【実施例】
【0176】
本発明は次の実施例を包含する:
【0177】
実施例1
5−オキソ−3−スルファニル−ピロリジン−3−カルボキサミド(I)を合成する一般的な手順:
トルエン中の無水マレイン酸(IV、1mmol)、チオール(V、1mmol)、アルデヒドまたはケトン(III、mmol)、およびアミン(II、1mmol)を封管中で24時間150℃に加熱した。室温に冷却した後、溶液を真空濃縮した。溶出液(酢酸エチル:メタノール=9:1〜1:1)を用いるシリカゲル上での精製で式(VI)の化合物をジアステレオマー混合物として得た。その後、2種のジアステレオマーを分取HPLCクロマトグラフィーによって分離した。分取分離はRPポラリスC18カラム(長さ:250mm、直径:21mm;粒子サイズ:5μm)上でアセトニトリル−水溶出剤(+0.1%ギ酸)を用いて通常行った。一般に、良好な分離はイソクラチック系(70%アセトニトリル:30%水)を用いることによって観察された(2種のシス/トランスジアステレオマーの保持時間は1〜2分の差があった)。
8mL酢酸エチル中の1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩EDCI(1.5mmol)の懸濁液へ、ペンタフルオロフェノール(3mmol)を0℃で加えた。
【0178】
10分後、5−オキソ−ピロリジン−3−カルボン酸VI(1mmol)を0℃で加え、そして反応混合物を1時間室温で攪拌した。溶媒が蒸発した後、粗生成物をシリカゲル上でのクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)によって精製して相当する5−オキソ−ピロリジン−3−カルボン酸ペンタフルオロフェニルエステルVIIを無色油として得た。
2mL乾燥THF中の5−オキソ−ピロリジン−3−カルボン酸ペンタフルオロフェニルエステルVII(5mmol)の懸濁液へ、望ましいアミンVIII(5mmol)を室温で加えた。反応混合物を1時間室温で攪拌した。その後、20mL塩化メチレンを加えた。得られた有機層を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液20mLで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を真空除去した。最後に、粗生成物を適当な溶出液を用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製して望ましい5−オキソ−ピロリジン−3−カルボキサミドIを白色固体として得た。
【0179】
実施例2
実施例1の一般的な手順に従って、次の化合物を製造した:
2.1 シス−2−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソ−N−(ピリジン−2−イルメチル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H30Cl2N4O2S。分子量=629.599。観察された[M+H]
+=629.1。単離収率34.08%。
【0180】
2.2 トランス−2−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソ−N−(ピリジン−2−イルメチル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H30Cl2N4O2S。分子量=629.599。観察された[M+H]
+=629.1。単離収率3.78%。
【0181】
2.3 トランス−2−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソ−N−(チオフェン−2−イルメチル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H29Cl2N3O2S2。分子量=634.638。観察された[M+H]
+=656.0。単離収率3.04%。
【0182】
2.4 シス−2−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソ−N−(チオフェン−2−イルメチル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H29Cl2N3O2S2。分子量=634.638。観察された[M+H]
+=656.0。単離収率27.34%。
【0183】
2.5 トランス−2−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(4−クロロフェニル)−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソ−N−(ピリジン−2−イルメチル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H28Cl2N4O2S。分子量=615.572。観察された[M+H]
+=615.1。単離収率2.78%。
【0184】
2.6 シス−2−(6−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(4−クロロフェニル)−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソ−N−(ピリジン−2−イルメチル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H28Cl2N4O2S。分子量=615.572。観察された[M+H]
+=615.2。単離収率25.06%。
【0185】
2.7 シス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソ−N−(ピリジン−2−イルメチル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H28Cl2N4O2S。分子量=615.572。観察された[M+H]
+=615.2。単離収率12.50%。
【0186】
2.8 トランス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソ−N−(ピリジン−2−イルメチル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H28Cl2N4O2S。分子量=615.572。観察された[M+H]
+=615.2。単離収率4.56%。
【0187】
2.9 トランス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H34Cl2N4O3S。分子量=637.619。観察された[M+H]
+=637.2。単離収率7.30%。
【0188】
2.10 シス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H34Cl2N4O3S。分子量=637.619。観察された[M+H]
+=637.2。単離収率7.18%。
【0189】
2.11 トランス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロ−2−メチルフェニル)メチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36Cl2N4O3S。分子量=651.646。観察された[M+H]
+=651.2。単離収率5.18%。
【0190】
2.12 シス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロ−2−メチルフェニル)メチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36Cl2N4O3S。分子量=651.646。観察された[M+H]
+=651.2。単離収率7.74%。
【0191】
2.13 トランス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(3−クロロフェニル)メチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H34Cl2N4O3S。分子量=637.619。観察された[M+H]
+=637.2。単離収率2.82%。
【0192】
2.14 シス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(3−クロロフェニル)メチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H34Cl2N4O3S。分子量=637.619。観察された[M+H]
+=637.2。単離収率3.81%。
【0193】
2.15 トランス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(1R)−1−(4−クロロフェニル)エチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36Cl2N4O3S。分子量=651.646。観察された[M+H]
+=651.2。単離収率2.65%。
【0194】
2.16 シス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(1R)−1−(4−クロロフェニル)エチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36Cl2N4O3S。分子量=651.646。観察された[M+H]
+=651.2。単離収率1.36%。
【0195】
2.17 トランス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−クロロフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H33Cl3N4O3S。分子量=672.064。観察された[M+H]
+=671.1。単離収率6.65%。
【0196】
2.18 シス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−クロロフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H33Cl3N4O3S。分子量=672.064。観察された[M+H]
+=673.1。単離収率19.04%。
【0197】
2.19 トランス−1−ベンジル−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H35ClN4O3S。分子量=603.174。観察された[M+H]
+=603.0。単離収率4.31%。
【0198】
2.20 シス−1−ベンジル−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H35ClN4O3S。分子量=603.174。観察された[M+H]
+=603.0。単離収率4.59%。
【0199】
2.21 トランス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(1S)−1−(4−クロロフェニル)エチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36Cl2N4O3S。分子量=651.646。観察された[M+H]
+=650.9。単離収率4.91%。
【0200】
2.22 シス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(1S)−1−(4−クロロフェニル)エチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36Cl2N4O3S。分子量=651.646。観察された[M+H]
+=651.0。単離収率4.86%。
【0201】
2.23 トランス−2−(6−ブロモ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36BrClN4O3S。分子量=696.097。観察された[M+H]
+=697.1。単離収率9.27%。
【0202】
2.24 シス−2−(6−ブロモ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36BrClN4O3S。分子量=696.097。観察された[M+H]
+=697.0。単離収率11.14%。
【0203】
2.25 トランス−2−(5−ブロモ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H34BrClN4O3S。分子量=682.07。観察された[M+H]
+=682.9。単離収率3.71%。
【0204】
2.26 シス−2−(5−ブロモ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H34BrClN4O3S。分子量=682.07。観察された[M+H]
+=682.8。単離収率4.65%。
【0205】
2.27 シス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C32H33Cl2N5O3S。分子量=638.607。観察された[M+H]
+=638.0。単離収率3.76%。
【0206】
2.28 トランス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C32H33Cl2N5O3S。分子量=638.607。単離収率1.46%。
【0207】
2.29 トランス−4−{[2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(1S)−1−(4−クロロフェニル)エチル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペラジン−2−オン
分子式=C31H28Cl2N4O3S。分子量=607.55。観察された[M+H]
+=607.2。単離収率4.44%。
【0208】
2.30 シス−4−{[2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(1S)−1−(4−クロロフェニル)エチル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペラジン−2−オン
分子式=C31H28Cl2N4O3S。分子量=607.55。観察された[M+H]
+=607.2。単離収率4.09%。
【0209】
2.31 トランス−4−{[2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(1R)−1−(4−クロロフェニル)エチル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペラジン−2−オン
分子式=C31H28Cl2N4O3S。分子量=607.55。観察された[M+H]
+=608.8。単離収率2.62%。
【0210】
2.32 シス−4−{[2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(1R)−1−(4−クロロフェニル)エチル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペラジン−2−オン
分子式=C31H28Cl2N4O3S。分子量=607.55。観察された[M+H]
+=606.9。単離収率1.89%。
【0211】
2.33 トランス−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H34ClFN4O3S。分子量=621.164。観察された[M+H]
+=621.0。単離収率2.98%。
【0212】
2.34 シス−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソ−3−(フェニルスルファニル)ピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H34ClFN4O3S。分子量=621.164。観察された[M+H]
+=621.0。単離収率4.72%。
【0213】
2.35 シス−4−{[2−(6−ブロモ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペラジン−2−オン
分子式=C31H28BrClN4O3S。分子量=652.001。観察された[M+H]
+=651.3。単離収率8.00%。
【0214】
2.36 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36BrClN4O3S。分子量=696.097。観察された[M+H]
+=697.2。単離収率8.39%。
【0215】
2.37 トランス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36BrClN4O3S。分子量=696.097。観察された[M+H]
+=697.1。単離収率3.45%。
【0216】
2.38 シス−2−(6−ブロモ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36Br2N4O3S。分子量=740.548。観察された[M+H]
+=740.5。単離収率10.00%。
【0217】
2.39 シス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H35Cl2FN4O3S。分子量=669.636。観察された[M+H]
+=669.1。単離収率14.85%。
【0218】
2.40 トランス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H35Cl2FN4O3S。分子量=669.636。観察された[M+H]
+=669.0。単離収率4.48%。
【0219】
2.41 シス−2−(6−クロロ−5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H35Cl2FN4O3S。分子量=669.636。観察された[M+H]
+=669.1。単離収率4.88%。
【0220】
2.42 トランス−2−(6−クロロ−5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H35Cl2FN4O3S。分子量=669.636。観察された[M+H]
+=669.1。単離収率1.08%。
【0221】
2.43 シス−5−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−4−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−4−[(4−メチルフェニル)スルファニル]ピロリジン−2−オン
分子式=C33H34Cl2N4O3S。分子量=637.619。観察された[M+H]
+=637.0。単離収率7.67%。
【0222】
2.44 シス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H35Cl2N5O3S。分子量=652.634。観察された[M+H]
+=652.0。単離収率6.04%。
【0223】
2.45 シス−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[(4−クロロフェニル)メチル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C34H36Cl2N5O3S。分子量=651.646。観察された[M+H]
+=651.1。単離収率7.97%。
【0224】
2.46 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−5−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−4−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−4−[(4−メチルフェニル)スルファニル]ピロリジン−2−オン
分子式=C33H34BrClN4O3S。分子量=682.07。観察された[M+H]
+=683.0。単離収率5.35%。
【0225】
2.47 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C30H29BrClN3O3S。分子量=642.991。観察された[M+Na]
+=668.1。単離収率6.92%。
【0226】
2.48 シス−4−{[1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペラジン−2−オン
分子式=C31H28BrClN4O3S。分子量=652.001。観察された[M+H]
+=653.1。観察された[M+Na]
+=675.3。単離収率3.39%。
【0227】
2.49 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H34BrClN4O3S。分子量=682.07。観察された[M+H]
+=683.1。単離収率7.30%。
【0228】
2.50 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−[4−(モルホリン−4−イル)ブチル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C35H38BrClN4O3S。分子量=710.123。観察された[M+H]
+=711.0。単離収率7.08%。
【0229】
2.50 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−N−(4−ヒドロキシブチル)−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C31H31BrClN3O3S。分子量=641.018。観察された[M+Na]
+=664.2。単離収率7.32%。
【0230】
2.51 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H34BrClN4O2S。分子量=666.071。観察された[M+H]
+=668.2。単離収率7.51%。
【0231】
2.52 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−[(4−エチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C35H38BrClN4O3S。分子量=710.123。観察された[M+H]
+=711.1。単離収率17.16%。
【0232】
2.53 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−[(3,4−ジメチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C35H38BrClN4O3S。分子量=710.123。観察された[M+H]
+=711.0。単離収率9.74%。
【0233】
2.52 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−[(2,4−ジメチルフェニル)スルファニル]−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C35H38BrClN4O3S。分子量=710.123。観察された[M+H]
+=711.0。単離収率6.38%。
【0234】
2.53 トランス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−3−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H33BrClN5O5S。分子量=727.068。観察された[M+H]
+=726.0。単離収率3.00%。
【0235】
2.54 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−N−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−3−[(4−ニトロフェニル)スルファニル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C33H33BrClN5O5S。分子量=727.0681。観察された[M+H]
+=727.9。単離収率0.41%。
【0236】
2.55 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−N−[(2R)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C30H29BrClN3O3S。分子量=626.992。観察された[M+H]
+=650.6。単離収率8.24%。
【0237】
2.56 シス−1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−3−[(4−メチルフェニル)スルファニル]−5−オキソピロリジン−3−カルボキサミド
分子式=C30H29BrClN3O3S。分子量=626.992。観察された[M+H]
+=650.2。単離収率8.04%。
【0238】
実施例3
1)4−[5−オキソ−ピロリジン−3−カルボニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルアミド化合物の合成
【0239】
(シス)−4−[1−(4−ブロモ−ベンジル)−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−5−オキソ−3−p−トリルスルファニル−ピロリジン−3−カルボニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルアミド[PXN727−d1]の合成
【0240】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
多成分反応(工程1):
トルエン(50mL)中の無水マレイン酸2(6mmol)、チオール4(6mmol)、アルデヒド3(6mmol)およびアミン1(6mmol)をディーン−スターク条件下で150℃に24時間加熱した。室温に冷却した後、溶液を真空濃縮した。シリカゲル上での精製(酢酸エチル:メタノール=9:1〜1:1)で5をジアステレオマー混合物(1.48g、46%)として得た。
【0241】
文献:J.Wei,J.T.Shaw Org.Lett.2007,9,4077。
ジアステレオマー混合物の分離
上記反応順で2種類のジアステレオマーd1およびd2を50:50比で得た。これらを次の条件を用いて分取HPLCクロマトグラフィーによって分離した:
− カラムRP ポラリス C18(長さ:250mm、φ:21mm、粒子サイズ:5μm)。
− 均一濃度溶出(70%アセトニトリル:30%水、0.1%HCOOH)、21mL/分、Rt=7.62分。
分離はメタノール/水混合物でも行うことができる。
真空中での溶液の濃縮で望ましい純粋なジアステレオマー6(シス、d1)を薄黄色固体(528.9mg、33.6%)として得た。
6の製造の全体収率:15.47%(シス−異性体d1のMCRおよび単離)
【0242】
ペンタフルオロフェニルエステル形成:
8mL酢酸エチル中の1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩EDCI(267mg、1.4mmol)の懸濁液へ、ペンタフルオロフェノール(512mg、2.8mmol)を0℃で加えた。10分後、化合物6(528.9mg、0.9mmol)を0℃で加え、反応混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒の蒸発の後、粗生成物をシリカゲル上でのクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2→1:1)によって精製して相当するペンタフルオロフェニルエステル7を無色油(632.0mg、92.5%)として得た。
【0243】
文献:
M.Bodanszky,A.Bodanszky,The practice of Peptide Synthesis 第2版、p102、スプリンガー−フェルラーグ ハイデルベルク ニューヨーク(1994)。
【0244】
アミドカップリング:
16mL乾燥THF中のペンタフルオロフェニルエステル7(1.3g、1.8mmol)の懸濁液へピペラジン(7.2mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で20時間攪拌した。その後、20mL塩化メチレンを加えた。得られた有機層を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液20mLで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を真空除去した。最後に、粗生成物をシリカゲル上でのクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=9:1→1:1)によって精製して望ましいピペラジンアミド8を白色固体(977.8mg、84.20%)として得た。
【0245】
エチルイソシアネートとの反応:
15mLTHFエキストラドライ中の化合物8(848.3mg、1.3mmol)の溶液へエチルイソシアネート(283.6mg、4mmol)を−30℃で加えた。−30℃で1時間攪拌した後、20mL塩化メチレンを加えた。得られた有機層を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液20mLで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を真空除去した。最後に、粗生成物を酢酸エチル:メタノール 19:1を用いるシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製してPXN727−d1を白色固体(853.4mg、90.5%)として得た。
【0246】
1H−NMR(400 MHz,DMSO)δ11.57(s,1H),7.57(s,1H),7.50(s,1H),7.44(d,2H,J=6.70Hz),7.25(d,1H,J=7.39Hz),7.09(m,5H),6.90(d,2H,J=7.39Hz),6.53(s,1H),4.93(s,1H),4.74(d,1H,J=15.29Hz),3.84(s,2H),3.60−3.20(m,4H),3.45(d,1H,J=15.29),3.15−2.80(m,4H),3.09−3.06(m,2H),2.25(s,3H),1.03(t,3H,J=7.05Hz).
IR:3397,3174,2923,1674,1625,1535,1487,1401,1361,1241,1174,1118,1002,794.
MS(+ESI):m/z=709.9[M+H],730.2[M+Na].
全体収率(4つの分取工程およびジアステレオマー分離):10.91%
【0247】
実施例4
2)メチレンCH2による硫黄S(基X)の入れ代え
(シス)4−[3−ベンジル−1−(4−クロロ−3−フルオロ−ベンジル)−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−5−オキソ−ピロリジン−3−カルボニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルアミド[PXN790−d1]の合成
【0248】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0249】
無水アルファ−ベンジルコハク酸10の合成
【0250】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
【0251】
商業的に入手しうるアルファ−ベンジルコハク酸9(1g、4,8mmol)を30mL無水トリフルオロ酢酸中で1時間還流した。その後、溶媒を真空除去した。粗残留物を冷ヘキサンで洗浄して無水アルファ−ベンジルコハク酸10を白色固体(858.2mg、93.95%)として得た。
【0252】
多成分反応
トルエン(16mL)中の無水アルファ−ベンジルコハク酸10(850mg、4.5mmol)、アルデヒド3(1mmol)およびアミン11(1mmol)を封管中で24時間150℃に加熱した。室温に冷却した後、溶液を真空濃縮した。シリカゲル上での精製(酢酸エチル:メタノール=9:1〜1:1)での精製でMCR−生成物12をジアステレオマー混合物(210.3mg、9.20%)として得た。
【0253】
ペンタフルオロフェノールエステルの形成
酢酸エチル5mL中の1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩EDCI(118.2mg、0.671mmol)の懸濁液へ、ペンタフルオロフェノール(227.1mg、1.23mmol)を0℃で加えた。10分後、5−オキソ−ピロリジン−3−カルボン酸12(210.3mg、0.411mmol)を0℃で加え、そして反応混合物を1時間室温で攪拌した。溶媒が蒸発した後、粗生成物をシリカゲル上でのクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2→1:1)によって精製して相当する(シス)−5−オキソ−ピロリジン−3−カルボン酸ペンタフルオロフェニルエステル13を無色油(78.2mg、28.9%)として得た。
【0254】
アミドカップリング
2mLTHFエキストラドライ中の(シス)−5−オキソ−ピロリジン−3−カルボン酸ペンタフルオロフェニルエステル13(78.2mg、0.1154mmol)の懸濁液へピペラジン(39.8mg、0.4616mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で10時間攪拌した。その後、20mL塩化メチレンを加えた。得られた有機層を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液20mLで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を真空除去した。最後に、粗生成物をシリカゲル上でのクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=9:1→1:1)によって精製して望ましい(シス)−4−(ピペラジン−1−カルボニル)−ピロリジン−2−オン14を白色固体(38.5mg、57.55%)として得た。
【0255】
エチルイソシアネートとの反応:
3mLTHFエキストラドライ中の化合物14(38.5mg、0.066mmol)の溶液へエチルイソシアネート(14.2mg、0.199mmol)を−30℃で加えた。−30℃で1時間攪拌した後、20mL塩化メチレンを加えた。得られた有機層を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液20mLで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を真空除去した。最後に、粗生成物を酢酸エチル:メタノール 19:1から結晶化してPXN790−d1を白色固体(26.9mg、62.24%)として得た。
【0256】
1H−NMR(400 MHz,DMSO)δ11.57(s,1H),7.58−7.43(m,3H),7.28−7.11(m,5H),6.95−6.83(m,4H),6.55(s,1H),4.97−4.91(m,1H),4.71(d,1H,J=15.24Hz),3.63−3.57(m,5H),3.10−3.08(m,3H),2.91−2.85(m,3H),2.69−2.65(m,1H),1.03(t,3H,J=7.02Hz).
IR:3043,3165,3033,2964,2930,1677,1615,1538,1449,1401,1262,1240,1207,1119,796,698.
MS(+ESI):m/z=650.1[M+H],672.1[M+Na].
全体収率(4つの分取工程):0.93%
【0257】
実施例5
酸素Oによる硫黄S(基X)の入れ代え
(シス)4−[1−(4−クロロ−3−フルオロ−ベンジル)−2−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−5−オキソ−3−p−トリルオキシ−ピロリジン−3−カルボニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルアミド[PXN789−d1]の合成
【0258】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
オキソ−置換無水物の合成
オキソ−置換無水物は3工程合成により得た:
【0260】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
1−フェニル−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−2,5−ジオン19(5.19g、3mmol)、p−クレゾール20(3.24g、3mmol)およびトリエチルアミン(3.03g、3mmol)を20mLトルエンエキストラドライに加え、100℃で6時間加熱した。その後、混合物を0℃に冷却した。沈殿した固体を濾過し、冷トルエンおよびヘキサンで洗浄して化合物21を紫色固体(2.895g、34.30%)として得た。
【0262】
化合物21の分析データ:
1H−NMR(DMSO,399.83MHz):2.26(s,3H),2.89−2.94(m,1H),3.31−3.46(m,1H),5.44−5.47(m,1H),6.97(d,2H,J=8.4Hz),7.14(d,2H,J=7.6Hz),7.33(d,2H,J=7.2Hz),7.44−7.53(m,3H).
MS(+ESI):m/z=282[M+H].
【0263】
化合物21(610.3mg、2.17mmol)を水性HCl37%:HCOOH 1:1の混合物30mLに溶解した。混合物を110℃で3時間加熱した。その後、混合物を室温に冷却し、水性相をDCMで3回洗浄し、次に、蒸発させた。得られた固体を冷エタノールで3回洗浄し、得られたエーテル相を蒸発させてコハク酸22を白色固体として得た。最後に、コハク酸22を10mLの無水トリフルオロ酢酸(TFAA)に溶解し、100℃で6時間加熱した。次に、TFAAを蒸発させ、得られた固体を冷ヘキサンで洗浄して相当する無水コハク酸15を白色固体(170.4mg、95.56%)として得た。
【0264】
化合物15の分析データ:
1H−NMR(DMSO,399.43MHz):2.25(s,3H),3.21−3.27(m,1H),3.52−3.59(m,1H),5.57−5.61(m,1H),6.92(d,2H,J=8.26Hz),7.14(d,2H,J=8.22Hz).
IR:3001,2920,1865,1781,1608,1508,1396,1213,1178,1086,1021,903,806.
MS(+ESI):m/z=207[M+H].
【0265】
多成分反応
まず、アルデヒド3(646.6mg、3.6mmol)およびアミン(478.8mg、3mmol)を3mLトリメチルオルトホルメート中で室温にて10時間凝縮させた。次に、溶媒を真空除去し、残留物を25mL o−キシレンに溶解した。その後、無水コハク酸15(850mg、4.5mmol)を加え、混合物を150℃に24時間ディーン−スターク条件下で加熱した。室温に冷却した後、溶液を真空濃縮した。シリカゲル上での精製(酢酸エチル:メタノール=9:1→1:1)でMCR−生成物をジアステレオマー混合物(33.9mg、2.11%)として得た。
【0266】
ペンタフルオロフェニルエステル形成
2mL酢酸エチル中の1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩EDCI(18.5mg,0.096mmol)の懸濁液へ、ペンタフルオロフェノール(35.6mg、0.193mmol)を0℃で加えた。10分後、5−オキソ−ピロリジン−3−カルボン酸16(33.9mg、0.064mmol)を0℃で加え、そして反応混合物を1時間室温で攪拌した。溶媒が蒸発した後、粗生成物をシリカゲル上でのクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)によって精製して相当する5−オキソ−ピロリジン−3−カルボン酸ペンタフルオロフェニルエステル17を無色油(40.1mg、89.80%)として得た。
【0267】
アミドカップリング
2mLTHFエキストラドライ中の5−オキソ−ピロリジン−3−カルボン酸ペンタフルオロフェニルエステル17(40.1mg、0.0578mmol)の懸濁液へピペラジン(19.9mg、0.231mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で10時間攪拌した。その後、20mL塩化メチレンを加えた。得られた有機層を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液20mLで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を真空除去した。最後に、粗生成物をシリカゲル上でのクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=9:1→1:1)によって精製して望ましい4−(ピペラジン−1−カルボニル)−ピロリジン−2−オン18を白色固体(12.2mg、45.91%)として得た。
【0268】
エチルイソシアネートとの反応
3mLTHFエキストラドライ中の化合物18(12.2mg、0.0204mmol)の溶液へエチルイソシアネート(4.4mg、0.0612mmol)を−30℃で加えた。−30℃で1時間攪拌した後、20mL塩化メチレンを加えた。得られた有機層を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液20mLで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を真空除去した。最後に、粗生成物をシリカゲル上でのクロマトグラフィー(塩化メチレン:メタノール 95:5)によって精製してPXN789−d1を黄色固体(9.6mg、70.60%)として得た。
MS(+ESI):m/z=666.1[M+H]
全体収率(4つの分取工程):0.61%
【0269】
さらなる実施例
上記手順の1つによって製造されたさらなる実施例:全ての生成物はラセミ化合物として得られ、試験した。細胞活性はp53野生型卵巣奇形癌細胞(PA−1)で測定し、測定されたIC
50をミクロモルで示す。CCAはCell Cycle Arrest(細胞サイクル停止)の略である。
【0270】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0275】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0280】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0281】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0285】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0287】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0289】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0290】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0291】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0292】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0294】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0295】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0296】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0303】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0304】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0306】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0307】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
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【0525】
【化286】
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【0528】
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【化290】
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【0530】
【化291】
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【0531】
【化292】
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【0532】
【化293】
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【0534】
【化295】
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【0535】
【化296】
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【0536】
【化297】
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【0537】
【化298】
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【0538】
【化299】
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【0539】
【化300】
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【0540】
【化301】
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【0541】
【化302】
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【0542】
ピロリジン−2−オン足場のさらなる変更は次の手順を用いることによって可能である:
【0543】
1)レドックス変形:
【化303】
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スキーム1
【0544】
NaBH4の存在において、MCR−生成物のカルボン酸官能基を相当するアルコールへ還元することが可能である(PXN818−d1参照)。単離されたアルコールは相当するエーテルへ(各種ハロゲンでのアルキル化)または相当するエステルへ(塩化アシルでのアシル化)さらに変えることができる(スキーム1)。
【0545】
さらに、得られたアルコールは相当するアルデヒドへ酸化することができる(Swern酸化)。あるいは、このアルデヒドはカルボン酸の選択的還元によって得ることもできる。アルデヒドは多数のさらなる化合物へ変えることができる。
【0546】
【化304】
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スキーム2
【0547】
スキーム2から分るように、アミンは還元性アミノ化プロセスにより入手しやすい。さらに、スキーム3に示すようにクネベネガル縮合も新規な置換ピロリジン−2−オンを得る変更を可能にする。
【0548】
【化305】
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スキーム3
【0549】
2)アミド変形
様々なアミドは各種アミンを用いてペンタフルオロフェニルエステルのアミノリシスによって合成された。スキーム4に示すように、他の求核性化合物もペンタフルオロフェニルエステルの活性炭素を攻撃して、新規なピロリジン−2−オン誘導体をもたらすのに適している。
【0550】
【化306】
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スキーム4
【0551】
3)アミドの還元
【0552】
【化307】
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PXN717−d1をBMS(ジメチルスルフィドボラン)で処理すると2種の化合物PXN723−d1およびPXN724−d1の混合物が得られた。
【0553】
4)カルボン酸の同族体化(アルント−アイシュテルト反応)
【0554】
【化308】
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アルント−アイシュテルト同族体化反応の条件下で、望ましい生成物の形成がHPLC−MS分析により観察された(PXN845−d1参照)。得られたカルボン酸は上記のようにさらに変えることができる。
置換された無水コハク酸を多成分反応において用いると、R
7および/またはR
8がH以外である式(I)の化合物を製造することができる(Org.Lett.2007,9(20),4077−4080参照)。
【0555】
【化309】
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【0556】
5)脱離
【0557】
【化310】
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【0558】
PXN736−d1を室温にて1.1当量の水素化ナトリウムで処理した。それによって、脱離生成物PXN847−d1が単離され、HPLC−MSによって識別された。この生成物はさらなる変更に用いることができる(例えば、ミカエル付加)。
【0559】
6)XがNである化合物の合成
これらの化合物は次のスキームに従って製造しうる:
【0560】
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
【0561】
さらに、式(I)、(Ia)、(Ic)、(Id)、(Ie)および(If)の化合物は例えば次の文献に記載の手順に従って製造しうる:Synlett,(11),1883−1885,2002;Organic Letters,9(20),4077−4080,2007;Organic Letters,8(18),3999−4002,2006:Tetrahedron,50(36),10701−8,1994;Journal of the Chemical Society,Chemical Communications,(5),386−7,1987;Journal of the Chemical Society,Chemical Communications,(5),386−7,1987;Tetrahedron,49(35),5217−5219,2008およびJournal of Organic Chemistry,73(14),5566−5569,2008。
【0562】
出発物質6−クロロ−1H−インドール−3−カルブアルデヒドの合成
このビルスマイヤー反応はH.G.O.Becker,Organikum,pp.364−365,Johann Ambrosius Barth Verlag,ハイデルベルグ−ライプチヒ(1996)に従って行った。温度計を備えた三口フラスコ中のDMF5mLへ、15〜20℃の温度範囲で1.8mLのPOCL
3を滴加した。次に、DMF2mL中の6−クロロ−1H−インドール1g(6.6mmol)の溶液を20〜30℃の温度範囲で滴加した。反応混合物を37℃で45分間攪拌した。その後、反応混合物を水10mL中の氷15gの混合物へ攪拌しながら注いだ。18mL中の3.4gNaOHを20〜30℃の温度範囲で加えた。得られた混合物を次に5分間還流した。室温に冷却した後、沈殿物を濾過し、10mL冷水で洗浄した。エタノールからの結晶化で6−クロロ−1H−インドール−3−カルブアルデヒドを白色固体(1.04g、88%)として得た。
【0563】
増殖分析:
5000PA−1またはPA−1/E6を96穴フラットボトムプレートの各穴に入れ、5%CO
2中で37℃にて一晩培養した。平板培養細胞の成長は7.5μmolのWST−1試薬(ドイツのロシュ・アプライド・サイエンシーズ社)を3つの対照穴に加え、SpectraMax250プレートリーダーでOD
650およびOD
450吸収度を測定することによって測定した。OD
650−OD
450値が0.5より上ならば、プレートの残りを式(I)、(Ia)、(Ic)、(Id)、(Ie)および(If)の化合物、他の薬理学的薬剤または溶媒対照での48時間培養に用いた。この培養の後、WST−1試薬をプレートの穴に加え、OD
650−OD
450値を前のように計算した。3組の穴を各条件について分析し、標準偏差を判定した:全ての実験は少なくとも3回独立して行った。
【0564】
アポプトシスAnnexin VおよびTunel分析
Annexin VおよびBrdU−合体レベルを製造業者の指示に従いグアバ・パーソナル・セル分析システム(PCAS、グアバ・テクノロジーズ社、カリフォルニア州ヘイワード)を用いてGuava NexinおよびGuava Tunelキットで測定した。1×10
6PA−1およびPA−1/E6細胞を10%FBSおよび様々な濃度の式(I)の化合物またはDMSOで補充したBME媒質中で24時間培養した。Nutlin−3、ラセミ(カルバイオケム、ロシュ)を10μMでポジティブ対照として施した。Guava Nexin分析では、細胞をトリプシン化し、1000rpmで5分間、4℃にて遠心分離することによって集めた。氷冷した1×Nexinバッファーで洗浄した後、細胞を同じバッファーに再懸濁し、暗所にて氷上で20分間、Annexin V−PEおよび7−アミノアクチノマイシンDで標識付けし、PCASで分析した。製造業者のGuava Tunel分析のプロトコルに従って、細胞を1%パラホルムアルデヒドに再懸濁し、氷上で60分間培養し、氷冷PBSバッファー中で洗浄した。次に、細胞を氷冷70%エタノール中に少なくとも16時間−20℃で固定した。培養後、細胞をBrdU DNAラベリングミックスで60分間37℃にて標識付けし、1000rpmで5分間の遠心分離により集めた。細胞を抗BrdU着色ミックスに再懸濁し、室温で45分間暗所にて培養し、PCASで分析した。
【0565】
アポプトシス分析
温度に敏感なH1299クローンを6穴プレートに50,000細胞/穴の密度で接種した。Saos2細胞を1×10
6細胞/100−mmプレートで平板培養した。細胞を32℃にシフトし、温度シフト後に示された時間で採取した。対照細胞は39℃で維持した。TUNELおよびマルチカスペース(multi−caspase)分析は、Guava TUNELおよびマルチカスペース検出キットを用い、グアバ・パーソナル・サイトメーター(グアバ・テクノロジーズ社)を使用し、製造業者(グアバ・テクノロジーズ社)提供の使用説明書に従って、式(I)、(Ia)、(Ic)、(Id)、(Ie)および(If)の化合物について行った。