(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ルーティングプロトコルはトラフィック エンジニアリングに基づく開放型最短経路優先プロトコル(OSPF−TE――Open Shortest Path First−Traffic Engineering)又はトラフィック エンジニアリングに基づく中間システムと中間システム(IS−IS−TE)である請求項1に記載の多段多重化ルーティング制御方法。
ゲートウェイネットワーク要素がルーティングプロトコルを拡張することにより、自体の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するステップは、
前記ゲートウェイネットワーク要素が拡張されたインタフェーススイッチング能力記述子に前記多段多重化能力を携帯することを含み、前記拡張された記述子が帯域幅情報フィールドと具体的なスイッチング能力情報フィールドを含み、
前記具体的なスイッチング能力情報フィールドは、前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する信号タイプ及び多重レベル情報を指示することに用いられ、
前記帯域幅情報フィールドは、前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する各レベルの信号タイプの帯域幅情報を指示することに用いられる請求項1〜2のいずれか一つに記載の多段多重化ルーティング制御方法。
ゲートウェイネットワーク要素は、ルーティングプロトコルを拡張することにより、自体の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するステップは、
前記ルーティングプロトコルを拡張し、前記ルーティングプロトコルが多段多重化能力の携帯を支援するようにさせ、リンクタイプのリンク状態放送データ・パケットの高位タイプ長さの値に1つの多段多重化制約サブタイプ長さの値を増加し、前記多段多重化制約サブタイプ長さの値を使用して前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を携帯することを含み、
前記多段多重化制約サブタイプ長さの値がタイプフィールド、長さフィールド及び多段多重化能力情報フィールドを含み、
前記タイプフィールドは該サブタイプ長さの値のタイプを指示することに用いられ、
前記長さフィールドは多段多重化能力情報フィールドの長さを指示することに用いられ、
前記多段多重化能力情報フィールドは、支援する具体的な多段多重化能力を指示することに用いられる請求項1〜2のいずれか一つに記載の多段多重化ルーティング制御方法。
前記多段多重化能力情報フィールドには、M個のサブフィールドを含み、それぞれのサブフィールドは1個の多段多重化能力を記述し、それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報フィールド及び多段多重化信号タイプ情報フィールドを含み、前記Mは支援する多段多重化能力の個数を表し、
前記多段多重化層数情報フィールドは多段多重化の層数を指示することに用いられ、
前記多段多重化信号タイプ情報フィールドは、多段多重化の各信号タイプを指示することに用いられる請求項7に記載の多段多重化ルーティング制御方法。
前記ルーティングプロトコルはトラフィック エンジニアリングに基づく開放型最短経路優先プロトコル(OSPF−TE)又はトラフィック エンジニアリングに基づく中間システムと中間システム(IS−IS−TE)である請求項9に記載のゲートウェイネットワーク要素。
前記多段多重化能力配置モジュールは、帯域幅情報フィールドと具体的なスイッチング能力情報フィールドを含む拡張されたインタフェーススイッチング能力記述子に前記多段多重化能力を携帯する方式で、自体の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するように設置され、
前記具体的なスイッチング能力情報フィールドは、前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する信号タイプ及び多重レベル情報を指示することに用いられ、
前記帯域幅情報フィールドは、前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する各レベルの信号の帯域幅情報を指示することに用いられる請求項9〜10のいずれか一つに記載のゲートウェイネットワーク要素。
前記多段多重化能力配置モジュールは、以下の方式で、ルーティングプロトコルを拡張することにより、自体の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するように設置され、該方式は、即ち、
前記ルーティングプロトコルを拡張して、前記ルーティングプロトコルが多段多重化能力の携帯を支援するようにさせ、リンクタイプのリンク状態放送データ・パケットの高位タイプ長さの値に1つの多段多重化制約サブタイプ長さの値を増加し、前記多段多重化制約サブタイプ長さの値を使用して前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を携帯し、前記多段多重化制約サブタイプ長さの値がタイプフィールド、長さフィールド及び多段多重化能力情報フィールドを含み、
前記タイプフィールドは該サブタイプ長さの値のタイプを指示することに用いられ、
前記長さフィールドは多段多重化能力情報フィールドの長さを指示することに用いられ、
前記多段多重化能力情報フィールドは、支援する具体的な多段多重化能力を指示することに用いられる請求項9〜10のいずれか一つに記載のゲートウェイネットワーク要素。
前記多段多重化能力情報フィールドには、M個のサブフィールドを含み、それぞれのサブフィールドは1個の多段多重化能力を記述し、それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報フィールド及び多段多重化信号タイプ情報フィールドを含み、前記Mは支援する多段多重化能力の個数を表し、
前記多段多重化層数情報フィールドは多段多重化の層数を指示することに用いられ、
前記多段多重化信号タイプ情報フィールドは多段多重化の各信号タイプを指示することに用いられる請求項15に記載のゲートウェイネットワーク要素。
【背景技術】
【0002】
光伝送ネットワーク(OTN)は、1999年に高速時分割多重(TDM,Time Division Multiplexing)信号の大容量伝送問題を解決するために提案された「デジタルラッパー」技術である。2003版に定義されたOTNはクライアント層信号に伝送、多重化、保護及び監視管理等の機能を提供することができ、支援するクライアント層信号は主に同期伝送モジュール(STM−N)、非同期伝送モード(ATM)及び汎用フレーム化手順(GFP)によりマッピングして支援するイーサネット信号であり、定義されたレートレベルは2.5G、10G及び40Gである。伝送ネットワークが信号を伝送するインタネットプロトコル(IP)化及び10G LANインターフェースの普及に従って、10万メガのイーサネット(GE)のOTN上での伝送は1つの重要な問題になり、従って国際電気通信連合(ITU−T)は2007年にG.709に対する補足標準(G.sup43)を開発し、OTNが10GE信号を伝送する方式を定義した。
【0003】
従来のOTNの多重化体系は非常に簡単であり、レートレベルは2.5G,10G及び40Gであり、それぞれ光チャネルデータユニット(ODU)1、ODU2及びODU3に対応する。一定のビットレート(CBR,Constant Bit Rate)のサービスは非同期マッピング手順(AMP)又はビット同期マッピング手順(BMP)方式で相応するODUkにマッピングし、パケット(Packet)サービスはGFP方式でODUkにマッピングし、これらのODUkはさらに相応する光チャネル伝送ユニット(OTU)k中にマッピングする。当然、
図1に示すように、低レートレベルのODUは高レートレベルのODU中に多重化することもできる。
【0004】
マルチサービスに適応するために、OTNは新たな概念、即ち上位(HO,High Order)ODUと下位(LO,Low Order)ODUを導入し、
図2に示すように、
図2において左から数えて、第1列はLO ODUであり、それぞれの枠中におけるレートレベル、例えばODU3はいずれもODU3(L)と標識し、Lは即ちLow Orderであり、第2列は上位であり、それぞれの枠中におけるレートレベル、例えばODU3はいずれもODU3(H)と標識し、Hは即ちHigh Orderである。HO/LOは同期デジタル・ハイアラーキ(SDH)における上位/下位容器の概念と一致し、LO ODUはサービス層に相当し、異なるレートと異なるフォーマットのサービスに適応することに用いられ、HO ODUはチャネル層に相当し、一定の帯域幅の伝送能力を提供することに用いられ、このレベル的なの構造はサービスボードとサーキットボードの分離を支援し、従ってネットワーク展開にさらなる柔軟性と経済性をもたらす。
【0005】
G.709改正(Amendment)3とG.sup 43は2003年のG.709に対して、大きな変化が起き、ODU0、ODU2e、ODU3e1、ODU3e2、柔軟なODU(ODUflex)及びODU4を含む新たな信号タイプを導入した。まず1つのレートが1.244Gb/sである新たな光チャネルデータユニットODU0を導入し、ODU0は独立に交差接続してもよく、上位ODU中(例えばODU1、ODU2、ODU3及びODU4)にマッピングしてもよい。将来の100GEサービスの伝送に適応するために、ODU4を導入し、レートが104.355Gb/sである。
【0006】
ODU1がODU2、ODU3にマッピングし、及びODU2がODU3にマッピングし、元のG.709バージョンの2.5Gバイパス時間系列マッピング多重化方式を保持し、ODU1がODU2とODU3にマッピングする1.25Gバイパス時間系列を増加し、ODU2が ODU3にマッピングする1.25Gバイパス時間系列を増加し、他の新たなレート(ODU0、ODU2e、ODUflex)がODU1、ODU2、ODU3、ODU4にマッピングすることは、いずれも1.25Gバイパス時間系列マッピング多重化方式を採用する。G.sup 43に従って、ODU2eはODU3e1の2.5Gバイパス時間系列にマッピングすることができ、ODU2eはさらにODU3e1の1.25Gバイパス時間系列にマッピングすることができる。大多数の下位ODUは上位において同じバイパス時間系列の個数を有し、ところが、ODU2eは例外であり、ODU2eはODU3において9個の1.25Gバイパス時間系列又は5個の2.5Gバイパス時間系列を占用する必要があり、ODU2eはODU4において8個の1.25Gバイパス時間系列を占用する必要があり、そのうち、ODTUGは光チャネルデータトリビュタリユニットグループ(Optical channel Data Tributary Unit Group)を表す。
図3はG.709標準及びG.sup43標準の詳細のマッピング多重化経路構造である。
【0007】
柔軟(Flexible)なODUの思想は最初に2008年9月のITU−T Q11/SG15中間会議と2008年12月のITU−T SG15会合に広く議論された。Flexible ODUの最初の考えは任意のビットレートのクライアント信号にOTNのビット透明伝送を提供することである。ODUflexは現在、効果的にODU2、ODU3又はODU4にマッピングすることができない新たなビットレートへの支援に用いられることが所望されている。ODUflexは1つの下位ODUとされ、1つのODUflexは上位ODUkの任意整数倍のバイパス時間系列の個数を占用する。ODUflex帯域幅は動的に調整することができる。
【0008】
現在、Packet ODUflexの大きさがn´1.24416Gbit/s±20ppm(1≦n≦80)であり、CBR ODUflexの大きさがクライアント信号レートの239/238倍であることを推薦する。新たに定義したODUflexはODU0、ODU1、ODU2及びODU3にマッピングしたクライアント信号にマッピングを提供しない。CBRクライアント信号に対して、BMPによりクライアント信号をODUflexにマッピングすることが望ましく、ODUflexレートはクライアント信号レートの239/238倍(クライアント信号レートが2.5G以上)であり、パケットサービスクライアント信号に対して、現在GFPを使用してクライアント信号をODUflexにマッピングすることを討論し、ODUflex=n*1.24416G(1≦n≦80)であり、ODUflexビットレートは上位ODUkのバイパス時間系列の個数の整数倍である。
【0009】
2003年バージョンG.709標準が発布した後、数年の発展を経て、OTN設備は大量に展開され、最新のG.709標準はまた大きな変更が起き、新たに展開されたOTN設備が制御プレーンをロードした後、1本のエンドとエンドのラベルスイッチング経路は同時に多くの古い設備と新しい設備を制御する可能性があり、古い設備は2.5Gバイパス時間系列ユニットのみを支援できるが、新しい設備は2.5Gバイパス時間系列ユニットを支援すると同時に1.25Gバイパス時間系列ユニットを支援することができ、1本のエンドとエンドラベルスイッチング経路は古い設備と新しい設備を通過する時、エンドとエンドサービスを管理する時に関連する相互接続は、1つの現実に存在している技術問題になる。
【0010】
図4に示すように、該ネットワークがすでに展開されたOTNネットワークにおいて、OTNネットワークにおけるすべてのノード設備の実現はいずれも2003年に発布したG.709標準バージョンに基づき、ネットワークにおけるそれぞれのノードはODU0とODUflexを支援せず、且つ2.5Gバイパス時間系列(TS)に基づく。データサービスの大量のアプリケーションに従って、オペレータは、従来のネットワークにODU0とODUflexアプリケーションを導入する必要があり、ODU0とODUflexアプリケーションを従来のネットワークに導入する時、1.25G TSを支援するネットワークと展開された2.5G TSを支援するネットワークとの相互接続の問題が存在し、他の技術の導入がないと、オペレータは従来のネットワークにおけるすべてのノードをアップグレードしてODU0とODUflexを支援しなければならず、このようにして、オペレータが投資したOTNネットワークを破壊することに決まっている。そのうち、XCは交差接続Cross Connectionを表す。
【0011】
1本のエンドとエンドのODUkサービスは同時に多くの古い設備と新しい設備を通過する可能性があり、古い設備は2.5Gバイパス時間系列ユニットのみを支援することができるが、新しい設備は2.5Gバイパス時間系列ユニットを支援すると同時に1.25Gバイパス時間系列ユニットを支援することができ、1本のエンドとエンドODUkが古い設備と新しい設備を通過する時、エンドとエンドサービスを管理する時に関連する相互接続は1つの現実に存在している技術問題になる。同時に、ODU0とODUflexサービスをOTNネットワークに導入してすでに展開されたネットワークに相互接続する問題は存在している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明が解決しようとする技術問題は、光伝送ネットワーク自動スイッチング光ネットワークにおいて、G.709に基づく多段多重ルーティング制御方法及びゲートウェイネットワーク要素を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
G.709に基づく多段多重ルーティング制御方法であって、
ゲートウェイネットワーク要素は、ルーティングプロトコルを拡張することにより、自体の多段多重化能力を自体の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送し、そうするように、前記ゲートウェイネットワーク要素により光伝送ネットワークの多段多重化配置と管理を実現することを備え、前記多段多重化能力は、該ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する多重レベル(multiplexing hierarchy)及び適応能力情報を含む。
【0014】
前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力は、前記ゲートウェイネットワーク要素が自体のノードボード及びポート情報を検出することにより生成され、又は、前記ゲートウェイネットワーク要素が管理プレーンで配置される多段多重化能力を受信する。
【0015】
前記ルーティングプロトコルはトラフィック エンジニアリングに基づく開放型最短経路優先プロトコル(OSPF−TE)又はトラフィック エンジニアリングに基づく中間システムと中間システム(IS−IS−TE)である。
【0016】
ゲートウェイネットワーク要素がルーティングプロトコルを拡張することにより、自体の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するステップは、
前記ゲートウェイネットワーク要素が拡張されたインタフェーススイッチング能力記述子に前記多段多重化能力を携帯することを含み、前記拡張されたインタフェーススイッチング能力記述子が帯域幅情報フィールドと具体的なスイッチング能力情報フィールドを含み、
前記具体的なスイッチング能力情報フィールドは、前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する信号タイプ及び多重レベル情報を指示することに用いられ、
前記帯域幅情報フィールドは、前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する各レベルの信号タイプの帯域幅情報を指示することに用いられる。
【0017】
前記拡張されたインタフェーススイッチング能力記述子にはさらに信号タイプフィールドが携帯され、
前記信号タイプフィールドがODUjと指示する場合、前記帯域幅情報フィールドはN個の帯域幅表示行を含み、それぞれ優先順位Pxのもとで、OTUjに直接に多重化するODUjの使用可能な個数を指示し、及び優先順位Pxのもとで、さらに高いレートのODUkに多重化するODUjの使用可能な個数を指示し、前記ODUjは非ODUflexのODU信号であり、又は、
前記信号タイプフィールドが他の信号をODUflexに多重化すると指示する場合、前記帯域幅情報フィールドはN個の帯域幅表示行を含み、それぞれ優先順位Pxのもとで、使用可能なバイパス時間系列の個数を指示し、及び、優先順位Pxのもとで、バイパス時間系列の最大の個数を指示し、k,j及びNが自然数で、x=0,…,N−1である。
【0018】
N=8で、j=0,1,2,3,4,2eである。
【0019】
前記具体的なスイッチング能力情報フィールドは多段多重化層数の個数フィールド及びM個のサブフィールドを含み、
前記多段多重化層数の個数フィールドは、ODUj信号をODUkにマッピングする時、支援する多段多重化段階の個数を表し、kとjがいずれも自然数で、且つk>jであり、
M個の前記サブフィールドにおけるそれぞれのサブフィールドは1個の多段多重化能力を記述し、それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報フィールド及び多段多重化信号タイプ情報フィールドを含み、前記Mは支援する多段多重化能力の個数を表し、
前記多段多重化層数情報フィールドは1個の多段多重化の層数を指示することに用いられ、
前記多段多重化信号タイプ情報フィールドは1個の多段多重化の各信号タイプ及び多重化関係を指示することに用いられる。
【0020】
ゲートウェイネットワーク要素は、ルーティングプロトコルを拡張することにより、自体の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するステップは、
前記ルーティングプロトコルを拡張し、前記ルーティングプロトコルに多段多重化能力の携帯を支援させ、リンクタイプのリンク状態放送データ・パケットの高位タイプ長さの値に1つの多段多重化制約サブタイプ長さの値を増加し、前記多段多重化制約サブタイプ長さの値を使用して前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を携帯することを含み、前記多段多重化制約サブタイプ長さの値がタイプフィールド、長さフィールド及び多段多重化能力情報フィールドを含み、
前記タイプフィールドは該サブタイプ長さの値のタイプを指示することに用いられ、
前記長さフィールドは多段多重化能力情報フィールドの長さを指示することに用いられ、
前記多段多重化能力情報フィールドは、支援する具体的な多段多重化能力を指示することに用いられる。
【0021】
前記多段多重化能力情報フィールドは、M個のサブフィールドを含み、それぞれのサブフィールドは1個の多段多重化能力を記述し、それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報フィールド及び多段多重化信号タイプ情報フィールドを含み、前記Mは支援する多段多重化能力の個数を表し、
前記多段多重化層数情報フィールドは多段多重化の層数を指示することに用いられ、
前記多段多重化信号タイプ情報フィールドは、多段多重化の各信号タイプを指示することに用いられる。
【0022】
多段多重化能力配置モジュール及び配置と管理モジュールを備えるゲートウェイネットワーク要素であって、
前記多段多重化能力配置モジュールは、ルーティングプロトコルを拡張することにより、前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するように設置され、
前記配置と管理モジュールは、配置された多段多重化能力により光伝送ネットワークの多段多重化配置と管理を実現するように設置され、
前記多段多重化能力は前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する多重レベル及び適応能力情報を含む。
【0023】
前記多段多重化能力配置モジュールは、さらに自体のノードボード及びポート情報を検出することにより前記多段多重化能力を生成し、又は管理プレーンで配置された多段多重化能力を受信するように設置される。
【0024】
前記ルーティングプロトコルはトラフィック エンジニアリングに基づく開放型最短経路優先プロトコル(OSPF−TE)又はトラフィック エンジニアリングに基づく中間システムと中間システム(IS−IS−TE)である。
【0025】
前記多段多重化能力配置モジュールは、帯域幅情報フィールドと具体的なスイッチング能力情報フィールドを含む拡張されたインタフェーススイッチング能力記述子に前記多段多重化能力を携帯するように、自体の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するように設置され、
前記具体的なスイッチング能力情報フィールドは、前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する信号タイプ及び多重レベル情報を指示することに用いられ、
前記帯域幅情報フィールドは、前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する各レベルの信号の帯域幅情報を指示することに用いられる。
【0026】
前記インタフェーススイッチング能力記述子にはさらに信号タイプフィールドが携帯され、
前記信号タイプフィールドがODUjと指示する場合、前記帯域幅情報フィールドは、N個の帯域幅表示行を含み、それぞれ優先順位Pxのもとで、OTUjに直接に多重化するODUjの使用可能な個数を指示し、及び優先順位Pxのもとで、さらに高いレートのODUkに多重化するODUjの使用可能な個数を指示し、前記ODUjは非ODUflexのODU信号であり、又は、
前記信号タイプフィールドが他の信号をODUflexに多重化すると指示する場合、前記帯域幅情報フィールドはN個の帯域幅表示行を含み、それぞれ優先順位Pxのもとで、使用可能なバイパス時間系列の個数を指示し、及び優先順位Pxのもとで、バイパス時間系列の最大の個数を指示し、k、j及びNがいずれも自然数で、x=0,…,N−1である。
【0027】
N=8で、j=0,1,2,3,4,2eである。
【0028】
前記具体的なスイッチング能力情報フィールドは多段多重化層数の個数フィールド及びM個のサブフィールドを含み、
前記多段多重化層数の個数フィールドは、ODUj信号をODUkにマッピングする時、支援する多段多重化段階の個数を表し、kとjがいずれも自然数で、且つk>jであり、
M個の前記サブフィールドにおけるそれぞれのサブフィールドは1個の多段多重化能力を記述し、それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報フィールド及び多段多重化信号タイプ情報フィールドを含み、前記Mは支援する多段多重化能の個数を表し、
前記多段多重化層数情報フィールドは1個の多段多重化の層数を指示することに用いられ、
前記多段多重化信号タイプ情報フィールドは1個の多段多重化の各信号タイプ及び多重化関係を指示することに用いられる。
【0029】
前記多段多重化能力配置モジュールは、以下の方式で、ルーティングプロトコルを拡張することにより、自体の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するように設置され、該方式は、即ち、
前記ルーティングプロトコルを拡張して、多段多重化能力の携帯を支援させ、リンクタイプのリンク状態で放送データ・パケットの高位タイプ長さの値に1つの多段多重化制約サブタイプ長さの値を増加し、前記多段多重化制約サブタイプ長さの値を使用して前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を携帯し、前記多段多重化制約サブタイプ長さの値がタイプフィールド、長さフィールド及び多段多重化能力情報フィールドを含み、
前記タイプフィールドは該サブタイプ長さの値のタイプを指示することに用いられ、
前記長さフィールドは多段多重化能力情報フィールドの長さを指示することに用いられ、
前記多段多重化能力情報フィールドは、支援する具体的な多段多重化能力を指示することに用いられる。
【0030】
前記多段多重化能力情報フィールドには、M個のサブフィールドを含み、それぞれのサブフィールドは1個の多段多重化能力を記述し、それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報フィールド及び多段多重化信号タイプ情報フィールドを含み、前記Mは支援する多段多重化能力の個数を表し、
前記多段多重化層数情報フィールドは多段多重化の層数を指示することに用いられ、
前記多段多重化信号タイプ情報フィールドは多段多重化の各信号タイプを指示することに用いられる。
【発明の効果】
【0031】
本発明実施例に提供される方法は、多段多重化制御を実現する。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、図面と具体的な実施例を参照してさらに本発明を説明する。
【0034】
OTN標準はずっと単段ODU多重化を支援する。OTN v1におけるフォローアップ結果は、ODU1が直接にODU3の1つのバイパス時間系列にマッピングし、まずODU2にマッピングする必要がない。該プロセッサアーキテクチャの動機は複雑さを軽減させることである。該プロセッサアーキテクチャの正常の進化過程中、新たに増加したOTN機能は更なる高いレートが所望され、従って単段多重化概念はより容易に前へ進められる。つまり、レートがいずれも上へ増加すると、単段多重化は容易にOTNプロセッサアーキテクチャに引き続き使用される可能性がある。ODU0とODUflexをOTNレベルアーキテクチャに導入し、新たに増加したODUk信号レートをいずれも従来のレートより遥かに低くさせ、これは、いくつかの異なる課題をもたらす。なぜかというと、新たに増加したレートは従来のレートのクライアントであってもよいからである。従って、はっきりしているアプリケーションが存在し、二段多重化はODU0とODUflex信号の従来のネットワークへの導入を補助することが所望され、従って従来のネットワークにおけるそれぞれのノードを更新する必要がない。1つのドメインにおいて二段多重化を使用すると、オペレータが新たなレートをこれらの新たなレートを支援する必要があるそれらのノードに限制アプリケーションすることは許可される。二段多重化はODU0とODUflex信号の従来のネットワークへの導入を補助することが所望され、従って従来のネットワークにおけるそれぞれのノードを更新する必要がない。ところが、Gatewayネットワーク要素が導入されて多段多重化を支援することが必要である。
【0035】
本発明実施例は、従来のネットワークにゲートウェイ(Gateway)ネットワーク要素を導入し、又は従来のあるネットワーク要素をゲートウェイネットワーク要素にアップグレードし、これらのゲートウェイネットワーク要素上に多段多重化(Multi Stage Multiplexing)を実現することを提案し、そのようにして、ODU0とODUflexアプリケーションをすでに展開されたネットワークに導入し、且つ1.25G TSのネットワークと展開された2.5G TSネットワークの相互接続を解決し、1.25G TS信号と2.5G TS信号との間の変換を完成することができる。オペレータの既存しているOTNネットワーク投資を保護するとともに、新たなODUkアプリケーションをすでに投資したOTNネットワーク中に導入することができる。
【0036】
図4に示すネットワークをアップグレードして
図5に示すネットワークを取得し、
図5はゲートウェイネットワーク要素を導入したため、従来のネットワークにおけるそれぞれのノードを更新する必要がなく、
図5に含むゲートウェイネットワーク要素は二段多重化を支援し、従って展開されたネットワークにおいてODU0/ODUflexを支援することを許可する。ODU0/ODUflexをまずODU1又はODU2にマッピングし、続いてODU1/ODU2をODU3にマッピングし、ノード4,5,6,7がODU0/ODUflexに会う必要がなく、直接にODU1又はODU2をスイッチングし、従ってオペレータの既存投資を保護するとともに新たなアプリケーションとサービスを導入し、オペレータの既存ネットワーク投資をインクリメントさせることができる。
【0037】
ネットワークアップグレードシーンの以外、第二個の潜在的な二段多重化アプリケーションはチャネルに基づくネットワーク設計である。1つのODU4ネットワークにおいて、それぞれのODU4はいずれも80個のバイパス時間系列を有する。仮に多量のODU0とODUflexは3〜4個のバイパス時間系列が必要である。多量の回路サービスは同じ端末点(又はひいては経路全体の一部分)をシェアすると、管理の角度から見れば、ゲートウェイ(Gateway)ネットワーク要素を導入し、中間ノードに作成する必要がある接続数量を最小限に抑えるように、ODU0とODUflexをまずODU2又はODU3に多重化する。ODU2/ODU3は効果的に1本のODU0/ODUflexが使用する、ODU4ネットワークを通過するチャネルを作成する。
図6に示すODU4ネットワークのように、ODU0/ODUflexは非ゲートウェイネットワーク要素のみに対して可視である。二段多重化がゲートウェイネットワーク要素の複雑さを増加させるが、ほかの非ゲートウェイネットワーク要素ノードに配置する必要がある交差接続の数を減少させる。
【0038】
管理プレーンと制御プレーンはOTNネットワークにおけるそれぞれのリンクの詳しいい情報を取得し、該詳しい情報はリンクが支援するバイパス時間系列粒度大小、支援するバイパス時間系列最大の個数(つまり、リンクの最大帯域幅)、現在リンクが使用可能なバイパス時間系列の個数及びリンクが支援できる下位信号タイプを含む。しかし、
図7において、それぞれのゲートウェイネットワーク要素が支援する多段多重化能力は異なり、Gateway 1と4ノード及びGateway 3と7ノードの間に位置するリンクは、ODU0が二段多重化によりODU3 Network 2ネットワーク中(つまり、ODU0がODU1又はODU2にマッピングすることができ、さらにODU1又はODU2をODU3にマッピングする)にマッピングできるため、これらのリンクが支援する下位信号しか知らないと経路計算エンティティがルーティングを計算することに用いられるには足りず、さらにODU0がどのような方式によりODU 3 Network 2ネットワーク中にマッピングするかを知る必要がある。つまり、Gateway 1と4ノード及びGateway 3と7ノードの間のリンクが支援する多段多重化能力は経路計算エンティティに知らせなければならない。従って、管理プレーン又は制御プレーンが1本のエンドとエンドのODUkサービスを計算する前に、必ずネットワークにおけるゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を取得しなければならない。また、制御プレーンにおける経路計算エンティティは拡張により、プロトコル又はルーティングプロトコルがネットワーク要素の多段多重化能力を取得することを自動に発見する。
【0039】
従って、本発明実施例は、ゲートウェイネットワーク要素を従来のOTNネットワークに導入する時、エンドとエンドODUkサービスの経路計算エンティティがエンドとエンドODUkサービスのため、通過したゲートウェイネットワーク要素を確定し、及びゲートウェイネットワーク要素上に適当な多段多重化能力を選択するように、経路計算エンティティが、ゲートウェイネットワーク要素が多段多重化能力を支援する情報を取得するルーティング制御方法を提案する。
【0040】
本発明実施例に提供するG.709に基づく多重化ルーティング制御方法は、
ゲートウェイネットワーク要素は、リンク状態で放送データ・パケットにその多段多重化能力を携帯し、ルーティングプロトコルにより前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送し、そのように、前記ゲートウェイネットワーク要素により光伝送ネットワークの多段多重化配置と管理を実現することを備える。前記ルーティングプロトコルはトラフィック エンジニアリングに基づく開放型最短経路優先プロトコル(OSPF−TE)又はトラフィック エンジニアリングに基づく中間システムと中間システム(IS−IS−TE)である。前記多段多重化能力は、該ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する多重レベル及び適応能力情報を含む。
【0041】
前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力は前記ゲートウェイネットワーク要素が自体のノードボード及びポート情報を検出することにより生成され、又は、管理プレーンで配置された後、前記ゲートウェイネットワーク要素が受信する。前記ゲートウェイネットワーク要素が管理プレーンで配置される多段多重化能力を受信する時、さらにデータプレーンが前記管理プレーンで配置される多段多重化能力を支援するかどうかをチェックする。
【0042】
前記ルーティングプロトコルを拡張し、前記ルーティングプロトコルに多段多重化能力の携帯を支援させ、リンク(link)タイプのリンク状態放送データ・パケットの高位タイプ長さの値(Top Level TLV)に1つの多段多重化制約サブタイプ長さの値(Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLV)を増加し、前記Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLVを使用して前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を携帯し、前記Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLVがタイプフィールド、長さフィールド及び多段多重化能力情報フィールドを含み、
前記タイプフィールドは該サブタイプ長さの値のタイプを指示することに用いられ、
前記長さフィールドは多段多重化能力情報フィールドの長さを指示することに用いられ、
前記多段多重化能力情報フィールドは、支援する具体的な多段多重化能力を指示することに用いられ、前記多段多重化能力情報フィールドには、M個のサブフィールドを含み、それぞれのサブフィールドは1個の多段多重化能力を記述し、それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報フィールド及び多段多重化信号タイプ情報フィールドを含み、前記Mは支援する多段多重化能力の個数を表し、
前記多段多重化層数情報フィールドは多段多重化の層数を指示することに用いられ、
前記多段多重化信号タイプ情報フィールドは、多段多重化の各信号タイプを指示することに用いられる。
【0043】
以下、実施例によりさらに本発明を説明する。
【0044】
実施例1
ルーティングプロトコル(OSPF−TE又はIS−IS−TE、トラフィック エンジニアリングに基づく開放型最短経路優先プロトコル又はトラフィック エンジニアリングに基づく中間システムと中間システム)によりゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力情報を所在するルーティングドメインに放送するため、本発明実施例はルーティングプロトコルを拡張した。
【0045】
従来の技術と標準に従って、rfc2370は、不透明な(Opaque)リンク状態広告(Link State Advertisement,LSA)を定義し、Opaque LSAの氾濫の範囲に従って、3種類のOpaque LSAタイプを定義し、それぞれは9,10,11タイプのLSAである。11タイプのOpaque LSAは自律システム(AS,Autonomous System)全体範囲内に氾濫することができ、10タイプのOpaque LSAの氾濫範囲は該LSAに関連するエリア(Area)を超えてはならず、9つのタイプのOpaque LSAはローカルネットワーク又はサブネット内のみで氾濫することができる。rfc3630はOpaque LSAを拡張し、1種の新たなタイプのLSAを定義し、そのようにトラフィック エンジニアリングのLSAを支援し、rfc3630が定義したトラフィック エンジニアリング(TE) LSAは1種のOpaque LSAで、且つArea範囲内のみで氾濫することができる。
【0046】
rfc4203はrfc3630がリンク(link)タイプを定義したデータ・パケットの高位タイプ長さの値(Top Level TLV)に4個のサブタイプ長さの値(Type Length Value,TLV)を増加し、汎用のマルチプロトコル ラベルスイッチング(GMPLS,Generalized Multiprotocol Label Switching)を支援することに用い、リンクのローカル/リモート識別子(Link Local/Remote Identifiers)、リンク保護タイプ(Link Protection Type)、インタフェーススイッチング能力記述子(Interface Switching Capability Descriptor)及び共有リスクリンクグループ(Shared Risk Link Group)を含む。従来のrfc4203の定義は表1に示されるが、rfc4203には新たなTop Level TLVを加えていない。
【0048】
本発明実施例は、表2に示すように、rfc4203が定義したlinkのTop Level TLVにさらに1つのサブTLVを増加し、多段多重化制約サブタイプ長さの値(Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLV)と命名することを提案する。
【0050】
前記実施例中において、Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLVのTypeの値は17であり、必要に応じてほかの値であってもよく、本発明実施例はこれに対して限定しない。
【0051】
図8に示すように、本発明実施例は、Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLVのコーディング方法を提案し、Type(タイプ)フィールド、Length(長さ)フィールド及び多段多重化能力情報フィールドを含み、
前記Typeフィールドは該対象のタイプを指示し、その値が17であり、これは例示に過ぎず、必要に応じて他の値をタイプフィールドの値としてもよく、
前記Lengthフィールドは、多段多重化能力情報フィールドの長さを指示することに用いられ、
前記多段多重化能力情報フィールドには、M個のサブフィールドを含み、それぞれのサブフィールドは1個の多段多重化能力を記述し、それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報(Num)フィールド及び多段多重化信号タイプ情報(Multi Stages Multiplexing Sub−TLV)フィールドを含み、それぞれ多段多重化の層数及び多段多重化の各信号タイプを指示し、Mは指定された多段多重化能力の個数である。
【0052】
例えば、Num 1は支援する第1個の多段多重化能力の多段多重化の段階を表し、Multi Stages Multiplexing Sub−TLV 1は支援する第1個の多段多重化能力の多段多重化の信号タイプを表し、Num 2は支援する第2個の多段多重化能力の多段多重化の段階を表し、Multi Stages Multiplexing Sub−TLV 2は支援する第2個の多段多重化能力の多段多重化の信号タイプを表すというように、Num Mは支援する第M個の多段多重化能力の多段多重化の段階を表し、Multi Stages Multiplexing Sub−TLV Mは支援する第M個の多段多重化能力の多段多重化の信号タイプを表す。
【0053】
以下、Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLVの1つのコーディング方式である。
【0054】
Sub TLV Typeは17であり、
Num 1フィールドは支援する第1個の多段多重化能力(方法)情報の多段多重化の段階を表し、3個のビット(必要に応じて他のビット数を使用してもよく、本発明実施例はビット数を制限しない)を使用して表すことができる。例えば、ODU0−ODU2−ODU3を表す時、Num 1として2を書き入れ、その後の4個あたりのビット(必要に応じて他のビット数を使用してもよく、本発明実施例はビット数を制限しない)はある1つのODUk(k=0,1,2,2e,flex,3,4)を表し、ともに3組を有する。信号タイプのコーディングは以下の通りであり、
0000:ODU0
0001:ODU1
0010:ODU2
0011:ODU3
0100:ODU4
0101:ODU2e
0110:ODUflex
前記コーディング方式は例示に過ぎず、他のコーディング方式を採用してODUkを表してもよく、本発明実施例はこれを制限しない。
【0055】
Num 2は支援する第2個の多段多重化能力(方法)情報の多段多重化の段階を表し、例えばODU0−ODU1−ODU3を表す時、Num 2として2を書き入れ、その後の4個あたりのビットはある1つのODUkを表す。
【0056】
Length(長さ)フィールドは(Num1+1)*4+(Num2+1)*4+…+(Num M+1)*4+M*3であり、Mが多段多重化能力の個数である。
【0057】
実施例2
図9に示すように、
図4に基づき、ゲートウェイネットワーク要素を従来のネットワークに導入し、最新バージョンのG.709標準に従って実現したOTN設備ノードを展開した後、3つの10GのOTNネットワーク及び1つの40GのOTNネットワークを配置する。4つのネットワークが1つのルーティングドメインに区画される。
【0058】
10GのOTNネットワークでのそれぞれのリンクが支援するバイパス時間系列大小粒度は1.25G TSである。そのうち、3つの10GのOTNネットワークはゲートウェイネットワーク要素Gateway 1、Gateway 3及びGateway 4により40GのOTNネットワークに互いに接続し、その間のリンクはOTU3リンクである。3つの10GのOTNネットワークにおいてそれぞれのノードが支援するスイッチング能力も異なり、そのうち、ODU 2 Network 1におけるノード1、2、3、Gateway 1はODU0、ODU1及びODUflexのスイッチング能力のみを支援する。ODU2 Network 4におけるノード11、12、13及びGateway 4はODU0、ODUflex及びODU1スイッチング能力のみを支援する。ODU2 Network 3におけるノード8、9、10及びGateway 3はODU0とODUflexのスイッチング能力のみを支援し、原因は、オペレータがODU2 Network 3が1 GigE(ODU0)と10 GigE(ODU2/ODU2e)サービスのアクセスしかを担当しないことを求めるので、ODU0/ODU2スイッチングしかを行わないとより経済的であり、ODU1のスイッチングを行う必要がない。そのうち、各ゲートウェイネットワーク要素が支援する多段多重化能力は以下の通りであり、
Gateway 1ネットワーク要素が支援する多段多重化能力は、
ODU0−ODU1−ODU3
ODU0−ODU2−ODU3
ODU1−ODU2−ODU3
ODUflex−ODU2−ODU3を含み、
Gateway 3ネットワーク要素が支援する多段多重化能力は、
ODU0−ODU2−ODU3
ODUflex−ODU2−ODU3を含み、
Gateway 4ネットワーク要素が支援する多段多重化能力は、
ODU0−ODU1−ODU3
ODU0−ODU2−ODU3を含み、
Gateway 4ネットワーク要素がODUflex−ODU2−ODU3多段多重化を支援しない理由は、主に、関連するODUflexアプリケーションがODU2 Network 4ネットワーク内部のみに限られ、ODU2 Network 4ネットワーク範囲を超えるODUflexが存在せず、即ち、ODUflexアプリケーションがODU3 Network 2を通過することがないとオペレータが考慮しているからである。従ってGateway4ネットワーク要素がODUflex−ODU2−ODU3多段多重化を支援する必要がない。
【0059】
従って、Gateway 1は OSPF−TEプロトコルにより本ノード上で支援する多段多重化能力をルーティングドメイン全体に放送し、Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLVコーディングは
図10に示すとおりである。
【0060】
Gateway 3はOSPF−TEプロトコルにより本ノード上で支援する多段多重化能力をルーティングドメイン全体に放送し、Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLVコーディングは
図11に示すとおりである。
【0061】
Gateway 4はOSPF−TEプロトコルにより本ノード上で支援する多段多重化能力をルーティングドメイン全体に放送し、Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLVコーディングは
図12に示すとおりである。
【0062】
実施例3
オペレータは
図9に示す投資したOTNネットワークの元で、いくつかのOTNネットワークを新たに増築し、
図13に示すように、オペレータが展開した新たなOTNネットワークはそれぞれ10GのODU2 Network 5、40GのODU3 Network 7及び100GのODU4 Network 6の3つのネットワークである。ODU4 Network 6ネットワーク内部にODU0とODUflexなどのエンドとエンドサービスに対する交差接続の個数を減少するために、ODU4 Network 6ネットワーク内におけるすべてのノードはODU2(10G)とODU(40G)粒度のスイッチング能力しかを行わない。
【0063】
ODU2 Network 5ネットワーク内部には多量のODU0/ODU1/ODUflexのローカルサービス(即ち、これらのサービスがODU 2 Network 5ネットワーク内部に限定され、ODU4 Network 6を通過することがない)が存在し、いくつのODUkサービスが存在すると、例えばノード15に1つのGigE (ODU0)をアクセスさせると、ODU4 Network 6を横切る必要があり、ODU4 Network 6の超長距離伝送能力により、サービスをODU3 Network 7における21ノードに伝送する。従来の技術を利用して、ノード15と21ノードとの間に直接に1本のODU2のチャネルを作成し、さらにノード15と21に直接にODU0をODU2チャネルに多重化、及び解多重化することができる。ところが、該方法は欠陥があり、超長距離伝送が必要なODU0サービスがそんなに多くない場合(例えばこのようなODU0エンドとエンドサービスが1本しかない)、特にこれらの低レートの、超長距離伝送が必要なサービスのためODU2 Network 5とODU3 Network 7内部にODU2のチャネルを作成するが、多くのローカルサービスがこれらのチャネルをシェアすることができない場合、オペレータに対して、これらの超長距離伝送のエンドとエンドサービスのため、多くの帯域幅を浪費したからである。従って、一番いい方法はGateway 5とGateway 7との間に直接にODU2又はODU3のチャネルを作成し、これらのチャネルはODU2 Network 5、ODU2 Network 6及びODU3 Network 7を横切る下位レートサービスにシェアされ、これらの下位レートサービスはそれぞれODU2 Network 5とODU2 Network 6ネットワーク内部に直接にディスパッチされ、予めODU2又はODU3チャネルを作成する必要がない。しかし、ゲートウェイネットワーク要素を導入する必要があり、Gateway 5とGateway 7に、まずODU0/ODU1/ODUflexをODU2又はODU3にマッピングし、さらにODU2又はODU3をODU4マッピングする。
【0064】
図13に示すように、新たに導入したゲートウェイネットワーク要素が支援する多段多重化能力は以下の通りであり、
Gateway 5ネットワーク要素が支援する多段多重化能力は、
ODU0−ODU2−ODU4
ODU0−ODU3−ODU4
ODU1−ODU2−ODU4
ODU1−ODU3−ODU4
ODUflex−ODU2−ODU4
ODUflex−ODU3−ODU4を含み、
Gateway 7ネットワーク要素が支援する多段多重化能力は、
ODU0−ODU2−ODU4
ODU0−ODU3−ODU4
ODUflex−ODU2−ODU4
ODUflex−ODU3−ODU4を含み、
従って、Gateway 5は、OSPF−TEプロトコルにより本ノード上で支援する多段多重化能力をルーティングドメイン全体に放送し、Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLVコーディングは
図14に示すとおりである。
【0065】
Gateway 7は、OSPF−TEプロトコルにより本ノード上で支援する多段多重化能力をルーティングドメイン全体に放送し、Multi Stages Multiplex Constraints Sub−TLVコーディングは
図15に示すとおりである。
【0066】
実施例4
図16に示すように、多段多重化能力を支援するOTNノードであり、ODUi(i=0,1,flex)をODU3にマッピングする時、ODU0−ODU1−ODU3;ODU0−ODU2−ODU3;ODUflex−ODU2−ODU3;ODU1−ODU2−ODU3等の多段多重化段階を支援するが、ODU0−ODU1−ODU2−ODU3を支援しない。
【0067】
図16に示すOTNノードの多段多重化能力は表3に示すとおりである。
【0069】
第1の表の第1行を説明する。第1行の第2列は支援するODU3の最大の個数が1であることを指示し、第2列は現在使用可能なODU3の個数が1であることを指示し、第3列は現在0個のODU3が割り当てられたことを指示し、第4列は、単段多重化を採用するが、ODU3がもっとも直接なODUk容器であり、さらに他のODUk容器に多重化する必要がないことを指示する。
【0070】
1つのOTU3ポートは1つのODU3(40G)しか指示できず、1つのODU3は4つのODU2(10G)を支援することができ、それぞれのODU2はまた4つのODU1(2.5G)を支援することができ、それぞれのODU1は2つのODU0(1.25G)を支援することができる。
【0071】
表3の表は1つのOTU3ポートが支援できる各容器の最大数がODU3:1,ODU2:4,ODU1:16,ODU0:32であることを示す。
【0072】
3つの10GigE(ODU2)サービスと1つのSTM−16(ODU0)サービスはネットワーク要素G1から加えられOTU3リンクを通過する時、Unit1、Unit2及びUnit3の多段多重化適応能力は変更し、変更した結果は表4に示すとおりである。
【0073】
表4は表3の表示方法に対して、3つの10GigE(ODU2)サービスと1つのSTM−16サービスがネットワーク要素G1から加えられてOTU3リンクを通過する時、Unit1、Unit2及びUnit3の多段多重化適応能力は変更し、変更した結果は以下の通りである。
【0075】
3つの10GigE(ODU2)サービスと1つのSTM−16(ODU0)サービスがネットワーク要素G1から加えられてOTU3リンクを通過する時、つまり3つのODU2(24個のODU0、12個のODU1に相当する)と1つのODU1(2つのODU0に相当する)が占用され、6つのODU0又は3つのODU1が残される。従って、該OTU3ポートは1つのODU3を支援できず、同時に1つのODU2の帯域幅が8つのODU0又は4つのODU1と同じで、且つ現在6つのODU0又は3つのODU1しかを残していないため、該OTU3ポートも1つのODU2を支援することができない。従って、最後の結果は表4に示される。
【0076】
実施例5
図16に示すOTNノードに対して、さらに別の多段多重化能力の表示方法があり、表5に示すとおりである。
【0078】
3つの10GigE(ODU2)サービスと1つのSTM−16サービスがネットワーク要素G1から加えられてOTU3リンクを通過する時、Unit1、Unit2及びUnit3の多段多重化適応能力は変更し、変更した結果は表6に示すとおりである。
【0079】
表6は表5の表示方法に対して、3つの10GigE(ODU2)サービスと1つのSTM−16サービスがネットワーク要素G1から加えられてOTU3リンクを通過する時、Unit1、Unit2及びUnit3の多段多重化適応能力は変更し、変更した結果は以下のとおりである。
【0081】
表5と表3の前記表示方式の区別は主に、表3が、OTU3ポートが直接又は間接に支援するODU2、ODU1及びODU0を示し、表5が、OTU3ポートが支援するODU2とODU1を示し、それぞれのODU1とODU2がさらにODU0を直接に支援できることにある。
【0082】
実施例6
本実施例は、多段多重化能力を携帯するように、ISCD (Interface Switching Capability Descriptor,インタフェーススイッチング能力記述子)を拡張し、拡張されたISCDにより、ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送することができる。
【0083】
拡張されたISCDはそれぞれ
図17と
図18に示すとおりである。
図17はODUflex以外のODUk(k=0,1,2,3,4,2e)のISCD拡張方式に対するのであり、
図18はODUflexのISCD拡張方式に対するのである。スイッチング能力(Switching Capability)、コーディングタイプ(Encoding Type)、信号タイプ(Signal Type)、保留(Reserved)、帯域幅情報及び具体的なスイッチング能力情報(Switching Capability−specific information)などのフィールドを含む。前記具体的なスイッチング能力情報フィールドは該ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する信号タイプ及び多重レベル情報を指示することに用いられ、前記帯域幅情報フィールドは該ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する各段信号タイプの帯域幅情報を指示することに用いられる。
【0084】
2種類の拡張方式では、Switching Capability=TDM,Encoding Type=G.709である。ところが、
図17の拡張方式に対して、Signal Type=ODUj,j=0,1,2,3,4,2eであり、もちろん本発明実施例は制限せず、ODUflex以外のほかの信号タイプであってもよく、もちろん、これに限らず、ODUflex以外のほかのODU信号を含んでも良い。
図18の拡張方式に対して、Signal Typeが他の信号、例えば、Signal Type=OTU2 ODUflex、OTU3 ODUflex、OTU4 ODUflex、Generic ODUflexをODUflexに多重化すると指示し、OTU2 ODUflexがODUflexをODU2に多重化することを表し、OTU3 ODUflexがODUflexをODU3に多重化することを表し、OTU4 ODUflexがODUflexをODU4に多重化することを表し、Generic ODUflexがODUflexをODU2、ODU3和ODU4に多重化することを表す時、これらのODUk容器のバイパス時間系列の具体的な大きさに関わらない。
図18の拡張方式に対して、Signal Typeにおいて具体的にどのように他の信号をODUflexに多重化すると指示するか、本発明実施例は制限せず、具体的にどれらの信号をODUflexに多重化するか、本発明実施例は制限しない。
【0085】
帯域幅情報フィールドは具体的に、
図17のISCD拡張方式がそれぞれ8つの優先順位の帯域幅表示行を定義し、Number of ODUj (OTUj) at Px(x=0…7)が優先順位Pxのもとで、ODUj(該ODUjを直接にOTUjに多重化する)の使用可能な個数を表し、Number of ODUj (ODUk) at Px(x=0…7)が優先順位Pxのもとで、ODUj(該ODUjをさらに高いレートのODUkに多重化する)の使用可能な個数を表すことを含む。優先順位はリーソース保持と優先順位の掴みを含む。
図18のISCD拡張方式も8つの優先順位の帯域幅表示行を定義し、Available Number of TS at Px(x=0…7)は優先順位Pxのもとで、使用可能なバイパス時間系列の個数を表し、Max Number of TS at Px(x=0…7)は優先順位Pxのもとで、バイパス時間系列の最大の個数を表す。8つは例示に過ぎず、必要に応じてN帯域幅表示行を定義することを定義してもよく、Nが自然数であり、又は、1つの帯域幅表示行しか定義せず、すべての優先順位下での帯域幅が一致していることを表す。
【0086】
図17と
図18のISCD拡張方式に対して、Switching Capability−specific information(具体的なスイッチング能力情報)フィールドの定義は同じであり、
図19に示すとおりであり、Number(多段多重化段階の個数)とM個のサブフィールドを含み、
Number(多段多重化段階の個数):8つのビットであり、ODUj信号をODUk(k>j)にマッピングする時、支援する多段多重化段階の個数を表す。例えば、信号ODU0に対して、ODU0−ODU1−ODU3の多重化を行うことができ、ODU0−ODU2−ODU3であると、Numberが2である。
【0087】
M個のサブフィールド:それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報(MSMH)フィールド及び多段多重化信号タイプ情報(MSMC)フィールドを含み、
前記多段多重化層数情報フィールドは1つの多段多重化の層数を指示することに用いられ、
前記多段多重化信号タイプ情報フィールドは1つの多段多重化の各信号タイプ及び多重化関係を指示することに用いられる。
【0088】
具体的に、MSMH1,MSMH2,…,MSMH M及び対応するMSMC 1, MSMC 2... MSMC Mを含む。
【0089】
MSMH 1, MSMH2, ... , MSMH Mはいずれも4つのビット(4つのビットは示例に過ぎず、必要に応じて変更してもよい)であり、ある多段多重化段階数を指示し、例えば、MSMH=1である時、ODUjが単段多重化によりODUk(例えば、ODU0−ODU3)にマッピングすることを表し、MSMH=4である時、ODUjが4段多重化によりODUk(例えば、ODU0−ODU1−ODU2−ODU3−ODU4)にマッピングすることを表す。
【0090】
MSMC 1, MSMC 2... MSMC MはそれぞれMSMH 1, MSMH2, ... , MSMH Mに対応し、詳しい多段多重化段階情報を指示し、MSMCの長さは(MSMH+1)*4に等しい。それぞれのODUk(k=0,1,2,3,4,2e,flex)は4つのビットで表し、信号タイプのコーディングは以下の通りであり、
0000:ODU0
0001:ODU1
0010:ODU2
0011:ODU3
0100:ODU4
0101:ODU2e
0110:ODUflex
前記コーディング方式は例示に過ぎず、他のコーディング方式を採用してODUkを表してもよく、本発明実施例はこれに対して制限しない。Switching Capability−specific informationの1つの実施例は、
図20に示すように、ODU0−ODU1−ODU2−ODU3−ODU4多段多重化情報を表す。1は1つの多段多重化段階しか支援しないことを表し、4(0100を使用すべき、ここで4と略する)は該多段多重化の層数を表し、0000はODU0を表し、0001はODU1を表し、0010はODU2を表し、0011はODU3を表し、0100はODU4を表し、組み合わせて0DU0−ODU1−ODU2−ODU3−ODU4を表す。ODU0−ODU1−ODU2の多段多重化も存在すると、
図20において、Numberフィールドは2であるべきで、0100の後に、0011(多段多重化段階2を表す)を新たに増加し、及び0000,0001,0010はそれぞれ0DU0,0DU1及びODU2を表す。
【0091】
実施例7
本実施例は1つの具体的なOTNネットワーク位相グラフを提供し、前に説明した実施例を参考して1つの完全かつ包括的な実施例を提供し、該発明のアプリケーションを指導する。
【0092】
図21に示すように、その内1本のリンクがA、Bノードの間の1本のOTU2とOTU3とのリンクをバインディングしてなる。
【0093】
図22はAノードとBノードとの間のリンクがISCDにより表す帯域幅情報及び多段多重化情報である。
【0094】
図23はノードBとノードCとの間のリンクがISCDにより表す帯域幅情報及び多段多重化情報である。
【0095】
図24はノードCとノードDとの間のリンクがISCDにより表す帯域幅情報及び多段多重化情報である。
【0096】
図25はノードCとノードEとの間のリンクがISCDにより表す帯域幅情報及び多段多重化情報である。
【0097】
前記各図において、優先順位情報を省略し、実際にアプリケーションする時、支援する優先順位及び各優先順位下での帯域幅を書き入れてもよく、ここは例を挙げない。多重化層数(MH)の具体的なフォーマットは
図19を参照し、
図22〜29中に表示を省略する。
【0098】
図26は、ソースがそれぞれAノードとDノードである1本のエンドとエンドODU0サービスであり、この目的を達成するために、AノードとDノードで多段多重化ODU0−ODU1−ODU2を使用する必要があり、且つAとDノードとの間にまず1本のODU1のチャネルを作成する必要がある。新たに作成するODU1チャネルは1本の位相リンクとしてルーティングドメイン中に放送し、残る1つのODU0が使用可能である。
【0099】
図27はソースがそれぞれAノードとEノードである1本のエンドとエンドODU0サービスであり、この目的を達成するために、AノードとEノードで多段多重化ODU0−ODU2−ODU3を使用する必要があり、且つAとDノードとの間にまず1本のODU2のチャネルを作成する必要がある。新たに作成するODU2チャネルは1本の位相リンクとしてルーティングドメイン中に放送し、残る7つのODU0及び3つのODU1が使用可能である。
【0100】
本発明実施例はさらにゲートウェイネットワーク要素を提供し、前記ゲートウェイネットワーク要素は、リンク状態広告データ・パケット中に前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を携帯し、且つルーティングプロトコルにより前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するように設置され、前記多段多重化能力は前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する多重レベル及び適応能力情報を含む。
【0101】
前記ゲートウェイネットワーク要素は、さらに自体のノードボード及びポート情報を検出することにより前記多段多重化能力を生成し、又は管理プレーンで配置された多段多重化能力を受信するように設置される。
【0102】
前記ルーティングプロトコルはトラフィック エンジニアリングに基づく開放型最短経路優先プロトコルOSPF−TE又はトラフィック エンジニアリングに基づく中間システムと中間システムIS−IS−TEである。
【0103】
前記ゲートウェイネットワーク要素は、拡張されたインタフェーススイッチング能力記述子を使用して前記多段多重化能力を携帯するように設置され、前記拡張されたインタフェーススイッチング能力記述子は帯域幅情報フィールドと具体的なスイッチング能力情報フィールドを含み、前記具体的なスイッチング能力情報フィールドは該ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する信号タイプ及び多重レベル情報を指示することに用いられ、前記帯域幅情報フィールドは該ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する各段階信号の帯域幅情報を指示することに用いられる。
【0104】
前記インタフェーススイッチング能力記述子にはさらに信号タイプフィールドが携帯され、
信号タイプフィールドがODUkで、且つj=0,1,2,3,4,2eである場合、前記帯域幅情報フィールドは、N個の帯域幅表示行を含み、それぞれ優先順位Pxのもとで、OTUkに直接に多重化するODUkの使用可能な個数を指示し、及び優先順位Pxのもとで、さらに高いレートのODUkに多重化するODUjの使用可能な個数を指示し、
信号タイプフィールドはODUflexがODU2、ODU3、ODU4のうちの1つ又は複数に多重化すると指示する場合、前記帯域幅情報フィールドは、N個の帯域幅表示行を含み、それぞれ優先順位Pxで、使用可能なバイパス時間系列の個数を指示し、及び優先順位Pxのもとで、バイパス時間系列の最大の個数を指示し、x=0,…,N−1で、Nが自然数である。
【0105】
前記具体的なスイッチング能力情報フィールドは多段多重化層数の個数フィールド及びM個のサブフィールドを含み、
多段多重化層数の個数フィールドは、ODUj信号をODUkにマッピングし、且つk>jである時、支援する多段多重化段階の個数を表し、
前記M個のサブフィールドは、それぞれのサブフィールドが1つの多段多重化能力を記述し、それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報フィールド及び多段多重化信号タイプ情報フィールドを含み、前記Mは支援する多段多重化能力の個数を表し、
前記多段多重化層数情報フィールドは1個の多段多重化の層数を指示することに用いられ、
前記多段多重化信号タイプ情報フィールドは1個の多段多重化の各信号タイプ及び多重化関係を指示することに用いられる。
【0106】
具体的には方法実施例における記述を参照することができ、ここでそれらを記述しない。
【0107】
本発明実施例はさらに多段多重化能力配置モジュール及び配置と管理モジュールを備えるゲートウェイネットワーク要素を提供し
前記多段多重化能力配置モジュールは、ルーティングプロトコルを拡張することにより、前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するように設置され、
前記配置と管理モジュールは、配置された多段多重化能力により光伝送ネットワークの多段多重化配置と管理を実現するように設置され、
前記多段多重化能力は前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する多重レベル及び適応能力情報を含む。
【0108】
前記多段多重化能力配置モジュールは、さらに自体のノードボード及びポート情報を検出することにより前記多段多重化能力を生成し、又は管理プレーンで配置された多段多重化能力を受信するように設置される。
【0109】
前記ルーティングプロトコルはトラフィック エンジニアリングに基づく開放型最短経路優先プロトコル(OSPF−TE)又はトラフィック エンジニアリングに基づく中間システムと中間システム(IS−IS−TE)である。
【0110】
前記多段多重化能力配置モジュールは、帯域幅情報フィールドと具体的なスイッチング能力情報フィールドを含む拡張されたインタフェーススイッチング能力記述子に前記多段多重化能力を携帯するように、自体の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するように設置され、
前記具体的なスイッチング能力情報フィールドは、前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する信号タイプ及び多重レベル情報を指示することに用いられ、
前記帯域幅情報フィールドは、前記ゲートウェイネットワーク要素に接続されているリンクのポートが支援する各レベルの信号の帯域幅情報を指示することに用いられる。
【0111】
前記インタフェーススイッチング能力記述子にはさらに信号タイプフィールドが携帯され、
前記信号タイプフィールドがODUjと指示する場合、前記帯域幅情報フィールドは、N個の帯域幅表示行を含み、それぞれ優先順位Pxのもとで、OTUjに直接に多重化するODUjの使用可能な個数を指示し、及び優先順位Pxのもとで、さらに高いレートのODUkに多重化するODUjの使用可能な個数を指示し、前記ODUjは非ODUflexのODU信号であり、又は、
前記信号タイプフィールドが他の信号をODUflexに多重化すると指示する場合、前記帯域幅情報フィールドはN個の帯域幅表示行を含み、それぞれ優先順位Pxのもとで、使用可能なバイパス時間系列の個数を指示し、及び優先順位Pxのもとで、バイパス時間系列の最大の個数を指示し、k、j及びNがいずれも自然数で、x=0,…,N−1である。
【0112】
N=8で、j=0,1,2,3,4,2eである。
【0113】
前記具体的なスイッチング能力情報フィールドは多段多重化層数の個数フィールド及びM個のサブフィールドを含み、
前記多段多重化層数の個数フィールドは、ODUj信号をODUkにマッピングする時、支援する多段多重化層次の個数を表し、kとjがいずれも自然数で、且つk>jであり、
M個の前記サブフィールドにおけるそれぞれのサブフィールドは1個の多段多重化能力を記述し、それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報フィールド及び多段多重化信号タイプ情報フィールドを含み、前記Mは支援する多段多重化能の個数を表し、
前記多段多重化層数情報フィールドは1個の多段多重化の層数を指示することに用いられ、
前記多段多重化信号タイプ情報フィールドは1個の多段多重化の各信号タイプ及び多重化関係を指示することに用いられる。
【0114】
前記多段多重化能力配置モジュールは、以下の方式で、ルーティングプロトコルを拡張することにより、自体の多段多重化能力を前記ゲートウェイネットワーク要素の所在するルーティングドメイン又は経路計算エンティティに放送するように設置され、該方式は、即ち、
前記ルーティングプロトコルを拡張して、多段多重化能力の携帯を支援させ、リンクタイプのリンク状態で放送データ・パケットの高位タイプ長さの値に1つの多段多重化制約サブタイプ長さの値を増加し、前記多段多重化制約サブタイプ長さの値を使用して前記ゲートウェイネットワーク要素の多段多重化能力を携帯し、前記多段多重化制約サブタイプ長さの値がタイプフィールド、長さフィールド及び多段多重化能力情報フィールドを含み、
前記タイプフィールドは該サブタイプ長さの値のタイプを指示することに用いられ、
前記長さフィールドは多段多重化能力情報フィールドの長さを指示することに用いられ、
前記多段多重化能力情報フィールドは、支援する具体的な多段多重化能力を指示することに用いられる。
【0115】
前記多段多重化能力情報フィールドには、M個のサブフィールドを含み、それぞれのサブフィールドは1個の多段多重化能力を記述し、それぞれのサブフィールドは多段多重化層数情報フィールド及び多段多重化信号タイプ情報フィールドを含み、前記Mは支援する多段多重化能力の個数を表し、
前記多段多重化層数情報フィールドは多段多重化の層数を指示することに用いられ、
前記多段多重化信号タイプ情報フィールドは多段多重化の各信号タイプを指示することに用いられる。