(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項5に記載の投影スクリーン装置であって、前記少なくとも1つのコネクタは、ベースおよび前記ベースに旋回可能に結合された少なくとも1つのアーム部を含む、投影スクリーン装置。
請求項10に記載の投影スクリーン装置であって、前記少なくとも1つのコネクタは、ベースおよび前記ベースに旋回可能に結合された一対のアーム部を含む、投影スクリーン装置。
請求項10に記載の投影スクリーン装置であって、前記コネクタは、前記少なくとも1つの脚部と投影スクリーン枠体を互いに引きつける圧縮部材を含む、投影スクリーン装置。
請求項15に記載の投影スクリーン装置であって、前記投影スクリーン枠体は、その投影スクリーンを垂直使用位置に支持し、前記アーム部のうちの1つの少なくとも一部は、他方のアーム部の上に配置される、投影スクリーン装置。
請求項15に記載の投影スクリーン装置であって、前記アームのうち少なくとも1つの少なくとも一部は、前記投影スクリーンと前記投影スクリーン枠体の間に配置される、投影スクリーン装置。
請求項15に記載の投影スクリーン装置であって、前記アームの少なくとも一部は、前記投影スクリーン枠体の外部表面によって画成される凹部内に配置される、投影スクリーン装置。
請求項20に記載の投影スクリーン装置であって、前記脚部は、嵌合接続部によって互いに結合される隣接するフレームモジュールによって画成される複数の連結部を含み、前記複数のフレームモジュールの嵌合接続部の総数は、前記連結部の総数の2倍よりも多い、投影スクリーン装置。
請求項20に記載の投影スクリーン装置であって、前記水平部材は、接続部を有する第1の端および前記第1の端と嵌合可能な接続部を有する第2の終端部を含み、前記垂直部材は、前記水平部材の前記第2の終端部と同一の第1の端を含む、投影スクリーン装置。
請求項20に記載の投影スクリーン装置であって、前記水平部材は、地面の上に支持される少なくとも1つの弾性足部を含み、前記垂直部材は、前記水平部材の前記弾性足部と同一の少なくとも1つの弾性足部を含む、投影スクリーン装置。
請求項25に記載の投影スクリーン装置であって、前記投影スクリーン枠体の前記複数のフレームモジュールのうち少なくとも1つは、前記脚部の前記複数のフレームモジュールのうち少なくとも1つと同一である、投影スクリーン装置。
請求項25に記載の投影スクリーン装置であって、前記投影スクリーン枠体の前記複数のフレームモジュールは、前記投影スクリーン枠体の隣接するフレームモジュールを互いに結合するよう協働する雄コネクタおよび雌接続を含み、前記脚部の前記複数のフレームモジュールは、前記投影スクリーン枠体の前記複数のフレームモジュールの前記雄コネクタと同一の雄コネクタを含む、投影スクリーン装置。
請求項25に記載の投影スクリーン装置であって、前記投影スクリーン枠体の複数のフレームモジュールの各々は一対のコネクタを含み、前記一対のコネクタの各々は前記投影スクリーン枠体の隣接するフレームモジュールのコネクタに隣接して配置され、前記少なくとも1つの脚部の前記複数のフレームモジュールの各々は、一対のコネクタを含み、前記一対のコネクタのうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つの脚部の前記複数のフレームモジュールの他のコネクタに隣接して配置されていない、投影スクリーン装置。
請求項28に記載の投影スクリーン装置であって、前記投影スクリーンは、複数のコネクタを含み、前記複数のフレームモジュールは前記投影スクリーン枠体の前記複数のコネクタに結合される複数のコネクタを含み、前記脚部の前記複数のフレームモジュールは、前記投影スクリーンのコネクタに結合されるよう構成されたコネクタを含む、投影スクリーン装置。
【発明の概要】
【0004】
本開示によれば、第1の投影スクリーン上に投射される像を表示するように構成される第1のビュー面を有する第1の投影スクリーンおよび第2の投影スクリーン上に投射される像を表示するように構成される第2のビュー面を有する第2の投影スクリーンを含む複数の投影スクリーンを含む投影スクリーンキットが提供される。キットは、さらに、前記複数の前記複数の投影スクリーンの各々のための組立枠体を画成するよう組み立てられるように構成される複数のフレームモジュールを含む。各組立枠体は、前記複数の投影スクリーンのうちの少なくとも1つを支持するような寸法とされる。前記複数の投影スクリーンのための各組立枠体は、前記複数の投影スクリーンのうちの少なくとも1つを支持するために多数のフレームモジュールを必要とする。前記キット内のフレームモジュールの総数は、一度に前記複数の組立枠体の全てを組み立てるのに必要とされるフレームモジュールの合計よりも少ない。
【0005】
また、本開示によれば、投影スクリーンに投影された像を表示するよう構成されたビュー面および複数のコネクタを含む投影スクリーンと、外向きの周囲側面および前記外向きの周囲側面に結合される複数のコネクタを有する投影スクリーン枠体とを含む、投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーンの前記複数のコネクタは、前記投影スクリーンを前記投影スクリーン枠体に接続するよう、前記投影スクリーン枠体の複数のコネクタに接続する。
【0006】
本開示の他の態様によれば、前記投影スクリーン上に投影された像を表示するよう構成されたビュー面および複数のコネクタを含む投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する前記投影スクリーン枠体とを含む投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーンは複数のフレームモジュールを含む。隣接するフレームモジュールはその間に連結部を画成するよう互いに結合される。各フレームモジュールは、第1の端と前記第1の端から時計回りに配置された第2の端とを含む。前記投影スクリーン枠体は、各フレームモジュールの前記第1の端に隣接する各フレームモジュールに結合される第1のコネクタおよび各フレームモジュールの前記第2の端に隣接する各フレームモジュールに結合される第2のコネクタを含む複数のコネクタを更に含む。前記第1のコネクタの全ては、それが結合されている前記フレームモジュールの前記第1の端から同じ距離に配置される。前記第2のコネクタの全ては、それが結合されている前記フレームモジュールの前記第2の端から同じ距離に配置される。
【0007】
本開示の他の態様によれば、前記投影スクリーンに投影された像を表示するよう構成されたビュー面と、前記投影スクリーンの周囲から延びる複数のバンジーコネクタとを含む投影スクリーンと、前記前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体とを含む投影スクリーン装置が提供される。前記バンジーコネクタは前記投影スクリーン枠体へ延びる。
【0008】
本開示の他の態様によれば、前記投影スクリーンに投影された像を表示するよう構成されたビュー面と、前記投影スクリーンの周囲から延びる複数のループコネクタとを含む前記投影スクリーンと、複数のポストを含む前記投影スクリーン枠体とを含む、投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーンの前記ループコネクタは、前記投影スクリーンを支持するよう前記複数のポストの回りに延びる。
【0009】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーンに投影された像を表示するよう構成されたビュー面および複数のバンジーコネクタを含む前記投影スクリーンを含む投影スクリーン装置が提供される。各バンジーコネクタは少なくとも1つの終端部を有する。前記投影スクリーンは、前記投影スクリーンを支持する前記投影スクリーン枠体を更に含む。前記バンジーコネクタは前記投影スクリーン枠体へ延びる。
【0010】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーンに投影された像を表示するよう構成されたビュー面および前記投影スクリーンに恒久的に結合された複数のバンジーコネクタを含む投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体とを含む投影スクリーン装置が提供される。前記バンジーコネクタは、前記投影スクリーンを前記投影スクリーン枠体に結合する。
【0011】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーンの周囲を画成する第1のシートと、前記第1のシートに結合された少なくとも1つの成型されたプラスチックシートと、前記少なくとも1つの成型されたプラスチックシートに結合された少なくとも1つのコネクタとを含む投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する前記投影スクリーン枠体とを含む投影スクリーン装置が提供される。前記少なくとも1つのコネクタは、前記投影スクリーンを前記投影スクリーン枠体に結合する。
【0012】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーンの周囲を画成する第1のシートおよび前記第1のシートに結合された少なくとも1つの第2のシートを含む投影スクリーンを含む投影スクリーン装置が提供される。前記第2のシートは、内側端から外側端へと増加する剛性を有する。前記投影スクリーンは、前記少なくとも1つの第2のシートに結合された少なくとも1つのコネクタを更に含む。前記投影スクリーン装置は、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体を更に含む。前記少なくとも1つのコネクタは、前記投影スクリーンを前記投影スクリーン枠体へ結合する。
【0013】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーンの周囲を画成する第1のシート、前記第1のシートに結合された少なくとも1つの第2のシート、および前記少なくとも1つの第2のシートの中に受容されたバンジーを含む投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体とを含む、投影スクリーン装置が提供される。前記少なくとも1つのバンジーは、前記投影スクリーンを前記投影スクリーン枠体に結合する。
【0014】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーンの周囲を画成する第1のシート、少なくとも1つの管、および前記管内に受容されたコードを含む投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体とを含む投影スクリーン装置が提供される。前記少なくとも1つのコードは、前記投影スクリーンを前記投影スクリーン枠体に結合する。
【0015】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーンに投射された像を表示するよう構成されたビュー面および複数のコネクタを含む投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体とを含む投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーン枠体は、複数のポストを含む。前記複数のコネクタは、前記投影スクリーンを前記投影スクリーン枠体に結合するよう、前記複数のポストに接続する。
【0016】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン上に投影された像を表示するよう構成されたビュー面および複数のコネクタを含む少なくとも1つの投影スクリーン、少なくとも1つのコネクタを有する付属品、および前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体を含む、投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーン枠体は複数のコネクタを含む。前記投影スクリーンの前記複数のコネクタは、前記投影スクリーンを前記投影スクリーン枠体に結合するよう、前記投影スクリーン枠体の前記複数のコネクタに接続する。前記投影スクリーン枠体の前記複数のコネクタのうち少なくとも1つは、前記少なくとも1つの投影スクリーンの少なくとも1つのコネクタ前記付属品の少なくとも1つのコネクタに接続する。
【0017】
本開示の他の態様によれば、第1の投影スクリーン、第2の投影スクリーン、および投影スクリーン枠体を含み、前記第1の投影スクリーンは、前記第1の投影スクリーンに投射された像を表示するよう構成されたビュー面を含み、前記第2の投影スクリーンは、前記第2の投影スクリーンに投射された像を表示するよう構成されたビュー面を含み、前記投影スクリーン枠体は、前記第1の投影スクリーンの前記ビュー面が前記第2の投影スクリーンの前記ビュー面とは反対を向くようにして、前記第1および第2の投影スクリーンを支持する、投影スクリーン装置が提供される。
【0018】
本開示の他の態様によれば、前記投影スクリーンに投影される像を表示するよう構成されたビュー面および均一な間隔で離間した複数のコネクタを含む、前記投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する前記投影スクリーン枠体とを含む、投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーンは複数のフレームモジュールを含む。各フレームモジュールは、前記均一な間隔の倍数である長さを有する。
【0019】
本開示の他の態様によれば、高さ、幅および厚さを有する投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体とを含む、投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーンの前記高さは、前記投影スクリーンの前記厚さよりも多いだけ、前記投影スクリーン枠体の前記高さの高さよりも大きい。
【0020】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン上に投射された像を表示するよう構成された投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体と、前記投影スクリーン枠体を地面の上で支持する少なくとも1つの脚部と、前記少なくとも1つの脚部を前記投影スクリーン枠体に結合する少なくとも1つのコネクタとを含む、投影スクリーン装置が提供される。前記脚部の外側面および前記コネクタの面のうちの少なくとも1つは、溝及び前記溝に受容される歯を含む接合部を画成する。
【0021】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン上に投射された像を表示するよう構成された投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体と、前記投影スクリーン枠体を地面の上に支持する少なくとも1つの脚部と、前記少なくとも1つの脚部を前記投影スクリーン枠体に結合する少なくとも1つのコネクタとを含む、投影スクリーン装置が提供される。前記コネクタは、前記少なくとも1つの脚部の少なくとも一部に巻き付く。
【0022】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン上に投射される像を表示するよう構成された投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体と、前記投影スクリーン枠体を地面の上に支持する少なくとも1つの脚部と、ベースおよび一対のアーム部を有する少なくとも1つのコネクタとを含む、投影スクリーン装置が提供される。前記ベースは、前記投影スクリーン枠体および前記脚部のうちの少なくとも1つの一部を受容し、前記一対のアーム部は、前記投影スクリーン枠体および前記脚部のうちの他方を前記アーム部の間に受容するよう協働する。
【0023】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーンに投射される像を表示するよう構成された投影スクリーンおよび複数のコネクタおよび前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体を含む投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーンは、前記投影スクリーンの前記複数のコネクタを結合する複数のコネクタを含む。投影スクリーン装置はさらに、少なくとも1つのドレープと、前記投影スクリーン枠体の前記複数のコネクタのうち少なくとも1つに接続され、前記ドレープを支持する、少なくとも1つのドレープ支持部とを含む。
【0024】
本開示の他の態様によれば、前記投影スクリーン上に投射される像を表示するよう構成された投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体とを含む投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーン枠体は、長手軸を有する複数のフレームモジュールを含む。隣接するフレームモジュールは、その間に連結部を画成するよう協働する。投影スクリーン装置は、連結部を画成するよう協働する隣接するフレームモジュールを互いに結合する少なくとも1つのフレームカプラを更に含む。前記少なくとも1つのカプラは、前記隣接するフレームモジュールを軸方向に互いに引っ張る。
【0025】
本開示の他の態様によれば、前記投影スクリーン上に投影された像を表示するよう構成された投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体とを含む投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーン枠体は、その間に連結部を画成するよう協働する第1のおよび第2の隣接するフレームモジュールを含む複数のフレームモジュールを含む。前記第1の隣接するフレームモジュールは、スロットを含む。前記投影スクリーン装置は、連結部を画成するよう協働する隣接するフレームモジュールを互いに結合する前記少なくとも1つのフレームカプラを更に含む。前記少なくとも1つのカプラは、前記スロット内に配置されたプレートと、前記第2の隣接するフレームモジュールに結合され、前記プレートのねじ山付き開口の中に配置されるねじ山付き部材とを含む。
【0026】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン上に投射される像を表示するよう構成された投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体とを含む投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーンは、互いに結合された第1および第2の隣接するフレームモジュールを含み、その間に連結部を画成するよう協働する複数のフレームモジュールを含む。前記第1および第2の隣接するフレームモジュールは長手軸を有する。前記第1の隣接するフレームモジュールは、前記第1の隣接するフレームモジュールの前記軸に対して鋭角を成す面を有する軸方向に延びる突起を含む。前記第2の隣接するフレームモジュールは、前記第1の隣接するフレームモジュールの前記軸方向に延びる突起を受容する凹部を含む。前記凹部は、前記軸方向に延びる突起の前記表面と接触する面によって画成される。
【0027】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン上に投射される像を表示するよう構成された投影スクリーンを含む投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーンは上部、下部、および前記上部と下部の間に延びる側部を含む。前記投影スクリーン装置は、前記投影スクリーンを垂直位置に支持する投影スクリーン枠体を更に含む。前記投影スクリーン枠体は、前記投影スクリーンの前記上部に隣接して配置される上部、前記投影スクリーンの前記下部に隣接して配置される下部、および前記投影スクリーンの前記上部と前記下部の間に延びる側部を有する。前記投影スクリーン枠体の前記側部は、前記投影スクリーンの前記側部に隣接して配置される。前記投影スクリーン枠体の前記上部は、弾性足部を有する。
【0028】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン上に投射される像を表示するよう構成された投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体と、地面上に前記投影スクリーン枠体を支持する少なくとも1つの脚部とを含む、投影スクリーン装置が提供される。前記少なくとも1つの脚部は、水平部材および前記水平部材と互いに交換のきく垂直部材を含む複数のフレームモジュールを有する。
【0029】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン上に投射される像を表示するよう構成された投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する投影スクリーン枠体とを含む、投影スクリーン装置が提供される。前記投影スクリーンは、カプラによって互いに結合される第1および第2の隣接するフレームモジュールを含み、その間に連結部を画成するよう協働する複数のフレームモジュールを含む。前記投影スクリーン装置は、前記第1および第2の隣接する部材を更に互いに結合するよう、前記連結部にまたがって延びる補剛部を更に含む。
【0030】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン上に投射された像を表示するよう構成された投影スクリーンと、前記投影スクリーンを支持する複数のフレームモジュールを含む投影スクリーン枠体と、地面に前記投影スクリーン枠体を支持する複数のフレームモジュールを含む少なくとも1つの脚部とを含む、投影スクリーン装置が提供される。前記少なくとも1つの脚部の前記フレームモジュールのうち少なくとも1つは、前記投影スクリーン枠体の前記複数のフレームモジュールと互いに交換可能である。
【0031】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン装置を構築する方法が提供される。方法は、少なくとも1つの予め製造された投影スクリーンおよび複数の予め製造されたフレームモジュールを受け取ることと、前記少なくとも1つの予め製造された投影スクリーンに対応する投影スクリーン枠体を構築するのに十分な複数の予め製造されたフレームモジュールのサブセットを選択することと、前記複数の予め製造されたフレームモジュールのサブセットを用いて前記投影スクリーン枠体を構築することと、前記予め製造された投影スクリーンを前記投影スクリーン枠体に結合することとを含む。
【0032】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン装置の構築を容易とする方法が提供される。前記方法は、投影スクリーンおよび複数の予め製造されたフレームモジュールを受け取ることと、前記少なくとも1つの予め製造された投影スクリーンに対応する投影スクリーン枠体を構築するのに十分な前記複数の予め製造されたフレームモジュールのサブセットを選択することと、前記複数の予め製造されたフレームモジュールのサブセットを他の者に提供することと、前記予め製造されたフレームモジュールから前記者へ、前記投影スクリーン枠体の前記構築に関する取扱説明を提供することとを含む。
【0033】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン装置の構築を容易とする方法が提供される。前記方法は、使用中に前記投影スクリーンを支持する所定の寸法の投影スクリーン枠体を必要とする投影スクリーンを提供することと、前記投影スクリーン枠体を構築するのに必要な投影フレームモジュールの数よりも多い複数のフレームモジュールを提供することと、前記投影スクリーンを他の者に送ることと、使用中に前記投影スクリーンを支持するために前記投影スクリーン枠体の構築に使用する際に前記者に前記複数のフレームモジュールを送ることとを含む。
【0034】
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン装置の構築を容易とする方法であって、使用中に前記複数の投影スクリーンを支持するための所定の寸法の複数の投影スクリーン枠体を必要とする複数の投影スクリーンを収集することと、一度に前記複数の投影スクリーン枠体を構築するのに必要な投影スクリーン枠体モジュールの数よりも少ない複数の投影スクリーン枠体モジュールを収集することと、前記複数の投影スクリーンを他の者に提供することと、前記複数の投影スクリーン枠体のうちの少なくとも1つを構築するのに使用されるよう前記者へ前記複数のフレームモジュールを提供することとを含む、方法が提供される。
本開示の他の態様によれば、投影スクリーン装置を構築する方法が提供される。方法は、投影スクリーンと、少なくとも2つの同一のフレームモジュールを含む複数のフレームモジュールとを提供することと、少なくとも1つの同一のフレームモジュールを含む前記複数のフレームモジュールで投影スクリーン枠体を構築することと、前記投影スクリーンを前記投影スクリーン枠体で支持することと、少なくとも1つの同一のフレームモジュールを含む前記複数のフレームモジュールで少なくとも1つの脚部を構築することと、前記投影スクリーン枠体を前記少なくとも1つの脚部で支持することとを含む。
【発明を実施するための形態】
【0036】
本開示の上述の特徴および他の特徴については、本開示の実施態様の以下の説明を添付の図面と共に参照することにより、より明らかとなり、より良く理解されるであろう。
【0037】
幾つかの図面において、対応する参照符号は対応する部分を示す。図面は本発明の実施態様を示しているが、図面は必ずしも縮尺通りではなく、本発明についてよりよく示し、説明するために、いくつかの特徴について誇張して示すことがある。
【0038】
以下に開示する実施例は、網羅的であること、又は、以下の詳細な説明に開示する厳密な形に本発明を限定することを意図したものではない。むしろ、実施例は、他の当業者が自己の教示を用いることができるように、選び、記載したものである。
【0039】
本開示によれば、プロジェクタ12により投射される像を表示する投影スクリーン装置10が提供される。一般的には、投影スクリーン装置10は、構造物の床の上に自立するための一対の脚部14を含む。本開示の他の実施態様によれば、投影スクリーン装置10は、留め具、ケーブル、または他の適当な装置を用いて、壁、天井、または他の構造体に吊下げられてもよい。
【0040】
図1に示すように、プロジェクタ12は、プロジェクタ12によって投影される像を視聴者へ反射して返すよう投影スクリーン装置10の視聴者側に配置される。他の据え付けによれば、プロジェクタ12は、背面投射用途のため、投影スクリーン装置10の背面側に配置され、プロジェクタ12によって投影される像は投影スクリーン装置10を通って視聴者に対して表示される。幾つかの据え付けによれば、投影スクリーン装置10を通って音が透過するよう、スピーカ(図示せず)は、投影スクリーン装置10の後ろ側に配置される。
【0041】
図1に示すように、投影スクリーン装置10は、周囲の投影スクリーン枠体16および枠体16に張設された投影スクリーン18を更に含む。典型的な枠体16は、
図3に示すように、4つのコーナーフレームモジュール22と、コーナーモジュール22の間に延在する4つの延在枠部材24とを含む。各枠部材24は、1以上のフレームモジュール26からなる。各枠部材24用のフレームモジュール26の長さ及び数は、試写会といった特定の用途で用いられるスクリーン18の寸法に依存する。
【0042】
図2に示すように、フレームモジュール26は、モジュール26A、26B、26C、26D、26E、および26Fを含む様々な寸法で提供される。他の寸法及び長さのモジュール26もまた提供されうる。
図2はまた、図式的に、異なる寸法および数のフレームモジュール26を用いて組み立てられた幾つかの枠体16、並びに、枠体16によって支持される様々なスクリーン18(背面から図示する)を示す。各枠体16は、どのモジュール26が用いられたかに応じて、異なる高さおよび幅を有する。例として、以下の表は、
図2に示す異なる寸法の枠体16A−16Dを作るのに用いられる様々な組合せのフレームモジュール26を示す。
【0044】
より背の高い/より背の低い、および/または、より広い/より狭い枠体16を組み立てるために異なる組合せのフレームモジュール26が使用されうる。例えば、枠体16Bでは、より広い枠体を作るため、フレームモジュール26Aの代わりにフレームモジュール26Bでもよい。上記の表に示すように、各枠体16A、16B、16C、16Dに対して対応するスクリーン18A、18B、18C、18Dが提供される。同様に、異なる枠体寸法を作るために異なるモジュール26が提供される場合、異なる寸法とされた枠体16に対応するよう異なる寸法のスクリーン18が提供されうる。
【0045】
枠体16は、
図3中、4つのコーナーモジュール22と、説明の便宜上、各々が1つのモジュール26を含む4つの枠部材24とを含むものとして図示されている。通常は、各枠部材24は、
図2に図式的に示すように、多数のモジュール26を含む。
図5に示すように、各コーナーモジュール22および各フレームモジュール26は、雄部28および雌部30を含む。各雄部28は、それぞれの雌部30と結合するよう構成されている。例えば、
図5に示すように、コーナーモジュール22の雄部28は、隣接するフレームモジュール26の雌部30に結合するよう構成され、コーナーモジュール22の雌部30は、隣接するフレームモジュール26の雄部28に結合するよう構成される。同様に、フレームモジュール26の雄部28は、隣接するコーナーモジュール22(またはフレームモジュール26)の雌部30に結合するよう構成され、フレームモジュール26の雌部30は、隣接するコーナーモジュール22(またはフレームモジュール26)の雄部28に結合するよう構成される。
【0046】
各雄部28は、雌部30のナットまたはカプラ34に螺入または結合されるねじ付き組立体またはカプラ32を含む。いったんカプラ32、34によって結合されると、
図3および
図4に示すように、コーナーモジュール22およびフレームモジュール26はかなり剛性のある枠体16を作る。
【0047】
図5乃至
図8に示すように、各コーナーモジュール22は、一対の外周管36、内周管38、およびセグメントに分かれた内周管42を定めるよう協働する内周管セグメント40を含み、それら全てが溶接され、管状枠体44を形成する。コーナーモジュール22は、望ましくは溶接の前に、それぞれの外周管36に挿入される鋳造されたコーナー46を更に含む。
【0048】
各雄部28は、夫々の管36、38の端部の中に嵌るような寸法とされた一対のインサート48と、インサート48に受容される一対のポスト50とを含む。インサート48は、好ましくはプラスチックで成形され、ポスト50は、好ましくは鋼であり、成形処理中にインサート48内にオーバーモールドされる。
図7に示すように、各ポスト50は、ポスト50がそれぞれのインサート48から引き抜かれるのを防止する肩部52を含む。各インサート48は、以下説明するように、雌部30と噛み合う突出した肩部またはリム54を含む。
【0049】
各雄部28は、管36、38を通ってインサート48へ延びる留め具58で管36、38に留められる一対のスプリットカラーまたはプレート56を更に含む。カラー56は、管36、38の回りを囲み、比較的平坦な輪郭を与える。カラー56は、
図7及び
図8に示すように、カプラ32を受容するチャネル部60および溝62を更に含む。
【0050】
カプラ32は、ねじ山付き軸部66、ノブ68および六角頭70を有するねじ山付きポストまたはボルト64を含む。カプラ32は更に、軸部66内の溝74およびカラー76に嵌合するクリップ72を含む。クリップ72は、溝62の中に受容され、以下に示すように軸部66が回転しているときに軸部66がカラー56を上下に平行移動させるのを防止する。カラー76は、軸部66を受容し、以下に示すように、雄部28のカプラ32と雌部30のカプラ34が結合している間、ねじ山付きポスト64によって印加される負荷を分散する。
【0051】
各雌部30は、それぞれの管36、42の端部の中に嵌まるような寸法とされる一対のインサート78を含み、雄部28のポスト50を受容するような寸法とされた一対の開口80を画成する。インサート78は、望ましくはプラスチックで成形され、雄部28のインサート48の肩部52と噛み合う環状チャネル部82を含む。
【0052】
各雌部30は、管36、42を通ってインサート78内へ延びる留め具58で管36、42に留められる一対のスプリットカラーまたはプレート84を更に含む。カラー84は、管36、42の回りを囲み、比較的平坦な輪郭を与える。カラー84は、
図7および
図8に示すように、カプラ32を受容するチャネル部86および溝88を更に含む。
【0053】
カプラ34は、カプラ32のポスト64のねじ山付き軸部66を受容するねじ山付き開口92を有するプレート90を含む。プレート90は、溝88内に配置され、軸部66を受容し、雄部28のカプラ32と雌部30のカプラ34が結合している間、ねじ山付きポスト64によって印加される負荷を分散する。
【0054】
他の実施例によるカプラ34'を
図29に示す。カプラ34は、カプラ34と同様であるが、2つのボルト64を含む。プレート90'は、ボルト64のねじ山付き軸部66を受容する一対のねじ山付き開口92を含む。
【0055】
コーナーモジュール22と同様に、フレームモジュール26は、各々が管94を含む。フレームモジュール26は、管94内に挿入されるインサート48、78と、カプラ32、34を支持するカラー56、84とを更に含む。カラー56、84は、それぞれのカプラ32、34を支持することに加え、管94を所定の位置に支持する。各モジュール26は、管94を所定の位置に支持する一対の中央のカラー又はプレート96を更に含む。
【0056】
枠体16の組立中、雄部28のポスト50は、雌部30の開口80と位置合わせされ、その中に挿入される。この位置合わせにより、カプラ32のねじ山付き軸部66は、カプラ34のプレート90のねじ山付き開口92と位置合わせされる。組立者は、手で、又は他の方法でノブ68を回すこと、又は六角頭70に対して器具を用いることによってポスト64を回転させる。ポスト64が回転するにつれて、
図4に示すように、軸部66は、プレート90内へと更に引き入れられ、それにより雄部および雌部28、30を互いにしっかりと固定されるまで引きつける。
【0057】
フレームモジュール26は、枠体16の部分を形成することに加え、
図1及び
図11に示すように、脚部14の部分を形成するのにも使用されうる。脚部14は、ベースモジュール98および1以上のフレームモジュール26を含む。各ベースモジュール98は、複数の管100、102およびセグメントに分かれた管108を定めるべく協働する管セグメント104、106を含む。管100、102、108は、管状枠体109を形成するよう互いに溶接される。ベースモジュール98は、雄部カプラ32および一対の雌部カプラ34を含む。
図1及び
図11に示すように、1以上のフレームモジュール26は、雌部カプラ34でベースモジュール98に結合されて脚部14の水平基部110を形成し、1以上のフレームモジュール26は雄部カプラ32でベースモジュール98に結合されて脚部14の垂直直立部112を形成する。
【0058】
ベースモジュール98はまた、コーナーモジュール22を置き換えて、ドレープ99を支持する枠体16を形成してもよい。ドレープ99は、スクリーン18が視聴者によって視られることを可能とする開口を有するが、それ以外はスクリーン18の縁18および枠体16の殆どを覆う。追加的なベースモジュール98は、上方コーナーモジュール22を置き換えたベースモジュール98に結合される。フレームモジュール26は、これらの一番上のベースモジュール98に結合され、ドレープ99を支持するためのクロスバー101を形成する。以下に説明する補強バー218、219は、雌−雌連結部221をそれらの間に有する一番上のベースモジュール98の間でフレームモジュールを結合するために用いることができる。
【0059】
図13に示すように、枠体16は、1以上のクランプ又はコネクタ114とフック115とによって脚部14の直立部112に結合される。クランプ114は、好ましくは、
図13に示すように、枠体16の下部及び枠体16の上部に設けられる。クランプ114は、枠体16を直立部112に結合させるため、
図13に示すように、コーナーモジュール22の管36、または、フレームモジュール26の管94の回りを囲む。任意のフック115が枠体16のポスト162を支持する。
【0060】
図16Aに示すように、クランプ114は、U字型ベース部116と、一対の蝶番ピン120によってベース部116に旋回可能に取り付けられた一対のL字型アーム部118とを含む。クランプ114は、ねじ山付き軸部126、ノブ128、および六角頭130を有するねじ山付きポスト、ボルト、または圧縮部材124と、ねじ山付き軸部126の端部に結合されたゴムバンパー132とを有するドライブ122を更に含む。
【0061】
枠体16を脚部14に結合している間、L字型アーム部118は、コーナーモジュール22の管36(またはフレームモジュール26の管94)の回りを囲み、U字型ベース部116はフレームモジュール26の管94を覆う。組立者は、ねじ山付き軸部126がベース116のねじ山付き開口134を通って入るようノブ128を回し、それによりゴムバンパー132を管94の中へ推し進め、L字型アーム部118を管36の中へ引き込み、コーナーモジュール22の管36がフレームモジュール26の管94と互いに引きつけまたは押しつけるようにする。
【0062】
ゴムパッドまたは弾性足部136は、フレームモジュール26の管94の1以上の側に設けられている。コーナーモジュール22の管36がフレームモジュール26の管94と互いに引きつけられると、ゴム足部136は圧縮され、管36、94の間につかみが生ずる。
図11に示すように、ゴム足部136はまた、床又は地面の上で脚部14を支持し、カラー56、84のための隙間を与える。脚部14上で用いられていないときは、投影スクリーン枠体16を構築するのに用いられる側方フレームモジュールの足部136は、地面から離間し、投影スクリーン枠体16の内向きの面に結合される。同様に、投影スクリーン枠体16用の枠部材24上で用いられていないとき、投影スクリーン枠体コネクタを形成するポスト162は、ループ部164といった投影スクリーン18のコネクタから離間している。
【0063】
脚部14が投影スクリーン枠体14に結合しているとき、フレームモジュール26といった同一の枠部材は、異なる平面上の向きとされうる。例えば、投影スクリーン枠体16を構成するのに用いられるフレームモジュール26は、略水平または垂直であり且つスクリーン18に対して平行であり、また、同一のフレームモジュール26はスクリーン18に対して法線方向でありうる。
【0064】
図16Bに示すように、管36、94および本願に記載の他の管は、投影スクリーン枠体16の外面に形成された複数の長手方向に延びる溝または凹部138を含み、L字型アーム部118は、溝138に嵌る寸法とされた歯140を含む。ドライブ122によってL字型アーム部118が管36に向かって引きつけられると、歯140は、更に溝138の中へと配置される。歯140は、ドライブ122が管36、94を互いに押しつけているとき、L字型アーム部118が管36から引き離されることに抵抗する。
【0065】
図26乃至
図28に、他の実施態様のクランプ142を示す。クランプ142は、上述のクランプ114と同様であるが、各々が管36の溝138に嵌まる一対の歯146を有する重なり合うL字型アーム部144を含む。
【0066】
図13に示すように管36を管94へ締め付けるために、管36、94は、
図13に示すように位置合わせされる。次に、
図27に示すように開いた位置にある夫々のクランプ114、142は、管94の後ろに配置される。次に、夫々のクランプ114、142のアーム118、144が管36の回りを囲むよう、U字型基部116は、管94の上に
図13及び
図16に示す位置まで挿入される。
【0067】
クランプ114、142を管36、94に据え付けているとき、それぞれのアーム118、144は、クランプ142については、
図27に示すような開いた位置から
図28に示すような部分的に閉じた位置まで旋回し、クランプ114については
図16に示すような閉じた位置まで旋回する。この旋回は、クランプ114、142を管94の上に配置することにより生ずる。
【0068】
クランプ114と同様、クランプ142は、ピン120を受容するカラー148を含む。カラー148は、曲率中心がピン120の中心に位置する略円形面150を有する。カラー148は、更に、クランプ114については、
図16に示すようにクランプ114、142が完全に管94上に据え付けられているときに管94に隣接して配置される略平坦面152を含む。
【0069】
クランプ142のアーム144が開いた位置にあるとき、
図27に示すように、カラー148の円形面150は、管94の幅156よりも小さい距離154だけ離れ、これにより、クランプ114、142を管94の上に挿入しているとき、カラー148と管94の間に締まり嵌めを生じさせる。この締まり嵌めは、ベース116が管94の上を、
図28に示すような中間の位置へ、そして、クランプ114については
図13乃至
図16に示すような、クランプ142については
図26に示すような、完全に閉じた位置まで摺動するとき、カラー148およびクランプ114、142のそれぞれのアーム118、144の残る部分を方向160に回転させる方向158にカラー148の円形面150と管94の間に摩擦力を生じさせる。最終的に、それぞれのクランプ114、142のアーム118、144は、カラー148の平坦面152が略平行となるよう完全に回転され、それにより締まり嵌めおよび結果として生ずる摩擦を減少又は除去する。
【0070】
図13および
図16に示すように、管36が管94と位置合わせされ、クランプ114(またはクランプ142)が管94の上に挿入されると、アーム118(または144)は自動的に管36の回りを囲む。結果として、それぞれのクランプ114、142のアーム118、144は、ドライブ122が回転し、歯146を管36の溝138の中へ係止させるよう、自動的に管36の回りに配置される。枠体16を脚部14から離すため、それぞれのクランプ114、142のドライブ122は反対方向に回され、クランプ114、142は管36、94から引き離される。
【0071】
一般的には、枠体16が脚部14に取り付けられる前に、投影スクリーン18は枠体16に固定される。本開示の好ましい実施例によれば、投影スクリーン18は、枠体16の複数のスタッドまたはポスト162と、スクリーン18のループ部164とを用いて枠体16に結合される。
図3に示すように、ポスト162は、枠体16の外向きの周囲側面167に設けられている。ポスト162は、枠体16の他の面にも設けられ得る。ポスト162は、スクリーン18を枠体16に結合させるためのループ部164と接続する投影スクリーン枠体16の好ましいコネクタである。本開示の他の実施例によれば、スクリーン18を枠体16に結合するために、スナップ、面ファスナー、または他のコネクタが設けられ得る。
【0072】
ポスト162は、好ましくは、投影スクリーン枠体16の外向きの周囲側面167に結合される。しかしながら、ここに開示されるポスト162および他の枠コネクタは、前向きの面、内向きの面、又は後ろ向きの面といった、投影スクリーン枠体16の他の面に結合されてもよい。
【0073】
図3に示すように、ポスト162は、コーナーモジュール22とフレームモジュール26が組み付けられた後に、均等な増分161で枠体16の回りに設けられる。
図17に示すように、ループ部164もまた、かかる増分161でスクリーン18の外周に設けられる。本開示の好ましい実施態様によれば、ポスト162およびループ部164は、6インチ(約15.24センチメートル)の増分161で設けられる。
【0074】
均等な増分を維持するため、
図4に示すように、モジュール26およびコーナーモジュール22の端部163、165に隣接するポスト162は、それぞれの端部163、165からの増分長さ161の半分のところに配置される。例えば、好ましい増分161は、6インチ(約15.24センチメートル)である。結果として、端部163、165に隣接するポスト162の好ましい間隔159は、それぞれの端部163、165から3インチ(約7.62センチメートル)とされ、これらの隣接するポスト162が互いに3インチ(約7.62センチメートル)離間されるようにされる。
【0075】
更に、モジュール26およびコーナーモジュール22の長さは、好ましい増分長さの倍数であることが望ましい。例えば、上述のように、好ましい増分長さは6インチ(約15.24センチメートル)であり、コーナーモジュール22およびフレームモジュール26A、26B、26C、26D、26E、および26Fは、それぞれ長さ12、24、36、42、48、60、および72インチ(約182.88センチメートル)であり、各々が6インチ(約15.24センチメートル)の倍数である。言い換えると、好ましい増分長さ(6インチ(約15.24センチメートル))は、コーナーモジュール22およびフレームモジュール26A、26B、26C、26D、26E、および26Fの各長さの約数である。結果として、モジュール22、26A、26B、26C、26D、26E、および26Fの長さは、ポスト162間の間隔の倍数である。一のポスト162から連結部222までの距離159(例:3インチ(約7.62センチメートル))と、その連結部222に隣接する他のポスト162から連結部222までの距離159(例:3インチ(約7.62センチメートル))の和は、全てのポスト162の間の増分距離161(例:6インチ(約15.24センチメートル))に等しい。ポスト162(連結部222に隣接)と連結部222の間の好ましい距離は、ポスト162の間の距離の半分である(例:3インチ(約7.62センチメートル)は、6インチ(約15.24センチメートル)の半分である)。他の実施態様によれば、ポスト162(連結部222に隣接)と連結部222の間の距離は、均等でない。例えば、一のスタッドから連結部222までの距離は、2インチ(約5.08センチメートル)であり、他のポスト162から連結部222までの距離は4インチ(約10.16センチメートル)であり、ポスト162の間に6インチ(約15.24センチメートル)の距離が作られる。本開示の他の実施態様によれば、ポスト162の間隔は同じ増分ではなく、コーナーモジュール22およびフレームモジュール26A、26B、26C、26D、26E、および26Fの長さは、スタッドまたは他のカプラの間隔の倍数ではない。
【0076】
本開示の好ましい実施態様によれば、
図16Aに示すように、ポスト162は、拡大された頭部166およびより狭い軸部168を有する肩付き鋲である。ポスト162のほぞ170は、種々の管36、38、42、94の中の予め穿孔された穴へ挿入され、管36、38、42、94のポスト162を保持するよう拡大される。他の実施態様によれば、頭部のないスタッドといった、他のスタッド形態も提供されうる。
図34に示すように、肩付き鋲162は、その内側端部の拡大を容易とするため中央開口169を有することが望ましい。
【0077】
好ましい実施態様によれば、ループ部164は、好ましくはバンジーコードといった弾性バンドである。他の実施態様によれば、ループ部164は、非弾性コード、ロープ、ライン等の他の材料からなるものであってもよい。
図18に示すように、ループ部164とスクリーン18の組合せが協働して全体開口178を形成するよう、ループ部164は、スクリーン18に結合される第1の端部174及びスクリーン18に結合される第2の端部176を有する。他の実施態様によれば、全体開口が画成されないよう、ループ部164は剛性フック(図示せず)を有しうる。ループ部164は、以下に説明するように、ループ部164をポスト162を越えて引っ張るのを支援するべく、引っ張り用のつまみ169を有することが望ましい。
【0078】
ポスト162に結合されると、ループ部164の部分は、枠体16の前方に配置され、部分は周囲側面167の外向きに配置される。ポスト162または他の枠コネクタが周囲側面167以外の位置に設けられているとき、ループ部164の部分は、枠体16の後方又はフレームモジュール22、26の部品の内側といった、他の位置に配置されうる。ポスト162の回りに巻き付けられたとき、ループ部164は、投影スクリーン18のビュー面に対して法線方向にポスト162に対して力を印加する。ループ部164はまた、張力を与えるよう投影スクリーン18に対して外向きの力を印加する。
【0079】
図19に示すように、スクリーン18は、ビュー面180と、
図1に示すようにビュー面180の4辺の回りに延びる縁182とを含む。ビュー面180および縁182は、好ましくは、補強有り又は補強無しのビニルシートといった織布又は不織布から作られる。縁182は、ビュー面180の各辺の上で折られ、ビュー面180に対して、その間の重なりにおいて縫い付けられること、又は他の方法で、結合される。
図17に示すように、縁182は、複数の切欠きまたは開口184を含み、ループ部164はそれらを通って延びる。ループ部164の第1および第2の端174、176は、縁182に対して縫い付けられるか、他の方法で結合され、結果として、ループ部164は、スクリーン18の残りの部分に恒久的に結合される。
図18は、ループ部164を縁182に縫い付ける幾つかの方法を図示する。左から右に、縫い目186は縁182に対して平行であり、縫い目188は、2つの部分190が縁182に対して45度のV字型であり、縫い目192は、縁182から45度の2つの離れた部分194を含む。他の縫い目の形態もまた提供されうる。
【0080】
図24に示すように、ループ部164もまた、プレート196が縁182の折り目に挟まれた状態で縁182に結合されうる。プレート196は、略円形体198および4つのフィンガー200を含む。最初は、プレート196は、略平坦である。第1および第2の端174、176は、フィンガー200の上に配置され、これらはループ部164をプレート196に固定するために第1および第2の端174、176の上に丸められる。
【0081】
ループ部164およびプレート196を縁182に結合するために、プレート196は、ループ部164が縁182の開口184を通って延びる状態で、縁182の折り目の間に配置される。鋲202は、プレート196および縁182のそれぞれの開口205、206を通して挿入され、鋲202は、プレート196を縁182に固定するため、
図24の右側2つの例に示すように、従来の方法で拡げられる。プレートは、好ましくは金属で作られるが、他の材料で作られてもよい。
【0082】
図25に示すように、ループ部164は、プレートまたはシート204が縁182の折り目に挟まれた状態で縁182に結合されてもよい。ループ部164およびプレートシート204は、略矩形体207および使用中はビュー面180に対して平行である軸を有する2つの管208を含む。シート204は、上部210から下部212にかけて先細とされ、好ましくは成型されたプラスチック材料から作られる。好ましい実施例では、ループ部164および以下説明するシート204、シート204'といった部品、プレート196は、投影スクリーン18の残りの部分を投影スクリーン枠体16に接続する投影スクリーンコネクタを画成するよう協働する。
【0083】
シート204は先細であり、またはくさび形であるため、ビュー面180に近づくにつれて外側端部から内側端部へと、より柔軟となる。シート204は、管208の下に一対の開口214を含む。ループ部164の第1および第2の終端部174、176がシート204から引っ張られないように、ループ部164の第1および第2の端174、176は、管208の内径よりも大きい外形を有するバンドクリップを具備しうる。完全に組み立てられたとき、終端部174、176は、好ましくは投影スクリーン18内に配置される。通常は、バンドクリップ216は、開口214内に配置される。開口214内にクリップ216を配置するため、クリップ216のない第1および第2の端174、176の少なくとも1つの端部は、それぞれの端部174、176がそれぞれの開口214から外へ延びるよう、カラーまたは管208の上方端部を通して、または管208の下方端部を通して挿入される。次に、ループ部164のそれぞれの端部174、176がシート204から引き出されないよう、管208の中の開口よりも大きいバンドクリップ216が、それぞれの端部174、176に対して圧着されるか、他の方法で固定される。他の端部176、174には、同様にクリップ216が設けられ得る。
【0084】
ループ部164およびシート204を縁182に結合するために、シート204は、ループ部164が縁182の開口184を通る状態で、縁182の折り目の間に配置される。次に、
シート204の薄いほうの下部212と縁182の折り目が共に縫い付けられ、縫い目220が底部218および縁182の両方の折り目を通って延びるようにされる。
【0085】
図30に、他の実施形態のシート204'を示す。シート204'は、シート204と同様であるが、拡張部205と、拡張部205を通る開口209であってその中をループ部164が通る開口209とを含む。拡張部205は、ポスト162を視界から隠すようにポスト162を越えて延びる。縁182は、投影スクリーン18の部分がポスト162を越えて配置されるよう、拡張部205の回りに延びる。投影スクリーン18の上辺211は、投影スクリーン枠体16の上部213の上に延びる。同様に、投影スクリーン18の側辺は、投影スクリーン枠体16の側方部215を越えて延び、投影スクリーン18の下辺は投影スクリーン枠体16の下部217の下に延びる。
【0086】
ループ部164およびポスト162以外の結合装置もまた、スクリーン18を枠体16に結合するのに使用されうる。例えば、スナップ、面ファスナー、ロープとグロメット、及び、当業者に知られている他の結合装置が使用されうる。
【0087】
スクリーン18を枠体16に結合するために、ループ部164がポスト162と位置合わせされるよう、スクリーン18は枠体16の上に配置される。ループ部164は、次に、ポスト162の頭部166を越えて伸ばされる。ループ部164がポスト162の上に配置されたとき、スクリーン18は、弾性ループ部164の伸長によって与えられる張力下にある。
【0088】
枠体16の剛性は、特定の寸法の枠体16を作るために結合されたフレームモジュール26の数に依存する。例えば、枠体16Dは、通常は枠体16Aよりも剛性が低い。時々、枠体16はあまりにも大きいためそれ自体の重さおよび/または枠体16によって支持されるスクリーン18の重さが、枠体16の歪みを生じさせ、スクリーン18に波形や他の歪みといった望ましくない結果をもたらしうる。かかる歪みは、プロジェクタ12からスクリーン18への像の表示の良さを失わせうる。
【0089】
かかる歪みを減少させるため、枠体16には、
図21および
図23に示すような補剛バー218、219といった補剛バーが提供されうる。補剛バー218は、好ましくは、
図21に示すような隣接するモジュール26の間の連結部222に中心を置いたモジュール26Fといったモジュール26である。補剛バー218は、連結部222の離隔を減少させ、枠体16のその部分の全体の面積の慣性モーメント又は梁の強さを増加させるために、フレームモジュール26に結合される。補剛バー218は、クランプ114、142または、当業者に知られているボルトおよび他の結合装置といった、他の結合装置を用いてモジュール26に結合されうる。
【0090】
補剛バー219は、
図23に図示されており、管224と、各々がねじ山付き軸部228、ノブ230、および六角頭232を有する一対のねじ山付きポストまたはボルト226とを含む。コーナーモジュール22、フレームモジュール26、および脚部14のベースモジュール98の各々は、ねじ山付き軸部228を受容するよう構成された複数のねじ山付き差し込み口234を含む。連結部222の両側の差し込み口が各補剛バー219の軸部228の離隔距離でもある等距離240だけ離間するよう、差し込み口234は、コーナーモジュール22、モジュール26、およびベースモジュール98のカラー56、84の長手縁236から各々が等距離238だけ離間している。従って、補剛バー219は、モジュール26と、他のモジュール26、コーナーモジュール22、または脚部14のベースモジュール98とのいかなる組合せで決められるいかなる連結部222を補剛するためにも使用されうる。
【0091】
連結部222を補剛バー219で補剛するために、軸部228のうちの1つは、連結部222の片側の差し込み口234と位置合わせされ、ノブ230を回すことによって、または六角頭232に対して器具を用いることによって、この差し込み口234へ螺入される。次に、補剛バー219上の他の軸部228は、連結部222の反対側の差し込み口234と位置合わせされ、この差し込み口234に螺入される。補剛バー219がフレームモジュール26に結合されると、連結部222は、離れることに更に抵抗し、枠体16のその断面の断面二次モーメントが増加する。枠体16の組立中、軸部228は、ノブ230を回すことにより、または六角頭232に対して器具を用いることにより、差し込み口234から取り除かれる。
【0092】
スクリーン18は、投影スクリーン用途に適した多くの材料から作られうる。好ましくは、スクリーン18は、約0.4乃至約2.5の反射率利得を有する。前方投影スクリーンは、望ましくは白または薄い灰色の外観である。後方投影スクリーンは、色が薄い灰色で、投影された像がスクリーンを透過し、視聴者に対して表示されることを可能とするよう、半透明であることが望ましい。幾つかのスクリーンは、音がスクリーンを透過することを可能とするよう、スピーカーのカバーの布のように、音響的に透過性がある。
【0093】
1つの実施態様によれば、スクリーンは、ガラスファイバーにビニル反射面が積層された織布ガラスファイバー裏地を含む(約1.0の利得)。1つの実施態様によれば、ビュー面上に微細なガラスビーズが与えられる(視る角度に応じて約0.5乃至約2.5の利得)。他の実施態様によれば、スクリーンは、裏地のない、白い(視る角度に応じて約1.0または約0.4乃至約2.2の利得)または薄い灰色(視る角度に応じて約0.6乃至0.9の利得)のビニル材料から作られる。当業者によって知られている他の適当な投影スクリーンもまた与えられ得る。望ましくは、スクリーンに投射された像の良さを著しく減じるような印刷又は他の表示がないように、スクリーンは略空白である。1つの実施態様によれば、略空白のスクリーンは、「ワイドスクリーン」又は他の投射フォーマットのためにスクリーンを枠で囲む黒い縁を具備する。
【0094】
図22に示すように、スクリーン18A、18B、18Cといった多数のスクリーン18、多数のフレームモジュール26、多数のコーナーモジュール22、多数の脚部ベースモジュール98、クランプ114(または142)、およびキット242の他の部品を保持する容器246を含むキット242が提供されうる。例示のため、必要とされる枠体16を構築するのに必要な全てのコーナーモジュール22およびフレームモジュール26が容器246に示されているわけではない。本開示の1つの実施態様によれば、容器246の中に与えられている全ての投影スクリーン18のために十分な寸法の枠体16を一度に構築するのに十分なフレームモジュール22、26が容器246内に与えられているわけではない。
【0095】
一例として、キットが3つの投影スクリーン18を含む場合、一度に3つの投影スクリーン18の全てのための投影スクリーン枠体16を構築するためには12個のコーナーフレームモジュール22が必要となるにもかかわらず、8つだけのコーナーフレームモジュール22が提供されることがある。更に、投影スクリーン枠体16が8つのフレームモジュール26を必要とする場合、一度に3つの投影スクリーン全てのための投影スクリーン枠体16を構築するためには24個のフレームモジュール26が必要とされるにもかかわらず、様々な異なった寸法の18個だけのフレームモジュール18が提供されることがある。好ましくは、異なる寸法の枠体18を構築するために、少なくともいくつかのフレームモジュール26が使用されうる。時々、キット内に与えられている1つ以上のスクリーン18のための投影スクリーン枠体16を構築するために、キット内の少なくともいくつかのフレームモジュール26が使用できないことがある。しかしながら、かかるフレームモジュール26は、キットの中に与えられている他の投影スクリーン18のうちの1つのために他の投影スクリーン枠体18を構築するために使用可能である可能性が高い。
【0096】
キット内の全ての投影スクリーン18のために枠体16を構築するために必要とされるよりも少ない数のフレームモジュール26が与えられているため、対応する投影スクリーン部品よりも多くの投影スクリーン枠体部品がある。例えば、全部で、キット内の投影スクリーン18は、フレームモジュール22、26内に与えられているポスト162の総数よりも多くのループ部164を有することなる。更に、キット内の投影スクリーン18の周囲全長は、フレームモジュール22、26の全長よりも大きい。しかし、フレームモジュール22、26の全長は、キット内に与えられている少なくとも1つのスクリーン18の周囲長さよりも大きい。
【0097】
好ましくは、キット内に与えられている投影スクリーン18は、異なった寸法である。例えば、一の投影スクリーン18は、キット内に与えられた他の投影スクリーン18よりも10%大きいものよりも大きいビュー面を有してもよい。
【0098】
容器246の上に、又は容器246とともに、様々な枠体の形状の略図又は取扱説明244が与えられてもよい。各略図または取扱説明244は、特定の寸法のスクリーン18用の枠体16を構築するのに必要なモジュール26の必要な寸法及び数を示す。例えば、一番左の略
図244Aは、スクリーン18Aと共に使用されるための枠体16Aを示し、略
図244Bは、スクリーン18Bと共に使用されるための枠体16Bを示し、真ん中の略
図244Cは、スクリーン18Cと共に使用されるための枠体16Cを示し、略
図244Dは、スクリーン18Dと共に使用されるための枠体16Dを示し、一番右の略
図244Eは、より大きなスクリーン(図示せず)と共に使用されるためのより大きな枠体を示す。略
図244では、様々な異なった寸法のフレームモジュール26は、カラーコード、番号、又は他の識別情報が与えられ得る。同様に、各フレームモジュール26は、一致するカラーコード、番号、又は他の識別情報が与えられ得る。例えば、フレームモジュール26Fは、略
図244において赤で示され、フレームモジュール26Fに赤の印が与えられ得る。一方で、フレームモジュール26Eは、略
図244において緑で示され、フレームモジュール26Eに緑の印があたえられうる。キット。
【0099】
投影スクリーン装置10を使用する1つの方法によれば、装置の貸し手といったディストリビュータは、借り手といった受取人の場所にキット242を提供する。一例では、装置の貸し手は、試写会での使用のためにキット242を借り手に貸す。キット242が貸し手から借り手によって受け取られると、借り手は、どの寸法のスクリーン18が自分たちのニーズに最も適しているかを決定することができる。適切な寸法のスクリーン18を選択すると、借り手は、選択したスクリーン18に一致する適切な寸法の枠体16を選択する。例えば、キット242を受け取ると、借り手は、スクリーン18Cが自分たちのニーズに適した寸法とフォーマットであると決定することができる。次に、借り手は、構築すべき枠体16Cを選択し、枠体16Cを構築するためにどのフレームモジュール26をコーナーモジュール22に接続すべきかを決定するために略
図244Cを参照する。
【0100】
通常は、キット242は、キット242内に与えられた各異なるスクリーン18のためのいずれの枠体16も構築するのに十分なモジュール26を含む。例えば、キット242がスクリーン18A−18Dを含む場合、スクリーン18A−18Dを支持するためにいずれかの枠体16A−16Dが構築されうるよう、少なくとも2つの26Aモジュール、2つの26Cモジュール、6つの26Dモジュール、10個の26Eモジュール、4つの26Fモジュール、および4つのコーナーモジュール22が与えられることとなる。
【0101】
しかしながら、各キット242は、通常は、同時に各異なったスクリーン18のために各枠体16を構築するのには十分なモジュール26を含まない。例えば、スクリーン18A−18Dを全て同時に支持するために全ての枠体18A−18Dを構築するために、少なくとも2つの26Aモジュール、2つの26Cモジュール、14個の26Dモジュール、20個の26Eモジュール、10の26Fモジュール、および16のコーナーモジュール22を必要とする。キット242は、通常はこれらの部品の全ては含まない。
【0102】
枠体16を構築するのに使用されないキット242からのモジュール26は、他の目的に使用されうる。例えば、枠体16Dが構築されるとき、脚部14を構築するために、または補剛バーとして、16Dから構築するのに用いられなかった10のフレームモジュール26Eのうちの6つ、4つのフレームモジュール26Dのうちの2つ、及び全ての(2つの)フレームモジュール26Aが使用されうる。
【0103】
時々、キット242又はそのほかの方法で構築されうる脚部14および枠体16の1以上の部品は、損傷を受けうる。結果として、キット242は、フレームモジュール26A、26B、26C、26D、26E、26F、コーナーモジュール22、およびベースモジュール98の各々の予備を含みうる。好ましいスクリーン18が損傷を受けているとき、キット242内のより小さい又はより大きいスクリーン18が使用されうる。例えば、スクリーン18Bが好ましいが損傷を受けているとき、スクリーン18A、18C、または18Dのいずれかが、それに合う枠体(即ち、枠体16A、16B、または16D)とともに使用されうる。
【0104】
キット242を貸し手に返却するとき、脚部または枠体16を元の製造業者に修理のために返却することなく脚部14または枠体16の損傷した部品を交換することができる。貸し手は、手持ちのストックから、他のキット242から、または元の製造業者から交換部品を注文して損傷した部品を交換することができる。
【0105】
時々、従前のフォーマットとは異なった高さ対幅の比率を有する新しいスクリーンフォーマットが作られる。かかる新しいフォーマットが作られると、新しいフォーマットを満たすのに十分な長さの新しいフレームモジュール26を与えることにより、キット242は新しいフォーマットのために更新されうる。例えば、より幅広いフォーマットが作られる場合、より長いモジュール26が製造され、既存のキット242内に与えられうる。新しい、より長いモジュール26とともに、新しいフォーマットの枠体16の組立者に対して、フレームモジュール26の正しい組合せを示す更新された略
図244が与えられる。新しい略図により、組立者は、新しいフォーマットの枠体16を作るために、より長いモジュール26を含むいずれのフレームモジュール26を組み付けるべきかがわかる。
【0106】
時々、既存のフレームモジュール26の新しい組合せが、新しいフォーマットをもたらすことが可能である。例えば、より背の高い輪郭を有するフォーマットを作成するために、枠体16Bのうちのフレームモジュール26Aをフレームモジュール26Bと交換することが可能でありうる。任意の追加的な、必要なフレームモジュール26Bとともに、新しいフォーマットの枠体16の組立者に対して、フレームモジュール26の正しい組合せを示す更新された略
図244が与えられる。新しい略図により、組立者は、新しいフォーマットの枠体16を作成するために、フレームモジュール26Bを含むいずれのフレームモジュール26が組み付けるべきかがわかる。
【0107】
幾つかの用途では、投影スクリーン装置10は、多数のスクリーン18を含むキットの中には与えられていない。このような状況では、与えられたスクリーン18を支持する枠体16を構築するのに必要な枠部品が十分なだけ与えられる。この枠体16を構築するためのスペアの枠部品は、枠部品のうちの1つが壊れたとき、またはそのほか修理又は交換が必要となったときに与えられ得る。
【0108】
好ましくは、投影スクリーン装置10の組立て、据え付け、および/または使用に関する取扱説明が、投影スクリーン装置10と共に与えられるか、他の方法で知らされることで、人または装置が投影スクリーン装置10を組立て、据え付けおよび/または使用することを可能とする。かかる取扱説明は、投影スクリーン装置10のいずれか又は全て、部分、および/または投影スクリーン装置10若しくは投影スクリーン装置10の部品の上述の組立て、据え付けおよび/または使用の説明を含みうる。取扱説明は、別の紙に、および/または、投影スクリーン装置10が販売または出荷されるときの包装に与えられ得る。これらの命令は、インターネット又は他の通信システムを介して与えられてもよい。更に、命令は、文字、画像、音声、映像、または任意の他の媒体として、又は、当業者によって知られている取扱説明を通信する方法として具現化されうる。
【0109】
投影スクリーン装置10を構築する方法は、少なくとも1つの予め製造された投影スクリーン18並びにコーナーフレームモジュール22およびフレームモジュール26といった複数の予め製造されたフレームモジュールを受け取ることと、少なくとも1つの予め製造された投影スクリーン18に対応する投影スクリーン枠体16を構築するのに十分な複数の予め製造されたフレームモジュール22、26のサブセットを選択することと、複数の予め製造されたフレームモジュール22、26のサブセットを用いて投影スクリーン枠体16を構築することと、予め製造された投影スクリーン18を投影スクリーン枠体16に結合することとを含みうる。予め製造された投影スクリーン18は、より大きい材料片から所定の寸法に切られ、それに取り付けられたループ部164およびシート204によって形成されるコネクタといった適切なコネクタを有するか、別のコネクタを受容するよう適切に準備されてもよい。予め製造されたフレームモジュールは、所定の長さに切られ、隣接するフレームモジュール22、26に噛み合う、または他の方法で結合する端部が設けられ得る。
【0110】
投影スクリーン装置10の構築を容易とする方法が提供されうる。方法は、投影スクリーン18、および製造業者、レンタル業者などといった者から送られうるフレームモジュール22、26といった複数の予め製造されたフレームモジュールを受け取ることと、少なくとも1つの予め製造された投影スクリーン18に対応する投影スクリーン枠体16を構築するのに十分な複数の予め製造されたフレームモジュールのサブセットを選択することと、複数の予め製造されたフレームモジュール22、26のサブセットをレンタル業者又はエンドユーザといった他の者に与えることと、予め製造されたフレームモジュールから者へ、投影スクリーン枠体16の構築に関する取扱説明244を与えることとを含む。
【0111】
投影スクリーン装置10の構築を容易とする他の方法が提供されうる。方法は、使用中に投影スクリーン18を支持する所定の寸法の投影スクリーン枠体16を必要とする投影スクリーン18を提供することと、投影スクリーン枠体18を構築するのに必要な投影フレームモジュール22、26の数よりも多い複数のフレームモジュールを提供することと、投影スクリーン16を他の者に送ることと、使用中に投影スクリーン18を支持するために投影スクリーン枠体16の構築に使用する際に者に複数のフレームモジュール22、26を送ることとを含む。この方法は、製造業者、レンタル業者または他の者によって実施されうる。
【0112】
投影スクリーン装置10の構築を容易とする他の方法であって、使用中に複数の投影スクリーン18を支持するための所定の寸法の複数の投影スクリーン枠体16を必要とする複数の投影スクリーン18を収集することと、一度に複数の投影スクリーン枠体16を構築するのに必要な投影スクリーン枠体モジュール22、26の数よりも少ない複数の投影スクリーン枠体モジュール22、26を収集することと、レンタル業者又はエンドユーザといった他の者に複数の投影スクリーン18を提供することと、複数の投影スクリーン枠体16のうちの少なくとも1つを構築するのに使用されるよう者へ複数のフレームモジュール22、26を提供することとを含む、方法が提供されうる。
【0113】
投影スクリーン装置10を構築する方法が提供されうる。方法は、投影スクリーン18およびフレームモジュール22、26といった複数のフレームモジュールを提供することを含む。複数のフレームモジュール22、26は、少なくとも2つの同一のフレームモジュール22、26を含みうる。方法はさらに、投影スクリーン枠体16で投影スクリーン18を支持する少なくとも1つの同一のフレームモジュールを含む複数のフレームモジュール22、26で投影スクリーン枠体16を構築することと、少なくとも1つの同一のフレームモジュール26を含む複数のフレームモジュール24で脚部14といった少なくとも1つの脚部を構築することと、少なくとも1つの脚部で投影スクリーン枠体16を支持することとを含む。
【0114】
投影スクリーン枠体16に加え、ドレープ99を支持する他の部品が提供されうる。
図31に示すように、ポスト162に結合するドレープ支持部248が提供される。ドレープ支持部248は、好ましくはプラスチックから成型されたボディー部250と磁石252とを含む。ボディー部250は、
図32および
図33に示すように、ポスト162の頭部166を受容するような寸法とされた広い部分256およびポスト162の軸部168を受容するような寸法とされた狭い部分258を有する凹部またはスロット254を含む。磁石252は、ボディー部250の中に成型されうる。ドレープ支持部248がポスト162に結合されると、磁石252はポスト162内の鉄金属に磁気により引きつけられる。ボディー部250は、
図32に示すように、ドレープ99が取り付けられる延長部260を含む。
【0115】
多数のドレープ支持部248は、典型的には、投影スクリーン18の下に延びるドレープ99を提供するよう、枠体18の下部217に設けられる。しかしながら、ドレーパー支持部248は、投影スクリーン枠体18の上部213および側部215のポスト162に結合されてもよい。
【0116】
ループ部164がそれぞれのポスト162に結合されるが、これに加え、ドレープ支持体248は、ポスト162に結合する幾つかの付属品のうちの1つである。例えば、
図32に示すように、ポスト162は、ループ部164に結合するとともにドレープ支持部248に結合する。
【0117】
やはりポスト162に結合する他のかかる付属品は、他の投影スクリーン18である。
図34に示すように、一対のループ部164が一つのポスト162に結合される。したがって、一の投影スクリーン18が枠体16の一方側に配置され、他の投影スクリーンが枠体16の反対側に配置される。結果として、一つの投影スクリーン枠体16によって2つの投影スクリーン18が支持されうる。枠体16の背面をマスクするため、材料のシートは、投影スクリーンであるか、または、他の材料のシートでありうる。
【0118】
図35に、ループ部164がポスト162に結合しているときにポスト162に結合される更なる他の付属品を示す。U字型ドレープ支持部262は、投影スクリーン枠体18の上部213のポスト162に結合し、L字型ドレープ264は、投影スクリーン枠体18の側部215のポスト162に結合する。各ドレープ支持部262、264は、複数のポスト162'を含む。ドレープ99は、ドレープ99を投影スクリーン18の上にまたは投影スクリーン18の側方に支持するよう、ポスト162'に巻き付けられるループ部164を具備し得る。
【0119】
ドレープ支持部248と同様に、ドレープ支持部262は、
図36に示すように、ポスト162のヘッド166を受容するような寸法とされた広い部分268と、ポスト162の軸部168を受容するような寸法とされた狭い部分269とを有する2つの凹部266を含む。凹部266は更に、ドレープ支持部262が同じポスト162に結合しているときに、ループ部164がスクリーン18をポスト162枠体16に結合させることを可能とするループ受容部270を含む。
【0120】
多数のドレープ支持部262は、一般的には、投影スクリーン18の上へ延びるドレープ99を提供するために枠体18の上部213に設けられる。しかしながら、ドレーパー支持体262は、投影スクリーン枠体18の下部217および側部215のポスト162に結合されてもよい。
【0121】
L字型アーム部ドレープ支持部264は、やはりポスト162を受容するような寸法とされた、
図37に示すような凹部またはスロット272を含む。凹部272は、その中にポスト162の頭部166が通るのを可能とするような寸法とされた広い下部274と、軸部168を受容し、ヘッド166が通過しないような寸法とされた狭い上部276とを有する。組立て中、ポスト166の頭部166は、L字型アーム部ドレープ支持部264の凹部272の広い下部274と位置合わせされ、頭部166は、L字型アーム部ドレープ支持部264に挿入される。次に、L字型アーム部ドレープ支持部264は、狭い上部276に配置された軸部168へと下げられる。頭部166は、狭い上部276を通っては取り外せないため、ドレープ支持部264は枠体16に結合される。ドレープ支持部264を取り外すには、ドレープ支持部は押し上げられる。L字型アーム部ドレープ支持部264の他の実施態様によれば、上部バー278は、L字型アーム部ドレープ支持部264の残る部分に沿って水平に摺動する。上部バー278は、上部バー278の下に設けられた軌道(図示せず)の中を摺動する。摺動式の接続は、ポスト162'が側方から側方へと平行移動することを可能とする。
【0122】
本発明について、例示的な設計を有するものとして説明したが、本発明は、本開示の趣旨及び範囲内において、更に変更されうる。従って、本願は、本発明の一般的な原理を用いた本発明のいかなる変形、使用、又は適合も網羅することが意図される。更に、本願は、本発明が属する技術において知られている、又は、慣習的に行われるような、本開示からの逸脱を網羅することが意図される。