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特許5698300ピア−ツ−ピア・ネットワークでの振る舞いを増強するシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5698300
(24)【登録日】2015年2月20日
(45)【発行日】2015年4月8日
(54)【発明の名称】ピア−ツ−ピア・ネットワークでの振る舞いを増強するシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20150319BHJP
   G06F 12/00 20060101ALI20150319BHJP
【FI】
   G06F17/30 110C
   G06F12/00 545Z
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-86450(P2013-86450)
(22)【出願日】2013年4月17日
(62)【分割の表示】特願2009-536267(P2009-536267)の分割
【原出願日】2007年11月6日
(65)【公開番号】特開2013-149275(P2013-149275A)
(43)【公開日】2013年8月1日
【審査請求日】2013年4月17日
(31)【優先権主張番号】60/857,334
(32)【優先日】2006年11月7日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506250653
【氏名又は名称】タイヴァーサ・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100075270
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 泰
(74)【代理人】
【識別番号】100096013
【弁理士】
【氏名又は名称】富田 博行
(74)【代理人】
【識別番号】100092967
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 修
(74)【代理人】
【識別番号】100096068
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 住江
(72)【発明者】
【氏名】ホプキンス,サミュエル・ピー
(72)【発明者】
【氏名】ボバック,ロバート・ジェイ
(72)【発明者】
【氏名】ゴームリー,クリストファー・エル
【審査官】 山本 俊介
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2005/0114709(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/30
G06F 12/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のノードと、機能増強されたエンハンスメント接続ノードと、複数の他のノードとを含んだピア-ツ-ピア(P2P)ネットワークにおいて実行する方法であって、
(a)第1のノードとエンハンスメント接続ノードとの間にP2Pネットワーク接続を設定するステップであって、エンハンスメント接続ノードは、第1のノードから他のノードへの利用可能な接続の数よりも多い、他のノードへの接続を有している、ステップと、
(b)第1ノードからのサーチ要求を、エンハンスメント接続ノードにおいて受信したとき、該サーチ要求をフィルタリングしてその結果に基づいて、
サーチ要求を削除して転送しないステップ、
サーチ要求を修正し、該修正後のサーチ要求を、エンハンスメント接続ノードからネットワーク中の複数の他のノード又はその一部のノードに転送するステップ、及び
修正前のサーチ要求を、エンハンスメント接続ノードからネットワーク中の複数の他のノード又はその一部のノードに転送するステップ
の少なくとも1つのステップを実行するステップと、
修正前のサーチ要求又は修正後のサーチ要求の転送に応答して、エンハンスメント接続ノードにおいて、修正前のサーチ要求又は修正後のサーチ要求に対する応答を他のノードから収集するステップと、
)エンハンスメント接続ノードにおいて、
(i)収集された他のノードからの応答が、第1のノードからのサーチ要求が共有されていないファイルに対するものであることを示しているかどうかを判定するステップと、
(ii)第1のノードに他のノードからの応答を返送する前に、応答が、共有すべきではないファイル、間違ったファイル、及び間違ったファイル名のファイルの少なくとも1つを含んでいる場合に、該応答を削除することにより、応答をフィルタリングするステップと、
(iii)第1のノードに転送する前に、収集された応答の少なくとも幾つかに追加コンテンツを付加するステップ
を実行するステップと
からなることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法において、追加コンテンツは、第1のノードから受信したサーチ要求に含まれている1又は複数のサーチ・タームに応じて選択された広告であることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1又は2記載の方法において、追加コンテンツは、P2Pネットワークの他のノードにおいて入手できないコンテンツであるか、又は、P2Pネットワークの他のノードにおいて入手できないコンテンツへの1又は複数のポインタを含んでいることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1〜3いずれかに記載の方法において、エンハンスメント接続ノードは、第1のノードに関連付けられたユーザ・プロファイルにアクセス可能であり、該方法はさらに、
エンハンスメント接続ノードにおいて、
ユーザ・プロファイル情報に基づいて応答をフィルタリングし、フィルタリングされた応答を第1のノードに転送するステップと、
ユーザ・プロファイル情報に基づいて応答をランク付けし、ランク付けされた応答を第1のノードに転送するステップと、
ユーザ・プロファイル情報を用いて少なくとも部分的に選択された追加コンテンツを応答に付加し、該追加コンテンツが付加された応答を第1のノードに転送するステップ
の少なくとも1つを実行するステップ
を含んでいることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1記載の方法において、第1ノードは、該第1ノードとエンハンスメント接続ノードとの間でP2Pネットワーク接続を確立するためにミドルウェアを使用するよう構成されていることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項5記載の方法において、ミドルウェアは、共有すべきではないコンテンツの送信が生じたことを他のノードのシステムに通知するよう構成されていることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1記載の方法において、エンハンスメント接続ノードは、サーチ結果の応答のキャッシュ・リストを第1ノードに送信するよう構成されていることを特徴とする方法。
【請求項8】
第1のノード及び複数の他のノードを含んだピア-ツ-ピア(P2P)ネットワークにおいて動作するためのシステムであって、
(a)P2Pネットワーク上のエンハンスメント接続ノードであって、第1のノードへのP2Pネットワーク接続を設定し、第1のノードから他のノードへの利用可能な接続の数よりも多い、他のノードへの接続を有しているエンハンスメント接続ノードと、
(b)第1ノード上のソフトウェアであって、第1ノードからエンハンスメント接続ノードへサーチ要求を送信することによって、第1ノードからサーチ要求を発生するためのソフトウェアと、
(c)エンハンスメント接続ノード上のソフトウェアであって、
(i)サーチ要求を受信したとき、該サーチ要求をフィルタリングしてその結果に基づいて、
サーチ要求を削除して転送しないこと、
サーチ要求を修正し、該修正後のサーチ要求を、エンハンスメント接続ノードからネットワーク中の複数の他のノード又はその一部のノードに転送すること、及び
修正前のサーチ要求を、エンハンスメント接続ノードからネットワーク中の複数の他のノード又はその一部のノードに転送すること
の少なくとも1つを実行し、
(ii)修正前のサーチ要求又は修正後のサーチ要求の転送に応答して、エンハンスメント接続ノードにおいて、サーチ要求に対する応答を収集し、
(iii)エンハンスメント接続ノードにおいて、
収集された他のノードからの応答が、第1のノードからのサーチ要求が共有されていないファイルに対するものであることを示しているかどうかを判定し、
第1のノードに他のノードからの応答を返送する前に、応答が、共有すべきではないファイル、間違ったファイル、及び間違ったファイル名のファイルの少なくとも1つを含んでいる場合に、該応答を削除することにより、収集された応答をフィルタリングし、
収集された応答の少なくとも幾つかに追加コンテンツを付加して、該追加のコンテンツを応答と共に第1のノードに返送する
ソフトウェアと
を含んでいることを特徴とするシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピア-ツ-ピア・ネットワークにおけるユーザの振る舞いを増強するためのエンハンスメント・システムを使用する方法を提供する。
なお、本出願は、2006年11月7日に出願された「ピア-ツ-ピア・ネットワークでの振る舞いを改善するシステム及び方法」と題する米国特許出願第60/857,335号を優先権主張するものである。
【背景技術】
【0002】
本発明の1つの首題である「ピア-ツ-ピア・ネットワーク」は、本明細書においては、多数のノードを備え、各ノードは、ネットワークに接続された1つのノードから他のノードに対してデータすなわち「通信メッセージ」を送受信することができる、ファイル・サーバ及びクライアントの両者を通常備えている。汎用のピア-ツ-ピア・ネットワーク及びソフトウエア・アプリケーションは、Gnutella、FastTrack、Edonkey、NeoNet、Kazaa、Limewire、Morpheus、Bear Share、Bit Torrent、Shareaza、Emule、及びFreenetである。これらに全てのピア-ツ-ピア・ファイル・アプリケーションが含まれているわけではなく、単なる一般的なリストを示しただけである。
【0003】
幾つかのピア-ツ-ピア・ネットワークにおいては、各ノードが他のノードに、インターネット等の通信媒体を介して、直接又は適宜のプロキシを介して接続されている。例えば、サーチ要求を発生する場合、要求元のノードが、接続されている他の全てのノードにサーチ要求を送信する(図1参照)。要求を受け取ったノードは、利用可能なファイルのリストをサーチし、合致するファイルが見つかった場合、応答を要求元に返送する。しかしながら、ピア-ツ-ピア・プロキシ・ネットワークは通常、ノードAがノードBに接続され、ノードBがノードCに接続されている(図2参照)。ノードAがノードCに接続されていないため、ノードAがサーチ・リクエストを発生すると、それがノードBに送信され、ノードBが利用可能なファイルをサーチして合致するファイルが見つかった場合には、応答をノードAに返送する。そして、ノードBはノードAの要求をノードCに転送し、ノードCが利用可能なファイルをサーチして合致するファイルが見つかった場合には、応答をノードBに返送し、ノードBはその応答をノードAに返送する。図3は、各ノードが直接谷接続されている非プロキシ・ループ・ネットワークを示している。
【0004】
ピア-ツ-ピア・ネットワークの幾つかにおいては、図4に示すような、リーフ・ノード/メイン・ノード・プロキシ技法を用いている。この技法においては、幾つかのノードがメイン・ノードとして分類され、その他のノードがリーフ・ノードとして分類されている。リーフ・ノードがメイン・ノードにのみ接続可能であり、メイン・ノードのみが他のメイン・ノードに接続可能である。リーフ・ノードがサーチ要求を発生する場合、該リーフ・ノードが、自身に接続されているメイン・ノードにサーチ要求を送信する。すると、該メイン・ノードが、自身に接続されているリーフ・ノード及び他のメイン・ノードに対してサーチ要求を転送する。そして、サーチ要求を受け取ったメイン・ノードは、自身に接続されているリーフ・ノードにサーチ要求を転送する。このようなメイン・ノードは、スーパー・ノード、ウルトラ・ピア、又はハブと通常称される。
【0005】
図5に示すように、ピア-ツ-ピア・ネットワークは極めて大規模である場合があり、数十万又は数百万のノードを含んでいる。帯域幅を低減しかつネットワークを動作させるのに必要なリソースを低減するために、ノードは、ネットワーク上で送信されるメッセージの「距離」を制限している。ノードからのサーチ及び該サーチに対する応答等のメッセージには、ホップ数及び存続時間等の送信距離パラメータが含まれており、これにより、メッセージを見て処理するノードの数を制限することができる。ホップ数は、スタート時には0であり、その後、通信が前進するに連れて増分される。存続時間TTLは、スタート時には通常5であり、その後、通信が前進するに連れて減分される。ホップ数が所定の制限値(通常、5)に到達するか、又は存続時間が0になった場合、その通信がネットワークから削除される。ノードに最大存続時間が設定されていることが多く、この最大存続時間は5である場合が多い。ノードが、自身に設定された最大存続時間よりも長い存続時間を有する通信メッセージを受け取った場合、パケットがネットワークから削除されるか又は該通信メッセージの存続時間がより短い時間に変更される。これにより、コミュニティ(通信グループ)の存続時間を強制的に尊守させることができ、また、送信元ノードからの通信メッセージを受信するノードの数を制限することができる。ユーザのサーチ能力(キャパシティ)を制限する他のメカニズムを備えているネットワークも存在する。ネットワークが5つのホップに設定されている場合、図5におけるノードAがサーチ要求を送信すると、ノードBがそれを受信しかつノードCに転送する。同様に、ノードFがサーチ要求を受信するまで繰り返される。ノードB〜Fがサーチを行うが、サーチ要求の再送信が5回繰り返されたため、ノードFはサーチ要求を削除すなわちノードGに送信しない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ピア-ツ-ピア・ネットワークのノードはそれぞれ、該ネットワークへの2〜3の接続手段を通常備えており、これにより、ノードは情報発見の可能性を増大することができる。これら接続手段は、各々、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上のノードに無作為に接続するため、各接続手段は、異なるグループのノードをサーチすることになる。そして、サーチはネットワーク上のノードによって反復実行されるため、時には他の接続手段と重複する範囲のサーチを行うことになり、ある接続手段によって送信されたサーチが、他の接続手段により利用可能なノードをサーチすることになってしまう。
【0007】
このようなネットワークにおいては、ユーザがサーチを実行するときに制限を課しているため、さらにはアーキテクチャの本質により、ユーザはネットワーク上の限定された数のノードをサーチできるだけである。例えば、ネットワークが1200万のユーザで構成されている場合、ユーザによる情報サーチは、3000の他のユーザに対してのみ実行可能である。さほど普及していないファイルをユーザがサーチする場合、該ファイルはユーザのサーチ範囲に存在していない可能性があり、その場合、ファイルがネットワーク上の他のノードに存在していても発見することができない。したがって、標準のピア-ツ-ピア・アプリケーション又はシステムで通常実行することができるよりも多くのノードをサーチすることができるようにすることが好ましく、これにより、探している情報を発見する可能性を向上させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ユーザが、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上で通常アクセス可能なノードよりもより多くのノードをサーチすることができるようにしたシステムを提供する。好適なシステムにおいては、
a.ユーザがアクセス可能なピア-ツ-ピアのノードよりも多数のピア-ツ-ピアのノードにアクセスするエンハンスメント・システムに、ユーザがアクセスし、
b.該エンハンスメント・システムがピア-ツ-ピアのユーザからのメッセージを受け取り、
c.該エンハンスメント・システムが、ユーザとピア-ツ-ピア・ネットワークとの間の仲介システムとして動作して、ピア-ツ-ピアのユーザの振る舞いの能力を増強する
ように構成されている。
このように、本発明は、ピア-ツ-ピア・ネットワークにおいて能力が向上された振る舞いを行うためのシステム及び方法を提供する。
【0009】
より詳細には、本発明は、複数のノードを含んだピア-ツ-ピア(P2P)・ネットワークであって、大多数のノードのそれぞれが、ネットワークにおける他のノードへのP2P接続数のしきい値よりも少ない数のP2P接続を有しているP2Pネットワークを実現するシステム及び方法に関するものである。P2Pネットワーク接続は、これら大多数のノード中の第1ノードと、該ネットワークにおけるエンハンスメント接続ノード(機能が増強された接続ノード)との間に形成され、該エンハンスメント接続ノードは、ネットワーク上の他のノードへのP2P接続の数のしきい値よりも多数の接続数を有している。サーチ要求が第1ノードからエンハンスメント接続ノードへ送信されることによってサーチ要求が発生されると、該サーチ要求はエンハンスメント接続ノードからネットワーク上の他のノードへ転送される。そして、サーチ要求に対する応答はエンハンスメント接続ノードに集められ、その後、エンハンスメント接続ノードが、(1)収集された応答をフィルタリングし、その結果を第1ノードに送信する、(2)これら応答をランキングし、その結果を第1ノードに送信する、(3)これら応答にコンテンツ(例えば、サーチ要求に含まれている1又は複数のサーチ・タームにより選択された広告)を付加し、該コンテンツ及び少なくとも幾つかの応答を第1ノードに送信する、の少なくとも1つの処理を実行する。
【0010】
ある実施形態においては、エンハンスメント接続ノードが、第1ノードに関するユーザのプロファイル情報にアクセスし、そして、(1)プロファイル情報に基づいて収集された応答をフィルタリングし、その結果を第1ノードに送信する、(2)プロファイル情報に基づいてこれら応答をランキングし、その結果を第1ノードに送信する、(3)プロファイル情報を少なくとも部分的に用いて、これら応答にコンテンツを付加し、該コンテンツ及び少なくとも幾つかの応答を第1ノードに送信する、の少なくとも1つの処理を実行する。
【0011】
ある実施形態においては、エンハンスメント接続ノードは、該ネットワーク上の他の全てのノードには存在しない特殊のコンテンツ、又は、このようなコンテンツへのポインタを有している。
また、ある実施形態においては、第1ノードが該ノード上でミドルウエアを使用し、第1ノードとエンハンスメント接続ノードとの間のP2Pネットワーク接続を確立するよう構成されている。このような実施形態において、ミドルウエアはP2Pネットワーク上では共用されていないコンテンツの送信を監視し、そして、(1)共用されていないコンテンツの送信を防止する、(2)共用されていないコンテンツの送信が生じたことを他のシステムに通知する、の少なくとも1つの処理を実行する。
エンハンスメント接続ノードは、ある実施形態において、第1ノードに対してサーチの応答の追跡リストを送信する。
本発明の他の作用効果は、本発明の好適な実施形態を記述する以下の詳細な説明を読めば、明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】2つのノードからなるピア-ツ-ピア・ネットワークの単純化した概略図である。
図2】ピア-ツ-ピア・プロキシ・ネットワークの単純化した概略図である。
図3】ピア-ツ-ピア非プロキシ・ループ・ネットワークの単純化した概略図である。
図4】リーフ・ノード/メイン・ノード・ネットワークの単純化した概略図である。
図5】ノードが他のノードへデイジー・チェーン形式で接続されているピア-ツ-ピア・ネットワークの単純化した概略図である。
図6】エンハンスメント・システム(機能増強されたシステム)に接続されたピア-ツ-ピアのユーザの単純化した概略図である。
図7】エンハンスメント・システムを使用したサーチ方法のフローチャートである。
図8】エンハンスメント・システムを用い、該システムがサーチ結果をフィルタリングするようにしたサーチ方法のフローチャートである。
図9】エンハンスメント・システムを用い、該システムがサーチ結果に広告を付加するようにしたサーチ方法のフローチャートである。
図10】エンハンスメント・システムにエンハンスメント・システム・ミドルウエアを介して接続されるピア-ツ-ピアのユーザの単純化した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、ユーザが、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上で従来アクセス可能であった数よりも多数のノードにサーチをするために利用可能な、すなわち、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上のサーチにおいて従来入手可能ではなかった情報を返送することができるようにしたシステムを提供する。本発明はまた、ユーザに返送されるサーチ結果をフィルタリングするためのシステム及び方法を提供する。本発明はさらに、ユーザに返送されるサーチ結果に該サーチ結果に関連する広告等を付加するためのシステム及び方法を提供する。本発明はさらにまた、ユーザに返送される結果にランク付けをするためのシステム及び方法を提供する。本発明はまた、サーチャー、サーチャーが発行するサーチ、及びサーチャーが受け取る応答の属性を記憶するシステム及び方法を提供する。本発明はさらに、ユーザのブラウザによるサーチ又はブラウザに返送される結果に基づいて、該ブラウザにWWWブラウザ・クッキーを記憶するためのシステム及び方法を提供する。本発明はさらにまた、サーチ結果をキャッシュすなわち記憶することによって、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上のトラフィックを低減及び/又はサーチ速度を向上させるためのシステム及び方法を提供する。本発明の他の作用効果は、以下の本発明の好適な実施形態の説明を読むことにより明白となるであろう。
【0014】
本発明は、エンハンスメント・システムを備えており、該システムは、ピア-ツ-ピア・ネットワークに接続されており、また、ピア-ツ-ピアのユーザが通常アクセス可能である数よりも多数のノードを有し、これらノードがサーチのために利用可能であるよう構成されている。ピア-ツ-ピアのユーザは、エンハンスメント・システムに接続し、該システムに対して、自身のピア-ツ-ピアのメッセージを送信する。エンハンスメント・システムは、受け取ったメッセージを、該システムに接続されているピア-ツ-ピア・ノードに転送する。このピア-ツ-ピア・ノードの数は、ピア-ツ-ピア・ユーザがアクセス可能なノードの数よりも多い数である。エンハンスメント・システムは、サーチ結果を受け取り、それらの結果をピア-ツ-ピアのユーザに転送する。これにより、サーチ結果の量の増大及び/又はサーチ幅の拡大を図ることができる。
【0015】
エンハンスメント・システムは、異なる方法を用いることにより、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上のより多数のノードへのアクセス、又は特定目的の情報へのアクセスが可能である。これは、通常のユーザがピア-ツ-ピア・ネットワークに接続する場合よりも多数の接続を含んでいるか、又は、極めて効率的な接続によって達成され、これにより、通常の接続又は通常の接続の組合せの場合よりも多数のノードに、各接続又は接続の組合せがアクセスすることができる。エンハンスメント・システムは、特定用途の情報を含むことができ、また、ピア-ツ-ピア・ネットワークへの接続を有しない場合もある。この場合、エンハンスメント・システムは、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上での通常のサーチでは入手不可能な特定用途の情報にアクセスすることができるものである。エンハンスメント・システムを、特定用途の情報を含み、かつ、通常のユーザがアクセス可能な数よりも多数のノードにアクセス可能となるように構成してもよい。
【0016】
エンハンスメント・システムは、多数のシステムにより構成されており、これらシステムは、情報及びワークロードを共有し、又は、独立して動作する。エンハンスメント・システムは、クライアントの接続を主に取り扱う1つのシステムと、ピア-ツ-ピア・ネットワークへの接続を取り扱う他のシステムを含んでいる。エンハンスメント・システムは、フィルタリング・システム又は特定目的の情報を格納するシステムを有している。エンハンスメント・システムは、サーチ結果をキャッシュ記憶することができ、したがって、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上に時間制限内にサーチを送信する必要がない。
【0017】
エンハンスメント・システムは、通常のピア-ツ-ピア・ユーザがアクセス可能なノードよりも多いノードにアクセス可能なように、ピア-ツ-ピア・ネットワークに接続するよう動作する。増大されたアクセスを希望するユーザは、ピア-ツ-ピア・アプリケーションを利用して、又は、標準のピア-ツ-ピア・プロトコルを用いて、エンハンスメント・システムに接続する。ユーザは任意のピア-ツ-ピア・アプリケーションを選択して利用することができる。ユーザのピア-ツ-ピア・アプリケーションは、自身のコンピュータ・システム又は他のシステム中に存在するミドルウェア・ソフトウェアに接続し、すると、ミドルウェア・ソフトウェアは、エンハンスメント・システムに接続する。そして、ミドルウェア・ソフトウェアは、標準のピア-ツ-ピア・プロトコルを用いて、ピア-ツ-ピア・ソフトウェア・アプリケーションと通信し、これにより、ユーザは、任意のピア-ツ-ピア・アプリケーションを選択して利用することができる。ミドルウェア・アプリケーションは、エンハンスメント・システムに接続して、標準のピア-ツ-ピア・プロトコルを用いて通信するか、又は所有しているプロトコルを用いて通信する。ミドルウェア・アプリケーションは、ピア-ツ-ピア・クライアント・アプリケーションの環境設定(コンフィギュレーション)をプログラム又は変更することができるよう構成されている。例えば、ミドルウェア・アプリケーションは、ピア-ツ-ピア・クライアント・アプリケーションの環境設定を行って、該ピア-ツ-ピア・クライアント・アプリケーションが、ユーザの介在無しに、ミドルウェアに接続することができるようにする。ピア-ツ-ピア・クライアント・アプリケーションはまた、ミドルウェア・アプリケーションに関する「サポート」により、プログラムされて、ミドルウェアがインストールされていることを検出した場合、通信の制御をミドルウェアに任せるようにすることができる。
【0018】
エンハンスメント・システム・ミドルウェアは、ピア-ツ-ピア・ユーザのシステムに存在し、データ・トラフィックを監視することができる場合、ファイルの転送をモニタするように構成することができる。エンハンスメント・システム・ミドルウェアは、共有すべきではない個人情報等の複数のファイルの転送をモニタし、それを検出した場合にこれらファイルの転送を阻止するよう構成することができる。また、ファイルが送受信されたことを検出した場合に、他のシステムに通知するように構成することもできる。
【0019】
エンハンスメント・システムは、ピア-ツ-ピア・ネットワークから受け取ったサーチを、それを使用しているピア-ツ-ピア・ユーザに転送する。エンハンスメント・システムは、サーチをフィルタリングしかつ取り除くことによって、エンハンスメント・システムに接続されたユーザを悪意のサーチから保護することができるよう構成される。エンハンスメント・システムは、任意のサーチを転送しないで、選択されたサーチのみを転送するように構成することができる。エンハンスメント・システムは、あるタームを常に排除することがきるよう構成される。例えば、ある団体が自身の情報に対するサーチを制限したい場合、エンハンスメント・システムは、いずれの方向にもこれらサーチの転送を実行しないように構成することができる。
【0020】
ピア-ツ-ピア・ユーザがエンハンスメント・システムを直接的又はミドルウェアを介して利用すると、ユーザが送信した任意のサーチ又は他のメッセージがエンハンスメント・システムに送信される。エンハンスメント・システム及びピア-ツ-ピア・ネットワークへの標準的な接続を同時に用いて、ピア-ツ-ピア・ユーザがピア-ツ-ピア・ネットワークをサーチしたい場合がある。このようなケースでは、ユーザのピア-ツ-ピア・アプリケーションは、エンハンスメント・システム又はエンハンスメント・システム・ミドルウェア及びピア-ツ-ピア・ネットワーク上の他の通常のノードに接続されるよう構成される。
【0021】
エンハンスメント・システムは、ピア-ツ-ピア・ユーザからのサーチを検出した場合、接続されているピア-ツ-ピア・ネットワーク上のノードに該サーチを転送する。エンハンスメント・システムは、サーチを転送しないように選択することもでき、例えば、コピーライト情報又は他のトピックと一致している場合等において、サーチを転送しない。この場合、エンハンスメント・システムは、ユーザに対して、サーチがコピーライト又は保護された情報となることを警告する情報を、返送するようにしてもよい。エンハンスメント・システムは、サーチをリスト又はデータベースに記憶し、また、ピア-ツ-ピア・ユーザのIPアドレスをリスト又はデータベースに記憶し、通信に関するアドレスを含む属性をリスト又はデータベースに記憶する。エンハンスメント・システムはまた、サーチを幾つかのクライテリアと対比しかつピア-ツ-ピア・ユーザのウェブブラウザに「ブラウザ・クッキー」を設定することによって、該サーチを分析する。クッキーは、他ゲットのマーケティングのために情報をウェブサイトに転送するため、又は、ウェブサイトでのユーザの振る舞いを促進するために、使用される。クッキーは、特価品又はサービス等をオファーするために使用され、また、ユーザのウェブ上でのサーチ習慣の軌跡をとるために利用される。
【0022】
ピア-ツ-ピア・ユーザが発したサーチにより膨大な量の応答が得られた場合(例えば、ポピュラー・アーチスト等のサーチ)、サーチに対して応答するノードの数を制限することができる。また、そのようなサーチを削除することもできる。これにより、応答を抑圧することができ、またエンハンスメント・システム又はネットワークに接続された他のノードがオーバーロード状態とならないようにすることができる。エンハンスメント・システムはさらに、任意のユーザ又はユーザ・グループからのサーチを制限することができる。
【0023】
エンハンスメント・システムは、ユーザのサーチを変更すなわち修正して、精度がより低い又は高いサーチ結果を得ることができる。エンハンスメント・システムはさらに、複数のサーチを重複して生成することができ、これらをピア-ツ-ピア・ネットワーク上に転送することができ、複数のピア-ツ-ピア・ユーザに対して、複数のサーチ結果を含んだリストを1組のサーチ結果として転送することができる。例えば、ユーザが「Madonna」をサーチする場合、エンハンスメント・システムは「Madonna」及び「Madonna 2006」を転送する。
【0024】
複数のユーザがエンハンスメント・システムを使用して同一のタームをサーチしている場合、若しくは、エンハンスメント・システムがタームから同一の結果が得られることを把握した場合、時間内等の基準内であるとき、エンハンスメント・システムは、2番目のクライアントに応答のキャッシュ・リストを送信する。これにより、ネットワーク上の他のノードに転送されるサーチの量が低減される。
【0025】
エンハンスメント・システムは、サーチ・タームをクライテリアのリストと対比し、メッセージを含んだサーチ結果の組を返送する。メッセージは、ファイルのタイトル、メッセージを含んだファイル、又はメッセージを含んだファイルへのポインタの形式である。メッセージは、コピーライト情報をユーザがサーチしていること及びコピーライト情報がサーチ結果となることの警告、又は、広告情報である。メッセージはまた、ユーザが要求した情報と異なる情報のファイルとすることもできる。例えば、ユーザが「Madonna」のサーチを送信した場合、エンハンスメント・システムが、彼女の次のコンサートのチケットを購入するにはどのようにしたらよいかの広告を返送すること、又は、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上で利用可能にするために彼女がリリースしたMadonnaのビデオを返送することが該当する。
【0026】
エンハンスメント・システムは、ネットワーク上にサーチ要求を送出し、そして、それに対する応答を受信すると、サーチ要求を送出したピア-ツ-ピア・ユーザに該応答を転送する。ピア-ツ-ピア・ユーザにサーチ結果を送信する前に、エンハンスメント・システムは、サーチ結果のランキング又は順番を変更することができ、すなわち、ランキング又は順番を変更するように、サーチ結果を修正することができる。エンハンスメント・システムは、任意のサーチ結果をフィルタリングすることができ、例えば、サーチ結果がコピーライト商品等を含んでいる場合には、それを削除する。これは、ファイル名、コンテンツ、ハッシュ、ファイル・サイズ、又はこれらの任意の組合せを対比することによって、検出することができる。エンハンスメント・システムは、メッセージを送ることができる。メッセージは、ファイル名の形態、又はメッセージを含むファイルとすることができる。メッセージは、コピーライト情報をユーザがサーチしていることの警告、又は、広告とすることができる。ユーザのサーチ要求とは異なる情報を含んだファイルとすることもできる。エンハンスメント・システムは、それぞれのファイルへのポインタを送信することができる。例えば、エンハンスメント・システムは、ファイルの低クオリティ・バージョンへのポインタ、又は、広告が挿入されたファイルへのポインタを送ることができる。エンハンスメント・システムは、サーチャーのIPアドレス及び転送又は送信されたサーチ結果を、リスト又はデータベースに記憶することができる。エンハンスメント・システムは、全く応答しないように構成することもできる。
【0027】
エンハンスメント・システムは、ピア-ツ-ピア・ネットワークからファイルをダウンロードしてキャッシュ記憶することができる。ユーザが、エンハンスメント・システムがキャッシュ記憶している情報のサーチ要求を送信した場合、これらファイルへのポインタをユーザに提供することができる。
エンハンスメント・システムは、サーチ結果をフィルタリングすることができ、これにより、ユーザがサーチ要求を送信したとき、誤ったファイル又はファイル名、又はネットワーク上で利用不可能なノードに関するものが、サーチ結果から削除される。これにより、ユーザに返送される結果の精度が向上する。エンハンスメント・システムは、ネットワーク上の任意のノードからの結果を削除することができるよう構成されている。これは、ノードの負荷容量が小さいか、又は、間違ったデータを送信する可能性が高い場合において実行される。
【0028】
エンハンスメント・システムは、サーチ結果のリストを生成し、サーチ結果の代わりに又はそれに付加して、ピア-ツ-ピア・ユーザに対して送信することができる。エンハンスメント・システムは、特定の情報に対するサーチ要求をピア-ツ-ピア・ネットワークに転送しないで、その結果のリストを生成するように構成することができる。これら結果は、特殊目的のサーバに存在するファイルを指定することができる。例えば、ピア-ツ-ピア・ユーザが、CBS上に現在放送されている人気の高い「CSI Las Vegas」ショウについてのサーチをしようとしたとする。CBSは、CSIエピソードを特化されたピア-ツ-ピア・サーバに記憶し、ユーザがCSIについてサーチする場合、エンハンスメント・システムは、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上にサーチを転送しないで、CBSサーバに存在する入手可能な全てのCSIショウからなるサーチ結果を返送する。
【0029】
エンハンスメント・システムは、ピア-ツ-ピア・ユーザのサーチ幅を拡張するために使用されるのではなく、ピア-ツ-ピア・ネットワークの一部ではない、ユーザが入手不可能な情報を提供することができ、これは、単にピア-ツ-ピア・プロトコルを通信するだけである。例えば、ピア-ツ-ピア・クライアントを会社にインストールし、提供された情報を追加し、ピア-ツ-ピア・クライアントがピア-ツ-ピア・ネットワークに接続することを許可するものではない。エンハンスメント・システムは、ユーザがある会社の情報をサーチしようとする場合、エンハンスメント・システムは、特化されたシステム上にあるファイルへのポインタを返送する。これにより、ピア-ツ-ピア・ユーザは、その会社のサーバからファイルをダウンロードすることができる。
【0030】
エンハンスメント・システムは、該システムに接続されたIPアドレスのデータベースを使用して、他のピア-ツ-ピア・ユーザに対して、それらの利用可能性に関する情報を提供することができる。エンハンスメント・システムはまた、該システムに接続されているピア-ツ-ピア・ユーザにメッセージを送り、応答時間を利用してランキングを決定することができる。これにより、この情報を用いて、エンハンスメント・システムを利用している他のピア-ツ-ピア・ユーザに返送されるサーチ結果を修正することができる。
【0031】
ユーザのピア-ツ-ピア・クライアント・アプリケーションは、エンハンスメント・システム・ミドルウェア・プログラムに共有するファイルのリストを通知するよう構成される。エンハンスメント・システム・ミドルウェア・プログラムは、利用可能なファイルのエンハンスメント・システムにこの情報をアップロードし、これにより、エンハンスメント・システムは、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上にサーチを送信する必要が無くなる。
【0032】
エンハンスメント・システム・ミドルウェアは、ユーザのピア-ツ-ピア・クライアント・アプリケーションのコンフィギュレーション(環境設定)を読み出し、共用できるファイルのリストを構築する。エンハンスメント・システム・ミドルウェアは、利用可能なファイルのエンハンスメント・システムにこの情報をアップロードするよう構成することができ、これにより、エンハンスメント・システムは、ピア-ツ-ピア・ネットワーク上にサーチ要求を送信する必要がなくなる。
【0033】
エンハンスメント・システムは、コンピュータ、小アプライアンス、ASICベースのデバイス又は他の同様なデバイス等のハードウェア・システムで構成され、特定のロジックすなわちプログラミング・コード(ソフトウェア等)でプログラムされる。デバイスは、直接又はゲートウェイを介して物理ネットワークで接続される機能を有することが好ましい。プログラミング・ロジックは、物理ネットワーク及び物理ネットワークの最上位にあるピア-ツ-ピア・ネットワークの両方の上で送受信する機能をデバイスに提供する。プログラミング・ロジックは、ソフトウェア・プログラムであり、また、ASICベースのデバイス上に通常存在するようなハードコード化された非変更型の手続処理情報である。
【0034】
エンハンスメント・システム・ミドルウェアは、コンピュータ、小アプライアンス、ASICベースのデバイス又は他の同様なデバイス等のハードウェア・システムで構成され、特定のロジックすなわちプログラミング・コード(ソフトウェア等)でプログラムされる。デバイスは、直接又はゲートウェイを介して物理ネットワークで接続される機能を有することが好ましい。プログラミング・ロジックは、物理ネットワーク及び物理ネットワークの最上位にあるピア-ツ-ピア・ネットワークの両方の上で送受信する機能をデバイスに提供する。プログラミング・ロジックは、ソフトウェア・プログラムであり、また、ASICベースのデバイス上に通常存在するようなハードコード化された非変更型の手続処理情報である。
【0035】
以下に、本発明によるシステムの種々の実施例を説明する。
実施例1
この例は、標準のピア-ツ-ピア・ユーザがエンハンスメント・システムにサーチ要求を送信する場合であり、この例では、エンハンスメント・システムは、図6のブロック図及び図7のフロー図に示すように、ピア-ツ-ピア・ネットワークに8個の接続を有している。
図6において、ピア-ツ-ピア・ユーザ100は、通常のピア-ツ-ピア・プロトコルを用いて、接続101を介してエンハンスメント・システム102に一度接続する。エンハンスメント・システム102は、マルチ接続103を介してピア-ツ-ピア・ネットワーク104に8回接続する。ピア-ツ-ピア・ユーザ100が、標準P2P接続101を介してエンハンスメント・システム102にサーチ要求を送信すると、エンハンスメント・システム102は、マルチ接続103を介してピア-ツ-ピア・ネットワーク104に該サーチ要求を転送する。サーチ結果がピア-ツ-ピア・ネットワーク104のノードによって生成されると、マルチ接続103を介してエンハンスメント・システム102が該サーチ結果を受け取る。エンハンスメント・システム102は、該サーチ結果を標準P2P接続101を介してピア-ツ-ピア・ユーザ100に転送する。ピア-ツ-ピア・ユーザ100は、自身では標準接続101の1つだけしか有していないが、8つの接続すなわちマルチ接続103からサーチ結果を受け取ったことになり、サーチの効率化が図られる。
【0036】
実施例2
この例は、標準のピア-ツ-ピア・ユーザがエンハンスメント・システムにサーチ要求を送信し、該サーチ要求が8個の接続を介してピア-ツ-ピア・ネットワークに転送され、そして、エンハンスメント・システムがサーチ結果をフィルタリングするよう構成されており、図6の構成及び図8のフロー図に関連している。
【0037】
図6において、ピア-ツ-ピア・ユーザ100は、通常のピア-ツ-ピア・プロトコルを用いて、接続101を介してエンハンスメント・システム102に一回接続する。エンハンスメント・システム102は、マルチ接続103を介してピア-ツ-ピア・ネットワーク104に8回接続する。ピア-ツ-ピア・ユーザ100が、標準P2P接続101を介してエンハンスメント・システム102にサーチ要求を送信すると、エンハンスメント・システム102は、マルチ接続103を介してピア-ツ-ピア・ネットワーク104に該サーチ要求を転送する。サーチ結果がピア-ツ-ピア・ネットワーク104上のノードによって生成されると、マルチ接続103を介してエンハンスメント・システム102が該サーチ結果を受け取る。エンハンスメント・システム102は、該サーチ結果から「Madonna」を含んでいるものをフィルタリングし、その結果を標準接続101を介してピア-ツ-ピア・ユーザ100に転送する。ピア-ツ-ピア・ユーザ100は、自身では標準P2P接続101の1つだけしか有していないが、8つの接続すなわちマルチ接続103からサーチ結果を受け取ったことになり、サーチの効率化が図られる。
【0038】
実施例3
この例は、標準のピア-ツ-ピア・ユーザがエンハンスメント・システムにサーチ要求を送信し、該サーチ要求が8個の接続を介してピア-ツ-ピア・ネットワークに転送され、そして、エンハンスメント・システムがサーチ結果に「Madonna」についての広告を付加するよう構成されており、図6の構成及び図9のフロー図に関連している。
【0039】
図6において、ピア-ツ-ピア・ユーザ100は、通常のピア-ツ-ピア・プロトコルを用いて、接続101を介してエンハンスメント・システム102に一回接続する。エンハンスメント・システム102は、マルチ接続103を介してピア-ツ-ピア・ネットワーク104に8回接続する。ピア-ツ-ピア・ユーザ100が、標準P2P接続101を介してエンハンスメント・システム102にサーチ要求を送信すると、エンハンスメント・システム102は、マルチ接続103を介してピア-ツ-ピア・ネットワーク104に該サーチ要求を転送する。サーチ結果がピア-ツ-ピア・ネットワーク104上のノードによって生成されると、マルチ接続103を介してエンハンスメント・システム102が該サーチ結果を受け取る。エンハンスメント・システム102は、該サーチ結果に「Madonna」の最新曲についての広告を付加し、広告が付加されたサーチ結果を標準接続101を介してピア-ツ-ピア・ユーザ100に転送する。ピア-ツ-ピア・ユーザ100は、自身では標準P2P接続101の1つだけしか有していないが、8つの接続すなわちマルチ接続103からサーチ結果を受け取ったことになり、サーチの効率化が図られる。
【0040】
当業者には、本発明の技術的思想から離れることなく、上記実施例の変更が可能であることが明らかであろう。したがって、本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的範囲内で修正された例も含んでいる。
図1
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図10