(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1及び第2の竜骨の各々は、該それぞれの竜骨の外側部分が、該それぞれの竜骨の内側部分よりも広くなるように、該それぞれの竜骨に沿って外向き方向に関して増大する横幅を形成し、かつ、
前記横幅は、前記挿入方向及び前記外向き方向に対して実質的に横断方向である、
請求項1に記載の椎間インプラント。
(i)前記第1の竜骨は、第1の支持体を含み、前記第1のロッキング部材は、該第1の支持体の外端に配置され、(ii)前記第2の竜骨は、第2の支持体を含み、前記第2のロッキング部材は、該第2の支持体の外端に配置され、(iii)該第1のロッキング部材は、該第1の支持体の横幅よりも大きい横幅を有し、該第2のロッキング部材は、該第2の支持体の横幅よりも大きい横幅を有する請求項2に記載の椎間インプラント。
前記本体は、前記第1及び第2の竜骨の少なくとも一方が後部及び前部側面の間で実質的な挿入の方向に細長くなるような後部側面及び対向する前部側面を形成する請求項3に記載の椎間インプラント。
前記第1及び第2の支持体の前端が、前記挿入方向及び前記外向き方向に対して実質的に横断方向である横方向に該第1及び第2の支持体の中心軸から離れるように曲がるフレアを形成する請求項3に記載の椎間インプラント。
前記第1のロッキング部材の前部部分が、第1の距離だけ前記第1の外面から離間し、該第1のロッキング部材の後部部分が、該第1の距離よりも大きい第2の距離だけ該第1の外面から離間する請求項4に記載の椎間インプラント。
前記第2のロッキング部材の前部部分が、第1の距離だけ前記第2の外面から離間し、該第2のロッキング部材の後部部分が、該第1の距離よりも大きい第2の距離だけ該第2の外面から離間する請求項7に記載の椎間インプラント。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1を参照すると、上椎体12aは、椎間板腔14の下椎骨端板を形成し、隣接する下椎体12bは、椎間板腔14が端板13a〜bの間に配置かつ形成されるように上椎骨端板13bを形成する。従って、椎間板腔14は、椎体12a〜bの間に配置される。この点で、下椎骨端板13aは、椎間腔14の上部表面を提供し、上椎骨端板13bは、椎間板腔14の下部表面を提供することを認めるべきである。椎体12a〜bは、解剖学的に隣接する椎体とすることができ、又は椎体12a〜bの間の位置から椎体を除去する椎体切除術が実施された後に残存することができる。図示のように、椎間板腔14は、切除が実施された後で示されており、それによって椎間板物質は、椎間板腔14から除去されるか又は少なくとも部分的に除去され、
図2A〜2Fに示すインプラント20のようなインプラントを受け取るように椎間板腔14を準備している。椎間板腔14に埋め込む時に、インプラント20は、椎間板腔14まで高さを回復することができる。椎間腔14は、必要に応じて脊椎に沿ってどこでも、例えば、腰部、胸部、又は頸部に配置することができる。
【0013】
以下の説明では、便宜上の目的のみで一定の専門用語を使用しており、これらは限定的なものではない。単語「右」、「左」、「下」、及び「上」は、参照する図面内の方向を示すものである。単語「内側」又は「遠位」、及び「外側」又は「近位」は、インプラント及びその関連部品の幾何学的中心へ向う方向及びこれらから離れる方向をそれぞれ意味する。単語「前部」、「後部」、「上部」、「下部」、「中間」、「横方向」、並びに関連する単語及び/又は語句は、参照する人体の様々な位置及び向きを示すのに使用され、限定することを意味するものではない。専門用語には、上記掲載した単語、これらの派生語、及び同様の趣旨の単語が含まれる。
【0014】
インプラント20は、椎体間スペーサインプラントとすることができ、縦方向「L」及び横方向「A」に沿って水平に、並びに横断方向「T」に沿って垂直に延びるように本明細書に説明する。本明細書において別に定めない限り、用語「横方向」、「縦方向」、及び「横断方向」は、様々な構成要素の直交方向成分を説明するのに使用される。縦方向及び横方向は、水平面に沿って延びるように示され、横断方向は、垂直面に沿って延びるように示されるが、様々な方向を包含する平面は、使用中異なる場合があることを認めるべきである。例えば、椎体間スペーサインプラント20が、椎間腔14のような椎間腔に埋め込まれる時に、横断方向Tは、ほぼ上部−下部(又は尾側−頭側)方向に沿って延びるが、縦方向L及び横方向Aによって定められた平面は、ほぼ前部−後部方向及び中間−横方向によって定められた解剖学的平面にある。従って、方向を示す用語「垂直」及び「水平」は、単に明瞭性及び例示の目的で示すように椎体間スペーサインプラント20及びその構成要素を説明するのに使用される。
【0015】
ここで
図2A〜
図2Dも参照すると、椎体間スペーサインプラント20は、椎間板腔14のような少なくとも部分的に空にした椎間板腔内に位置するように構成される。椎体間スペーサインプラント20は、同種移植骨から完全に形成することができるが、インプラント20の全体のうちの少なくとも一部分は、PEEK、多孔質PEEK、炭素繊維強化PEEKのようなポリマー、チタン及びチタン合金、ステンレス鋼、セラミック、ポリ乳酸、タンタル、及びマグネシウムを含む様々な代替の生体適合性材料又は材料の組合せから形成することができる。インプラント20のどの部分も同種移植骨から形成される必要はなく、インプラント20の一部分又は全ては、代替の材料から作ることができることを理解すべきである。
【0016】
インプラント20は、上椎体12aの下部端板13aと接触するように構成された上又は上部又は外側係合面36と、下椎体12bの上部端板13bと接触するように構成された下又は下部又は外側係合面38とを形成する本体24を含む。本体24は、後部側面42、前部側面46、並びに後部側面42及び前部側面46を接合する対向する横方向側面50を更に形成する。後部側面42は、椎間板腔14内へのインプラント挿入に対して前縁を形成するが、前部側面46は、椎間板腔14内へのインプラント挿入に対して後縁を形成する。従って、第1の縦方向は、前部側面46から後部側面42に向う縦方向を意味し、第2の縦方向は、後部側面42から前部側面46に向う縦方向を意味する。第1の縦方向はまた、椎間板腔14へのインプラント挿入方向を意味することができ、第2の縦方向はまた、インプラント挿入方向と反対の方向を意味することができるが、挿入方向は、単に縦方向である必要はないことを認めるべきである。図示のように、本体24、及び特に、上部表面36、下部表面38、後部側面42、前部側面46、並びに横方向側面50は、台形を形成して
図1に示す椎間腔14のような椎間腔に対応するような形状にされる。
【0017】
その点で、並びに
図2B及び
図2Fを参照すると、インプラント本体24の前部側面46は、第1の高さH
I1を有し、インプラント本体24の後部側面42は、第2の高さH
I2を有する。図示のように、第1の高さH
I1は、第2の高さH
I2よりも大きい。高さの差のために、上部表面36及び下部表面38は、第1の縦方向に沿って互いに向けて収束する。上部表面36及び下部表面38は、インプラント本体24の中心の縦軸線Cの方向に収束すると考えることができる。
図2Fに示すように、上部表面36及び下部表面38は、互いに対して第1の角度Θ
1で互いに向けて収束する。第1の角度Θ
1は、インプラント20が前湾角に対応するように選択することができる。しかし、第1の角度Θ
1は、あらゆる望ましい角度とすることができることを理解すべきである。更に、例示的実施形態は、直線的に延びるインプラント本体24の上部表面36及び下部表面38を示すが、表面36、38は、依然としてほぼ互いに向けて収束しながら、波形又は他の非線形部分を含むことができることを理解すべきである。
【0018】
図2Cに示すように、インプラント本体24の側面50も、互いに向けて収束する。その点で、インプラント本体24の前部側面46は、第1の幅W
I1を有し、インプラント本体24の後部側面42は、第2の幅W
I2を有する。図示のように、第1の幅W
I1は、第2の幅W
I2よりも大きい。幅の差のために、横方向側面50の表面は、角度Θ
1で第1の縦方向に沿って互いに向けて収束する。
【0019】
図2Aを参照すると、各横方向側面50は、丸くなっている下縁58を含み、横方向側面46の縦方向長さ全体に沿って延びる。図示のように、丸い縁58は、必要に応じて寸法決めすることができる半径R
1によって各々形成される。図示の実施形態によると、半径R
1は、下椎骨12bの上部端板13bの鉤状突起の曲率半径に実質的に適合する。半径R1は、鉤状突起の曲率半径に対応するので、インプラント20は、椎間腔内でより容易に受け取ることができる。
【0020】
インプラント本体24の後部側面42は、望ましいように成形することができ、例示的実施形態により斜角を付け又は弾丸状にされる。斜角を付けた後部側面42は、インプラント20の挿入中に椎体12a及び12bの延長を可能にする。従って、斜角を付けた形状は、インプラント20を椎間腔内でより容易に受け取ることを可能にすることができる。
【0021】
図2Dに示すように、インプラント本体24の前部側面46は、インプラント20に挿入器具と共に連結してそれによって椎間腔14へのインプラント20の挿入を容易にするように、挿入器具の相補的係合部材と嵌合するように構成された係合部材70を形成する。図示のように、係合部材70は、本体24に延びる中心ボア74及び中心ボア74の両側上の本体24に延びる側部ボア78を含む。中心ボア74は、挿入器具の雄ネジと係合してそれによってインプラント20を挿入器具に連結するように構成された雌ネジを含む。側部ボア78は、椎間腔へのインプラント20の挿入中に挿入器具の突出部を受け取ってインプラント20の回転を防止又は制限するように構成される。
【0022】
図2A〜
図2Fに示すように、インプラント20は、本体24から上方に延びる(又は横断方向に出る)第1の竜骨28と、本体24から下方に延びる(又は横断方向に出る)第2の竜骨32とを更に含む。図示の実施形態によると、第1の竜骨28は、上係合面36から出て延び、第2の竜骨32は、下係合面38から出て延びる。第1の竜骨28及び第2の竜骨32は、上及び下椎体12a及び12bに形成されたそれぞれの竜骨切断部と係合するように構成される。一般的に、第1の竜骨28及び第2の竜骨32は、インプラント本体24の上部表面36及び下部表面38それぞれに対して実質的に垂直の方向に本体24から出て延びるが、第1及び第2の竜骨28、32は、これらのそれぞれの表面36及び38から垂直に延びることに限定されないことを理解すべきである。例えば、第1及び第2の竜骨28、32が、下部及び上部表面36、38に対して横断方向である少なくとも垂直方向成分を有する方向に延びる限り、第1の竜骨28は、あらゆる望ましい角度で上部表面36から上方に延びるか又は横断方向に出ることができ、同様に、第2の竜骨32は、あらゆる角度で下部表面38から下方に延びるか又は横断方向に出ることができる。
【0023】
図2A及び
図2Eに最も良く示すように、第1の竜骨28は、第1の支持体80及び第1の支持体80の外端に配置された第1のロッキング部材84を含む。
図2Eに示すように、第1の支持体80は、インプラント本体24の中心軸に沿ってインプラント本体24の上部表面36から上方に延びる台座である。第1の支持体80は、インプラント本体24の前部側面46と後部側面42の間で縦方向Lに細長い。一般的に、第1の支持体80は、横幅W
Sを有する。横幅W
Sは、少なくとも約2mmとすることができるが、いずれの横幅W
Sも適切とすることができることを理解すべきである。
【0024】
図2Eに最も良く示すように、第1の支持体80は、前部部分88及び縦方向に沿って前部部分88と対向する後部部分96を形成する。第1の支持体80の前部部分88は、フレア92を形成し、第1の支持体80の後部部分96は、テーパ付きになっている。フレア92は、縦方向に後方に沿って横方向Aに第1の支持体80の縦方向中心軸に対して外に曲がる。言い換えると、第1の支持体80の前部部分88の横幅は、インプラント本体24の前部側面46の方向に第2の縦方向に沿って増大し、それによってフレア92を形成する。一般的に、フレア92の最も広い部分は、少なくとも約3mmとすることができる横幅W
Fを有するが、いずれの横幅W
Fも、それが第1の支持体80のほぼ横幅W
sよりも広い限り適切とすることができることを理解すべきである。フレア92は、インプラント20が椎間腔に挿入された後に、インプラント20が前方移動に抵抗するのを助けることができる。例えば、フレア92は、インプラント20が挿入された後に椎骨の皮質壁を捕捉することができ、それによってインプラント20が椎間腔から移動するのを防止する。
図2Eにも示すように、第1の支持体80の後部部分96は、インプラント20を椎間腔により容易に挿入することを可能にするように、第1の縦方向に沿って内向きに曲がり、又はテーパ付きになっている。
【0025】
図2A及び
図2Cを参照すると、第1のロッキング部材84は、第1の支持体80から横断方向に出て延び、又はそうでなければ第1の支持体80の横断方向外端に配置される。
図2Aに示すように、第1のロッキング部材84は、縦方向中心軸に沿って延びる円筒を形成し、インプラント本体24の前部側面46と後部側面42の間で縦方向Lに細長い。
図2Cに示すように、ロッキング部材84は、第1の支持体80の横幅W
Sよりも大きい横幅又は直径D
Lを有することができる。この点で、第1の竜骨28の横幅は、第1の竜骨28の外側横断方向部分が、第1の竜骨28の内側横断方向部分よりも広いように、第1の竜骨28に沿って横断方向外向き方向に関して増大すると考えることができる。ロッキング部材84の横幅又は直径D
Lは、少なくとも約3mmとすることができるが、いずれの直径D
Lも適切とすることができることを理解すべきである。第1の支持体80のように、第1のロッキング部材84の後部部分100は、曲がるか又はそうでなければテーパ付きになっている。テーパ付き後部部分100は、インプラント20を椎間腔により容易に挿入することを可能にする。
【0026】
図2A及び
図2Fに最も良く示すように、ロッキング部材84は、インプラント本体24の上部表面36に面する内側又は本体接面106を含む。本体接面106は、インプラント本体24の上部表面36に直接面することができ、又はインプラント本体24の上部表面36の方向に延びる少なくとも何らかの垂直又は横断方向成分を有する方向に面することができる。
【0027】
図2Aを参照すると、第2の竜骨32は、第1の竜骨28に関して上述したように構成され、第2の支持体110及び第2の支持体110の外端に配置された第2のロッキング部材114を含む。図示のように、第2の支持体110は、インプラント本体24の中心軸に沿ってインプラント本体24の下部表面38から下方に又は横断方向に出て延びる台座である。第2の支持体110は、インプラント本体24の前部側面46と後部側面42の間で縦方向Lに細長い。一般的に、第2の支持体110は、第1の支持体80に類似しており、横幅W
Sを有する。従って、第2の支持体110の横幅W
Sも少なくとも約2mmとすることができるが、いずれの横幅W
Sも適切とすることができることを理解すべきである。
【0028】
第1の支持体80のように、並びに
図2B及び
図2Eを参照すると、第2の支持体110の前部部分118は、フレア122を形成し、第2の支持体110の後部部分126は、テーパ付きになっている。フレア122は、横方向Aに第2の支持体110の縦方向中心軸から外に曲がる。言い換えると、第2の支持体110の前部部分118の横幅は、第2の支持体110が、インプラント本体24の前部側面46の方向に延びてそれによってフレア122を形成する時に増大する。一般的にフレア122の最も広い部分は、少なくとも約3mmとすることができる横幅W
Fを有するが、あらゆる横幅W
Fは、それが第2の支持体110の横方向W
Sよりも広い限り、適切とすることができることを理解すべきである。フレア122は、インプラント20が椎間腔に挿入された後に、インプラント20が前方移動に抵抗するのを助けることができる。例えば、フレア122は、インプラント20が挿入された後に下椎骨の皮質壁を捕捉することができ、それによってインプラント20が椎間腔から移動するのを防止する。
図2Eにも示すように、第2の支持体110の後部部分126は、インプラント20を椎間腔により容易に挿入することを可能にするように曲がり又はテーパ付きになっている。
【0029】
図2A及び
図2Bに最も良く示すように、第2のロッキング部材114は、第2の支持体110から出て延び、又はそうでなければ第2の支持体110の外端に配置される。
図2Aに示すように、第2のロッキング部材114は、インプラント本体24の前部側面46と後部側面42の間で縦方向Lに細長い。第1のロッキング部材84のように、第2のロッキング部材114は、第2の支持体110の横幅W
Sよりも広い横幅又は直径D
Lを有することができる。この点で、第2の竜骨32の横幅は、第2の竜骨32の外側部分が第2の竜骨32の内側部分よりも広いように、第2の竜骨32に沿って外向き方向に関して増大すると考えることができる。ロッキング部材114の横幅又は直径D
Lは、少なくとも約3mmとすることができるが、いずれの直径D
Lも適切とすることができることを理解すべきである。第2の支持体110のように、第2のロッキング部材114の後部部分140は、曲がるか又はそうでなければテーパ付きになっている。テーパ付き後部部分140は、インプラント20を椎間腔により容易に挿入することを可能にする。
【0030】
図2Aに最も良く示すように、ロッキング部材114は、インプラント本体24の下部表面38に面する内側又は本体接面150を含む。本体接面150は、インプラント本体24の下部表面38に直接面することができ、又はインプラント本体24の下部表面38の方向に延びる少なくとも何らかの垂直成分を有する方向に面することができる。
【0031】
図2Fを参照すると、第1のロッキング部材84及び第2のロッキング部材114、又は第1のロッキング部材84の少なくとも本体接面106及び第2のロッキング部材114の本体接面150は、第1の縦方向に沿って互いに向けて収束する。第1のロッキング部材84及び第2のロッキング部材114、又は少なくとも本体接面106及び本体接面150は、第1の縦方向Lに沿ってインプラント本体24の中心縦軸線Cの方向に収束するようにも考えることができる。図示の実施形態によると、第1及び第2のロッキング部材84、114又は少なくともこれらのそれぞれの本体接面106及び150は、第1の縦方向に沿って互いに対して第2の角度Θ
2で互いに向けて収束する。第2の角度Θ
2は、インプラント本体24の上部及び下部表面36、38の間で定められた第1の角度Θ
1よりも小さい。第2の角度Θ
2は、あらゆる望ましい角度とすることができるが、第2の角度Θ
2は、第1の角度Θ
1よりも小さいことが好ましい。従って、本体接面106及び150の少なくとも一方又は両方は、第1の縦方向に沿って上部表面36及び下部表面38それぞれから発散する。換言すれば、本体接面106及び150の一方又は両方は、第2の縦方向に沿って上部表面36及び下部表面38それぞれの方向に収束する。図示の実施形態は、直線的に延びる本体接面106及び本体接面150を示すが、表面106、150は、依然としてほぼ互いに向けて収束しながら、波形又は他の非線形部分を含むことができることを理解すべきである。
【0032】
図2Fに示すように、第1の間隙160は、第1のロッキング部材84の本体接面106とインプラント本体24の上部表面36との間に形成される。第1及び第2の角度Θ
1、Θ
2の間の差のために、間隙160の高さは、本体24の後端42から前端46まで第2の縦方向に沿って減少する。従って、本体接面106の前部部分は、第1の距離H
L1だけ上部表面36から離れ、本体接面106の後部部分は、第1の距離H
L1よりも大きい第2の距離H
L2だけ上部表面36から離れている。
【0033】
同様に、第2の間隙190は、第2のロッキング部材114の本体接面150とインプラント本体24の下部表面38との間に形成される。第1の間隙160のように、第2の間隙190の高さは、本体24の後端42から前端46まで縦方向に沿って減少する。従って、本体接面150の前部部分も、第1の距離H
L1だけ下部表面38から離れ、本体接面150の後部部分は、第1の距離H
L1よりも大きい第2の距離H
L2だけ下部表面38から離れている。図示の実施形態は、第1の間隙160及び第2の間隙190が実質的に類似することを示すが、2つの間隙は、異なる高さを有する場合があることを理解すべきである。
【0034】
間隙160及び190は、インプラント20が椎間腔に挿入される時に骨を受け取るように構成される。間隙160は、第2の縦方向に沿って減少する高さを有するので、表面106及び36は、インプラント20が挿入方向に沿って埋め込まれる時に間隙160で受け取られる上椎体12aの一部分のような骨を圧縮するように構成される。同様に、間隙190は、第2の縦方向に沿って減少する高さを有するので、表面150及び38は、インプラント20が挿入方向に沿って埋め込まれる時に間隙160で受け取られる下椎体12bの一部分のような骨を圧縮するように構成される。骨圧縮は、骨成長を刺激し、Wolffの法則により骨が第1及び第2の竜骨28、32の周りを流れるようにする。
【0035】
ここで
図3A及び
図3Bを参照すると、第1の竜骨切断部200は、上椎体12aに形成することができ、第2の竜骨切断部204は、下椎体12bに形成することができる。第1及び第2の竜骨切断部200、204は、インプラント20の第1及び第2の竜骨28及び32それぞれを受け取るように各々構成される。
【0036】
第1の竜骨切断部200は、下側又は内側横断方向の第1の部分208及び上側又は外側横断方向の第2の部分212を含み、H
Cの高さ全体を形成する。第1の竜骨切断部200の高さH
Cは、好ましくは、第1の竜骨28と同じ高さであり、約4mmとすることができるが、あらゆる高さH
Cを望ましいとすることができる。第1の部分208は、ほぼスロット形状であって上椎体12a内に延びる。第1の部分208は、第1の竜骨28の第1の支持体80の横幅W
Sに実質的に等しい横幅W
Cを有する。第2の部分212は、ほぼ円筒形であって第1の部分208から上方に延びる。第2の部分212は、第1の竜骨28の第1のロッキング部材84の直径D
Sに少なくとも実質的に等しい横幅又は直径D
Cを有する。直径D
Sは、図示のように直径D
cよりも大きくすることができる。ロッキング部材84は、第1の竜骨切断部200の第2の部分212よりも大きいので、骨は、インプラント20が椎間腔14に挿入される時に更に圧縮されることになる。
【0037】
第2の竜骨切断部204は、第1の竜骨切断部200に関して上述したように構成することができ、上側又は内側横断方向の第1の部分308及び下側又は外側横断方向の第2の部分312を含み、H
Cの高さ全体を有する。第2の竜骨切断部204の高さH
Cは、好ましくは、第2の竜骨32と同じ高さであり、約4mmとすることができるが、あらゆる高さH
Cを望ましいとすることができる。第1の部分308は、ほぼスロット形状であって下椎体12b内に延びる。第1の部分308は、第2の竜骨32の第2の支持体110の横幅W
Sに実質的に等しい横幅W
Cを有する。第2の部分312は、ほぼ円筒形であって第1の部分308から下方に延びる。第2の部分312は、第2の竜骨32の第2のロッキング部材114の直径D
Sに少なくとも実質的に等しい横幅又は直径D
Cを有する。必須ではないが、D
SがD
cよりも大きいことが好ましい。ロッキング部材114は、第2の竜骨切断部204の第2の部分312よりも大きいので、骨は、インプラント20が椎間腔に挿入される時に更に圧縮されることになる。
【0038】
第1及び第2の竜骨切断部200、204又は第1及び第2の竜骨切断部200、204の少なくとも一部分は、その内容が全体的に引用により本明細書に組み込まれる2007年7月30日に出願の「穿孔/フライス加工ガイド及び竜骨切断部調製システム」という名称の米国特許公開第2001/00076443号明細書で説明するある一定の器具及び方法を使用して上及び下椎体12a、12bにおいて形成することができる。
図4A〜
図4Eは、椎間腔14及び特にインプラント20の挿入前に竜骨切断部200、204を調製するのに使用することができる例示的な器具を示している。しかし、第1及び第2の竜骨切断部200、204、又は第1及び第2の竜骨切断部200、204の少なくとも一部分は、あらゆる器具及び方法を使用して形成することができることを理解すべきである。
【0039】
図4Aを参照すると、試行インプラント300は、使用すべきインプラント20の正しい高さを判断するのに使用される。図示のように、試行インプラント300は、本体304及び椎間腔14に挿入すべき遠位試行ヘッド308を含む。試行インプラント300は、ネジ山付きシャフト316によって本体304に移動可能に装着された縦方向に調節可能な止め具312を更に含む。調節可能な止め具312は、試行ヘッド308に対するその縦方向位置がこのように調節可能である上部及び下部椎骨係合部材320を含む。係合部材320は、シャフト316に取り付けられて試行本体304の移動に対して案内される。係合部材320は、ある一定の力に対する抵抗を改善するために試行インプラント300の中心線に対して対称的に位置決めされる。更に、係合部材320の分割設計は、リーマーが2つの係合部材320の間で移動することを可能にし、係合部材320は、リーマーからの追加軟組織保護を提供する。本体304は、フライス加工ガイドを装着するように接続するための基部として機能する。
【0040】
図4B及び
図4Cは、本体304上に装着することができる例示的なフライス加工ガイド350を示している。図示のように、フライス加工ガイド350は、それぞれのリーマーを案内するように構成された上側及び下側チャンバ358を形成する本体354を含む。スロット360は、チャンバ358の間に形成される。使用時には、フライス加工ガイド350は、本体304がスロット360内に受け取られるように、本体304上でフライス加工ガイド350を摺動させることによって本体304上に装着される。各チャンバ358は、本体354を通して本体354の遠位端から縦方向に出て延びる。図示のように、各チャンバ358は、その遠位端に内側開口部362を含む。チャンバ358の内側開口部362は、互いに対向する。チャンバ358の構成のために、リーマーは、第1及び第2の竜骨切断部200、204の内側部分208、308を作ることができることになる。
【0041】
フライス加工ガイド350はまた、フライス加工ガイド350を取外し可能なハンドル374に接続するように構成された連結機構370を含むことができる。連結機構370は、ハンドル374のネジ山付き端部を受け取るように構成されたネジ山付きボアとすることができる。
【0042】
図4D及び
図4Eは、本体304上に装着することができる例示的な穿孔ガイド380を示している。図示のように、穿孔ガイド380は、それぞれのドリルビットを案内するように構成された上側及び下側チャンバ388を形成する本体384を含む。フライス加工ガイド350のように、穿孔ガイド380は、チャンバ388の間に形成されたスロット392を含む。使用時には、穿孔ガイド380は、本体304がスロット392内に受け取られるように、本体304の上で穿孔ガイド380を摺動させることによって本体304上に装着される。各チャンバ358は、本体384を通して本体384の遠位端に縦方向に出て延びる。フライス加工ガイド350のチャンバ358と異なり、穿孔ガイド380のチャンバ388は、円筒形であり、好ましくは、これらの遠位端で開口しない。チャンバ388の構成のために、ドリルビットは、第1及び第2の竜骨切断部200、204の外側部分212、312を作ることができることになる。
【0043】
穿孔ガイド380はまた、穿孔ガイド380を取外し可能なハンドル398に接続するように構成された連結機構396を含むことができる。連結機構396は、ハンドル398のネジ山付き端部を受け取るように構成されたネジ山付きボアとすることができる。
【0044】
作動において、上及び下椎体12a、12bの間の椎間腔14を空にし、試行インプラント300の試行ヘッド308を椎間腔14に挿入し、必要になるインプラント20の正しい高さを見出す。正しい試行ヘッド308が判断される時に、試行ヘッド308は、調節可能な止め具312が椎骨と当接するまで椎間腔14に挿入される。止め具312は、試行インプラント300を椎体12a、12bに対してその右側の位置に固定するだけでなく、これらはまた、試行インプラント300が脊柱管内に摺ってそれ以上戻らないことを保証する。
【0045】
試行インプラント300が正しく位置決めされた後に、フライス加工ガイド350は、試行本体304の上でフライス加工ガイド350を摺動させることによって試行インプラント300の本体304上に装着される。次に、第1及び第2の竜骨切断部200、204の第1の部分208、308は、追切機能を有するリーマー又はドリルを使用することによって上及び下椎体12a、12bに形成することができる。この点で、リーマーは、チャンバ358に挿入され、外科医は、端板に沿って切断を開始し、次に、椎体内に進むことができる。
【0046】
竜骨切断部200、204の第1の部分208、308が上及び下椎体12a、12bに形成された状態で、フライス加工ガイド350を取り外すことができ、穿孔ガイド380は、試行本体304の上で穿孔ガイド380を摺動させることによって試行インプラント300の本体304上に装着される。次に、第2の部分212、312は、ドリルを使用して上及び下椎体12a、12bに形成することができる。この点で、ドリルビットは、チャンバ388に挿入され、外側/第2の部分212、312を穿孔することができる。竜骨切断部の第1及び第2の部分を形成する順序を逆にすることができることを理解すべきである。
【0047】
椎間腔14が調製された状態で、インプラント20の前端46、例えば、係合部材70は、標準インサータ器具に連結することができる。次に、インプラント20は、第1の竜骨28が第1の竜骨切断部200によって受け取られ、第2の竜骨32が第2の竜骨切断部204によって受け取られるように、空間14の前部側面から椎間腔14に挿入することができる。インプラント20の後部側面42が空間に挿入される時に、第1及び第2のロッキング部材84、114の本体接面106、150とインサート24のそれぞれの外側本体表面36、38との間に配置された骨の部分は、その間に形成された第1及び第2の間隙160、190の高さの減少により圧縮される。骨を圧縮することにより、骨は、インプラント20及び特に第1及び第2の竜骨28、32の周りを流れてこれらに適合することになる。Wolffの法則に従って、骨成長は、付加的な圧力により強化されることになる。
【0048】
椎間板腔内に完全に挿入された状態で、インプラント20の前部側面46は、上及び下椎体12a、12bの前縁とほぼ同一平面にある。ここで完全に第1及び第2の竜骨切断部200、204の内側、並びに椎骨縁から離れて位置決めされた第1及び第2の竜骨28、32のフレア92及び122は、インプラント20の前方移動を防止する。
【0049】
インプラント20及び特に竜骨28、32は、上及び下椎体12a、12bの互いに対する垂直移動を防止する。これは、ロッキング部材84及び114がこれらの支持体80及び118よりも広いことに起因し、それによって椎体が互いに離れるのを防止する。この特徴はまた、プレート及びスクリューのような追加ハードウエアの使用なしにインプラント20を椎間腔14内に挿入して保持することを可能にする。
【0050】
ここで
図5を参照すると、別の実施形態では、インプラント20は、骨成長を促進するように垂直ボアを含むことができる。
図5に示すように、インプラント400は、本体424、第1の竜骨428、第2の竜骨432、及びインプラント本体424を通して垂直に延びる椎体434を含む。ボア426は、縦方向に細長く、第1及び第2の竜骨428、432の両側に延びる。インプラント400が椎間腔に挿入された状態で、ボア434は、上及び下椎体の間の成長による骨のための通路を提供する。ボア434が細長く示されているが、ボア434は、これらがインプラント本体424を通して完全に延びる限りいかなる形状とすることもできることを理解すべきである。更に、ボア434には、骨形成又は他の融合補助材料を詰めることができる。
【0051】
本明細書で説明するインプラント20及び400は、様々な多数の可能な幾何学形状及び角度関係を提供するように構成することができることを認めるべきである。例えば、第1及び第2のロッキング部材84、114は、円筒形であると説明されているが、これらは、矩形ブロックのような他の形状を容易に形成することができる。更に、第1及び第2の竜骨28、32、並びに本体24とのこれらのそれぞれの関係は、類似の寸法及び角度関係を有するように説明されているが、各竜骨28、32は、他方に対して異なる寸法及び角度関係を有することができることを理解すべきである。
【0052】
当業者は、本発明の広範な発明概念から逸脱することなく上述の実施形態に変更を行うことができることを認めるであろう。更に、本明細書で説明する実施形態のいずれかに関して上述したような構造、特徴、及び方法は、別に定めない限り、本明細書で説明する他の実施形態のいずれにも組み込むことができることを認めるべきである。従って、本発明は、開示した特定的な実施形態に限定されるものではなく、修正を本発明の開示の精神及び範囲に包含するように意図していることが理解される。