【実施例】
【0028】
以下、本発明の効果をより一層明瞭なものとするため、実施例と比較例を挙げる。
【0029】
実施例1
80.0重量部のポリビニルアルコール(平均重合度3、000、平均ケン化度88モル%)の6wt%水溶液に、1.0重量部の20wt%の硝酸水溶液と0.2重量部の乳酸とを加え、この水溶液を良く振り混ぜながら、17.8重量部の日本アエロジル株式会社製の気相法シリカ粉末「アエロジル200」(商品名)を加え、ボールミルで、1日にわたって、分散させた。その後、0.25重量部の塩化酸化ジルコニウム・8水和物を溶解した水溶液1.0重量部を加え、さらに、ボールミルで、1日にわたって、分散させて、塗工液Aを調製した。
【0030】
その一方で、半値幅0.2μm、深さ0.15μm、トラックピッチ0.74μmの溝状のトラッキングガイドが直径の46ないし117mmφの範囲に形成された外径120mmφ、内径15mmφ、厚さ0.6mmのポリカーボネート製の第一の透光性基板を射出成形によって作製した。
【0031】
こうして得られの第一の透光性基板のトラッキングガイドが形成された面に、スピンコートティング法によって、シアニン色素が溶剤によって溶解された溶液を塗布して、塗膜を形成し、塗膜を乾燥させて、平均膜厚70nmの色素膜からなる記録層を形成した。
【0032】
さらに、こうして得られた記録層の表面に、銀をスパッタリングして、厚さ100nmの反射層を形成した。
【0033】
次いで、こうして得られた反射層の表面に、スピンコートティング法によって、紫外線硬化性樹脂の溶液を塗布して、塗膜を形成し、形成された塗膜に、別途、射出成形によって作製した外径120mmφ、内径15mmφ、厚み0.6mmのポリカーボネート製の第二の透光性基板(ダミー基板)を貼りあわせて、紫外線を照射し、紫外線硬化性樹脂の塗膜を硬化させて、厚さ1.2mmのDVD−R型の光情報記録媒体を作製した。
【0034】
さらに、光情報記録媒体の第二の透光性基板の表面に、DIC株式会社製の白色塗料「UVSP20404WH」(商品名)をスクリーン印刷法によって、第二の透光性基板の中心から11mmないし59mmの範囲に印刷をして、塗膜を形成し、得られた塗膜に紫外線を照射して、硬化させ、厚さ10μmのインク受容層として機能する白色インク下地層を形成した。
【0035】
次いで、第二の透光性基板の中心から11mmないし59mmの範囲に形成された白色インク下地層の表面に、塗工液Aをスクリーン印刷法によって印刷して、塗膜を形成し、得られた塗膜を60℃の温度下で、乾燥させて、15μmの膜厚を有し、インク受容層として機能するする第一の多孔質膜を形成した。
【0036】
さらに、第二の透光性基板の中心から58.5mmないし59mmの範囲に位置する第一の多孔質膜の表面上に、メッシュサイズ#200のスクリーンを用いて、塗工液Aをスクリーン印刷法により印刷して、塗膜を形成し、得られた塗膜を60℃の温度下で、乾燥させて、10μmの膜厚を有する第二の多孔質膜を形成し、第一の多孔質膜の外周端部近傍に複数の突起を形成した。
【0037】
インク受容層として機能する第一の多孔質膜の外周端部近傍に形成された突起の高さは、10μmであった。
【0038】
こうして、光情報記録媒体サンプル#1を作製した。
【0039】
このようにして作製した光情報記録媒体サンプル#1のインク受容層(第一の多孔質膜)の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0040】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0041】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0042】
また、光情報媒記録体サンプル#1のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0043】
さらに、光情報記録媒体サンプル#1をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体サンプル#1の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0044】
実施例2
メッシュサイズ#200のスクリーンに代えて、メッシュサイズ#300のスクリーンを用いた点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体サンプル#2を作成した。
【0045】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#2のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは5μmであった。
【0046】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#2のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0047】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0048】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0049】
また、光情報媒記録体サンプル#2のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0050】
さらに、光情報記録媒体サンプル#2をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体サンプル#2の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0051】
実施例3
メッシュサイズ#200のスクリーンに代えて、メッシュサイズ#350のスクリーンを用いた点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体サンプル#3を作成した。
【0052】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#3のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは3μmであった。
【0053】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#3のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0054】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0055】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0056】
また、光情報媒記録体サンプル#3のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0057】
さらに、光情報記録媒体サンプル#3をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体サンプル#3の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0058】
比較例1
メッシュサイズ#200のスクリーンに代えて、メッシュサイズ#380のスクリーンを用いた点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体比較サンプル#1を作成した。
【0059】
こうして作製をした光情報記録媒体比較サンプル#1のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは2μmであった。
【0060】
こうして作製をした光情報記録媒体比較サンプル#1のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0061】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0062】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0063】
また、光情報媒記録媒体比較サンプル#1のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0064】
さらに、光情報記録媒体比較サンプル#1をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、突起の高さが2μmで、DVD一体型テレビ側の部材との接触面積が大きいため、光情報記録媒体比較サンプル#1をDVD一体型テレビに挿入する際および光情報記録媒体比較サンプル#1をDVD一体型テレビから排出する際に、光情報記録媒体比較サンプル#1が引っ掛ることがあった。
【0065】
比較例2
メッシュサイズ#200のスクリーンに代えて、メッシュサイズ#460のスクリーンを用いた点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体比較サンプル#2を作成した。
【0066】
こうして作製をした光情報記録媒体比較サンプル#2のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは1μmであった。
【0067】
こうして作製をした光情報記録媒体比較サンプル#2のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0068】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0069】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0070】
また、光情報媒記録媒体比較サンプル#2のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0071】
さらに、光情報記録媒体比較サンプル#2をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、突起の高さが1μmで、DVD一体型テレビ側の部材との接触面積が大きいため、光情報記録媒体比較サンプル#2をDVD一体型テレビに挿入することが困難な場合がしばしばあり、また、光情報記録媒体比較サンプル#2をDVD一体型テレビから排出することが困難な場合がしばしばあった。
【0072】
実施例4
メッシュサイズ#200のスクリーンに代えて、メッシュサイズ#100のスクリーンを用いた点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体サンプル#4を作成した。
【0073】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#4のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは20μmであった。
【0074】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#4のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0075】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0076】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0077】
また、光情報媒記録体サンプル#4のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0078】
さらに、光情報記録媒体サンプル#4をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体サンプル#4の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0079】
実施例5
メッシュサイズ#200のスクリーンに代えて、メッシュサイズ#70のスクリーンを用いた点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体サンプル#5を作成した。
【0080】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#5のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは30μmであった。
【0081】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#5のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0082】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0083】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0084】
また、光情報媒記録体サンプル#5のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0085】
さらに、光情報記録媒体サンプル#5をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体サンプル#5の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0086】
比較例3
メッシュサイズ#200のスクリーンに代えて、メッシュサイズ#50のスクリーンを用いた点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体比較サンプル#3を作成した。
【0087】
こうして作製をした光情報記録媒体比較サンプル#3のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは40μmであった。
【0088】
こうして作製をした光情報記録媒体比較サンプル#3のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0089】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0090】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0091】
また、光情報媒記録媒体比較サンプル#3のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0092】
さらに、光情報記録媒体比較サンプル#3をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体比較サンプル#3の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0093】
しかしながら、インク受容層の外周部近傍に形成された突起の高さが40μmであったため、表面の凹凸が目に付き、外観がよくなかった。
【0094】
実施例6
第二の透光性基板の中心から58.5mmないし58.6mmの範囲に位置する第一の多孔質膜の表面に、第二の多孔質膜を形成した点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体サンプル#6を作製した。
【0095】
こうして作製された光情報記録媒体サンプル#6のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは10μmであった。
【0096】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#6のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0097】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0098】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0099】
また、光情報媒記録体サンプル#6のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0100】
さらに、光情報記録媒体サンプル#6をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体サンプル#6の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0101】
実施例7
第二の透光性基板の中心から58.50mmないし58.55mmの範囲に位置する第一の多孔質膜の表面に、第二の多孔質膜を形成した点を除き、実施例2と同様にして、光情報記録媒体サンプル#7を作製した。
【0102】
こうして作製された光情報記録媒体サンプル#7のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは5μmであった。
【0103】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#7のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0104】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0105】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0106】
また、光情報媒記録体サンプル#7のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0107】
さらに、光情報記録媒体サンプル#7をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体サンプル#7の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0108】
比較例4
第二の透光性基板の中心から58.50mmないし58.53mmの範囲に位置する第一の多孔質膜の表面に、第二の多孔質膜を形成した点を除き、実施例2と同様にして、光情報記録媒体比較サンプル#4を作製した。
【0109】
こうして作製された光情報記録媒体比較サンプル#4のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは5μmであった。
【0110】
こうして作製をした光情報記録媒体比較サンプル#4のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0111】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0112】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0113】
また、光情報媒記録体比較サンプル#4のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0114】
さらに、光情報記録媒体比較サンプル#4をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、突起が形成された領域の幅が小さいため、光情報記録媒体比較サンプル#4をDVD一体型テレビに挿入する際および光情報記録媒体比較サンプル#4をDVD一体型テレビから排出する際に、光情報記録媒体比較サンプル#9がDVD一体型テレビに引っ掛ることがあった。
【0115】
実施例8
第二の透光性基板の中心から58.0mmないし59.0mmの範囲に位置する第一の多孔質膜の表面に、第二の多孔質膜を形成した点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体サンプル#8を作製した。
【0116】
こうして作製された光情報記録媒体サンプル#8のインク受容層の外周端部近傍に形成された突起の高さは10μmであった。
【0117】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#8のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0118】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0119】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0120】
また、光情報媒記録体サンプル#8のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0121】
さらに、光情報記録媒体サンプル#8をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体サンプル#8の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0122】
比較例5
第二の透光性基板の中心から57.5mmないし59.0mmの範囲に位置する第一の多孔質膜の表面に、第二の多孔質膜を形成した点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体比較サンプル#5を作製した。
【0123】
こうして作製された光情報記録媒体比較サンプル#5のインク受容層の外周端部近傍に形成された突起の高さは10μmであった。
【0124】
こうして作製をした光情報記録媒体比較サンプル#5のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0125】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0126】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0127】
また、光情報媒記録体比較サンプル#5のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0128】
さらに、光情報記録媒体比較サンプル#5をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体比較サンプル#5の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0129】
しかしながら、インク受容層の外周端部近傍に形成された突起の領域の幅が1.5mmであったため、表面の凹凸が目に付き、外観がよくなかった。
【0130】
実施例9
第二の透光性基板の中心から57.0mmないし57.5mmの範囲に位置する第一の多孔質膜の表面に、第二の多孔質膜を形成した点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体サンプル#9を作製した。
【0131】
こうして作製された光情報記録媒体サンプル#9のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは10μmであった。
【0132】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#9のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0133】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0134】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0135】
また、光情報媒記録体サンプル#9のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0136】
さらに、光情報記録媒体サンプル#9をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体サンプル#9の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0137】
比較例6
第二の透光性基板の中心から56.5mmないし57.0mmの範囲に位置する第一の多孔質膜の表面に、第二の多孔質膜を形成した点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体比較サンプル#6を作製した。
【0138】
こうして作製された光情報記録媒体比較サンプル#6のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは10μmであった。
【0139】
こうして作製をした光情報記録媒体比較サンプル#6のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0140】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0141】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0142】
また、光情報媒記録体比較サンプル#6のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0143】
さらに、光情報記録媒体比較サンプル#6をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体比較サンプル#6の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0144】
しかしながら、突起がインク受容層の外周端部から、3.5mmないし3.0mmの領域に形成されているため、表面の凹凸が目に付き、外観がよくなかった。
【0145】
実施例10
円板状の第二の透光性基板(ダミー基板)の白色インク下地層と接する表面の外周端部から1.5mmないし2.5mmの位置に、高さ20μmの複数の突起を形成し、第二の多孔質膜を形成しなかった点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体比較サンプル#10を作製した。
【0146】
こうして作製された光情報記録媒体サンプル#10のインク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成された突起の高さは20μmであった。
【0147】
こうして作製をした光情報記録媒体サンプル#10のインク受容層の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0148】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0149】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0150】
また、光情報媒記録体サンプル#10のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0151】
さらに、光情報記録媒体サンプル#10をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体サンプル#10の挿入・排出に、問題は全く認められなかった。
【0152】
比較例7
第一の多孔質膜の表面上に、第二の多孔質膜を形成しなかった点を除き、実施例1と同様にして、光情報記録媒体比較サンプル7を作製した。
【0153】
こうして作製した光情報記録媒体比較サンプル#7のインク受容層(第一の多孔質膜)の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0154】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.25μmであった。
【0155】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.20μkであった。
【0156】
また、光情報媒記録体比較サンプル#7のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した。その結果、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られた。
【0157】
さらに、光情報記録媒体比較サンプル#7をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体比較サンプル#7をDVD一体型テレビに挿入することが困難な場合がしばしばあり、また、光情報記録媒体比較サンプル#7をDVD一体型テレビから排出することが困難な場合がしばしばあった。
【0158】
比較例8
第一の多孔質膜の表面上に、第二の多孔質膜を形成せずに、第一の多孔質膜の表面を住友スリーエム株式会社製のサンドペーパー(100番)を用いて粗面化した点を除き、比較例7と同様にして、光情報記録媒体比較サンプル#8を作製した。
【0159】
こうして作製した光情報記録媒体比較サンプル#8のインク受容層(第一の多孔質膜)の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、5%であった。
【0160】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは1.80μmであった。
【0161】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.06μkであった。
【0162】
また、光情報媒記録体比較サンプル#8のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷したが、画像が不鮮明で、色がややくすんでいた。
【0163】
さらに、光情報記録媒体比較サンプル#8をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体比較サンプル#8の挿入・排出には、問題は全く認められなかった。
【0164】
しかしながら、第一の多孔質膜の表面をサンドペーパーを用いて、粗面化しているため、外観が著しく悪かった。
【0165】
比較例9
塗工液Aに、積水化成品工業株式会社製のビーズ「テクポリマーARX−30」(商品名)を1.0重量部添加したことを除き、比較例7と同様にして、光情報記録媒体比較サンプル#9を作製した。
【0166】
こうして作製した光情報記録媒体比較サンプル#9のインク受容層(第一の多孔質膜)の60度表面光沢度を、日本電色工業株式会社製の光沢度計「ハンディー型光沢計PG−1M」(商品名)を用いて、測定したところ、30%であった。
【0167】
また、インク受容層の表面粗さを、株式会社小阪研究所製の表面粗さ計「ET4000AKR」(商品名)を用いて、測定したところ、表面粗さRaは0.27μmであった。
【0168】
さらに、インク受容層の表面を、新東科学株式会社製の動摩擦測定器「トライボギアHHS2000」(商品名)を用いて、測定したところ、動摩擦係数は0.12μkであった。
【0169】
また、光情報媒記録体比較サンプル#9のインク受容層の表面に、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタ「PM−G800」(商品名)を用いて、水性カラーインクにより画像を印刷したが、画像が不鮮明で、色がややくすんでいた。
【0170】
さらに、光情報記録媒体比較サンプル#9をバイ・デザイン株式会社製のDVD一体型テレビ「d:1566GJ precision LCD television and DVD player」(商品名)に、繰り返し、挿入し、排出したところ、光情報記録媒体比較サンプル#9をDVD一体型テレビに挿入する際および光情報記録媒体比較サンプル#9をDVD一体型テレビから排出する際に、光情報記録媒体比較サンプル#9が引っ掛ることがあった。
【0171】
また、第一の多孔質膜の表面に凹凸が形成されていることが目に付き、外観が悪かった。
【0172】
実施例1ないし3ならびに比較例1および2から、インク受容層として機能する第一の多孔質膜の外周端部近傍に形成される複数の突起の高さが3μm、5μmおよび10μmである場合には、光情報記録媒体をデータ記録再生装置に挿入し、排出する場合に、何のトラブルも生じないが、インク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に形成される複数の突起の高さが2μmである場合および1μmある場合には、突起の高さが低すぎて、インク受容層とデータ記録再生装置の部材との接触面積が大きくなるため、光情報記録媒体をデータ記録再生装置に挿入し、排出する際に、光情報記録媒体が引っ掛ることがあり、データ記録再生装置への光情報記録媒体の挿入、排出性能が悪化することが認められ、データ記録再生装置への光情報記録媒体の挿入、排出性能を向上させるためには、複数の突起の高さが3μm以上であることが必要であることが判明した。
【0173】
また、実施例4および5ならびに比較例3から、インク受容層として機能する第一の多孔質膜の外周端部近傍に形成される複数の突起の高さが30μm以下である場合には、光情報記録媒体をデータ記録再生装置に挿入し、排出する場合に、何のトラブルも生じないだけでなく、インク受容層表面の凹凸も目に付かず、光情報記録媒体は良好な外観を有しているが、インク受容層の外周端部近傍に形成される複数の突起の高さが40μmの場合には、光情報記録媒体をデータ記録再生装置に挿入し、排出する場合には、トラブルが生じないものの、インク受容層表面の凹凸が目に付き、光情報記録媒体の外観が悪化することが認められ、光情報記録媒体の外観が悪化することを防止するためには、複数の突起の高さが30μm以下であることが必要であることがわかった。
【0174】
さらに、実施例6および7ならびに比較例4から、インク受容層(第一の多孔質膜)上の複数の突起が形成された領域の幅が0.1mmである場合およびインク受容層(第一の多孔質膜)上の複数の突起が形成された領域の幅が0.05mmである場合には、光情報記録媒体をデータ記録再生装置に挿入し、排出する場合に、何のトラブルも生じないが、インク受容層(第一の多孔質膜)上の複数の突起が形成された領域の幅が0.03mmである場合には、突起が形成された領域の幅が小さすぎて、インク受容層とデータ記録再生装置の部材との接触面積が大きくなるため、光情報記録媒体をデータ記録再生装置に挿入し、排出する際に、光情報記録媒体が引っ掛ることがあり、データ記録再生装置への光情報記録媒体の挿入、排出性能が悪化することが認められ、データ記録再生装置への光情報記録媒体の挿入、排出性能を向上させるためには、複数の突起が形成された領域の幅が0.05mm以上、0.1mm以下であることが必要であることが判明した。
【0175】
また、実施例8および比較例5から、インク受容層(第一の多孔質膜)上の複数の突起が形成された領域の幅が1.0mmである場合には、表面の凹凸が目に付かず、外観上の問題はなかったが、インク受容層(第一の多孔質膜)上の複数の突起が形成された領域の幅が1.5mmである場合には、複数の突起が形成された領域の幅が広すぎて、表面の凹凸が目に付き、外観が悪化することが認められ、光情報記録媒体の外観が悪化することを防止するためには、複数の突起が形成された領域の幅を1.0mm以下にする必要があることが判明した。
【0176】
さらに、実施例9および比較例6から、インク受容層(第一の多孔質膜)上の複数の突起が形成された領域がインク受容層の外周端部から2.5mmないし3.0mmである場合には、光情報記録媒体をデータ記録再生装置に挿入し、排出する際に、何のトラブルも生じないが、インク受容層(第一の多孔質膜)上の複数の突起が形成された領域がインク受容層の外周端部から3.0mmないし3.5mmである場合には、表面の凹凸が目に付き、外観が悪化することが認められ、光情報記録媒体の外観が悪化することを防止するためには、インク受容層の外周端部から3mm以内の領域に複数の突起を形成することが必要であることが判明した。
【0177】
また、実施例10から、第二の透光性基板(ダミー基板)の白色インク下地層と接する表面の外周端部から1.5mmないし2.5mmの位置に複数の突起を形成して、インク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部から1.5mmないし2.5mmの位置に高さ20μmの複数の突起を形成した場合には、第二の多孔質膜を形成しなくても、水性カラーインクにより画像を印刷した際に、鮮やかな発色の鮮明な画像が得られ、光情報記録媒体をデータ記録再生装置に挿入し、排出する際に、何のトラブルも生じないことがわかった。
【0178】
さらに、実施例1ないし10および比較例7から、インク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に、複数の突起を形成しなかった場合には、複数の突起を形成した場合に比して、光情報記録媒体をデータ記録再生装置に挿入することが困難な場合がしばしばあり、また、光情報記録媒体をDVD一体型テレビから排出することが困難な場合がしばしばあり、実用的に大きな問題があることがわかった。
【0179】
また、実施例1ないし10および比較例8から、インク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に、複数の突起を形成せず、サンドペーパーを用いて、インク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍を粗面化した場合には、光情報記録媒体の外観が著しく悪化するだけでなく、インクジェットプリンタを用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した場合に、画像が不鮮明で、色がややくすんでおり、印字性能も悪いことが判明した。
【0180】
さらに、実施例1ないし10および比較例9から、インク受容層(第一の多孔質膜)の外周端部近傍に印刷される塗工液Aに、ビーズを添加した場合には、外観が悪いだけでなく、インクジェットプリンタを用いて、水性カラーインクにより画像を印刷した場合に、画像が不鮮明で、色がややくすんでおり、印字性能も悪く、光情報記録媒体をデータ記録再生装置に挿入し、排出する際に、光情報記録媒体が引っ掛ることがあり、データ記録再生装置への光情報記録媒体の挿入、排出性能が悪化することが判明した。
【0181】
本発明は、以上の実施態様および実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。