特許5704544IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

冬虫夏草を有効成分とする免疫賦活剤、がん細胞増殖抑制剤、抗炎症剤、又は抗酸化剤

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

非特許文献1、特許文献1から特許文献5にも示したように、現在では、冬虫夏草菌の種類に応じた薬理作用の違いが着目され、研究が進められている。
そして、同じチョウ目カイコガ科を寄主とする冬虫夏草であっても、サナギタケとハナサナギタケのように種類の異なる冬虫夏草について、薬理作用の相違が研究されている。
また、特許文献6から特許文献12にも示したように、培地の相違による薬理効果の違いには着目されてきたが、それはあくまでも培地成分の相違、虫体と穀類との相違、虫体の成育段階の相違、又は虫体が活きているか死んだ状態かの相違によるもので、宿主となる蚕種に着目した考えは全く無く、研究もされていなかった。
本発明者らは、寄生種の冬虫夏草にも様々な特性があると同時に、寄主である蚕にも多様な品種と系統が存在することから、寄生種と寄主の組み合わせに着目して研究を行った。
特に、わが国の正倉院の絹織物にも使用されている蚕である「小石丸」は、わが国に限らず世界的視点においても差別化するには十分な歴史的根拠があり、しかも今日まで脈々と飼育が継続されている。さらに、「小石丸」のもうひとつの特性として、生産された生糸は細繊度であり好感触を有しており、幼虫は耐病性に優れていると考えられている。従って、「小石丸」の歴史的価値ならびに生物学的評価から、「小石丸」を冬虫夏草の寄生種として選択することに大きな意義があると考えた。 本発明は、同じ菌種の冬虫夏草でも、蚕種によって優れた活性を示す冬虫夏草を見出すことを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1記載の本発明の免疫賦活剤は、蚕種として小石丸を用い、前記小石丸を寄主として培養した冬虫夏草又は前記冬虫夏草の抽出物を有効成分として含むことを特徴とする。 請求項2記載の本発明のがん細胞増殖抑制剤は、蚕種として小石丸を用い、前記小石丸を寄主として培養した冬虫夏草又は前記冬虫夏草の抽出物を有効成分として含むことを特徴とする。 請求項3記載の本発明の抗炎症剤は、蚕種として小石丸を用・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、同じ種類の冬虫夏草菌であっても、蚕種として小石丸を用いることで、優れた活性が認められた。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の各冬虫夏草からの抽出物の収量を示す表

【図2】本発明の実施例1(コナサナギタケ(小石丸))によるガン細胞に対する増殖抑制活性を示すグラフ

【図3】本発明の実施例2(ハナサナギタケ(小石丸))によるガン細胞に対する増殖抑制活性を示すグラフ

【図4】比較例1(コナサナギタケ(実用品種))によるガン細胞に対する増殖抑制活性を示すグラフ

【図5】比較例2(ハナサナギタケ(実用品種))によるガン細胞に対する増殖抑制活性を示すグラフ

【図6】本発明の実施例1(コナサナギタケ(小石丸))によるリンパ細胞に対する免疫賦活活性を示すグラフ

【図7】本発明の実施例2(ハナサナギタケ(小石丸))によるリンパ細胞に対する免疫賦活活性を示すグラフ

【図8】比較例1(コナサナギタケ(実用品種))によるリンパ細胞に対する免疫賦活活性を示すグラフ

【図9】比較例2(ハナサナギタケ(実用品種))によるリンパ細胞に対する免疫賦活活性を示すグラフ

【図10】本発明の実施例1(コナサナギタケ(小石丸))による抗酸化活性を示すグラフ

【図11】本発明の実施例2(ハナサナギタケ(小石丸))による抗酸化活性を示すグラフ

【図12】比較例1(コナサナギタケ(実用品種))による抗酸化活性を示すグラフ

【図13】比較例2(ハナサナギタケ(実用品種))による抗酸化活性を示すグラフ

【図14】本発明の実施例1(コナサナギタケ(小石丸))による抗酸化活性を示すグラフ

【図15】本発明の実施例2(ハナサナギタケ(小石丸))による抗酸化活性を示すグラフ

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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