特許第5714198号(P5714198)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5714198自動二輪車のフットボード用エクステンションジョイント
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5714198
(24)【登録日】2015年3月20日
(45)【発行日】2015年5月7日
(54)【発明の名称】自動二輪車のフットボード用エクステンションジョイント
(51)【国際特許分類】
   B62J 25/00 20060101AFI20150416BHJP
【FI】
   B62J25/00 C
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-4143(P2015-4143)
(22)【出願日】2015年1月13日
【審査請求日】2015年2月9日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515011232
【氏名又は名称】株式会社クリタ
(74)【代理人】
【識別番号】100100033
【弁理士】
【氏名又は名称】小杉 武夫
(72)【発明者】
【氏名】堀 琢磨
【審査官】 加藤 信秀
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3134359(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0061996(US,A1)
【文献】 欧州特許出願公開第2724922(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62J 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
有孔固定部を内側寄りに設けたフットボードと、分岐状先端部を有し中央部から下方に伸びる支持部を介して車体フレームの側部に係止されるフットボードブラケットと、前記フットボードとフットボードブラケットを連結するエクステンションジョイントと、を備える自動二輪車用フットボードの取付構造において、
前記エクステンションジョイントは平板状の上部材と下部材をそれぞれ上下方向に互いにずらして該部材の対向する端部側面を接して一体化してなり、上部材と下部材の側面にそれぞれ貫通孔を設け、上部材の内角部近辺からフットボードブラケットの上面角部近辺に向けて貫通する止めネジ孔を設けると共に上部材の外角寄りには下方に向かうアジャストネジ孔を設け、前記止めネジ孔には固定ネジを、前記アジャストネジ孔にはバネを介してアジャストネジをねじ込み可能に設けてなり、
前記フットボードの有孔固定部に設けた孔とエクステンションジョイントの上部材側面に設けた孔にそれぞれネジ部材を挿入しフットボードをエクステンションジョイントに回動可能且つフットボードの角度を調整可能に取り付け、前記エクステンションジョイントの下部材とフットボードブラケット先端部とをネジ止めすると共にエクステンションジョイント上部材からネジ込んだ前記固定ネジによってエクステンションジョイントをフットボードブラケットに固定することを特徴とする自動二輪車用フットボードの取付構造。
【請求項2】
フットボードと車体フレームの側部に係止されるフットボードブラケットを連結する自動二輪車のフットボード用エクステンションジョイントであって、
平板状の上部材と下部材をそれぞれ上下方向に互いにずらして該部材の対向する端部側面を接して一体化してなり、上部材と下部材の側面にそれぞれ貫通孔を設け、上部材の内角部近辺からフットボードブラケットの上面角部近辺に向けて貫通する止めネジ孔を設けると共に上部材の外角寄りには下方に向かうアジャストネジ孔を設け、前記止めネジ孔には固定ネジを、前記アジャストネジ孔にはバネを介してアジャストネジをねじ込み可能に設けてなることを特徴とする自動二輪車のフットボード用エクステンションジョイント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動二輪車用フットボードの取付構造に関し、より詳細にはフットボードブラケットとフットボードの間にエクステンションジョイント(以下の明細書において「エクステンション」と称する)を介在させてフットボードの取付位置を高さ方向に調整可能とすると共に、フットボードの角度調整を可能とする自動二輪車用フットボードの取付構造並びに該自動二輪車用フットボードの取付構造に用いられるエクステンションに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動二輪車にはドライバーが足をのせるためのステップが備えてあり、図6及び図7に示すように、フットボードをフットボードブラケットに直接取り付け、フレームを介して車体に取り付けられている。しかし、特に外国車の場合はフットボードの取付位置が低く、交差点、カーブ或いは山道などで車両をバンク(傾斜)させて走行する際に、フットボードが地面と接触して擦る危険性がある。フットボードが地面と接触して擦ることによって転倒し重大な事故を引きおこしかねない。また、近年、サスペンションを変更ないし加工して車高を下げるローダウンカスタム或いはステップ位置を低位置に付け変えるカスタムがあり、係るカスタム車両の場合は、より地面と接触し擦り易くなり、高価なカスタムステップが損傷し商品価値が低下したり、ネットによる情報が出回ることによりカスタムの施工を控えたり、フットボードが摺りやすいとされる車両の買い控えやリピートオーダーが減少し、販売計画の見直しを迫られる事態も起きている。一方、特許文献1記載の自動二輪車のステップボードの取付位置調整装置にかかる考案が実用新案登録されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3134359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記の特許文献1に記載された技術は、ステップボードの取付装置が足を載せる天板A、フレームへの取付部品C、AとCを接続する取付部品Bの3点から構成され、取付部品BとCに長細いガイド溝を設け、ステップボードの取付位置を前後、左右、上下に調整できるようにA,B,Cをボルトで締結したものである。しかし、前記天板Aを下方に下げると共に取付部品Bも下方に下がり取付部品Bの下端部が地面に接触し擦る可能性があり問題である。また、この装置自体が大型であり目立つことから取り付け後の外観が大きく変化する点についても問題である。
【0005】
本願発明者は鋭意研究を重ねて、フットボードを自動二輪車本体に取り付けるフットボードブラケットとフットボードとの間にエクステンションを介在させてフットボードの取付位置を高くすると共にフットボードの角度調整機能を付加することによってフットボードが地面と接触して地面を擦ることによるフットボードが破損する危険性を払拭し、フットボードの角度調整により足の踏ん張りの向上、足のズレ防止、ローダウンカスタムした際に必然的にフットボードが下がってしまうのをエクステンションで上げて、更にフットボード角度を上げることによって、ノーマル状態よりもローダウンカスタムした際に頻繁に起こるフットボードの地面との接触を軽減することを知見して本願発明に想到したものであり、本願発明の主たる目的は前記問題点を解消し、車体の傾斜角度、いわゆるバンク角が従来の自動二輪車に比較して最大で約30〜40%も大きく傾斜できると共にカーブや山道などで車両をバンクさせて走行する際に、フットボードが地面と接触し擦することによる破損を防ぎ安全で快適なツーリングを楽しめる自動二輪車用フットボードの取付構造並びに該自動二輪車用フットボードの取付構造に用いられるエクステンションを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の課題を解決するために、本発明は、有孔固定部を内側寄りに設けたフットボードと、分岐状先端部を有し中央部から下方に伸びる支持部を介して車体フレームの側部に係止されるフットボードブラケットと、前記フットボードとフットボードブラケットを連結するエクステンションと、を備える自動二輪車用フットボードの取付構造において、
前記エクステンションは平板状の上部材と下部材をそれぞれ上下方向に互いにずらして該部材の対向する端部側面を接して一体化してなり、上部材と下部材の側面にそれぞれ貫通孔を設け、上部材の内角部近辺からフットボードブラケットの上面角部近辺に向けて貫通する止めネジ孔を設けると共に上部材の外角寄りには下方に向かうアジャストネジ孔を設け、前記止めネジ孔には固定ネジを、前記アジャストネジ孔にはバネを介してアジャストネジをねじ込み可能に設けてなり、
前記フットボードの有孔固定部に設けた孔とエクステンションの上部材側面に設けた孔にそれぞれネジ部材を挿入しフットボードをエクステンションに回動可能且つフットボードの角度を調整可能に取り付け、前記エクステンションの下部材とフットボードブラケット先端部とをネジ止めすると共にエクステンション上部材からネジ込んだ前記固定ネジによってエクステンションをフットボードブラケットに固定することを特徴とする自動二輪車用フットボードの取付構造とする。
【0007】
また、前記の課題を解決するために、本発明は、フットボードと車体フレームの側部に係止されるフットボードブラケットを連結する自動二輪車のフットボード用エクステンションであって、
平板状の上部材と下部材をそれぞれ上下方向に互いにずらして該部材の対向する端部側面を接して一体化してなり、上部材と下部材の側面にそれぞれ貫通孔を設け、上部材の内角部近辺からフットボードブラケットの上面角部近辺に向けて貫通する止めネジ孔を設けると共に上部材の外角寄りには下方に向かうアジャストネジ孔を設け、前記止めネジ孔には固定ネジを、前記アジャストネジ孔にはバネを介してアジャストネジをねじ込み可能に設けてなることを特徴とする自動二輪車のフットボード用エクステンションとする。
【発明の効果】
【0008】
本願発明の自動二輪車用フットボードの取付構造は、従来のフットボードの取付構造においてフットボードとフットボードブラケットとの中間にエクステンションを取り付けるだけで簡単に着脱できるので便利である。特に、ローダウンカスタム車両はノーマル車両に比較してバンク角は浅くなりフットボードは摺りやすくなる。ローダウンカスタム車両においてもエクステンションを取り付ければステップ位置が高く変更されるので、従来のローダウンカスタムでノーマル状態よりも更に摺りやすくなったフットボードの地面への接触が軽減され、フットボード調整機構によりその効果が高められ、事故を未然に防止することができる。また、身長や体型に合わせて調整できるので通常の乗車姿勢で膝角度やブレーキング動作が楽になる。ブレーキペダルとフットボードが近くなるのでブレーキペダルが踏みやすくなる。小部品からなるエクステンションを取り付けるだけなので外観にさして大きな変化を生じさせず、尚且つフットボードの可動機能は維持される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施例に係るフットボードの取付構造を示す組立分解図である。
図2】本発明の実施例に係るエクステンションの説明図である。
図3】本発明の実施例に係るフットボードの取付構造を示す部分説明図である。
図4】本発明の実施例に係るフットボードの取付構造を示す部分説明図である。
図5】本発明の実施例に係るフットボードと従来例とのバンク角の比較図である。
図6】従来例に係るフットボードの取付構造を示す組立分解図である。
図7】従来例に係るフットボードの取付構造を示す部分説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本願発明を実施するための形態(以下「実施の形態」と称する)について、以下に詳細に説明する。しかし、本願発明は、かかる実施の形態に限定されるものではない。
【0011】
本願発明の実施の形態において、有孔固定部21を内側寄りに設けたフットボード2と、分岐状先端部31を有し中央部から下方に伸びる支持部32を介して車体フレームの側部に係止されるフットボードブラケット3と、前記フットボード2とフットボードブラケット3を連結するエクステンション4と、を備える自動二輪車用フットボードの取付構造1において、
前記エクステンション4は平板状の上部材41と下部材42をそれぞれ上下方向に互いにずらして該部材の対向する端部側面を接して一体化してなり、上部材41と下部材42の側面にそれぞれ貫通孔43,44を開け、上部材の上方内寄り角部を円弧状に形成し該円弧状側面47近辺からフットボードブラケット3の上面角部近辺に向けて貫通するネジ孔45を開けエクステンションが動かないようにネジ48で固定する。上部材の上方外寄りには下方に向かうアジャストネジ孔46を設け、前記アジャストネジ孔46にはバネ50を介してアジャストネジ49をねじ込み可能に設けてなり、前記エクステンション4の下部材面42fがそれぞれ内向するようにフットボードブラケット3に配置しフットボードの有孔固定部21に設けた孔21hとエクステンション4の上部材側面に設けた孔43にそれぞれネジ部材51を挿入しフットボード2をエクステンション4に回動可能に且つ前記アジャストネジ49を正逆可能に螺着させてフットボード2の角度を調整可能に取り付ける。前記エクステンション4の下部材42にはフットボードブラケット3の分岐状先端部31を前記エクステンションの下部材42の外側から重合するように配置してエクステンションの下部材42とフットボードブラケット先端部31とをネジ部材52でネジ止めすると共にエクステンション上部材41からネジ込んだ前記固定ネジ48によってエクステンション4をフットボードブラケット3に固定することを特徴とする。
【0012】
本願発明の実施の形態において特に限定するものではないが、前記エクステンション4は、図2(1)に示すように上部材の上方外寄りの角部を縦方向に切り欠いて、切り欠いた下部に下方に向かうアジャストネジ孔46を設け、或いは図2(2)に示すように前記上方外寄りの角部に直接下方に向かうアジャストネジ孔46を設けてもよい。何れの場合も前記アジャストネジ孔46に螺合するアジャストネジ49の頭部がエクステンション4の上部材41の上面から突出する高さによってフットボード2の傾斜角度が決まる。つまり図3(1)に示すように、アジャストネジ49の頭部がエクステンション4の上部材41の上面と水平な位置にある場合はフットボード2は水平に保持され、図3(2)に示すように、アジャストネジ49の頭部がエクステンション4の上部材41の上面よりも高く突出した位置にある場合はフットボード2は外側が持ち上がり内寄りに傾斜した状態に保持される。このようにしてアジャストネジ49を正逆可能ないし上下動可能に螺着させてフットボードの角度を調整可能となる。更に、バネ50によってアジャストネジのぐらつきと微調整機能を向上して緩みを防止しフットボードの安定感を高める作用をなす。
【0013】
また、前記フットボードの有孔固定部21に前記エクステンション4の下部材面42fがそれぞれ内向するように配置しフットボードの有孔固定部21に設けられている孔21hとエクステンション4の上部材側面に設けた孔43にそれぞれネジ部材51を挿入しフットボード2をエクステンション4に回動可能に取り付けられている。例えば、前記ネジ部材51は頭部寄りの一部が摺り合わせ部で先端がネジ部からなるボルト・ナットであり、前記ボルトの摺り合わせ部と該ボルトを挿入する前記孔21h及び孔43の接触面を互いに摺り合わせ回動の堅さ程度はネジ51のナットの締め付け具合によって調整可能である。図4(1)はフットボードの角度を水平に保持した状態を実線で示し、フットボードの外側が上方に回動した状態を鎖線で示す。図4(2)は、図4(1)を左から見た部分切断図である。
【0014】
前記エクステンションの材料は特に限定するものではないが、例えば、アルミニウム、ジュラルミン、鉄、ステンレス又はその他の合金等広く用いることができる。前記エクステンションの製造方法については特に限定するものではないが、例えば、エクステンション本体は、所定の形状に加工した平板状の上部材41と下部材42を上下にずらした状態で溶接、プレスないし接着剤等によって一体化する方法、或いは、予め上部材41と下部材42を一体化した形状の鋳型を準備しておき、加熱溶融した金属を前記鋳型に流し込み、冷えて固まった後、型から取り出す鋳物製造法等によって一体的に製造する何れの方法でもよい。次に、前記エクステンション本体の上部材41と下部材42の側面にそれぞれ貫通孔43,44を穿孔し、上部材に止めネジ孔45とアジャストネジ孔46を穿設すればよい。また、3Dプリンターを使用して成形することも可能である。例えば、ナイロン12等エンジニアリングプラスチック粉末にカーボンファイバー、ガラスビーズ、アルミ粉末、鉄、ニッケル、その他の金属粉末等と混合して炭酸ガスレーザー等で直接焼結または溶融させて積層する積層造形法、金属粉末レーザー焼結法等により成形してもよい。
【0015】
前記フットボードブラケット31を車体フレームの側部に係止する方法は特に限定されるものではないが、例えば、図1に示すように、車体のフレーム6の角部に備えた有孔係止板61にフットボードブラケット31の支持部32を重合させてネジ孔61hにネジ部材62を挿入してネジ止めする方法やフレームと一体タイプ等がある。装着する自動二輪車の車種に合わせて、或いはライダーの好みに応じてフットボードをアップするインチサイズの異なるエクステンションを複数準備しておくことも可能である。
【実施例】
【0016】
以下に実施例を挙げて本願発明について説明する。しかし、本願発明は、かかる実施例に限定されるものではない。
鉄製板状の上部材41と下部材42を準備し、前記上部材41と下部材42を上下にずらした状態で溶接により一体化して本願発明に係るエクステンション4を複数個作成した。次に、前記エクステンション4を米国のハーレーダビッドソン(登録商標)のソフテイモデル中のヘリテイジにフットボードブラケットとフットボードの間にフットボードを約1インチ(2.54cm)アップするエクステンションを取り付けた。
前記エクステンションを取り付けた車両と従来の車両とを比較したところ、図5に示すように従来の車両ではバンク角θが約25度であるが、本願発明のエクステンション4を取り付けた車両はバンク角θが約35度あり、約30〜40%も大きく傾斜できることが確認された。また、非公開の状態にて秘密保持義務を負う複数のライダーが試乗した後に乗り心地を聞いたところ、バンク角θが深くなったことによりフットボードが地面を擦りづらくなると共に通常の乗車姿勢で膝が自然に曲がるようになり運転が楽になること、更に、ブレーキペダルが踏みやすくなること等が確認された。なお、本実施例は一例に過ぎず、ヘリテイジ以外の車種についても同様の結果が得られることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本願発明に係る自動二輪車用フットボードの取付構造並びにこの取付構造に用いられるエクステンションは、自動二輪車の事故を未然に防止すると共に自動二輪車のライダーに快適な乗り心地を与えることにより自動二輪車の普及に寄与し、自動二輪車業界の発展に大いに貢献する。
【符号の説明】
【0018】
1 フットボードの取付構造
2 フットボード
21 有孔固定部
3 フットボードブラケット
31 分岐状先端部
32 支持部
4 エクステンション
41 上部材
42 下部材
6 フレーム
61 有孔係止板
【要約】
【課題】 フットボードの取付位置を高さ方向に調整可能とすると共にフットボードの角度調整を可能とする自動二輪車用フットボードの取付構造並びに該自動二輪車用フットボードの取付構造に用いられるエクステンションを提供する。
【解決手段】 フットボードとフットボードブラケットを連結するエクステンションは、平板状の上部材と下部材をそれぞれ上下方向に互いにずらして該部材の対向する端部側面を接して一体化してなり、上部材と下部材の側面にそれぞれ貫通孔を設け、上部材の内角部近辺からフットボードブラケットの上面角部近辺に向けて貫通する止めネジ孔を設けると共に上部材の外角寄りには下方に向かうアジャストネジ孔を設け、前記止めネジ孔には固定ネジを、前記アジャストネジ孔にはバネを介してアジャストネジをねじ込み可能に設けてなる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7