【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明により、外側シェルと外側シェル内に装着された消費財を収容するための内側スライドとを含む消費財のためのスライド及びシェル容器を提供する。外側シェルは、シェル前面壁と、シェル背面壁と、シェル底面壁と、第1のシェル側壁と、第2のシェル側壁とを含む。内側スライドは、スライド前面壁と、スライド背面壁と、第1のスライド側壁と、第2のスライド側壁とを含む。本発明により、外側シェルと内側スライドは、1つ又はそれよりも多くの脆弱線に沿って互いに対して取外し可能に接続される。外側シェルと内側スライドが、1つ又はそれよりも多くの脆弱線に沿って分離される時に、内側スライドは、外側シェル内で閉鎖スライド位置と開放スライド位置の間で移動可能になる。
【0007】
本発明による容器の構成要素の位置を説明するのに使用される用語「前面」、「背面」、「上側」、「下側」、「側部」、「上部」、「底部」、「左」、「右」、及び他の用語は、そこを通して上端で消費財が取り出される開口部を備えた直立位置にある容器を基準にする。
【0008】
用語「縦方向」は、底部から上部の又はその反対の方向を意味する。用語「横方向」は、縦方向と垂直な方向を意味する。
【0009】
用語「上向き」及び「下向き」は、本発明による容器が直立位置にある時に容器の内側スライド及び外側シェルの相対的な動きを説明するのに使用される。
【0010】
用語「脆弱線」は、その線に沿って材料の一部を取り外すために材料がそれに沿って弱くされた紙又はカードのような材料のシート内の線を説明する。それによって望ましい線に沿ってシート材料を引き裂くか又は破壊することが簡単になる。本発明による容器の1つ又はそれよりも多くの脆弱線は、例えば、切り込み線又は穿孔線とすることができる。
【0011】
本発明の代替的な実施形態では、脆弱線は、製造工程中に破かれる。これは、内側スライド及び外側シェルは、1つの積層ブランクから形成することができるが、消費者は、内側スライド内の消費財にアクセスするために脆弱線を破壊する必要がないことを意味する。
【0012】
しかし、より好ましくは、脆弱線は、充填された容器の販売時点では無傷のままであり、消費財にアクセするために消費者によって破かれるべきである。
【0013】
使用前に、内側スライド及び外側シェルは、従って、脆弱線の1つ又はそれよりも多くに沿って互いに対して取り付けられる。脆弱線が破かれるまで、2つの部分間のこの取り付けは、内側スライドが外側シェル内で動くのを実質的に防止する。好ましくは、容器には、完全に外側シェル内にその閉鎖位置の内側スライドが最初に備えられる。従って、1つ又は複数の脆弱線に沿って外側シェルから内側スライドを取り外さないで内側スライド内の消費財にアクセスすることは可能ではない。
【0014】
脆弱線は、従って、本発明による容器に容器が以前に開かれたか又はいずれかの方法で改ざんされたか否かが消費者に分かることを可能にする不正開封防止シールを提供する。破かれていないシールの存在は、内側スライドがまだ開かれておらず、消費財がアクセスされていないことを示す。それはまた、包装がまだ開かれていないので、容器内の部材がまだ新しいことを消費者に示すことができる。
【0015】
脆弱線の1つ又はそれよりも多くを破壊することにより内側スライドと外側シェルが分離される時に、内側スライドは、外側シェルに対して自由に動くようになる。従って、消費財にアクセスするための内側スライドのその開放位置までの移動が可能である。
【0016】
脆弱線の1つ又はそれよりも多くは、容器のいずれかの適切な位置に提供することができ、かつ容器の壁の1つ又はそれよりも多くの全て又は一部にわたって延びることができる。好ましくは、脆弱線の1つ又はそれよりも多くは、外側シェルの垂直縁部に対して実質的に平行な縦方向に提供される。ある一定の好ましい実施形態では、脆弱線の1つ又はそれよりも多くは、容器の側壁の1つに縦方向に提供される。
【0017】
外側シェルと内側スライドは、1つの脆弱線に沿って取外し可能に接続することができる。そのような実施形態では、脆弱線は、容器のいずれの部分も取り外すことなく破かれる。
【0018】
しかし、本発明の好ましい実施形態では、外側シェル及び内側スライドは、外側シェルと内側スライドを分離するために容器から分離可能な一体化開封ストリップを形成する2つ又はそれよりも多くの脆弱線に沿って互いに対して取外し可能に接続される。開封ストリップは、内側スライドが外側シェルに対して動くことができる前に容器から完全に取り外すべきである。好ましくは、容器は、開封ストリップの各側に1つの2つの脆弱線を含む。
【0019】
好ましくは、切り欠き又はタブのような適切な手段が、1つ又はそれよりも多くの脆弱線に設けられ、その破壊を容易にする。例えば、一体化開封ストリップが設けられる場合、消費者がストリップをより簡単に把持するための開封タブをストリップの一方又は両方の端部に提供することができる。1つ又は複数の開封タブは、それらを容器の表面から離して容易に持ち上げることができるように、容器の残りの部分ではなく一体化開封ストリップに接続される。代替的に、1つの脆弱線が設けられる場合、脆弱線に沿った中間に切り欠き又は僅かに突出するタブを設けることができる。それは、脆弱線を破壊するために消費者が十分な力を加えることができるアクセスポイントを提供する。
【0020】
1つ又はそれよりも多くの脆弱線は、好ましくは、脆弱線に沿った内側スライドと外側シェルの分離に続いて内側スライドと外側シェルが全く無傷のままに残り、それぞれが構造的一体性を保持するように提供される。例えば、好ましくは、内側スライド又は外側シェルの一体化壁パネルのどれも、脆弱線が破かれる時に互いから分割又は分離されることがない。
【0021】
好ましくは、1つ又はそれよりも多くの脆弱線は、スライド前面壁とシェル側壁の間に位置付けられる。好ましくは、一体化開封ストリップは、実質的にシェル側壁の平面に位置付けられる。好ましくは、一体化開封ストリップは、容器の上部に向けて位置付けられる。好ましくは、開封ストリップを組み込むシェル側壁は、スライド前面壁縁部と当接関係にある開封ストリップの下の下側区画を含む。好ましくは、シェル側壁の下側区画とスライド前面壁の間にいくつかの保持ポイントが提供され、これは、内側スライドが外側シェルに対して動く時に簡単に破壊することができる。これらの対策は、内側スライドと外側シェルの間の接続を安定させることによって製造中に容器の取り扱いを改善する。
【0022】
1つ又はそれよりも多くの脆弱線が内側シェルと外側スライドの間に設けられるので、脆弱線は、典型的に外側シェルの内側に位置決めされることになる。1つ又はそれよりも多くの脆弱線が容器の外側からアクセス可能であるために、従って、外側シェルには、好ましくは、そこを通して脆弱線にアクセスすることができる切り欠き又は窓が備えられる。好ましくは、外側シェル内の切り欠きは、切り欠きの残りの部分よりも大きく、かつ下にある脆弱線によって覆われる区域よりも大きい寸法の拡大部分を有する。それによって内側スライドと外側シェルを分離するための脆弱線へのアクセスが可能になる。これは、容器が一体化開封ストリップを含む場合に特に有利である。この場合、好ましくは、切り欠きの拡大部分は、一体化開封ストリップの端部の上に重なるように位置決めされ、端部の把持が容易になる。
【0023】
本発明による容器の内側スライドは、1つ又はそれよりも多くの開口部を含み、それを通してそこに収容された消費財にアクセスすることができる。好ましくは、内側スライドは、箱とヒンジ線に沿って箱に接続されたヒンジ蓋とを含む。内側スライドの閉鎖位置では、ヒンジ線が外側シェルの背面壁によって覆われるので、ヒンジ蓋が閉鎖位置に保持される。開放位置では、ヒンジ蓋は、ヒンジ蓋を開放位置まで移動して内側シェル内の消費財にアクセスするためにヒンジ線に関してピボット回転することができる。
【0024】
好ましくは、内側スライドは、内側スライドの底面の少なくとも一部を覆う底面壁を含む。これは、消費物品が内側スライドの底部を通って落下することを防止するのを助けることができる。それはまた、内側スライドが開放スライド位置まで動く時に消費財が内側スライドと共に外側シェルから出て持ち上げられることを保証する。更に、底面壁を含めることにより、内側スライドの構造的安定性及び剛性が改善する。
【0025】
必要に応じて、容器には、内側スライドが開放位置まで動く時にヒンジ蓋を自動的に開く手段を設けることができる。適切な手段は、例えば、WO−A−2009/027833に説明されている。
【0026】
外側シェルの上部側面は、内側スライドへのアクセスと外側シェルから出てその開放位置内への内側スライドの移動とを可能にするために、好ましくは開いている。しかし、必要に応じて外側シェルの上部壁に開放可能な蓋又はフラップを設けることができる。
【0027】
好ましくは、外側シェルの上縁には、1つ又はそれよりも多くの切り欠きが設けられ、そこを通って内側スライドは、閉鎖位置と開放位置の間でそれを移動するために把持することができる。切り欠きは、あらゆる望ましい形状とすることができ、かつ内側スライド内に収容された消費財の銘柄を示すのに有利に使用することができる。
【0028】
代替的に又は追加的に、シェル底面壁は、切り欠きを含むことができ、そこを通って内側スライドにそれを外側シェル内で上方に押すために接触することができる。
【0029】
好ましくは、本発明による容器は、更に、内側スライドが外側シェルから取り外されることを防止するために、かつ外側シェルに対する内側スライドの動きを制限するために保持手段を含む。特に好ましくは、保持手段は、内側スライドがその開放位置を超えて外側シェルから押し出されないことを保証する。
【0030】
1つの好ましい実施形態では、保持手段は、内側スライドの開放位置を超える動きを防止するために外側スリーブと係合することが可能である内側スライドに設けられた少なくとも1つの保持タブ又はフラップを含む。少なくとも1つの保持タブは、外側スリーブの内側に設けられた対応するタブ又はフラップに係合し、タブの係合は、内側スライドの特定方向への更に別の動きを防止することができる。代替的に、外側スリーブは、その内面に1つ又はそれよりも多くの切り欠きを含むことができ、少なくとも1つの保持タブは、1つ又はそれよりも多くの切り欠き内での動きに対して拘束される。好ましくは、1つ又はそれよりも多くの切り欠きを含む外側スリーブの壁は、内壁パネル及び外壁パネルで形成され、1つ又はそれよりも多くの切り欠きは、それらが容器の外側から見えないように内壁パネルだけに設けられる。
【0031】
好ましくは、内側スライド及び外側シェル上の保持タブは、2つの連結タブの形態であり、1つがシェル背面壁に設けられ、別の1つがスライド背面壁に設けられる。好ましくは、シェル背面壁のタブは、ヒンジ線に関して壁の残りの部分に向けて約180度折り戻される。
【0032】
1つの好ましい例では、第1の保持タブが、シェル背面壁の上縁から延び、かつそれが内側スライドと外側シェルの間でシェル背面壁の内面に対抗して位置するように180度だけ下向きに折り畳まれる。少なくとも1つの保持タブは、スライド背面壁に設けられ、内側スライドが外側シェルから出てある一定の距離を動いた時に更なる動きを防止するために、少なくとも1つの内側保持タブの上縁が、シェル背面壁の上縁で第1の保持タブの自由縁部に当接するように位置決めされる。代替的に、少なくとも1つの内側保持タブは、少なくとも1つの内側保持フラップの上縁がシェル背面壁と第1のフラップの間の折り目に当接する時に、内側スライドのあらゆる上方の動きが停止するように第1の保持タブの下で摺動することができる。
【0033】
シェル背面壁の上縁が真っ直ぐでないか又はスライド背面壁よりも短い実施形態では、第1の保持タブは、シェル側壁の上縁に設けることが好ましい場合がある。そのような実施形態では、対応する少なくとも1つの内側保持タブは、好ましくは、対応するスライド側壁に設けられる。好ましくは、シェル側壁の上縁から延びる第1の保持タブは、タブの残りの部分に向けて180度だけ折り戻された自由端に付加的なタブ部分を含む。これは、材料の2重層を備えたタブを作り出し、それは、第1の保持タブが容易に少なくとも1つの内側保持タブと係合するという利点を有する。
【0034】
好ましくは、少なくとも1つの保持タブは、好ましくは僅かに湾曲した折り目を通じて対応するスライド側壁に接続される。折り目の湾曲は、正の曲げ力を有利に作り出し、それは、保持タブを外側シェルに向けて強く押す。これは、内側保持タブと第1の保持タブが確実に係合することを保証する。
【0035】
好ましくは、内側スライドの少なくとも1つの壁は、画像区域を有し、対応する外側シェル壁は、外側シェルと内側スライドの相対的な移動が内側スライド上の画像区域を対応する外側シェル壁の少なくとも1つの開口部に少なくとも部分的に整列させるような少なくとも1つの開口部を含む。好ましくは、シェル前面壁は、一連の開口部を含み、対応するスライド前面壁は、外側シェルと内側スライドの相対移動中に一連の画像が1つ又はそれよりも多くの開口部を通して少なくとも部分的に可視になるような一連の画像を含む。
【0036】
本発明による容器は、以下に限定されるものではないが、厚紙、板紙、プラスチック、金属、又はそれらを組み合わせたものを含むあらゆる適切な材料から形成することができる。好ましくは、外側シェル及び内側スライドの各々は、1つ又はそれよりも多くの折り畳まれた積層厚紙ブランクから形成することができ、厚紙は、好ましくは、平方メートル当たり約100グラムと平方メートル当たり約350グラムの間の重量を有する。
【0037】
本発明による容器は、直角縦方向及び直角横方向縁部を備えた直方体形状とすることができる。代替的に、容器は、1つ又はそれよりも多くの丸形縦方向縁部、丸形横方向縁部、斜角付き縦方向縁部、又は斜角付き横方向縁部、又はそれらを組み合わせたものを含むことができる。例えば、本発明による容器は、以下に限定されるものではないが、以下のものを含むことができる。
−前面壁上に1つ又は2つの縦方向丸形又は斜角付き縁部、及び/又は背面壁上に1つ又は2つの縦方向丸形又は斜角付き縁部、
−前面壁上に1つ又は2つの横方向丸形又は斜角付き縁部、及び/又は背面壁上に1つ又は2つの横方向丸形又は斜角付き縁部、
−前面壁上に1つの縦方向丸形縁部及び1つの縦方向斜角付き縁部、及び/又は背面壁上に1つの横方向丸形縁部及び1つの横方向斜角付き縁部、
−前面壁上に1つ又は2つの横方向丸形又は斜角付き縁部、及び前面壁上に1つ又は2つの縦方向丸形又は斜角付き縁部、
−第1の側壁上に2つの縦方向丸形又は斜角付き縁部又は第2の側壁上に2つの横方向丸形又は斜角付き縁部。
【0038】
容器が1つ又はそれよりも多くの丸形縁部を含み、かつ1つ又はそれよりも多くの積層ブランクから形成される場合、好ましくは、ブランクは、3つ、4つ、5つ、6つ、又は7つの切り込み線又は折り目を含み、各々が、組み立てられた容器内に丸形縁部を形成する。切り込み線又は折り目は、容器の内側又は容器の外側のいずれかとすることができる。好ましくは、切り込み線又は折り目は、約0.3mmと4mmの間だけ互いから離間させることができる。
【0039】
好ましくは、折り目又は切り込み線の間隔は、積層ブランクの厚みの関数である。好ましくは、折り目又は切り込み線の間の間隔は、積層ブランクの厚みよりも約0.5と約4倍の間ほど大きい。
【0040】
容器が1つ又はそれよりも多くの斜角付き縁部を有する場合、好ましくは、斜角付き縁部は、約1mmと約10mmの間、好ましくは、約2と約6mmの間の幅を有する。代替的に、容器は、2つの異なる斜角が容器の縁部に形成されるように離間した3つの平行な折り畳み又は切り込み線によって形成された2重斜角を含むことができる。
【0041】
容器が斜角付き縁部を含み、かつ1つ又はそれよりも多くの積層ブランクから作られる場合、斜角は、積層ブランク内の2つの平行な折り目又は切り込み線によって形成することができる。折り目又は切り込み線は、第1の壁と第2の壁の間の縁部に対して対称に配置することができる。代替的に、折り目又は切り込み線は、斜角が容器の第2の壁内よりも容器の第1の壁内により遠く到達するように、第1の壁と第2の壁の間の縁部に対して非対称に配置することができる。
【0042】
代替的に、容器は、非矩形横方向断面、例えば、三角形又は六角形のような多角形、半長円形、又は半円形を有することができる。
【0043】
本発明による容器は、例えば、シガレット、シガー、又はシガリロのような細長い喫煙物品のためのパックとしての特定用途を見出すものである。その寸法の適切な選択により、本発明による容器を異なる数の従来サイズ、キングサイズ、スーパーキングサイズ、スリム、又はスーパースリムシガレットのためのものとして設計することができることは認められるであろう。代替的に、他の消費財も容器の内側に収容することができる。
【0044】
その寸法の適切な選択により、本発明による容器は、異なる総数の喫煙物品、又は異なる構成の喫煙物品を保持するように設計することができる。例えば、その寸法の適切な選択により、本発明による容器は、総数が10と30の間の喫煙物品を保持するように設計することができる。
【0045】
容器内の喫煙物品は、喫煙物品の総数次第で異なる丁合に配置することができる。例えば、喫煙物品は、6、7、8,9、又は10の1列に配置することができる。代替的に、喫煙物品は、2列又はそれよりも多くの列に配置することができる。2列又はそれよりも多くの列は、同じ数の喫煙物品を収容することができる。例えば、喫煙物品は、5、6、7、8、9、又は10の2列、又は5又は7の3列、又は4、5、又は6の4列に配置することができる。代替的に、2列又はそれよりも多くの列は、互いに対して異なる数の喫煙物品を収容する少なくとも2列を含むことができる。例えば、喫煙物品は、5の列と6の列(5−6)、6の列と7の列(6−7)、7の列と8の列(7−8)、5の中央列と6の外側2列(6−5−6)、5の中央列と7の外側2列(7−5−7)、6の中央列と5の外側2列(5−6−5)、6の中央列と7の外側2列(7−6−7)、7の中央列と6の外側2列(6−7−6)、9の中央列と8の外側2列(8−9−8)、又は6の中央列、5の外側1列、及び7の外側1列(5−6−7)に配置することができる。
【0046】
本発明による容器は、同じ種類又は銘柄、又は異なる種類又は銘柄の喫煙物品を保持することができる。更に、フィルタなし喫煙物品及び広範なフィルタチップ付き喫煙物品の両方、並びに異なる長さの喫煙物品(例えば、約40mmと約180mmの間)、異なる直径の喫煙物品(例えば、約4mmと約9mmの間)を収容することができる。更に、喫煙物品は、風味の強度、吸引抵抗、及び総粒子状物質送出量を異なるものにすることができる。好ましくは、容器の寸法は、喫煙物品の長さと喫煙物品の丁合に適合される。一般的に、容器の外形寸法は、容器の内側に収容される喫煙物品の1つ又は複数の束の寸法よりも約0.5mmから約5mmの間ほど大きい。
【0047】
本発明による容器の長さ、幅、及び深さは、閉鎖位置での容器の得られる全体寸法が、20シガレットのための通常の使い捨てヒンジ蓋パックの寸法とほぼ同様であるようなものとすることができる。
【0048】
好ましくは、本発明による容器は、約60mmと約150mmの間の高さ、より好ましくは、約70mmと約125mmの間の高さを有し、高さは、容器の上部壁から底面壁まで測定される。
【0049】
好ましくは、本発明による容器は、約12mmと約150mmの間の幅、より好ましくは、約70mmと約125mmの間の幅を有し、幅は、容器の一方の側壁から他方の側壁まで測定される。
【0050】
好ましくは、本発明による容器は、約6mmと約150mmの間の深さ、より好ましくは、約12mmと約25mmの間の深さを有し、深さは、容器(箱と蓋の間にヒンジを含む)の前面壁から背面壁まで測定される。
【0051】
好ましくは、容器の高さ対容器の深さの比率は、約0.3対1から約10対1の間、より好ましくは、約2対1と約8対1の間、最も好ましくは、約3対1と約5対1の間である。
【0052】
好ましくは、容器の幅対容器の深さの比率は、約0.3対1と約10対1の間、より好ましくは、約2対1と約8対1の間、最も好ましくは、約2対1と約3対1の間に入る。
【0053】
好ましくは、外側スリーブの蓋背面壁の高さ対箱背面壁の高さの比率は、約0対1(ヒンジが容器の上縁に位置する)から約1対1の間、より好ましくは、約1対5から約1対10の間、最も好ましくは、約1対6から約1対8の間である。
【0054】
好ましくは、外側スリーブの蓋前面壁の高さ対外側スリーブの箱前面壁の高さの比率は、約1対0(蓋が前面壁全体を覆う)から約1対10の間、より好ましくは、約1対1と約1対5の間、最も好ましくは、約1対2と約1対3の間である。
【0055】
容器が喫煙物品を含む場合、容器は、更に、廃棄物のための仕切り(例えば、灰又は吸い殻のため)、又は他の消費財、例えば、マッチ、ライター、消火手段、気分転換剤、又は電子機器を含むことができる。他の消費財は、容器の外側に取り付けるか、喫煙物品と共に容器内に収容するか、容器の別々の仕切りに収容するか、又はそれらを組み合わせたものとすることができる。
【0056】
本発明による容器の外部表面は、製造者又は銘柄ロゴ、商標、スローガン、及び他の消費者情報及び印しを用いて印刷、エンボス、デボス、又はその他の方法で装飾することができる。
【0057】
本発明による容器の内側スライドが、シガレット又は他の細長い喫煙物品の束を収容する場合、喫煙物品は、好ましくは、例えば、金属箔又は金属化紙の内側ライナに包まれる。
【0058】
充填された状態で、本発明による容器は、例えば、高密度又は低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、配向ポリプロピレン、ポリビニリデン塩化物、セルロースフィルム、又はそれらの組合せの透明なポリマーフィルムを用いて従来方法で収縮包装又はその他の方法で上包装することができる。本発明による容器が上包装される場合、上包装紙は、1つ又はそれよりも多くの開封テープを含むことができる。更に、上包装紙には、画像、消費者情報、又は他のデータを用いて印刷することができる。
【0059】
本発明による内側スライド及び外側シェルは、接続部分に設けられた1つ又はそれよりも多くの脆弱線を用いて何らかの方法で互いに接続された別々の積層ブランクから形成することができる。接続部分は、内側スライド又は外側シェルの一体部分とするか、又は組み立て中に内側スライドと外側シェルに取り付けられる完全に分離された部分とすることができる。
【0060】
好ましくは、本発明による容器は、内側スライドを形成するためのスライド形成部分と外側シェルを形成するためのシェル形成部分との間に1つ又はそれよりも多くの脆弱線が設けられた1つの積層ブランクから形成される。
【0061】
本発明はまた、上述のように本発明による容器を形成するための積層ブランクを提供する。積層ブランクは、1つ又はそれよりも多くの脆弱線に沿って互いに接続されたスライド形成部分とシェル形成部分とを含む。スライド形成部分は、スライド前面壁パネル、スライド背面壁パネル、第1のスライド壁パネル、及び第2のスライド壁パネルを含み、シェル形成部分は、シェル前面壁パネル、シェル背面壁パネル、シェル底面壁パネル、第1のシェル側壁パネル、及び第2のシェル側壁パネルを含む。
【0062】
本発明の積層ブランク及び容器の特に好ましい実施形態では、ブランクは、外側シェル底面壁を形成するためのシェル内側底面壁パネルとシェル外側底面壁パネルとを含む。ブランクはまた、内側スライド底面壁を形成するためのスライド内側底面壁パネルとスライド外側底面壁パネルとを含む。内側スライド及び外側シェルの各々の底面壁は、従って、容器の組み立て中に互いに接着される2つのパネルで形成される。
【0063】
内側スライド及び外側シェルの内側底面壁パネルの各々は、組み立て中に内側底面壁パネルがそれに関して折り畳まれるヒンジ線が、内側スライドが外側シェル内に配置される時に実質的に互いに一致するように、内側スライド及び外側シェルの背面壁に接続される。これは、両方のパネルを容器の組み立て中に1つの折り畳み動作で所定位置に折り畳むことができることを意味する。同様に、内側スライド及び外側シェルの外側底面壁パネルの各々は、組み立て中に外側底面壁パネルがそれに関して折り畳まれるヒンジ線が実質的に互いに一致するように、内側スライド及び外側シェルの前面壁に接続される。
【0064】
シェル内側底面壁パネルは、好ましくは、容器が少なくとも部分的に組み立てられた時に下にあるスライド内側底面壁パネルの部分を露出させる切り欠き部分を含む。スライド外側底面壁パネルは、好ましくは、実質的にシェル内側底面壁パネルの切り欠き部分の形状に対応するか、又は切り欠き部分よりも小さい形状を有する。更に、スライド外側底面壁パネルは、好ましくは、容器が組み立てられた時に切り欠き部分と一致するように位置決めされる。
【0065】
この構成により、スライド外側底面壁パネルが、内側スライドの底面壁を形成するためにそれがスライド内側底面壁パネルに接着するように、組み立て中にシェル内側底面壁パネルの切り欠き部分を通過することができるようになる。切り欠き部分が設けられないと、シェル内側底面壁パネルは、スライド内側底面壁パネルの上に重なり、かつそれを覆うと考えられ、標準の組立手順を使用してスライド底面壁及びシェル底面壁の両方のパネルを接着することができないであろう。
【0066】
上述の底面壁パネルの構成は、従って、詳細を以下に説明するように、それが従来の組立方法及び装置を使用して外側シェル及び内側スライドの両方が底面壁を有する容器の組立を可能にするので特に有利である。例えば、容器は、喫煙物品の従来のパックを組み立てるために使用されるタイプの標準Bergami(登録商標)機械上で自動的に組み立てることができる。
【0067】
有利な態様では、外側シェル及び内側スライドの両方に底面壁が含まれることにより、剛性及び機械的強度が改善された容器が提供される。
【0068】
本発明により、以下に説明するように、本発明による容器を1つの積層ブランクから組み立てる方法も提供する。
【0069】
1つ又はそれよりも多くの脆弱線を組み込む積層ブランクは、外側シェル内に内側スライドを備えた開放端スリーブを形成するために、それを最初に縦方向折り畳み線に沿って折り畳み、内側スライド及び外側シェル形成部分をそれぞれ対応する側壁に接着することによって部分的に組み立てられる。組み立てのこの時点で、内側スライド及び外側シェルの内側底面壁パネルは、パックの一方の側で互いに折り重なり、一方で内側スライド及び外側シェルの外側底面壁パネルは、パックの他方の側で互いに折り重なる。効率的な保管又は輸送のためにこのステージで得られる開放端スリーブを有利に平坦化することができる。
【0070】
上述の部分組立に対する同じか又は別の工程では、消費財は、次に開放端の1つを通して内側スライドに挿入される。充填されたパックが自動包装機械を通って進む時に、内側スライド及び外側シェルの内側底面壁パネルが消費財に向けて内向きに折り畳まれる。内側底面壁パネルの各外面に接着剤が付加される。
【0071】
接着剤の付加に続いて、内側スライド及び外側シェルの外側底面壁パネルは、内側スライドの外側底面壁パネルが内側スライドの内側底面壁パネル及び同様に外側シェルに接着されるように、それらの各内側底面壁パネルに向けて内向きに折り畳まれる。
【0072】
この接着手順は、切り欠きを外側シェルの内側底面壁パネルに設けることによってのみ可能であり、これは、下にあるスライド内側底面壁パネルの部分を露出させ、そこを通ってスライド外側底面壁パネルは、対応する内側パネルに接着するために通過することができる。
【0073】
容器の組み立て中に、内側スライド及び外側シェルの上部壁を形成するブランクのパネルは、存在する場合、自動的に内向きに折り畳まれて従来の方法で接着される。
【0074】
本発明は、添付図面を参照して単に一例として以下に更に説明する。