【文献】
Design, illustration & stuff to make you smile,The portfolio of Bryan Katzel,2014年 2月 9日,URL,https://web.archive.org/web/20140209040839/http://webleeddesign.com/
【文献】
Alex Buga,2013年 2月 8日,URL,https://web.archive.org/web/20130208011503/http://www.alexbuga.is/
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
制御情報とともに、第1コンテンツに含まれる表示領域に表示される広告に係る第2コンテンツと、複数の領域を含む第3コンテンツとを端末装置に配信する配信部を備え、
前記制御情報は、
所定の色彩が付された領域と、前記第2コンテンツに含まれない色彩が付された領域とを含む前記第3コンテンツを前記第1コンテンツと前記第2コンテンツの背面に配置し、前記所定の色彩が付され当該所定の色彩とは異なる色彩と重ねられた際に視認可能な模様又は文字と、当該所定の色彩とは異なる色彩が付され当該色彩とは異なる色彩と重ねられた際に表示される模様又は文字とが配置された前記第2コンテンツを前記表示領域に配置する配置手順と、
前記第2コンテンツを、背面に重ねられた前記第3コンテンツの領域に応じた表示態様で、前記第1コンテンツとともに表示する表示手順と
を前記端末装置に実行させることを特徴とする配信装置。
前記配信部は、前記第2コンテンツが初めに表示される領域と対応する領域に、前記所定の色彩が付された領域を有する前記第3コンテンツを配信することを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
前記制御情報は、利用者の操作に応じて、前記第1コンテンツと前記表示領域に表示された第2コンテンツとの表示位置を移動させる移動手順を、さらに前記端末装置に実行させることを特徴とする請求項1または2に記載の配信装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る配信装置、端末装置、配信方法および配信プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る配信装置、端末装置、配信方法および配信プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.表示処理〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る表示処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る表示処理の一例を示す図である。
図1では、端末装置100によって、ウェブページC10および複数の広告コンテンツC11a、C11bが表示される例を示す。なお、以下の説明では、複数の広告コンテンツC11a、C11bを広告コンテンツC11と記載する場合がある。
【0011】
図1に示した端末装置100は、スマートフォン等の携帯端末装置である。また、端末装置100は、液晶ディスプレイ等の出力部130を有する。なお、端末装置100には、タッチパネルが採用されているものとする。すなわち、端末装置100のユーザは、指や専用ペンで出力部130の画面をタッチすることにより各種操作を行う。
【0012】
ウェブページC10は、例えば、ニュース等の各種情報が掲載されるポータルサイト用のコンテンツである。ここでは、ウェブページC10の縦方向の表示サイズが、端末装置100の出力部130における縦方向の表示サイズよりも長く、ウェブページC10の横方向の表示サイズが、出力部130における横方向の表示サイズと同じサイズであるものとする。なお、
図1に示す例では、出力部130における画面を太枠で示した。
【0013】
このようなウェブページC10には、検索キーワードを入力するための入力欄や、他のウェブページへのリンク等が含まれる。例えば、ウェブページC10には、「新着ニュース」や、「ニュース一覧」といった表示の下に箇条書きで各ニューストピックが表示される。係るニューストピックは、他のウェブページへのリンクが張られているアンカーテキスト(anchor text)に該当する。
【0014】
また、ウェブページC10には、「オークション」、「スポーツ」、「Q&A」、「路線」等、リンクされているウェブページの内容が表示されたるボタンまたは画像が表示される。以下の説明では、ウェブページC10の表示領域のうち、他のウェブページへのリンクが張られているアンカーテキストやボタンや画像等が表示される領域を「リンク領域」と表記する場合がある。
【0015】
また、ウェブページC10には、ウェブページC10とは別に配信される広告コンテンツを表示する表示領域である広告枠50が配置されている。端末装置100は、ウェブページC10の配信を受けると、広告コンテンツの配信を行う広告配信サーバ20に広告コンテンツの配信要求を送信する。そして、端末装置100は、広告配信サーバ20から広告コンテンツの配信を受けると、ウェブページC10を表示するとともに、配信された広告コンテンツを表示されたウェブページC10のうち、広告枠50が配置された範囲に表示する。
【0016】
広告コンテンツC11は、例えば、広告の一部となる静止画像や動画像であり、広告主によって提供される画像である。
図1に示す例では、広告コンテンツC11は、複数の広告コンテンツC11a、C11bを含む広告コンテンツである。
【0017】
広告コンテンツC11aは、広告枠50と同じ大きさの画像であり、広告枠50に配置される広告コンテンツである。例えば、広告コンテンツC11aは、広告対象となる飲料の写真やイラストや、広告対象となる商品の名称等が配置された画像である。また、広告コンテンツC11aには、所定の色が付された領域と、背面に配置されたコンテンツを表示する透明な領域とを有する。
【0018】
具体例を説明すると、広告コンテンツC11aには、所定の色、例えば濃い灰色で「○○○トーク」といった広告対象の広告文が配置されている。また、広告コンテンツC11aには、所定の色、例えば濃い灰色の吹き出し内に、「TALK」の文字を透明に切り取った画像が配置されている。すなわち、吹き出し内の「TALK」の文字部分は、広告コンテンツC11aの背面に配置されたコンテンツを表示する領域となる。また、広告コンテンツC11aには、所定の色以外の色、例えば黒色で「キモチ伝わる」といった広告対象の広告文、および、中抜きのハートマークが配置された画像である。また、広告コンテンツC11aのうち、上述した領域以外の領域については、背面に配置されたコンテンツを表示する透明な領域である。なお、
図1に示す例では、濃い灰色の吹き出しの回りを黒線で囲ったが、以下の説明では、かかる黒線部分は表示されないものとする。
【0019】
広告コンテンツC11bは、出力部130の画面と表示サイズが同じ画像であり、ウェブページC10および広告コンテンツC11aの背面に配置されるコンテンツである。また、広告コンテンツC11bは、複数の領域を有し、各領域には、例えば、異なる色が付されている。例えば、広告コンテンツC11bは、表示される際の下方向に配置された領域に、所定の色、例えば濃い灰色が付されており、表示される際の上方向に配置された領域に、所定の色以外の色であって、広告コンテンツC11a内に配置された色とは異なる色、例えば、薄い灰色が付されている。
【0020】
ここで、端末装置100は、広告に対するユーザの関心を引き起こすため、以下の処理を行う。まず、端末装置100は、ウェブページC10のうち、広告枠50内に広告コンテンツC11aを配置し、ウェブページC10および広告コンテンツC11aの背面に、広告コンテンツC11bを配置する。そして、端末装置100は、背面に配置された広告コンテンツC11bの領域に応じた表示態様で、広告コンテンツC11aを表示する。
【0021】
また、端末装置100は、利用者のスクロール操作を検出した場合は、広告コンテンツC11bを移動させることなく、検出した操作にしたがって、ウェブページC10と広告コンテンツC11aとを表示する領域を移動させる。
【0022】
例えば、端末装置100は、広告枠50が広告コンテンツC11bのうち濃い灰色が付された領域と重ねて表示する場合、黒色のハートマークと「キモチ伝わる」といった広告分のみが見える広告コンテンツC11aを表示する。すなわち、端末装置100は、文字「○○○トーク」の広告文、および、「TALK」の文字が切り取られた吹き出しの画像が見えない広告コンテンツC11aを表示する。
【0023】
一方、端末装置100は、スクロール操作により、広告枠50を表示する位置が画面の上方に移動し、広告コンテンツC11bのうち薄い灰色が付された領域と広告コンテンツC11aとを重ねて表示する場合、文字「○○○トーク」の広告文、および、薄い灰色で「TALK」の文字が配置された吹き出しの画像の一部が現れた広告コンテンツC11aを表示する。
【0024】
すなわち、端末装置100は、広告枠50がスクロール操作によって移動した場合、背面に配置された広告コンテンツC11bの領域に応じて、隠されていた文字や画像が新たに現れるような表示態様で、広告コンテンツC11aを表示することができる。このため、端末装置100は、利用者に広告に対する関心を起こさせることができる。
【0025】
以下、
図1を用いて、端末装置100が決定する広告コンテンツC11の表示態様の一例について説明する。なお、以下の説明では、利用者の指のスクロール操作により、ウェブページC10および広告コンテンツC11aが移動した際に、背面に配置された広告コンテンツC11bの領域に応じて、広告コンテンツC11aの表示態様を変更する処理の一例について、第1状態〜第4状態に分けて説明する。
【0026】
まず、端末装置100は、ウェブページC10および広告コンテンツC11a、C11bを受信する。かかる場合、端末装置100は、広告コンテンツC11aをウェブページC10の広告枠50内に表示するとともに、ウェブページC10と広告コンテンツC11aとの背面に広告コンテンツC11bを配置して表示する。ここで、第1状態に示す例では、画面上に広告枠50が表示されていないため、広告コンテンツC11aおよび広告コンテンツC11bが表示されていない。
【0027】
ここで、利用者がスクロール操作を行った場合、端末装置100は、広告コンテンツC11bを移動させずに、ウェブページC10と広告コンテンツC11aとをスクロールさせる。そして、端末装置100は、
図1の第2状態に示すように、広告枠50が画面内に表示される場合は、広告枠50内に広告コンテンツC11aを配置し、ウェブページC10と広告コンテンツC11aとの背面に広告コンテンツC11bを配置して表示する。この結果、
図1の第2状態に示すように、端末装置100は、濃い灰色の背景に、黒色のハートマークと、「キモチ伝わる」といった広告文とが配置された表示態様で、広告コンテンツC11aを表示する。
【0028】
また、端末装置100は、利用者のスクロール操作に応じて、広告枠50を画面の中央付近に移動させた場合は、
図1の第3状態に示すように、広告コンテンツC11bの薄い灰色が付された領域と濃い灰色が付された領域との境界線付近を広告コンテンツC11aの背景として表示する。この結果、
図1の第3状態に示す例では、黒色のハートマークおよび「キモチ伝わる」といった広告文と、薄い灰色で「TALK」の文字が配置された濃い灰色の吹き出しの一部とが配置された表示態様で、広告コンテンツC11aを表示する。すなわち、端末装置100は、広告コンテンツC11aのうち、広告コンテンツC11bの濃い灰色が付された領域によって隠されていた文字や画像の一部を表示する。
【0029】
そして、端末装置100は、利用者のスクロール操作に応じて、広告枠50全体を画面の中央よりも画面上方向に移動させた場合は、
図1の第4状態に示すように、広告コンテンツC11bの薄い灰色が付された領域を広告コンテンツC11aの背景として表示する。この結果、
図1の第4状態に示す例では、黒色のハートマークおよび「キモチ伝わる」といった広告文と、薄い灰色で「TALK」の文字が配置された濃い灰色の吹き出しと、濃い灰色で「○○○トーク」といった広告文とが配置された表示態様で、広告コンテンツC11aを表示する。すなわち、端末装置100は、広告コンテンツC11aのうち、広告コンテンツC11bの濃い灰色が付された領域によって隠されていた文字や画像をすべて表示する。
【0030】
このように、端末装置100は、広告コンテンツC11aの背景に配置された広告コンテンツC11bの領域に応じた表示態様で、広告コンテンツC11aを表示する。このため、端末装置100は、例えば、広告コンテンツC11bの濃い灰色が付された領域によって隠されていた広告が、広告枠50の移動により現れるような表示態様で、広告コンテンツC11aを表示できる。この結果、端末装置100は、利用者の広告に対する関心を起こさせることができるので、広告効果を向上させることができる。
【0031】
以下、上記した表示処理を実現する端末装置100等について説明する。なお、上記では説明を省略したが、端末装置100は、広告コンテンツC11の配信と同時に、広告コンテンツC11の表示態様を制御する制御情報の配信を受け付ける。そして、端末装置100は、制御情報を実行することで、上述した表示処理を実行する。このような制御情報については後述する。
【0032】
〔2.広告配信システムの構成〕
次に、
図2を用いて、実施形態に係る広告配信システム1の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。
図2に示すように、広告配信システム1は、端末装置100と、広告主端末10と、広告配信サーバ20と、コンテンツ配信サーバ30とを含む。端末装置100、広告主端末10、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図2に示す広告配信システム1には、複数台の端末装置100や、複数台の広告主端末10や、複数台の広告配信サーバ20や、複数台のコンテンツ配信サーバ30が含まれてもよい。
【0033】
端末装置100は、ウェブページを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置100は、スマートフォン等の携帯電話機や、タブレット端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PC等である。端末装置100は、ユーザによる操作にしたがって、コンテンツ配信サーバ30からウェブページを取得し、取得したウェブページを表示する。また、端末装置100は、広告コンテンツとともに後述する広告取得命令が含まれる場合には、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得し、取得した広告コンテンツをウェブページとともに表示する。
【0034】
広告主端末10は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末10は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。広告主端末10は、広告主による操作にしたがって、広告コンテンツを広告配信サーバ20に入稿する。例えば、広告主端末10は、広告コンテンツとして、静止画像や、動画像や、テキストデータや、広告主が管理する広告主サーバによって配信される広告主ページにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)などを広告配信サーバ20に入稿する。
【0035】
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告配信サーバ20に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末10だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
【0036】
広告配信サーバ20は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。例えば、広告配信サーバ20は、端末装置100からアクセスされた場合に、広告コンテンツを端末装置100に配信する。また、広告配信サーバ20は、配信対象となる広告コンテンツの表示態様を指示する制御情報を広告コンテンツとともに、上記した表示処理を端末装置100に実行させるための制御情報を端末装置100に配信する。この制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等のスクリプト言語により記述される。
【0037】
コンテンツ配信サーバ30は、端末装置100にウェブページを配信するウェブサーバ等である。例えば、コンテンツ配信サーバ30は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関する各種ウェブページを配信する。
【0038】
コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)により記述されたHTMLファイルや、XML(Extensible Markup Language)により記述されたXMLファイル等により形成される。また、コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページには、広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページを形成するHTMLファイル等には、広告配信サーバ20のURL等が広告取得命令として記述される。この場合、端末装置100は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得する。
【0039】
なお、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データは、実際にはウェブページを形成するHTMLファイルや画像等であるが、以下では、コンテンツ配信サーバ30から端末装置100に配信される各種データを「ウェブページ」と表記する場合がある。
【0040】
〔3.広告配信サーバの構成〕
次に、
図3を用いて、実施形態に係る広告配信サーバ20の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る広告配信サーバの構成例を示す図である。
図3に示すように、広告配信サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。
【0041】
通信部21は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部21は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告主端末10やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
【0042】
記憶部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部22は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツに関する各種情報が格納されたデータベースである広告データベース24を記憶する。
【0043】
ここで、
図4は、実施形態に係る広告データベースに格納された情報の一例を示す図である。
図4に示した例では、広告データベース24は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」、「入札価格」、「CTR(Click Through Rate)」といった項目を有する。
【0044】
「広告主ID」は、広告主または広告主端末10を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを示す。
図4では「広告コンテンツ」に「C11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
【0045】
「入札価格」は、広告主が広告コンテンツを入稿する際に指定する広告料金を示す。例えば、「入札価格」は、広告コンテンツがウェブページに1回表示された際に広告主から広告配信者(例えば、広告配信サーバ20またはコンテンツ配信サーバ30の管理者)に支払われる単価に該当する。また、例えば、「入札価格」は、広告コンテンツがユーザに1回クリックされた際に広告主から広告配信者に支払われる単価に該当する。
【0046】
「CTR」は、広告コンテンツがクリックされた回数を広告コンテンツの表示回数によって除算した値を示す。なお、端末装置100に配信されたことがない広告コンテンツのCTRには、予め決められている固定値や、全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値や、同一の広告カテゴリ(例えば、車、旅行)に属する全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値などが記憶される。また、「CTR」には、CTRの予測モデル等から予測される予測CTRが記憶されてもよい。このような予測CTRは、例えば、広告コンテンツの種別や、広告コンテンツが表示されるウェブページの種別等によって予測される。
【0047】
すなわち、
図4では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、入札価格「100」を指定するとともに、広告コンテンツ「C11」を入稿した例を示している。また、
図4では、広告コンテンツ「C11」のCTRが「0.02」である例を示している。
【0048】
ここで、広告データベース24には、広告コンテンツとして、広告枠50に表示される広告コンテンツと、ウェブページおよび広告枠50に表示される広告コンテンツの背面に配置される広告コンテンツが登録される。以下、広告枠50に表示される広告コンテンツを広告枠コンテンツと記載し、ウェブページC10と広告枠コンテンツとの背面に配置される広告コンテンツを背面広告コンテンツと記載する。また、広告データベース24には、所定の色が付された領域と、かかる領域の周囲に透明な領域が配置された広告枠コンテンツと、所定の色が付された領域を有する背景広告コンテンツとが登録される。
【0049】
例えば、
図4に示す例では、広告データベース24には、広告枠コンテンツとして、
図1に例示した広告コンテンツC11aが登録されており、背面広告コンテンツとして、広告コンテンツC11bが登録されている。なお、
図4に示す例では、記載を省略したが、広告データベース24には、他の広告コンテンツについても、広告枠コンテンツと背景広告コンテンツとが登録されているものとする。また、広告データベース24には、複数の広告枠コンテンツと背面広告コンテンツとが、1つの広告コンテンツとして登録されていてもよい。
【0050】
図3に戻って、説明を続ける。制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告配信サーバ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0051】
図3に示すように、制御部23は、入稿受付部25と、要求受付部26と、広告選択部27と、配信部28とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、
図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部23が有する各処理部の接続関係は、
図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0052】
入稿受付部25は、広告主端末10から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部25は、入札価格の指定とともに広告枠コンテンツおよび背景広告コンテンツとの入稿を受け付ける。そして、入稿受付部25は、入稿元の広告主に対応する広告主IDに対応付けて、受け付けた入札価格および広告コンテンツを記憶部22に格納する。
【0053】
要求受付部26は、端末装置100から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部26は、広告コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
【0054】
広告選択部27は、要求受付部26によって広告コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、配信候補の広告コンテンツを広告データベース24から選択する。例えば、広告選択部27は、広告データベース24に登録されている広告コンテンツのうち、入札価格またはCTRが高い広告コンテンツや、入札価格およびCTRの双方が高い広告コンテンツを優先して選択する。そして、広告選択部27は、選択した広告コンテンツを配信部28に出力する。
【0055】
なお、広告選択部27は、広告コンテンツを選択する際、ウェブページに関連する広告コンテンツを抽出するコンテンツマッチングと呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。また、広告選択部27は、ウェブページが検索ページである場合には、検索ページに指定された検索キーワードとマッチする広告コンテンツを抽出する検索連動型広告と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。また、広告選択部27は、ユーザの属性情報(サイコグラフィック属性、デモグラフィック属性など)とマッチする広告コンテンツを抽出するターゲティング配信と呼ばれる広告配信手法を用いてもよい。
【0056】
配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツとともに、端末装置100に対して表示処理を実行させる制御情報を配信する。具体的には、配信部28は、広告選択部27が選択した広告コンテンツを受信すると、所定の表示態様で広告コンテンツを表示させる制御情報を生成する。その後、配信部28は、生成した制御情報と、広告コンテンツに含まれる画像や動画像のデータとを端末装置100に対して配信する。
【0057】
ここで、実施形態に係る制御情報は、例えば、配置手順と表示手順とを含む表示処理を端末装置100に実行させる。なお、配置手順は、ウェブページC10の広告枠50内に、広告枠コンテンツを配置し、ウェブページC10および広告枠コンテンツの背面に、背面広告コンテンツを配置する処理手順である。また、表示手順は、背面に重ねられた背面広告コンテンツの領域に応じた表示態様で、広告枠コンテンツを表示する処理手順である。
【0058】
〔4.コンテンツ配信サーバ30の構成〕
次に、
図5を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成について説明する。
図5は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。
図5に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、通信部31と、コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
【0059】
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告配信サーバ20との間で情報の送受信を行う。
【0060】
コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部32は、コンテンツの一例であるウェブページを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部32は、ウェブページを形成するHTMLファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像を記憶する。なお、コンテンツ記憶部32に記憶されるウェブページには、広告コンテンツを取得するための広告取得命令が含まれる。
【0061】
制御部33は、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ配信サーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0062】
図5に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、
図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、
図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0063】
受付部34は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
【0064】
配信部35は、受付部34によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページを端末装置100に配信する。具体的には、配信部35は、コンテンツ記憶部32から取得要求対象のウェブページを取得し、取得したウェブページを端末装置100に配信する。上記の通り、コンテンツ記憶部32に記憶されているウェブページには広告コンテンツを取得するための広告取得命令が含まれており、端末装置100は、広告配信サーバ20に対して、広告の配信要求を送信することとなる。
【0065】
〔5.端末装置の構成〕
次に、
図6を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。
図6は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
図6に示すように、端末装置100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、制御部140とを有する。
【0066】
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、広告配信サーバ20やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
【0067】
入力部120は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部130は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部130は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部120と出力部130とは一体化される。
【0068】
制御部140は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部140は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0069】
図6に示すように、制御部140は、要求部141と、操作制御部142と、表示制御部143とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部140の内部構成は、
図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部140が有する各処理部の接続関係は、
図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0070】
要求部141は、操作制御部142からウェブページのURLを受信した場合は、コンテンツ配信サーバ30に対して受信したURLが示すウェブページの取得要求を送信する。また、要求部141は、コンテンツ配信サーバ30から受信したウェブページに広告取得命令が含まれる場合に、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20に送信する。
【0071】
操作制御部142は、入力部120を介して受け付けたユーザ操作にしたがって、各種制御を実行する。例えば、操作制御部142は、ユーザが入力部120に対してウェブページの表示操作を行った場合は、表示対象となるウェブページのURLを要求部141に出力する。また、操作制御部142は、入力部120を介して受け付けたユーザ操作の内容を表示制御部143に出力する。また、操作制御部142は、表示制御部143が受信したウェブページに広告取得命令が含まれる場合は、要求部141に対して、広告コンテンツの取得要求を広告配信サーバ20へ送信するよう指示する。
【0072】
表示制御部143は、受信したウェブページおよび広告コンテンツを出力部130に表示する処理を実行する。例えば、表示制御部143は、制御部140が、広告コンテンツとともに配信される制御情報を実行することで、
図6に示すように配置部144と表示部145として動作する。配置部144と表示部145とは、例えば、CPUやMPU等によって、制御情報がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。すなわち、配置部144は、上記した表示手順を実行し、表示部145は、上述した表示手順を実行する。
【0073】
配置部144は、ウェブページの広告枠に広告枠コンテンツを配置し、ウェブページと広告枠コンテンツとの背面に背面広告コンテンツを重ねて配置する。例えば、配置部144は、ウェブページC10と、広告コンテンツC11aと、広告コンテンツC11bとを受信すると、ウェブページC10の広告枠50に広告コンテンツC11aを配置する。また、配置部144は、ウェブページC10と広告コンテンツC11aとの背面に広告コンテンツC11bを重ねて配置する。
【0074】
表示部145は、背面に配置された背面広告コンテンツの領域に応じた表示態様で、広告枠コンテンツを表示する。例えば、表示部145は、配置部144によって、広告コンテンツC11aが広告枠50に配置され、背面に広告コンテンツC11bが配置されたウェブページC10を表示する。この際、表示部145は、広告コンテンツC11aの背面に配置された広告コンテンツC11bの領域に応じた表示態様で、広告コンテンツC11aを表示する。例えば、表示部145は、広告コンテンツC11aの背面に広告コンテンツC11bの濃い灰色の領域が重なっている場合は、広告コンテンツC11aのうち、透明な領域については、濃い灰色を表示する。
【0075】
また、表示部145は、入力部120を介してスクロール操作が行われた場合は、ウェブページC10および広告枠50に配置した広告コンテンツC11aをスクロールさせる移動手順をさらに実行する。かかる際、表示部145は、広告コンテンツC11bについては、スクロール等の移動を行わずに、ウェブページC10および広告コンテンツC11aの背面に配置したままにする。このため、例えば、表示部145は、広告コンテンツC11aのうち、透明な領域については、広告コンテンツC11bのうち、広告コンテンツC11aのスクロールに応じた領域が表示されることとなる。
【0076】
なお、
図1に示す広告コンテンツC11aと広告コンテンツC11bを受信した場合、表示部145は、広告枠50を最初に表示する際、広告コンテンツC11bのうち濃い灰色が付された領域と重ねて表示する。かかる処理を行った場合、端末装置100は、初期表示において、広告コンテンツC11aの一部を隠した状態で表示する。その後、端末装置100は、スクロール操作によって、薄い灰色が付された広告コンテンツC11bの領域と、広告枠50とを重ねて表示する際、隠された領域が現れたような表示態様で、広告コンテンツC11aを表示する。
【0077】
〔6.他の表示例〕
上記では、
図1に例示した表示態様を用いながら端末装置100による表示処理について説明した。具体的には、上記した例では、端末装置100は、下半分に濃い灰色が付された領域を有し、上半分に薄い灰色が付された領域を有する広告コンテンツC11bを配置した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。
【0078】
例えば、
図7は、広告コンテンツの表示態様のバリエーションを説明する図である。なお、
図7に示す例では、広告枠コンテンツである広告コンテンツC12aと、背面広告コンテンツである広告コンテンツC12bとを受信した際に、端末装置100が表示する広告コンテンツC12aの表示態様を、第1状態〜第3状態に分けて記載した。
【0079】
ここで、広告コンテンツC12aには、所定の色、例えば濃い灰色で「○○○トーク」といった広告対象の広告文と、ハートマークの画像とが配置されている。ここで、ハートマークは、広告コンテンツC12aの左側約三分の一の領域内に配置されているものとする。また、広告コンテンツC12aには、所定の色、例えば濃い灰色の吹き出し内に、「TALK」の文字を透明に切り取った画像が配置されている。また、広告コンテンツC12aには、所定の色以外の色、例えば黒色で「キモチ伝わる」といった広告対象の広告文が配置されている。また、広告コンテンツC12aのうち、上述した領域以外の領域については、背面に配置されたコンテンツを表示する透明な領域である。なお、
図7に示す例では、ハートマークの回りを黒線で囲ったが、以下の説明では、かかる黒線部分は、表示されないものとする。
【0080】
広告コンテンツC12bは、端末装置100の画面と表示サイズが同じ画像であり、ウェブページC10および広告コンテンツC12aの背面に配置されるコンテンツである。また、広告コンテンツC12bには、下半分に濃い灰色が付された領域が配置されている。また、広告コンテンツC12bの上半分のうち、左側の約3分の1の領域については、上半分が薄い灰色の領域であり、下半分が濃い灰色の領域が配置されている。また、広告コンテンツC12bの上半分のうち、右側の約3分の2の領域については、薄い灰色の領域が配置されている。
【0081】
かかる広告コンテンツC12a、C12bを受信した場合、端末装置100は、広告コンテンツC12aをウェブページC10の広告枠50に配置し、広告コンテンツC12bをウェブページC10と広告コンテンツC12aとの背面に配置する。そして、端末装置100は、背面に重なった広告コンテンツC12bの領域に応じた表示態様で、広告コンテンツC12bを表示する。この結果、端末装置100は、
図7中の第1状態に示すように、広告枠50が画面の下側、すなわち、広告コンテンツC12bの濃い灰色の領域と重なっている場合、「キモチ伝わる」といった広告文のみを広告枠50内に表示する。
【0082】
続いて、端末装置100は、利用者のスクロール操作によって広告枠50の表示位置が画面上側に移動した場合は、背面に重なった広告コンテンツC12bの領域に応じた表示態様で、広告コンテンツC12aを表示する。詳細には、
図7中の第2状態に示す例では、広告枠50と重なる広告コンテンツC12bの領域は、左側3分の1が濃い灰色であり、右側3分の2が薄い灰色である。かかる場合、端末装置100は、薄い灰色の背景に、黒色の「キモチ伝わる」といった広告文と、濃い灰色の「○○○トーク」といった広告文と、薄い灰色の「TALK」の文字を含む濃い灰色の吹き出しとが配置された広告コンテンツC12aを表示する。
【0083】
また、端末装置100は、
図7の第3状態に示すように、広告枠50の表示位置がさらに画面上部へと移動した場合は、広告枠50と重なる広告コンテンツC12bの領域全体に薄い灰色が付されている。このため、端末装置100は、薄い灰色の背景に、黒色の「キモチ伝わる」といった広告文と、濃い灰色の「○○○トーク」といった広告文と、薄い灰色の「TALK」の文字を含む濃い灰色の吹き出しと、濃い灰色のハートマークとが配置された広告コンテンツC12aを表示する。
【0084】
このように、端末装置100は、背景広告コンテンツに配置された領域に応じた表示態様で、広告枠コンテンツを表示するので、背景広告コンテンツに配置された領域のパターンに応じて、さまざまな表示態様を実現することができる。この結果、端末装置100は、スクロール操作によってさまざまな表示態様に変更する広告枠コンテンツを表示できるので、利用者の広告に対する関心を引き起こす結果、広告効果を向上させることができる。
【0085】
〔7.広告配信システムの処理フロー〕
次に、
図8を用いて、制御情報を実行した端末装置100が実行する処理の手順について説明する。
図8は、実施形態に係る端末装置が実行する表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0086】
図8に示す例では、端末装置100は、ユーザの操作に応じてコンテンツ配信サーバ30にウェブページC10の配信を要求し、コンテンツ配信サーバ30からウェブページC10を受信する(ステップS101)。次に、端末装置100は、配信されたウェブページC10に広告取得命令が含まれる場合は、広告配信サーバ20に対して配信要求を送信する(ステップS102)。次に、端末装置100は、広告枠コンテンツと背面広告コンテンツとを受信したか否かを判定し(ステップS103)、受信していないと判定した場合は(ステップS103:No)、再度ステップS103を実行する。
【0087】
また、端末装置100は、広告枠コンテンツと背面広告コンテンツとを受信した場合は(ステップS103:Yes)、広告枠コンテンツをウェブページの広告枠に配置するとともに、背面広告コンテンツを広告枠コンテンツとウェブページとの背面に配置する(ステップS104)。そして、端末装置100は、ウェブページを表示するとともに、広告枠コンテンツと重なる背面広告コンテンツの領域に応じた表示態様で、広告枠コンテンツを表示する(ステップS105)。
【0088】
また、端末装置100は、スクロール操作が行われたか否かを判定する(ステップS106)。そして、端末装置100は、スクロール操作が行われた場合は(ステップS106:Yes)、ウェブページをスクロールさせるとともに(ステップS107)、再度ステップS105を実行する。一方、端末装置100は、スクロール操作が行われていない場合は(ステップS106:No)、再度ステップS106を実行する。
【0089】
〔8.変形例〕
上記した実施形態に係る広告配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる
形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告配信システム1の他の実施形態について説明する。なお、以下に説明する端末装置100は、広告コンテンツに含まれる制御情報にしたがって、広告コンテンツの表示処理を行う。
【0090】
〔8−1.表示態様について〕
上述した端末装置100は、広告枠コンテンツと重なる背面広告コンテンツの領域に応じて、広告枠コンテンツの表示態様を変更した。具体的には、端末装置100は、広告コンテンツC11aのうち、透明な領域については、背面に重なる広告コンテンツC11bの領域を表示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。
【0091】
例えば、端末装置100は、透過する領域を有さない広告枠コンテンツと、背面広告コンテンツとを受信する。そして、端末装置100は、広告枠コンテンツと、背面に重なる背面広告コンテンツの領域とを任意の手法で合成し、合成したコンテンツを広告枠コンテンツとして表示してもよい。例えば、端末装置100は、広告枠コンテンツと、背面にかさなる背面広告コンテンツの領域とについて、いわゆるディザ合成、比較合成、乗算合成、焼き込み合成、スクリーン合成、オーバーレイ合成等を適用してもよい。また、例えば、端末装置100は、広告枠コンテンツと重なった背景広告コンテンツの領域に応じて、広告枠コンテンツの明度、彩度、色彩、透過度等を変更してもよい。
【0092】
また、端末装置100は、広告枠コンテンツとして画像を表示するとともに、広告枠コンテンツのうち、背面広告コンテンツの所定の領域と重なる領域については、あらかじめ取得された動画を表示することとしてもよい。
【0093】
また、例えば、端末装置100は、第1の広告枠コンテンツおよび第2の広告枠コンテンツを受信する。かかる場合、端末装置100は、第1の広告枠コンテンツを広告枠に配置するとともに、第1の広告枠コンテンツのうち、背面広告コンテンツの所定の領域と重なる領域については、第2の広告コンテンツを表示することとしてもよい。
【0094】
〔8−2.広告コンテンツについて〕
上述した例では、端末装置100は、複数の領域を有し、各領域に薄い灰色または濃い灰色が付された背面広告コンテンツを広告枠コンテンツおよびウェブページの背面に配置した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、文字や画像等が配置された背景広告コンテンツを配置してもよい。また、端末装置100は、任意の色彩を有する広告枠コンテンツおよび背景広告コンテンツを配置してもよい。
【0095】
〔8−3.制御情報について〕
上記した端末装置100は、広告配信サーバ20が広告コンテンツとともに配信する制御情報を用いて、上記した表示処理を実行した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置100は、上記した制御情報をコンテンツ配信サーバ30からウェブページとともに受信し、受信した制御情報を実行することで、上述した表示処理を実行してもよい。
【0096】
〔8−4.ウェブページと広告コンテンツ〕
上記実施形態では、広告コンテンツがウェブページの広告枠に表示される例を示したが、広告コンテンツが表示されるのはウェブページに限られない。例えば、上記してきた広告コンテンツ等は、携帯電話ゲーム等の画面に表示されてもよい。また、端末装置100は、広告コンテンツ以外にも、任意のコンテンツについて、上述した処理を実行してもよい。
【0097】
〔8−5.装置構成〕
また、上記実施形態では、広告配信システム1に、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とが含まれる例を示したが、広告配信サーバ20とコンテンツ配信サーバ30とは1個の装置として形成されてもよい。この場合、
図2に示した広告配信サーバ20は、例えば、
図5に示したコンテンツ記憶部32、受付部34、配信部35を有する。そして、広告配信サーバ20は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付けた場合に、広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
【0098】
また、上記実施形態では、広告配信サーバ20から端末装置100に広告コンテンツが配信される例を示したが、コンテンツ配信サーバ30が、広告配信サーバ20から広告コンテンツを取得してもよい。この場合、広告配信サーバ20の要求受付部26は、コンテンツ配信サーバ30から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。また、広告配信サーバ20は、コンテンツ配信サーバ30に広告コンテンツを配信する。また、コンテンツ配信サーバ30は、広告配信サーバ20から取得した広告コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置100に配信する。
【0099】
〔8−6.端末装置の操作記録〕
また、上述してきた端末装置100は、実施形態に係る広告コンテンツが表示されているウェブページに対して、ユーザがどれだけ端末装置100を操作したかという記録を広告配信サーバ20に送信してもよい。具体的には、操作制御部142は、広告コンテンツが表示されているウェブページに対してユーザが行うスクロール操作や、広告コンテンツの選択回数、ウェブページの拡大縮小操作などを記録する。さらに、操作制御部142は、広告コンテンツに対するクリック操作や、ウェブページをリロードした回数や、広告コンテンツを特定する情報について端末装置からの発信操作(例えば、SNSへの書き込みなど)など、ユーザが端末装置100に対して行う種々の操作を記録することもできる。そして、通信部110は、操作制御部142により記録された操作履歴に関する情報を広告配信サーバ20に送信する。
【0100】
そして、広告配信サーバ20は、端末装置100から配信された端末装置100の操作履歴に関する情報を受信する。さらに、広告配信サーバ20は、受信した端末装置100の操作履歴に関する情報を集計し、かかる情報について分析した情報をさらに取得する。具体的には、広告配信サーバ20は、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツとかかる制御情報を伴わない広告コンテンツとについて、スクロール操作の回数や、CTRなどの広告効果の指標を比較した情報などを取得する。
【0101】
また、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報を送信してもよい。ここで、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツが表示されるウェブページに対する操作履歴は、広告効果を示す指標となりうる。すなわち、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツが表示されるウェブページにおいては、ユーザによって広告コンテンツ自体がクリックされることにより広告コンテンツ先のウェブページが表示されることのみならず、かかるウェブページに対してユーザがどれだけスクロール操作を行ったか(つまり、ユーザがどれだけウェブページの表示態様を変化させたか)という操作履歴自体がユーザの広告コンテンツへの興味を示す指標といえる。例えば、広告配信サーバ20は、利用者がスクロール操作を繰り返した回数を比較することで、実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツを表示した際に、広告に対する関心をどれくらい発生させたかを示す指標を提供することができる。したがって、広告配信サーバ20は、広告主端末10に端末装置100の操作履歴に関する情報を送信することにより、実施形態に係る広告コンテンツの表示されるウェブページに対する広告効果の指標を示すレポートとすることができる。
【0102】
これにより、広告配信サーバ20は、端末装置100における実施形態に係る制御情報を伴う広告コンテンツの表示態様の有用性を広告主に示すことができる。
【0103】
〔8−7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0104】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、
図6に示した要求部141および操作制御部142は統合されてもよい。
【0105】
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0106】
〔8−8.プログラム〕
また、上記してきた実施形態に係る端末装置100、広告配信サーバ20およびコンテンツ配信サーバ30は、例えば
図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告配信サーバ20を例に挙げて説明する。
図9は、広告配信サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0107】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0108】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、係るプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0109】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0110】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、係るプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0111】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告配信サーバ20として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部23の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部22内のデータ、すなわち広告データベース24が格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からこれらのプログラムを取得してもよい。
【0112】
なお、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部140の機能を実現する。
【0113】
なお、コンピュータ1000が実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部33の機能を実現する。また、HDD1400には、コンテンツ記憶部32内のデータが格納される。
【0114】
〔9.効果〕
上記してきたように、実施形態に係る広告配信サーバ20は、配信部28を有する。配信部28は、制御情報とともに、ウェブページ(第1コンテンツの一例)に含まれる広告枠(表示領域の一例)に表示される広告枠コンテンツ(第2コンテンツの一例)と、複数の領域を含む背景広告コンテンツ(第3コンテンツの一例)とを端末装置100に配信する。また、制御情報は、広告枠に広告枠コンテンツを配置し、ウェブページと広告枠コンテンツとの背面に、背面広告コンテンツを重ねて配置する配置手順を端末装置100に実行させる。また、制御情報は、広告枠コンテンツを、背面に重ねられた背面広告コンテンツの領域に応じた表示態様で、ウェブページとともに表示する。
【0115】
このため、例えば、端末装置100は、広告枠コンテンツをスクロールさせた際に、重なった背面広告コンテンツの領域に応じて、広告枠コンテンツの表示態様を変更するので、広告コンテンツに対するユーザの関心を引き起こす結果、広告効果を向上させることができる。
【0116】
また、配信部28は、背面に配置されたコンテンツを表示する領域、すなわち、透明な領域と、所定の色彩が付された領域とを有する広告枠コンテンツを配信する。また、配信部28は、所定の色彩が付された領域と、かかる色彩以外の色彩が付された領域とを含む背面広告コンテンツを配信する。
【0117】
かかる場合、端末装置100は、広告枠コンテンツと、背面広告コンテンツのうち所定の色彩が付された領域とが重ねられた場合、広告枠コンテンツのうち所定の色彩が付された領域を隠した表示態様で表示する。そして、端末装置100は、広告枠コンテンツと、背面広告コンテンツのうち所定の色彩以外の色彩が付された領域とが重ねられた場合、広告枠コンテンツのうち所定の色彩が付された領域が現れた表示態様で表示する。このため、端末装置100は、隠された領域が現れるような表示態様で広告コンテンツを表示するので、広告コンテンツに対するユーザの関心を引き起こす結果、広告効果を向上させることができる。
【0118】
また、配信部28は、背面に配置されたコンテンツを表示する領域、すなわち、透明な領域と、所定の色彩が付された領域と、かかる所定の色彩以外の色彩が付された領域とを有する広告枠コンテンツを配信する。
【0119】
かかる場合、端末装置100は、広告枠コンテンツと、背面広告コンテンツのうち所定の色彩が付された領域とが重ねられた場合、広告枠コンテンツのうち所定の色彩が付された領域を隠し、所定の色以外の色彩が付された領域を表示する。そして、端末装置100は、広告枠コンテンツと、背面広告コンテンツのうち所定の色彩以外の色彩が付された領域とが重ねられた場合、広告枠コンテンツのうち所定の色彩が付された領域と、所定の色以外の色彩が付された領域とを表示する。このため、端末装置100は、所定の色以外の色彩が付された領域を表示しつつ、隠された領域が現れるような表示態様で広告コンテンツを表示するので、広告コンテンツに対するユーザの関心を引き起こす結果、広告効果を向上させることができる。
【0120】
また、配信部28は、所定の色彩が付された領域と、広告枠コンテンツの各領域に付された色彩とは異なる色彩が付された領域とを含む背面広告コンテンツを配信する。
【0121】
かかる場合、端末装置100は、広告枠コンテンツと、背面広告コンテンツのうち所定の色彩が付された領域とが重ねられた場合、広告枠コンテンツのうち所定の色彩が付された領域を隠した表示態様で表示する。そして、端末装置100は、広告枠コンテンツと、背面広告コンテンツのうち広告枠コンテンツの各領域に付された色彩とは異なる色彩が付された領域とが重ねられた場合、広告枠コンテンツの全ての領域が現れた表示態様で表示する。このため、端末装置100は、隠された領域が現れるような表示態様で広告コンテンツを表示するので、広告コンテンツに対するユーザの関心を引き起こす結果、広告効果を向上させることができる。
【0122】
また、配信部28は、広告枠コンテンツが初めに表示される画面上の領域と対応する領域に、所定の色彩が付された領域を有する背景広告コンテンツを配信する。かかる場合、端末装置100は、広告枠コンテンツを初めに表示する際に、所定の色彩が付された領域を隠す表示態様で表示する。また、端末装置100は、背景広告コンテンツのうち、所定の色彩以外の色彩が付された領域と広告枠コンテンツの表示領域とが重なった場合は、広告枠コンテンツのうち所定の色彩が付された領域を表示する。このため、配信部28は、隠された領域が現れるような表示態様で広告コンテンツを表示するので、広告コンテンツに対するユーザの関心を引き起こす結果、広告効果を向上させることができる。
【0123】
また、制御情報は、利用者の操作に応じて、ウェブページと、広告枠コンテンツとの表示位置を移動させる処理を端末装置100に実行させる。かかる場合、端末装置100は、例えば、利用者のスクロール操作に応じて、広告枠コンテンツの表示位置を移動させるとともに、背面に配置された背景広告コンテンツの領域に応じて、広告枠コンテンツの表示態様を変更する。このため、端末装置100は、利用者の操作に応じて広告枠コンテンツの表示態様を変更する結果、広告コンテンツに対するユーザの関心を引き起こし、広告効果を向上させることができる。
【0124】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0125】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、配信部は、配信手段や配信回路に読み替えることができる。
【解決手段】本願に係る配信装置は、制御情報とともに、第1コンテンツに含まれる表示領域に表示される第2コンテンツと、複数の領域を含む第3コンテンツとを端末装置に配信する配信部を備え、前記制御情報は、前記表示領域に前記第2コンテンツを配置し、前記第1コンテンツと前記第2コンテンツの背面に前記第3コンテンツを重ねて配置する配置手順と、前記第2コンテンツを、背面に重ねられた前記第3コンテンツの領域に応じた表示態様で、前記第1コンテンツとともに表示する表示手順とを前記端末装置に実行させる。