(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記現在順位算出手段によって算出された前記現在順位と、前記現在順位それぞれに対応する前記申込者名と前記経路情報とを表示部に表示する表示制御手段、をさらに備える請求項1に記載の受付管理装置。
申込者が操作する情報端末装置と通信ネットワークを介して接続し、申込みの受付順に付した番号である受付番号と、前記申込みの時刻を含む単位時間を示すコマ番号と、前記情報端末装置に表示したウェブページまたは入力部から申込んだ申込者を識別する申込者名と、前記申込みを受付けた経路の種別を示す経路情報と、前記申込者の現在順位を算出するために用いる値であるオーダ値と、前記申込者の現在の状態を示す状態情報とを対応付けた受付情報を記憶する受付情報記憶手段、を備えるコンピュータに、
前記ウェブページから入力された前記申込者名を受信するウェブ申込ステップと、
前記ウェブ申込ステップによって前記申込者名を受信した時刻に対応する前記コマ番号を変数とした関数を用いて前記ウェブページから申し込んだ申込者の順番を直接申し込んだ申込者より繰下げるために用いる値である繰下値を算出する繰下値算出ステップと、
前記繰下値算出ステップによって算出された前記繰下値と前記受付番号を加算した前記オーダ値および前記状態情報に基づいて、前記申込者それぞれの前記現在順位を算出する現在順位算出ステップと、
を実行させることを特徴とする受付管理プログラム。
前記現在順位算出ステップによって算出された前記現在順位と、前記現在順位それぞれに対応する前記申込者名と前記経路情報とを表示部に表示する表示制御ステップ、をさらに実行させる請求項4に記載の受付管理プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照し、本発明の実施例を説明する。なお、以下の説明は、実施の形態の一例であり、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0014】
図1は、本実施例にかかる受付管理システム10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、受付管理システム10は、受付管理装置100と情報端末装置300を、ネットワーク1を介して接続している。ネットワーク1は、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークである。
図1では、説明を簡便にするために、受付管理装置100と情報端末装置300をそれぞれ1ずつ記載しているが、複数の装置をネットワーク1を介して接続してもよい。
【0015】
受付管理装置100は、情報端末装置300に表示されたウェブページおよび病院の受付窓口(以下、窓口という)で受付けた診察の申込みに関する受付情報を管理する情報処理装置である。なお、受付管理装置100は、ウェブサーバや、データベースサーバ等の複数のサーバによって構成してもよい。
【0016】
情報端末装置300は、診察を申込む申込者各自が携帯するスマートフォンや携帯電話、申込者が使用するパーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータやゲーム機等であり、ウェブブラウザを備える。
【0017】
次に、受付管理システム10が備える受付管理装置100の機能、構成について、説明する。
【0018】
受付管理装置100は、受付情報記憶部110、繰下情報記憶部120、呼出情報記憶部130、送受信部101、入力部102、ウェブ申込判断部103、繰下値算出部104、現在順位算出部105、表示制御部106、呼出判断部107、表示部108を備えている。
【0019】
図2は、受付情報記憶部110のデータ構成の一例を示す説明図である。受付情報記憶部110は、ウェブページまたは病院の窓口で受付けた診察の申込みに関する受付情報を記憶する。受付情報記憶部110は、受付番号と、コマ番号と、申込者名と、経路と、繰下値と、オーダ値と、状態とを対応付けた受付情報を記憶する。
【0020】
ここで、受付番号は、ある診察日に受付けられた診察の申込みに対し、受付けた経路(ウェブであるか窓口であるか)に関係なく受付した順に付与する番号である。コマ番号は、診療時間を単位時間で分割したうえで、診察の申込みを受付けた時刻を含む単位時間を示す番号である。例えば、午前の診察時間が9:00〜12:00である場合、9:00を基準とし、単位時間(1コマ)を3分とすると、9:00〜12:00のコマ番号は、0〜60である。午後の診察時間が14:00〜18:00である場合、コマ番号は、100〜180となる。
【0021】
申込者名は、診察を申込んだ者の氏名であり、本実施例では申込者を一意に特定する情報である。申込者名は、申込者を一意に識別できるものであれば、どのような情報でもよく、申込者名に代えて、または申込者名に加えて、患者識別番号や診察券ID等としてもよい。経路は、診察の申込みを受付けた経路の種別を示す。具体的には、事前にウェブで申込むことなく、病院に直接来院して窓口で申込みしたのか(‘窓口’と示す)、事前にウェブページから申込みしたのか(‘Web’と示す)のいずれかの情報である。
【0022】
繰下値は、ウェブページからの申込者(以下、ウェブ申込者という)の診察順を、ウェブページで申込まず直接来院した申込者(以下、直接申込者という)の診察順より繰下げるために用いる値である。算出方法は、後述する。オーダ値は、ウェブ申込者と直接申込者の病院での診察順位を算出するために用いる値である。状態は、申込者の現在の状態を示す。具体的には、ウェブ申込者がウェブから申込んだ後で、かつ、まだ病院に来院していない状態は‘申込’、ウェブ申込者に呼出情報が送信された状態は‘呼出’、ウェブ申込者と直接申込者のいずれでも、申込者が来院して病院の窓口において申込者名を確認した状態は‘来院’、診察が終了した場合は‘終了’が格納される。
【0023】
図3は、繰下情報記憶部120のデータ構成の一例を示す説明図である。繰下情報記憶部120は、繰下値を算出するために用いる情報を記憶する。より具体的には、繰下情報記憶部120は、繰下値を2次関数y=ax
2+bx+cで算出する際に必要となる定数のa、b、cの値と繰下種別とを対応づけて記憶する。cは、診察開始時にウェブ申込者より直接申込者を優先する人数に対応する。a、b、cの値は、病院それぞれで異なる申込者数や申込者が来院するタイミング、さらには季節やイベントなどで異なる申込者数や申込者が来院するタイミングに応じて自由に設定することができる。
【0024】
図4は、繰下情報記憶部120に記憶された繰下情報に基づいて描画したグラフの一例を示す説明図である。
図4に示す4つのグラフは、(A)平日(午前)、(B)平日(午後)、(C)休日明け(午前)、(D)休日明け(午後)それぞれの繰下値を示すグラフである。例えば、(A)平日(午前)では、cの値は‘7.5’であり、診察時間のほぼ4分の3の位置が2次関数の頂点となるグラフとなっている。診察開始時には,直接申込者が診察前から並んでいることを考慮し、コマ番号‘1’の繰下値を、7を超える値とすることにより、直接申込者の診察順がウェブ申込者より先になるようにしている。いずれのグラフも、頂点のy座標は‘1’であり、ウェブ申込者と直接申込者が同一コマ番号で申込んだ場合であっても直接申込者の診察順が先になるよう考慮している。また、診察終了時間に向かって繰下値を増加させることによって、診察時間終了間際の申込みに対しても直接申込者を優先する。
【0025】
図5は、呼出情報記憶部130のデータ構成の一例を示す説明図である。呼出情報記憶部130は、ウェブ申込者に対し、呼出情報を送信するか否かを判断する情報を記憶する。具体的には、ウェブ申込者の現在順位が何位以下になった場合に呼び出すかを示す。呼出情報記憶部130は、申込者名と、呼出順位と、メールアドレスとを対応づけて記憶する。例えば、申込者名‘A’は、現在順位が5以下となった場合に呼出情報を送信する。
【0026】
送受信部101は、申込者が操作する情報端末装置300との間でさまざまなデータを送受信する。より具体的には、送受信部101は、ウェブページから入力された診察の申込みを情報端末装置300から受信する。診察の申込みには、少なくとも申込者名を含む。送受信部101は、診察の申込みを受信した時刻からコマ番号を算出する。送受信部101は、ウェブ申込者の予め設定した呼出条件に合致した場合に、呼出メールをウェブ申込者の情報端末装置300に送信する。また、送受信部101は、病院内で別システムとして動作している電子カルテシステム200から申込者の診察の終了を受信する。なお、申込者の診察が終了した旨の入力は、電子カルテシステム200に限る必要はなく、受付管理装置100の1機能として提供してもよい。
【0027】
入力部102は、病院の窓口で申込者の来院を受付ける。ここでの申込者は、ウェブ申込者と直接申込者のいずれであってもよい。より具体的には、申込者が持参する診察券に印刷された(または貼付けられた)バーコードを読み取ることによって、申込者名を取得する。なお、入力される情報は、バーコードに限る必要はなく、QRコード(登録商標)や無線タグなど、申込者名を含むものであれば、どのようなものでもよい。
【0028】
ウェブ申込判断部103は、入力部102で受付けられた申込者が、ウェブ申込者か直接申込者かを判断する。より具体的には、ウェブ申込判断部103は、入力部102で取得した申込者名が既に受付情報記憶部110に記憶されていれば、ウェブ申込者と判断する。一方、ウェブ申込判断部103は、申込者名が受付情報記憶部110に記憶されていなければ、直接申込者と判断し、直接申込者に関する受付情報を受付情報記憶部110に格納する。
【0029】
繰下値算出部104は、ウェブページから診察の申込みを受信した場合に、申込みを受信した時刻から算出されるコマ番号に基づいて、ウェブ申込者の診察順を直接申込者より繰下げる繰下値を算出する。
【0030】
現在順位算出部105は、ウェブ申込者および直接申込者のそれぞれについて、受付情報記憶部110に記憶されている受付情報から診察までの順番を示す現在順位を算出する。より具体的には、現在順位算出部105は、受付番号に繰下値を加算することによってオーダ値を算出する。現在順位算出部105は、ウェブ申込者および直接申込者それぞれに算出されたオーダ値を昇順にソートすることによって現在順位を算出する。なお、状態に‘終了’が記憶されている申込者は診察が終了しており、現在順位を算出する対象外であるため、オーダ値のソートする対象には含めない。
【0031】
表示制御部106は、現在順位算出部105で算出した現在順位と、それに対応する申込者名と経路を表示部108に表示する。表示部108は、病院の窓口付近や待合室に設置された液晶ディスプレイ等である。
図6は、受付管理装置100の表示部109の表示画面例を示す説明図である。
【0032】
呼出判断部107は、現在順位算出部105によって現在順位を算出した場合に、ウェブ申込者それぞれにつき、呼出情報記憶部130に記憶されている呼出条件に合致するか否かを判断する。より具体的には、ウェブ申込者の現在順位が呼出順位以下か否かを判断する。ウェブ申込者の現在順位が呼出順位以下であると判断した場合、送受信部101は、呼出メールをウェブ申込者の情報端末装置300に送信する。
【0033】
上述のように構成された受付管理システム10で実行するウェブ申込者および直接申込者の受付処理について説明する。
図7は、受付管理装置100が実行する申込者の受付処理手順を示すフローチャートである。
【0034】
入力部102は、診察券のバーコードから申込者名を取得する(ステップS701)。より具体的には、診察券に印刷されたバーコードをバーコードリーダで読み取り、バーコードに含まれる申込者名を取得する。ウェブ申込判断部103は、受付情報記憶部110の受付情報に診察券の申込者名が格納されているか否かを検索する(ステップS702)。ウェブ申込判断部103は、診察券の申込者名が既に受付情報記憶部110に記憶されているか否かによって、来院した申込者がウェブ申込者か否かを判断する(ステップS703)。
【0035】
来院した申込者がウェブ申込者でないと判断した場合(ステップS703:No)、ウェブ申込判断部103は、受付情報を受付情報記憶部110に格納する(ステップS704)。ここでの受付情報は、受付情報記憶部110に記憶されている受付情報に順に付与される受付番号、診察券から申込者名を取得した時刻を含むコマ番号、診察券から取得した申込者名、経路、繰下値、オーダ値、状態を対応付けた情報である。ウェブ申込者ではないため、受付情報のうちの経路は‘窓口’、繰下値は‘0’であり、受付番号と繰下値を加算するオーダ値は、受付番号の値となる。また、状態は‘来院’である。
【0036】
現在順位算出部105は、受付情報記憶部110に記憶された受付情報から現在順位を算出する(ステップS705)。より具体的には、受付情報記憶部110に記憶された受付情報のオーダ値で昇順にソートすることで申込者それぞれの現在順位を決定する。例えば、
図2に示すコマ番号1の時点では、受付情報記憶部110に受付番号1〜11の受付情報が記憶されている。このような場合、オーダ値で受付情報を昇順にソートすると、
図6(A)コマ番号1の時点の表示画面のような現在順位となる。
【0037】
図2において、申込者A〜Dは、診察時間前からコマ番号1(午前9時3分)までにウェブページから診察を申込んだウェブ申込者であり、申込者E〜Kは、診察時間前からコマ番号1までに直接来院して診察を申込んだ直接申込者である。申込者Eは、受付番号は‘5’であるが、直接来院しているため、繰下値は‘0’となる。したがって、受付番号と繰下値を加算したオーダ値は、‘5.000’となり、申込者A〜Kのなかでオーダ値が最小であるから、現在順位は‘1’となる。
【0038】
一方、申込者Aは、受付番号は‘1’であるが、ウェブページから申込みしているため、コマ番号‘1’に基づいて算出された繰下値は‘7.202’となる。したがって、受付番号と繰下値を加算したオーダ値は、‘8.202’となり、直接申込者E〜Hよりオーダ値が大きくなるため、現在順位は‘5’となる。最終的に、申込者A〜Kの現在順位は、
図6(A)に示すようになる。
【0039】
表示制御部106は、現在順位算出部105で算出した現在順位と申込者名と経由を表示部108に表示する(ステップS706)。
【0040】
来院した申込者がウェブ申込者であると判断した場合(ステップS703:Yes)、すなわち、受付情報記憶部110に申込者名が既に記憶されている場合は、診察券の申込者名と同一の申込者名の状態に‘来院’を格納する(ステップS707)。なお、来院した申込者がウェブ申込者である場合は、受付情報は受付情報記憶部110に既に記憶されているため、ウェブ申込者が来院したタイミングで現在順位が変動することはない。
【0041】
このように、ウェブページから申込みしたウェブ申込者と直接来院した直接申込者とを単純に受付順に診察するのではなく、ウェブ申込者に対して申込時刻に対応した繰下値を受付番号に加算することによって、ウェブ申込者の診察順を直接申込者の診察順より繰下げ、直接来院者を優先することによって、先に来院している直接来院者の診察順に対する不公平感を緩和することができる。
【0042】
また、診察されるまでの順番を示した現在順位と経由をディスプレイで表示することによって、直接申込者も自分の前にウェブ申込者の診察があることを確認することができ、後から来院したウェブ申込者が自分より先に診察を受けた場合であっても不信感を抱くことを低減することができる。
【0043】
次に、受付管理システム10で実行するウェブ申込者の受付処理について説明する。
図8は、受付管理装置100が実行するウェブ申込者の受付処理手順を示すフローチャートである。
【0044】
送受信部101は、情報端末装置300から診察申込みを受付けるウェブページに入力された診察の申込みを受信する(ステップS801)。繰下値算出部104は、診察の申込みを受信した時刻からコマ番号を算出する(ステップS802)。コマ番号は、診療開始時間を0とし、単位時間(例えば3分)ごとに番号を付与したものであり、診察開始時間から3分までのコマ番号は‘1’、3分を超え6分までのコマ番号は‘2’となる。なお、診察申込日の診察開始前に診察の申込みを受信した場合は、コマ番号‘1’となる。受付番号は、受信日時の早い順に付与される。なお、診察日より前にも診察の申込みを受付ける場合は、診察の申込みとして送信される情報に診察日を含む。
【0045】
繰下値算出部104は、コマ番号に基づいて繰下値を算出する(ステップS803)。繰下値は、2次関数y=ax
2+bx+cのyの値として算出する。定数a、b、cは、病院の診察時間、診察開始前の待ち人数、待ち人数が最小となる時刻等の病院ごとの診察待ち人数の推移を考慮して設定する。また、診察日の特性(休日との関係や、予想気温・予想天気等も含む)で待ち人数が大きく変わる場合には、診察日の特性ごとに各定数を設定してもよい。
図3では、繰下種別として‘平日(午前)’、‘平日(午後)’、‘休日明け(午前)’、‘休日明け(午後)’、‘インフルエンザ流行期(午前)’、‘インフルエンザ流行期(午後)’ごとに定数a、b、cの値を設定する。
【0046】
現在順位算出部105は、受付番号と繰下値を加算してオーダ値を算出する(ステップS804)。現在順位算出部105は、受付情報を受付情報記憶部110に格納する(ステップS805)。ここでの受付情報は、受付番号、コマ番号、申込者名、経路、繰下値、オーダ値、状態である。受付番号は、受付情報記憶部110に申込者名が記憶されている受付情報の次に付与される受付番号であり、ウェブページから入力された申込者名、コマ番号、繰下値、オーダ値は算出された値、経路は‘Web’、状態は‘申込’である。
【0047】
現在順位算出部105は、受付情報記憶部110に記憶された受付情報のオーダ値をソートすることで申込者それぞれの現在順位を算出する(ステップS806)。診察が終了している場合は、状態に‘終了’が格納されているため、状態が‘終了’である受付情報は除いてソートする。表示制御部106は、表示部108に現在順位と申込者名と経路を表示する(ステップS807)。例えば、
図2で示す、状態(コマ番号4の時点)である場合、受付情報をオーダ値でソートすると
図6(C)コマ番号4の時点での表示画面で示す申込者ごとの現在順位が算出される。
【0048】
このように、ウェブページから診察の申込みを受付けた場合に、申込みを受信した時刻に応じた繰下値を算出し、受付番号に加算することによって、診察順はウェブ申込者より直接来院者が優先されるため、ウェブ申込者よりも先に来院している直接申込者が後から来院したウェブ申込者に診察順を追い抜かれることが少なくなる。
【0049】
また、経由を含んだ現在順位を表示することによって、申込者それぞれの待ち人数が明確になり、いつ診察されるかが分からないという不安を解消することができる。
【0050】
また、繰下値の算出に2次関数を使用することによって診察開始前に待っている直接申込者の診察順を優先させて診察することができるとともに、診察時間終了直前に駆け込みで来院する直接申込者に対しても直接申込者の診察順を優先して診察することができる。また、定数a、b、cの値を変更することによって、繰下値を自由に変更することができるため、病院の実情に合った受付管理をすることができる。
【0051】
上述した実施例では、繰下値の算出に2次関数を使用したが、繰下値の算出方法は2次関数に限る必要はなく、1次関数やさまざまな関数を組合せても、また実際に一定期間診察待ち人数をコマ番号ごとに計測し蓄積したデータに基づいて算出するようにしてもよい。
【0052】
次に、受付管理システム10で実行するウェブ申込者の呼出処理について説明する。
図9は、受付管理装置100が実行するウェブ申込者の呼出処理手順を示すフローチャートである。
【0053】
送受信部101は、診察終了情報を受信する(ステップS901)。診察終了情報とは、一例として、医師が操作する電子カルテシステムから送信される患者名と診察の終了を示す情報である。
【0054】
送受信部101は、受付情報記憶部110に診察終了情報を格納する(ステップS902)。より具体的には、診察終了情報に含まれる患者名に対応する受付情報の状態を‘終了’とし、受付情報記憶部110に格納する。現在順位算定部105は、受付情報記憶部110に記憶された受付情報をオーダ値でソートして直接申込者およびウェブ申込者それぞれについての現在順位を算出する(ステップS903)。なお、受付情報記憶部110に記憶されている受付情報のうち、状態に‘終了’が格納されている受付情報は除いてソートする。
【0055】
呼出判断部107は、呼出情報記憶部130からウェブ申込者それぞれに記憶された呼出順位を取得する(ステップS904)。呼出判断部107は、ウェブ申込者それぞれの現在順位が呼出順位以下か否かを判断する(ステップS905)。ウェブ申込者の現在順位が呼出順位以下であると判断した場合は(ステップS905:Yes)、送受信部101はウェブ申込者に呼出メールを送信する(ステップS906)。呼出判断部107は、呼出メールを送信したウェブ申込者の受付情報の状態を‘呼出’として受付情報記憶部110に格納する。
【0056】
ウェブ申込者の現在順位が呼出順位を超えると判断した場合は(ステップS905:No)、ステップS907に進む。表示制御部106は、表示部108に現在順位と申込者名と経路を表示する(ステップS907)。
【0057】
申込者を呼び出す方法としては、メールに代えて、またはメールに加えて、インスタントメッセージのほか、ウェブ申込者の保有する情報端末装置300にテキスト、音声、画像、映像を送信できる他の方法を用いてもよい。
【0058】
このように、ウェブ申込者は、予め設定した呼出順位以下まで診察が進んだ時点で呼出されるため、病院の待合室で長時間待つ必要がなくなり、体調の悪化や、風邪やインフルエンザを他の患者から感染することを防ぐことができる。また、待合室に患者が溢れることも防ぐことができる。
【0059】
上述した実施例では、ウェブ申込者のみに呼出メールを送信することとしているが、直接申込者に対しても、呼出順位とメールアドレスを予め登録しておくことによって、呼出メールを送信するようにしてもよい。これにより、インターネットの利用に不慣れな申込者であっても、直接来院して診察を申し込んだ後、自宅で診察を待つことができる。
【0060】
また、上述した実施例では、病院での診察の申込みを一例として説明したが、病院での利用に限る必要はなく、飲食店、美容院、理容店、ネイルサロン、鍼灸院、整体院等のウェブでの申込みと直接来店での申込みを混在して受付ける店舗、施設等で利用することができる。
【0061】
上述した実施例の機能は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれによっても実現することができる。受付管理装置100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を備えた通常のコンピュータであり、ROMやRAMに記憶されたプログラムを動作させることによって、上述した構成や機能を実現する。
【0062】
受付管理装置100で動作するプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納しておき、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供したり、SaaS(Software as a Service)やクラウド環境下で提供してもよい。また、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、DVD等のコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
【0063】
なお、本発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述した実施例に開示されている複数の構成要素は適宜組み合わせてもよく、上述した実施例に示される構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
【解決手段】送受信部101は、ウェブページから入力された申込者名を受信し、繰下値算出部104は、申込者名を受信した時刻に対応するコマ番号に基づいて、ウェブページから申し込んだ申込者の順番を繰下げるために用いる値である繰下値を算出し、現在順位算出部105は、算出された繰下値と受付番号を加算したオーダ値および状態情報に基づいて、申込者それぞれの現在順位を算出する。