【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、上記の課題を解決するために以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0012】
(1)本発明は、交流電源(例えば、
図1のAC電源Eに相当)と、該交流電源のオン/オフを制御する制御手段(例えば、
図1のSSRに相当)とを有し、前記交流電源から供給される交流電圧を整流して直流電圧に変換する整流素子(例えば、
図1の整流素子D1に相当)と、前記交流電源から供給される交流電圧が遮断されたときに、前記整流素子を介して前記制御手段の抵抗成分(例えば、
図1の抵抗成分Zに相当)に接続され、LED素子(例えば、
図1のLEDD2〜Dnに相当)に供給される直流電圧を降圧する分圧回路を形成する第1の抵抗素子(例えば、
図1の抵抗R1に相当)と、を備えたことを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0013】
この発明によれば、交流電圧が遮断されたときに、制御手段の抵抗成分と第1の抵抗素子とが分圧回路を形成し、LED素子に供給される直流電圧を降圧するため、制御手段がオフ状態において、常時電流を流し続けても、LED素子を確実に消灯することができる。
【0014】
(2)本発明は、(1)のLED点灯装置について、前記抵抗素子(例えば、
図1の抵抗R1に相当)の他端に接続される第1のスイッチング素子(例えば、
図1のNPNトランジスタQ1に相当)を備え、該第1のスイッチング素子が前記交流電源から供給される交流電圧が遮断されたときに、オン状態となって、前記第1の抵抗素子の他端を接地させることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0015】
この発明によれば、第1のスイッチング素子が交流電源から供給される交流電圧が遮断されたときに、オン状態となって、第1の抵抗素子の他端を接地させるため、交流電源から供給される交流電圧が遮断されると、制御手段の抵抗成分と第1の抵抗素子とが分圧回路を形成し、LED素子に供給される直流電圧を降圧する。
【0016】
(3)本発明は、(1)のLED点灯装置について、前記LED素子(例えば、
図1のLEDD2〜Dnに相当)に並列に配置され、一端が前記整流素子の出力に接続された電圧検出素子(例えば、
図1のツェナーダイオードZD1に相当)と、電流制限抵抗素子(例えば、
図1の抵抗R3に相当)を介して、前記電圧検出素子の他端とグランド間に設けられ、前記LED素子に定電流を供給する定電流回路の基準電圧を供給する基準電圧生成素子(例えば、
図1のツェナーダイオードZD2に相当)と、一端が前記整流素子の出力端に接続され、他端がグランドとの間に設けられた第2のスイッチング素子(例えば、
図1のNPNトランジスタQ2に相当)に接続されるとともに、前記第1の抵抗素子よりも抵抗値の大きな第2の抵抗素子(例えば、
図1の抵抗R2に相当)を備え、前記交流電源から交流電圧が供給され、前記整流素子の出力が所定の電圧値以上になったときに、前記電圧検出素子が導通状態となって、前記基準電圧生成素子が前記定電流回路に基準電圧を供給し、前記LED素子に電流が流れると、前記第2のスイッチング素子がオン状態となって、前記第2の抵抗素子を接地状態とするとともに、前記第1のスイッチング素子がオフ状態となることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0017】
この発明によれば、交流電源から交流電圧が供給され、整流素子の出力が所定の電圧値以上になったときに、電圧検出素子が導通状態となって、基準電圧生成素子が定電流回路に基準電圧を供給し、LED素子に電流が流れると、第2のスイッチング素子がオン状態となって、第2の抵抗素子を接地状態とするとともに、第1のスイッチング素子がオフ状態となる。つまり、第1の抵抗素子の抵抗値は、制御手段の抵抗成分と分圧回路の電圧値との関係で決定されるため、かなり低い抵抗値となる。そのため、交流電源から交流電圧が供給されたときにも第1の抵抗素子の一端を接地させておくと、第1の抵抗素子における損失が大きくなり、大きな発熱量を生じる。信号機は、屋外に設置されているため、環境条件が厳しく、大きな発熱を生じると回路素子等にも悪影響を及ぼす。そこで、本発明では、交流電源から交流電圧が供給されたときには、第1のスイッチング素子をオフとして、第1の抵抗素子の一端を開放するとともに、第2のスイッチング素子をオンとして、第1の抵抗素子よりも抵抗値が大きく、損失の少ない第2の抵抗素子を接地状態とする。これにより、発熱量を減少させることができる。
【0018】
(4)本発明は、(3)のLED点灯装置について、前記所定の電圧値が、前記交流電源の定格電圧以下であることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0019】
この発明の例によれば、電圧検出素子は、交流電源から供給される電圧が定格電圧以下になったときに、信号機制御盤のスイッチがオン状態になったことを検出する。これにより、交流電源から供給される電圧が定格電圧に達する前に、LED素子を駆動することができる。
【0020】
(5)本発明は、(1)から(4)のLED点灯装置について、前記LED素子(例えば、
図1のLEDD2〜Dnに相当)が複数直列接続されていることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0021】
(6)本発明は、(1)から(4)のLED点灯装置について、前記LED素子(例えば、
図1のLEDD2〜Dnに相当)が複数並列接続されていることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0022】
(7)本発明は、(1)から(6)のLED点灯装置について、前記電圧検出素子がツェナーダイオード(例えば、
図1のツェナーダイオードZD1に相当)であることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0023】
この発明によれば、電圧検出素子がツェナーダイオードであることから簡易な構成で正確に電圧を検出することができる。
【0024】
(8)本発明は、(1)から(6)のLED点灯装置について、前記基準電圧生成素子がツェナーダイオード(例えば、
図1のツェナーダイオードZD2に相当)であることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0025】
この発明によれば、基準電圧生成素子がツェナーダイオードであることから簡易な構成で基準電圧を生成することができる。