(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記置換可否記憶部は、前記表示順序によって示されるコンテンツの表示枠毎に、その表示枠で表示するコンテンツを他のコンテンツに置き換え可能か否かを示す置換可否情報を記憶する
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の番組再構成装置。
前記表示条件及び前記代替条件は、コンテンツの表示回数と、コンテンツを表示する表示装置が設置されたエリアと、コンテンツを表示する時間帯と、コンテンツの表示方法との少なくともいずれかを示す条件である
ことを特徴とする請求項5に記載の番組再構成装置。
表示装置に表示させる複数のコンテンツの識別情報と、前記複数のコンテンツの表示順序とを示す番組構成を記憶する番組構成記憶装置と、前記番組構成記憶装置が記憶した番組構成が示す複数のコンテンツそれぞれについて、そのコンテンツを他のコンテンツに置き換え可能か否かを示す置換可否情報を記憶する置換可否記憶装置と、前記複数のコンテンツのうち少なくとも一部のコンテンツについて、表示条件を記憶する表示条件記憶装置とを備える番組再構成装置の番組再構成プログラムであり、
所定の場合に、前記複数のコンテンツのうちの前記置換可否記憶装置が記憶した置換可否情報が置き換え可能であることを示すコンテンツを、他のコンテンツに置き換えて、前記表示条件記憶装置が記憶した表示条件を満たすように前記番組構成を再構成する番組再構成処理
をコンピュータに実行させることを特徴とする番組再構成プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0015】
実施の形態1.
実施の形態1では、コンテンツ毎に予め置き換え可能か否かを割り当てておき、必要な場合には置き換え可能なコンテンツを他のコンテンツに置き換えて番組構成を再構成することについて説明する。
【0016】
図1は、実施の形態1に係る表示システム1の構成図である。
表示システム1は、番組再構成装置10と、複数のDS端末30とを備える。
【0017】
番組再構成装置10は、空港、駅、劇場、映画館等に設置された各DS端末30に表示するコンテンツの番組構成を変更する。
番組再構成装置10は、割込みコンテンツ取得部11、番組再構成部12、送信部13、コンテンツ記憶部14、番組構成記憶部15、置換可否記憶部16を備える。
【0018】
割込みコンテンツ取得部11は、例えば、災害が発生した場合に、災害に関するコンテンツを割込みコンテンツとして取得する。割込みコンテンツは、例えば、番組再構成装置10の管理者等によって入力される、あるいは、他のシステムから送信される。
【0019】
番組再構成部12は、割込みコンテンツ取得部11が割込みコンテンツを取得した場合に、置き換え可能なコンテンツを割込みコンテンツに置き換えることにより、番組構成記憶部15が記憶した番組構成を再構成する。
【0020】
送信部13は、番組再構成部12が再構成した番組構成と、その番組構成に含まれるコンテンツとを各DS端末30へ送信して、各DS端末30に番組構成に従いコンテンツを表示させる。
【0021】
コンテンツ記憶部14は、コンテンツを記憶する記憶装置である。
図2は、コンテンツ記憶部14が記憶する情報の例を示す図である。
図2では、コンテンツ記憶部14は、コンテンツID毎に、コンテンツ情報と、コンテンツとを記憶している。コンテンツIDは、コンテンツの識別子である。コンテンツ情報は、コンテンツの内容を簡易的に説明した情報である。コンテンツは、コンテンツ本体である。
【0022】
番組構成記憶部15は、番組構成を記憶する記憶装置である。
図3は、番組構成記憶部15が記憶する情報の例を示す図である。
図3では、番組構成記憶部15は、表示順序と、コンテンツIDと、コンテンツ情報とを記憶している。
図3では、
図4に示すように、C001(ウェルカムメッセージ)、C002(場内案内)、C003(広告1)、C004(広告2)、C005(広告3)、C004(広告2)、C001(ウェルカムメッセージ)・・・の順でコンテンツを表示することを示している。
【0023】
置換可否記憶部16は、置換可否情報を記憶する記憶装置である。
図5は、置換可否記憶部16が記憶する情報の例を示す図である。
図5では、置換可否記憶部16は、コンテンツID毎に、置換可否情報を記憶している。置換可否情報は、そのコンテンツを置換可能か否かを示す情報である。
【0024】
DS端末30は、番組再構成装置10から送信されたコンテンツを、番組再構成装置10から送信された番組構成に従い表示する端末である。
DS端末30は、受信部31、表示部32を備える。
【0025】
受信部31は、送信部13が送信した番組構成とコンテンツとを受信する。
表示部32は、受信部31が受信したコンテンツを、番組構成に従い表示する。
【0026】
図6は、実施の形態1に係る番組再構成装置10の動作を示すフローチャートである。
割込みコンテンツ取得部11は、割込みコンテンツを取得する(S11)。
すると、番組再構成部12は、置換可否記憶部16から置換可否情報を取得する(S12)。そして、番組再構成部12は、S12で取得した置換可否情報に基づき、番組構成記憶部15が記憶した番組構成に含まれるコンテンツに、置き換え可能なコンテンツがあるか否かを判定する(S13)。
置き換え可能なコンテンツがある場合には(S13でYES)、番組再構成部12は、置き換え可能なコンテンツを割込みコンテンツに置き換えて、番組構成記憶部15が記憶した番組構成を再構成する(S14)。そして、送信部13は、S14で再構成された番組構成と、割込みコンテンツを含む、番組構成に含まれるコンテンツとを各DS端末30へ送信する(S15)。
一方、置き換え可能なコンテンツがない場合には(S13でNO)、番組再構成部12は番組構成を再構成せず、処理を終了する。
【0027】
図2から
図5に示す例では、
図4に示す番組構成が、コンテンツIDが“C004”の広告2が割込みコンテンツに置き換えられることにより、
図7に示す番組構成に再構成される。
なお、
図7では、割込みコンテンツとして「イベント告知情報」と、「イベントリアルタイム映像」とが同時に割込みコンテンツとして取得された。そのため、2つある置き換え可能なコンテンツの“C004”が、それぞれの割込みコンテンツに置き換わった例を示している。1つだけ割込みコンテンツが取得されたときは、2つある置き換え可能なコンテンツは両方とも同じ割込みコンテンツに置き換えられる。また、割込みコンテンツの数が置き換え可能なコンテンツの数より多いときは、任意の割込みコンテンツのみ置き換えるか、あるいは割込みコンテンツに重要度を含めておき、番組再構成部12は、重要度が高い順に割込みコンテンツを置き換えるように構成することができる。
【0028】
以上のように、実施の形態1に係る番組再構成装置10は、コンテンツ毎に予め置き換え可能か否かを割り当てておき、必要な場合には置き換え可能なコンテンツを他のコンテンツに置き換えて番組構成を再構成する。そのため、広告等が他のコンテンツへの置き換えが認められていない場合でも、その規則を破ることなく、適切に番組構成を再構成することができる。
【0029】
なお、上記説明では、割込みコンテンツを取得した場合について説明した。
割込みコンテンツを取得していない通常時においては、例えば、毎日営業開始前に、送信部13が、番組構成記憶部15が記憶した番組構成と、番組構成に含まれるコンテンツとを各DS端末30へ送信しておく。そして、各DS端末30は、番組構成に従いコンテンツを表示する。
【0030】
また、上記説明では、番組構成記憶部15が番組構成を1つだけ記憶している例を説明した。
番組構成記憶部15は、例えば、DS端末30毎に番組構成を記憶していてもよい。この場合、番組再構成部12は、DS端末30毎に、S13で、置き換え可能なコンテンツがあるか否かを判定し、S14で、置き換え可能なコンテンツがある場合には、置き換え可能なコンテンツを割込みコンテンツに置き換えて、番組構成を再構成する。そして、送信部13は、S15で、置き換え可能なコンテンツがあった番組構成が割り当てられていたDS端末30に対して、再構成された番組構成と、番組構成に含まれるコンテンツとを送信する。
【0031】
また、上記説明では、割込みコンテンツとして単にコンテンツを取得する例を説明した。
どのDS端末30に表示させるかを指定した指定情報を含んだ割込みコンテンツを取得してもよい。この場合、番組再構成部12は、指定されたDS端末30について、S13で置き換え可能なコンテンツがあるか否かを判定し、S14で、置き換え可能なコンテンツがある場合には、置き換え可能なコンテンツを割込みコンテンツに置き換えて、番組構成を再構成する。そして、送信部13は、S15で、置き換え可能なコンテンツがあった番組構成が割り当てられていたDS端末30に対して、再構成された番組構成と、番組構成に含まれるコンテンツとを送信する。
【0032】
また、上記説明では、置き換え可能なコンテンツがない場合には、番組再構成部12は番組構成を再構成せず、処理を終了するとした。
しかし、例えば、大きな災害が発生した場合には、広告の契約等に関わらず、災害の情報を表示しなければならないことも考えられる。そこで、重要度を割込みコンテンツに含めておき、重要度の高い割込みコンテンツを取得した場合には、置き換え可能か否かに関わらず、コンテンツを割込みコンテンツに置き換えて、番組構成を再構成するとしてもよい。
なお、置き換え可能なコンテンツがない場合にのみ、置き換え可能でないコンテンツを割込みコンテンツに置き換えて、番組構成を再構成するとしてもよい。特に、コンテンツ毎に優先度を付けておき、置き換え可能でないコンテンツを割込みコンテンツに置き換える場合には、優先度の低いコンテンツのみを割込みコンテンツに置き換えるようにしてもよい。
【0033】
例えば、
図8に示すように、置換可否記憶部16は、番組の表示枠(表示順序)毎に、置換可否情報を記憶してもよい。
図8に示す置換可否記憶部16では、表示枠の表示時間(秒)と、置換可否情報、表示枠に表示できる内容(広告、場内案内、イベント告知等)が設定されている。番組構成部(図示せず)は、置換可否記憶部16を用いるとき、表示枠の内容を参照して、適切なコンテンツを割り付ける。また置換可否情報は、置換可否記憶部16に例示するように、割込みコンテンツの重要度により置換可否情報を変更させてもよい。例えば、災害情報等重要度が高い割込みコンテンツは、場内案内の表示枠以外は割込み可とし、特別なイベント告知情報等重要度が低い割込みコンテンツは、イベント告知情報、一部の広告情報等の表示枠は割込み可とするように設定することができる。なお置換可否記憶部16の内容は、
図8ではそれぞれ1種類ずつ記載しているが、任意の内容を複数個設定することができる。
この場合、
図6のS12の判定では、番組再構成部12は、割込みコンテンツの重要度と一致する置換可否記憶部16の置換可否情報を参照する。
コンテンツの表示枠毎に置換可否情報を設定することにより、コンテンツ毎の置換可否情報の設定が不要になる。それにより、番組構成部が定期的にコンテンツを入れ替える場合は、処理の省力化が図れる。
【0034】
実施の形態2.
実施の形態1では、置き換え可能なコンテンツを割込みコンテンツに置き換えることについて説明した。置き換え可能なコンテンツを全て割込みコンテンツに置き換えてしまった場合、広告の契約等の表示条件を満たすことができなくなる可能性がある。実施の形態2では、表示条件を満たすように番組構成を再構成することについて説明する。
【0035】
図9は、実施の形態2に係る表示システム1の構成図である。
実施の形態2に係る表示システム1では、番組再構成装置10は、
図1に示す実施の形態1に係る番組再構成装置10が備える構成に加え、端末記憶部17、表示条件記憶部18を備える。
【0036】
端末記憶部17は、各端末が配置されたエリアを記憶する記憶装置である。
図10は、端末記憶部17が記憶する情報の例を示す図である。
図10では、端末記憶部17は、端末ID毎に、基本エリアを記憶している。端末IDは、DS端末30の識別子である。基本エリアは、DS端末30が設置された位置を示す情報である。
【0037】
表示条件記憶部18は、コンテンツの表示条件を記憶する記憶装置である。
図11は、表示条件記憶部18が記憶する情報の例を示す図である。
図11では、表示条件記憶部18は、コンテンツID毎に、条件を記憶している。条件は、表示条件を示す情報であり、コンテンツの表示回数、コンテンツを表示するDS端末30が設置されたエリア、コンテンツを表示する時間帯、コンテンツの表示方法等の様々な基準が定められている。
なお、コンテンツの表示条件は、全てのコンテンツについて定められているわけではなく、少なくとも一部のコンテンツのみに定められている。
図11では、コンテンツIDが“003”、“004”、“005”のコンテンツについては表示条件が定められているが、コンテンツIDが“001”、“002”のコンテンツについては表示条件が定められていない。
【0038】
図12は、実施の形態2に係る番組再構成装置10の動作を示すフローチャートである。
S21からS24の処理は、
図6に示すS11からS14の処理と同じである。
S24に続いて、番組再構成部12は、表示条件記憶部18が記憶した全ての表示条件を番組構成が満たすか否かを判定する(S25)。この際、番組再構成部12は、端末記憶部17が記憶したDS端末30の位置を参照して、全ての表示条件を番組構成が満たすか否かを判定する。
【0039】
全ての表示条件を番組構成が満たす場合(S25でYES)、送信部13は、再構成した番組構成と、番組構成に含まれるコンテンツとを各DS端末30へ送信する(S26)。
一方、1つでも表示条件を番組構成が満たさない場合(S25でNO)、番組再構成部12は、割込みコンテンツに置き換えたコンテンツのうち一部のコンテンツを、表示条件を満たしていないコンテンツに置き換えて、番組構成を再構成する(S27)。そして、番組再構成部12は、処理をS25へ戻して全ての表示条件を番組構成が満たすか否かを判定する。
【0040】
例えば、S24で、
図7に示す番組構成に再構成された場合、コンテンツIDが“C004”の広告2が表示されなくなってしまい、
図11に示すコンテンツIDが“C004”の表示条件が満たされなくなってしまう。
そこで、S27で、例えば、
図13に示すように、割込みコンテンツに置き換えた一部のコンテンツを、コンテンツIDが“C004”の広告2に置き換え、S25で、全条件を満たすことが確認できたら、S26で、表示条件が満たされる番組構成に再構成する。
なお
図12には記載していないが、S25を一定回数以上実行した場合、全ての表示条件は満たすことができないと判定し、エラー表示して、一旦表示システム1のシステム管理者に判断を促すように構成してもよい。エラー表示するときに、条件を満たすことができない表示条件と現状の番組構成を提示すると、システム管理者は表示条件を変更する等の対応ができる。
【0041】
以上のように、実施の形態2に係る番組再構成装置10は、置き換え可能なコンテンツを全て割込みコンテンツに置き換えることにより、表示条件を満たさなくなる場合に、表示条件を満たすように番組構成を再構成する。そのため、広告の契約等に違反することを防止できる。
【0042】
なお、番組構成記憶部15がDS端末30毎に番組構成を記憶している場合、S26では、全てのDS端末30についてではなく、一部のDS端末30について、割込みコンテンツに置き換えた一部のコンテンツを、表示条件を満たしていないコンテンツに置き換えてもよい。この際、必要であれば、番組再構成部12は、端末記憶部17が記憶したDS端末30の位置を参照して、どのDS端末30についてのコンテンツを置き換えるかを決定してもよい。
例えば、
図7に示す番組構成に再構成された場合、
図11に示す表示条件が満たされるように、エリアAにあるDS端末30についてのコンテンツのみ、コンテンツIDが“C004”の広告2に置き換えて、
図13に示すように、番組構成を再構成してもよい。そして、他のエリアにあるDS端末30についての番組構成は、
図7に示す番組構成のままとしてもよい。
【0043】
実施の形態3.
実施の形態2では、置き換え可能なコンテンツを全て割込みコンテンツに置き換えることにより、表示条件を満たさなくなる場合に、表示条件を満たすように番組構成を再構成することについて説明した。実施の形態3では、少なくとも一部のDS端末30が移動可能である場合に、DS端末30を移動させることにより、表示条件を満たさなくなる場合に、表示条件を満たすように番組構成を再構成することについて説明する。
【0044】
図14は、実施の形態3に係る表示システム1の構成図である。
実施の形態3に係る表示システム1では、番組再構成装置10は、
図9に示す実施の形態2に係る番組再構成装置10が備える構成に加え、配置管理部19、配置記憶部20を備える。
【0045】
配置管理部19は、DS端末30の配置を管理する。配置管理部19は、DS端末30が移動されると、最新のDS端末30の配置を配置記憶部20に記憶する。あるいは、配置管理部19は、定期的に、最新のDS端末30の配置を配置記憶部20に記憶する。
【0046】
配置記憶部20は、DS端末30の配置を記憶する記憶装置である。
図15は、配置記憶部20が記憶する情報の例を示す図である。
図15では、配置記憶部20は、エリア及び更新時刻毎に、端末IDを記憶している。エリアは、予め定められた範囲を示す情報である。更新時刻は、情報が記憶された時刻である。端末IDは、そのエリアに、その時刻に設置されているDS端末30の端末IDである。
【0047】
図16は、端末記憶部17が記憶する情報の例を示す図である。
図16では、端末記憶部17は、
図10に示す情報に加え、移動可否情報を記憶している。移動可否情報は、DS端末30が移動可能か否かを示す情報である。また、基本エリアは、DS端末30が設置された位置ではなく、DS端末30が移動されていない場合に原則として設置される位置を示す情報である。
【0048】
図15では、
図17に示すように、2013/2/1の10:00に、ID003のDS端末30が、エリアAからエリアBへ移動したことを表している。
【0049】
図18は、実施の形態3に係る番組再構成装置10の動作を示すフローチャートである。なお、割込みコンテンツを取得した場合の動作については、
図12に示す動作と同じであるため、
図18では省略している。
番組再構成部12は、配置管理部19により配置記憶部20が更新されたか否かを定期的に確認する(S31)。配置記憶部20が更新された場合、番組再構成部12は、全ての表示条件を番組構成が満たすか否かを判定する(S32)。この際、番組再構成部12は、配置記憶部20が記憶した最新のDS端末30の位置を参照して、全ての表示条件を番組構成が満たすか否かを判定する。
図18には記載していないが、S32を一定回数以上実行したときのエラー処理については、実施の形態2のS25で説明したとおりである。
【0050】
全ての表示条件を番組構成が満たす場合(S32でYES)、送信部13は、番組構成と、番組構成に含まれるコンテンツとを各DS端末30へ送信する(S33)。
一方、1つでも表示条件を番組構成が満たさない場合(S32でNO)、番組再構成部12は、一部のコンテンツを表示条件を満たしていないコンテンツに置き換えて、番組構成を再構成する(S34)。そして、番組再構成部12は、処理をS32へ戻して全ての表示条件を番組構成が満たすか否かを判定する。
【0051】
例えば、
図19に示すように、番組構成記憶部15がDS端末30毎に番組構成を記憶していたとする。この場合に、
図17に示すように、ID003のDS端末30が、エリアAからエリアBへ移動したとする。すると、コンテンツIDが“C004”の広告2がエリアAでは表示されなくなってしまい、
図11に示すコンテンツIDが“C004”の表示条件が満たされなくなってしまう。
そこで、例えば、
図20に示すように、ID002のDS端末30についての、コンテンツIDが“C002”のコンテンツ(場内案内)の1つを、コンテンツIDが“C004”のコンテンツ(広告2)に置き換えることにより、表示条件が満たされる番組構成に再構成する。
【0052】
以上のように、実施の形態3に係る番組再構成装置10は、DS端末30を移動させることにより、表示条件を満たさなくなる場合に、表示条件を満たすように番組構成を再構成する。そのため、広告の契約等に違反することを防止できる。
【0053】
実施の形態4.
実施の形態2,3では、表示条件を満たさなくなる場合に、表示条件を満たすように番組構成を再構成することについて説明した。しかし、番組構成を再構成したとしても、表示条件を満たすことができない可能性もある。実施の形態4では、番組構成を再構成したとしても、表示条件を満たすことができない場合に、表示条件を代替する代替条件を満たすように番組構成を再構成することについて説明する。
【0054】
図21は、実施の形態4に係る表示システム1の構成図である。
実施の形態4に係る表示システム1では、番組再構成装置10は、
図14に示す実施の形態3に係る番組再構成装置10が備える構成に加え、代替条件記憶部21を備える。
【0055】
代替条件記憶部21は、表示条件を代替する代替条件を記憶する記憶装置である。
図22は、代替条件記憶部21が記憶する情報の例を示す図である。
図22では、代替条件記憶部21は、コンテンツID毎に代替IDを記憶しており、代替ID毎に代替条件を記憶している。代替IDは、代替条件の識別子である。代替条件は、表示条件を代替する条件である。つまり、代替条件は、表示条件を満たすことができない場合に、表示条件の代わりに満たすべき条件である。
【0056】
図23は、実施の形態4に係る番組再構成装置10の動作を示すフローチャートである。
図23は、割込みコンテンツを取得した場合の処理を示す。
S41からS46の処理は、
図12に示すS21からS26の処理と同じである。
1つでも表示条件を番組構成が満たさない場合(S45でNO)、番組再構成部12は、全ての番組構成を試したか否かを判定する(S47)。
試していない番組構成がある場合(S47でNO)、番組再構成部12は、割込みコンテンツに置き換えたコンテンツのうち一部のコンテンツを、表示条件を満たしていないコンテンツに置き換えて、番組構成を再構成する(S48)。そして、番組再構成部12は、処理をS45へ戻して全ての表示条件を番組構成が満たすか否かを判定する。
【0057】
一方、全ての番組構成を試した場合(S47でYES)、番組再構成部12は、改めて、割込みコンテンツに置き換えたコンテンツのうち一部のコンテンツを、表示条件を満たしていないコンテンツに置き換えて、既に試した番組構成に再構成する(S49)。そして、番組再構成部12は、番組構成が表示条件を満たしているか否かを判定するとともに、表示条件を満たしていないコンテンツに関して、代替条件記憶部21が記憶した代替条件を満たしているか否かを判定する(S50)。
表示条件を満たしていないコンテンツが代替条件を満たしている場合(S50でYES)、送信部13は、再構成した番組構成と、番組構成に含まれるコンテンツとを各DS端末30へ送信する(S46)。一方、表示条件を満たしていないコンテンツが代替条件を満たしていない場合、番組再構成部12は、処理をS49へ進め、改めて番組構成を再構成する。
図23には記載していないが、S50を一定回数以上実行したときのエラー処理については、実施の形態2のS25で説明したとおりである。
【0058】
図24は、実施の形態4に係る番組再構成装置10の動作を示すフローチャートである。
図24は、DS端末30が移動した場合の処理を示す。
S51からS53の処理は、
図18に示すS31からS33の処理と同じである。
1つでも表示条件を番組構成が満たさない場合(S52でNO)、番組再構成部12は、全ての番組構成を試したか否かを判定する(S54)。
試していない番組構成がある場合(S54でNO)、番組再構成部12は、一部のコンテンツを表示条件を満たしていないコンテンツに置き換えて、番組構成を再構成する(S55)。そして、番組再構成部12は、処理をS52へ戻して全ての表示条件を番組構成が満たすか否かを判定する。
【0059】
一方、全ての番組構成を試した場合(S54でYES)、番組再構成部12は、改めて、一部のコンテンツを表示条件を満たしていないコンテンツに置き換えて、既に試した番組構成に再構成する(S56)。そして、番組再構成部12は、番組構成が表示条件を満たしているか否かを判定するとともに、表示条件を満たしていないコンテンツに関して、代替条件記憶部21が記憶した代替条件を満たしているか否かを判定する(S57)。
表示条件を満たしていないコンテンツが代替条件を満たしている場合(S57でYES)、送信部13は、再構成した番組構成と、番組構成に含まれるコンテンツとを各DS端末30へ送信する(S53)。一方、表示条件を満たしていないコンテンツが代替条件を満たしていない場合、番組再構成部12は、処理をS56へ進め、改めて番組構成を再構成する。
図18には記載していないが、S57を一定回数以上実行したときのエラー処理については、実施の形態2のS25で説明したとおりである。
【0060】
以上のように、実施の形態4に係る番組再構成装置10は、番組構成を再構成したとしても、表示条件を満たすことができない場合に、表示条件を代替する代替条件を満たすように番組構成を再構成する。そのため、割込みコンテンツを表示させる場合や、DS端末30を移動させる場合に、番組構成を適切に再構成することができる。
【0061】
図25は、実施の形態1〜4に示した番組再構成装置10、DS端末30のハードウェア構成の例を示す図である。
番組再構成装置10、DS端末30はコンピュータであり、番組再構成装置10、DS端末30の各要素をプログラムで実現することができる。
番組再構成装置10、DS端末30のハードウェア構成としては、バスに、演算装置901、外部記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904、入出力装置905が接続されている。
【0062】
演算装置901は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等である。外部記憶装置902は、例えばROM(Read Only
Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置等である。主記憶装置903は、例えばRAM(Random Access Memory)等である。通信装置904は、例えば通信ボード等である。入出力装置905は、例えばマウス、キーボード、ディスプレイ装置等である。
【0063】
プログラムは、通常は外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901に読み込まれ、実行される。
プログラムは、割込みコンテンツ取得部11、番組再構成部12、送信部13、配置管理部19として説明している機能を実現するプログラムである。
更に、外部記憶装置902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置903にロードされ、演算装置901はOSを実行しながら、上記プログラムを実行する。
また、実施の形態1〜3の説明において、「〜の取得」、「〜の再構成」、「〜の送信」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が主記憶装置903にファイルとして記憶されている。
【0064】
なお、
図25の構成は、あくまでも番組再構成装置10、DS端末30のハードウェア構成の一例を示すものであり、番組再構成装置10、DS端末30のハードウェア構成は
図25に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。