(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ケーブルコアの外周をシースで絶縁被覆したケーブルを保持するケーブル保持基板に、前記ケーブルの端末部の前記シースと接触可能な円弧状接触面を有する電気絶縁部材からなる複数のシース接触部を設けるとともに、前記シース接触部を前記ケーブルの軸心を挟んで対向して配置し、前記複数のシース接触部は、前記シースとの接触により前記ケーブルの軸心を前記ケーブル保持基板の面内において左右方向に湾曲させることが可能であることを特徴とするシュリンクバック防止装置。
前記ケーブルの軸方向に所定の間隔で対向して配置される円柱状のシース接触部の間に、前記ケーブルを位置させたことを特徴とする請求項1または2に記載のシュリンクバック防止装置。
前記シース接触部は、前記ケーブルの端末が押圧によって進入可能な保持溝の内側面に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシュリンクバック防止装置。
【背景技術】
【0002】
電力供給に用いられるケーブルでは、直射日光や温度上昇の影響によってケーブルコアとシースがそれぞれ伸縮を繰り返すことで、ケーブル端部でケーブルコアとシースとの間でずれが生じ、シースが軸方向に収縮するシュリンクバックが発生することがある。
図14(a)に示すように、ケーブル110の製造時には、シース110aとケーブルコア110bは所定の位置関係にあるが、シュリンクバックが生じると、
図14(b)に示すように、シース110aが矢印F方向に収縮してケーブルコア110bに対してシース110aが軸方向に位置ずれが生じ、配電線に悪影響を及ぼす。
【0003】
従来から、ケーブル端部のシースのずれを防止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1のケーブルのシースずれ止め装置は、金属などの線状体をジグザグ状に折り曲げ加工し、線状体に形成された押付部により外部から圧力を加えることにより、シースのずれを防止するようにしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、シュリンクバックによってケーブルコア110bに対してシース110aが軸方向に大きく位置ずれした場合は、ケーブルコア110bに絶縁不良部Kが生じ、絶縁不良部Kの絶縁破壊によって配電線事故を招くという問題がある。また、シュリンクバックによって一度ずれたシース110aをもとの位置に戻すことは不可能であるので、発生したシュリンクバックに対する処置としては、ケーブル110端末の取替えまたはケーブル100端末の絶縁テープ処理による仮修理を行う必要がある。
【0006】
特許文献1のシースずれ止め装置は、金属などの線状体によってシースを押圧し、シースの収縮を防止するようにしているので、シースに局部的な荷重が作用し、シースが損傷するおそれがある。また、押圧部は1カ所のみであるので、シースの軸方向の収縮を防止する効果が小さく、シースの収縮を確実に抑えることが難しい。
【0007】
そこで本発明は、シースに損傷を与えることなく、ケーブル端部におけるシースが軸方向に大きく収縮するのを確実に防止することが可能なシュリンクバック防止装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、ケーブルコアの外周をシースで絶縁被覆したケーブルを保持するケーブル保持基板に、前記ケーブルの端末部の前記シースと接触可能な円弧状接触面を有する電気絶縁部材からなる複数のシース接触部を設けるとともに、前記シース接触部を前記ケーブルの軸心を挟んで対向して配置し、前記複数のシース接触部は、前記シースとの接触により前記ケーブルの軸心を
前記ケーブル保持基板の面内において左右方向に湾曲させることが可能であることを特徴とするシュリンクバック防止装置である。
【0009】
この発明によれば、ケーブル端末部のシースと複数のシース接触部の円弧状接触面とが接触することにより、シースとシース接触部との摩擦抵抗を大に確保することができ、ケーブル端末部におけるシースの軸方向の収縮が防止される。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシュリンクバック防止装置において、前記ケーブル保持基板と前記シース接触部は、磁器から構成されていることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のシュリンクバック防止装置において、前記ケーブルは、対向する円柱状のシース接触部の間に位置している特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載のシュリンクバック防止装置において、前記シース接触部は、前記ケーブルの端末が押圧によって進入可能な保持溝の内側面に形成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の発明によれば、円弧状接触面を有する複数のシース接触部とケーブルの端末部のシースとを接触させるようにしているので、シースとシース接触部との摩擦抵抗を大に確保することが可能となり、ケーブルの端末部におけるシースが軸方向に大きく収縮するのを防止することができる。したがって、シュリンクバックによるケーブルの絶縁破壊を確実に回避することができ、配電線事故を未然に防止することができる。また、円弧状接触面を有する複数のシース接触部を利用してケーブルの軸心を少なくとも左右方向に湾曲させることができるので、作業者の熟練度に関係なく、かつケーブルを損傷させることなくケーブルを装置に容易に保持させることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、ケーブル保持基板とシース接触部は磁器から構成されているので、シースは電気絶縁性の高い磁器と接触することになり、装置の絶縁性能を高めることができる。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、ケーブルの軸方向に所定の間隔で対向して配置される円柱状のシース接触部の間に、ケーブルを位置させるようにしているので、ケーブルを所定の曲率をもって左右方向に湾曲させることが可能となる。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、シース接触部は、ケーブル端末が押圧によって進入可能な保持溝の内側面に形成されているので、ケーブルを保持溝に向けて押圧するだけでケーブルの軸心を左右方向に湾曲させることが可能となり、ケーブルの装置への取付け作業がさらに容易となる。また、シースは保持溝の内側面に沿って湾曲するので、シースと保持溝の内側面との接触面積をさらに大に確保することが可能となり、シュリンクバック防止の効果をさらに高めることができる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
つぎに、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1ないし
図10は、本発明の実施の形態1を示しており、とくに電力供給事業者の配電線路の高圧ケーブルへ適用した場合を示している。
図1に示すように、配電線路100の腕金101には、配電線路側から延びる高圧ケーブル102が支持されている。高圧ケーブル102の端部には、配電線側の別の高圧ケーブル110が接続されている。高圧ケーブル102と高圧ケーブル110の接続部分は、絶縁カバー103によって覆われている。高圧ケーブル110は、シース110aとケーブルコア110bとを有している。ケーブルコア110bは、電力を供給するための電線等から構成されている。シース110aは、ケーブルコア110bの外周を絶縁保護するための絶縁被覆材から構成されている。
【0020】
高圧ケーブル110の端部は、腕金101側に取付けられたシュリンクバック防止装置1によって保持されている。シュリンクバック防止装置1は、ケーブル保持基板2と、支持板3と、固定手段としてのワイヤ4とを有している。ケーブル保持基板2は、電気絶縁部材としての磁器から構成されている。ケーブル保持基板2は、
図2および
図3に示すように、平面形状が長方形に形成されている。ケーブル保持基板2の基板本体上面2aには、高圧ケーブル110の端末部のシース110aと接触可能な円弧状接触面21aを有する複数のシース接触部21が形成されている。複数のシース接触部21は、高圧ケーブル110の軸心Pを挟んで対向して配置されている。
図2に示すように、高圧ケーブル110の軸心Pを挟んで対向する一対のシース接触部2は、高圧ケーブル110の軸方向に所定の間隔をもって配置されている。また、高圧ケーブル110の軸心Pを挟んで対向する各対のシース接触部2は、高圧ケーブル110の軸心Pを左右方向に湾曲させることが可能となるように、交互に左右方向に所定の距離だけ位置ずれした状態で配置されている。
【0021】
シース接触部21は、円柱状に形成されている。シース接触部21の一端部は、ケーブル保持基板2の基板本体上面2aに固定されている。シース接触部21の他端部は、円弧状接触面21aの径よりも若干外方に膨出する膨出部21bに形成されている。シース接触部21の他端部21bは、対向する一対のシース接触部21の間に位置する高圧ケーブル110がシース接触部21から離脱するのを阻止する機能を有している。ケーブル保持基板2の基板本体裏面2bは、平坦に形成されており、一部が支持板3と密着可能となっている。高圧ケーブル110は、ケーブル保持基板2の長手方向の一端部2fから他端部2eに向かって下方へ延びている。ケーブル保持基板2の長手方向の一端部2fの近傍には、固定溝2hが形成されている。固定溝2hには、固定手段としてのワイヤ4が挿通されている。ケーブル保持基板2は、ワイヤ4を介して支持板3に固定されている。
【0022】
この実施の形態1においては、ケーブル保持基板2は、複数のシース接触部21を含むすべての部位が磁器から構成されており、一体成型されている。磁器は、周知の通り土や粉末状の鉱物を練って成形し、素焼きした後、釉薬を施してさらに焼成して製作されたものである。ケーブル保持基板2は、碍子と同様に高い電気絶縁性能を有している。また、シース接触部21は、高圧ケーブル110に作用する伸縮力など外力を考慮して設計されている。
【0023】
図5は、支持板3を示している。支持板3は、金属板から構成されており、平面形状が凹状となっている。支持板3は、上面3a側にケーブル保持基板2が取付けられるようになっている。支持板3は、第1の固定穴3bと第2の固定穴3cを有している。第1の固定穴3bは、支持板3を配電線路100の腕金101に固定するためのものである。また、第1の固定穴3bは、後述するケーブルブラケット5を固定するためのものである。第1の固定穴3bおよびケーブルブラケット5のボルト穴5dには、ボルト5eが挿通可能となっている。第2の固定穴3cは、ケーブル保持基板2を支持板3に固定するためのワイヤ4を挿入するためのものである。
【0024】
図6および
図7は、高圧ケーブル110の端部を支持するケーブルブラケット5を示している。ケーブルブラケット5は、下部ブラケット5aと上部ブラケット5bとを有している。下部ブラケット5aは、ボルト5eを介して支持板3に固定されている。高圧ケーブル110は、クランプ用ボルト5cの締付けにより下部ブラケット5aと上部ブラケット5bによって挟まれた状態で支持されており、水平方向の動きが規制されている。高圧ケーブル110における絶縁カバー103側に位置するシース110aの端部は、絶縁カバー103との接続の関係から他の部位よりも拡径されている。
【0025】
つぎに、実施の形態1に係るシュリンクバック防止装置1の使用方法および作用について説明する。
【0026】
図1に示すように、配電線路100では、配電線路側からの高圧ケーブル102に高圧ケーブル110を接続するための作業が行われる。高圧ケーブル102の端末は、腕金101の近傍まで延びており、腕金101の上方で高圧ケーブル110と接続される。高圧ケーブル102と高圧ケーブル110の接続部は、腕金101の直上に位置する絶縁カバー103によって覆われる。
【0027】
高圧ケーブル102と高圧ケーブル110との接続が完了すると、腕金101に支持板3とケーブルブラケット5の下部ブラケット5aがボルト5eを介して取付けられる。つぎに、支持板3には、ワイヤ4を介してケーブル保持基板2が固定される。ワイヤ4は、
図1に示すように、ケーブル保持基板2の固定溝2hに嵌め込まれており、この状態でワイヤ4の両端部を支持板3の固定穴3cに挿通させ、支持板3の裏面側でワイヤ4の両端部を接続することにより、ケーブル保持基板2を支持板3に固定することができる。その後、
図7に示すように、下部ブラケット5aに高圧ケーブル110を載せた状態で、下部ブラケット5aに上部ブラケット5bをボルト5bを介して連結する。これにより、高圧ケーブル110の水平方向の動きが規制される。
【0028】
高圧ケーブル110のケーブルブラケット5による規制が完了すると、ケーブルブラケット5の直下に位置する高圧ケーブル110の一部をケーブル保持基板2によって左右方向に湾曲させる。ケーブル保持基板2は、
図2に示すように、高圧ケーブル110の端末部のシース110aと接触可能な円弧状接触面21aを有する複数のシース接触部21を備えているので、高圧ケーブル110の軸心Pを挟んで対向して配置された一対のシース接触部21の間に高圧ケーブル110を押し込む。これにより、高圧ケーブル110は複数のシース接触部21との接触により左右方向に湾曲する。この状態では、高圧ケーブル110のシース110aとシース接触部21との接触による接触抵抗が増大し、矢印F方向の力が高圧ケーブル110のシース110aに作用しても、高圧ケーブル110の端部に位置するシース110aが軸方向に大きく動くことがなくなる。
【0029】
このように、シュリンクバック防止装置1においては、円弧状接触面21aを有する複数のシース接触部21と高圧ケーブル110の端末部のシース110aとを接触させるようにしているので、シース110aとシース接触部21との摩擦抵抗を大に確保することが可能となり、高圧ケーブル110の端末部におけるシース110aが軸方向に大きく収縮するのを防止することができる。したがって、シュリンクバックによる高圧ケーブル110の絶縁破壊を確実に回避することができ、配電線事故を未然に防止することができる。また、円弧状接触面21aを有する複数のシース接触部21を利用して高圧ケーブル110の軸心Pを少なくとも左右方向に湾曲させることができるので、作業者の熟練度に関係なく、かつ高圧ケーブル110を損傷させることなく、高圧ケーブル110をシュリンクバック防止装置1に容易に保持させることができる。
【0030】
さらに、ケーブル保持基板2とシース接触部21は磁器から構成されているので、シース110aは電気絶縁性の高い磁器と接触することになり、シュリンクバック防止装置1の絶縁性能を高めることができる。また、高圧ケーブル110の軸方向に所定の間隔で対向して配置される円柱状のシース接触部21の間に、高圧ケーブル110を位置させるようにしているので、高圧ケーブル110を所定の曲率をもって左右方向に湾曲させることが可能となる。
【0031】
図8は、
図2の変形例を示している。
図8に示すように、シース接触部21´は、逆円錐台状に形成されている。すなわち、シース接触部21´は、ケーブル保持基板2の基板本体上面2a側が小径となっており、基板本体上面2aから上方に行くにつれて徐々に大径となっている。このように、逆円錐台状に形成することにより、シース接触部21´の上部は
図2の膨出部21bと同様の機能を果たす。
図8においては、高圧ケーブル110の軸心Pを挟んで対向する一対のシース接触部21´の間に強制的に挿入することで、高圧ケーブル110は対向する双方のシース接触部21´の円弧状接触面21a´に接触することになり、双方のシース接触部21´の間から容易に離脱するのが防止される。
【0032】
図9は、
図4のシース接触部21の変形例を示している。
図9に示すように、特定のシース接触部21の下端部には、高圧ケーブル110のシース110aが接触可能な湾曲用板21cが形成されている。
図9では、湾曲用板21cを有するシース接触部21と、湾曲用板21cを有しないシース接触部21とが、高圧ケーブル110の軸方向に沿って交互に設けられている。このように、
図9においては、高圧ケーブル110は、シース接触部21との接触によって軸心Pが左右方向および上下方向(水平方向)のいずれにも湾曲させることが可能となり、高圧ケーブル110のシース110aとシース接触部21との接触による摩擦抵抗を高めることが可能となる。
【0033】
図10は、
図2のシース接触部21の変形例を示している。
図2および
図8のシース接触部21の横断面形状は円形となっているが、
図10のシース接触部21の横断面断面形状は略楕円となっている。シース接触部21の横断面断面形状を略楕円とすることで、円形よりも高圧ケーブル110のシース110aと接触する長さをさらに大に確保することが可能となり、シース110aとの接触抵抗を増加させることができる。また、横断面形状を略楕円とすることで、円弧状接触面21aの曲率を大とすることができる。したがって、その分、高圧ケーブル110の湾曲部の曲率を大とすることができ、湾曲による高圧ケーブル110に作用する面圧を低減することができる。
【0034】
(実施の形態2)
図11ないし
図13は、本発明の実施の形態2を示している。実施の形態2が実施の形態1と異なるところは、保持溝22の有無のみであり、その他の部分は実施の形態1に準ずるので、準ずる部分に実施の形態1と同一の符号を付すことにより、準じる部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
【0035】
図11ないし
図13に示すように、ケーブル保持基板2の基板本体上面2a側には、磁器からなるケーブル保持部23が形成されている。ケーブル保持部23には、高圧ケーブル110の端末が押圧によって進入可能な保持溝22が形成されている。保持溝22の内側面には、高圧ケーブル110の端末部のシース110aとの接触により高圧ケーブル110の軸心Pを少なくとも左右方向に湾曲させることが可能な複数のシース接触部22a、22bが形成されている。
図11に示すように、高圧ケーブル110の軸心Pを挟んで対向する一対のシース接触部22a、22bは、高圧ケーブル110の軸方向に所定の間隔をもって配置されている。また、高圧ケーブル110の軸心Pを挟んで対向する一対のシース接触部22a、22bは、高圧ケーブル110の軸心Pを左右方向に湾曲させることが可能となるように、交互に左右方向に位置ずれした状態で配置されている。
【0036】
このように構成された実施の形態2においては、シース接触部22a、22bは、高圧ケーブル110の端末が押圧によって進入可能な保持溝22の内側面に形成されているので、高圧ケーブル110を保持溝22に向けて押圧するだけで高圧ケーブル110の軸心Pを左右方向に湾曲させることが可能となり、高圧ケーブル110のシュリンクバック防止装置1への取付け作業がさらに容易となる。また、シース110aは保持溝22の内側面に沿って湾曲するので、シース110aと保持溝22の内側面との接触面積をさらに大に確保することが可能となり、シュリンクバック防止の効果をさらに高めることができる。
【0037】
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この実施の形態1、2においては、配電線路の電力ケーブルをシュリンクバック防止の対象としているが、通信ケーブルやシュリンクバックによって絶縁破壊を招くと考えられるその他の種類のケーブルを対象としてもよい。また、ケーブル保持基板2とシース接触部21を一体成型の磁器から構成しているが、シース接触部21のみを磁器とし、ケーブル保持基板2を電気絶縁樹脂から構成してもよい。さらに、ケーブル保持基板2をワイヤ4で支持板3に固定するようにしているが、ボルトおよびナットを用いてケーブル保持基板2を支持板3に固定する構成としてもよい。