【文献】
VENTURELLA, VINCENT S.,JOURNAL OF PHARMACEUTICAL SCIENCES,1964年10月,V53 N10,P1166-1169
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
R2がC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C3〜C6シクロアルキル、およびハロゲンから選択される無置換のまたは置換された基であり、ここで置換されたアルキル基の置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、-CO2Hおよび-CO2(C1〜C4アルキル)から選択され、当該置換基は、それ自身無置換であるかまたはさらにC1〜C4アルコキシ基によって置換されており;置換されたシクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリル基もしくは部分の置換基は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、Zおよび-Y-Zから選択される、請求項1または2に記載の化合物。
R2がフェニル、単環式5〜8員のヘテロシクリル環、C3〜C6シクロアルキル基または無置換のC1〜C8アルキルである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【発明の概要】
【0015】
本発明の概要
本発明者らは、ある特定のインドリジン化合物が抗真菌性であることを見い出した。特に、該化合物はアスペルギルス属(Aspergillus)などのヒトの病原性真菌の増殖を阻害するので、真菌感染症および真菌病の治療に使用することができる。
【0016】
したがって、本発明は、式(I):
【化1】
【0017】
[式中、
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-または-SO
2-であり、
X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基であり;
(i)R1とR8は独立して水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、(ii)R1は-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10を表し、ここで、pとqは同じであるかまたは異なり、0または1を表し、そしてR8は水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、あるいは(iii)XがNR8である場合、R1とR8は結合している窒素と一緒に無置換のまたは置換された芳香族または非芳香族5〜12員のヘテロシクリル基を形成してもよく;
L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり;
L2は置換されたまたは無置換のC1〜C4アルキレンまたはC2-C4アルケニレン基であり;
L3は結合または式-(Het)
r-Alk
1-(Het)
s-、-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-、-Alk
4-または-SO
2-の基であり、ここで、Alk
1、Alk
2、Alk
3およびAlk
4は同じであるかまたは異なり、無置換のC1〜C4アルキレン基を表し、m、n、rおよびsは同じであるかまたは異なり、0または1であり、Hetは-O-または-NR9-を表し、ここで、R9は水素または無置換のC1〜C4アルキルであり;
L4はイミノ基-N=であり、ここで、二重結合は基A8と結合しており;
A1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり;
A2、A3、A4、A5、A7およびA11は同じであるかまたは異なり、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A6は、それ自身無置換のまたは置換された少なくともC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基で置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A8は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A9は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり、ここで、1もしくは2個の環炭素原子は、>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH
2または>C(-OCH
2CH
2O-)から選択される基により置き換えられ;
A10は無置換のまたは置換された三環式13〜15員のヘテロシクリル基であり;
Wは式-C(=O)-NR10-S(=O)
2-R'''の基であり、ここで、R10とR'''は同じであるかまたは異なり、水素またはC1〜C4アルキルを表わし;
R2は、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキルから選択される無置換のまたは置換された基、ハロゲンまたは式-B1-B2または-B3の基であり;
B1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基であり;
B2は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
B3は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり、ここで、1もしくは2個の環炭素原子は>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH
2または>C(-OCH
2CH
2O-)から選択される基により置き換えられ;
(i)R3はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し、R4はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、-Y-Zまたは式-Het-Alk
5-A11の基を表わし、ここでHetは-NR12または-O-であり、R12は水素またはC1〜C4アルキルであり、Alk
5はC1-C6アルキレンであり、A11はC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であるか、または(ii)R3とR4は、それらが結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成し、
R5とR6は独立して、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R7は水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、-Y-Z、C6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表し、ここでAlk
6はC1〜C4アルキレン基であり、L5は式-O-C(=O)-、-C(=O)-または-NR13-C(=O)-の基であり、R13は水素またはC1〜C4アルキルであり、そしてA12は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN、-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルを表す]
のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩である化合物であって、但しその化合物が、
N-(2-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸メチルエステル、
2-オキソ-N-フェニル-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
4-[2-オキソ-2-(-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸プロピルエステル、
2-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸メチルエステル、
3-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸メチルエステル、
4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸ブチルエステル、
N-(3-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ヒドロキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-クロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-シアノ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-p-トリル-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-ピリジン-4-イル-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-ピリジン-3-イル-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-ピリジン-2-イル-アセトアミド、
4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-ベンズアミド、
N-メチル-4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-ベンズアミド、
N,N-ジメチル-4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミノ]-ベンズアミド、
5-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-チオフェン-3-カルボン酸メチルエステル、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-4-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-チオフェン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(2-フラン-2-イル-インドリジン-3-イル)-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2-,4-ジメトキシ-フェニル)-2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-チオフェン-2-イル-インドリジン-3-イル)-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-チオフェン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-チオフェン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(2-フラン-2-イル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル)-2-(2-フラン-2-イル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-フラン-2-イル-インドリジン-3-イル)-N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-4-イル-インドリジン-3-イル)-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-4-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-4-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-2-イル-インドリジン-3-イル)-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
オキソ-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-チオ酢酸-S-(2-メトキシ-フェニル)エステル、
4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトキシ]-安息香酸メチルエステル、
N-シクロヘキシル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-メチル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-イソプロピル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(2-メトキシ-エチル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-ベンジル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N,N-ジメチル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
1-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-ピペリジン-1-イル-エタン-1,2-ジオン、
N-(2-メトキシ-エチル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-メチル-2-オキソ-N-フェニル-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-メチル-2-オキソ-N-フェニル-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-(8-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(4-クロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(6-メチル-2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(4-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(2-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-o-トリル-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ブロモ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-アセチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-m-トリル-アセトアミド、
N-(2-クロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸エチルエステル、
N-(2,4-ジクロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-フルオロ-フェニル)-2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-クロロ-フェニル)-2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
N-(2-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-o-トリル-アセトアミド、
N-(4-ブロモ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-m-トリル-アセトアミド、
N-(2-クロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-アセチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
1-(2,3-ジヒドロ-インドール-1-イル)-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-エタン-1,2-ジオン、
N-(4-メタンスルホニルアミノ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(3,5-ジクロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(シアノ-ジメチル-メチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(3,4,5-トリメトキシ-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
N-(2,4-ジクロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(シアノ-ジメチル-メチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-(3,4,5-トリメトキシ-フェニル)-アセトアミド、
N-(3,5-ジクロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[3-(シアノ-ジメチル-メチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[3-(シアノ-ジメチル-メチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[(E/Z)-メトキシイミノ]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-o-トリル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-m-トリル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(8-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(3-クロロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(3-シアノ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-p-トリル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-[3-(2-ジメチルアミノ-エトキシ)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(3-メチル-3H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(1-メチル-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノ-フェニル)-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{1-[(E/Z)-メトキシイミノ]-エチル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-2-[2-(3-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(3-シアノ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(5-クロロ-2-メチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
{3-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェノキシ}-酢酸、
N-(2-アリルオキシ-4-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-メチル-2-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-プロピオン酸エチルエステル、
2-メチル-2-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-3-フェニル-プロピオン酸エチルエステル、
N-(4-{1-[(E/Z)-ヒドロキシイミノ]-エチル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-ピペリジン-1-イル-フェニル)-アセトアミド、
N-(4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-イソプロピル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[(E/Z)-2-ジメチルアミノ-エトキシイミノ]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[(E/Z)-3-ジメチルアミノ-プロポキシイミノ]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(3-アリル-4-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(1-ヒドロキシ-エチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(1-メチル-1H-インドール-5-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メタンスルホニル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
4-[1-(4-メトキシ-フェニルカルバモイル)-1-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-メタ-(E/Z)-イリデンアミノオキシ]-酪酸、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-チオモルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(2,3,4-トリメチル-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-ピロリジン-1-イル-フェニル)-アセトアミド、
N-(1-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-ベンジル-N-メチル-3-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-ベンズアミド、
N-[4-(2-メチル-[1,3]ジオキソラン-2-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-2-[2-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
ジエチル-カルバミン酸3-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェニルエステル、
N-(3-アセチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
1-メチル-4-{4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェニル}-チオモルホリン-1-イウム、
N-(4-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-2-[2-(2-メトキシ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(ピリジン-2-イルアミノ)-フェニル]-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(1H-テトラゾール-5-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-オキソ-N-[4-(4-オキソ-ピペリジン-1-イル)-フェニル]-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノ-3-メチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-ジメチルアミノ-5-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸、
1-{4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェニル}-ピロリジン-2-カルボン酸メチルエステル、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(ピリミジン-2-イルアミノ)-フェニル]-アセトアミド、
2-[2-(2-クロロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノメチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(3-アセチル-4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[2-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-N-[4-(2,2,3,3-テトラフルオロ-プロポキシ)-フェニル]-アセトアミド、
2-オキソ-N-[4-(2-オキソ-プロピル)-フェニル]-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(チアゾール-2-イルアミノ)-フェニル]-アセトアミド、
2-オキソ-N-[6-(2,2,3,3-テトラフルオロ-プロポキシ)-ピリジン-3-イル]-2-(2-o-トリル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(3,5-ジメチル-イソオキサゾール-4-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(3-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-ジプロピルアミノ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ジエチルアミノ-3-メチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-オキサゾール-5-イル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノ-3-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-チアゾール-2-イル-フェニル)-アセトアミド、
1-モルホリン-4-イル-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-エタン-1,2-ジオン、
1-アゼパン-1-イル-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-エタン-1,2-ジオン、
N-エチル-2-オキソ-N-フェニル-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(1,5-ジメチル-3-オキソ-2-フェニル-2,3-ジヒドロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
6-ヒドロキシ-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジン酢酸エチルエステル、
5-メチル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジン酢酸エチルエステル、
エチル2-(2,5-ジメチルインドリジン-3-イル)-2-オキサアセタート、
2-(p-ブロモフェニル)-1-フェニル-3-インドリジングリオキシル酸エチルエステル、
1-[[2-(p-ブロモフェニル)-1-(p-クロロフェニル)-3-インドリジニル]グリオキシロイル]-ピペリジン、
1-(p-クロロフェニル)-2-(p-ニトロフェニル)-3-インドリジングリオキシル酸エチルエステル、
2-(p-ニトロフェニル)-1-フェニル-3-インドリジングリオキシル酸、
1-[[2-(p-ブロモフェニル)-1-フェニル-3-インドリジニル]グリオキシロイル]-ピペリジン、
1-(p-クロロフェニル)-2-(p-ニトロフェニル)-3-インドリジングリオキシル酸、
2-(p-ブロモフェニル)-1-(p-クロロフェニル)-3-インドリジングリオキシル酸エチルエステル
2-(p-ブロモフェニル)-1-(p-クロロフェニル)-3-インドリジングリオキシル酸、
2-(p-ブロモフェニル)-1-フェニル-3-インドリジングリオキシル酸、
1-[[1-(p-クロロフェニル)-2-(p-ニトロフェニル)-3-インドリジニル]グリオキシロイル]-ピペリジン、
1-[[2-(p-ニトロフェニル)-1-フェニル-3-インドリジニル]グリオキシロイル]-ピペリジン、
2-(p-ニトロフェニル)-1-フェニル-3-インドリジングリオキシル酸エチルエステル、
N,N-ジメチル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(2-メチルインドリジン-3-イル)-2-オキソ酢酸、
α-オキソ-2-フェニル-N-(4,5,6,7-テトラヒドロ-2-ベンゾチアゾリル)-3-インドリジンアセトアミド、
N-シクロヘキシル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(2,4-ジメチル-5-ニトロフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[3-[(ジエチルアミノ)スルホニル]フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-[4-(アミノスルホニル)フェニル]エチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2-クロロ-4-フルオロ-安息香酸3-[[オキソ-(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]プロピルエステル、
N-[2-(1,1-ジメチルエチル)フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3-ブロモフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
3,5-ジメチル-1-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-ピペリジン、
N-(2-ヒドロキシエチル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-[(4-ニトロベンゾイル)オキシ]エチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2-(4-クロロフェニル)-α-オキソ-3-インドリジン酢酸(2-フルオロフェニル)メチルエステル、
4-フルオロ-安息香酸2-[[[2-(4-クロロフェニル)-3-インドリジニル]オキソアセチル]アミノ]エチルエステル、
1-[[2-(4-クロロフェニル)-3-インドリジニル]オキソアセチル]ヘキサヒドロ-1H-アゼピン、
2-(4-クロロフェニル)-α-オキソ-3-インドリジン酢酸シクロペンチルエステル、
2-(4-クロロフェニル)-N-(2-ヒドロキシエチル)-α-オキソ-3-インドリジンアセトアミド、
4-(1,1-ジメチルエチル)-安息香酸2-[[[2-(4-クロロフェニル)-3-インドリジニル]オキソアセチル]アミノ]エチルエステル、
1-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-4-フェニル-ピペラジン、
2,6-ジメチル-4-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-モルホリン、
N-1,3-ベンゾジオキソール-5-イル-2-(4-クロロフェニル)-α-オキソ-3-インドリジンアセトアミド、
N-(4-エトキシフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(2,4-ジメチルフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3-ヒドロキシプロピル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-メチル-N-(1-メチル-4-ピペリジニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[3-[(ジエチルアミノ)スルホニル]-4-メチルフェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(6-メトキシ-3-ピリジニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3-メトキシフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[4-メチル-3-(4-モルホリニルスルホニル)フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-[3-(1-ピペリジニルスルホニル)フェニル]-3-インドリジンアセトアミド、
N-(4-クロロ-2-メトキシ-5-メチルフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(2-クロロ-3-ピリジニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-[[(4-クロロフェニル)アミノ]カルボニル]フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[5-[(ジエチルアミノ)スルホニル]-2-(4-モルホリニル)フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-N-(3-フェノキシフェニル)-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-[4-(1-ピペリジニル)フェニル]-3-インドリジンアセトアミド、
4-クロロ-2-ニトロ-安息香酸3-[[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]プロピルエステル、
3-[(2,6-ジメチル-4-モルホリニル)スルホニル]-安息香酸3-[[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]プロピルエステル、
N-(2,3-ジヒドロ-1,5-ジメチル-3-オキソ-2-フェニル-1H-ピラゾール-4-イル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3,5-ジメトキシフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[4-[(ジエチルアミノ)スルホニル]フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3,4-ジメチルフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-N-(2-フェノキシフェニル)-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-メトキシフェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-[4-(1-ピペリジニルスルホニル)フェニル]-3-インドリジンアセトアミド、
N-(2,3-ジメチルフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-2-ナフタレニル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-クロロ-5-(4-モルホリニルスルホニル)フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2,3-ジクロロ-安息香酸3-[[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]プロピルエステル、
3,4-ジクロロ-安息香酸3-[[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]プロピルエステル、
N-(2,4-ジメトキシフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2-(4-クロロフェニル)-α-オキソ-N-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
4-[[2-(4-クロロフェニル)-3-インドリジニル]オキソアセチル]-モルホリン、
N-エチル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-インドリジンアセトアミド、
4-[[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]-安息香酸メチルエステル、
N,N-ジエチル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2-メチル-α-オキソ-3-インドリジン酢酸、
N-(2-メトキシフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-1-ナフタレニル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
1,2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-2-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-イソキノリン、
N-(1-シアノ-1-メチルエチル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-(2-フェニルエチル)-3-インドリジンアセトアミド、
ヘキサヒドロ-1-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-1H-アゼピン、
α-オキソ-2-フェニル-N-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル-3-インドリジンアセトアミド、
1,2,3,4-テトラヒドロ-1-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-キノリン、
N-(6-メトキシ-2-ベンゾチアゾリル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-2-チアゾリル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[(4-メトキシフェニル)メチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[(4-ブロモフェニル)メチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(1,1-ジメチルエチル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-ブチル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-N-[(3-フェノキシフェニル)メチル]-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-エチル-α-オキソ-N,2-ジフェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-N,2-ジフェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-(3,4-ジメトキシフェニル)エチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-(フェニルメチル)-3-インドリジンアセトアミド、
4-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-モルホリン、
N-(4-メチルフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2-メチル-α-オキソ-3-インドリジン酢酸エチルエステル、
N,N-ジメチル-2-フェニル-3-インドリジングリオキシルアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
N-(2,4-ジクロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-ピペリジン-1-イル-フェニル)-アセトアミド、
N-(3-ヒドロキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)アセトアミド、
{3-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェノキシ}-酢酸エチルエステル、
エチル2-オキソ-2-(6-フェノキシ-2-フェニルインドリジン-3-イル)酢酸塩、
1-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-プロパン-1,2-ジオン、
1-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-プロパン-1,2-ジオン1-オキシム、
1-(2,5-ジメチル-インドリジン-3-イル)-2-フェニル-エタン-1,2-ジオン1-オキシム、
1-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-フェニル-エタン-1,2-ジオン1-オキシム、
1-(2,5-ジメチル-インドリジン-3-イル)-プロパン-1,2-ジオン1-オキシム、
2-オキソ-2-(2-フェニルインドリジン-3-イル)アセトアミド、
またはその製薬上許容される塩でないことを条件とする、前記化合物を提供する。
【0018】
本発明はまた、ヒトまたは動物の身体を治療する方法に用いる前記化合物も提供する。また、真菌病を予防または治療する医薬品を製造するための、前記化合物の使用も提供する。本発明はさらに、前記化合物と製薬上許容される担体または希釈剤を含む医薬組成物、ならびに前記化合物と農業的に許容される担体または希釈剤を含む組成物を提供する。
【0019】
本発明はまた、前記化合物を含む真菌病を治療するための薬剤も提供する。さらに、前記被験者に前記化合物の有効量を投与するステップを含む真菌病を患うまたは感受性のある被験者を治療する方法、ならびに、植物の場所に前記化合物を施用するステップを含む植物の真菌病を防除する方法を提供する。本発明はまた、前記化合物の農業用殺真菌剤としての使用も提供する。
【発明を実施するための形態】
【0020】
発明の詳細な説明
本明細書の使用では、C1〜C8アルキル基もしくは部分のは、直鎖状、分枝状または環状であってよいが、好ましくは直鎖状である。C1〜C8アルキル基もしくは部分のは、好ましくはC1〜C6アルキル基、より好ましくはC1〜C4アルキル基、最も好ましくはC1〜C3アルキル基である。好適なかかるアルキル基および部分としては、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、sec-ブチルおよびtert-ブチル、ならびにペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチル、ならびにその異性体が挙げられる。本明細書の使用では、C1〜C8アルキレン基もしくは部分のは前記の二価アルキル基もしくは部分のである。好ましいアルキレン基もしくは部分のとしては、C1〜C6アルキレン基もしくは部分の、より好ましくはC1〜C4アルキレン基もしくは部分のは挙げられる。
【0021】
本明細書の使用では、C2〜C8アルケニル基もしくは部分のは、直鎖状、分枝状または環状であってよいが、好ましくは直鎖状である。C2〜C8アルケニル基もしくは部分のは、1個以上の炭素間二重結合を含む。C2〜C8アルケニル基もしくは部分のは、好ましくはC2〜C6アルケニル基、より好ましくはC2〜C4アルケニル基、最も好ましくはC2〜C3アルケニル基である。好適なかかるアルケニル基および部分としては、ビニル、アリル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニルおよびオクテニル、ならびにその異性体が挙げられる。
【0022】
本明細書の使用では、C2〜C8アルキニル基もしくは部分のは、直鎖状、分枝状または環状であってよいが、好ましくは直鎖状である。C2〜C8アルキニル基もしくは部分のは、1個以上の炭素間三重結合を含む。C2〜C8アルキニル基もしくは部分のは、好ましくはC2〜C6アルキニル基、より好ましくはC2〜C4アルキニル基、最も好ましくはC2〜C3アルキニル基である。好適なそのようなアルキニル基および部分としては、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニルおよびオクチニル、ならびにその異性体が挙げられる。
【0023】
アルキル、アルケニル、アルキニル基またはアルキレン基もしくは部分のは、置換されていても無置換であってもよい。典型的には、3個までの置換基、例えば1もしくは2個の置換基を担持する。好適な置換基は、好ましくはそれ自身無置換であるかまたはさらにC1〜C4アルコキシ基によって置換されていてもよい。好適な置換基としては、フッ素などのハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、メトキシまたはエトキシなどのC1〜C4アルコキシ、-CO
2Hおよび-CO
2(C1〜C4アルキル)が挙げられる。これらの置換基の例としては、ハロゲン(例えばフッ素)、ヒドロキシ、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノおよびメトキシまたはエトキシなどのC1〜C4アルコキシのような無置換の置換基が挙げられる。
【0024】
本明細書の使用では、C3〜C6シクロアルキル基は典型的にはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル基、例えばC5またはC6シクロアルキル基である。典型的にはシクロアルキル基は無置換であるかまたは3個までの置換基、例えば1もしくは2個の置換基により置換されている。好適な置換基としては、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、Zおよび-Y-Zが挙げられ、ここでYおよびZは本明細書で先に記載の通りである。置換基が存在する場合、好ましくはそれ自身は無置換である。典型的には、シクロアルキル基は無置換である。
【0025】
R1〜R6のいずれかまたはR8が(C1〜C4アルキレン)-アリールまたは(C1〜C4アルキレン)-ヘテロシクリルである場合、C1〜C4アルキレン部分は好ましくはメチレン、エチレン、n-プロピレンまたはi-プロピレンであり、C1〜C4アルキレン部分のそれぞれは、無置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、-CO
2Hおよび-CO
2(C1〜C4アルキル)から選択される、1もしくは2個、例えば1個の置換基で置換されている。一実施形態では、C1〜C4アルキレン部分はメチレンである。
【0026】
R1またはR8が-(C2〜C4アルケニレン)-アリールまたは-(C2〜C4アルケニレン)-ヘテロシクリルである場合、C2〜C4アルケニレン部分は好ましくはエテニレンである。
【0027】
YがC1〜C8アルキレンである場合、Yは、好ましくはC1〜C4アルキレン、より好ましくはメチレンまたはエチレンである。
【0028】
YがC2〜C8アルケニレンである場合、Yは、好ましくはC2〜C4アルケニレン、より好ましくはエテニレンである。
【0029】
YがC2〜C8アルキニレンである場合、Yは、好ましくはC2〜C4アルキニレン、より好ましくはエチニレンである。
【0030】
R'またはR"がC1〜C8アルキルである場合、R'またはR"は、好ましくはC1〜C4アルキル、より好ましくはメチルまたはエチルである。R'とR''は無置換であってもよいしまたは前記のようにアルキル基もしくは部分のは置換されていてもよい。
【0031】
R'またはR"がC2〜C8アルケニルである場合、R'またはR"は、好ましくはC2〜C4アルケニル、より好ましくはエテニルである。
【0032】
R'またはR"がC2〜C8アルキニルである場合、R'またはR"は、好ましくはC2〜C4アルキニル、より好ましくはエチニルである。
【0033】
本明細書の使用では、アリール基もしくは部分のは、典型的にはフェニルまたはナフチル、より好ましくはフェニルである。
【0034】
本明細書の使用では、特に断らない限り、ヘテロシクリル基もしくは部分のは、飽和または不飽和の、5〜12員の環系であり、ここで環は少なくとも1個のヘテロ原子を含む。典型的には、環はO、SおよびNから選択される3〜4個までのヘテロ原子、例えば1もしくは2個のヘテロ原子を含む。したがって、ヘテロシクリル基もしくは部分のは典型的には、O、SおよびNから選択される1、2もしくは3個のヘテロ原子を含む5〜12員の環である。好適なかかるヘテロシクリル基および部分としては、例えば、単環式の飽和5〜8員の環、テトラヒドロフラニル、ピペリジニル、オキサゾリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ジオキソラニル、ピペリドニル、アゼパニル、ジアゼパニル、ピペラジニルおよびテトラヒドロピラニルなど、例えば、5〜6員の環、テトラヒドロフラニル、ピペリジニル、オキサゾリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピロリジニル、ジオキソラニル、ピペリドニル、アゼパニル、ピペラジニルおよびテトラヒドロピラニルが挙げられ;より好ましくは単環式の飽和5〜8員の環としては、ピペリジニル、ジアゼパニル、モルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニルおよびピロリジニル、例えばモルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニルおよびピロリジニルが挙げられる。好適なヘテロシクリル基もしくは部分のとしてはまた、例えば、単環式の少なくとも部分的に不飽和な5〜8員の環、より好ましくは5〜6員の環、フラニル、ピロリル、チオフェニル、オキサゾリル、ジヒドロ-オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニルおよびジ-およびテトラヒドロピリジニルなど、例えばフラニル、ピロリル、チオフェニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニルおよびジ-およびテトラヒドロピリジニル、さらに特にオキサゾリル、ジヒドロ-オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フラニル、チオフェニル、ピリミジニルまたはピリジニル、例えばオキサゾリル、イミダゾリル、フラニル、チオフェニルまたはピリジニル;より好ましくはオキサゾリル、イミダゾリルまたはピリジニルも挙げられる。好適なヘテロシクリル基および部分としてはまた、例えば、二環式の8〜10員の環系、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾピラゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、キノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、シンノリニル、プリニルおよび任意に部分的に不飽和であってもよいシクロペンタピリジン、例えばジヒドロインドリルなど;ならびに三環式の11または12員の環系、例えばアクリジニル、プテリジニルおよびベンザチアジニルも挙げられる。
【0035】
かかるヘテロシクリル基および部分の特別な例としては、単環式の飽和5〜8員の環、(例えば単環式の飽和5〜6員の環)、オキサゾリジニル、ピロリジニルテトラヒドロフラニル、ピペリジニル、モルホリニル、アゼパニル、ジアゼパニル、ピペラジニルおよびテトラヒドロピラニルなど、例えば、より好ましくはピペリジニル、ジアゼパニル、モルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、オキサゾリジニルおよびピロリジニル、特にモルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、オキサゾリジニルおよびピロリジニル;単環式の少なくとも部分的に不飽和の5〜8員の環、より好ましくは単環式の少なくとも部分的に不飽和の5〜6員の環、例えばフラニル、ピロリル、チオフェニル、オキサゾリル、ジヒドロ-オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニルおよびジ-およびテトラヒドロピリジニル、例えばフラニル、チオフェニル、ピリジニル、オキサゾリル、ジヒドロ-オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリミジニルおよびイミダゾリル、例えばフラニル、チオフェニル、ピリジニル、オキサゾリルおよびイミダゾリル、より好ましくはピリジニル、オキサゾリルおよびイミダゾリル;および二環式の8〜10員の環系、例えばインドリル、ジヒドロインドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾピラゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、キノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、シンノリニル、プリニルおよび任意に部分的に不飽和であってもよいシクロペンタピリジン、好ましくはインドリルが挙げられる。
【0036】
記載されている場合、ヘテロシクリル基は、一緒に環縮合した3つの環を含む13〜15員の三環式のヘテロシクリル基であってもよい。好適な例としては、2もしくは1個の5〜6員のヘテロシクリル環と環縮合した1もしくは2個のフェニル環、または一緒に環縮合した3個の5〜6員のヘテロシクリル環を含む不飽和変異体、例えばカルバゾリル基が挙げられる。他の例としては、前記の基の部分的に不飽和のまたは全て飽和の誘導体が挙げられる。好適な13〜15員の三環式ヘテロシクリル基はテトラヒドロピリドインドリルである。
【0037】
記載されている場合、ヘテロシクリル基は、もし2個が存在すれば同じであるかまたは異なってもよい>C(=O)-、>S(=O)
2-、>C(=NOR11)、>C(NR11)、>C(=CH
2)または>C(-OCH
2CH
2O-)から選択される基(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキルである)により置き換えられている1もしくは2個の環炭素原子を有する5〜12員の基であってもよい。かかる場合、好ましくは1個の環炭素原子は、>C(=O)-、>S(=O)
2-、>C(=NOR11)、>C(NR11)、>C(=CH
2)または>C(-OCH
2CH
2O-)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキルである)から選択される基により置き換えられている。好ましくはR11は水素またはC1〜C2アルキル、より好ましくは水素またはメチルである。これらの基が基づきうる好適なヘテロシクリル基としては、前記ヘテロシクリル基が挙げられる。炭素原子が>C(-OCH
2CH
2O-)により置き換えられている場合、現にヘテロシクリル環の環原子である炭素原子は-OCH
2CH
2O-基により二置換されてスピロ化合物を形成する。
【0038】
ヘテロシクリル基が基>C(=O)-、>S(=O)
2-、>C(=NOR11)、>C(NR11)、>C(=CH
2)または>C(-OCH
2CH
2O-)を含有する好ましい例としては、オキソ-ジヒドロピリジニル、オキソ-ジヒドロインドリル、オキソ-ピペリジニル、1,1-ジオキソ-チオモルホリニル、メトキシイミノピペリジニル、メトキシイミノピロリジニル、メチレンピペリジニルおよび1,4-ジオキサ-8-アザピロ[4.5]デシルが挙げられる。
【0039】
ヘテロシクリルまたはアリール基もしくは部分のは、置換されていても無置換であってもよい。各環原子は無置換であるかまたは1もしくは2個の置換基を担持してもよい。所望であれば、窒素原子は二置換されてもよくまた硫黄原子は置換されてもよく、これらは荷電へテロ原子を提供する。典型的には、ヘテロシクリルまたはアリール基もしくは部分のは、最大3個の置換基、例えば1もしくは2個の置換基を担持する。ヘテロ環は、その利用可能な環位置のいずれかとの結合により、該分子の残りの構成要素と結合してもよい。
【0040】
好適な置換基としては、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、無置換のフェニル、Zおよび-Y-Zが挙げられ、ここで、YおよびZは、前記定義の通りである。アリールまたはヘテロシクリル基もしくは部分の好ましい置換基は、ハロゲン、-CO
2R'、-CONR'R''、OCOR'、ヒドロキシル、シアノ、-NR'R''、-COR'、-COCF
3、-NSO
2R'、-O(C2〜C4アルケニル)、C2〜C4アルケニル、-SO
2R'、-OCONR'R''および-CR'=NOR''から選択される無置換の置換基、または無置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、-O-(C1〜C4アルキル)-O-(C1〜C4アルキル)、シアノ、-COR'および-CO
2R'から選択される1、2、3もしくは4個、例えば1、2もしくは3個、例えば1個の無置換の基で置換されたC1〜C6アルキルもしくはC1〜C6アルコキシ基(ここでR'とR''は、独立して、水素および、無置換であるかまたはヒドロキシルもしくはC1〜C4アルコキシ基により置換されたC1〜C4アルキルから選択される)であり;例えば、ハロゲン、-CO
2R'、-CONR'R''、OCOR'、ヒドロキシル、シアノ、-NR'R''、-COR'、-NSO
2R'、-O(C2〜C4アルケニル)、C2〜C4アルケニル、-SO
2R'、-OCONR'R''および-CR'=NOR''から選択される無置換の置換基、または無置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、シアノ、-COR'および-CO
2R'から選択される1、2、3もしくは4個、例えば1、2もしくは3個、例えば1個の無置換の基で置換されたC1〜C6アルキルもしくはC1〜C6アルコキシ基(ここでR'とR''は、独立して、水素およびC1〜C4アルキルから選択される)である。かかるアルキルもしくはアルコキシ置換基の置換基は、本発明の一態様では、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、シアノおよび-CO
2R'(ここでR'とR''は、独立して、水素およびC1〜C4アルキルから選択される)から選択される。3もしくは4個の置換基がアリールまたはヘテロシクリル基に存在する場合、好ましくは、それらは全てハロゲン、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコキシから選択され、より好ましくは、それらは全てハロゲン、C1〜C2アルキルまたはC1〜C2アルコキシから選択され、最も好ましくは、それらはメチル基などのC1〜C2アルキル基である。
【0041】
アリールまたはヘテロシクリル基もしくは部分のより好ましい置換基の例は、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノ、特にハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノ(ここでR'とR''は、独立して、水素およびC1〜C4アルキルから選択される)から選択される無置換の置換基である。いくつかの実施形態では、好ましい置換基としてアミノ、(C1〜C4アルキル)アミノおよびジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、より好ましくはアミノ基を挙げることができる。
【0042】
典型的にはシアノ置換基は0もしくは1個が存在する。典型的には0、1もしくは2個の、例えば0もしくは1個のフェニル置換基が存在する。
【0043】
最も好ましい置換基としては、1、2、3もしくは4個のハロゲン原子、ヒドロキシル基、-CO
2H、-COCF
3、-OCONR'R''、C2〜C4アルケニル、-NR'R''、C1〜C6アルキル(例えばメチル、エチル、プロピルおよびペンチル基ならびにその異性体)もしくはC1〜C4アルコキシ、またはヒドロキシル、C1〜C4アルコキシおよび-O-(C1〜C4アルキル)-O-(C1〜C4アルキル)基から選択される1もしくは2個の基で置換されたC1〜C4アルキルもしくはC1〜C4アルコキシが挙げられる。好ましい置換基の例としては、1、2、3もしくは4個のハロゲン原子、ヒドロキシル基またはC1〜C6アルキル(例えばメチル、エチル、プロピルおよびペンチル基ならびにその異性体)または1もしくは2個のC1〜C4アルコキシ基で置換されたC1〜C4アルキルが挙げられる。C1〜C4アルコキシ基で置換された好適なC1〜C4アルキルまたはアルコキシ基としては、1もしくは2個のC1〜C2アルコキシ基で置換されたC1〜C2アルキルまたはアルコキシ基(例えばC1〜C2アルキル基)、より好ましくは単一のC1〜C2アルコキシ基で置換されたC1〜C2アルキルまたはアルコキシ基(例えばC1〜C2アルキル基)が挙げられる。特に-CH
2-O-CH
3が好ましい。
【0044】
本明細書の使用では、ハロゲンは典型的には塩素、フッ素、臭素またはヨウ素であり、好ましくは塩素、フッ素または臭素であり、より好ましくは塩素またはフッ素である。
【0045】
好ましくは、Xは-NR8-、-O-または-S-、好ましくは-NR8-または-O-、最も好ましくは-NR8-である。好ましくは、R8は水素またはC1〜C4アルキル、より好ましくは水素またはC1〜C2アルキル、最も好ましくはR8は水素である。
【0046】
好ましくは、X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、-CO
2Hおよび-CO
2(C1〜C4アルキル)から選択される1、2もしくは3個の置換基で置換されたC1〜C4アルキルである。好ましくは、R9は無置換であるかまたは末端炭素原子で単一の置換基により置換された直鎖状C1〜C4アルキル基である。好ましい置換基はジ(C1〜C4アルキル)アミノおよび-CO
2Hである。好ましくはX
1はOである。
【0047】
本発明の一実施形態では、R1は水素、チアゾリルまたは4-ヒドロキシ-フェニルでない。他の実施形態において、R1はピリジルでなく、特にメトキシ-ピリジル、例えば、6-メトキシ-ピリジルでない。他の実施形態において、R1は、フェニル、1個のヘテロ原子を含有する単環式の不飽和5〜8員のヘテロシクリル環、C5〜C6シクロアルキル、(無置換のC1〜C2アルキレン)-フェニル、またはC1〜C4アルキルである。
【0048】
一実施形態において、R1はフェニル、5〜12員のヘテロシクリル基、C5〜C6シクロアルキル、C1〜C4アルキル、-A1-L1-A2または-L2-A2(式中、A1はフェニルであり、L1は結合、-NR'-または-CONR'R''-であり、ここでR'とR''は独立して水素、および無置換のまたはC1〜C4アルコキシ基で置換されたC1〜C4アルキル基および部分から選択され、L2は無置換のまたはハロゲン、C1〜C4アルコキシおよび-CO
2(C1〜C4アルキル)から選択される1もしくは2個の置換基で置換されたC1〜C4アルキレンであり、そしてA2はフェニルまたはN、OおよびSから選択される1、2、3もしくは4個のヘテロ原子を含有する5〜6員のヘテロシクリル基である)である。
【0049】
R1がフェニル、5〜12員のヘテロシクリル、C5〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2または-L2-A2である場合、フェニルおよびヘテロシクリル基もしくは部分R1、A1およびA2は、典型的には、無置換であるか、または無置換の基ハロゲン、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシル、シアノ、-NR'R''、-COR'、-NSO
2R'、-O(C2〜C4アルケニル)、C2〜C4アルケニル、-SO
2R'、-OCONR'R''および-CR'=NOR''から、ならびに無置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、シアノ、-COR'および-CO
2R'から選択される1、2、3もしくは4個、例えば1、2もしくは3個、例えば1個の無置換の基で置換されたC1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシ基から選択される1、2もしくは3個の置換基で置換されている(ここでR'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される)。好ましくは、フェニルおよびヘテロシクリル基もしくは部分R1、A1およびA2の置換基は、無置換の基ハロゲン、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシル、シアノ、-NR'R''、-COR'、-NSO
2R
'、-O(C2〜C4アルケニル)、C2〜C4アルケニル、-SO
2R'、-OCONR'R''、-CR'=NOR''および-CF
3から、ならびに無置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、シアノ、-COR'および-CO
2R'から選択される1〜4個、例えば1個の無置換の基で置換されたC1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシ基から選択される(ここでR'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される)。本発明の一態様において、フェニルおよびヘテロシクリル基もしくは部分R1、A1およびA2のアルキルおよびアルコキシ置換基は、任意に、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、シアノおよび-CO
2Rから、例えばヒドロキシル、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、シアノおよび-CO
2R'から選択される置換基を担持する(ここでR'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される)。
【0050】
好ましくは、基A1は無置換のフェニル、または基-NR'R”で置換されたフェニルであり、ここでR'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。一実施形態において、A1は無置換のフェニルである。基A2の好ましい置換基はC1〜C4アルキル、-CO
2(C1〜C4アルキル)および-OCONR'R''であり、ここでR'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。基A2の置換基の特別な例はC1〜C4アルキルおよび-CO
2(C1〜C4アルキル)である。
【0051】
他の実施形態において、R1がフェニル、5〜12員のヘテロシクリル、C5〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2または-L2-A2である場合、フェニルおよびヘテロシクリル基もしくは部分R1は典型的には無置換であるかまたはハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシル、シアノおよびフェニルから選択される1、2もしくは3個の無置換の基、例えばハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシル、シアノおよびフェニルから選択される1、2もしくは3個の無置換の基で置換されている(ここでR'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される)。この実施形態において、フェニルおよびヘテロシクリル基もしくは部分の置換基は、好ましくはハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCONR'R''、-OCOR'およびシアノから選択される無置換の基、例えばハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'およびシアノから選択される無置換の基であり、ここでR'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。
【0052】
R1がフェニル、5〜12員のヘテロシクリル、C5〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2または-L2-A2である場合、シクロアルキルおよびアルキル基および部分R1は典型的には無置換であるかまたはC1〜C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノまたはCO
2(C1〜C4アルキル)から選択される1もしくは2個の無置換の基、例えばC1〜C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノまたはジ(C1〜C4アルキル)アミノで置換されている。
【0053】
本発明のある好ましい実施形態において、R1はフェニル、ピリジニル、チオフェニル、フラニル、ベンゾイミダゾリル、インドリル、ジヒドロインドリル、無置換のC5〜C6シクロアルキル、無置換のまたはC1〜C4アルコキシもしくは-CO
2(C1〜C4アルキル)で置換されたC1〜C4アルキル、-A1-L1-A2または-L2-A2[式中、A1は無置換のフェニルまたは基-NR'R”で置換されたフェニルであり(例えばA1は無置換のフェニルであり)、L1は結合、-NH-、-N-(C1〜C4アルキル)-O-(C1〜C4アルキル)-または-CONR'R''-であり(例えば、L1は結合、-NH-または-CONR'R''であり)、ここでR'とR''は個別に水素およびC1〜C4アルキル基および部分から選択され、L2は無置換のまたはハロゲン、C1〜C4アルコキシおよび-CO
2(C1〜C4アルキル)から選択される1もしくは2個の置換基で置換されたC1〜C4アルキレンであり、そしてA2はフェニルまたは1、2、3もしくは4個のN、OおよびSから選択されるヘテロ原子を含有する5〜6員のヘテロシクリル基である]である。この実施形態において、アリールおよびヘテロシクリル基R1およびA2は、無置換であるかまたは無置換の基ハロゲン、-CO
2R'、-CONR'R''、OCOR'、ヒドロキシル、シアノ、-NR'R''、-COR'、-NSO
2R'、-O(C2〜C4アルケニル)、C2〜C4アルケニル、-SO
2R'、-OCONR'R''、-CR'=NOR''およびCF
3から、ならびに無置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、シアノ、-COR'および-CO
2R'から選択される(例えば、ヒドロキシル、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、シアノおよび-CO
2R'から選択される)1〜4個の、例えば1個の無置換の基で置換されたC1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシ基から選択される1、2もしくは3個の置換基で置換され(ここでR'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される)。典型的には1つのシアノ置換基だけが存在する。
【0054】
本発明の他の実施形態において、R1はフェニル、ピリジニル、チオフェニル、フラニル、無置換のC5〜C6シクロアルキル、ベンジルまたは無置換であるかまたはC1〜C4アルコキシで置換されたC1〜C4アルキルである。この実施形態において、フェニル、ピリジニル、チオフェニル、フラニルおよびベンジル基は無置換であるかまたはハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'およびシアノから選択される1もしくは2個の無置換の置換基で置換さている(ここでR'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される)。典型的には1つのシアノ置換基だけが存在する。
【0055】
本発明の他の好ましい実施形態において、R1は-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9および-A10(ここでpとqは同じであるかまたは異なり、0または1を表す)から選択される基である。R1が-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5を表す場合、一実施形態において、pは1であり、qは0である。この場合、R1は-A3-L1-A4-L3-A5を表すか、またはL3が結合である場合、R1は-A3-L1-A4-A5を表す。他の実施形態において、pは1であり、qは1である。この場合、L1は典型的には結合であり、R1は-A3-A4-A11-L3-A5を表す。さらなる実施形態において、pとqは両方とも0でありL1は結合であって、R1は-A3-L3-A5を表す。ある特別な実施形態において、L3は結合であり、p は 1でありqは0であって、R1は-A3-L1-A4-A5を表す。
【0056】
R1が-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A3-L4-A8、-A3-Wまたは-A3-L1-A9である場合、好ましくは、A3は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基または5〜6員の不飽和ヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換されたフェニルまたはピリジル環、例えばフェニル環である。A3が置換されている場合、A3は好ましくは、ハロゲン、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノから、ならびに無置換であるかまたはC1〜C4アルコキシ基で置換されたC1〜C6アルキル基から選択される1、2もしくは3個の無置換の置換基により置換され、特にA3の置換基は無置換の置換基ハロゲン、C1〜C6アルキル、ヒドロキシル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'およびシアノから選択され、ここでR'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。最も好ましい置換基としては、C1〜C4アルキル、(C1〜C4アルキル)-O-(C1〜C2アルキル)、-CO
2Hおよびヒドロキシルから選択される1もしくは2個(より好ましくは1個)の無置換の置換基、例えばC1〜C4アルキルおよびヒドロキシルが挙げられる。
【0057】
R1が-A3-L3-A4または-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5である場合、L3は結合、-(Het)
r-Alk
1-(Het)
s-、-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-、-Alk
4-または-SO
2-、例えば-(Het)
r-Alk
1-(Het)
s-、-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-または-Alk
4-であり、ここでAlk
1、Alk
2、Alk
3およびAlk
4は同じであるかまたは異なり、無置換のC1〜C4アルキレン基を表す。L3が-(Het)
r-Alk
1-(Het)
s-である場合、好ましくはAlk
1は無置換のC1〜C3、例えばC2〜C3アルキレン基であり、それぞれのHetは同じであるかまたは異なり、-O-または-NR9-から選択され、ここでR9は好ましくは水素または無置換のC1〜C2アルキル、例えば水素またはメチルである。一実施形態において、-(Het)
r-Alk
1-(Het)
s-は-O-Alk
1-を表す。L3が-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-である場合、好ましくはAlk
2は無置換のC2〜C3アルキレン、特に基-C(Me)
2-である。L3が-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-である場合、Hetは好ましくは-O-または-NR9-であり、ここでR9は水素または無置換のC1〜C2アルキルである。より好ましくはHetは-O-または-NH-であり、より好ましくはHetは-O-である。L3が-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-である場合、Alk
3は好ましくは無置換のC1〜C2アルキレン基、例えば-CH
2-または-CH
2CH
2-基である。L3が-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-である場合、mとnは同じであるかまたは異なり、0または1を表す。一実施形態においてmとnは両方とも0であり、L3は-C(=O)-Het-であってもよい。他の実施形態においてmは1であり、nは0である。さらなる実施形態において、mとnは両方とも1である。L3が-Alk
4-である場合、Alk
4は好ましくは無置換のC1〜C4、例えばC2〜C3アルキレン、より好ましくは基-C(Me)
2-または-CH
2CH
2-、より好ましくは基-C(Me)
2-である。
【0058】
R1が-A3-L3-A4または-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5である場合、好ましくはA4は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換された5〜7員のヘテロシクリル基、例えば無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基である。より好ましくは、A4は無置換のまたは置換されたイミダゾリル、ピペリジニル、ピペラジニル、ジアゼパニルまたはオキサゾリル基、例えば無置換のまたは置換されたイミダゾリル、ピペリジニルまたはピペラジニル基である。より好ましくは、A4は無置換であるかまたはハロゲン原子またはヒドロキシル、C2〜C4アルケニル、-COCF
3、C1〜C6アルキル、または1もしくは2個のC1〜C4アルコキシ基で置換されたC1〜C4アルキル基から選択される1もしくは2個の置換基で置換され、例えば置換基はハロゲン原子またはヒドロキシル、C1〜C4アルキルまたは1もしくは2個のC1〜C4アルコキシ基で置換されたC1〜C4アルキル基から選択することができる。一実施形態において、A4は無置換であるかまたは1もしくは2個のC1〜C4アルキル基により置換され、より好ましくはA4は無置換であるかまたはプロピルなどの1個のC1〜C4アルキル基により置換されている。
【0059】
R1が-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7または-A3-L1-A9である場合、L1は好ましくは結合または基-NR'-または-CONR'R''であり、ここでR'とR''は同じであるかまたは異なり、水素または無置換のC1〜C4アルキルを表す。より好ましくは、L1は結合または基-NH-または-CONR'R''であり、ここでR'とR''は同じであるかまたは異なり、水素または無置換のC1〜C4アルキルを表し、より好ましくは、R'とR''は同じであるかまたは異なり、水素またはメチルを表す。より好ましくはさらにL1は結合である。
【0060】
R1が-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5である場合、A5は好ましくは無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換されたフラニル、チオフェニル、ピリジニル、ピリミジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニルまたはピペラジニル基、例えば無置換のまたは置換されたモルホリニルまたはピリジニル基である。より好ましくはA5は無置換であるかまたはハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ、-NR'R''、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノ、特にハロゲン、C1〜C6アルキル、ヒドロキシル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'およびシアノから選択される1、2もしくは3個の置換基により置換され、ここで、R'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。それぞれの置換基はそれ自身が無置換であるかまたはC1〜C4アルコキシ、-O-(C1〜C4アルキル)-O-(C1〜C4アルキル)およびヒドロキシルから選択されるさらなる基により置換されていてもよい。一実施形態において、置換基としては、C1〜C4アルキルおよびヒドロキシルから選択される1もしくは2個の無置換の置換基、より好ましくはメチル置換基が挙げられる。
【0061】
R1が-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5である場合、好ましくはA11は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基または5〜6員の不飽和ヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換されたフェニルまたはピリジル環である。A11が置換されている場合、A11は好ましくは、ハロゲン、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノから、ならびに無置換であるかまたはC1〜C4アルコキシ基で置換されたC1〜C6アルキル基から選択される1、2もしくは3個の無置換の置換基により置換され、ここで、R'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。最も好ましい置換基としては、C1〜C4アルキル、(C1〜C4アルキル)-O-(C1〜C2アルキル)、-CO
2Hおよびヒドロキシルから選択される1もしくは2個(より好ましくは1個)の無置換の置換基、例えばC1〜C4アルキルおよびヒドロキシルが挙げられる。より好ましくは、A11は無置換である。
【0062】
R1が-A6-L1-A7である場合、好ましくは、A6はそれ自身無置換のまたは置換された少なくともC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基で置換されたC6〜C10アリールである。より好ましくは、A6はそれ自身無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基で置換されたフェニル基である。より好ましくは、A6は単一の無置換の5〜6員のヘテロシクリル基だけで置換されたフェニル基であり、最も好ましくはA6は単一の無置換のオキサゾリル基だけで置換されたフェニル基である。
【0063】
R1が-A6-L1-A7である場合、好ましくはA7は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換されたピペラジニル基である。より好ましくは、A7は無置換であるかまたはハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノ、特にハロゲン、C1〜C6アルキル、ヒドロキシル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'およびシアノから選択される1、2もしくは3個の無置換の置換基により置換され、ここで、R'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。最も好ましい置換基としては、C1〜C4アルキルおよびヒドロキシルから選択される1もしくは2個(より好ましくは1個)の無置換の置換基、より好ましくはメチルが挙げられる。
【0064】
R1が-A3-L4-A8である場合、L4はイミノ基-N=であり、ここで二重結合は基A8と結合している。R1が-A3-L4-A8である場合、好ましくはA8は無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のオキサゾリジニル基である。より好ましくはA8は無置換であるかまたはハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノ、特にハロゲン、C1〜C6アルキル、ヒドロキシル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'およびシアノから選択される1、2もしくは3個の無置換の置換基により置換され、ここで、R'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。最も好ましい置換基としては、C1〜C4アルキルおよびヒドロキシルから選択される1、2または3個(より好ましくは3個)の無置換の置換基、より好ましくはメチル基が挙げられる。
【0065】
R1が-A3-Wである場合、Wは好ましくは式-C(=O)-NR10-S(=O)
2-R'''の基であり、ここでR10とR'''は同じであるかまたは異なり、水素またはC1〜C2アルキルを表す。より好ましくは、R10は水素またはメチル、最も好ましくは水素である。より好ましくはR'''は水素またはメチル、最も好ましくはメチルである。
【0066】
R1が-A9である場合、好ましくはA9は無置換のまたは置換された8〜12員のヘテロシクリル基であり、ここで、1個の環炭素原子は>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH
2または>C(-OCH
2CH
2O-)から選択される基で置き換えられている。より好ましくは、A9は無置換のまたは置換された8〜12員のヘテロシクリル基であり、ここで1個の環炭素原子は>C(=O)基で置き換えられている。好ましい8〜12員のヘテロシクリル基としては、5〜6員のヘテロシクリル基と環縮合したフェニル環、例えばインドリルが挙げられる。
【0067】
R1が-A3-L1-A9である場合、好ましくはA9は無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基であり、ここで1個の環炭素原子は>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH
2または>C(-OCH
2CH
2O-)から選択される基で置き換えられている。好ましいA9基としては、無置換のまたは置換されたジオキソチオモルホリニル、メトキシイミノピペリジニル、メトキシイミノピロリジニル、メチレンピペリジニル、ジオキソアザスピロデシルおよびオキサジヒドロピラゾリル基が挙げられる。A9基は無置換であってもまたは置換されていてもよく;より好ましくはA9基は無置換である。
【0068】
R1が-A10である場合、好ましくはA10は無置換のまたは置換された先に記載の三環式13〜15員のヘテロシクリル基であり、より好ましくはA10は無置換のまたは置換されたテトラヒドロピリドインドリルである。A10が置換されている場合、A10は好ましくは1もしくは2個の無置換のC1〜C4アルキル基により、より好ましくは1もしくは2個の(最も好ましくは1個の)C1〜C2アルキル基、特にエチルにより置換されている。
【0069】
他の実施形態において、Xが-NR8-でありかつR8が水素またはメチルである場合、R1はフェニル、フェノール、安息香酸メチルエステル、ピリジル、ジメトキシフェニル、安息香酸-ブチルエステル、ジメトキシフェニル、シアノフェニル、メトキシピリジル、チエニル-カルボン酸-メチルエステル、N,N-ジメチルベンズアミド、N-メチルベンズアミド、ベンズアミド、シクロヘキシル、イソプロピル、メチル、メトキシエチルまたはトリルである。
【0070】
典型的には、R8は水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニル、好ましくは水素または無置換のC1〜C4アルキルである。あるいは、XがNR8である場合、R1とR8は一緒になって、典型的には無置換である5〜12員のヘテロシクリル基、例えば単環式、飽和、5〜8員のヘテロシクリル環を形成する。該ヘテロシクリル基は、典型的にはピペリジニル、モルホリニル、アゼパニルまたはジヒドロインドリル、例えば、ピペリジニル、モルホリニルまたはアゼパニルであり、好ましくはピペリジニルである。最も好ましくはXは-NR8-であってR8は水素またはC1〜C4アルキルであり、より好ましくはXは-NR8-であってR8は水素である。
【0071】
一実施形態において、R2はフェニル、単環式5〜8員のヘテロシクリル環、C3〜C6シクロアルキル基または無置換のC1〜C8アルキル、例えばフェニル、単環式、不飽和5〜8員のヘテロシクリル環または無置換のC1〜C8アルキルである。ヘテロシクリル環は典型的にはピリジニル、チオフェニル、フラニル、テトラヒドロピラニルまたはピペリジニルである。フェニルおよびヘテロシクリル基は無置換であるかまたはハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'またはシアノから選択される1、2もしくは3個の無置換の置換基で置換され、ここで、R'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。典型的には1つのシアノ置換基だけが存在する。最も好ましくはR2は無置換のフェニルである。
【0072】
他の実施形態において、R2は無置換のまたは置換されたフェニル、無置換のC3〜C6シクロアルキル、無置換のまたは置換されたピリジニルまたはピペリジニル、または無置換のチオフェニル、フラニルまたはテトラヒドロピラニル、(例えば無置換のまたは置換されたフェニル、無置換のまたは置換されたピリジニルまたは無置換のチオフェニルまたはフラニル)であり、置換基はハロゲン、無置換のC1〜C4アルキル、無置換のC1〜C4アルコキシまたはシアノ、例えばハロゲン、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシから選択される。この実施形態において、R2は、例えば、無置換のまたは置換されたフェニルまたは無置換のピリジニル、チオフェニルまたはフラニルである。
【0073】
一実施形態において、R1が6-メトキシ-ピリジニルで有る場合、R2はピリジルでない。この実施形態において、典型的には、R1がメトキシ-ピリジルである場合、R2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは無置換のチオフェニルまたはフラニルであり、置換基はハロゲン、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシから選択される。例えば、R1がピリジルである場合、R2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは無置換のチオフェニルまたはフラニルであってもよく、置換基はハロゲン、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシから選択される。
【0074】
他の実施形態において、R2は基-B1-B2または-B3である。R2が-B1-B2である場合、B1は典型的には無置換のまたは置換されたフェニル基である。より好ましくはB1は無置換のフェニル基である。R2が-B1-B2である場合、B2は典型的には無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換されたフェニル、ピペラジニルまたはモルホリニル基、例えば無置換のまたは置換されたフェニルまたはピペラジニル基である。置換されている場合、好ましい置換基はハロゲン原子およびC1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシ基、より好ましくはハロゲン原子またはC1〜C2アルキルまたはC1〜C2アルコキシ基、より好ましくはメチルなどのC1〜C2アルキル基から選択される1もしくは2個の基である。
【0075】
R2がB3である場合、典型的にはB3は、1もしくは2個の環炭素原子が>C(=O)-、>S(=O)
2-、>C(=NOR11)、>C(NR11)、>C(=CH
2)または>C(-OCH
2CH
2O-)で置き換えられた5〜6員のヘテロシクリル基であり、ここでR11は水素またはC1〜C4アルキルである。好ましくはR11は水素またはC1〜C2アルキル、より好ましくは水素またはメチルである。R2がB3である場合、より好ましくはB3は1個の環炭素原子が>C(=O)-、>S(=O)
2-、>C(=NOR11)、>C(NR11)、>C(=CH
2)または>C(-OCH
2CH
2O-)(式中、R11は水素またはC1〜C2アルキルである)で置き換えられた、より好ましくは1個の環炭素原子が>C(=O)で置き換えられた5〜6員のヘテロシクリル基である。好ましいB3基はオキソ-ジヒドロピリジニルである。R2がB3である場合、B3は無置換であるかまたは置換されていてもよい。好ましくはB3は無置換である。
【0076】
典型的には、R3、R4、R5またはR6がアリール、ヘテロシクリル、-(C1〜C4アルキレン)-アリールまたは(C1〜C4アルキレン)-ヘテロアリールである場合、R3、R4、R5またはR6はフェニル、ベンジルまたはピリジルである。典型的には、R3、R4、R5およびR6の0、1もしくは2個、好ましくは0もしくは1個はアリール、ヘテロシクリル、-(C1〜C4アルキレン)-アリールまたは(C1〜C4アルキレン)-ヘテロシクリルである。好ましくは、R3、R4、R5、R6およびR7の1個以下がNO
2であり、R3、R4、R5、R6およびR7の1個以下がCNである。R3、R4、R5およびR6は典型的には無置換である。
【0077】
一実施形態において、R3、R4、R5およびR6は独立してフェニル、ベンジル、ピリジル、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルであり、そしてここでR3、R4、R5およびR6の1個だけもしくは2個がフェニル、ベンジルおよびピリジルから選択される。
【0078】
他の実施形態において、R3、R4、R5およびR6は独立して水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。さらに他の実施形態において、R3、R4、R5およびR6は独立して水素、ハロゲン、C1〜C4アルキル、またはC1〜C4アルコキシ、例えば水素、ハロゲンまたはC1〜C4アルキル、好ましくは水素を表す。
【0079】
他の実施形態において、R3、R5およびR6は先に記載の通りであり、R4は-Het-Alk
5-A11である。Hetは好ましくは-NR12-または-O-を表し、ここでR12は水素またはC1〜C4アルキル、より好ましくは水素である。より好ましくはHetは-O-である。Alk
5は無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキレン基、より好ましくはC3アルキレン基(好ましくはn-プロピレン)である。好ましくはAlk
5は無置換である。A11は好ましくは無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基、より好ましくはモルホリニルである。好ましくはA11は無置換である。
【0080】
他の実施形態において、R5とR6は先に記載の通りであり、R3とR4は、それらが結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基、より好ましくはフェニル環を形成する。この実施形態において、好ましくはR5とR6は同じであるかまたは異なり、水素、ハロゲン、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコキシ、より好ましくは水素、ハロゲンまたはC1〜C4アルキルを表し、最も好ましくはR5とR6の両方は水素である。
【0081】
典型的には、R7は水素、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。他の実施形態においてR7は水素、ハロゲンまたはC1〜C4アルキル、好ましくは水素またはメチル、例えば水素を表す。R7を置換することはできるが、R7は典型的には無置換である。
【0082】
さらなる実施形態において、R7は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール、より好ましくはフェニル環を表す。より好ましくはR7は無置換のフェニル環を表す。他の実施形態において、R7は-Alk
6-L5-A12を表す。Alk
6は好ましくは無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキレン基、より好ましくは無置換のC1〜C4アルキレン基、最も好ましくはメチレンである。L5は好ましくは式-O-C(=O)-、-C(=O)-または-NR13-C(=O)-の基を表し、ここでR13は水素またはC1〜C2アルキルであり、より好ましくは、ここでR13は水素である。より好ましくは、L5は-O-C(=O)-を表す。A12は好ましくは無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基、最も好ましくはピペラジニル基である。A12が置換されている場合、A12は好ましくは1もしくは2個のハロゲン原子またはC1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコキシ基で置換され、ここで、C1〜C4アルキルおよびアルコキシ基はそれ自身無置換である。より好ましくは、A12が置換されている場合、A12は1もしくは2個のハロゲン原子またはC1〜C2アルキルまたはC1〜C2アルコキシ基で、より好ましくは1もしくは2個のC1〜C2アルキル基、例えばメチルで置換されている。
【0083】
典型的には、Zはハロゲン、OR'、SR'、-NR'R'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'またはCNであり、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。
【0084】
本発明のさらに他の実施形態において、該インドリジニル誘導体は式(I)の化合物であり、ここで、
Xは-NR8-または-O-;好ましくは-NR8-であり、ここでR8は水素またはC1〜C4アルキルであり;
R1は水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'、-Y-Z、-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10から選択される無置換のまたは置換された基を表し;
R2はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、ハロゲンまたは式-B1-B2もしくは-B3の基から選択される無置換のまたは置換された基であり;そして
R3、R4、R5、R6およびR7は独立して水素、ハロゲン、C1〜C4アルキル(例えばメチル)およびC1〜C4アルコキシ(例えばメトキシ)から選択される。
【0085】
本発明のさらに他の実施形態において、該インドリジニル誘導体は、式(IA):
【化2】
の化合物であり、ここで、
Xは-NR8-または-O-;好ましくは-NR8-であり;ここでR8は水素またはC1〜C4アルキルであり;
R1は水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'、-Y-Z、-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10から選択される無置換のまたは置換された基を表し;
R2はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、ハロゲンまたは式-B1-B2もしくは-B3の基から選択される無置換のまたは置換された基であり;そして
R4は水素またはハロゲンである。
【0086】
この実施形態において、R1が6-メトキシ-ピリジニルである場合、R2は典型的には無置換のまたは置換されたフェニルまたは無置換のチオフェニルまたはフラニルである。この実施形態の代わりの態様において、R2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは無置換のチオフェニルもしくはフラニルであり、該置換基はハロゲン、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシから選択される。
【0087】
このおよび他の実施形態において、R1が-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A3-L4-A8、-A3-Wまたは-A3-L1-A9である場合、好ましくは、A3は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基または5〜6員の不飽和ヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換されたフェニルまたはピリジル環、例えばフェニル環である。A3が置換されている場合、A3は好ましくは、ハロゲン、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノから、ならびに無置換であるかまたはC1〜C4アルコキシ基で置換されたC1〜C6アルキル基から選択される、1、2もしくは3個の無置換の置換基により置換され、特にA3の置換基は無置換の置換基ハロゲン、C1〜C6アルキル、ヒドロキシル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'およびシアノから選択され、ここで、R'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。最も好ましい置換基としては、C1〜C4アルキル、(C1〜C4アルキル)-O-(C1〜C2アルキル)、-CO
2Hおよびヒドロキシルから選択される1もしくは2個(より好ましくは1個)の無置換の置換基、例えばC1〜C4アルキルおよびヒドロキシルが挙げられる。
【0088】
R1が-A3-L3-A4または-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5である場合、L3は結合、-(Het)
r-Alk
1-(Het)
s-、-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-、-Alk
4-または-SO
2-、例えば-(Het)
r-Alk
1-(Het)
s-、-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-または-Alk
4-であり、ここで、Alk
1、Alk
2、Alk
3およびAlk
4は同じであるかまたは異なり、無置換のC1〜C4アルキレン基を表す。L3が-(Het)
r-Alk
1-(Het)
s-である場合、好ましくはAlk
1は無置換のC1〜C3、例えばC2〜C3アルキレン基であり、それぞれのHetは同じであるかまたは異なり、-O-または-NR9-から選択され、ここで、R9は好ましくは水素または無置換のC1〜C2アルキル、例えば水素またはメチルである。一実施形態において、-(Het)
r-Alk
1-(Het)
s-は-O-Alk
1-を表す。L3が-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-である場合、好ましくはAlk
2は無置換のC2〜C3アルキレン、特に基-C(Me)
2-である。L3が-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-である場合、Hetは好ましくは-O-または-NR9-であり、ここで、R9は水素または無置換のC1〜C2アルキルである。より好ましくはHetは-O-または-NH-であり、より好ましくはHetは-O-である。L3が-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-である場合、Alk
3は好ましくは無置換のC1〜C2アルキレン基、例えば-CH
2-または-CH
2CH
2-基である。L3が-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-である場合、mとnは同じであるかまたは異なり、0または1を表す。一実施形態においてmとnは両方とも0であり、L3は-C(=O)-Het-であってもよい。他の実施形態においてmは1であり、nは0である。さらなる実施形態において、mとnは両方とも1である。L3が-Alk
4-である場合、Alk
4は好ましくは無置換のC1〜C4、例えばC2〜C3アルキレン、より好ましくは基-C(Me)
2-または-CH
2CH
2-、より好ましくは基-C(Me)
2-である。
【0089】
R1が-A3-L3-A4または-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5である場合、好ましくはA4は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換された5〜7員のヘテロシクリル基、例えば無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基である。より好ましくは、A4は無置換のまたは置換されたイミダゾリル、ピペリジニル、ピペラジニル、ジアゼパニルまたはオキサゾリル基、例えば無置換のまたは置換されたイミダゾリル、ピペリジニルまたはピペラジニル基である。より好ましくはA4は、無置換であるかまたはハロゲン原子またはヒドロキシル、C2〜C4アルケニル、-COCF
3、C1〜C6アルキルまたは1もしくは2個のC1〜C4アルコキシ基で置換されたC1〜C4アルキル基から選択される1もしくは2個の置換基で置換され、例えば置換基はハロゲン原子またはヒドロキシル、C1〜C4アルキルまたは1もしくは2個のC1〜C4アルコキシ基で置換されたC1〜C4アルキル基から選択することができる。一実施形態において、A4は無置換であるかまたは1もしくは2個のC1〜C4アルキル基により置換され、より好ましくはA4は無置換であるかまたはプロピルなどの1個のC1〜C4アルキル基により置換される。
【0090】
R1が-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7または-A3-L1-A9である場合、L1は好ましくは結合または基-NR'-または-CONR'R''であり、ここでR'とR''は同じであるかまたは異なり、水素または無置換のC1〜C4アルキルを表す。より好ましくはL1は結合または基-NH-または-CONR'R''であり、ここでR'とR''は同じであるかまたは異なり、水素または無置換のC1〜C4アルキルを表し、より好ましくは、R'とR''は同じであるかまたは異なり、水素またはメチルを表す。より好ましくはさらにL1は結合である。
【0091】
R1が-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5である場合、A5は好ましくは無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換されたフラニル、チオフェニル、ピリジニル、ピリミジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニルまたはピペラジニル基、例えば無置換のまたは置換されたモルホリニルまたはピリジニル基である。より好ましくはA5は無置換であるかまたはハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ、-NR'R''、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノ、特にハロゲン、C1〜C6アルキル、ヒドロキシル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'およびシアノから選択される1、2もしくは3個の置換基により置換され、ここで、R'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。それぞれの置換基はそれ自身無置換であるかまたはC1〜C4アルコキシ、-O-(C1〜C4アルキル)-O-(C1〜C4アルキル)およびヒドロキシルから選択されるさらなる基により置換されていてもよい。一実施形態において、置換基としては、C1〜C4アルキルおよびヒドロキシルから選択される1もしくは2個の無置換の置換基、より好ましくはメチル置換基が挙げられる。
【0092】
R1が-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5である場合、好ましくはA11は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基または5〜6員の不飽和ヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換されたフェニルまたはピリジル環である。A11が置換されている場合、A11は好ましくは、ハロゲン、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノから、ならびに無置換であるかまたはC1〜C4アルコキシ基で置換されたC1〜C6アルキル基から選択される1、2もしくは3個の無置換の置換基により置換され、ここで、R'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。最も好ましい置換基としては、C1〜C4アルキル、(C1〜C4アルキル)-O-(C1〜C2アルキル)、-CO
2Hおよびヒドロキシルから選択される1もしくは2個(より好ましくは1個)の無置換の置換基、例えばC1〜C4アルキルおよびヒドロキシルが挙げられる。より好ましくは、A11は無置換である。
【0093】
R1が-A6-L1-A7である場合、好ましくはA6は、それ自身無置換のまたは置換された少なくともC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基で置換されたC6〜C10アリールである。より好ましくはA6は、それ自身無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基で置換されたフェニル基である。より好ましくはA6は単一の無置換の5〜6員のヘテロシクリル基だけで置換されたフェニル基であり、最も好ましくはA6は単一の無置換のオキサゾリル基だけで置換されたフェニル基である。
【0094】
R1が-A6-L1-A7である場合、好ましくはA7は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換されたピペラジニル基である。より好ましくはA7は無置換であるかまたはハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノ、特にハロゲン、C1〜C6アルキル、ヒドロキシル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'およびシアノから選択される1、2もしくは3個の無置換の置換基により置換され、ここで、R'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。最も好ましい置換基としてはC1〜C4アルキルおよびヒドロキシルから選択される1もしくは2個(より好ましくは1個)の無置換の置換基、より好ましくはメチルが挙げられる。
【0095】
R1が-A3-L4-A8である場合、L4はイミノ基-N=であり、ここで二重結合は基A8と結合している。R1が-A3-L4-A8である場合、好ましくはA8は無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のオキサゾリジニル基である。より好ましくはA8は無置換であるかまたは、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'、ヒドロキシルおよびシアノ、特にハロゲン、C1〜C6アルキル、ヒドロキシル、C1〜C4アルコキシ、-CO
2R'、-CONR'R''、-OCOR'およびシアノから選択される1、2もしくは3個の無置換の置換基により置換され、ここで、R'とR''は独立して水素およびC1〜C4アルキルから選択される。最も好ましい置換基としては、C1〜C4アルキルおよびヒドロキシルから選択される1、2または3個(より好ましくは3個)の無置換の置換基、より好ましくはメチル基が挙げられる。
【0096】
R1が-A3-Wである場合、Wは好ましくは式-C(=O)-NR10-S(=O)
2-R'''の基であり、ここでR10とR'''は同じであるかまたは異なり、水素またはC1〜C2アルキルを表す。より好ましくはR10は水素またはメチル、最も好ましくは水素である。より好ましくはR'''は水素またはメチル、最も好ましくはメチルである。
【0097】
R1が-A9である場合、好ましくはA9は無置換のまたは置換された8〜12員のヘテロシクリル基であり、ここで1個の環炭素原子は>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH2または>C(-OCH2CH2O-)から選択される基で置き換えられている。より好ましくはA9は無置換のまたは置換された8〜12員のヘテロシクリル基であり、ここで、1個の環炭素原子はC(=O)基で置き換えられている。好ましい8〜12員のヘテロシクリル基としては、5〜6員のヘテロシクリル基と環縮合したフェニル環、例えばインドリルが挙げられる。
【0098】
R1が-A3-L1-A9である場合、好ましくはA9は無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル基であり、ここで、1個の環炭素原子は>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH2または>C(-OCH2CH2O-)から選択される基で置き換えられている。好ましいA9基としては、無置換のまたは置換されたジオキソチオモルホリニル、メトキシイミノピペリジニル、メトキシイミノピロリジニル、メチレンピペリジニル、ジオキソアザスピロデシルおよびオキサジヒドロピラゾリル基が挙げられる。A9基は無置換であってもまたは置換されていてもよく;より好ましくはA9基は無置換である。
【0099】
R1が-A10である場合、好ましくはA10は無置換のまたは置換された先に記載の三環式13〜15員のヘテロシクリル基であり、より好ましくはA10は無置換のまたは置換されたテトラヒドロピリドインドリルである。A10が置換されている場合、A10は好ましくは1もしくは2個の無置換のC1〜C4アルキル基により、より好ましくは1もしくは2個(最も好ましくは1個)のC1〜C2アルキル基、特にエチルにより置換されている。
【0100】
R1が-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10である場合、好ましい化合物は式(I)のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩であり、ここで:
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-、または-SO
2-であり;
X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基であり;
R8は水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表し、
L3は結合または式-(Het)
r-Alk
1-(Het)
s-、-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-、-Alk
4-または-SO
2-の基、好ましくは式-O-Alk
1-、-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-または-Alk
4-の基であり、ここで、Alk
1、Alk
2、Alk
3およびAlk
4は同じであるかまたは異なり、無置換のC1〜C4アルキレン基を表し、m、n、rおよびsは同じであるかまたは異なり、0または1を表し、そしてHetは-O-または-NR9-を表し、ここでR9は水素または無置換のC1〜C4アルキルであり;
L4はイミノ基-N=であり、ここで二重結合は基A8と結合しており;
A3、A4、A5、A7およびA11は同じであるかまたは異なり、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A6は、それ自身無置換のまたは置換された少なくともC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基で置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A8は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A9は、1もしくは2個の環炭素原子が>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH2または>C(-OCH2CH2O-)から選択される基で置き換えられた、無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A10は無置換のまたは置換された三環式13〜15員のヘテロシクリル基であり;
Wは式-C(=O)-NR10-S(=O)
2-R'''の基であり、ここでR10とR'''は同じであるかまたは異なり、水素またはC1〜C4アルキルを表し;
R2はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、ハロゲンまたは式-B1-B2もしくは-B3の基から選択される無置換のまたは置換された基であり;
B1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基であり;
B2は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
B3は1もしくは2個の環炭素原子が>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH2または>C(-OCH2CH2O-)から選択される基で置き換えられた無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
(i)R3はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し、かつR4はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、-Y-Zまたは式-Het-Alk
5-A11(式中、Hetは-NR12または-O-であり、R12は水素またはC1〜C4アルキルであり、Alk
5はC1〜C6アルキレンであり、A11はC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基である)を表すか、または(ii)R3とR4はそれらが結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成し;
R5とR6は独立してC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R7は水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、-Y-Z、C6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12であり、ここでAlk
6はC1〜C4アルキレン基であり、L5は式-O-C(=O)-、-C(=O)-の基または-NR13-C(=O)-であり、R13は水素またはC1〜C4アルキルであり、そしてA12は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基である)の基を表し;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN、-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルを表す。
【0101】
R1が-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10である場合、より好ましい化合物は式(I)のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩であり、ここで:
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-、または-SO
2-であり;
X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基であり;
R8は水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'、および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表し;
R2はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、またはハロゲンから選択される無置換のまたは置換された基であり;
R3、R4、R5およびR6は独立してC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R7は水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、
-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN,
-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルを表す。
【0102】
R1が-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10である場合、好ましくはXは-NR8-または-O-であり、そしてR8は水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルである。より好ましくはXは-NR8-または-O-であり、そしてR8は水素またはC1〜C4アルキルであり、より好ましくはR8は水素またはC1〜C2アルキルであり、最も好ましくはR8は水素である。好ましくはXは-NH-である。
【0103】
R1が-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10である場合、好ましくはX
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、-CO
2Hおよび-CO
2(C1〜C4アルキル)から選択される1、2または3個の置換基で置換されたC1〜C4アルキルである。より好ましくはX
1はOである。
【0104】
R1が-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10である場合、好ましくはR2は無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基またはC3〜C6シクロアルキル基、例えば無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル、C6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR2は無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル、フェニル、5〜12員のヘテロシクリル基またはC3〜C6シクロアルキル基;例えば無置換のまたは置換されたC1〜C2アルキル、フェニルまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。好ましい環状基の置換基としては、1もしくは2個(より好ましくは1個)のハロゲン原子またはC1〜C4アルキル基、より好ましくは塩素原子またはメチル基が挙げられる。好ましくはR2がC1〜C4アルキル(例えばC1〜C2アルキル、最も好ましくはメチル)である場合、R2は無置換である。好ましい5〜12員のヘテロシクリル基としては、ピリジニル、ピリミジニル、ジヒドロインドリル、テトラヒドロピラニルおよびピペリジニル、例えばピリジニル、ピリミジニルおよびジヒドロインドリルが挙げられる。
【0105】
R1が-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10である場合、好ましくはR3とR4は同じであるかまたは異なり、フェニル、ベンジル、ピリジル、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルであるか、またはR3とR4が一緒に無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基を形成する。より好ましくはR3とR4は同じであるかまたは異なり、水素、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシを表すか、またはR3とR4は一緒に無置換のまたは置換されたフェニル基を形成する。R3とR4が一緒にフェニル基を形成する場合、好ましくは該フェニル基は無置換である。より好ましくはR3とR4は同じであるかまたは異なり、水素、ハロゲン、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシ、例えば水素または無置換のC1〜C4アルキルを表す。最も好ましくはR3とR4は水素である。
【0106】
R1が-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10である場合、好ましくはR5とR6は同じであるかまたは異なり、フェニル、ベンジル、ピリジル、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。より好ましくは、R5とR6は同じであるかまたは異なり、水素、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシを表す。より好ましくは、R5とR6は同じであるかまたは異なり、水素、ハロゲン、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシ、例えば水素または無置換のC1〜C4アルキルを表す。最も好ましくはR5とR6は水素である。
【0107】
R1が-A3-L3-A4、-A3-L1-(A4)
p-(A11)
q-L3-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10である場合、好ましくはR7は水素、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C1〜C4アルコキシ、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3であり、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。より好ましくはR7は水素、ハロゲン、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシ、より好ましくは水素または無置換のC1〜C4アルキル、最も好ましくは水素である。
【0108】
R2が基-B1-B2または-B3を表す場合、好ましい化合物は式(I)のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩であり、ここで
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-、または-SO
2-であり;
X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基であり;
(i)R1とR8は独立して水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、(ii)R1は-A3-L3-A4、-A3-L1-A4-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10を表し、そしてR8は水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、または(iii)XがNR8である場合、R1とR8は、それらが結合する窒素と一緒に無置換のまたは置換された芳香族または非芳香族5〜12員のヘテロシクリル基を形成してもよく;
L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり;
L2は置換されたまたは無置換のC1〜C4アルキレンまたはC2〜C4アルケニレン基であり;
L3は式-O-Alk
1-、-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-または-Alk
4-の基であり、ここでAlk
1、Alk
2、Alk
3およびAlk
4は同じであるかまたは異なり、無置換のC1〜C4アルキレン基を表し、mとnは同じであるかまたは異なり、0または1を表し、そしてHetは-O-または-NR9-を表し、ここでR9は水素または無置換のC1〜C4アルキルであり;
L4はイミノ基-N=であり、ここで二重結合は基A8と結合しており;
A1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり;
A2、A3、A4、A5およびA7は同じであるかまたは異なり、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A6はそれ自身無置換のまたは置換された少なくともC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基で置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A8は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A9は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり、ここで1もしくは2個の環炭素原子は>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH2または>C(-OCH2CH2O-)から選択される基で置き換えられており;
A10は無置換のまたは置換された三環式13〜15員のヘテロシクリル基であり;
Wは式-C(=O)-NR10-S(=O)
2-R'''の基であり、ここでR10とR'''は同じであるかまたは異なり、水素またはC1〜C4アルキルを表し;
(i)R3はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し、かつR4はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、-Y-Zまたは式-Het-Alk
5-A11(式中、Hetは-NR12または-O-であり、R12は水素またはC1〜C4アルキルであり、Alk
5はC1〜C6アルキレンであり、そしてA11はC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基である)の基を表すか、または(ii)R3とR4は、それらが結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成し;
R5とR6は独立してC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R7は水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、-Y-Z、C6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表し、ここでAlk
6はC1〜C4アルキレン基であり、L5は式-O-C(=O)-、-C(=O)-または-NR13-C(=O)-の基であり、R13は水素またはC1〜C4アルキルであり、そしてA12は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN、-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルを表す。
【0109】
R2が基-B1-B2または-B3-である場合、より好ましい化合物は式(I)のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩であり、ここで
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-、または-SO
2-であり;
X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基であり;
R1とR8は独立して水素または、またはC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'、および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか;
またはXがNR8である場合、R1とR8はそれらが結合している窒素と一緒に無置換のまたは置換された芳香族または非芳香族5〜12員のヘテロシクリル基を形成してもよく;
A1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり;
L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり;
L2は置換されたまたは無置換のC1〜C4アルキレンまたはC2〜C4アルケニレン基であり;
A2は置換されたまたは無置換のC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
R3、R4、R5およびR6は独立してC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R7は水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN、-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して水素、C1〜C8 アルキル、C2〜C8 アルケニル または C2〜C8 アルキニルを表す。
【0110】
R2が基-B1-B2または-B3-である場合、好ましくはXは-NR8-または-O-であり、R8は水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルである。より好ましくはXは-NR8-または-O-であり、R8は水素またはC1〜C4アルキルであり、より好ましくはR8は水素またはC1〜C2アルキルであり、最も好ましくはR8は水素である。好ましくはXは-NH-である。
【0111】
R2が基-B1-B2または-B3-である場合、好ましくはX
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または、無置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、-CO
2Hおよび-CO
2(C1〜C4アルキル)から選択される1、2または3個の置換基で置換されたC1〜C4アルキルである。より好ましくはX
1はOである。
【0112】
R2が基-B1-B2または-B3-である場合、好ましくはR1は水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'、-Y-Z、-A3-L3-A4、-A3-L1-A4-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10から選択される無置換のまたは置換された基である。より好ましくはR1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基または基-A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり、そしてA2は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル環または基-A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合であり、そしてA2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル環または基A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合、-NR'-または-CONR'R''であり、R'とR''は水素またはC1〜C4アルキルであり、そしてA2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基である。最も好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル基または基-A1-A2であり、ここでA1は無置換のフェニルであり、A2は無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリル(特にモルホリニル、オキサゾリルまたはピペラジニル、例えばモルホリニルまたはオキサゾリル)である。A2の置換基は好ましくは無置換のC1〜C4アルキルまたはC2〜C4アルケニルから選択される。
【0113】
R2が基-B1-B2または-B3-である場合、好ましくはR3とR4は同じであるかまたは異なり、フェニル、ベンジル、ピリジル、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルであるか、またはR3とR4は一緒に無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基を形成する。より好ましくはR3とR4は同じであるかまたは異なり、水素または無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシを表すか、またはR3とR4は一緒に無置換のまたは置換されたフェニル基を形成する。R3とR4が一緒にフェニル基を形成する場合、好ましくはフェニル基は無置換である。より好ましくはR3とR4は同じであるかまたは異なり、水素または無置換のC1〜C4アルキルを表す。最も好ましくはR3とR4は水素である。
【0114】
R2が基-B1-B2または-B3-である場合、好ましくはR5とR6は同じであるかまたは異なり、フェニル、ベンジル、ピリジル、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。より好ましくはR5とR6は同じであるかまたは異なり、水素、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシを表す。より好ましくは、R5とR6は同じであるかまたは異なり、水素または無置換のC1〜C4 アルキルを表す。最も好ましくはR5とR6は水素である。
【0115】
R2が基-B1-B2または-B3-である場合、好ましくはR7は水素、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C1〜C4アルコキシ、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3であり、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。より好ましくはR7は水素、ハロゲン、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシ、より好ましくは水素または無置換のC1〜C4アルキル、最も好ましくは水素である。
【0116】
R2が基-B1-B2または-B3-である場合、好ましくはR8は水素である。
【0117】
R3とR4がそれらの結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成する場合、好ましい化合物は式(I)のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩であり、ここで、
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-、または-SO
2-であり;
X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基であり;
(i)R1とR8は独立して水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、(ii)R1は-A3-L3-A4、-A3-L1-A4-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10を表し、R8は水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、または(iii)XがNR8である場合、R1とR8はそれらが結合している窒素と一緒に無置換のまたは置換された芳香族または非芳香族5〜12員のヘテロシクリル基を形成してもよく;
L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり;
L2は置換されたまたは無置換のC1〜C4アルキレンまたはC2〜C4アルケニレン基であり;
L3は式-O-Alk
1-、-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-または-Alk
4-の基であり、ここでAlk
1、Alk
2、Alk
3およびAlk
4は同じであるかまたは異なり、無置換のC1〜C4アルキレン基を表し、mとnは同じであるかまたは異なり、0または1を表し、そしてHetは-O-または-NR9-(式中、R9は水素または無置換のC1〜C4アルキルである)を表し;
L4はイミノ基-N=であり、ここで二重結合は基A8と結合しており;
A1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり;
A2、A3、A4、A5およびA7は同じであるかまたは異なり、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A6はそれ自身無置換であるかまたは置換された少なくともC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基で置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A8は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A9は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり、ここで1もしくは2個の環炭素原子は>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH2または>C(-OCH2CH2O-)から選択される基で置き換えられており;
A10は無置換のまたは置換された三環式13〜15員のヘテロシクリル基であり;
Wは式-C(=O)-NR10-S(=O)
2-R'''の基であり、ここでR10とR'''は同じであるかまたは異なり、水素またはC1〜C4アルキルを表し;
R2はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、ハロゲンまたは式-B1-B2もしくは-B3の基から選択される無置換のまたは置換された基であり;
B1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基であり;
B2は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
B3は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり、ここで1もしくは2個の環炭素原子は>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH2または>C(-OCH2CH2O-)から選択される基で置き換えられている);
R5とR6は独立してC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R7は水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、-Y-Z、C6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表し、ここでAlk
6はC1〜C4アルキレン基であり、L5は式-O-C(=O)-、-C(=O)-または-NR13-C(=O)-の基であり、R13は水素またはC1〜C4アルキルであり、そしてA12は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN、-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルを表す。
【0118】
R3とR4がそれらの結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成する場合、より好ましい化合物は式(I)のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩であり、ここで、
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-、または-SO
2-であり;
X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基であり;
R1とR8は独立して水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、またはXがNR8である場合、R1とR8はそれらが結合している窒素と一緒に無置換のまたは置換された芳香族または非芳香族5〜12員のヘテロシクリル基を形成してもよく;
A1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり;
L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり;
L2は置換されたまたは無置換のC1〜C4アルキレンまたはC2〜C4アルケニレン基であり;
A2は置換されたまたは無置換のC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
R2は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、またはハロゲンから選択される基であり;
R5とR6は独立してC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R7は水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN、-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルを表す。
【0119】
R3とR4がそれらの結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成する場合、好ましくはXは-NR8-または-O-であり、そしてR8は水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルである。より好ましくはXは-NR8-または-O-であり、そしてR8は水素またはC1〜C4アルキルであり、より好ましくはR8は水素またはC1〜C2アルキルであり、最も好ましくはR8は水素である。好ましくはXは-NH-である。
【0120】
R3とR4がそれらの結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成する場合、好ましくはX
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、-CO
2Hおよび-CO
2(C1〜C4アルキル)から選択される1、2または3個の置換基で置換されたC1〜C4アルキルである。より好ましくはX
1はである。
【0121】
R3とR4がそれらが結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成する場合、好ましくはR1は水素または、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'、-Y-Z、-A3-L3-A4、-A3-L1-A4-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10から選択される基である。より好ましくはR1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基または基-A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり、そしてA2は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル環または基-A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合であり、そしてA2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル環または基A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合、-NR'-または-CONR'R''であり、R'とR''は水素またはC1〜C4アルキルであり、そしてA2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基である。最も好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル基または基-A1-A2であり、ここでA1は無置換のフェニルであり、そしてA2は無置換の5〜6員のヘテロシクリル(特にモルホリニルまたはオキサゾリル)である。
【0122】
R3とR4がそれらの結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成する場合、好ましくはR2は無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル、C6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR2は無置換のまたは置換されたC1〜C2アルキル、フェニルまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。好ましい環状基の置換基としては、1もしくは2個(より好ましくは1個)のハロゲン原子またはC1〜C4アルキル基、より好ましくは塩素原子またはメチル基が挙げられる。好ましくは、R2がC1〜C2アルキル(最も好ましくはメチル)である場合、R2は無置換である。好ましい5〜12員のヘテロシクリル基としてはピリジニル、ピリミジニルおよびジヒドロインドリルが挙げられる。
【0123】
R3とR4がそれらの結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成する場合、好ましくはR5とR6は同じであるかまたは異なり、フェニル、ベンジル、ピリジル、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。より好ましくはR5とR6は同じであるかまたは異なり、水素、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシを表す。より好ましくは、R5とR6は同じであるかまたは異なり、水素または無置換のC1〜C4アルキルを表す。最も好ましくはR5とR6は水素である。
【0124】
R3とR4がそれらの結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成する場合、好ましくはR7は水素、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C1〜C4アルコキシ、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3であり、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。より好ましくはR7は水素、ハロゲン、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシ、より好ましくは水素または無置換のC1〜C4アルキル、最も好ましくは水素である。
【0125】
R3とR4がそれらの結合している環炭素原子と一緒に、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基を形成する場合、好ましくはR8は水素である。
【0126】
R4が式-Het-Alk
5-A11の基を表す場合、好ましい化合物は式(I)のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩であり、ここで、
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-、または-SO
2-であり;
X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基であり;
(i)R1とR8は独立して水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、(ii)R1は-A3-L3-A4、-A3-L1-A4-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10を表し、そしてR8は水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、または(iii)XがNR8である場合、R1とR8はそれらが結合している窒素と一緒に無置換のまたは置換された芳香族または非芳香族5〜12員のヘテロシクリル基を形成してもよく;
L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり;
L2は置換されたまたは無置換のC1〜C4アルキレンまたはC2〜C4アルケニレン基であり;
L3は式-O-Alk
1-、-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-または-Alk
4-の基であり、ここでAlk
1、Alk
2、Alk
3およびAlk
4は同じであるかまたは異なり、無置換のC1〜C4アルキレン基を表し、mとnは同じであるかまたは異なり、0または1を表し、そしてHetは-O-または-NR9-(式中、R9は水素または無置換のC1〜C4アルキルである)を表し;
L4はイミノ基-N=であり、ここで二重結合は基A8と結合しており;
A1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり;
A2、A3、A4、A5およびA7は同じであるかまたは異なり、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A6はそれ自身無置換のまたは置換された少なくともC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基で置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A8は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A9は、1もしくは2個の環炭素原子が>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH2または>C(-OCH2CH2O-)から選択される基で置き換えられた無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A10は無置換のまたは置換された三環式13〜15員のヘテロシクリル基であり;
Wは式-C(=O)-NR10-S(=O)
2-R'''の基であり、ここでR10とR'''は同じであるかまたは異なり、水素またはC1〜C4アルキルを表し;
R2はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、ハロゲンまたは式-B1-B2もしくは-B3の基から選択される無置換のまたは置換された基であり;
B1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基であり;
B2は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
B3は1もしくは2個の環炭素原子が、>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH2または>C(-OCH2CH2O-)から選択される基で置き換えられた、無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
R3はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R5とR6は独立してC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R7は水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、-Y-Z、C6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表し、ここでAlk
6はC1〜C4アルキレン基であり、L5は式-O-C(=O)-、-C(=O)-または-NR13-C(=O)-の基であり、R13は水素またはC1〜C4アルキルであり、そしてA12は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN、-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルを表す。
【0127】
R4が式-Het-Alk
5-A11の基を表す場合、より好ましい化合物は式(I)のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩であり、ここで、
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-、または-SO
2-であり;
X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基であり;
R1とR8は独立して水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'、および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、またはXがNR8である場合、R1とR8はそれらが結合している窒素と一緒に無置換のまたは置換された芳香族または非芳香族5〜12員のヘテロシクリル基を形成し;
A1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり;
L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり;
L2は置換されたまたは無置換のC1〜C4アルキレンまたはC2〜C4アルケニレン基であり;
A2は置換されたまたは無置換のC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
R2はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、またはハロゲンから選択される無置換のまたは置換された基であり;
R3はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R5とR6は独立してC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R7は水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN、-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルを表す。
【0128】
R4が式-Het-Alk
5-A11の基を表す場合、好ましくはXは-NR8-または-O-であり、そしてR8は水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルである。
【0129】
より好ましくはXは-NR8-または-O-であり、そしてR8は水素またはC1〜C4アルキルであり、より好ましくはR8は水素またはC1〜C2アルキルであり、最も好ましくはR8は水素である。好ましくはXは-NH-である。
【0130】
R4が式-Het-Alk
5-A11の基を表す場合、好ましくはX
1はOまたはNOR9(式中、R9は水素または、無置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、-CO
2Hおよび-CO
2(C1〜C4アルキル)から選択される1、2もしくは3個の置換基で置換されているC1〜C4アルキルである)である。
【0132】
R4が式-Het-Alk
5-A11の基を表す場合、好ましくはR1は水素または、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'、-Y-Z、-A3-L3-A4、-A3-L1-A4-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10から選択される基である。より好ましくはR1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基または基-A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり、そしてA2は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル環または基-A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合であり、そしてA2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル環または基-A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合、-NR'-または-CONR'R''であり、R'とR''は水素またはC1〜C4アルキルであり、そしてA2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基である。最も好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル基または基-A1-A2であり、ここでA1は無置換のフェニルであり、そしてA2は無置換の5〜6員のヘテロシクリル(特にモルホリニルまたはオキサゾリル)である。
【0133】
R4が式-Het-Alk
5-A11の基を表す場合、好ましくはR2は無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル、C6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR2は無置換のまたは置換されたC1〜C2アルキル、フェニルまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。好ましい環状基の置換基としては、1もしくは2個(より好ましくは1個)のハロゲン原子またはC1〜C4アルキル基、より好ましくは塩素原子またはメチル基が挙げられる。好ましくはR2がC1〜C2アルキル(最も好ましくはメチル)である場合、R2は無置換である。好ましい5〜12員のヘテロシクリル基としては、ピリジニル、ピリミジニルおよびジヒドロインドリルが挙げられる。
【0134】
R4が式-Het-Alk
5-A11の基を表す場合、好ましくはR3はフェニル、ベンジル、ピリジル、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。より好ましくはR3は水素、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシを表す。最も好ましくはR3は水素である。
【0135】
R4が式-Het-Alk
5-A11の基を表す場合、好ましくはR5とR6は同じであるかまたは異なり、フェニル、ベンジル、ピリジル、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。より好ましくはR5とR6は同じであるかまたは異なり、水素、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシを表す。より好ましくは、R5とR6は同じであるかまたは異なり、水素または無置換のC1〜C4アルキルを表す。最も好ましくはR5とR6は水素である。
【0136】
R4が式-Het-Alk
5-A11の基を表す場合、好ましくはR7は水素、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、C1〜C4アルコキシ、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3であり、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。より好ましくはR7は水素、ハロゲン、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシ、より好ましくは水素または無置換のC1〜C4アルキル、最も好ましくは水素である。
【0137】
R4が式-Het-Alk
5-A11の基を表す場合、好ましくはR8は水素である。
【0138】
R7がC6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表す場合、好ましい化合物は式(I)のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩であり、ここで
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-、または-SO
2-であり;
X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基であり;
(i)R1とR8は独立して水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、(ii)R1は-A3-L3-A4、-A3-L1-A4-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10を表し、そしてR8は水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、または(iii)XがNR8である場合、R1とR8はそれらが結合している窒素と一緒に無置換のまたは置換された芳香族または非芳香族5〜12員のヘテロシクリル基を形成してもよく;
L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり;
L2は置換されたまたは無置換のC1〜C4アルキレンまたはC2〜C4アルケニレン基であり;
L3は式-O-Alk
1-、-(Alk
2)
m-C(=O)-Het-(Alk
3)
n-または-Alk
4-、(式中、Alk
1、Alk
2、Alk
3およびAlk
4は同じであるかまたは異なり、無置換のC1〜C4アルキレン基を表し、mとnは同じであるかまたは異なり、0または1を表し、そしてHetは-O-または-NR9-の基を表し、ここでR9は水素または無置換のC1〜C4アルキルである;
L4はイミノ基-N=であり、ここで二重結合は基A8と結合しており;
A1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり;
A2、A3、A4、A5およびA7は同じであるかまたは異なり、無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A6は、それ自身無置換のまたは置換された少なくともC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基で置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A8は無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A9は、1もしくは2個の環炭素原子が>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH2または>C(-OCH2CH2O-)から選択される基で置き換えられた、無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
A10は無置換のまたは置換された三環式13〜15員のヘテロシクリル基であり;
Wは式-C(=O)-NR10-S(=O)
2-R'''の基であり、ここでR10とR'''は同じであるかまたは異なり、水素またはC1〜C4アルキルを表し;
R2はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、ハロゲンまたは式-B1-B2もしくは-B3の基から選択される無置換のまたは置換された基であり;
B1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基であり;
B2は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
B3は、1もしくは2個の環炭素原子が>C(=O)、>S(=O)
2、>C(=NOR11)(式中、R11は水素またはC1〜C4アルキル基である)、>C=CH2または>C(-OCH2CH2O-)から選択される基で置き換えられた、無置換のまたは置換された5〜12員のヘテロシクリル基であり;
R3とR4は同じであるかまたは異なり、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R5とR6は独立してC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN、-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルを表す。
【0139】
R7がC6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表す場合、より好ましい化合物は式(I)のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩であり、ここで
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-、または-SO
2-であり;
X
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基であり;
R1とR8は独立して水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'、および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか、またはXがNR8である場合、R1とR8はそれらが結合している窒素と一緒に無置換のまたは置換された芳香族または非芳香族5〜12員のヘテロシクリル基を形成してもよく;
A1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり;
L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり;
L2は置換されたまたは無置換のC1〜C4アルキレンまたはC2〜C4アルケニレン基であり;
A2は置換されたまたは無置換のC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり;
R2はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、またはハロゲンから選択される無置換のまたは置換された基であり;
R3とR4は同じであるかまたは異なり、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R5とR6は独立してC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN,-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルを表す。
【0140】
R7がC6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表す場合、好ましくはXは-NR8-または-O-であり、そしてR8は水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルである。より好ましくはXは-NR8-または-O-であり、そしてR8は水素またはC1〜C4アルキルであり、より好ましくはR8は水素またはC1〜C2アルキルであり、最も好ましくはR8は水素である。好ましくはXは-NH-である。
【0141】
R7がC6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表す場合、好ましくはX
1はOまたはNOR9であり、ここでR9は水素または、無置換であるかまたはハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、(C1〜C4アルキル)アミノ、ジ(C1〜C4アルキル)アミノ、C1〜C4アルコキシ、-CO
2Hおよび-CO
2(C1〜C4アルキル)から選択される、1、2もしくは3個の置換基で置換されたC1〜C4アルキルである。より好ましくはX
1はOである。
【0142】
R7がC6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表す場合、好ましくはR1は水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'、-Y-Z、-A3-L3-A4、-A3-L1-A4-A5、-A6-L1-A7、-A3-L4-A8、-A3-W、-A9、-A3-L1-A9または-A10から選択される無置換のまたは置換された基である。より好ましくは、R1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基または基-A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり、そしてA2は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル環または基-A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合であり、そしてA2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル環または基A1-L1-A2であり、ここでA1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり、L1は結合、-NR'-または-CONR'R''であり、R'とR''は水素またはC1〜C4アルキルであり、そしてA2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基である。最も好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル基または基-A1-A2であり、ここでA1は無置換のフェニルであり、そしてA2は無置換の5〜6員のヘテロシクリル(特にモルホリニルまたはオキサゾリル)である。
【0143】
R7がC6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表す場合、好ましくはR2は無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル、C6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。より好ましくはR2は無置換のまたは置換されたC1〜C2アルキル、フェニルまたは5〜12員のヘテロシクリル基である。好ましい環状基の置換基としては、1もしくは2個(より好ましくは1個)のハロゲン原子またはC1〜C4アルキル基、より好ましくは塩素原子またはメチル基が挙げられる。好ましくは、R2がC1〜C2アルキル(最も好ましくはメチル)である場合、R2は無置換である。好ましい5〜12員のヘテロシクリル基としては、ピリジニル、ピリミジニルおよびジヒドロインドリルが挙げられる。
【0144】
R7がC6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表す場合、好ましくはR3とR4は同じであるかまたは異なり、フェニル、ベンジル、ピリジル、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルであるか、またはR3とR4は一緒に無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基を形成する。より好ましくはR3とR4は同じであるかまたは異なり、水素、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシを表すか、またはR3とR4は一緒に無置換のまたは置換されたフェニル基を形成する。R3とR4が一緒にフェニル基を形成する場合、好ましくはフェニル基は無置換である。より好ましくはR3とR4は同じであるかまたは異なり、水素または無置換のC1〜C4アルキルを表す。最も好ましくはR3とR4は水素である。
【0145】
R7がC6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表す場合、好ましくはR5とR6は同じであるかまたは異なり、フェニル、ベンジル、ピリジル、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''または-CF
3を表し、ここでR'とR''は独立して水素またはC1〜C4アルキルである。より好ましくはR5とR6は同じであるかまたは異なり、水素、無置換のC1〜C4アルキルまたは無置換のC1〜C4アルコキシを表す。より好ましくは、R5とR6は同じであるかまたは異なり、水素または無置換のC1〜C4アルキルを表す。最も好ましくはR5とR6は水素である。
【0146】
R7がC6〜C10アリールまたは式-Alk
6-L5-A12の基を表す場合、好ましくはR8は水素である。
【0147】
本発明は具体的に次の式(I)のインドリジン誘導体ならびにその製薬上および農業的に許容される塩を提供する:
N-(2-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-ピロロ[1,2-a]キノリン-1-イル)-アセトアミド、
2-[6-(3-モルホリン-4-イル-プロポキシ)-2-フェニル-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-N-フェニル-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(2-メチル-1-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-メチル-1-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
4-メチル-ピペラジン-1-カルボン酸2-フェニル-3-フェニルアミノオキサリル-インドリジン-1-イルメチルエステル、
2-(2-ビフェニル-4-イル-インドリジン-3-イル)-N-(4-オキサゾール-4-イル-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-{2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-インドリジン-3-イル}-2-オキソ-N-フェニル-アセトアミド、
2-オキソ-2-[2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-ピリジン-3-イル)-インドリジン-3-イル]-N-フェニル-アセトアミド、
N-{4-[3-(2-イソプロピル-イミダゾール-1-イル)-プロポキシ]-3-メチル-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{3-イソプロピル-4-[3-(2-メチル-イミダゾール-1-イル)-プロポキシ]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(2-モルホリン-4-イル-エトキシ)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-ヒドロキシ-4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸テトラヒドロ-ピラン-4-イルエステル、
2-イソプロピル-4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸2-(2-イソプロピル-イミダゾール-1-イル)-エチルエステル、
2-メチル-2-{3-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェニル}-プロピオン酸2-(2-イソプロピル-イミダゾール-1-イル)-エチルエステル、
N-[4-(2-モルホリン-4-イル-エチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{3-[1-(2-イソプロピル-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-1-メチル-エチル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[1-(2-イソプロピル-1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)-1-メチル-エチル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{3-[1-(2-イソプロピル-3-メチル-3H-イミダゾール-4-イル)-1-メチル-エチル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[1-(2-イソプロピル-3-メチル-3H-イミダゾール-4-イル)-1-メチル-エチル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{3-[1-(4-イソプロピル-2-メチル-イミダゾール-1-イル)-1-メチル-エチル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(2,6-ジメチル-モルホリン-4-イル)-ピペリジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[2-(2-クロロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-[4-(4-モルホリン-4-イル-ピペリジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-3-オキサゾール-2-イル-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[3,4,4-トリメチル-オキサゾリジン-(2Z)-イリデンアミノ]-フェニル}-アセトアミド、
N-(4-メタンスルホニルアミノカルボニル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-N-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド
N-[4-(1,1-ジオキソ-1λ6-チオモルホリン-4-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(4-メトキシイミノ-ピペリジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-{3-[(Z)-メトキシイミノ]-ピロリジン-1-イル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(4-メチレン-ピペリジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(1,4-ジオキサ-8-アザ-スピロ[4.5]デカ-8-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[2-(2-クロロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(2-エチル-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-ピリド[4,3-b]インドール-7-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-メチル-2-{4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェニル}-プロピオン酸2-(2-イソプロピル-イミダゾール-1-イル)-エチルエステル、
ジエチル-カルバミン酸-5-{4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェニル}-イソオキサゾール-3-イルエステル、
N-{4-[(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロ-オキサゾール-2-イル)-(2-エトキシ-エチル)-アミノ]-フェニル}-2-オキソ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[5-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-4-(2,2,2-トリフルオロ-アセチル)-オキサゾール-2-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(3-エチル-1H-イミダゾール-2イルメチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-o-トリル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
4-[4-(2-フラン-2-イル-メチル-ピペラジン-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(6-フルオロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニルインドリジン-3-イル)-N-[4-(4-チオフェン-2-イルメチルピペラジン-1-イル)フェニル]アセトアミド、
N-[5-(2-フラン-2-イル-メチル-ピペラジン-イル)-ペリジン-2-イル]-2-オキソ-2-(2-フェニルインドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[5-(2-フラン-2-イル-メチル-ピペラジン-イル)-ペリジン-2-イル]-2-オキソ-2-(2-o-トリル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(2-ピリジン-イル-エチル)-ペラジン-1-イル]-フェニル}-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-{4-チオフェン-2-イルメチル-ピペラジン-1-イル}-ピリジン-3-イル]-アセトアミド、
N-{4-[4-(2-フラン-2-イル-エチル)-ピペラジン-1-イル]-ピリジン-3-イル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(2-フラン-2-イル-エチル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(2-メチル-アリル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-[2-(4-モルホリン-4-イル-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペリジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-(6-フルオロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)フェニル]アセトアミド、
N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリミジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-
オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(2,6-ジメチル-ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(4-メチレン-ピペリジン-1-イル)-フェニル]-2-[2-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロペンチル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{3-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{5-[4-(2,2-ジメチル-プロピル)-ピペラジン-1-イル]-ピリジン-2-イル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(ピリジン-3-スルホニル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-アセトアミド、
N-{4-[4-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(6-フルオロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-{4-[4-(テトラヒドロ-ピラン-4-イルメチル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-({2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4-モルホリン-4-イルメチル-フェニル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-{4-[4-(2-メトキシ-エトキシ)-6-メチル-ピリジン-2-イル]-ピペラジン-1-イル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(2-シクロプロピル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(4-ピリジン-3-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-(2-シクロヘキシル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(2-イソプロピル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-tert-ブチル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-[2-(1-メチル-ピペリジン-4-イル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エトキシ]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-[2-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-インドリジン-3-イル]-アセトアミド、
N-[4-({3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(4-{6-[(2-メトキシ-エチル)-メチル-アミノ]-ピリジン-3-イル}-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-{[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-{3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[2-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イルオキシ)-エトキシ]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ブチル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(6-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(5-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(4-{4-[2-(2-メトキシ-エトキシ)-エトキシ]-6-メチル-ピリジン-2-イル}-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(5-モルホリン-4-イル-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルアミノ}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(4-ヒドロキシ-4',6'-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']-ビピリジニル-4-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-メチル-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メトキシメチル-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メチル-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-メトキシメチル-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-5-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸、
N-[4-(4-{6-[ビス-(2-ヒドロキシ-エチル)-アミノ]-ピリジン-2-イル}-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-{4-[6-(2-ヒドロキシ-エチルアミノ)-ピリジン-2-イル]-ピペラジン-1-イル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-{4-[6-(2-ヒドロキシ-エチル)-ピリジン-2-イル]-ピペラジン-1-イル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-{4-[4-(2-ヒドロキシ-エトキシ)-ピリジン-2-イル]-ピペラジン-1-イル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[2-(ピリジン-2-イルオキシ)-エチルアミノ]-フェニル}-アセトアミド、
N-{4-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルメチル)-アミノ]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、および
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル-アミノ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド。
【0148】
次の化合物もまた、おそらく本発明に有用であると思われ、下記の実施例に記載した方法と類似の方法により作ることができる:
2-[6-(3-モルホリン-4-イル-プロポキシ)-2-フェニル-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-N-フェニル-アセトアミド、
4-メチル-ピペラジン-1-カルボン酸2-フェニル-3-フェニルアミノオキサリル-インドリジン-1-イルメチルエステル、
2-[2-(2-クロロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(2-エチル-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-ピリド[4,3-b]インドール-7-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{3-[(Z)-メトキシイミノ]-ピロリジン-1-イル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(2-モルホリン-4-イル-エチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(2-モルホリン-4-イル-エトキシ)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-[2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-ピリジン-3-イル)-インドリジン-3-イル]-N-フェニル-アセトアミド、
2-{2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-インドリジン-3-イル}-2-オキソ-N-フェニル-アセトアミド、
2-(2-シクロペンチル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-(2-シクロヘキシル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-(2-イソプロピル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-オキソ-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-2-[2-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-インドリジン-3-イル]-アセトアミド、
2-(2-シクロペンチル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロヘキシル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-イソプロピル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-[2-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-インドリジン-3-イル]-アセトアミド、
2-(2-シクロペンチル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロヘキシル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-イソプロピル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-[2-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-インドリジン-3-イル]-アセトアミド、
2-(2-シクロペンチル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロヘキシル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(2-イソプロピル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-[2-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-インドリジン-3-イル]-アセトアミド、
2-(2-シクロペンチル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロヘキシル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(6-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(2-イソプロピル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(6-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-[2-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-インドリジン-3-イル]-アセトアミド、
2-(6-フルオロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(6-フルオロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-フルオロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(6-エチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(6-フルオロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(5,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,5-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-[1,4]ジアゼパン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4-エチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(6-エチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-{4-[4-(2-メトキシ-エトキシ)-ピリジン-2-イル]-[1,4]ジアゼパン-1-イル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(2-シクロペンチル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロヘキシル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-(2-イソプロピル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-[2-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-インドリジン-3-イル]-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-2-メチル-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-3-メチル-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-3-メトキシメチル-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[2-メチル-4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{2-メチル-4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{2-メチル-4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[3-メチル-4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{3-メチル-4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{3-メチル-4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[3-メトキシメチル-4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{3-メトキシメチル-4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{3-メトキシメチル-4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メチル-フェニル}-2-(6-フルオロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロペンチル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メチル-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロヘキシル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メチル-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メチル-フェニル}-2-(2-イソプロピル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メチル-フェニル}-2-オキソ-2-[2-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-インドリジン-3-イル]-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(6-フルオロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロペンチル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-メチル-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロヘキシル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-メチル-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-メチル-フェニル}-2-(2-イソプロピル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-メチル-フェニル}-2-オキソ-2-[2-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-インドリジン-3-イル]-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メトキシメチル-フェニル}-2-(6-フルオロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロペンチル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メトキシメチル-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-シクロヘキシル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メトキシメチル-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メトキシメチル-フェニル}-2-(2-イソプロピル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-3-メトキシメチル-フェニル}-2-オキソ-2-[2-(テトラヒドロ-ピラン-4-イル)-インドリジン-3-イル]-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(6-メチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-[4-({2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-[4-({2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-[4-({2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-({2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-オキソ-アセトアミド、
N-[4-({2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-[4-({2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エトキシ}-フェニル)-2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エトキシ]-フェニル}-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エトキシ]-フェニル}-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エトキシ]-フェニル}-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エトキシ]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エトキシ]-フェニル}-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルオキシ)-エトキシ]-フェニル}-2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-フェニル)-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-フェニル)-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-フェニル)-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-{[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-フェニル)-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-フェニル)-2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[2-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルアミノ)-エチルアミノ]-フェニル}-2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルアミノ}-フェニル)-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルアミノ}-フェニル)-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルアミノ}-フェニル)-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルアミノ}-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルアミノ}-フェニル)-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{2-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-エチルアミノ}-フェニル)-2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-フェニル)-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-フェニル)-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-フェニル)-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-{3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-フェニル)-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-フェニル)-2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-{4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-[1,4]ジアゼパン-1-イル]-フェニル}-2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-[4-({3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-[4-({3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-[4-({3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-クロロ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-({3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-オキソ-アセトアミド、
N-[4-({3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、および
N-[4-({3-[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-アミノ]-プロピル}-メチル-アミノ)-フェニル]-2-(1-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド
およびその製薬上および農業的に許容される塩。
【0149】
これらの化合物は他の特に好ましい化合物に対して構造が類似しているので、これらもおそらく同じ薬理学的効果を有すると思われる。
【0150】
従って、これらの化合物を生産するために好適なスキームと方法、は、下記の実施例を参照して、次の通りである:
(a) 2-[6-(3-モルホリン-4-イル-プロポキシ)-2-フェニル-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-N-フェニル-アセトアミド
【化3】
【0151】
出発物質5-メトキシ-2-メチルピリジンは市販されている。ステップ1は参考実施例264(ピリジンのアルキル化)に類似である。ステップ2は参考実施例279(炭酸水素塩水溶液中の環化)に類似である。ステップ3はジクロロメタン中の試薬三臭化ホウ素を必要とする。ステップ4は4-(3-クロロ-プロピル)-モルホリンを用いる参考実施例101に類似である。ステップ5は参考実施例294(塩化オキサリルによる反応)に類似である。ステップ6は実施例1(酸クロライドによるアニリンカップリング)に類似である。
【0152】
(b) 4-メチル-ピペラジン-1-カルボン酸2-フェニル-3-フェニルアミノオキサリル-インドリジン-1-イルメチルエステル
【化4】
【0153】
出発物質2-ピリジン-2-イル-エタノールおよび4-メチル-ピペラジン-1-カルボニルクロリドは市販されている。ステップ1はトリエチルアミン/DCMによるカーバメート調製を記載する。ステップ2は参考実施例264(ピリジンのアルキル化)に類似である。ステップ3は参考実施例279(炭酸水素塩水溶液中の環化)に類似である。ステップ4は参考実施例294(塩化オキサリルによる反応)に類似である。ステップ5は実施例1(酸クロライドによるアニリンカップリング)に類似である。
【0154】
(c) 2-[2-(2-クロロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(2-エチル-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-ピリド[4,3-b]インドール-7-イル)-2-オキソ-アセトアミド
【化5】
【0155】
本化合物を調製するためのこの出発物質は、Synthetic Communications (2003), 33(21), 3707-3716に従って調製した。これを次いで実施例1に従って、参考実施例308で調製した酸クロライドとカップリングした。
【0156】
(d) N-(4-{3-[(Z)-メトキシイミノ]-ピロリジン-1-イル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド
【化6】
【0157】
ステップ1は参考実施例61に類似である。ステップ2は、ニトロ基のラネーニッケル還元を記載する参考実施例166に類似である。ステップ3は参考実施例247(オキシム調製)に類似である。最終化合物の調製は実施例1に類似である。
【0158】
(e) N-[4-(2-モルホリン-4-イル-エチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド
【化7】
【0159】
出発物質、4-(2-モルホリン-4-イル-エチル)-フェニルアミンは市販されている。最終化合物を次いで、1ステップで実施例1に類似した方法により調製した。
【0160】
(f) N-[4-(2-モルホリン-4-イル-エトキシ)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド
【化8】
【0161】
出発物質、4-(2-クロロ-エチル)-モルホリン塩酸塩は市販されている。ステップ1は参考実施例101(フェノールのアルキル化)に類似である。ステップ2は、ニトロ基のラネーニッケル還元を記載する参考実施例166に類似である。ステップ3は実施例1に類似である。
【0162】
(g) 2-オキソ-2-[2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-ピリジン-3-イル)-インドリジン-3-イル]-N-フェニル-アセトアミド
【化9】
【0163】
出発物質、3-(2-ブロモ-アセチル)-1H-ピリジン-2-オンは市販されている。ステップ1は参考実施例264(ピリジンのアルキル化)に類似である。ステップ2は参考実施例279(炭酸水素塩水溶液中の環化)に類似である。ステップ3は参考実施例294(塩化オキサリルによる反応)に類似である。ステップ4は実施例1に類似である。
【0164】
(h) 2-{2-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-インドリジン-3-イル}-2-オキソ-N-フェニル-アセトアミド
【化10】
【0165】
出発物質は参考実施例297の化合物、[2-(4-ブロモ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-オキソ-アセチルクロリド、およびアニリンから調製することができる。ステップ1は、例えば、N-メチルピペラジン、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、炭酸セシウムおよびDMF/トルエンを用いる100℃でのBuchwald反応である。
【0166】
本発明の最後の実施形態においては、式(I)
[式中、
Xは結合、-NR8-、-O-、-S-、-SO-、または-SO
2-であり;
X
1はOまたはNOR9、(式中、R9は水素または無置換のまたは置換されたC1〜C4アルキル基である)であり;
R1とR8は独立して水素または、C6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、-A1-L1-A2、-L2-A2、-COR'、および-Y-Zから選択される無置換のまたは置換された基を表すか;
またはXがNR8である場合、R1とR8はそれらが結合している窒素と一緒に無置換のまたは置換された芳香族または非芳香族5〜12員のヘテロシクリル基を形成してもよく;
A1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリーレン基であり;
L1は結合、-NR'-、-O-、-CO-、-OCO-、-OCONR'R''または-CONR'R''-であり;
L2は置換されたまたは無置換のC1〜C4アルキレンまたはC2〜C4アルケニレン基であり;
A2は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基であり、ここで(i)A2は、無置換の置換基ハロゲン原子、ヒドロキシル基またはC1〜C6アルキル(例えばメチル、エチル、プロピルおよびペンチル基およびその異性体)または1もしくは2個のC1〜C4アルコキシ基で置換されたC1〜C4アルキルから選択される、3もしくは4個の、より好ましくは4個の置換基により置換されているか;または(ii)A2は、C4〜C8アルキル基、より好ましくは無置換のC4〜C8アルキル基、より好ましくは無置換のC5アルキル基である1もしくは2個の、より好ましくは1個の置換基により置換されており;
R2はC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、C1〜C8アルキルおよびC3〜C6シクロアルキル、またはハロゲンから選択される無置換のまたは置換された基であり;
R3、R4、R5およびR6は独立してC6〜C10アリール、5〜12員のヘテロシクリル基、-(C1〜C4アルキレン)-(C6〜C10アリール)、-(C1〜C4アルキレン)-(5〜12員のヘテロシクリル)、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
R7は水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、-OR'、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-CN、-NO
2、-NR'R''、CF
3、または-Y-Zを表し;
YはC1〜C8アルキレン、C2〜C8アルケニレンまたはC2〜C8アルキニレンであり;
Zはハロゲン、C3〜C6シクロアルキル、-OR'、-SR'、-SOR'、-SO
2R'、-SO
2NR'R''、-SO
3H、-NR'R''、-NR'COR'、-NO
2、-CO
2R'、-CONR'R''、-COR'、-OCOR'、-CN、-CF
3-NSO
2R'、-OCONR'R''または-CR'=NOR''であり;そして
R'とR”は独立して水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニルまたはC2〜C8アルキニルを表す]
のインドリジニル誘導体またはその製薬上許容される塩である化合物であって、但しその化合物が
N-(2-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸メチルエステル、
2-オキソ-N-フェニル-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
4-[2-オキソ-2-(-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸プロピルエステル、
2-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸メチルエステル、
3-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸メチルエステル、
4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸ブチルエステル、
N-(3-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ヒドロキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-クロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-シアノ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-p-トリル-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-ピリジン-4-イル-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-ピリジン-3-イル-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-ピリジン-2-イル-アセトアミド、
4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-ベンズアミド、
N-メチル-4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-ベンズアミド、
N,N-ジメチル-4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミノ]-ベンズアミド、
5-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-チオフェン-3-カルボン酸メチルエステル、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-4-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-チオフェン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(2-フラン-2-イル-インドリジン-3-イル)-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2-,4-ジメトキシ-フェニル)-2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-チオフェン-2-イル-インドリジン-3-イル)-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-チオフェン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-チオフェン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(2-フラン-2-イル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル)-2-(2-フラン-2-イル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(2-フラン-2-イル-インドリジン-3-イル)-N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-4-イル-インドリジン-3-イル)-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-4-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-4-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-2-イル-インドリジン-3-イル)-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(2,4-ジメトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-2-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
オキソ-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-チオ酢酸S-(2-メトキシ-フェニル)エステル、
4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトキシ]-安息香酸メチルエステル、
N-シクロヘキシル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-メチル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-イソプロピル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(2-メトキシ-エチル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-ベンジル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N,N-ジメチル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
1-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-ピペリジン-1-イル-エタン-1,2-ジオン、
N-(2-メトキシ-エチル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-メチル-2-オキソ-N-フェニル-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-メチル-2-オキソ-N-フェニル-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-(6-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-(7-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-(8-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(4-クロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(6-メチル-2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-p-トリル-アセトアミド、
N-(4-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(2-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-o-トリル-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ブロモ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-アセチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-m-トリル-アセトアミド、
N-(2-クロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸エチルエステル、
N-(2,4-ジクロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-フルオロ-フェニル)-2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-クロロ-フェニル)-2-[2-(4-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
N-(2-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-o-トリル-アセトアミド、
N-(4-ブロモ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-m-トリル-アセトアミド、
N-(2-クロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-アセチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
1-(2,3-ジヒドロ-インドール-1-イル)-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-エタン-1,2-ジオン、
N-(4-メタンスルホニルアミノ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(3,5-ジクロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(シアノ-ジメチル-メチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(3,4,5-トリメトキシ-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
N-(2,4-ジクロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(シアノ-ジメチル-メチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-(3,4,5-トリメトキシ-フェニル)-アセトアミド、
N-(3,5-ジクロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[3-(シアノ-ジメチル-メチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[3-(シアノ-ジメチル-メチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[(E/Z)-メトキシイミノ]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-o-トリル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-m-トリル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(8-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(3-クロロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(3-シアノ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-p-トリル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-[3-(2-ジメチルアミノ-エトキシ)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(3-メチル-3H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(1-メチル-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノ-フェニル)-2-(6-メトキシ-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-{1-[(E/Z)-メトキシイミノ]-エチル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-2-[2-(3-フルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
2-[2-(3-シアノ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(5-クロロ-2-メチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
{3-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェノキシ}-酢酸、
N-(2-アリルオキシ-4-フルオロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-メチル-2-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-プロピオン酸エチルエステル、
2-メチル-2-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-3-フェニル-プロピオン酸エチルエステル、
N-(4-{1-[(E/Z)-ヒドロキシイミノ]-エチル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-ピペリジン-1-イル-フェニル)-アセトアミド、
N-(4-モルホリン-4-イル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-イソプロピル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-ジメチルアミノ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[(E/Z)-2-ジメチルアミノ-エトキシイミノ]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[(E/Z)-3-ジメチルアミノ-プロポキシイミノ]-N-(4-メトキシ-フェニル)-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(3-アリル-4-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(1-ヒドロキシ-エチル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(1-メチル-1H-インドール-5-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-メタンスルホニル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
4-[1-(4-メトキシ-フェニルカルバモイル)-1-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-メタ-(E/Z)-イリデンアミノオキシ]-酪酸、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-チオモルホリン-4-イル-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(2,3,4-トリメチル-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-ピロリジン-1-イル-フェニル)-アセトアミド、
N-(1-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-ベンジル-N-メチル-3-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-ベンズアミド、
N-[4-(2-メチル-[1,3]ジオキソラン-2-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-2-[2-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
ジエチル-カルバミン酸3-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェニルエステル、
N-(3-アセチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
1-メチル-4-{4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェニル}-チオモルホリン-1-イウム、
N-(4-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-2-[2-(2-メトキシ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(ピリジン-2-イルアミノ)-フェニル]-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(1H-テトラゾール-5-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-オキソ-N-[4-(4-オキソ-ピペリジン-1-イル)-フェニル]-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノ-3-メチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-ジメチルアミノ-5-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-安息香酸、
1-{4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェニル}-ピロリジン-2-カルボン酸メチルエステル、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(ピリミジン-2-イルアミノ)-フェニル]-アセトアミド、
2-[2-(2-クロロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノメチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(3-アセチル-4-メトキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-[2-(2-メチル-ピリジン-3-イル)-インドリジン-3-イル]-2-オキソ-N-[4-(2,2,3,3-テトラフルオロ-プロポキシ)-フェニル]-アセトアミド、
2-オキソ-N-[4-(2-オキソ-プロピル)-フェニル]-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(チアゾール-2-イルアミノ)-フェニル]-アセトアミド、
2-オキソ-N-[6-(2,2,3,3-テトラフルオロ-プロポキシ)-ピリジン-3-イル]-2-(2-o-トリル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-[4-(3,5-ジメチル-イソオキサゾール-4-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(3-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(6-ジプロピルアミノ-ピリジン-3-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ジエチルアミノ-3-メチル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-オキサゾール-5-イル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(4-ジメチルアミノ-3-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-チアゾール-2-イル-フェニル)-アセトアミド、
1-モルホリン-4-イル-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-エタン-1,2-ジオン、
1-アゼパン-1-イル-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-エタン-1,2-ジオン、
N-エチル-2-オキソ-N-フェニル-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
N-(1,5-ジメチル-3-オキソ-2-フェニル-2,3-ジヒドロ-1H-ピラゾール-4-イル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
6-ヒドロキシ-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジン酢酸エチルエステル、
5-メチル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジン酢酸エチルエステル、
エチル2-(2,5-ジメチルインドリジン-3-イル)-2-オキサアセタート、
2-(p-ブロモフェニル)-1-フェニル-3-インドリジングリオキシル酸エチルエステル、
1-[[2-(p-ブロモフェニル)-1-(p-クロロフェニル)-3-インドリジニル]グリオキシロイル]-ピペリジン、
1-(p-クロロフェニル)-2-(p-ニトロフェニル)-3-インドリジングリオキシル酸エチルエステル、
2-(p-ニトロフェニル)-1-フェニル-3-インドリジングリオキシル酸、
1-[[2-(p-ブロモフェニル)-1-フェニル-3-インドリジニル]グリオキシロイル]-ピペリジン、
1-(p-クロロフェニル)-2-(p-ニトロフェニル)-3-インドリジングリオキシル酸、
2-(p-ブロモフェニル)-1-(p-クロロフェニル)-3-インドリジングリオキシル酸エチルエステル
2-(p-ブロモフェニル)-1-(p-クロロフェニル)-3-インドリジングリオキシル酸、
2-(p-ブロモフェニル)-1-フェニル-3-インドリジングリオキシル酸、
1-[[1-(p-クロロフェニル)-2-(p-ニトロフェニル)-3-インドリジニル]グリオキシロイル]-ピペリジン、
1-[[2-(p-ニトロフェニル)-1-フェニル-3-インドリジニル]グリオキシロイル]-ピペリジン、
2-(p-ニトロフェニル)-1-フェニル-3-インドリジングリオキシル酸エチルエステル、
N,N-ジメチル-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-(2-メチルインドリジン-3-イル)-2-オキソ酢酸、
α-オキソ-2-フェニル-N-(4,5,6,7-テトラヒドロ-2-ベンゾチアゾリル)-3-インドリジンアセトアミド、
N-シクロヘキシル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(2,4-ジメチル-5-ニトロフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[3-[(ジエチルアミノ)スルホニル]フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-[4-(アミノスルホニル)フェニル]エチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2-クロロ-4-フルオロ-安息香酸3-[[オキソ-(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]プロピルエステル、
N-[2-(1,1-ジメチルエチル)フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3-ブロモフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
3,5-ジメチル-1-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-ピペリジン、
N-(2-ヒドロキシエチル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-[(4-ニトロベンゾイル)オキシ]エチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2-(4-クロロフェニル)-α-オキソ-3-インドリジン酢酸(2-フルオロフェニル)メチルエステル、
4-フルオロ-安息香酸2-[[[2-(4-クロロフェニル)-3-インドリジニル]オキソアセチル]アミノ]エチルエステル、
1-[[2-(4-クロロフェニル)-3-インドリジニル]オキソアセチル]ヘキサヒドロ-1H-アゼピン、
2-(4-クロロフェニル)-α-オキソ-3-インドリジン酢酸シクロペンチルエステル、
2-(4-クロロフェニル)-N-(2-ヒドロキシエチル)-α-オキソ-3-インドリジンアセトアミド、
4-(1,1-ジメチルエチル)-安息香酸2-[[[2-(4-クロロフェニル)-3-インドリジニル]オキソアセチル]アミノ]エチルエステル、
1-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-4-フェニル-ピペラジン、
2,6-ジメチル-4-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-モルホリン、
N-1,3-ベンゾジオキソール-5-イル-2-(4-クロロフェニル)-α-オキソ-3-インドリジンアセトアミド、
N-(4-エトキシフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(2,4-ジメチルフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3-ヒドロキシプロピル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-メチル-N-(1-メチル-4-ピペリジニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[3-[(ジエチルアミノ)スルホニル]-4-メチルフェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(6-メトキシ-3-ピリジニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3-メトキシフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[4-メチル-3-(4-モルホリニルスルホニル)フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-[3-(1-ピペリジニルスルホニル)フェニル]-3-インドリジンアセトアミド、
N-(4-クロロ-2-メトキシ-5-メチルフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(2-クロロ-3-ピリジニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-[[(4-クロロフェニル)アミノ]カルボニル]フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[5-[(ジエチルアミノ)スルホニル]-2-(4-モルホリニル)フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-N-(3-フェノキシフェニル)-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-[4-(1-ピペリジニル)フェニル]-3-インドリジンアセトアミド、
4-クロロ-2-ニトロ-安息香酸3-[[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]プロピルエステル、
3-[(2,6-ジメチル-4-モルホリニル)スルホニル]-安息香酸3-[[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]プロピルエステル、
N-(2,3-ジヒドロ-1,5-ジメチル-3-オキソ-2-フェニル-1H-ピラゾール-4-イル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3,5-ジメトキシフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[4-[(ジエチルアミノ)スルホニル]フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(3,4-ジメチルフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-N-(2-フェノキシフェニル)-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-メトキシフェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-[4-(1-ピペリジニルスルホニル)フェニル]-3-インドリジンアセトアミド、
N-(2,3-ジメチルフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-2-ナフタレニル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-クロロ-5-(4-モルホリニルスルホニル)フェニル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2,3-ジクロロ-安息香酸3-[[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]プロピルエステル、
3,4-ジクロロ-安息香酸3-[[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]プロピルエステル、
N-(2,4-ジメトキシフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2-(4-クロロフェニル)-α-オキソ-N-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
4-[[2-(4-クロロフェニル)-3-インドリジニル]オキソアセチル]-モルホリン、
N-エチル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-インドリジンアセトアミド、
4-[[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]アミノ]-安息香酸メチルエステル、
N,N-ジエチル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2-メチル-α-オキソ-3-インドリジン酢酸、
N-(2-メトキシフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-1-ナフタレニル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
1,2,3,4-テトラヒドロ-6,7-ジメトキシ-2-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-イソキノリン、
N-(1-シアノ-1-メチルエチル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-(2-フェニルエチル)-3-インドリジンアセトアミド、
ヘキサヒドロ-1-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-1H-アゼピン、
α-オキソ-2-フェニル-N-4H-1,2,4-トリアゾール-4-イル-3-インドリジンアセトアミド、
1,2,3,4-テトラヒドロ-1-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-キノリン、
N-(6-メトキシ-2-ベンゾチアゾリル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-2-チアゾリル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[(4-メトキシフェニル)メチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[(4-ブロモフェニル)メチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-(1,1-ジメチルエチル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-ブチル-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-N-[(3-フェノキシフェニル)メチル]-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-エチル-α-オキソ-N,2-ジフェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-N,2-ジフェニル-3-インドリジンアセトアミド、
N-[2-(3,4-ジメトキシフェニル)エチル]-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
α-オキソ-2-フェニル-N-(フェニルメチル)-3-インドリジンアセトアミド、
4-[オキソ(2-フェニル-3-インドリジニル)アセチル]-モルホリン、
N-(4-メチルフェニル)-α-オキソ-2-フェニル-3-インドリジンアセトアミド、
2-メチル-α-オキソ-3-インドリジン酢酸エチルエステル、
N,N-ジメチル-2-フェニル-3-インドリジングリオキシルアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
N-(2,4-ジクロロ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(3-トリフルオロメチル-フェニル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-N-(4-ピペリジン-1-イル-フェニル)-アセトアミド、
N-(3-ヒドロキシ-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)アセトアミド、
{3-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェノキシ}-酢酸エチルエステル、
エチル2-オキソ-2-(6-フェノキシ-2-フェニルインドリジン-3-イル)酢酸塩、
1-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-プロパン-1,2-ジオン、
1-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-プロパン-1,2-ジオン1-オキシム、
1-(2,5-ジメチル-インドリジン-3-イル)-2-フェニル-エタン-1,2-ジオン1-オキシム、
1-(5-メチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-フェニル-エタン-1,2-ジオン1-オキシム、
1-(2,5-ジメチル-インドリジン-3-イル)-プロパン-1,2-ジオン1-オキシム、
2-オキソ-2-(2-フェニルインドリジン-3-イル)アセトアミド、
またはその製薬上許容される塩である化合物でないことを条件とする、前記化合物を提供する。
【0167】
この最後の実施形態において、好ましいX基は先に定義した通りである。特に、好ましくはXは基-NR8-であり、好ましくは、ここでR8は水素またはC1〜C4アルキルである。より好ましくはXは基-NH-である。
【0168】
この最後の実施形態において、好ましくはX
1はOである。
【0169】
この最後の実施形態において、好ましくはR1はC6〜C10アリールまたは基-A1-L1-A2である。R1が-A1-L1-A2である場合、好ましくはA1は無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル基、より好ましくは無置換のまたは置換されたフェニルまたはピリジル基である。R1が-A1-L1-A2である場合、好ましくはA1は無置換である。R1が-A1-L1-A2である場合、好ましくはL1は先に定義した通りであり、より好ましくはL1は結合である。R1が-A1-L1-A2である場合、好ましくはA2は無置換のまたは置換されたフェニルまたは5〜6員のヘテロシクリル、より好ましくは無置換のまたは置換された5〜6員のヘテロシクリルである。R1が-A1-L1-A2である場合、好ましくはA2は無置換のまたは置換されたピペラジニル、ピロリジニル、オキサゾリル、イソオキサゾリルまたはジヒドロ-オキサゾリル、例えば無置換のまたは置換されたピペラジニル、ピロリジニルまたはオキサゾリル基である。A2がピペラジニルまたはピロリジニルである場合、好ましくはそれはC4〜C8アルキル基により、より好ましくはC5アルキル基(C5アルキルの全異性体を含むが、特に基-CH(CH
2CH
3)
2または-CH
2-C(CH
3)
3)により置換されている。A2がオキサゾリルである場合、好ましくはA2は無置換である。A2がイソオキサゾリルまたはジヒドロ-オキサゾリルである場合、好ましくはA2は無置換であるかまたはC1〜C4アルキル(例えばメチル)および-OCONR'R”で置換されていて、ここでR'とR”は同じであるかまたは異なり、水素またはC1〜C4アルキルから選択される1もしくは2個の置換基である。
【0170】
この最後の実施形態において、R1がC6〜C10アリールである場合、好ましくはR1は無置換のまたは置換されたフェニル環、より好ましくは無置換のフェニル環である。
【0171】
この最後の実施形態において、R7が水素でない場合、好ましくはR1は1もしくは2個の無置換のC1〜C4アルコキシ基により置換されたC1〜C4アルキル基、より好ましくは1個のC1〜C2アルコキシ基により置換されたC1〜C2アルキル基、より好ましくは基-CH
2-O-CH
3である。R7が1もしくは2個の無置換のC1〜C4アルコキシ基により置換されたC1〜C4アルキル基である場合、好ましくはR2は無置換のC6〜C10アリール基であり、そしてR1は無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基である。
【0172】
この最後の実施形態において、R1が-A1-L1-A2である場合、好ましくはR7は水素である。
【0173】
この最後の実施形態において、好ましいR2基として、C6〜C10アリールまたは5〜12員のヘテロシクリル基から選択される無置換のまたは置換された基が挙げられる。R2が無置換のまたは置換されたC6〜C10アリール基である場合、好ましくはR2は無置換であるかまたは置換されたフェニル環である。好ましい置換基としては、ハロゲン原子、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4アルコキシ基、より好ましくは塩素などのハロゲン原子が挙げられる。R2が無置換の5〜12員のヘテロシクリル基である場合、好ましくはR2は無置換のまたは置換された含窒素環、より好ましくはピリジニル、ピリミジニルまたはインドリル基である。R2が無置換の5〜12員のヘテロシクリル基である場合、好ましい置換基としては、ハロゲン原子、ヒドロキシル基またはアミノ、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコキシ基、より好ましくはアミノまたはC1〜C2アルキル基が挙げられる。好ましくは、R2が置換されている場合、ただ1個の置換基が存在する。
【0174】
この最後の実施形態において、好ましくはR3、R4、R5およびR6のそれぞれは先に記載の通りであり、より好ましくはそれぞれは同じであるかまたは異なり、水素またはC1〜C4アルキルを表す。より好ましくはさらに、R3、R4、R5およびR6は全て水素である。
【0175】
この最後の実施形態の最も好ましい化合物は、
2-[2-(2-クロロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-{6-[4-(1-エチル-プロピル)-ピペラジン-1-イル]-ピリジン-3-イル}-2-オキソ-アセトアミド、
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-(6-メチル-2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、および
N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-2-(7-メチル-2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-アセトアミド、
およびその製薬上許容されるおよび農業的に許容される塩である。
【0176】
以下の化合物もまた、おそらく本発明の最後の実施形態において有用であると思われ、以下の例において定義した方法と類似の方法により作ることができる。
【0177】
2-(1-メトキシメチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-フェニル-アセトアミド、
N-{4-[4-(2、2-ジメチル-プロピル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(3、3、4、4-テトラメチル-ピロリジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-[2-(2-アミノ-ピリミジン-5-イル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、および
2-[2-(2-メチル-2、3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
およびその製薬上許容されおよび農業的に許容される塩。
【0178】
これらの化合物は他の特に好ましい化合物に対して構造が類似しているので、これらもおそらく同じ薬理学的効果を有すると思われる。
【0179】
従って、これらの化合物を生産するために好適なスキームと方法は、下記の実施例を参照して、次の通りである:
(a) 2-(1-メトキシメチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-フェニル-アセトアミド
【化11】
【0180】
出発物質、2-(2-メトキシ-エチル)-ピリジンは市販されている。ステップ1は参考実施例264(ピリジンのアルキル化)に類似である。ステップ2は参考実施例279(炭酸水素塩水溶液中の環化)に類似である。ステップ3は参考実施例294(塩化オキサリルによる反応)に類似である。ステップ4は実施例1(酸クロライドによるアニリンカップリング)に類似である。
【0181】
(b) N-{4-[4-(2,2-ジメチル-プロピル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド
【化12】
【0182】
出発物質、1-(4-ニトロ-フェニル)-ピペラジンは、1-クロロ-4-ニトロベンゼンのアミン置換を必要とする参考実施例14に従って調製する。ステップ1は試薬の塩化ピバロイル、トリエチルアミンおよびDCMを必要とする。ステップ2は試薬の水素化ホウ素ナトリウム、三フッ化ホウ素エーテル錯体およびTHFを必要とする。合成を完了するには(スキームに示されてない)、参考実施例166に対応するニトロ基のラネーニッケル還元、次いで実施例1に記載の酸クロライドによるアニリンカップリングを必要とする。
【0183】
(c) 2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(3,3,4,4-テトラメチル-ピロリジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド
【化13】
【0184】
ステップ1は参考実施例264(ピリジンのアルキル化)に類似である。ステップ2は参考実施例279(炭酸水素塩水溶液中の環化)に類似である。ステップ3は参考実施例294(塩化オキサリルによる反応)に類似である。
【化14】
【0185】
ステップ5は参考実施例61(3,3-4,4-テトラメチルピロリジンは既知化合物である)に類似である。ステップ6はニトロ基のラネーニッケル還元を記載する参考実施例166に類似である。最後のカップリングステップは実施例1に類似である。
【0186】
(d) 2-[2-(2-アミノ-ピリミジン-5-イル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド
【化15】
【0187】
出発物質、1-(2-アミノ-ピリミジン-5-イル)-エタノンは市販されている。ステップ1は参考実施例104に類似した臭素化ステップである。ステップ2は参考実施例264に従うピリジンアルキル化と次いで参考実施例279に従う環化である。ステップ3は参考実施例294(塩化オキサリルによる反応)に類似である。
【0188】
ステップ4(上記スキームに示されてない)は、酸クロライドとのアニリンカップリングを記載する実施例1に類似である。
【0189】
(e) 2-[2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド
【化16】
【0190】
5-(2-ブロモ-アセチル)-1,3-ジヒドロ-イソインドール-2-カルボン酸tert-ブチルエステルはWO-A-2005/095403に示された既知化合物である。
【化17】
【0191】
ステップ1と2(この中間体塩はスキームに示されてない)は参考実施例264(ピリジンのアルキル化)および参考実施例279(炭酸水素塩水溶液中の環化)に類似である。ステップ3は試薬、トリフルオロ酢酸/DCMを必要とする。ステップ4は試薬のホルムアルデヒド/蟻酸(Eschweiler-Clarkeの方法)を必要とする。ステップ5は参考実施例294(塩化オキサリルによる反応)に類似である。ステップ6は実施例1に類似である。注記:所要のアニリン はRosenbaum et al, J. Am. Chem. Soc. (1942), 64, 2444-5に記載のように公知の化合物である。
【0192】
最後の実施形態で上に掲げた好ましい化合物は、R1がピリジル以外の、特にメトキシ-ピリジル、例えば6-メトキシピリジル以外の化合物である。従って、好ましい化合物としては、
2-[2-(2-クロロ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-{6-[4-(1-エチル-プロピル)-ピペラジン-1-イル]-ピリジン-3-イル}-2-オキソ-アセトアミド、
2-(1-メトキシメチル-2-フェニル-インドリジン-3-イル)-2-オキソ-N-フェニル-アセトアミド、
N-{4-[4-(2,2-ジメチル-プロピル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド、
2-オキソ-2-(2-ピリジン-3-イル-インドリジン-3-イル)-N-[4-(3,3,4,4-テトラメチル-ピロリジン-1-イル)-フェニル]-アセトアミド、
2-[2-(2-アミノ-ピリミジン-5-イル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、および
2-[2-(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-オキサゾール-2-イル-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド、
および製薬上および農業的に許容されるその塩が挙げられる。
【0193】
1以上のキラル中心を有する本発明の化合物を、エナンチオマーとしてまたはジアステレオマーとして純粋な形態で、または異性体の混合物の形態で使用することができる。疑念を避けるために記すと、本発明の化合物は、所望であれば、溶媒和物の形態で使用することができる。さらに疑念を避けるために記すと、本発明の化合物は互変異性型で使用することができる。
【0194】
本明細書の使用では、製薬上許容される塩は製薬上許容される酸または塩基による塩である。製薬上許容される酸としては、塩酸、硫酸、リン酸、二リン酸、臭化水素酸または硝酸などの無機酸、およびクエン酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、コハク酸、酒石酸、安息香酸、酢酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸またはp-トルエンスルホン酸などの有機酸の両方が挙げられる。製薬上許容される塩基としては、アルカリ金属(例えばナトリウムまたはカリウム)およびアルカリ土類金属(例えばカルシウムまたはマグネシウム)水酸化物およびアルキルアミン、アラルキルアミンおよびヘテロ環式アミンなどの有機塩基が挙げられる。
【0195】
本発明はまた、本発明の化合物のプロドラッグも提供する。プロドラッグは、in vivoで所望の活性化合物に変換されうる本発明の化合物の類似体である。好適なプロドラッグの例としては、カルボン酸基が改変されてエステルを形成したか、またはヒドロキシル基が改変されてエステルまたはカーバメートを形成した式(I)の化合物が挙げられる。他の好適な方法は当業者に公知であろう。さらなる好適なプロドラッグとしては、式(I)の化合物の窒素原子がエステルまたはアルキルエステル基の付加により四級化されたプロドラッグが挙げられる。例えば、置換基R
1またはR
2のアミン基またはヘテロシクリル環の窒素原子が-CH
2-O-COR基(式中、Rは典型的にはメチルまたはtert-ブチルである)の付加により四級化されてもよい。
【0196】
本発明の化合物の好適な塩としては、本明細書に製薬上および農業的に許容される塩として記載された塩が挙げられる。
【0197】
X
1=NOR9である式(I)の誘導体は、X
1=Oである式(I)の化合物を、R9が前記定義の通りである式(A)の化合物と反応させる方法によって調製することができる。典型的には、反応を有機溶媒および塩基の存在下で実施する。好ましくは溶媒はエタノールであり、塩基は水酸化カリウムである。典型的には、反応は加熱還流する。
【化18】
【0198】
式(A)の化合物は、式(B)の化合物を濃塩酸と反応させる方法によって調製することができ、ここで、R9は前記定義の通りである。典型的には、反応は一晩、加熱還流する。
【化19】
【0199】
式(B)の化合物は、式(C)の化合物をジフェニル-メタノンオキシムと反応させることによって調製することができる。式(C)の化合物で、Halはハロゲン原子、典型的には塩素または臭素として定義され、R9は前記定義の通りである。典型的には、反応は有機溶媒および塩基の存在下で実施する。好ましくは、溶媒はDMSOまたはアセトニトリルであり、塩基は水酸化カリウムまたは炭酸カリウムである。反応が起こるのに必要な温度は使用する試薬に依存する。
【化20】
【0200】
X
1=Oである式(I)の誘導体は、式(II)の化合物(式中、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は前記定義の通りである)を式(III)の化合物(式中、R1およびXは前記定義の通りである)と反応させることによって調製することができる。典型的には、反応は有機溶媒および塩基の存在下で実施する。好ましくは、溶媒はジクロロメタンまたはテトラヒドロフランであり、塩基はトリエチルアミンまたはピリジンである。典型的には、反応は最初0℃で試薬を加えながら実施し、次いで反応が完了するまで室温で撹拌する。式(III)の化合物は典型的には商業的な供給元から入手可能であり、または公知の方法で調製することができる。式(III)のある特定の化合物の合成の詳細は以下に提供する。
【化21】
【0201】
式(II)の化合物は、式(IV)の化合物(式中、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は前記定義の通りである)を好ましくは塩化オキサリルと反応させることによって調製することができる。典型的には、反応は有機溶媒中で実施する。好ましくは、溶媒はテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン/トルエンの混合物、またはジエチルエーテルである。典型的には、反応は最初0℃で試薬を加えながら実施し、次いで反応が完了するまで室温で撹拌する。
【化22】
【0202】
式(IV)の化合物は、式(V)の化合物(式中、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は前記定義の通りである)を塩基と反応させることによって調製することができる。好ましくは、溶媒は水であり、塩基はNaHCO3である。典型的には、反応は加熱還流する。
【化23】
【0203】
式(V)の化合物は、式(VI)の化合物(式中、R2は前記定義の通りである)を式(VII)の化合物(R3、R4、R5、R6、R7は、前記定義の通りである)と反応させることによって調製することができる。典型的には、反応は有機溶媒の存在下で実施する。好ましくは、溶媒はメタノールである。典型的には、反応は加熱還流する。
【化24】
【0204】
式(VI)の化合物は標準の商業的供給元から入手可能であり、または標準の商業的供給元から入手可能な式(VIII)の化合物(式中、R2は前記定義の通りである)を好適な臭素化剤と反応させることによって調製することができる。
【0205】
典型的には、臭素化条件は酢酸中の臭化水素酸、次いでジオキサン/エーテル中の三臭化ピリジニウムまたは臭素である。典型的には、反応は室温で維持する。
【化25】
【0206】
前記反応で言及した出発物質の多くは商業的供給元から入手可能であり、または公知の方法から類推して調製することができる。
【0207】
本発明の化合物は抗真菌活性を有する。したがって、本発明の化合物は、真菌病に罹患しているか、または感受性である被験体を治療する方法で使用することができ、この方法は前記被験体に式(I)もしくは式(IA)のインドリジニル誘導体または製薬上許容されるその塩の有効量を投与するステップを含んでなる。式(I)もしくは式(IA)のインドリジニル誘導体または製薬上許容されるそれらの塩はまた、真菌病の予防または治療で使用する医薬の製造に使用することもできる
好ましくは、真菌病は真菌、例えば子嚢菌(Ascomycete)による感染症を含む。より好ましくは真菌病は、アブシジア属;アクレモニウム属; アルタナリア属;アスペルギルス属; ビポラリス属;ブラストミセス属;ブルメリア属;カンジダ属;クラドスポリウム属;コクシジオイデス属;コレトトリチウム属;クリプトコッカス属;カーブラリア属;エンセファリトゾーン属;エピコクム属;エピデルモフィトン属;エキソフィアラ属;エキセロヒルム属;フサリウム属;ヒストプラズマ属;レプトスフェリア属;ミクロスポルム属;マイコスフェレラ属;ニューロスポラ属;ペシロマイセス属;ペニシリウム属;フィトフィトラ属;プラスモパラ属;ニューモシスチス属;ピリクラリア属;ピシウム属;プクキニア属;リゾクトニア属;リゾムコール属;セケドスポリウム属;スコプラリオプシス属;トリコフィトン属;トリコスポロン属;およびウスチラゴ属から選択される生物による感染症を含む。
【0208】
好ましくは、真菌病は、アスペルギルス属またはカンジダ属の生物による感染症を含む。
【0209】
好ましくは、真菌病は、種Absidia corymbifera;Acremonium spp;Alternaria alternata;Aspergillus flavus;Aspergillus fumigatus;Aspergillus nidulans;Aspergillus niger;Aspergillus parasiticus;Aspergillus terreus;Bipolaris spp;Blastomyces dermatitidis;Blumeria graminis;Candida albicans;Candida glabrata;Candida krusei;Candida parapsilosis;Candida tropicalis;Cladosporium cladosporoides;Cladosporium herbarium;Coccidioides immitis;Coccidioides posadasii;Curvularia lunata;Colletotrichium trifolii;Cryptococcus neoformans;Encephalitozoon cuniculi;Epicoccum nigrum;Epidermophyton floccosum;Exophiala spp;Exserohilum rostratum;Fusarium graminarium;Fusarium solani;Fusarium sporotrichoides;Histoplasma capsulatum;Leptosphaeria nodorum;Microsporum canis;Mycosphaerella graminicola;Paecilomyces lilanicus;Paecilomyces varioti;Penicillium chrysogenum;Phytophthora capsici;Phytophthora infestans;Plasmopara viticola;Pneumocystis jiroveci;Puccinia coronata;Puccinia graminis;Pyricularia oryzae;Pythium ultimum;Rhizoctonia solani;Rhizomucor spp;Rhizopus spp;Scedosporium apiospermum;Scedosporium prolificans;Scopulariopsis brevicaulis;Trichophyton mentagrophytes;Trichophyton interdigitale;Trichophyton rubrum;Trichosporon asahii;Trichosporon beigelii;およびUstilago maydisから選択される生物による感染症を含む。
【0210】
好ましくは、真菌病はAspergillus fumigatusによる感染症を含む。
【0211】
本発明の化合物を使用して予防または治療できる真菌病の例には、全身感染および表在感染の両方が含まれる。真菌病には、アスペルギルス属の種およびカンジダ属の種によって引き起こされる侵襲的真菌病、例えばアスペルギルス症またはカンジダ症が含まれるが、これらの感染症の局所形態も含まれる。本発明の化合物はアスペルギルス属の種によって引き起こされた疾患に対して特に有用であり、この疾患にはアンホテリシンより低毒性の殺真菌剤が必要といる。本発明は、皮膚感染症の治療も提供する。
【0212】
アスペルギルス属の種によって引き起こされる疾患には、アスペルギルス・フミガーツス(A. fumigatus)、アスペルギルス・フラブス(A. flavus)、アスペルギルス・テレウス(A. terreus)およびアスペルギルス・ニガー(A. niger)によって引き起こされる疾患が含まれる。
【0213】
カンジダ属の種によって引き起こされる疾患には、カンジダ・アルビカンス(C. albicans)、カンジダ・グラブラータ(C. glabrata)、カンジダ・クルセイ(C. krusei)、カンジダ・トロピカリス(C. tropicalis)およびカンジダ・パラシロシス(C. parapsillosis)によって引き起こされる疾患が含まれる。
【0214】
本発明の化合物を使用して予防または治療できる全身感染症の例には、全身性カンジダ症;例えば骨髄レシピエントまたはAIDS患者などの免疫抑制患者における肺アスペルギルス症;全身性アスペルギルス症;クリプトコッカス髄膜炎;鼻脳型ムコール症;ブラストミセス症;ヒストプラズマ症;コクシジウム症;パラコクシジウム症;ロボ真菌症;スポロトリクス症;クロモブラストミコーシス;フェオフィホ真菌症;接合真菌症;クリプトコックス症および播種性スポロトリクム症が含まれる。
【0215】
本発明の化合物を使用して予防または治療できる表在感染症の例には、白癬;水虫;爪白癬(爪の感染症);皮膚、口または膣カンジダ症;および慢性皮膚粘膜カンジダ症が含まれる。
【0216】
アレルギー反応を悪化する真菌により引き起こされ、本発明の化合物を用いて予防または治療できる疾患または症状の例には、アレルギー性の気管支肺喘息(ABPA);喘息、副鼻腔炎および静脈洞炎が含まれる。
【0217】
本発明は、本発明による化合物および製薬上許容される担体または希釈剤を含む医薬組成物を包含する。前記医薬組成物は典型的には、本発明の化合物を最大85重量%含む。より典型的には、本発明の化合物を最大50重量%含む。好ましい医薬組成物は無菌であり、発熱物質を含まない。本発明の化合物が光学異性体で存在しうる場合、本発明によって提供される医薬組成物は典型的には、実質的に純粋な光学異性体を含有する。
【0218】
本発明の化合物は種々の剤形で投与することができる。例えば、本発明の化合物は、経口で、例えば錠剤、トローチ剤、ロゼンジ剤、水性もしくは油性懸濁液剤、分散性散剤もしくは顆粒剤として投与することができる。本発明の化合物はまた、非経口で、皮下、静脈内、筋肉内、胸骨内、経皮のいずれか、または注入技法によって投与してよい。該化合物は坐剤として投与してもよい。該化合物は吸入によってエーロゾルの剤形で吸入器または噴霧器を介して投与してもよい。
【0219】
本発明の化合物は典型的には、製薬上許容される担体または希釈剤との投与用に製剤化される。例えば、固体経口形態は、活性化合物と共に、可溶化剤、例えばシクロデキストリンまたは修飾シクロデキストリン;希釈剤、例えばラクトース、デキストロース、サッカロース、セルロース、コーンスターチまたはジャガイモデンプン;滑沢剤、例えばシリカ、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウムもしくはステアリン酸カルシウム、および/またはポリエチレングリコール;結合剤;例えばデンプン、アラビアゴム、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースまたはポリビニルピロリドン;抗凝集剤、例えばデンプン、アルギン酸、アルギネートまたはデンプングリコール酸ナトリウム;発泡混合物;着色料;甘味料;湿潤剤、例えばレシチン、ポリソルベート、ラウリルサルフェート;ならびに一般に、製剤で使用される無毒で薬理学的に不活性な物質を含有してよい。かかる製剤は、既知の方法、例えば混合、造粒、打錠、糖衣またはフィルムコーティングプロセスによって製造することができる。
【0220】
経口投与用の分散液は、溶液、シロップ、エマルジョンおよび懸濁液であってよい。溶液は可溶化剤、例えばシクロデキストリンまたは修飾シクロデキストリンを含有してもよい。シロップは担体、例えばサッカロースまたはグリセリンおよび/もしくはマンニトールおよび/もしくはソルビトールとサッカロースを含有してよい。
【0221】
懸濁液およびエマルジョンは担体として、例えば天然ガム、寒天、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースまたはポリビニルアルコールを含有してよい。筋肉内注射用の懸濁液剤または溶液剤は、活性化合物と共に、製薬上許容される担体、例えば滅菌水、オリーブ油、オレイン酸エチル、グリコール、例えばプロピレングリコール、;可溶化剤、例えばシクロデキストリンまたは修飾シクロデキストリン、および所望により、適量の塩酸リドカインを含有してよい。
【0222】
静脈内または注入用の溶液は、担体として、例えば滅菌水および可溶化剤、例えばシクロデキストリンまたは修飾シクロデキストリンを含有してよく、または好ましくは、滅菌、水性、等張の生理食塩水の形態であってよい。
【0223】
治療有効量の本発明の化合物を患者に投与する。典型的な1日量は体重1kg当たり最大50mgであり、例えば、具体的な化合物の活性、治療する被験体の年齢、体重および症状、疾患のタイプおよび重篤度、ならびに投与の頻度および経路に応じて、体重1kg当たり50mg以下、例えば0.001〜50mgである。好ましくは1日量のレベルは、0.05mg〜2g、好ましくは0.1mg〜10mgである。本発明の化合物は典型的には、患者に無毒な量が投与される。
【0224】
本発明はまた、植物の真菌病を防除する方法を提供し、この方法は植物の生育場所に式(I)または式(IA)の誘導体、またはその農業的に許容される塩を施用することを含む。
【0225】
本発明の化合物は、例えば、植物の種子、植物が生育している培体(例えば土壌または水)、または植物の葉に施用することができる。
【0226】
本発明の化合物を使用して防除できる植物の真菌病の例としては、以下の植物病原体:ブルメリア・グラミニス(B. graminis);コレトトリチウム・トリフォリ(C. trifolii);フサリウム・グラミナリウム(F. graminarium);フサリウム・ソラニ(F. soloni);フサリウム・スポロトリコイデス(F. sporotrichoides);レプトスフェリア・ノドルム(L. nodorum);マグナポルテ・グリセア(M. grisea);マイコスフェレラ・グラミニコラ;ニューロスポラ・クラッサ(N. crassa);フィトフィトラ・カプシチ(P. capsici);フィトフィトラ・インフェスタンス(P. infestans);プラスモパラ・ビチコラ(P. viticola);プクキニア・コロナータ(P. coronata);プクキニア・グラミニス(P. graminis);ピリクラリア・オリザエ(P. oryzae);ピシウム・ウルチマム(P. ultimum);リゾクトニア・ソラニ(R. solani);トリコフィトン・ルブルム(T. rubrum);およびウスチラゴ・マイディス(U. maydis)によって引き起こされる真菌病がある。
【0227】
本発明は、本発明の化合物またはその農業的に許容される塩、および農業的に許容される担体または希釈剤を含む組成物を含む。前記農業用組成物は典型的には、本発明の化合物を最大85重量%含有する。より典型的には、本発明の化合物を最大50重量%含有する。
【0228】
好適な農業的に許容される塩としては、塩酸、硫酸、リン酸、二リン酸、臭化水素酸または硝酸などの無機酸、およびクエン酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、コハク酸、酒石酸、安息香酸、酢酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸またはp-トルエンスルホン酸などの有機酸の両方の農業的に許容される酸との塩が挙げられる。塩はまた、農業的に許容される塩基、例えばアルカリ金属(例えばナトリウムまたはカリウム)およびアルカリ土類金属(例えばカルシウムまたはマグネシウム)水酸化物、ならびにアルキルアミン、アラルキルアミンまたは複素環アミンなどの有機塩基と形成してよい。好ましい農業的に許容される塩は塩酸塩である。
【0229】
本発明の化合物は、当技術分野の確立された実施法に従って、水性スプレー、顆粒およびダスト配合物中で、不活性担体または希釈剤と組み合わせて施用することができる。水性スプレーは通常、本発明の化合物の水和性粉末または乳化可能濃縮配合物を比較的大量の水と混合して分散液を形成することによって調製する。
【0230】
水和性粉末は、本発明の化合物、不活性固体担体および界面活性剤の緊密で微粉化した混合物を含んでよい。不活性固体担体は通常、アタパルジャイトクレー、カオリンクレー、モンモリロナイトクレー、珪藻土、微粒子シリカおよび精製シリケートから選択される。湿潤性、浸透性および分散性を有する有効な界面活性剤は通常、水和性粉末配合物に0.5〜10重量%の割合で存在する。この目的で一般に使用される界面活性剤としては、スルホン化リグニン、ナフタレンスルホネートおよび縮合ナフタレンスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルサルフェート、およびエチレンオキシドとアルキルフェノールとの縮合物などの非イオン界面活性剤がある。
【0231】
乳化可能濃縮物は、本発明の化合物の、水不混和性溶媒と乳化剤を含む界面活性剤との混合物である液体担体中の溶液を含みうる。有用な溶媒としては、キシレン、アルキルナフタレン、石油留出物、テルペン溶媒、エーテル-アルコールおよび有機エステル溶媒などの芳香族炭化水素溶媒がある。好適な乳化剤、分散剤および湿潤剤は、同じクラスの水和性粉末の配合に使用する製品から選択することができる。
【0232】
殺真菌製剤は、望ましくは本発明の化合物を0.1〜95重量%、不活性担体または界面活性剤を0.1〜75%含有する。播種前の植物種子への直接施用は、場合によっては、本発明の粉末化した固体化合物またはダスト配合物のいずれかを種子と混合して、非常に薄く種子の重量に対してわずか1または2重量%以下の実質的に均一なコーティングを得ることによって実行してよい。しかし、場合によっては、メタノールなどの非植物毒性溶媒を、本発明の化合物の種子表面への均一な分配を促進する担体として使用すると好都合である。
【0233】
本発明の化合物を発芽前保護のために土壌に施用する場合、顆粒配合物またはダストがスプレーより好都合なことがある。典型的な顆粒配合物は、不活性担体(例えば、粗引きのクレー、または粉末材料を少量の液体と共に顆粒用ドラム中の回転床処理によって顆粒化したクレー)上に分散した本発明の化合物を含む。顆粒配合物を調製する通常の方法では、好適な混合装置で撹拌している顆粒に活性化合物の溶液を噴霧し、その後、顆粒を連続的に撹拌しながら空気流によって乾燥する。ダスト配合物は、通例、本質的に同じ不活性希釈剤を水和性粉末および顆粒として使用するが、粉末形態でよく混合されており、通常、乳化剤を含有しない。ダストは、活性成分を配合物に均一に分配するのを促進するため、ならびに種子および植物へのダストコーティングの均一性および付着を向上させるために、いくらかの界面活性剤を含有してよい。空中のダスト配合物のコロイド分散物は通常、少量の油性またはワックス状物質を配合物に組み込むことによって、コロイドサイズ粒子が凝集するのを防ぐ。このように、ダストは大気汚染エアゾルを生成することなく種子または植物に施用することができる。
【0234】
以下の実施例は本発明を例示するが、本発明の範囲を限定する意図はない。この点で、実施例のセクションで使用した特定のアッセイは抗真菌活性を示すためのみに設計されていることを理解するのは重要である。かかる活性を決定するために利用できるアッセイは多数あり、したがって、いずれかの1つの特定のアッセイにおける否定的な結果は決定的なものとならない。
【実施例】
【0235】
参考実施例1:テトラヒドロ-ピラン-4-カルボニトリル
テトラヒドロ-ピラン-4-オン(2.0g、20.0mmol)とトシルメチルイソシアニド(5.06g、25.9mmol)のジメトキシエタン(15mL)中の溶液にエタノール(1.5mL)を加えた。反応混合物を0℃に冷却し、カリウムtert-ブトキシド(5.57g、49.7mmol)を加えた。得られる反応混合物を室温に加温し、1時間攪拌し、次いで40℃に30分間加熱した。混合物を室温に冷却して濾過した。得られる固体をジメトキシエタン(3×15mL)で洗浄し、組合わせた濾液を蒸発して粗化合物を得て、これを60〜120シリカゲルのカラムクロマトグラフィによりヘキサン中の10〜12%酢酸エチルを用いて精製し、テトラヒドロ-ピラン-4-カルボニトリル(1.05g、47%)を淡黄色の液として得た。
【0236】
参考実施例2:テトラヒドロピラン-4-カルバルデヒド
テトラヒドロピラン-4-カルボニトリル(1.0g、9.0mmol)のトルエン(10mL)中の溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム溶液(DIBAL-H、10.8mL、10.8mmol、トルエン中1M)を-78℃にて加えた。反応液を-78℃にて1時間攪拌し、次いで室温まで加温させておいた。反応液を飽和塩化アンモニウム溶液を用いてクエンチし、酢酸エチルによって抽出した。組合わせた有機相を、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮してテトラヒドロピラン-4-カルバルデヒド(530mg、52%)を得た。
【0237】
参考実施例3:テトラヒドロ-ピラン-4,4-ジカルボン酸ジエチルエステル
マロン酸ジエチル(15.2mL、99.8mmol)のエタノール(10mL)中の溶液を滴状で、ナトリウムエトキシドのエタノール中の溶液[新しくナトリウム(2.3g、100mmol)とエタノール(30mL)から調製した]に周囲温度で加え、10分間攪拌した。ビス(2-クロロエチル)エーテル(12mL、102mmol)を滴状で加え、全混合物を一晩、還流加熱した。次いで10℃に冷却した後、新しく調製したエタノール中のナトリウムエトキシドの他の部分[ナトリウム(2.3g、100mmol)とエタノール(30mL)から調製した]を加えた。混合物を48時間還流加熱し、次いで冷却し、濾過して沈殿した塩化ナトリウムを取り除き、次いで濾液を濃縮乾固した。水を残留物に加え、次いでエーテル(3×25mL)を用いて抽出した。組合わせたエーテル層を水、ブラインによって洗浄し、そして無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で濃縮してテトラヒドロピラン-4,4-ジカルボン酸ジエチルエステル(10.1g、44%)をモービル油として得た。
【0238】
参考実施例4:テトラヒドロ-ピラン-4,4-ジカルボン酸
6M水酸化カリウム溶液(10mL、60mmol)を、テトラヒドロピラン-4,4-ジカルボン酸ジエチルエステル(5g、21.7mmol)のエタノール(40mL)中の氷冷溶液に加え、一晩還流加熱した。揮発分を蒸発させ、残留物を水で希釈し、そして濃塩酸で酸性化した。混合物を一晩静置し、次いでエーテル(3×25mL)を用いて抽出した。組合わせたエーテル層を、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空で濃縮し、テトラヒドロ-ピラン-4,4-ジカルボン酸(2.3g、61%)を白色の固体として得た。
【0239】
参考実施例5:テトラヒドロ-ピラン-4-カルボン酸
テトラヒドロ-ピラン-4,4-ジカルボン酸(2.3g、13.2mmol)を178-180℃にて30分間加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、ペンタンで洗浄してテトラヒドロ-ピラン-4-カルボン酸(1.1g、64%)を固体として得た。
【0240】
参考実施例6:(6-クロロ-ピリジン-2-イル)-酢酸エチルエステル
n-ブチルリチウム(ヘキサン中23%、13.2mL、47.3mmol)を滴状で、2-クロロ-6-メチル-ピリジン(5.0g、39.4mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)中の冷溶液(-70℃)に加え、30分間、-70℃で攪拌した。炭酸ジエチル(5.75mL、47.3mmol)を徐々に加え、反応混合物を30分間-70℃にて攪拌し、その後、室温まで加温させておき、さらに1時間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液中に入れてクエンチし、そして酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して粗化合物を得て、これをシリカゲル(100〜200メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、石油エーテル中の9%酢酸エチルを溶出液として用いて精製し、(6-クロロ-ピリジン-2-イル)-酢酸エチルエステル(2.21g、28%)を油として得た。
【0241】
参考実施例7:(6-クロロ-ピリジン-2-イル)-エタノール
(6-クロロ-ピリジン-2-イル)-酢酸エチルエステル(1.8g、9.05mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(25mL)中の溶液を0℃に冷却した。ボラン-ジメチルスルフィド錯体(4.35mL、45.25mmol)を滴状で加え、その反応混合物を室温に加温した後、一晩還流加熱した。混合物を室温に冷却し、そして飽和塩化アンモニウム溶液中に入れてクエンチし、酢酸エチルを用いて抽出した。
【0242】
分離した有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して粗生成物を得て、これをシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、クロロホルム中の30%酢酸エチルを溶出液として用いて精製し、(6-クロロ-ピリジン-2-イル)-エタノール(0.76g、54%)を液として得た。
【0243】
参考実施例8:2-クロロ-ピリジン-1-オキシド
2-クロロピリジン(5.0g、44.3mmol)を滴状で、75%メタ-クロロ過安息香酸(15.2g、66.2mmol)のクロロホルム(35mL)中の攪拌溶液に加え、一晩還流加熱した。反応混合物を濃縮し、氷水上に注ぎ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和しそしてクロロホルムを用いて抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残留物を石油エーテルとともに摺り砕き(triturate)、高真空下で乾燥して2-クロロ-ピリジン-1-オキシド(2.13g、37%)を固体として得た。
【0244】
参考実施例9
下記の化合物を参考実施例8と類似した方法で調製した。
【表1】
【0245】
参考実施例10:2-クロロ-6-メチル-ピリジン-1-オキシド
30%過酸化水素溶液(20mL、0.176mol)を徐々に、2-クロロ-6-メチルピリジン(5.0g、39.4mmol)の氷酢酸(30mL)中の溶液に加え、その間、混合物を20℃より低く保った。次いで、反応混合物を85〜90℃に一晩加熱した。反応液を冷却し、冷炭酸水素ナトリウム溶液を用いて中和した。水層をジクロロメタン(4×50mL)を用いて抽出し、組合わせた有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)を用いて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして真空で濃縮して2-クロロ-6-メチル-ピリジン-1-オキシド(5.43g、96.5%)を油として得た。
【0246】
参考実施例11:5-ブロモ-2-ニトロ-ピリジン
2-アミノ-5-ブロモ-ピリジン(5g、28.9mmol)の濃硫酸(10mL)中の溶液を滴状で、過酸化水素(10mL、38%)と濃硫酸(10mL)の冷混合物(0℃)に加えた。その混合物を室温に加温して一晩攪拌し、次いで氷冷水中に注ぎ、そして濾過した。濾液を水酸化カリウムを用いて塩基性化し、そして酢酸エチルで抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮して5-ブロモ-2-ニトロ-ピリジン(4.2g、72%)を得た。
【0247】
参考実施例12:4-フェニルオキサゾール
フェナシルブロミド(4g、20.1mmol)と蟻酸アンモニウム(4.4g、70.35mmol)の蟻酸(20mL)中の溶液を5時間還流した。深赤色の混合物を室温に冷却し、水で希釈しそして希薄な水酸化ナトリウム溶液を用いて塩基性化した。これを酢酸エチルを用いて抽出し(×3)、次いで組合わせた有機層を、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、20%酢酸エチル-石油エーテルを用いて溶出して精製し、4-フェニルオキサゾール(1g、34%)を-20℃で固化する淡黄色の油として得た。
【0248】
参考実施例13:4-(4-ニトロフェニル)オキサゾール
4-フェニルオキサゾール(1g、6.89mmol)を濃硫酸(5mL)に0℃にて溶解した。ニトロ化用混酸(3mL濃硝酸を5mLの氷冷濃硫酸に加えることにより調製した)の冷溶液を10分間かけて加えた。混合物を室温まで加温させておいて、1時間攪拌した。得られる溶液を氷冷水中に注ぐと白色の沈殿を生じ、これを濾過し、水によって完全に洗浄した。固体をDCMに溶解し、水を用いて次いでブラインで洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥しそして濃縮して4-(4-ニトロ-フェニル)-オキサゾール(550mg、42%)を白色の固体として得た。
【0249】
参考実施例:14〜16
下記の化合物を参考実施例13と類似した方法で調製した。
【表2】
【0250】
参考実施例17:2-クロロ-4-ニトロ-ピリジン
三塩化リン(4.2mL、48.7mmol)を2-クロロ-4-ニトロ-ピリジン-1-オキシド(1.70g、9.74mmol)の乾燥クロロホルム(25mL)中の溶液に室温にて加えた。次いで反応混合物を還流加熱してこの温度にて一晩維持した。反応液を室温に冷却し次いで氷上に注ぎ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を用いてpH7〜8に塩基性化し、そしてクロロホルムを用いて抽出した(×2)。組合わせた有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥しそして濃縮した。高真空下で乾燥して2-クロロ-4-ニトロ-ピリジン(1.2g、78%)を固体として得た。
【0251】
参考実施例18:ピリジン-3-スルホニルクロリド
ピリジン-3-スルホン酸(3g、18.8mmol)、五塩化リン(6.04g、29.0mmol)およびオキシ塩化リン(15mL)の混合物を120℃にて一晩加熱した。過剰のオキシ塩化リンを減圧下で蒸発させ、残留物を氷でクエンチし、そして水とジエチルエーテルの間で分配した。水相のpHを、固体炭酸水素ナトリウムを加えることにより、pH7〜8に調節し、次いで有機層を分離し、逐次、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水およびブラインにより洗浄した。この有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して残留物を得て、この残留物を高真空下で乾燥して、ピリジン-3-スルホニルクロリド(2.83g、85%)を固体として得た。
【0252】
参考実施例19:トリフルオロ-メタンスルホン酸2,6-ジメチル-ピリジン-4-イルエステル
トリエチルアミン(1.69mL、12.2mmol)を滴状で、4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルピリジン(0.50g、4.07mmol)のジクロロメタン(50mL)中の溶液に0℃にて加えた。10分後、トリフルオロ-メタンスルホン酸無水物(1.0mL、6.10mmol)を徐々に加え、次いで触媒量の4-ジメチルアミノピリジン(DMAP)を加え、室温で6時間、窒素下で攪拌した。反応混合物をジクロロメタンによって希釈し、そして水(4×50mL)を用いて洗浄した。有機層を分離し、炭酸水素ナトリウム溶液(4×50mL)、ブライン(4×50mL)を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥しそして濾過した。溶媒を蒸発させ、残留物をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより10%酢酸エチル:ヘキサンを溶出液として用いて精製し、トリフルオロ-メタンスルホン酸2,6-ジメチル-ピリジン-4-イルエステル(0.82g、79%)を淡褐色の液として得た。
【0253】
参考実施例20:4-(2-ベンゾイルオキシ-エトキシ)-2-クロロ-ピリジン
水素化ナトリウム(鉱油中50%;0.54g、11.35mmol)を小分けして、2-ベンジルオキシルエタノール(1.72g、11.4mmol)のTHF(15mL)中の溶液に、室温にて窒素下で加えた。15分後、2-クロロ-4-ニトロ-ピリジン(1.20g、7.57mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩攪拌した。反応混合物を徐々に氷上に注ぐことによりクエンチし、そして濃縮して有機溶媒を除去した。残留物を水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。有機相を水およびブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。粗物質をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより石油エーテル中の5%〜25%酢酸エチルを溶出液として用いて処理し、4-(2-ベンゾイルオキシ-エトキシ)-2-クロロ-ピリジン(1.91g、96%)を油状の液として得た。
【0254】
参考実施例:21〜24
下記化合物を参考実施例20と類似した方法で調製した。
【表3】
【0255】
参考実施例25:(4-ニトロ-フェノキシ)-酢酸
4-ニトロ-フェノール(5.0g、36mmol)を水素化ナトリウム(3.13g;鉱油中55%;71.9mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(100mL)中の攪拌懸濁液に加え、そして周囲温度で30分間攪拌した。ブロモ酢酸(6.0g、43.2mmol)を加え、次いでその混合物を一晩還流加熱した。反応混合物を周囲温度に冷却し、希塩酸により中和し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。分離した有機層を炭酸水素ナトリウム溶液を用いて抽出し、そしてその水溶液を濃HClを用いてpHをほぼ3に酸性化し、白色の沈殿を得て、これを濾過し、真空下で乾燥して(4-ニトロ-フェノキシ)-酢酸(3.5g、45%)を得た。
【0256】
参考実施例26:4-クロロ-2-メトキシメチル-1-ニトロ-ベンゼン
水(15mL)中の水酸化ナトリウム(1.88g、44.0mmol)を、(5-クロロ-2-ニトロ-フェニル)-メタノール(1.1g、5.88mmol)のジクロロメタン(15mL)中の溶液に加え、10分間攪拌した。ジメチル硫酸(1.12mL、11.8mmol)および硫酸水素テトラブチルアンモニウム(100mg)を加え、その混合物を激しく8時間室温にて攪拌した。反応混合物をジクロロメタンにより希釈し、そして有機層を分離し、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して粗化合物を得た。シリカゲル(100〜200メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより石油エーテル中の2%酢酸エチルを溶出液として用いて精製し、4-クロロ-2-メトキシメチル-1-ニトロ-ベンゼン(850mg、72%)を淡黄色の液として得た。
【0257】
参考実施例27
下記の化合物を参考実施例26と類似した方法で調製した。
【表4】
【0258】
参考実施例28:5-ニトロ-2-メチルピリジン
2-(5-ニトロ-ピリジン-2-イル)-マロン酸ジエチルエステル(12.0g、42.5mmol)に冷20%硫酸(120mL)を加え、その混合物を100℃に2時間加熱した。冷却した反応液を冷希水酸化ナトリウム溶液に加え、pHをほぼ10に調節した。有機相をジクロロメタンを用いて抽出し(×4)、次いで、組合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥した。濾液を濃縮して2-メチル-5-ニトロピリジン(5.0g、83%)を褐色の固体として得た。
【0259】
参考実施例29:(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルメチル)-(4-ニトロ-フェニル)-アミン
a) (4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メタノールの調製
トリフルオロ無水酢酸(20mL)を2,4,6-トリメチル-ピリジン-1-オキシド(2.0g、14.6mmol)に0℃で加え、次いでその混合物を室温で5時間攪拌した。その混合物を真空で濃縮し、水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。有機相を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮し、残留物を得て、これをシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、25%酢酸エチル/ヘキサンを用いて溶出して精製し、(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メタノール(1.0g、50%)を暗褐色液として得た。
【0260】
b) 4,6-ジメチル-ピリジン-2-カルバルデヒドの調製
二酸化マンガン(3.17g、36.5mmol)を(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メタノール(1.0g、7.30mmol)のクロロホルム(30mL)中の溶液に加え、一晩、還流加熱した。反応混合物を0℃に冷却し、セライトで濾過し、さらなるクロロホルムにより洗浄した。濾液を蒸発して残留物を得て、これをシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィによりヘキサン中の10%酢酸エチルを溶出液として用いて精製し、4,6-ジメチル-ピリジン-2-カルバルデヒド(0.5g、51%)を淡褐色の液として得た。
【0261】
c) (4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルメチル)-(4-ニトロ-フェニル)-アミンの調製
p-ニトロアニリン(0.51g、3.7mmol)を4,6-ジメチル-ピリジン-2-カルバルデヒド(0.5g、3.7mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液に0℃にて加え、次いで硫酸と水(1mL:1mL)を加えた。0℃にて30分間攪拌後、ナトリウムシアノボロハイドライド(0.47g、7.4mmol)を小分けして0℃にて加えた。混合物を室温で1時間攪拌し、次いで真空で濃縮し、水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。有機相を炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥しそして濃縮して残留物を得て、これをシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより18%酢酸エチル/ヘキサンを溶出液として用いて精製し、(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルメチル)-(4-ニトロ-フェニル)-アミン(0.35g、37%)を得た。
【0262】
参考実施例30:N-(2-イソプロピル-4-ニトロ-フェニル)-アセトアミド
2-イソプロピルアニリン(10g、74mmol)を氷冷無水酢酸(75mL)に加え、1時間0℃で攪拌した。濃硝酸(10mL、159mmol)を滴状で加え、反応マスをこの温度でさらに30分間攪拌した。次いで氷冷水中に注ぎ、そして沈殿した固体を濾過して取り出した。得られる固体を、水酸化カリウム(12g)の水(115mL)と絶対エタノール(25mL)との混合物中の溶液に加え、そして15分間攪拌した。固体を濾過して取り出し、水で完全に洗浄して、N-(2-イソプロピル-4-ニトロ-フェニル)-アセトアミド(4.3g、26%)を固体として得た。
【0263】
参考実施例31:2-イソプロピル-4-ニトロ-フェニルアミン
N-(2-イソプロピル-4-ニトロ-フェニル)-アセトアミド(3g、13.5mmol)を絶対エタノール(20mL)に溶解し、そして5N塩酸(20mL)を加えた。混合物を一晩還流加熱し、室温に冷却し、次いで真空で濃縮してエタノールを除去した。混合物を希水酸化ナトリウム溶液を用いて塩基性化し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。組合わせた有機層を、水およびブライン溶液を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥しそして濃縮した。粗生成物をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、17%酢酸エチル/石油エーテルを用いて溶出して精製し、2-イソプロピル-4-ニトロ-フェニルアミン(2.1g、85%)を得た。
【0264】
参考実施例32:2-イソプロピル-4-ニトロ-ベンゾニトリル
2-イソプロピル-4-ニトロ-フェニルアミン(1.0g、5.55mmol)を5N塩酸(10mL)に溶解し、そして0℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム(0.96g、13.9mmol)の水(5mL)中の溶液を加え、その混合物をこの温度で1時間攪拌した。混合物を濾過し、固体を氷水で洗浄し、次いで濾液を、予め調製して冷却した(0℃)CuCN(0.82g、9.16mmol)とNaCN(0.68g、13.9mmol)の水溶液に加えた。この混合物を室温に加温し、1時間攪拌し、次いで酢酸エチルを加え、その混合物をアンモニア溶液を用いて塩基性化した。沈殿した銅塩を濾過除去し、そして濾液を酢酸エチルを用いて抽出した。有機相を水で洗浄し、ブライン、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。粗生成物をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、4%酢酸エチル/石油エーテルにより溶出して精製し、2-イソプロピル-4-ニトロ-ベンゾニトリル(440mg、42%)を得た。
【0265】
参考実施例33:2-イソプロピル-4-ニトロフェノール
2-イソプロピル-4-ニトロ-フェニルアミン(2.5g、13.9mmol)を10%硫酸(25mL)に溶解し、これに、亜硝酸ナトリウム(1.64g、23.8mmol)を小分けして15分間にわたり0℃にて加えた。ジアゾ化した溶液を沸騰水に加えて15分間攪拌し、混合物を室温に冷却し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。組合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空で濃縮して2-イソプロピル-4-ニトロフェノール(2g、80%)を固体として得た。
【0266】
参考実施例34:5-ブロモ-2-クロロ-ピリジン
a) 6-クロロ-ピリジン-3-イルアミンの調製
2-クロロ-5-ニトロ-ピリジン(15g、94.9mmol)を、ラネーニッケル(2g)でメタノール(200mL)中、70psiおよび室温にて26時間水素化した。混合物をセライトを通して濾過し、濃縮して6-クロロ-ピリジン-3-イルアミン(10.4g、83%)を得た。
【0267】
b) 5-ブロモ-2-クロロ-ピリジンの調製
6-クロロ-ピリジン-3-イルアミン(15g、117mmol)を、絶えず攪拌しながら48%HBr溶液(50mL)中、室温にて徐々に溶解し、次いでその溶液を−10℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム(8.9g、129mmol)の冷水(25mL)中の溶液を、−10℃にて絶えず攪拌しながら2時間にわたって滴状で加え、次いで、臭化銅(I)(25g、176mmol)の48%HBr(40mL)中の溶液を滴状で加えた。次いでその混合物を室温にて反応が完了するまで攪拌した。その混合物を炭酸ナトリウムによって中和し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残留物をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、1%酢酸エチル/石油エーテルにより溶出して精製し、5-ブロモ-2-クロロ-ピリジン(11.1g、49%)を得た。
【0268】
参考実施例35:2-イソプロピル-4-ニトロ-安息香酸
2-イソプロピル-4-ニトロ-ベンゾニトリル(0.4g、2.10mmol)をジオキサン(10mL)に溶解し、そして80%硫酸(10mL)を加えた。混合物を2日間還流加熱し、次いでジオキサンを減圧下で蒸発させた。残留物を希水酸化ナトリウム溶液を用いて塩基性化し、酢酸エチルで洗浄した。次いで水層を希塩酸によって酸性化し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。
【0269】
有機相を分離し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮して2-イソプロピル-4-ニトロ-安息香酸(0.23g、52%)を白色の固体として得た。
【0270】
参考実施例 36: 2-メチル-2-(4-ニトロフェニル)-プロピオン酸
a) 2-メチル-2-(4-ニトロフェニル)-プロピオニトリルの調製
水酸化ナトリウム(12.3g、0.30mol)を、DCM(50mL)と水(12mL)の混合物中の(4-ニトロフェニル)-アセトニトリル(10g、61.7mmol)と水酸化テトラブチルアンモニウム(6.4g、24.7mmol)に加えた。透明な溶液が形成されると、それを0℃に冷却し、ヨードメタン(70g、0.49mol)を加え、次いでその混合物を室温に加温して12時間攪拌した。混合物を水とDCMの間で分配し、次いで分離した有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮して粗生成物を得た。これをシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィで処理し、6%酢酸エチル/ヘキサンを用いて溶出して2-メチル-2-(4-ニトロフェニル)-プロピオニトリル(8g、68%)を得た。
【0271】
b) 2-メチル-2-(4-ニトロフェニル)-プロピオン酸の調製
2-メチル-2-(4-ニトロフェニル)-プロピオニトリル(1g、5.26mmol)を50%硫酸(10mL)中で一晩、還流加熱した。混合物を冷却し、氷冷水によって希釈し、次いで酢酸エチルを用いて抽出した。有機相を希水酸化ナトリウム溶液によって抽出し、次いで水層を濃塩酸によってpH2に酸性化し、そして酢酸エチルを用いて再抽出した。有機相を乾燥し、濃縮して2-メチル-2-(4-ニトロフェニル)-プロピオン酸(1g、91%)を得た。
【0272】
参考実施例37:2-メチル-2-(3-ニトロフェニル)-プロピオン酸
本化合物を参考実施例36と類似した方法で調製した。
【0273】
参考実施例38:2-メチル-2-(4-ニトロフェニル)-プロピオン酸2-ブロモ-エチルエステル
塩化チオニル(3mL、41mmol)を2-メチル-2-(4-ニトロフェニル)-プロピオン酸(1g、4.78mmol)に加え、90℃で一晩加熱した。過剰の塩化チオニルを蒸発して粗酸クロライドを得て、これをアセトニトリル(8mL)に溶解した。これに、2-ブロモエタノール(0.41mL、5.78mmol)を加え、次いでその混合物を一晩還流加熱した。真空濃縮の後、残留物を酢酸エチルで希釈し、炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、次いで有機層を乾燥し、そして蒸発し、2-メチル-2-(4-ニトロフェニル)-プロピオン酸2-ブロモ-エチルエステル(0.99g、65.5%)を得た。
【0274】
参考実施例39:2-メチル-2-(3-ニトロ-フェニル)-プロピオン酸2-ブロモ-エチルエステル
本化合物を参考実施例38と類似した方法で調製した。
【0275】
参考実施例40:2-イソプロピル-4-ニトロ-安息香酸2-ブロモ-エチルエステル
2-イソプロピル-4-ニトロ-安息香酸(0.23g、1.10mmol)、2-ブロモエタノール(1.0mL、14.1mmol)および濃硫酸(0.2mL)の混合物を80℃にて一晩加熱した。その混合物を室温に冷却し、水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて2回抽出した。有機相を、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。粗生成物をシリカ(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、7%酢酸エチル/石油エーテルを用いて溶出して精製し、2-イソプロピル-4-ニトロ-安息香酸2-ブロモ-エチルエステル(0.24g、69%)を無色の油として得た。
【0276】
参考実施例41:ジエチル-カルバミン酸-5-(4-ニトロ-フェニル)-イソオキサゾール-3-イルエステル
a) (4-ニトロフェニル)-プロピン酸メチルエステルの調製
1-ヨード-4-ニトロベンゼン(2.5g、10mmol)を、トリエチルアミン(2.0g、20mmol)のTHF(40mL)中の溶液に加えた。PdCl
2(PPh
3)
2(0.14g、0.20mmol)、ヨウ化銅(0.076g、0.40mmol)およびプロピオール酸メチル(3.4g、40mmol)を加え、得られる混合物を一晩、還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を蒸発し、そして粗化合物をジクロロメタンに溶解した。有機相を濾過して不溶物質を除去し、濾液を水、ブライン溶液で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥した。濾液を濃縮し、残留物を、シリカゲルで石油エーテル中の15%酢酸エチルを溶出液として精製し、(4-ニトロフェニル)-プロピン酸メチルエステル(1.20g、59%)を白色の固体として得た。
【0277】
b) 5-(4-ニトロフェニル)-イソオキサゾール-3-オールの調製
(4-ニトロフェニル)-プロピオン酸メチルエステル(1.2g、5.8mmol)のエタノール(15mL)中の溶液をヒドロキシルアミン塩酸塩(1.2g、17.5mmol)の10%NaOH(17mL)中の攪拌溶液に加え、得られる混合物を一晩、室温で攪拌した。反応液を冷却し、そして濃塩酸を用いてpH2に酸性化し、沈殿した固体を濾過し、水によって洗浄しそして乾燥して5-(4-ニトロフェニル)-イソオキサゾール-3-オール(0.6g、50%)を淡黄色の固体として得た。
【0278】
c) ジエチル-カルバミン酸-5-(4-ニトロ-フェニル)-イソオキサゾール-3-イルエステルの調製
ジエチルカルバモイルクロリド(0.5g、3.6mmol)を、5-(4-ニトロ-フェニル)-イソオキサゾール-3-オール(0.5g、2.4mmol)のピリジン(6mL)中の攪拌溶液に室温にて加え、その混合物を4時間攪拌した。溶媒を蒸発し、残留物を酢酸エチルに溶解し、これを次いで水およびブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空で濃縮した。トルエンと共に摺り潰して、ジエチル-カルバミン酸-5-(4-ニトロ-フェニル)-イソオキサゾール-3-イルエステル(0.44g、59%)を灰白色の固体として得た。
【0279】
参考実施例42:N*1*-(4-ニトロ-フェニル)-エタン-1,2-ジアミン
1-クロロ-4-ニトロ-ベンゼン(10g、64mmol)とエタン-1,2-ジアミン(38mL)の混合物を4時間還流加熱した。過剰のエタン-1,2-ジアミンを減圧下で蒸発させ、水を残留物に加えた。沈殿した固体を濾過して取り出し、真空下で乾燥してN
*1
*-(4-ニトロ-フェニル)-エタン-1,2-ジアミン(10.8g、定量)を得た。
【0280】
参考実施例43:N-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-N'-(4-ニトロフェニル)-エタン-1,2-ジアミン
トリフルオロ-メタンスルホン酸4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルエステル(0.6g、2.35mmol)のジグリム(2mL)中の溶液に、N
*1
*-(4-ニトロ-フェニル)-エタン-1,2-ジアミン(0.51g、2.82mmol)を加えた。反応混合物を165℃に24時間加熱した。得られる反応混合物を減圧下で濃縮し、その残留物をクロロホルムで希釈した。有機層をブラインおよび水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を蒸発させ、そして粗残留物を、カラムクロマトグラフィ(60〜120メッシュ)により、20%酢酸エチル/石油エーテルを溶出液として用いて精製し、N-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-N'-(4-ニトロ-フェニル)-エタン-1,2-ジアミン(0.38g、55%)をクリーム状の固体として得た。
【0281】
参考実施例44:メチル-(4-ニトロ-フェニル)-アミン
1-クロロ-4-ニトロ-ベンゼン(5.0g、31.7mmol)を過剰のメチルアミン水溶液(40%、30mL)に加え、加圧容器中で16時間加熱した。反応マスを室温に冷却し、固体を濾過して除去した。濾液を蒸発乾固し、そして組合わせた固体をペンタンと共に摺り潰して精製し、メチル-(4-ニトロ-フェニル)-アミン(4.5g、93%)を固体として得た。
【0282】
参考実施例45:3-[メチル-(4-ニトロ-フェニル)-アミノ]-プロピオン酸
メチル-(4-ニトロ-フェニル)-アミン(3.0g、19.7mmol)とアクリル酸(4.06mL、59.2mmol)を0℃にて濃硫酸(2.15mL、39.5mmol)の水溶液(28mL)に加えた。反応混合物を80℃にて30分間加熱し、室温に冷却し、そして水で希釈した。沈殿した固体を濾過し、乾燥し、粗生成物を得て、これをジエチルエーテルおよびペンタンで洗浄することより精製し、3-[メチル-(4-ニトロ-フェニル)-アミノ]-プロピオン酸(4.0g、91%)を黄色の固体として得た。
【0283】
参考実施例46:(4-ニトロ-フェニルアミノ)-酢酸の調製
グリシン(5.31g、70.8mmol)を、1-フルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(5.0g、35.4mmol)と炭酸水素ナトリウム(5.94g、70.8mmol)のジオキサン(10mL)と水(60mL)中の混合液に加え、そして6時間、還流加熱した。反応混合物を室温に冷却し、そして酢酸エチルで洗浄した。水層を1N塩酸でpHをほぼ3に酸性化し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾固し、そして(4-ニトロ-フェニルアミノ)-酢酸(5.0g、72%)を黄色の固体として得た。
【0284】
参考実施例47
下記の化合物を参考実施例46と類似した方法で調製した。
【表5】
【0285】
参考実施例48:[メチル-(4-ニトロ-フェニル)-アミノ]-酢酸
(4-ニトロ-フェニルアミノ)-酢酸(1.3g、6.6mmol)の蟻酸(5mL)とホルムアルデヒド(5mL)中の溶液を一晩還流加熱した。その混合液を真空で濃縮し、1N塩酸を残留物に加えてpHをほぼ3とした。その混合液を酢酸エチルを用いて抽出し、次いで有機相を水およびブラインで洗浄した。真空で濃縮して、[メチル-(4-ニトロ-フェニル)-アミノ]-酢酸(1.2g、86%)を黄色の固体として得た。
【0286】
参考実施例49:[(4-ニトロ-フェニル)-(2,2,2-トリフルオロ-アセチル)-アミノ]-酢酸
水素化ナトリウム(1.48g、鉱油中55%;34.1mmol)を、(4-ニトロ-フェニルアミノ)-酢酸(2.0g、11.4mmol)のテトラヒドロフラン中の溶液に0℃で加え、1時間攪拌した。無水トリフルオロ酢酸(6.9g、34.1mmol)を0℃で加え、反応混合物を一晩攪拌した。水を加え、その混合物を希酢酸を用いてpHをほぼ6に酸性化した。これを酢酸エチルを用いて抽出し、次いで有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空で濃縮して粗化合物を得た。シリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィによりクロロホルム中の2%メタノールを溶出液として用いて精製し、[(4-ニトロ-フェニル)-(2,2,2-トリフルオロ-アセチル)-アミノ]-酢酸(2.1g、64%)を黄色の固体として得た。
【0287】
参考実施例50〜52
下記の化合物を参考実施例49と類似した方法で調製した。
【表6】
【0288】
参考実施例53:1-メチル-4-(4-ニトロ-2-オキサゾール-2-イル-フェニル)-ピペラジン
a) 2-クロロ-N-(2,2-ジメトキシ-エチル)-5-ニトロ-ベンズアミドの調製
塩化チオニル(14mL、192mmol)を、2-クロロ-5-ニトロ安息香酸(10g、49.6mmol)のクロロホルム(150mL)中の溶液に0℃にて滴状で加えた。その混合物を4時間還流加熱し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮し、そして高真空下で乾燥して2-クロロ-5-ニトロベンゾイル塩化物(10g、91.7%)を固体として得た。窒素下で、トリエチルアミン(19mL、136mmol)を徐々に、アミノアセトアルデヒドジメチルアセタール(5.43mL、50.0mmol)の乾燥DCM(20mL)中の溶液に0℃にて加えた。2-クロロ-5-ニトロベンゾイルクロリド(10g、45.5mmol)を乾燥DCM(30mL)中でスラリー化し、そして30分間にわたって加えた。その混合物を室温まで加温させておき、一晩攪拌し、次いで水とDCMの間で分配した。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。その粗生成物を石油エーテルと、次いでジエチルエーテルと共に摺り潰し、最終的に、シリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、酢酸エチル/石油エーテル(2%〜40%勾配)を用いて溶出して精製し、2-クロロ-N-(2,2-ジメトキシ-エチル)-5-ニトロベンズアミド(8.3g、63%)を黄色の固体として得た。
【0289】
b) 2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-オキサゾールの調製
窒素下で、五酸化リン(0.98g、6.90mmol)を小分けして、2-クロロ-N-(2,2-ジメトキシ-エチル)-5-ニトロ-ベンズアミド(0.5g、1.73mmol)のメタンスルホン酸(5mL)中のスラリーに室温で加えた。その混合物を140-145℃に6時間加熱した。室温に冷却した後、その混合物を氷水に注ぎ、そして酢酸エチルを用いて抽出した。組合わせた有機相を、水、続いてブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。高真空下のさらなる乾燥によって、2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-オキサゾール(0.366g、94%)を固体として得た。
【0290】
c) 1-メチル-4-(4-ニトロ-2-オキサゾール-2-イル-フェニル)-ピペラジンの調製
2-(2-クロロ-5-ニトロフェニル)-オキサゾール(0.366g、1.63mmol)をN-メチルピペラジン(15mL)中で5時間還流加熱した。その混合物を冷却させておき、過剰のN-メチルピペラジンを高真空下で蒸留した。残留物を水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。有機相を水、次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。高真空下で乾燥して、1-メチル-4-(4-ニトロ-2-オキサゾール-2-イル-フェニル)-ピペラジン(0.328g、70%)を固体として得た。
【0291】
参考実施例54〜58
下記の化合物を参考実施例53のステップA(前記)と類似した方法で調製した。
【表7】
【0292】
参考実施例59:N-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-N-メチル-2-(4-ニトロ-フェニルアミノ)-アセトアミド
水酸化リチウム一水和物(56mg、1.34mmol)を、N-{[(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-メチル-カルバモイル]-メチル}-2,2,2-トリフルオロ-N-(4-ニトロ-フェニル)-アセトアミド(550mg、1.34mmol)のメタノール(20mL)中の溶液に0℃にて加え、1時間攪拌した。pHを、酢酸を加えてほぼpH 6に調節した。メタノールを真空で蒸発して固体残留物を得て、これを水中で攪拌し、濾過して、N-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-N-メチル-2-(4-ニトロ-フェニルアミノ)-アセトアミド(350mg、53%)を黄色の固体として得た。
【0293】
参考実施例60:2,4-ジメチル-6-[4-(4-ニトロ-フェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリジン
2,4,6-トリメチルピリジン(2.24mL、16.9mmol)と酢酸ナトリウム(0.92g、11.3mmol)を、trans-4-ニトロシンナムアルデヒド(1.0g、5.64mmol)の無水酢酸(20mL)中の溶液に加えた。その反応混合物を8時間還流し、次いで室温にし、そして5%炭酸水素ナトリウム溶液(40mL)を用いてクエンチした。化合物を酢酸エチルを用いて抽出し、有機層を水、ブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。粗化合物をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、ヘキサン中の30%酢酸エチルを溶出液として用いて精製し、2,4-ジメチル-6-[4-(4-ニトロ-フェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリジン(800mg、51%)を黄色の固体として得た。
【0294】
参考実施例61:4-(4-ニトロ-フェニル)-チオモルホリン
1-クロロ-4-ニトロベンゼン(1.5g、9.5mmol)とチオモルホリン(1.0g、9.7mmol)のn-ブタノール中の溶液を、24時間還流加熱した。溶媒を減圧下で蒸発し、残留物を得て、これを水と共に摺り潰して固体を得た。これを濾過して取り出し、水を用いて、次いで少量の石油エーテルを用いて完全に洗浄した。こうして固体を得て、これをエタノールから再結晶し、4-(4-ニトロ-フェニル)-チオモルホリン(1.6g、76%)を得た。
【0295】
参考実施例62〜65
下記の化合物を参考実施例61と類似した方法で調製した。
【表8】
【0296】
参考実施例66:2-(5-ブロモ-ピリジン-2-イルアミノ)-エタノール
2-クロロ-4-ブロモ-ピリジン(6.0g、31.3mmol)と2-アミノ-エタノール(15.3g、250mmol)のジグリム(30mL)中の混合物を、120℃にて30時間加熱した。冷却させておいた後に、水(200mL)を加え、その混合物をクロロホルムを用いて抽出した。
【0297】
有機相を繰り返しブラインによって洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥しそして濃縮し、2-(5-ブロモ-ピリジン-2-イルアミノ)-エタノール(6.0g、89%)を得た。
【0298】
参考実施例67:2-(6-クロロ-ピリジン-2-イルアミノ)-エタノール
アミノ-エタノール(0.82g、13.5mmol)を、2,6-ジクロロピリジン(2.0g、13.5mmol)のピリジン(10mL)中の溶液に室温にて加え、次いで100℃にて一晩加熱した。反応混合物を真空で濃縮して残留物を得て、これを酢酸エチルに溶解した。溶液を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空で濃縮して、2-(6-クロロ-ピリジン-2-イルアミノ)-エタノール(2.3g、99%)を白色の固体として得た。
【0299】
参考実施例68:
【表9】
【0300】
参考実施例69:4-(4-ニトロ-フェニル)-チオモルホリン1,1-ジオキシド
過酸化水素(0.2g、5.5mmol)を4-(4-ニトロ-フェニル)-チオモルホリン(0.5g、2.2mmol)の酢酸(3mL)中の溶液に加え、その混合物を室温にて3時間攪拌した。その混合物を酢酸エチルによって希釈し、水で洗浄し、次いで有機相を濃縮乾固した。
【0301】
粗生成物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィにより、20%メタノール/クロロホルムを用いて溶出して精製し、4-(4-ニトロ-フェニル)-チオモルホリン1,1-ジオキシド(0.155g、27%)を得た。
【0302】
参考実施例70:4-メチレン-1-(4-ニトロフェニル)-ピペリジン
メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(1.07g、3mmol)のTHF(10mL)中の溶液に、2.5M n-BuLi溶液(1.6mL、4mmol)を-70℃にて加えた。その混合物を室温に加温し、そして15分間攪拌し、次いでもう一回、-70℃に冷却した。1-(4-ニトロ-フェニル)-ピペリジン-4-オン(396mg、1.8mmol)のTHF(10mL)中の溶液を加え、次いで混合物を室温まで加温させておいて、一晩攪拌した。反応を、氷を加えることによりクエンチし、そして酢酸エチルを用いて抽出した。組合わせた有機層を次いで水、ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥した。これを濃縮乾固して4-メチレン-1-(4-ニトロフェニル)-ピペリジン(240mg、61%)を固体として得た。
【0303】
参考実施例71:8-(4-ニトロフェニル)-1,4-ジオキサ-8-アザ-スピロ[4,5]デカン
1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリドン(0.6g、2.7mmol)、エチレングリコール(0.3mL、5.4mmol)およびp-トルエンスルホン酸(0.1g)のトルエン(20mL)中の混合物を、Dean-Stark装置内で水が蓄積しなくなるまで還流加熱した。反応液を蒸発乾固し、残留物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機層を分離し、水、次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で濃縮して8-(4-ニトロフェニル)-1,4-ジオキサ-8-アザ-スピロ[4,5]デカン(0.48g、66%)を得た。
【0304】
参考実施例72:ビス-[2-(tert-ブチル-ジメチル-シラニルオキシ)-エチル]-(6-クロロ-ピリジン-2-イル)-アミン
2-[(6-クロロ-ピリジン-2-イル)-(2-ヒドロキシ-エチル)-アミノ]-エタノール(1.5g、6.92mmol)とイミダゾール(2.3g、33.8mmol)のTHF(10mL)中の溶液に、THF(10mL)中のtert-ブチルジメチルシリルクロリド(TBDMS-Cl、3.1g、20.5mmol)を0℃にて徐々に加え、そして4時間室温で攪拌した。反応混合物を水中にクエンチし、そして酢酸エチルを用いて抽出した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして真空下で蒸発して、ビス-[2-(tert-ブチル-ジメチル-シラニルオキシ)-エチル]-(6-クロロ-ピリジン-2-イル)-アミン(2.1g、68%)を褐色の油として得た。
【0305】
参考実施例73〜74
下記の化合物を参考実施例72と類似した方法で調製した。
【表10】
【0306】
参考実施例75:2-(2-ブロモ-エチル)-ピリジン
2-ピリジン-2-イル-エタノール(1g、8.1mmol)のジエチルエーテル(20mL)中の氷冷溶液に、新しく蒸留した三臭化リン(0.75g、2.7mmol)を15分間にわたり加えた。反応混合物を室温に加温し、さらに5時間攪拌した。反応混合物を過剰の冷却した炭酸水素塩溶液中に注ぎ、そしてジクロロメタンを用いて抽出した(×2)。
【0307】
組合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して2-(2-ブロモ-エチル)-ピリジン(0.87g、58%)を液として得た。
【0308】
参考実施例76:トルエン-4-スルホン酸2-フラン-2-イル-エチルエステル
a) フラン-2-イル-酢酸エチルエステルの調製
ヨード酢酸エチル(12.0g、56.0mmol)、フラン(76.3g、112mmol)およびFe
2SO
4.7H
2O(7.8g、28.0mmol)をDMSO(100mL)に加えた。30%過酸化水素(19.1g、56.0mmol)を滴状で0℃にて加え、得られる混合物を2時間攪拌すると室温に加温された。反応混合物をブラインによって希釈し、エーテルを用いて抽出した。組合わせた抽出物をブラインによって洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空で濃縮して粗化合物を得た。これをシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、8%エーテル/石油エーテルを溶出液として用いて精製し、フラン-2-イル-酢酸エチルエステル(3.3g、38%)を油として得た。
【0309】
b) 2-フラン-2-イル-エタノールの調製
水素化リチウムアルミニウム(1.62g、21.4mmol)のエーテル中の攪拌懸濁液に、0℃にてフラン-2-イル-酢酸エチルエステル(3.3g、21.4mmol)を滴状で加え、得られる混合物を室温にて1時間攪拌した。反応物を飽和塩化アンモニウム溶液によってクエンチし、エーテルで抽出した。組合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空で濃縮して2-フラン-2-イル-エタノール(1.68g、70%)を油として得た。
【0310】
c) トルエン-4-スルホン酸 2-フラン-2-イル-エチルエステルの調製
2-フラン-2-イル-エタノール(1.6g、14.0mmol)の、ピリジン(5mL)とクロロホルム(15mL)の混合物中の攪拌溶液に、パラ-トルエンスルホニルクロリド(5.5g、28.0mmol)を加え、60℃にて3時間加熱した。反応液を冷却し、真空で濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶解し、そして水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾液を濃縮し、そして粗化合物をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより10%酢酸エチル/石油エーテルを溶出液として用いて精製し、トルエン-4-スルホン酸2-フラン-2-イル-エチルエステル(2.0g、32%)を油として得た。
【0311】
参考実施例77:1-フラン-2-イルメチル-4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン
1-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン(0.6g、2.89mmol)のTHF(10mL)中の溶液に、フルフルアルデヒド(0.41g、4.31mmol)、酢酸(3mL)および水(1.5mL)を加え、その混合物を室温にて半時間攪拌した。ナトリウムシアノボロハイドライド(0.27g、4.31mmol)を加え、反応物を4時間還流加熱した。反応物を冷却し、そして溶媒を蒸発させた。得られる残留物を水で希釈し、ジクロロメタンを用いて抽出した。組合わせた有機層を、飽和炭酸水素ナトリウムおよびブライン溶液を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。シリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、5%メタノール/クロロホルムを溶出液として用いて精製し、1-フラン-2-イルメチル-4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン(0.45g、54%)を黄色の固体として得た。
【0312】
参考実施例78〜81
下記の化合物を参考実施例77と類似した方法で、適当な出発物質を用いて調製した。
【表11】
【0313】
参考実施例82:2,6-ジメチル-4-[1-(4-ニトロフェニル)-ピペリジン-4-イル)モルホリン
1-(4-ニトロ-フェニル)-ピペリジン-4-オン(400mg、1.8mmol)の酢酸中の氷冷溶液に、cis-2,6-ジメチル-モルホリン(0.32mL、2.68mmol)とナトリウムシアノボロハイドライド(220mg、3.50mmol)を加えた。混合物を一晩還流加熱し、次いで冷却させておき、そして減圧下で濃縮乾固した。残留物を5%水酸化ナトリウム溶液と酢酸エチルの間で分配した。有機相を水、ブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮して2,6-ジメチル-4-[1-(4-ニトロフェニル)-ピペリジン-4-イル]-モルホリン(500mg、86%)を黄色の固体として得た。
【0314】
参考実施例83
下記の化合物を参考実施例82と類似した方法で、適当な出発物質を用いて調製した。
【表12】
【0315】
参考実施例84:N-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-N'-(4-ニトロ-フェニル)-オキサルアミド
a) N-(4-ニトロ-フェニル)-オキサルアミド酸エチルエステルの調製
エチルオキサリルクロリド(5.4g、36.2mmol)を徐々に、4-ニトロアニリン(5g、36.2mmol)およびトリエチルアミン(7.3g、72mmol)のTHF(15mL)中の冷(0℃)溶液に加え、次いでその混合物を周囲温度で一晩攪拌した。その混合物を濃縮乾固し、酢酸エチルで希釈し、そして2N塩酸で洗浄し;水層を酢酸エチルを用いて再抽出した。組合わせた有機層を、炭酸水素ナトリウム溶液およびブラインで洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空で濃縮してN-(4-ニトロ-フェニル)-オキサルアミド酸エチルエステル(4.9g、57%)を得た。
【0316】
b) N-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-N'-(4-ニトロ-フェニル)-オキサルアミドの調製
N-(4-ニトロ-フェニル)-オキサルアミド酸エチルエステル(4.9g、20.5mmol)、トリエチルアミン(4.2g、41mmol)および2-アミノ-4,6-ジメチルピリジン(2.5g、20.5mmol)の乾燥トルエン(30mL)中の溶液を一晩還流加熱した。その混合物を0℃に冷却し、そして沈殿物を濾過し、水で洗浄した。これを真空下で乾燥して、N-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-N'-(4-ニトロ-フェニル)-オキサルアミド(4.8 g、74%)を得た。
【0317】
参考実施例85:2,2-ジメチル-1-[4-(6-ニトロ-ピリジン-3-イル)-ピペラジン-1-イル]-プロパン-1-オン
1-(6-ニトロ-ピリジン-3-イル)-ピペラジン(3.00g、14.4mmol)のジクロロメタン(30mL)中の攪拌溶液に、トリエチルアミン(2.91g、28.8mmol)を加え、次いで塩化ピバロイル(1.90g、15.9mmol)を室温にて滴状で加え、得られる溶液を15分間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、ジクロロメタンを用いて抽出した(×3)。組合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。粗物質を石油エーテルで洗浄し、2,2-ジメチル-1-[4-(6-ニトロ-ピリジン-3-イル)-ピペラジン-1-イル]-プロパン-1-オン(2.50g、59%)を淡黄色の固体として得た。
【0318】
参考実施例86:1-(2,2-ジメチル-プロピル)-4-(6-ニトロ-ピリジン-3-イル)-ピペラジン
2,2-ジメチル-1-[4-(6-ニトロ-ピリジン-3-イル)-ピペラジン-1-イル]-プロパン-1-オン(1.0g、3.42mmol)のTHF(10mL)中の溶液に、BH
3.DMS(0.6mL、6.84mmol)を室温にて加え、次いで反応液を6時間還流加熱した。反応液を冷却し、塩化アンモニウム溶液でクエンチし、そして酢酸エチルを用いて抽出した。組合わせた有機層を、ブライン溶液を用いて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。粗物質をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより20%酢酸エチル/石油エーテルを溶出液として用いて精製し、1-(2,2-ジメチル-プロピル)-4-(6-ニトロ-ピリジン-3-イル)-ピペラジン(0.5g、52.5%)を得た。
【0319】
参考実施例87〜92
下記の化合物を参考実施例86と類似した方法で調製した。
【表13】
【0320】
参考実施例93:N-(4-ニトロ-ベンゾイル)-メタンスルホンアミド
p-ニトロベンゾイルクロリド(0.925g、5.0mmol)およびメタンスルホンアミド(0.465g、4.9mmol)の乾燥DCM(10mL)中の溶液を0℃に冷却した。これにトリエチルアミン(1.48g、14.7mmol)を加え、次いでその混合物を室温まで加温させておき、12時間攪拌した。真空で濃縮して表題の粗化合物を得て、これをさらに精製せずに使用した。
【0321】
参考実施例94:(4-ニトロフェニル)-(3,4,4-トリメチル-オキサゾリジン-2-イリデン)-アミン
a) 1-(2-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-エチル)-3-(4-ニトロ-フェニル)-チオ尿素の調製
4-ニトロ-フェニル-イソチオシアネート(4g、22.2mmol)と2-アミノ-2-メチル-プロパン-1-オール(1.9g、21.3mmol)のTHF中の溶液を、一晩室温にて攪拌した。溶媒を蒸発して残留物を得て、これをエーテルと共に摺り潰して1-(2-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-エチル)-3-(4-ニトロ-フェニル)-チオ尿素(3.8g、66%)を得た。
【0322】
b) (4,4-ジメチル-オキサゾリジン-2-イリデン)-(4-ニトロ-フェニル)-アミンの調製
1-(2-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-エチル)-3-(4-ニトロ-フェニル)-チオ尿素(3.25g、12mmol)のTHF中の溶液に、0.5M水酸化ナトリウム(60.4mL、30.2mmol)水溶液を加え、次いでp-トルエンスルホニルクロリド(2.52g、13.2mmol)のTHF(20mL)中の溶液を滴状で加えた。その混合物を室温にて3時間攪拌し、次いで水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。その有機相抽出物を、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空で濃縮して(4,4-ジメチル-オキサゾリジン-2-イリデン)-(4-ニトロ-フェニル)-アミン(2.7g、95%)を得た。
【0323】
c) (4-ニトロフェニル)-(3,4,4-トリメチル-オキサゾリジン-2-イリデン)-アミンの調製
水素化ナトリウム(0.2g、鉱油中50%、4.2mmol)のTHF中の攪拌懸濁液に、(4,4-ジメチル-オキサゾリジン-2-イリデン)-(4-ニトロ-フェニル)-アミン(1g、4.25mmol)を加え、30分間室温にて攪拌し、次いでヨードメタン(0.71g、5.0mmol)を加えた。さらに室温にて6時間後、その反応液を水でクエンチし、酢酸エチルを用いて抽出した。抽出物をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮して残留物を得て、これをシリカゲル(60-120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより15%酢酸エチル/石油エーテルを溶出液として用いて精製し、(4-ニトロフェニル)-(3,4,4-トリメチル-オキサゾリジン-2-イリデン)-アミン(0.7g、66%)を得た。
【0324】
参考実施例95:(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロ-オキサゾール-2-イル)-(2-エトキシ-エチル)-(4-ニトロ-フェニル)-アミン
水素化ナトリウム(鉱油中50%、0.9g、37.6mmol)のDMF(5mL)中の攪拌懸濁液に、2-(4-ニトロフェニル)-4,4-ジメチル-(4,5-ジヒドロ-オキサゾール-2-イル)-アミン(4.42g、18.8mmol)を加え、そして30分間室温にて攪拌した。1-ブロモ-2-エトキシ-エタン(3.45g、22.5mmol)を加え、そして反応混合物を90℃にて6時間加熱した。反応液を室温に冷却し、水でクエンチし、そして酢酸エチルを用いて抽出し、組合わせた有機相抽出物を、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。シリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより15%酢酸エチル/石油エーテルを溶出液として用いて精製し、(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロ-オキサゾール-2-イル)-(2-エトキシ-エチル)-(4-ニトロフェニル)-アミン(0.8g、13%)を固体として得た。
【0325】
参考実施例96:1-(1-エチル-プロピル)-4-(5-ニトロ-ピリジン-2-イル)-ピペラジン
1-(5-ニトロ-ピリジン-2-イル)-ピペラジン(2.2g、10.5mmol)のDMF(10mL)中の溶液に、炭酸カリウム(2.9g、21mmol)と3-ブロモペンタン(4.8g、31.7mmol)を加えた。混合物を120℃にて6時間加熱した。DMFを真空で除去して残留物を得て、これを水とDCMの間で分配した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して1-(1-エチル-プロピル)-4-(5-ニトロ-ピリジン-2-イル)-ピペラジン(550mg、19%)を黄色の固体として得た。
【0326】
参考実施例97〜99
下記の化合物を参考実施例96と類似した方法で調製した。
【表14】
【0327】
参考実施例100:2-ヒドロキシ-4-ニトロ-安息香酸テトラヒドロ-ピラン-4-イルエステル
a) 2-ヒドロキシ-4-ニトロ-ベンゾイルクロリドの調製
塩化チオニル(1.6mL、22mmol)を、4-ニトロサリチル酸(1.0g、5.46mmol)のクロロホルム(20mL)中の溶液に0℃にて徐々に加えた。その混合物を還流状態にして5時間維持した。過剰の塩化チオニルを蒸発して2-ヒドロキシ-4-ニトロ-ベンゾイルクロリド(0.82g、75%)を得た。
【0328】
b) 2-ヒドロキシ-4-ニトロ-安息香酸テトラヒドロ-ピラン-4-イルエステルの調製
THF(15mL)中の2-ヒドロキシ-4-ニトロ-ベンゾイルクロリド(0.82g、4.07mmol)を小分けして、4-ヒドロキシテトラヒドロピラン(0.8mL、8.1mmol)のピリジン(4mL)中の溶液に0℃にて加え、次いで触媒量の4-(ジメチルアミノ)-ピリジン(DMAP)を加えた。その混合物を一晩40〜50℃にて維持し、次いで水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。有機抽出物を逐次、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水およびブライン溶液によって洗浄し、乾燥し、濃縮し、残留物を得て、これをDCMと石油エーテルの混合液と共に摺り潰した。その残留物をシリカのフラッシュカラムクロマトグラフィにより、酢酸エチル/石油エーテル(2〜15%)を用いて溶出して精製し、2-ヒドロキシ-4-ニトロ-安息香酸テトラヒドロ-ピラン-4-イルエステル(0.32g、29%)を得た。
【0329】
参考実施例101:1-(3-クロロ-プロポキシ)-2-メチル-4-ニトロ-ベンゼン
2-メチル-4-ニトロフェノール(1.0g、6.5mmol)と炭酸カリウム(1.8g、13.0mmol)のアセトニトリル中の攪拌溶液に、1-クロロ-3-ヨードプロパン(1.2g、5.9mmol)を加えた。その混合物を一晩還流加熱し、次いで室温に冷却し、そして濾過し、その固体をさらにアセトニトリルで洗浄した。組合わせた濾液を蒸発乾固させた。粗残留物を酢酸エチルに溶解し、そして逐次、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水およびブライン溶液を用いて洗浄した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、1-(3-クロロ-プロポキシ)-2-メチル-4-ニトロ-ベンゼン(700mg、52%)を油として得た。
【0330】
参考実施例102および103
下記の化合物を参考実施例101と類似した方法で調製した。
【表15】
【0331】
参考実施例104:2,4-ジメチル-6-[2-(4-ニトロ-フェノキシ)-エトキシ]ピリジン
2-ヒドロキシ-4,6-ジメチルピリジン(1.7g、13.8mmol)、炭酸カリウム(3.82g、27.6mmol)および1-(2-ブロモ-エトキシ)-4-ニトロ-ベンゼン(4.0g、16.6mmol)のDMF(30mL)中の混合物を、120℃に加熱して15時間維持した。その混合物を周囲温度に冷却し、濾過し、濃縮して残留物を得て、これをカラムクロマトグラフィにより4%酢酸エチル/石油エーテルを溶出液として用いて精製し、2,4-ジメチル-6-[2-(4-ニトロ-フェノキシ)-エトキシ]-ピリジンを黄色の固体(530mg、11%)として得た。
【0332】
参考実施例105
下記の化合物を参考実施例104と類似した方法で調製した。
【表16】
【0333】
参考実施例106:2-イソプロピル-1-[3-(2-メチル-4-ニトロ-フェノキシ)-プロピル]-1H-イミダゾール
50%水素化ナトリウム(200mg、4mmol)のDMF(5mL)中の攪拌溶液に、0℃にて1-(3-クロロ-プロポキシ)-2-メチル-4-ニトロ-ベンゼン(700mg、3mmol)の乾燥DMF(3mL)中の溶液を加えた。これに、2-イソプロピルイミダゾール(300mg、3mmol)のDMF(4mL)中の溶液を加えた。その混合物を室温まで加温させておいて、5時間攪拌した。その混合物を氷水中に注いで、酢酸エチルを用いて抽出した。有機相を水およびブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した。真空で濃縮して残留物を得て、これをシリカゲルのカラムクロマトグラフィによりクロロホルム中の20%メタノールを用いて溶出して精製し、2-イソプロピル-1-[3-(2-メチル-4-ニトロ-フェノキシ)-プロピル]-1Hイミダゾール(380mg、41%)を油として得た。
【0334】
参考実施例107:
下記の化合物を参考実施例106と類似した方法で調製した。
【表17】
【0335】
参考実施例108:2-イソプロピル-4-ニトロ-安息香酸2-(2-イソプロピル-イミダゾール-1-イル)-エチルエステル
2-イソプロピル-4-ニトロ-安息香酸2-ブロモ-エチルエステル(0.19g、0.6mmol)をDMF(5mL)に溶解し、次いでトリエチルアミン(0.5mL、3.6mmol)と2-イソプロピルイミダゾール(0.2g、1.8mmol)を加えた。その混合物を15時間還流加熱し、次いで冷却させ、水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。その有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。粗生成物をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、酢酸エチルを用いて溶出して精製し、2-イソプロピル-4-ニトロ-安息香酸2-(2-イソプロピル-イミダゾール-1-イル)-エチルエステル(90mg、43%)を油として得た。
【0336】
参考実施例109
下記の化合物を参考実施例108と類似した方法で調製した。
【表18】
【0337】
参考実施例110:2-メチル-2-(3-ニトロ-フェニル)-プロピオン酸 2-(2-イソプロピル-イミダゾール-1-イル)-エチルエステル
2-メチル-2-(3-ニトロ-フェニル)-プロピオン酸2-ブロモ-エチルエステル(1.5g、4.74mmol)のDMF(8mL)中の溶液に、ヨウ化ナトリウム(0.73g、4.87mmol)を加え、100℃にて1時間加熱した。2-イソプロピル-イミダゾール(2.15g、19.5mmol)とトリエチルアミン(2mL、14.6mmol)を加え、次いで4時間還流した。反応物を水で希釈し、DCMを用いて抽出した。有機層を水によって完全に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥しそして蒸発して粗化合物を得た。シリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、30%酢酸エチル/ヘキサンを用いて溶出して精製し、2-メチル-2-(3-ニトロ-フェニル)-プロピオン酸2-(2-イソプロピル-イミダゾール-1-イル)-エチルエステル(320mg、20%)を固体として得た。
【0338】
参考実施例111:4-イソプロピル-2-メチル-1-[1-メチル-(3-ニトロフェニル)エチル]-1H-イミダゾール
a) 2-メチル-2-(3-ニトロフェニル)プロピオンアミドの調製
2-メチル-2-(3-ニトロフェニル)プロピオン酸(1.8g、8.6mmol)を塩化チオニル(8mL、110mmol)中で一晩還流加熱した。過剰の塩化チオニルを蒸留し、そして残留物を水酸化アンモニウム溶液(20mL)中に<10℃にて徐々に注いだ。固体が沈殿した。混合物をこの温度でさらに30分間攪拌し、次いで酢酸エチルを用いて抽出した。
【0339】
有機相を分離し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮乾固し、2-メチル-2-(3-ニトロフェニル)-プロピオンアミド(1.6g、88.5%)を灰白色の固体として得た。
【0340】
b) 1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチルアミン塩酸塩の調製
臭素(0.3mL、5.70mmol)を、水酸化ナトリウム(730mg、18.2mmol)の水(15mL)中の溶液に加え、-5〜0℃に維持した。10分後、微粉砕した2-メチル-2-(3-ニトロフェニル)-プロピオンアミド(1g、4.8mmol)を一度に加え、混合物を0℃にて30分間攪拌した。その混合物をDCMを用いて抽出した(×2)。組合わせた有機相を、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した。2M HClのジオキサン中の溶液を、pHがほぼ2になるまで加えた。減圧下で濃縮して残留物を得て、これをペンタンと共に摺り潰して、1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチルアミン塩酸塩(600mg、58%)を白色の固体として得た。
【0341】
c) 3-メチル-1-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチルアミノ]-ブタン-2-オンの調製
1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチルアミン塩酸塩(600mg、2.8mmol)のDMF(8mL)中の溶液に、無水炭酸カリウム(1.5g、11mmol)および1-ブロモ-3-メチル-2-ブタノン(Organic Syntheses, Collective Volume 6, page 193に従って調製した)(0.45mL、3.62mmol)を加えた。その混合物を3時間攪拌し、次いで水で希釈し、そして2回酢酸エチルによって抽出した。組合わせた有機相を水およびブラインで洗浄し、乾燥し、そして減圧下で濃縮乾固して、3-メチル-1-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチルアミノ]-ブタン-2-オン(650mg、89%)を油として得て、これをそのまま、次のステップで使用した。
【0342】
d) N-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチル]-N-(3-メチル-2-オキソ-ブチル)-アセトアミドの調製
塩化アセチル(0.24mL、3.4mmol)を、3-メチル-1-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチルアミノ]-ブタン-2-オン(600mg、2.27mmol)とトリエチルアミン(0.79mL、5.6mmol)のDCM(10mL)中の氷冷溶液に加えた。その混合物を0〜5℃に30分間維持し、次いで真空で濃縮した。残留物を酢酸エチルに再溶解し、水、次いでブラインにより洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮して、N-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチル]-N-(3-メチル-2-オキソ-ブチル)-アセトアミド(620mg、89%)を油として得た。
【0343】
e) 4-イソプロピル-2-メチル-1-[1-メチル-(3-ニトロフェニル)-エチル]-1H-イミダゾールの調製
N-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチル]-N-(3-メチル-2-オキソ-ブチル)-アセトアミド(600mg、1.96mmol)のDMF(1mL)中の溶液に、酢酸アンモニウム(0.6g、7.8mmol)および酢酸(8mL)を加え、全体を90〜95℃にて24時間加熱した。その混合物を減圧下で濃縮乾固して、その残留物を水で希釈し、そして5%水酸化ナトリウム溶液を用いてほぼpH10に塩基性化した。これを酢酸エチルを用いて2回抽出し、次いで組合わせた有機相を水、次いでブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥した。
【0344】
減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これをシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、60%酢酸エチル/石油エーテルを用いて溶出して精製し、4-イソプロピル-2-メチル-1-[1-メチル-(3-ニトロフェニル)-エチル]-1H-イミダゾール(200mg、35.5%)を固体として得た。
【0345】
参考実施例112:3-メチル-3-(3-ニトロ-フェニル)-ブタン-2-オン
塩化チオニル(2mL、27.4mmol)を2-メチル-2-(3-ニトロ-フェニル)-プロピオン酸(5.6g、26.7mmol)に加え、95℃にて6時間加熱した。次いでその混合物を濃縮して粗酸クロライドを得た。別に、マロン酸ジエチル(4.8mL、32mmol)、トリエチルアミン(7.5mL、52.6mmol)および塩化マグネシウム(2.5g、26.3mmol)のトルエン(30mL)中の混合物を窒素下で1時間攪拌した。粗酸クロライドをこれに加え、全体を1時間攪拌した。希塩酸を加え、有機層を分離して濃縮した。残留物を水と酢酸エチルの間で分配し、次いで有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して中間体ケト-ジエステルを得た。これを2:1のDMSO/水に溶解し、そして160℃にて一晩加熱した。
【0346】
その混合物を室温に冷却し、そして水と酢酸エチルの間で分配し、次いで有機相をさらに水で完全に洗浄した後に乾燥し、そして濃縮して3-メチル-3-(3-ニトロ-フェニル)-ブタン-2-オン(2.8g、44%)を得た。
【0347】
参考実施例113:3-メチル-3-(4-ニトロ-フェニル)-ブタン-2-オン
この化合物を参考実施例102と類似した方法で調製した。
【0348】
参考実施例114:1-ブロモ-3-メチル-3-(3-ニトロ-フェニル)-ブタン-2-オン
3-メチル-3-(3-ニトロ-フェニル)-ブタン-2-オン(2.1g、10.5mmol)の酢酸(25mL)中の溶液に、ピリジニウムペルブロミド(3.6g、12.2mmol)を加えた。その混合物を12時間60℃にて加熱し、次いで氷水でクエンチし、酢酸エチルを用いて抽出した。組合わせた有機層を、炭酸水素ナトリウム溶液を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして蒸発して1-ブロモ-3-メチル-3-(3-ニトロ-フェニル)-ブタン-2-オン(2.28g、78%)を得た。
【0349】
参考実施例115:1-ブロモ-3-メチル-3-(4-ニトロ-フェニル)-ブタン-2-オン
この化合物を参考実施例101と類似した方法で調製した。
【0350】
参考実施例116:2-イソプロピル-4-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチル]-1H-イミダゾール
1-ブロモ-3-メチル-3-(3-ニトロ-フェニル)-ブタン-2-オン(2.28g、8.0mmol)、塩酸イソブチルアミジン(3.58g、23.7mmol)および1,1,3,3-テトラメチルグアニジン(2.4mL、19.1mmol)のDMF(10mL)中の溶液を24時間還流加熱した。その混合物を水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して2-イソプロピル-4-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチル]-1H-イミダゾール(0.65g、30%)をクリーム色の固体として得た。
【0351】
参考実施例117:2-イソプロピル-4-[1-メチル-1-(4-ニトロ-フェニル)-エチル]-1H-イミダゾール
この化合物を参考実施例116と類似した方法で調製した。
【0352】
参考実施例118:2-イソプロピル-1-メチル-4-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチル]-1H-イミダゾール
2-イソプロピル-4-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチル]-1H-イミダゾール(0.35g、1.28mmol)のTHF(2mL)中の溶液に、炭酸カリウム(0.21g、1.5mmol)とヨードメタン(0.12mL、1.92mmol)加えた。その混合物を50℃にて5時間加熱し、次いで真空で濃縮した。残留物を水とDCMの間で分配し、次いで有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして蒸発して2-イソプロピル-1-メチル-4-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチル]-1H-イミダゾール(0.2g、56%)を無色の半固体として得た。
【0353】
参考実施例119:2-イソプロピル-1-メチル-4-[1-メチル-1-(4-ニトロ-フェニル)-エチル]-1H-イミダゾール
この化合物を参考実施例118と類似した方法で調製した。
【0354】
参考実施例120:2-イソプロピル-1-メチル-5-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)エチル]-1H-イミダゾール
50%水素化ナトリウム(84mg、1.75mmol)のTHF(3mL)中の冷(0℃)スラリーに、2-イソプロピル-4-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチル]-1H-イミダゾール(0.4g、1.46mmol)を加えた。その混合物を室温に加温し、30分間攪拌した。ヨードメタン(0.13mL、2.1mmol)を加え、反応液を2時間維持した。溶媒を減圧下で蒸発し、残留物をDCMと水の間で分配した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより25%酢酸エチル/ヘキサンを用いて溶出して精製し、2-イソプロピル-1-メチル-5-[1-メチル-1-(3-ニトロ-フェニル)-エチル]-1H-イミダゾール(0.148g、35%)を無色の半固体として得た。
【0355】
参考実施例121〜125
下記の化合物を参考実施例120と類似した方法で調製した。
【表19】
【0356】
参考実施例126:4-(6-クロロ-ピリジン-3-イル-メチル)-モルホリン
a) 5-ブロモメチル-2-クロロ-ピリジンの調製
N-ブロモスクシンイミド(6.1g、3.44mmol)と過酸化ベンゾイル(218mg、0.09mmol)を逐次、2-クロロ-5-メチル-ピリジン(4.0g、3.13mmol)の四塩化炭素(20mL)中の溶液に加え、90分間還流した。反応混合物を室温に冷却し、水を加え、有機層を分離した。有機層を逐次、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過した。得られる5-ブロモメチル-2-クロロ-ピリジンの溶液をそのまま次ステップで使用した。
【0357】
b) 4-(6-クロロ-ピリジン-3-イル-メチル)-モルホリンの調製
モルホリン(7.0g、8.8mmol)を5-ブロモメチル-2-クロロ-ピリジンの四塩化炭素(20mL)中の溶液に加え、室温で6時間攪拌した。水を反応混合物に加え、分離した有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して粗生成物を得た。シリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、酢酸エチルを溶出液として用いて精製し、4-(6-クロロ-ピリジン-3-イル-メチル)-モルホリン(1.2g、21%)を褐色の油状液として得た。
【0358】
参考実施例127:4,6-ジメチル-1H-ピリミジン-2-オン塩酸塩
アセチルアセトン(4.0g、40.0mmol)と尿素(2.0g、33.3mmol)のエタノール(40mL)中の混合物に濃HCl(10mL)を加え、そして還流で3時間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、濾過し、その無色の固体を氷冷エタノール、次いでエーテルを用いて完全に洗浄し、真空で乾燥し、4,6-ジメチル-1H-ピリミジン-2-オン塩酸塩(3.5g、55%)を固体として得た。
【0359】
参考実施例 128: 2,6-ジメチル-2,5-ジヒドロ-3H-ピリミジン-4-オン
アセト酢酸エチル(0.8g、6.14mmol)のエタノール(8mL)中の溶液に、アセトアミジン塩酸塩(0.6g、6.3mmol)を加え、室温にて10分間攪拌した。ナトリウムエトキシド[ナトリウム(0.28g、12.3mmol)とエタノール(3mL)から調製した]の溶液を滴状で加え、全混合物を6時間還流した。反応マスを冷却し、酢酸を用いて酸性化し、減圧下で濃縮して残留物を得て、これを、2回酢酸エチルを用いて洗浄して2,6-ジメチル-2,5-ジヒドロ-3H-ピリミジン-4-オン(460mg、60%)を固体として得た。
【0360】
参考実施例129:2-クロロ-4,6-ジメチル-ピリミジン
4,6-ジメチル-1H-ピリミジン-2-オン塩酸塩(3.0g、18.75mmol)の乾燥POCl
3(25mL、272mmol)中の懸濁液を18時間還流した。反応混合物を蒸発乾固し、残留物をジクロロメタンに溶解した。その溶液を、洗浄水のpHが中性になるまで炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、次いでブラインで洗浄し、そして無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して2-クロロ-4,6-ジメチル-ピリミジン(1.5g、56%)を固体として得た。
【0361】
参考実施例130
下記の化合物を参考実施例129と類似した方法で、2,6-ジメチル-2,5-ジヒドロ-3H-ピリミジン-4-オンを用いて調製した。
【表20】
【0362】
参考実施例131:4,6-ジメチル-2-[4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン-1-イル]-ピリミジン
1-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン(2.18g、10.6mmol)をピリジン(10mL)中の2-クロロ-4,6-ジメチル-ピリミジン(1.5g、10.6mmol)に加え、その混合物を7時間還流加熱した。溶媒を真空で除去し、その残留物を酢酸エチルと水の間で分配した。有機相を分離し、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して4,6-ジメチル-2-[4-(4-ニトロ-フェニル)-ピペラジン-1-イル]-ピリミジン(0.8g、24%)を固体として得た。
【0363】
参考実施例132
下記の化合物を参考実施例131と類似した方法で調製した。
【表21】
【0364】
参考実施例133:1-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-4-(4-ニトロ-フェニル)-ピペラジン
a) 2-クロロ-4,6-ジメチル-ピリジンの調製
アミノ-4,6-ジメチル-ピリジン(4g、32.7mmol)を濃塩酸(50mL)に溶解し、そして0℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム(3.39g、49.1mmol)の水(20mL)中の溶液を滴状で加え、次いで塩化ナトリウム(3.8g、65mmol)の水(20mL)中の溶液を加えた。その混合物を30分間攪拌し、次いで20%水酸化ナトリウム溶液を用いて塩基性化し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。組合わせた抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空で濃縮して残留物を得て、これをシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより5%酢酸エチル/石油エーテルを溶出液として用いて精製し、2-クロロ-4,6-ジメチル-ピリジン(1g、22%)を固体として得た。
【0365】
下記の化合物を類似の方法で調製した。
【表22】
【0366】
b) 1-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジンの調製
2-クロロ-4,6-ジメチル-ピリジン(1g、7.09mmol)とピペラジン(2g、23.2mmol)のDMSO中の溶液を140℃にて24時間加熱した。その混合物を冷却させておき、水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。組合わせた抽出物を、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空で濃縮して残留物を得て、これをシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、5%メタノール/クロロホルムを用いて溶出して精製し、1-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン(0.7g、52%)を得た。
【表23】
【0367】
c) 1-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-4-(4-ニトロ-フェニル)-ピペラジンの調製
1-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン(0.7g、3.66mmol)と1-クロロ-4-ニトロ-ベンゼン(0.69g、4.39mmol)のトルエン中の溶液に、炭酸セシウム(2.38g、7.32mmol)を加え、次いでその混合物を30分間アルゴン雰囲気下で攪拌した。酢酸パラジウム(II)(50mg、0.22mmol)と(2'-ジシクロヘキシルホスファニル-ビフェニル-2-イル)-ジメチル-アミン(50mg、0.13mmol)のTHF中の溶液を、アルゴンで30分間パージし、次いで基質混合物を加え、得られる混合物を80℃にて4時間加熱した。それを次いで冷却させておき、濃縮乾固し、得られる残留物を水で希釈し、酢酸エチルを用いて抽出した。組合わせた抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮して残留物を得て、これをシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより10%酢酸エチル/石油エーテルを溶出液として用いて精製した。こうして1-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-4-(4-ニトロ-フェニル)-ピペラジン(0.4g、35%)を得た。
【0368】
参考実施例137〜152
下記の化合物を参考実施例136と類似した方法で、適当な出発物質を用いて調製した。
【表24】
【0369】
参考実施例153:1-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-4-(3-メチル-4-ニトロ-フェニル)-ピペラジン
5-クロロ-2-ニトロ-トルエン(895mg、5.23mmol)のジグリム(2.5mL)中の溶液を、1-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ピペラジン(500mg、2.62mmol)と炭酸カリウム(900mg、6.54mmol)のジグリム(5mL)中の攪拌懸濁液に加え、一晩還流加熱した。その混合物を冷却し、無機塩を濾過除去し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を高真空下で濃縮乾固して残留物を得てこれを6N塩酸(10mL)に溶解し、そしてトルエンで洗浄した。水層を水酸化アンモニウム溶液によって塩基化してpH 8とし、酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を水、炭酸水素塩溶液、およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮乾固して粗化合物を得た。シリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、ヘキサン中の15%酢酸エチルを溶出液として用いて精製し、1-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-4-(3-メチル-4-ニトロ-フェニル)-ピペラジン(380mg、45%)を得た。
【0370】
参考実施例154〜159
下記の化合物を参考実施例153と類似した方法で、適当な出発物質を用いて調製した。
【表25】
【0371】
参考実施例160:2-{2-[4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン-1-イル]-ピリジン-4-イルオキシ}-エタノール
濃HCl(6mL、65.7mmol)を、1-[4-(2-ベンゾイルオキシ-エトキシ)-ピリジン-2-イル]-4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン(0.8g、1.84mmol)のTFA(10mL)中の溶液に、室温にて加え、次いで70〜75℃に7時間加熱した。過剰のTFAおよびHClを蒸発させ、残留物を水で希釈し、そして飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を用いてpH8〜9に塩基性化し、ジクロロメタンを用いて抽出した。有機層を水で、続いてブライン溶液で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られる残留物を石油エーテルと共に摺り潰して2-{2-[4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン-1-イル]-ピリジン-4-イルオキシ}-エタノール(0.5g、84%)を固体として得た。
【0372】
参考実施例161:酢酸-(2-{2-[4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン-1-イル]-ピリジン-4-イルオキシ}-エチルエステル
ピリジン(0.1mL)を2-{2-[4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン-1-イル]-ピリジン-4-イルオキシ}-エタノール(0.50g、1.45mmol)の無水酢酸(4mL)中の溶液に0℃にて加え、次いで室温にて3時間窒素下で攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、過剰の氷水でクエンチし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、ジクロロメタンを用いて抽出した。有機層を水で、次いでブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濃縮した。残留物を石油エーテルと共に摺り潰し、そして高真空下で乾燥して、酢酸-(2-{2-[4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン-1-イル]-ピリジン-4-イルオキシ}-エチルエステル(0.53g、94%)を固体として得た。
【0373】
参考実施例162:4-{4-[4-(4-ニトロ-フェニル)-ピペラジン-1-イル]-ベンジル}-モルホリン
水(1mL)、酢酸(1mL)、4-[4-(4-ニトロ-フェニル)-ピペラジン-1-イル]-ベンズアルデヒド(700mg、2.25mmol)およびモルホリン(215mg、2.47mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中の混合物を室温で1時間攪拌した。ナトリウムシアノボロハイドライド(212mg、3.37mmol)を室温にて加え、次いでその混合物を10時間還流加熱した。テトラヒドロフラン真空で除去し、残留物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空で濃縮して残留物を得て、これをシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィによりクロロホルム中の1%メタノールを溶出液として用いて精製し、4-{4-[4-(4-ニトロ-フェニル)-ピペラジン-1-イル]-ベンジル}-モルホリン(450mg、52%)を褐色がかった黄色の固体として得た。
【0374】
参考実施例163: 4-(4-アミノ-フェニル)-4',6'-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']-ビピリジニル-4-オール
n-ブチルリチウム(1mL、ヘキサン中の1.6M、1.6mmol)を2-(4-ブロモ-フェニル)-1,1,1,3,3,3-ヘキサメチル-ジシラザン(0.7g、2.20mmol)の乾燥ジエチルエーテル(10mL)中の溶液に滴状で加え、そして室温で15分間攪拌し次いで氷浴で冷却した。4',6'-ジメチル-2,3,5,6-テトラヒドロ-[1,2']ビピリジニル-4-オン(0.3g、1.47mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(15mL)中の溶液を加え、得られる混合物を50℃にて2.5時間加熱した。反応混合物を室温に移し、一晩攪拌し、次いで0℃に冷却し、塩化アンモニウム溶液中にクエンチした。有機物を酢酸エチルを用いて抽出し、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過しそして真空で濃縮して粗化合物を得て、これに2N HClを加え、そして得られる混合物を一晩室温にて攪拌した。溶液のpHを希水酸化ナトリウムでpH10に調節し、有機物をクロロホルムを用いて抽出した。抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、蒸発乾固して赤色の粘性油を得て、これをペンタン(5×10mL)で洗浄して精製し、4-(4-アミノ-フェニル)-4',6'-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']-ビピリジニル-4-オール(0.25g、57.3%)を得た。
【0375】
参考実施例164:1-エチル-2-(4-ニトロベンジル)-1H-イミダゾール
a) エチル-2-(4-ニトロフェニル)-アセトイミダートHClの調製
塩化水素ガスを、4-ニトロフェニルアセトニトリル(5.0g、30.8mmol)のエタノール(400mL)中の溶液を通して、飽和するまで、温度を0〜5℃に保ちながら通過させた。溶媒を減圧下15℃にて除去して残留物を得て、これをジエチルエーテルと共に摺り潰して固体を得た。その固体を窒素雰囲気下で濾過し、ジエチルエーテルを用いて完全に洗浄した。真空化で乾燥してエチル2-(4-ニトロフェニル)-アセトイミダート塩酸塩(3.5g、47%)を得たが、これは吸湿性であった。
【0376】
b) 2-(4-ニトロベンジル)-1H-イミダゾールの調製
エチル2-(4-ニトロフェニル)-アセトイミダート塩酸塩(3.5g、14.3mmol)のエタノール(15mL)中の溶液に、アミノアセトアルデヒドジメチルアセタール(1.87mL、17.2mmol)を加え、そして反応液を18時間還流加熱した。反応混合物を濃縮し、これを2N塩酸(30mL)と混合し、60℃に18時間加熱した。溶媒を蒸発させ、水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を分離し、水層を炭酸ナトリウムを用いて塩基性化し、そしてクロロホルムを用いて抽出した(×2)。組合わせたクロロホルム抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過しそして減圧下で蒸発して2-(4-ニトロ-ベンジル)-1H-イミダゾール(1.5g、51%)を褐色の固体として得た。
【0377】
c) 1-エチル-2-(4-ニトロベンジル)-1H-イミダゾールの調製
2-(4-ニトロ-ベンジル)-1H-イミダゾール(1.58g、7.37mmol)のDMF(10mL)中の溶液に、N,N-ジイソプロペルエチルアミン(1.93mL、11.05mmol)を加え、そして50℃に30分間加熱した。ヨウ化エチル(1.18mL、7.37mmol)を滴状で加え、その反応混合物を6時間還流加熱した。溶媒を減圧下で蒸発し、その残留物をジクロロメタンに溶解し、そして水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、蒸発し、その残留物をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより3%メタノール/クロロホルムを溶出液として用いて精製し、1-エチル-2-(4-ニトロベンジル)-1H-イミダゾール(0.35g、21%)を得た。
【0378】
参考実施例165:1-(4-ニトロフェニル)-4-(ピリジン-3-スルホニル)-ピペラジン
1-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン(2.50g、12.1mmol)のピリジン(15mL)中の溶液に、ピリジン-3-スルホニルクロリド(2.78g、15.7mmol)のTHF(30mL)中の溶液を、アルゴン雰囲気下で0℃にて加えた。反応液を室温に加温し、2時間攪拌した後、その混合物を蒸発乾固した。その残留物を水とジクロロメタンの間で分配し、有機層を分離し、そして逐次、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残留物を中性アルミナのカラムクロマトグラフィにより、石油エーテル中の5%〜70%酢酸エチルを溶出液として用いて処理し、1-(4-ニトロフェニル)-4-(ピリジン-3-スルホニル)-ピペラジン(1.63g、39%)を黄色の固体として得た。
【0379】
参考実施例166:2,2,2-トリフルオロ-1-[5-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-2-(4-ニトロフェニル)-オキサゾール-4-イル]-エタノン
a) (4-ニトロ-ベンゾイルアミノ)-酢酸エチルエステルの調製
グリシンエチルエステル塩酸塩(5.0g、35.7mmol)とジイソプロピルエチルアミン(9.2g、71.4mmol)のアセトニトリル(30mL)中の攪拌溶液に、アセトニトリル(20mL)中の4-ニトロ-ベンゾイルクロリド(7.2g、39.2mmol)を加え、一晩還流加熱した。その混合物を室温に冷却し、蒸発乾固し、その粗残留物を酢酸エチルに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水およびブラインで完全に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して(4-ニトロ-ベンゾイルアミノ)-酢酸エチルエステル(7.0g、78%)を固体として得た。
【0380】
b) (4-ニトロ-ベンゾイルアミノ)-酢酸の調製
水酸化ナトリウム(1.1g、29.7mmol)のメタノール(30mL)中の攪拌溶液に、0℃にて(4-ニトロ-ベンゾイルアミノ)-酢酸エチルエステル(5.0g、19.4mmol)のメタノール(3mL)中の溶液>を加え、得られる混合物を室温で一晩攪拌した。混合物のpHを酢酸によって酸性化し、次いで濃縮乾固した。その残留物を水中に移し、そして酢酸エチルを用いて抽出し、水、ブライン溶液で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過した層を濃縮して(4-ニトロ-ベンゾイルアミノ)-酢酸(2.8g、64%)を油として得た。
【0381】
c) N-[2-(4-メチル-ピペラジン-1イル)-オキソ-エチル]-4-ニトロ-ベンズアミドの調製
(4-ニトロ-ベンゾイルアミノ)-酢酸(2g、8.9mmol)の乾燥DMF(20mL)中の攪拌溶液に、1-エチル-3-(3-ジメチル-アミノプロピル)-カルボジイミド塩酸塩(EDC)(2.56g、13.4mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)(1.82g、13.4mmol)、トリエチルアミン(1.4g、17.9mmol)および最後にN-メチル-ピペラジン(1.8g、17.9mmol)のDMF(5mL)中の溶液を加え、この混合物を室温で一晩攪拌した。反応液を水で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出した(×2)。組合わせた有機層を、飽和炭酸水素塩溶液、水およびブライン溶液を用いて洗浄した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮してN-[2-(4-メチル-ピペラジン-1イル)-オキソ-エチル]-4-ニトロ-ベンズアミド(1.77g、65%)を固体として得た。
【0382】
d) 2,2,2-トリフルオロ-1-[5-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-2-(4-ニトロフェニル)-オキサゾール-4-イル]-エタノンの調製
N-[2-(4-メチル-ピペラジン-1イル)-オキソ-エチル]-4-ニトロ-ベンズアミド(1.0g、3.2mmol)を室温で24時間トリフルオロ無水酢酸(20mL)中で攪拌した。得られる固体を濾過し、過剰の水を用いて洗浄し、乾燥して2,2,2-トリフルオロ-1-[5-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-2-(4-ニトロフェニル)-オキサゾール-4-イル]-エタノン(700mg、56%)を淡黄色の固体として得た。
【0383】
参考実施例167:4-[4-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-1-(4-ニトロフェニル)ピペラジン
トリフルオロ-メタンスルホン酸2,6-ジメチル-ピリジン-4-イルエステル(0.50g、1.96mmol)のジグリム(50mL)中の溶液に、4-ニトロフェニルピペラジン(0.37g、0.76mmol)を加え、電子レンジで165℃にて40分間加熱した。その混合物をクロロホルム(100mL)によって希釈し、水で洗浄した(5×50mL)。有機層を分離し、ブライン溶液で洗浄し(5×40mL)、硫酸ナトリウムで乾燥しそして濾過した。溶媒を蒸発し、粗物質をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、クロロホルム中の12%メタノールを溶出液として用いて精製し、4-[4-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イル)-1-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン(0.30g、49%)を黄色の固体として得た。
【0384】
参考実施例168:1-[4-(2-メトキシ-エトキシ)-6-メチル-ピリジン-2-イル]-4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン
三塩化リン(1.75mL、20.1mmol)を、1-[4-(2-メトキシ-エトキシ)-6-メチル-1-オキシ-ピリジン-2-イル]-4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン(2.60g、6.70mmol)のクロロホルム(30mL)中の溶液に滴状で加え、2時間還流した。反応混合物を冷却し、および飽和炭酸水素塩溶液を用いて中和した。有機層を分離し、水(3×10mL)およびブライン(15mL)で完全に洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、真空で濃縮した。粗物質をシリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィによりクロロホルム中の20%酢酸エチルを溶出液として用いて精製し、1-[4-(2-メトキシ-エトキシ)-6-メチル-ピリジン-2-イル]-4-(4-ニトロフェニル)-ピペラジン(1.78g、71.5%)を固体として得た。
【0385】
参考実施例169
下記の化合物を参考実施例168と類似した方法で調製した。
【表26】
【0386】
参考実施例170:4-(1,1-ジオキソ-1λ6-チオモルホリン-4-イル)-フェニルアミン
亜鉛粉末(0.47g、7.2mmol)を4-(4-ニトロ-フェニル)-チオモルホリン1,1-ジオキシド(155mg、0.60mmol)の酢酸(3mL)中の溶液に加え、その混合物を60℃にて2時間攪拌した。その反応混合物を濃縮乾固し、酢酸エチルを用いて希釈し、炭酸水素ナトリウム溶液および水で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した。有機層を濃縮乾固して、4-(1,1-ジオキソ-1λ
6-チオモルホリン-4-イル)-フェニルアミン(70mg、51%)を得た。
【0387】
参考実施例171〜172
下記の化合物を参考実施例170と類似した方法で調製した。
【表27】
【0388】
参考実施例173:(N-(4-アミノフェニル)-2,2,2-トリフルオロ-N-[2-ピリジン-2-イルオキシ)-エチル]-アセトアミド
NH4Cl/亜鉛ダストによるニトロ還元
2,2,2,-トリフルオロ-N-(4-ニトロフェニル)-N-[2-(ピリジン-2-イルオキシ)-エチル]-アセトアミド(550mg、1.50mmol)のエタノール(15mL)中の溶液に、亜鉛ダスト(2.60g、8.70mmol)と塩化アンモニウム(414mg、7.70mmol)を加え、その混合物を40℃に2時間加熱した。反応混合物をセライトを通して濾過し、過剰のエタノールで洗浄した。濾液を濃縮して、N-(4-アミノフェニル)-2,2,2-トリフルオロ-N-[2-ピリジン-2-イルオキシ)-エチル]-アセトアミド(500mg、99%)を褐色の液として得た。
【0389】
参考実施例174〜175
下記の化合物を参考実施例173と類似した方法で調製した。
【表28】
【0390】
参考実施例176:1-(4-アミノフェニル)-4-ピペリドン
1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリドン(400mg、1.8mmol)のメタノール(5mL)中の溶液を、ラネーニッケル(0.08g)で大気圧、室温にて3時間水素化した。その混合物をセライトを通して濾過し、その濾液を蒸発乾固して、1-(4-アミノフェニル)-4-ピペリドン(310mg、89%)を半固体として得た。
【0391】
参考実施例177〜222
下記の化合物を参考実施例176と類似した方法で調製した。
【表29】
【0392】
参考実施例223:4-アミノ-2-ヒドロキシ-安息香酸テトラヒドロ-ピラン-4-イルエステル
2-ヒドロキシ-4-ニトロ-安息香酸テトラヒドロ-ピラン-4-イルエステル(0.32g,1.20mmol)をエタノール(25mL)中で、10%パラジウム担持木炭触媒(70mg)を用いて、水素取り込みが止まるまで水素化した。その混合物をセライトを通して濾過し、濃縮して残留物を得て、これをシリカのフラッシュカラムクロマトグラフィにより酢酸エチル/石油エーテル(5-35%勾配)で溶出して精製し、4-アミノ-2-ヒドロキシ-安息香酸テトラヒドロ-ピラン-4-イルエステル(100mg,35%)を得た。
【0393】
参考実施例224〜225
下記の化合物を参考実施例223と類似した方法で調製した。
【表30】
【0394】
参考実施例226:4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ブチル]-フェニルアミン
パラジウム担持炭素(10%,50mg)を、2,4-ジメチル-6-[4-(4-ニトロ-フェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリジン(0.5g,1.78mmol)のメタノール(20mL)中の溶液に、窒素雰囲気下で加えた。反応混合物を風船圧力下で4時間室温にて水素化し、次いでセライトを通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で蒸発させ、残留物をペンタン(20mL)で洗浄して、4-[4-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イル)-ブチル]-フェニルアミン(320mg,71%)を褐色がかった淡紅色の半固体として得た。
【0395】
参考実施例227:4-メチレン-1-(4-アミノフェニル)ピペリジン
4-メチレン-1-(4-ニトロフェニル)-ピペリジン(230mg、1.05mmol)の酢酸エチル(5mL)中の溶液に、塩化第一スズ二水和物(1.19g、5.2mmol)を加えた。その混合物を60℃に加熱し、4時間維持した。その混合物を蒸発乾固し、次いで水酸化ナトリウム溶液を加えて最終pHを8とした。その混合物を酢酸エチルを用いて抽出し、組合わせた有機層を、水、次いでブラインで洗浄し、次いで乾燥した。減圧下で濃縮して、4-メチレン-1-(4-アミノフェニル)-ピペリジン(150mg,75%)を半固体として得た。
【0396】
参考実施例228〜246
下記の化合物を参考実施例217と類似した方法で調製した。
【表31】
【0397】
参考実施例247:1-(4-ニトロフェニル)-ピペリジン-4-オンO-メチル-オキシム
1-(4-アミノフェニル)-4-ピペリドン(300mg、1.58mmol)とメトキシルアミン塩酸塩(250mg、3.0mmol)のメタノール(5mL)中の溶液を、30分間還流加熱した。溶媒を蒸発させ、水を加え、そして酢酸エチルを用いて抽出した。組合わせた有機層を、水とブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮乾固して、1-(4-アミノ-フェニル)-ピペリジン-4-オンO-メチル-オキシム(220mg、64%)を半固体として得た。
【0398】
参考実施例248:5-フルオロ-2-メチルピリジン
5-アミノ-2-メチルピリジン(2.8g、25.9mmol)を水(15mL)と濃HCl(7mL)の混合物に加え、0℃に冷却した。NaNO
2(3.5g、51.8mmol)を、10分間にわたって反応温度を-5℃〜0℃に保ちつつ、小分けして攪拌しながら加えた。10分間攪拌の後、60%w/w HPF
6(14mL)を、沈殿が形成する点にて冷却しながら、滴状で加えた。これを濾過し、冷水およびジエチルエーテルで洗浄し、そして乾燥した。固体を次いで徐々に100℃に加熱したが、反応は非常に発熱性であった。5分後に暗赤色の油状物質が形成され、次いでこれを室温に冷却した。その油を希水酸化ナトリウムを用いてpHをほぼ10に塩基性化し、そしてジクロロメタンを用いて抽出した。組合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過しそして真空で濃縮した。残留物を、中性アルミナのカラムクロマトグラフィにより20%ジクロロメタン-石油エーテルを用いて精製し、5-フルオロ-2-メチルピリジン(1.57g、55%)を油として得た。
【0399】
参考実施例249:1-メチル-ピペリジン-4-カルボン酸
4-ピペリジンカルボン酸(1.0g、7.75mmol)の、90%蟻酸(3mL)と37%ホルムアルデヒド溶液(2mL)の混合物中の溶液を、20時間還流加熱した。揮発分を真空で除去し、濃HClを残留物に加えた。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、ブライン溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして乾燥して1-メチル-ピペリジン-4-カルボン酸(0.20g、18%)を得た。
【0400】
参考実施例250:2-メチル-ニコチン酸
2-メチルニコチン酸メチル(13.0g、86.1mmol)の濃HCl(65mL)中の溶液を一晩還流加熱した。その混合物を減圧下で濃縮して固体を得て、それをクロロホルムで2回洗浄し、乾燥して2-メチル-ニコチン酸塩酸塩を得た。その塩を最小量のメタノールに溶解し、そしてpHをトリエチルアミンを用いてpH3〜4に調節した。沈殿した固体を濾過し、アセトンで洗浄し、そして高真空下で乾燥して2-メチル-ニコチン酸(10.2g、87%)を灰白色の固体として得た。
【0401】
参考実施例251:2-(2-メチル-ピリジン-3-カルボニル)-マロン酸ジエチルエステル
-10℃に冷却した、2-メチル-ニコチン酸(10.2g、74.45mmol)のTHF(30mL)中のスラリーに、水素化ナトリウム(鉱油中60%;3.89g、89.3mmol)を小分けして加え、さらなるガス放出が認められなくなるまで、その反応混合物を攪拌した。クロロ蟻酸エチル(6.0mL、74.45mmol)を同じ温度で徐々に加え、攪拌をさらに1時間連続すると、濃厚な白色のスラリーを生じた。同時に別の容器で、マロン酸ジエチル(11.9mL、74.45mmol)を、水素化ナトリウム(鉱油中60%;3.24g、74.45mmol)のTHF(20mL)中のスラリーに-10℃にて滴状で加え、30分間攪拌し、そしてこれを前記混合した無水物のスラリーに徐々に加えた。この反応混合物を室温まで加温させておいて、一晩攪拌した。そのpHを酢酸を用いてほぼpH 6に調節し、そして蒸発乾固した。残留物を水と酢酸エチルの間で分配し、有機層を分離し、次いで水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して2-(2-メチル-ピリジン-3-カルボニル)-マロン酸ジエチルエステル(18.16g、87%)を油として得た。
【0402】
参考実施例252:2-シクロペンタンカルボニルマロン酸ジエチルエステル
シクロペンタンカルボン酸(10.0g、87.7mmol)を塩化チオニル(13mL、176mmol)による還流下で加熱した。2時間後、塩化チオニルを減圧下で蒸留して粗酸クロライド(9.8g、74.2mmol)を液として得た。別の容器で、50%水素化ナトリウム(4.28g、89.09mmol)をTHF(100mL)中に仕込んで、マロン酸ジエチル(11.88g、74.24mmol)を滴状で0℃にて加えた。この混合物に、予め調製した酸クロライド(9.8g、74.2mmol)を滴状で0℃にて加え、その反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応液を冷水を用いてクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。組合わせた有機層を水、炭酸水素ナトリウム溶液、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し
、濾過し、そして濃縮して2-シクロペンタンカルボニルマロン酸ジエチルエステル(19.2g、85.5%)を液として得た。
【0403】
参考実施例253:1-シクロペンチル-エタノン
2-シクロペンタンカルボニルマロン酸ジエチルエステル(19.0g、74.2mmol)を、濃塩酸と共に90℃にて一晩加熱した。その反応混合物を冷却し、水で希釈した。生成物をジエチルエーテルを用いて抽出し、組合わせた有機層を水、炭酸水素ナトリウム溶液およびブラインで洗浄した。これを硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空で濃縮して1-シクロペンチル-エタノン(3.1g、37%)を液として得た。
【0404】
参考実施例254
下記の化合物を参考実施例253と類似した方法で調製した。
【表32】
【0405】
参考実施例255:2-ブロモ-1-(4-ブロモフェニル)エタノン
臭素(1.29mL、25.1mmol)を、15〜20℃にて4-ブロモアセトフェノン(5g、25.1mmol)のDCM(40mL)中の溶液に滴状で加え、混合物を臭素色が発色(discharge)するまでこの温度で攪拌した。混合物を水で希釈し、有機相を分離した。これを硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して2-ブロモ-1-(4-ブロモ-フェニル)-エタノン(6g、86%)を得た。
【0406】
参考実施例256:2-ブロモ-1-シクロプロピル-エタノン
臭素(6.2mL、119mmol)を、1-シクロプロピル-エタノン(10.0g、119mmol)のメタノール(50mL)中の溶液に0℃にて徐々に加えた。反応混合物を10℃に加温し、そして45時間攪拌するとその間に色が発色(discharge)した。その混合物を水(50mL)で希釈し、一晩攪拌した。混合物をさらに水(200mL)で希釈し、全体をエーテルで抽出した。有機相を逐次、10%炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、無水塩化カルシウムで乾燥し、濃縮して2-ブロモ-1-シクロプロピル-エタノン(17.0g、88%)を得た。
【0407】
参考実施例257〜261
下記の化合物を参考実施例256と類似した方法で調製した。
【表33】
【0408】
参考実施例262:2-ブロモ-1-(1-メチル-ピペリジン-4-イル)-エタノン臭化水素酸塩
1-メチル-ピペリジン-4-カルボン酸(0.40g、2.79mmol)と塩化チオニル(0.32mL、4.44mmol)のジクロロメタン(10mL)中の混合物を6時間、還流加熱した。反応混合物を減圧下で蒸留し、その残留物を乾燥アセトニトリル(4mL)に溶解した。トリメチルシルジアゾメタン(4mL、8.08mmol)を加え、その混合物を2時間、周囲温度にて攪拌した。反応液を0℃に冷却し、酢酸(2mL)中の30%HBrを滴状で加えた。反応混合物を室温に加温し、1時間攪拌した。沈殿物を濾過し、エーテルで洗浄し、2-ブロモ-1-(1-メチル-ピペリジン-4-イル)-エタノン臭化水素酸塩(200mg、33%)を得た。
【0409】
参考実施例263
下記の化合物を参考実施例262と類似した方法で調製した。
【表34】
【0410】
参考実施例264:2-メチル-1-(2-オキソ-2-フェニル-エチル)-ピリジニウムブロミド
2-ピコリン(10.0g、0.1mol)をα-ブロモアセトフェノン(21.4g、0.1mol)のメタノール(150mL)中の溶液に加えた。その溶液を1時間、還流加熱した。溶媒を真空下で蒸発させて固体を得て、これを酢酸エチル/メタノールから再結晶させた。得られる白色の固体を真空下で乾燥して2-メチル-1-(2-オキソ-2-フェニル-エチル)-ピリジニウムブロミド(18.0g、86%)を得た。
【0411】
参考実施例265〜277:
下記の化合物を参考実施例264と類似した方法で調製した。
【表35】
【0412】
参考実施例278:1-(2-シクロペンチル-2-オキソ-エチル)-2-メチル-ピリジニウムブロミド
1-(2-シクロペンタ-1-エニル-2-オキソ-エチル)-2-メチル-ピリジニウムブロミド(3.65g、12.94mmol)をメタノール(25mL)に溶解し、そして10%パラジウム担持炭素(180mg)上で水素化した。反応の完了後、Pd/Cをセライトを通しての濾過により除去し、メタノールで2回洗浄した。濾液を濃縮して1-(2-シクロペンチル-2-オキソ-エチル)-2-メチル-ピリジニウムブロミド(3.4g、93%)を得た。
【0413】
参考実施例279:2-フェニル-インドリジン
炭酸水素ナトリウム(10.5g、120mmol)の水(125mL)中の溶液を2-メチル-1-(2-オキソ-2-フェニル-エチル)-ピリジニウムブロミド(35.0g、120mmol)に加え、その反応液を30分間還流加熱した。得られる固体を濾過し、水で洗浄し、次いで真空で乾燥して、2-フェニル-インドリジン(16.0g、70%)を得た。
【0414】
参考実施例280〜292:
下記の化合物を参考実施例279と類似した方法で調製した。
【表36】
【0415】
参考実施例293:2-(4-モルホリン-4-イル-フェニル)-インドリジン
トルエン(8mL)中の2-(4-ブロモ-フェニル)-インドリジン(1.2g、4.42mmol)に炭酸セシウム(4.3g、13.24mmol)とモルホリン(1.15mL、13.24mmol)を加えた。これに、ビス-(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(II)クロリド(120mg)と2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2'-(N、N'-ジメチルアミノ)ビフェニル(150mg)のトルエン(10mL)中の混合物を加えた。反応混合物を15分間、脱ガスし、次いで16時間アルゴン雰囲気下で還流した。冷却した反応混合物を真空で濃縮し、その残留物をジクロロメタンに溶解した。有機層を水およびブライン溶液で洗浄し(×2)、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過しそして濃縮した。粗化合物を、シリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、80%クロロホルム/石油エーテルを用いて溶出して精製し、2-(4-モルホリン-4-イル-フェニル)-インドリジン(300mg、24%)を固体として得た。
【0416】
参考実施例294:オキソ-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルクロリド
塩化オキサリル(2.23mL、25.9mmol)を、2-フェニルインドリジン(4.0g、20.7mmol)のトルエン(40mL)とTHF(8mL)の混合物中の氷冷溶液に加えた。反応混合物を室温にて5時間攪拌し、次いで真空で濃縮した。得た残留物を、DCM-ヘキサンから再結晶してオキソ-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルクロリド(4.6g、80%)を固体として得た。
【0417】
参考実施例295〜308:
下記の化合物を参考実施例294と類似した方法で調製した。
【表37】
【0418】
実施例1:N-[4-(1,1-ジオキソ-1λ6-チオモルホリン-4-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド
オキソ-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルクロリド(0.12g、0.42mmol)のTHF中の溶液を、4-(1,1-ジオキソ-1λ
6-チオモルホリン-4-イル)-フェニルアミン(70mg、0.31mmol)とトリエチルアミン(85mg、0.85mmol)のTHF(10mL)中の溶液に0℃にて加え、次いでその混合物を8時間室温にて攪拌した。その混合物を濃縮乾固し、水で洗浄して粗生成物を得て、これをメタノールと共に摺り潰して表題化合物(70mg、48%)を固体として得た。
【0419】
実施例2〜84:
下記の化合物を実施例1と類似した方法で、基質にとって適当な溶媒と塩基の組合わせを用いて調製した。
【0420】
これらの組合わせとしては、溶媒としてトリエチルアミンもしくはTHF、塩基としてトリエチルアミンもしくはピリジン、または溶媒と塩基の両方としてピリジンンが挙げられる。
【0421】
化合物が塩基中心を含む場合、さらなる塩基は必要でなかった。
【表38】
【0422】
これらの化合物を実施例1と類似した方法で調製した。
【0423】
参考実施例309〜316:
【表39】
【0424】
実施例85:2-(2-ビフェニル-4-イル-インドリジン-3-イル)-N-(4-オキサゾール-4-イル-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド
2-[2-(4-ブロモ-フェニル)-インドリジン-3-イル]-N-(4-オキサゾール-4-イル-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド(500mg、1.03mmol)とフェニルボロン酸(248mg、2.05mmol)の乾燥DMF(10mL)中の溶液を完全に脱ガスした。炭酸カリウム(422mg、3.06mmol)を加え、そしてさらに10分間パージを続けた。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(35mg、0.05mmol)を加え、その混合物を80-90℃に加熱し、5時間維持した。混合物を室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチルを用いて2回抽出した。組合わせた有機相を、水(×4)、次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥しそして濃縮した。残留物を、シリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、50%酢酸エチル/石油エーテルを用いて溶出して精製し、2-(2-ビフェニル-4-イル-インドリジン-3-イル)-N-(4-オキサゾール-4-イル-フェニル)-2-オキソ-アセトアミド(200mg、40%)を黄色の固体として得た。
【0425】
実施例86:N-[4-(4-{6-[ビス-(2-ヒドロキシ-エチル)-アミノ]-ピリジン-2-イル}-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド
【化26】
【0426】
N-{4-[4-(6-{ビス-[2-(tert-ブチル-ジメチル-シラニルオキシ)-エチル]-アミノ}-ピリジン-2-イル)-ピペラジン-1-イル]-フェニル}-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド(0.7g、0.81mmol)のTHF(10mL)中の溶液に、テトラ-n-ブチルアンモニウムフルオリド(1.28g、4.06mmol)を0℃にて加えた。反応混合物を室温にて1時間攪拌した。溶媒を真空で蒸発させ、残留物をジクロロメタンで希釈し、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過しそして濃縮した。粗化合物を、シリカゲル(60〜120メッシュ)のカラムクロマトグラフィにより、3%メタノール/クロロホルムを用いて精製し、N-[4-(4-{6-[ビス-(2-ヒドロキシ-エチル)-アミノ]-ピリジン-2-イル}-ピペラジン-1-イル)-フェニル]-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド(180mg、36%)を淡黄色の固体として得た。
【0427】
実施例87〜88
下記化合物を、実施例86と類似した方法で調製した:
【表40】
【0428】
実施例89:N-(4-{4-[4-(2-ヒドロキシ-エトキシ)-ピリジン-2-イル]-ピペラジン-1-イル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド
【化27】
【0429】
水酸化リチウム一水和物(0.048g、1.16mmol)を、酢酸2-[2-(4-{4-[2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセチルアミノ]-フェニル}-ピペラジン-1-イル)-ピリジン-4-イルオキシ]-エチルエステル(0.35g、0.58mmol)のメタノール(15mL)中の攪拌溶液に室温にて窒素下で加え、3時間攪拌した。反応混合物を蒸発乾固し、水で希釈し、そしてジクロロメタンを用いて抽出した。有機層を水およびブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した。濾液を濃縮し、中性アルミナのカラムクロマトグラフィにより、ジクロロメタン中の0〜1%メタノールを用いて精製し、N-(4-{4-[4-(2-ヒドロキシ-エトキシ)-ピリジン-2-イル]-ピペラジン-1-イル}-フェニル)-2-オキソ-2-(2-フェニル-インドリジン-3-イル)-アセトアミド(0.142g、44%)を黄色の固体として得た。
【0430】
実施例90〜92
下記化合物を、実施例89と類似した方法で調製した:
【表41】
【表42】
【0431】
実施例93:最小阻害濃度(MIC)の測定
1〜5mgの化合物を滅菌エッペンドルフチューブに正確に計り入れた。化合物をDMSOに溶解させて、5mg/mlを含む溶液を得た。チューブは必要になるまで-20℃で保管した。
【0432】
試験日に、解凍した溶液をボルテックスで混合して確実に均質にした。溶液30μlを取り出し、別の滅菌エッペンドルフ中の滅菌水570μlに加えた。完全に混合した溶液を使用して、ディープウェルプレート中で水での2倍希釈系列を作製した。Minitrakを使用して各ウェルから20μlを吸引して11個の透明なポリスチレン96ウェルプレートに入れることによって、13個の複製プレートを準備した。
【0433】
アスペルギルス属の種(アスペルギルス・フミガーツス[2つの菌株]、アスペルギルス・テレウス[2つの菌株]、アスペルギルス・ニガーおよびアスペルギルス・フラブス)の胞子をサバラウド(Sabarauds)寒天で5日間増殖させた培養物から採集し、PBS/Tween 80に約1×10
7cfu/mlで再懸濁した。その他の糸状菌(アブシジア・コリムビフェラ(Absidia corymbifera)、フサリウム・ソラニ、リゾムコル(Rhizomucor)、セドスポリウム属の種、トリコフィトン属の種)をサバラウド寒天で2〜10日間増殖し、胞子/菌糸をPBS/Tweenに再懸濁して約1×10
7cfu/mlとした。カンジダ属の種(カンジダ・アルビカンス、カンジダ・グラブラータ、カンジダ・クルセイ、カンジダ・パラシロシスおよびカンジダ・トロピカリス)をサバラウド寒天で増殖させ、細胞を寒天から滅菌ループを使用して採集し、PBS/Tween 80に約1×10
6cfu/mlで再懸濁した。各微生物懸濁液を2%のグルコースおよび0.135 M MOPSバッファー(pH 7.0)を含有するRPMI培地に、アスペルギルス属の種およびその他の糸状菌は0.5〜2 x 10
4cfu/ml、酵母は0.5〜2 x 10
3cfu/mlに希釈した。微生物懸濁液80μLを、薬物希釈液を含有するプレートの各ウェルに加えた。
【0434】
こうして、薬物範囲が50〜0.05mg/Lであり、微生物接種量がアスペルギルス属の種および他の糸状菌については1〜2 × 10
4cfu/ml、酵母については1〜2 × 10
3cfu/mlのMICプレートを作製した。プレートは全て、24〜48時間35℃でインキュベートした。増殖は、各ウェルについて485nmでの吸光度をモニターすることによって評価した。化合物のMICは、薬物を含まない対照と比較して80%を超えて微生物の増殖を阻害する薬物の最低濃度である。MICはmg/Lとして記録する。他の増殖培地を感受性試験に使用してもよく、記載した化合物の活性はまた、1%のグルコース、1%の塩化アンモニウムおよび0.5%の酵母抽出物を含む培地(YAG培地)で評価することもできる。この培地でMIC試験を実施するには、化合物の希釈液をマイクロタイタープレートで前記の通り調製する。試験対象の真菌株を前記と同様に増殖して採集し、次いで各微生物懸濁液をYAG培地に、アスペルギルス属の種および他の糸状菌は0.5〜2 x 10
4 cfu/ml、酵母は0.5〜2 x 10
3cfu/mlに希釈する。微生物懸濁液80μlを、薬物希釈液を含有するプレートの各ウェルに加えた。こうして、薬物範囲50〜0.05mg/Lであり、微生物接種量がアスペルギルス属の種および他の糸状菌については1〜2 × 10
4cfu/ml、酵母については1〜2 × 10
3cfu/mlのMICプレートを作製した。プレートは全て24時間35℃でインキュベートした。増殖は、各ウェルについて485nmでの吸光度をモニターすることによって評価した。化合物のMICは、薬物を含まない対照と比較して70%を超えて微生物の増殖を阻害する薬物の最低濃度である。MICはmg/Lとして記録する。微生物のMICが0.05mg/L以上である場合、0.5〜0.0005mg/Lの濃度範囲を使用してMICを繰り返す。YAG培地でのMIC試験は、より明確な終点を有し、RPMI培地で実施したものよりわずかに低いMICを有する。
【0435】
次の微生物、すなわち、Absidia corymbifera、Aspergillus flavus、Aspergillus fumigatus AF293 および AF210、Aspergillus niger、Aspergillus terreus AT4 および AT49、Candida albicans、Candida glabrata、Candida krusei、Candida parapsilosis、Candida tropicalis、Fusarium solani、Rhizomucor sp.、Scedosporium apiospermum、Scedosporium prolificans、Trichophyton mentagrophytes,およびTrichophyton rubrumを試験した。
【0436】
他の真菌、すなわち、Acremonium spp; Alternaria alternata; Aspergillus nidulans; Aspergillus parasiticus; Bipolaris spp; Blastomyces dermatitidis; Blumeria graminis; Cladosporium cladosporoides; Cladosporium herbarium; Coccidioides immitis; Coccidioides posadasii; Colletotrichium trifolii; Curvularia lunata; Colletotrichium trifolii; Cryptococcus neoformans; Encephalitozoon cuniculi; Epicoccum nigrum; Epidermophyton floccosum; Exophiala spp; Exserohilum rostratum; Fusarium graminearium; Fusarium sporotrichoides; Histoplasma capsulatum; Leptosphaeria nodorum; Magnaporthe grisea; Microsporum canis; Mycosphaerella graminicola; Neurospora crassa; Paecilomyces lilanicus; Paecilomyces varioti; Penicillium chrysogenum; Phytophthora capsici; Phytophthora infestans; Plasmopara viticola; Pneumocystis jiroveci; Puccinia coronata; Puccinia graminis; Pyricularia oryzae; Pythium ultimum; Rhizoctonia solani; Rhizomucor spp.; Rhizopus spp.; Scopulariopsis brevicaulis; Trichophyton interdigitale; Trichosporon asahii; Trichosporon beigeliiおよびUstilago maydisを含む他の真菌も前記アッセイに使用することができる。真菌を当業者に公知の標準的方法により培養し、MICを前記の通り決定する。
【0437】
mg/L(YAG培地)によるMIC結果:
次のMIC結果はグレード毎に帯別されている。従って、グレード1は10mg/Lを超えるMICを表す。グレード2は1〜10mg/Lを表す。グレード3は1mg/L未満を表す。
【表43】
【0438】
24時間フサリウム・ソラニ(Fusarium solani)MIC結果(RPMI培地、FS2):
ここでも、次のMIC結果はグレード毎に帯別されている(前記の通り)。
【表44】