特許第5715418号(P5715418)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5715418
(24)【登録日】2015年3月20日
(45)【発行日】2015年5月7日
(54)【発明の名称】インスリン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07K 14/62 20060101AFI20150416BHJP
   A61K 38/28 20060101ALI20150416BHJP
   A61P 3/10 20060101ALI20150416BHJP
【FI】
   C07K14/62
   A61K37/26
   A61P3/10
【請求項の数】15
【全頁数】79
(21)【出願番号】特願2010-532606(P2010-532606)
(86)(22)【出願日】2008年11月7日
(65)【公表番号】特表2011-503033(P2011-503033A)
(43)【公表日】2011年1月27日
(86)【国際出願番号】EP2008065141
(87)【国際公開番号】WO2009060071
(87)【国際公開日】20090514
【審査請求日】2011年8月29日
(31)【優先権主張番号】07120251.9
(32)【優先日】2007年11月8日
(33)【優先権主張国】EP
(31)【優先権主張番号】08161557.7
(32)【優先日】2008年7月31日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】596113096
【氏名又は名称】ノボ・ノルデイスク・エー/エス
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100101199
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 義教
(72)【発明者】
【氏名】ガリベイ, パトリック, ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】ヘーグ−イェンセン, トマス
【審査官】 木原 啓一郎
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2006/082205(WO,A1)
【文献】 国際公開第2005/012347(WO,A1)
【文献】 国際公開第2006/082204(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07K
C12N 15/00
A61K 38/28
CAplus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS/WPIDS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の式
Ins−Q−Q−X−Q−COOH
[上式中:
Insは親インスリン部分であり、Q−Q−X−Q−COOHは置換基であり、ここで、Insは、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基と、置換基のQ又はQ中のCO基との間のアミド結合を介して置換基に結合しており;
は:
・アミノ酸残基で、そのカルボン酸基と共に、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基と、アミド基を形成する残基;又は
・アミド結合を介して結合した、上に特定した2、3又は4のα-アミノ酸残基からなる鎖であって、アミド結合を介して、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基に結合している鎖、又は
・結合;
であり;
は:
・-CO-(CH)-NH-(CH)-、-CO-CH-NH-CH-、又は
で、n=1-6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができ;
は:
・mが6〜32の範囲の整数である-(CH)-であり;

・O;
・-C=O;
・結合;
・NCORで、RがH、-CH又は-(CH)1−6-CH;又は
で、Rが水素、C1−3-アルキル、C2−3-アルケニル、又はC2−3-アルキニルとすることができる]
を有するインスリン誘導体、又はそのZn2+錯体。
【請求項2】
が、リジン、アルギニン、ホモアルギニン、DAP、DAB及びオルニチンからなる群から選択される、請求項1に記載のインスリン誘導体。
【請求項3】
が結合である、請求項1に記載のインスリン誘導体。
【請求項4】
が、
・O;
・-C=O;
・結合;
・NCORで、RがH、-CH又は-(CH)1−6-CHとできるもの;又は
で、Rが水素、C1−3-アルキル、C2−3-アルケニル、又はC2−3-アルキニルである、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインスリン誘導体。
【請求項5】
が、
であり、ここでRは水素である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインスリン誘導体。
【請求項6】
が-(CH)-であり、ここでmが8〜20の範囲の整数である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のインスリン誘導体。
【請求項7】
mが12、13、14、15又は16である、請求項6に記載のインスリン誘導体。
【請求項8】
置換基が、親インスリンのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基に結合している、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のインスリン誘導体。
【請求項9】
置換基が、親インスリンのB鎖に存在するB29位においてLys残基のε-アミノ基に結合している、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のインスリン誘導体。
【請求項10】
親インスリンがインスリンアナログである、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のインスリン誘導体。
【請求項11】
請求項1ないし10のいずれか1項に記載のインスリン誘導体を治療的有効量含有する、このような処置が必要な患者における糖尿病を処置するための製薬用組成物。
【請求項12】
組成物が製薬的に許容可能な賦形剤を含有する、請求項11に記載の製薬用組成物。
【請求項13】
組成物が速効作用型インスリンアナログを含有する、請求項11又は12に記載の製薬用組成物。
【請求項14】
糖尿病を治療するための医薬の製造における、請求項1ないし10のいずれか1項に記載のインスリン誘導体の使用。
【請求項15】
糖尿病の肺処置用又は経口処置用の医薬の製造のための、請求項14に記載の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生理学的pH値で可溶性であり、長時間にわたる作用プロファイルを有する、新規ヒトインスリン誘導体に関する。また本発明は、本発明のインスリン誘導体を含有する製薬用組成物、本発明のインスリン誘導体を使用する糖尿病及び高血糖症を処置する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、1型糖尿病及び2型糖尿病の双方の糖尿病の処置は、いわゆる強化インスリン処置に、かなりの程度で頼っている。この治療法によれば、患者は、基礎インスリン必要量を補うための持続型インスリンの1日1又は2回の注射を含む複数回の毎日のインスリン注射に、食事に関連したインスリン必要量を補うための速効型インスリンのボーラス注射が補填された治療を受ける。
持続型インスリン組成物は当該分野でよく知られている。しかして、持続型インスリン組成物の主要な一タイプは、インスリン結晶又は非晶質インスリンの注入可能な水性懸濁液を含む。これらの組成物において、典型的に利用されるインスリン化合物は、プロタミンインスリン、亜鉛インスリン又はプロタミン亜鉛インスリンである。
【0003】
インスリン懸濁液の使用に関しては、ある種の欠点がある。よって、正確な投与を確実にするためには、定められた量の懸濁液がバイアルから抜き出されるか、又はカートリッジから放出される前に、穏やかに振揺して、インスリン粒子を均質に懸濁させなければならない。また、インスリン懸濁液の保存においては、凝集体形成又は凝固を避けるために、温度を、インスリン溶液の場合よりもより狭い範囲内で保持しなければならない。
【0004】
国際特許出願WO2006/082204号(Novo Nordisk A/S)には、側鎖に芳香族基を有するインスリン誘導体が開示されている。
特許出願WO2006/082205号(Novo Nordisk A/S)には、側鎖にPEGを有するインスリン誘導体が開示されている。
置換基に荷電末端基を有するインスリン誘導体は 国際特許出願EP2007/054444号(Novo Nordisk A/S)に開示されている。
しかしながら、現在までに知られているインスリン誘導体より長時間にわたる作用プロファイルを有するインスリンが、なおも必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
一態様において、本発明は、次の式:
[上式中:
Insは親インスリン部分であり、Q-Q-[CH]-X-[CH]-Q-[CH]-X-[CH]-Q-[CH]-X-[CH]-Q-[CH]-Zは置換基であり、ここで、Insは、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基と、置換基のQ又はQ中のCO基との間のアミド結合を介して置換基に結合しており;
各nは独立して、0、1、2、3、4、5又は6であり;
、Q、Q、Q及びQは互いに独立して:
・アミノ酸残基で、そのカルボン酸基と共に、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基と、アミド基を形成する残基;又は
・アミド結合を介して結合した、上に特定したような2、3又は4のα-アミノ酸残基からなる鎖であって、アミド結合を介して、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基に結合している鎖、又は
・-CO-(CH)-NR-(CH)-で、各pは独立して、1、2、3、4、5又は6であり;RはH、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
で、n=1-6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
で、n=1-6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
・-CO-(CH)-Ar-(CH)-で、ここでArは-NR、-(CH)-NR-からなる群の少なくとも一で置換されたアリーレン又はヘテロアリーレンとすることができ、またArは-CH、-(CH)1−6-CHからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよく、各pは独立して、1、2、3、4、5又は6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
で、n=1-6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
・mが6〜32の範囲の整数である-(CH)-;
・1、2又は3の-CH=CH-基と、鎖中の炭素原子の全数が4〜32の範囲となるのに十分な数の-CH-基を有する二価の炭化水素鎖;
・-CO-((CR)1−6-NH-CO)-;
・-(CO-(CR)1−6-CO-NH)1−4-で、Rは独立して、H、-CH、-(CH)-CH又は-CONHとすることができ、Rは独立して、H、-CH、-(CH)1−6CHとすることができるもの;
・-CO-(CH)0−3-Ar-(CH)0−3-で、ここでArは-CH、-(CH)1−6-CH、-NR、-CONR又は-SONRからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよいアリーレン又はヘテロアリーレンとすることができ、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
・yが1-20である、(CHCHO)-;(CHCHCHO)-;(CHCHCHCHO)-;(CHCHOCHCHCHCHO)-又は(CHCHCHOCHCHCHCHO)-;-(CHOCH)-;
・-CH、-(CH)1−6-CH、-CONR又は-SONRからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよいアリーレン又はヘテロアリーレンで、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;又は
・次の式-(CH)-Y-(Ar)v1-Y-(CH)-Y-(Ar)v2-Y-(CH)-Y-(Ar)v3-Y-(CH)-で、Arは上述したものであり、Y-Yは互いに独立して、O、S、S=O、SO又は結合とすることができ;s、w、t及びzは互いに独立して、s、w、t及びzの合計が4〜30の範囲になるような、ゼロ又は1〜10の整数であり、v、v及びvは互いに独立して、ゼロ又は1とすることができ、但しY-Yは互いに結合せず、構造-O-(CH)-O-は生じないもの;又は
・結合;
とすることができ、但しQ-Qの少なくとも一は結合ではなく;
、X及びXは互いに独立して、
・O;
・-C=O;
・結合;
・NCORで、RがH、-CH又は-(CH)1−6-CHとできるもの;又は
で、Rが水素、C1−3-アルキル、C2−3-アルケニル、又はC2−3-アルキニルであるもの;
であり、但し、
− X、X及びXはZに結合できず、
− X、X及びXがOである場合、X、X及びXは、Q、Q、Q、Q及びQのOに直接結合せず;
Zは:
-COOH;
-CO-Asp;
-CO-Glu;
-CO-Gly;
-CO-Sar;
-CH(COOH)
-N(CHCOOH)
-SOH;
-OSOH;
-OPO3H
-PO
-テトラゾール-5-イル;
-O-W又は
-W
であり;
ここではWは、テトラゾ-5-リル、-COOH、-SOH、-(CH)1−6-SOH、-(CH)1−6-O-PO、-CONR又は-SONRからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよいアリーレン又はヘテロアリーレンであり、R及びRは互いに独立して、H、-(CH)1−6-SOH、又は-(CH)1−6-O-POとすることができる]
を有するインスリン誘導体、及び任意のそのZn2+錯体で、但し少なくとも一のアミン又は正に荷電しているアミノ酸が置換基に存在しているものに関する。
【0006】
さらに本発明は、インスリン誘導体の亜鉛錯体、インスリン誘導体又は亜鉛錯体を含有する製薬用組成物、インスリン誘導体又は亜鉛錯体を使用することによる糖尿病患者を処置する方法に関する。
【0007】
(定義)
ここで使用される「インスリンアナログ」とは、天然に生じるインスリン中に生じる少なくとも一つのアミノ酸残基を欠失させ、及び/又は交換することにより、及び/又は少なくとも一つのアミノ酸残基を付加することによって、天然に生じるインスリン、例えばヒトインスリンの構造から形式的には誘導することができる分子構造を有するポリペプチドを意味する。付加された及び/又は交換されたアミノ酸残基は、コード可能なアミノ酸残基又は他の天然に生じる残基又は純粋に合成のアミノ酸残基の何れかとすることができる。
インスリンアナログは、B鎖の28位が、天然Pro残基から、Asp、Lys又はIleの一つに修飾され得るものであってよい。他の態様において、B29位のLysはProに修飾されている。また、A21位のAsnは、Ala、Gln、Glu、Gly、His、Ile、Leu、Met、Ser、Thr、Trp、Tyr又はVal、特にGly、Ala、Ser、又はThr、好ましくはGlyに修飾されてもよい。さらに、B3位のAsnはLys又はAspに修飾されてよい。インスリンアナログのさらなる具体例は、des(B30)ヒトインスリン;des(B30)ヒトインスリンアナログ;PheB1が欠失しているインスリンアナログ;A鎖及び/又はB鎖がN-末端伸長を有しているインスリンアナログ、及びA鎖及び/又はB鎖がC-末端伸長を有しているインスリンアナログである。例えば、1又は2のArgが、B1位に付加されていてもよい。
【0008】
本発明の態様においては、最大17のアミノ酸が修飾される。本発明の態様においては、最大15のアミノ酸が修飾される。本発明の態様においては、最大10のアミノ酸が修飾される。本発明の態様においては、最大8のアミノ酸が修飾される。本発明の態様においては、最大7のアミノ酸が修飾される。本発明の態様においては、最大6のアミノ酸が修飾される。本発明の態様においては、最大5のアミノ酸が修飾される。本発明の態様においては、最大4のアミノ酸が修飾される。本発明の態様においては、最大3のアミノ酸が修飾される。本発明の態様においては、最大2のアミノ酸が修飾される。本発明の態様においては、1のアミノ酸が修飾される。
【0009】
「desB30インスリン」、「desB30ヒトインスリン」とは、B30アミノ酸残基を欠く天然インスリン又はその類似体を意味する。同様に、「desB29desB30インスリン」又は「desB29desB30ヒトインスリン」とは、B29及びB30アミノ酸残基を欠く天然インスリン又はその類似体を意味する。
「B1」、「A1」等とは、それぞれインスリンのB鎖の1位(N-末端から数える)のアミノ酸残基及びインスリンのA鎖の1位(N-末端から数える)のアミノ酸残基を意味する。特定の位置にあるアミノ酸残基は、例えばB1位のアミノ酸残基がフェニルアラニン残基であることを意味する、PheB1として示されてよい。
【0010】
ここで使用される場合「インスリン」とは、CysA7とCysB7の間と、CysA20とCysB19の間にジスルフィド架橋を、またCysA6とCysA11の間に内部ジスルフィド架橋を有するヒトインスリン、ブタインスリン、又はウシインスリンを意味する。
「親インスリン」とは、天然に生じるインスリン、例えばヒトインスリン又はブタインスリンを意味する。また親インスリンはインスリンアナログであってもよい。
【0011】
「正に荷電」なる表現は、4と9の間のpHで正に荷電していると思われる少なくとも一の基、又は複数の基が存在することを意味する。
【0012】
本発明のインスリン誘導体が「生理学的pH値で溶解する」と記載されている場合は、インスリン誘導体が生理学的pH値で十分に溶解するインスリン組成物を調製するのに使用可能であることを意味する。このような好ましい溶解度は、インスリン誘導体単独の固有の特性、又はインスリン誘導体と、ビヒクルに含まれる一又は複数の成分との好ましい相互作用の結果のいずれかによるものである。
【0013】
ここで使用される場合「非鈍化(非ブランティング)」とは、速効型インスリンとアシル化インスリンの双方が同一又は実質的に同一の作用プロファイルを有し、一製剤に処方される場合、別々の製剤において速効型インスリンとアシル化インスリンが投与される場合を意味する。
【0014】
「高分子量インスリン」又は「hmw」なる表現は、ヒトインスリン複合体、インスリンアナログ、又はインスリン誘導体の分子量が、ヒト血清アルブミン以上、インスリンアナログ又はインスリン誘導体の12量複合体以上、又は約72kダルトン以上であることを意味する。
「中分子量インスリン」又は「mmw」なる表現は、ヒトインスリン複合体、インスリンアナログ、又はインスリン誘導体の分子量が、ほぼインスリン6量体から24〜80kダルトンのインスリン12量体までであることを意味する。
「低分子量インスリン」又は「lmw」なる表現は、ヒトインスリン、インスリンアナログ又はインスリン誘導体の分子量が、24kダルトン以下であることを意味する。
【0015】
「置換基」なる表現は、インスリンペプチドにコンジュゲートする、またインスリンアミノ酸配列の一部ではない化学部分を意味する。
【0016】
以下の略語が、明細書及び実施例で使用される:
CV カラム容量
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
HSA ヒト血清アルブミン
LC 液体クロマトグラフィー
MALDI マトリックス支援レーザー脱離イオン化
MS 質量分析
RT 室温
SEC サイズ排除クロマトグラフィー
SPA シンチレーション近接アッセイ
Tris トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン
O.D. 光学密度=吸光度
X2モノマー AspB9 GluB27ヒトインスリン
DIEA: N,N-ジイソプロピルエチルアミン
DMF: N,N-ジメチルホルムアミド
Sar: サルコシン(N-メチル-グリシン)
tBu: tert-ブチル
TSTU: O-(N-スクシンイミジル)-1,1,3,3-テトラメチルウ ロニウム-テトラフルオロボレート
THF: テトラヒドロフラン
EtOAc又はAcOEt:酢酸エチル
DIPEA: ジイソプロピルエチルアミン
TEA: トリエチルアミン
TFA: トリフルオロ酢酸
DCM: ジクロロメタン
PEG: ポリエチレングリコール
GIR: グルコース注入速度
DAP 2,3-ジアミノプロピオン酸
DAB 2,4-ジアミノ酪酸
Om オルニチン又は2,5-ジアミノ-ペンタン酸
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は、インスリン誘導体分子中に、アミン又は正に荷電した置換基、及び帯電した末端基を有するといった認識に基づいており、ここで持続型インスリンの作用のインビボ持続時間、及びブラント化することなく、速効型インスリンと持続型インスリンとの混合可能性について、重要な役割を担っている。インスリン誘導体は高分子量の複合体を形成する傾向を有し、よって遅延性の作用プロファイルを示す。
有利には、本発明のインスリン誘導体は生理学的pH値で可溶性であり、ヒトインスリンのものに匹敵する有効性を有し、ブラント化することなく、速効型インスリンと混合可能である。
【0018】
本発明を次のパラグラフに要約する:
1.次の式:
[上式中:
Insは親インスリン部分であり、Q-Q-[CH]-X-[CH]-Q-[CH]-X-[CH]-Q-[CH]-X-[CH]-Q-[CH]-Zは置換基であり、ここで、Insは、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基と、置換基のQ又はQ中のCO基との間のアミド結合を介して置換基に結合しており;
各nは独立して、0、1、2、3、4、5又は6であり;
、Q、Q、Q及びQは互いに独立して:
・アミノ酸残基で、そのカルボン酸基と共に、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基と、アミド基を形成する残基;又は
・アミド結合を介して結合した、上に特定したような2、3又は4のα-アミノ酸残基からなる鎖であって、アミド結合を介して、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基に結合している鎖、又は
・-CO-(CH)-NR-(CH)-で、各pは独立して、1、2、3、4、5又は6であり;RはH、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
で、n=1-6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
で、n=1-6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
・-CO-(CH)-Ar-(CH)-で、ここでArは-NR、-(CH)-NR-からなる群の少なくとも一で置換されたアリーレン又はヘテロアリーレンとすることができ、またArは-CH、-(CH)1−6-CHからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよく、各pは独立して、1、2、3、4、5又は6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
で、n=1-6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
・mが6〜32の範囲の整数である-(CH)-;
・1、2又は3の-CH=CH-基と、鎖中の炭素原子の全数が4〜32の範囲となるのに十分な数の-CH-基を有する二価の炭化水素鎖;
・-CO-((CR)1−6-NH-CO)-;
・-(CO-(CR)1−6-CO-NH)1−4-で、Rは独立して、H、-CH、-(CH)-CH又は-CONHとすることができ、Rは独立して、H、-CH、-(CH)1−6CHとすることができるもの;
・-CO-(CH)0−3-Ar-(CH)0−3-で、ここでArは-CH、-(CH)1−6-CH、-NR、-CONR又は-SONRからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよいアリーレン又はヘテロアリーレンとすることができ、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
・yが1-20である、(CHCHO)-;(CHCHCHO)-;(CHCHCHCHO)-;(CHCHOCHCHCHCHO)-又は(CHCHCHOCHCHCHCHO)-;-(CHOCH)-;
・-CH、-(CH)1−6-CH、-CONR又は-SONRからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよいアリーレン又はヘテロアリーレンで、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;又は
・次の式-(CH)-Y-(Ar)v1-Y-(CH)-Y-(Ar)v2-Y-(CH)-Y-(Ar)v3-Y-(CH)-で、Arは上述したものであり、Y-Yは互いに独立して、O、S、S=O、SO又は結合とすることができ;s、w、t及びzは互いに独立して、s、w、t及びzの合計が4〜30の範囲になるような、ゼロ又は1〜10の整数であり、v、v及びvは互いに独立して、ゼロ又は1とすることができ、但しY-Yは互いに結合せず、構造-O-(CH)-O-は生じないもの;又は
・結合;
とすることができ、但しQ-Qの少なくとも一は結合ではなく;
、X及びXは互いに独立して、
・O;
・-C=O;
・結合;
・NCORで、RがH、-CH又は-(CH)1−6-CHとできるもの;又は
で、Rが水素、C1−3-アルキル、C2−3-アルケニル、又はC2−3-アルキニルであるもの;
であり、但し、
− X、X及びXはZに結合できず、
− X、X及びXがOである場合、X、X及びXは、Q、Q、Q、Q及びQのOに直接結合せず;
Zは:
-COOH;
-CO-Asp;
-CO-Glu;
-CO-Gly;
-CO-Sar;
-CH(COOH)
-N(CHCOOH)
-SOH;
-OSOH;
-OPO3H
-PO
-テトラゾール-5-イル;
-O-W又は
-W
であり;
ここではWは、テトラゾ-5-リル、-COOH、-SOH、-(CH)1−6-SOH、-(CH)1−6-O-PO、-CONR又は-SONRからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよいアリーレン又はヘテロアリーレンであり、R及びRは互いに独立して、H、-(CH)1−6-SOH、又は-(CH)1−6-O-POとすることができる]
を有するインスリン誘導体、及び任意のそのZn2+錯体で、但し少なくとも一のアミン又は正に荷電しているアミノ酸が置換基に存在しているインスリン誘導体。
【0019】
2.次の式:
[上式中:
Insは親インスリン部分であり、Q-Q-[CH]-X-[CH]-Q-[CH]-X-[CH]-Q-[CH]-X-[CH]-Q-[CH]-Zは置換基であり、ここで、Insは、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基と、置換基のQ又はQ中のCO基との間のアミド結合を介して置換基に結合しており;
各nは独立して、0、1、2、3、4、5又は6であり;
は:
・アミノ酸残基で、そのカルボン酸基と共に、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基と、アミド基を形成する残基;又は
・アミド結合を介して結合した、上に特定したような2、3又は4のα-アミノ酸残基からなる鎖であって、アミド結合を介して、InsのB鎖のN-末端アミノ酸残基のα-アミノ基、又はInsのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基に結合している鎖、又は
・結合;
であり;
は:
・-CO-(CH)-NR-(CH)-で、各pは独立して、1、2、3、4、5又は6であり;RはH、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
で、n=1-6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
で、n=1-6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
・-CO-(CH)-Ar-(CH)-で、ここでArは-NR、-(CH)-NR-からなる群の少なくとも一で置換されたアリーレン又はヘテロアリーレンとすることができ、またArは-CH、-(CH)1−6-CHからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよく、各pは独立して、1、2、3、4、5又は6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
で、n=1-6であり、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
・結合;
であり;
、Q及びQは互いに独立して:
・mが6〜32の範囲の整数である-(CH)-;
・1、2又は3の-CH=CH-基と、鎖中の炭素原子の全数が4〜32の範囲となるのに十分な数の-CH-基を有する二価の炭化水素鎖;
・-CO-((CR)1−6-NH-CO)-;
・-(CO-(CR)1−6-CO-NH)1−4-で、Rは独立して、H、-CH、-(CH)-CH又は-CONHとすることができ、Rは独立して、H、-CH、-(CH)1−6CHとすることができるもの;
・-CO-(CH)0−3-Ar-(CH)0−3-で、ここでArは-CH、-(CH)1−6-CH、-NR、-CONR又は-SONRからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよいアリーレン又はヘテロアリーレンとすることができ、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;
・yが1-20である、(CHCHO)-;(CHCHCHO)-;(CHCHCHCHO)-;(CHCHOCHCHCHCHO)-又は(CHCHCHOCHCHCHCHO)-;-(CHOCH)-;
・-CH、-(CH)1−6-CH、-CONR又は-SONRからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよいアリーレン又はヘテロアリーレンで、R及びRは互いに独立して、H、-CH又は-(CH)1−6-CHとすることができるもの;又は
・次の式-(CH)-Y-(Ar)v1-Y-(CH)-Y-(Ar)v2-Y-(CH)-Y-(Ar)v3-Y-(CH)-で、Arは上述したものであり、Y-Yは互いに独立して、O、S、S=O、SO又は結合とすることができ;s、w、t及びzは互いに独立して、s、w、t及びzの合計が4〜30の範囲になるような、ゼロ又は1〜10の整数であり、v、v及びvは互いに独立して、ゼロ又は1とすることができ、但しY-Yは互いに結合せず、構造-O-(CH)-O-は生じないもの;又は
・結合;
とすることができ、但しQ-Qの少なくとも一は結合ではなく;
、X及びXは互いに独立して、
・O;
・-C=O;
・結合;
・NCORで、RがH、-CH又は-(CH)1−6-CHとできるもの;又は
で、Rが水素、C1−3-アルキル、C2−3-アルケニル、又はC2−3-アルキニルであるもの;
であり、但し、
− X、X及びXはZに結合できず、
− X、X及びXがOである場合、X、X及びXは、Q、Q及びQのOに直接結合せず;
Zは:
-COOH;
-CO-Asp;
-CO-Glu;
-CO-Gly;
-CO-Sar;
-CH(COOH)
-N(CHCOOH)
-SOH;
-OSOH;
-OPO3H
-PO
-テトラゾール-5-イル;
-O-W又は
-W
であり;
ここではWは、テトラゾ-5-リル、-COOH、-SOH、-(CH)1−6-SOH、-(CH)1−6-O-PO、-CONR又は-SONRからなる群から選択される1又は2の基で置換されていてもよいアリーレン又はヘテロアリーレンであり、R及びRは互いに独立して、H、-(CH)1−6-SOH、又は-(CH)1−6-O-POとすることができる]
を有する、パラグラフ1のインスリン誘導体、及び任意のそのZn2+錯体で、但し少なくとも一のアミン又は正に荷電しているアミノ酸が置換基に存在しているインスリン誘導体。
【0020】
3.Qが、リジン、アルギニン、ホモアルギニン、DAP、DAB及びオルニチンからなる群から選択される、パラグラフ1-2のインスリン誘導体。
4.Qが結合である、パラグラフ1-2のインスリン誘導体。
【0021】
5.Qが、-CO-(CH)-NH-(CH)-、-CO-CH-NH-CH-、又は
である、パラグラフ1-4のインスリン誘導体。
6.X、X及びXが互いに独立して、
・O;
・-C=O;
・結合;
・NCORで、RがH、-CH又は-(CH)1−6-CHとできるもの;又は
で、Rが水素、C1−3-アルキル、C2−3-アルケニル、又はC2−3-アルキニルであるもの;
であり、但し、
− X、X及びXはZに結合できず、
− X、X及びXがOである場合、X、X及びXは、Q、Q及びQのOに直接結合しない、パラグラフ1-5のインスリン誘導体。
7.Xが、
であり、ここでRは水素である、パラグラフ1-6のインスリン誘導体。
【0022】
8.Qが-(CH)-であり、ここでmが6〜32、又は8〜20の範囲の整数である、パラグラフ1-7のインスリン誘導体。
9.mが12、13、14、15又は16である、パラグラフ8のインスリン誘導体。
10.Q、Q、X及びXが結合であり、全てのnがゼロである、パラグラフ1-9のインスリン誘導体。
11.Zが-COOHである、パラグラフ1-10のインスリン誘導体。
12.Qが結合である、パラグラフ1-7のインスリン誘導体。
13.Qが、1、2又は3の-CH=CH-基と、鎖中の炭素原子の全数が4〜32の範囲となるのに十分な数の-CH-基を有する二価の炭化水素鎖である、パラグラフ1-7又は12のインスリン誘導体。
【0023】
14.Qが-(CH)-Y-(Ar)v1-Y-(CH)-Y-(Ar)v2-Y-(CH)-Y-(Ar)v3-Y-(CH)-で、Arは上述したものであり、Y-Yは互いに独立して、O、S、S=O、SO又は結合とすることができ;s、w、t及びzは互いに独立して、s、w、t及びzの合計が4〜30の範囲になるような、ゼロ又は1〜10の整数であり、v、v及びvは互いに独立して、ゼロ又は1とすることができ、但しY-Yは互いに結合せず、構造-O-(CH)-O-は生じない、パラグラフ1-7又は12のインスリン誘導体。
15.v、v、又はvの少なくとも2がゼロである、パラグラフ1-7及び14のいずれかのインスリン誘導体。
16.Y-Yが結合である、パラグラフ1-7及び14-15のいずれかのインスリン誘導体。
17.Y-Yの少なくとも一がO又はSである、パラグラフ1-7及び14-15のいずれかのインスリン誘導体。
18.YがO又はSであり、vが1である、パラグラフ1-7及び14-15及び17のいずれかのインスリン誘導体。
19.sが6、7、8、9又は10である、パラグラフ1-7及び14-18のいずれかのインスリン誘導体。
20.ArがCである、パラグラフ1-7及び14-19のいずれかのインスリン誘導体。
【0024】
21.X、X、X及びQが結合であり、全てのnがゼロである、パラグラフ1-7及び13-20のインスリン誘導体。
22.Q、Q又はQの一つが、(CHCHO)-;(CHCHCHO)-;(CHCHCHCHO)-;(CHCHOCHCHCHCHO)-又は(CHCHCHOCHCHCHCHO)-;-(CHOCH)-であり、ここでyが1-20である、パラグラフ1-7のいずれかのインスリン誘導体。
23.Q、Q又はQの一つが、(CHCHO)-又は(CHCHOCHCHCHCHO)であり、ここでyが1-12、2-4又は2-3の範囲にある、パラグラフ1-7及び22のインスリン誘導体。
24.yが1である、パラグラフ1-7及び22-23のインスリン誘導体。
25.nが0、1、2又は3である、パラグラフ1-7及び22-24のインスリン誘導体。
26.Zが-CCOHである、パラグラフ1-7及び12-25のインスリン誘導体。
【0025】
27.置換基が、親インスリンのA又はB鎖に存在するLys残基のε-アミノ基に結合している、上述したパラグラフのいずれかのインスリン誘導体。
28.置換基が、親インスリンのB鎖に存在するB29位において、Lys残基のε-アミノ基に結合している、上述したパラグラフのいずれかのインスリン誘導体。
29.親インスリンがヒトインスリン又はブタインスリンである、上述したパラグラフのいずれかのインスリン誘導体。
30.親インスリンがインスリンアナログである、パラグラフ1-28のインスリン誘導体。
31.親インスリンのB30位にあるアミノ酸残基がLysであるか、又は欠失している、上述したパラグラフのいずれかのインスリン誘導体。
32.置換基が、desB30ヒトインスリンのB29位において、Lys残基のε-アミノ基に結合している、パラグラフ1-28及び30-31のインスリン誘導体。
【0026】
33.親インスリンが、AspB28ヒトインスリン、GlyA21ヒトインスリン又はGlyA21desB30ヒトインスリン、GlyA21ArgB31ArgB32ヒトインスリン、LysB28ProB29ヒトインスリン、ThrB29LysB30ヒトインスリン又はLysB3GluB29ヒトインスリンである、パラグラフ1-28及び30-32のインスリン誘導体。
【0027】
34.2つの亜鉛イオン、3つの亜鉛イオン、4つの亜鉛イオン、5つの亜鉛イオン、6つの亜鉛イオン、7つの亜鉛イオン、8つの亜鉛イオン、9つの亜鉛イオン、又は10の亜鉛イオンが、インスリン誘導体の6つの分子当たりに結合している、上述したパラグラフのいずれか一つのインスリン誘導体の亜鉛錯体。
【0028】
35.パラグラフ1-33のインスリン誘導体、又はパラグラフ34の亜鉛錯体を治療的有効量含有する、このような処置が必要な患者における糖尿病を処置するための製薬用組成物。
36.組成物が一又は複数の製薬的に許容可能な賦形剤を含有する、パラグラフ35の製薬用組成物。
37.組成物が速効性のインスリンアナログを含有する、パラグラフ35-36の製薬用組成物。
38.速効型インスリンアナログがAspB28ヒトインスリン;LysB28ProB29ヒトインスリン、及びLysB3GluB29ヒトインスリンからなる群から選択される、パラグラフ35-37の製薬用組成物。
【0029】
39.パラグラフ1-33のインスリン誘導体、パラグラフ34の亜鉛錯体、又はパラグラフ35-38の製薬用組成物を治療的有効量使用する、このような処置が必要な患者における糖尿病を処置するための方法。
40.糖尿病の肺処置用である、パラグラフ39の方法。
41.実施例に記載されるインスリン誘導体。
【0030】
本発明のインスリン誘導体及び速効型インスリンアナログは、約90/10%;約70/30%又は約50/50%の比率で混合することができる。
一態様において、本発明は、生理学的pH値で溶解する、本発明のインスリン誘導体を含有する製薬用組成物に関する。
一態様において。本発明は、約6.5〜約8.5の間のpH値で溶解する、本発明のインスリン誘導体を含有する製薬用組成物に関する。
一態様において、本発明は、本発明のインスリン誘導体を含有する、長時間にわたる作用プロファイルを有する製薬用組成物に関する。
一態様において、本発明は、約120nmol/ml〜2400nmol/ml、約400nmol/ml〜約2400nmol/ml、約400nmol/ml〜約1200nmol/ml、約600nmol/ml〜約2400nmol/ml、又は約600nmol/ml〜約1200nmol/mlの本発明のインスリン誘導体、又は速効型インスリンアナログと本発明のインスリン誘導体との混合物を含有する溶液である製薬用組成物に関する。
【0031】
アシル化のための出発生成物、親インスリン又はインスリンアナログ又はそれらの前駆体は、よく知られているペプチド合成、又は適切に形質転換された微生物においてよく知られている組換え生成のいずれかにより生成させることができる。よって、インスリン出発生成物は、ポリペプチドをコードするDNA配列を含有し、ペプチドの発現を可能にする条件下で、適切な栄養培地でポリペプチドを発現可能な宿主細胞を培養し、その後、得られたペプチドを培地から回収することを含む方法により生成可能である。
【0032】
細胞を培養するのに使用される培地は、宿主細胞の成長に適切な任意の従来からの培地、例えば適切な栄養補助剤を含有する複合培地又は最少培地であってよい。適切な培地は市販供給者から入手可能であり、また公開されている処方箋(例えば、American Type Culture Collectionのカタログ)に従い調製されてもよい。ついで、細胞により生成されるペプチドは、遠心分離又は濾過により培地から宿主細胞を分離し、塩、例えば硫酸アンモニウムにより上清又は濾液のタンパク質様成分を沈殿させ、例えばイオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー等、当該問題のペプチドの種類に応じて様々なクロマトグラフィー手順により精製することを含む、従来からの手順により、培養培地から回収され得る。
【0033】
親インスリンをコードするDNA配列は、適切には、例えばゲノム又はcDNAライブラリを調製し、標準的な技術に従い合成オリゴヌクレオチドプローブを使用するハイブリダイゼーションによりポリペプチドの全て又は一部をコードするDNA配列をスクリーニングすることにより得られる、ゲノム又はcDNA由来ものであってよい(例えば、Sambrook, J, Fritsch、EF及びManiatis, T, Molecular Cloning: A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory Press, New York、1989を参照)。また、親インスリンをコードするDNA配列は、確立された標準的な方法、例えばBeaucage及びCaruthers, Tetrahedron Letters 22 (1981), 1859-1869に記載されているホスホアミダイト(phosphoamidite)法、又はMatthesら, EMBO Journal 3 (1984), 801-805に記載されている方法により、合成的に調製されてよい。またDNA配列は、例えば米国特許第4683202号、又はSaikiら, Science 239 (1988),487-491に記載されているように、特定のプライマーを使用するポリメラーゼ連鎖反応により調製されてよい。
【0034】
DNA配列は、便宜的に、組換えDNA手順にかけられている任意のベクターに挿入されてよく、ベクターの選択は、多くの場合、導入される宿主細胞に依存する。例えば、ベクターは自己複製ベクター、すなわち染色体外実体として存在するベクターであってよく、その複製は染色体複製とは無関係、例えばプラスミドである。また、ベクターは、宿主細胞に挿入された場合に、宿主細胞のゲノムに組み込まれ、組み込まれた内部の染色体と共に複製されるものであってよい。
【0035】
ベクターは、例えば、親インスリンをコードするDNA配列が、プロモータ等、DNAの転写に必要な付加的なセグメントに作用可能に結合している発現ベクターである。プロモータは、選択された宿主細胞において転写活性を示す任意のDNA配列であってよく、宿主細胞に対して同族又は異種であるタンパク質をコードする遺伝子から誘導されてもよい。種々の宿主細胞において親インスリンをコードするDNAの転写を指向するのに適切なプロモータの例は、例えばSambrookら, 上掲等、当該分野でよく知られている。
また、親インスリンをコードするDNA配列は、必要であるならば、適切なターミネーター、ポリアデニル化シグナル、転写エンハンサー配列、及び翻訳エンハンサー配列に作用可能に結合していてよい。本発明の組換えベクターは、当該問題の宿主細胞において、ベクターが確実に複製するDNA配列をさらに有している。
さらに、ベクターは選択可能なマーカー、例えば遺伝子、宿主細胞における欠失を補完し、薬剤、例えばアンピシリン、カイナマイシン、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、ネオマイシン、ハイグロマイシン、又はメトトレキサートに対する耐性を付与する生成物をさらに有していてもよい。
【0036】
宿主細胞の分泌経路に本発明のペプチドを向かわせるために、分泌シグナル配列(リーダー配列、プレプロ配列又はプレ配列としても公知)が、組換えベクター中に提供されてもよい。分泌シグナル配列は、正確なリーディングフレームにおいて、ペプチドをコードするDNA配列に結合している。分泌シグナル配列は、通常、ペプチドをコードするDNA配列に対し、5'に位置している。分泌シグナル配列は通常ペプチドに関連していてもよく、又は他の分泌タンパク質をコードする遺伝子からのものであってもよい。
【0037】
親インスリンをコードするDNA配列、プロモータ及び場合によってはターミネーター及び/又は分泌シグナル配列をそれぞれライゲーションし、複製に必要な情報を含む適切なベクターにそれらを挿入するのに使用される手順は、当業者によく知られている(例えば、Sambrookら, 上掲)。
【0038】
DNA配列又は組換えベクターが導入されている宿主細胞は、本ペプチドを生成可能な任意の細胞であってよく、細菌、酵母、真菌及び高等真核細胞を含む。よく知られており、当該分野で使用されている適切な宿主細胞の例は、限定されるものではないが、大腸菌、出芽酵母、又は哺乳類BHK又はCHO細胞系である。
【0039】
ついで、親インスリン分子は、B鎖の選択されたLys位又はB1位のいずれかに、関連置換基を導入することにより、本発明のインスリン誘導体に転換される。置換基は任意の簡便な方法により導入可能で、アミノ基をアシル化するための多くの方法が従来技術に開示されている。さらなる詳細は、以下の実施例により明らかになるであろう。
【0040】
製薬用組成物
請求項にある式のこのインスリン誘導体は、例えば、皮下、経口又は肺に投与することができる。
皮下投与用には、式の化合物は、公知のインスリンの製剤と同じように処方される。さらに、皮下投与用には、式の化合物は、公知のインスリンの投与と同じように投与され、一般的に医師はこの手順に通じている。
【0041】
この発明のインスリン誘導体は、循環インスリン濃度を増加させ、及び/又は循環グルコース濃度を低下させるための用量効果的な方式で、吸入により投与されてよい。このような投与は、糖尿病又は高血糖症等の疾患の処置に効果的である。インスリンの効果的な投与を達成するには、この発明のインスリン誘導体を約0.5μg/kg〜約50μg/kgの吸入用量で投与することが必要である。治療的有効量は、インスリンレベル、血中血糖値、患者の健康状態、患者の肺の状態等を含む要因を考慮に入れて、博学な実施者により決定することができる。
吸入による投与は、インスリンの皮下投与に匹敵する程の薬物動態に帰する可能性がある。同様の粒径及び同様の肺沈着レベルで比較する場合、典型的には、様々な吸入装置で同様の薬学動態が提供される。
【0042】
本発明において、この発明のインスリン誘導体は、吸入による治療剤の投与について、当該分野で公知の任意の種々の吸入装置により送達されてよい。これらの装置には、定量吸入器、噴霧器、乾燥パウダー発生器、スプレー等が含まれる。この発明のインスリン誘導体は、乾燥パウダー吸入器又はスプレーにより送達される。この発明のインスリン誘導体を投与するための吸入装置には、いくつかの好ましい特徴がある。例えば、吸入装置による送達には、有利には信頼性、再現性及び正確性がある。吸入装置は、良好な呼吸のためには、例えば約10μm未満、例えば約1-5μmの小さな粒子を送達させるべきである。この発明の実施に適した商業的に入手可能な吸入装置のいくつかの特定の例は、TurbohalerTM(Astra)、Rotahaler(登録商標)(Glaxo)、Diskus(登録商標)(Glaxo)、SpirosTM吸入器(Dura)、Inhale Therapeuticsから市販されている装置、AERxTM(Aradigm)、Ultravent(登録商標)噴霧器(Mallinckrodt)、Acorn II(登録商標)噴霧器(Marquest Medical Products)、Ventolin(登録商標)定量吸入器(Glaxo)、及びSpinhaler(登録商標)パウダー吸入器(Fisons)等である。
【0043】
当業者であれば、この発明のインスリン誘導体の製剤、送達される製剤の量、及び単一用量の投与による持続時間が、使用される吸入装置の種類に依存することを認識しているであろう。いくつかのエアゾール送達システム、例えば噴霧器において、投与頻度及びシステムが活性化する時間の長さは、主として、エアゾールにおけるインスリンコンジュゲートの濃度に依存するであろう。例えば、より短い期間での投与では、噴霧溶液中、インスリンコンジュゲートをより高い濃度で使用することができる。定量吸入器等の装置は、より高いエアゾール濃度を作り出すことができ、所望される量のインスリンコンジュゲートを送達させるために、より短い期間で操作することができる。パウダー吸入器等の装置は、付与された充填量の薬剤が装置から出されるまで、活性剤を送達する。この種の吸入器において、付与された量のパウダーでのこの発明のインスリン誘導体の量により、単一投与で投与される用量が決定される。
【0044】
吸入装置により送達される製剤におけるこの発明のインスリン誘導体の粒子径は、肺、及び下気道又は肺胞において、それを作製するインスリンの能力に関して重要である。この発明のインスリン誘導体は、送達されるインスリンコンジュゲートの少なくとも約10%、例えば約10〜約20%、又はそれ以上が肺に沈着するように処方することができる。口呼吸するヒトにとって、肺沈着の最大効率は、約2μm〜約3μmの粒子径で得られることが知られている。粒子径が約5μmを越えると、肺沈着はかなり低減する。約1μm以下の粒子径では肺沈着は低減し、治療的に有効な十分な質量を有する粒子を送達することが困難になる。よって、吸入により送達されるインスリン誘導体の粒子は、約10μm未満、例えば約1μm〜約5μmの範囲の粒子経を有する。インスリン誘導体の製剤は、選択される吸入装置に所望される粒子径を生じるように選択される。
【0045】
有利には、乾燥パウダーとして投与されるために、この発明のインスリン誘導体は、約10μm未満、例えば約1〜約5μmの粒子径を有する粒状形態に調製される。この粒子径により、患者の肺の肺胞への送達が効果的になされる。乾燥パウダーは、多くの粒子が所望の範囲のサイズを有するように製造された粒子から主としてなる。有利には、少なくとも約50%の乾燥パウダーが、約10μm未満の直径を有する粒子から作製される。このような製剤は、インスリンコンジュゲート及び他の所望する成分を含有する溶液の噴霧乾燥、製粉又は臨界点濃縮により達成可能である。また本発明に有用な粒子を製造するのに適した他の方法も、当該分野で公知である。
【0046】
粒子は、通常、容器中において、乾燥パウダー製剤から分離され、運搬気流を介して、患者の肺に移送される。典型的には、現在の乾燥パウダー吸入器において、固体を破壊する力は、単に、患者の吸入により提供される。他の種類の吸入器においては、患者の吸入により生じる気流で、粒子を崩壊させるインペラモータを起動する。
【0047】
乾燥パウダー吸入器から投与されるこの発明のインスリン誘導体の製剤は、誘導体を含有する微細に分割された乾燥パウダーを典型的には含んでいるが、パウダーは、増量剤、担体、賦形剤、他の添加剤等をさらに含有可能である。添加剤は、例えば特定のパウダー吸入器からの送達に要求されているように、パウダーを希釈し、製剤のプロセシングを容易にし、製剤に有利なパウダー特性を提供し、吸入装置からのパウダーの分散を容易にし、製剤を安定化させ(例えば酸化防止剤又はバッファー)、製剤に風味を付与するために、インスリンコンジュゲートの乾燥パウダー製剤に含有せしめることができる。有利には、添加剤は、患者の気道に悪影響を与えないものである。インスリン誘導体は分子レベルで添加剤と混合することもできるし、又は固体製剤は、添加剤の粒子と混合させるか、又は該粒子上をコートするインスリンコンジュゲートの粒子を含有可能である。典型的な添加剤には、単糖類、二糖類及び多糖類;糖アルコール及び他のポリオール、例えばラクトース、グルコース、ラフィノース、メレジトース、ラクチトール(lactitol)、マルチトール、トレハロース、スクロース、マンニトール、デンプン、又はそれらの組合せ;界面活性剤、例えばソルビトール類、ジホスファチジルコリン、又はレシチン等が含まれる。典型的には、添加剤、例えば増量剤は、上述した目的に対して有効な量、多くの場合は製剤の重量に対して約50%〜約90%の量で存在している。インスリンアナログタンパク質等の、タンパク質の製剤について、当該分野で公知の添加剤も、本製剤に含めることができる。
【0048】
この発明のインスリン誘導体を収容するスプレーは、インスリンコンジュゲートの懸濁液又は溶液を、加圧下にて、強いてノズルを通過させることにより製造することができる。ノズルサイズ及び構造、適用圧力、及び液体供給量は、所望する出量及び粒子径が達成されるように選択することができる。例えば、キャピラリー又はノズルフィード部に接続した電場により、電気スプレーを製造することができる。有利には、スプレーにより送達されるインスリンコンジュゲートの粒子は、約10μm未満、例えば約1μm〜約5μmの範囲の粒子径を有する。
【0049】
スプレーを用いて使用するのに適したこの発明のインスリン誘導体の製剤は、典型的には、溶液1ml当たり、約1mg〜約20mgのインスリンコンジュゲート濃度で、水溶液中にインスリン誘導体を含有している。製剤は、賦形剤、バッファー、等張剤、保存料、界面活性剤、及び例えば亜鉛等の薬剤を含有することができる。また製剤は、賦形剤、又はインスリン誘導体を安定化させるための薬剤、例えばバッファー、還元剤、バルクタンパク質、又は炭水化物をさらに含有可能である。インスリンコンジュゲートの製剤に有用なバルクタンパク質には、アルブミン、プロタミン等が含まれる。インスリンコンジュゲートの製剤に有用な典型的な炭水化物には、スクロース、マンニトール、ラクトース、トレハロース、グルコース等が含まれる。またインスリン誘導体製剤は、エアゾールの形成において、溶液の噴霧化により生じるインスリンコンジュゲートの表面誘起凝集を低減又は防止可能な界面活性剤を、さらに含有することができる。種々の従来からの界面活性剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル及びアルコール類、及びポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを使用することもできる。量は、一般的には、製剤の重量に対して約0.001〜約4%の範囲である。
【0050】
本発明のインスリン誘導体を含有する製薬用組成物は、このような処置が必要な患者に非経口的に投与されてよい。非経口投与は、シリンジ、場合によってはペン状シリンジにより、皮下、筋肉内又は静脈内注射することにより実施されてよい。または、非経口投与は、輸液ポンプにより実施することもできる。さらなる選択肢は、目的に対して特異的に考案された組成物、パウダー又は液体等において、インスリンを鼻又は肺に投与することである。
【0051】
本発明のインスリン誘導体の注射用組成物は、所望する最終生成物が付与されるのに適切なように、成分を溶解及び混合することを含む、製薬工業の従来からの技術を使用して調製することができる。よって、一手順において、本発明のインスリン誘導体は、調製される組成物の最終容量よりも幾分少ない量の水に溶解される。必要に応じて、等張剤、保存料及びバッファーが添加され、必要ならば、塩酸等の酸、又は水酸化ナトリウム水等の塩基を使用して、溶液のpHが調節される。最後に、溶液の容量は、所望の濃度の成分が付与されるように、水を用いて調節される。
【0052】
本発明の他の態様において、バッファーは酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、シトレート、グリシルグリシン、ヒスチジン、グリシン、リジン、アルギニン、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸ナトリウム、及びトリス(ヒドロキシメチル)-アミノメタン、ビシン(bicine)、トリシン、リンゴ酸、スクシナート、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、アスパラギン酸、又はそれらの混合物からなる群から選択される。これらの特定のバッファーのそれぞれ一つは、本発明の別の態様を構成する。
【0053】
本発明のさらなる態様において、製剤は、フェノール、o-クレゾール、m-クレゾール、p-クレゾール、p-ヒドロキシ安息香酸メチル、p-ヒドロキシ安息香酸プロピル、2-フェノキシエタノール、p-ヒドロキシ安息香酸ブチル、2-フェニルエタノール、ベンジルアルコール、クロロブタノール、及びチオメロサール(thiomerosal)、ブロノポール、安息香酸、イミド尿素、クロロヘキシジン、デヒドロ酢酸ナトリウム、クロロクレゾール、p-ヒドロキシ安息香酸エチル、塩化ベンゼトニウム、クロルフェネシン(chlorphenesine)(3p-クロルフェノキシプロパン-1,2-ジオール)又はそれらの混合物からなる群から選択され得る、製薬的に許容可能な保存料をさらに含有する。本発明のさらなる態様において、保存料は0.1mg/ml〜20mg/mlの濃度で存在している。本発明のさらなる態様において、保存料は0.1mg/ml〜5mg/mlの濃度で存在している。本発明のさらなる態様において、保存料は5mg/ml〜10mg/mlの濃度で存在している。本発明のさらなる態様において、保存料は10mg/ml〜20mg/mlの濃度で存在している。これらの特定の保存料各自は、本発明の別の態様を構成する。製薬用組成物に保存料を使用することは、当業者によく知られている。簡便には、Remington:The Science and Practice of Pharmacy, 第19版、1995が参照される。
【0054】
本発明のさらなる態様において、製剤は、塩(例えば塩化ナトリウム)、糖又は糖アルコール、アミノ酸(例えば、グリシン、L-ヒスチジン、アルギニン、リジン、イソロイシン、アスパラギン酸、トリプトファン、スレオニン)、アルジトール(例えばグリセロール(グリセリン)、1,2-プロパンジオール(プロピレングリコール)、1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール)ポリエチレングリコール(例えばPEG400)、又はそれらの混合物からなる群から選択され得る等張剤をさらに含有する。任意の糖、例えば単糖類、二糖類又は多糖類、又は水溶性グルカン類、例えばフルクトース、グルコース、マンノース、ソルボース、キシロース、マルトース、ラクトース、スクロース、トレハロース、デキストラン、プルラン、デキストリン、シクロデキストリン、可溶性デンプン、ヒドロキシエチルデンプン、及びカルボキシメチルセルロース-Naを使用してもよい。一態様において、糖添加剤はスクロースである。糖アルコールは、少なくとも一の-OH基を有するC4-C8炭化水素と定義され、例えばマンニトール、ソルビトール、イノシトール、ガラクチトール(galactitol)、ズルシトール、キシリトール、及びアラビトールを含む。一態様において、糖アルコール添加剤はマンニトールである。上述した糖又は糖アルコールは、個々に又は組合せて使用されてよい。使用される量は、糖又は糖アルコールが液状調製物に溶解し、本発明の方法を使用して得られた安定化効果に悪影響を与えない限りは、限定されて固定されるものではない。一態様において、糖又は糖アルコールの濃度は、約1mg/ml〜約150mg/mlである。本発明のさらなる態様において、等張剤は1mg/ml〜50mg/mlの濃度で存在している、本発明のさらなる態様において、等張剤は1mg/ml〜7mg/mlの濃度で存在している。本発明のさらなる態様において、等張剤は8mg/ml〜24mg/mlの濃度で存在している。本発明のさらなる態様において、等張剤は25mg/ml〜50mg/mlの濃度で存在している。これらの特定の等張剤各自は、本発明の別の実施態様を構成する。製薬用組成物に等張剤を使用することは、当業者によく知られている。簡便には、Remington:The Science and Practice of Pharmacy, 第19版、1995が参照される。
【0055】
典型的な等張剤は、塩化ナトリウム、マンニトール、ジメチルスルホン及びグリセロールであり、典型的な保存料は、フェノール、m-クレゾール、p-ヒドロキシ安息香酸メチル及びベンジルアルコールである。
適切なバッファーの例は、酢酸ナトリウム、グリシルグリシン、HEPES(4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジンエタンスルホン酸)及びリン酸ナトリウムである。
【0056】
本発明のインスリン誘導体の鼻投与用の組成物は、例えば、欧州特許第272097号(Novo Nordisk A/S)に記載されているようにして調製されてよい。
【0057】
この発明のインスリン誘導体を含有する組成物は、インスリンに対して敏感な状態の処置に使用することができる。よってそれらは、1型糖尿病、2型糖尿病及び例えば重篤に傷害を被った人及び大手術を受けた人にしばしば見られる高血糖症の処置に使用することができる。任意の患者に対する最適な用量レベルは、用いられる特定のインスリン誘導体の効能、年齢、体重、身体活動性、及び患者の食事、他の薬剤との併用の可能性、治療される状態の重篤度を含む様々な要因に依存する。この発明のインスリン誘導体の毎日の投薬量が、既知のインスリン組成物に対するものと同様の方法で当業者によって各個々の患者に対して決定されることが推奨される。
都合がよいことに、この発明のインスリン誘導体は、他のタイプのインスリン、例えばさらに速効で作用を開始するインスリンアナログと混合して使用してもよい。このようなインスリンアナログの具体例は、例えば、公開番号EP214826(Novo Nordisk A/S)、EP375437(Novo Nordisk A/S)及びEP383472(Eli Lilly & Co)を有する欧州特許出願に記載されている。
【0058】
本発明を以下の実施例によりさらに例証するが、本発明の範囲を制限すると解釈されるものではない。
ここに引用された刊行物、特許出願及び特許を含む全ての文献は、各文献が、出典明示により個々にかつ特に援用され、その全内容がここに記載されているかの如く、その全体が出典明示によりここに援用される(法律により許容される最大範囲)。
全ての表題及び副題は、ここでは簡便に使用され、決して本発明を限定するものと解するべきではない。
ここに提供される任意かつ全ての例、又は例示的言語(例えば「等」)の使用は、単に本発明をより明らかにすることを意図しており、特に請求項に記載がない限り、本発明の範囲に限定をもたらすものではない。明細書中の如何なる語句も請求項に記載していない要素が本発明の実施に必須であることを示しているものと解するべきではない。
ここでの特許文献の引用及び援用は単に便宜上なされているもので、そのような特許文献の有効性、特許性、及び/又は権利行使性についての見解を反映させるものではない。
この発明は、適用される法律に容認されるならば、ここに提供される請求項に列挙された主題事項の全ての修正点及び等価物を含む。
【実施例】
【0059】
実施例1
εB29-{3-[2-(16-カルボキシヘキサデシルカルバモイル)エチルアミノ]プロピオニル}desB30ヒトインスリンの合成
工程1:3-(2-ベンジルオキシカルボニルエチルアミノ)プロピオン酸
3-アミノプロピオン酸(5g、56mmol)をエタノール(50mL)に添加し、TEA(7.8ml、56mmol)及び水(50mL)を添加し、混合物を窒素下で還流した。アクリル酸ベンジルエステル((9.1g、56mmol)、及びさらなるエタノール(50mL)を添加し、混合物を16時間還流した。サンプルを真空下で濃縮し、トルエンを添加し、2回再蒸発させたところ、17.5グラム(生成物プラスTEA)生じた。
1H-NMR(DMSO、300MHz)δ7.12-7.40(m,5H)、4.49(s,2H)、2.98(t,4H)、2.42(t,4H)(プラスTEAシグナル2.79及び1.08)。
【0060】
工程2:3-[(2-ベンジルオキシカルボニルエチル)tert-ブトキシカルボニルアミノ]プロピオン酸
3-(2-ベンジルオキシカルボニルエチルアミノ)プロピオン酸(2g、7.2mmol)をDCM(20mL)に溶解させ、ジ-tert-ブチルジカルボナート(3.5g、15.8mmol)及びTEA(2.59mL、18.6mmol)を添加した。8日後、DCM(50mL)を添加し、溶液を水(75mL)及び1NのHCl(30ml)で洗浄した。水性洗浄相をDCM(25mL)で抽出した。有機相をプールし、MgSO上で乾燥させ、真空下で濃縮した。化合物をフラッシュクロマトグラフィー(AcOEt/ヘプタン)により精製したところ、0.4g生じた。
H-NMR(DMSO、300MHz)δ12.24(br.1H)、7.25-7.45(m,5H)、5.09(s,2H)、3.42(t,2H)3.34(t-br,4H,theo.2H)、2.58(t,2H)、2.41(t,2H)。
【0061】
工程3:17-アミノヘプタデカン酸tert-ブチルエステル
アセトニトリル(10mL)をオクタデカンジオン酸-モノ-tert-ブチルエステル(500mg、1.3mmol)に添加し、TEA(0.226mL、1.6mmol)を添加した。ジフェニルホスホンアジド(0.37g、1.3mmol)をアセトニトリル(1mL)溶液に添加した。混合物を、還流にて2時間、室温で16時間攪拌した。反応体を真空下で濃縮し、1:2のAcOEt:ヘプタン(2mL)に懸濁/溶解させ、シリカの乾燥床(2x4cm直径)に適用した。1:2のAcOEt:ヘプタン(2mL)、及び1:1のAcOEt:ヘプタン(60mL)で溶出させた。溶出液を所定の濃縮乾固した。残留物を部分的にTHF(2mL)に懸濁させ、1NのNaOH(2mL)を添加した。濁った溶液/懸濁液を室温で1時間攪拌した。水(15mL)を添加し、これをAcOEt(2x25mL)で抽出し、分離を補助するために幾ばくかのブラインを添加した。有機相を飽和NaClで洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残留物に20%のアセトニトリル/水(15mL)、TFA(15-20μl)及びDMSO(1mL)を添加した。混合物の濾過は失敗したので、フィルターと溶液をDCM(2x60mL)で抽出した。有機抽出物を濃縮したところ、粗生成物(0.14g)が生じた。
LCMS:m/z:342(M+1)
【0062】
工程4:17-{3-[(2-ベンジルオキシカルボニルエチル)tert-ブトキシカルボニルアミノ]プロピオニルアミノ}ヘプタデカン酸tert-ブチルエステル
3-[(2-ベンジルオキシカルボニルエチル)tert-ブトキシカルボニルアミノ]プロピオン酸(0.17g、0.48mmol)をDMF(2mL)に溶解させ、HOBt(0.065g、0.48mmol)及びEDAC(0.093g、0.48mmol)を添加した。混合物を30分攪拌し、DIEA(0.083mL、0.48mmol)を添加し、THF(3mL)+DMF(0.5mL)に溶解させた17-アミノヘプタデカン酸tert-ブチルエステル(0.15g、0.44mmol)を添加した。反応体を2日間攪拌した。反応体を濃縮し、残留物をAcOEt(50mL)に溶解させ、0.2NのHCl(2x15mL)で洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、真空下で濃縮した。生成物を、AcOEt/ヘプタン(1:1、7:3、8:2)、ついでDCM、DCM:メタノール(8:2)、及びDCMに5%のAcOHが入ったもので溶出させるフラッシュクロマトグラフィー(シリカ)により精製した。適切なフラクションをプールし、真空下で濃縮した。残留物をDCMに溶解させた。シリカを添加し、生成物を真空下、シリカ上で濃縮した。シリカを、AcOEt/ヘプタン(3:7及び1:1)で溶出させる他のフラッシュクロマトグラフィーに使用した。適切なフラクションをプールし、真空下で濃縮したところ、135mg生じた。
LCMS:m/z:697(M+23)
H-NMR(CDCl3、300MHz)δ7.31-7.41(m,5H)、5.12(s,2H)、3.48(m,2H)、3.21(m,2H)、2.60(t,2H)、2.20(t,2H)、1.57(m,2H)、1.45(m,20H,1.25(m-br,24H)。
【0063】
工程5:17-{3-[tert-ブトキシカルボニル(2-カルボキシエチル)アミノ]プロピオニルアミノ}ヘプタデカン酸tert-ブチルエステル
17-{3-[(2-ベンジルオキシカルボニルエチル)tert-ブトキシカルボニルアミノ]プロピオニルアミノ}ヘプタデカン酸tert-ブチルエステル(0.135g、0.2mmol)を、フラスコ中のTHF(10mL)に溶解させた。フラスコに窒素を満たし、真空下で数回パージした。湿った10%のPd/C(0.03g)を添加し、フラスコに、混合物(mixter)で満たされたバルーンを取り付け、16時間攪拌した。混合物をセライトを通して濾過し、THFで溶出させた。濾液を真空下で濃縮させた。TLCで、反応が完了していないことが示されたので、本方法を2回以上繰り返した。真空下で濾液を濃縮したところ、黄色の油(0.12g)が生じた。
LCMS:m/z:607(M+23)
【0064】
工程6:17-(3-{tert-ブトキシカルボニル[2-(2,5-ジオキソピロリジン-1-イルオキシカルボニル)エチル]アミノ}プロピオニルアミノ)ヘプタデカン酸tert-ブチルエステル
17-{3-[tert-ブトキシカルボニル(2-カルボキシエチル)アミノ]プロピオニルアミノ}ヘプタデカン酸tert-ブチルエステル(0.122g、0.2mmol)をTHF(5mL)に溶解させた。DIEA(39μl)を添加し、混合物を0℃まで冷却した。TSTU(66mg、0.22mmol)を添加した。混合物を0℃で30分、ついで、室温で16時間攪拌した。混合物を真空下で濃縮した。AcOEt(15mL)及び溶液を、0.2NのHCl(5mL)及び飽和NaCl(5ml)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、真空下で乾燥させた。残留物を、AcOEt/ヘプタン(9:1)及びAcOEtで溶出させるフラッシュクロマトグラフィー(シリカ)により精製した。適切なフラクションをプールし、真空下で濃縮したところ、58mg生じた。
LCMS:m/z:682(M+1)
【0065】
工程7:NεB29-{3-[2-(16-カルボキシヘキサデシルカルバモイル)エチルアミノ]プロピオニル}desB30ヒトインスリン
10mlの丸底フラスコにおいて、100mMのNaCO(1.5ml)及びアセトニトリル(1.5ml)を添加することにより、DesB30インスリン(126mg、0.022mmol)を溶解させた。17-(3-{tert-ブトキシカルボニル[2-(2,5-ジオキソピロリジン-1-イルオキシカルボニル)エチル]アミノ}プロピオニルアミノ)ヘプタデカン酸tert-ブチルエステル(15mg、0.022mmol)をアセトニトリル(750μl)に添加し、NaCO(750μl)を添加し、最終溶液を50:50の100mM NaCO/アセトニトリルにした。溶液を室温で1時間攪拌した。溶液を15mLの遠心分離用チューブに移し、Milli-Q水(6mL)で洗浄した。溶液を氷上で冷却し、1NのHClを添加することにより、pHを5.1に調節し、沈殿に至らしめた。チューブを10℃で10分、5000rpmの遠心分離にかけた。固体から溶媒をデカントした。95:5のTFA/水(2.5mL)を固体に添加した。溶液をRB-フラスコに注ぎ、さらに95:5のTFA/水(2.5ml)で洗浄した。溶液を室温で30分攪拌し、真空下で濃縮した。DCMを添加し、2回除去し、フラスコを室温、真空下で乾燥させた。イオン交換クロマトグラフィーを使用し、生成物を精製した。
カラム:リソース(Resource)Q6ml
バッファーA:15mMのTRIS、30mMの酢酸アンモニウム、50%v/vのエタノール、AcOHを用いてpH7.5。
バッファーB:15mMのTRIS、300mMの酢酸アンモニウム、50%v/vのエタノール、AcOHを用いてpH7.5。
4ml/分で溶出。2CVをバッファーA、ついで、12CV超を0-80%勾配のバッファーB。
適切なフラクションを水で希釈し、pH2まで酸性化し、20%のエタノール、0.1%のTFAにおいて、リソースRPC3mlカラムに充填し、50%のエタノール、0.1%のTFAで溶出させた。適切なフラクションをプールし、水で希釈し、統括乾燥させたところ、15mg生じた。
LCMS:m/z:1529.7(M/4=1529.3)
【0066】
実施例2
εB29-{3-[2-(14-カルボキシテトラデシルカルバモイル)エチルアミノ]プロピオニル}desB30ヒトインスリンの合成
表題の化合物を実施例1に記載した方法に類似した方式で調製したが、最終生成物は調製用HPLC(直径2cm、C18カラム、アセトニトリル/水/0.1%のTFA)を使用して精製した。
LCMS:1523.3(M/4=1522.3)
【0067】
実施例3
εB29-(2-{[(14-カルボキシテトラデシルカルバモイル)メチル]アミノ}アセチル)desB30ヒトインスリンの合成
工程1:(tert-ブトキシカルボニルメトキシカルボニルメチルアミノ)酢酸
(tert-ブトキシカルボニルカルボキシメチルアミノ)酢酸(9.5g、41mmol)をDMFに溶解させ、ADAC(7.78g、41mmol)を添加した。溶液を、室温、窒素下で1時間攪拌し、MeOH(1.65ml、41mmol)を添加した。混合物を4時間攪拌し、真空下で濃縮した。AcOEt(150mL)を添加し、溶液を水(3x100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空下で濃縮したところ、無色の油(9.15g)が生じた。
LCMS:m/z:270.1(M+23)
【0068】
工程2:15-[2-(tert-ブトキシカルボニルメトキシカルボニルメチルアミノ)アセチルアミノ]ペンタデカン酸tert-ブチルエステル
15-アミノペンタデカン酸tert-ブチルエステルを、17-アミノヘプタデカン酸tert-ブチルエステルに類似した方式で調製し、実施例1、工程4に記載した方法に類似した方式で、(tert-ブトキシカルボニルメトキシカルボニルメチルアミノ)酢酸にカップリングさせた。
【0069】
工程3:15-[2-(tert-ブトキシカルボニル-カルボキシメチル-アミノ)アセチルアミノ]ペンタデカン酸tert-ブチルエステル
15-[2-(tert-ブトキシカルボニルメトキシカルボニルメチルアミノ)アセチルアミノ]ペンタデカン酸tert-ブチルエステル(0.22g、0.405mmol)をTHF(5mL)に溶解させ、1NのNaOH(0.405mL)を添加した。混合物を窒素下で16時間攪拌した。混合物を真空下で濃縮した。残留物をAcOEt(約25mL)に懸濁させ、水(15mL)とAcOH(3mL)を添加した。有機相を単離し、水(15mL)+AcOH(1mL)、水(15mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。
残った工程を、実施例1で使用した方法に類似した方式で実施したが、最終生成物は、まず調製用HPLC、ついでリソースQ1mLカラムを使用し、0.25%の酢酸アンモニウムから2.5%の酢酸アンモニウム(0.24%のTris、42.5%のエタノール、pH7.5)で溶出させるイオン交換クロマトグラフィーにより精製した。
LCMS:m/z:1516.55(M/4=1515.3)
【0070】
実施例4
εB29-[(S)-2-アミノ-6-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ヘキサノイル]desB30ヒトインスリンの合成
ヘキサデカンジオン酸モノ-tert-ブチルエステルは、実施例1、工程6に記載した方法に類似した方式で、TSTUを用いて活性化させることができる。生成物は、DMFにおいて、室温で16時間、Boc-Lys-OHと反応させることができる。真空下で濃縮した後、AcOEtは残留物に添加可能で、混合物は0.2NのHClで洗浄することができる。ついで、有機相をMgSO上で乾燥させ、真空下で濃縮したところ、粗生成物である15-((S)-5-tert-ブトキシカルボニルアミノ-5-カルボキシペンチルカルバモイル)ペンタデカン酸tert-ブチルエステルが生じる。これは、さらなる精製をすることなく使用することもでき、又はフラッシュクロマトグラフィーにより精製することもできる。この化合物は、実施例1、工程6に記載した方法に類似した方式で、TSTUを用いて活性化させることができ、15-[(S)-5-tert-ブトキシカルボニルアミノ-5-(2,5-ジオキソピロリジン-1-イルオキシカルボニル)ペンチルカルバモイル]ペンタデカン酸tert-ブチルエステルが生じ、この化合物はインスリンとカップリング可能で、脱保護され、生成物を単離するための調製用HPLCを使用する、実施例1、工程7に記載されたようにして表題の化合物が生じる。
【0071】
実施例5
εB29-{(S)-2-アミノ-3-[(S)-2-アミノ-3-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)プロピオニルアミノ]プロピオニル}desB30ヒトインスリンの合成
15-[(S)-2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-2-(2,5-ジオキソ-ピロリジン-1-イルオキシカルボニル)エチルカルバモイル]ペンタデカン酸tert-ブチルエステルは、(S)-3-アミノ-2-tert-ブトキシカルボニルアミノプロピオン酸を使用し、15-[(S)-5-tert-ブトキシカルボニルアミノ-5-(2,5-ジオキソピロリジン-1-イルオキシカルボニル)ペンチルカルバモイル]ペンタデカン酸tert-ブチルエステルについて記載したものに類似した方式で調製することができ、DMFにおいて、室温で16時間、(S)-3-アミノ-2-tert-ブトキシカルボニルアミノプロピオン酸と反応させることができる。真空下で濃縮した後、AcOEtは残留物に添加可能で、混合物は0.2NのHClで洗浄することができる。ついで、有機相をMgSO上で乾燥させ、真空下で濃縮したところ、粗生成物である15-[(S)-2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-2-((S)-2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-2-カルボキシエチルカルバモイル)エチルカルバモイル]ペンタデカン酸tert-ブチルエステルが生じる。これは、さらなる精製をすることなく使用することもでき、又はフラッシュクロマトグラフィーにより精製することもできる。
この化合物は、実施例1、工程6に記載した方法に類似した方式で、TSTUを用いて活性化させることができ、15-{(S)-2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-2-[(S)-2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-2-(2,5-ジオキソピロリジン-1-イルオキシカルボニル)エチルカルバモイル]エチルカルバモイル}ペンタデカン酸tert-ブチルエステルが生じ、この化合物はインスリンとカップリング可能で、生成物を単離するための調製用HPLCを使用する、実施例1、工程7に記載されたようにして表題の化合物が生じる。
【0072】
実施例6
εB29-[(S)-6-アミノ-2-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ヘキサノイル]desB30ヒトインスリンの合成
表題の化合物は、実施例4で使用した方法に類似した方式で調製することができる。
【0073】
実施例7
εB29-3-{[2-(15-カルボキシ-ペンタデカノイルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-プロピオニルdesB30ヒトインスリンの合成
1-Boc-アミノ-2-メチルアミノ-エタン(1g、4.75mmol)とtert-ブチルアクリレート(0.61g、4.75mmol)を、トリエチルアミン(1.32mL、9.5mmol)と共にエタノール(10mL)に溶解させ、一晩還流した。溶媒を真空で蒸発させ、3-(Boc-アミノエチル-メチル-アミノ)-プロピオン酸tert-ブチルエステルを酢酸エチル(300ml)を添加することにより単離し、2x5%の炭酸ナトリウム、水及びブラインで洗浄し、続いて硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空で蒸発させたところ、油(630mg、44%)が残った。
LCMS:m/z:303.5(M+H)
H-NMR(CDCl3、400MHz)δ5.11(bs,1H)、3.20(t,2H)、2.65(t,2H)、2.46(t,2H)、2.37(t,2H)、2.21(s,3H)、1.46(s,9H)、1.44(s,9H)。
【0074】
(Boc-アミノエチル-メチル-アミノ)-プロピオン酸tert-ブチルエステル(630mg、2.1mmol)を、トリフルオロ酢酸(6mL)を用いて2時間処理した。3-(アミノエチル-メチル-アミノ)-プロピオン酸トリフルオロ酢酸塩を、THFから結晶化することにより単離したところ、白色のパウダー、974mg(定量)が得られた。
(アミノエチル-メチル-アミノ)-プロピオン酸(448mg、1.2mmol)及びtert-ブチルスクシンイミジルヘキサデカンジオアート(474mg、1.1mmol)を、DMF(6mL)において、トリエチルアミン(0.53mL、2.0mmol)と一晩反応させた。溶媒を真空で蒸発させ、3-{[2-(15-tert-ブチル-カルボキシ-ペンタデカノイルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-プロピオン酸を酢酸エチルを添加することにより単離し、0.1Mのリン酸バッファーpH4、水及びブラインで洗浄し、続いて硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空で蒸発させた。
LCMS:m/z:471.4(M+H)
【0075】
3-{[2-(15-tert-ブチル-カルボキシ-ペンタデカノイルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-プロピオン酸(25mg、0.053mmmol)をテトラヒドロフラン(0.3mL)に溶解させ、O-(N-スクシンイミジル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(10mg、0.042mmol)及びトリエチルアミン(7.3μL、0.053mmol)で一晩処理した。粗混合物を直接、インスリンのアシル化に使用した。
DesB30ヒトインスリン(200mg、0.022mmol)を100mMの炭酸ナトリウム、pH10.5(1mL)に、室温で溶解させた。上から粗3-{[2-(15-tert-ブチル-カルボキシ-ペンタデカノイルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-プロピオン酸O-スクシンイミジルエステルをインスリン溶液に添加した。30分後、HClによりpHを5.5に調節し、遠心分離により等電沈殿物を収集し、真空で乾燥させた。保護されたインスリン中間体を95%のTFA(3mL)に溶解させ、30分後、真空で蒸発させた。
εB29-3-{[2-(15-カルボキシ-ペンタデカノイルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-プロピオニルdesB30ヒトインスリンを、バッファーA:0.1%のTFA−水に10%のMeCN、バッファーB:0.1%のTFA−水に80%のMeCNにおいて、C4カラムでのRP-HPLCにより精製した。
LCMS:1526.6(M/4=1526.8)
【0076】
実施例8
εB29-3-{[2-(14-カルボキシ-テトラデカノイルアミノ)-エチル]-メチル-アミノ}-プロピオニルdesB30ヒトインスリンの合成
本化合物を、1-Boc-アミノ-2-メチルアミノ-エタン及びtert-ブチルアクリレート及びtert-ブチルスクシンイミジルペンタデカノアートから、上述したようにして調製する。
【0077】
実施例9
εB29-3-{[2-(15-カルボキシ-テトラデカノイルアミノ)-プロピル]-メチル-アミノ}-プロピオニルdesB30ヒトインスリンの合成
本化合物を、1-Boc-アミノ-3-メチルアミノ-プロパン及びtert-ブチルアクリレート及びtert-ブチルスクシンイミジルペンタデカノアートから、上述したようにして調製する。
【0078】
実施例10
εB29-3-{[2-(15-カルボキシ-ペンタデカノイルアミノ)-エチル]-エチル-アミノ}-プロピオニルdesB30ヒトインスリンの合成
本化合物を、1-Boc-アミノ-2-アミノ-エタン及びtert-ブチルアクリレートから、上述したようにして調製する。中間の3-(Boc-アミノエチル-アミノ)-プロピオン酸tert-ブチルエステルを、メタノールにおいてアセトアルデヒド及び水素化ホウ素ナトリウムを使用して、還元的にアルキル化し、続いて保護されたtert-ブチルスクシンイミジルヘキサデカンジオアートと反応させ、スクシンイミジルエステルとして活性化させ、上述したようにしてインスリンと反応させる。
【0079】
実施例11
εB29-(15-カルボキシ-ペンタデカノイル-γ-L-グルタミル-(2-ジメチルアミノエチル-アミド)desB30ヒトインスリンの合成
Boc-L-Glu(OtBu)-OSuを、テトラヒドロフラン及びトリエチルアミンにおいて、室温で一晩、2-ジメチルアミノ-エチルアミンと反応させ、上述したようにして、酢酸エチルから作製する。生成物、Boc-L-Glu(OtBu)-NHCHCHNMeをトリフルオロ酢酸で2時間処理し、真空で乾燥させる。生成物、L-グルタミル-2-ジメチルアミノエチル-アミドをtert-ブチルスクシンイミジルヘキサデカンジオアートと反応させ、スクシンイミジルエステルとして活性化させ、上述したようにしてdesB30ヒトインスリンにカップリングさせる。
【0080】
実施例12
疎水性度、アルブミン親和性、自己会合特性、及び長時間作用するインスリンと短時間作用するインスリンの混合性
本発明のインスリン誘導体の自己会合特性の分析
大きいが可溶性の複合体における自己会合性についての、本発明のインスリン誘導体の能力を、SEC(サイズ排除クロマトグラフィー)を使用して分析する:
カラム:SuperoseTM 6 PC 3.2/30、CV=2.4ml
(Amerham Biosciences)
温度:37℃
SECバッファー:140mMのNaCl、10mMのTrisHCl、0.01%の NaN、pH7.5
注入容量:20μl
流量:0.05ml/分
実施時間:60分及び追加の100分の平衡
【0081】
この分析用の本発明のインスリン誘導体は、0.6mMの誘導体、2.1Zn2+/六量体、16mMのフェノール、7mMのホスフェート、pH7.8からなる溶液にある。ついで、誘導体の保持時間を、次の標準分子の保持時間と比較する:ブルーデキストラン(>5MDa、KAV0.0)、チログロブリン(669kDa、KAV0.28)、フェリチン(440kDa、KAV0.39)、オボアルブミン(44.5kDa、KAV0.56)、リボヌクレアーゼ(13.7kDa、KAV0.69)、第2の参照のアルブミン(66kDa、KAV0.53)、Co(III)インスリン-六量体(35kDa、KAV0.61)、及び単量体インスリンX2(6kDa、KAV0.73)。
【0082】
次の等式を使用し、誘導体についてのKaVを決定する:
aV=(t−t)/(V/(f+t−t))
ここで、tは付与されるピークに対する保持時間であり、tはブルーデキストランに対する保持時間であり、Vは全カラム容量(ここでは2.4ml)であり、fは流量(ここでは0.04ml/分)であり、及びtは、システムにおいてカラムのないブルーデキストランに対する保持時間である。
aV値は誘導体の自己会合性の度合いを示し、すなわち、Co(III)六量体及びX2インスリンモノマーに対するKavに類似して大きなKaVであることは、大きな自己会合性複合体を形成するための誘導体の傾向が低いか又は無いことを示し、これに対し、KaVが0に近い程非常に小さいか又は負であるということは、大きな溶解性複合体において自己会合する誘導体の傾向が大きいことを示す。
【0083】
本発明のインスリン誘導体における疎水性度データ
ヒトインスリンに対する、本発明のインスリン誘導体の疎水性度(疎水性指標)、k'relを、溶離液としてA)10%のアセトニトリルを含有する0.1Mのリン酸ナトリウムバッファー、pH7.3、及びB)水に50%のアセトニトリルが入ったものの混合物を使用し、40℃で定組成溶離させることにより、LiChrosorb RP18(5μm、250x4mm)HPLCカラムにおいて測定した。214nmでの溶出液のUV吸収度を追跡することにより、溶出をモニターした。ボイド時間、tを0.1mMの硝酸ナトリウムを注入することにより見出した。ヒトインスリンについての保持時間tヒトを、A及びB溶液の間の比率を変えることにより、少なくとも2tに調節した。k'rel=(tderivative−t)/(thuman−t)。本発明の多くのインスリン誘導体について見出されたk'relを、表1にまとめる。
【0084】
ヒト血清アルブミン親和アッセイ
ヒト血清アルブミンに対する125I-TyrA14-類似体の相対結合定数をMinileak粒子に固定し、23℃で測定した(生理食塩水バッファーにおいてデテミル=1)。
【0085】
インスリン混合物のサイズ排除クロマトグラフィーにより分析された長時間作用する及び短時間作用するインスリンの混合性
SEC:SEC(上に記載)からフラクションを収集し、それぞれ高分子量フラクション(フラクション2、MW>HSA)及び低分子量フラクション(フラクション3、MW=HSA)における、長時間作用する及び速効作用するインスリンの存在性をHPLCにより定量することで測定される、インスリンアスパルト(3Zn/6インスリン、グリセロール1.6%、16mMのフェノール、及び16mMのm-クレゾール、10mMの塩化ナトリウム、7mMのホスフェート、pH7.4)と長時間作用するインスリン(2.1又は6Zn/6インスリン)30/70の混合性。
4つのフラクションを16分遅れのサイズで収集し、そのフラクション2[16-32分](ピーク1)はアルブミンより大きな会合型(32分はKAV0.46に相当)を含有し、フラクション3(ピーク2)はインスリンのジヘキサマー、六量体、二量体及び単量体を含有する。
HPLC:Zorbax Eclipse XDB-C18 2.1*15mm(1.8μm)における逆相クロマトグラフィー、次のものを用いた勾配溶出、バッファーA:0.2Mの硫酸ナトリウム、0.04Mのリン酸ナトリウム、10%のアセトニトリル、pH7.2、及びバッファーB:70%のアセトニトリル、30℃、19−34%のB、4.5分、直線状、突然開始条件5分、操作時間7分、流速0.5ml/分、注入容量14μL、及び双方の類似体について、609μMのインスリンアスパルト参照を使用し、276nmでUV検出。
【0086】
表の説明:
aV=ヒト血清アルブミンに対して0.55、KaV=ヒトインスリンCo(III)六量体に対して0.63、KaV=単量体インスリンアナログX2に対して0.72、n.a.=分析せず
【0087】
実施例13:
ブタにインスリン調製物を皮下投与した後の正常血糖グルコースクランプ
メスのブタ、60-90kg、18時間絶食。実験中、ブタは、それらのペンにおいて、自由に移動する。多くの場合、2つの貯蔵部に分割された用量サイズに応じて、インスリン用量を皮下投与する。20%のグルコース溶液の静脈注射の速度を変えることによって、24時間まで、各ブタでの個々の空腹時血糖値を正常血糖に保持する。注入は、頸静脈に挿入されたカテーテルを介してなされる。血漿グルコースを頻繁にモニタリングする間に観察される、血漿グルコース濃度の変化に応じて、経験的に、グルコース注入の必要性が調節される。15-30分毎に、EDTAガラスチューブに血液サンプルを収集し、グルコース及びインスリン測定用に血漿を分離した。YSI(Yellow Springs Instruments)グルコース分析器(グルコースオキシダーゼ法)を用い、サンプリングした血液について1.5分内にグルコース測定した。平均グルコース注入速度(GIR)プロファイル及び平均血漿インスリンプロファイルを、各インスリン調製物用に作製する(図2-4は平均±SEMを示す)。
【0088】
実施例14
インスリン誘導体-600-900-1200-1800-2400-3000nmol/mLの製剤
A.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛8μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
B.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛10μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
C.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0089】
D.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
E.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛15μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
F.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛18μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0090】
G.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛8μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
H.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛10μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
I.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0091】
J.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
K.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛15μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
L.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛18μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0092】
M.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛8μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
N.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛10μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
O.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0093】
P.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
Q.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛15μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
R.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛18μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0094】
S.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛8μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
T.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛10μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
U.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0095】
V.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
X.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛15μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
Y.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛18μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0096】
AA.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン6μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛4μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AB.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン6μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛5μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AC.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン6μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛6μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0097】
AD.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン9μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛6μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AE.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン9μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛7.5μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AF.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン9μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛9μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0098】
AG.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン6μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛4μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AH.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン6μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛5μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AI.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン6μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛6μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0099】
AJ.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン9μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛6μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AK.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン9μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛7.5μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AL.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン9μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛9μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0100】
AM.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛16μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AN.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛20μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AO.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛24μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0101】
AP.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛16μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AQ.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛20μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AR.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛24μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0102】
AS.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン30μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛20μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AT.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン30μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛25μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AU.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン30μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛30μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0103】
AV.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン30μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛20μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AX.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン30μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛25μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
AY.LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン30μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した。酢酸亜鉛30μmolを添加し、pHを7.6に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0104】
実施例15
インスリン誘導体-1200-1800-2400nmol/ml及びインスリンアスパルト-1200-1800-2400nmol/mlの製剤
A:インスリンアスパルト12μmolを水に懸濁させ、6μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
B:インスリンアスパルト18μmolを水に懸濁させ、9μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
C:インスリンアスパルト24μmolを水に懸濁させ、12μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0105】
D:インスリンアスパルト12μmolを水に懸濁させ、6μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
E:インスリンアスパルト18μmolを水に懸濁させ、9μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
F:インスリンアスパルト24μmolを水に懸濁させ、12μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0106】
G:インスリンアスパルト12μmolを水に懸濁させ、6μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
H:インスリンアスパルト18μmolを水に懸濁させ、9μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
I:インスリンアスパルト24μmolを水に懸濁させ、12μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0107】
J:インスリンアスパルト12μmolを水に懸濁させ、6μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
K:インスリンアスパルト18μmolを水に懸濁させ、9μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
L:インスリンアスパルト24μmolを水に懸濁させ、12μmolの酢酸亜鉛及び塩酸を含有する溶液と混合し、溶液を得た。ついで、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する溶液を添加した。最終的に、水酸化ナトリウムを用いて、pHを7.4に調節し、水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0108】
M:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛6μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
N:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛8μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
O:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0109】
P:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛16μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
Q:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛9μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
R:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0110】
S:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛18μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
T:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛24μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
U:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0111】
V:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛16μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
X:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛24μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
Y:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛32μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0112】
Z:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛6μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AA:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛8μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AB:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0113】
AC:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛16μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AD:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛9μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AE:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0114】
AF:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛18μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AG:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛24μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AH:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0115】
AI:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛16μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AJ:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛24μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AK:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛32μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0116】
AL:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛6μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AM:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛8μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AN:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0117】
AO:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛16μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AP:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛9μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AQ:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0118】
AR:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛18μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AS:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛24μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AT:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0119】
AU:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛16μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AV:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛24μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AX:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.16mmol、m-クレゾール0.16mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛32μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0120】
AY:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛6μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
AZ:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛8μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
BA:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
BB:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン12μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛16μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0121】
BC:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛9μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
BD:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
BE:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛18μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
BF:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン18μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛24μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0122】
BG:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛12μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
BH:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛16μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
BI:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛24μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
BJ:LysB29Nε-ヘキサデカンジオイル-γ-Glu desB30ヒトインスリン24μmolを水に溶解させ、フェノール0.19mmol、m-クレゾール0.19mmol、塩化ナトリウム0.10mmol、トリスヒドロキシメチルアミノメタン70μmol及びグリセロール約2mmolを含有する水溶液と混合した(等張にするため)。酢酸亜鉛32μmolを添加し、pHを7.4に調節し、最終的に水を添加することによって、容量を8mLに調節した。
【0123】
BK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Aと7.2mLの製剤Mとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
BL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Aと6.4mLの製剤Mとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
BM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Aと5.6mLの製剤Mとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0124】
BN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Aと4.8mLの製剤Mとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
BO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Aと4.0mLの製剤Mとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
BP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Aと3.2mLの製剤Mとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0125】
BQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Aと2.4mLの製剤Mとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
BR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Aと1.6mLの製剤Mとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
BS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Aと0.8mLの製剤Mとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0126】
BT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Aと7.2mLの製剤Nとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
BU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Aと6.4mLの製剤Nとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
BV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Aと5.6mLの製剤Nとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0127】
BX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Aと4.8mLの製剤Nとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
BY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Aと4.0mLの製剤Nとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
BZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Aと3.2mLの製剤Nとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0128】
CA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Aと2.4mLの製剤Nとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Aと1.6mLの製剤Nとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Aと0.8mLの製剤Nとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0129】
CD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Aと7.2mLの製剤Oとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Aと6.4mLの製剤Oとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Aと5.6mLの製剤Oとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0130】
CG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Aと4.8mLの製剤Oとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Aと4.0mLの製剤Oとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Aと3.2mLの製剤Oとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0131】
CJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Aと2.4mLの製剤Oとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Aと1.6mLの製剤Oとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Aと0.8mLの製剤Oとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0132】
CM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Aと7.2mLの製剤Pとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Aと6.4mLの製剤Pとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Aと5.6mLの製剤Pとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0133】
CP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Aと4.8mLの製剤Pとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Aと4.0mLの製剤Pとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Aと3.2mLの製剤Pとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0134】
CS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Aと2.4mLの製剤Pとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Aと1.6mLの製剤Pとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Aと0.8mLの製剤Pとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0135】
CV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Bと7.2mLの製剤Qとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Bと6.4mLの製剤Qとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
CY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Bと5.6mLの製剤Qとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0136】
CZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Bと4.8mLの製剤Qとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Bと4.0mLの製剤Qとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Bと3.2mLの製剤Qとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0137】
DC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Bと2.4mLの製剤Qとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Bと1.6mLの製剤Qとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Bと0.8mLの製剤Qとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0138】
DF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Bと7.2mLの製剤Rとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Bと6.4mLの製剤Rとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Bと5.6mLの製剤Rとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0139】
DI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Bと4.8mLの製剤Rとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Bと4.0mLの製剤Rとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Bと3.2mLの製剤Rとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0140】
DL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Bと2.4mLの製剤Rとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Bと1.6mLの製剤Rとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Bと0.8mLの製剤Rとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0141】
DO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Bと7.2mLの製剤Sとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Bと6.4mLの製剤Sとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Bと5.6mLの製剤Sとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0142】
DR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Bと4.8mLの製剤Sとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Bと4.0mLの製剤Sとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Bと3.2mLの製剤Sとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0143】
DU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Bと2.4mLの製剤Sとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Bと1.6mLの製剤Sとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Bと0.8mLの製剤Sとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0144】
DY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Bと7.2mLの製剤Tとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
DZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Bと6.4mLの製剤Tとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Bと5.6mLの製剤Tとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0145】
EB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Bと4.8mLの製剤Tとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Bと4.0mLの製剤Tとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
ED:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Bと3.2mLの製剤Tとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0146】
EE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Bと2.4mLの製剤Tとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Bと1.6mLの製剤Tとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Bと0.8mLの製剤Tとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0147】
EH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Cと7.2mLの製剤Uとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Cと6.4mLの製剤Uとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Cと5.6mLの製剤Uとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0148】
EK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Cと4.8mLの製剤Uとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Cと4.0mLの製剤Uとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Cと3.2mLの製剤Uとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0149】
EN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Cと2.4mLの製剤Uとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Cと1.6mLの製剤Uとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Cと0.8mLの製剤Uとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0150】
EQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Cと7.2mLの製剤Vとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
ER:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Cと6.4mLの製剤Vとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
ES:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Cと5.6mLの製剤Vとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0151】
ET:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Cと4.8mLの製剤Vとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Cと4.0mLの製剤Vとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Cと3.2mLの製剤Vとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0152】
EX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Cと2.4mLの製剤Vとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Cと1.6mLの製剤Vとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
EZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Cと0.8mLの製剤Vとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0153】
FA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Cと7.2mLの製剤Xとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Cと6.4mLの製剤Xとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Cと5.6mLの製剤Xとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0154】
FD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Cと4.8mLの製剤Xとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Cと4.0mLの製剤Xとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Cと3.2mLの製剤Xとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0155】
FG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Cと2.4mLの製剤Xとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Cと1.6mLの製剤Xとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Cと0.8mLの製剤Xとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0156】
FJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Cと7.2mLの製剤Yとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Cと6.4mLの製剤Yとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Cと5.6mLの製剤Yとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0157】
FM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Cと4.8mLの製剤Yとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Cと4.0mLの製剤Yとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Cと3.2mLの製剤Yとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0158】
FP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Cと2.4mLの製剤Yとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Cと1.6mLの製剤Yとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Cと0.8mLの製剤Yとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0159】
FS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Dと7.2mLの製剤Zとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Dと6.4mLの製剤Zとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Dと5.6mLの製剤Zとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0160】
FV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Dと4.8mLの製剤Zとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Dと4.0mLの製剤Zとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
FY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Dと3.2mLの製剤Zとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0161】
FZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Dと2.4mLの製剤Zとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Dと1.6mLの製剤Zとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Dと0.8mLの製剤Zとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0162】
GC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Dと7.2mLの製剤AAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Dと6.4mLの製剤AAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Dと5.6mLの製剤AAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0163】
GF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Dと4.8mLの製剤AAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Dと4.0mLの製剤AAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Dと3.2mLの製剤AAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0164】
GI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Dと2.4mLの製剤AAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Dと1.6mLの製剤AAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Dと0.8mLの製剤AAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0165】
GL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Dと7.2mLの製剤ABとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Dと6.4mLの製剤ABとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Dと5.6mLの製剤ABとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0166】
GO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Dと4.8mLの製剤ABとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Dと4.0mLの製剤ABとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Dと3.2mLの製剤ABとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0167】
GR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Dと2.4mLの製剤ABとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Dと1.6mLの製剤ABとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Dと0.8mLの製剤ABとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0168】
GU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Dと7.2mLの製剤ACとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Dと6.4mLの製剤ACとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Dと5.6mLの製剤ACとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0169】
GY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Dと4.8mLの製剤ACとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
GZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Dと4.0mLの製剤ACとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Dと3.2mLの製剤ACとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0170】
HB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Dと2.4mLの製剤ACとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Dと1.6mLの製剤ACとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Dと0.8mLの製剤ACとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0171】
HE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Eと7.2mLの製剤ADとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Eと6.4mLの製剤ADとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Eと5.6mLの製剤ADとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0172】
HH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Eと4.8mLの製剤ADとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Eと4.0mLの製剤ADとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Eと3.2mLの製剤ADとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0173】
HK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Eと2.4mLの製剤ADとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Eと1.6mLの製剤ADとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Eと0.8mLの製剤ADとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0174】
HN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Eと7.2mLの製剤AEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Eと6.4mLの製剤AEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Eと5.6mLの製剤AEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0175】
HQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Eと4.8mLの製剤AEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Eと4.0mLの製剤AEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Eと3.2mLの製剤AEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0176】
HT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Eと2.4mLの製剤AEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Eと1.6mLの製剤AEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Eと0.8mLの製剤AEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0177】
HX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Eと7.2mLの製剤AFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Eと6.4mLの製剤AFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
HZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Eと5.6mLの製剤AFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0178】
IA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Eと4.8mLの製剤AFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Eと4.0mLの製剤AFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Eと3.2mLの製剤AFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0179】
ID:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Eと2.4mLの製剤AFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Eと1.6mLの製剤AFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Eと0.8mLの製剤AFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0180】
IG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Eと7.2mLの製剤AGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Eと6.4mLの製剤AGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
II:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Eと5.6mLの製剤AGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0181】
IJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Eと4.8mLの製剤AGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Eと4.0mLの製剤AGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Eと3.2mLの製剤AGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0182】
IM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Eと2.4mLの製剤AGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Eと1.6mLの製剤AGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Eと0.8mLの製剤AGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0183】
IP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Fと7.2mLの製剤AHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Fと6.4mLの製剤AHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Fと5.6mLの製剤AHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0184】
IS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Fと4.8mLの製剤AHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Fと4.0mLの製剤AHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Fと3.2mLの製剤AHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0185】
IV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Fと2.4mLの製剤AHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Fと1.6mLの製剤AHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
IY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Fと0.8mLの製剤AHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0186】
IZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Fと7.2mLの製剤AIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Fと6.4mLの製剤AIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Fと5.6mLの製剤AIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0187】
JC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Fと4.8mLの製剤AIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Fと4.0mLの製剤AIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Fと3.2mLの製剤AIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0188】
JF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Fと2.4mLの製剤AIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Fと1.6mLの製剤AIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Fと0.8mLの製剤AIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0189】
JI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Fと7.2mLの製剤AJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Fと6.4mLの製剤AJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Fと5.6mLの製剤AJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0190】
JL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Fと4.8mLの製剤AJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Fと4.0mLの製剤AJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Fと3.2mLの製剤AJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0191】
JO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Fと2.4mLの製剤AJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Fと1.6mLの製剤AJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Fと0.8mLの製剤AJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0192】
JR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Fと7.2mLの製剤AKとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Fと6.4mLの製剤AKとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Fと5.6mLの製剤AKとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0193】
JU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Fと4.8mLの製剤AKとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Fと4.0mLの製剤AKとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Fと3.2mLの製剤AKとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0194】
JY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Fと2.4mLの製剤AKとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
JZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Fと1.6mLの製剤AKとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Fと0.8mLの製剤AKとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0195】
KB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Gと7.2mLの製剤ALとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Gと6.4mLの製剤ALとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Gと5.6mLの製剤ALとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0196】
KE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Gと4.8mLの製剤ALとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Gと4.0mLの製剤ALとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Gと3.2mLの製剤ALとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0197】
KH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Gと2.4mLの製剤ALとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Gと1.6mLの製剤ALとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Gと0.8mLの製剤ALとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0198】
KK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Gと7.2mLの製剤AMとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Gと6.4mLの製剤AMとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Gと5.6mLの製剤AMとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0199】
KN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Gと4.8mLの製剤AMとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Gと4.0mLの製剤AMとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Gと3.2mLの製剤AMとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0200】
KQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Gと2.4mLの製剤AMとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Gと1.6mLの製剤AMとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Gと0.8mLの製剤AMとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0201】
KT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Gと7.2mLの製剤ANとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Gと6.4mLの製剤ANとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Gと5.6mLの製剤ANとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0202】
KX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Gと4.8mLの製剤ANとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Gと4.0mLの製剤ANとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
KZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Gと3.2mLの製剤ANとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0203】
LA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Gと2.4mLの製剤ANとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Gと1.6mLの製剤ANとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Gと0.8mLの製剤ANとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0204】
LD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Gと7.2mLの製剤AOとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Gと6.4mLの製剤AOとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Gと5.6mLの製剤AOとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0205】
LG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Gと4.8mLの製剤AOとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Gと4.0mLの製剤AOとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Gと3.2mLの製剤AOとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0206】
LJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Gと2.4mLの製剤AOとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Gと1.6mLの製剤AOとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Gと0.8mLの製剤AOとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0207】
LM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Hと7.2mLの製剤APとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Hと6.4mLの製剤APとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Hと5.6mLの製剤APとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0208】
LP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Hと4.8mLの製剤APとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Hと4.0mLの製剤APとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Hと3.2mLの製剤APとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0209】
LS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Hと2.4mLの製剤APとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Hと1.6mLの製剤APとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Hと0.8mLの製剤APとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0210】
LV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Hと7.2mLの製剤AQとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Hと6.4mLの製剤AQとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
LY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Hと5.6mLの製剤AQとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0211】
LZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Hと4.8mLの製剤AQとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Hと4.0mLの製剤AQとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Hと3.2mLの製剤AQとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0212】
MC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Hと2.4mLの製剤AQとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Hと1.6mLの製剤AQとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
ME:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Hと0.8mLの製剤AQとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0213】
MF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Hと7.2mLの製剤ARとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Hと6.4mLの製剤ARとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Hと5.6mLの製剤ARとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0214】
MI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Hと4.8mLの製剤ARとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Hと4.0mLの製剤ARとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Hと3.2mLの製剤ARとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0215】
ML:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Hと2.4mLの製剤ARとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Hと1.6mLの製剤ARとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Hと0.8mLの製剤ARとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0216】
MO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Hと7.2mLの製剤ASとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Hと6.4mLの製剤ASとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Hと5.6mLの製剤ASとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0217】
MR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Hと4.8mLの製剤ASとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Hと4.0mLの製剤ASとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Hと3.2mLの製剤ASとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0218】
MU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Hと2.4mLの製剤ASとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Hと1.6mLの製剤ASとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Hと0.8mLの製剤ASとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0219】
MY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Iと7.2mLの製剤ATとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
MZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Iと6.4mLの製剤ATとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Iと5.6mLの製剤ATとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0220】
NB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Iと4.8mLの製剤ATとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Iと4.0mLの製剤ATとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
ND:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Iと3.2mLの製剤ATとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0221】
NE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Iと2.4mLの製剤ATとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Iと1.6mLの製剤ATとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Iと0.8mLの製剤ATとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0222】
NH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Iと7.2mLの製剤AUとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Iと6.4mLの製剤AUとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Iと5.6mLの製剤AUとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0223】
NK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Iと4.8mLの製剤AUとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Iと4.0mLの製剤AUとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Iと3.2mLの製剤AUとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0224】
NN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Iと2.4mLの製剤AUとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Iと1.6mLの製剤AUとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Iと0.8mLの製剤AUとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0225】
NQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Iと7.2mLの製剤AVとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Iと6.4mLの製剤AVとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Iと5.6mLの製剤AVとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0226】
NT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Iと4.8mLの製剤AVとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Iと4.0mLの製剤AVとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Iと3.2mLの製剤AVとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0227】
NX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Iと2.4mLの製剤AVとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Iと1.6mLの製剤AVとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
NZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Iと0.8mLの製剤AVとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0228】
OA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Iと7.2mLの製剤AXとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Iと6.4mLの製剤AXとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Iと5.6mLの製剤AXとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0229】
OD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Iと4.8mLの製剤AXとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Iと4.0mLの製剤AXとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Iと3.2mLの製剤AXとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0230】
OG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Iと2.4mLの製剤AXとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Iと1.6mLの製剤AXとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Iと0.8mLの製剤AXとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0231】
OJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Jと7.2mLの製剤AYとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Jと6.4mLの製剤AYとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Jと5.6mLの製剤AYとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0232】
OM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Jと4.8mLの製剤AYとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
ON:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Jと4.0mLの製剤AYとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Jと3.2mLの製剤AYとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0233】
OP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Jと2.4mLの製剤AYとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Jと1.6mLの製剤AYとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Jと0.8mLの製剤AYとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0234】
OS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Jと7.2mLの製剤AZとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Jと6.4mLの製剤AZとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Jと5.6mLの製剤AZとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0235】
OV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Jと4.8mLの製剤AZとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Jと4.0mLの製剤AZとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
OY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Jと3.2mLの製剤AZとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0236】
OZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Jと2.4mLの製剤AZとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Jと1.6mLの製剤AZとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Jと0.8mLの製剤AZとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0237】
PC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Jと7.2mLの製剤BAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Jと6.4mLの製剤BAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Jと5.6mLの製剤BAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0238】
PF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Jと4.8mLの製剤BAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Jと4.0mLの製剤BAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Jと3.2mLの製剤BAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0239】
PI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Jと2.4mLの製剤BAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Jと1.6mLの製剤BAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Jと0.8mLの製剤BAとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0240】
PL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Jと7.2mLの製剤BBとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Jと6.4mLの製剤BBとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Jと5.6mLの製剤BBとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0241】
PO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Jと4.8mLの製剤BBとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Jと4.0mLの製剤BBとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Jと3.2mLの製剤BBとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0242】
PR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Jと2.4mLの製剤BBとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Jと1.6mLの製剤BBとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Jと0.8mLの製剤BBとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0243】
PU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Kと7.2mLの製剤BCとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Kと6.4mLの製剤BCとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Kと5.6mLの製剤BCとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0244】
PY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Kと4.8mLの製剤BCとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
PZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Kと4.0mLの製剤BCとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Kと3.2mLの製剤BCとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0245】
QB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Kと2.4mLの製剤BCとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Kと1.6mLの製剤BCとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Kと0.8mLの製剤BCとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0246】
QE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Kと7.2mLの製剤BDとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Kと6.4mLの製剤BDとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Kと5.6mLの製剤BDとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0247】
QH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Kと4.8mLの製剤BDとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Kと4.0mLの製剤BDとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Kと3.2mLの製剤BDとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0248】
QK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Kと2.4mLの製剤BDとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Kと1.6mLの製剤BDとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Kと0.8mLの製剤BDとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0249】
QN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Kと7.2mLの製剤BEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Kと6.4mLの製剤BEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Kと5.6mLの製剤BEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0250】
QQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Kと4.8mLの製剤BEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Kと4.0mLの製剤BEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Kと3.2mLの製剤BEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0251】
QT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Kと2.4mLの製剤BEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Kと1.6mLの製剤BEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Kと0.8mLの製剤BEとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0252】
QX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Kと7.2mLの製剤BFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Kと6.4mLの製剤BFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
QZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Kと5.6mLの製剤BFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0253】
RA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Kと4.8mLの製剤BFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Kと4.0mLの製剤BFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Kと3.2mLの製剤BFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0254】
RD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Kと2.4mLの製剤BFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Kと1.6mLの製剤BFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Kと0.8mLの製剤BFとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0255】
RG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Lと7.2mLの製剤BGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Lと6.4mLの製剤BGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Lと5.6mLの製剤BGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0256】
RJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Lと4.8mLの製剤BGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Lと4.0mLの製剤BGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Lと3.2mLの製剤BGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0257】
RM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Lと2.4mLの製剤BGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Lと1.6mLの製剤BGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Lと0.8mLの製剤BGとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0258】
RP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Lと7.2mLの製剤BHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Lと6.4mLの製剤BHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RR:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Lと5.6mLの製剤BHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0259】
RS:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Lと4.8mLの製剤BHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RT:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Lと4.0mLの製剤BHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RU:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Lと3.2mLの製剤BHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0260】
RV:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Lと2.4mLの製剤BHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RX:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Lと1.6mLの製剤BHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
RY:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Lと0.8mLの製剤BHとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0261】
RZ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Lと7.2mLの製剤BIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SA:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Lと6.4mLの製剤BIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SB:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Lと5.6mLの製剤BIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0262】
SC:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Lと4.8mLの製剤BIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SD:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Lと4.0mLの製剤BIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SE:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Lと3.2mLの製剤BIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0263】
SF:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Lと2.4mLの製剤BIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SG:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Lと1.6mLの製剤BIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SH:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Lと0.8mLの製剤BIとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0264】
SI:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、0.8mLの製剤Lと7.2mLの製剤BJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SJ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、1.6mLの製剤Lと6.4mLの製剤BJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SK:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、2.4mLの製剤Lと5.6mLの製剤BJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0265】
SL:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、3.2mLの製剤Lと4.8mLの製剤BJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SM:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.0mLの製剤Lと4.0mLの製剤BJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SN:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、4.8mLの製剤Lと3.2mLの製剤BJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0266】
SO:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、5.6mLの製剤Lと2.4mLの製剤BJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SP:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、6.4mLの製剤Lと1.6mLの製剤BJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
SQ:インスリンアスパルトとインスリン誘導体とからなる製剤を、7.2mLの製剤Lと0.8mLの製剤BJとを混合することにより得、最終的に水を添加することによって、容量を10mLに調節した。
【0267】
薬理学的方法
アッセイ(I)
本発明のインスリン誘導体のインスリンレセプター結合性
ヒトインスリンレセプターに対する本発明のインスリンアナログの親和性を、SPAアッセイ(シンチレーション近接アッセイ)マイクロタイタープレート抗体捕捉アッセイにより測定した。SPA-PVT抗体-結合ビーズ、抗マウス試薬(Amersham Biosciences、カタログ番号 PRNQ0017)を、25mlの結合バッファー(100mMのHEPES、pH7.8;100mMの塩化ナトリウム、10mMのMgSO、0.025%のトゥイーン(Tween)-20)と混合した。単一のPackard Optiplate(Packard No.6005190)用の試薬混合物は、2.4μlの1:5000に希釈された精製組換えヒトインスリンレセプター−エクソン11、100μlの試薬混合物当たり5000cpmに相当するA14Tyr[125I]-ヒトインスリンの所定量の保存溶液、12μlの1:1000に希釈されたF12抗体、3mlのSPA-ビーズ、及び全体を12mlにする結合バッファーからなる。ついで、全体で100μl添加し、希釈系を適切なサンプルから作製する。ついで、希釈系に100μlの試薬混合物を加え、ゆっくりと振盪させつつ、サンプルを16時間インキュベートした。ついで、1分間遠心分離することにより相分離させ、プレートをトップカウンターで計測した。GraphPad Prism 2.01(GraphPad Software, San Diego、CA)における非線状回帰アルゴリズムを使用し、結合データを適合させた。
【0268】
アッセイ(II)
ヒトインスリンに対する本発明のインスリン誘導体の有効性
実験日、238-383gでオスのスプラーグドーリーラットを、クランプ実験に使用する。制御された周囲条件下、ラットは餌に自由に接近し、クランプ実験の前には一晩(3pmから)、絶食させる。
【0269】
実験プロトコル
外科手順の少なくとも1週間前に、ラットを動物施設に慣れさせる。クリンプ実験の約1週間前、ハロタン麻酔下で、頸静脈(注入のため)及び頸動脈(血液のサンプリングのため)にタイゴンカテーテルを挿入し、露出させ、頸部の後ろに固定する。外科手術後、ラットにStreptocilin vet.(Boehringer Ingelheim;0.15ml/ラット、筋肉内)を付与し、回復期間中、動物ケアユニット(25℃)におく。無痛覚とするために、麻酔中にアノルフィン(Anorphin)(0.06mg/ラット、皮下)を投与し、麻酔から十分に回復した(2-3時間)後、再度2日に1回、リマダイル(Rimadyl)(1.5mg/kg、皮下)を投与する。
【0270】
使用したクランプ技術を、(1)実験日の7amに一晩(前日の3pmから)絶食させたラットを計量し、サンプリング用シリンジ及び注入システム(Harvard 22 Basic pumps,Harvard,及びPerfectum Hypodermicglass syringe,Aldrich)につなぎ、ついで個々のクランプ用ゲージに配し、実験開始前の約45分、そこで休ませる。全実験中、それらの通常の寝具上を、ラットは自由に動くことができ、水飲み場に自由に接近することもできる。血漿血糖値を10分間隔で測定する、30分の基本期間後、試験されるインスリン誘導体及びヒトインスリン(ラット当たり1回の投与レベル、投与レベル当たりn=6-7)を、300分、一定の速度で注入する(静脈内)。10分の間隔で、血漿血糖値を測定し、正常血糖を維持するために、20%水性グルコースの注入を調節する。再懸濁させた赤血球のサンプルを各ラットからプールし、頸動脈カテーテルを介して、約1/2ml容量を戻す。
【0271】
各実験日において、試験される個々のインスリン誘導体溶液及びヒトインスリン溶液のサンプルを、クリンプ実験の前及び終了時に取り出し、ペプチド濃度をHPLCにより確認した。ラットインスリン及びC-ペプチド、並びに試験されるインスリン誘導体及びヒトインスリンの血漿濃度を、研究の前及び終了の時点で測定する。ペントバルビタール過剰投与を使用し、実験の終了時にラットを殺す。
【0272】
試験用化合物及び用量:
試験されるインスリンを、5mMのホスフェート、pH7.7に97μMのインスリン誘導体を含有する保存溶液から希釈する。使用準備が整った溶液中の最終濃度は、0.45μMのインスリン誘導体、5mMのホスフェート、100mMの塩化ナトリウム、0.007%のポリソルベート(polysorbate)20である。pHは7.7であり、静脈内注入速度は15及び20pmol・分−1・kg-であった。
参照化合物として使用されるヒトインスリンの保存溶液を、類似した媒体で処方し、6、15又は30pmol・分−1・kg-で静脈内注入する。
双方の保存溶液を−20℃で保存し、使用前に4℃で一晩解凍する。それらを注入用シリンジに移す15分前に、溶液を数回、ゆっくりと上下逆さまにする。
【0273】
アッセイ(III)
本発明のインスリン誘導体のT50%のブタにおける測定
50%は、試験されるインスリンのA14Tyr[125I]標識された誘導体の注射量の50%が、外部γ計測器を用いて測定して、注射部位から消失した時間である。
実験用動物ケアの原則に従い、薬物動態及び薬力学的研究のために、特定の病原菌を持たないLYYD、糖尿病ではないメスのブタ、デンマーク在来種、ヨークシャー及びデュロックの交雑種を使用する(Holmenlund, Haarloev, Denmark)。ブタは意識があり、4-5ヶ月の年齢、70-95kgの体重である。実験前に動物を18時間、一晩絶食させる。
125Iを有するTyrA14で標識されたインスリン誘導体の処方された調製物を、先に記載したように、ブタに皮下注射する(Ribel, U., Jorgensen, K, Brange, J, 及びHenriksen, U. The pig as a model for subcutaneous insulin absorption in man. Serrano-Rios, M及びLefebvre, P. J. 891-896. 1985. Amsterdam; New York; Oxford,Elsevier Science Publishers. 1985 (Conference Proceeding))。
【0274】
実験の開始時に、本発明のインスリン誘導体(試験用化合物)60nmol用量とインスリンデテミル60nmol用量(双方ともTyr A14において125I標識した)を、各ブタの頸部の2つの別々の部位に注射する。
皮下注射部位から放射性標識が消失するのを、伝統的な外部ガンマ-計測法の修正法を使用し、モニターする(Ribel, U. Subcutaneous absorption of insulin analogues. Berger, M. 及びGries,F. A. 70-77 (1993). Stuttgart; New York, Georg Thime Verlag (Conference Proceeding))。この修正法を用いると、コードレスポータブル装置を使用して、数日間、皮下沈着物から放射活性が消失するのを連続して測定することができる(Scancys Laboratorieteknik, Varlose, DK-3500, Denmark)。測定を1分間隔で実施し、計測された値をバックグラウンド活性に対して修正する。