(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の開口部と前記第2の開口部とは、前記筐体の底面からの高さが同一であるか、または前記第1の開口部が前記第2の開口部より上方にあることを特徴とする請求項1記載の電気機器屋外用ユニット。
【背景技術】
【0002】
従来、屋外にて各種電気機器を収納する電気機器屋外用ユニットにおいては、放熱、防水を考慮する必要があることから、屋外から取り込んだ外気を用いて電気機器を冷却する吸排気構造が用いられている(特許文献1〜4等参照)。
図8は、従来の電気機器屋外用ユニットの一例を示す縦断面図であり、この電気機器屋外用ユニット1は、電気機器(図示略)を収納するユニット本体2の側壁部3に冷却用外気を取り込むための開口部4が形成され、これらの開口部4各々には、側壁部3から斜め下方に延びて開口部4を覆うとともに下向きの開口5を有するルーバー6が設けられている。
この電気機器屋外用ユニット1では、これらのルーバー6により外から雨水が浸入し難くなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の電気機器屋外用ユニット1では、ルーバー6により雨水が浸入し難くなってはいるものの、下側に開口5が形成されているために、台風時に下から吹き上げる雨水の一部が開口5から浸入して、収納されている電気機器(図示略)を濡らす虞があり、外部からの水の浸入を防止することが難しいという問題点があった。このような問題点を解決するためには、さらなる対策を施す必要があるが、この対策により吸排気口面積の確保が困難になる場合が多い。
例えば、電気機器屋外用ユニットの裏側の板(裏面板)に開口部を形成し、この裏面板に平行に遮光板を配置し、この裏面板に開口部を覆うルーバーを取り付けるとともに遮光板の側面側に開口部を設けた構成が考えられるが、この構造では、電気機器を冷却するための開口部が狭くなり、開口部の吸排気口面積の確保が困難であるという問題点があった。
【0005】
開口部の吸排気口面積の確保ができない場合、収納される電気機器の排熱が充分にできず、したがって、電気機器やシステム全体の発熱量を抑制したり、あるいはシステムの容量を抑制したり等を行う必要が生じ、場合によっては、商品として成り立たなくなったり、競合他社の製品より劣ってしまうという可能性がある。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、屋外にて各種電気機器を収納する電気機器屋外用ユニットにおいて、防水性を確保しながら、同時に開口部の吸排気口面積を確保することができる電気機器屋外用ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、電子機器を収納する筐体の少なくとも一つの側壁部の内側に、前記側壁部と前記電子機器とを隔離する隔壁部を設け、前記側壁部に一つ以上の第1の開口部を形成し、前記側壁部の外側の面に前記第1の開口部を覆うとともに下向きの開口を有する第1のルーバーを設け、かつ前記側壁部の内側の面に、前記第1の開口部を覆うとともに下向きの開口を有する第2のルーバーを設け、前記隔壁部に一つ以上の第2の開口部を形成し、前記隔壁部の前記側壁部側の面に、前記第2の開口部を覆うとともに下向きの開口を有する第3のルーバーを設けてな
り、前記側壁部は、外側壁部とその内側に設けられた内側壁部とを備え、前記第1の開口部は、前記外側壁部に形成された外側開口部と、前記内側壁部に形成された内側開口部とにより形成され、前記第1のルーバーは、前記外側壁部の外側の面に、前記外側開口部の上縁から延出し、前記外側開口部を覆うとともに下向きの開口を有して形成され、前記第2のルーバーは、前記内側壁部の内側の面に、前記内側開口部の上縁から延出し、前記内側開口部を覆うとともに下向きの開口を有して形成され、前記第2のルーバーの下端は、前記第1のルーバーの下端より低い位置にあり、前記外側開口部の上縁と前記内側開口部の上縁とは、互いに同じ高さ位置にある電気機器屋外用ユニットにより、防水性を充分に確保することができ、しかも、開口部の吸排気口面積を充分に確保することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明の請求項1記載の電気機器屋外用ユニットは、屋外に設けられ内部に電子機器を収納する筐体の少なくとも一つの側壁部の内側に、前記側壁部と前記電子機器とを隔離する隔壁部を設け、前記側壁部に一つ以上の第1の開口部を形成し、前記側壁部の外側の面に前記第1の開口部を覆うとともに下向きの開口を有する第1のルーバーを設け、かつ前記側壁部の内側の面に、前記第1の開口部を覆うとともに下向きの開口を有する第2のルーバーを設け、前記隔壁部に一つ以上の第2の開口部を形成し、前記隔壁部の前記側壁部側の面に、前記第2の開口部を覆うとともに下向きの開口を有する第3のルーバーを設けてな
り、前記側壁部は、外側壁部とその内側に設けられた内側壁部とを備え、前記第1の開口部は、前記外側壁部に形成された外側開口部と、前記内側壁部に形成された内側開口部とにより形成され、前記第1のルーバーは、前記外側壁部の外側の面に、前記外側開口部の上縁から延出し、前記外側開口部を覆うとともに下向きの開口を有して形成され、前記第2のルーバーは、前記内側壁部の内側の面に、前記内側開口部の上縁から延出し、前記内側開口部を覆うとともに下向きの開口を有して形成され、前記第2のルーバーの下端は、前記第1のルーバーの下端より低い位置にあり、前記外側開口部の上縁と前記内側開口部の上縁とは、互いに同じ高さ位置にあることを特徴とする。
【0009】
この電気機器屋外用ユニットでは、側壁部及び隔壁部の二重構造により外部から雨水が浸入するのを防止するとともに、側壁部の第1の開口部に設けられた第1のルーバー及び第2のルーバーと、隔壁部の第2の開口部に設けられた第3のルーバーとにより、外部からの雨水が隔壁部の内側に設けられた電気機器に侵入するのを防止する。
また、側壁部の第1の開口部と隔壁部の第2の開口部とを連通することにより、開口部の吸排気口面積が確保される。
これにより、防水性が確保され、開口部の通気性も確保される。
【0010】
請求項2記載の電気機器屋外用ユニットは、請求項1記載の電気機器屋外用ユニットにおいて、前記第1の開口部と前記第2の開口部とは、前記筐体の底面からの高さが同一であるか、または前記第1の開口部が前記第2の開口部より上方にあることを特徴とする。
【0011】
この電気機器屋外用ユニットでは、第1の開口部と第2の開口部との筐体の底面からの高さを同一とするか、または前記第1の開口部が前記第2の開口部より上方にあることとしたことにより、第1の開口部と第2の開口部との間の空気の流れがスムーズとなり、開口部の通気性がさらに確保される。
【0012】
本発明の一態様の電気機器屋外用ユニットでは、第2のルーバーの下端を第1のルーバーの下端より下方に位置したことにより、第1のルーバーから浸入した雨水は、下端が第1のルーバーの下端より下方に位置する第2のルーバーにより下方に導入され、第3のルーバーから浸入して電子機器を濡らす虞がさらになくなる。これにより、防水性がさらに確保される。
【0013】
本発明の一態様の電気機器屋外用ユニットは、請求項1記載の電気機器屋外用ユニットにおいて、前記側壁部は、第1の側壁部と、前記第1の側壁部の内側に該第1の側壁部と平行に設けられる第2の側壁部とからなり、前記第1の側壁部に前記第1の開口部を形成すると共に前記第1の側壁部の外側の面に前記第1のルーバーを設け、前記第2の側壁部に前記第1の開口部を形成すると共に前記第2の側壁部の内側の面に前記第2のルーバーを設けてなる
構成としてよい。
【0014】
この電気機器屋外用ユニットでは、側壁部を、第1の側壁部と第2の側壁部との二重構造とすることにより、外部からの雨水を第1の側壁部及び第2の側壁部それぞれに設けられたルーバーにより、一部の雨水を第1の側壁部と第2の側壁部との間に誘導し、隔壁部の内側に設けられた電気機器に侵入するのをさらに防止する。
また、第1の側壁部及び第2の側壁部それぞれに形成された開口部を連通することにより、開口部の吸排気口面積が確保される。
これにより、防水性がさらに確保され、開口部の通気性もさらに確保される。
【発明の効果】
【0015】
本発明の請求項1記載の電気機器屋外用ユニットによれば、電子機器を収納する筐体の側壁部の内側に隔壁部を設け、この側壁部に一つ以上の第1の開口部を形成し、この第1の開口部に下向きの開口を有する第1のルーバー及び第2のルーバーを設け、さらに、隔壁部に一つ以上の第2の開口部を形成し、この隔壁部の第2の開口部に下向きの開口を有する第3のルーバーを設けたので、外部からの雨水をユニットの下方に誘導し、隔壁部の内側に設けられた電気機器に侵入するのを防止することができる。
また、側壁部の第1の開口部と隔壁部の第2の開口部とが連通されるので、開口部の吸排気口面積を確保することができる。
したがって、防水性を確保することができ、開口部の通気性も確保することができる。
【0016】
請求項2記載の電気機器屋外用ユニットによれば、第1の開口部と第2の開口部との筐体の底面からの高さを同一とするか、または第1の開口部を第2の開口部より上方に位置することとしたので、第1の開口部と第2の開口部との間の空気の流れをスムーズにすることができ、開口部の通気性をさらに確保することができる。
【0017】
本発明の一態様の電気機器屋外用ユニットによれば、第2のルーバーの下端を第1のルーバーの下端より下方に位置したので、第1のルーバーから浸入した雨水を、下端が第1のルーバーの下端より下方に位置する第2のルーバーにより下方に誘導することにより、この雨水が第3のルーバーから浸入するのを防止することができる。したがって、電子機器の防水性をさらに確保することができる。
【0018】
本発明の一態様の電気機器屋外用ユニットによれば、側壁部を、第1の側壁部と第2の側壁部との二重構造としたので、外部からの雨水を第1の側壁部及び第2の側壁部それぞれに設けられたルーバーにより、一部の雨水を第1の側壁部と第2の側壁部との間に誘導し、この雨水が隔壁部の内側に設けられた電気機器に侵入するのをさらに防止することができる。
また、第1の側壁部及び第2の側壁部それぞれに形成された開口部を連通することにより、開口部の吸排気口面積を確保することができる。
したがって、防水性をさらに確保することができ、開口部の通気性もさらに確保することができる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の電気機器屋外用ユニットを実施するための形態について説明する。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
【0021】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態の電気機器屋外用ユニットを示す斜視図、
図2は
図1のA−A線に沿う断面図、
図3は
図1のB−B線に沿う断面図である。
図において、符号11は本実施形態の電気機器屋外用ユニットであり、屋外に設けられ内部に電気機器(図示略)を収納するユニット本体(筐体)12の側壁部13の内側に、この側壁部13と所定の間隔をおいて、かつ平行に、この側壁部13と電子機器とを隔離する板状の隔壁部14が設けられている。
【0022】
この側壁部13には、略矩形状かつ横長の(第1の)開口部15が縦横に複数個形成され、この側壁部13のうち外側の側壁部13aには、開口部15を覆うとともに下向きの略矩形状かつ横長の開口21を有する(第1の)ルーバー22が設けられている。
また、この側壁部13のうち内側の側壁部13bにも、ルーバー22と同一の形状であり、開口部15を覆うとともに下向きの開口31を有する(第2の)ルーバー32が設けられている。
【0023】
一方、隔壁部14には、開口部15と同一形状の(第3の)開口部16が、開口部15各々に対応した位置に縦横に複数個形成され、この隔壁部14の側壁部13側の面14aには、ルーバー22と同一の形状であり、開口部16を覆うとともに下向きの開口41を有する(第3の)ルーバー42が設けられている。
このように、内側の側壁部13bに設けられたルーバー32と、隔壁部14に設けられたルーバー42とは、所定の間隔をおいたものとなっている。
また、側壁部13の開口部15各々と、隔壁部14の開口部15各々に対応する位置に形成された開口部16各々とは、ユニット本体12の底面12aからの高さが同一なものとなっている。
【0024】
これら側壁部13及び隔壁部14は、耐食性を有する板状のものが好ましく、例えば、表面に防錆塗装が施された鉄板、あるいはステンレス板、アルミニウム板、樹脂板等により構成されている。
また、ルーバー22、32、42も、耐食性、加工性、組立性等の点を考慮すると、側壁部13または隔壁部14と一体に加工されたものが好ましい。
【0025】
この電気機器屋外用ユニット11では、側壁部13及び隔壁部14により二重構造の側壁としたことにより、外部から雨水17が浸入し難くなる。
また、ルーバー22の開口21は下向きであるから、雨水17はルーバー22内には下側からしか浸入せず、したがって、雨水17がルーバー22内に侵入し難い構造である。
また、ルーバー22の開口21から雨水17が浸入したとしても、開口部15の反対側に設けられたルーバー32により、雨水17はユニット11の下方に誘導されることとなる。これにより、雨水17は流れに抗してルーバー42の開口41から浸入することが難しくなり、この雨水17が隔壁部14の内側に設けられた電気機器(図示略)に侵入する虞もなくなる。
【0026】
また、側壁部13の開口部15と隔壁部14の開口部16とは、同一の形状の略矩形状かつ横長の開口部であるから、これら開口部15及び開口部16は連通が容易となり、したがって、開口部の吸排気口面積が充分に確保されることとなる。
これにより、側壁部13及び隔壁部14各々の防水性が確保され、開口部15及び開口部16の通気性も確保される。
【0027】
側壁部13の開口部15各々と、隔壁部14の開口部15各々に対応する位置に形成された開口部16各々とは、ユニット本体12の底面12aからの高さが同一であるから、開口部15と開口部16との間の空気の流れがスムーズになり、開口部15、16における通気性がさらに確保される。
【0028】
本実施形態の電気機器屋外用ユニット11によれば、側壁部13の内側に板状の隔壁部14を設け、この側壁部13に開口部15を複数個形成し、この開口部15を覆うルーバー22、32を設け、隔壁部14にも開口部15と同一形状の開口部16を複数個形成し、この開口部16を覆うルーバー42を設けたので、外部からの雨水17をユニット11の下方に誘導し、隔壁部14の内側に設けられた電気機器に侵入するのを防止することができる。
【0029】
また、側壁部13の開口部15と隔壁部14の開口部16とを連通させたので、開口部15、16の吸排気口面積を充分に確保することができる。
また、側壁部13の開口部15各々のユニット本体12の底面12aからの高さと、開口部15各々に対応する隔壁部14の開口部16各々のユニット本体12の底面12aからの高さとを同一としたので、開口部15、16間の空気の流れをスムーズにすることができ、開口部15、16の通気性をさらに確保することができる。
【0030】
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態の電気機器屋外用ユニットを示す縦断面図であり、この電気機器屋外用ユニット51が第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と異なる点は、隔壁部14の開口部15各々に対応する位置に形成された開口部16各々のユニット本体12の底面12aからの高さを、側壁部13の開口部15各々のユニット本体12の底面12aからの高さより低くした点であり、それ以外の点については第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と全く同様である。
【0031】
本実施形態の電気機器屋外用ユニット51においても、第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と同様の作用・効果を奏することができる。
しかも、隔壁部14の開口部15各々に対応する位置に形成された開口部16各々のユニット本体12の底面12aからの高さを、側壁部13の開口部15各々のユニット本体12の底面12aからの高さより低くしたので、開口部15から浸入した雨水17が開口部16に流れ難くなり、したがって、防水性をさらに確保することができる。
【0032】
[第3の実施形態]
図5は、本発明の第3の実施形態の電気機器屋外用ユニットを示す縦断面図であり、この電気機器屋外用ユニット71が第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と異なる点は、外側の側壁部13aにおけるルーバー22の取り付け位置を、内側の側壁部13bにおけるルーバー32の取り付け位置より高くした点であり、それ以外の点については第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と全く同様である。
【0033】
本実施形態の電気機器屋外用ユニット71においても、第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と同様の作用・効果を奏することができる。
しかも、外側の側壁部13aにおけるルーバー22の取り付け位置を、内側の側壁部13bにおけるルーバー32の取り付け位置より高くしたので、ルーバー22から浸入した雨水17を、ルーバー22より低い位置にあるルーバー32により下方に導入することにより、この雨水17がルーバー42に浸入するのを防止することができる。したがって、電子機器の防水性をさらに確保することができる。
【0034】
[第4の実施形態]
図6は、本発明の第4の実施形態の電気機器屋外用ユニットを示す縦断面図であり、この電気機器屋外用ユニット81が第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と異なる点は、内側の側壁部13bに設けられたルーバー32の下端32aを、外側の側壁部13aに設けられたルーバー22の下端22aより下方に位置した点であり、それ以外の点については第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と全く同様である。
【0035】
本実施形態の電気機器屋外用ユニット81においても、第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と同様の作用・効果を奏することができる。
しかも、内側の側壁部13bに設けられたルーバー32の下端32aを、外側の側壁部13aに設けられたルーバー22の下端22aより下方に位置したので、ルーバー22から浸入した雨水17を、ルーバー32により下方に誘導することにより、この雨水17がルーバー42に浸入するのを防止することができる。したがって、電子機器の防水性をさらに確保することができる。
【0036】
[第5の実施形態]
図7は、本発明の第5の実施形態の電気機器屋外用ユニットを示す縦断面図であり、この電気機器屋外用ユニット101が第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と異なる点は、側壁部13を、(第1の)側壁部102と、側壁部102の内側に該側壁部102と平行に設けられる(第2の)側壁部103とにより構成し、側壁部102に開口部15を複数個形成し、この側壁部102の外側の面102aに、開口部15を覆うとともに下向きの略矩形状かつ横長の開口21を有するルーバー22を設け、一方、側壁部103の開口部15各々に対応する位置に開口部15と同一形状の開口部104を複数個形成し、この側壁部103の内側の面103aに、開口部104を覆うとともに下向きの略矩形状かつ横長の開口31を有するルーバー32を設けた点であり、それ以外の点については第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と全く同様である。
【0037】
本実施形態の電気機器屋外用ユニット101においても、第1の実施形態の電気機器屋外用ユニット11と同様の作用・効果を奏することができる。
しかも、側壁部13を、一対の側壁部102及び側壁部103により構成し、側壁部102に開口部15を複数個形成し、この開口部15を覆うとともに下向きの開口21を有するルーバー22を設け、側壁部103に開口部15と同一形状の開口部104を複数個形成し、この開口部104を覆うとともに下向きの開口31を有するルーバー32を設けたので、外部からの雨水17を側壁部102及び側壁部103それぞれに設けられたルーバー22、32により一部の雨水17を側壁部103と側壁部102との間に誘導することにより、隔壁部14の内側に設けられた電気機器に侵入するのをさらに防止することができる。