特許第5711906号(P5711906)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5711906
(24)【登録日】2015年3月13日
(45)【発行日】2015年5月7日
(54)【発明の名称】LED点灯装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 33/00 20100101AFI20150416BHJP
   H05B 37/02 20060101ALI20150416BHJP
【FI】
   H01L33/00 J
   H05B37/02 J
   H05B37/02 M
【請求項の数】8
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2010-164959(P2010-164959)
(22)【出願日】2010年7月22日
(65)【公開番号】特開2012-28505(P2012-28505A)
(43)【公開日】2012年2月9日
【審査請求日】2013年7月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002037
【氏名又は名称】新電元工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】391016886
【氏名又は名称】日本フネン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100122426
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 清志
(72)【発明者】
【氏名】國分 正夫
(72)【発明者】
【氏名】柴田 行裕
(72)【発明者】
【氏名】岡本 雅之
【審査官】 村井 友和
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−285528(JP,A)
【文献】 特開2005−072546(JP,A)
【文献】 特開2004−039289(JP,A)
【文献】 特開2009−181950(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 33/00−33/64
H05B 37/00−39/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流電源と、
該交流電源に一端が接続された抵抗成分と、該交流電源のオン/オフを制御するスイッチと、を有し、該スイッチのオン/オフを制御する制御手段と、
前記交流電源から供給される交流電圧を整流して直流電圧に変換する整流素子と、
前記スイッチがオフ状態のときに、前記整流素子を介して前記抵抗成分の他端に接続され、前記整流素子からLED素子に供給される直流電圧を降圧する分圧回路を形成する第1の抵抗素子と、
を備えたことを特徴とするLED点灯装置。
【請求項2】
前記第1の抵抗素子の他端に接続される第1のスイッチング素子を備え、
前記スイッチがオフ状態のときに、前記第1のスイッチング素子がオン状態となって、前記第1の抵抗素子の他端を接地させることを特徴とする請求項1に記載のLED点灯装置。
【請求項3】
前記LED素子に並列に配置され、一端が前記整流素子の出力に接続された電圧検出素子と、電流制限抵抗素子を介して、前記電圧検出素子の他端とグランド間に設けられ、前記LED素子に定電流を供給する定電流回路の基準電圧を供給する基準電圧生成素子と、一端が前記整流素子の出力端に接続され、他端がグランドとの間に設けられた第2のスイッチング素子に接続されるとともに、前記第1の抵抗素子よりも抵抗値の大きな第2の抵抗素子を備え、
前記交流電源から交流電圧が供給され、前記整流素子の出力が所定の電圧値以上になったときに、前記電圧検出素子が導通状態となって、前記基準電圧生成素子が前記定電流回路に基準電圧を供給し、前記LED素子に電流が流れると、前記第2のスイッチング素子がオン状態となって、前記第2の抵抗素子を接地状態とするとともに、前記第1のスイッチング素子がオフ状態となることを特徴とする請求項2に記載のLED点灯装置。
【請求項4】
前記所定の電圧値が、前記交流電源の定格電圧以下であることを特徴とする請求項3に記載のLED点灯装置。
【請求項5】
前記電圧検出素子がツェナーダイオードであることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のLED点灯装置。
【請求項6】
前記基準電圧生成素子がツェナーダイオードであることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載のLED点灯装置。
【請求項7】
前記LED素子が複数直列接続されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のLED点灯装置。
【請求項8】
前記LED素子が複数並列接続されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のLED点灯装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LED点灯装置に関し、特に、歩行者用信号に用いて好適なLED点灯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、図4に示すような歩行者用信号機には、一般的に、点灯素子として白熱電球が用いられている。一方で、近年、消費電力が低く、高寿命で、メンテナンスが容易で信頼性の高い発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)が注目されており、こうした発光ダイオードを複数個点灯させることにより、信号表示を行う歩行者用信号装置が実用化されている。
【0003】
従来の歩行者用信号機は、図5に示すように、AC電源と、AC電圧をスイッチングする半導体リレー(SSR:Solid State Relay)と白熱電球から構成されている。
【0004】
一方、発光ダイオードを用いた歩行者用信号機は、図6に示すように、G、Rの信号表示を行うLED点灯器16と、そのLED点灯器16の切り換え制御を行う信号切換制御部14と、それらのLED点灯器16および信号切換制御部14に対する交流電源12とから構成されている。
【0005】
ここで、信号切換制御部14は、交流電源12から供給される交流電流がブレーカー18を介して制御部22側とLED点灯器側とに分けられ、制御部22側では、AC/DCコンバータ20によってAC(交流)電源がDC(直流)電源に変換され、その変換された直流電源を用いた制御部22によってSSR24の切り換え制御が行われる。
【0006】
他方、LED点灯器側では、G、Rの2色のLED点灯器に対応してON/OFFの切り換え動作を行うSSR24a、24b、24cがそれぞれ並列に接続されていて、そのSSR24a、24bに各色のLED点灯器16が接続されて構成されている。また、LED点灯器16は、各SSR24a、24bに対応した変換素子としての整流素子26a、26b、G、Rの各信号色毎に複数個の発光ダイオードが直列に接続されているLED群28a、28b、28c、および、電流制御IC30a、30bがそれぞれ接続されて構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2000−259993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、すでに説明したように、従来の歩行者用信号機と発光ダイオードを用いた歩行者用信号機では、回路構成が大きく異なるため、白熱電球を発光ダイオードに置き換えるには、歩行者用信号機全体を交換する必要があり、費用的な負担が大きいという問題があった。
【0009】
また、図3に示すような従来の信号機制御盤を用いて、白熱電球を発光ダイオードに置き換える場合、信号機制御盤が、SSRのリレーをオフした状態でも、白熱電球では点灯しないが、発光ダイオードでは発光してしまう程度の電流が常時流れてしまうという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、従来の信号機制御盤を用いつつ、SSRのリレーがオフした状態では、発光ダイオードを完全に消灯させるLED点灯装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、上記の課題を解決するために以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0012】
(1)本発明は、交流電源(例えば、図1のAC電源Eに相当)と、該交流電源のオン/オフを制御する制御手段(例えば、図1のSSRに相当)とを有し、前記交流電源から供給される交流電圧を整流して直流電圧に変換する整流素子(例えば、図1の整流素子D1に相当)と、前記交流電源から供給される交流電圧が遮断されたときに、前記整流素子を介して前記制御手段の抵抗成分(例えば、図1の抵抗成分Zに相当)に接続され、LED素子(例えば、図1のLEDD2〜Dnに相当)に供給される直流電圧を降圧する分圧回路を形成する第1の抵抗素子(例えば、図1の抵抗R1に相当)と、を備えたことを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0013】
この発明によれば、交流電圧が遮断されたときに、制御手段の抵抗成分と第1の抵抗素子とが分圧回路を形成し、LED素子に供給される直流電圧を降圧するため、制御手段がオフ状態において、常時電流を流し続けても、LED素子を確実に消灯することができる。
【0014】
(2)本発明は、(1)のLED点灯装置について、前記抵抗素子(例えば、図1の抵抗R1に相当)の他端に接続される第1のスイッチング素子(例えば、図1のNPNトランジスタQ1に相当)を備え、該第1のスイッチング素子が前記交流電源から供給される交流電圧が遮断されたときに、オン状態となって、前記第1の抵抗素子の他端を接地させることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0015】
この発明によれば、第1のスイッチング素子が交流電源から供給される交流電圧が遮断されたときに、オン状態となって、第1の抵抗素子の他端を接地させるため、交流電源から供給される交流電圧が遮断されると、制御手段の抵抗成分と第1の抵抗素子とが分圧回路を形成し、LED素子に供給される直流電圧を降圧する。
【0016】
(3)本発明は、(1)のLED点灯装置について、前記LED素子(例えば、図1のLEDD2〜Dnに相当)に並列に配置され、一端が前記整流素子の出力に接続された電圧検出素子(例えば、図1のツェナーダイオードZD1に相当)と、電流制限抵抗素子(例えば、図1の抵抗R3に相当)を介して、前記電圧検出素子の他端とグランド間に設けられ、前記LED素子に定電流を供給する定電流回路の基準電圧を供給する基準電圧生成素子(例えば、図1のツェナーダイオードZD2に相当)と、一端が前記整流素子の出力端に接続され、他端がグランドとの間に設けられた第2のスイッチング素子(例えば、図1のNPNトランジスタQ2に相当)に接続されるとともに、前記第1の抵抗素子よりも抵抗値の大きな第2の抵抗素子(例えば、図1の抵抗R2に相当)を備え、前記交流電源から交流電圧が供給され、前記整流素子の出力が所定の電圧値以上になったときに、前記電圧検出素子が導通状態となって、前記基準電圧生成素子が前記定電流回路に基準電圧を供給し、前記LED素子に電流が流れると、前記第2のスイッチング素子がオン状態となって、前記第2の抵抗素子を接地状態とするとともに、前記第1のスイッチング素子がオフ状態となることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0017】
この発明によれば、交流電源から交流電圧が供給され、整流素子の出力が所定の電圧値以上になったときに、電圧検出素子が導通状態となって、基準電圧生成素子が定電流回路に基準電圧を供給し、LED素子に電流が流れると、第2のスイッチング素子がオン状態となって、第2の抵抗素子を接地状態とするとともに、第1のスイッチング素子がオフ状態となる。つまり、第1の抵抗素子の抵抗値は、制御手段の抵抗成分と分圧回路の電圧値との関係で決定されるため、かなり低い抵抗値となる。そのため、交流電源から交流電圧が供給されたときにも第1の抵抗素子の一端を接地させておくと、第1の抵抗素子における損失が大きくなり、大きな発熱量を生じる。信号機は、屋外に設置されているため、環境条件が厳しく、大きな発熱を生じると回路素子等にも悪影響を及ぼす。そこで、本発明では、交流電源から交流電圧が供給されたときには、第1のスイッチング素子をオフとして、第1の抵抗素子の一端を開放するとともに、第2のスイッチング素子をオンとして、第1の抵抗素子よりも抵抗値が大きく、損失の少ない第2の抵抗素子を接地状態とする。これにより、発熱量を減少させることができる。
【0018】
(4)本発明は、(3)のLED点灯装置について、前記所定の電圧値が、前記交流電源の定格電圧以下であることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0019】
この発明の例によれば、電圧検出素子は、交流電源から供給される電圧が定格電圧以下になったときに、信号機制御盤のスイッチがオン状態になったことを検出する。これにより、交流電源から供給される電圧が定格電圧に達する前に、LED素子を駆動することができる。
【0020】
(5)本発明は、(1)から(4)のLED点灯装置について、前記LED素子(例えば、図1のLEDD2〜Dnに相当)が複数直列接続されていることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0021】
(6)本発明は、(1)から(4)のLED点灯装置について、前記LED素子(例えば、図1のLEDD2〜Dnに相当)が複数並列接続されていることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0022】
(7)本発明は、(1)から(6)のLED点灯装置について、前記電圧検出素子がツェナーダイオード(例えば、図1のツェナーダイオードZD1に相当)であることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0023】
この発明によれば、電圧検出素子がツェナーダイオードであることから簡易な構成で正確に電圧を検出することができる。
【0024】
(8)本発明は、(1)から(6)のLED点灯装置について、前記基準電圧生成素子がツェナーダイオード(例えば、図1のツェナーダイオードZD2に相当)であることを特徴とするLED点灯装置を提案している。
【0025】
この発明によれば、基準電圧生成素子がツェナーダイオードであることから簡易な構成で基準電圧を生成することができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、従来の信号機制御盤を用いつつ、SSRのリレーがオフした状態では、発光ダイオードを完全に消灯させることができるという効果がある。また、LED素子が点灯した段階で、分圧回路を構成する抵抗素子をオープン状態とするため、損失を極力少なくすることができるという効果がある。また、従来の信号機制御盤を用いることからLED点灯装置への切り替えコストを従来に比べて大幅に低減することができるという効果がある。さらに、定電流回路が動作するときに、分圧回路を構成する抵抗素子をオープン状態とするため、LED素子に供給する電流値、LED素子の個数および接続形態を自由に選定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明のLED点灯装置の回路構成を示す図である。
図2】信号機制御盤のスイッチング素子SW1がオフ時の場合のR1における損失を示した図である。
図3】信号機制御盤のスイッチング素子SW1がオン時の場合のR1における損失について従来例と本発明の特性を比較した図である。
図4】従来の歩行者用信号機の概観を示す図である。
図5】従来の歩行者用信号機の回路構成を示す図である。
図6】従来の一般的なLED信号装置の回路構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0029】
<LED点灯装置の構成>
図1を用いて、本発明に係るLED点灯装置の構成について説明する。なお、ここでは、一例として、歩行者用信号機を例にとって説明するが、これに限るものではない。
【0030】
本発明に係るLED点灯装置は、図1に示すように、制御盤100とLED駆動部200とから構成されている。また、制御盤100は、AC電源EとSSRとから構成されている。なお、本実施形態では、SSRについて本発明と関連のある電気的等価回路で示しており、SSRは、スイッチング素子SW1と、このスイッチング素子SW1に並列接続された抵抗成分Zと、を有する。
【0031】
また、LED駆動部200は、整流素子D1と、抵抗R1、R2、R3、R4、R5と、トランジスタQ1、Q2と、ツェナーダイオードZD1、ZD2と、LEDD2〜Dnと、定電流回路201とから構成されている。
【0032】
AC電源Eは、SSRの一端とグランド間に設けられ、SSRの他端は、整流素子D1の入力端に接続されている。抵抗R1、R2の一端、ツェナーダイオードZD1のカソード、LEDD2のアノードは、整流素子D1の出力端に接続されている。
【0033】
抵抗R1の他端は、NPNトランジスタQ1のコレクタに接続され、NPNトランジスタQ1のエミッタは、グランドに接続されている。抵抗R2の他端は、NPNトランジスタQ2のコレクタおよびトランジスタQ1のベースとに接続され、トランジスタQ2のエミッタは、グランドに接続されている。
【0034】
抵抗R3は、ツェナーダイオードZD1のアノードとツェナーダイオードZD2のカソードの間に設けられ、ツェナーダイオードZD2のアノードは、グランドに接続されている。また、ツェナーダイオードZD2のカソードは、定電流回路201の入力端に接続されている。
【0035】
LEDD2〜Dnは、直列に接続され、整流素子D1の出力端と定電流回路201との間に設けられている。また、定電流回路201には、抵抗R4、R5が接続され、抵抗R4の他端は、グランドに接続されており、抵抗R5は、NPNトランジスタQ2のベースに接続されている。
【0036】
<LED点灯装置の動作>
図1を用いて、本発明に係るLED点灯装置の動作について説明する。
【0037】
<SSRオフ時の動作>
SSRがオフ状態、すなわちスイッチング素子SW1がオフ状態では、数10V程度の電圧が抵抗R2の一端にかかる。これにより、NPNトランジスタQ1がオン状態となって、NPNトランジスタQ1のコレクタがグランド電位となって、SSRのインピーダンスZと抵抗R1とによる分圧回路が形成される。
【0038】
ここで、分圧回路の出力電圧は、LEDD2〜Dnを点灯させる電圧よりも低く設定されている。そのため、SSRがオフの状態では、ツェナーダイオードZD1も非導通状態であり、定電流回路201も動作しないことから、LEDD2〜Dnは完全に消灯する。
【0039】
<SSRオン時の動作>
SSRがオン状態、すなわちスイッチング素子SW1がオン状態では、AC電源EのAC電圧を整流素子D1で整流した電圧がツェナーダイオードZD1のカソードに印加され、ツェナーダイオードZD1が導通し、次いで、ツェナーダイオードZD2によって定電流回路201に基準電圧が供給される。
【0040】
定電流回路201に基準電圧が供給されると、LEDD2〜Dnに定電流が供給される。さらに、LEDD2〜Dnに流れる電流を抵抗R4で設定しているため、電圧が発生してNPNトランジスタQ2をオンさせる。
【0041】
これにより、抵抗R1よりも抵抗値の大きい抵抗R2が整流素子D1とグランド間に電気的に配置されることになる。また、NPNトランジスタQ2がオンすることにより、NPNトランジスタQ1のベースがグランド電位となるために、NPNトランジスタQ1がオフとなり、抵抗R1の一端がオープン状態となる。
【0042】
したがって、本実施形態によれば、従来の信号機制御盤を用いつつ、SSRのスイッチング素子がオフした状態では、発光ダイオードを完全に消灯させることができる。しかも、図2に示すように、分圧回路の一部をなす抵抗の損失を極力低く抑えている。また、LED素子が点灯した段階で、分圧回路を構成する抵抗素子をオープン状態とするため、図3に示すように、従来に比べて大幅に損失を少なくすることができる。また、従来の信号機制御盤を用いることからLED点灯装置への切り替えコストを従来に比べて大幅に低減することができる。さらに、定電流回路が動作するときに、分圧回路を構成する抵抗素子をオープン状態とするため、LED素子に供給する電流値、LED素子の個数および接続形態を自由に選定できる。
【0043】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0044】
100;制御盤
200;LED駆動部
201;定電流回路
D1;整流素子
D2〜Dn;LED
Q1;トランジスタ
Q2;トランジスタ
R1;抵抗
R2;抵抗
R3;抵抗
R4;抵抗
R5;抵抗
SW1;スイッチング素子
ZD1;ツェナーダイオード
ZD2;ツェナーダイオード
図1
図2
図3
図4
図5
図6