(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5714310
(24)【登録日】2015年3月20日
(45)【発行日】2015年5月7日
(54)【発明の名称】照明装置及びタイヤの検査装置
(51)【国際特許分類】
G01N 21/954 20060101AFI20150416BHJP
【FI】
G01N21/954 Z
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2010-262749(P2010-262749)
(22)【出願日】2010年11月25日
(65)【公開番号】特開2012-112836(P2012-112836A)
(43)【公開日】2012年6月14日
【審査請求日】2013年10月31日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用 第16回画像センシングシンポジウム 画像センシング技術研究会主催 平成22年6月9日〜6月11日開催 日経BP社 日経ものづくり 2010年7月号 平成22年7月1日発行
(73)【特許権者】
【識別番号】000003148
【氏名又は名称】東洋ゴム工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】507023016
【氏名又は名称】日本機材株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100059225
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 璋子
(74)【代理人】
【識別番号】100076314
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 正人
(74)【代理人】
【識別番号】100112612
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲士
(74)【代理人】
【識別番号】100112623
【弁理士】
【氏名又は名称】富田 克幸
(72)【発明者】
【氏名】水草 裕勝
(72)【発明者】
【氏名】中元 均
(72)【発明者】
【氏名】大谷 和
【審査官】
森口 正治
(56)【参考文献】
【文献】
特開2001−249012(JP,A)
【文献】
特開2002−286645(JP,A)
【文献】
国際公開第2010/131698(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 21/84−21/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源ユニットから照射された光によってタイヤの内周面を照明する照明装置であって、
タイヤの内周面に沿わせて近接して配置した前記光源ユニットからタイヤの周方向に向けて光を照射した状態で、タイヤと前記光源ユニットとがタイヤの軸回りに相対的に回転することを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記発光ユニットが、タイヤ周方向に対して垂直な平面を有する基部と、前記基部の前記平面に設けられた光源とを備えることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記光源ユニットが青色に発光することを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記光源ユニットは、タイヤの内周面を照明するための光を発光する発光部と、前記発光部が設けられたリング状の基部とを備え、
前記発光部が、前記基部における前記光源ユニットの回転方向に垂直な平面に設けられ、タイヤの内周面に向けて膨らむ円弧状をなしていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項5】
光源ユニットから照射された光によってタイヤの内周面を照明する照明部と、タイヤの内周面を撮影する撮影部とを有する検査部と、タイヤと前記検査部とをタイヤの軸回りに相対的に回転させる駆動部とを備え、
タイヤの内周面に沿わせて近接して配置した前記光源ユニットからタイヤの周方向に向けて光を照射した状態で、前記駆動部がタイヤと前記検査部とをタイヤの軸回りに相対的に回転させながら、前記撮影部がタイヤの内周面を撮影することを特徴とするタイヤの検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤの内周面を照明する照明装置、及び、その照明装置を用いたタイヤの検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
製造されたタイヤには製造中の部材のばらつき等に起因してタイヤの内周面にタイヤ幅方向に延びる線状の凹凸が生じることがある。
【0003】
この線状の凹凸は、スチールコード又は高強度有機繊維コードをタイヤ幅方向に配列したカーカスプライの両端部が重なり合わず間隔が空いた状態となると線状の凹となり、カーカスプライのジョイント部分の重ね合わせ代が所定量より大きいと線状の凸となる。また、カーカスプライのスチールコードがインナーライナを貫通してタイヤの内面側へ突出することでも線状の凸が生じる。
【0004】
このような内周面に線状の凹凸が存在するタイヤは、タイヤ安定性が悪いおそれ高いことから、タイヤを出荷するに先立ち所定の基準値を超えるような凹凸の有無を検査することが行われている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0005】
特許文献1には、タイヤの内周面を検査する際に用いる照明装置として、光源ユニットに設けられた発光部の点灯で照明されたタイヤの内周面の検査領域をCCDによって撮像し、この撮像した結果に基づいて検査領域の光の濃度分布を作成し、この濃度分布における各光源ユニットが受け持つ画角毎に目標とする光量との差分を演算して発光部の発光量を制御するものが開示されている。
【0006】
しかしながら、特許文献1のような照明装置では、タイヤの内周面の検査領域から反射してくる光量を一定とするため、タイヤの内周面に線状の凹凸が有っても影ができず、凹凸の有無を検出することが極めて困難であるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002−286645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記問題を考慮してなされたものであり、タイヤの内周面に生じた線状の凹凸を容易に検出することができる照明装置及びタイヤの検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る照明装置は、光源ユニットから照射された光によってタイヤの内周面を照明する照明装置であって、タイヤの内周面に沿わせて
近接して配置した前記光源ユニットからタイヤの周方向に向けて光を照射した状態で、タイヤと前記光源ユニットとをタイヤの軸回りに相対的に回転させることを特徴とする。
【0010】
本発明の照明装置では、タイヤの内周面に沿わせて配置した光源ユニットからタイヤの周方向に向けて光を照射するため、タイヤの内周面に線状の凹凸が有ると該凹凸に対して横方向から光が照射されることとなり、凹凸より光の進行方向前方に凹凸の起伏量に応じた線状の影が生じる。そのため、所定の基準値を超えるような凹凸の有無を容易に検出することができる。
【0011】
また、本発明に係るタイヤの検査装置は、照明部に上記の照明装置を用いた検査装置であり、光源ユニットから照射された光によってタイヤの内周面を照明する照明部とタイヤの内周面を撮影する撮影部とを有する検査部と、タイヤと前記検査部とをタイヤの軸回りに相対的に回転させる駆動部とを備え、タイヤの内周面に沿わせて
近接して配置した前記光源ユニットからタイヤの周方向に向けて光を照射した状態で、前記駆動部がタイヤと前記検査部とをタイヤの軸回りに相対的に回転させながら、前記撮影部がタイヤの内周面を撮影することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明では、タイヤの内周面に生じた線状の凹凸を容易に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施形態に係るタイヤの検査装置において検査するタイヤの断面図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係るタイヤの検査装置の概念図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係るタイヤの検査装置の平面図である。
【
図5】検査部を待避位置に移動させた状態を示すタイヤの検査装置の平面図である。
【
図6】本発明の変更例に係るタイヤの検査装置の要部拡大断図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0015】
本実施形態において検査対象となるタイヤTは、トレッド部1と、左右一対のビード部2と、トレッド部1とビード部2との間に介在する左右一対のショルダー部3及びサイドウォール部4とよりなる。トレッド部1の径方向内側には、スチールコードや高強度有機繊維コードをタイヤ径方向に配列した1層又は複数層からなるカーカスプライ5が配されている。カーカスプライ5は、トレッド部1から両側のサイドウォール部4を経てビード部2でビードコア6の内側から外側に巻き上げられることにより係止されている。また、トレッド部1におけるカーカスプライ5の径方向外側にはスチールコードよりなる複数枚のベルト7が配されている。
【0016】
上記構成のタイヤTは、製造行程の最終段階において
図2に示すようなタイヤの検査装置(以下、検査装置という)10によりタイヤTの内周面8に所定の基準値を超えるような線状の凹凸の有無を検査する。
【0017】
この検査装置10は、一方のサイドウォール部4を下にしてタイヤTが載置される回転テーブル12と、回転テーブル12を回転させるテーブル駆動部14と、照明装置16と撮影部18、19とを備える検査部20と、検査部20を水平方向へ移動させる検査駆動部22と、テーブル駆動部14や照明装置16や撮影部18、19や検査駆動部22を駆動制御する制御部24とを備える。
【0018】
回転テーブル12は、
図2〜
図4に示すように、空洞部26を有しており、その空洞部26に検査部20及び検査駆動部22が配設されている。
【0019】
回転テーブル12の上には、回転テーブル12の回転軸L1とタイヤTの回転軸L2とが一致するようにタイヤTが載置される。このようにタイヤTが回転テーブル12に載置された状態で、タイヤTのビード部2の内方に形成された中空部9と回転テーブル12の空洞部26とが上下に繋がる。
【0020】
回転テーブル12は、テーブル駆動部14からの動力が伝達されることで、これに載置されたタイヤTを回転軸L2の回りに回転させる。
【0021】
検査部20は、
図4に示すように、回転テーブル12の空洞部26から上方に突出する支柱27に支持フレーム28を介して照明装置16と第1撮影部18と第2撮影部19とが取り付けられて構成されている。検査部20は、回転テーブル12に載置されたタイヤTの中空部9に下方より挿通されることで、照明装置16と第1撮影部18と第2撮影部19とがタイヤTの中空部9に配置される。
【0022】
検査部20は、検査駆動部22からの動力を受けてレール30上を水平方向(
図2〜
図4における左右方向)に移動可能に設けられたスライダー32に支柱27の下端部が連結されている。また、支柱27の上部は枢支軸29を介して支持フレーム28が連結されている。
【0023】
照明装置16は、支持フレーム28から水平方向に延びる支軸34と、支軸34の先端部に取り付けられた光源ユニット36とを備え、トレッド部1の下端部近傍の内面に沿わせて配置された光源ユニット36から光を照射して回転テーブル12に載置されたタイヤTの内周面8を照明する。
【0024】
光源ユニット36は、
図2及び
図4に示すように、平板状かつリング状に設けられた基部38と、タイヤTの内周面8を照明するための光を発光する発光部40とを備える。
【0025】
基部38は、その一方の板面39がタイヤTの径方向R及びタイヤTの幅方向Wに沿うように、つまり、板面39がタイヤTの周方向Cに対してほぼ垂直な平面をなすように支軸34の先端部に取り付けられている。発光部40は、発光波長が400〜500nmの青色のLED41を複数個備え、基部38のリング形状に合わせてタイヤTの内周面8に向けて膨らむ半円弧状に複数個のLED41が配列され基部38の板面39に設けられている。
【0026】
上記構成の光源ユニット36は、タイヤTの内周面8に近接して配置された発光部40からの光をタイヤTの周方向Cに向けて照射する。
【0027】
第1撮影部18及び第2撮影部19は、例えば、CCDカメラからなり、回転テーブル12に載置されたタイヤTの内周面8を撮影する。
【0028】
詳細には、第1撮影部18及び第2撮影部19は、光源ユニット36の発光部40から出射された光の進行方向前方に位置するタイヤTの内周面8を、平面視においてほぼ垂直な方向から、つまり、タイヤTの径方向R内方から外方に向けて撮影する。
【0029】
そして、第1撮影部18は、下方に位置するショルダー部3、サイドウォール部4及びビード部2の内面を撮影し、第2撮影部19は、下側に位置するショルダー部3からトレッド部1のタイヤ幅方向Wの中央部までの内面を撮影する。つまり、本実施形態において、第1撮影部18及び第2撮影部19によって、下方に位置するショルダー部3からトレッド部1のタイヤ幅方向Wの中央部までの内面を撮影することができる。
【0030】
検査駆動部22は、支柱27の下端部が連結されたスライダー30をレール30に沿って水平方向に摺動させる。これにより、検査駆動部22は、支持フレーム28を介して支柱27に連結された検査部20を水平方向に移動させ、具体的には、照明装置16に設けられた光源ユニット36が回転テーブル12に載置されるタイヤTの中空部9の径方向内方に位置する待避位置(
図5参照)と、光源ユニット36がタイヤTの内周面8に近接した検査位置(
図3参照)との間で検査部20を移動させる。
【0031】
制御部24は、メモリに記憶させたプログラムに基づいてテーブル駆動部14や照明装置16や撮影部18、19や検査駆動部22を制御して、回転テーブル12に載置されたタイヤTの検査を行う。
【0032】
具体的には、まず、
図5に示すように、光源ユニット36がタイヤTと干渉しないように検査部20を待避位置に配置した状態で回転テーブル12にタイヤTを載置する。回転テーブル12に載置されたタイヤTは、不図示の位置調整機構により、回転テーブル12の回転軸L1とタイヤTの回転軸L2とが一致するように位置を調整する。
【0033】
次いで、
図2〜
図4に示すように、検査駆動部22が検査部20を待避位置から検査位置へ移動させて、照明装置16の光源ユニット36をタイヤTの内周面8に近接させるとともに、第1撮影部18及び第2撮影部19をタイヤTに近づける。
【0034】
検査部20を検査位置に移動させた後、制御部24が、発光部40のLED41を発光させてタイヤTの内周面8に沿わせて配置した光源ユニット36からタイヤTの周方向Cに向けて光を照射した状態で、第1撮影部18及び第2撮影部19によってタイヤTの内周面8を撮影する。
【0035】
そして、照明装置16によるタイヤTの内周面8の照明と、第1撮影部18及び第2撮影部19によるタイヤTの内周面8の撮影とを行った状態を維持しつつ、テーブル駆動部14が回転テーブル12を回転させ、その上に載置されたタイヤTと検査部20とをタイヤTの回転軸L2の回りに相対的に回転させる。
【0036】
これにより、タイヤTの内周面8に沿わせて配置した光源ユニット36からタイヤTの周方向Cに向けて光を照射した状態で、第1撮影部18及び第2撮影部19がタイヤTの内周面8全周を連続的に撮影することができる。
【0037】
第1撮影部18及び第2撮影部19より撮影して入手したデータは、制御部24へ入力され、制御部24が予めメモリに記憶されている所定のデータと照合して所定の基準値を超えるような線状の凹凸があるか否か判断する。
【0038】
タイヤTの周方向C全周にわたって撮影が完了すると、タイヤTの幅方向Wの下側半分(つまり、下方に位置するビード部2からトレッド部1のタイヤ幅方向Wの中央部まで)の検査が終了し、検査駆動部22が検査部20を検査位置から待避位置へ移動させる。
【0039】
そして、タイヤTの上下を反転させて先ほど検査を行っていないタイヤTの幅方向Wの上側半分を下方に向けて回転テーブル12に載置して、再び、タイヤTの位置を調整し、検査部20を待避位置から検査位置へ移動させ、光源ユニット36から光を照射した状態で、タイヤTを回転軸L2周りに相対的に回転させながら、第1撮影部18及び第2撮影部19でタイヤTの内周面8を撮影する。
【0040】
以上のように本実施形態の検査装置10では、照明装置16が、タイヤTの内周面8に沿わせて配置した光源ユニット36からタイヤTの周方向Cに向けて光を照射するため、タイヤTの内周面8に存在する線状の凹凸に対して横方向から光が照射することができ、凹凸の起伏量に応じた線状の影を生じさせることができる。そのため、成型切手といわれるタイヤTの識別シールや、タイヤ製造途中に付着した離型剤や油などによる汚れ等がタイヤTの内周面8にあっても、容易に所定の基準値を超えるような凹凸の有無を検出することができる。
【0041】
特に、照明装置16の発光部40から放出される光を青色にすることで、黒色のタイヤTの内周面8であってもハレーションを起こすことなく、コントラストを高めることができ、より一層、線状の凹凸により生じる線状の影を検出しやすくなり、検査精度を向上させることができる。
【0042】
また、本実施形態の検査装置10では、光源ユニット36が、発光部40が基部38のリング形状に合わせてタイヤTの内周面8に向けて膨らむ半円弧状に設けられている。そのため、トレッド部1とショルダー部3との境界部近傍の内面に沿わせて光源ユニット36を配置することで、トレッド部1やショルダー部3だけでなくサイドウォール部4にも発光部40を近接させた位置からタイヤTの周方向Cに沿わせて光を照射することができ、タイヤTの内周面8の広範囲にわたって線状の凹凸により生じる線状の影を検出しやすくなる。
【0043】
なお、上記した本実施形態では、検査部20に対してタイヤTを回転させることで、タイヤTと検査部20とを相対的に回転させたが、検査部20を回転させるように構成してもよい。
【0044】
また、上記した本実施形態では、タイヤTの幅方向Wの半分を検査した後、タイヤTの上下を反転させて残り半分を検査するが、タイヤTの周方向C全周にわたる撮影が完了した後に、検査部20を検査位置から待避位置へ移動させることなく、
図6に示すように、検査部20を下側検査位置から上側検査位置へ移動させた後、再び、タイヤTを回転軸L2周りに相対的に回転させながら、第1撮影部18及び第2撮影部19でタイヤTの内周面8を撮影してもよい。
【0045】
すなわち、タイヤTの幅方向Wの半分を検査した後、
図6において破線で示すような下側検査位置から、検査駆動部22が、照明装置16を上方へ、例えば、トレッド部1の上端部近傍へ移動させるとともに、枢支軸29の周りに支持フレーム28を所定角度回動させて、第2撮影部19によって上方に位置するショルダー部3、サイドウォール部4及びビード部2の内面を撮影し、第1撮影部18によって上側に位置するショルダー部3からトレッド部1のタイヤ幅方向Wの中央部までの内面を撮影する上側検査位置へ検査部20を移動させる。
【0046】
このような場合、上下を反転させることなくタイヤTの内周面8の下側及び上側を検査することができ、検査時間を短縮することができる。
【0047】
また、上記した本実施形態では、検査部20に2つの撮影部18、19を設けたが、本発明はこれに限定されず、1あるいは複数台の撮影部を設けてもよい。特に、多数(例えば、4つ)の撮影部を検査部20に設けることで、一度のタイヤTの回転動作でタイヤTの内周面8全域を精度良く撮影することができ、検査時間を大幅に短縮することができる。
【符号の説明】
【0048】
1…トレッド部
2…ビード部
3…ショルダー部
4…サイドウォール部
5…カーカスプライ
6…ビードコア
7…ベルト
8…内周面
9…中空部
10…検査装置
12…回転テーブル
14…テーブル駆動部
16…照明装置
18…撮影部
18…第1撮影部
19…第2撮影部
20…検査部
22…検査駆動部
24…制御部
26…空洞部
27…支柱
28…支持フレーム
29…枢支軸
30…レール
32…スライダー
34…支軸
36…光源ユニット
38…基部
39…板面
40…発光部
41…LED
C…周方向
L1…回転軸
L2…回転軸
T…タイヤ