特許第5698327号(P5698327)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5698327コンテンツカテゴリ化方法、及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5698327
(24)【登録日】2015年2月20日
(45)【発行日】2015年4月8日
(54)【発明の名称】コンテンツカテゴリ化方法、及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20150319BHJP
【FI】
   G06Q30/06 110E
【請求項の数】22
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2013-204114(P2013-204114)
(22)【出願日】2013年9月30日
(62)【分割の表示】特願2010-543361(P2010-543361)の分割
【原出願日】2008年9月25日
(65)【公開番号】特開2014-26667(P2014-26667A)
(43)【公開日】2014年2月6日
【審査請求日】2013年9月30日
(31)【優先権主張番号】200810065626.5
(32)【優先日】2008年1月23日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100085279
【弁理士】
【氏名又は名称】西元 勝一
(72)【発明者】
【氏名】タン、ジェ
(72)【発明者】
【氏名】リュウ、イーリン
【審査官】 本郷 彰
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−193693(JP,A)
【文献】 Categorization Based Content Screening 1.0 OMA-TS-CBCS-V1_0-20071213-D,[online],Open Mobile Alliance,2007年12月13日,[検索日2014.6.9],インターネット,URL,http://member.openmobilealliance.org/ftp/Public_documents/ARCH/Permanent_documents/OMA-TS-CBCS-V1_0-20071213-D.zip
【文献】 福永 遂重,高木 松雄,青山 幹雄,BPELを用いた複合Webサービスのモデルベース開発支援,情報処理学会研究報告 Vol.2005 No.55,日本,社団法人情報処理学会,2005年 5月31日,第2005巻第55号【ISSN】0919-6072,p.9-p.16
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 30/06
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツカテゴリ化要求エンティティが、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされるカテゴリ化機能を要求するために、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにカテゴリ化機能折衝要求を送信し、
前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティが、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返された前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされる前記カテゴリ化機能を受信し、
前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティが、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信された前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツカテゴリ化を要求し、
前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティが、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返されたコンテンツのカテゴリ化結果を受信する
ことを含み、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされる前記カテゴリ化機能は
記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツロケータと、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツ識別子と
うちの1つを含む、コンテンツカテゴリ化方法。
【請求項2】
前記カテゴリ化機能折衝要求は、前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能を含むことを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツカテゴリ化方法。
【請求項3】
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって送信されたカテゴリ化機能折衝要求を受信し、
前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能を前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティに返す
ことを更に含む、請求項1〜2のいずれか一項に記載のコンテンツカテゴリ化方法。
【請求項4】
前記カテゴリ化機能折衝要求は、コンテンツカテゴリ化機能折衝要求メッセージ、コンテンツカテゴリ化要求メッセージ、認証メッセージ、及びコンテンツとカテゴリとの関連付け要求メッセージのうちの1つの中で運ばれることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンテンツカテゴリ化方法。
【請求項5】
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信された前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツとカテゴリとの関連付けを要求することを更に含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンテンツカテゴリ化方法。
【請求項6】
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返されたカテゴリ化結果を受信することは、
前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされる前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって前記コンテンツをカテゴリ化したカテゴリ化結果を受信することを含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンテンツカテゴリ化方法。
【請求項7】
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信された前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツとカテゴリとの関連付けを要求することは、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティから取得された前記カテゴリ化機能に従って、カテゴリ化される前記コンテンツを対応して処理し、前記処理されたコンテンツを使用して前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツとカテゴリとの関連付けを要求する
ことを含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のコンテンツカテゴリ化方法。
【請求項8】
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返された、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされる前記カテゴリ化機能を受信した後に、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信された前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能及び信頼性検証機能の少なくとも一方を設定することを更に含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のコンテンツカテゴリ化方法。
【請求項9】
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにカテゴリ化機能折衝要求を送信する前に、
有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されているかどうかを判定し、
前記有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されている場合、前記記憶されたコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツカテゴリ化を要求し、
前記有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されていない場合、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信された前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツカテゴリ化を要求するために、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティに前記カテゴリ化機能折衝要求を送信する
ことを更に含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のコンテンツカテゴリ化方法。
【請求項10】
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにカテゴリ化機能折衝要求を送信する前に、
有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されているかどうかを判定し、
前記有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されている場合、前記記憶されたコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツとカテゴリとの関連付けを要求し、
前記有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されていない場合、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信された前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツとカテゴリとの関連付けを要求するために、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティに前記カテゴリ化機能折衝要求を送信する
ことを更に含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のコンテンツカテゴリ化方法。
【請求項11】
コンテンツカテゴリ化提供エンティティが、コンテンツカテゴリ化要求エンティティから送信されたカテゴリ化機能折衝要求を受信し、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティが、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされるカテゴリ化機能を前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティに返し、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティが、前記カテゴリ化機能に従って前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティによって送信されたコンテンツカテゴリ化要求を受信し、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティが、前記コンテンツカテゴリ化要求に従ってコンテンツをカテゴリ化し、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティが、前記コンテンツのカテゴリ化結果を前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティに送信することを含み、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされる前記カテゴリ化機能は
記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツロケータと、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツ識別子と
うちの1つを含む、コンテンツカテゴリ化方法。
【請求項12】
前記カテゴリ化機能折衝要求は、コンテンツカテゴリ化機能折衝要求メッセージ、コンテンツカテゴリ化要求メッセージ、認証メッセージ、及びコンテンツとカテゴリとの関連付け要求メッセージ、のうちの1つの中で運ばれることを特徴とする、請求項11に記載のコンテンツカテゴリ化方法。
【請求項13】
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信した前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティによって送信されたコンテンツとカテゴリとの関連付け要求を受信し、
コンテンツが対応するカテゴリが存在する場合、前記関連付け要求に従ってコンテンツをカテゴリと関連付け、コンテンツが対応するカテゴリが存在しない場合、前記コンテンツをカテゴリ化してカテゴリを取得し、前記コンテンツを前記カテゴリと関連付け、
前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティに、前記関連付けの結果を返す、
ことを更に含む、請求項11又は12に記載のコンテンツカテゴリ化方法。
【請求項14】
コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされるカテゴリ化機能を要求するために、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにカテゴリ化機能折衝要求を送信し、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返された、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされる前記カテゴリ化機能を受信し、前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツカテゴリ化を要求し、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返されたコンテンツのカテゴリ化結果を受信するように構成された、コンテンツカテゴリ化要求エンティティと、
前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティから送信された前記カテゴリ化機能折衝要求を受信し、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされる前記カテゴリ化機能を前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティに返し、前記カテゴリ化機能に従って前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティによって送信されたコンテンツカテゴリ化要求を受信し、前記コンテンツカテゴリ化要求に従ってコンテンツをカテゴリ化し、前記コンテンツのカテゴリ化結果を前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティに送信するように構成された、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティと、
を備え、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされる前記カテゴリ化機能は
記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツロケータと、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツ識別子と
うちの1つを含む、コンテンツカテゴリ化システム。
【請求項15】
前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティは更に、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信された前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツカテゴリ化を要求し、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティは更に、前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティからコンテンツカテゴリ化要求を受信し、前記コンテンツをカテゴリ化し、カテゴリ化結果を前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティに返す
ことを特徴とする、請求項14に記載のコンテンツカテゴリ化システム。
【請求項16】
コンテンツカテゴリ化提供エンティティに前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされるカテゴリ化機能を要求するように構成された、カテゴリ化機能要求ユニットと、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされる前記カテゴリ化機能を受信するように構成された、カテゴリ化機能受信ユニットと、
前記カテゴリ機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツカテゴリ化を要求するか又はコンテンツとカテゴリとの関連付けを要求するように構成された、送信ユニットと、
前記コンテンツのカテゴリ化結果又は前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにより返される関連付けの結果を受信するように構成された、受信ユニットと、
を備え、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされる前記カテゴリ化機能は
記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツロケータと、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツ識別子と
うちの1つを含む、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ。
【請求項17】
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信された前記カテゴリ化機能に従って、カテゴリ化されるコンテンツ情報を対応して処理し、前記処理されたコンテンツ情報を使用して、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツカテゴリ化を、前記送信ユニットを介して要求するためのコンテンツ処理ユニット
を更に備える、請求項16に記載のコンテンツカテゴリ化要求エンティティ。
【請求項18】
有効な前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されているかどうかを判定し、前記有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されている場合、前記記憶されたコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能に従って前記コンテンツ情報を処理するよう、前記コンテンツ処理ユニットに通知するための判定ユニットを更に備え、
前記送信ユニットは、前記処理されたコンテンツ情報を使用して、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツカテゴリ化を要求するか、又はコンテンツとカテゴリとの関連付けを要求する
請求項17に記載の、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ。
【請求項19】
コンテンツカテゴリ化要求エンティティから送信されたカテゴリ化機能要求を受信するように構成された、カテゴリ化機能相互作用ユニットと、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされるカテゴリ化機能を前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティに返すように構成された、カテゴリ化機能提供ユニットと、
前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティによって送信されたコンテンツカテゴリ化要求を受信するように構成された、受信ユニットと、
前記コンテンツカテゴリ化要求に従って、コンテンツをカテゴリ化するためのカテゴリ化ユニットと、
前記コンテンツのカテゴリ化結果を前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティに送信するように構成された送信ユニットと、
を備え、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされる前記カテゴリ化機能は
記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツロケータと、
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツ識別子と
うちの1つを含む、前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティ。
【請求項20】
前記コンテンツカテゴリ化提供エンティティによりサポートされる前記カテゴリ化機能に従って、前記コンテンツカテゴリ化要求エンティティによって送信された、コンテンツとカテゴリとの関連付けを求める要求を受信するように構成された、受信ユニットと、
コンテンツとカテゴリとの関連付けを求める前記要求に従って、前記コンテンツを前記カテゴリと関連付けるための関連付けユニットと、
を更に備える、請求項19に記載のコンテンツカテゴリ化提供エンティティ。
【請求項21】
コンピュータに、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法を実行させるプログラムが格納されたコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項22】
コンピュータに、請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法を実行させるプログラムが格納されたコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2008年1月23日に中国専利局に出願された、「コンテンツカテゴリ化方法、及びシステム(METHOD AND SYSTEM FOR CONTENT CATEGORIZATION)」と題された、中国特許出願第200810065626.5号の優先権を主張するものであり、当該出願は、参照によって、完全に記載されたかのように、全ての目的のために、本明細書中に援用される。
本発明の実施形態は、主に通信技術に関し、特に、コンテンツカテゴリ化(分類)方法、システム、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ、及びコンテンツカテゴリ化提供エンティティに関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワーク技術、及び様々な情報技術の急速な発達に伴って、ユーザがアクセス可能なコンテンツの範囲は、時間的、及び空間的制限を徐々に脱し、不健全な、及びクライアント端末を危険にさらす、ポルノ、暴力、ウィルスなどのコンテンツにユーザが触れる可能性が大幅に増加しており、そのため、通信コンテンツをスクリーニングすることへの要求がますます増加している。現在利用可能なスクリーニング技術には、リストスクリーニング技術、キーワードスクリーニング技術、テンプレートスクリーニング技術、及びカテゴリ化スクリーニング技術などが含まれる。
【0003】
従来技術の、カテゴリ化ベースのコンテンツスクリーニング(Categorization Based Content Screening)(CBCS)システムを示す構成概略図である、図1を参照されたい。システムは、主に、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ201、及びコンテンツスクリーニングユニット202という、2つの部分を含む。実際の適用において、CBCSシステム200は、これらの2つのユニットを同時に含むことができ、2つのユニットがサーバを構成することも可能である。すなわち、カテゴリ化提供エンティティ201と、コンテンツスクリーニングユニット202とは、同じ1台のサーバ内で動作してもよい。実際の要求により、ネットワーキング及び分散配置が行われている場合、2つのユニットは、それぞれが異なるサーバ内で別個に動作することも可能である。CBCSシステム200内のコンテンツスクリーニングユニット202と、CBCSシステム200の外部のコンテンツカテゴリ化要求エンティティ100(コンテンツプロバイダなど)とは、両方が、特定のコンテンツのカテゴリ情報を、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ201から、CBCS−1インタフェースを介して取得することができ、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ201は、要求があり次第、コンテンツ情報をカテゴリと関連付けることが可能な、CBCS−3インタフェースを更に提供する。CBCS−1インタフェース及びCBCS−3インタフェースを介してコンテンツカテゴリ化提供エンティティからの動作を要求する、内部及び外部のエンティティは、統一的に、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ100と呼ばれ、ここで要求動作は、コンテンツのカテゴリ化を要求することと、コンテンツとカテゴリとの関連付けを要求することとを含む。
【0004】
現在、CBCS−1インタフェースなどの、コンテンツカテゴリ化インタフェースの発達に伴って、インタフェースは、初期の単純なモード(コンテンツの入力、又はコンテンツが導入される入力、を介して取得される、カテゴリの出力など)から、徐々にタイプが増加し、複数のパラメータ(コンテンツカテゴリ化ルール、コンテンツ識別情報、デジタル抽象(要約)アルゴリズム、及びデジタル署名アルゴリズムなど)を含むようになっている。これらのパラメータは、複数の選択肢及び可能性を示し、例えば、コンテンツカテゴリ化ルールは、エンターテインメント・ソフトウェア・レーティング・ボード(ESRB)、及びモーション・ピクチャ・アソシエーション・オブ・アメリカ(MPAA)などを含む。他方、CBCS−1要求メッセージ内に含まれるパラメータに加えて、応答メッセージも、いくつかのパラメータを含む。同様に、コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、コンテンツ情報をカテゴリと関連付け、そして、同様に、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるパラメータの、複数の選択肢及び決定という、同様の問題に対処する。そのようなカテゴリ化処理の強化に伴って、異なるコンテンツカテゴリ化エンティティ(コンテンツカテゴリ化要求エンティティ、及びコンテンツカテゴリ化提供エンティティを含む)によってサポートされるパラメータが、同時に生成されるようになっている。言い換えると、カテゴリ化機能が異なる可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の従来技術に鑑みて、発明者らは、本発明を実施する間に、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が多くの側面に関連し、複数のパラメータに対応すること、しかし、コンテンツカテゴリ化要求エンティティとコンテンツカテゴリ化提供エンティティとの間のカテゴリ化機能折衝のための明確かつ効率的なメカニズムが欠けていることを見出した。これはしばしば、コンテンツカテゴリ化提供エンティティが、提供されたコンテンツ情報に対してコンテンツをカテゴリ化できない、又は、コンテンツをカテゴリと関連付けることができないこと、あるいは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって提供されたコンテンツカテゴリ化結果が無効にされることを引き起こし、従って、コンテンツカテゴリ化、又は関連付けの有効性に、深刻な影響を与える。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記に鑑みて、実施形態において提供される技術的解決法は、従来技術において、コンテンツカテゴリ化要求エンティティとコンテンツカテゴリ化提供エンティティとの間で、カテゴリ化機能折衝のための機能が欠如している問題を解決し、この問題は、コンテンツカテゴリ化要求エンティティがコンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツカテゴリ化に関連する動作を要求する場合、又は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツカテゴリ化要求エンティティにコンテンツカテゴリ化に関連する動作結果を送信する場合、カテゴリ化機能のサポートの欠如に起因する障害をもたらすものである。
【0007】
本発明の実施形態は、コンテンツカテゴリ化(分類)方法を提供する。この方法は、
コンテンツカテゴリ化要求エンティティが、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を要求するために、コンテンツカテゴリ化提供エンティティに、カテゴリ化機能折衝要求を送信するステップと、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返された、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を受信するステップと、を含む。
【0008】
本発明の実施形態は、更なるコンテンツカテゴリ化方法を提供する。この方法は、
コンテンツカテゴリ化要求エンティティから送信された、カテゴリ化機能折衝要求を受信するステップと、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を、コンテンツカテゴリ化要求エンティティに返すステップと、を含む。
【0009】
本発明の実施形態は、更なるコンテンツカテゴリ化方法を提供する。この方法は、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティからの、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能をサブスクライブする(申し込む)ステップと、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティから送信された、カテゴリ化機能を受信するステップと、を含む。
【0010】
本発明の実施形態は、更なるコンテンツカテゴリ化方法を提供する。この方法は、
コンテンツカテゴリ化要求エンティティから送信された、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能のサブスクリプション(申し込み)要求を受信するステップと、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を、コンテンツカテゴリ化要求エンティティに送信するステップと、を含む。
【0011】
本発明の実施形態は、コンテンツカテゴリ化システムを更に提供する。このシステムは、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を要求するために、コンテンツカテゴリ化提供エンティティにカテゴリ化機能折衝要求を送信し、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返されたコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を受信するように構成された、コンテンツカテゴリ化要求エンティティと、
コンテンツカテゴリ化要求エンティティから送信されたカテゴリ化機能折衝要求を受信し、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能をコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返すように構成された、コンテンツカテゴリ化提供エンティティと、を備える。
【0012】
本発明の実施形態は、コンテンツカテゴリ化要求エンティティを更に提供する。コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティからの、カテゴリ化機能を要求するように構成された、カテゴリ化機能要求ユニットと、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を受信するように構成された、カテゴリ化機能受信ユニットと、を備える。
【0013】
本発明の実施形態は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティを更に提供する。コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、
コンテンツカテゴリ化要求エンティティから送信されたカテゴリ化機能要求を受信するように構成された、カテゴリ化機能相互作用ユニットと、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能をコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返すように構成された、カテゴリ化機能提供ユニットと、を備える。
【発明の効果】
【0014】
前述の技術的解決法からわかるように、本発明の実施形態では、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を、カテゴリ化機能折衝又はサブスクリプション要求を介して知り、更にコンテンツカテゴリ化提供エンティティが、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能を、カテゴリ化機能折衝又はサブスクリプションを介して知ることも可能である。従って、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ又はコンテンツカテゴリ化提供エンティティが、相互のコンテンツカテゴリ化機能情報を、詳細、明確、正確、かつ適時に取得することが可能になり、従ってコンテンツカテゴリ化に関連する要求及び動作の成功率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】従来技術の、カテゴリ化ベースのコンテンツスクリーニング(CBCS)システムを示す構成概略図である。
図2】本発明の実施形態によって提供される、コンテンツカテゴリ化システムを示す構成概略図である。
図3】本発明の第1の実施形態によって提供される、コンテンツカテゴリ化方法を示すフロー図である。
図4】本発明の第2の実施形態によって提供される、コンテンツカテゴリ化方法を示すフロー図である。
図5】本発明の第5の実施形態によって提供される、コンテンツカテゴリ化方法を示すフロー図である。
図6】本発明の第5の実施形態によって提供される、別のコンテンツカテゴリ化方法を示すフロー図である。
図7】本発明の第5の実施形態によって提供される、更に別のコンテンツカテゴリ化方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施形態は、コンテンツカテゴリ化方法を提供する。この方法は、コンテンツカテゴリ化要求エンティティが、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を要求するために、カテゴリ化機能折衝要求をコンテンツカテゴリ化提供エンティティに送信すること、又は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティからのコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を申し込む(サブスクライブする)ことと、コンテンツカテゴリ化提供エンティティから送信されたコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を受信することと、更に、取得されたコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能に従って、コンテンツカテゴリ化を要求すること、又はコンテンツとカテゴリとの関連付けを要求することと、更に、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能を、コンテンツカテゴリ化提供エンティティに提供することと、を含み、ここで、コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能に従って、サポートされるコンテンツカテゴリ化結果を、コンテンツカテゴリ化要求エンティティに提供することが可能である。
【0017】
本発明の実施形態によって提供される、コンテンツカテゴリ化システムを示す構成概略図である図2を参照されたい。システムは、具体的には、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300と、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400と、を含む。コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300は、具体的には、オペレータ又はサービスプロバイダによって制御されるコンテンツ提供システム、あるいは、図1におけるCBCSシステム200内のコンテンツスクリーニングユニット202、あるいは、オペレータ又はサービスプロバイダによって制御される、コンテンツ情報とカテゴリとの関連付けシステムであってもよい。コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400は、具体的には、コンテンツカテゴリ化サーバ、あるいは、コンテンツカテゴリ化サーバとコンテンツスクリーニングサーバとからなるCBCSシステム200であってもよい。
【0018】
コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300は、カテゴリ化機能要求ユニット301と、カテゴリ化機能受信ユニット302と、を含む。
【0019】
カテゴリ化機能要求ユニット301は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティにカテゴリ化機能を要求する。
【0020】
カテゴリ化機能受信ユニット302は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を受信する。
【0021】
カテゴリ化機能要求ユニット301は、具体的には、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を要求するために、カテゴリ化機能折衝要求を、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400に送信する折衝ユニットであってもよい。カテゴリ化機能受信ユニット302は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400によって返された、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を受信する。
【0022】
折衝ユニットは、更に、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300によってサポートされるカテゴリ化機能を、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400に提供されるカテゴリ化機能折衝要求内で運んでもよく、又は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400によって送信されたカテゴリ化機能折衝要求を受信し、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300によってサポートされるカテゴリ化機能を、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400に返してもよい。
【0023】
具体的には、カテゴリ化機能折衝要求を、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400に送信することが可能である。要求は、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300によってサポートされ、かつ、コンテンツカテゴリ化又はコンテンツとカテゴリとの関連付けに関連する、カテゴリ化機能の情報、例えば、カテゴリ化リクエスタがZIP又はRARなどによって圧縮されたパケットのフォーマットでコンテンツを提供できることを示す情報、又は、受け入れ可能なコンテンツカテゴリ化ルール結果を示す情報などを含んでもよい。カテゴリ化機能受信ユニット302は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400によって返されたカテゴリ化機能を受信することができ、具体的には、カテゴリ化機能折衝要求に従って、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400によって、カテゴリ化機能受信ユニット302に送信された、カテゴリ化機能折衝要求に対する応答を受信することができる。要求に対する応答は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400によってサポートされ、かつ、コンテンツカテゴリ化に関連する、カテゴリ化機能情報を含む。コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能は、以下に限定されないが、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツタイプと、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツコーディング(符号化)フォーマットと、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツ言語と、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツサイズと、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツロケータと、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツ識別子と、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツ抽象タイプと、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるデジタル署名アルゴリズムと、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるコンテンツカテゴリ化ルールとのうちの1つ、又はそれらの組み合わせを含む。
【0024】
カテゴリ化機能要求ユニットは、具体的には、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400からのコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能をサブスクライブする(申し込む)、サブスクライビング(申し込み)ユニットであってもよい。カテゴリ化機能受信ユニット302は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400から送信されたカテゴリ化機能を受信する。具体的には、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400からの、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能と、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能の変更項目と、をサブスクライブし、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400から送信されたカテゴリ化機能と、変更されたカテゴリ化機能と、を受信することが可能である。
【0025】
実際の適用のプロセスでは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、以下に限定されないが、
コンテンツカテゴリ提供エンティティのカテゴリ機能に従って、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400にコンテンツカテゴリ化又はコンテンツとカテゴリとの関連付けを要求する、送信ユニット303と、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400によって返された、コンテンツのカテゴリ化結果又は関連付け結果を受信する、受信ユニット304と、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信されたカテゴリ化機能に従って、カテゴリ化されるコンテンツ情報を対応して処理し、処理されたコンテンツ情報を使用して、送信ユニットを介して、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400からのコンテンツカテゴリ化を要求する、コンテンツ処理ユニット305と、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信されたカテゴリ化機能に従って、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされる、カテゴリ化機能、及び/又は、信頼性検証機能を設定する、設定ユニット306と、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティから取得された、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を記憶する、記憶ユニット307と、
有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されているかどうかを判定し、有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されている場合、記憶されたコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能に従ってコンテンツ情報を処理するよう、コンテンツ処理ユニットに通知する、判定ユニット308と、
のうちの少なくとも1つを更に含んでもよい。
【0026】
送信ユニット303は、処理されたコンテンツ情報を使用して、コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツカテゴリ化又はコンテンツとカテゴリとの関連付けを要求する。
【0027】
コンテンツカテゴリ化提供エンティティ400は、カテゴリ化機能相互作用ユニット401と、カテゴリ化機能提供ユニット402とを含む。
【0028】
カテゴリ化機能相互作用ユニット401は、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300から送信されたカテゴリ化機能を受信する。
【0029】
カテゴリ化機能提供ユニット402は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300に返す。
【0030】
カテゴリ化機能相互作用ユニット401は、具体的には、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300から送信されたカテゴリ化機能折衝要求を受信する、折衝ユニットであってもよい。更に、折衝要求は、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能を含んでもよい。カテゴリ化機能提供ユニット402は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300に返す。
【0031】
折衝ユニットはまた、カテゴリ化機能折衝要求をコンテンツカテゴリ化要求エンティティ300に送信し、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300によって返された、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能を受信してもよい。
【0032】
具体的には、折衝ユニットは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされ、かつ、コンテンツカテゴリ化に関連するカテゴリ化機能を、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能折衝要求を受信することによって取得してもよく、また、カテゴリ化機能折衝要求に応えて、メッセージを返すことによって、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能(例えば、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされる、様々なコンテンツフォーマット、及びパラメータ、あるいは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって提供される、事前カテゴリ化情報の検査アルゴリズムなどの、カテゴリ化機能の情報)を運んでもよい。
【0033】
加えて、カテゴリ化機能相互作用ユニット401は、具体的には、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能をサブスクライブする(申し込む)ために、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300から送信された、サブスクリプション(申し込み)要求を受信する、サブスクライビングユニットであってもよい。カテゴリ化機能提供ユニット402は、サブスクリプション要求に従って、コンテンツカテゴリ化要求エンティティに、コンテンツカテゴリ化プロバイダのカテゴリ化機能(これは、変更されたカテゴリ化機能を更に含んでもよい)を送信する。サブスクライビングユニットは、更に、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300からの、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能をサブスクライブし、コンテンツカテゴリ化要求エンティティから送信されたカテゴリ化機能と、変更されたカテゴリ化機能と、を受信してもよい。
【0034】
実際の適用のプロセスでは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、以下に限定されないが、
コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能に従って、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300によって送信された、コンテンツカテゴリ化要求、又はコンテンツとカテゴリとの関連付け要求を受信し、具体的には、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能に従って、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによって送信された、コンテンツカテゴリ化要求メッセージ、又は関連付けメッセージ(メッセージは、カテゴリ化されるコンテンツの情報、又は関連付けに必要な関連情報を含む)を受信する、受信ユニット403と、
コンテンツカテゴリ化要求に従ってコンテンツをカテゴリ化するか、又は、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能に従ってカテゴリ化を実行する、カテゴリ化ユニット404と、
コンテンツとカテゴリとの関連付け要求に従って、コンテンツをカテゴリと関連付ける、関連付けユニット405と、
(具体的には、カテゴリ化ユニット404と、関連付けユニット405とは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300の、コンテンツカテゴリ化要求、又はコンテンツとカテゴリとの関連付け要求に従って、コンテンツ情報をカテゴリ化、又は関連付けるために使用され、関連付け要求内でカテゴリ情報が運ばれない場合、最初にカテゴリ化を、次に関連付けを実行する必要があり、あるいは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされ、かつコンテンツカテゴリ化に関連するカテゴリ化機能に従って、コンテンツカテゴリ化が実行され、コンテンツカテゴリ化結果が、送信ユニット406を介してコンテンツカテゴリ化要求エンティティ300に提供され)、
コンテンツをカテゴリ化した結果、又はコンテンツをカテゴリと関連付けた結果を、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ300に送信する、送信ユニット406と、
コンテンツカテゴリ要求エンティティ300によって返された、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能を記憶し、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによって返された、カテゴリ化機能の変更情報に従って、記憶されたコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を更新する、記憶ユニット407と、
のうちの1つを更に含んでもよい。
【0035】
カテゴリ化機能折衝は、様々なモードによって実現されてもよく、例えば、コンテンツカテゴリ化機能要求メッセージと、対応する応答メッセージとを送信することによって(例えば、コンテンツカテゴリ化機能折衝メッセージと、対応する応答メッセージを送信することなどによって)実現されてもよく、また、認証対話プロセスにおいて、あるいは、コンテンツカテゴリ化要求メッセージと対応する応答メッセージにおいて、あるいは、コンテンツとカテゴリとの関連付け要求メッセージ又は関連付け要求応答メッセージにおいて、カテゴリ化機能記述情報を添付することによって実現されてもよい、ということに留意されたい。具体的な実現形態について、以下の方法プロセスの実施形態において、より詳細に説明する。カテゴリ化機能折衝を実現するためのその他の方法も、本発明の実施形態の保護範囲内に入るため、本発明の実施形態はこれらの実施のモードに限定されない。
【0036】
本発明の実施形態の具体的なプロセスについて、より詳細に説明するために、カテゴリ化機能折衝に基づいたコンテンツカテゴリ化プロセスにおいて、前述のシステムを適用した例を以下に示す。本発明の第1の実施形態によって提供されるコンテンツカテゴリ化方法は、図3のフロー図に示すように、以下のステップが具体的に含まれる。
【0037】
ステップ301:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化機能折衝要求メッセージなどのコンテンツカテゴリ化機能要求を、コンテンツカテゴリ化提供エンティティに送信する。
【0038】
サポートされるコンテンツフォーマット、言語、コンテンツ識別子タイプ、コンテンツロケータタイプ、及びパッキングフォーマットなどの、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能は既知ではないため、コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能を取得する必要がある。これは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティに、コンテンツカテゴリ化を実行するための、対応するコンテンツ情報を提供するためである。
【0039】
ステップ302:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、サポートしているカテゴリ化機能に従って、対応するコンテンツカテゴリ化機能情報を返す。情報は、以下に限定されないが、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされる様々なコンテンツフォーマット、コーディング方法、言語、又は、事前カテゴリ化されたコンテンツについて信頼性検証を実行するためのコンテンツカテゴリ化提供エンティティによって提供される、デジタル署名アルゴリズムなどの、カテゴリ化機能の情報を含む。コンテンツカテゴリ化要求エンティティが、コンテンツスクリーニングエンティティである場合、コンテンツスクリーニングエンティティは、それ自体の信頼性検証機能(信頼性検証アルゴリズムなど)を、コンテンツカテゴリ化提供エンティティから取得された信頼性検証アルゴリズムに従って設定する。これにより、事前カテゴリ化されたコンテンツについて確実に検証することが可能である。
【0040】
ステップ303:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能に従って、コンテンツカテゴリ化要求(カテゴリ化されるコンテンツ情報、又はコンテンツのアドレス情報をそれと共に運ぶ)を送信し、コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、アドレス情報に従って、対応するコンテンツ情報を取得する。
【0041】
ステップ304:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、コンテンツカテゴリ化機能折衝要求メッセージなどのコンテンツカテゴリ化機能要求を、コンテンツカテゴリ化要求エンティティに送信する。
【0042】
コンテンツカテゴリ化提供エンティティには、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能が既知ではないため、コンテンツカテゴリ化提供エンティティはコンテンツカテゴリ化を実行する前に、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化ルールなどのカテゴリ化機能を取得する必要がある。これは、コンテンツカテゴリ化機能要求メッセージを、コンテンツカテゴリ化要求エンティティに送信するということである。
【0043】
ステップ305:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、サポートしているカテゴリ化ルールなどの情報のような、サポートしているカテゴリ化機能を返す。
【0044】
ステップ306:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによって提供されたコンテンツ情報、及び、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能(サポートされる標準のカテゴリ化結果など)に従って、コンテンツカテゴリ化を実行する。
【0045】
ステップ307:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、対応するコンテンツカテゴリ化結果をコンテンツカテゴリ化要求エンティティにフィードバックする。
【0046】
前述のカテゴリ化機能折衝ステップ304〜305と、折衝ステップ301〜302とは柔軟に設定されてもよく、例えば、ステップ301〜302の直後にステップ304〜305を設定する、即ち、双方間でのカテゴリ化機能折衝が完了した後で、コンテンツカテゴリ化要求エンティティが、コンテンツカテゴリ化要求を送信するよう設定されてもよいことに留意されたい。
【0047】
更に、コンテンツとカテゴリとの関連付けのプロセスは、コンテンツカテゴリ化の前述のプロセスと基本的に一致し、双方間での異なるステップは以下である。カテゴリ化されることが要求されるコンテンツに対応するカテゴリ化がすでに実行されて存在する場合、ステップ306〜307は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって、コンテンツとカテゴリとの関連付けを実行することに変更され、具体的な関連付けプロセスは、コンテンツと対応するカテゴリと、の間の対応を確立することと、対応を維持及び記憶することであってもよく、他のモードで関連付けを実行して、関連付けの結果をコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返すことであってもよい。コンテンツ情報に対応するカテゴリ化が実行されていない場合、ステップ306が実行され、すなわち、コンテンツが最初にカテゴリ化され、次いでコンテンツとカテゴリとの関連付けのステップが追加される。言い換えると、コンテンツとカテゴリとがステップ306のカテゴリ化結果に従って関連付けられ、関連付け結果がコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返される。
【0048】
本発明の第2の実施形態によって提供されるコンテンツカテゴリ化方法には、図4のフロー図に示すように、以下のステップが具体的に含まれる。
【0049】
ステップ401:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化機能折衝要求メッセージなどのコンテンツカテゴリ化機能要求を、コンテンツカテゴリ化提供エンティティに送信する。
【0050】
コンテンツカテゴリ化機能折衝要求メッセージは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ自体によってサポートされるカテゴリ化機能を含み、コンテンツカテゴリ化提供エンティティからの、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能が要求される。
【0051】
ステップ402:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、そのカテゴリ化機能を返す。
【0052】
ステップ403:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能に従って、コンテンツカテゴリ化要求(カテゴリ化されるコンテンツ情報をそれと共に運ぶか、又は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティがアドレス情報に従って対応するコンテンツ情報を取得するためのコンテンツのアドレス情報を同様に運ぶ)を送信する。
【0053】
ステップ404:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによって提供されたコンテンツ情報、及びコンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能に従って、カテゴリ化を実行する。
【0054】
ステップ405:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、対応するコンテンツカテゴリ化結果をコンテンツカテゴリ化要求エンティティにフィードバックする。
【0055】
コンテンツカテゴリ化要求エンティティと、コンテンツカテゴリ化提供エンティティとの間のカテゴリ化機能折衝は、以下のモードによって、すなわち任意のコンテンツカテゴリ化の相互作用プロセスにおいて、追加のコンテンツカテゴリ化機能記述説明を添付することによって実現されてもよいことに留意されたい。例えば、コンテンツカテゴリ化要求エンティティが、カテゴリ化を要求するために、コンテンツ情報をコンテンツカテゴリ化提供エンティティに送信するのと同時に、カテゴリ化機能情報がそれと共に運ばれ、コンテンツカテゴリ化提供エンティティがそのカテゴリ化機能情報を、カテゴリ化結果を返す間に運び、対応するカテゴリ化機能情報などを認証メッセージ及び認証応答メッセージ内で運ぶことも可能である。
【0056】
コンテンツカテゴリ化要求及び応答メッセージ(メッセージの具体的な形態は限定されず、認証相互作用メッセージ、コンテンツとカテゴリとの関連付け要求、及び応答メッセージなどを含むことが可能である)において添付される、コンテンツカテゴリ化機能記述情報に関する具体的なプロセスは、以下の第3の実施形態に示す通りであり、以下のステップを含む。
【0057】
ステップS11:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化要求(コンテンツ情報又はコンテンツのアドレス情報を含んでもよい)をコンテンツカテゴリ化提供エンティティに送信し、この要求は、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を含む。
【0058】
ステップS12:コンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツ情報を識別できない場合、コンテンツカテゴリ化提供エンティティはエラー情報を返し、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を添付し、プロセスはステップS13に進む。コンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツ情報を識別できる場合、プロセスはステップS14に進む。
【0059】
ステップS13:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返された、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能に従って、コンテンツを再編成し、カテゴリ化を要求するために、コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツ情報を再び送信する。
【0060】
ステップS14:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能に従って、コンテンツカテゴリ化を実行する。
【0061】
ステップS15:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、ステップS14のコンテンツカテゴリ化結果をコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返す。
【0062】
更に、プロセスがS11−S12−S14に従って実行される場合、すなわち、コンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツカテゴリ化要求エンティティから送信されたコンテンツ情報を識別できる場合、ステップS15において、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返されるコンテンツカテゴリ化結果は、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を運んでもよく、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって提供された、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を受信した後で、コンテンツカテゴリ化要求エンティティは更に、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を記憶してもよい。具体的には、マッピング関係テーブルを確立するモードにおいて情報を記憶して、例えばコンテンツカテゴリ化提供エンティティとコンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能とのマッピング関係テーブルを確立してもよい。これは、次回、コンテンツカテゴリ化提供エンティティからのカテゴリ化が要求される際に、マッピングテーブルに従って、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能のコンテンツ情報を提供するためである。従って、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能が、後続のコンテンツカテゴリ化要求相互作用から折衝可能に提供されるのを取り消して、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能のみを折衝可能に提供することが可能である。これにより、コンテンツカテゴリ化の相互作用プロセスが単純化され、コンテンツカテゴリ化の効率が向上する。更に、コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティからのコンテンツカテゴリ化機能変更情報を更にサブスクライブしてもよい。その具体的なプロセスについては、第5の実施形態における詳細な説明を参照されたい。
【0063】
もちろん、本発明の実施形態において説明される、他の実行モードにおいて、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を取得した後で、コンテンツカテゴリ化要求エンティティは全ての場合にマッピング関係テーブルを確立することによって、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能を記憶してもよい。更にカテゴリ化機能変更情報をサブスクライブしてもよい。同様に、コンテンツカテゴリ化提供エンティティも、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能を取得した後で、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能を記憶してもよく、マッピング関係テーブルを確立することによって機能を記憶してもよい。従って、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能が、コンテンツカテゴリ化要求相互作用から折衝可能に提供されるのを取り消して、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能のみを折衝可能に提供することが可能である。これによりコンテンツカテゴリ化の相互作用プロセスが単純化され、コンテンツカテゴリ化の効率が向上する。両方のエンティティが対応するカテゴリ化機能を記憶する場合、コンテンツカテゴリ化要求において他方のパーティによってサポートされるカテゴリ化機能を予め照会し、次に対応するコンテンツ情報フォーマットをカテゴリ化機能に従って調節するか、又はカテゴリ化ルールを調節すれば十分である。これにより、コンテンツカテゴリ化要求又は関連付け要求(前述のプロセスがコンテンツとカテゴリとの関連付けに関する場合)などのカテゴリ化機能に関連する動作が、迅速に、非常に効率的に、かつ良好に完了する。
【0064】
理解されるように、コンテンツカテゴリ化要求エンティティがコンテンツカテゴリ化提供エンティティから取得されたカテゴリ化機能を記憶した後、又はコンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能を記憶した後、本発明の実施形態のそれぞれは、以下のステップを更に含んでもよい。
【0065】
有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能、又は、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能が記憶されているかどうかが判定される。有効なカテゴリ化機能は、情報の記憶期間が予め設定された有効期間を超過したかどうか、記憶されたカテゴリ化機能情報が完全であるかどうか、及び、ストラテジ制御がある場合、対応する制御ストラテジに準拠しているかどうか、を判定するなどの方法によって判定されることができる。有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されている場合、記憶されたコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能に従って、コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツとカテゴリとの関連付けが要求されるか、又はコンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能に従ってカテゴリ化が実行され、対応するカテゴリ化結果が返される。有効なコンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が記憶されていない場合、カテゴリ化機能折衝要求又はサブスクリプション要求がコンテンツカテゴリ化提供エンティティに送信され、コンテンツカテゴリ化提供エンティティから受信されたカテゴリ化機能に従って、コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツとカテゴリとの関連付けが要求される。
【0066】
以降で説明されるように、同様の方法が、折衝方法として以下の具体的なステップを有する、逆コンテンツカテゴリ化機能折衝のために使用されてもよい。
【0067】
ステップS21において、コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化要求(コンテンツ情報を含む)をコンテンツカテゴリ化提供エンティティに送信し、この要求は、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を含まない。
【0068】
ステップS22〜S23は、ステップS12〜S13と同じである。
【0069】
ステップS24:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによって提供されたコンテンツ情報に従って、コンテンツカテゴリ化を実行する。
【0070】
ステップS25:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、ステップS24のコンテンツカテゴリ化結果をコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返す。
【0071】
ステップS26:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返されたコンテンツカテゴリ化結果を受信し、その結果がコンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされる場合、カテゴリ化は成功してプロセスは終了するが、カテゴリ化結果がコンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされない場合、コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、エラーメッセージをコンテンツカテゴリ化提供エンティティに返し、同時に、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を添付する。
【0072】
ステップS27:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、受信された、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報に従って、コンテンツカテゴリ化を再び実行する。
【0073】
ステップS28:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、ステップS27のコンテンツカテゴリ化結果をコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返す。プロセスがS21−S22−S24に従って実行される場合、すなわち、コンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツカテゴリ化要求エンティティから送信されたコンテンツ情報を識別できる場合、ステップS25又はS28から返されるカテゴリ化結果メッセージ内で、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を更に運ぶことが可能であり、これにより、コンテンツカテゴリ要求エンティティはカテゴリ化機能情報を記憶する。
【0074】
コンテンツカテゴリ化の相互作用プロセスは、前述の2つの実施形態に特定の目的で追加され、初期コンテンツフォーマットが一致しない場合、数ラウンドの相互的な情報のやりとりが行われる、ということに留意されたい。しかし、比較的単純なコンテンツフォーマットのシナリオにおいてはコンテンツカテゴリ化機能折衝のプロセスは減少し、これはコンテンツカテゴリ化の速度及び効率の向上を促進する。
【0075】
コンテンツカテゴリ化初期要求メッセージ内で運ばれるコンテンツカテゴリ化機能記述情報に関する具体的なプロセスは、以下の第4の実施形態において説明され、以下のステップを含む。
【0076】
ステップS31:コンテンツカテゴリ化要求エンティティはコンテンツカテゴリ化初期要求メッセージを送信し、このメッセージのタイプは限定されず、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報とカテゴリ化されるコンテンツ情報のフォーマット情報とを伝送のために含む。
【0077】
ステップS32:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、初期要求応答メッセージをコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返す。コンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツ情報のフォーマットをサポートする場合、コンテンツカテゴリ化提供エンティティは初期要求成功応答メッセージを返す。コンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツ情報のフォーマットをサポートしない場合、コンテンツカテゴリ化提供エンティティはコンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を返される初期要求応答メッセージに添付する。
【0078】
ステップS33:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティの初期要求応答メッセージに従って、コンテンツカテゴリ化提供エンティティにコンテンツ情報を含むコンテンツカテゴリ化メッセージを送信する。
【0079】
ステップS34:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能に従って、コンテンツカテゴリ化を実行する。
【0080】
ステップS35:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、ステップS34のコンテンツカテゴリ化結果をコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返す。
【0081】
もちろん、ステップS31において送信されるコンテンツカテゴリ化初期要求メッセージ内に、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を含まず、以下の特定のステップを使用して、カテゴリ化されるコンテンツ情報のフォーマットを記述する情報のみを伝送のために含むことも可能である。
【0082】
ステップS41:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、カテゴリ化されるコンテンツ情報のフォーマット情報を伝送のために含む、コンテンツカテゴリ化初期要求メッセージを送信する。
【0083】
ステップS42:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、初期要求応答メッセージをコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返し、コンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツ情報のフォーマットをサポートする場合、コンテンツカテゴリ化提供エンティティは初期要求成功応答メッセージを返す。コンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツ情報のフォーマットをサポートしない場合、コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を、返される初期要求応答メッセージに添付する。
【0084】
ステップS43:コンテンツカテゴリ化要求エンティティはコンテンツカテゴリ化提供エンティティの初期要求応答メッセージに従って、コンテンツカテゴリ化提供エンティティに、コンテンツ情報を含むコンテンツカテゴリ化要求メッセージを送信する。
【0085】
ステップS44:コンテンツカテゴリ化提供エンティティはコンテンツカテゴリ化要求エンティティによって提供されたコンテンツ情報に従って、コンテンツカテゴリ化を実行する。
【0086】
ステップS45:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、ステップS44のコンテンツカテゴリ化結果をコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返す。
【0087】
ステップS46:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって返されたコンテンツカテゴリ化結果を受信し、その結果がコンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされる場合、カテゴリ化は成功してプロセスは終了する。しかし、カテゴリ化結果がコンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされない場合、コンテンツカテゴリ化要求エンティティはエラーメッセージをコンテンツカテゴリ化提供エンティティに返し、同時に、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を添付する。
【0088】
ステップS47:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、受信された、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報に従って、コンテンツカテゴリ化を再び実行する。
【0089】
ステップS48:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、ステップS47のコンテンツカテゴリ化結果をコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返す。コンテンツカテゴリ化提供エンティティがステップS42において、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能をコンテンツカテゴリ化要求エンティティに返さない場合、コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、ステップS45又はステップS48において返されるカテゴリ化結果メッセージ内で、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能情報を更に運ぶことが可能であり、これにより、コンテンツカテゴリ要求エンティティはカテゴリ化機能情報を記憶する。
【0090】
同様に、この実施形態は、第3の実施形態と同じ技術的効果を有する。更に、第3の実施形態と比較して、この実施形態は以下の効果を有する。折衝は、コンテンツカテゴリ化初期要求メッセージを送信して、カテゴリ化されるコンテンツのフォーマット情報を運ぶことによって実行され、一方、コンテンツ情報は直接送信されない。このように、コンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツ情報のフォーマットをサポートしない場合でも、コンテンツ情報が誤って送信されて先の相互作用が無駄になることがない。これにより、コンテンツカテゴリ化機能の高速な折衝と、コンテンツカテゴリ化の高い効率とが更に提供される。
【0091】
実際の適用のプロセスでは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ又はコンテンツカテゴリ化要求エンティティは、サブスクリプションのモードにおいて他方のパーティのカテゴリ化機能を取得してもよい。更に、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ又はコンテンツカテゴリ化要求エンティティによってサポートされるカテゴリ化機能は変更される場合があるが、これは他方のパーティに知られないため、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ又はコンテンツカテゴリ化要求エンティティは他方のパーティのカテゴリ化機能変更環境を更にサブスクライブしてもよい。これにより、本発明の実施形態はカテゴリ化機能のサブスクリプションがサポートされ、かつ、カテゴリ化機能が変更された場合に通知が実行される技術的解決法を提供する。
【0092】
対応して、サブスクリプションのメカニズムに従ってカテゴリ化機能が変更されたことを通知する技術的解決法を実現することが可能である。すなわち、一方で、他方のパーティはそれ自身の通知インタフェースを登録し、このステップは事前の開発のプロセス又は手動設定によって完了され、登録されたインタフェースとして論理的に表されてもよく、その実現については後で説明する。コンテンツカテゴリ化機能が変更された場合、変更されたパーティは登録されたインタフェースを介して登録されたパーティに適時に通知する。サブスクリプション通知のこのメカニズムは、上述の様々な実施形態において適用されてもよく、ここでは、カテゴリ化機能の変更を通知するメカニズムプロセスについてのみ、具体的に以下の実施形態において、詳細に説明する。
【0093】
コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、コンテンツカテゴリ化提供エンティティのカテゴリ化機能が変更された場合、通知を適時に取得することを所望する。具体的なプロセスは、本発明の第5の実施形態によって提供されるコンテンツカテゴリ化方法を示すフロー図である図5に示す通りであり、具体的には以下のステップを含む。
【0094】
ステップ501:コンテンツカテゴリ化要求エンティティは、通知メッセージインタフェースをコンテンツカテゴリ化提供エンティティに登録する。
【0095】
このような状況下では、以下のいくつかのモードで通知メッセージインタフェースの登録を完了するのが普通である。
【0096】
1.コンテンツカテゴリ化要求エンティティが、コンテンツカテゴリ化提供エンティティに登録メッセージを直接送信する。
【0097】
2.コンテンツカテゴリ化提供エンティティが、コンテンツカテゴリ化要求エンティティの通知インタフェースを内部的に設定する。すなわち、コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、それ自身の設定ファイルConfig.iniを読み出すことができ、通知メッセージインタフェースの設定の一行は、次のように提供される。

Config.ini

Notify = http://www.cbcs.com/notify

【0098】
3.コンテンツカテゴリ化提供エンティティには開発の間に通知インタフェースが固定され(設けられ)、コンテンツカテゴリ化要求エンティティは固定された標準に従って設定する。すなわち、コンテンツカテゴリ化提供エンティティは機能が変更された場合、例えば192.168.1.254:9999に通知メッセージを送信することによって、コンテンツカテゴリ化提供エンティティ自体によって規定されたアドレスにブロードキャスティングメッセージを送信し、コンテンツカテゴリ化要求エンティティがコンテンツカテゴリ化提供エンティティの機能変更を知ることを所望する場合、コンテンツカテゴリ化要求エンティティは192.168.1.254:9999のポートにおいて、ブロードキャスティングメッセージをリッスンすることができる。
【0099】
4.両方のエンティティが、公表された標準に準拠して特定の通知インタフェースを設定する。
【0100】
ステップ502:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは登録成功メッセージを返す。これは実際の適用のプロセスにおいて省略可能なステップである。
【0101】
ステップ503:コンテンツカテゴリ化提供エンティティのコンテンツカテゴリ化機能が変更された場合、コンテンツカテゴリ化提供エンティティはコンテンツカテゴリ化機能変更通知メッセージの通知を準備する。
【0102】
ステップ504:コンテンツカテゴリ化提供エンティティは、コンテンツカテゴリ化要求エンティティによって登録されたインタフェースに従って、カテゴリ化機能の変更を通知する。
【0103】
本発明の前述の実施形態において説明した方法のプロセスをより詳細に説明するために、コンテンツカテゴリ化要求エンティティが新しい映画(動画)A.mpgの一部をプロバイダAに提供し、CBCSサーバを介して映画がカテゴリ化できることを所望する例を、以下に示す。
【0104】
更に、説明をより明確にし、より容易に理解できるようにするために、本実施形態では以下が仮定される。
【0105】
1.プロバイダAは、中国映画カテゴリ化標準(Chinese movie categorization standard)、すなわち、CN−Classificationをサポートする。
【0106】
2.CBCSサーバは、MPGの形式の映画のみをサポートし、かつ、MPEG−21の映画情報記述をサポートする。
【0107】
本発明の第5の実施形態によって提供される別のコンテンツカテゴリ化方法を示すフロー図である図6を参照されたい。この方法には、以下のステップが具体的に含まれる。
【0108】
ステップ601:プロバイダAのコンテンツ提供システムは、コンテンツカテゴリ化機能要求をCBCSサーバに送信する。
【0109】
例えば、以下のOPTIONコマンドによってコンテンツカテゴリ化要求を送信することによって、CBCSサーバによってサポートされるカテゴリ化機能が要求される。

<CBCSCommand>
<OPTION CmdID = “1”/>
</CBCSCommand>
【0110】
ステップ602:CBCSサーバは、それによってサポートされるカテゴリ化機能を返す。
【0111】
例えば、この実施形態において返される、CBCSサーバによってサポートされるカテゴリ化機能は、以下の通りである。サポートされるコンテンツタイプは、MEG、MPEG−21、及びJPEG/GIFであり、サポートされるコンテンツコードはgzipであり、サポートされる言語はデンマーク語及び英語であり、受け入れ可能な最大コンテンツ長は4096バイトであり、サポートされるコンテンツロケータはURI及びSMSショートコードであり、サポートされるコンテンツ識別子はISBN及びISANであり、サポートされるコンテンツ要約のデジタル要約アルゴリズムは、MD5、SHA−1、及びRIPEMD−160であり、サポートされるコンテンツ要約のリダクション(圧縮)フォーマットはAutoTXT及びMovieであり、サポートされるカテゴリ化ルールは、CN−Classification、ESRB、MPAA、及びICRAであり、サポートされる署名アルゴリズムは、RSA(対応するデジタル抽象アルゴリズムMD−5,SHA−1、及びRIPEMD−160をサポートする)、DSA(対応するデジタル抽象アルゴリズムMD−5をサポートする)、及びECDSA(対応するデジタル抽象アルゴリズムMD−5をサポートする)である。返される情報フォーマットは、以下の通りである。

<CBCSCommand>
<ContentType RefCmd= “1”>
<MPG/>
<MPEG-21/>
<JPEG/GIF>
</ContentType>
<ContentEncoding>
<gzip>
</ContentEncoding>
<ContentLanguage>
<da>
<en>
</ContentLanguage>
<ContentLength>
<4096>
</ContentLength>
<ContentLocator>
<URI>
<SMS>
</ContentLocator>
<ContentIdentifier>
<ISBN>
<ISAN>
</ContentIdentifier>
<ContentDigest_DigitalDigest>
<MD5>
<SHA-1>
<RIPEMD-160>
</ContentDigest_DigitalDigest>
<ContentDigest_ReduceForm>
<AutoTXT>
<Movie>
</ContentDigest_ReduceForm>
<CategorizationScheme>
<CN-Classification>
<MPAA>
<ESRB>
<ICRA>
</CategorizationScheme>
<Signature>
<RSA>
<MD-5>
<SHA-1>
<RIPEMD-160>
</RSA>
<DSA>
<MD-5>
</DSA>
<ECDSA>
<MD-5>
</ECDSA>
</Signature>
</CBCSCommand>
【0112】
ステップ603:プロバイダAのコンテンツ提供システムは、返されたサポートされるフォーマットに従ってA.mpgのコンテンツフォーマットを変更し、MPEG−21を使用してコンテンツを記述し、ZIPを介してコンテンツをパックする。
【0113】
具体的には、取得された、CBCSサーバのコンテンツカテゴリ化機能に従って、プロバイダAのコンテンツ提供システムは、CBCSサーバに備わっているコンテンツをカテゴリ化するためのコンテンツタイプをContentTypeに従って判定し、CBCSサーバに備わっているカテゴリ化されるコンテンツを圧縮するためのコーディングフォーマットを、ContentEncodingに従って判定し、CBCSサーバに備わっているコンテンツをカテゴリ化するためのコンテンツ記述言語を判定し、CBCSサーバに備わっているコンテンツをカテゴリ化するためのコンテンツ最大長を、ContentLengthに従って判定し、CBCSサーバに備わっているコンテンツをカテゴリ化するためのコンテンツロケータタイプを、Contentlocatorに従って判定し、CBCSサーバに備わっているコンテンツをカテゴリ化するためのコンテンツ識別子タイプを、ContentIdentifierに従って判定し、CBCSサーバに備わっているコンテンツをカテゴリ化するためのコンテンツダイジェストのデジタルダイジェスト対応アルゴリズムを、ContentDigest_DigitalDigestに従って判定し、CBCSサーバに備わっているコンテンツをカテゴリ化するためのコンテンツダイジェストのリダクション形式の対応するタイプを、ContentDigest_ReduceFormに従って判定し、コンテンツ提供システムによって要求されCBCSサーバによってサポートされるカテゴリ化ルールを、CategorizationSchemeに従って判定し、CBCSサーバによってサポートされる信頼性検証の署名アルゴリズムを、Signatureに従って判定する。コンテンツカテゴリ化要求エンティティが、検証が必要なエンティティ(コンテンツスクリーニングエンティティなど)である場合、このパラメータは特に有効であり、エンティティはこの値に従って、CBCSサーバによってサポートされる署名アルゴリズムの設定を判定することができる。
【0114】
ステップ604:プロバイダAのコンテンツ提供システムは、CBCSサーバにカテゴリ化要求を、それに添付された再フォーマットされたA.mpgと共に送信する。対応するコマンドフォーマットは以下の通りである。

<CBCSCommand>
<Categorization CmdID = “2”/>
<Content>
<……>
</Content>
</CBCSCommand>
【0115】
ステップ605:CBCSサーバは次のOPTIONコマンドによって、プロバイダAのコンテンツ提供システムからのカテゴリ化フォーマットなどのサポートされるカテゴリ化機能を要求する。

CBCSCommand>
<OPTION CmdID = “4”/>
</CBCSCommand>
【0116】
ステップ606:プロバイダAのコンテンツ提供システムは、それによってサポートされるカテゴリ化フォーマットなどのカテゴリ化機能を、次のコマンドによってCBCSに返す。

<CBCSCommand>
<ContentType RefCmd=“4”>
<CN-Classification/>
</ContentType>
</CBCSCommand>
【0117】
ステップ607:CBCSサーバは、プロバイダAのコンテンツ提供システムによって返されたサポートされるカテゴリ化機能(カテゴリ化標準CN−Classification)に従って、A,mpgをカテゴリ化する。
【0118】
ステップ608:CBCSサーバは、次のコマンドによって前述のステップのカテゴリ化結果を返す。

<CBCSCommand>
<CategorizationRes RefCmd=“2”>
<Level 3>
</CategorizationRes>
</CBCSCommand>
【0119】
更に、コンテンツカテゴリ化機能変更通知のための前述のメカニズムを、この実施形態に適用することが可能である(すなわち、プロバイダAが、CBCSサーバによってサポートされるカテゴリ化機能が変更されたとき、適時に通知されることを所望する場合)。例えば、この実施形態におけるCBCSサーバは、最初MPEG−21をサポートするが、システム内のその後の変化に伴ってサポートの機能はMPEG−7になったため、プロバイダAに適時に通知する必要がある。
【0120】
具体的なプロセスは、本発明の第5の実施形態によって提供される更に別のコンテンツカテゴリ化方法を示すフロー図である、図7に示す通りであり、以下のステップを含む。
【0121】
ステップ701:プロバイダAのコンテンツ提供システムは、その通知メッセージインタフェースを登録するために、CBCSサーバに登録要求を送信する。具体的なコマンドフォーマットは以下の通りであってもよい。
<CBCSCommand>
<NotificationReg CmdID = “1” Address = http://www.sp1.com/cbcs/notification
/>
</CBCSCommand>
【0122】
ステップ702:CBCSサーバは、次の具体的なフォーマットを使用して、プロバイダAのコンテンツ提供システムにアクノリッジメント(受信確認)メッセージを返す。

<CBCSCommand>
<NotificationRsp> OK </NotificationRsp>
</CBCSCommand>
【0123】
ステップ703:CBCSサーバによってサポートされるカテゴリ化機能が変更され、CBCSはカテゴリ化機能の変更内容を判定して、変更通知メッセージを形成する。
【0124】
ステップ704:CBCSサーバはそのカテゴリ化機能変更の結果を、次のような具体的なメッセージフォーマットを使用して、前述のインタフェースを介して、プロバイダAのコンテンツ提供システムに通知する。

TO: http://www.sp1.com/cbcs/notification /
<CBCSCommand>
<Notification/>
<ContentType RefCmd= “1”>
<MPEG-7/>
</ContentType>
</CBCSCommand>
【0125】
上記の実施形態及び実行のモード(態様)の説明からわかるように、本発明の実施形態では、カテゴリ化機能折衝又はカテゴリ化機能の後続の更新動作を介して、コンテンツカテゴリ化機能を完全に知ることができる。従って、コンテンツカテゴリ化要求エンティティ又はコンテンツカテゴリ化提供エンティティは、相互のコンテンツカテゴリ化機能情報を、詳細、明確、正確、かつ適時に取得することが可能である。このように、後続のコンテンツカテゴリ化要求エンティティがコンテンツカテゴリ化を適切に要求すること、及びコンテンツカテゴリ化提供エンティティがコンテンツカテゴリ化を適切に実行してコンテンツカテゴリ化結果を提供することが容易になる。従って、コンテンツカテゴリ化エンティティ間での相互的なカテゴリ化機能のサポートの欠如に起因する、コンテンツカテゴリ化に関する障害の可能性が減少し、コンテンツカテゴリ化の効率が向上する。他方、コンテンツカテゴリ化要求エンティティとして働くコンテンツスクリーニングエンティティが信頼性検証される必要がある場合、事前カテゴリ化された情報の信頼性検証を実行するための、コンテンツカテゴリ化提供エンティティによって提供されるデジタル署名アルゴリズムを、カテゴリ化機能折衝を介して取得することが可能である。このように、コンテンツスクリーニングエンティティが対応するアルゴリズムを予め設定するのを補助するので、事前カテゴリ化されたコンテンツに関する検査を確実にすることが可能である。
【0126】
前述の実施形態の説明により当業者に明確にわかるように、本発明はハードウェアによって実現されてもよく、又は必要なハードウェアプラットフォームによってソフトウェアを使用して実現されてもよい。このような理解に基づいて、本発明の技術的解決法は不揮発性記憶媒体(CD−ROM、Uディスク、モバイルハードディスクなど)内に記憶されてもよく、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置など)が本発明の各実施形態において記載された方法を実行することを可能にする複数の命令を含むソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。
【0127】
当業者は本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明の実施形態に対して変形及び修正を行うことができることは明らかである。従って、本発明の実施形態に対するそれらの変形及び修正が、本発明の特許請求の範囲又はその均等物の範囲内に入る場合、本発明はそれらの変形及び修正も包含することが意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7