【実施例】
【0058】
以下、本発明の内容を実施例及び比較例を用いてより詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0059】
(実施例1)
[第1前駆体構造の形成工程]
第1基板としてシリコン基板を準備した。第1基板の寸法は10×10mmであり、第1基板の厚さは0.6mmであった。第1基板の表面(被接合部位)に、チタンからなるシード層を形成した後、電解めっきにより、銅からなる導体層をシード層上に形成した。このとき、レジストフィルムを用いたパターニングにより、導体層の寸法及び厚さを調整した。導体層の厚さは5μmであり、導体層の寸法は100×100μmであった。
【0060】
レジストフィルム及びシード層を第1基板の表面(導体層が形成された部分を除く。)から剥離した。導体層を形成した第1基板を、次亜リン酸イオン(還元剤)を含む無電解ニッケルめっき液に浸漬して、厚さが3μmであるニッケル層を導体層の表面に形成した。ニッケル層は、主成分であるニッケルとリンとからなる。ニッケル層中のリンの濃度は17at%(原子%)であった。
【0061】
ニッケル層を形成した第1基板を、3価のチタンイオン(還元剤)を含む無電解スズめっき液に浸漬して、厚さが0.5μmであるスズ層をニッケル層の表面に形成した。以上の工程により、第1前駆体構造を第1基板上に形成した。
【0062】
[第2前駆体構造の形成工程]
第2基板としてシリコン基板を準備した。第2基板の寸法は0.2×0.2mmであり、第2基板の厚さは0.6mmであった。次に、第2基板の被接合部位に、上記の方法でシード層を形成した。電解金めっきにより金層をシード層の表面に形成した。このとき、レジストフィルムを用いたパターニングにより、金層の寸法及び厚さを調整した。金層の寸法は100×100μmであり、金層の厚さは1.7μmであった。以上の工程により、第2前駆体構造を第2基板上に形成した。
【0063】
[第1前駆体構造及び第2前駆体構造の接合工程]
第1前駆体構造のスズ層と第2前駆体構造の金層とが対向するように、第1基板上に第2基板を載置した。この第1前駆体構造及び第2前駆体構造を窒素雰囲気において60秒間300℃に加熱することにより、両者を圧着し、急冷した。この熱圧着にはフリップチップボンダーを用いた。以上の工程により、実施例1の接合構造を作製した。
【0064】
(実施例2)
第1前駆体構造のスズ層の厚さを1.1μmとしたこと以外は実施例1と同様の方法で、実施例2の接合構造を作製した。
【0065】
(実施例3)
熱圧着において第1前駆体構造及び第2前駆体構造を320℃に加熱したこと以外は実施例2と同様の方法で、実施例3の接合構造を作製した。
【0066】
(実施例4)
第1前駆体構造のスズ層の厚さを1.6μmとしたこと以外は実施例3と同様の方法で、実施例4の接合構造を作製した。
【0067】
(実施例5)
熱圧着において第1前駆体構造及び第2前駆体構造を340℃に加熱したこと以外は実施例4と同様の方法で、実施例5の接合構造を作製した。
【0068】
(実施例6)
第2前駆体構造の金層の厚さを3.0μmとしたこと以外は実施例4と同様の方法で、実施例6の接合構造を作製した。
【0069】
(実施例7)
熱圧着において第1前駆体構造及び第2前駆体構造を340℃に加熱したこと以外は実施例6と同様の方法で、実施例7の接合構造を作製した。
【0070】
(実施例8)
実施例8の第1前駆体構造の作製過程では、レジストフィルム及びシード層を第1基板の表面から剥離する前に、ニッケル層を、リンを含まない電解ニッケルめっき液を用いて形成し、スズ層を電解スズめっきにより形成した。その後、レジストフィルム及びシード層を第1基板の表面(導体層が形成された部分を除く。)から剥離した。実施例8のニッケル層はニッケルのみからなる。ニッケル層及びスズ層の形成方法以外は実施例6と同様の方法で、実施例8の接合構造を作製した。
【0071】
(実施例9)
第1前駆体構造のニッケル層を、リンを含む電解ニッケルめっき液から形成したこと以外は実施例8と同様の方法で、実施例9の接合構造を作製した。
【0072】
(実施例10)
第1前駆体構造の導体層を電解金めっきにより形成したこと以外は実施例6と同様の方法で、実施例10の接合構造を作製した。実施例10の第1前駆体構造の導体層は、金からなる層であり、その厚さは1μmであった。
【0073】
(比較例1)
第1基板として、実施例と同じシリコン基板を用意した。第1基板の被接合部位に、チタンからなるシード層を形成した。電解銅めっきにより、銅からなる導体層をシード層の表面に形成した。このとき、レジストフィルムを用いたパターニングにより、導体層の寸法及び厚さを調整した。導体層の寸法は100×100μmであり、導体層の厚さは5μmであった。
【0074】
レジストフィルム及びシード層を第1基板の表面(導体層が形成された部分を除く。)から剥離した。導体層を形成した第1基板を、次亜リン酸イオン(還元剤)を含む無電解ニッケルめっき液に浸漬して、厚さが3μmであるニッケル層を導体層の表面に形成した。ニッケル層は、主成分であるニッケルとリンとからなる。ニッケル層中のリンの濃度は17at%(原子%)であった。
【0075】
無電解金めっきにより、厚さが1.0μmである金層をニッケル層の表面に形成した。
【0076】
スパッタリングにより、厚さが2μmであるAuSnろう層を金層の表面に形成した。AuSnろう層は従来のAuSn系ろう材からなる。つまり、AuSnろう層は金及びスズからなる。AuSnろう層における金の濃度は71at%(原子%)であった。以上の工程により、比較例1の第1前駆体構造を作製した。
【0077】
実施例1と同様の方法により、比較例1の第2前駆体構造を作製した。
【0078】
第1前駆体構造のAuSnろう層と第2前駆体構造の金層とが対向するように、第1基板上に第2基板を載置した。この第1前駆体構造及び第2前駆体構造を窒素雰囲気において60秒間320℃に加熱することにより、両者を圧着し、急冷した。この熱圧着にはフリップチップボンダーを用いた。以上の工程により、比較例1の接合構造を作製した。
【0079】
(比較例2)
第1基板として、実施例と同じシリコン基板を用意した。第1基板の被接合部位に、チタンからなるシード層を形成した。電解金めっきにより、金からなる導体層をシード層の表面に形成した。このとき、レジストフィルムを用いたパターニングにより、導体層の寸法及び厚さを調整した。導体層の寸法は100×100μmであり、導体層の厚さは1μmであった。
【0080】
電解金めっきにより、厚さが2.0μmである金層を導体層の表面に形成した。
【0081】
レジストフィルム及びシード層を第1基板の表面(導体層が形成された部分を除く。)から剥離した。スパッタリングにより、厚さが2μmであるAuSnろう層を金層の表面に形成した。AuSnろう層は従来のAuSn系ろう材からなる。つまり、AuSnろう層は金及びスズからなる。AuSnろう層における金の濃度は69at%(原子%)であった。以上の工程により、比較例2の第1前駆体構造を作製した。
【0082】
第1前駆体構造の作製方法が異なること以外は比較例1と同様の方法で、比較例2の接合構造を作製した。
【0083】
(比較例3)
第1基板として、実施例と同じシリコン基板を用意した。第1基板の被接合部位に、チタンからなるシード層を形成した。電解金めっきにより、金からなる導体層をシード層の表面に形成した。このとき、レジストフィルムを用いたパターニングにより、導体層の寸法及び厚さを調整した。導体層の寸法は100×100μmであり、導体層の厚さは1μmであった。
【0084】
電解ニッケルめっきにより、厚さが3μmであるニッケル層(ニッケルのみからなる層)を導体層の表面に形成した。
【0085】
電解金めっきにより、厚さが0.5μmである金層をニッケル層の表面に形成した。
【0086】
レジストフィルム及びシード層を第1基板の表面(導体層が形成された部分を除く。)から剥離した。スパッタリングにより、比較例1と同様のAuSnろう層を金層の表面に形成した。以上の工程により、比較例3の第1前駆体構造を作製した。
【0087】
実施例1と同様の方法により、比較例3の第2前駆体構造を作製した。
【0088】
第1前駆体構造のAuSnろう層と第2前駆体構造の金層とが対向するように、第1基板上に第2基板を載置した。この第1前駆体構造及び第2前駆体構造を窒素雰囲気において60秒間340℃に加熱することにより、両者を圧着し、急冷した。この熱圧着にはフリップチップボンダーを用いた。以上の工程により、比較例3の接合構造を作製した。
【0089】
上記の実施例及び比較例の接合構造の作製工程における諸条件を下記表1に示す。表1に記載の「下地層」とは、導体層の表面に形成された層である。「表層」とは、下地層の表面に形成された層である。ただし、比較例2の第1前駆体構造では、表層が導体層の表面に直接形成された。
【0090】
【表1】
【0091】
<接合構造の構造及び組成の分析>
各接合構造の積層方向における断面をSEMで観察した。また各断面をEDSにより分析することにより、接合構造の所定の部分における各元素の濃度を測定した。
【0092】
分析の結果、実施例1〜10の接合構造10は、導体層15上に積層された第1金属層11と、第1金属層11上に積層された第2金属層12とを備え、第1金属層11はニッケルを含み、第2金属層12は金、スズ及びニッケルを含み、第2金属層12はさらにAuSn共晶相を含むことが確認された。また、実施例1〜10の接合構造10は、第1金属層11と、第1金属層11上に積層されたAuSnNi合金層13と、AuSnNi合金層13上に積層されたAuSn共晶層14と、を備えることも確認された。
【0093】
図4に示すように、実施例1では、AuSn共晶層14と第2基板との間に、SEM画像において色の濃淡が実質的に確認できない残留層19が存在することが確認された。この残留層19は、第2前駆体構造22における金層25のうち、AuSn共晶相の形成に寄与せずに残留した部分である。他の実施例の接合構造10では、AuSn共晶層14と第2基板との間に残留層19が存在しなかった。また、比較例1〜3の接合構造10の第2基板側においては、シード層17に隣接する金層33が形成されていることが確認された(
図8参照)。
【0094】
比較例1の接合構造は、導体層(Cu層)上に積層された第1金属層(Ni層)と、第1金属層上に積層されたAu層(第1基板側のAu層)と、Au層上に積層されたAuSn共晶層と、AuSn共晶層上に積層されたAu層(第2基板側のAu層)と、を備えることが確認された。
【0095】
比較例2の接合構造は、Au層(第1基板側のAu層)と、Au層上に積層されたAuSn共晶層と、AuSn共晶層上に積層されたAu層(第2基板側のAu層)と、を備えることが確認された。
【0096】
比較例3の接合構造は、導体層(第1基板側のAu層)上に積層された第1金属層(Ni層)と、第1金属層上に積層されたAu層と、Au層上に積層されたAuSn共晶層と、AuSn共晶層上に積層されたAu層(第2基板側のAu層)と、を備えることが確認された。
【0097】
SEMで撮影した実施例1の接合構造の断面の写真であって、EDSで分析された箇所を示す写真を、
図4に示す。SEMで撮影した実施例2の接合構造の断面の写真であって、EDSで分析された箇所を示す写真を、
図5に示す。SEMで撮影した実施例4の接合構造の断面の写真であって、EDSで分析された箇所を示す写真を、
図6に示す。SEMで撮影した実施例5の接合構造の断面の写真を、
図7(a)に示す。
図7(a)の拡大図であって、EDSで分析された箇所を示す写真を、
図7(b)に示す。SEMで撮影した比較例1の接合構造の断面の写真であって、EDSで分析された箇所を示す写真を、
図8に示す。
【0098】
上記の図に示された部分a1及びa2は、AuSnNi合金相であり、各元素の濃度の分析を行った箇所(測定点)である。部分a1は、部分a2よりも第1金属層に近い位置にある。
【0099】
上記の図において、点線で囲まれた範囲sは、AuSn共晶相であり、各元素の濃度の分析を行った範囲である。AuSn共晶相は、金の濃度が高いAuリッチ相と、スズの濃度が高いSnリッチ相とを含むことが確認された。上記の図に示された部分bは、Auリッチ相であり、各元素の濃度の分析を行った箇所(測定点)である。部分cは、Snリッチ相であり、各元素の濃度の分析を行った箇所(測定点)である。なお、AuSn共晶相内のAuリッチ相とSnリッチ相との判別は、SEM画像における色の濃さに基づく。比較的黒い部分がSnリッチ相であり、比較的白い部分がAuリッチ相である。なお、AuSn共晶層の断面のうち、AuSn共晶層の厚さTの半分の長さT/2を一辺とする正方形で囲まれる範囲であって、Auリッチ相の断面積とSnリッチ相の断面積とが同程度である範囲において、AuSn共晶相の組成を分析した。
【0100】
EDSによる分析の結果、実施例1の第1金属層11内のニッケルの濃度は、第2金属層12からの距離の減少に伴って減少することが確認された。つまり、実施例1の第1金属層11内のニッケルの濃度は、第1金属層11の厚さ方向において、導体層15から離れるにつれて減少することが確認された。実施例1の第1金属層11内において最も導体層15に近い部分におけるニッケルの濃度は83at%(原子%)であり、最も第2金属層12に近い部分におけるニッケルの濃度は78at%(原子%)であった。また実施例2〜7、9及び10並びに比較例1の第1金属層11において、Niの濃度分布が実施例1とほぼ同様の勾配を有することが確認された。
【0101】
実施例3〜7及び10のAuSn共晶層14内においてニッケルが検出された。ニッケルが存在する領域を詳細に分析した結果、金、スズに加えてニッケルを含むNi偏析相が散在していることが確認された。上記の図に示された部分dは、Ni偏析相であり、各元素の濃度の分析を行った箇所(測定点)である。実施例3〜7及び10のNi偏析相のうち、Auリッチ相及びSnリッチ相の双方に接しているNi偏析相を、下記表3においてAと表記する。実施例3〜7及び10のNi偏析相のうち、Snリッチ相に包接され、Auリッチ相と接していないNi偏析相を、下記表3においてBと表記する。なお、実施例3〜7及び10のNi偏析相のうち、Auリッチ相に包接され、Snリッチ相と接していないNi偏析相はなかった。
【0102】
上述した測定点a1、a2、b、c及びd及び範囲sにおける各元素の濃度を表2及び表3に示す。
【0103】
【表2】
【0104】
【表3】
【0105】
<構造的な欠陥>
SEMで撮影した断面の写真に基づき、実施例1〜10の接合構造10のAuSnNi合金層13とAuSn共晶層14との界面におけるクラックの有無を確認した。同様に、実施例1〜10の接合構造10のAuSn共晶層14とこれに隣接する層(残留層19又はシード層17)との界面におけるクラックの有無を確認した。下記表4に示すように、いずれの実施例の界面においても、クラックがないことが確認された。またいずれの実施例の界面においてもボイドがないことが確認された。つまり、一方、実施例1〜10の接合構造10には構造的な欠陥がないことが確認された。
【0106】
上記実施例と同様に、比較例1の第1基板側のAu層とAuSn共晶層との界面におけるクラックの有無を確認した。また、比較例1のAuSn共晶層と第2基板側のAu層との界面におけるクラックの有無を確認した。下記表4に示すように、比較例1のAuSn共晶層と第2基板側のAu層との界面にクラックが生じていることが確認された。
【0107】
比較例2の第1基板側のAu層とAuSn共晶層との界面におけるクラックの有無を確認した。また、比較例2のAuSn共晶層と第2基板側のAu層との界面におけるクラックの有無を確認した。下記表4に示すように、比較例2のAuSn共晶層と第2基板側のAu層との界面にもクラックが生じていることが確認された。
【0108】
比較例3の第1基板側のAu層とAuSn共晶層との界面におけるクラックの有無を確認した。また、比較例3のAuSn共晶層と第2基板側のAu層との界面におけるクラックの有無を確認した。下記表4に示すように、比較例3のAuSn共晶層と第2基板側のAu層との界面にもクラックが生じていることが確認された。
【0109】
<接合強度の評価>
各接合構造の接合強度(shear強度)を以下の方法で評価した。
【0110】
接合構造で接合された第2基板60に対して、第2基板60の表面に略平行な剪断力を作用させて、剪断力を増加させたときに、接合構造が破壊された時点における剪断力(接合構造の最大強度)を測定した。接合構造が破壊された時点における剪断力が大きいことは、接合構造が接合強度に優れることを意味する。この接合強度の評価には、shear testerを用いた。
【0111】
各接合構造の破壊の態様(破壊モード)を調べた。各接合構造の破壊モードを下記表4に示す。表4に記載のA,B,Cは、以下の態様を意味する。
A:AuSn共晶層(14)の内部が破壊された態様。
B:第1金属層11とAuSnNi合金層13との界面において接合構造が破壊された態様。
C:AuSn共晶層とAuSn共晶層に隣接する層との界面において接合構造が破壊された態様(不良モード)。
【0112】
下記表4に示すように、実施例1〜10の破壊モードは、A又はBのいずれかであった。一方、比較例1〜3の破壊モードは不良モードCであった。つまり、比較例1〜3のAuSn共晶層とこれに隣接する金層との界面にはクラックが生じていることが確認された。また、各実施例の接合構造が破壊された時点における剪断力は、比較例1〜3の接合構造が破壊された時点における剪断力よりも大きいことが確認された。
【0113】
<耐熱性の評価>
各接合構造の耐熱性を以下の方法で評価した。
【0114】
接合構造が置かれた雰囲気の−40℃から120℃への昇温及び120℃から−40℃への冷却からなるヒートサイクルを1000回繰り返した。1000回のヒートサイクル後の各接合構造の接合強度を、上記と同様の方法で評価した。ヒートサイクル後の接合構造が破壊された時点における剪断力が大きいことは、接合構造が耐熱性に優れることを意味する。
【0115】
上記ヒートサイクル後の各接合構造の破壊モードを調べた。各接合構造の破壊モードを下記表4に示す。なお、表4に記載のA+とは、破壊モードAの場合よりも大きな剪断力によってAuSn共晶層(14)の内部が破壊された態様である。
【0116】
下記表4に示すように、実施例1〜10の破壊モードは、A+、A又はBのいずれかであった。一方、比較例1〜3の破壊モードは不良モードCであった。つまり、比較例1〜3のAuSn共晶層とこれに隣接する金層との界面にはクラックが生じていることが確認された。また、各実施例の接合構造が破壊された時点における剪断力は、比較例1〜3の接合構造が破壊された時点における剪断力よりも大きいことが確認された。
【0117】
実施例8の破壊モードと他の実施例の破壊モードとの相違は、他の実施例の第1金属層11が、リンを含むニッケルから構成されるため、リンを含まないニッケルからなる実施例8の第1金属層11よりも硬いことに起因する、と推察される。
【0118】
【表4】