(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1アンテナと前記第1通信部との間に位置して前記制御部の制御に応じて前記第1アンテナを前記第1通信部又は前記第2通信部に連結するスイッチを更に含むことを特徴とする請求項2に記載のダイバーシティアンテナ構成装置。
前記スイッチは、前記第1通信部が待機モードで動作する場合、前記第1アンテナと前記第2通信部を連結することを特徴とする請求項3に記載のダイバーシティアンテナ構成装置。
前記第1アンテナと前記第1通信部との間に位置して前記制御部の制御に応じて前記第1アンテナを前記第1通信部又は前記第2通信部に連結するFEM(フロントエンドモジュール)を更に含むことを特徴とする請求項5に記載のダイバーシティアンテナ構成装置。
前記FEMは、前記第1通信部が待機モードで動作する場合、前記第1アンテナと前記第2通信部を連結することを特徴とする請求項6に記載のダイバーシティアンテナ構成装置。
前記制御部は、前記第1通信部が送信モードで動作する場合、前記第1通信部の送信区間のうちの前記第1通信部が信号を送信しない一部の区間の間、前記第1アンテナと前記第2通信部とが連結されるように前記FEMを制御することを特徴とする請求項6に記載のダイバーシティアンテナ構成装置。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明を説明するに当たって、関連する公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に不明確にするおそれがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。そして、後述する用語は、本発明における機能を考慮して定義した用語であって、これはユーザ、運用者の意図又は慣例などに応じて異なることがある。従って、その定義は本明細書全般に亘る内容に基づいて行われるべきである。
【0016】
以下、本発明は、携帯端末において別途の補助アンテナを使用することなくダイバーシティアンテナを構成するための技術について説明する。
【0017】
以下の説明で、携帯端末はそれぞれ異なる通信方式のデュアルモードをサポートすると仮定する。例えば、携帯端末はTDD(Time Division Duplex)方式の第1通信方式と第2通信方式をサポートする。他の例として、携帯端末はTDD方式の第1通信方式とFDD(Frequency Division Duplex)方式の第2通信方式とをサポートすることもできる。
【0018】
しかし、携帯端末が3つ以上の通信方式をサポートする場合にも同様に別途の補助アンテナを使用することなくダイバーシティアンテナを構成することができる。
【0019】
携帯端末は、デュアルモードをサポートする移動通信端末、PDA、ラップトップ、スマートフォン、ネットブック、モバイルインターネットデバイス(MID)、ウルトラモバイルPC(UMPC)、タブレットPCなどの電子装置を含む。
【0020】
以下、携帯端末はGSM(登録商標)通信方式とCDMA通信方式のデュアルモードをサポートする場合を仮定する。例えば、GSM900通信方式は880〜960MHz帯域を使用し、CDMA通信方式の受信は869〜894MHzをサポートするので、GSM通信方式とCDMA通信方式は880〜894MHzを共有して使用することができる。これにより、CDMAモジュールはGSMアンテナをCDMAダイバーシティアンテナに使用することができ、GSMモジュールはCDMAアンテナをGSMダイバーシティアンテナに使用することができる。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態による携帯端末のブロック構成を示す図である。
【0022】
図1に示すように、携帯端末は、制御部100、通信モジュール110、保存部120、表示部130、入力部140、及びオーディオ処理部150を含む。
【0023】
制御部100は、携帯端末の全体的な動作制御を行う。
【0024】
制御部100は、第1連結制御部102と第2連結制御部104を介して第1通信部112と第2通信部116のダイバーシティアンテナを構成するように制御する。ここで、第1通信部112はCDMAサービスのための通信モジュールを示し、第2通信部116はGSMサービスのための通信モジュールを示す。
【0025】
第1連結制御部102は、第1通信部112が駆動されない場合、第1アンテナ161が第2通信部116のダイバーシティアンテナとして動作するように第1連結部114を制御する。例えば、CDMAサービスを提供しないために第1通信部112が待機モードで動作する場合、第1連結制御部102は、第1アンテナ161が第2通信部116のダイバーシティアンテナとして動作するように第1連結部114を制御する。即ち、第1通信部112が待機モードで動作する場合、第1連結制御部102は、第1アンテナ161がGSM通信方式のダイバーシティアンテナとして動作するように制御する。
【0026】
GSMサービスの優先順位がCDMAサービスの優先順位より高い場合、第1連結制御部102は、第1通信部112の駆動の有無にかかわらず第2通信部116が駆動されると第1アンテナ161が第2通信部116のダイバーシティアンテナとして動作するように第1連結部114を制御することもできる。例えば、第1連結制御部102は、後述する
図5〜
図7に示すように、第1通信部112の駆動の有無にかかわらず第2通信部116が駆動されると第1アンテナ161が第2通信部116のダイバーシティアンテナとして動作するように第1連結部114を制御することもできる。
【0027】
第2連結制御部104は、第2通信部116が駆動されない場合、第2アンテナ163が第1通信部112のダイバーシティアンテナとして動作するように第2連結部118を制御する。例えば、GSMサービスを提供しないために第2通信部116が待機モードで動作する場合、第2連結制御部104は、第2アンテナ163が第1通信部112のダイバーシティアンテナとして動作するように第2連結部118を制御する。即ち、第2通信部116が待機モードで動作する場合、第2連結制御部104は、第2アンテナ163がCDMA通信方式のダイバーシティアンテナとして動作するように制御する。他の例として、第2通信部116が送信モードで駆動される場合、第2連結制御部104は、送信区間内で第2通信部116が動作しない一部の区間の間、第2アンテナ163が第1通信部112のダイバーシティアンテナとして動作するように第2連結部118を制御することもできる。
【0028】
CDMAサービスの優先順位がGSMサービスの優先順位より高い場合、第2連結制御部104は、第2通信部116の駆動の有無にかかわらず第1通信部112が駆動されると第2アンテナ163が第1通信部112のダイバーシティアンテナとして動作するように第2連結部118を制御することもできる。例えば、第2連結制御部104は、後述する
図8〜
図10に示すように、第2通信部116の駆動の有無にかかわらず第1通信部112が駆動されると第2アンテナ163が第1通信部112のダイバーシティアンテナとして動作するように第2連結部118を制御することもできる。
【0029】
通信モジュール110は、音声及びデータ通信のためにアンテナを介して送受信される信号を処理する。通信モジュール110は、第1通信部112、第1連結部114、第2通信部116、及び第2連結部118を含む。
【0030】
第1通信部112は、CDMAサービスのために送受信される信号を処理する。例えば、第1通信部112は、第1アンテナ161を介して送受信されるCDMAサービスのためのデータ信号及び音声信号を処理する。他の例として、第2連結部118を介して第2アンテナ163が第1通信部112に連結される場合、第1通信部112は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を介して送受信されるCDMAサービスのためのデータ信号及び音声信号を処理することもできる。即ち、第1通信部112は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を用いたダイバーシティ方式に従ってCDMAサービスのために送受信されるデータ信号及び音声信号を処理する。
【0031】
第1連結部114は、第1連結制御部102の制御に応じて第1アンテナ161を第1通信部112又は第2通信部116に連結する。例えば、第1通信部112が待機モードで動作する場合、第1連結部114は、第1連結制御部102の制御に応じて第1アンテナ161を第2通信部116に連結する。一方、第1通信部112が活性モードで動作する場合、第1連結部114は、第1連結制御部102の制御に応じて第1アンテナ161を第1通信部112に連結する。ここで、第1連結部114は、第1アンテナ161を第1通信部112又は第2通信部116に連結させるスイッチを含む。
【0032】
第2通信部116は、GSMサービスのために送受信される信号を処理する。例えば、第2通信部116は、第2アンテナ163を介して送受信されるGSMサービスのためのデータ信号及び音声信号を処理する。他の例として、第1連結部114を介して第1アンテナ161が第2通信部116に連結される場合、第2通信部116は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を介して送受信されるGSMサービスのためのデータ信号及び音声信号を処理することもできる。即ち、第2通信部116は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を用いたダイバーシティ方式に従ってGSMサービスのために送受信されるデータ信号及び音声信号を処理する。
【0033】
第2連結部118は、第2連結制御部104の制御に応じて第2アンテナ163を第1通信部112又は第2通信部116に連結する。例えば、第2通信部116が待機モードで動作する場合、第2連結部118は、第2連結制御部104の制御に応じて第2アンテナ163を第1通信部112に連結する。一方、第2通信部116が活性モードで動作する場合、第2連結部118は、第2連結制御部104の制御に応じて第2アンテナ163を第2通信部116に連結する。他の例として、第2通信部116が送信モードで駆動される場合、第2連結部118は、第2連結制御部104の制御に応じて送信区間内で第2通信部116が動作しない一部の区間の間、第2アンテナ163を第1通信部112に連結する。一方、第2通信部116が送信モードで駆動される場合、第2連結部118は、第2連結制御部104の制御に応じて送信区間内で第2通信部116が動作する区間の間、第2アンテナ163を第2通信部116に連結する。ここで、第2連結部118は、リコンフィギュアラブル無線技術を適用したFEM(フロントエンドモジュール)を含んでもよい。
【0034】
第2連結部118がFEMで構成される場合、FEMは、第2通信部116に連結される受信経路のうちのいずれか1つの受信経路を第1通信部112に連結するように設定する。次に、FEMは、第2連結制御部104の制御に応じて第2アンテナ163を第1通信部112又は第2通信部116に連結する。例えば、GSMサービスを提供しないため第2通信部116が待機モードで動作する場合、FEMは、第2アンテナ163に受信経路を連結する。この場合、FEMは、第2連結制御部104の制御に応じて第2アンテナ163と第1通信部112とが連結される受信経路を設定する。
【0035】
保存部120は、携帯端末の動作を制御するためのプログラムを保存するプログラム保存部及びプログラムの遂行中に発生するデータを保存するデータ保存部で構成される。
【0036】
表示部130は、制御部100の制御に応じて携帯端末の状態情報、ユーザが入力するメッセージ、動画像及び静止画像などを表示する。例えば、表示部130は、情報の表示及び入力手段の機能を共に行うタッチスクリーンで構成される。
【0037】
入力部140は、ユーザの選択によって発生する入力データを制御部100に提供する。例えば、入力部140は、制御ボタンのみを含んで構成される。他の例として、入力部140は、ユーザから入力データを提供するためのキーパッドで構成することもできる。
【0038】
オーディオ処理部150は、オーディオ信号の入出力を制御する。例えば、オーディオ処理部150は、制御部100から提供されたオーディオ信号を、スピーカを介して外部に送出し、マイクから入力されたオーディオ信号を制御部100に提供する。
【0039】
以下、別途の補助アンテナを使用することなく、ダイバーシティサービスを提供する方法について説明する。
【0040】
図2は、本発明の一実施形態による携帯端末におけるGSMダイバーシティアンテナを構成する手順を示す図である。
【0041】
図2を参照すると、携帯端末は、ステップ201でGSMモジュールのダイバーシティサービスをサポートするか否かを確認する。
【0042】
GSMモジュールのダイバーシティサービスをサポートしない場合、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0043】
一方、GSMモジュールのダイバーシティサービスをサポートする場合、携帯端末は、ステップ203に進み、CDMAモジュールが駆動されるか否かを確認する。
【0044】
CDMAサービスのためにCDMAモジュールが駆動される場合、携帯端末はGSMモジュールのダイバーシティサービスをサポートできないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0045】
一方、CDMAサービスを提供しないためにCDMAモジュールが駆動されない場合、携帯端末は、ステップ205に進み、CDMAアンテナをGSMモジュールに連結する。例えば、
図1でCDMAサービスを提供するための第1通信部112が待機モードである場合、第1連結部114は、第1連結制御部102の制御に応じて第1アンテナ161に第2通信部116を連結する。即ち、携帯端末は第1アンテナ161をGSMダイバーシティアンテナとして構成する。ここで、第1通信部112の待機モードとは、第1通信部112が送信モードで動作せずに受信信号が存在するか否かを周期的又は持続的に確認している動作状態をいう。
【0046】
CDMAアンテナをGSMモジュールに連結した後、携帯端末は、ステップ207に進み、ダイバーシティ方式でGSMサービスのための信号を処理する。例えば、
図1の場合、第2通信部116は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を介して送受信されるGSM信号を処理する。
【0047】
以降、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0048】
上述した実施形態で、携帯端末はCDMAアンテナをGSMダイバーシティアンテナとして構成する。
【0049】
他の実施形態で、携帯端末は、
図3に示すようにGSMアンテナをCDMAダイバーシティアンテナとして構成することもできる。
【0050】
図3は、本発明の一実施形態による携帯端末におけるCDMAダイバーシティアンテナを構成する手順を示す図である。
【0051】
図3を参照すると、携帯端末は、ステップ301でCDMAモジュールのダイバーシティサービスをサポートするか否かを確認する。
【0052】
CDMAモジュールのダイバーシティサービスをサポートしない場合、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0053】
一方、CDMAモジュールのダイバーシティサービスをサポートする場合、携帯端末は、ステップ303に進み、GSMモジュールが駆動されるか否かを確認する。
【0054】
GSMサービスのためにGSMモジュールが駆動される場合、携帯端末はCDMAモジュールのダイバーシティサービスをサポートできないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0055】
一方、GSMサービスを提供しないためにGSMモジュールが駆動されない場合、携帯端末は、ステップ305に進み、GSMアンテナをCDMAモジュールに連結する。例えば、
図1でGSMサービスを提供するための第2通信部116が待機モードである場合、第2連結部118は、第2連結制御部104の制御に応じて第2アンテナ163に第1通信部112を連結する。即ち、携帯端末は第2アンテナ163をCDMAダイバーシティアンテナとして構成する。ここで、第2通信部116の待機モードとは、第2通信部116が送信モードで動作せずに受信信号が存在するか否かを周期的又は持続的に確認する動作状態をいう。
【0056】
GSMアンテナをCDMAモジュールに連結した後、携帯端末は、ステップ307に進み、ダイバーシティ方式でCDMAサービスのための信号を処理する。例えば、
図1の場合、第1通信部112は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を介して送受信されるCDMA信号を処理する。
【0057】
以降、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0058】
上述のように、携帯端末は、GSMモジュールが駆動されない場合、GSMアンテナを用いてCDMAダイバーシティアンテナを構成する。
【0059】
GSMモジュールはTDMA(Time Division Multiple Access)方式で動作する。例えば、GSMモジュールはTDMA方式に従って送信区間の1/8スロットのみを使用し、残りの区間を使用しない。これにより、携帯端末は、
図4に示すように、GSMモジュールの送信区間でGSMモジュールが使われない一部の区間の間、GSMアンテナを用いてCDMAダイバーシティアンテナを構成することもできる。
【0060】
図4は、本発明の他の実施形態による携帯端末におけるCDMAダイバーシティアンテナを構成する手順を示す図である。
【0061】
図4に示すように、携帯端末は、ステップ401でCDMAモジュールのダイバーシティサービスをサポートするか否かを確認する。
【0062】
CDMAモジュールのダイバーシティサービスをサポートしない場合、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0063】
一方、CDMAモジュールのダイバーシティサービスをサポートする場合、携帯端末は、ステップ403に進み、GSMモジュールが駆動されるかを確認する。
【0064】
GSMサービスを提供しないためにGSMモジュールが駆動されない場合、携帯端末は、ステップ405に進み、GSMアンテナをCDMAモジュールに連結する。例えば、
図1でGSMサービスを提供するための第2通信部116が待機モードである場合、第2連結部118は、第2連結制御部104の制御に応じて第2アンテナ163に第1通信部112を連結する。即ち、携帯端末は第2アンテナ163をCDMAダイバーシティアンテナとして構成する。
【0065】
一方、GSMサービスのためにGSMモジュールが駆動される場合、携帯端末は、ステップ409に進み、GSMモジュールが送信モードで動作するか否かを確認する。
【0066】
GSMモジュールが受信モードで動作してGSMサービスのための信号を受信する場合、携帯端末はCDMAモジュールのダイバーシティサービスをサポートできないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0067】
一方、GSMモジュールが送信モードで動作する場合、携帯端末は、ステップ411に進み、GSMモジュールが信号を送信するか否かを確認する。例えば、GSMモジュールはTDMA方式に従って送信区間の1/8スロットのみを使用して信号を送信する。これにより、携帯端末は現時点が送信区間であり且つGSMモジュールが信号を送信できる1/8スロットに含まれるか否かを確認する。
【0068】
GSMモジュールが信号を送信する場合、即ち、現時点が送信区間であり且つGSMモジュールが信号を送信する1/8スロットに含まれる場合、携帯端末はCDMAモジュールのダイバーシティサービスをサポートできないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0069】
一方、GSMモジュールが信号を送信しない場合、携帯端末は現時点が送信区間であるがGSMモジュールが信号を送信しない7/8区間に含まれると認識する。これにより、携帯端末は、ステップ405に進み、GSMアンテナをCDMAモジュールに連結する。例えば、
図1でGSMサービスを提供するための第2通信部116が待機モードである場合、第2連結部118は、第2連結制御部104の制御に応じて第2アンテナ163に第1通信部112を連結する。即ち、携帯端末は第2アンテナ163をCDMAダイバーシティアンテナとして構成する。
【0070】
GSMアンテナをCDMAモジュールに連結した後、携帯端末は、ステップ407に進み、ダイバーシティ方式でCDMAサービスのための信号を処理する。例えば、
図1の場合、第1通信部112は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を介して送受信されるCDMA信号を処理する。
【0071】
以降、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0072】
上述した実施形態で、携帯端末は、GSMモジュールが受信モードで動作する場合、GSMサービスのための信号を受信すると仮定した。もし、GSMモジュールが受信モードで動作するがGSMサービスのための信号を受信しない時間区間が存在する場合、携帯端末は、GSMサービスのための信号を受信しない時間区間の間、GSMアンテナをCDMAモジュールに連結することができる。また、GSMモジュールが受信モードで動作するがGSMサービスのための信号を受信しない場合、携帯端末はGSMアンテナをCDMAモジュールに連結することができる。
【0073】
上述のように、携帯端末はGSMモジュールが駆動される場合にもGSMアンテナをCDMAダイバーシティアンテナとして構成することができる。これにより、GSMアンテナをCDMAダイバーシティアンテナとして使用している途中にGSMモジュールが駆動される場合、携帯端末は、
図4に示すようにGSMモジュールが信号を送信しない領域を用いてGSMアンテナをCDMAダイバーシティアンテナとして使用することができる。
【0074】
上述した
図2に示すように、携帯端末は、CDMA通信モジュールがCDMAアンテナを使用しない場合、CDMAアンテナをGSMダイバーシティアンテナとして構成してGSMモジュールのダイバーシティをサポートする。
【0075】
他の実施形態で、携帯端末は、
図5〜
図7に示すようにCDMAモジュールの駆動の有無にかかわらずCDMAアンテナをGSMダイバーシティアンテナとして構成することもできる。
【0076】
以下の説明は、携帯端末においてGSMモジュールの通信環境情報に基づいてCDMAアンテナをGSMダイバーシティアンテナとして構成すると仮定する。例えば、携帯端末は、
図5に示すようにGSMモジュールの電界強度に基づいてGSMダイバーシティアンテナを構成する。
【0077】
図5は、本発明の一実施形態による携帯端末において電界強度に基づいてGSMダイバーシティアンテナを構成する手順を示す図である。
【0078】
図5を参照すると、携帯端末は、ステップ501でGSMモジュールを介してGSMサービスを提供するか否かを確認する。
【0079】
GSMサービスを提供しない場合、携帯端末はGSMモジュールが駆動されないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0080】
一方、GSMサービスを提供する場合、携帯端末は、ステップ503に進み、GSMサービスを提供する領域が弱電界領域であるか否かを確認する。例えば、携帯端末はGSMサービスに対する電界強度を測定してGSMサービスを提供する領域が弱電界領域であるか否かを確認する。
【0081】
GSMサービスを提供する領域が弱電界領域ではない場合、携帯端末はGSMモジュールのダイバーシティをサポートしないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する
【0082】
一方、GSMサービスを提供する領域が弱電界領域である場合、携帯端末はGSMサービスの品質を高めるためにGSMモジュールのダイバーシティをサポートすると認識する。これにより、携帯端末は、ステップ505に進み、CDMAアンテナをGSMモジュールに連結する。例えば、GSMサービスの優先順位がCDMAサービスの優先順位より高い場合、携帯端末はCDMAモジュールの駆動の有無にかかわらずCDMAアンテナをGSMモジュールに連結する。
【0083】
CDMAアンテナをGSMモジュールに連結した後、携帯端末は、ステップ507に進み、ダイバーシティ方式でGSMサービスのための信号を処理する。例えば、
図1の場合、第2通信部116は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を介して送受信されるGSM信号を処理する。
【0084】
以降、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0085】
上述した実施形態で、携帯端末はGSMモジュールの電界強度に基づいてGSMダイバーシティアンテナを構成する。
【0086】
他の実施形態で、携帯端末は、
図6に示すようにGSMモジュールのフェージング特性に基づいてGSMダイバーシティアンテナを構成することもできる。
【0087】
図6は、本発明の一実施形態による携帯端末においてフェージングチャネルに基づいてGSMダイバーシティアンテナを構成する手順を示す図である。
【0088】
図6を参照すると、携帯端末は、ステップ601でGSMモジュールを介してGSMサービスを提供するか否かを確認する。
【0089】
GSMサービスを提供しない場合、携帯端末はGSMモジュールが駆動されないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0090】
一方、GSMサービスを提供する場合、携帯端末は、ステップ603に進み、GSMサービスに対するフェージング(fading)が感知されるか否かを確認する。即ち、携帯端末はGSMサービスに対する受信電波感度が急激に変わるか否かを確認する。
【0091】
GSMサービスに対するフェージングが感知されない場合、携帯端末はGSMモジュールのダイバーシティをサポートしないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する
【0092】
一方、GSMサービスに対するフェージングが感知された場合、携帯端末はGSMサービスの品質を高めるためにGSMモジュールのダイバーシティをサポートすると認識する。これにより、携帯端末は、ステップ605に進み、CDMAアンテナをGSMモジュールに連結する。例えば、GSMサービスの優先順位がCDMAサービスの優先順位より高い場合、携帯端末はCDMAモジュールの駆動の有無にかかわらずCDMAアンテナをGSMモジュールに連結する。
【0093】
CDMAアンテナをGSMモジュールに連結した後、携帯端末は、ステップ607に進み、ダイバーシティ方式でGSMサービスのための信号を処理する。例えば、
図1の場合、第2通信部116は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を介して送受信されるGSM信号を処理する。
【0094】
以降、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0095】
上述した実施形態で、携帯端末はGSMサービスに対するフェージングが感知されると、CDMAアンテナを用いてGSMダイバーシティアンテナを構成する。
【0096】
他の実施形態で、携帯端末は、GSMサービスに対するフェージングが基準範囲から逸脱した場合、CDMAアンテナを用いてGSMダイバーシティアンテナを構成することもできる。
【0097】
上述した実施形態で、携帯端末はGSMモジュールの通信環境情報に基づいてGSMダイバーシティアンテナを選択的に構成する。
【0098】
他の実施形態で、携帯端末は、
図7に示すようにGSMモジュールの駆動の有無に応じてCDMAアンテナをGSMダイバーシティアンテナとして構成することもできる。
【0099】
図7は、本発明の一実施形態による携帯端末においてCDMAアンテナを用いてGSMダイバーシティアンテナを構成する手順を示す図である。
【0100】
図7を参照すると、携帯端末は、ステップ701で近接センサが駆動されるか否かを確認する。例えば、携帯端末は近接センサを用いて人(外部の物体)が近づいたか否かを確認する。
【0101】
近接センサが駆動されない場合、携帯端末は外部の物体が近づいていないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0102】
一方、近接センサが駆動された場合、携帯端末は外部の物体が通話のために近づいたと認識する。これにより、携帯端末は、ステップ703に進み、GSMモジュールが駆動されるか否かを確認する。
【0103】
GSMモジュールが駆動されない場合、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0104】
一方、GSMモジュールが駆動される場合、携帯端末は、ステップ705に進み、CDMAアンテナをGSMモジュールに連結する。例えば、GSMサービスの優先順位がCDMAサービスの優先順位より高い場合、携帯端末はCDMAモジュールの駆動の有無にかかわらずCDMAアンテナをGSMモジュールに連結する。
【0105】
CDMAアンテナをGSMモジュールに連結した後、携帯端末は、ステップ707に進み、ダイバーシティ方式でGSMサービスのための信号を処理する。例えば、
図1の場合、第2通信部116は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を介して送受信されるGSM信号を処理する。
【0106】
以降、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0107】
上述した
図3及び
図4に示すように、携帯端末は、GSM通信モジュールがGSMアンテナを使用しない場合、GSMアンテナをCDMAダイバーシティアンテナとして構成してCDMAモジュールのダイバーシティをサポートする。
【0108】
他の実施形態で、携帯端末は、
図8〜
図10に示すようにGSMモジュールの駆動の有無にかかわらずGSMアンテナをCDMAダイバーシティアンテナとして構成することもできる。
【0109】
以下の説明は、携帯端末においてCDMAモジュールの通信環境情報に基づいてGSMアンテナをCDMAダイバーシティアンテナとして構成すると仮定する。例えば、携帯端末は、
図8に示すようにCDMAモジュールの電界強度に基づいてCDMAダイバーシティアンテナを構成する。
【0110】
図8は、本発明の一実施形態による携帯端末において電界強度に基づいてCDMAダイバーシティアンテナを構成する手順を示す図である。
【0111】
図8を参照すると、携帯端末は、ステップ801でCDMAモジュールを介してCDMAサービスを提供するか否かを確認する。
【0112】
CDMAサービスを提供しない場合、携帯端末はCDMAモジュールが駆動されないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0113】
一方、CDMAサービスを提供する場合、携帯端末は、ステップ803に進み、CDMAサービスを提供する領域が弱電界領域であるか否かを確認する。例えば、携帯端末はCDMAサービスに対する電界強度を測定する。
【0114】
CDMAサービスを提供する領域が弱電界領域ではない場合、携帯端末はCDMAモジュールのダイバーシティをサポートしないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する
【0115】
一方、CDMAサービスを提供する領域が弱電界領域である場合、携帯端末はCDMAサービスの品質を高めるためにCDMAモジュールのダイバーシティをサポートすると認識する。これにより、携帯端末は、ステップ805に進み、GSMアンテナをCDMAモジュールに連結する。例えば、CDMAサービスの優先順位がGSMサービスの優先順位より高い場合、携帯端末はGSMモジュールの駆動の有無にかかわらずGSMアンテナをCDMAモジュールに連結する。
【0116】
GSMアンテナをCDMAモジュールに連結した後、携帯端末は、ステップ807に進み、ダイバーシティ方式でCDMAサービスのための信号を処理する。例えば、
図1の場合、第1通信部112は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を介して送受信されるCDMA信号を処理する。
【0117】
以降、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0118】
上述した実施形態で、携帯端末はCDMAモジュールの電界強度に基づいてダイバーシティアンテナを構成する。
【0119】
他の実施形態で、携帯端末は、
図9に示すようにCDMAモジュールのフェージング特性に基づいてCDMAダイバーシティアンテナを構成することもできる。
【0120】
図9は、本発明の一実施形態による携帯端末においてフェージングチャネルに基づいてCDMAダイバーシティアンテナを構成する手順を示す図である。
【0121】
図9を参照すると、携帯端末は、ステップ901でCDMAモジュールを介してCDMAサービスを提供するか否かを確認する。
【0122】
CDMAサービスを提供しない場合、携帯端末はCDMAモジュールが駆動されないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0123】
一方、CDMAサービスを提供する場合、携帯端末は、ステップ903に進み、CDMAサービスに対するフェージングが感知されるか否かを確認する。即ち、携帯端末はCDMAサービスに対する受信電波感度が急激に変わるか否かを確認する。
【0124】
CDMAサービスに対するフェージングが感知されない場合、携帯端末はCDMAモジュールのダイバーシティをサポートしないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する
【0125】
一方、CDMAサービスに対するフェージングが感知された場合、携帯端末はCDMAサービスの品質を高めるためにCDMAモジュールのダイバーシティをサポートすると認識する。これにより、携帯端末は、ステップ905に進み、GSMアンテナをCDMAモジュールに連結する。例えば、CDMAサービスの優先順位がGSMサービスの優先順位より高い場合、携帯端末はGSMモジュールの駆動の有無にかかわらずGSMアンテナをCDMAモジュールに連結する。
【0126】
GSMアンテナをCDMAモジュールに連結した後、携帯端末は、ステップ907に進み、ダイバーシティ方式でCDMAサービスのための信号を処理する。例えば、
図1の場合、第1通信部112は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を介して送受信されるCDMA信号を処理する。
【0127】
以降、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0128】
上述した実施形態で、携帯端末はCDMAサービスに対するフェージングが感知されると、GSMアンテナを用いてCDMAダイバーシティアンテナを構成する。
【0129】
他の実施形態で、携帯端末は、CDMAサービスに対するフェージングが基準範囲を逸脱した場合、GSMアンテナを用いてCDMAダイバーシティアンテナを構成することもできる。
【0130】
上述した実施形態で、携帯端末はCDMAモジュールの通信環境情報に基づいてCDMAダイバーシティアンテナを選択的に構成する。
【0131】
他の実施形態で、携帯端末は、
図10に示すようにCDMAモジュールの駆動の有無に応じてGSMアンテナをCDMAダイバーシティアンテナとして構成することもできる。
【0132】
図10は、本発明の一実施形態による携帯端末においてGSMアンテナを用いてCDMAダイバーシティアンテナを構成する手順を示す図である。
【0133】
図10に示すように、携帯端末は、ステップ1001で近接センサが駆動されるか否かを確認する。例えば、携帯端末は近接センサを用いて外部の物体が近づいたか否かを確認する。
【0134】
近接センサが駆動されない場合、携帯端末は外部の物体が近づいていないと認識する。これにより、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0135】
一方、近接センサが駆動された場合、携帯端末は外部の物体が通話のために近づいたと認識する。これにより、携帯端末はステップ1003に進み、CDMAモジュールが駆動されるか否かを確認する。
【0136】
CDMAモジュールが駆動されない場合、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0137】
一方、CDMAモジュールが駆動される場合、携帯端末は、ステップ1005に進み、GSMアンテナをCDMAモジュールに連結する。例えば、CDMAサービスの優先順位がGSMサービスの優先順位より高い場合、携帯端末はGSMモジュールの駆動の有無にかかわらずGSMアンテナをCDMAモジュールに連結する。
【0138】
GSMアンテナをCDMAモジュールに連結した後、携帯端末は、ステップ1007に進み、ダイバーシティ方式でCDMAサービスのための信号を処理する。例えば、
図1の場合、第1通信部112は、第1アンテナ161と第2アンテナ163を介して送受信されるCDMA信号を処理する。
【0139】
以降、携帯端末は本アルゴリズムを終了する。
【0140】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。