロック図である。また、
図2は、本発明の実施形態に係る携帯端末の使用状態の一例を示す図である。ここで、
図2(a)は携帯電話機200の本体部100を開いていた状態を示す図であり、
図2(b)は本体部100を閉じた状態を示す図である。
【0015】
図1に示すように、携帯電話機200は、大きく分けると本体部100と、その本体部100から取り外し可能な二次電池(以下、「充電式電池」という。)101とから構成されている。本体部100はCPU10、ROM11、作業用メモリ12、不揮発メモリ24、無線送受信部13、日時情報生成部14、LED部15、キー入力部16、キーバックライト部17、表示制御部18、表示部19、マイク20、スピーカ21、レシーバ22、電源制御部23を有しており、CPU10はバス30を介して本体部100内の各部と接続されている。
【0016】
CPU10は、いわゆる中央処理装置であり、通信制御、省電力制御などの制御プログラムの他、イルミネーションの点灯制御を行うプログラムなどの各種の制御処理を行う。例えば、CPU10は、日時情報を取得できないと判別した時はその時の設定情報をそのまま用いてLED部15やキーバックライト部17の発光部などにおけるイルミネーションの動作を継続させ、日時情報を取得できると判別した時は所定の時刻で設定情報の取得を再開してイルミネーションを動作させるように制御する処理を行う。
【0017】
ROM11はリードオンリメモリであり、CPU10が実行するための通信制御、省電力制御などの制御プログラムや、イルミネーションの点灯制御を行うプログラムなどの各種の制御プログラムや、後述するが、イルミネーションの点灯動作を行うための固定的な点滅パターンデータなどの各種のデータを格納している。
【0018】
作業用メモリ12はRAM(ランダムアクセスメモリ)によって構成されている。ROM11に格納されている制御プログラムやデータなどをこの作業メモリ12に読み込み、CPU10が実行する各種の制御処理(通信制御、省電力制御、イルミネーションの点灯制御など)をソフトウェア的に実現する。
【0019】
不揮発メモリ24は、後述するが、イルミネ―ションの動作を行わせるために使用される複数の動作データ、所定の時刻になると自動的に新しい動作内容に変更してイルミネ―ションを「動作する」又は「動作しない」を示す動作可否データなどのイルミネーションの動作を行わせるための各種の設定情報を記録するために使用される。
なお、不揮発メモリ24はデータの消去、リード及びライトを自由に行うことができ、電源を切っても内容が消えない半導体メモリであり、電話帳データやユーザデータなどの各種設定情報を保持できるようになっている。不揮発メモリ24としてはフラッシュメモリなどが該当する。
【0020】
無線機送受信部13は無線によってデータの送受信を行うための回路である。
日時情報生成部14は一定期間のカレンダー情報、例えば2000年1月1日から2099年12月31日までの期間のカレンダー情報を持ち、ユーザが入力した日付時刻と照合し、日時情報のパラメータを生成する。また、日時情報生成部14は、基地局からの信号により無線機送受信部13で受信した日時情報と照合し、時間のずれなどが生じていると判断した場合に補正制御を行い、日時情報のパラメータを生成できるものであっても良い。
なお、日時情報生成部14は、具体的には
図1には示していないが、充電式電池101以外の固定の蓄電要素(例えば、コンデンサ等が該当する。)によって電源バックアップされた記憶要素(例えば、レジスタ等が該当する。)と、時を刻む時計部とを含んで構成されている。工場出荷時(またはユーザの購入直後)における記憶要素の内容は、所定の値(以下、「初期値」という。)になっている。ユーザが現在日時(日付と時刻)を設定すると、前記の記憶要素の内容がこの現在日時で書き換えられ、以降、時の進行に伴い、時計部によって記憶要素の内容が逐次に書き換えられていく。さて、充電式電池101を本体100から取り外したまま放置したり、あるいは、充電式電池101の放電状態を放置したりすると、前記の蓄電要素の電荷が空になってしまい、記憶要素の電源バックアップ機能が失われてしまう。このとき、記憶要素の内容は工場出荷時の値(つまり、初期値)に戻る。このような状態(記憶要素の内容が初期値に戻った状態)のとき、日時情報生成部14は正しい日時を生成していない。したがって、以下の説明において、「日時情報を取得できない」とは、具体的には記憶要素の内容が初期値になっている状態のことをいう。すなわち、記憶要素の内容を調べて初期値であれば「日時情報を取得できない」と判別し、初期値以外であれば「日時情報を取得できる」と判別すればよい。
【0021】
LED部15は本体部100の背面に設けられた発光窓部32におけるイルミネーションの発光部として利用される。LED部15は複数のLED部品により構成され、各々のLED部品は発色や点滅パターンを変えて動作させることができる。
【0022】
キー入力部16は、例えば、キー部31に配置された確定キー、カーソルキー、ファンクションキー、テンキーなどのキーの他、携帯電話機を閉じた時に外側に配置されたキーなどの各種のキーからの入力を受け付ける入力回路である。
キーバックライト17は、確定キー、カーソルキー、ファンクションキー、テンキーなどのキーが配置されたキー部31におけるイルミネーションの発光部として利用される。キーバックライト17は、LED部15と同様、各々の発色や点滅パターンを変えて動作させることができる複数のLED部品から構成される。
【0023】
表示制御部18は、表示画面を備える表示部19の表示を制御する制御回路である。
マイク20、スピーカ21、レシーバ22は通話を行う際に使用する音響部品であり、マイク20は送話者の音声を入力するための入力装置、スピーカ21又はレシーバ22より相手話者の音声を出力するための出力装置である。スピーカ21は音声を出力する以外に、各種の再生可能なサウンドを出力することも可能である。なお、このようなサウンド処理は、図示しないが、サウンド装置が制御することにより行われる。
電源制御部23は、携帯電話機200の主電源である充電式電池101からの電源供給を制御する。なお、充電式電池101が消耗して携帯電話機200の電源投入ができない状態になると、携帯電話機200の時計機能は動作しなくなるが、その後、ユーザが電池消耗した充電式電池101を充電又は充電された別の充電式電池101に交換することで電源投入が可能な状態になると時計機能は動作するようになる。
【0024】
充電式電池101は、携帯電話機200の主電源となる電池であり、充電により繰り返し使用することができる。充電式電池101は、例えばリチウムイオン電池などが使用される。また、充電式電池101は本体部100のリアカバーを取り外すことで脱着可能である。
【0025】
なお、
図1には示していないが、本体部100に開閉等検出部を設けることにより、
図2に示すような本体部100の第2の部分100bの開閉状態や、
図2に示していないが本体部100の第2の部分100bの回動状態を検出できるようにしても良い。これにより本体部100の開閉又は回動状態に応じてイルミネーションの動作をすることが可能となる。
【0026】
ここで、携帯電話機200のイルミネーションにおいて、日時情報生成部14は日時情報を生成する日時情報生成手段を構成する。
CPU10、ROM11及び不揮発メモリ24は、アプリケーションを動作させるための設定情報を設定する設定手段を構成し、CPU10、ROM11及び作業用メモリ12は、日時情報を取得できるか否かを判別する判別手段、及び設定手段によって設定された設定情報に従ってアプリケーションを動作させるとともに、判別手段によって日時情報を取得できないと判別された時はその時の設定情報をそのまま用いてアプリケーションの動作を継続させ、日時情報を取得できると判別された時は所定の時刻で設定手段から設定情報の取得を再開してアプリケーションを動作させるように制御する制御手段を構成する。
LED部15及びキーバックライト17は、アプリケーションに従って動作する出力手段を構成する。
また、開閉等検出部は本体部100の第2の部分100bの開閉又は回動状態を検出する検出手段を構成する。
【0027】
次に、本発明に係る携帯端末の開閉又は回動状態の一例について、
図2を参照して説明する。
図2(a)に示すように、本体部100は、大きく分けると第1の部分100a、第2の部分100b及び回転軸100cからなり、前記第2の部分100bは回転軸100cを介して開閉自在に前記第1の部分100aに連結している。
【0028】
第1の部分100aは正面にキー部31を備えている。キー部31には、例えば、確定キー、カーソルキー、ファンクションキー、通話開始ボタン、通話終了ボタン、テンキーなどの各種のキーが配置されている。また、第2の部分100bは正面に表示部19を備えている。表示部19には液晶ディスプレイなどの表示画面が設けられている。
第2の部分100bを開いた時は第1の部分100aに設けられたキー部31が任意の色で照光し、点滅動作することによりイルミネーションの表現が提供される。
【0029】
また、
図2(b)に示すように、第2の部分100bを閉じた時はその背面に設けられた複数の発光窓部32が任意の色で照光し、点滅動作することによりイルミネーションの表現が提供される。
【0030】
なお、上述の説明では、第2の部分100bは回転軸100cを介して開閉自在に第1の部分100aに連結しているが、これに代えて、第2の部分100bが回転軸100cを介して回動自在に第1の部分100aに連結しているものであっても良い。
【0031】
また、上述の説明では、第2の部分100bを開いた時は第1の部分100aに設けられたキー部31が、また、前記第2の部分100bを閉じた時はその背面に設けられた複数の発光窓部32が、それぞれ任意の色で照光し、点滅動作することにより、イルミネーションの動作をするものを説明したが、これに代えて、第2の部分100bの開閉時に本体部100に実装されたサウンド制御装置によりスピーカ21を使用して各種のサウンドを再生するものなどであっても良い。
【0032】
図3は、本発明に係る携帯端末に使用される動作データの一例を示す図である。
図3では、複数の動作データが示されており、各動作データは動作データ番号、色番号、キーバックライト17用パターン番号及びLED部15用パターン番号から構成されている。動作データは動作データ番号1から動作データ番号365が予めROM11に格納されており、これらを使用してイルミネーションの各種パターン動作が提供される。
また、ユーザは自分の好むパターン動作を行わせることができる複数の動作データを自分で設定しても良い。この場合、その動作データは不揮発メモリ24に記録され、CPU10が不揮発メモリ24に記録された動作データを取得して、イルミネーションの動作を制御する。
【0033】
動作データ番号は1から365までの365個あり、これは1年間の日数に相当する。また、色番号はキーバックライト17及びLED部15を構成しているLED部品の7色の発光色に対応しており、1から7までの7通りある。また、キーバックライト17用パターン番号は当該LED部品の点滅動作のパターンに対応した1から7までの7通り、LED部15用パターン番号も当該LED部品の点滅動作のパターンに対応した1から7までの7通りあり、これらの点滅パターンはどの色にも適用することができる。なお、これらの点滅パターンは複数あるLED部品の発光順序、個々のLED部品の点灯周期を変化させたものである。
【0034】
なお、上述の説明では、ユーザの設定によらずに所定の時刻になると自動的に新しい動作内容に変更してイルミネ―ションの動作を提供するために予め365個の動作データがROM11に格納されているが、動作データをユーザの好みに応じて固定的に使用することも可能である。
【0035】
また、上述の説明では、予め365個の動作データがROM11に格納されているが、これに限定されるものではない。365個の動作データを用意することが難しいこともあるため、動作データが365個よりも少ない場合であっても、乱数を発生させることにより、所定の時刻になると動作データをランダムに選択してイルミネーションを動作させるようにすることも可能である。
【0036】
また、上述の説明では、動作データは色番号、キーバックライト17用パターン番号及びLED部15用パターン番号の3つの組合せから構成されているが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、色番号時バックライト17用パターン番号の2つの組合せから構成されているものや、色番号とLED部15用パターン番号の2つの組合せから構成されているものとすることも可能である。
【0037】
次に、本実施形態の動作について説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る携帯端末の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS1で、待ち受け状態からイルミネーションのアプリケーションを起動する。次いで、ステップS2で、予め動作データがデフォルトで設定されているが、ユーザの操作により選択された動作データXを設定することもできる。
次いで、ステップS3で、イルミネーションを点灯する時、例えば、ユーザが本体部100を開いた時はキーバックライト17を、本体部100を閉じた時はLED部15を対象に、現在の動作データに従って発光を行う。
【0038】
次いで、ステップS4で、イルミネーションを継続するか否かを判別し、イルミネーションを継続しないと判別した場合にはイルミネーションの動作は終了する。また、イルミネーションを継続すると判別した場合にはステップS5に進み、イルミネーションを終了するまで、イルミネーションの動作を継続する。
【0039】
ステップS5では、イルミネーションを継続する場合に、所定の時刻になると自動的に新しい動作内容に変更してイルミネ―ションを「動作する」又は「動作しない」を示す動作可否データに基づいて、当該イルミネーションの動作可否を判別し、「動作する」であると判別した場合にはステップ6に進み、「動作しない」であると判別した場合にはステップS3に戻り、ステップS2で設定された動作データXを使用してイルミネーションの動作を継続する。
【0040】
なお、ユーザが電池消耗した充電式電池101を充電又は充電された別の充電式電池101に交換し、携帯電話機200が動作復帰した場合には、ステップS5から処理が開始される。これは、イルミネ―ションの動作を行わせるために使用される複数の動作データ及び所定の時刻になると自動的に新しい動作内容に変更してイルミネ―ションを「動作する」又は「動作しない」を示す動作可否データなどの各種の設定情報については、不揮発メモリ24に保持されるので、改めて設定を行う必要がないためである。
【0041】
ステップS6では、日時情報生成部で生成される日時情報パラメータの取得ができるか否かを判別し、日時情報パラメータの取得ができる場合には、日時情報パラメータを取得し、ステップS8に進む。一方、日時情報パラメータの取得ができない場合にはステップS7に分岐し、所定の時刻になると自動的に新しい動作内容に変更してイルミネ―ションを「動作する」又は「動作しない」を示す動作可否データの設定を「動作する」のまま保持してステップS3に戻り、現在の動作データに基づいてイルミネーションの動作を継続する。これにより、その後電池充電などにより日時情報を取得できるようになった場合に、ユーザが自分でそのアプリケーションの設定を「動作する」という設定に切り替える必要がなくなる。
【0042】
ステップS8では、日時情報パラメータを取得し、当該日時情報パラメータに基づく時刻が所定の時刻になったか否か判別し、その時刻になったと判別した場合にはステップS9に進む。その時刻になっていないと判別した場合にはステップS3に戻り、現在の動作データに基づいてイルミネーションの動作を継続する。
【0043】
ステップS9では、現在の動作データXとは別の新しい動作データYを取得して、ステップS3に戻り、当該動作データYに基づいてイルミネーションの動作を継続する。したがって、これ以降、ステップS3でイルミネーションを点灯するシーンでは、ステップS9で選択される新しい動作データに基づいてイルミネーションが行われる。
【0044】
上述した処理により、日時情報を取得できない場合にはその時の設定情報のままでイルミネーションが行われ、その後、日時情報を取得できるようになった場合には所定の時刻で自動的に設定情報の取得を再開してイルミネ―ションが行われる。
【0045】
以上のように、本発明の実施形態によれば、電池消耗により日時情報を取得できなくなった場合であっても、自動的にその時の設定情報のままアプリケーションの動作を継続し、その後、日時情報を取得した場合には、所定の時刻になると自動的に設定情報の取得を再開してアプリケ―ションの動作を継続することができるので、ユーザは自分でそのアプリケーションの設定を「動作しない」という設定から「動作する」という設定に切り替える必要がなくなる。
【0046】
また、本実施形態によれば、電池消耗などにより日時情報を取得できなくなった場合であっても、電池充電などにより携帯電話機200が動作復帰しさえすればアプリケーションの動作を再開するため、ユーザに不具合があるのではないかなどの誤認識を与えることもない。
【0047】
なお、本発明の実施形態は、ユーザの利用に供するアプリケーションとしてイルミネーションの動作を行うものに適用したものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、サウンド再生を行うもの、その他のアプリケーションにも幅広く適用できる。
その場合には、サウンド再生を制御するサウンド制御装置を備えるとともに、出力手段としてスピーカを使用して、アプリケーションとしてサウンド再生を行うことができるように構成する。
【0048】
また、本実施形態では、携帯端末として携帯電話機に適用した例であるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、携帯情報端末、スマートフォン、通信機、その他の充電式電池を有する電子機器等にも幅広く適用できる。
【0049】
以下、本発明の特徴を付記する。
なお、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0050】
(付記1)
図5は付記1の構成図である。この図に示すように、付記1記載の発明は、
日時情報を生成する日時情報生成手段301と、
アプリケーションを動作させるための設定情報を設定する設定手段302と、
日時情報を取得できるか否かを判別する判別手段303と、
設定手段302によって設定された設定情報に従ってアプリケーションを動作させるとともに、判別手段303によって日時情報を取得できないと判別された時はその時の設定情報をそのまま用いてアプリケーションの動作を継続させ、日時情報を取得できた時は所定の時刻で設定手段302から設定情報の取得を再開してアプリケーションを動作させるように制御する制御手段304と、
アプリケーションに従って動作する出力手段305と、
を備えることを特徴とする携帯端末。
【0051】
(付記2)
複数のキーが配列されたキー部を設けた第1の部分と、
表示画面が配置された表示部を設けた第2の部分と、
前記第1の部分に前記第2の部分を開閉又は回動自在に連結させる回転軸と、
を備える携帯端末であって、
前記第2の部分の開閉又は回動状態を検出する検出手段を更に備えることにより、
前記制御手段は、前記検出手段により検出された開閉又は回動状態に応じてアプリケーションが動作するように制御することを特徴とする付記1に記載の携帯端末。
【0052】
(付記3)
複数のキーが配列されたキー部に、前記キーの配列に対応して配置された前記出力手段を設けた第1の部分と、
表示画面が配置された表示部を設けた第2の部分と、
前記第1の部分のキー部と前記第2の部分の表示部とを対面可能にすることにより前記第2の部分を開閉自在に連結させる回転軸と、
を備える携帯端末であって、
前記第2の部分を開いた時に前記キー部におけるアプリケーションの動作を行うことを特徴とする付記1又は付記2のいずれかに記載の携帯端末。
【0053】
(付記4)
複数のキーが配列されたキー部を設けた第1の部分と、
背面には前記出力手段が配置された出力部と、正面には表示画面が配置された表示部とを設けた第2の部分と、
前記第1の部分のキー部と前記第2の部分の表示部とを対面可能にすることにより前記第2の部分を開閉自在に連結させる回転軸と、
を備える携帯端末であって、
前記第2の部分を閉じた時に前記出力部におけるアプリケーションの動作を行うことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれかに記載の携帯端末。
【0054】
(付記5)
複数のキーが配列されたキー部と、前記出力手段が配置された出力部とを設けた第1の部分と、
表示画面が配置された表示部を設けた第2の部分と、
前記第1の部分のキー部と前記第2の部分の表示部とを対面可能にすることにより前記第2の部分を開閉自在に連結させる回転軸と、
を備える携帯端末であって、
前記第2の部分を開いた時に前記出力部におけるアプリケーションの動作を行うことを特徴とする付記1又は付記4のいずれかに記載の携帯端末。
【0055】
(付記6)
前記出力手段が複数の発光素子であることにより、
前記アプリケーションとして、イルミネーションの点灯動作を行うことを特徴とする付記1乃至付記5のいずれかに記載の携帯端末。
【0056】
(付記7)
前記発光素子は、LEDであることを特徴とする付記1乃至付記6のいずれかに記載の携帯端末。
【0057】
(付記8)
前記携帯端末は、携帯電話機であることを特徴とする付記1乃至付記7のいずれかに記載の携帯端末。
【0058】
(付記9)
所定の動作を行うアプリケーションを実装した携帯端末のコンピュータに、
日時情報を生成する日時情報生成処理と、
アプリケーションを動作させるための設定情報を設定する設定処理と、
日時情報を取得できるか否かを判別する判別処理と、
前記設定手段によって設定された設定情報に従ってアプリケーションを動作させるとともに、前記判別手段によって日時情報を取得できないと判別された時はその時の設定情報をそのまま用いてアプリケーションの動作を継続させ、日時情報を取得できた時は所定の時刻で前記設定手段から設定情報の取得を再開してアプリケーションを動作させるように制御する制御処理と、
アプリケーションに従って動作する出力処理と、
を実行させることを特徴とするプログラム。