(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記機能ウィンドウ枠を新しい場所に表示することは、前記機能ウィンドウ枠を前記複数の第1のユーザ選択可能ボタンの周縁の周りを回転させることを含む、請求項1に記載の方法。
前記機能ウィンドウ枠を前記新しいカーソル位置に隣接して表示することは、前記複数の第1のユーザ選択可能ボタンのうちの少なくとも一部を、前記視覚キーパッド内の新しい場所にシフトすることを含む、請求項3に記載の方法。
前記候補文字列のリストまたはツリーにおける文字列のそれぞれに対する尤度測定基準を計算することは、ユーザ監視情報を含むユーザプロファイルにアクセスすることを含む、請求項9に記載の方法。
前記候補文字列のリストまたはツリーにおける文字列のそれぞれに対する尤度測定基準を計算することは、ユーザのお気に入り情報を含むユーザプロファイルにアクセスすることを含む、請求項9に記載の方法。
前記候補文字列のリストまたはツリーにおける文字列のそれぞれに対する尤度測定基準を計算することは、ユーザのデモグラフィック情報を含むユーザプロファイルにアクセスすることを含む、請求項9に記載の方法。
前記候補文字列のリストまたはツリーにおける文字列のそれぞれに対する尤度測定基準を計算することは、ユーザ監視項目、ユーザのお気に入り項目、およびユーザのデモグラフィック項目を含む複数の項目の加重総和を計算することを含む、請求項9に記載の方法。
前記ユーザナビゲート可能カーソルを、前記視覚キーパッド内の第2の新しいカーソル位置に自動的に移動させることをさらに含み、前記第2の新しいカーソル位置は、前記最も可能性の高い次の文字に対応している、請求項16に記載の方法。
前記制御回路は、前記複数の第1のユーザ選択可能ボタンのうちの少なくとも一部を、前記視覚キーパッド内の新しい場所にシフトするように構成されている、請求項27に記載のシステム。
前記制御回路は、番組スケジュールのデータベースからの情報にアクセスすることによって、前記候補文字列のリストまたはツリーを構築するように構成されている、請求項30に記載のシステム。
前記制御回路は、前記候補文字列のリストまたはツリーにおける文字列のそれぞれに対する尤度測定基準を計算するようにさらに構成されている、請求項30に記載のシステム。
前記制御回路は、ユーザ監視情報を含むユーザプロファイルにアクセスすることによって、前記候補文字列のリストまたはツリーにおける文字列のそれぞれに対する尤度測定基準を計算するように構成されている、請求項33に記載のシステム。
前記制御回路は、ユーザのお気に入り情報を含むユーザプロファイルにアクセスすることによって、前記候補文字列のリストまたはツリーにおける文字列のそれぞれに対する尤度測定基準を計算するように構成されている、請求項33に記載のシステム。
前記制御回路は、ユーザのデモグラフィック情報を含むユーザプロファイルにアクセスすることによって、前記候補文字列のリストまたはツリーにおける文字列のそれぞれに対する尤度測定基準を計算するように構成されている、請求項33に記載のシステム。
前記制御回路は、複数の項目の加重総和を計算することによって、前記候補文字列のリストまたはツリーにおける文字列のそれぞれに対する尤度測定基準を計算するように構成され、前記複数の項目は、ユーザ監視項目、ユーザのお気に入り項目、およびユーザのデモグラフィック項目を含む、請求項33に記載のシステム。
前記ユーザナビゲート可能カーソルを、前記視覚キーパッド内の第2の新しいカーソル位置に自動的に移動させることをさらに含み、前記第2の新しいカーソル位置は、前記最も可能性の高い次の文字に対応する、請求項40に記載のシステム。
前記n−グラムのテーブルは、英語のサブセットに基づいており、前記サブセットは、番組スケジュールのデータベースに含まれる単語のみを含む、請求項40に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0015】
任意の所与のメディア配信システムにおいて、ユーザが利用可能なメディアの量は、膨大となり得る。結果として、多くのユーザは、ユーザがメディアの選択肢を効率的にナビゲートし、所望し得るメディアコンテンツを容易に識別することを可能にする、インターフェースを通したメディアガイダンスの形態を所望している。そのようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイダンスアプリケーションと称されるが、メディアガイダンスアプリケーションまたはガイダンスアプリケーションと称されることもある。
【0016】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器によってアクセス可能な利用可能メディアコンテンツを通したナビゲーションおよび検索を容易にするが、ユーザは、依然として、時として、入力文字、数字、または文字および数字の両方(文字のみまたは数字のみが入力され得る場合でも、集合的に、本明細書では、英数字と称される)を入力し、いくつかのメディアガイダンスアプリケーション機能を行なうことが要求される。
【0017】
英数字入力をサポートするために、視覚キーパッドが、提供され得る。視覚キーパッドは、英数字入力をより効率的かつより煩わしさを解消するように設計された、1つ以上の改善を含み得る。視覚キーパッドは、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって、ユーザに提示され得る。アプリケーションは、ガイダンスを提供するメディアに応じて、種々の形態をとり得る。1つの典型的な種類のメディアガイダンスアプリケーションは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(電子番組ガイドと呼ばれることもある)は、とりわけ、従来のテレビ番組(従来の放送、ケーブル、衛星、インターネットまたは他の手段を介して提供される)、有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムのような)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア、ウェブキャスト等)、および他の種類のメディアまたはビデオコンテンツを含む、多くの種類のメディアコンテンツ間を、ユーザがナビゲートし、それらを検索することを可能にする、周知のガイダンスアプリケーションである。ガイダンスアプリケーションはまた、ユーザに、例えば、ビデオクリップ、記事、広告、チャットセッション、ゲーム等を含む、ビデオコンテンツに関連するコンテンツをナビゲートし、特定可能にする。ガイダンスアプリケーションはまた、ユーザに、マルチメディアコンテンツをナビゲートし、特定可能にする。用語「マルチメディア」とは、本明細書では、テキスト、オーディオ、静止画像、動画、ビデオ、および双方向コンテンツ形態等、少なくとも2つの異なるコンテンツ形態を利用する、メディアならびにコンテンツとして定義される。マルチメディアコンテンツは、コンピュータおよび電子デバイス等の情報コンテンツ処理デバイスによって、記憶および再生、表示またはアクセスされ得るが、また、ライブパーフォーマンスの一部であることも可能である。メディアまたはメディアコンテンツに関連して説明される、本発明の実施形態はまた、ビデオ、オーディオ、および/またはマルチメディア等、他の種類のコンテンツにも適用可能であることを理解されたい。
【0018】
インターネット、モバイルコンピューティング、高速無線ネットワークの登場に伴い、ユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)や、ハンドヘルドコンピュータ、携帯端末(PDA)、携帯電話、または他のモバイルデバイス等の従来はアクセスしなかった他のデバイス上で、メディアにアクセスしている。これらのデバイス上で、ユーザは、テレビを通して利用可能な同じメディア間をナビゲートおよび検索することができる。その結果として、メディアガイダンスは、これらのデバイス上でも必要である。提供されるガイダンスは、テレビのみを通して利用可能メディアコンテンツ、これらのデバイスのうちの1つ以上のみを通して利用可能メディアコンテンツ、またはテレビおよびこれらのデバイスのうちの1つ以上の両方を通して利用可能メディアコンテンツのためのものであり得る。メディアガイダンスアプリケーションは、ハンドヘルドコンピュータ、PDA、携帯電話、または他のモバイルデバイス上で、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上で提供される)、あるいは独立型アプリケーションまたはクライアントとして提供され得る。メディアガイダンスアプリケーションを実装し得る種々のデバイスおよびプラットフォームは、以下により詳細に説明される。
【0019】
メディアガイダンスアプリケーションの機能の1つは、メディアリスト項目およびメディア情報をユーザに提供することである。
図1および2は、メディアガイダンス、特に、メディアリスト項目を提供するために使用され得る、例証的表示画面を示す。
図1および2に示される表示画面は、任意の好適なデバイスまたはプラットフォーム上に実装され得る。
図1および2の表示は、全画面表示として例証されるが、また、表示されるメディアコンテンツ上に完全または部分的にオーバーレイされ得る。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプション(例えば、メニューオプション、リスト項目オプション、アイコン、ハイパーリンク等)を選択することによって、あるいはリモートコントロールまたは他のユーザ入力インターフェースもしくはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押下することによって、メディア情報へのアクセス要望を指示し得る。ユーザの指示に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、グリッド内の時間およびチャンネル別、時間別、チャンネル別、メディアの種類別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または、他の所定の組織化基準、ユーザ定義の組織化基準、あるいは他の組織化基準等のいくつかの方法のうちの1つで組織化されたメディア情報を伴う表示画面を提供し得る。
図5A−5Qおよび6−10に示される視覚キーパッドは、任意のメディアガイダンスアプリケーション表示内に表示され得る。
【0020】
図1は、単一表示内の異なる種類のメディアコンテンツにアクセスすることも可能にする、時間およびチャンネル別に配置された例証的グリッド番組リスト項目表示100を示す。表示100は、(1)各チャンネル/メディア種類識別子(列内のセル)が利用可能な異なるチャンネルまたはメディアの種類を識別する、チャンネル/メディア種類識別子104の列、および(2)各時間識別子(行内のセル)が番組の時間帯を識別する、時間識別子106の行を伴う、グリッド102を含み得る。グリッド102はまた、番組リスト項目108等の番組リスト項目のセルも含み、各リスト項目は、リスト項目の関連チャンネルおよび時間に基づいて提供される、番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスによって、ユーザは、ハイライト領域110を移動することによって、番組リスト項目を選択可能である。ハイライト領域110によって選択される番組リスト項目に関する情報は、番組情報領域112内に提供され得る。領域112は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時間(該当する場合)、番組が放送されるチャンネル(該当する場合)、番組の評価、および他の所望される情報を含み得る。
【0021】
スケジュールに従って提供される線形番組へのアクセスを提供することに加えて、メディアガイダンスアプリケーションはまた、スケジュールに従って提供されない非線形番組へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドメディアコンテンツ(例えば、VOD)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア等)、ローカルに記憶したメディアコンテンツ(例えば、デジタルビデオレコーダ(DVR)、デジタルビデオディスク(DVD)、ビデオカセット、コンパクトディスク(CD)に記憶されたビデオコンテンツ等)、または時間的制約のない他のメディアコンテンツを含む、異なるメディアソースからのコンテンツを含み得る。オンデマンドコンテンツは、映画および特定のメディアプロバイダによって提供されるオリジナルのメディアコンテンツの両方を含み得る(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供するHBO On Demand)。HBO ON DEMANDは、Time Warner Company L.P.他のサービスマークであって、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Inc.の商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャスト等のウェブイベント、あるいはインターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えば、FTP)を通して、ストリーミングメディアまたはダウンロード可能なメディアとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含み得る。
【0022】
グリッド102は、オンデマンドリスト項目114、録画メディアリスト項目116、およびインターネットコンテンツリスト項目118を含む、非線形番組のリスト項目を提供し得る。異なる種類のメディアソースからのコンテンツのためのリスト項目を組み合わせた表示は、「混合メディア」と称される場合がある。表示100とは異なる、表示され得るリスト項目の種類の種々の順列は、ユーザ選択またはガイダンスアプリケーション定義に基づき得る(例えば、録画および放送リスト項目のみの表示、オンデマンドおよび放送のリスト項目のみの表示等)。例証されるように、リスト項目114、116、および118は、これらのリスト項目の選択が、それぞれ、オンデマンドリスト項目、録画リスト項目、またはインターネットリスト項目専用の表示へのアクセスを提供し得ることを示すように、グリッド102内に表示される時間帯全体に及ぶものとして示されている。他の実施形態では、これらのメディアの種類のためのリスト項目は、グリッド102内に直接含まれ得る。追加のリスト項目は、ユーザのナビゲーションアイコン120のうちの1つの選択に応答して、表示され得る(ユーザ入力デバイス上の矢印キーの押下は、ナビゲーションアイコン120の選択と同様に、表示に影響を及ぼし得る)。
【0023】
表示100はまた、ビデオ領域122、広告124、およびオプション領域126を含み得る。ビデオ領域122は、現在利用可能である、今後利用可能となる、または利用可能であった番組を、ユーザに視聴および/またはプレビュー可能にし得る。ビデオ領域122のコンテンツは、グリッド102に表示されるリスト項目のうちの1つに対応するか、またはそれから独立し得る。ビデオ領域を含むグリッド表示は、ピクチャインガイド(PIG)表示と称される場合もある。PIG表示およびそれらの機能は、2003年5月13日発行のSatterfieldらの米国特許第6,564,378号、および2001年5月29日発行のYuenらの米国特許第6,239,794号にさらに詳細に説明されており、参照することによって、全体として本明細書に組み込まれる。PIG表示は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含まれ得る。
【0024】
広告124は、(例えば、購読番組のための)視聴者のアクセス権に応じて、現在視聴が利用可能である、今後視聴が利用可能となり得る、または視聴が利用可能とならないことがあるメディアコンテンツに対する広告を提供し得、グリッド102内のメディアリスト項目のうちの1つ以上に対応しても、または関連しなくてもよい。広告124はまた、グリッド102内に表示されるメディアコンテンツに関連する、または関連しない、製品あるいはサービスに対するものであり得る。広告124は、メディアコンテンツに関するさらなる情報を選択可能かつ提供し、製品またはサービスに関する情報を提供し、メディアコンテンツ、製品、またはサービスの購入を可能にし、広告に関するメディアコンテンツを提供する等であり得る。広告124は、ユーザのプロファイル/選好、監視されたユーザ活動、提供される表示の種類、または他の好適な対象広告ベースに基づいて、対象とされ得る。
【0025】
広告124は、長方形またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイダンスアプリケーション表示内の任意の好適なサイズ、形状、および場所で提供され得る。例えば、広告124は、グリッド102に水平方向に隣接する長方形として提供され得る。これは、パネル広告と称される場合がある。加えて、広告は、メディアコンテンツまたはガイダンスアプリケーション表示上にオーバーレイされ得るか、または表示内に埋め込まれ得る。広告はまた、テキスト、画像、回転画像、ビデオクリップ、または他の種類のメディアコンテンツを含み得る。広告は、ガイダンスアプリケーションを用いて、ユーザ機器内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、遠隔場所(ストリーミングメディアサーバを含む)内、あるいは他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に格納され得る。メディアガイダンスアプリケーションに広告を提供するステップは、例えば、それらの全体で参照することにより本明細書に組み込まれる、2003年1月17日出願のKnudsonらの米国特許出願第10/347,673号、2004年6月29日出願のWard,IIIらの米国特許第6,756,997号、および2002年5月14日出願のScheinらの米国特許第6,388,714号で、さらに詳細に論議されている。広告は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含まれ得ることが理解されるであろう。
【0026】
オプション領域126は、ユーザが、異なる種類のメディアコンテンツ、メディアガイダンスアプリケーション表示、および/またはメディアガイダンスアプリケーション特徴にアクセスすることを可能にし得る。オプション領域126は、ディプレイ100(および本発明の他の表示画面)の一部であり得、あるいは画面上のオプションを選択すること、またはユーザ入力デバイス上の専用または割当可能ボタンを押下することによって、ユーザによって呼び出され得る。オプション領域126内の選択可能オプションは、グリッド102内の番組リスト項目に関連する特徴に関し得、またはメインメニュー表示から利用可能オプションを含み得る。番組リスト項目に関連する特徴は、他の放送時間または番組の受信方法の検索、番組の録画、番組の連続録画の有効化、番組および/またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、あるいは他の特徴を含み得る。メインメニュー表示から利用可能なオプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタルコントロールオプション、種々の種類のリスト項目表示へのアクセス、プレミアムサービスへの加入、ユーザのプロファイルの編集、ブラウザオーバーレイにアクセス、または他のオプションを含み得る。
【0027】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化され得る。個人化されたメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが、メディアガイダンスアプリケーションによって個人化された「経験」を構築するように、表示および特徴をカスタマイズすることを可能にする。本個人化された経験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および/または種々のユーザ選好を決定するようにメディアガイダンスアプリケーションがユーザのアクティビティをモニタすることによって、構築され得る。ユーザは、ログインすることによって、または別様にガイダンスアプリケーションに対して自らを識別することによって、個人化されたガイダンスアプリケーションにアクセスし得る。メディアガイダンスアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って成され得る。カスタマイズは、提示方式(例えば、表示のカラー方式、テキストのフォントサイズ等)、表示されるメディアコンテンツリスト項目の態様(例えば、HDTV番組のみ、お気に入りチャンネル選択に基づいたユーザ指定の放送チャンネル、チャンネルの表示の並び替え、推奨メディアコンテンツ等)、所望の録画特徴(例えば、特定のユーザに対する録画または連続録画、録画の質等)、ペアレンタルコントロール設定、および他の所望のカスタマイズを変動させるステップを含み得る。
【0028】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザがユーザプロファイル情報を提供することを可能にし得、またはユーザプロファイル情報を自動的にコンパイルし得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするメディア、および/またはユーザがガイダンスアプリケーションによって行い得る他の交信を監視し得る。加えて、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルの全体または一部を取得し(例えば、www.tvguide.com等のユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイダンスアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザのハンドヘルドデバイスから等)、および/またはメディアガイダンスアプリケーションがアクセスし得る他のソースから、ユーザに関する情報を取得し得る。結果として、ユーザの異なるデバイスにわたって、統一されたガイダンスアプリケーション経験をユーザに提供することが可能である。本種類のユーザ経験は、
図4に関連して、以下に詳述される。追加の個人化メディアガイダンスアプリケーション特徴は、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第11/179,410号、1999年11月9日出願のBoyerらの米国特許出願第09/437,304号、および2002年2月21日出願のEllisらの米国特許出願第10/105,128号に詳述されており、参照することによって、本明細書に全体として組み込まれる。
【0029】
メディアガイダンスを提供するための別の表示配列は、
図2に示される。ビデオモザイク表示200は、メディアの種類、ジャンル、および/または他の編成基準に基づいて編成されたメディアコンテンツ情報のための選択可能オプション202を含む。表示200では、テレビリスト項目オプション204が選択されているため、放送番組リスト項目として、リスト項目206、208、210、および212を提供している。
図1のリスト項目とは異なり、表示200のリスト項目は、簡単なテキスト(例えば、番組のタイトル)およびメディアを説明するアイコンに限定されない。むしろ、表示200では、リスト項目は、カバーアート、メディアコンテンツからの静止画像、ビデオクリップのプレビュー、メディアコンテンツからのライブビデオ、またはリスト項目によって説明されているメディアコンテンツをユーザに示す他の種類のメディアを含む、グラフィック画像を提供し得る。グラフィックリスト項目のそれぞれはまた、リスト項目と関連するメディアコンテンツに関するさらなる情報を提供するように、テキストを伴い得る。例えば、リスト項目208は、メディア部分214およびテキスト部分216を含む、2つ以上の部分を含み得る。メディア部分214および/またはテキスト部分216は、ビデオを全画面で視聴するように、あるいはメディア部分214に表示されるビデオに関連する番組リスト項目を閲覧するように(例えば、ビデオが表示されるチャンネルのリスト項目を閲覧するように)、選択可能であり得る。
【0030】
表示200のリスト項目は、異なるサイズである(すなわち、リスト項目206は、リスト項目208、210、および212より大きい)が、所望に応じて、全てのリスト項目が同じサイズであり得る。リスト項目は、メディアプロバイダの所望に応じて、またはユーザ選好に基づいて、ユーザに関心の程度を示すように、または、あるコンテンツを強調するように、異なるサイズであるか、またはグラフィックが強調され得る。メディアリスト項目をグラフィック的に強調するための種々のシステムおよび方法は、例えば、2005年12月29日出願のYatesの米国特許出願第11/324,202号に議論されており、参照することによって、全体として本明細書に組み込まれる。
【0031】
ユーザは、そのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上から、メディアコンテンツおよびメディアガイダンスアプリケーション(ならびに上述および後述のその表示画面)にアクセスし得る。
図3は、例証的ユーザ機器デバイス300の汎用実施形態を示す。ユーザ機器デバイスのより具体的実装は、
図4に関連して後述される。ユーザ機器デバイス300は、入力/出力(以下、「I/O」)パス302を介して、メディアコンテンツおよびデータを受信し得る。I/Oパス302は、メディアコンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、および他のビデオまたはオーディオ)およびデータを、処理回路306と、記憶装置308と、を含む、制御回路304に提供し得る。制御回路304は、I/Oパス302を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために使用され得る。I/Oパス302は、制御回路304(および具体的には処理回路306)を1つ以上の通信パス(後述)に接続し得る。I/O機能は、これらの通信パスのうちの1つ以上によって提供され得るが、図面が複雑になり過ぎることを回避するため、
図3では単一パスとして示されている。
【0032】
制御回路304は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能論理デバイス等に基づく処理回路等、任意の好適な処理回路306に基づき得る。いくつかの実施形態では、制御回路304は、メモリ(すなわち、記憶装置308)内に格納されるメディアガイダンスアプリケーションのための命令を実行する。クライアント・サーバに基づく実施形態では、制御回路304は、ガイダンスアプリケーションサーバあるいは他のネットワークまたはサーバと通信するための好適な通信回路を含み得る。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または他の機器との通信用無線モデムを含み得る。そのような通信は、インターネットあるいは任意の他の好適な通信ネットワークまたはパスを伴い得る(
図4に関連してさらに詳細に説明される)。加えて、通信回路は、ユーザ機器デバイスのピアツーピア通信、または相互から遠隔の場所にあるユーザ機器デバイスの通信を可能にする回路を含み得る(以下でさらに詳細に説明される)。
【0033】
メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、または任意の他の好適なメモリ)、ハードドライブ、光学ドライブ、あるいは任意の他の好適な固定または可撤性記憶装置(例えば、DVDレコーダ、CDレコーダ、ビデオカセットレコーダ、または他の好適な録画デバイス)は、制御回路308の一部である記憶装置304として提供され得る。記憶装置308は、上述の種類の記憶装置のうちの1つ以上を含み得る。例えば、ユーザ機器デバイス300は、DVR(パーソナルビデオレコーダまたはPVRと称されることもある)用のハードドライブおよび2次記憶装置としてのDVDレコーダを含み得る。記憶装置308は、番組情報、ガイダンスアプリケーション設定、ユーザ選好またはプロファイル情報、あるいはガイダンスアプリケーションを操作する際に使用される他のデータを含む、本明細書に説明される種々の種類のメディアおよびガイダンスアプリケーションデータを格納するために使用され得る。非揮発性メモリもまた、使用され得る(例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために)。
【0034】
制御回路304は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG−2デコーダまたは他のデジタル復号回路、高解像度チューナ、または任意の他の好適な同調またはビデオ回路等のビデオ生成回路および同調回路、またはそのような回路の組み合わせを含み得る。符号化回路(例えば、記憶のために、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するためのもの)もまた、提供され得る。制御回路304はまた、ユーザ機器300の好ましい出力フォーマットにアップコンバートおよびダウンコンバートするためのスカラー回路を含み得る。回路304はまた、デジタルとアナログ信号との間で変換するためのデジタル/アナログ変換器回路およびアナログ/デジタル変換器回路を含み得る。同調および符号化回路は、メディアコンテンツを受信して表示する、再生する、または録画するために、ユーザ機器によって使用され得る。同調および符号化回路はまた、ガイダンスデータを受信するために使用され得る。例えば、同調、ビデオ生成、符号化、復号、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路を含む、本明細書で説明される回路は、1つ以上の汎用または専門プロセッサ上で稼働するソフトウェアを使用して実装され得る。複数のチューナが、同時同調機能に対処するように提供され得る(例えば、視聴および録画機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、多重チューナ録画機能等)。記憶装置308が、ユーザ機器300とは別のデバイスとして提供される場合、同調および符号化回路(複数のチューナを含む)は、記憶装置308と関連付けられ得る。
【0035】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース310を使用して、制御回路304を制御し得る。ユーザ入力インターフェース310は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェース、または他のユーザ入力インターフェース等、任意の好適なユーザインターフェースであり得る。表示312は、独立型デバイスとして提供されるか、またはユーザ機器デバイス300の他の要素と統合され得る。表示312は、モニタ、テレビ、モバイルデバイス用液晶画面(LCD)、または視覚的画像を表示するための任意の他の好適な機器のうちの1つ以上であり得る。いくつかの実施形態では、表示312は、HDTV対応型であり得る。スピーカ314は、ユーザ機器デバイス300の他の要素との統合として提供され得、または独立型ユニットであり得る。表示312上に表示されるビデオおよび他のメディアコンテンツの音声構成要素は、スピーカ314を通して再生され得る。いくつかの実施形態では、音声は、スピーカ314を介して音声を処理および出力する、受信機(図示せず)に配信され得る。
【0036】
ガイダンスアプリケーションは、任意の好適なアーキテクチャを使用して実装され得る。例えば、ユーザ機器デバイス300上に全体的に実装された独立型アプリケーションであり得る。そのようなアプローチでは、アプリケーションの命令は、ローカルに格納され、アプリケーションによって使用するためのデータは、周期的ベースでダウンロードされる(例えば、テレビチャンネルのVBIから、帯域外フィードから、または別の好適なアプローチを使用して)。別の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアント−サーバベースのアプリケーションである。ユーザ機器デバイス300上に実装されたシックまたはシンクライアントによって使用するためのデータは、ユーザ機器デバイス300から遠隔のサーバに要求を発行することによって、オンデマンドで読み出される。クライアント−サーバベースのガイダンスアプリケーションの一実施例では、制御回路304は、遠隔サーバによって提供されるウェブページを解釈する、ウェブブラウザを起動する。
【0037】
さらに他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、インタープリタまたは仮想マシン(制御回路304によって起動される)によって、ダウンロードされ、解釈または別様に起動される。いくつかの実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、ETV Binary Interchange Format(EBIF)にエンコードされ、好適なフィードの一部として、制御回路304によって受信され、制御回路304上で起動するユーザエージェントによって解釈され得る。例えば、ガイダンスアプリケーションは、EBIFウィジェットであり得る。他の実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、ローカル仮想マシンまたは制御回路304によって実行可能な他の好適なミドルウェアによって受信および起動される、一連のJAVA(登録商標)ベースのファイルによって定義され得る。そのような実施形態のいくつか(例えば、MPEG−2または他のデジタルメディアエンコーディング方式を採用するもの)では、ガイダンスアプリケーションは、例えば、番組のMPEGオーディオおよびビデオパケットを伴う、MPEG−2オブジェクトカルーセルとして、エンコードおよび伝送され得る。
【0038】
図3のユーザ機器デバイス300は、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、または非携帯型ゲーム機等のメディアにアクセスするために好適な任意の他の種類のユーザ機器として、
図4のシステム400に実装することができる。簡単にするために、これらのデバイスを、本明細書では総称して、ユーザ機器またはユーザ機器デバイスと呼び得る。メディアガイダンスアプリケーションが実装されたユーザ機器デバイスは、独立型デバイスとして機能し得、またはデバイスのネットワークの一部であり得る。デバイスの種々のネットワーク構成が実装され得、以下でさらに詳細に論議する。
【0039】
ユーザテレビ機器402は、セットトップボックス、衛星放送用受信機(IRD)、テレビセット、デジタル記憶装置、DVDレコーダ、ビデオカセットレコーダ(VCR)、ローカルメディアサーバ、または他のユーザテレビ機器を含み得る。これらのデバイスのうちの1つ以上は、所望に応じて、単一デバイスとなるように統合され得る。ユーザコンピュータ機器404は、PC、ノートパソコン、タブレット、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンタ、または他のユーザコンピュータ機器を含み得る。WEBTVは、Microsoft Corp.の商標である。無線ユーザ通信デバイス406は、PDA、携帯電話、携帯型ビデオプレーヤ、携帯型音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機、または他の無線デバイスを含み得る。
【0040】
PC、WebTV、および他のユーザ機器デバイスにビデオを統合するためのテレビチューナーカードの出現に伴い、デバイスを上記デバイスの1つとして分類しようとする時に、境界線が不鮮明となっていることに留意されたい。実際、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406のそれぞれは、
図3に関連して上述されるシステム特徴のうちの少なくとも一部を利用しており、結果として、デバイス上で利用可能なメディアコンテンツの種類に関して柔軟性を含み得る。例えば、ユーザテレビ機器402は、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット対応型であり得る一方で、ユーザコンピュータ機器404は、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含み得る。メディアガイダンスアプリケーションはまた、種々の種類のユーザ機器上で同一レイアウトを有し得、またはユーザ機器の表示能力に合わせ得る。例えば、ユーザコンピュータ機器上では、ガイダンスアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供され得る。別の例では、ガイダンスアプリケーションは、無線ユーザ通信デバイス用に縮小され得る。
【0041】
システム400では、典型的には、各種類のユーザ機器デバイスが2つ以上存在するが、図面が複雑になり過ぎないように、それぞれ1つだけが
図4に示されている。加えて、各ユーザは、2つ以上の種類のユーザ機器デバイス(例えば、ユーザはテレビセットおよびコンピュータを有し得る)、およびまた、各種類のユーザ機器デバイスを2つ以上(例えば、ユーザはPDAおよび携帯電話および/または複数のテレビセットを有し得る)利用し得る。
【0042】
ユーザはまた、家庭内デバイスおよび遠隔デバイスにわたって一貫したメディアガイダンスアプリケーション設定を維持するように、種々の設定を設定し得る。設定は、本明細書で説明される設定、ならびに、お気に入りのチャンネルおよび番組、番組を推奨するためにガイダンスアプリケーションが利用する番組選好、表示選好、および他の望ましいガイダンス設定を含む。例えば、ユーザが、職場のパソコンで、例えば、ウェブサイトwww.tvguide.comの上で、チャンネルをお気に入りとして設定した場合、同じチャンネルが、ユーザの家庭内デバイス(例えば、ユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器)、ならびに必要であれば、ユーザのモバイルデバイス上でお気に入りとして表示される。したがって、同じまたは異なる種類のユーザ機器デバイスであるかどうかにかかわらず、1つのユーザ機器デバイス上で行われる変更は、別のユーザ機器デバイス上のガイダンス体験を変更することができる。さらに、行われる変更は、ユーザによる設定入力、ならびにガイダンスアプリケーションによってモニタされたユーザアクティビティに基づき得る。
【0043】
ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク414に連結され得る。すなわち、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406は、それぞれ、通信パス408、410、および412を介して、通信ネットワーク414に連結される。通信ネットワーク414は、インターネット、携帯電話ネットワーク、モバイルデバイス(例えば、Blackberry)ネットワーク、ケーブルネットワーク、公衆交換回線ネットワーク、または他の種類の通信ネットワーク、あるいは通信ネットワークの組み合わせを含む、1つ以上のネットワークであり得る。BLACKBERRYは、Research In Motion Limited Corp.のサービスマークである。パス408、410、および412は、別個または一緒に、衛星パス、光ファイバパス、ケーブルパス、インターネット通信をサポートするパス(例えば、IPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他の無線信号用)、あるいは任意の他の好適な有線または無線通信パス、もしくはそのようなパスの組み合わせ等、1つ以上の通信パスを含み得る。パス412は、
図4に示された例示的実施形態において、無線パスであることを示すように破線で描かれ、パス408および410は、有線パスであることを示すように実線で描かれている(しかし、これらのパスは、所望に応じて、無線パスであり得る)。ユーザ機器デバイスとの通信は、これらの通信パスのうちの1つ以上によって提供され得るが、
図4では、図面が複雑になり過ぎないように、単一パスとして示されている。
【0044】
通信パスは、ユーザ機器デバイスの間には描かれていないが、これらのデバイスは、パス408、410、および412に関連して上記で説明されるもの等の通信パスを介して、ならびに、USBケーブル、IEEE1394ケーブル、無線パス(例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、IEEE802−11x等)のような短距離ポイントツーポイント通信パス、または有線または無線パスを介した他の短距離通信を介して、相互に直接通信し得る。BLUETOOTHは、Bluetooth SIG, INC.の認証マークである。ユーザ機器デバイスはまた、通信ネットワーク414を介した間接的パスを通して、直接相互に通信し得る。
【0045】
システム400は、それぞれ、通信パス420および422を介して通信ネットワーク414に連結される、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418を含む。パス420および422は、パス408、410、および412と関連して上述の通信パスのいずれかを含み得る。メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418との通信は、1つ以上の通信パスを介して交換され得るが、図面が複雑になり過ぎないように、
図4では、単一パスとして示される。加えて、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418のそれぞれが2つ以上あり得るが、
図4では、図面が複雑になり過ぎないように、それぞれ1つだけが示されている(これらのソースのそれぞれの異なる種類を以下で論議する)。所望に応じて、メディアコンテンツソース416およびメディアガイダンスデータソース418は、1つのソースデバイスとして統合され得る。ソース416および418と、ユーザ機器デバイス402、404、および406との間の通信は、通信ネットワーク414を介するものとして示されているが、いくつかの実施形態では、ソース416および418は、パス408、410、および412に関連して上述のもの等の通信パス(図示せず)を介して、ユーザ機器デバイス402、404、および406と直接通信し得る。
【0046】
メディアコンテンツソース416は、テレビ配信施設、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバおよび他のメディアコンテンツプロバイダを含む、1つ以上の種類のメディア配信機器を含み得る。NBCは、National Broadcasting Company, Inc.の商標であって、ABCは、ABC, INC.の商標であって、HBOは、Home Box Office, Inc.の商標である。メディアコンテンツソース416は、メディアコンテンツの発信元であり得(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)、またはメディアコンテンツの発信元でなくてもよい(例えば、オンデマンドメディアコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のビデオコンテンツのインターネットプロバイダ等)。メディアコンテンツソース416は、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、または他のメディアコンテンツプロバイダを含み得る。メディアコンテンツソース416は、ユーザ機器デバイスのうちのいずれかからの遠隔場所にある、異なる種類のメディアコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を記憶するために使用される、遠隔メディアサーバを含み得る。メディアコンテンツの遠隔記憶のため、および遠隔に格納されたメディアコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は、1999年6月11日出願のEllisらの米国特許出願第09/332,244号に関連して、さらに詳細に議論されており、参照することによって、全体として本明細書に組み込まれる。
【0047】
メディアガイダンスデータソース418は、メディアリスト項目、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャンネル、メディアのタイトル、メディア内容、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送会社またはプロバイダのロゴのロゴデータ等)、メディア形式(例えば、標準解像度、高解像度等)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等)、オンデマンド情報、および、ユーザが所望のメディア選択をナビゲートおよび検索するために役立つ、任意の他の種類のガイダンスデータ等のメディアガイダンスデータを提供し得る。
【0048】
メディアガイダンスアプリケーションデータは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザ機器デバイスに提供され得る。いくつかの実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、データフィード(例えば、連続フィード、トリクルフィード、またはチャンネルの垂直帰線消去間隔内のデータ)を介して番組ガイドデータを受信する、独立型双方向テレビ番組ガイドであり得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、テレビチャンネルのサイドバンド上で、テレビチャンネルの垂直帰線消去間隔内で、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上でユーザ機器に提供され得る。番組スケジュールデータおよび他のガイダンスデータは、任意の好適な頻度で(例えば、連続、毎日、ユーザ指定の期間、システム指定の期間、ユーザ機器からの要求に応じて、等)ユーザ機器に提供され得る。いくつかのアプローチでは、メディアガイダンスデータソース418からのガイダンスデータは、クライアントサーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供され得る。例えば、ユーザの機器上に存在するガイダンスアプリケーションクライアントは、必要な時にガイダンスデータを取得するように、ソース418とのセッションを開始し得る。メディアガイダンスデータソース418は、ユーザ機器デバイス402、404、および406に、メディアガイダンスアプリケーション自体、またはメディアガイダンスアプリケーションのソフトウェア更新を提供し得る。
【0049】
メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器デバイス上に実装された独立型アプリケーションであり得る。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントのみがユーザ機器デバイス上に常駐する、クライアントサーバアプリケーションであり得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、部分的にユーザ機器デバイス300の制御回路304上のクライアントアプリケーションとして、および部分的にリモートサーバ上のサーバアプリケーションとして(例えば、メディアガイダンスデータソース418)、実装され得る。ガイダンスアプリケーション表示は、メディアガイダンスデータソース418によって生成され、ユーザ機器デバイスに伝送され得る。メディアガイダンスデータソース418はまた、ユーザ機器上での記憶のためにデータを伝送し得、次いで、ユーザ機器は、制御回路によって処理される命令に基づいて、ガイダンスアプリケーション表示を生成する。
【0050】
メディアガイダンスシステム400は、いくつかのアプローチ、またはネットワーク構成を例証することを目的としており、これによって、ユーザ機器デバイスならびにメディアコンテンツおよびガイダンスデータのソースは、メディアにアクセスし、メディアガイダンスを提供する目的で、相互に通信し得る。本発明は、これらのアプローチのいずれか1つまたは一部において、またはメディアを配信し、メディアガイダンスを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて、適用され得る。以下の3つのアプローチは、
図4の汎用実施例の具体的例証を提供する。
【0051】
アプローチのうちの1つでは、ユーザ機器デバイスは、ホームネットワーク内で相互に通信し得る。ユーザ機器デバイスは、上述の短距離のポイントツーポイント通信方式を介して、ホームネットワーク上に提供されるハブまたは他の類似デバイスを通した間接パスを介して、あるいは通信ネットワーク414を介して、直接相互に通信することが可能である。単一家庭内の複数の個人がそれぞれ、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器デバイスを操作し得る結果として、種々のメディアガイダンス情報または設定が、異なるユーザ機器デバイス間で伝達されることが望ましいことがある。例えば、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第11/179,410号でさらに詳細に説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器デバイス上で一貫したメディアガイダンスアプリケーション設定をユーザが維持することが望ましいことがある。ホームネットワーク内の異なる種類のユーザ機器デバイスはまた、メディアコンテンツを相互に通信し得る。例えば、ユーザは、ユーザコンピュータ機器から携帯型ビデオプレーヤまたは携帯型音楽プレーヤにメディアコンテンツを伝送し得る。
【0052】
第2のアプローチでは、ユーザは、複数の種類のユーザ機器を有し得、これによって、メディアコンテンツにアクセスしてメディアガイダンスを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスされる、ホームネットワークを有し得る。ユーザは、遠隔デバイス上に実装されたメディアガイダンスアプリケーションを介して、家庭内デバイスを制御し得る。例えば、ユーザは、職場のパーソナルコンピュータ、あるいはPDAまたはウェブ対応携帯電話等のモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスし得る。ユーザは、オンラインガイダンスアプリケーション上で種々の設定(例えば、録画、リマインダ、または他の設定)を設定して、ユーザの家庭内機器を制御し得る。オンラインガイドは、ユーザの家庭内機器上のメディアガイダンスアプリケーションと直接通信することによって、ユーザの機器を制御し得る。ユーザ機器デバイスが相互から遠隔の場所にある、ユーザ機器デバイスの通信のための種々のシステムおよび方法は、例えば、2004年8月26日出願のEllisらの米国特許出願第10/927,814号に議論されており、参照することによって、全体として本明細書に組み込まれる。
【0053】
第3のアプローチでは、家庭の内外のユーザ機器デバイスは、メディアコンテンツソース416と直接通信してメディアコンテンツにアクセスするために、メディアガイダンスアプリケーションを使用可能である。具体的には、家庭内では、ユーザテレビ機器404およびユーザコンピュータ機器406のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションにアクセスし、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび検索し得る。ユーザはまた、無線ユーザ通信デバイス406を使用して、家庭外のメディアガイダンスアプリケーションにアクセスし、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび検索し得る。
【0054】
メディアコンテンツの論議は、ビデオコンテンツを中心としているが、メディアガイダンスの原則は、音楽や画像等の他の種類のメディアコンテンツに適用可能であることが理解されるであろう。
【0055】
図5Aは、視覚キーパッド500を示す。視覚キーパッド500は、グリッドフォーマットとして、ユーザ選択可能文字AからZを含む。ユーザは、カーソル504をグリッド内の任意の文字にナビゲートし、入力のために、その文字を選択し得る。視覚キーパッド500はまた、非英数字機能ウィンドウ枠502を含む。非英数字機能ウィンドウ枠502は、少なくとも1つの非英数字または機能ボタンを含む。ユーザはまた、カーソル504を非英数字機能ウィンドウ枠502内の任意のボタンにナビゲートし得る。
図5Aの実施例では、非英数字機能ウィンドウ枠502は、現在の入力文字列を消去するためのボタン、現在の入力文字列内の最後の文字を消去する(すなわち、戻る)ためのボタン、スペースを入力するためのボタン、ならびに数字、記号、および句読点文字にアクセスするためのボタンを含む。他の実施形態では、非英数字機能ウィンドウ枠502は、より多いまたはより少ないボタンを含み得る。非英数字機能ウィンドウ枠502はまた、機能(例えば、高度編集インターフェースにアクセスするためのボタン、視覚キーパッド500の表示場所またはサイズを変更するためのボタン、あるいは自動文字列完成、自動次文字選択、または自動文字消去等の1つ以上の高度ユーザ入力特徴のトグルをオンおよびオフにするためのボタン)を実行する、1つ以上のボタンを含み得る。
【0056】
視覚キーパッド500は、
図5Aの実施例では、長方形グリッドとして示されるが、本明細書に説明される視覚キーパッドの形状、サイズ、および文字レイアウトは、他の実施形態では、異なり得る。例えば、キーパッドは、文字ボタンの正方形あるいは単一行または列であり得る。ボタンは、正方形である、あるいは任意のサイズまたは形状のユーザ選択可能グラフィックアイコンの形態をとり得る。加えて、アルファベット順で、
図5Aの例示的キーパッドレイアウトには示されるが、他のレイアウトおよび文字順が、他の実施形態では、使用され得る。例えば、QWERTYキーボードレイアウトが使用され得、またはレイアウトは、以下の
図8に関連して詳述されるように、次の潜在的文字入力の頻度分析に基づき得る。例えば、レイアウトは、少なくとも部分的に、入力される次文字の尤度に基づいて、動的に変更され得る。入力文字列内の次文字入力となる可能性が高い文字は、入力文字列内の次文字入力となる可能性が低い文字より、現在のカーソル位置の近くに表示され得る。
【0057】
図5Aに示されるように、視覚キーパッド500は、最初は、デフォルト位置内にカーソル504を伴って、表示され得る。デフォルト位置は、いくつかの実施形態では、文字「M」上の視覚キーパッド500内の中心に置かれ得る。非英数字機能ウィンドウ枠502は、A−Zアルファベットキーブロックの周縁の周囲に表示され得る。非英数字機能ウィンドウ枠502は、
図5Aの実施例では、アルファベットブロックの右側に示されるが、非英数字機能ウィンドウ枠502は、他の実施形態では、アルファベットブロックの左側、上部、または下部に表示され得る。
【0058】
図5Aでは、ユーザは、3つのカーソル位置移動を伴って、現在のカーソル位置から、非英数字機能ウィンドウ枠502に到達し得ることに留意されたい。典型的使用シナリオでは、ユーザは、カーソル504を非英数字機能ウィンドウ枠502内の「スペース」ボタンに移動させるために、ユーザ入力デバイス(例えば、ユーザ入力インターフェース310(
図3))上の右方向キーまたは矢印を3回押下するであろう。以下に詳述されるように、カーソル504が、視覚キーパッド500内で移動されるのに伴って、非英数字機能ウィンドウ枠502は、A−Zアルファベットブロックの一部または全部の周囲を周回または回転し得る。これによって、非英数字機能ウィンドウ枠502が、現在のカーソル位置から最も少なく離れたカーソル位置にある場所に再表示可能となる。
【0059】
図5Bは、視覚キーパッド510を示す。
図5Bでは、ユーザは、アルファベットブロックの左上角にある文字「A」に移動させている。カーソルをその位置に移動させることに応じて、非英数字機能ウィンドウ枠502は、現在のカーソル位置に隣接して再表示され得る。したがって、非英数字機能ウィンドウ枠502は、現在のカーソル位置から1つだけ離れたカーソル位置にある。ユーザは、ユーザ入力デバイス(例えば、ユーザ入力インターフェース310(
図3))上の左方向キーまたは矢印を1回押下し、非英数字機能ウィンドウ枠502にアクセスし得る。
【0060】
上述のように、非英数字機能ウィンドウ枠502は、現在のカーソル位置に対して、常時、最も近い位置にあるように、表示され得る。時として、現在のカーソル位置から等距離の2つ以上の位置が存在し得る。これらの場合、いくつかの実施形態では、非英数字機能ウィンドウ枠502は、等距離位置のいずれかに表示され得る。加えて、非英数字機能ウィンドウ枠502は、2つ以上のボタンまたはキーを含む場合、非英数字機能ウィンドウ枠502内で最も頻繁に使用されるボタンまたはキーの場所が、ウィンドウ枠の位置を決定する時に使用され得る。例えば、「戻る」ボタンが、非英数字機能ウィンドウ枠502内で最も頻繁に使用されるボタンであり得る(例えば、ユーザ活動監視に基づいて)。したがって、戻るボタンの位置が、非英数字機能ウィンドウ枠502と現在のカーソル位置との間の距離を決定する時に使用され得る。
【0061】
いくつかの実施形態では、非英数字機能ウィンドウ枠502は、A−Zアルファベットブロックの一部または全部の周囲を周回あるいは回転する、切り離されたフレーム、ウィンドウ、またはウィンドウ枠の形態をとる。切り離されたフレーム、ウィンドウ、またはウィンドウ枠として、ユーザはまた、非英数字機能ウィンドウ枠502を画面上の任意の所望の場所にドラッグし得る。他の実施形態では、非英数字機能ウィンドウ枠502は、マークアップ(例えば、HTML)またはウェブスクリプト言語を使用して実装されたスライドフレームの形態をとる。例えば、視覚キーパッドおよび非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウェブページおよびJava(登録商標)プログラミング言語を使用して実装され得る。
【0062】
図5Cは、アルファベットブロックの上の行内の文字「B」にカーソルを伴う、キーパッド520を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
図5Dは、アルファベットブロックの上の行内の文字「C」にカーソルを伴う、キーパッド530を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
図5Eは、アルファベットブロックの上の行内の文字「D」にカーソルを伴う、キーパッド540を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
【0063】
図5Fは、アルファベットブロックの上の行内の文字「E」にカーソルを伴う、キーパッド550を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
図5Gは、アルファベットブロックの右列の文字「J」にカーソルを伴う、キーパッド560を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
図5Hは、アルファベットブロックの右列の文字「O」にカーソルを伴う、キーパッド570を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
【0064】
図5Iは、アルファベットブロックの右列の文字「T」にカーソルを伴う、キーパッド580を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
図5Jは、アルファベットブロックの右列の文字「Y」にカーソルを伴う、キーパッド590を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
図5Kは、アルファベットブロックの下の行の文字「X」にカーソルを伴う、キーパッド600を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
【0065】
図5Lは、アルファベットブロックの下の行の文字「W」にカーソルを伴う、キーパッド610を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
図5Mは、アルファベットブロックの下の行の文字「V」にカーソルを伴う、キーパッド610を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
図5Nは、アルファベットブロックの下の行の文字「U」にカーソルを伴う、キーパッド620を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
【0066】
図5Oは、アルファベットブロックの左列の文字「P」にカーソルを伴う、キーパッド630を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
図5Pは、アルファベットブロックの左列の文字「K」にカーソルを伴う、キーパッド640を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
図5Qは、アルファベットブロックの左列の文字「F」にカーソルを伴う、キーパッド650を示す。非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、周回または回転する。
【0067】
図5A−5Qに示され、上述のように、非英数字機能ウィンドウ枠502は、ウィンドウ枠が現在のカーソル位置に隣接するように、コアA−Zアルファベットブロックの一部または全部の周囲を回転あるいは周回し得る。カーソルが、現在、アルファベットブロックの外周の内側の文字の周囲に位置付けられている場合(例えば、
図5A−5Qに示される実施例では、文字G、H、I、L、M、N、Q、R、およびS)、非英数字機能ウィンドウ枠502は、非英数字機能ウィンドウ枠502に到達するためのカーソル位置の数が最小限となるように、表示され得る。本機能によって、非英数字機能ウィンドウ枠502内のボタンまたは複数のボタンが、現在のカーソル位置により接近し、故に、ユーザ入力デバイス(例えば、ユーザ入力インターフェース310(
図3))を使用して、到達するためのボタン押下がより少なくなるため、より効率的ユーザ入力が可能となる。
【0068】
非英数字機能ウィンドウ枠502は、描写される実施形態では、3つのボタンを含むが、非英数字機能ウィンドウ枠502は、いくつかの実施形態では、単一ボタンまたはキーを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、「戻る」ボタンのみ、非英数字機能ウィンドウ枠502内に含まれ得る。カーソルが、視覚キーパッド内で移動されるのに伴って、そのボタンのみ、アルファベットブロックの周囲を回転または周回し得る。任意の他の非英数字または機能キーは、静的に表示され得る。
【0069】
加えて、または代替として、1つ以上の非英数字または機能キーはまた、コアアルファベットキーブロック内に表示され得る。これは、「戻る」ボタン662が、現在のカーソル位置に隣接して表示される、
図6に示される。カーソルが、キーパッド660内を移動されるのに伴って、ボタン662は、ボタン662が、常時、カーソルに隣接するように、現在のカーソル位置に追従し得る。このように、ユーザは、より少ないボタン押下またはキーストロークを伴って、ボタン662にアクセスし得る。ボタン662は、
図6の実施例では、現在のカーソル位置の下に表出するが、また、他の実施形態では、現在のカーソル位置の上、左、または右に表示され得る。アルファベットブロックは、A−Zアルファベット順構造を維持しながら、ボタン662が、現在のカーソル位置に隣接して表示されるように、調節またはシフトされ得る。非英数字ボタン664は、ボタン662に伴って移動し得、または静的に表示され得る。
【0070】
図7は、1つ以上の無効化されたボタンを伴う、視覚キーパッド700を示す。ユーザが、入力のために、キーパッド700内の文字(例えば、文字「H」に対応するボタン702)を選択後、可能性として、ユーザ入力文字列内の次文字になり得ない文字に対応するボタンは、無効化、グレー化、消去、または別様に、有効に、ユーザ入力文字列内の次文字となり得る文字に対応するボタンから視覚的に区別され得る。例えば、ボタン704(文字「A」に対応する)は、ユーザが、例えば、番組シリーズのタイトルのいくつかの部分とマッチするため、文字「H」を入力後、有効化され得る。ボタン706(文字「K」に対応する)は、文字「K」が、ユーザ入力文字列内の有効次文字となり得ないため、視覚キーパッド700内において、無効化、グレー化、消去、または別様に視覚的に区別され得る。候補文字列のリストまたはツリー(または、任意の他の好適なデータ構造)は、ユーザ機器上のメモリ内に維持され得る。いくつかの実施形態では、有効候補文字列集合は、少なくとも部分的に、番組スケジュールデータベース内の番組スケジュール情報に基づき得る。例えば、ユーザが、番組タイトルを入力している場合、リストまたはツリー内の有効候補文字列集合は、番組スケジュールデータベース内に含まれる、全番組タイトル(加えて、随意に、ローカルまたはネットワーク記録デバイス、アクセス可能なオンデマンド、またはペイ・パー・ビューサービスに記録された番組に対するタイトル)を含み得る。
【0071】
図8は、1つ以上の無効化されたボタンが、キーパッドから実際に消去された、視覚キーパッド800を示す。例えば、視覚キーパッド700(
図7)内の無効化されたボタンは、キーパッド800の表面積を縮小し、ナビゲーションおよびユーザ選択を簡素化するために、キーパッドから消去され得る。視覚キーパッド800はまた、視覚キーパッド700(
図7)内の曖昧性を低減させるのに有用である。例えば、ユーザが、カーソルがボタン702(
図7)上にある間、上方向キーまたは矢印を押下する場合、どの有効化ボタンに、カーソルが移動するか(例えば、文字「A」に対応するボタンまたは文字「E」に対応するボタンのいずれか)が、ユーザには明白でないことがある。実際に、無効化されたボタンを消去し、キーパッドを再描写することによって、そのような曖昧性は、回避され得る。視覚キーパッド800は、現在の入力文字列内に、有効次文字または複数の文字のみ含むように、各文字選択後、再描写され得る。したがって、キーパッド800は、各文字入力後、より多いまたはより少ない数のボタンを伴って、再表示され得る。A−Zアルファベット順レイアウトは、維持され得る。
【0072】
無効化された文字に対応するボタンは、消去され得るため、視覚キーパッド800はまた、ユーザが、有効候補文字列に対応しない文字列を入力し得るように、キーパッドを完全形態(すなわち、全文字A−Zを含む)に回復するための特殊機能ボタンを含み得る。このように、ユーザは、依然として、(例えば、ローカルまたはネットワーク記録デバイス、あるいはオンデマンドまたはペイ・パー・ビューサービスを介して利用可能である)番組スケジュールデータベースまたは候補文字列ツリー内に含まれないことがある文字列を入力し得る。
【0073】
キーパッド800は、残りのキーのアルファベット順を維持し得るが、いくつかの実施形態では、レイアウトは、少なくとも部分的に、算出されたキーパッド内の残りの文字の尤度測定基準に基づく。例えば、より高い尤度測定基準を伴う文字に対応するボタンは、現在のカーソル位置に隣接して表示され得る一方、より低い尤度測定基準を伴う文字に対応するボタンは、現在のカーソル位置からより遠くに表示され得る。いくつかの実施形態では、文字の尤度測定基準は、次の入力文字として、その文字を使用する有効候補文字列の数に比例する。他の実施形態では、以下に詳述されるように、文字の尤度測定基準は、加えて、または代替として、ユーザ監視およびユーザプロファイル情報に基づき得る。このように、より可能性が高い次文字に対応するボタンは、アルファベット内でどれくらいその文字が現在の文字入力に近いかにかかわらず、現在のカーソル位置からより少ないカーソル位置にあり得る。キーパッド800は、各文字入力後、文字レイアウトを調節するように、動的に再表示または再描写され得る。
【0074】
図9は、視覚キーパッドと候補文字列表示ペア900を示す。視覚キーパッド902は、無効化されたボタンが消去されたキーパッド800を含む、本明細書に説明される、任意の視覚キーパッドを含み得る。ユーザが、入力文字列のより多くの文字を入力するのに伴って(フィールド906内に表示され得る)、候補文字列は、双方向候補文字列リスト項目904内に、同時に表示され得る。いくつかの実施形態では、リスト項目904は、ジャンル(例えば、スポーツ、映画、ホームコメディ)またはソースの種類(例えば、放送、PVR、VOD、デジタル音楽、およびインターネットリソース)別にカテゴリ化され得る。各カテゴリ下、マッチする結果文字列が、表示され得る。ユーザは、キーパッド902からリスト項目904にカーソルをナビゲートし、リスト項目904内に表示される任意の文字列を選択し得る。候補文字列を選択後、文字列は、ユーザの入力文字列として、自動的に入力され得る。単一候補文字列のみ、ツリー内に残る時、その文字列は、いくつかの実施形態では、ユーザのために、自動的に入力され得る。
【0075】
いくつかの実施形態では、リスト項目904内に表示される(およびキーパッド文字消去のために使用される)候補文字列は、ユーザプロファイル情報を使用して格付けされ得る。例えば、ユーザの最も頻繁に視聴されたチャンネル、番組、およびジャンルが、メディアガイダンスアプリケーションによって監視され、ユーザプロファイルに保存され得る。実際の文字列がユーザによって入力される尤度が低い候補文字列(例えば、少なくとも部分的に、ユーザ監視、ユーザプロファイル情報、または両方に基づいて)は、自動文字列完成ツリーから消去され得る。いくつかの実施形態では、文字列完成ツリーからの消去は、次の入力文字となる可能性が低い(しかしながら、依然として、潜在的有効文字列とマッチする)文字に対応するボタンを伴わずに再表示される視覚キーパッド(例えば、
図8のキーパッド800)をもたらす。加えて、いくつかの実施形態では、リスト項目904は、実際の文字列がユーザによって入力される尤度が低い候補文字列(再度、例えば、少なくとも部分的に、ユーザ監視およびユーザプロファイル情報に基づく)を表示しないことがある。そのような低尤度文字列または複数の文字列をリスト項目904に復元するため、およびそれらの文字列内の次文字をキーパッド800(
図8)に復元するためのユーザ選択可能オプションが、リスト項目904またはキーパッド800(
図8)と同時に表示され得る。
【0076】
図10は、自動次文字選択サポートを伴う、視覚キーパッド1000を示す。頻度分析エンジンは、入力文字列における全ての可能性のある文字の組み合わせの頻度を出力し得る。1つ以上のバイグラムテーブル(またはより一般的には、n−グラムテーブル)がまた、いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイス上に格納され得る。バイグラム(またはn−グラム)テーブルは、英語または英語のいくつかの部分集合に基づき得る。例えば、いくつかの実施形態では、バイグラム(またはn−グラム)テーブルを構築するために使用される英語の部分集合は、番組スケジュールデータベース内に含まれる単語(および随意に、名称)のみを含み得る。このように、番組スケジュールデータベース内の番組タイトルおよび番組説明に表出する一般の複数の文字の組み合わせのみ、バイグラム(またはn−グラム)テーブル内に含まれ得る。
【0077】
バイグラムおよび他の一般の複数の文字の組み合わせは、正確な完成の尤度が、いくつかの閾値尤度値を超えると、自動的に完成され得る。正確な完成の尤度は、加えて、少なくとも部分的に、依然として、候補結果文字列のツリー内に残る文字列に基づいて、決定され得る。尤度は、加えて、上述のように、候補文字列格付けに関して、ユーザ監視およびユーザプロファイル情報に基づき得る。頻度分析およびユーザプロファイル/ユーザ監視の両方が、正確な完成の尤度を決定するために使用される場合、これらの2つの項目のそれぞれは、ユーザ構成可能な重みが割り当てられ得る。次いで、総合的尤度測定基準が、2つの重み付けされた項目の和として、各潜在的次文字または文字列完成に対して算出され得る。総合的尤度測定基準が、いくつかの所定の値を超えると、測定基準と関連付けられた次文字または文字列完成は、ユーザのために、自動的に入力され得る。このように、ユーザ文字列入力が、予測され、入力効率を増加させ、文字列を入力するために要求される、ボタン押下の数を減少させ得る。
【0078】
いくつかの実施形態では、その尤度に基づいて、ユーザのために、次文字または複数の文字を完成する自動的入力または自動的完成の代わりに、あるいはそれに加えて、ユーザのために、次文字を自動的に選択および入力することなく、カーソル位置が、文字列内の最も可能性の高い次文字に自動的に移動され得る。次いで、ユーザは、自動カーソル移動によって識別された文字を入力するかどうかを決定し得る。本アプローチもまた、ユーザが、カーソルを可能性のある次文字に手動で移動させる必要がないため、入力効率を増加させる。視覚キーパッド1000に示されるように、ユーザが、入力のために、文字「H」に対応するボタンを選択後、カーソルは、次文字入力のために、文字「E」に対応するボタン1004に自動的に移動される。文字「E」は、例えば、頻度分析、n−グラムテーブル、ユーザ監視、ユーザプロファイル情報、または上述の任意の組み合わせに基づいて、最も可能性の高い次文字入力であり得る。
【0079】
いくつかの実施形態では、他のボタンもまた、視覚キーパッド1000内で視覚的に区別され得る。例えば、最も可能性の高い次文字への自動カーソル移動に加え、次の最高尤度値(最も可能性の高い次文字の後)を伴う、N個の文字が、キーパッド1000内で視覚的に区別され得る(Nは、任意の正数である)。例えば、ボタン1004は、最も可能性の高い次文字に対応し得、ボタン1002は、次の最も可能性の高い次文字に対応し得る。ボタン1004は、自動的に事前選択され得る(またはカーソルは、ボタン1004に自動的に移動され得る)一方、ボタン1002は、視覚的に区別される。例えば、ボタン1002は、異なるフォント色、異なるフォントサイズ、または異なるフォントスタイル(例えば、太字またはイタリック)で表示され得る。
【0080】
2つ以上の文字が、視覚的に区別されるべき場合、色のグラデーション(例えば、暗色から明色)またはフォントサイズ(例えば、大文字から小文字)が使用され得る。例えば、
図10に関連して、文字「E」が、「H」後の最も可能性の高い次文字であって、文字「A」、「I」、「O」、および「U」が、次の最も可能性の高い次文字(その順番で)である場合、文字「E」は、最大フォント(または最暗色)で表示され得、文字「A」、「I」、「O」、および「U」は、徐々に減少するフォントサイズ(または徐々に明色)で表示され得る。いくつかの実施形態では、フォントサイズまたは色の変化の代わりに、またはそれに加えて、ボタン自体が、修正または視覚的に区別される。例えば、ボタン自体のサイズは、少なくとも部分的に、ボタンに対応する文字のために算出された尤度測定基準に基づき得る。より高い尤度測定基準を伴う文字に対応するボタンは、より低い尤度測定基準を伴う文字に対応するボタンより大きく表示され得る。
【0081】
図6、7、8、9、および10に関連して上述の特徴のいずれも、
図5A−5Qのフローティング非英数字機能ウィンドウ枠と組み合わせられ得る。加えて、自動文字列完成、自動次文字選択、および自動文字消去等の高度ユーザ入力特徴は、単一視覚キーパッド内で本明細書に説明される(および
図5A−5Qのフローティング非英数字機能ウィンドウ枠を伴う)他の特徴と組み合わせられ得る。ユーザ選択可能オプションがまた、フローティング非英数字機能ウィンドウ枠および高度ユーザ入力特徴のトグルをオンならびにオフにするように表示され、カスタムレベルの高度入力を伴う、ユーザ構成可能な視覚キーパッドをもたらし得る。
【0082】
図11および12は、本明細書に説明される視覚キーパッドをサポートするための例証的プロセスを示す。
図11は、非英数字ウィンドウ枠またはパネルの回転あるいは周回を表示するための例証的プロセス1100を示す。ステップ1102では、メディアガイダンスアプリケーション機能を行なうためのユーザ要求が、受信される。例えば、ユーザは、ボタンを押下する、またはユーザ入力インターフェース310(
図3)を使用して、画面上オプションを選択し得る。メディアガイダンスアプリケーション機能は、例えば、タイトル、著者、俳優、監督、ジャンル、番組の種類、または任意の他の好適な特性によって、特定のアセットを検索するステップを含み得る。ステップ1104では、要求された機能が、いくつかの英数字入力を要求するかどうかの決定を行ない得る。例えば、制御回路304(
図3)は、要求された機能が、ユーザからの番組タイトルの入力を要求することを決定し得る。英数字入力が、ステップ1104で要求されない場合、プロセス1100は、ステップ1102に戻り得る。
【0083】
英数字入力が、ステップ1104で要求される場合、視覚キーパッドは、非英数字パネルとともに表示され得る。例えば、キーパッド500(
図5A)、キーパッド660(
図6)、キーパッド700(
図7)、キーパッド800(
図8)、キーパッドおよび候補文字列表示ペア900(
図9)、またはキーパッド1000(
図10)が、ステップ1106で表示され得る。上述のように、表示されたキーパッドは、キーパッド内のボタンを選択するために使用される、カーソル(例えば、
図5Aのカーソル504)とともに表示され得る。カーソルは、最初は、デフォルト場所、例えば、キーパッドの中心に表示され得る。
【0084】
ステップ1108では、カーソルが、デフォルト表示位置から移動されたかどうか決定が行なわれ得る。例えば、制御回路304(
図3)は、いくつかのユーザ命令が、ユーザ入力インターフェース310(
図3)を使用して始動されたかどうか決定し得る。ユーザ命令は、いくつかの実施形態では、遠隔制御上の方向矢印またはキーの押下であり得る。ユーザは、視覚キーパッドの実際の形状およびレイアウトに基づいて、1つ以上の方向にカーソルを移動させ得る。カーソルが、そのデフォルト位置から移動されていない場合、プロセス1100は、ステップ1106に戻り得る。
【0085】
しかしながら、そのデフォルト位置からカーソルを移動させるユーザ命令が受信された場合、新しいカーソル位置が、ステップ1110で決定され得る。例えば、左方向矢印が、遠隔制御デバイス上で押下される場合、カーソルは、以前のカーソル位置のすぐ左の視覚キーパッド内のボタンに移動され得る。同様に、ユーザは、1つ以上の方向において、視覚キーパッド内の他のボタンにカーソルをナビゲートし得る。
【0086】
ステップ1112では、非英数字ウィンドウ枠またはパネルは、ウィンドウ枠が、新しいカーソル位置により近いように、再表示される。例えば、非英数字ウィンドウ枠またはパネルは、
図5A−5Qに示されるように、ウィンドウ枠内の少なくとも1つのボタンが、新しいカーソル位置により近いように、コアA−Zキーブロックの一部または全部の周囲を回転あるいは周回し得る。
図5A−5Qは、カーソルが、キーパッド内で移動されるのに伴って、非英数字ウィンドウ枠またはパネルを再表示するための一例証的配列を示す。他の配列が、他の実施形態では、使用され得る。非英数字ウィンドウ枠またはパネルは、1つ以上の非英数字あるいは機能ボタンを含み得る。
図5Aの実施例では、ウィンドウ枠は、現在の入力文字列を消去するためのボタン、現在の入力文字列内の最後の文字を消去する(すなわち、戻る)ためのボタン、スペースを入力するためのボタン、ならびに数字、記号、および句読点文字にアクセスするためのボタンを含む。より多いまたはより少ないボタンが、他の実施形態では、非英数字ウィンドウ枠またはパネル内に含まれ得る。
【0087】
実際は、プロセス1100に示される1つ以上のステップは、他のステップと組み合わせられ、任意の好適な順番で行なわれ、並行して行なわれ(例えば、同時にまたは実質的に同時に)、あるいは除去され得る。
【0088】
図12は、ユーザ入力文字列を自動的に完成するための例証的プロセス1200を示す。ステップ1202では、英数字キーのユーザ選択が、受信される。例えば、ユーザは、カーソル504(
図5A)を入力のための所望の文字に対応するボタンにナビゲートし得る。次いで、ユーザは、ユーザ入力インターフェース310(
図3)を使用して、文字または数字を入力し得る。例えば、ユーザは、ユーザ入力インターフェース310(
図3)上のOKを押下し得、ボタンを選択または入力し得る。ステップ1204では、自動文字列完成が有効であるかどうか決定を行ない得る。例えば、ユーザは、自動文字列完成を有効化または無効化するために、ユーザのプロファイル内のユーザ選好をカスタマイズし得、あるいは画面上オプションをトグルし得る。
【0089】
自動文字列完成が、ステップ1204で有効化されない場合、ステップ1206で、現在のカーソル位置を移動させるためのユーザ命令が受信されたかどうか決定が行なわれる。そのような命令が受信されていない場合、プロセス1200は、ステップ1202に戻り得る。しかしながら、カーソルを移動させるためのユーザ命令が受信される場合、新しいカーソル位置が、ステップ1214で決定され得る。例えば、左方向矢印が、遠隔制御デバイス上で押下される場合、カーソルは、以前のカーソル位置のすぐ左の視覚キーパッド内のボタンに移動され得る。同様に、ユーザは、1つ以上の方向において、視覚キーパッド内の他のボタンにカーソルをナビゲートし得る。
【0090】
ステップ1218では、非英数字ウィンドウ枠またはパネルは、新しいカーソル位置により近いように、再表示される。例えば、非英数字ウィンドウ枠またはパネルは、
図5A−5Qに示されるように、ウィンドウ枠内の少なくとも1つのボタンが、新しいカーソル位置により近いように、コアA−Zキーブロックの一部または全部の周囲を回転あるいは周回し得る。
【0091】
ステップ1204で、自動文字列完成が有効化される場合、ステップ1208では、候補文字列ツリーが構築され得る。ツリーは、既に入力された文字列の文字または複数の文字とマッチする、全ての潜在的有効文字列を含み得る。例えば、ユーザが、番組タイトルを入力している場合、全利用可能番組のタイトルが、ツリー内に含まれ得る。ユーザが、検索文字列の追加の文字を入力するのに伴って、ツリーは、既に入力された文字にマッチしない文字を適宜消去するように削除され得る。ツリーを構築するために、番組スケジュールデータベース(例えば、
図3の記憶装置308から)が、ならびにオンデマンド、ペイ・パー・ビューサービスを介して利用可能な、あるいはローカルまたはネットワークメディアサーバに記録された、番組に関する情報が、アクセスされ得る。
【0092】
候補ツリーが、ステップ1208で構築された後、ユーザプロファイル情報が利用可能であるかどうか、ステップ1210で決定される。例えば、制御回路304(
図3)は、記憶装置308(
図3)に格納されたユーザプロファイル情報にアクセスし得る。ユーザプロファイル情報は、種々のユーザカスタマイズ可能な設定、オプション、および選好、ならびにシステム導出情報を含み得る。
【0093】
例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器またはメディアガイダンスアプリケーション自体との全てのユーザ相互作用を監視し得る。ユーザのプロファイル内に含まれ得るデータの種類のいくつかの実施例として、(1)ユーザがアクセスしたメディアコンテンツ、(2)ユーザがアクセスしたテレビチャンネル、(3)ユーザがアクセスした番組の時間の長さ、(4)ユーザが視聴または別様に相互作用を行なった広告、(5)記録ためにスケジューリングされた番組、(6)視聴ためにスケジューリングされた番組、(7)ユーザのお気に入りの番組、(8)ユーザのお気に入りのチャンネル、または社会人口学的情報(例えば、年齢、性別、地理的場所、収入、および教育レベル)を含む、ユーザに関する任意の他の好適な情報が挙げられる。ユーザプロファイルは、ユーザ機器(例えば、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406、
図4の全部)にアクセスしている各ユーザに対して維持され得、または単一のシステム全体のユーザプロファイルが、維持され得る。認証方式(例えば、ユーザ名およびパスワードの組み合わせ、PINコード、または生体認証)を使用して、どのユーザまたはユーザが、現在ユーザ機器に現在アクセスしているかを決定し得る。
【0094】
プロファイルが、現在のユーザに対して利用可能ではない(例えば、ユーザが、認証されず、システム全体のプロファイルが存在しない)場合、候補文字列のリストが、ステップ1212で表示され得る。例えば、リスト項目904(
図9)が、表示され得る。リスト項目は、ジャンル、種類、またはソース別にカテゴリに分類され得る。リストが表示された後、ステップ1222において、ユーザは、自動入力のための文字列を選択するために、リスト内の任意の入力にカーソルをナビゲートし得る。
【0095】
しかしながら、ユーザプロファイル情報が、現在のユーザに対して、ステップ1210で利用可能である(またはシステム全体のプロファイルが存在する)場合、最も可能性の高い候補文字列が、少なくとも部分的に、ユーザプロファイル情報に基づいて、ステップ1216で決定され得る。制御回路304(
図3)は、候補ツリー内の各候補文字列のための尤度測定基準を算出し、最大測定基準を伴う文字列を選択し得る。いくつかの実施形態では、文字列の総合的尤度測定基準は、複数の項目の加重和である。それぞれの項目に割り当てられる測定基準および重みを算出するために使用される項目は、設定画面(図示せず)を通して、ユーザ構成可能であり得る。
【0096】
例えば、単純尤度測定基準は、3つの項目を使用して算出され得る。第1の項目は、ユーザ監視項目を表し得る。本項目は、ユーザの過去のメディアコンテンツ視聴に基づき得る。例えば、ユーザのプロファイルによって示される、ユーザの視聴履歴情報のジャンル、タイトル、俳優、監督、またはコンテンツの種類とマッチする候補文字列は、本項目に対して、より大きい値が割り当てられ得る。このように、ユーザの視聴履歴により類似する候補文字列は、本項目に対して、より大きい値が割り当てられ得る。
【0097】
第2の項目は、ユーザのお気に入りの項目を表し得る。本項目は、ユーザによって定義され、ユーザのプロファイルに保存される、ユーザのお気に入りのジャンル、番組、俳優、および監督に基づき得る。例えば、ユーザのお気に入りのジャンル、タイトル、俳優、または俳優とマッチする候補文字列は、本項目に対して、より大きい値が割り当てられ得る。
【0098】
第3の項目は、ユーザ人口統計項目を表し得る。本項目のための値は、例えば、ユーザの年齢、性別、宗教、関係状態、収入、教育レベル、または任意の他の好適な人口統計学または社会人口学的要因に基づき得る。単純な実施例として、ユーザのプロファイル情報が、ユーザが子供(12歳)であることを示す場合、成人コンテンツに関連する候補文字列は、本項目に対して、より低い値が割り当てられ得る。子供のコンテンツとして指定されるコンテンツ(例えば、コンテンツのMPAAまたはTV格付けあるいはコンテンツと関連付けられたメタデータに基づいて)に関連する候補文字列は、本項目に対して、より大きい値が割り当てられ得る。
【0099】
総合的尤度測定基準を算出するために、3つの項目のそれぞれが、その項目に対して割り当てられた重みによって乗算され、加算され得る。3つの加重された項目が、説明された実施例において使用されるが、より多いまたはより少ない項目(加重または非加重のいずれか)が、他の実施形態では、使用され得る。ステップ1220では、最大尤度測定基準を伴う候補文字列が、候補文字列リスト項目(
図9のリスト項目904等)内のデフォルトによって選択され得る。例えば、カーソルは、最大尤度測定基準を伴う候補文字列上に自動的に位置付けられ得る。他の実施形態では、最大尤度測定基準を伴う候補文字列は、任意のユーザ選択を伴わずに、自動的に入力され得る。
【0100】
ステップ1222では、ユーザ選択が、リスト項目内の候補文字列の1つから受信される(文字列が自動的に入力されない限り)。例えば、ユーザは、カーソルをリスト項目にナビゲートし、「OK」を押下する、またはユーザ入力デバイス(例えば、
図3のユーザ入力インターフェース310)上のボタンを選択し得る。次いで、本選択された文字列は、ユーザ入力文字列として使用される。
【0101】
実際は、プロセス1200に示される1つ以上のステップは、他のステップと組み合わせられ、任意の好適な順番で行なわれ、並行して行なわれ(例えば、同時にまたは実質的に同時に)、または除去され得る。加えて、上述の尤度測定基準算出は、上述の自動文字列完成、自動次文字選択、自動カーソル移動、および自動文字消去特徴と共に使用され得る。
【0102】
本明細書に説明される、視覚キーパッドおよび高度入力特徴のいずれも、他のキーパッドおよび他の特徴と組み合わせられ、またはそれらと共に使用され得ることに留意されたい。例えば、
図5A−5Qに示されるフローティング非英数字機能ウィンドウ枠は、自動文字列完成、自動次文字選択、自動カーソル移動、および自動文字消去特徴と組み合わせられ得る。ユーザは、高度入力のカスタムレベルを備えるために、画面上オプションを使用して、視覚キーパッド特徴のトグルをオンおよびオフにし得る。加えて、本明細書に説明される実施形態は、英数字入力を対象とするが、高度視覚キーパッド特徴および/またはフローティングウィンドウ枠は、他の種類のユーザ入力をより効率的にするために使用され得る。例えば、ブール検索文字列入力、およびテキスト、グラフィック、あるいはビデオモザイク選択または入力(例えば、ビデオまたは動画オーサリングツールにおいて)はすべて、本明細書に説明される高度視覚キーパッド特徴およびフローティングウィンドウ枠から利益を享受し得る。
【0103】
上述の本発明の実施形態は、例証の目的のために提示され、限定ではなく、本発明は、以下の請求項によってのみ制限される。