(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、幼児など自分で適切に歯磨きを行うことができない人に対しては、親などの大人が代わりに幼児などの歯を磨く必要があるが、幼児は大人が歯ブラシを手に持って口の中に入れようとすると威圧感を感じて口を開けることを拒む傾向がある。この場合、大人は思うように幼児の歯を磨くことができないため、やむなく幼児を押さえつけて無理やり口を開けさせて歯磨きを行う必要があり、親と子の双方にとって精神的な負担となる。また、歯磨きに対して幼児に苦手意識が芽生えて歯磨きの習慣を定着させることができず、幼児の虫歯を十分に予防することが難しくなる。
【0005】
そこで、幼児は一般的に人形や動物、キャラクターなどが好きなことから、大人が特許文献1に開示のような指人形を装着した状態で歯ブラシを持ち、幼児の気を引きつつ幼児に対して歯磨きを行うことが考えられる。しかしながら、特許文献1に開示の指人形は、胴体部の前方側で歯ブラシを縦向きに支持することはできるが、胴体部があるために歯ブラシの先端が指人形の前方側、歯ブラシの後端が指人形の後方側に位置するように横向きに歯ブラシを支持することはできない。すなわち、一般的に素手で歯ブラシを持った場合のように、歯ブラシの先端側にある植毛部の前方側への突出位置を自由に調整することができず、歯磨きに適した状態で歯ブラシを支持することができない。そのため、仮に特許文献1に開示の指人形を装着して大人などが幼児に対して代わって歯磨きを行う場合、歯ブラシの植毛部を幼児の口内に入れるためには指人形を幼児の口ぎりぎりまで近づけなければならず、指人形で幼児の口内が隠れるので適切に歯磨きを行うことができない。
【0006】
また、従来の歯ブラシとして、歯ブラシの把柄部(柄)の後端にキャラクターをかたどった飾りを装着可能なものがあり、歯磨き中の幼児の気を引くためにこのような歯ブラシを使うことも考えられる。しかしながら、このように歯ブラシの把柄部に取り付けられる飾りは小さく、幼児の興味を十分に引くことはできない。また、大人が幼児に代わって歯磨きを行う際、把柄部の後端に取り付けられた飾りは、歯ブラシを持つ大人の手で隠れて幼児からは見えず、飾りなしの歯ブラシを使う場合と実質的に変わらないことから、上述したような歯磨きに対する問題を解決できるものではない。
【0007】
さらに、人形やぬいぐるみなどを手で持ち、幼児の気を引きながら幼児の歯磨きを行うことも考えられるが、このような同時並行作業は容易なものではない。
【0008】
上記のような問題は、幼児に対する歯磨きのみならず、病院などでの診察中に幼児に対して聴診器などの検査器具を使用する場合などでも同様である。
【0009】
本発明は、上記のような課題を有効に解消することを目的としており、歯磨きをはじめとして幼児などに対して何らかの措置を施す場合などに、それに利用する器具を作業に適した状態で支持しつつ、歯磨きなどの措置が幼児などに与える威圧感を低減することができ、円滑に作業を行うことが可能な指人形を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0011】
すなわち、本発明に係る指人形は、頭部と、この頭部を支持する支持部とを備え、前記支持部は、前記頭部又はその近傍から延出する一対の延出部分と、当該延出部分の延出端側にそれぞれ設けられ、操作者の指を前記延出部分の延出方向と交差して支持部の前方側に向けて後方側より挿入可能な指挿入部分とを有し、各延出部分の延出端側が互いに接離可能に構成されるとともに、両延出部分の間に前記支持部の前方側から後方側に亘って開放された開放空間が形成されており、前記延出部分が、前記指挿入部分に挿入する
操作者の指に対して起立する
ように、前記延出部分の延出方向と前記指挿入部分を交差させるとともに、各種の作業を行うための器具を、前記開放空間を介して、前記支持部の前方側から後方側に沿って支持可能に構成されていることを特徴とする。
また、前記指挿入部分は、前記延出部分の延出端に設けられ、前方側が塞がれた筒状部材であり、前記延出部分及び前記指挿入部分を指人形の腕に見立て、前記指挿入部分に挿入した操作者の指で当該指挿入部分を介して前記器具を両側から挟み込めるように構成されていることが好ましい。
或いは、前記延出部分を第1延出部分とした場合に、前記第1延出部分の基端側から後方側に延びる第2延出部分と、前記第2延出部分の延出端側から前記第1延出部分と同じ方向に延びる一対の第3延出部分と、前記第2延出部分の延出端側から前記第3延出部分と逆方向に延びる第4延出部分とをさらに有し、前記開放空間が、両第1延出部分の間から両第3延出部分の間に亘って、前記支持部の前方側から後方側に開放されている構成とすることが好ましい。
或いは、前記頭部および前記支持部を合わせた指人形全体が、人間、動物または植物を模した形状に構成されていることが好ましい。
【0012】
ここで、各延出部分の延出端側が接離可能とは、延出端側同士が直接接触した状態と離間した状態とを取り得ることだけでなく、延出端側同士がある程度近づいた状態とそれよりも離れた状態とを取り得ることも含む。
【0013】
このような構成であると、指挿入部分に挿入した指に対して延出部分が起立した状態にすることができ、その指を延出部分の延出端側が接離するように動かすことで、開放空間を介して支持部を貫通する位置にある器具を両側から挟み込むことができる。そのため、例えばこの器具が歯ブラシである場合、指人形に対して歯ブラシの植毛部の前方側への突出位置を自由に調整可能であり、歯磨きをはじめとする各種作業に適した状態で歯ブラシを支持することができる。また例えばこの状態で大人が幼児などに対して代わりに歯磨きなどの処置を施す場合、指挿入部分より起立する延出部分の基端側近傍にある頭部を幼児に見せつつ、操作者の手を指人形で隠して幼児から見えにくくすることができ、幼児にはあたかも延出部分および指挿入部分からなる腕で歯ブラシを持った指人形に歯磨きをされているように感じさせることができる。したがって、歯磨きをはじめとして幼児などに対して何らかの措置を施す場合に、それに利用する器具を作業に適した状態で支持しつつ、その措置が幼児に与える威圧感を低減させて、各種作業を円滑に行えるようにすることができる。
【0014】
また、より人形らしい外観とするために指人形の脚に見立てることが可能な延長部分を設けた場合、各種の作業中に延長部分が作業を阻害しないようにするためには、延長部分を操作者の手の平または腕に固定するための固定部分をさらに有する構成とすることが好適である。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、以上説明した構成であるから、指挿入部分にそれぞれ挿入した指で歯ブラシなどの器具を
開放空間を介して適切に支持しつつ、
使用者の指に対して起立する延出部分の基端側にある頭部を幼児などに見せることができるので、幼児などに対してあたかも指人形に措置を施されているように感じさせて、各種の措置が幼児に与える威圧感を低減させることが可能な指人形を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0018】
<第1実施形態>
図1(a)は、本発明の第1実施形態である指人形10を示す正面図であり、
図1(b)は当該指人形10を示す側面図である。
図1に示すように、本実施形態の指人形10は、頭部1とこの頭部1を支持する支持部2とを備える。
【0019】
頭部1は、本実施形態では兎の頭を模した扁平形状の部材であり、頭部1の前方側(一方側)の面1aには兎の目や口などを表した部品が取り付けられるとともに、後方側(他方側)の面1bには支持部2を構成する延出部分20,20の基端側20b,20b(
図1(b)参照)が取り付けられる。なお、頭部1の形状は兎の頭を模したものに限定されず、猫などの他の動物(
図5参照)の頭を模したものや、人の頭やキャラクターなどを模したものであってもよい。
【0020】
支持部2は、頭部1から延出する一対の延出部分20,20と、各延出部分20,20の延出端側20a,20a、具体的には延出部分20,20の延出端に設けられた指挿入部分21a,21bとを有する。各延出部分20,20のそれぞれの基端側20b,20bは互いに離間した状態で頭部1の後方側の面1bに取り付けられており、
図1(a)に示すように、各延出部分20,20は当該延出部分20,20同士の間の距離を広げながらほぼ等しい長さまで延出している。延出部分20,20は、例えばシリコンなどの可撓性材料で構成され、頭部1より二股に分かれて延出し、各延出端側20a,20aが互いに接離可能に構成されている一方、頭部1を支持可能に構成されている。一対の延出部分20,20の間には、支持部2を前方側(一方側)2Xから後方側(他方側)2Yに開放する開放空間Sが形成されている。
このような延出部分20,20は、その延出方向と指挿入部分21a,21aが交差し、指挿入部分21a,21aに挿入する操作者の指に対して起立している。
【0021】
指挿入部分21a,21bは、前方側2Xが塞がれた円筒状部材であり、側面21aa,21baの後方側2Yが延出部分20,20の延出端面と固定されている(指サック型)。指挿入部分21a,21bの塞がれた前方側2Xは半球状に突出する一方、指挿入部分21a,21bの後方側2Yには指挿入口21ab,21bbが形成されており、この指挿入口21ab,21bbを介して指挿入部分21a,21bの内部空間に、延出部分20,20の延出方向と交差して、すなわち延出部分20,20の延出方向と異なる方向から(本実施形態においては延出部分20,20の延出方向と略直交する方向から)前方側2Xに向けて後方側2Yより操作者の指を挿入可能となっている。本実施形態の指人形10は、一方の指挿入部分21aに操作者の右手の親指、他方の指挿入部分21bに操作者の右手の人差し指が挿入されることを想定したものである。そのため、一方の指挿入部分21aの指挿入口21abの直径D1は、
図1(a)に示すように他方の指挿入部分21bの指挿入口21bbの直径D2よりも大きく構成されるとともに、
図1(b)に示すように一方の指挿入部分21aの軸線方向の長さL1は他方の指挿入部分21bの軸線方向の長さL2よりも短く構成されている。なお、指挿入部分21a,21bは、例えば左手の親指と人差し指など、右手の親指および人差し指以外の指が挿入されることを想定した大きさや形状であってもよい。また、両指挿入部分21a,21bが全く同じ構成であってもよい。
【0022】
図2は本実施形態の指人形10の使用状態を示す斜視図である。本実施形態の指人形10を利用して歯ブラシTなどの長尺な器具を支持する場合、
図2に示すように、各指挿入部分21a,21bに操作者の親指と人差し指をそれぞれ挿入し、これらの指で指挿入部分21a,21bを介して歯ブラシTの把柄部T3を両側から挟み込んで支持する。このとき歯ブラシTは開放空間Sを介して支持部2を前方側2Xから後方側2Yに貫通しており、植毛部T4が設けられている歯ブラシTの先端T1側が支持部2の前方側2Xに位置する一方、歯ブラシTの後端T2側が支持部2の後方側2Yに位置するので、把柄部T3を挟み込む位置を調整することで指人形10に対する植毛部T4の前方側2Xへの突出位置を自由に調整することができる。このような状態で大人が幼児に対して代わりに歯磨きなどの処置を行うと、頭部1が前方側2Xまたは後方側2Yに倒れないことから、幼児には頭部1の前方側の面1aが対向するとともに操作者の手が指人形10で隠れて見えにくくなる。そのため、まるで指人形10が延出部分20,20および指挿入部分21a,21bからなる腕で歯ブラシTを持っているように感じさせることができ、指人形10に歯磨きをされているかのようなリアル感を幼児に与えて、幼児はもちろん幼児に対して代わりに歯磨きを行う大人にとっても楽しみながら歯磨きを行うことができる。
【0023】
なお、本発明において指人形10の構成は上記のものに限定されず、種々の形態を取り得る。
図3〜6は、
図1に示す第1実施形態の指人形10の変形例をそれぞれ示す図である。これらの図面に基づいて変形例の構成を複数例示する。
【0024】
図3(a)は、
図1に示す指人形10の変形例を示す斜視図である。以下、第1実施形態の指人形10と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。これは後述する他の変形例についても同様である。
図3(a)に示す指人形10Aは、3つの指挿入部分21a,21b,21cを備える点が第1実施形態と異なる。この指人形10Aでは、第1実施形態の指人形10が備える一方の指挿入部分21a及び他方の指挿入部分21bをそれぞれ第1指挿入部分21a、第2指挿入部分21bとした場合に、第2指挿入部分21bの側面21baに第3指挿入部分21cが第2指挿入部分21bと並んで取り付けられている。この第3指挿入部分21cは、右手の中指が挿入されることを想定して構成されたものである。このように3つの指挿入部分21a,21b,21cを備える構成とすることで、大人などが幼児に対して代わって歯磨きを行う際、幼児に操作者の指を見せることなく、指挿入部分21a,21b,21cに挿入した3本の指で歯ブラシTをより安定して支持することができる。なお、指挿入部分21a,21b,21cの数は4つ以上であってもよい。
【0025】
図3(b)は、
図1に示す指人形10の他の変形例を示す側面図である。
図3(b)に示す指人形は、指挿入部分21a,21bに対して延出部分20,20の角度を変更可能に構成されている点が第1実施形態と異なる。
図3(b)に示す指人形は、各延出部分20,20の延出端側20a,20aに調整部材としてヒンジ20Bが内蔵されており、このヒンジ20Bを起点にして延出部分20及び頭部1を後方側2Yに倒し、指挿入部分21a,21bに対する角度を所定角度刻みで変更可能に構成されている。これによって、幼児に代わって歯磨きを行っている途中で頭部1の位置を適宜変更することができるので、頭部1や延出部分20によって幼児の口内が見えにくくなることを防止することができ、適切に歯磨きを行うことができる。また、延出部分20及び頭部1を前方側2Xに倒すことができるように構成されてもよく、延出部分20及び頭部1を指挿入部分21a,21bとほぼ平行になる位置まで前方側2X又は後方側2Yに折りたたむことで、コンパクトになり、収納スペースを小さくすることができる。このとき、頭部1に図示しないひも等を取り付けてフック等に掛けられるようにしてもよい。
【0026】
図4(a)〜(c)は、
図1に示す指人形10のさらに他の変形例をそれぞれ示す斜視図である。これらの変形例は指挿入部分21Ca,21Cb,21Ccの構成が第1実施形態と異なる。具体的には、
図4(a)に示す指人形10Cの指挿入部分21Caは、挿入された指F1の爪F1´と対向する箇所、すなわち指挿入部分21Caの側面21Ca2のうち前方側2Xかつ外側に、操作者の指F1の爪F1´を指挿入部分21Ca内部から外部に延出させるための爪用切欠き21Ca1が略矩形状に形成されている。そのため、操作者の爪F1´が長い場合または付け爪を付けている場合であっても、指挿入時に爪用切欠き21Ca1を介して爪F1´を先端から指挿入部分21Caの外部に延出させることで、指挿入部分21Caに指F1を奥まで適切に挿入することができる。
【0027】
また、
図4(b)に示す他の変形例の指挿入部分21Cbは、挿入された指の腹と対向する箇所、すなわち指挿入部分21Cbの側面21Cb1のうち前方側2Xかつ内側に、操作者の指の腹を露出させるための指露出用切欠き21Cb2が略矩形状に形成されている。そのため、指露出用切欠き21Cb2を介して指挿入部分21Cbに挿入した指の腹を外部に露出させることができ、指の腹が直接把柄部T3(
図2参照)に接触して滑り止めとして機能する状態で歯ブラシTを支持することができるので、歯磨き作業中に歯ブラシTが指挿入部分21Cbに対して滑りにくく、より適切に歯磨きを行うことができる。もしくは、
図4(c)に示すさらに他の変形例の指挿入部分21Ccでは、挿入された指の腹と対向する箇所の表面、すなわち指挿入部分21Ccの側面21Cc1のうち前方側2Xかつ内側部分に、複数の細かい突起からなる滑り止め領域21Cc2が形成されている。そのため、この滑り止め領域21Cc2を把柄部T3に接触させることで、歯ブラシTをより安定して支持することができる。
【0028】
図5は、
図1に示す指人形10のさらに他の変形例を示す斜視図である。この変形例の指人形10Dは、頭部1´が兎でなく猫の頭を模したものである点が第1実施形態と異なる。また、第1実施形態の指人形10を構成する延出部分20,20を第1延出部分20D1,20D1とした場合、
図5に示す指人形10Dでは、支持部2Dが、一対の第1延出部分20D1,20D1に加えて、第2延出部分20D2、第4延出部分20D4および一対の第3延出部分20D3(片方の第3延出部分は不図示)を備える点が第1実施形態と異なる。第2延出部分20D2は、各第1延出部分20D1,20D1の基端側20D1a,20D1aから第1延出部分20D1,20D1の延出方向と略直交して後方側に延びるものである。一対の第3延出部分20D3、第2延出部分20D2の延出端20D2a側から第1延出部分20D1,20D1と同方向にそれぞれ延びるものである。第4延出部分20D4は、第2延出部分20D2の延出端側20D2aから第3延出部分20D3と逆方向に延びるものである。各指挿入部分21a,21bには、前方側2Xに第1延出部分20D1,20D1の延出端面が固定され、後方側2Yに第3延出部分20D3の延出端面が固定される。この指人形10Dでは、両第1延出部分20D1,20D1の間から両第3延出部分20D3の間に亘って支持部2Dの前方側2Xから後方側2Yに開放された開放空間Sが形成される。
【0029】
このような指人形10Dは、第1延出部分20D1,20D1を猫の前脚、第2延出部分20D2を猫の胴体、第3延出部分20D3を猫の後ろ脚、第4延出部分20D4を猫の尻尾に見立てたものであり(四足型)、指挿入部分21a,21bの後方側2Yから前方側2Xに挿入した2本の指で歯ブラシTを支持することができる。
【0030】
図6(a)は、
図1に示す指人形10のさらに他の変形例を示す正面図であり、
図6(b)は、当該変形例を示す側面図である。この指人形10Eは、各指挿入部分21a,21bから延出部分20,20を延長させるようにして
延出部分20,20の延長線上に延びる一対の延長部分51,51と、これら延長部分51,51を操作者の手の平に固定するための固定部分52とをさらに有する点が第1実施形態と異なる。
【0031】
延長部分51,51は、基端側51a,51aが指挿入部分21a,21bの側面21aa,21baに取り付けられて延出部分20,20と同方向に延び、自由端側51b,51bが前方側2Xに向けて折り曲げられたものであって、指挿入部分21a,21bに指を挿入して指人形10Eを持ち上げた状態で指挿入部分21a,21bより垂下するものである。固定部分52は、例えば伸縮可能な環状部材であり、延長部分51,51の延出方向の略中央に取り付けられる。
【0032】
このような指人形10Eでは、延長部分51,51を兎の脚に見立てることができ、より人形らしい外観にすることができる。また、固定部分52に人差し指から小指までを差し込んで固定部分52を操作者の手の平に取り付けることで、延長部分51,51を手の平に固定することができる。そのため、指人形10Eを装着して幼児に対して代わりに歯磨きを行う際に、幼児の顔に延長部分51,51が垂れ下がり、延長部分51,51で幼児の口内が見えにくくなることを防止することができる。なお、固定部分52は操作者の手の平や腕などに固定することができれば伸縮性を有する環状部材に限定されない。
【0033】
<第2実施形態>
図7(a)は第2実施形態の指人形100を示す正面図であり、
図7(b)は当該指人形100を示す側面図である。以下、第1実施形態の指人形10と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。これは後述する他の実施形態についても同様である。
【0034】
本実施形態の指人形100は、指挿入部分121a,121bが延出部分20,20の延出端面に取り付けられた指サック型のものではなく、延出部分20,20の延出端側20a,20
aを前方側2Xから後方側2Yに向けて貫通して形成された貫通孔により指挿入部分121a,121bが構成されたリング型である点が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と同様に、一方の指挿入部分121aは右手の親指、他方の指挿入部分121bは右手の人差し指がそれぞれ挿入されることを想定されたものであり、一方の指挿入部分121aの直径D3は他方の指挿入部分121bの直径D4よりも大きく構成される。なお、指挿入部分121a,121bは、例えば左手の親指と人差し指など、右手の親指および人差し指以外の指が挿入されることを想定した大きさであってもよい。また、両指挿入部分121a,121bが全く同じ構成であってもよい。このような本実施形態の指人形100は、指挿入部分121a,121bに後方側2Yから前方側2Xに指を挿入することで装着でき、第1実施形態の指人形10と同様の効果を発揮することができる。
【0035】
図7(c)は、
図7(a),(b)に示す第2実施形態の指人形100の変形例を示す正面図である。
図7(c)に示す指人形100Aは、延出部分20,20の延出端側20a,20a
、具体的には延出部分20,20の延出端から延出部分20,20を延長させるようにして
延出部分20,20の延長線上に延びる一対の延長部分51,51と、これら延長部分51,51を操作者の手の平に固定するための固定部分52と、両延長部分51,51同士を連結する連結部分151とをさらに備える点が第2実施形態の指人形100と異なる。延長部分51,51の構成は、
図6に示す指人形10Eに備わる延長部分51,51と同様である。連結部分151は、各延長部分51,51の延出方向略中央から延在しており、延出部分20,20の延出端側20a,20aが互いに離接可能となるように折り曲げや伸縮が可能に構成される。固定部分52は、連結部分151の延在方向中央に1つだけ取り付けられている以外は、
図6に示す指人形10Eに備わる固定部分52と同様である。
【0036】
このような指人形100Aでは、頭部1、各延出部分20,20、各延長部分51,51の基端側51a,51aおよび連結部分151によって囲まれた部分に、支持部102Aの前方側2Xから後方側2Yに開放された開放空間Sが形成され、この開放空間Sを介して歯ブラシTを支持部102Aの前方側2Xから後方側2Yに貫通させて支持することができる。なお、本変形例の指人形100Aにおいて連結部分151は設けられなくてもよく、また、
図6に示す指人形10Eが連結部分151を備えるものであってもよい。
【0037】
<第3実施形態>
図8(a)は、本発明の第3実施形態である指人形200を示す斜視図である。本実施形態では、指挿入部分221a,221bが手袋状部分221の一部に形成されている点が第1実施形態と異なる。この手袋状部分221は、一般的な手袋と同様の形状であり、親指から小指を挿入するための挿入領域221A〜221C(薬指用と小指用の挿入領域221D,221Eは
図9参照)がそれぞれ形成されている。各延出部分20,20は、手袋状部分221の一面側221dから起立するようにして親指用の挿入領域221Aと人差し指用の挿入領域221Bにそれぞれ取り付けられており、これら挿入領域221A,221Bが指挿入部分221a,221bとなる。また、両延出部分20,20の間には開放空間Sが形成されている。
【0038】
このような手袋タイプの指人形200では、操作者の手を手袋状部材221の開口221cから差し込み、指挿入部分221a,221bにそれぞれ挿入した指で開放空間Sを介して支持部202を貫通させた歯ブラシTを支持することができるので、第1実施形態の指人形10と同様の効果を発揮することができる。
【0039】
図8(b)は、
図8(a)に示す指人形200の変形例を示す斜視図である。この変形例の指人形200Aは、
図8(a)に示す手袋タイプの指人形200に対して
図5に示す四足型の指人形10Dの構成が適用されたものである。すなわち、指人形200Aは、
図8(b)に示すように、支持部202Aが、一対の第1延出部分20D1,20D1の基端側20D1a,20D1aから後方側に延びる第2延出部分20D2、第2延出部分20D2の延出端側から第1延出部分20D1,20D1と同方向にそれぞれ延びる一対の第3延出部分20D3(片方の第3延出部分は不図示)、及び、第2延出部分20D2の延出端20D2a側から第3延出部分20D3と逆方向に延びる第4延出部分20D4を備える点が第3実施形態と異なる。また、頭部1´が兎でなく猫の頭を模したものとなっている。
【0040】
このような指人形200Aでも、両第1延出部分20D1,20D1の間から両第3延出部分20D3の間に亘って支持部202Aの前方側2Yから後方側2Xに開放された開放空間Sが形成され、各指挿入部分221a,221bに挿入した指で開放空間Sを介して支持部202Aを貫通させた歯ブラシTを支持することができる。
【0041】
図9は、
図8(a)に示す指人形200の他の変形例を示す正面図である。この変形例の指人形200Bは、手袋状部分221において小指用の挿入領域221Eとその近傍から同方向に延びる一対の延出領域252,252、ならびに親指用の挿入領域221Aおよび人差し指用の挿入領域221Bから各延出領域252,252の基端側252a,252aにかけて手袋状部分221に形成された連結領域253を有する点が第3実施形態と異なる。
【0042】
一対の延出領域252,252は、小指用の挿入領域221Eの長手方向と直交して延び、自由端側252b,252bが折り曲げられたものであり、兎の脚に見立てることができる。また、連結領域253は兎の胴体に見立てることができる。そのため、このような指人形200Bであれば、より人形らしい外観にすることができる。
【0043】
<第4実施形態>
図10は、本発明の第4実施形態である指人形300を示す斜視図である。本実施形態の指人形300は、頭部301とこの頭部301を支持する支持部302とを備える。
【0044】
頭部301は、本実施形態では男児の頭に加えて胴体を模した部材で構成される。支持部302は、頭部301から延出する一対の延出部分320,320と、各延出部分320,320の延出端側320a,320aに設けられた指挿入部分321a,321bとを有し、延出部分320,320が男児の脚部を模した部材、指挿入部分321a,321bが靴を模した外観の部材でそれぞれ構成される。延出部分320,320は、各延出端側320a,320aが互いに接離可能に構成されている。一対の延出部分320,320の間には、支持部302を前方側2Xから後方側2Yに開放する開放空間Sが形成されている。指挿入部分321a,321bは、前方側2Xが塞がれた筒状部材であり、後方側2Yに指挿入口321ab,321bbが形成されている。男児の脚を模した延出部分320,320は、靴を模した外観の指挿入部分321a,321bの側面321aa,321baのうち靴の履口に相当する箇所に固定されており、男児が靴を履いた状態で起立した外観となっている。
【0045】
このような指人形300は、第1実施形態の指人形10と外観の差は大きいものの、第1実施形態の指人形10と同様の作用効果を有しており、例えば
図10に示すように指人形300を介して1組の箸chを保持することも可能である。なお、本実施形態の指人形300を幼児などに装着させた状態で食事させることで、幼児などが苦手な食品を克服する際、指人形300に応援されているように感じさせて、幼児などを後押しすることができる。これは、上記他の実施形態の指人形10等を用いた場合でも同様である。
【0046】
以上のように
図1〜10に示す第1〜第4実施形態の指人形10等は、頭部1等と、この頭部1等を支持する支持部2等とを備え、支持部2等は、頭部1等から延出する一対の延出部分20,20と、当該延出部分20,20の延出端側20a,20aにそれぞれ設けられ、操作者の指を延出部分20,20の延出方向と交差して支持部2等の一方側である前方側2Xに向けて他方側である後方側2Yより挿入可能な指挿入部分21a,21b等とを有し、各延出部分20,20の延出端側20a,20aが互いに接離可能に構成されるとともに、両延出部分20,20の間に支持部2等の前方側2Xから後方側2Yに亘って開放された開放空間Sが形成されている。
【0047】
このような構成であると、指挿入部分21a,21b等に挿入した指に対して延出部分20,20が起立した状態にすることができ、その指を延出部分20,20の延出端側20a,20aが接離するように動かすことで、開放空間Sを介して支持部2等を貫通する位置にある
図2に示すような歯ブラシTを両側から挟みこむことができるので、指人形10等に対して歯ブラシTの植毛部T4の前方側2Xへの突出位置を自由に調整可能であり、歯磨きに適した状態で歯ブラシTを支持することができる。またこの状態で幼児に対して代わって歯磨きを行うと、指挿入部分21a,21bより起立する延出部分20,20の基端側20b,20b近傍にある頭部1等を幼児に見せつつ、操作者の手を指人形10等で隠して幼児から見えにくくすることができる。そのため、幼児にはあたかも、延出部分20,20および指挿入部分21a,21b等からなる腕で歯ブラシTを持った指人形等に歯磨きをされているように感じさせることができ、歯磨きが幼児に与える威圧感を低減させて歯磨きを円滑に行えるようにすることができる。
【0048】
また、
図6,
図7(c)に示すように、延出部分20,20を延長させるようにして
延出部分20,20の延長線上に指挿入部分21a,21b又は
延出部分20,20の延出端から延びる延長部分51,51と、この延長部分51,51を操作者の手の平に固定するための固定部分52とをさらに有することから、延長部分51,51を脚部に見立てて一層人形らしい外観にすることができるとともに、固定部分52で延長部分51,51を操作者の手の平に固定することで、幼児に対して代わって歯磨きを行う際に延長部分51,51が幼児の顔に垂れ下がって幼児の口内が見えにくくなることがなく、歯磨きを円滑に行うことができる。
【0049】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0050】
例えば、
図1〜9に示す第1〜第3実施形態の指人形10等では、頭部1等が支持部2等に対して固定されているが、
図11に示すように頭部1,1´を支持部252A〜252Dから着脱可能に構成されてもよい。
図11(a)は、頭部1を支持部252Aから着脱可能な指人形250Aを示す正面図である。この指人形250Aは、頭部1が支持部252Aに向けて延びる一対の矩形状の接続片251a,251aを備えるとともに、支持部252Aが前記接続片251a,251aを抜脱可能な被挿入穴252a´,252a´が形成された被挿入部分252aを有する点が第1〜第3実施形態と異なる。また、支持部252Aに備わる各延出部分220A,220Aは、互いの基端側220b,220b同士が接続されて一体に形成されており、すなわち二股に分かれて延出しており、当該基端側220b,220bに被挿入部分252aが頭部1に向けて取り付けられている。このように頭部1を支持部252Aに対して着脱可能な構成であると、
図11(a)に示す兎を模した頭部1を別形状のもの、例えば
図11(b)に示すような猫を模したものなどに交換することができ、幼児を飽きさせにくくすることができる。
【0051】
図11(b)は、頭部1´を支持部252Bから着脱可能な指人形250Bを示す正面図である。なお、
図11(a)に示す指人形250Aと同じ構成には同一の符号を付して記載を省略する。これは
図11(c),
図11(d)に示す指人形250C,250Dも同様である。この指人形250Bは、頭部1´が支持部252Bに向けて延びる円筒状の嵌込部分251bを備えるとともに、支持部252Bが前記嵌込部分251bを嵌め込み可能な突起領域252b´が形成された被嵌込部分252bを有する点が第1〜第3実施形態と異なる。この被嵌込部分252bは、互いに接続された各延出部分220A,220Aの基端側220b,220bに頭部1´に向けて取り付けられている。このような構成であると、嵌込部分251bの内部空間251b´に突起領域252b´を嵌め込むことで、頭部1´を支持部252Bに対して着脱可能としつつ、支持部252Bに取り付けた状態の頭部1´を突起領域252b´回りに360°回転させることができ、頭部1´の向きを適宜変更してより遊び心を付与することができる。
【0052】
図11(c)は、頭部1を支持部252Cから着脱可能な指人形250Cを示す部分断面図である。この指人形250Cは、支持部252Cが、延出部分220A,220Aの基端側220b,220bから延び、先端が拡張された係合部分252cを有するとともに、頭部1内部に係合部分252cと係合可能な非係合部分251cが係合部分252cと略同一形状の空間として形成されている点が第1〜第3実施形態と異なる。頭部1は、非係合部分251cに対して係合部分252cを係合可能なように非係合部分251cの開口端が拡張可能に構成されている。このような構成であっても、支持部252Cに取り付けた状態で頭部1を回転可能にすることができる。
【0053】
図11(d)は、頭部1を支持部252Dから着脱可能な指人形250Dを示す正面図である。この指人形250Dは、頭部1が、支持部252Dに向けて延びて互いに近接する方向に弾性変形可能な一対の弾性片251d,251dを有するとともに、支持部252Dが、延出部分220A,220Aの基端側220b,220bに取り付けられて弾性片251d,251dと係合する係合部分252dを有する点が第1〜第3実施形態と異なる。係合部分252dの上部は、互いに近接させた状態の弾性片251d,251dを挿入可能な環状形状であり、近接状態から開放された弾性片251d,251dの先端251d´,251d´が突出可能な開口252d´を有する。そのため、頭部1を支持部252Dに対して取り付ける際には、弾性片251d,251dを互いに近接させた状態で係合部分252dに挿入した後、弾性片251d,251dを解放することで、弾性片251d,251dの先端251d´,251d´を開口252d´の端面に引っ掛けることができる。また、この逆の動作を行うことで、頭部1を支持部252Dから取り外すことができる。
【0054】
なお、頭部1,1´を支持部250A〜250Dから着脱可能な機構は例示のものに限定されない。
【0055】
また、第1〜第4実施形態の指人形10等を構成する指挿入部分21a,21b等は、
図12に示すような構成であってもよい。
図12(a),(b)はそれぞれ上記実施形態の変形例を示す図である。
図12(a)に示す指挿入部分351は、指挿入口352aの縁部352が径方向に伸縮可能であり、収縮状態と拡張状態とを取り得るように構成される。そのため、指人形10等を装着する際には、指挿入口352aの縁部352を押し広げながら指挿入部分351に指を挿入して、挿入後の指に指挿入口352aの縁部352を圧接(フィット)させることができるので、使用中に指挿入部分351を指から抜けにくくして使い勝手を向上させることができる。
【0056】
図12(b)に示す指挿入部分355は、前方側2Xが塞がれた筒状の指挿入部分本体356と、指挿入部分本体356内に取り付けられたリング部材357とで構成される。なお、
図12(b)では指挿入部分本体356の前方側2Xおよび中央部を断面で示している。リング部材357は、内径D4が指挿入口356aの直径D3よりも小さく、孔357aが指挿入口356aに向けられており、指挿入部分本体356内において例えば挿入された指の第1関節に対応する位置に配置される。また、リング部材357は、例えば合成樹脂やシリコンゴム、針金などで構成される。このようなリング部材357を備える指挿入部分355は、挿入された指がリング部材357に引っ掛かかって使用中に指から抜けにくくなるので、使い勝手を向上させることができる。
【0057】
また、第1,第3,第4実施形態の指人形10等においては、頭部1等が支持部2等に対して着脱可能なだけでなく、延出部分20,20と指挿入部分21a,21b等とが着脱可能な構成であってもよい。これによって、指人形10等の一部が汚れた場合に分解して洗浄したり、汚れた部分のパーツを交換することができ、利便性を向上させることができる。さらに、指挿入部分21a,21b等を着脱可能に構成することで、操作者の指のサイズに合わせた指挿入部分21a,21b等を取り付けることができる。また、指挿入部分21a,21b等を着脱可能に構成することで、左手で操作可能な指人形10等に変更することもできる。
【0058】
またさらに、第1〜第4実施形態の指人形10等において、延出部分20等がバネを含んで構成されて、頭部1等が指挿入部分21a,21b等に対して前後左右に変位可能な構成であってもよい。これによって、幼児の興味を一層引くことができる。また、延出部分20,20等は非操作時において互いに離間する構成に限定されず、延出端側20a,20a同士を接離可能であれば非操作時に延出部分20,20等同士が延出端側20a,20aまで接触している構成であってもよい。
【0059】
ところで、本発明を利用して歯磨きなどの措置を行う対象としては、幼児に限定されず、乳児や老人など、自ら適切に歯磨きを行うことができない人なども含む。
【0060】
また、上述した本発明の指人形10等は、指挿入部分21a,21b等に挿入した指の可動範囲が広いものであり、歯磨きTや箸chを支持するための使用に限定されず、種々の器具を支持するために使用することができる。
【0061】
例えば、病院で幼児などに対して診察を行う際の聴診器や歯科治療器具など各種医療器具を利用する際に本発明の指人形10等を使用してもよい。また、特に
図3(a)に示す3本指タイプの指人形10Aを筆記具などの器具を持つ際に利用することで、指にペンだこができることを抑制したり、学習時に指人形10Aを使用することで児童に自発的な学習意欲を芽生えさせることができる。
【0062】
また、本発明の指人形10等の頭部1等は、人間や動物の頭を模したものに限定されず、例えば植物や乗り物等を表したものであってもよい。この場合、支持部2等(延長部分51,51や連結部分151を備えるものはこれらも含めて)は、頭部1等の形状に合わせた形状に構成されてもよく、頭部1等が模しているものの他の一部を模すように構成してもよい。すなわち、頭部および支持部(又はこれらに加えて延長部分や連結部分)を合わせた指人形全体で人間や動物、植物などの全体を模した形状としてもよい。このような支持部を構成する指挿入部分としては、
図12(c)〜(e)に示すような人間の手、動物の脚、靴をそれぞれ模した指挿入部分360,365,370が適用されてもよい。なお、図中の360a,365a,370aはそれぞれ指挿入部分360,365,370の指挿入口を示す。
【0063】
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【課題】指挿入部分にそれぞれ挿入した指で歯ブラシなどの器具を適切に支持しつつ、幼児などに対してあたかも指人形に措置を施されているように感じさせて、各種の措置が幼児に与える威圧感を低減させることが可能な指人形を提供する。
【解決手段】指人形10は、頭部1と、この頭部1を支持する支持部2とを備え、支持部2は、頭部1から延出する一対の延出部分20,20と、当該延出部分20,20の延出端側20a,20aにそれぞれ設けられ、操作者の指を延出部分20,20の延出方向と交差して支持部2の前方側2Xに向けて後方側2Yより挿入可能な指挿入部分21a,21bとを有し、各延出部分20,20の延出端側20a,20aが互いに接離可能に構成されるとともに、両延出部分20,20の間に支持部2の前方側2Xから後方側2Yに亘って開放された開放空間Sが形成されている。