特許第5700437号(P5700437)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5700437
(24)【登録日】2015年2月27日
(45)【発行日】2015年4月15日
(54)【発明の名称】コネクタ装置
(51)【国際特許分類】
   H01R 12/71 20110101AFI20150326BHJP
   H01R 13/24 20060101ALI20150326BHJP
【FI】
   H01R12/71
   H01R13/24
【請求項の数】12
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2011-128115(P2011-128115)
(22)【出願日】2011年6月8日
(65)【公開番号】特開2012-256473(P2012-256473A)
(43)【公開日】2012年12月27日
【審査請求日】2014年3月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000231073
【氏名又は名称】日本航空電子工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091557
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 修
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 琢男
【審査官】 武山 敦史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−128798(JP,A)
【文献】 特開2004−221052(JP,A)
【文献】 特開2011−044382(JP,A)
【文献】 実開昭57−053691(JP,U)
【文献】 特開2010−040253(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 12/71
H01R 13/639
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラグコネクタと、このプラグコネクタと嵌合可能なソケットコネクタとを備えるコネクタ装置において、
前記プラグコネクタは、複数のプラグ側コンタクトと、この複数のプラグ側コンタクトを所定間隔離して連結するプラグ側絶縁フィルムとを有し、
前記ソケットコネクタは、複数のソケット側コンタクトと、この複数のソケット側コンタクトを所定間隔離して連結するソケット側絶縁フィルムとを有し、
前記プラグ側コンタクトは、プラグ側接続部と、このプラグ側接続部に連なり、前記ソケットコネクタに向かって突出するプラグ側接触部とを有し、
前記ソケット側コンタクトは、ソケット側接続部と、このソケット側接続部に連なるとともに前記プラグコネクタに向かって突出し、前記プラグ側接触部に接触するソケット側接触部とを有し、
複数の前記プラグ側コンタクトは、複数の前記プラグ側接触部で1つのプラグ部が形成されるように配置され、
複数の前記ソケット側コンタクトは、複数の前記ソケット側接触部で、前記プラグ部を受け容れる1つのソケット部が形成されるように配置され、
前記プラグ部の突出方向の先端部がその周囲より突出しており、
前記プラグ側接続部と前記ソケット側接続部とはそれぞれ平板状であり、
前記プラグ側絶縁フィルムは、前記プラグ側接続部の一方の面を覆うプラグ側第1フィルムと、前記プラグ側接続部の他方の面を覆うプラグ側第2フィルムとで構成され、
前記ソケット側絶縁フィルムは、前記ソケット側接続部の一方の面を覆うソケット側第1フィルムと、前記ソケット側接続部の他方の面を覆うソケット側第2フィルムとで構成され、
前記プラグ側第1フィルムに前記プラグ部を露出させる第1の孔が形成され、
前記プラグ側第2フィルムに前記プラグ側接続部を露出させる第2の孔が形成され、
前記ソケット側第1フィルムに前記ソケット部を露出させる第3の孔が形成され、
前記ソケット側第2フィルムに前記ソケット側接続部を露出させる第4の孔が形成されている
ことを特徴とするコネクタ装置。
【請求項2】
前記プラグ部がほぼドーム状であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
【請求項3】
前記プラグ部がほぼ四角錐状であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
【請求項4】
前記プラグ側接触部は、前記ソケット側接触部の先端部が嵌る凹部と、この凹部に前記ソケット側接触部の先端部をガイドするガイド部とを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のコネクタ装置。
【請求項5】
前記プラグ部の形成に必要な前記プラグ側接触部の数は4又は2であり、
前記ソケット部の形成に必要な前記ソケット側接触部の数は4又は2である
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のコネクタ装置。
【請求項6】
前記ソケット部がほぼ筒状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のコネクタ装置。
【請求項7】
前記ソケット側接続部に複数の前記ソケット側接触部が連なることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のコネクタ装置。
【請求項8】
前記プラグコネクタは複数の前記プラグ部を備え、前記ソケットコネクタは前記複数のプラグ部に対応する複数の前記ソケット部を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載のコネクタ装置。
【請求項9】
請求項1〜5、8のいずれか1項記載のプラグコネクタ。
【請求項10】
請求項1、5〜のいずれか1項記載のソケットコネクタ。
【請求項11】
前記金属板に複数の前記プラグ側接触部で構成される前記プラグ部を形成するプラグ部形成工程と、
複数の前記プラグ側接続部を連結する連結部を残して前記金属板を前記複数の前記プラグ側接続部に分断する分断工程と、
前記プラグ部形成工程と前記分断工程との後、前記複数の前記プラグ側接続部に前記プラグ側絶縁フィルムを貼り付ける絶縁フィルム貼付工程と、
前記絶縁フィルム貼付工程の後、前記連結部を除去する連結部除去工程と
を含むことを特徴とする請求項記載のプラグコネクタの製造方法。
【請求項12】
前記金属板に複数の前記ソケット側接触部で構成される前記ソケット部を形成するソケット部形成工程と、
前記ソケット部形成工程の後、複数の前記ソケット側接続部を連結する連結部を残して前記金属板を前記複数の前記ソケット側接続部に分断する分断工程と、
前記分断工程の後、前記複数の前記ソケット側接続部に前記ソケット側絶縁フィルムを貼り付ける絶縁フィルム貼付工程と、
前記絶縁フィルム貼付工程の後、前記連結部を除去する連結部除去工程と
を含むことを特徴とする請求項10記載のソケットコネクタの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はコネクタ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、集積回路や配線基板等の電子デバイスの間に配置され、電子デバイス同士を電気的に接続するソケットが知られている(下記特許文献1参照)。
【0003】
図23に示すように、ソケット930はコンタクトシート908とフレーム931とを備えている。図24に示すように、コンタクトシート908は接合シート906と接合シート907とで構成されている。
【0004】
図25図26に示すように、接合シート906,907はそれぞれベースシート901とコンタクト911とを有する。ベースシート901には複数の貫通孔902が形成されている。コンタクト911は固定部912と可動部914と接触部913とを有する。
【0005】
コンタクト911の固定部912はベースシート901に固定されている。可動部914は固定部912に連なる。可動部914は折り曲げられ、その一部が貫通孔902の下方に位置する。接触部913は可動部914に連なり、貫通孔902から斜め上方へ突出する。
【0006】
接合シート907上に接合シート906を重ねると、接合シート907のコンタクト911の接触部913が接合シート906のベースシート901の貫通孔902に挿入され、接合シート907のコンタクト911の接触部913と接合シート906のコンタクト911の接触部913とが並ぶ。
【0007】
フレーム931はコンタクトシート908の外周縁部を保持する。
【0008】
2つの電子デバイス(図示せず)でソケット930を挟むと、コンタクト911の可動部914と接触部913とが弾性変形し、可動部914が一方の電子デバイスの電極に接触し、接触部913が他方の電子デバイスの電極に接触し、電子デバイス同士が電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2004−221052号公報(段落0054〜0057、0064、図3図4図5図9参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述のソケット930を使用して電子デバイス(接続対象物)同士を電気的に接続するには、コンタクト911に対して両電子デバイスの電極を位置合わせしなければならない。しかし、コンタクト911も電子デバイスの電極も狭ピッチで配置されているので、接触部913に対して両電子デバイスの電極を位置合わせすることは困難であり、これがソケット930の使用上の障害になっていた。
【0011】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、接続対象物同士を容易に電気的に接続することができるコネクタ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述の課題を解決するため請求項1記載の発明は、プラグコネクタと、このプラグコネクタと嵌合可能なソケットコネクタとを備えるコネクタ装置において、前記プラグコネクタは、複数のプラグ側コンタクトと、この複数のプラグ側コンタクトを所定間隔離して連結するプラグ側絶縁フィルムとを有し、前記ソケットコネクタは、複数のソケット側コンタクトと、この複数のソケット側コンタクトを所定間隔離して連結するソケット側絶縁フィルムとを有し、前記プラグ側コンタクトは、プラグ側接続部と、このプラグ側接続部に連なり、前記ソケットコネクタに向かって突出するプラグ側接触部とを有し、前記ソケット側コンタクトは、ソケット側接続部と、このソケット側接続部に連なるとともに前記プラグコネクタに向かって突出し、前記プラグ側接触部に接触するソケット側接触部とを有し、複数の前記プラグ側コンタクトは、複数の前記プラグ側接触部で1つのプラグ部が形成されるように配置され、複数の前記ソケット側コンタクトは、複数の前記ソケット側接触部で、前記プラグ部を受け容れる1つのソケット部が形成されるように配置され、前記プラグ部の突出方向の先端部がその周囲より突出しており、前記プラグ側接続部と前記ソケット側接続部とはそれぞれ平板状であり、前記プラグ側絶縁フィルムは、前記プラグ側接続部の一方の面を覆うプラグ側第1フィルムと、前記プラグ側接続部の他方の面を覆うプラグ側第2フィルムとで構成され、前記ソケット側絶縁フィルムは、前記ソケット側接続部の一方の面を覆うソケット側第1フィルムと、前記ソケット側接続部の他方の面を覆うソケット側第2フィルムとで構成され、前記プラグ側第1フィルムに前記プラグ部を露出させる第1の孔が形成され、前記プラグ側第2フィルムに前記プラグ側接続部を露出させる第2の孔が形成され、前記ソケット側第1フィルムに前記ソケット部を露出させる第3の孔が形成され、前記ソケット側第2フィルムに前記ソケット側接続部を露出させる第4の孔が形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタ装置において、前記プラグ部がほぼドーム状であることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のコネクタ装置において、前記プラグ部がほぼ四角錐状であることを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載のコネクタ装置において、前記プラグ側接触部は、前記ソケット側接触部の先端部が嵌る凹部と、この凹部に前記ソケット側接触部の先端部をガイドするガイド部とを有していることを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載のコネクタ装置において、前記プラグ部の形成に必要な前記プラグ側接触部の数は4又は2であり、前記ソケット部の形成に必要な前記ソケット側接触部の数は4又は2であることを特徴とする。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項記載のコネクタ装置において、前記ソケット部がほぼ筒状であることを特徴とする。
【0018】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載のコネクタ装置において、前記ソケット側接続部に複数の前記ソケット側接触部が連なることを特徴とする。
【0019】
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項記載のコネクタ装置において、前記プラグコネクタは複数の前記プラグ部を備え、前記ソケットコネクタは前記複数のプラグ部に対応する複数の前記ソケット部を備えていることを特徴とする。
【0021】
請求項記載の発明は、請求項1〜5、8のいずれか1項記載のプラグコネクタである。
【0022】
請求項10記載の発明は、請求項1、5〜のいずれか1項記載のソケットコネクタである。
【0023】
請求項11記載の発明は、請求項記載のプラグコネクタの製造方法において、前記金属板に複数の前記プラグ側接触部で構成される前記プラグ部を形成するプラグ部形成工程と、複数の前記プラグ側接続部を連結する連結部を残して前記金属板を前記複数の前記プラグ側接続部に分断する分断工程と、前記プラグ部形成工程と前記分断工程との後、前記複数の前記プラグ側接続部に前記プラグ側絶縁フィルムを貼り付ける絶縁フィルム貼付工程と、前記絶縁フィルム貼付工程の後、前記連結部を除去する連結部除去工程とを含むことを特徴とする。
【0024】
請求項12記載の発明は、請求項10記載のソケットコネクタの製造方法において、前記金属板に複数の前記ソケット側接触部で構成される前記ソケット部を形成するソケット部形成工程と、前記ソケット部形成工程の後、複数の前記ソケット側接続部を連結する連結部を残して前記金属板を前記複数の前記ソケット側接続部に分断する分断工程と、前記分断工程の後、前記複数の前記ソケット側接続部に前記ソケット側絶縁フィルムを貼り付ける絶縁フィルム貼付工程と、前記絶縁フィルム貼付工程の後、前記連結部を除去する連結部除去工程とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
この発明によれば、接続対象物同士を容易に電気的に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1図1はこの発明の第1実施形態に係るコネクタ装置のプラグコネクタとソケットコネクタとを嵌合する前の状態を示す図である。
図2図2図1に示すコネクタ装置のプラグコネクタを斜め上方から見た斜視図である。
図3図3図2に示すプラグコネクタを斜め下方から見た斜視図である。
図4図4図2に示すプラグコネクタの分解斜視図である。
図5図5図2に示すプラグコネクタのプラグ側コンタクトの斜視図である。
図6図6図2に示すプラグコネクタのプラグ側第1フィルムの斜視図である。
図7図7図2に示すプラグコネクタのプラグ側第2フィルムの斜視図である。
図8図8図2に示すプラグコネクタの連結部を切断する前の状態を示すプラグコネクタの平面図である。
図9図9図8に示すプラグコネクタの連結部を切断した状態を示すプラグコネクタの平面図である。
図10図10図1に示すコネクタ装置のソケットコネクタを斜め上方から見た斜視図である。
図11図11図10に示すソケットコネクタのソケット側コンタクトの斜視図である。
図12図12図10に示すソケットコネクタのソケット側第1フィルムの斜視図である。
図13図13図10に示すソケットコネクタのソケット側第2フィルムの斜視図である。
図14図14図1に示すプラグコネクタとソケットコネクタとが嵌合する前の状態を示す側面図である。
図15図15図1に示すプラグコネクタとソケットコネクタとが嵌合した状態を示す側面図である。
図16図16図1に示すプラグコネクタとソケットコネクタとが嵌合した状態を示す断面図である。
図17図17はこの発明の第2実施形態に係るコネクタ装置のプラグコネクタを斜め上方から見た斜視図である。
図18図18図17に示すプラグコネクタの分解斜視図である。
図19図19図17に示すプラグコネクタの相手側コネクタであるソケットコネクタの斜視図である。
図20図20図19に示すソケットコネクタの分解斜視図である。
図21図21はこの発明の第3実施形態に係るコネクタ装置のプラグコネクタを斜め上方から見た斜視図である。
図22図22図21に示すプラグコネクタの相手側コネクタであるソケットコネクタの斜視図である。
図23図23は従来のソケットの一部の斜視図である。
図24図24図23に示すソケットのコンタクトシートの一部の斜視図である。
図25図25図24に示すコンタクトシートの一方の接合シートの一部の斜視図である。
図26図26図24に示すコンタクトシートの他方の接合シートの一部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1に示すように、この発明の第1実施形態に係るコネクタ装置30は、プラグコネクタ10とソケットコネクタ20とで構成されている。プラグコネクタ10は一方の接続対象物のICパッケージ51の電極(図示せず)に半田53によって接続される。ソケットコネクタ20は他方の接続対象物のプリント基板52のパッド(図示せず)に半田53によって接続される。
【0029】
図2図3図4に示すように、プラグコネクタ10は複数のプラグ側コンタクト13と1つのプラグ側絶縁フィルム15とを有する。
【0030】
図5に示すように、複数のプラグ側コンタクト13はそれぞれ1つのプラグ側接続部131と1つのプラグ側接触部132とを有する。プラグ側コンタクト13には金メッキが施されている。プラグ側接続部131は平板状である。プラグ側接触部132はプラグ側接続部131に連なる。プラグ側接触部132はプラグ側接続部131から上方へ突出している。プラグ側接触部132は凹部132aとガイド部132bとを有する。凹部132aはプラグ側接触部132の後端部(プラグ側接続部131側の端部)に位置し、ガイド部132bはプラグ側接触部132の先端部(プラグ側接続部131側と反対側の端部)に位置する。
【0031】
この実施形態では、導電性及び弾性を有する1つの金属板(例えばりん青銅板)にプレス加工やレーザー光による切断加工を施すことにより、4組のプラグ側コンタクト群16を形成した。各組のプラグ側コンタクト群16は格子状に配置された4つのプラグ側コンタクト13で構成されている。すべてのプラグ側コンタクト13は同形状、同じサイズである。環状に配置された4つのプラグ側接触部132で1つのドーム状のプラグ部17が形成されている。プラグ部17の先端部(突出方向の先端の部分)はその周囲よりも上方へ突出している。この実施形態では、4組のプラグ側コンタクト群16によって4つのプラグ部17が形成される。
【0032】
各プラグ側コンタクト群16を4つのプラグ側コンタクト13で構成したのは、ICパッケージ51の格子状に配置された電極に対応させるためである。
【0033】
図4に示すように、プラグ側絶縁フィルム15はプラグ側第1フィルム151とプラグ側第2フィルム152とで構成されている。プラグ側第1フィルム151やプラグ側第2フィルム152の材料としては、例えば、ポリエーテルエーテルケトンをベースにした熱可塑性樹脂材料や液晶ポリマー等がある。
【0034】
プラグ側第1フィルム151はプラグ側コンタクト13のプラグ側接続部131の上面に貼り付けられる。プラグ側第2フィルム152はプラグ側コンタクト13のプラグ側接続部131の下面に貼り付けられる。
【0035】
図6に示すように、プラグ側第1フィルム151には4つの孔(第1の孔)151aと12個の孔(第1加工孔)151bとが形成されている。孔151aはプラグ側コンタクト13のプラグ側接触部132を通すための孔である(図2参照)。孔151bは後述する連結部19(図8参照)を露出させるための孔である。
【0036】
図7に示すように、プラグ側第2フィルム152には16個の孔(第2の孔)152aと12個の孔(第1加工孔)152bとが形成されている。孔152aはプラグ側コンタクト13のプラグ側接続部131の下面の一部を露出させる孔である(図3参照)。孔152bは連結部19を露出させる孔である。
【0037】
プラグコネクタ10を製造するには、図5に示すように、まず、1つの金属板にプレス加工により、4つのほぼドーム状の凸部(4つのプラグ部17の基になる部分)を形成する(プラグ部形成工程)。
【0038】
次に、各凸部の根元の部分に凹部132aを形成する(プラグ部形成工程)。
【0039】
その後、レーザー加工(例えば3次元高調波YAGレーザ等)により、金属板に切れ目を入れ、金属板を16分割し、4組のプラグ側コンタクト群16を形成する(プラグ部形成工程、分断工程)。但し、この分断工程では、連結部19を残す(図8参照)ので、4組のプラグ側コンタクト群16は連結部19を介して一体に連結されている。また、このレーザー加工により、各凸部が4等分され、16個のプラグ側接触部132と4つのプラグ部17とが形成されるとともに、16個のプラグ側接続部131が形成される。
【0040】
次に、プラグ側コンタクト13のプラグ側接触部132をプラグ側第1フィルム151の孔151aに通し、プラグ側コンタクト13のプラグ側接続部131の上面にプラグ側第1フィルム151を貼り付ける(絶縁フィルム貼付工程)。
【0041】
その後、プラグ側コンタクト13のプラグ側接続部131の下面にプラグ側第2フィルム152を貼り付ける(絶縁フィルム貼付工程)。
【0042】
最後に、図8図9に示すように、レーザー加工により、孔151b,152bから露出した連結部19を切断する(連結部除去工程)。これにより、16個のプラグ側コンタクト13は電気的に独立する。
【0043】
図10図11に示すように、ソケットコネクタ20は複数のソケット側コンタクト23と1つのソケット側絶縁フィルム25とを有する。
【0044】
ソケット側コンタクト23はそれぞれ1つのソケット側接続部231と2つのソケット側接触部232とを有する。ソケット側コンタクト23には金メッキが施されている。ソケット側接続部231は平板状である。ソケット側接触部232はソケット側接続部231に連なり、ソケット側接続部231から上方へ突出している。ソケット側接触部232の先端部は内側へ折り曲げられている。
【0045】
この実施形態では、1つの導電性及び弾性を有する金属板(例えばりん青銅板)にプレス加工やレーザー光による切断加工を施すことにより、4組のソケット側コンタクト群26を形成した。ソケット側コンタクト群26は格子状に配置された4つのソケット側コンタクト23で構成されている。すべてのソケット側コンタクト23は同形状で、同じサイズである。環状に配置された8つのソケット側接触部232によって1つの円筒状のソケット部27が形成される。この実施形態では、4組のソケット側コンタクト群26によって4つのソケット部27が形成される。
【0046】
各ソケット側コンタクト群26を4つのソケット側コンタクト23で構成したのは、プリント基板52の格子状に配置されたパッドに対応させるためである。
【0047】
ソケット側絶縁フィルム25はソケット側第1フィルム251とソケット側第2フィルム252とで構成されている。ソケット側第1フィルム251やソケット側第2フィルム252の材料としては、例えば、ポリエーテルエーテルケトンをベースにした熱可塑性樹脂材料や液晶ポリマー等がある。
【0048】
ソケット側第1フィルム251はソケット側コンタクト23のソケット側接続部231の上面に貼り付けられる。ソケット側第2フィルム252はソケット側コンタクト23のソケット側接続部231の下面に貼り付けられる(図16参照)。
【0049】
図12に示すように、ソケット側第1フィルム251には4つの孔(第3の孔)251aと12個の孔(第2加工孔)251bとが形成されている。孔251aはソケット側コンタクト23のソケット側接触部232を通すための孔である(図10参照)。孔251bは連結部19と同様の機能を有するソケット側の連結部(図示せず)を露出させるための孔である。
【0050】
図13に示すように、ソケット側第2フィルム252には16個の孔(第4の孔)252aと12個の孔(第2加工孔)252bとが形成されている。孔252aはソケット側コンタクト23のソケット側接続部231の下面の一部を露出させる孔である。孔252bは連結部を露出させる孔である。
【0051】
ソケットコネクタ20を製造するには、まず、1つの金属板を打ち抜いて、金属板に4つの丸孔と、それらの丸孔へ突出する32個の突出片(4つのソケット部27の基になる片)とを形成する(ソケット部形成工程)。1つの丸孔へ突出する突出片は8つである。
【0052】
次に、すべての突出片の先端部を下方へ折り曲げる(ソケット部形成工程)。
【0053】
その後、図11に示すように、すべての突出片を上方へ折り曲げる(ソケット部形成工程)。その結果、32個のソケット側接触部232と4つのほぼ円筒状のソケット部27とが形成される。1つのソケット部27は環状に配置された8つのソケット側接触部232で形成される。なお、ソケット側接触部232とソケット側接続部231とのなす角は約100〜110度である。
【0054】
次に、レーザー加工により、金属板に切れ目を入れる(分断工程)。このとき、金属板を16分割し、4組のソケット側コンタクト群26を形成する。但し、この分断工程では連結部(図示せず)を残すので、4組のソケット側コンタクト群26は連結部を介して一体に連結されている。
【0055】
その後、ソケット側コンタクト23のソケット側接触部232をソケット側第1フィルム251の孔251aに通し、ソケット側コンタクト23のソケット側接続部231の上面にソケット側第1フィルム251を貼り付ける(絶縁フィルム貼付工程)。
【0056】
次に、ソケット側コンタクト23のソケット側接続部231の下面にソケット側第2フィルム252を貼り付ける(絶縁フィルム貼付工程)。
【0057】
最後に、レーザー加工により、孔251b,252bから露出した連結部を切断する(連結部除去工程)。これにより、16個のソケット側コンタクト23は電気的に独立する。
【0058】
ICパッケージ51に半田付けされたプラグコネクタ10とプリント基板52に半田付けされたソケットコネクタ20とを電気的及び機械的に接続するには、図14図15に示すように、プラグコネクタ10のプラグ部17とソケットコネクタ20のソケット部27とを対向配置し、両者を嵌合させればよい。このとき、プラグ部17の中心とソケット部27の中心とがずれていたとしても、プラグ部17の先端部がその周囲よりも突出しているので、プラグ側接触部132のガイド部132bがソケット側接触部232の先端部をプラグ側接触部132の凹部132aへ案内し、プラグ部17とソケット部27とは正しく嵌合する。その結果、プラグコネクタ10とプリント基板52との機械的接続状態を維持するための専用の保持機構(図示せず)を用いなくともプラグコネクタ10とプリント基板52との電気的接続状態が維持される。
【0059】
また、プラグ部17とソケット部27とを嵌合させるとき、4つのプラグ部17をそれぞれ4つのソケット部27に対して位置合わせすれば、16個のプラグ側コンタクト13を16個のソケット側コンタクト23に対して位置合わせしたことになるので、プラグコネクタ10とソケットコネクタ20との位置合わせが容易である。
【0060】
プラグ部17とソケット部27とが嵌合したとき、ソケット側接触部232の先端部がプラグ側接触部132の凹部132aに嵌合するとともに、プラグ側接触部132とソケット側接触部232とが互いに接触するので、プラグコネクタ10とソケットコネクタ20とが電気的及び機械的に接続される。このとき、図16に示すように、凹部132aにソケット側接触部232の先端部が嵌合しているので、プラグ部17とソケット部27との嵌合状態が容易に解除されない。
【0061】
この実施形態によれば、ICパッケージ51とプリント基板52とを容易に電気的に接続することができる。
【0062】
また、プラグコネクタ10のプラグ部17とソケットコネクタ20のソケット部27とを嵌合させれば、ICパッケージ51とプリント基板52との機械的接続状態が維持されるので、その状態を維持するための専用の保持機構(図示せず)を用いる必要がない。したがって、例えば、ICパッケージ51とプリント基板52との収容に必要とされるスペースを小さくすることができ、装置の低背化、小型化を図ることができる。
【0063】
更に、プラグ側接触部132に凹部132aを形成したので、プラグ部17とソケット部27との嵌合状態を強固に維持することができ、接触信頼性を向上することができる。
【0064】
次に、この発明の第2実施形態のコネクタ装置のプラグコネクタ210を図17図20に基づいて説明する。第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態と相違する部分についてだけ説明する。
【0065】
第1実施形態のプラグコネクタ10及びソケットコネクタ20のコンタクト数は16であるが、第2実施形態のプラグコネクタ210及びソケットコネクタ220のコンタクト数は8である。
【0066】
第1実施形態ではプラグコネクタ10の1組のコンタクト群16のプラグ部17は4つのプラグ側接触部132で形成されるが、図17図18に示すように、第2実施形態ではプラグコネクタ210の1組のコンタクト群216のドーム状のプラグ部217は2つのプラグ側接触部2132で形成される。プラグ側コンタクト213のプラグ側接続部2131の形状は第1実施形態のプラグコネクタ10の隣接する2つのプラグ側コンタクト13のプラグ側接続部131を一体化した形状である。プラグ側コンタクト213のプラグ側接触部2132の形状は第1実施形態のプラグコネクタ10の隣接する2つのプラグ側コンタクト13のプラグ側接触部132を一体化した形状である。プラグ側接触部2132は凹部2132aとガイド部2132bとを有する。
【0067】
プラグ側絶縁フィルム215のプラグ側第2フィルム2152の孔2152a(第2の孔)の数は8個である。
【0068】
第2実施形態のプラグコネクタ210の製造方法は第1実施形態のプラグコネクタ10の製造方法と同様である。但し、第2実施形態では、レーザー加工により、金属板を8分割するとともに、4つのドーム状の凸部(プラグ部217の基になる部分)を2分割する。
【0069】
第1実施形態ではソケットコネクタ20の1組のコンタクト群26のソケット部27は4つのソケット側コンタクト23のソケット側接触部232で形成されるが、図19図20に示すように、第2実施形態ではソケットコネクタ220の1組のコンタクト群226の円筒状のソケット部227は2つのソケット側コンタクト223のソケット側接触部2232で形成される。ソケット側コンタクト223のソケット側接続部2231の形状は第1実施形態のソケットコネクタ20の隣接する2つのソケット側コンタクト23のソケット側接続部231を一体化した形状である。ソケット側コンタクト223のソケット側接触部2232の形状は第1実施形態のソケットコネクタ20のソケット側接触部232と同様の形状である。
【0070】
ソケット側絶縁フィルム225のソケット側第2フィルム2252の孔2252a(第4の孔)の数は8個である。
【0071】
第2実施形態のソケットコネクタ220の製造方法は第1実施形態のソケットコネクタ20の製造方法と同様である。但し、第2実施形態では、レーザー加工により、金属板を8分割する。
【0072】
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0073】
次に、この発明の第3実施形態のコネクタ装置のプラグコネクタ310を図21図22に基づいて説明する。第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態と相違する部分についてだけ説明する。
【0074】
図21に示すように、第3実施形態のコネクタ装置のプラグコネクタ310のプラグ部317は頂部が除去された四角錐であり、4つのプラグ側接触部3132で形成されている。プラグ側コンタクト313のプラグ側接続部3131の形状は平板状である。プラグ側コンタクト313のプラグ側接触部3132の形状はほぼ台形の板状である。プラグ側接触部3132は凹部3132aとガイド部3132bとを有する。
【0075】
プラグ側絶縁フィルム315はプラグ側第1フィルム3151とプラグ側第2フィルム152とで構成されている。
【0076】
プラグ側絶縁フィルム315のプラグ側第1フィルム3151の孔3151a(第1の孔)はほぼ正方形である。
【0077】
プラグコネクタ310を製造するには、まず、1つの金属板を打ち抜いて、金属板に4つの角孔と、それらの角孔へ突出する16個の台形状の突出片(プラグ側接触部3132の基になる片)とを形成する(プラグ部形成工程)。1つの角孔へ突出する突出片は4つである。
【0078】
次に、図21に示すように、すべての突出片を下方へ折り曲げ、その後上方へ折り曲げる(プラグ部形成工程)。その結果、凹部3132aとガイド部3132bとを有する16個のプラグ側接触部3132が形成されるとともに、4つのほぼ四角錐状のプラグ部317が形成される。1つのプラグ部317は環状に配置された4つのプラグ側接触部3132で形成される。なお、プラグ側接触部3132とプラグ側接続部3131とのなす角は約130〜140度である。次に、レーザー加工により、金属板に切れ目を入れ、金属板を16分割し、4組のプラグ側コンタクト群316(図21では1組のプラグ側コンタクト群316だけが示されている。)を形成する(分断工程)。但し、この分断工程では連結部(図示せず)を残すので、4組のプラグ側コンタクト群316は連結部を介して一体に連結されている(図21では連結部が除去された状態が示されている)。
【0079】
その後の製造工程は第1実施形態のプラグコネクタ10の製造工程と同様である。
【0080】
第1実施形態のソケットコネクタ20のソケット部27は円筒状であるが、図22に示すように、第3実施形態のソケットコネクタ320のソケット部327はほぼ四角筒状である。ソケット側接続部3231は平板状である。ソケット側接続部3231に連なる2つのソケット側接触部3232の形状は平板状である。
【0081】
ソケット側絶縁フィルム325はソケット側第1フィルム3251とソケット側第2フィルム252とで構成されている。
【0082】
ソケット側絶縁フィルム325のソケット側第1フィルム3251の孔3251a(第3の孔)はほぼ正方形である。
【0083】
ソケットコネクタ320を製造するには、まず、1つの金属板を打ち抜いて、金属板に4つの十字孔と、それらの十字孔へ突出する32個の突出片(ソケット側接触部3232の基になる片)とを形成する(ソケット部形成工程)。1つの十字孔へ突出する突出片は8つである。
【0084】
次に、すべての突出片の先端部を下方へ突出するように折り曲げる(ソケット部形成工程)。
【0085】
その後、図22に示すように、すべての突出片を上方へ折り曲げる(ソケット部形成工程)。その結果、32個のソケット側接触部3232と4つのほぼ角筒状のソケット部327とが形成される(図22では8つのソケット側接触部3232と1つのソケット部327とが示されている)。1つのソケット部327は環状に配置された8つのソケット側接触部3232で形成される。なお、ソケット側接触部3232とソケット側接続部3231とのなす角は約100〜110度である。
【0086】
その後の製造工程は第1実施形態のソケットコネクタ20の製造工程と同様である。
【0087】
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0088】
なお、プラグ側接触部132,2132,3132は、それぞれ凹部132a,2132a,3132aを有するが、凹部132a,2132a,3132aは必ずしも必要ではない。
【0089】
また、プラグ部17,217,317、ソケット部27,227,327の形状、サイズ、数及び配置等は上述の実施形態のものに限定されない。プラグ部の形状は、プラグ部の先端部がその周囲よりソケット部に向って突出している形状であればよい。
【0090】
なお、上述の実施形態では、プラグ側絶縁フィルム15,215,315をプラグ側第1フィルム151,3151とプラグ側第2フィルム152,2152とで構成したが、プラグ側第1フィルム151,3151とプラグ側第2フィルム152,2152とのどちらか一方だけでプラグ側絶縁フィルムを構成してもよい。同様に、この実施形態では、ソケット側絶縁フィルム25,225,325をソケット側第1フィルム251,3251とソケット側第2フィルム252,2252とで構成したが、ソケット側第1フィルム251,3251とソケット側第2フィルム252,2252とのどちらか一方だけでソケット側絶縁フィルムを構成してもよい。
【0091】
また、上述の実施形態では、金属板の打ち抜き時、連結部19を介してプラグ側コンタクト13,213,313同士を連結するようにしたが、必ずしもそのようにする必要はない。同様に、金属板の打ち抜き時、連結部(プラグ側の連結部19に相当するもの)を介してソケット側コンタクト23,223,323同士を連結するようにしたが、必ずしもそのようにする必要はない。
【0092】
なお、プラグ側接続部131,2131,3131に連なるプラグ側接触部132,2132,3132の数は1に限定されない。ソケット側接続部231,3231に連なるソケット側接触部232,3232の数は2に限られない。ソケット側接続部2231に連なるソケット側接触部2232の数は4に限られない。
【0093】
また、プラグ部17,217,317やソケット部27,227,327の配列ピッチはプラグ側コンタクト13,213,313やソケット側コンタクト23,223,323の配列ピッチの約2倍であるから、プラグ部17,217,317やソケット部27,227,327の加工が容易である。例えば、複数のプラグ側コンタクト13のそれぞれにドーム状のプラグ部を形成する場合に較べ、プラグ部の球面状態の形成が容易になる。
【0094】
なお、この発明の適用範囲はICと基板との接続に限定されず、ICとIC、基板と基板などの接続にもこの発明を適用し得る。
【符号の説明】
【0095】
10,210,310:プラグコネクタ、13,213,313:プラグ側コンタクト、131,2131,3131:プラグ側接続部、132,2132,3132:プラグ側接触部、132a,2132a,3132a:凹部、132b,2132b,3132b:ガイド部、15,215,315:プラグ側絶縁フィルム、151,3151:プラグ側第1フィルム、151a,3151a:孔(第1の孔)、151b:孔(第1加工孔)、152,2152:プラグ側第2フィルム、152a,2152a:孔(第2の孔)、152b:孔(第1加工孔)、16,216,316:コンタクト群、17,217,317:プラグ部、19:連結部、20,220,320:ソケットコネクタ、23,223,323:ソケット側コンタクト、231,2231,3231:ソケット側接続部、232,2232,3232:ソケット側接触部、25,225,325:ソケット側絶縁フィルム、251,3251:ソケット側第1フィルム、251a,3251a:孔(第3の孔)、251b:孔(第2加工孔)、252,2252:ソケット側第2フィルム、252a,2252a:孔(第4の孔)、252b:孔(第2加工孔)、26,226,326:コンタクト群、27,227,327:ソケット部、30:コネクタ装置、51:ICパッケージ、52:プリント基板、53:半田。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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