特許第5698957号(P5698957)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5698957
(24)【登録日】2015年2月20日
(45)【発行日】2015年4月8日
(54)【発明の名称】遮熱シートの取付構造
(51)【国際特許分類】
   E04D 13/00 20060101AFI20150319BHJP
【FI】
   E04D13/00 J
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2010-241760(P2010-241760)
(22)【出願日】2010年10月28日
(65)【公開番号】特開2012-92593(P2012-92593A)
(43)【公開日】2012年5月17日
【審査請求日】2013年5月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】593178409
【氏名又は名称】株式会社オーティス
(74)【代理人】
【識別番号】100087664
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 宏行
(72)【発明者】
【氏名】岩田 充智
(72)【発明者】
【氏名】上田 英治
【審査官】 津熊 哲朗
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−112001(JP,A)
【文献】 特開2001−254708(JP,A)
【文献】 実開平01−131008(JP,U)
【文献】 特開平08−312052(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04D 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテナハウスの屋根上に固定具を配し、該固定具に固定したシャフトに遮熱シートを固定、張設するようにした遮熱シートの取付構造であって、
上記固定具は、上記シャフトを固定するシャフト固定部と、上記コンテナハウスの屋根に固定される土台部とを備えた構造とされ、
上記シャフト固定部は、所定間隔離間して起立した2枚の起立片と、これらの起立片を側部で連結し、ボルト孔を有した連結部と、上記土台部に取付固定するための取付片とを備えた本体部、および、上記シャフトを上記本体部に固定するためのU字ボルト、ナットを備えており、上記起立片のそれぞれには、底部を有した切欠き嵌入凹所が形成され、該切欠き嵌入凹所に上記シャフトが嵌め入れられ、上記U字ボルトのねじ部を上記ボルト孔に通して上記ナットと螺合して上記シャフトを固定する構成となっており、
嵌入開口を有した半筒状のシャフト嵌合体をさらに用いる取付構造とされ、
上記固定具の土台部が上記コンテナハウスの屋根に固着され、その上に水切りカバーが配設されるとともに、上記シャフト固定部に固定されたシャフトが、上記遮熱シートの側端部に形成したシャフト挿通筒部に挿通され、上記遮熱シートを挟み込むように上記シャフトの胴部に上記シャフト嵌合体が嵌合する構造となっていることを特徴とする遮熱シートの取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテナハウスの屋根上に固定、張設される遮熱シートの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のコンテナハウスは、作業現場の現場事務所やトランクルーム等に使用されるように、主に屋外に移動可能に設置される。また、その輸送はトレーラーによってなされる。
【0003】
したがって、コンテナハウスは風雨に晒されやすく、振動も受けやすいため、耐震、耐風雨構造等、頑丈で風雨に強い構造に形成されている。
【0004】
一方、移動を頻繁に行うという性質上、軽量かつシンプルですっきりとした形状、構造とすることが求められており、そのため一般住宅等で用いられる断熱材が使用されることはなく、そのままでは遮熱性はほとんどないものが通例である。
【0005】
コンテナハウスの遮熱対策としては、種々の建築物の波形屋根(折板屋根)用に使用される遮熱シートをコンテナハウスの屋根上に後付けすることが想定できるが、この種の遮熱シートは、波形屋根用の固定具を介して波形屋根へ取り付けるようになっているため、その取付構造をそのままコンテナハウスの屋根に適用することはできない。
【0006】
すなわち、この固定具は、波形屋根の屋根材の端部を連結した連結山部において屋根材連結のために上方に突出したボルト体またはハゼ部に対して取り付けられるようになっているため(特許文献1参照)、そのようなボルト体やハゼ部が突出していないコンテナハウスへ、波形屋根用に使用していた遮熱シートを適用することは容易ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2010−112007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、遮熱シートをコンテナハウスの屋根に簡単、確実に取り付けることのできる遮熱シートの取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の遮熱シートの取付構造は、コンテナハウスの屋根上に固定具を配し、該固定具に固定したシャフトに遮熱シートを固定、張設するようにした遮熱シートの取付構造であって、固定具は、シャフトを固定するシャフト固定部と、コンテナハウスの屋根に固定される土台部とを備えた構造とされ、シャフト固定部は、所定間隔離間して起立した2枚の起立片と、これらの起立片を連結し、ボルト孔を有した連結部と、土台部に取付固定するための取付片とを備えた本体部、および、シャフトを本体部に固定するためのU字ボルト、ナットを備えており、起立片のそれぞれには、底部を有した切欠き嵌入凹所が形成され、該切欠き嵌入凹所にシャフトが嵌め入れられ、U字ボルトのねじ部をボルト孔に通してナットと螺合してシャフトを固定する構成となっており、嵌入開口を有した半筒状のシャフト嵌合体をさらに用いる取付構造とされ、固定具の土台部がコンテナハウスの屋根に固着され、その上に水切りカバーが配設されるとともに、シャフト固定部に固定されたシャフトが、遮熱シートの側端部に形成したシャフト挿通筒部に挿通され、遮熱シートを挟み込むようにシャフトの胴部にシャフト嵌合体が嵌合する構造となっていることを特徴とする。
【0010】
(削除)
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の遮熱シートの取付構造によれば、シャフトを固定するシャフト固定部と、コンテナハウスの屋根に固定される土台部とを備えた固定具を有した構造となっているため、遮熱シートをコンテナハウスの屋根に簡単、確実に取り付けられる。特に、固定具は土台部がコンテナハウスの屋根にビス止め等にて固着されるようになっているため、突出ボルトやハゼ部がなくても確実に取り付けられる。また、土台部の上には水切りカバーが配設されるようになっているため、コンテナハウス内への水の浸入を確実に防止できる。
【0012】
さらに、遮熱シートの側端部にシャフト挿通筒部が形成され、そのシャフト挿通筒部にシャフトを挿通する構造となっているので、遮熱シートのシャフトへの取付作業を簡単にでき、現場での作業が効率的に行える。
【0013】
また、シャフト挿通筒部に挿通させたシャフトの胴部にシャフト嵌合体を嵌合させる構造となっているので、設置された遮熱シートが風雨等により横にずれることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態に係る遮熱シートの取付構造が採用されるコンテナハウスの要部正面図である。
図2】同取付構造の分解斜視図である。
図3】(a)、(b)は、遮熱シートのシャフトへの取付手順を示す斜視図、(c)はシャフト嵌合体の拡大正面図である。
図4】遮熱シートの取付状態を示すコンテナハウスの概略平面図である。
図5】シャフト固定部の他例を示す斜視図である。
図6】本発明の他の実施形態(参考例)に係る遮熱シートの取付構造の要部正面図である。
図7図6に示した遮熱シートの取付構造に用いられる他の固定具の固定具本体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に係る遮熱シートの取付構造が採用されるコンテナハウスの要部正面図である。図2は同取付構造の分解斜視図である。図3(a)、(b)は、遮熱シートのシャフトへの取付手順を示す斜視図、図3(c)はシャフト嵌合体の拡大正面図である。図4は、遮熱シートの取付状態を示すコンテナハウスの概略平面図である。
【0017】
本実施形態における遮熱シート10の取付対象は、図1図4に示すように作業現場の現場事務所やトランクルーム等に使用されるコンテナハウス1の屋根である。
【0018】
このコンテナハウス1の骨組は、柱と梁とを接合してなり、屋根の両端部には大梁が配設され、その間に小梁が架設され、その上に屋根材が葺かれた構造となっている。図1に示すように、大梁は屋根面よりもやや突出して端部突出部1aを構成している。
【0019】
本実施形態の遮熱シートの取付構造は、遮熱シート10が、屋根上に架設、固定した円筒体よりなるシャフト3に固定、張設されるようになっており、そのシャフト3を固定するシャフト固定部30と、土台部20とを備えた固定具Aを有した構造となっている。図1に示すように、この固定具Aの土台部20はコンテナハウス1の屋根面に固定されるようになっている。なおシャフト3は、図3(a)に示すように一端をすぼめた短筒体を繋ぎ合わせ一体化したものが扱いやすく、好適に使用できる。
【0020】
本実施形態では、固定具Aはシャフト固定部30と、土台部20とが別体に形成されている。
【0021】
土台部20(土台具)は、金属、合成樹脂等よりなる板体を折曲して形成されており、一方の端部には屋根の外郭形状に合致した倒L字形状の取付部21が形成され、その取付部21より折曲延出され、両側の載置部23、23に挟まれ、上げ底状に突出した、シャフト固定部30を設置するための設置台部22が形成されている。なお、取付部21は屋根の端部外郭形状に合えばよく、倒L字形状には限定されない。
【0022】
土台部20は、取付部21がコンテナハウス1の端部突出部1aに嵌合取り付けされ、端部突出部1aの上部に対してビス止めされて屋根に固着される。ビス止めされた取付部21の上面にはビス止め部を覆うように水切りカバー2が載せ置かれ、その水切りカバー2の一端は取付部21に隣接する載置部23側に折り曲げられており、コンテナハウス1の外方に突出した他端はコンテナハウス1の側面に接するように折り曲げられて固定される。
【0023】
このように、水切りカバー2が土台部20の取付部21のビス止め部位を覆っているので、コンテナハウス1の室内への水の浸入を防止できる。なお、土台部20は接着剤によって屋根に固着してもよい。
【0024】
また、土台部20の設置台部22の上には、遮熱シート10を張り渡すためのシャフト3を、その両端部さらには中央部で固定するためのシャフト固定部30(シャフト固定具)が固定される。
【0025】
シャフト固定部30は、金属、合成樹脂等よりなる板体を折曲加工して形成されており、所定間隔離間して起立した2枚の起立片31、31と、これらを側部で連結させた連結部32と、土台部20の設置台部22にビスで取付固定するための取付片33とよりなる本体部30A、および、シャフト3を本体部30Aに固定するためのU字ボルト36、ナット37により構成されている。
【0026】
本体部30Aの起立片31のそれぞれには、図1に示すように正面視で重なるように、連結部32側を底部31aaとした傾斜形状の切欠き嵌入凹所31aが形成されている。また、連結部32には、図2に示すように、その切欠き嵌入凹所31aの底部31aaの上端よりもやや高い位置と、下端よりもやや低い位置にボルト孔32aが形成されている。なお、このボルト孔32aは取り付けしやすくするために長孔とすることが望ましい。
【0027】
遮熱シート10を張り渡すためのシャフト3は、シャフト側端部3aがシャフト固定部30の本体部30Aの切欠き嵌入凹所31aの底部31aaに嵌め入れられ、連結部32に形成された上下のボルト孔32a、32aを介して、U字ボルト36の両ねじ部と、2つのナット37、37とを螺合することによって固定されるようになっている。
【0028】
このシャフト3は、金属、合成樹脂等よりなる長尺筒体を使用してもよいが、図3に示すように、取り扱いしやすいように、一端を接合可能なようにすぼめた短筒体3Aを、コンテナハウス1の屋根寸法に合わせて繋いで使用してもよい。
【0029】
なお、本実施形態では、シャフト固定部30と、土台部20とが別体に形成されているが、シャフト固定部30(の本体部30A)と、土台部20とが一体に形成された固定具を用いてもよい。
【0030】
一方、遮熱シート10は、柔軟性、伸縮性を有するとともに、太陽熱、太陽光線等を反射する合成樹脂シートで構成されており、例えば本実施形態に示すように、太陽熱、太陽光線等を反射する、銀色等に着色した樹脂糸材を縦横に編んで形成した織物シートを好適に使用できる。
【0031】
この遮熱シート10は、屋根上に固定したシャフト3に固定され、コンテナハウス1の両端に架設したシャフト3、3間で張設されるようになっている(図4参照)。本実施形態では、シャフト3の胴部に直交する方向に帯状に長い遮熱シート10が用いられている。なお、本実施形態で用いる遮熱シート10は、図2図3に示すように、幅方向の両端と中央を除く部分(クロスハッチングで示した部位)は縦横の樹脂糸材で編み込まれて目が詰まっているが、両端および中央は樹脂糸材(横糸10a)を縦糸10bで固定しないようにしている(図4の1点鎖線で囲んだ拡大部分平面図参照)。この中央部位はボルトの軸部等を挿通させることができる挿通部11を構成している。
【0032】
また、この遮熱シート10の長手方向の両方の側端部に、シャフト3を挿通できる程度のシャフト挿通筒部12が形成してある。このシャフト挿通筒部12は、シャフト3が挿通できる程度の挿通開口ができるように端部を折り返して端部を固着して形成してある。固着は接着剤あるいは縫製によってなされる。図1図4の符号13はその固着部である。
【0033】
ついで、遮熱シート10のシャフト3への取付固定構造について具体的に説明する。
【0034】
遮熱シート10はその長手方向のシャフト挿通筒部12にシャフト3が挿通され、シャフト挿通筒部12の幅方向の中央部では、遮熱シート10を挟み込むようにシャフト3の胴部の湾曲面にシャフト嵌合体40を嵌合させて遮熱シート10を固定できるようになっている。
【0035】
シャフト嵌合体40としては、図3(b)、(c)に示したような、嵌入開口41aを有した合成樹脂製の半筒体41と、半筒体41の外周形状と同形状に形成された固定金具42とよりなるパッカーを使用できる。この半筒体41は、嵌入開口41aをシャフト3の胴部に向けて押し込めば弾性変形して嵌入開口41aが広がるため容易に嵌合できる。その後、固定金具42を半筒体41の周囲に嵌着することで、シャフト3にしっかりと固定できる。半筒体41の外周部には、いったん嵌着した固定金具42が外れないように、端部には固定金具42の外れ防止用の突起41bが形成され、中央部には溝部41cが形成されている。このパッカーは1枚の遮熱シート10に対して複数個所で固定するようにしてもよい。なお、シャフト嵌合体40としては、このパッカーには限られず、ボルト、ナットでより強固に固定できるリング体を用いてもよい。
【0036】
このような遮熱シート10のシャフト3への固定作業は、シャフト3を屋根上(シャフト固定部30)へ固定する前に行えばよい。また、シャフト3を短筒体3Aの繋ぎ合わせによって構成しているので、遮熱シート10の固定作業を事前に行える。
【0037】
なお、遮熱シート10は、そのシャフト挿通筒部12にシャフト3を通すことで張設されるので、張り具合が調整されて遮熱シート10の横ずれのおそれがほとんどない場合にはシャフト嵌合体40を用いなくてもよい。
【0038】
遮熱シート10は、以上のようにして、例えば図4のようにコンテナハウス1の屋根上に固定、張設される。なお、図4の例では遮熱シート10間に隙間が空いているが、遮熱効果を上げるためには隙間を小さくするほうが望ましく、さらにシャフト固定部30に至るまで遮熱シート10を配してもよい。
【0039】
以上のように、屋根上に架設したシャフト3に遮熱シート10を固定、張設するために、シャフト3を固定するシャフト固定部30と、コンテナハウス1の屋根に固定される土台部20とを有した固定具Aを備えているので、遮熱シート10をコンテナハウス1の屋根に簡単、確実に取り付けられる。特に、固定具Aは土台部20がコンテナハウス1の屋根にビス止めされるようになっているため、突出ボルトやハゼ部がなくても確実に取り付けられる。また、土台部20の上には水切りカバー2が配設される構成となっているため、ビス止め部を介してコンテナハウス1の室内へ水が浸入することを防止できる。
【0040】
さらに、遮熱シート10の側端部にシャフト挿通筒部12が形成され、そのシャフト挿通筒部12にシャフト3を挿通する構造となっているので、遮熱シート10の取付作業を簡単にでき、現場での作業が効率的に行える。
【0041】
また、シャフト挿通筒部12に挿通されたシャフト3の胴部にシャフト嵌合体40を嵌合させる構造となっているので、風雨等により設置された遮熱シート10が横にずれることを防止できる。
【0042】
図5は、図1図4に示した遮熱シートの取付構造に使用されるシャフト固定部30の本体部30Aに代えて使用できるシャフト固定部の本体部の他例を示す斜視図である。なお、この図例における遮熱シートのシャフトへの取付構造は図1図4に示したものと同様である。
【0043】
このシャフト固定部の本体部30Bは、所定間隔を隔てて起立された2つの起立片31、ボルト孔を有した連結部32およびビス止めされる取付片33、33よりなる点、ならびにU字ボルト36(図2参照)でシャフト3(図2参照)が固定される点は上記の例と同様であるが、本図例ではシャフト3を嵌め入れる切欠き嵌入凹所31aが起立片31の上端より下方に向けてほぼ垂直に形成されている点で上記例と相違している。
【0044】
図5に示した本体部30Bを用いれば、シャフト3を嵌入するための開口が上部に形成されているのでシャフト3の取付作業がしやすく、さらに切欠き嵌入凹所31aの底部31aaからシャフト3が上方へ抜け出ることを阻止できる抜け止め防止突起を切欠き嵌入凹所31aの内側面に設ければ、U字ボルト36でシャフト3を固定しなくてもよく、取付作業を迅速に行える。
【0045】
図6は、本発明の他の実施形態(参考例)に係る遮熱シートの取付構造の要部正面図である。図7は、この遮熱シートの取付構造に用いられる他の固定具の固定具本体の斜視図である。
【0046】
本実施形態では、土台部20と、シャフト固定部30の起立片31とが帯板により一体成形された固定具本体Bを用いている。すなわち、土台部20は倒L字形状の取付部21と、載置部23とよりなり、一方、シャフト固定部30は、載置部23の端部より立ち上がり形成された、U字ボルト用のボルト長孔31bを有した起立片31、およびU字ボルト36、ナット37よりなる。この帯板状の固定具本体Bのコンテナハウス1への固定は、土台部20の取付部21を端部突出部1aに対してビス止めすることでなされる。ビス止め部の上には水切りカバー2が被せられている。
【0047】
なお、遮熱シート10のシャフト挿通筒部12にシャフト3を通して、遮熱シート10をシャフト3に固定する構造は図1図4に示した実施形態と同様である。シャフト嵌合体40(図3参照)についても同様の形状、構造のものが使用できるが、本図では図示を省略している。
【0048】
この実施形態に示した固定具本体Bによれば、簡易な形状の固定具本体Bを備えているため、遮熱シート10をコンテナハウス1の屋根にきわめて簡単に取り付けることができる。さらに、シャフト固定部30を少ない部材で構成でき、また固定具本体Bは帯板状であり、幅寸法を小さくできるので(図6参照)、材料費を軽減でき、遮熱シート10の設置作業の低コスト化が図れる。
【符号の説明】
【0049】
1 コンテナハウス
2 水切りカバー
3 シャフト
10 遮熱シート
11 挿通部
12 シャフト挿通筒部
13 固着部
A 固定具
B 固定具本体
20 土台部
21 取付部
22 設置台部
23 載置部
30 シャフト固定部
30A、30B 本体部
31 起立片
31a 切欠き嵌入凹所
31b ボルト長孔
32 連結部
32a ボルト孔
33 取付片
36 U字ボルト
37 ナット
40 シャフト嵌合体
41 半筒体
41a 嵌入開口
42 固定金具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7