特許第5698375号(P5698375)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5698375チャネル状態情報測定を設定する方法、および、それを用いた通信装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5698375
(24)【登録日】2015年2月20日
(45)【発行日】2015年4月8日
(54)【発明の名称】チャネル状態情報測定を設定する方法、および、それを用いた通信装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/02 20090101AFI20150319BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20150319BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20150319BHJP
   H04W 16/32 20090101ALI20150319BHJP
   H04J 11/00 20060101ALI20150319BHJP
【FI】
   H04W16/02
   H04W72/04 131
   H04W24/10
   H04W16/32
   H04J11/00 Z
【請求項の数】14
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2013-538055(P2013-538055)
(86)(22)【出願日】2011年11月11日
(65)【公表番号】特表2014-501074(P2014-501074A)
(43)【公表日】2014年1月16日
(86)【国際出願番号】CN2011082097
(87)【国際公開番号】WO2012062221
(87)【国際公開日】20120518
【審査請求日】2013年5月24日
(31)【優先権主張番号】61/431,310
(32)【優先日】2011年1月10日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/412,538
(32)【優先日】2010年11月11日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506423280
【氏名又は名称】聯發科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】MEDIATEK INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110001494
【氏名又は名称】前田・鈴木国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】フアン, チエン−ファ
(72)【発明者】
【氏名】ウ, チウ−ピン
(72)【発明者】
【氏名】チェン, イー−シェン
【審査官】 齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2011/000302(WO,A1)
【文献】 特開2010−206612(JP,A)
【文献】 "Discussion on CRS interference and CSI measurements in macro-pico deployment",3GPP TSG RAN WG1 Meeting #63 R1-105969,2010年11月19日,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_63/Docs/R1-105969.zip
【文献】 "Discussion of Restricted CSI Measurements in Macro-Pico",3GPP TSG-RAN WG1 #63 R1-106008,2010年11月19日,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_63/Docs/R1-106008.zip
【文献】 "The possible restrictions on the configuration of almost blank subframes in Macro-Pico deployments",3GPP TSG RAN WG1 meeting #62bis R1-105150,2010年10月15日,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_62b/Docs/R1-105150.zip
【文献】 "Impact of CRS interference in HetNet",3GPP TSG RAN WG1 Meeting #62 R1-104660,2010年 8月27日,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_62/Docs/R1-104660.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 16/02
H04J 11/00
H04W 16/32
H04W 24/10
H04W 72/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信装置であって、
複数のサブフレームを含む1組のサブフレームから、各々が当該1組のサブフレームのサブセットである2つの異なるサブフレームサブセットであって、1つまたはそれ以上の前の測定結果から得られるピア通信装置の干渉レベルの時間ドメイン変化量に従ってチャネル状態情報測定を実行するように前記ピア通信装置を設定するための前記2つの異なるサブフレームサブセットを決定するコントローラー、および、
前記2つのサブフレームサブセットに関連する情報を搭載する設定メッセージを前記ピア通信装置に伝送し、前記2つのサブフレームサブセットに含まれるサブフレームで前記チャネル状態情報測定を実行するように前記ピア通信装置を設定し、且つ、前記ピア通信装置から、前記測定結果に関連する情報を搭載する1つまたはそれ以上の測定結果報告メッセージを受信するトランシーバ、
を含むことを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記コントローラーは、さらに、前記測定結果に従って、前記ピア通信装置の隣接ネットワークノードに関連する相対的位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記コントローラーは、さらに、1つまたはそれ以上の隣接ネットワークノードの1つまたはそれ以上のオールモストブランクサブフレームの分布に従って、前記2つのサブフレームサブセットを決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
通信装置であって、
第一サブフレームサブセットおよび第二サブフレームサブセットに関連する情報を得て、前記第一サブフレームサブセットに含まれる前記サブフレームで、第一チャネル状態情報測定を実行して、第一測定結果を得て、前記第二サブフレームサブセットに含まれる前記サブフレームで、第二チャネル状態情報測定を実行して、第二測定結果を得るコントローラー、および
ピア通信装置から、前記第一および前記第二サブフレームサブセットに関する情報を搭載する設定メッセージを受信し、前記第一測定結果に関連する情報を搭載する第一測定結果報告メッセージを、前記ピア通信装置に伝送し、前記第二測定結果に関する情報を搭載する第二測定結果報告メッセージを、前記ピア通信装置に伝送するトランシーバ、
を含み、
前記第一および前記第二サブフレームサブセットは、1つまたはそれ以上の隣接ネットワークノードの1つまたはそれ以上のオールモストブランクサブフレームに関する情報を含むことを特徴とする通信装置。
【請求項5】
前記第一および前記第二測定結果報告メッセージは、それぞれ、前記ピア通信装置により明示的に割り当てられる、または、前記通信装置および前記ピア通信装置に知られる所定ルールにより黙示的に決定される前記時間に伝送されることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
【請求項6】
通信システムにおいてチャネル状態情報測定を設定する方法であって、
通信装置により、第一サブフレームサブセットおよび第二サブフレームサブセットを決定する工程と、
前記通信装置により、前記第一および前記第二サブフレームサブセットに関する情報を搭載する設定メッセージを、ピア通信装置に伝送する工程と、
前記ピア通信装置により、前記第一サブフレームサブセットに含まれる前記サブフレームで、第一チャネル状態情報測定を実行して、第一測定結果を得る工程と、
前記ピア通信装置により、前記第二サブフレームサブセットに含まれる前記サブフレームで、第二チャネル状態情報測定を実行して、第二測定結果を得る工程と、
前記ピア通信装置により、前記第一測定結果に関する情報を搭載する第一測定結果報告メッセージを、前記通信装置に伝送する工程、および、
前記ピア通信装置により、前記第二測定結果に関する情報を搭載する第二測定結果報告メッセージを、前記通信装置に伝送する工程、
を含み、
前記第一および前記第二サブフレームサブセットは、前記通信システムにおいて、前記ピア通信装置に隣接する1つまたはそれ以上のネットワークノードの1つまたはそれ以上のオールモストブランクサブフレームの分布に従って決定されることを特徴とするチャネル状態情報測定を設定する方法。
【請求項7】
さらに、第一および/または第二測定結果に従って、前記通信装置により、前記ピア通信装置の信号および/またはデータ伝送をスケジュールする工程を含むことを特徴とする請求項6に記載のチャネル状態情報測定を設定する方法。
【請求項8】
さらに、前記第一および/または第二測定結果に従って、前記通信装置により、前記ピア通信装置のネットワークノードを干渉する相対的位置を決定する工程を含むことを特徴とする請求項6に記載のチャネル状態情報測定を設定する方法。
【請求項9】
さらに、前記通信装置により、時間を割り当てて、前記第一および前記第二測定結果報告メッセージを伝送する工程、を含むことを特徴とする請求項6に記載のチャネル状態情報測定を設定する方法。
【請求項10】
さらに、前記通信装置および前記ピア通信装置両方に知られる所定ルールにより、前記時間を決定し、前記第一および前記第二測定結果報告メッセージを伝送する工程を含むことを特徴とする請求項6に記載のチャネル状態情報測定を設定する方法。
【請求項11】
前記第一および前記第二サブフレームサブセットは、1組のサブフレームから決定され、且つ、相互補完的であることを特徴とする請求項6に記載のチャネル状態情報測定を設定する方法。
【請求項12】
前記第一および前記第二サブフレームサブセットは、1組のサブフレームから決定され、前記第一および前記第二サブフレームサブセットの前記交差点は空集合ではないことを特徴とする請求項6に記載のチャネル状態情報測定を設定する方法。
【請求項13】
前記第一および前記第二サブフレームサブセットは、1組のサブフレームから決定され、且つ、前記第一および前記第二サブフレームサブセットの前記結合は1組のサブフレームであることを特徴とする請求項6に記載のチャネル状態情報測定を設定する方法。
【請求項14】
前記第一および前記第二サブフレームサブセットは、1組のサブフレームから決定され、且つ、前記第一および前記第二サブフレームサブセットの前記結合は、1組のサブフレーム以下であることを特徴とする請求項6に記載のチャネル状態情報測定を設定する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、2011年11月11日に出願された「RESTRICTION OF CSI MEASUREMENT」と題された米国特許仮出願番号61/412538号と、2011年1月10日に出願された「CSI FEEDBACK BASED ON INTERFERENCE MEASUREMENT IN RESTRICTED SUBSETS OF SUBFRAMES」と題された米国特許仮出願番号61/431310号に基づいて優先権を主張するものであり、その内容は引用によって本願に援用される。
【0002】
本発明は、無線通信システムにおいてチャネル状態情報(channel state information、CSI)測定の設定に関するものである。
【背景技術】
【0003】
近年、移動通信技術が急速に発展し、ユーザーの位置にかかわらず、各種通信サービス、たとえば、ボイスコールサービス、データ伝送サービス、あるいは、ビデオコールサービス等がユーザーに提供されている。大部分の移動通信システムは多重アクセスシステムで、無線ネットワークリソースとアクセスが、複数のユーザーに割り当てられる。移動通信システムに用いられるアクセス技術は、1x符号分割多重アクセス方式2000(1x CDMA 2000)技術、1x進化データ最適化(1x EVDO)技術、直交周波数分割多重(OFDM)技術、および、ロングタームエボリューション(LTE)技術等を含む。LTEアドバンス技術は、LTE技術に基づいて発展した強化版技術である。LTEアドバンス技術はLTE設備と互換性があり、LTE通信システムと周波数バンドをシェアしなければならない。LTEアドバンス技術の最大の利点は、先進のトポロジーネットワークを利用する能力にある。先進のトポロジーネットワークにおいては、最適化した異機種ネットワークは、たとえば、ピコセル(picocell)、フェムトセル(femtocell)および新しいリレーノードのような低電力ノードのマクロが混在する。
【0004】
図1は、異機種ネットワーク(HetNet)を示す図である。マクロ進化型ノードB(eNB)101のサービスエリア100内で、小サービスエリアを有する幾つかの低電力ノードが設定されて、システム容量全体を改善している。図に示されるように、ピコeNB(ピコセルとも称される)102、フェムトeNB(フェムトセルとも称される)103およびリレーeNB104が、マクロeNB101のサービスエリア100と共に設置される。
【0005】
しかし、このようなHetNetは、不必要なセル間干渉を生じる。たとえば、ピコeNB102のセルレンジ拡張(CRE)領域(たとえば、図1に示されるCRE領域205)中のユーザー装置(UE)202がピコeNB102上に位置して、サービングセルとすると仮定する。CRE領域中、ピコeNB102から受信される信号の電力レベルは、マクロeNB101から受信される信号の電力レベルより弱いので、UE202に隣接するマクロeNB101により伝送される信号は、UE202に強い干渉を生じる。別の例では、フェムトeNB103の限定加入者グループ(CSG)に属さないUE201が、サービスエリアに移動するとき、フェムトeNB103により伝送される信号は、UE201に強い干渉を生じる。さらに別の例では、リレーeNB104が、信号またはデータをUE203に同時に伝送する時、マクロeNB101により伝送される信号もUE203に干渉する。
【0006】
無線通信システムにおいて、UEが、チャネル状態情報(CSI)測定を実行する時、セル間干渉は誤差問題を生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述の問題を解決するため、本発明は、通信システムにおいてチャネル状態情報測定を設定する方法とその方法を用いた通信装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
通信システムには、チャネル状態情報測定を設定する通信装置および方法が提供される。通信装置の具体例は、コントローラーおよびトランシーバを含む。コントローラーは、1つまたはそれ以上の前の測定結果から得られるピア通信装置の干渉レベルの時間ドメイン変化量に従って、ピア通信装置を設定する2つの異なるサブフレームサブセットを決定し、チャネル状態情報測定を実行する。トランシーバは、2つのサブフレームサブセットに関連する情報を搭載する設定メッセージをピア通信装置に伝送し、ピア通信装置から、測定結果に関連する情報を搭載する1つまたはそれ以上の測定結果報告メッセージを受信する。
【0009】
通信装置の別の具体例は、コントローラーおよびトランシーバを含む。コントローラーは、第一サブフレームサブセットと第二サブフレームサブセットに関する情報を得て、前記第一サブフレームサブセットに含まれる前記サブフレームで、第一チャネル状態情報測定を実行して、第一測定結果を獲得し、第二サブフレームサブセットに含まれるサブフレームで、第二チャネル状態情報測定を実行して、第二測定結果を得る。トランシーバは、ピア通信装置から、第一および第二サブフレームサブセットに関する情報を搭載する設定を受信し、第一測定結果に関する情報を搭載する第一測定結果報告メッセージをピア通信装置に伝送し、第二測定結果に関する情報を搭載する第二測定結果報告メッセージをピア通信装置に伝送する。
【0010】
通信システムにおいてチャネル状態情報測定を設定する方法の具体例は、通信装置により、第一サブフレームサブセットおよび第二サブフレームサブセットを決定する工程と、通信装置により、第一および第二サブフレームサブセットに関する情報を搭載する設定メッセージをピア通信装置に伝送する工程と、ピア通信装置により、第一サブフレームサブセットに含まれるサブフレームで、第一チャネル状態情報測定を実行し、第一測定結果を得る工程と、ピア通信装置により、第二サブフレームサブセットに含まれるサブフレームで、第二チャネル状態情報測定を実行し、第二測定結果を得る工程と、ピア通信装置により、第一測定結果に関する情報を搭載する第一測定結果報告メッセージを通信装置に伝送する工程、および、ピア通信装置により、第二測定結果に関連する情報を搭載する第二測定結果報告メッセージを通信装置に伝送する工程、を含む。
【0011】
通信装置の別の具体例は、コントローラーおよびトランシーバを含む。コントローラーは、ピア通信装置が、1つまたはそれ以上の隣接ネットワークノードから干渉を受けるビクティム通信装置か判断し、ピア通信装置の設定を決定して、チャネル状態情報測定を実行する。ビクティム通信装置に決定される設定は、非ビクティム通信装置に決定される設定と異なる。トランシーバは、設定に関連する情報を搭載する設定メッセージをピア通信装置に伝送する。
【0012】
通信システムにおいてチャネル状態情報測定を設定する方法の別の具体例は、通信装置により、ピア通信装置が、通信システムにおいて1つまたはそれ以上の隣接ネットワークノードから干渉を受けるビクティム通信装置であるか判断する工程と、通信装置により、ピア通信装置の設定を決定して、チャネル状態情報測定を実行し、ビクティム通信装置に決定される設定が、非ビクティム通信装置に決定される設定と異なる工程、および、設定に関連する情報を搭載する設定メッセージをピア通信装置に伝送する工程、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の実施形態について詳細に述べる。その例は添付図面に示されている。
図1図1は、異機種ネットワーク(HetNet)を示す図である。
図2a図2aは、本発明の実施形態による通信装置の簡潔のブロック図である。
図2b図2bは、本発明の別の実施形態による通信装置の簡潔なブロック図である。
図3a図3aは、本発明の実施形態によるマクロ−ピコ環境を示す図である。
図3b図3bは、図3aに示されるように設定されたマクロeNBのABSパターンおよびサブセットS_1とS_2のサブフレームパターンの例を示す図である。
図4a図4aは、本発明の実施形態によるマクロ−フェムト環境を示す図である。
図4b図4bは、図4aに示されるように設定されたマクロeNBのABSパターン、フェムトeNBのABSパターンおよびサブセットS_1とS_2のサブフレームパターンの例を示す図である。
図5a図5aは、本発明の別の実施形態によるマクロ−ピコ環境を示す図である。
図5b図5bは、図5aに示されるように設定されるマクロeNBのABSパターンおよびサブセットS_1とS_2のサブフレームパターンの例を示す図である。
図6図6は、本発明の実施形態による通信システムにおいてチャネル状態情報測定を設定する方法のフローチャートである。
図7図7は、本発明の実施形態によCSI−RSサブフレームパターンおよびABSパターンの例を示す図である。
図8図8は、本発明の別の実施形態による通信システムにおいてチャネル状態情報測定を設定する方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下の記述は、本発明を実践する最適なモードである。この記述は、本発明の一般原則を説明する目的のためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、請求項によって定められる。
【0015】
図2aは、本発明の好ましい態様による通信装置を示す図である。
通信装置200は、図1に示されるサービスネットワーク中のユーザー装置(UE)である。サービスネットワークの運用は、通信プロトコルに従う。一実施形態として、サービスネットワークは、ロングタームエボリューション(LTE)システムまたはLTEアドバンストシステムである。通信装置200は、少なくとも1つのベースバンドモジュール210、無線周波数(RF)モジュール220およびコントローラー230を含む。
【0016】
ベースバンドモジュール210は、複数のハードウェア装置を含み、アナログデジタル変換(ADC)/デジタルアナログ変換(DAC)、ゲイン調整(gain adjusting)、変調(modulation)/復調(demodulation)、暗号(encoding)/復号(decoding)等を含むベースバンド信号処理を実行する。
【0017】
RFモジュール220はRF無線信号を受信し、受信したRF無線信号をベースバンドモジュール210により処理されるベースバンド信号に変換し、または、ベースバンドモジュール210から、ベースバンド信号を受信し、受信したベースバンド信号を後に伝送されるRF無線信号に変換する。
【0018】
また、RFモジュール220は、複数のハードウェア装置を含んで、信号送受信と無線周波数変換を実行する。たとえば、RFモジュール220は、トランシーバ240を含んで、RF無線信号を送受信し、および/または、ミキサー(図示されない)を含んで、無線通信システムの無線周波数で発振するキャリアにより、ベースバンド信号を多重化する。無線周波数は、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)システムで用いられる900MHz、1900MHzまたは2100MHz、または、LTEシステムで用いられる900MHz、2100MHzまたは2.6GHz、または、無線アクセス技術(RAT)に基づくその他の周波数である。
【0019】
コントローラーモジュール230は、ベースバンドモジュール210およびRFモジュール220および別の機能要素、たとえば、MMI(man-machine interface)となるディスプレイユニットおよび/またはキーパッド、アプリケーションや通信プロトコル等のデータおよびプログラムコードを保存するストレージユニットの動作を制御する。UMTSシステムおよびLTEシステムに加え、本発明は、あらゆる未来のRATに応用することが出来る。
【0020】
図2bは、本発明の別の実施形態による通信装置の簡潔なブロック図である。通信装置250は、図1に示されるサービスネットワーク中の進化型ノードB(eNB)である。通信装置250は、少なくとも1つのベースバンドモジュール260、RFモジュール270およびコントローラー280を含む。
【0021】
RFモジュール270は、無線または有線方式で、信号を送受信する。注意すべきことは、本発明の実施形態によると、eNBは、制御または/およびデータ信号を、1つまたはそれ以上のUEに伝送し、無線または有線接続により、別のeNBと通信することである。たとえば、RFモジュール270は、トランシーバ300を含んで、RF無線信号を送受信し、および/または、ミキサー(図示されない)を含んで、無線通信システムの無線周波数で発振するキャリアにより、ベースバンド信号を多重化する。ある実施形態において、通信装置250は、バックホール接続により、別のeNBと通信する。
【0022】
ベースバンドモジュール260、RFモジュール270およびコントローラー280の動作は、図2aに示されるベースバンドモジュール210、RFモジュール220およびコントローラー230と同じである。よって、ベースバンドモジュール260、RFモジュール270およびコントローラー280の詳細は、上述のベースバンドモジュール210、RFモジュール220およびコントローラー230を参照することができるので、説明を省略する。
【0023】
注意すべきことは、本発明の実施形態によると、eNBは、サービングネットワーク中の1つまたはそれ以上のUEに供することに責任をおうので、コントローラー280は、さらに、制御信号およびデータ伝送をスケジューリングし、制御信号およびデータをサービングネットワーク中のUEに伝送する。たとえば、コントローラー280はスケジューラーモジュール290を含み、信号およびデータ伝送をスケジューリングする。
【0024】
注意すべきことは、ある実施形態において、伝送スケジューリングは、コントローラー280により直接実行されることである。よって、専用のスケジューラーモジュール290は、設計要求の相違に基づいて任意に選択されるべきものであり、本発明は、図2bに示される構造に限定されない。
【0025】
また、注意すべきことは、異なる設計要求によっては、コントローラー230/280がベースバンドモジュール210/260に整合されてもよく、本発明は、図2aおよび図2bに示されるものに限定されない。
【0026】
図1に戻ると、前述のように、UE202がピコeNB102のCRE領域205に位置するとき、UE202に隣接するマクロeNB101により伝送される信号は、UE202に強い干渉を生成する。この場合、ピコeNB102により伝送されるダウンリンク信号は、マクロeNB101により伝送されるダウンリンク信号により干渉されるので、マクロeNB101はアグレッサーeNBと見なされ、UE202はビクティムUEと見なされ、ピコeNB102はビクティムeNBと見なされる。
【0027】
同様に、フェムトeNB103により伝送されるダウンリンク信号が、マクロeNB101により伝送されるダウンリンク信号を干渉する場合、フェムトeNB103はアグレッサーeNBと見なされ、UE201はビクティムUEと見なされ、マクロeNB101はビクティムeNBと見なされる。以下の段落において、マクロ−ピコおよびマクロ−フェムト環境の通信システムにおいて、チャネル状態情報(CSI)測定を設定する方法と装置がさらに説明される。
【0028】
一般に、CSI測定は、コモン参照信号(CRS)またはチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)の電力を測定することにより実行され、チャネル状態情報を得る。仕様で定義されるように、伝送モード1から8において、CRSを用いて、CSI測定を実行し、伝送モード9において、CSI−RSまたはCRSプラスCSI−RSを用いて、CSI測定を実行する。しかし、UEがチャネル状態情報(CSI)測定を実行している時、セル間干渉が誤差問題を生じるので、マクロ-ピコおよびマクロ-フェムト環境下のビクティムUEの測定設定が特に考慮されなければならない。
【0029】
ミューティングスキームがネットワーク側から起動されるとき、一旦、(アグレッサー)eNBの信号またはデータ伝送に用いられるリソース要素(RE)と隣接(ビクティム)eNBのCRSまたはCSI−RS伝送に用いられるリソース要素が衝突すると、(アグレッサー)eNBは、このリソース要素を使用して、信号またはデータを伝送するのを停止する。
【0030】
つまり、(アグレッサー)eNBは、信号またはデータ伝送に衝突したリソース要素を使用しない。よって、UEは、任意のサブフレームで、CSI測定を実行する。しかし、ネットワークがミューティングスキームを起動、または、設定しないとき、CSI測定の制限は、ビクティムUEに干渉が少ないリソース要素が好ましい。つまり、ミューティングスキームが起動されない、または、設定されないとき、ビクティムUEおよび非ビクティムUEは、サブフレーム中で、異なる設定を有して、CSI測定する。
【0031】
ここで、ビクティムUEは、マクロ−ピコ環境中、CRE領域に位置するUE、または、マクロ−フェムト環境中、隣接フェムトeNBから干渉されるUEのことで、非ビクティムUEは、マクロ−ピコ環境中の非CRE領域中のUE、または、マクロ−フェムト環境中の隣接フェムトeNBから干渉されないUEのことである。
【0032】
ビクティムUEにとって、CSI測定の制限は、干渉が少ないリソース要素が好ましいので、UEに測定設定が決定される時、1つまたはそれ以上の隣接ネットワークノード(つまり、セル間干渉を生じる隣接eNB)の1つまたはそれ以上のオールモストブランクサブフレームの分布が考慮される。
【0033】
一般に、1フレームは10個のサブフレームを含み、1サブフレームの長さは1msで、14個のOFDM符号を含む。eNB(アグレッサーeNBである)により空白になったサブフレームは、オールモストブランクサブフレーム(ABS)と称される。正常なサブフレームと比較して、ABS中、eNBはデータ伝送をスケジュールせず、わずかな制御信号伝送だけをスケジュールする。データ伝送はABSでスケジュールされないので、ABS中で伝送される制御信号は、正常なサブフレームで伝送されるものより少ない。
【0034】
たとえば、ABSにおいて、物理制御フォーマット指示チャネル(PCFICH)制御信号および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)制御信号は伝送されず、PCFICH制御信号が用いられ、どのくらいのOFDM符号が用いられて、制御チャネルを伝送するか指定し、レシーバUEが、どこで制御情報を見つけるかを知り、PDCCH制御信号が用いられ、(データ領域で伝送される)データ信号のリソース割り当ておよび変調と符号スキームを指定する。ABSの制御領域でまだ伝送される制御信号は、たとえば、これに限定されないが、コモン制御信号(たとえば、コモン参照信号(CRS)、同期化信号、システム情報等)およびページング信号を含む。
【0035】
本発明のコンセプトによると、eNBは、0(ゼロ)または2つのサブフレームサブセットをUEに設定し、CSI測定を実行する。たとえば、eNBのコントローラー(たとえば、コントローラー280)は、2つの異なるサブフレームサブセットを決定して、UEを設定し(eNBの角度から見て、ピア通信装置)、UEの干渉レベルの時間ドメイン変化量に従って、CSI測定を実行し、2つのサブフレームサブセットに関連する情報を搭載する1つまたはそれ以上の設定メッセージを生成する。eNBのトランシーバ(たとえば、トランシーバ300)は、設定メッセージをUEに伝送し、さらに、UEから、1つまたはそれ以上の測定結果に関連する情報を搭載する1つまたはそれ以上の測定結果報告メッセージを受信する。eNBの測定結果に基づいて、コントローラー(または、スケジューラーモジュール)は、最小の干渉で、UEの信号および/またはデータ伝送をスケジュールする。
【0036】
本発明の実施形態によると、eNBのコントローラーは、1つまたはそれ以上の前の測定結果から得られるUEの干渉レベルの時間ドメイン変化量、または、さらに、1つまたはそれ以上の隣接ネットワークノード(つまり、セル間干渉を生じる隣接eNB)の1つまたはそれ以上のABSの分布に従って、1組のサブフレームから、2つのサブフレームサブセットを決定する。1組のサブフレームがS、および、2つのサブフレームサブセットがS_1とS_2として示されると仮定すると、サブフレームサブセットS_1とS_2両方はSのサブセットである。
【0037】
たとえば、1組のサブフレームSは、1周期(たとえば、40ms)で、複数の連続するサブフレームを含み、S={S,S,S,・・・S39}として示される(式中、Sは1サブフレームを示す)。サブフレームサブセットS_1とS_2はともにSのサブセットである。たとえば、サブフレームサブセットS_1とS_2は、S_1={S,i=1+8k,k=0,1…4}とS_1={S∪S,i=3+8k,j=5+8k、k=0,1…4}として示される(式中、∪は、2組の結合を意味する)。
【0038】
本発明の実施形態によると、eNBのコントローラーは、サブフレームサブセットS_1とS_2を相互補完的になるように設計する。つまり、サブフレームサブセットS_1とS_2の交差点は空集合である。本発明の別の実施形態によると、eNBのコントローラーは、また、相互補完的でないサブフレームサブセットS_1とS_2を設計する。つまり、サブフレームサブセットS_1とS_2の交差点は空集合ではない。このほか、eNBのコントローラーは、さらに、サブフレームサブセットS_1とS_2の結合が、完全に1組のサブフレームSに等しくなるように、または、1組のサブフレームSより小さくなるように設計する。異なる設定が異なるネットワーク設定に適用され、異なる測定結果を生成し、eNBは、さらに、測定結果から、いくつかの重要な情報(たとえば、位置情報)を得る。以下の段落において、3つの異なる測定設定の3つの状態が説明される。
【0039】
図3aは、本発明の実施形態によるマクロ−ピコ環境の例を示し、図3bは、図3aに示されるように設定されたマクロeNBのABSパターンおよびサブセットS_1とS_2のサブフレームパターンの例を示す図である。図3aに示される状況において、UE303はピコeNB302のCRE領域に位置し、UE304はピコeNB302の非CRE領域に位置する。
【0040】
UE303およびUE304が、それぞれ、図3bに示される2つのサブフレームサブセットS_1とS_2に設定されると仮定する。図3bから分かるように、第一サブフレームサブセットS_1および第二サブフレームサブセットS_2は相互補完的であり、第一サブフレームサブセットS_1は、1周期で、マクロeNB301のABSと衝突するサブフレームを含み、第二サブフレームサブセットS_2は、1周期で、マクロeNB301の正常なサブフレームと衝突するサブフレームを含む。
【0041】
UE303は、ピコeNB302のCRE領域に位置するので、UE303は、サブフレームサブセットS_2より相対的に高いサブフレームサブセットS_1のチャネル品質インデックス(CQI)に従って、測定結果を報告する。反対に、ピコeNB302の非CRE領域に位置するUE304により報告される測定結果中、サブフレームサブセットS_1により測定されるCQIは、サブフレームサブセットS_2による測定結果とほぼ同じCQIである。UE303およびUE304により報告される測定結果に基づいて、ピコeNB302は、マクロeNB301に関連するUE303およびUE304の相対的位置についての大まかな構想を得て、適当なサブフレームで、それぞれ、UE303とUE304の信号および/またはデータ伝送をスケジュールする。たとえば、ピコeNB302は、マクロeNB301のABS中、UE303の信号および/またはデータ伝送をスケジュールし、任意のサブフレームで、UE304の信号および/またはデータ伝送をスケジュールする。
【0042】
図4aは、本発明の実施形態によるマクロ−フェムト環境およびの例を示す図であり、図4bは、図4aに示されるように設定されたマクロeNBのABSパターン、フェムトeNBのABSパターンおよびサブセットS_1とS_2のサブフレームパターンの例を示す図である。
【0043】
図4aに示される状況において、マクロeNB401上のUE404は、フェムトeNB403のクローズドサブスクライバグループ(CSG)に属さないが、フェムトeNB403のサービスエリアに移動する。このほか、マクロeNB401およびフェムトeNB403に近接する別のピコeNB402がある。ピコeNB402のCRE領域に位置するUEを保護するため、UE404の信号および/またはデータ伝送は、好ましくは、マクロeNB401の正常なサブフレームでスケジュールされる。
【0044】
このほか、フェムトeNB403により干渉されないフェムトeNB403に近接するUE404を保護するため、UE404の信号および/またはデータ伝送は、好ましくは、フェムトeNB403のABS中でスケジュールされる。よって、図4bに示されるように、第一サブフレームサブセットS_1は、1周期で、サブフレームを含み、マクロeNB401の正常なサブフレームとフェムトeNB403のABSの交差点に属し、第二サブフレームサブセットS_2は、1周期で、サブフレームを有し、マクロeNB401の正常なサブフレームとフェムトeNB403の正常なサブフレームの交差点に属する。
【0045】
UE404が、フェムトeNB403のサービスエリアに位置するので、UE404が報告する測定結果中、サブフレームサブセットS_1のCQIは、サブフレームサブセットS_2より高い。UE404により報告される測定結果に基づいて、マクロeNB401は、フェムトeNB403に関連するUE404の相対的位置についての大まかな構想を得て、適当なサブフレーム(たとえば、フェムトeNB403のABS)中、UE404の信号および/またはデータ伝送をスケジュールする。
【0046】
一旦、UE404が、フェムトeNB403のサービスエリアから移動する、または、フェムトeNB403がアイドルモードに進入すると(フェムトeNB403により供されるUEがアイドルモードに進入するため)、この時、UE404は、サブフレームサブセットS_1のCGIが、サブフレームサブセットS_2とほぼ同じCQIに基づいて、マクロeNB401が、UE404により報告される測定結果により、この状況を知る。この方法において、マクロeNB401は、フェムトeNB403のABS以外のあるサブフレーム中、さらに、UE404の信号および/またはデータ伝送をスケジュールし、UE404の伝送スループットを増加させる。
【0047】
図5aは、本発明の別の実施形態によるマクロ−ピコ環境の例を示し、図5bは、図5aに示されるように設定されるマクロeNBのABSパターンおよびサブセットS_1とS_2のサブフレームパターンの例を示す図である。図5aに示される状況において、UE504およびUE505は共に、ピコeNB502のCRE領域に位置し、ピコeNB502に配置される。UE504はマクロeNB501に近接し、UE505はマクロeNB503に近接する。
【0048】
UE504およびUE505が、図5bに示される2つのサブフレームサブセットS_1とS_2に設定されると仮定する。図5bから分かるように、第一サブフレームサブセットS_1は、1周期で、サブフレームを有し、マクロeNB501のABSと衝突し、前記第二サブフレームサブセットS_2は、1周期で、サブフレームを有し、マクロeNB503のABSと衝突する。
【0049】
UE504がマクロeNB501に近接するので、UE504が報告する測定結果中、サブフレームサブセットS_1のCQIはサブフレームサブセットS_2より相対的に高い。反対に、マクロeNB503に近接するUE505が報告する測定結果中、サブフレームサブセットS_2のCQIは、サブフレームサブセットS_1より高い。
【0050】
UE504およびUE505により報告される測定結果に基づいて、ピコeNB502は、マクロeNB501およびマクロeNB503に関するUE504およびUE505の相対的位置についての大まかな構想を得て、それぞれ、適当なサブフレーム中で、UE504とUE505の信号および/またはデータ伝送をスケジュールする。たとえば、ピコeNB502は、マクロeNB501のABSで、UE504の信号および/またはデータ伝送をスケジュールし、マクロeNB503のABSで、UE505の信号および/またはデータ伝送をスケジュールする。
【0051】
eNBにより設定される測定設定に応じて、CSI測定を実行しなければいけないUEに関して、UEのトランシーバ(たとえば、トランシーバ240)は、まず、eNB(UEの角度から見て、ピア通信装置)から、測定設定に関する情報を搭載する1つまたはそれ以上の設定メッセージを受信し、UEのコントローラー(たとえば、コントローラー230)は、設定メッセージから、2つのサブフレームサブセットに関連する情報を得る。
【0052】
UEのコントローラー(たとえば、コントローラー230)は、さらに、異なるサブフレームサブセットに含まれるサブフレームで、CSI測定を実行し、異なる測定結果を得て、測定結果を搭載する1つまたはそれ以上の測定結果報告メッセージを生成する。UEのトランシーバ(たとえば、トランシーバ240)は、さらに、測定結果報告メッセージをeNBに伝送する。
【0053】
本発明の実施形態によると、異なるサブフレームサブセットに基づいて得られた測定結果は、eNBにより明示的に指示される時間で報告されるか、または、eNBとUE両方に知られている所定ルールにより黙示的に決定され、これにより、eNBは、どのサブフレームサブセット設定が、現在受信される測定結果と関連するかを知る。一旦、eNBが測定結果を受信すると、eNBは、どのサブフレームがUEの信号および/またはデータ伝送に適するかについての考えを有する。よって、eNBは、測定結果に基づいて、UEの信号および/またはデータ伝送をスケジュールする。このほか、eNBは、さらに、測定結果から、ある重要な情報(たとえば、上述のような位置情報)を得る。
【0054】
図6は、本発明の実施形態による通信システムにおいて、チャネル状態情報測定を設定する方法のフローチャートを示す図である。eNBは、まず、第一サブフレームサブセットおよび第二サブフレームサブセットを決定する(ステップS601)。前述のように、第一および第二サブフレームサブセットは、通信システムにおいて、UEに隣接する1つまたはそれ以上のネットワークノードの1つまたはそれ以上のABSの分布に従って、決定される。
【0055】
次に、eNBは、第一および第二サブフレームサブセットに関する情報を搭載する設定メッセージをUEに伝送する(ステップS602)。次に、設定メッセージを受信時、UEは、第一サブフレームサブセットに含まれるサブフレームで、第一チャネル状態情報測定を実行し、第一測定結果を得て(ステップS603)、第二サブフレームサブセットに含まれるサブフレームで、第二チャネル状態情報測定を実行し、第二測定結果を得る(ステップS604)。
【0056】
最後に、UEは、第一測定結果に関する情報を搭載する第一測定結果報告メッセージをeNBに伝送し(ステップS605)、第二測定結果に関する情報を搭載する第二測定結果報告メッセージをeNBに伝送する(ステップS606)。前述のように、eNBは、明示的に時間を指示するか、または、UEは、eNBとUEに知られる所定ルールに従って、黙示的に時間を決定し、第一および第二測定結果報告メッセージを伝送する。一旦、eNBが測定結果を受信すると、eNBは、測定結果に従って、UEの信号および/またはデータ伝送をスケジュールする。このほか、eNBは、さらに、測定結果から、重要な情報(たとえば、上述の位置情報)を得る。
【0057】
前述のように、CSI測定は、通常、コモン参照信号(CRS)またはチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)の電力を測定することにより、チャネル状態情報を得る。CRSは、オールモストブランクサブフレーム(ABS)を含む各サブフレームで伝送されるが、CSI−RSは伝送されない。伝送モード1から8において、CRSを使用して、CSI測定を実行し、伝送モード9において、CSI−RSまたはCRSプラスCSI−RSを用いて、CSI測定を実行する。
【0058】
このほか、前述のように、ミューティングスキームが起動されないとき、ビクティムUEにとって、CSI測定の制限は、干渉が少ないリソース要素が好ましい。たとえば、UEの測定設定が決定された時、好ましくは、1つまたはそれ以上の隣接ネットワークノードの1つまたはそれ以上のABSの分布を示すABSパターンが考慮される。このような理由で、CSI−RSの周期の設計は、好ましくは、ABSパターンを考慮に入れる。
【0059】
ABSパターンは、ビクティム通信装置のハイブリッドARQ(HARQ)往復時間(RTT)に従って設定されるので、CSI−RSの周期を決定する時、好ましくは、HARQ RTTを考慮に入れる。本発明の実施形態によると、周波数分割双方向(FDD)モード中のHARQ RTT(つまり、アップリンクおよびダウンリンクデータは、FDD形式で、異なる周波数バンドで伝送される)は8サブフレームなので、好ましくは、CSI−RSの周期は4msに設計される。よって、eNBのコントローラー(たとえば、コントローラー280)は、CSI−RSの伝送をUEにスケジュールして、4ms毎にCSI測定を実行する。
【0060】
図7は、本発明の実施形態によるCSI−RSサブフレームパターンおよびABSパターンの例を示す図である。この例において、前記伝送モードは、FDD下で、伝送モード9に設置され、ミューティングスキームが起動されないと仮定する。図7に示されるように、CSI−RSの周期は4サブフレーム(即ち、4ms)で、各組のABSは、一連の間隔が8msの連続サブフレームから構成される。1組のABSだけが採用される時、CSI−RSを含むサブフレームの半分はABSと一致する。2組のABSが採用される時、CSI−RSを含む各サブフレームはABSと一致する。よって、この例において、4msの周期は、ABSと一致するCSI−RSの高い粒度を達成する。しかし、ミューティングスキームが起動されず、CSI−RSの周期が4ms(たとえば、仕様書に定義されるように、CSI−RSの周期は、5ms、10msまたは20ms)に設定されない時、CSI−RSおよびABSを含むサブフレームの一致が頻繁にならないので、UEにとって、伝送モード9で、CSI測定を実行することが困難である。
【0061】
この問題を解決するため、本発明の別のコンセプトによると、eNBは、ビクティムUEに、伝送モード9を設定しない。つまり、ビクティムUEはCSIだけを用いて、チャネル状態情報測定を実行する。よって、ABSパターンの観点から、CSI−RS伝送周期を考慮する必要がない。ここで、ビクティムUEは、マクロ−ピコ環境におけるCRE領域内のUE、または、マクロ−フェムト環境における隣接フェムトeNBから干渉を受けるUEのことで、非ビクティムUEは、マクロ−ピコ環境における非CRE領域内のUE、または、マクロ−フェムト環境における隣接フェムトeNBから干渉を受けないUEのことである。
【0062】
図8は、本発明の別の実施形態による通信システムにおいて、チャネル状態情報測定を設定する方法のフローチャートである。eNBのコントローラー(たとえば、コントローラー280)は、まず、通信システムにおいて、ピア通信装置(つまり、UE)が、1つまたはそれ以上の隣接ネットワークノードから干渉を受けるビクティム通信装置か判断し(ステップS801)、ピア通信装置の設定を決定して、CSI測定を実行する(ステップS802)。注意すべきことは、本発明の実施形態によると、ビクティム通信装置に決定される設定は、非ビクティム通信装置に決定される設定と異なることである。たとえば、非ビクティム通信装置は、任意のサブフレームで、CSI測定を実行するように設定され、ビクティム通信装置は、ABSで、CSI測定を実行するように設定される。最後に、eNBのトランシーバ(たとえば、トランシーバ300)は、設定に関連する情報を搭載する設定メッセージをピア通信装置に伝送する(ステップS803)。
【0063】
前述のように、ミューティングスキームが起動されず、且つ、CSI−RSの周期が4msに設定されない時、一旦、UEがビクティムUEであると判断されると、UEに決定される設定は、CRSだけを使用して、CSI測定を実行する。よって、eNBは、伝送モード9以外の伝送モードをUEに設定して、UEは、CSI−RSを用いないで、CSI測定を実行する。この方式において、CSI測定はさらに頻繁に実行され、測定結果が可能な限り速く得られる。このほか、前述のように、ABSは、まだ、CRSを搭載するので、UEは、どの伝送モードが設定されるかにかかわらず、常に、CRSを使用して、CSI測定を実行する。よって、本発明のさらに別のコンセプトによると、ABS中、eNBはCSI−RSを伝送する必要がない。つまり、CSI−RSがABSと一致する時、eNBは、ABS中で、CSI−RSを伝送しない。
【0064】
請求項中の要素を修飾する“第一”、“第二”、“第三”等の序数詞の使用は、いかなる優先権、順位、または各要素間の順序または方法が実行される工程順序も暗示しないが、標識となって、同じ名称を有する(異なる序数詞を有する)異なる要素を区別する。
【0065】
本発明では好ましい実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
図1
図2a
図2b
図3a
図3b
図4a
図4b
図5a
図5b
図6
図7
図8