【課題を解決するための手段】
【0013】
第1の態様によれば、ガラスシート(13)を作製する方法が開示され、この方法は、
(I)第1面(501)および第2面(502)を有しているガラスリボン(33)を形成するステップ、および、
(II)リボン(33)から複数のガラスシート(13)を形成するステップ、を含み、この各ガラスシート(13)を生成するプロセスが、
(A)ガラスリボン(33)の第1面(501)にレーザ(141)を用いて罫書きライン(7)を形成するステップと、そして、
(B)罫書きライン(7)でガラスリボン(33)からガラスシート(13)を分離するステップとを含み、この分離プロセスが、レーザ罫書きされたガラスに罫書きライン(7)で曲げモーメントを加えるように、罫書きライン(7)を通る軸の周りにシート係合アセンブリ(530)を回転させるステップを含むものであり、このとき、シート係合アセンブリ(530)が、フレーム(520)と、およびガラスリボン(33)の少なくとも第2面(502)に係合しかつフレーム(520)に支持されている、複数のリボン/シート保持機器(例えば、吸引カップ(510))とを備えたものであり、罫書きライン(7)と、罫書きライン(7)に最も近接したリボン/シート保持機器との間の距離がLであり、
ここで、
(i)ステップ(II)(B)の間に、リボンを横断する方向において平坦であるノージング(540)が、リボン(33)の第2面(502)に罫書きライン(7)で係合し、さらに、
(ii)ステップ(II)(B)の回転によってガラスリボン(33)からのガラスシート(13)の任意の分離が生じる前に、リボン(33)の第2面(502)がリボン(33)の実質的に全幅に亘ってノージング(540)と接触するように、Lが十分に長いものとなるよう選択される。
【0014】
第2の態様によれば、ガラスシート(13)のエッジ品質を向上させる方法が開示され、このガラスシートを作製するプロセスが、
(I)第1面(501)および第2面(502)を有しているガラスリボン(33)を形成するステップ、および、
(II)リボン(33)から複数のガラスシート(13)を形成するステップ、を含み、この各ガラスシート(13)を生成するプロセスが、
(A)ガラスリボン(33)の第1面(501)にレーザ(141)を用いて罫書きライン(7)を形成するステップと、そして、
(B)罫書きライン(7)でガラスリボン(33)からガラスシート(13)を分離するステップとを含み、この分離プロセスが、
リボンを横断する方向において平坦であるノージング(540)をガラスリボン(33)の第2面(502)に接触させながら、罫書きライン(7)を通る軸の周りにシート係合アセンブリ(530)を回転させるステップ、
を含むものであり、このとき、シート係合アセンブリ(530)が、フレーム(520)と、および回転中にガラスリボン(33)の少なくとも第2面(502)に係合しかつフレーム(520)に支持されている、複数のリボン/シート保持機器(例えば、吸引カップ(510))とを備えたものであり、罫書きライン(7)と、罫書きラインに最も近接したリボン/シート保持機器との間の距離がLであり、
この方法が、リボン(33)から分離されるガラスシート(13)のエッジ品質を向上させるように、Lを機械的罫書きに適した基準値から増加させるステップを含んでいることを特徴とする。
【0015】
第3の態様によれば、ガラスシート(13)を作製する方法が開示され、この方法は、
(I)第1面(501)および第2面(502)を有しているガラスリボン(33)を形成するステップ、および、
(II)リボン(33)から複数のガラスシート(13)を形成するステップ、を含み、この各ガラスシート(13)を生成するプロセスが、
(A)ガラスリボン(33)の第1面(501)にレーザ(141)を用いて罫書きライン(7)を形成するステップと、そして、
(B)罫書きライン(7)でガラスリボン(33)からガラスシート(13)を分離するステップとを含み、この分離プロセスが、レーザ罫書きされたガラスに罫書きライン(7)で曲げモーメントを加えるように、罫書きライン(7)を通る軸の周りにシート係合アセンブリ(530)を回転させるステップを含むものであり、このとき、シート係合アセンブリ(530)が、フレーム(520)と、およびガラスリボン(33)の少なくとも第2面(502)に係合しかつフレーム(520)に支持されている、複数のリボン/シート保持機器(例えば、吸引カップ(510))とを備えたものであり、
ここで、
(i)ステップ(II)の間に、フレーム(520)に支持されているノージング(540)が、リボン(33)の第2面(502)に罫書きライン(7)で係合し、
(ii)ステップ(II)の後に、この方法は、ノージング(540)を、分離されたガラスシート(13)から離すように移動させて、シート(13)の上方エッジ(690)を露出させるステップを含むことを特徴とする。
【0016】
上記の方法を実施するための装置がさらに開示される。
【0017】
本開示の種々の態様に関する上記概要において使用した参照番号は、単に読者の便宜のためのものであり、本発明の範囲を限定するものと解釈されることを意図したものではなく、またそう解釈されるべきではない。より一般的に、前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、単に本発明の例示であり、本発明の本質および特徴を理解するための概要または構成を提供することを意図したものであることを理解されたい。
【0018】
本発明のさらなる特徴および利点は以下の詳細な説明の中に明記され、ある程度は、その説明から当業者には容易に明らかになるであろうし、あるいは本書の説明で例示したように本発明を実施することにより認識されるであろう。添付の図面は、本発明のさらなる理解を提供するために含まれ、また本明細書に組み込まれかつその一部を構成する。本書および本図面において開示された本発明の種々の特徴は、任意の組合せで、また全て組み合わせて、使用することができることを理解されたい。具体的な特徴の例示的な組合せを、本発明の追加の態様として以下に明記する。
【0019】
第4の態様によれば、ノージングがフレームで支持されていることを特徴とする、第1から第3の態様のいずれか1つの方法が提供される。
【0020】
第5の態様によれば、ノージングが湾曲した横断面を有していることを特徴とする、第1から第4の態様のいずれか1つの方法が提供される。
【0021】
第6の態様によれば、ノージングが円形の横断面を有していることを特徴とする、第1から第5の態様のいずれか1つの方法が提供される。
【0022】
第7の態様によれば、ノージングが、罫書きラインに平行な軸の周りに回転可能であることを特徴とする、第1から第6の態様のいずれか1つの方法が提供される。
【0023】
第8の態様によれば、ガラスリボンがダウンドロープロセスで形成されることを特徴とする、第1から第7の態様のいずれか1つの方法が提供される。
【0024】
第9の態様によれば、ガラスシートがディスプレイ装置用の基板であることを特徴とする、第1から第8の態様のいずれか1つの方法が提供される。
【0025】
第10の態様によれば、フレームがロボットで操作され、かつロボットの1以上の動作パラメータを変化させることによってLを増加させることを特徴とする、第2の態様または第4〜第9の態様のいずれか1つの方法が提供される。
【0026】
第11の態様によれば、分離されたシートの露出された上部に係合し、さらにこのシートを続く処理ステーションに移動させるステップをさらに含むことを特徴とする、第1から第10の態様のいずれか1つの方法が提供される。
【0027】
第12の態様によれば、リボン/シート保持機器が、リボンの第1面に係合するためのパッドと第2面に係合するための吸引カップとを備えたものであり、かつ、このパッドを使用してリボンを吸引カップと係合させるステップを含むことを特徴とする、第1から第11の態様のいずれか1つの方法が提供される。
【0028】
第13の態様によれば、ノージングが、リボンを横断する方向において平坦であることを特徴とする、第1から第12の態様のいずれか1つの方法が提供される。