【実施例】
【0108】
本発明において用いられる化合物の製造実施例を以下に示し、これらの化合物の薬理学試験の結果をその後に示す。
【0109】
(参考例1)
{3−メトキシ−4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}カルバミン酸tert−ブチルの生成
2−メトキシ−4−ニトロフェノール(3.22g)、二炭酸ジ−tert−ブチル(4.16g)、及びパラジウム炭素(5重量%、2.03g)のEtOH(100mL)中混合液を、水素雰囲気下、40℃で5時間撹拌した。混合液をセライトのパッドを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮して褐色の油状物を得た。この油状物をDMF(80mL)中に溶解した。この溶液に、2−クロロ−5−ニトロピリジン(3.02g)及び炭酸カリウム(3.95g)を加えた。室温で1時間及び50℃で3時間撹拌した後、混合液をセライトのパッドを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をAcOEt及び水中で希釈し、AcOEtで抽出した。有機層を水、NaCl飽和水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣にEt
2O/アセトンを加え、混合液を室温で一夜撹拌した。得られた沈殿物をろ過によって回収し、ろ液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/AcOEt=9/1から3/1)によって精製した。これらを合わせて、淡黄色固体の表題化合物(5.44g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.53 (9H, s), 3.76 (3H, s), 6.54 (1H, s), 6.76 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 6.99-7.06 (2H, m), 7.43 (1H, s), 8.44 (1H, dd, J = 9.0, 2.7 Hz), 9.00-9.02 (1H, m).
【0110】
(参考例2)
{3−メチル−4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}カルバミン酸tert−ブチルの生成
(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)カルバミン酸tert−ブチル(5.00g)のDMF(50ml)溶液に、2−クロロ−5−ニトロピリジン(3.91g)及び炭酸カリウム(4.64g)を加えた。80℃で4時間撹拌後、混合液を減圧下で濃縮した。残渣をAcOEt及び水中で希釈し、AcOEtで抽出した。有機層を水、NaCl飽和水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣にEt
2Oを加え、混合液を室温で2時間撹拌した。得られた沈殿物をろ過によって回収して、褐色粉末状の表題化合物(6.04g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.52 (9H, s), 2.12 (3H, s), 6.49 (1H, brs), 6.98 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.99 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.21 (1H, dd, J = 8.5, 2.7 Hz), 7.39 (1H, s), 8.46 (1H, dd, J = 9.0, 2.9 Hz), 9.03 (1H, d, J = 2.9 Hz).
【0111】
(参考例3)
{3−メトキシ−4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチルの生成
{3−メトキシ−4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}カルバミン酸tert−ブチル(4.42g)のDMF(80mL)溶液に、0℃で、NaH(油中60%、0.51g)を加えた。0℃で10分間撹拌した後、ヨードメタン(1.91g)を加え、混合液を室温で1時間撹拌した。混合液を氷水中に注ぎ、AcOEtで抽出した。有機層を水、NaCl飽和水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を減圧下で除去して、褐色油状の表題化合物(4.80g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.49 (9H, s), 3.30 (3H, s), 3.74 (3H, s), 6.87 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 6.96-7.05 (2H, m), 7.09 (1H, d, J = 8.5 Hz), 8.45 (1H, dd, J = 9.0, 2.7 Hz), 9.02 (1H, d, J = 2.4 Hz).
以下の化合物を、好適な出発原料を用いて、参考例3におけるのと実質的に同じ方法で生成した。
【0112】
(参考例4)
{3−フルオロ−4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.49 (9H, s), 3.30 (3H, s), 7.07-7.24 (4H, m), 8.51 (1H, dd, J = 9.0, 2.7 Hz), 9.01 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0113】
(参考例5)
メチル{3−メチル−4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}カルバミン酸tert−ブチルの生成
NaH(油中60%、640mg)のDMF(50mL)懸濁液に、0℃で、{3−メチル−4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}カルバミン酸tert−ブチル(5.00g)を加えた。0℃で10分間撹拌した後、ヨードメタン(3.08g)を加え、混合液を3時間撹拌した。混合液を氷水中に注ぎ、AcOEtで抽出した。有機層を水、NaCl飽和水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を減圧下で除去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘプタン/AcOEt=6/1から1/1)によって精製して、白色固体の表題化合物(4.35g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.48 (9H, s), 2.14 (3H, s), 3.28 (3H, s), 7.01 (1H, dd, J = 9.2, 0.6 Hz), 7.02 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.15 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 7.18-7.23 (1H, br m), 8.47 (1H, dd, J = 9.2, 2.8 Hz), 9.04 (1H, dd, J = 2.7, 0.5 Hz).
【0114】
(参考例6)
メチル{4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}カルバミン酸tert−ブチルの生成
NaH(油中60%、1.22g)のTHF(30mL)懸濁液に、0℃で、{4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}カルバミン酸tert−ブチル(7.77g)を加えた。0℃で10分間撹拌した後、ヨードメタン(4.33g)を加え、混合液を室温で3時間撹拌した。混合液を氷水中に注ぎ、AcOEtで抽出した。有機層を水、NaCl飽和水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を減圧下で除去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/AcOEt=2/1)によって精製して、淡黄色固体の表題化合物(6.30g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.48 (9H, s), 3.30 (3H, s), 7.03 (1H, dd, J = 9.0, 0.5 Hz), 7.11-7.13 (2H, m), 7.31-7.34 (2H, m), 8.48 (1H, dd, J = 9.0, 2.7 Hz), 9.05 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0115】
(参考例7)
{4−[(5−アミノピリジン−2−イル)オキシ]−3−メトキシフェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチルの生成
{3−メトキシ−4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(4.80g)及びパラジウム炭素(5重量%、1.36g)のEtOH(100mL)中混合液を、水素雰囲気下40℃で2時間撹拌した。混合液をセライトのパッドを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/AcOEt=3/2から3/7)によって精製して、黄色油状の表題化合物(3.58g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.46 (9H, s), 3.26 (3H, s), 3.46 (2H, brs), 3.77 (3H, s), 6.73-6.82 (2H, m), 6.88-6.93 (1H, m), 7.00 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.07 (1H, dd, J = 8.5, 2.9 Hz), 7.66 (1H, d, J = 2.9 Hz).
【0116】
(参考例8)
{4−[(5−アミノピリジン−2−イル)オキシ]−3−メチルフェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチルの生成
メチル{3−メチル−4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(4.35g)及びパラジウム炭素(10重量%、620mg)のAcOEt(80mL)中混合液を、水素雰囲気下45℃で3時間撹拌した。混合液をセライトのパッドを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘプタン/AcOEt=1/1から3/7)によって精製して、白色固体の表題化合物(3.55g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.46 (9H, s), 2.19 (3H, s), 3.24 (3H, s), 3.52 (2H, brs), 6.68 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.90 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.02 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 7.05 (1H, dd, J = 8.5, 2.9 Hz), 7.08-7.13 (1H, br m), 7.68 (1H, d, J = 2.9 Hz).
【0117】
(参考例9)
{4−[(5−アミノピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチルの生成
メチル{4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}カルバミン酸tert−ブチル(3.28g)及びパラジウム炭素(10重量%、328mg)のEtOH(30mL)中混合液を、水素雰囲気下50℃で4時間撹拌した。混合液をセライトのパッドを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/AcOEt=2/1)によって精製して、淡黄色固体の表題化合物(2.79g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.44 (9H, s), 3.24 (3H, s), 3.54 (2H, brs), 6.76 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.99-7.02 (2H, m), 7.08 (1H, dd, J = 8.5, 2.9 Hz), 7.17-7.19 (2H, m), 7.72 (1H, d, J = 2.9 Hz).
【0118】
(参考例10)
{4−[(5−アミノピリジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロフェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチルの生成
{3−フルオロ−4−[(5−ニトロピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(2.79g)のEtOH(57mL)中溶液をアルゴンでパージし、次いで白金炭素(5重量%、担持活性炭、湿潤、DegussaタイプF101 ra/w)(0.6g)で処理した。次いで反応混合液をH
2雰囲気下に配置し、40℃で2時間、激しく撹拌した。反応混合液をセライトのパッドを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮して、白色粉末状の表題化合物(2.59g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.45 (9H, s), 3.25 (3H, s), 3.48 (2H, brs), 6.82 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.98-7.03 (1H, m), 7.07-7.15 (3H, m), 7.64 (1H, dd, J = 3.1, 0.6 Hz).
【0119】
(参考例11)
[3−フルオロ−4−({5−[(4−フェノキシベンゾイル)アミノ]ピリジン−2−イル}オキシ)フェニル]メチルカルバミン酸tert−ブチルの生成
{4−[(5−アミノピリジン−2−イル)オキシ]−3−フルオロフェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(0.5g)及びトリエチルアミン(0.36mL)のAcOEt(12mL)溶液に、0℃で、4−フェノキシベンゾイルクロリド(390mg)のAcOEt(5mL)溶液を加え、次いで、結果として生じた混合液を0℃で10分間撹拌した。得られた沈殿物を分離し、H
2O及びEt
2Oで洗浄して、白色粉末状の表題化合物(0.53g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.48 (9H, s), 3.27 (3H, s), 7.01 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.03-7.23 (6H, m), 7.05 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.36-7.43 (2H, m), 7.77 (1H, s), 7.84 (2H, d, J= 8.8 Hz), 8.19 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.22 (1H, dd, J = 8.7, 2.8 Hz).
以下の化合物を、好適な出発原料を用いて、参考例11におけるのと実質的に同じ方法で生成した。
【0120】
(参考例12)
[4−({5−[(ビフェニル−4−イルカルボニル)アミノ]ピリジン−2−イル}オキシ)−3−フルオロフェニル]メチルカルバミン酸tert−ブチル
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.48 (9H, s), 3.27 (3H, s), 7.03-7.08 (1H, m), 7.03 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.14 (1H, d, J = 11.7 Hz), 7.17 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.38-7.52 (3H, m), 7.61-7.65 (2H, m), 7.72 (2H, d, J= 8.5 Hz), 7.87 (1H, s), 7.95 (2H, d, J= 8.5 Hz), 8.23 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.27 (1H, dd, J = 8.7, 2.8 Hz).
【0121】
(参考例13)
{3−フルオロ−4−[(5−{[4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.48 (9H, s), 3.26 (3H, s), 6.96-7.18 (4H, m), 7.73 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.97 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.15 (1H, s), 8.20 (1H, dd, J = 8.9, 2.8 Hz), 8.22 (1H, s).
【0122】
(参考例14)
{3−フルオロ−4−[(5−{[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.48 (9H, s), 3.28 (3H, s), 7.04 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.07 (1H, s), 7.14 (1H, d, J = 10.0 Hz), 7.18 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.49 (1H, d, J = 11.7 Hz), 7.61 (1H, d, J = 8.3 Hz), 8.21 (1H, dd, J = 8.9, 2.8 Hz), 8.27 (1H, d, J = 2.7 Hz), 8.28-8.38 (2H, m).
【0123】
(参考例15)
[3−フルオロ−4−({5−[(2,3,4−トリフルオロベンゾイル)アミノ]ピリジン−2−イル}オキシ)フェニル]メチルカルバミン酸tert−ブチル
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.48 (9H, s), 3.28 (3H, s), 7.03-7.08 (1H, m), 7.03 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.12-7.21 (3H, m), 7.89-7.99 (1H, m), 8.11-8.18 (1H, m), 8.17 (1H, dd, J = 8.8, 2.7 Hz), 8.25 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0124】
(参考例16)
メチル[3−メチル−4−({5−[(4−フェノキシベンゾイル)アミノ]ピリジン−2−イル}オキシ)フェニル]カルバミン酸tert−ブチル
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.47 (9H, s), 2.17 (3H, s), 3.26 (3H, s), 6.88 (1H, dd, J = 8.8, 0.8 Hz), 6.98 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.03-7.09 (5H, m), 7.12-7.16 (1H, br m), 7.18-7.22 (1H, m), 7.37-7.42 (2H, m), 7.84-7.86 (3H, m), 8.18-8.22 (2H, m).
【0125】
(参考例17)
[4−({5−[(ビフェニル−4−イルカルボニル)アミノ]ピリジン−2−イル}オキシ)−3−メチルフェニル]メチルカルバミン酸tert−ブチル
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.47 (9H, s), 2.17 (3H, s), 3.26 (3H, s), 6.89 (1H, d, J = 9.0 Hz), 6.99 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.08 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 7.12-7.17 (1H, br m), 7.40-7.42 (1H, m), 7.46-7.50 (2H, m), 7.62-7.64 (2H, m), 7.70-7.72 (2H, m), 7.94-7.97 (2H, m), 7.97-8.00 (1H, br m), 8.22-8.26 (2H, m).
【0126】
(参考例18)
メチル{3−メチル−4−[(5−{[4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}カルバミン酸tert−ブチルの生成
{4−[(5−アミノピリジン−2−イル)オキシ]−3−メチルフェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(0.5g)及びEt
3N(0.32mL)のAcOEt(15mL)溶液に、0℃で、4−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド(237mL)をゆっくりと加え、次いで、結果として生じた混合液を室温で30分間撹拌した。この溶液にAcOEt(10mL)及び水(10mL)を加え、混合液をAcOEtで抽出した。有機層をNaHCO
3飽和水溶液及びNaCl飽和水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。ヘキサン(20mL)を加えた後、溶液を激しく撹拌した。得られた沈殿物を回収し、白色固体の表題化合物(700mg)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.47 (9H, s), 2.13 (3H, s), 3.24 (3H, s), 6.86 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.95 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.01-7.08 (1H, m), 7.12 (1H, s), 7.73 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.98 (2H, d, J = 7.8 Hz), 8.06-8.31 (1H, br m), 8.17 (1H, d, J= 8.8 Hz), 8.26 (1H, d, J = 2.7 Hz).
以下の化合物を、好適な出発原料を用いて、参考例18におけるのと実質的に同じ方法で生成した。
【0127】
(参考例19)
{4−[(5−{[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ピリジン−2−イル)オキシ]−3−メチルフェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチル
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.47 (9H, s), 2.18 (3H, s), 3.27 (3H, s), 6.91 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.00 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.10 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 7.13-7.19 (1H, br m), 7.49 (1H, d, J = 11.7 Hz), 7.61 (1H, d, J = 8.3 Hz), 8.18 (1H, dd, J = 8.8, 2.8 Hz), 8.29-8.36 (3H, m).
【0128】
(参考例20)
メチル[4−({5−[(4−フェノキシベンゾイル)アミノ]ピリジン−2−イル}オキシ)フェニル]カルバミン酸tert−ブチル
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.46 (9H, s), 3.26 (3H, s), 6.94 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.03-7.09 (6H, m), 7.18-7.25 (3H, m), 7.37-7.43 (2H, m), 7.84-7.87 (3H, m), 8.21 (1H, dd, J = 8.8, 2.7 Hz), 8.25 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0129】
(参考例21)
[4−({5−[(ビフェニル−4−イルカルボニル)アミノ]ピリジン−2−イル}オキシ)フェニル]メチルカルバミン酸tert−ブチル
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.46 (9H, s), 3.26 (3H, s), 6.96 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.07-7.10 (2H, m), 7.23-7.25 (2H, m), 7.40-7.42 (1H, m), 7.46-7.50 (2H, m), 7.62-7.64 (2H, m), 7.71-7.73 (2H, m), 7.95-7.97 (3H, m), 8.26 (1H, dd, J = 8.8, 2.6 Hz), 8.30 (1H, d, J = 2.6 Hz).
【0130】
(実施例1)
N−{6−[2−フルオロ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−フェノキシベンズアミドの生成
[3−フルオロ−4−({5−[(4−フェノキシベンゾイル)アミノ]ピリジン−2−イル}オキシ)フェニル]メチルカルバミン酸tert−ブチル(0.53g)をTFA(4mL)中に溶解し、室温で5分間撹拌した。混合液を減圧下で濃縮し、残渣をAcOEt中に溶解した。氷冷した5MのNaOHを加えてpHを12に調節し、混合液をAcOEtで抽出した。有機層を水及びNaCl飽和水溶液で洗浄し、無水MgSO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をEt
2O中に溶解し、溶液を1日撹拌した。得られた沈殿物を回収し、Et
2Oで洗浄して、白色粉末状の表題化合物(0.29mg)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.83 (3H, s), 3.78 (1H, brs), 6.35-6.44 (2H, m), 6.96 (1H, d, J = 9.3 Hz), 6.99-7.09 (5H, m), 7.17-7.22 (1H, m), 7.36-7.43 (2H, m), 7.68 (1H, s), 7.84 (2H, d, J = 8.9 Hz), 8.16-8.23 (2H, m).
以下の化合物を、好適な出発原料を用いて、実施例1におけるのと実質的に同じ方法で生成した。
【0131】
(実施例2)
N−{6−[2−フルオロ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ビフェニル−4−カルボキサミド
融点:190.0〜190.5℃(分解)
【0132】
(実施例3)
N−{6−[2−フルオロ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.82 (3H, s), 6.32-6.46 (2H, m), 6.91-7.06 (2H, m), 7.74 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.89 (1H, s), 7.97 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.19 (1H, dd, J = 8.7, 2.7 Hz), 8.20 (1H, s).
【0133】
(実施例4)
2−フルオロ−N−{6−[2−フルオロ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.83 (3H, d, J= 5.1 Hz), 3.80 (1H, d, J = 4.9 Hz), 6.36-6.46 (2H, m), 6.98 (1H, d, J= 8.8 Hz), 7.03 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.49 (1H, d, J = 11.7 Hz), 7.60 (1H, d, J = 7.3 Hz), 8.17 (1H, dd, J = 8.8, 2.7 Hz), 8.26 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.27-8.35 (2H, m).
【0134】
(実施例5)
2,3,4−トリフルオロ−N−{6−[2−フルオロ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.83 (3H, s), 3.81 (1H, brs), 6.35-6.45 (2H, m), 6.97 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.03 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.10-7.19 (1H, m), 7.88-7.98 (1H, m), 8.12 (1H, brs), 8.13 (1H, dd, J = 8.8, 2.7 Hz), 8.24 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0135】
(実施例6)
N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−フェノキシベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.10 (3H, s), 2.83 (3H, s), 3.63 (1H, brs), 6.47 (1H, dd, J = 8.5, 2.7 Hz), -6.50 (1H, d, J = 2.4 Hz ), 6.82 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.89 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.03-7.08 (4H, m), 7.17-7.22 (1H, m), 7.38-7.41 (2H, m), 7.79 (1H, brs), 7.83-7.85 (2H, m), 8.15 (1H, dd, J = 8.8, 2.8 Hz), 8.18 (1H, d, J = 2.4 Hz).
【0136】
(実施例7)
N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ビフェニル−4−カルボキサミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.11 (3H, s), 2.83 (3H, s), 3.63 (1H, brs), 6.47 (1H, dd, J = 8.4, 2.8 Hz), 6.50 (1H, d, J = 2.8 Hz), 6.83 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.90 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.39-7.41 (1H, m), 7.46-7.49 (2H, m), 7.61-7.64 (2H, m), 7.69-7.71 (2H, m), 7.91 (1H, brs), 7.92-7.95 (2H, m), 8.19 (1H, dd, J= 8.8, 2.8 Hz), 8.22 (1H, d, J= 2.4 Hz).
【0137】
(実施例8)
N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミドの生成
メチル{3−メチル−4−[(5−{[4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ}ピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}カルバミン酸tert−ブチル(0.60g)のCH
2Cl
2(1mL)中溶液に、0℃で、TFA(3.32mL)を3回に分けて加えた。0℃で30分間撹拌後、混合液を減圧下で濃縮し、残渣をAcOEt中に溶解した。氷冷した2MのNaOH(10mL)を加え、混合液をAcOEtで抽出した。有機層を水及びNaCl飽和水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。Et
2O(20mL)を加えた後、溶液を激しく撹拌した。得られた沈殿物を回収し、沈殿物をEt2O/AcOEt/ヘキサンから再結晶させて、白色粉末状の表題化合物(0.44g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.09 (3H, s), 2.83 (3H, s), 3.64 (1H, s), 6.46 (1H, dd, J = 8.5, 2.9 Hz), 6.49 (1H, d, J = 2.9 Hz), 6.83 (1H, d, J = 9.0 Hz), 6.88 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.74 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.92-8.01 (3H, m), 8.14 (1H, dd, J = 8.9, 2.8 Hz), 8.21 (1H, d, J = 2.7 Hz).
以下の化合物を、好適な出発原料を用いて、実施例8におけるのと実質的に同じ方法で生成した。
【0138】
(実施例9)
2−フルオロ−N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.11 (3H, s), 2.84 (3H, s), 3.65 (1H, brs), 6.48 (1H, dd, J = 8.4, 2.8 Hz), 6.51 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.84 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.90 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.48 (1H, d, J = 11.7 Hz), 7.60 (1H, d, J = 8.1 Hz), 8.13 (1H, dd, J = 8.8, 2.8 Hz), 8.27 -8.34 (3H m).
【0139】
(実施例10)
N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−フェノキシベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.84 (3H, s), 6.61-6.64 (2H, m), 6.86 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.96-6.99 (2H, m), 7.03-7.07 (4H, m), 7.18-7.21 (1H, m), 7.38-7.41 (2H, m), 7.80 (1H, brs), 7.83-7.85 (2H, m), 8.15 (1H, dd, J = 8.8, 2.8 Hz), 8.20 (1H, d, J = 2.8 Hz).
【0140】
(実施例11)
N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ビフェニル−4−カルボキサミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.84 (3H, s), 6.62-6.64 (2H, m), 6.87 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.98-6.99 (2H, m), 7.40-7.41 (1H, m), 7.46-7.49 (2H, m), 7.61-7.64 (2H, m), 7.69-7.71 (2H, m), 7.90 (1H, brs), 7.93-7.95 (2H, m), 8.19 (1H, dd, J = 8.8, 2.6 Hz), 8.24 (1H, d, J = 2.6 Hz).
【0141】
(実施例12)
N−{6−[2−メトキシ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミドの生成
{4−[(5−アミノピリジン−2−イル)オキシ]−3−メトキシフェニル}メチルカルバミン酸tert−ブチル(0.60g)及びトリエチルアミン(0.26g)のAcOEt(10mL)溶液に、0℃で、4−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド(0.38g)を加えた。混合液を室温で1時間撹拌した。混合液を水中に注ぎ、AcOEtで抽出した。有機層を水、NaCl飽和水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/AcOEt=9/1から7/3)によって精製して黄色非結晶粉末を得た。この粉末をCH
2Cl
2(10mL)中に溶解し、TFA(1mL)を加えた。混合液を室温で2時間撹拌した。減圧下で溶媒を除去した後、残渣をNaHCO
3飽和水溶液中に注ぎ、AcOEtで抽出した。有機層を水、NaCl飽和水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/AcOEt=7/3から3/7)によって精製して、無色油状の表題化合物(0.42g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.84 (3H, s), 3.73 (3H, s), 6.20 (1H, dd, J = 8.5, 2.7 Hz), 6.25 (1H, d, J = 2.7 Hz), 6.89 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.95 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.74 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.94-8.02 (3H, m), 8.11-8.22 (2H, m).
以下の化合物を、好適な出発原料を用いて、実施例12におけるのと実質的に同じ方法で生成した。
【0142】
(実施例13)
N−{6−[2−メトキシ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−フェノキシベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.84 (3H, s), 3.73 (3H, s), 3.74 (1H, s), 6.18-6.27 (2H, m), 6.88 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.94-6.98 (1H, m), 7.01-7.09 (4H, m), 7.17-7.22 (1H, m), 7.36-7.43 (2H, m), 7.72-7.87 (3H, m), 8.11-8.18 (2H, m).
【0143】
(実施例14)
N−{6−[2−メトキシ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ビフェニル−4−カルボキサミド
融点:161.4〜161.8℃
【0144】
(実施例15)
2−フルオロ−N−{6−[2−メトキシ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.86 (3H, s), 3.65-3.85 (1H, brm), 3.75 (3H, s), 6.22 (1H, dd, J = 8.5, 2.7 Hz), 6.28 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.90 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.97 (1H, d, J =8.5 Hz), 7.48 (1H, d, J = 11.7 Hz), 7.60 (1H, d, J = 8.1 Hz), 8.12 (1H, dd, J = 8.8, 2.7 Hz), 8.24-8.35 (3H, m).
【0145】
(実施例16)
2,3,4−トリフルオロ−N−{6−[2−メトキシ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.86 (3H, s), 3.68-3.78 (4H, m), 6.22 (1H, dd, J = 8.5, 2.7 Hz), 6.27 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.90 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.97 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.10-7.19 (1H, m), 7.89-7.97 (1H, m), 8.06-8.16 (2H, m), 8.24 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0146】
(実施例17)
2,3,4−トリフルオロ−N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.11 (3H, s), 2.83 (3H, s), 3.57-3.72 (1H, m), 6.48 (1H, dd, J = 8.5, 2.9 Hz), 6.51 (1H, d, J = 2.9 Hz), 6.83 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.90 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.10-7.19 (1H, m), 7.87-7.96 (1H, m), 8.07-8.12 (1H, m), 8.12-8.21 (1H, m), 8.23-8.28 (1H, m).
【0147】
(実施例18)
N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.84 (3H, s), 6.61-6.63 (2H, m), 6.87 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.94-6.97 (2H, m), 7.73-7.75 (2H, m), 7.97-7.99 (2H, m), 8.04 (1H, brs), 8.14 (1H, dd, J = 8.8, 2.6 Hz), 8.23 (1H, d, J = 2.6 Hz).
【0148】
(実施例19)
2−フルオロ−N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.85 (3H, s), 3.70 (1H, brs), 6.63-6.65 (2H, m), 6.88 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.98-7.00 (2H, m), 7.49 (1H, d, J = 12.0 Hz), 7.60 (1H, dd, J = 8.3, 1.0 Hz), 8.14 (1H, dd, J = 8.8, 2.8 Hz), 8.28-8.34 (3H, m).
【0149】
(実施例20)
2,3,4−トリフルオロ−N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド
2,3,4−トリフルオロ−N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミドの生成
tert−ブチル{4−[(5−アミノピリジン−2−イル)オキシ]フェニル}メチルカーバメート(0.50g)及びトリエチルアミン(0.32g)のAcOEt(10mL)溶液に、0℃で、2,3,4−トリフルオロベンゾイルクロリド(0.37g)を加えた。混合液を室温で1時間撹拌した。混合液を水中に注ぎ、AcOEtで抽出した。有機層を水、NaCl飽和水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をCH
2Cl
2(10mL)中に溶解し、TFA(3mL)を加えた。室温で2時間撹拌した後、混合液をNaHCO
3飽和水溶液中に注ぎ、AcOEtで抽出した。有機層を水、NaCl飽和水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/AcOEt=2/1)によって精製して、白色固体の表題化合物(0.55g)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 2.84 (3H, s), 3.71 (1H, brs), 6.62-6.65 (2H, m), 6.87 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.97-6.99 (2H, m), 7.11-7.18 (1H, m), 7.89-7.95 (1H, m), 8.10 (1H, dd, J = 8.8, 2.7 Hz), 8.14-8.17 (1H, br m), 8.27 (1H, d, J = 2.7 Hz).
【0150】
(実施例21)
N−{6−[2−フルオロ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−フェノキシベンズアミド塩酸塩の生成
N−{6−[2−フルオロ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−フェノキシベンズアミド(0.34g)のEtOH(7mL)溶液に、0℃で、6MのHCl(0.14mL)を加えた。結果として生じた混合液を0℃で撹拌した。得られた沈殿物をEtOH/H
2Oから再結晶させて、白色粉末の表題化合物(0.28g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 2.76 (3H, s), 6.60-6.69 (1H, m), 6.70-6.80 (1H, m), 7.06 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.08-7.17 (5H, m), 7.20-7.26 (1H, m), 7.43-7.49 (2H, m), 8.01 (2H, d, J = 9.4 Hz), 8.18 (1H, dd, J = 8.8, 2.7 Hz), 8.41 (1H, d, J = 2.2 Hz), 10.35 (1H, s).
以下の化合物を、好適な出発原料を用いて、実施例21におけるのと実質的に同じ方法で生成した。
【0151】
(実施例22)
2−フルオロ−N−{6−[2−フルオロ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 2.77 (3H, s), 6.66-6.76 (1H, m), 6.77-6.88 (1H, m), 7.10 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.17 (1H, t, J = 8.9 Hz), 7.75 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.87-7.95 (2H, m), 8.17 (1H, dd, J = 9.0, 2.7 Hz), 8.38 (1H, d, J = 2.4 Hz), 10.78 (1H, s).
【0152】
(実施例23)
2,3,4−トリフルオロ−N−{6−[2−フルオロ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド塩酸塩
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 2.78 (3H, s), 6.70-6.81 (1H, m), 6.82-6.94 (1H, m), 7.10 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.19 (1H, t, J = 8.8 Hz), 7.44-7.54 (1H, m), 7.56-7.65 (1H, m), 8.16 (1H, dd, J = 8.8, 2.7 Hz), 8.37 (1H, d, J = 2.4 Hz), 10.70 (1H, s).
【0153】
(実施例24)
N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩の生成
N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(0.30g)のEtOH(3mL)溶液に、0℃で、6MHCl水溶液(0.13mL)を加えた。結果として生じた混合液を0℃で撹拌した。得られた沈殿物をEtOH/H
2Oから再結晶させて、白色粉末状の表題化合物(0.20g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 2.14 (3H, s), 2.91 (3H, s), 7.11 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.17 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.32 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 7.36-7.43 (1H, m), 7.93 (2H, d, J = 8.3 Hz), 8.19 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.25 (1H, dd, J = 8.9, 2.8 Hz), 8.48 (1H, d, J = 2.4 Hz), 10.71 (1H, s).
以下の化合物を、好適な出発原料を用いて、実施例24におけるのと実質的に同じ方法で生成した。
【0154】
(実施例25)
2,3,4−トリフルオロ−N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド塩酸塩
融点:222.9〜225.4℃(分解)
【0155】
(実施例26)
N−{6−[2−メトキシ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−フェノキシベンズアミド塩酸塩
融点:202.2〜202.3℃
【0156】
(実施例27)
N−{6−[2−メトキシ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩
融点:217.6〜218.2℃
【0157】
(実施例28)
2−フルオロ−N−{6−[2−メトキシ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩
融点:197.0〜198.1℃
【0158】
(実施例29)
2,3,4−トリフルオロ−N−{6−[2−メトキシ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド塩酸塩
融点:207.1〜209.8℃
【0159】
(実施例30)
N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 2.90 (3H, s), 7.12 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.23-7.24 (2H, m), 7.42-7.44 (2H, m), 7.92-7.94 (2H, m), 8.18-8.20 (2H, m), 8.26 (1H, dd, J = 8.8, 2.6 Hz), 8.54 (1H, d, J = 2.6 Hz), 10.73 (1H, s).
【0160】
(実施例31)
2−フルオロ−N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 2.89 (3H, s), 7.11 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.20-7.22 (2H, m), 7.37-7.39 (2H, m), 7.75 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.90-7.94 (2H, m), 8.20 (1H, dd, J = 8.8, 2.6 Hz), 8.46 (1H, d, J = 2.6 Hz), 10.83 (1H, s).
【0161】
(実施例32)
2,3,4−トリフルオロ−N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド塩酸塩(1:1)の生成
2,3,4−トリフルオロ−N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド(0.55g)のEtOH(10mL)溶液に、室温で、6MのHCl(0.27mL)を加えた。結果として生じた混合液を室温で撹拌した。得られた沈殿物をろ過によって回収して、白色粉末状の表題化合物(0.35g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 2.89 (3H, s), 7.11 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.20-7.23 (2H, m), 7.38-7.40 (2H, m), 7.47-7.52 (1H, m), 7.58-7.64 (1H, m), 8.18 (1H, dd, J = 8.8, 2.7 Hz), 8.45 (1H, d, J = 2.7 Hz), 10.75 (1H, s).
以下の化合物は、好適な出発原料を用いて、実施例21におけるのと実質的に同じ方法で生成することができる。
【0162】
(実施例33)
N−{6−[2−フルオロ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ビフェニル−4−カルボキサミド塩酸塩
【0163】
(実施例34)
N−{6−[2−フルオロ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩
【0164】
(実施例35)
N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−フェノキシベンズアミド塩酸塩
【0165】
(実施例36)
N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ビフェニル−4−カルボキサミド塩酸塩
【0166】
(実施例37)
2−フルオロ−N−{6−[2−メチル−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド塩酸塩
【0167】
(実施例38)
N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−フェノキシベンズアミド塩酸塩
【0168】
(実施例39)
N−{6−[4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ビフェニル−4−カルボキサミド塩酸塩
【0169】
(実施例40)
N−{6−[2−メトキシ−4−(メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ビフェニル−4−カルボキサミド塩酸塩
【0170】
薬理学的試験
癌細胞に対する抗増殖効果(in vitro)
ヒト肝癌細胞(HuH−7)の増殖阻害を、Skehan P.ら(J Natl Cancer Inst.、1990年7月4日、82巻(13):1107〜12頁)の方法に基づき、スルホローダミンB法によって決定した。この研究では、HuH−7細胞を、96ウエルマイクロプレート中10%ウシ胎児血清を含むDMEM培地上に接種した。5%二酸化炭素の存在下、37℃で24時間インキュベートした後、試験化合物を加え、細胞をさらに5日間インキュベートした。インキュベート後、トリクロロ酢酸溶液を加えて最終濃度を10%とし、細胞を4℃で1時間放置して固定した。次いで、細胞を水で洗浄して培地及びトリクロロ酢酸を除去し、空気乾燥した。乾燥した細胞を、スルホローダミンBで染色するまで4℃で貯蔵した。各ウエルに0.4%スルホローダミンBを含む1%酢酸溶液を加え、室温で20分から30分間放置した。上清を廃棄した後、各ウエルを1%酢酸溶液で洗浄し、撹拌しながら10mMTris(tris−(ヒドロキシメチル)アミノメタン)溶液を加えて、細胞中に取り込まれた色素を溶出した。次いで、測定波長492nm及び参照波長690nmで光学密度を決定し、差を計算した。各ウエルにおける細胞増殖活性を、試験ウエルにおけるODから、細胞を含まない対照ウエルにおけるODを差し引くことによって決定した値(492nmと690nmにおける吸光度の間の差)と定義した。
【0171】
試験化合物の50%阻害濃度(IC
50(nM))を、試験化合物を含むウエルにおける細胞増殖活性を、試験化合物を含まない対照の細胞増殖活性と比べることによって決定した。
【0172】
結果を表2に示す。
【0173】
【表2】
【0174】
肝ミクロソームにおける代謝安定性の試験
この研究では、0.22mg/mLの肝ミクロソーム222.5μLを各試験管に分配し、100μMの試験化合物2.5μLをそれらに加えた。次いで、この混合液22.5μLを、0分試料としてアセトニトリルをスパイクしたIS500μLに分割し、残渣を37℃で5分間、プレインキュベートした。10mMのNADH/NADPH22.5μLを加えることによって反応を開始し、10分後及び20分後、反応混合液25μLを、アセトニトリルをスパイクしたIS500μLに分割した。試料を遠心分離し(5700rpm、4℃、10分)、上清をLC/MS/MSによって分析した。残存パーセントの対数vsインキュベーション時間の関係(−k
e)からの直線回帰の傾きを計算し、固有クリアランス(CL
int)を、以下の等式を用いて計算した。
【数1】
【0175】
結果を表3に示す。
【0176】
【表3】
【0177】
安定性試験
長期間安定性試験を行わないで化合物の安定性を推定するために、溶解した化合物の安定性を、熱ストレス及び酸ストレスの条件下で評価した。
【0178】
試験化合物約0.005gを移動相50mL中に溶解し、この溶液を試験溶液として用いた。溶液を褐色ガラスバイアル中に入れ、試験期間の間、70℃で貯蔵した。以下の条件による液体クロマトグラフィー下、以下の指示されたサンプリング点で、各試料溶液20μLで試験を行った。溶液中で検出された全ピーク面積における試験化合物のピーク面積の残存率(%)を、自動積分法によって決定した。操作条件は以下の通りであった。検出器:紫外線吸収光度計(波長254nm);カラムA:液体クロマトグラフィー用オクタデシルシラン処理したシリカゲルを充填した、内径約4mm及び長さ約15cmのステンレススチール製カラム(粒子径5um);カラム温度:約40℃の恒温;移動相:水、アセトニトリル、及びトリフルオロ酢酸(500:500:1)の混合液;流速:1mL/分;測定時間:25分;サンプリング点:0日目、1日目、及び3日目。試験化合物のピーク面積の残存率(%)は以下の通りに計算する。化合物のピーク面積/溶液中に検出された全ピーク面積×100。
上記の方法によって、実施例30などのいくつかの代表的な化合物は優れた貯蔵安定性を有することが確認された。