(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態に係る生体試料測定装置を構成する生体試料測定器1の斜視図である。
【0012】
図1に示したように、本発明の実施の形態における生体試料測定器1は、例えば病院等で使用される血糖値の測定器である。生体試料測定器1は、ほぼ長方形状に形成した本体ケース2を備えている。本体ケース2の先端側には、血糖値センサ(生体試料検出センサの一例)3の接続端子4を挿入するセンサ装着部5が設けられている。本体ケース2の表面には、表示部6、電源スイッチ7、および、測定関連情報供給器8(
図2参照)から測定関連情報を受信する受信部9が設けられている。受信部9は、RFID(Radio Frequency IDentification)情報を読み取るリーダであり、電波によるRFID通信を行う。つまり、本実施の形態においては、RFID通信による近接通信を行う。
【0013】
測定者は、血糖値センサ3の接続端子4をセンサ装着部5に装着し、その状態で、血糖値センサ3の先端側の点着部10に血液を点着する。これにより、このときの血糖値が、測定部11(
図3参照)によって測定され、表示部6に表示される。
【0014】
生体試料測定器1は、例えば、病院における病室間の移動時等には、ワゴン等の上に置かれて移動させられる。
【0015】
図2は、本発明の実施の形態に係る生体試料測定装置を構成する測定関連情報供給器8の斜視図である。測定関連情報供給器8は、薄い板状の面を有し、四角いカード形状(四角い薄板形状)をしている。測定関連情報供給器8は、病院の測定者(例えば看護師)1人に対して1つ供給されるもので、表面には、測定者の情報が、例えば「看護師、内科 第1病棟、日本 花子」と印刷されている。
【0016】
また、測定関連情報供給器8の表面の外縁部近傍、
図2の例においては、左下部分に、測定関連情報供給器8に電力を供給するための電源スイッチ15が設けられている。電源スイッチ15が押されることにより、測定関連情報の読み取りや、読み取った測定関連情報の生体試料測定器1への送信が行われる。なお、この読み取りおよび送信は、RFID通信による近接通信で行われる。
【0017】
本実施の形態においては、一台の生体試料測定器1と、複数台の測定関連情報供給器8との組み合わせによって、生体試料測定装置を構成している。しかしながら、生体試料測定装置を構成する、それぞれの機器の数はこの例に限定されない。
【0018】
図3は、本発明の実施の形態における生体試料測定器1の制御ブロック図である。センサ装着部5が接続された測定部11は、制御部12に接続されている。また、制御部12には、電波により測定関連情報を受信する受信部9、電源スイッチ7、表示部6、および、例えば充電式の電池27が接続されている。制御部12には、さらに記憶部13(第2の記憶部)が接続され、記憶部13内には、生体試料測定器1の認証情報(測定器ID)が記憶されている。
【0019】
記憶部13は、受信部9を介して測定関連情報供給器8から受信した測定関連情報を、制御部12の制御によって記憶する。制御部12には、さらに、記憶部13に記憶した測定関連情報を外部機器に提供する接続端子14が接続されている。
【0020】
図4は、本発明の実施の形態における測定関連情報供給器8の制御ブロック図である。電源スイッチ15は、制御部16に接続されている。制御部16には、電池17、ブザー18、および記憶部19(第1の記憶部)が接続されている。記憶部19には、測定関連情報供給器8の認証情報(測定者ID)が記憶されている。
【0021】
図5は、本発明の実施の形態における測定関連情報供給器8が読み取る測定関連情報を保持する腕輪20の斜視図である。また、
図6は、同測定関連情報供給器8が読み取る測定関連情報を保持する血糖値センサボトル21の斜視図である。
【0022】
制御部16には、読取部22、および、読取部22で読み取った測定関連情報を生体試料測定器1の受信部9に送信するための送信部23が接続されている。読取部22は、患者の腕輪20(
図5参照)や、血糖値センサ3を収納したセンサボトル21(
図6参照)から測定関連情報の読み取りを行う。
【0023】
測定関連情報供給器8の読取部22は、RFID情報を読み取るリーダであり、送信部23はRFID情報を送信するライタで構成されている。なお、
図2に示したように、測定関連情報供給器8の表面中央部には、読取部22および送信部23、ならびに、それらの送受信エリア24が設けられている。
【0024】
読取部22および送信部23が行うRFID処理は広く知られているので、詳細な説明は割愛する。測定関連情報供給器8の送受信エリア24を、患者が装着している腕輪20(
図5参照)に組み込まれたICタグ25にかざす(近接させる)と、ICタグ25内の患者IDが読取部22に認証処理されて読み取られる。
【0025】
これと同様に、測定関連情報供給器8の送受信エリア24を、センサボトル21(
図6参照)に組み込まれたICタグ26にかざす(近接させると)と、ICタグ26内の生体試料センサIDが読取部22によって認証処理されて読み取られる。
【0026】
以上述べた生体試料測定装置の動作について、病院で使用される場合を例として説明する。
【0027】
図7は、本発明の実施の形態における生体試料測定器1の制御フローを示すフローチャートである。
図8は、同実施の形態における測定関連情報供給器8の制御フローを示すフローチャートである。
【0028】
病院において、測定者は、生体試料測定器1を充電用のクレードル(図示せず)から取り外す。そして、測定者は、例えばワゴン上に、生体試料測定器1、および血糖値センサ3を収納したセンサボトル21(
図6参照)を乗せて病室に運び込む。
【0029】
病院においては、測定記録を残すため、例えば、患者ID、および生体試料センサID等の測定関連情報を、測定毎に収集する場合がある。
【0030】
測定者は、生体試料測定器1の電源スイッチ7を「オン」にして、生体試料測定器1の電源を入れる。そうすると、生体試料測定器1の制御部12に電池27の電力が供給される(S1)。制御部12は、通信モードとなり(S2)、受信部9を用いて測定関連情報供給器8へ一定の間隔で通信要求を発信して(S3)、測定関連情報供給器8からの応答を待つ(S4)。
【0031】
このとき、測定者は、
図2に示した、薄板状で四角いカード形状の測定関連情報供給器8を、例えば透明樹脂でできたケースに入れて、胸に装着しているものとする。
【0032】
ここで、上述した生体試料測定器1の動作に対応する測定関連情報供給器8の動作を、
図8を用いて説明する。
【0033】
測定者が、測定関連情報供給器8を胸から取り外して、測定関連情報供給器8の電源スイッチ15を押す。そうすると、測定関連情報供給器8に電池17の電力が供給される(S21)。測定関連情報供給器8の制御部16は読み取りモードになる(S22)。そして、制御部16は、読取部22を用いて、ステップS3(
図7)で生体試料測定器1が発信する通信要求の有無を確認する(S23)。
【0034】
生体試料測定器1からの通信要求がないとき、つまり、測定者が測定関連情報供給器8を生体試料測定器1の受信部9にかざしていない(近接させていない)ときには、制御部16は、読取部22を用いて測定関連情報の読み取りを行う(S23,NO)。具体的には、測定者が、測定関連情報供給器8の送受信エリア24(
図2参照)を、患者の腕輪20(
図5参照)に組み込まれたICタグ25にかざす(近接させる)。これにより、ICタグ25内の患者IDが、RFIDのリーダである読取部22によって認証処理されて読み取られ、制御部16を介して記憶部19に記憶される(S24)。
【0035】
このとき、制御部16は、患者ID認識完了の通知として「ピッ」という電子音をブザー18から発生させてもよい。この電子音により、測定者は、患者IDが読取部22によって読み取られたことを認識することが出来る。患者IDの読み取り後、制御部16は、ステップS21の処理に戻る。
【0036】
患者IDの読み取りが行われた後、測定者は、センサボトル21の生体試料センサIDの読み取り操作を行う。
【0037】
具体的には、上述の患者IDの読み取り操作と同様に、測定者が、測定関連情報供給器8の電源スイッチ15を押すと、測定関連情報供給器8に電池17の電力が供給され(S21)、測定関連情報供給器8の制御部16は、読み取りモードとなる(S22)。次に、制御部16は、読取部22を用いて、ステップS3(
図7参照)での生体試料測定器1が発信する通信要求の有無を確認する(S23)。
【0038】
生体試料測定器1からの通信要求がないとき(S23,NO)に、測定者が、測定関連情報供給器8の送受信エリア24(
図2参照)をセンサボトル21(
図6参照)に組み込まれたICタグ26にかざす(近接させる)。そうすると、ICタグ26内の生体試料センサIDが、読取部22によって認証処理されて読み取られ、制御部16を介して記憶部19に記憶される(S24)。
【0039】
このとき、制御部16は生体試料センサID認識完了の通知として「ピピッ」という、患者IDの読み取り完了時とは異なる電子音を、ブザー18から発生させてもよい。この電子音により、測定者は、生体試料センサIDが読取部22によって読み取られたことを認識することが出来る。生体試料センサIDの読み取り後、制御部16は、ステップS21の処理に戻る。
【0040】
次に、測定者は、読み取った測定関連情報を生体試料測定器1に送信するための操作を行う。
【0041】
具体的には、測定者は、測定関連情報供給器8の電源スイッチ15を押す。これにより、上述のように、測定関連情報供給器8に電力が供給され(S21)、測定関連情報供給器8の制御部16が読み取りモードとなり(S22)、制御部16は、生体試料測定器1が発信する通信要求の有無を確認する(S23)。
【0042】
この状態で、測定者が、測定関連情報供給器8の送受信エリア24を生体試料測定器1(
図1参照)の本体ケース2の上面に設けた受信部9にかざす(近接させる)。そうすると、制御部16は、読取部22を介して生体試料測定器1からの通信要求を受け取り(S23,YES)、制御部16を返信モードにする。このとき、制御部16は、送信部23を介して生体試料測定器1の受信部9に返信通知を行う(S25)。
【0043】
次に、制御部16は、測定関連情報供給器8に読み込まれ記憶部19に記憶された、測定関連情報としての患者IDおよび生体試料センサIDと、記憶部19にあらかじめ記憶された測定者IDとを、送信部23を用いて生体試料測定器1の受信部9に送信する(S26)。
【0044】
そして、制御部16は、測定関連情報供給器8に読み込まれて記憶部19に記憶された測定関連情報、具体的には、患者IDおよび生体試料センサIDを消去し(S27)、一連の測定関連情報の読み取りを終了する(S28)。
【0045】
図7に戻って、生体試料測定器1の動作について、その続きを説明する。
【0046】
ステップS4において、生体試料測定器1が、受信部9を介して測定関連情報供給器8から返信通知(S25)を受け取る(S4,YES)と、引き続いて、測定関連情報供給器8から測定関連情報を受け取る。具体的には、測定関連情報である患者IDおよび生体試料センサID、ならびに測定者IDを受け取る(S5)。
【0047】
一方、ステップS4において、生体試料測定器1が、受信部9を介して測定関連情報供給器8から返信通知を受け取らない場合には(S4,NO)、ステップS3に戻る。
【0048】
測定関連情報供給器8から測定関連情報を受け取った生体試料測定器1の制御部12は、受け取った情報が全て揃っているか否かの確認を行う(S6)。測定者ID、患者ID、および生体試料センサIDのうちいずれか一つでも欠けている場合、例えば患者IDが欠けている場合(S6、NO)には、
図9に示すように、生体試料測定器1の制御部12は、表示部6に「患者IDがありません。」「もう一度全てのIDを読み取って下さい。」等の情報が足りないことの表示を行う(S7)。
【0049】
図9は、本発明の実施の形態における生体試料測定器1の表示内容を示す図である。
【0050】
図9に示す表示を見た測定者は、もう一度、測定関連情報供給器8を用いて患者IDおよび生体試料センサID等の読み込みを行い、再び測定関連情報供給器8の送受信エリア24を、生体試料測定器1の本体ケース2上面の受信部9にかざして情報を生体試料測定器1に送信する(S21〜S27)。生体試料測定器1の制御部12は、ステップS3に戻り、上述したステップS3〜ステップS6の手順を繰り返して測定関連情報供給器8からの情報を受け取る。
【0051】
ステップS6において、全ての情報が揃っているときには(S6,YES)、制御部12は、これらの測定関連情報を記憶部13に記憶するとともに、制御部12を測定モードにする(S8)。
【0052】
その後、測定者が、血糖値センサ3の接続端子4を生体試料測定器1のセンサ装着部5に装着し、血糖値センサ3の先端側の点着部10に血液を点着する(S9)。そうすると、その血液の血糖値が測定部11(
図3参照)によって測定され、記憶部13に記憶される(S10)。このとき、血糖値が表示部6に表示されるようにしてもよい。
【0053】
測定者は、ステップS3〜ステップS10の手順を患者の数だけ繰り返す。測定者は、全ての測定が終了したと判断したときには、生体試料測定器1をクレードル(図示せず)上に戻す。このとき、生体試料測定器1の制御部12は、記憶部13に記憶した測定関連情報および血糖値を外部機器(例えばクレードル)に提供するための接続端子14が、クレードルの接続端子(図示せず)と電気的に接続されている。
【0054】
すると、生体試料測定器1の制御部12が、測定が終了したと判断し(S11,YES)、接続端子14を介して記憶部13の測定関連情報および血糖値を外部機器(例えばクレードル)に送り出す(S12)。そして、病院において、上述した測定関連情報と血糖値とを関連付けて管理することが可能となる。
【0055】
一方、上述のように、測定者が生体試料測定器1をクレードル上に戻さない場合には、制御部12は、ステップS3に戻る(S11,NO)。
【0056】
以上述べたように、本実施の形態においては、生体試料測定器1が、薄板状で四角いカード形状の測定関連情報供給器8から電波により測定関連情報を読み取る。これにより、測定関連情報供給器8を、腕輪20のICタグ25またはセンサボトル21のICタグ26にかざすことで、患者IDまたは生体試料センサID等の測定関連情報を電波により読み取ることが出来る。さらに、これらの読み取った測定関連情報に、測定関連情報供給器8の測定者IDを加えて電波により生体試料測定器1に送信することが出来る。
【0057】
したがって、測定者は、従来のように、測定部11、表示部6、および電池27等を備えた重い生体試料測定器1本体を持って、各種の測定関連情報を読み取る必要がなくなる。その結果、忙しい病院業務においても、測定者の負担を軽減することができる。
【0058】
また、本実施の形態においては、腕輪20のICタグ25およびセンサボトル21のICタグ26に測定関連情報供給器8をかざすことで、患者IDまたは生体試料センサIDを読み取ることが出来るので、従来の読取部(例えば、バーコードリーダ)のように、読み取りの方向性に注意する必要もなく、必要な測定関連情報を読み取ることができる。また、バーコードリーダの使用の際、誤ってバーコードリーダの読み取り光が患者の目に入射することもない。この点からも、測定者の負担を軽減することができる。
【0059】
さらに、本実施の形態の測定関連情報供給器8においては、電源スイッチ15を、板状の測定関連情報供給器8表面の外縁部近傍、より具体的には、四角形状の測定関連情報供給器8の表面で左下部分(
図2の左側の下側)に設けている。電源スイッチ15は、測定関連情報供給器8表面の中央部に設けた送受信エリア24と干渉しない場所に設けられることが望ましい。
【0060】
これにより、板状の測定関連情報供給器8の外縁部近傍に設けられた電源スイッチ15に対して、測定者は、例えば親指と人差し指により測定関連情報供給器8の表裏面を挟み込みこんで電源スイッチ15を押すことができる。この場合、測定関連情報供給器8は、表面中央部に設けられた送受信エリア24が大きく開放された状態で保持されるので、患者IDまたは生体試料センサID等の読み取り動作がしやすいものとなる。
【0061】
さらに、本実施の形態においては、電源スイッチ15として、感圧式スイッチを用いている。このため、測定関連情報供給器8を測定者の胸に装着するために透明樹脂製ケース等に入れるような場合においても、樹脂ケースの上から電源スイッチ15を指で押すことにより、スイッチを入れることができる。
【0062】
また、本実施の形態においては、電源スイッチ15が感圧状態(オン状態)の時にのみ、測定関連情報供給器8の制御部16に電池17の電源を供給する構成としている。このため、測定関連情報(患者ID、生体試料センサID)の読み取り動作が終了して測定者が電源スイッチ15から指を離すと、測定関連情報供給器8の制御部16への電源供給が直ちに遮断され、それ以上、測定関連情報が読み込まれることはない。
【0063】
つまり、この状態(電源スイッチ15から指が離れた状態)では、測定関連情報供給器8の表面中央部の送受信エリア24に、測定するセンサボトル21以外のセンサボトル等を近づけたとしても、近づけたセンサボトル等の生体試料センサIDが誤って読み込まれる事はない。この点からも、測定者の負担を軽減することができる。
【0064】
なお、本実施の形態においては、電源スイッチ15が感圧状態の時にのみ測定関連情報供給器8の制御部16に電池17の電源を供給する構成とした。しかしながら、本発明はこの例に限定されない。例えば、電源スイッチ15が感圧状態となった時に、測定関連情報供給器8の制御部16がタイマー(図示せず)を用いて所定時間(例えば10秒)を計測し、その後、電池17からの制御部16への電源供給をオフにする構成としてもよい。
【0065】
このような構成によっても、測定者は所定時間(例えば10秒)内に測定関連情報(患者ID、生体試料センサID)の読み取り動作を終了することができる。そして、所定時間後には制御部16への電源供給が遮断されるので、誤って測定関連情報が読み込まれる可能性は低い。
【0066】
さらに、本実施の形態における測定関連情報供給器8は、RFIDにより読み取って記憶部19に記憶した測定関連情報(患者ID、生体試料センサID)を、生体試料測定器1の読取部22に電波により送信した後、記憶部19から消去する構成としている。このため、次の測定関連情報を読み取る時には、直前の測定関連情報は完全に記憶部19から消去されているので、次の測定関連情報と直前の測定関連情報が混同されることがない。
【0067】
なお、測定関連情報供給器8が測定関連情報(患者ID、生体試料センサID)を生体試料測定器1に送信するときは、送信後に、測定関連情報供給器8の制御部16が電源スイッチ15の感圧状態を判定する。そして、電源スイッチ15が感圧状態で無いことを確認した後、制御部16が電池17からの電源供給をオフにするようにしている。
【0068】
その結果、正しい測定関連情報を、生体試料測定器1に送信できるものとしつつ、測定者の負担を軽減することができる。
【0069】
以上述べたように、本実施の形態においては、測定関連情報の読取部22を生体試料測定器1とは別に設けた測定関連情報供給器8に配置している。よって、測定者は、測定関連情報供給器8を用いて、患者IDおよび生体試料センサID等の測定関連情報を読み取り、読み取った測定関連情報に測定関連情報供給器8の識別情報を加えて、生体試料測定器1に送信することができる。
【0070】
したがって、測定者は、バーコードスキャナや表示部等を備えた重量の大きい生体試料測定器本体を持って、各種の測定関連情報を読み取る必要がなくなり、その結果、測定者の負担を軽減することができる。